JP3965503B2 - 切粉受けカバー体を備えた穿孔具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は被穿孔体に対して透孔を穿設する穿孔具に関するものであり、特には、構造が簡単で、透孔を被穿孔体に対して穿孔する際に発生する切粉の飛び散りとこぼれ落ちが確実に防止でき、しかも当該切粉を簡単に排除できる、切粉受けカバーを備えた穿孔具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、被穿孔体に対して透孔を穿設する際に発生する切りかすの飛散防止用のカバー体を設けた多種多様の穿孔具が開発され広く市販されている。
【0003】
一方、天井材や壁材等の被穿孔体に透孔を穿孔する際に産生する切りかすを受けるカバー体を設けた穿孔具として、例えば実公昭61−28653号公報に記載の穿孔具が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、実公昭61−28653号公報に記載の穿孔具に代表される従来の切りかすを受けるカバー体を設けた穿孔具にあっては、天井材のような水平方向の被穿孔体に対して透孔を穿孔する場合や、例えば立設する壁の壁裏に配置された配線ボックスの前面を壁表に臨ませるため壁材に対して透孔を穿孔する場合には、穿孔作業中は切りかすを飛び散らせることなく穿設作業を行うことができるものの、透孔を穿設した後、穿孔具を被穿孔体から離すと、或いは穿孔具を傾けると、カバー体の内部に収容された切りかすはこのカバー体からこぼれ落ちてしまうという不具合があった。
【0005】
本発明はこのような実状に鑑み鋭意創案されたものであって、その解決すべき課題は、従来の穿孔具が具有する上述した不具合や問題を解消することである。そして、その目的とするところは、構造が簡単で、透孔を被穿孔体に対して穿孔する際に発生する切粉の飛び散りとこぼれ落ちが確実に防止でき、しかも当該切粉を簡単に排除できる、切粉受けカバー体を備えた穿孔具を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として採用した請求項1の発明の要旨とするところは、被穿孔体に対して穿設する透孔の周縁に当接する端面を有して該透孔を穿設する際に発生する切粉の飛散を防止すると共に該切粉を捕集する切粉受けカバー体を備え、該カバー体の内側に収容されこのカバー体の端面より前方に向けて回転しながら突出させて前記透孔を前記被穿孔体に対して穿孔する穿孔刃を有する穿孔具であって、
該切粉受けカバー体は開口した前記端面を有するカップ状の脚を備え、該脚の側壁面には、この切粉受けカバー体の内側に捕集された切粉を排除するための排出口が形成され、該排出口は、排出体によって着脱自在に覆われてなり、前記排出体は排出口を覆った状態で前記脚の前記開口と対面する底面と側面とにわたる側壁面の一部を構成すべく塵取りの塵受部形状に形成されていることを特徴とするものである。
【0007】
このような構成を採用した請求項1に記載の切粉受けカバー体を備えた穿孔具によると、壁材や天井材等のような被穿孔体に対して透孔を穿設する際に発生する切粉を、塵受部形状の排出体に捕集しながら(切粉のこぼれ落ちを防止しながら)当該透孔を穿孔できる。また、この排出体に捕集された切粉は、適宜簡単に取り出しできこれを処分できる。すなわち、被穿孔体に対して透孔を穿設する際に、切粉が作業現場の周りに飛散することが防止できて作業現場が汚れないだけでなく、排出体に捕集された切粉を、簡単に廃棄することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明となる穿孔具について、図面に示した実施例に従って詳細に説明する。
【0011】
図1は、第1実施例の切粉受けカバー体を備えた穿孔具10を示す部分破断正面図、図2は同じく部分破断側面図である。
【0012】
図に示すように、この穿孔具20は、回転駆動工具に先端が着脱自在に取付され該回転駆動工具により回転駆動する回転軸1と、該回転軸1に一端が着脱自在に止着され壁材に穿設する透孔の穿孔中心の位置を提供するセンター軸2と、前記透孔の穿孔中心の位置と同心状の中心貫通孔が形成され該中心貫通孔に前記回転軸1の下方が着脱自在に挿嵌され、かつ前記中心貫通孔より所定の間隔離間した相対向する両側に取り付けた刃体ブラケット3を介して止着せしめた穿孔刃4を有する回転体5とからなる本体ブロック6と、
