JP3964500B2 - 焦点調節操作切換機構を持つレンズ鏡筒 - Google Patents

焦点調節操作切換機構を持つレンズ鏡筒 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラに着脱自在に装着されるようになったレンズ鏡筒であって、自動焦点調節(AF)方式及び手動焦点調節(MF)方式のいずれか一方の方式を選択し得るよう構成されたレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述したようなレンズ鏡筒はカメラに着脱自在に装着し得るようになった固定環と、この固定環内に光軸に沿って移動自在となった可動環とから成る。可動環はフォーカスレンズ群を保持するレンズ枠として機能し、このレンズ枠は被写体までの距離に応じて光軸に沿って移動させられ、これにより焦点調節が行われるようになっている。
【0003】
レンズ鏡筒の固定環とそのレンズ枠(即ち、可動環)との間には該レンズ枠を光軸に沿って移動させるためのレンズ枠駆動機構が設けられ、このレンズ枠駆動機構はレンズ鏡筒がカメラに装着された際に該カメラ内の駆動モータに駆動連結させられるようになっている。一方、レンズ鏡筒の固定環の外周部には手動操作距離環が回動自在に設けられ、この手動操作環もレンズ枠駆動機構に駆動連結させられるようになっている。
【0004】
AF方式即ち自動焦点調節方式が選択されているときは、レンズ枠駆動機構はカメラ内の駆動モータによって作動させられ、これにより自動焦点調節が行われる。一方、MF方式即ち手動焦点調節方式が選択されているときは、レンズ枠駆動機構は手動操作距離環によって作動させられ、これにより手動焦点調節が行われる。
【0005】
言うまでもなく、AF方式の選択時、即ちレンズ枠駆動機構がカメラ内の駆動モータに駆動連結されているときには、手動操作距離環とレンズ枠駆動機構との間の駆動連結を解除して、該駆動モータからの駆動力がレンズ枠駆動機構を介して手動操作距離環に伝達されるのを阻止しなければならない。同様に、MF方式の選択時、即ちレンズ駆動枠駆動機構が手動操作距離環と駆動連結されているときには、カメラ内の駆動モータとレンズ枠駆動機構との間の駆動連結を解除して、該手動操作距離環からの駆動力がレンズ枠駆動機構を介してカメラ内の駆動モータ側に伝達されるのを阻止しなければならない。
【0006】
従って、以上で述べたようなタイプのレンズ鏡筒には、手動操作距離環とレンズ枠駆動機構との間の駆動連結の解除並びに駆動モータとレンズ枠駆動機構との間の駆動連結の解除のために焦点調節操作切換機構を組み込むことが必要とされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、特開昭63-193119 号公報には、焦点調節操作切換機構として、手動操作距離環と協働するようになった切換操作環が開示されており、この切換操作環によって、手動操作距離環とレンズ枠駆動機構との間の駆動連結が解除されるようになっている。
【0008】
この種の焦点調節操作切換機構の問題点としては、レンズ鏡筒の固定環の外周囲に手動操作距離環及び切換操作環の2つの操作環を設ける必要があり、このため部品点数の増大化を招来してレンズ鏡筒全体の構成が嵩張ったのになるという点が問題となる。また、別の問題として、手動操作距離環及び切換操作環の双方を個別に操作しなければならず、操作全体が比較的面倒である点も指摘されている。
【0009】
また、特開平4-344609号公報には、レンズ鏡筒の固定環の外周部に単一の手動操作環、即ち手動操作距離環と切換操作環との双方を兼ねるAF−MF切換環を設けたものが開示され、このAF−MF切換環は光軸方向に沿って前後にシフト可能とされる。
【0010】
