JP3965237B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、X−Yアドレス型の固体撮像素子を用いた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、X−Yアドレス型の固体撮像素子としては、図6に示すような構成のものが知られている。図6において、1は受光画素、2は該受光画素の周辺部に配置されている遮光されたOB(Optical Black )画素、3,4は受光画素1を走査し読み出すための垂直及び水平走査回路である。そして、このように構成されているX−Yアドレス型の固体撮像素子は、その水平走査回路及び垂直走査回路の駆動方法を工夫して制御することにより、任意の画素の信号を読み出すこと、すなわちランダムアクセスが可能であることが知られている。
【0003】
また、一般に固体撮像素子においては、温度等の周囲環境の変化に対して安定した撮像動作を行うため、垂直もしくは水平ブランキング期間に遮光されたOB画素を読み出して、その出力レベルがある基準レベルになるようにOBクランプを行っている。
【0004】
例えば、特開平9−163236号公報には、受光画素の周辺部に遮光されたOB画素を備えたX−Yアドレス型の固体撮像素子を用い、任意の画素数おきの受光画素を読み出すモードと、全画素を読み出すモードでの駆動を可能にした撮像装置の駆動方法において、(1)任意の画素数おきの受光画素を読み出すモード時にはOB画素も間引いて低速で読み出す、(2)任意の画素数おきの受光画素を読み出すモード時にはOB画素を間引かずに読み出す、また(3)全画素を読み出すモード時にはOB画素を間引かずに読み出すようにした駆動方法が開示されている。
【0005】
また、特開平9−163244号公報には、受光画素の周辺部に遮光されたOB画素を備え、任意領域からの受光画素を読み出すモードで駆動できるようにした撮像装置において、水平又は垂直ブランキング期間に受光画素周辺部のOB画素を読み出すようにし、これにより任意領域からの受光画素を読み出すモードのときにも安定してOBクランプ動作できるようにしたものについて開示がなされている。また、一般にX−Yアドレス型の固体撮像素子は、FPN(固定パターンノイズ)が大きく、これを抑圧する必要があり、このFPNの抑圧方法としては、例えば特開平7−15666号公報には、画素から映像信号を読み出した後のリセット直後に読み出した画素信号をFPNとしてメモリに書き込み、これを映像信号から減算して、FPNを抑圧するように構成したものについて開示がなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、X−Yアドレス型の固体撮像素子は、信号を読み出す画素を選択する走査回路を工夫することにより、ランダムアクセスが可能となるものであり、例えば、垂直、水平画素H×V=2048×2048の 420万画素の撮像素子で、通常の全画素読み出しの他に、全撮像領域を水平、垂直共に1/4に間引いて、H×V= 512×512 画素だけ読み出すこと、あるいは任意の画素領域から受光画素を読み出すこと等が可能である。
【0007】
ところで、図7の(A)に示すように、信号を読み出す各ラインの受光画素1の前に配置したOB画素2−1をOBクランプ動作のために読み出すようにした固体撮像素子において、全撮像領域からの間引き読み出しモード、領域Aの読み出しモード、及び領域Bの読み出しモードで駆動を行うと、モニタ等にはそれぞれ図7の(B),(C),(D)に示すように表示されることになる。この際、OB画素を用いたOBクランプ動作と共にFPN抑圧動作を行わせた場合の動作態様について説明する。FPNの抑圧は、最初の1フレームはリセット直後の信号が読み出されるように固体撮像素子を駆動し、その信号をFPNとしてメモリに記憶しておき、次のフレーム以降では映像信号から前記メモリに記憶されているFPNを減算してFPNを抑圧するようにしており、一方、OBクランプ動作の時定数は、安定性の観点から通常数100ms に設定されている。したがって、例えば間引き読み出しモードから領域Aの読み出しモードに移行した場合、その移行時の最初の1フレームのリセット直後の信号をFPNとしてメモリに書き込む期間は、ほぼ移行前の間引き読み出しを行っていたときのOB画素の出力に応じたOBクランプ動作が行われ、徐々に領域Aの読み出し時に対応するOB画素の出力に応じたOBクランプ動作に収束するようになる。よって、OBクランプ動作のために読み出されるOB画素に、垂直方向のばらつきによるシェーディングがある場合には、間引き読み出しモード時や領域Aの読み出しモード時における画像の読み出し位置によって、読み出されるOB画素の出力レベルが異なるので、FPNをメモリに書き込む最初の1フレーム期間におけるDCレベルと、数100ms かかってOBクランプ動作が安定したときのDCレベルが異なることになる。したがって、FPNとしてメモリに書き込まれるデータがオフセットをもち、そのオフセットをもつFPNデータを映像信号から減算してFPNを抑圧するようにしているので、FPN抑圧後の映像出力にもオフセット分の誤差を含んでしまうという問題点がある。