側壁面に切りかすの排出口7aが形成された前記回転体5の全体を覆うカップ状の脚7bと、該脚7bの上部に一体形成され前記回転軸1が挿通される挿通孔7cを設けた筒状部7dと、切りかすを捕集し収納し得るスクラップ キャッチャー7iと、前記排出口7aの全体を覆うように着脱自在に装着できる排出体7eと、からなるカバー体7と、
該カバー体7の上面に固設され前記本体ブロック6の移動距離を制限する切込み深さ調節装置12と、を具備する構成からなるものである。
【0013】
前記回転軸1は、回転駆動工具に着脱自在に取付可能な把持部1aと、該把持部1aから延び先端を開口する円筒状の空間を有するハウジング1bとを一体に備え、回転軸1の下部軸心に後述するセンター軸2に形設された被取着部2aに挿脱自在に挿入可能な取着部1cが形設されている。また、前記ハウジング1b内には、弾発力によりセンター軸2を突出方向に向けて常時付勢するとともに、弾発力に抗してハウジング1bの内方に没入可能とするコイルスプリング(弾性体)1dが内装されている。このスプリング1dは、一端をハウジング1bの内底面に弾支し、他端をセンター軸2に形成された被取着部2aに弾支せしめている。
【0014】
前記センター軸2は、一端に前記ハウジング1bに形成された取着部1cと対応する形状に形成された被取着部2aが形設されており、該被取着部2aに前記回転軸2に形設された取着部1cが挿脱自在に取り付けされ、ストッパーリング(着脱手段)2bにより回転軸1に対して空転するよう止着できるようになっており、また、前記センター軸2の他端には尖端2cが一体形成されており、この尖端2cは被穿孔体の表面に進入させることができるようになっている。
【0015】
前記センター軸2は、一端に前記ハウジング1bに形成された取着部1cと対応する形状に形成された被取着部2aが形設されており、該被取着部2aに前記回転軸2に形設された取着部1cが挿脱自在に取り付けされ、ストッパーリング(着脱手段)2bにより回転軸1に対して空転するよう止着できるようになっており、また、前記センター軸2の他端には尖端2cが一体形成されており、この尖端2cは被穿孔体の表面に進入させることができるようになっている。
【0016】
前記回転体5には、前記中心貫通孔より所定の間隔離間した相対向する両側の位置にそれぞれナット形状に形成された固着部が形成されており、この固着部に刃体ブラケット6がボルト止めできるようになっている。
【0017】
すなわち、このセンター軸2は、前記回転軸1に取り付けられ空転可能であり、前記回転軸1内に内装されたコイルスプリング1dの復元力により突出方向に付勢されているものの、本発明の穿孔具20の全体を被穿孔体に向けて押し付けると、前記尖端2cを被穿孔体の表面に進入させそのままの状態でセンター軸2をスプリングの1d弾発力に抗して回転軸1の内方に向けて独立して没入させることができ、前記尖端2cは、被穿孔体の表面に進入させて被穿孔体に穿設する透孔の穿孔中心の位置がずれないようにするためのズレ防止として機能するようになっている。
【0018】
前記刃体ブラケット6は略直方体形状に一体形成されており、外側の側壁に雌ネジが螺刻されており、この雌ネジに螺着せしめたボルト11のボルト頭と刃体ブラケット6の側壁との間に穿孔刃4を挟持させるようになっている。また、刃体ブラケット6の中央部には長い貫通孔が形成されており、この貫通孔を貫通して備えたボルトの先端部を前記ナット形状に形成された固着部に螺着することにより、前記回転体の両側に固定するようになっている。
但し、回転体に取付ける刃体ブラケットの形状や数量等を限定するものではなく、各穿孔刃が前記センター軸の中心を中心として同一の円軌跡を描くように固定されていればよく、これらは適宜設計変更可能であることは云うまでもないことである。
【0019】
穿孔刃は、その刃先がV字形状に形成されていると、壁材を穿設する際の切れ味が良好であるから好ましい。
【0020】
次に、前記カバー体7を説明する。
図3はカバー体7の外観を示す全体斜視図、図4は同じく一部破断要部側面図、図5は底面図である。