AF−MF切換環が後方側にMF位置までシフトさせられると、AF−MF切換環はフォーカス環と弾性的に摩擦係合させられると共に該フォーカス環と駆動モータ側との駆動連結が解除され、このときAF−MF切換環は手動操作距離環として該フォーカス環を駆動し得るようになっており、これにより手動操作による焦点調節が行われる。一方、AF−MF切換環が前方側にAF位置までシフトさせられると、AF−MF切換環とフォーカス環との間の弾性的摩擦係合が解除されると共に該AF−MF切換環がロックされ、このとき該フォーカス環は駆動モータ側と駆動連結させられ、かくしてフォーカス環は駆動モータによって駆動させられ、これにより自動焦点調節が行われることになる。
【0011】
ところが、特開平4-344609号公報に開示されている機構にあっては、手動操作による焦点調節時、フォーカス環への駆動力の伝達はAF−MF切換環に対する弾性的摩擦係合だけに頼っているので、その間の弾性的摩擦係合力が永年の使用により弱まると、フォーカス環とAF−MF切換環との間に滑りが発生してフォーカス環の駆動が確実に行われないという問題が生じる。また、かかる弾性的摩擦係合力の永年にわたって維持するために大きなばね力を得るような弾性手段を用いることも考えられるが、しかしその場合にはAF−MF切換環やフォーカス環等に変形やひずみが発生して、レンズ枠自体の動きが影響されるという問題が発生する。なお、AF−MF切換環やフォーカス環等の剛性を高めてその変形やひずみを防止することも考えられるが、その場合にはレンズ鏡筒自体の重量が増大し、その軽量化が阻害されることになる。
【0012】
従って、本発明の目的は、上述したようなタイプのレンズ鏡筒であって、部品点数の増大化を招来することなく手動操作による焦点調節を常に確実に行い得るように保証されたレンズ鏡筒を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の局面によるレンズ鏡筒は自動焦点調節方式及び手動焦点調節方式のいずれか一方の方式を選択し得るよう構成される。レンズ鏡筒はカメラに対して着脱自在に装着されるようになった固定環を具備し、この固定環の外側には手動操作距離環が回動自在に設けられ、この手動操作距離環は第1のシフト位置と第2のシフト位置との間でレンズ鏡筒の光軸に沿ってシフト可能である。手動操作距離環が第1のシフト位置にあるとき、自動焦点調節方式に基づいて焦点調節が行われ、手動操作距離環が第2のシフト位置にあるとき、手動焦点調節方式に基づいて焦点調節が行われる。手動操作距離環に基づく焦点調節については、手動操作距離環の回動運動を固定環内のフォーカス環に伝達して、該フォーカスの回動運動を固定環内のフォーカスレンズ群の光軸に沿う並進運動に変換することによって達成される。本発明の第1の局面によれば、手動操作距離環の内側面には一連の凹部がその周囲方向に沿って所定の配列ピッチ角度で形成され、フォーカス環側には少なくとも1つのピン要素が保持され、手動操作距離環が第2のシフト位置にあるとき、ピン要素が一連の凹部の任意の1つに嵌入して手動操作距離環の回動運動がフォーカス環に伝達されることが特徴とされる。
【0014】
本発明の第2の局面によるレンズ鏡筒は自動焦点調節方式及び手動焦点調節方式のいずれか一方の方式を選択し得るよう構成されたものであって、カメラに着脱自在に装着されるようになった固定環と、この固定環の回りに回動自在に設けられた手動操作距離環とを具備し、この手動操作距離環は自動焦点調節方式を選択する第1のシフト位置と手動焦点調節方式を選択する第2のシフト位置との間でレンズ鏡筒の光軸に沿ってシフト可能である。レンズ鏡筒は更に固定環内に設けられた可動環を具備し、この可動環はフォーカスレンズ群を保持して光軸に沿って移動可能である。レンズ鏡筒は更にまた固定環の内側壁面に沿って回動自在となったフォーカス環と、このフォーカス環の回動運動を光軸に沿う可動環の並進運動に変換すべく該フォーカス環と該可動環との間に設けられた駆動機構と、カメラ側からの回転駆動力をフォーカス環に伝達させる第1の駆動力伝達系と、記手動操作距離環による回転駆動力をフォーカス環に伝達させる第2の駆動力伝達系と、手動操作距離環が第1のシフト位置にあるとき、第1の駆動力伝達系を切ると共に第2の駆動力伝達系を入れ、手動操作距離環が第2のシフト位置にあるとき、第1の駆動力伝達系を入れる共に第2の駆動力伝達系を切るように作動するクラッチ機構とを具備する。本発明の第2の局面によれば、第2の駆動力伝達系が手動操作距離環の内側面にその周囲方向に沿って所定の配列ピッチ角度で形成された一連の凹部と、フォーカス環側に保持された少なくとも1つのピン要素とを包含し、手動操作距離環が第2のシフト位置にあるとき、ピン要素が一連の凹部の任意の1つに嵌入して、手動操作距離環の回動運動がフォーカス環に伝達されることが特徴とされる。
