JP3964672B2 - 情報記憶装置及びそのヘッド退避方法 - Google Patents

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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報記憶装置、及びそのヘッド退避方法に係り、特に、記録媒体に対してヘッドが移動させて、記録及び/又は再生を行う情報記憶装置、及びヘッド退避方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の光磁気ディスク装置では、焦点位置での対物レンズとディスクとの距離すなわち、ワーキングディスタンスが1mm前後、確保されていた。このため、比較的余裕があった。このため、対物レンズとディスクとの間にストッパ機構を設けることで両者の接触を物理的に防ぐことができた。よって、対物レンズをディスクから離間した位置に退避させる必要がなかった。
【0003】
図1は従来の光ディスク装置の可動ヘッドの一例の斜視図、図2は従来の光ディスク装置の可動ヘッドの一例の断面図を示す。
【0004】
可動ヘッド200は、ボイスコイルモータ201により矢印B-B’方向、 すなわち光ディスク202の径方向に移動可能とされている。
【0005】
可動ヘッド200は、レンズホルダ203、板ばね204、フォーカスコイル205、対物レンズ206、立ち上げミラー207、可動ヘッド本体208、永久磁石209を含む構成とされている。レンズホルダ203には、対物レンズ206が固定されている。また、レンズホルダ206は、板ばね204を介して可動ヘッド本体208に固定されており、可動ヘッド本体208に対して矢印A−A´方向に揺動可能とされている。レンズホルダ206の側面には、フォーカスコイル205が取り付けられている。可動ヘッド本体208のフォーカスコイル205に対応する面には、永久磁石209が固定されている。
【0006】
フォーカスコイル205に駆動電流を供給すると、フォーカスコイル205に流れる電流と、永久磁石209により発生される磁界とが相互作用して、フォーカスコイル205に力が発生する。フォーカスコイル205に働く電磁力によりレンズホルダ203を矢印A−A´方向に揺動させることができる。レンズホルダ203が矢印A−A´方向に揺動されることにより、対物レンズ206が矢印A−A´方向に揺動され、フォーカシングが可能となる。
【0007】
また、立ち上げミラー207は、可動ヘッド本体208の対物レンズ206の下部に配置されて、可動ヘッド本体208に固定されている。立ち上げミラー207には、図示しない固定ヘッドから光ビームLが入射する。立ち上げミラー207は、固定ヘッドから入射された光ビームLを対物レンズ206の方向、すなわち、矢印A−A´方向に反射させる。立ち上げミラー207で反射された光ビームLは、対物レンズ206に供給される。対物レンズ206は、立ち上げミラー207からの光ビームLを収束させて、光ディスク202に供給する。
【0008】
光ディスク202に供給された光ビームLは、光ディスク202で反射され、再び対物レンズ206を通して、立ち上げミラー207に供給される。立ち上げミラー207は、対物レンズ206からの光ビームLを固定ヘッドの方向、すなわち、矢印B−B´方向に反射させる。
【0009】
このとき、対物レンズ206とディスク202とが外部より加わる衝撃などにより衝突しないようにするために、レンズホルダ203の矢印A方向への移動を規制するストッパ機構210が設けられている。
【0010】
ストッパ機構210を設けるためには、部品の寸法誤差や装置の組立て誤差などを吸収するため、一般に最悪でも0.5mm程度のワーキングディスタンスdが必要である。しかし、近年、ディスク202の記録密度の増加伴い、光ビームLの小径化が求められている。光ビームLの小径化を達成するためには、ワーキングディスタンスdをより狭くすることが必要となる。しかしながら、ワーキングディスタンスdが狭くなると、ディスク202の面揺れなどによってもディスク202と対物レンズ206とが接触する可能性がある。
【0011】
したがって、ストッパ機構210に頼らず補助電力を用いて対物レンズ206を退避させる機構が必要とされている。
【0012】