【0008】
また、1ショットの全画素読み出し撮像を行う場合にもOBクランプ動作が必要であるが、OBクランプ回路の時定数は通常数100ms であるから、1ショットの撮像は短時間で行われるため安定したOBクランプ動作を行うことができないという問題点がある。
【0009】
本発明は、従来のOBクランプ手段と共にFPN抑圧手段を備えた撮像装置における上記問題点を解消するためになされたもので、請求項1及び2記載の発明は、信号読み出しモードあるいは読み出し画素の位置及び/又は画素数が変わっても、安定したOBクランプ動作が行われ、正しくFPN抑圧ができるようにした撮像装置を提供することを目的とする。また、請求項3記載の発明は、全画素読み出し時にも安定したOBクランプ動作が行われ、確実なFPN抑圧動作が行われるようにした撮像装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1記載の発明は、受光画素と該受光画素の周辺部に遮光されたOB画素を有するX−Yアドレス型固体撮像素子を備え、該固体撮像素子を、任意の画素数おきの受光画素を読み出すモードと任意領域の受光画素を読み出すモードの両方又は一方の信号読み出しモードで駆動できるようにした撮像装置において、前記2つの信号読み出しモード、あるいは前記2つの信号読み出しモードにおける読み出し受光画素の位置及び/又は画素数に係わらず、常に同じ位置のOB画素を読み出しOBクランプ動作を行う手段を備えていることを特徴とするものである。
【0011】
このように、2つの読み出しモード、あるいは2つの読み出しモードにおける読み出し受光画素の位置及び/又は画素数に係わらず、常に同じ位置のOB画素を読み出して、OBクランプ動作を行うようにしているので、信号読み出しモードが変わったり、あるいは各信号読み出しモードにおける読み出し受光画素の位置及び/又は画素数が変わっても、安定したOBクランプ動作が行われ、これによりFPN抑圧手段を設けた場合には、高精度でFPN抑圧動作を行わせることができる。
【0012】
また、請求項1記載の撮像装置において、前記任意の画素数おきの受光画素を読み出すモードと、前記任意領域の受光画素を読み出すモードにおける読み出し画素数とを、同一に設定することにより、上記両モードにおいて信号蓄積時間が同じになるので、上記両モードの切替え前後において明るさの等しい安定した画像を得ることができる。
【0013】
また、請求項3記載の発明は、受光画素と該受光画素の周辺部に遮光されたOB画素を有するX−Yアドレス型固体撮像素子を備え、該固体撮像素子を、任意の画素数おきの受光画素を読み出すモードと任意領域の受光画素を読み出すモードの両方又は一方の信号読み出しモード、及び全画素読み出しモードで駆動できるようにした撮像装置において、前記任意の画素数おきの読み出しモード及び任意領域の読み出しモード時には、これらの2つの信号読み出しモード、あるいは2つの信号読み出しモードにおける読み出し受光画素の位置及び/又は画素数に係わらず、常に同じ位置のOB画素を読み出しOBクランプ動作を行うと共に該OBクランプ動作時のOBクランプ基準値をホールドし、全画素読み出しモード時には、前記任意の画素数おきの読み出しモード及び/又は任意領域の読み出しモード時においてホールドされていたOBクランプ基準値を用いてOBクランプ動作を行う手段を備えていることを特徴とするものである。
【0014】
このように構成することにより、請求項1記載の発明と同様に、信号読み出しモードが変わったり、あるいは各信号読み出しモードにおける読み出し受光画素の位置及び/又は画素数が変わっても、安定したOBクランプ動作が行われると共に、1ショット撮影時等の全画素読み出しモード時においても、タイムラグを短縮した安定且つ確実なOBクランプ動作を行わせることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る撮像装置の第1の実施の形態を示すブロック構成図である。図1において、11はX−Yアドレス型の固体撮像素子、12は固体撮像素子11の出力信号を増幅するプリアンプ、13はOPアンプ、14はA/D変換器に入力する信号の帯域を制限するためのLPF、15はA/D変換器のドライバ、16はフィードバックOBクランプ回路を構成するOPアンプである。17はOB画素の読み出し時にONしてOB画素信号をOPアンプ16の入力端子の一方へ入力させるためのスイッチ、18はOPアンプ16へ入力されるOB画素信号を保持するホールドコンデンサで、OPアンプ16の他方の入力端子には基準レベルVref が印加されている。19はA/D変換器、20は切替えスイッチ、21はFPNを書き込むFPNメモリ、22は減算回路である。