図において、カバー体7には、前記回転体5の全体を覆うカップ状の脚7bと、該脚7bの上部に一体形成され前記回転軸1が挿通される挿通孔7cを設けた筒状部7dと、切りかすを捕集し収納し得るスクラップ キャッチャー7hと、前記排出口7aの周縁部に形成された係止部7gを介してその全体を覆うように着脱自在に係止せしめる排出体7eとを具備する構成からなり、その側壁面には切りかすの排出口7aが形成されている。
【0021】
前記カップ状の脚7bは、壁材や天井材等のような被穿孔体に対して穿孔される透孔の周縁にこの脚の端面7fを当接させそのままの状態でカバー体7の端面より後方から前方に向けて穿孔刃4を回転させつつ突出させ透孔を穿設する際に発生する切りかすの飛び散りを防止できるように機能するものであればよく、そして、前記排出体7eは、透孔を穿設する際に発生する切りかすの飛び散りを防止できるように機能するとともに、前記スクラップ キャッチャー7h内に捕集され収納された切りかすをこの排出口7eを介して簡単に排除できるように機能するものであればよい。
【0022】
なお、前記スクラップ キャッチャー7hの開口端にテーパー状の落し込み面が形成されていると、被穿孔体に透孔を穿設する際に産生される切りかすを、スクラップ キャッチャー7hの開口端の周りに溜ることなくスクラップ キャッチャー7hに向けて確実に移動させ、スクラップ キャッチャー7h内に落し込むことができるから、特に好ましい。
【0023】
また、前記排出体7eは塵取りの塵受部のような形状に形成されていると、この排出体の内面に切りかすをすべて集めることができ、切りかすのこぼれ落ちを防止しつつこの排出体7eを取り外すことができ、しかも、切粉のこぼれ落ちを防止しつつこの排出体7eを取り外すことができて、切粉を確実に処分できるから、極めて好適である。
【0024】
前記切込み深さ調節装置12は、本願出願人が出願した実公昭59−43045号公報に記載の「回転切削工具における切込み深さ調節装置」を援用するものであり、内周面に軸方向へ螺旋状に斜面を形成下円筒筒の下部に脚を備えた本体の筒状部に回転自在に外嵌するとともに、上部に軸方向へ摺動自在に内装された摺動子を筒状体から突出させて回転筒の螺旋状の斜面に対応させた構成からなるものである。
【0025】
次に、本実施例に基づく穿孔具20の作用を説明する。
図6乃至図8は、本実施例に基づく穿孔具20によって、壁裏に配置された配線ボックス9の一側の略全体を壁表に臨ませるため、前面に立設された壁材8に透孔10を穿設する場合を例として、透孔10の穿設方法を説明するための説明図であり、当該穿孔具10は上部を省略するとともに簡略化して示してある。
【0026】
上述したように、前記回転軸1の把持部1aは、図示しないハンディタイプの回転駆動工具におけるチャッキング部に把持され、該回転駆動工具により回転駆動される。回転軸1は、壁材に穿設する透孔10と同心状に設けたボデーの中心貫通孔に挿通され着脱自在に固着されるとともに、該ボデーには前記中心貫通孔から所定の距離離間した両側の相対向する位置に、穿孔刃4が取り付けられた刃体ブラケット3が着脱自在に固着されているから、前記回転軸1の駆動回転により、これらは一体的となって回転するようになっている。
従って、各穿孔刃4はいずれも前記センター軸2の中心を中心として同一の円軌跡を描かせながら回転でき、また、センター軸2と刃体ブラケット3との間の距離は自在に設定できるから、口径の異なる透孔を穿設できる。
【0027】
まず、図6に示すように、壁裏に配置された配線ボックスの偏心位置に設けられ予め金属箔や磁石が備えられた被探知部9dを、壁表から探知可能な探知具13によって探知し、被探知部9dの探知された位置に前記センター軸2の先端に備えられた尖端2cを押し当てると、該尖端2cは、壁材8の表面に進入して突き刺さり、透孔の中心位置を固定する位置決めとして機能する。すなわち、センター軸2のセンターが位置ズレするすることがなく、精度よく透孔10を透設できる。
【0028】
ついで、図7に示すように、穿孔具の全体を壁材8に向けて押し付けると、前記ハウジング1b内にコイルスプリング(弾性体)1dが内装され、センター軸2突出方向に向けて常時付勢されているものの、尖端2cを壁材8の表面に進入させたままの状態でセンター軸2をスプリング1dの弾発力に抗してハウジング1bの内方に没入させることができ、透孔の周縁外側に対応する位置にカバー体7の周端を当接できる。