ストッパ機構210に頼らずに補助電力を用いて対物レンズ206を退避させる方法として、退避用の補助電力として化学変化を伴うバッテリを用いる方法や、特開平4−32029号公報に示されるようにディスクの慣性回転によるモータの逆起電力を退避用の補助電力として用いる方法などが考えられていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、退避用電力を確保するために、リチウムイオン電池などの化学変化を伴うバッテリを用いた場合、充放電寿命が数百回と短い。また、充電に時間がかかる等の問題点があった。化学変化を伴うバッテリを光ディスク装置の退避用電力に用いるのには不向きである。
【0014】
また、特開平4−32029号に示されるような、ディスクの慣性回転によって引き起こされるモータの逆起電力を退避用の電力として利用する方法では、取り出すことのできる電圧がディスクの回転数に依存する。つまり、ディスクが高速回転している場合は高い電圧を取り出すことができるが、回転が低速の場合は低い電圧しか得られず、アクチュエータに十分な退避電流を流すことができないという問題がある。
【0015】
通常、ディスクの表面は完全な平面ではなく数十μmから数百μmの歪みがあるため、回転しているディスクに対しレンズアクチュエータは常に上下動を繰り返しながら焦点を合わせている。そのため、十分な退避電流を流すことができないと、慣性によってレンズとディスクが衝突する危険がある。また、退避中に外部から衝撃が加わった場合も、衝撃に対抗するだけの加速度を発揮することができず、衝突の危険がある。
【0016】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、ヘッドを記録媒体から確実に退避させることができる情報記録及び/又は再生装置及びヘッド退避方法並びにヘッド退避回路を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、記録媒体に対向して配置され、レンズを保持するレンズホルダを備えた記録媒体に情報を記録及び/又は再生するためのヘッドと、レンズを記録媒体に対して近づけたり、遠ざけたりする第1の移動手段と、記録媒体の面に沿って前記ヘッドを移動させる第2の移動手段とを有する情報記憶装置であって、電源により蓄電されるキャパシタと、抵抗及びコンデンサから構成され、抵抗及びコンデンサによって決まる時定数に応じた時間だけ出力を遅延する遅延手段と、電源の電圧に所定の電圧低下が発生すると、キャパシタに蓄電された電力により、第1の移動手段を駆動し、レンズを記録媒体から遠ざかる方向に退避させ、遅延手段に基づき電圧低下から所定時間遅延した後に、前記キャパシタに蓄電された電力により、第2の移動手段を駆動し、ヘッドを退避位置に退避させる退避手段とを有することを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、電源の電圧に所定の電圧低下が発生すると、キャパシタに蓄電された電力により、第1の移動手段を駆動し、レンズを記録媒体から遠ざかる方向に退避させ、遅延手段に基づき電圧低下から所定時間遅延した後に、キャパシタに蓄電された電力により、第2の移動手段を駆動し、ヘッドを退避位置に退避させることにより、二次電池などの化学電池に比べて充電制御が容易であり、また、繰り返しの充放電に対して耐久性を有する。また、装置の状態によらずに確実にヘッドを退避させることができ、さらに、キャパシタの電力を第1の移動手段に集中させてレンズを急激に記録媒体から遠ざかる方向に退避した後に、第2の移動手段を駆動してヘッドを退避位置に退避されことができる。
【0021】
本発明は、キャパシタが電気二重層キャパシタから構成したことを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、電気二重層キャパシタは容量が大きいので、移動手段に対して退避動作のための十分な電力を与えることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図3は本発明の光ディスク装置の一実施例のブロック構成図を示す。
【0024】
本実施例の光ディスク装置1は、主にコントロールユニット2及びディスクエンクロージャ3から構成される。なお、ヘッドの構成は、図1、図2に示す従来のヘッドとその構成は略同一であるので、その説明は省略する。ただし、本実施例では、ストッパ機構210は不要となる。
【0025】
コントロールユニット2は、インタフェース11、バッファメモリ12、MPU13、光ディスクコントローラ14、リード/ライトチャネル15、DSP16、フォーカスエラー信号検出回路17、トラッキングエラー信号検出回路18、ゼロクロス検出回路19、ドライバ20〜22、退避回路23を含む構成とされている。また、エンクロージャ3は、レーザダイオードユニット31、ID/MO信号検出用ディテクタ32、ヘッドアンプ33、温度センサ34、スピンドルモータ35、磁気ヘッド36、多分割ディテクタ37、フォーカスアクチュエータ38、ボイスコイルモータ39を含む構成とされている。