【0016】
図2の(A)は上記X−Yアドレス型固体撮像素子11の画素部の構成を示す図で、11−1は受光画素、11−2は受光画素11−1の周辺部に配置されている遮光されたOB画素、11−3は受光画素11−1の上部左側に配置されている、すなわち有効ラインの前に配置されているラインの一部のOB画素で、OBクランプ動作に用いるOB画素を示している。この実施の形態における撮像素子11の画素部は、水平、垂直共に2048個の画素が配列され、 420万画素で構成されている。全画素読み出しを行ったときのフレームレートは数フレーム/秒となって、動画を撮像することはできないが、全撮像領域を水平、垂直共に1/4に間引いて読み出したり、あるいは部分的な領域Aや領域Bを読み出す場合には、RS−170 等の標準ビデオ信号で動画を出力することが可能なものである。なお、図2の(B),(C),(D)は、間引き読み出し、領域A及び領域Bの読み出しを行った場合の画像を示す図である。
【0017】
また、60フィールド/秒で安定したOBクランプ動作を行うために、OBクランプの時定数は数100ms に設定されており、常に有効ラインの前のラインのクランプ動作用OB画素11−3を用いて、垂直のブランキング期間にOBクランプを行うようになっている。
【0018】
次に、このように構成されている撮像装置の動作を、図3に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。この実施の形態における動作説明においては、最初に間引き読み出しを行い、次いで領域Aの部分領域の読み出し、次いで領域Bの部分領域の読み出しを行う場合を示している。まず、最初の1フレームでリセット直後の画素信号が読み出されるように固体撮像素子11を駆動し、クランプ動作用OB画素11−3の信号及び受光画素11−1のFPN信号を読み出す。クランプ用OB画素信号読み出し時には、スイッチ17を閉じてドライバ15の出力をフィードバック回路を構成するホールドコンデンサ18とOPアンプ16へ入力させ、OPアンプ16からは基準レベルVref との差分を出力させてOPアンプ13にフィードバックし、これによりドライバ15の出力が基準レベルVref と等しくなるようにフィードバッククランプされる。
【0019】
次いで、受光画素11−1よりFPN信号が読み出されると、切替えスイッチ20を介してFPNメモリ21に書き込まれる。次のフレーム以降では、映像信号S1,S2からFPNメモリ21に書き込まれているFPNを減算回路22で減算することにより、FPNが抑圧された映像信号が出力される。
【0020】
次に、領域Aの読み出しへと読み出し領域が変化した場合は、同様に最初の1フレームはリセット直後の信号が読み出されるように固体撮像素子を駆動し、その信号をFPN信号FPNaとしてFPNメモリに書き込み、次のフレーム以降では映像信号A1,A2からFPNメモリに書き込まれているFPNaを減算して、FPNを抑圧した映像信号を出力する。領域Bの読み出し時においても同様にして、映像信号B1,B2からFPNメモリに書き込まれているFPNbを減算して、FPNを抑圧した映像信号を出力する。
【0021】
本実施の形態においては、上記のように間引き読み出しモード時、及び領域A又はBの部分領域の読み出しモード時においても、常に同一のクランプ動作用OB画素11−3を用いてクランプ動作を行うようにしているので、OB画素の出力を等しくすることができる。したがって、間引き読み出しから領域Aの読み出しへ、あるいは領域Aの読み出しから領域Bの読み出しへ等の、信号の読み出し領域が変化した場合であっても、継続して安定したOBクランプ動作が行われる。また、FPNとしてメモリに書き込まれる最初の1フレームのデータと、次のフレーム以降の映像信号のDCレベルが等しくなるため、FPN抑圧後の映像出力も正しく出力される。
【0022】