なお、この時には、各穿孔刃4は被穿孔体に当接できないよう適宜調整された位置に固着されているから、壁材8に穿孔刃4が当たることがない。穿孔具の全体を壁材8に向けてさらに押し付けると、尖端2cを被穿孔体の表面に進入させたままの状態でセンター軸2をスプリング1dの弾発力に抗してハウジング1bの内方にさらに没入させることができ、前記穿孔刃4のすべてを壁材8に当接できる。
【0029】
ついで、前記スクラップ キャッチャー7hを下方に配置させた状態で前記ハンディタイプの回転駆動工具を回転駆動されながら穿孔具20の全体をさらに壁材8に向けて押し続けると、前記尖端2cを壁材8の表面に進入させたままの状態で穿孔刃4のみを前進させることができ、図8に示すように、穿孔刃4によって壁材8に透孔10を穿設でき、壁裏に配置された配線ボックスの一側の一部を壁表に臨ませることができる。
【0030】
この時、前記カバー体7の全体が壁材8に透孔10を穿設する際に発生する切りかすの飛び散りを防止しつつ前記スクラップ キャッチャー7hに切りかすを捕集し収納させながら透孔10を穿設できる。特に、従来の穿孔具とは異なり、穿孔作業を終了後において、図9に示すように、前記スクラップ キャッチャー7hを下方に配置させると、又は、下端全周にスクラップ キャッチャー7hが設けられた図示しない穿孔具にあっては、当該スクラップ キャッチャー7hに捕集された切りかすをそのまま収納した状態で保持できるから、被穿孔体から穿孔具20を離しても、穿孔具20を傾けても、ついで穿孔具20を傾けたまま搬送しても、スクラップ キャッチャー7hに収納された切りかすがこぼれ落ちることがなく、そして、カバー体7に設けた排出口7aを介して適宜取り出し破棄できる。
【0031】
穿孔を終えた時点でセンター軸2に設けた尖端2cが中心孔に突き刺さった形で切抜き廃材が残るから、この切抜き廃材はこの尖端2cに突き刺さった状態で透孔10から脱し、破棄できる。
【0032】
よって、第1実施例として説明した、切粉受けカバー体を備えた穿孔具は、従来の排出口のないカバー体を備えた穿孔具とは異なり、透孔を穿設する場合において、被穿孔体が水平方向から垂直方向に至る様々な角度に傾設されていても、切粉が飛び散って一面に散逸させることなくそのまま収納した状態で保持でき、穿孔を終えた時点でセンター軸2に設けた尖端2cが中心孔に突き刺さった形で切抜き廃材が残るから、の切抜き廃材をこの尖端2cに突き刺さった状態で透孔10から脱し、破棄することができ、さらに穿孔具20を傾けたまま搬送しても、排出体7eに収納された切粉がこぼれ落ちることがなくるそして、適宜破棄してこれを処分できる。
【0033】
ところで、上述した第1実施例の穿孔具10は、本発明の一実施の態様を述べたものであり、本発明の「切粉受けカバーを備えた穿孔具」とは、要する処、透孔の周縁に端面が当接するカバー体7と、該カバー体7の内側に収容されこのカバー体7の端面より前方に向けて回転しながら突出させ、前記透孔10を被穿孔体に対して穿孔する穿孔刃4とを有し、前記カバー体7に開閉自在な排出口が形成されており、必要に応じて、切粉を捕集し収納し得る排出体を着脱自在に備られる構成を有する穿孔具のすべてを指し示すものである。
【0034】
本発明を実施する場合には、本発明の要旨を越えない範囲で様々な設計変更が可能であり、例えば、前記排出口7aの周縁部に形成された係止部7gを介して排出体7eを着脱自在に係止するという構成に代えて、前記排出口7aの周縁部にこの排出口の全面を覆う形状に形成された蓋部材を枢支させ又はスライドさせて開閉自在とした構成であってもよい(図示しない)。前記カップ状の脚7b、排出口7a、排出体7e若しくは蓋部材等の各寸法形状や材質などはいずれも適宜設計変更できる事項である。
【0035】
最後に、上述した本発明の穿孔具の使用方法も様々な態様があり、例えば図10に示すように、前面を覆う壁材に透孔を直接穿設することにより、壁裏に配置されていたケーブルとか、或いはケーブルに接続された配線器具などを壁表に引っ張り出して壁表に臨ませ、配線器具取付枠を介在させて壁材に固定することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述したように、 請求項1に記載の切粉受けカバーを備えた穿孔具によると、前記カバー体の内側特にはスクラップキャッチャーに捕集され収納された切粉を排出するための排出口が形成され該排出口には蓋部材が開閉自在に備えられているから、この排出口を介して被穿孔体に透孔を穿設する際に産生された切粉を適宜簡単に排除でき、作業現場が汚れない。