【0026】
なお、フォーカスアクチュエータ38は、第1の移動手段に相当しており、図1、図2に示されるフォーカスコイル205と永久磁石209とから構成されている。
【0027】
コントロールユニット2のインタフェース11は上位装置とのインタフェースをとるために用いられる。バッファメモリ12は、上位装置とやり取りするデータをバッファリングするために用いられる。MPU13は、全体の動作を制御するために用いられる。
【0028】
光ディスクコントローラ14は、リード/ライトチャネル15を制御する。リード/ライトチャネル15は、ライトデータの変調、リードデータの復調を行う。
【0029】
レーザダイオードユニット31は、レーザ光を出射する。レーザダイオードユニット31から出射された光は、光学系を通過して光ディスクに照射される。
【0030】
光ディスクに照射された光は、光ディスクで反射され、ID/MO信号検出用ディテクタ32及び多分割ディテクタ37に供給される。ID/MO信号検出用ディテクタ32は、光ディスクからの反射光のうちID/MO信号成分を検出し、検出したID/MO信号をヘッドアンプ33に供給する。ヘッドアンプ33は、ID/MO信号を増幅して、リード/ライトチャネル15に供給する。リード/ライトチャネル15は、ID/MO信号から制御情報、データを復調する。リード/ライトチャネル15で復調されたデータは、バッファメモリ12に記憶される。
【0031】
多分割ディテクタ37は、フォーカスエラー信号検出用の検出領域とトラッキングエラー信号検出用の検出領域とに分割されている。多分割ディテクタ37のフォーカスエラー信号検出用領域で検出された信号は、フォーカスエラー信号検出回路17に供給される。フォーカスエラー信号検出回路18は、多分割ディテクタ37のフォーカスエラー信号検出用領域からの検出信号に基づいてフォーカスエラー信号を生成する。
【0032】
フォーカスエラー信号検出回路17で生成されたフォーカスエラー信号は、DSP16に供給される。DSP16は、フォーカスエラー信号検出回路17で生成されたフォーカスエラー信号に基づいてフォーカスサーボ信号を生成し、退避回路23に供給する。退避回路23は、特許請求の範囲の退避手段に相当しており、通常動作時にはDSP16からのフォーカスサーボ信号をドライバ22に供給し、異常動作時には対物レンズを退避させるための退避信号をドライバ22に供給するように切り替え制御を行う。なお、退避回路23について後で詳細に説明する。
【0033】
ドライバ22は、通常動作時にはDSP17から退避回路23を介して供給されたフォーカスサーボ信号に基づいてフォーカスアクチュエータ38に駆動電流を供給する。フォーカスアクチュエータ38は、ドライバ22からの駆動電流に基づいて対物レンズをフォーカス方向、図1、図2に示す矢印A−A´方向に移動させる。対物レンズがフォーカス方向に移動されることで、レーザダイオードユニット31から出射された光が光ディスク上に合焦される。また、フォーカスアクチュエータ38は、退避回路23から退避信号に基づいてドライバ22から駆動電流が供給されたときには、光ディスクから遠ざかる方向、すなわち、図1、図2に示される矢印A´方向にレンズホルダ203を移動させ、対物レンズ206を光ディスクから離間した位置に退避させる。
【0034】
また、多分割ディテクタ37のトラッキングエラー信号検出用領域で検出された検出信号は、トラッキングエラー信号検出回路18に供給される。トラッキングエラー信号検出回路18は、多分割ディテクタ37のトラッキングエラー信号検出用領域からの検出信号に基づいてトラッキングエラー信号を生成する。トラッキングエラー信号検出回路18で検出されたトラッキングエラー信号は、DSP16及びトラッキングゼロクロス信号検出回路19に供給される。DSP16は、トラッキングエラー信号あるいは、シーク命令に基づいてボイスコイルモータ制御信号を生成し、退避回路23に供給する。退避回路23は、通常動作時にはDSP16からのボイスコイルモータ制御信号をドライバ22に供給し、異常動作時にはキャリッジを退避させるための退避信号をドライバ22に供給するように切り替え制御を行う。なお、退避回路23について後で詳細に説明する。
【0035】