次に、第2の実施の形態を図4のブロック構成図に基づいて説明する。図4において、図1に示した第1の実施の形態と同一又は対応する部材には同一符号を付して示し、その説明を省略する。図4において、31はA/D変換器19の出力データと基準レベルVREF との差分を出力する差動増幅器、32は差動増幅器31の出力をフィールド周期で巡回平均するLPF機能をもつ巡回加算回路、33は巡回加算回路32の出力をホールドするホールド回路、34は巡回加算回路32とホールド回路33の出力を切り替え出力させるための切替えスイッチ、35はD/A変換器、36はD/A変換器35のバッファアンプであり、前記差動増幅器31から切替えスイッチ34まではデジタル回路であり、D/A変換器35でアナログ信号に変換してOPアンプ13にフィードバックするフィードバック回路を構成している。37は固体撮像素子11の全画素の撮像データを書き込む全画素メモリ、38は減算回路である。なお、X−Yアドレス型の固体撮像素子11は、第1の実施の形態において用いているものと同じ構成のものである。
【0023】
次に、このように構成されている第2の実施の形態の動作を、図5に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。この第2の実施の形態の動作説明においては、最初に間引き読み出しあるいは任意領域の読み出しを行い(図5においては間引き読み出しの場合を例示している)、次いで全画素読み出しを行う場合について説明する。まず、間引き読み出しあるいは任意領域の読み出しモードの動作において、最初の1フレームでリセット直後の画素信号が読み出されるように固体撮像素子11を駆動し、クランプ動作用OB画素11−3の信号及び受光画素11−1のFPN信号を読み出す。クランプ用OB画素信号は、A/D変換器19でデジタル信号に変換された後、フィードバック回路を構成している差動増幅器31へ入力される。差動増幅器31ではA/D変換器19の出力データと基準レベルVREF との差分を出力し、その差分は巡回加算回路32へ入力され、フィールド周期で巡回平均され、その出力はホールド回路33へ入力されると共に、切替えスイッチ34を介してD/A変換器35へ入力され、アナログ信号に変換されてOPアンプ13にフィードバックされる。これによりA/D変換器19の出力データは、常に基準レベルVREF と等しくなるようにフィードバッククランプされる。
【0024】
受光画素11−1より読み出されたFPN信号は、A側へ接続されている切替えスイッチ20を介してFPNメモリ21に書き込まれる。次のフレーム以降では、切替えスイッチ20はB側に切り替えられ、映像信号S1,S2からFPNメモリ21に書き込まれているFPN信号を減算回路22で減算することにより、FPNが抑圧された映像信号が出力される。この間引き読み出し動作あるいは任意領域の読み出し動作中は、切替えスイッチ34はA側へ接続されていて、フィードバッククランプ回路が動作しているが、間引き読み出し動作から任意領域の読み出し動作等への、信号を読み出す領域が変化した場合でも、読み出されるクランプ動作用OB画素11−3は常に同じであるから、安定してOBクランプ動作が行われる。
【0025】
間引き読み出しあるいは任意領域の読み出しモードから全画素読み出しモードへ移行する場合は、切替えスイッチ34はB側へ、切替えスイッチ20はC側へ切り替えられる。これにより、間引き読み出しあるいは任意領域の読み出しを行っていたときにホールド回路33でホールドしていたフィードバックデータを、D/A変換器35でアナログ信号に変換してOPアンプ13へフィードバックする。そして、全画素読み出しを行って撮像するときには、シャッタ(図示せず)で露光時間を設定して、最初の1フレームで全画素の映像信号を全画素メモリ37に書き込む。次いで、切替えスイッチ20をB側へ切り替えてシャッタで遮光したときの全画素信号(暗時信号:FPN信号に相当する)を読み出し、減算回路38において全画素メモリ37から読み出した映像信号から減算することにより、FPNを抑圧した全画素映像信号を得ることができる。
【0026】
このように、全画素信号の読み出し動作へ移行する前の読み出し動作における安定してOBクランプ動作しているときのフィードバック信号をホールドしておいて、全画素信号読み出し動作への移行時に、そのホールドされていたフィードバック信号をフィードバックすることにより、全画素信号読み出しモード時においても、安定したOBクランプ動作と確実なFPN抑圧動作が可能となる。また、全画素を読み出す撮影時の映像信号をFPN信号よりも先に読み出すようにしているので、タイムラグの少ない撮影を行うことができる。
【0027】