【0015】
本発明において、好ましくは、ピン要素は凹部内に積極的に嵌入し得るように弾性的に偏倚させるための弾性手段によって保持される。また、好ましくは、ピン要素については2つ以上設けられる。この場合、ピン要素はフォーカス環の周囲方向に沿って配列ピッチ角度の整数倍の角度間隔で配置されてもよい。一方、ピン要素はフォーカス環の周囲方向に沿って配置され、双方のピン要素間の角度間隔が配列ピッチ角度で除されたときに該配列ピッチ角度以下の角度が余りとして得られるようにしてもよい。
【0016】
本発明の好ましい実施形態にあっては、フォーカス環にはそれと一体化された環状スリーブが設けられ、この環状スリーブにはピン要素を遊嵌するようになった貫通孔が半径方向に形成され、環状スリーブにはその一方の端面で片持ち梁の態様で支持されると共に該環状スリーブの内面に沿って貫通孔の半径方向内側開口まで延びた板ばねが設けられ、貫通孔に遊嵌されたピン要素は貫通孔の半径方向内側開口側で板ばねの自由端に固着保持される。
【0017】
本発明の更に好ましい実施形態にあっては、固定環には半径方向に没入自在となったロックピン要素が設けられ、手動操作距離環が第1のシフト位置にあるとき、ロックピン要素が手動操作距離環の一連の凹部の任意の1つに嵌入して該手動操作距離環の回動が阻止される。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して、本発明によるレンズ鏡筒の実施形態について説明する。
【0019】
図1及び図2を参照すると、自動焦点調節(AF)方式及び手動焦点調節(MF)方式のいずれか一方の方式を選択し得るよう構成されたカメラ(図示されない)に着脱自在に装着されるようになったレンズ鏡筒であって、本発明による焦点調節操作切換機構を組み込んだレンズ鏡筒が参照符号10によって全体的に示される。レンズ鏡筒10は固定環12を具備し、この固定環12の一端部12Aはカメラに着脱自在に装着されるようになっている。固定環12内には同心状に配置された可動環14が設けられ、この可動環14はフォーカスレンズ群16を保持するレンズ枠として機能する。なお、フォーカスレンズ群16は光軸Xに沿って配置される。
【0020】
固定環12の内側壁面には環状壁部12Bが一体的に形成され、この環状壁部12Bの内周囲縁からは固定環12と同心状となった内側円筒部12Cが光軸Xに沿って固定環12の端部12Aとは反対の方向に延在させられる。内側円筒部12C内には可動環即ちレンズ枠14が摺動自在に挿通させられ、レンズ枠14は撮影時に被写体までの距離に応じて光軸Xに沿って移動させられ、これにより焦点調節が行われることになる。レンズ枠14を光軸Xに沿って移動させるために可動環12とレンズ枠14との間にはレンズ枠駆動機構が設けられる。
【0021】
レンズ枠駆動機構は固定環12の内側壁面に摺接して回動自在となったフォーカス環18と、このフォーカス環18の内側壁面に一体化されて固着された環状スリーブ19と、固定環12の内側円筒部12Cとレンズ枠14との周囲に設けられた駆動環20と、環状スリーブ19と駆動環20と作動的に連結するピン要素22とを包含する。駆動環20は固定環12の内側円筒部12Cを包囲する大径部20Aと、レンズ枠14を包囲する小径部20Bとから成る。駆動環20の大径部20Aにはピン要素22が植設されて固着され、その先端部は環状スリーブ19に光軸Xに沿って形成された長孔溝19Aに摺動自在に収容される。図1及び2では、ピン要素22は1つだけ図示されているが、好ましくは複数のピン要素22が駆動環20の周囲に沿って等間隔に配置される。