ドライバ22は、退避回路23からのボイスコイルモータ制御信号又は退避信号に基づいてボイスコイルモータ40に駆動電流を供給する。ボイスコイルモータ40は、シーク制御用アクチュエータとトラッキング制御用アクチュエータとを兼用したポジショナであり、ドライバ25からの駆動電流に基づいて駆動され、ヘッドを光ディスクの半径方向、すなわち、トラック横断方向、図1、図2に示される矢印B−B´方向に移動させ、シーク制御及びトラッキング制御あるいは退避制御を行う。なお、ボイスコイルモータ40は、退避回路23からの退避信号によりドライバ22から駆動電流が供給されたときには、可動ヘッド200を矢印B方向あるいは矢印B´方向のいずれかの端部、すなわち、退避位置まで移動させる。
【0036】
また、MPU13は、光ディスクから再生されたID/MO信号に基づいてスピンドルモータ制御信号を生成し、DSP17を経由してドライバ20に供給する。ドライバ20は、DSP16からのスピンドルモータ制御信号に基づいてスピンドルモータ35を回転させる。
【0037】
さらに、MPU13には、DSP16を経由して温度センサ34から温度検出信号が供給されている。温度センサ34は、ディスクエンクロージャ3内の温度を検出する。MPU13は、温度センサ34からの温度検出信号に基づいてバイアス磁界制御信号を生成し、DSP17を経由してドライバ21に供給する。ドライバ21は、MPU13からのバイアス磁界制御信号に基づいて磁気ヘッド36に電流を供給する。磁気ヘッド36は、ドライバ21からの電流に基づいた磁界を発生する。このとき、温度センサ34で検出された温度に応じてバイアス磁界が制御され、最適リード/ライトが可能となる。
【0038】
次に退避回路23について詳細に説明する。
【0039】
図4は退避回路23のブロック構成図を示す。
【0040】
退避回路23は、キャパシタ51、ダイオード52、ボルテージフォロワ回路53、制御回路54、アナログスイッチ55〜60、抵抗Rを含む構成とされている。また、退避回路23は、入力端子Tin1〜Tin5、接地端子Tgnd及び出力端子Tout1〜Tout4を有する。入力端子Tin1には、DSP17からミュート信号が供給される。入力端子Tin1は、アナログスイッチ55を介して出力端子Tout1に接続されている。
【0041】
入力端子Tin2には、DSP17からフォーカスサーボ信号が供給される。入力端子Tin2は、アナログスイッチ57を介して出力端子Tout2接続されている。
【0042】
入力端子Tin3には、DSP17からボイスコイルモータ制御信号が供給される。入力端子Tin3は、アナログスイッチ59を介して出力端子Tout3に接続されている。
【0043】
入力端子Tin4には、図示しない基準電源生成回路で生成された基準電圧が供給される。入力端子Tin4に供給された基準電圧は、制御回路54に供給される。
【0044】
入力端子Tin5には、電源回路24から駆動電源電圧が印加される。入力端子Tin5に供給された駆動電源電圧は、ダイオード54を介して出力端子Tout4及びキャパシタ51の一端に供給される。出力端子Tout4は、ドライバ22に接続されており、ドライバ22に駆動電源を供給する。
【0045】
接地端子Tgndは、退避回路23の外部で接地され、退避回路23の内部でキャパシタ51の他端が接続される。
【0046】
キャパシタ51は、例えば、電気二重層キャパシタから構成されている。電気二重層キャパシタは、小型のものでも0.1F(ファラド)以上、大型のものでは数千Fという極めて大きな電荷を蓄えることのできるコンデンサである。特徴としては、通常のコンデンサと同様に蓄電に化学変化を伴わないため数秒で充電が可能なこと、ほぼ無制限に充放電が可能であることである。なお、電気二重層キャパシタの詳細な仕組みや種類については、「電気二重層キャパシタと蓄電システム」(岡村廸夫著、日刊工業新聞社)などに記載がある。
【0047】
キャパシタ51は、一端が出力端子Tout4及びダイオード52を介して電源端子Tin5に接続されている。電源端子Tin5は、電源回路24に接続されている。電源端子Tin5には、電源回路24から電源電圧が印加される。
【0048】
電源端子Tin5に印加された電源電圧は、ダイオード52を介してキャパシタ51の一端及び出力端子Tout4に印加される。キャパシタ51は、電源端子Tin5からダイオード52を介して印加された電源電圧により充電される。ダイオード52は、電源端子Tin5からキャパシタ51に向かう方向が順方向となるように接続されており、電源端子Tin5に印加される電源電圧が低下したときに、キャパシタ51に充電された電荷が電源回路24に逆流するのを防止している。
【0049】