【0037】
請求項2に記載の切粉受けカバーを備えた穿孔具によると、前記カバー体に、前記スクラップ キャッチャーに捕集され収納された切粉を排出するための排出口が形成され、該排出口にこの排出口を覆う排出体を着脱自在に備えられているから、この切粉受けカバーを備えた穿孔具は、請求項1に記載の切粉受けカバーを備えた穿孔具の作用効果に加えて、スクラップ キャッチャー内に捕集され収納された切粉を排出体の内面に集め、切粉の落ちこぼれを防止しつつこの排出体を取り外し、そのままの状態で切粉を確実に排除できる。
【0038】
すなわち、本発明にかかる切粉受けカバーを備えた穿孔具は構造が簡単であり、作業現場において、カバー体の内部に切粉を捕集してこれを収容できるから、切粉が飛び散ったりこぼれ落ちて一面に散逸させることなく被穿孔体に透孔を穿設することができ、そして、仮に穿孔具を被穿孔体から離したとしてもカバー体の内部に切粉を収容したまま保持でき、しかも、切粉を簡単に取り出しできてこれを破棄処分できるという実効性があり、透孔の穿孔作業性が優れるようになるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例の穿孔具を示す一部を破断した正面図である。
【図2】図2は図1の穿孔具を示す一部を破断した側面図である。
【図3】図3はカバー体の外観を示す全体斜視図である。
【図4】図3は図3のカバー体を示す一部破断した要部側面図である。
【図5】図5は図3のカバー体の底面図である。
【図6】図6、配線ボックスの被探知部と対応する部分を、被穿孔体の表側から探知具によって探知している状態を示す縦断面図である。
【図7】図7は、穿孔具を用いて、配線ボックスの被探知部と対応する位置を穿孔中心とする透孔を被穿孔体に対して穿孔している状態を示す縦断面図である。
【図8】図8は、被穿孔体に対して透孔を穿設した後、被探知部を折取っている状態を示す縦断面図である。なお、着脱自在に掛止する再利用タイプのものである場合には、配線ボックスから取り外して再利用する。
【図9】図9は、スクラップ キャッチャーに捕集し収納させた切粉を排出体側に集めた状態を示す要部説明図であり、この後、排出体は切粉とともに取り外され、破棄される。
【図10】図10は、実施例の穿孔具の使用に関する他の実施態様を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…回転軸
1a…把持部
1b…ハウジング
1c…取着部
1d…スプリング(弾性体)
2…センター軸
2a…被取着部
2b…ストッパーリング(着脱手段)
2c…尖端
3…刃体ブラケット
3a…雌ネジ
3b…貫通孔
4…穿孔刃
5…回転体
6…本体ブロック
7…カバー体
7a…排出口
7b…脚
7c…挿通孔
7d…筒状部
7e…排出体
7f…周縁
7g…係止部
7h…スクラップ キャッチャー
7i…落し込み面
8…壁材
9…配線ボックス
9a…配線ボックス本体
9b…位置決め部
9c…ボス体
9d…被探知部
10…透孔
11…ボルト
12…切込み深さ調節装置
13…探知具
14…切りかす
15a…配線器具取付枠
15b…配線器具
20…穿孔具

Claims (1)

  1. 被穿孔体に対して穿設する透孔の周縁に当接する端面を有して該透孔を穿設する際に発生する切粉の飛散を防止すると共に該切粉を捕集する切粉受けカバー体を備え、該カバー体の内側に収容されこのカバー体の端面より前方に向けて回転しながら突出させて前記透孔を前記被穿孔体に対して穿孔する穿孔刃を有する穿孔具であって、
    該切粉受けカバー体は開口した前記端面を有するカップ状の脚を備え、該脚の側壁面には、この切粉受けカバー体の内側に捕集された切粉を排除するための排出口が形成され、該排出口は、排出体によって着脱自在に覆われてなり、前記排出体は排出口を覆った状態で前記脚の前記開口と対面する底面と側面とにわたる側壁面の一部を構成すべく塵取りの塵受部形状に形成されていることを特徴とする、切粉受けカバー体を備えた穿孔具。
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