【0022】
固定環12の内側円筒部12Cの外面と駆動環20の大径部20Aの内面とのそれぞれには互いに係合するようになったヘリコイドねじが形成され、また駆動環20Aの小径部20Bの内面とレンズ枠14の外面とのそれぞれにも互いに係合するようになったヘリコイドねじが形成される。一方、レンズ枠14の一端部側の外壁面には光軸Xに沿って直進案内溝14Aが形成され、この直進案内溝14Aには固定環12の環状壁部12Bに固着された突出体24が摺動係合させられる。
【0023】
以上述べたようなレンズ枠駆動機構の構成から明らかなように、フォーカス環18が回動させられると、その回動力はピン要素22を介して駆動環20の大径部20Aに伝えられ、このとき駆動環20は内側円筒部12Cの外面と大径部20Aの内面との間のヘリコイドねじのために光軸Xの回りで回動させられつつ該光軸Aに沿って移動させられ、その移動方向はフォーカス環18の回動方向に依存する。
【0024】
駆動環20が光軸Xの回りで回動しつつ該光軸Xに沿って移動させられると、レンズ枠14もその外面と小径部20Bの内面との間のヘリコイドねじのために光軸X回りの回動力と該光軸Xに沿う駆動力を受けることになるが、しかしレンズ枠14の光軸X回りでの回動については直進案内溝14Aへの突出体24の摺動係合のために阻止され、かくしてレンズ枠14は光軸Xに沿ってのみ移動させられ、その移動方向については、勿論、フォーカス環18の回動方向に依存する。要するに、フォーカス環18の回動運動がレンズ枠14の光軸Xに沿う並進運動に変換され、これにより焦点調節が行われる。
【0025】
自動焦点調節(AF)時にフォーカス環18に回動運動を与えるために、固定環12の端部12Aと環状壁部12Bとの間でシャフト26が回転自在に保持される。シャフト26の一端は環状壁部12Bを通り抜けて突出し、その突出端部には歯車28が固着され、この歯車28はフォーカス環18の内側壁面の一端部側に形成された内歯に噛み合わされる。
【0026】
また、シャフト26には端部12Aと環状壁部12Bとの間に可動歯車30が装着され、この可動歯車30はシャフト26の軸線方向に沿って摺動自在となっているが、しかしシャフト26と共に回転し得るようになっている。このような可動歯車30の装着については、例えば、シャフト26にその軸線方向に沿ってキー溝を形成し、このキー溝に摺動係合するようになったキーを可動歯車30側に設けることによって可能である。シャフト26には更に可動歯車30を常に環状壁部12B側に弾性的に偏倚させるようになった圧縮コイルばね32が装着される。
【0027】
なお、図1では、可動歯車30はAF位置即ち自動焦点調節位置で示され、図2では、可動歯車30は図1のAF位置から圧縮コイルばね32のばね力に抗してMF位置即ち手動焦点調節位置に移動させられた状態で示され、これについては後で詳しく述べることにする。
【0028】
図1及び図2に示すように、固定環12の端部12Aにはシャフト34が回転自在に装着される。シャフト34の一端には歯車36が装着され、この歯車36はAF位置にある可動歯車30(図1)と噛み合わされる。シャフト34の他端には継手38が設けられ、この継手38はレンズ鏡筒10がカメラに装着されたとき該カメラ内の駆動モータ側と駆動連結させられる。要するに、シャフト34はレンズ鏡筒10をカメラに装着させた後に該駆動モータよって回転駆動され、その回転駆動力は可動歯車30及び歯車28を介してフォーカス環18に伝達させられ、これによりレンズ枠14が光軸Xに沿って移動させられ、これにより自動焦点調節が実行されることになる。
【0029】
手動焦点調節(MF)時にフォーカス環18に回動運動を与えるために、固定環12には手動操作距離環40が回動自在に設けられ、この手動操作距離環40はAF−MF切換環としても機能する。即ち、手動操作距離環40はレンズ鏡筒10で自動焦点調節(AF)方式及び手動焦点調節(MF)方式のいずれか一方を選択するために使用される。手動操作距離環40がAF−MF切換環として用いられるとき、手動操作距離環40は固定環12について光軸Xの方向にシフトされる。