電源切断などにより電源回路24から電源端子Tin5に印加される電圧が低下すると、キャパシタ51に蓄積された電荷が端子Tout4及びボルテージフォロワ回路53に供給される。ボルテージフォロワ回路53は、キャパシタ51の一端の電圧に応じた出力信号を出力する。ボルテージフォロワ回路53の出力信号は、制御回路54及びアナログスイッチ56、58、60に供給される。
【0050】
制御回路54は、ボルテージフォロワ回路53の出力信号と入力端子Tin4に供給される基準電圧との比較結果に基づいてアナログスイッチ55〜60をスイッチングする。
【0051】
図5は制御回路54の回路構成図を示す。
【0052】
制御回路54は、入力回路61、62、コンパレータ63、NOT回路64、遅延回路65を含む構成とされている。入力回路61には、入力端子Tin11からボルテージフォロワ回路53の出力信号が供給される。入力回路61は、抵抗R11及び抵抗R12から構成されており、ボルテージフォロワ回路53の出力信号を抵抗R11と抵抗R12とで分圧して、コンパレータ63の非反転入力端子に供給する。
【0053】
入力回路62には、入力端子Tin4からの基準電圧が入力端子Tin12より供給されている。入力回路62は、抵抗R13及び抵抗R14から構成されており、基準電圧を抵抗R13と抵抗R14とで分圧して、コンパレータ63の反転入力端子に供給する。
【0054】
コンパレータ63は、入力回路61の出力電圧と入力回路62の出力電圧とを比較し、入力回路61の出力電圧が入力回路62の出力電圧より大きくなると、出力をハイレベルにする。また、コンパレータ63は、入力回路61の出力電圧が入力回路62の出力電圧より小さいとき、すなわち、キャパシタ51の一端の電圧が所定の電圧より小さくなると、出力をローレベルにする。コンパレータ63の出力は、電源回路24の出力電圧が所定の電圧より大きいときにはハイレベルとなり、電源回路24の出力電圧が所定の電圧より小さくなり、キャパシタ51の一端の電圧が所定電圧より小さくなると、ローレベルになる。コンパレータ63の出力は、出力端子Tout11〜Tout13及びNOT回路64に供給される。
【0055】
NOT回路64は、抵抗R15、R16及びトランジスタQ11から構成されている。NOT回路64は、入力端子Tin11の電圧により駆動されており、コンパレータ63の出力を反転する。NOT回路64の出力は、出力端子Tout21、Tout22に供給されるとともに、遅延回路65を介して出力端子Tout23に供給される。
【0056】
遅延回路65は、抵抗R17及びコンデンサC11から構成されており、NOT回路64の出力を抵抗R17及びコンデンサC11によって決まる時定数に応じた時間だけ遅延して、出力端子Tout23に供給される。
【0057】
制御回路54の出力端子Tout11は、アナログスイッチ55の切換制御端子に接続されている。制御回路54の出力端子Tout12は、アナログスイッチ57の切換制御端子に接続されている。制御回路54の出力端子Tout13は、アナログスイッチ59の切換制御端子に接続されている。アナログスイッチ55、57、59は、制御回路54の出力端子Tout11〜Tout13がハイレベルのときにオンし、ローレベルのときにオフする。
【0058】
また、制御回路54の出力端子Tout21は、アナログスイッチ56の切換制御端子に接続されている。制御回路54の出力端子Tout22は、アナログスイッチ58の切換制御端子に接続されている。制御回路54の出力端子Tout23は、アナログスイッチ60の切換制御端子に接続されている。アナログスイッチ56、58は、制御回路54の出力端子Tout21、Tout22がハイレベルのときにオンし、ローレベルのときにオフする。また、アナログスイッチ60は、制御端子Tout23がハイレベルとなってから、所定時間経過した後にオンする。
【0059】
次に退避回路23の動作を説明する。
【0060】
図6は退避回路23の動作説明図を示す。
【0061】
電源回路24からの電源電圧が通常の電圧のときには、制御回路54はアナログスイッチ55、57、59をオンし、アナログスイッチ56、58、60をオフする。アナログスイッチ55、57、59がオンされ、アナログスイッチ56、58、60がオフされることにより、入力端子Tin1に供給されるミュート信号が出力端子Tout1に供給され、入力端子Tin2に供給されるフォーカスサーボ信号が出力端子Tout2に供給され、入力端子Tin3に供給されるボイスコイルモータ制御信号が出力端子Tout3に供給される。
【0062】