上記実施の形態においては、間引き読み出しモード動作後に任意領域の読み出しモード動作を行う態様、あるいは間引き読み出し又は任意領域の読み出しモード動作の後に全画素読み出しモード動作を行う動作態様について説明を行ったが、本発明において用いているX−Yアドレス型固体撮像素子のランダムアクセスが可能であるという特徴を利用して、間引き読み出し動作と任意領域読み出し動作をフィールド又はフレーム毎に切り替え、両方の画像を取り出して表示することによって、高精細な固体撮像素子の画角(撮像範囲)調整とピント合わせをリアルタイムに行うことが可能であり、このように固体撮像素子を駆動する場合においても、図2に示したようにOBクランプ動作に常に同じOB画素を用いることによって、信号読み出しモードあるいは読み出し画素の位置及び/又は画素数が変わっても、安定したクランプ動作が行われ、また上記読み出し動作後に全画素読み出しを行う際に、上記のようにホールドしておいたOBクランプ基準値を用いるように構成することにより、安定した確実なOBクランプ動作を行わせることができ、またFPN抑圧手段を設けた場合には、高精度のFPN抑圧動作を行わせることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上実施の形態に基づいて説明したように、請求項1記載の発明によれば、信号読み出しモードが変わったり、あるいは読み出し受光画素の位置及び/又は画素数が変わっても、安定したOBクランプ動作を行うことができ、また請求項2記載の発明によれば、任意の画素数おきに読み出したときと、任意領域の受光画素を読み出したときとで信号蓄積時間が同じになるので、常に明るさの等しい安定した画像が得られる。また請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られると共に、1ショット撮影時等の全画素読み出しモード時においても、タイムラグを短縮した安定なOBクランプ動作を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置の第1の実施の形態を示すブロック構成図である。
【図2】図1におけるX−Yアドレス型固体撮像素子の画素部の構成、及び間引き読み出し時、領域A及びBの部分領域の読み出し時における画像を示す図である。
【図3】図1に示した第1の実施の形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すブロック構成図である。
【図5】図4に示した第2の実施の形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】従来の一般的なX−Yアドレス型固体撮像素子の構成を示す概略図である。
【図7】図6に示した固体撮像素子の画素部の構成、及び間引き読み出し時、領域A及びBの部分領域の読み出し時における画像を示す図である。
【符号の説明】
11 X−Yアドレス型固体撮像素子
12 プリアンプ
13 OPアンプ
14 LPF
15 ドライバ
16 OPアンプ
17 スイッチ
18 ホールドコンデンサ
19 A/D変換器
20 切替えスイッチ
21 FPNメモリ
22 減算回路
31 差動増幅器
32 巡回加算回路
33 ホールド回路
34 切替えスイッチ
35 D/A変換器
36 バッファアンプ
37 全画素メモリ
38 減算回路

Claims (3)

  1. 受光画素と該受光画素の周辺部に遮光されたOB画素を有するX−Yアドレス型固体撮像素子を備え、該固体撮像素子を、任意の画素数おきの受光画素を読み出すモードと任意領域の受光画素を読み出すモードの両方又は一方の信号読み出しモードで駆動できるようにした撮像装置において、前記2つの信号読み出しモード、あるいは前記2つの信号読み出しモードにおける読み出し受光画素の位置及び/又は画素数に係わらず、常に同じ位置のOB画素を読み出しOBクランプ動作を行う手段を備えていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記任意の画素数おきの受光画素を読み出すモードと、前記任意領域の受光画素を読み出すモードにおける読み出し画素数が、同一に設定されていることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 受光画素と該受光画素の周辺部に遮光されたOB画素を有するX−Yアドレス型固体撮像素子を備え、該固体撮像素子を、任意の画素数おきの受光画素を読み出すモードと任意領域の受光画素を読み出すモードの両方又は一方の信号読み出しモード、及び全画素読み出しモードで駆動できるようにした撮像装置において、前記任意の画素数おきの読み出しモード及び任意領域の読み出しモード時には、これらの2つの信号読み出しモード、あるいは2つの信号読み出しモードにおける読み出し受光画素の位置及び/又は画素数に係わらず、常に同じ位置のOB画素を読み出しOBクランプ動作を行うと共に該OBクランプ動作時のOBクランプ基準値をホールドし、全画素読み出しモード時には、前記任意の画素数おきの読み出しモード及び/又は任意領域の読み出しモード時においてホールドされていたOBクランプ基準値を用いてOBクランプ動作を行う手段を備えていることを特徴とする撮像装置。
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