【0030】
先ず、手動操作距離環40のAF−MF切換環としての機能について説明すると、手動操作距離環40は図1に示すAF位置即ち自動焦点調節位置と図2に示すMF位置即ち手動焦点調節位置との間で光軸Xに沿ってシフト自在となっている。AF位置とMF位置との間での手動操作距離環40のシフトを規制するために、手動操作距離環40の内側壁面にはその周囲方向に沿って一対の弧状V溝40A及び40Bが形成される。一方、固定環12側にはばね付勢された係止ボール42が設けられ、この係止ボール42は図1及び図2から明らかなように手動操作距離環40の光軸Xに沿うシフトに応じて一対の弧状V溝40A及び40Bのいずれかに係合させられる。即ち、手動操作距離環40が図1に示すAF位置にあるとき、係止ボール42は弧状V溝40Aに係合させられ、手動操作距離環40が図1のAF位置から図2に示すMF位置までシフトさせられると、係止ボール42は弧状V溝40Bに係合させられる。
【0031】
手動操作距離環40は可動歯車30をシャフト26上でシフトさせるためのクラッチ板44を備え、このクラッチ板44の操作により、可動歯車30は圧縮コイルばね32の弾性力に抗して図1のAF位置から図2に示すMF位置までシフトさせられる。
【0032】
詳述すると、固定環12にはその周囲方向に沿って弧状開口部12Dが形成され、一方手動操作距離環40の内側壁面にもその周囲方向に沿って弧状溝44Cが形成される。弧状開口部12Dも弧状溝44Cもそれぞれの周囲方向に沿ってほぼ同じ範囲にわたって延在させられる。クラッチ板44の一方の端部44Aは折り曲げられて弧状開口部12Dを通り、その折曲げ端部44Aの先端は手動操作距離環40の弧状溝44Cに摺動自在に係合させられる。一方、クラッチ板44の他方の端部44Bも折り曲げられ、その折曲げ端部44Bは二股状に形成され、その二股部にシャフト26が受け入れられる。なお、図1及び図2から明らかなように、クラッチ板44は固定環12の環状壁部12Bを摺動自在に貫通させられる。
【0033】
手動操作距離環40が図1に示すようなAF位置に置かれているとき、クラッチ板44の二股端部44Bは固定環12の環状壁部12Bの側面に接した位置にあり、このとき可動歯車30はクラッチ板の二股端部44Bに圧縮コイルばね32のばね力でもって衝合させられてAF位置に留められている。しかし手動操作距離環40が図1のAF位置から図2のMF位置までシフトさせられると、これに伴ってクラッチ板44もシフトさせられ、このとき可動歯車30はクラッチ板44の二股端部44Bによって圧縮コイルばね32のばね力に抗して図2のMF位置に向かって移動させられる。手動操作距離環40が図2のMF位置までシフトさせられると、可動歯車30もMF位置までシフトさせられ、このとき可動歯車30は歯車36との噛合から完全に外される。従って、フォーカス環18はもはやカメラ側の駆動モータによって駆動され得ず、また手動操作距離環40によってフォーカス環18が後述するように回動させられたとしても、フォーカス環18の回動運動がカメラ側の駆動モータに伝達されることもない。
【0034】
手動操作距離環40が図2に示すMF位置即ち手動焦点調節位置までシフトさせられたとき、手動操作距離環40の回動運動によりフォーカス環18が回動させる。この目的のために、環状スリーブ19はフォーカス環18の一方の端面、即ち固定環12の端部12Aとは反対側の端面を越えて延長させられ、その延長部には、図3に最もよく図示するように、例えば3つの貫通孔19Bがその半径方向に形成され、これら3つの貫通孔19Bはその周囲方向に沿って等間隔に配置される。
【0035】