出力端子Tout1〜Tout3はドライバ22に接続されており、ミュート信号、フォーカスサーボ信号、ボイスコイルモータ制御信号がドライバ22に供給される。ドライバ22はDSP16からのフォーカスサーボ信号によりフォーカスアクチュエータ38を制御し、DSP16からのボイスコイルモータ制御信号によりボイスコイルモータ39を制御する。また、ドライバ22は、DSP16からのミュート信号により動作が制御される。
【0063】
時刻t1で電源回路24からの電源電圧が低下し、所定電圧以下になると、制御回路54はアナログスイッチ55、57、59をオフし、アナログスイッチ56、58をオンする。これにより、ドライバ22にはミュート信号及びフォーカスサーボ信号としてボルテージフォロワ回路53の出力信号が供給される。ドライバ22は、ボルテージフォロワ回路53の出力信号によりミュート動作が解除される。また、ドライバ22は、ミュート動作が解除されることによりボルテージフォロワ回路53の出力信号によりフォーカスアクチュエータ38が駆動され、フォーカス方向への退避動作が行われる。
【0064】
また、時刻t2で遅延回路65により所定時間遅延されると、アナログスイッチ60がオンされる。アナログスイッチ60がオンされると、ボルテージフォロワ回路53の出力信号がドライバ22に供給される。ドライバ22は、ボルテージフォロワ回路53の出力信号によりボイスコイルモータ39を駆動する。ボイスコイルモータ39は、ボルテージフォロワ回路53の出力信号によりディスクの外周方向に駆動され、可動ヘッド200が外周端部に退避される。なお、本実施例では、可動ヘッド200をディスクの外周に移動させたが、ディスクの内周側は面ぶれが少なく、ディスクとヘッドとが接触する恐れがないので、内周側に可動ヘッド200を退避させるようにしてもよい。なお、外周、内周を問わず、退避位置に可動ヘッド200をロックするためのロック機構を設けるようにしてもよい。退避後、ロック機構により可動ヘッド200が退避位置にロックされるため、対物レンズと記録媒体との衝突を確実に防止できる。
【0065】
以上のように、退避回路23を駆動する電力を供給するキャパシタ51に電気二重層キャパシタを用いることにより短い準備時間で、ほぼ無制限に使用でき、しかも十分な退避電流を流せる退避回路を実現することが可能になる。
【0066】
また、退避時にフォーカスアクチュエータ38とボイスコイルモータ39との両方で退避動作を行うことにより、電源が切断されたときなどに生じる瞬間の衝突を回避できるだけでなく、可動ヘッド200を安全な位置まで退避させ、次に電源が投入されるまでの間に外部からの衝撃等で対物レンズがディスクに接触することを回避することができる。
【0067】
さらに、退避時にボイスコイルモータ39を退避させるタイミングを遅らせることで、まず全ての電力をフォーカスアクチュエータ38に集中させて急激にレンズをディスクから遠ざけ、次にボイスコイルモータ39に電力を供給して可動ヘッド200を安全な位置に移動することで、ディスクの強い面ぶれや、外部からの衝撃等があっても対物レンズとディスクとの接触を避けて安全に退避させることができる。
【0068】
なお、本実施例では、ドライバ22を介してフォーカスアクチュエータ38及びボイスコイルモータ39を駆動するようにしたが、キャパシタ51に蓄電された電荷により直接的に駆動するようにしてもよい。例えば、退避時にフォーカスアクチュエータ38のコイル205にキャパシタ51を接続し、キャパシタ51に蓄電された電荷をコイル205に直接あるいは電流制限用抵抗などを介して供給することにより対物レンズ206を退避させるようにしてもよい。ボイスコイルモータ39に対しても同様な操作を行うことによりトラック方向への退避を行うようにしてもよい。
【0069】
なお、記憶媒体がリブ−バルなドライブでは、動作中に予期せず電源が切断されたり、バッテリ駆動時にバッテリの消耗による電圧降下が発生したりすると、ドライブ内に記録媒体が入ったままとなる。この状態では、記録媒体と対物レンズとは対向した状態となっている。このため、外部からの衝撃や振動により記録媒体が対物レンズに衝突してしまい、対物レンズの破損を招く恐れがある。特に、記録媒体と対物レンズとの距離が1mm以下になる、近接記録/再生型のドライブでは記録媒体と対物レンズとの衝突が頻発するものと考えられる。また、ユーザが意識的に電源を切断した場合であっても、記録媒体をドライブ内に入れたままにして、ドライブを持ち運ぶことによっても、振動を受け同様に記録媒体と対物レンズとの衝突が発生する。
【0070】
本実施例では、上記のような場合を含めて退避制御が可能であり、記録媒体と対物レンズとの衝突を回避できる。このため、本実施例は対物レンズと記録媒体と間隔が1mm以下となる近接記録/再生型のドライブに対して特に有効となる。
【0071】
なお、本実施例では、光ディスク装置を例にとって説明したが、これに限定されるものではなく、光カード、光テープなど光学ヘッドを使用した情報記憶装置に適用可能である。さらに、一般的な磁気ディスクドライブの磁気ヘッド退避に適用することも可能である。
【0072】
(付記1) 記録媒体に対向して配置され、該記録媒体に情報を記録及び/又は再生するためのヘッドと、該ヘッドを該記録媒体に対して近づけたり、遠ざけたりするための移動手段とを有する情報記憶装置であって、
電源により蓄電されるキャパシタと、
前記電源の電圧に応じて前記キャパシタに蓄電された電荷により前記移動手段を駆動し、前記ヘッドを前記記録媒体から遠ざかった位置に退避させる退避手段とを有することを特徴とする情報記憶装置。
【0073】
(付記2) 前記記録媒体の面に沿って前記ヘッドを移動させる他の移動手段を有し、
前記退避手段は、前記キャパシタに蓄電された電力により、前記他の移動手段を駆動し、前記ヘッドを前記記録媒体から退避させることを特徴とする付記1記載の情報記憶装置。
【0074】
(付記3) 前記退避手段は、前記キャパシタに蓄電された電力により、前記移動手段を駆動し、前記ヘッドを前記記録媒体から退避させ、所定時間遅延した後に前記他の移動手段を駆動し、前記ヘッドを前記記録媒体から退避させることを特徴とする付記2記載の情報記憶装置。
【0075】
(付記4) 記録媒体に対向して配置され、該記録媒体に情報を記録及び/又は再生するためのヘッドと、
前記ヘッドを前記記録媒体に対して近づけたり、遠ざけたりするための移動手段と、
前記記録媒体の面に沿って前記ヘッドを移動させる他の移動手段と、
電源により蓄電されるキャパシタと、
前記キャパシタに蓄電された電力により、前記移動手段を駆動し、前記ヘッドを前記記録媒体から退避させ、所定時間遅延した後に前記他の移動手段を駆動し、前記ヘッドを前記記録媒体から退避させる退避手段とを有することを特徴とする情報記憶装置。
【0076】
(付記5) 記録媒体に対向して配置され、該記録媒体に情報を記録及び/又は再生するためのヘッドと、該ヘッドを移動させるための移動手段を有する情報記憶装置であって、
電源により蓄電される電気二重層キャパシタと、
前記電源の電圧に応じて前記電気二重層キャパシタに蓄電された電荷により前記移動手段を駆動し、前記ヘッドを前記記録媒体に対して退避させる退避手段とを有することを特徴とする情報記憶装置。
【0077】
(付記6) 記録媒体に対向して配置され、該記録媒体に情報を記録及び/又は再生するためのヘッドと、該ヘッドを該記録媒体に対して近づけたり、遠ざけたりするための移動手段とを有する情報記憶装置のヘッド退避方法であって、
電源によりキャパシタを蓄電し、
異常動作時に前記キャパシタに蓄電された電力により前記移動手段を駆動し、前記ヘッドを前記記録媒体から遠ざける方向に退避させることを特徴とする情報記憶装置のヘッド退避方法。
【0078】
(付記7) 前記記録媒体の面に沿って前記ヘッドを移動させる他の移動手段を有し、
前記キャパシタに蓄電された電力により、前記他の移動手段を駆動し、前記ヘッドを前記記録媒体から退避させることを特徴とする付記6記載のヘッド退避方法。
【0079】
(付記8) 前記キャパシタに蓄電された電力により、前記移動手段を駆動し、前記ヘッドを前記記録媒体から退避させ、所定時間遅延した後に前記他の移動手段を駆動し、前記ヘッドを前記記録媒体から退避させることを特徴とする付記7記載のヘッド退避方法。
【0080】
(付記9) 記録媒体に対向して配置され、該記録媒体に情報を記録及び/又は再生するためのヘッドと、前記ヘッドを前記記録媒体に対して近づけたり、遠ざけたりするための移動手段と、前記記録媒体の面に沿って前記ヘッドを移動させる他の移動手段とを有する情報記憶装置のヘッド退避方法であって、
電源によりキャパシタを蓄電し、
前記キャパシタに蓄電された電力により、前記移動手段を駆動し、前記ヘッドを前記記録媒体から退避させ、所定時間遅延した後に前記他の移動手段を駆動し、前記ヘッドを前記記録媒体から退避させることを特徴とする情報記憶装置。
【0081】
(付記10) 記録媒体に対向して配置され、該記録媒体に情報を記録及び/又は再生するためのヘッドと、該ヘッドを移動させるための移動手段を有する情報記憶装置のヘッド退避方法であって、
電源により電気二重層キャパシタを蓄電させ、
前記電源電圧に応じて前記電気二重層キャパシタに蓄電された電荷により前記移動手段を駆動し、前記ヘッドを前記記録媒体に対して退避させる退避手段とを有することを特徴とするヘッド退避方法。