各貫通孔19Bには大径ヘッドを持つピン要素46が環状スリーブ19の内側からその外側に向かって遊嵌させられ、このときピン要素46の拡大ヘッドは環状スリーブ19の内面側とされる。各ピン要素46を貫通孔19B内に遊嵌された状態で保持するために板ばね48が用いられ、この板ばね48はその一端で環状スリーブ19の端面(即ち、固定環12の端部12A側の端面)に固着されて該環状スリーブ19の内壁面に沿って片持ち梁の態様で延在させられ、該板ばね48の他端即ち自由端にピン要素46の拡大ヘッドが固着保持され、このとき各ピン要素46は板ばね48によって半径方向外側に向かうばね力を受けるようになっている。環状スリーブ19の各貫通孔19Bに遊嵌させられたピン要素46が該環状スリーブ19の外側に突出した突出部は固定環12にその周囲方向に沿って形成された弧状スロット12E内に突出させられる。
【0036】
図3に最もよく図示するように、手動操作距離環40の内側壁面にはピン要素46と係合し得るようになった凹部40Dが所定のピッチで形成される。即ち、手動操作距離環40が図1のAF位置から図2のMF位置まで移動させられると、各ピン要素46は凹部40Dのいずれかに嵌入させられる。従って、手動操作距離環40がその周囲方向に回動させられると、フォーカス環18も回動させられ、これにより手動操作による焦点調節が行われることになる。
【0037】
手動操作距離環40が図2のMF位置まで移動させられたとき、該手動操作距離環40の周囲方向の回動位置によっては、ピン要素46は凹部40Dに嵌入することなく、図4に示すように、互いに隣接する凹部40D間のランド部40Eに乗り上げるようなこともあり得る。しかしながら、手動操作距離環40が少なくとも凹部40Dの配列ピッチ角度θだけ回動させられれば、ピン要素46は凹部40Dに嵌入させられるので、手動操作距離環40の回動運動は結果的にはフォーカス環18に確実に伝達され得る。
【0038】
要するに、本発明によれば、手動操作距離環40の回動が成されれば、その回動運動がフォーカス環18に常に伝達されられ、これにより手動操作による確実な焦点調節が保証される。
【0039】
手動操作距離環40がAF位置(図1)にあるとき、手動操作距離環40の回動運動を阻止するが好ましい。この目的のために、図1及び図2に示す実施形態では、図1及び図2に図示するように、弧状開口部12Dと弧状スロット12Eとの間で固定環12に穿孔12Fを形成し、この穿孔12Fにロックピン50が没入自在に収容される。詳述すると、固定環12の弧状開口部12Dを跨ぐように板ばね52が片持ち梁の態様で設けられ、その自由端上にロックピン50が固着され、これによりロックピン50は穿孔12F内で弾性的に没入自在に配置されることになる。
【0040】
手動操作距離環40がAF位置に置かれたとき、ロックピン50は手動操作距離環40の凹部40Dのいずれかに嵌入させられ、これにより手動操作距離環40の回動が阻止される。手動操作距離環40の周囲方向の回動位置によっては、ロックピン50は凹部40Dに嵌入しないでランド部40Eに当接するような場合もあり得るが、しかしロックピン50は弾性的に没入自在となっているので、ロックピン50が弾性的に没入して該ランド部40Eに対して摩擦係合させられ、これにより手動操作距離環40にはその回動運動に対して大きな抵抗が与えられる。また。そのような抵抗にかかわらず、手動操作距離環40が強制的に回動させられたとしても、その回動が少なくとも凹部40Dのピッチ分だけ行われれば、ロックピン50は凹部40Dに嵌入させられることになるので、手動操作距離環40の回動運動は確実に阻止される。
【0041】
このように手動操作距離環40の回動運動をフォーカス環18に伝えるために該手動操作距離環40に形成した一連の凹部40Dを手動操作距離環40の回動運動を阻止するためにも利用することにより、レンズ鏡筒10の構成全体の簡素化を図ることができる。なお、従来レンズ鏡筒にあっては、手動操作距離環がAF位置に置かれた際にその回動運動を阻止するために独立したロック機構が必要とされる。
【0042】
図5を参照すると、上述の実施形態の変形例が示され、この変形例では、3つのピン要素46は上述の実施形態の場合とは異なって環状スリーブ19の周囲方向に沿って等間隔に配置されない。詳述すると、上述の実施形態では、3つのピン要素46は環状スリーブ19の周囲方向に沿って等間隔に配置され、しかも3つのピン要素46の相互の角度は凹部40Dの配列ピッチ角度θの整数倍とされるので、3つのピン要素46の1つが任意の凹部40Dに嵌入されると、その他の2つのピン要素46も同時にいずれかの凹部40Dに嵌入されることになるが、しかし図5に示す変形例では、3つのピン要素46は環状スリーブ19の周囲方向に沿って等間隔に配置されずに凹部40Dの配列ピッチ角度θ以下の角度で互いにずれされる。要するに、図5の変形例では、3つのピン要素46の相互の角度間隔が配列ピッチ角度で除されたときに、該配列ピッチ角度以下の角度が余りとして得られることになる。
【0043】
例えば、図5の変形例では、3つのピン要素46のうちの1つに注目したとき、他の1つのピン要素46は最初に注目したピン要素46に対して1/2 θだけずらされ、残りの他の1つのピン要素46は先の他の1つのピン要素46に対して1/4 θだけずらされる。このような構成によれば、手動操作距離環40がAF位置(図1)からMF位置(図2)までシフトされたとき、3つのピン要素46のうちのいずれか1つが手動操作距離環40の凹部40Dに首尾よく嵌入され得る確率が大幅に増大されるだけでなく、たとえ3つのピン要素46のすべてが手動操作距離環40のランド部40Eに乗り上げたとしても、手動操作距離環40を少なくとも1/4 θだけ回動させれば、3つのピン要素46のいずれか1つは凹部40Dに確実に嵌入され得る。
【0044】
要するに、図5に示す変形例によれば、3つのピン要素46がランド部40Eに乗り上げた際に手動操作距離環40の回動運動がフォーカス環18に伝達されるまでの応答性については図1ないし図4に示し実施形態の場合よりも4倍改善されることになる。
【0045】
【発明の効果】
以上の記載から明らかなように、本発明によれば、手動操作距離環にAF−MF切換環としての機能も与えることにより、AF−MF切換可能な焦点調節機構を簡素化し得る共に手動操作距離環の凹部にピン要素を嵌入させることにより該手動操作距離環の回動運動をフォーカス環に常に確実に伝達し得るので、手動操作による信頼性の高い焦点調節を永年にわたって保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレンズ鏡筒の縦断面図であって、該レンズ鏡筒の光軸に対してその半分を図示すると共に手動操作距離環をAF位置で示す図である。
【図2】図1と同様な縦断面図であって、手動操作環をMF位置で示す図である。
【図3】図2のIII-III 線に沿う横断面図であって、手動操作距離環、環状スリーブ及びピン要素だけを抜き出してそれらの相対位置関係を示す図である。
【図4】図3と同様な横断面図であって、手動操作距離環、環状スリーブ及びピン要素を図3とは異なった相対位置関係で示す図である。
【図5】図3と同様な横断面図であって、図1ないし図4に示した実施形態の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 レンズ鏡筒
12 固定環
14 レンズ枠(可動環)
16 フォーカスレンズ群
18 フォーカス環
19 環状スリーブ
20 駆動環
22 ピン要素
24 突出体
26 シャフト
28 歯車
30 可動歯車
32 圧縮コイルばね
34 シャフト
36 歯車
38 継手
40 手動操作距離環
42 係止ボール
44 クラッチ板
46 ピン要素
48 板ばね
50 ロックピン
52 板ばね

Claims (10)

  1. 自動焦点調節方式及び手動焦点調節方式のいずれか一方の方式を選択し得るよう構成されたレンズ鏡筒であって、
    カメラに着脱自在に装着されるようになった固定環と、この固定環の外側に回動自在に設けられた手動操作距離環を具備し、この手動操作距離環は第1のシフト位置と第2のシフト位置との間で前記固定環の光軸に沿ってシフト可能であり、前記手動操作距離環が前記第1のシフト位置にあるとき前記自動焦点調節方式に基づいて焦点調節が行われ、前記手動操作距離環が前記第2のシフト位置にあるとき、前記手動焦点調節方式に基づいて焦点調節が行われ、この手動操作距離環に基づく焦点調節が前記手動操作距離環の回動運動を前記固定環内のフォーカス環に伝達して、該フォーカス環の回動運動を前記固定環内のフォーカスレンズ群の光軸に沿う並進運動に変換することによって達成されるレンズ鏡筒において、