【0082】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、電源の電圧に所定の電圧低下が発生すると、キャパシタに蓄電された電力により、第1の移動手段を駆動し、レンズを記録媒体から遠ざかる方向に退避させ、遅延手段に基づき電圧低下から所定時間遅延した後に、キャパシタに蓄電された電力により、第2の移動手段を駆動し、ヘッドを退避位置に退避させることにより、二次電池などの化学電池に比べて充電制御が容易であり、また、繰り返しの充放電に対して耐久性を有し、また、装置の状態によらずに確実にヘッドを退避させることができ、さらに、キャパシタの電力を第1の移動手段に集中させてレンズを急激に記録媒体から遠ざかる方向に退避した後に、第2の移動手段を駆動してヘッドを退避位置に退避されことができる。
【0084】
さらに、本発明によれば、電気二重層キャパシタは容量が大きいので、移動手段に対して退避動作のための十分な電力を与えることができるため、ヘッドを確実に退避させることができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光ディスク装置の光ピックアップの一例の斜視図である。
【図2】従来の光ディスク装置の光ピックアップの一例の断面図である。
【図3】本発明の光ディスク装置の一実施例のブロック構成図である。
【図4】退避回路23のブロック構成図である。
【図5】制御回路57のブロック構成図である。
【図6】退避回路23の退避動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 光ディスク装置
2 コントロールユニット
3 ディスクエンクロージャ
11 インタフェース
12 バッファメモリ
13 MPU
14 ODC
15 リード/ライトチャネル
16 DSP
17 フォーカスエラー信号検出回路
18 トラッキングエラー信号検出回路
19 トラックゼロクロス検出回路
20、21、22 ドライバ
23 退避回路
24 電源回路
31 レーザダイオードユニット
32 信号検出用ディテクタ
33 ヘッドアンプ
34 温度センサ
35 スピンドルモータ
36 磁気ヘッド
37 多分割ディテクタ
38 フォーカスアクチュエータ
39 ボイスコイルモータ
51 キャパシタ
52 ダイオード
53 ボルテージフォロワ回路
54 制御回路
55〜60 スイッチ

Claims (4)

  1. 記録媒体に対向して配置され、レンズを保持するレンズホルダを備えた該記録媒体に情報を記録及び/又は再生するためのヘッドと、該レンズを該記録媒体に対して近づけたり、遠ざけたりする第1の移動手段と、前記記録媒体の面に沿って前記ヘッドを移動させる第2の移動手段とを有する情報記憶装置であって、
    電源により蓄電されるキャパシタと、
    抵抗及びコンデンサから構成され、前記抵抗及びコンデンサによって決まる時定数に応じた時間だけ出力を遅延する遅延手段と、
    前記電源の電圧に所定の電圧低下が発生すると、前記キャパシタに蓄電された電力により、前記第1の移動手段を駆動し、前記レンズを前記記録媒体から遠ざかる方向に退避させ、前記遅延手段に基づき前記電圧低下から所定時間遅延した後に、前記キャパシタに蓄電された電力により、前記第2の移動手段を駆動し、前記ヘッドを退避位置に退避させる退避手段とを有することを特徴とする情報記憶装置。
  2. 前記キャパシタは、電気二重層キャパシタから構成されていることを特徴とする請求項1記載の情報記憶装置。
  3. レンズを保持するレンズホルダを備えた該記録媒体に情報を記録及び/又は再生するためのヘッドと、該レンズを該記録媒体に対して近づけたり、遠ざけたりする第1の移動手段と、前記記録媒体の面に沿って前記ヘッドを移動させる第2の移動手段とを有する情報記憶装置のヘッド退避方法であって、
    電源によりキャパシタを蓄電し、前記電源の電圧に所定の電圧低下が発生すると、前記キャパシタに蓄電された電力により前記第1の移動手段を駆動し、前記レンズを前記記録媒体から遠ざかる方向に退避させ、前記電圧低下から抵抗及びコンデンサによって決まる時定数に応じた時間遅延した後に、前記キャパシタに蓄電された電力により、前記第2の駆動手段を駆動し、前記ヘッドを退避位置に移動させることを特徴とする情報記憶装置のヘッド退避方法。
  4. 前記キャパシタは、電気二重層キャパシタから構成されていることを特徴とする請求項3記載のヘッド退避方法。
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