    前記手動操作距離環の内側面には一連の凹部がその周囲方向に沿って所定の配列ピッチ角度で形成され、前記フォーカス環側には少なくとも1つのピン要素が保持され、前記手動操作距離環が第2のシフト位置にあるとき、前記ピン要素が前記一連の凹部の任意の1つに嵌入して、前記手動操作距離環の回動運動が前記フォーカス環に伝達されるとともに、
    前記フォーカス環にはそれと一体化された環状スリーブが設けられ、この環状スリーブには前記ピン要素を遊嵌するようになった貫通孔が半径方向に形成され、前記環状スリーブにはその一方の端面で片持ち梁の態様で支持されると共に該環状スリーブの内面に沿って前記貫通孔の半径方向内側開口まで延びた板ばねが設けられ、前記貫通孔に遊嵌されたピン要素が前記貫通孔の半径方向内側開口側で前記板ばねの自由端に固着保持される
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、前記板ばねが前記ピン要素前記凹部内に積極的に嵌入し得るように弾性的に偏倚させることを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 請求項1または2に記載のレンズ鏡筒において、前記ピン要素が2つ以上設けられ、これらピン要素が前記フォーカス環の周囲方向に沿って前記配列ピッチ角度の整数倍の角度間隔で配置されることを特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 請求項1または2に記載のレンズ鏡筒において、前記ピン要素が2つ以上設けられ、これらピン要素が前記フォーカス環の周囲方向に沿って配置され、前記双方のピン要素間の角度間隔が前記配列ピッチ角度で除されたときに該配列ピッチ角度以下の角度が余りとして得られることを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記固定環には半径方向に没入自在となったロックピン要素が設けられ、前記手動操作距離環が第1のシフト位置にあるとき、前記ロックピン要素が前記手動操作距離環の一連の凹部の任意の1つに嵌入して該手動操作距離環の回動が阻止されることを特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 自動焦点調節方式及び手動焦点調節方式のいずれか一方の方式を選択し得るよう構成されたレンズ鏡筒であって、
    カメラに着脱自在に装着されるようになった固定環と、
    前記固定環の回りに回動自在に設けられた手動操作距離環とを具備し、この手動操作距離環は自動焦点調節方式を選択する第1のシフト位置と手動焦点調節方式を選択する第2のシフト位置との間で前記レンズ鏡筒の光軸に沿ってシフト可能であり、
    更に、前記固定環内に設けられた可動環を具備し、この可動環はフォーカスレンズ群を保持して前記光軸に沿って移動可能であり、
    更に、前記固定環の内側壁面に沿って回動自在となったフォーカス環と、
    前記フォーカス環の回動運動を前記光軸に沿う前記可動環の並進運動に変換すべく該フォーカス環と該可動環との間に設けられた駆動機構と、
    前記カメラ側からの回転駆動力を前記フォーカス環に伝達させる第1の駆動力伝達系と、
    前記手動操作距離環による回転駆動力を前記フォーカス環に伝達させる第2の駆動力伝達系と、
    前記手動操作距離環が第1のシフト位置にあるとき、前記第1の駆動力伝達系を切ると共に前記第2の駆動力伝達系を入れ、前記手動操作距離環が前記第2のシフト位置にあるとき、前記第1の駆動力伝達系を入れる共に前記第2の駆動力伝達系を切るように作動するクラッチ機構とを具備するレンズ鏡筒において、
    前記第2の駆動力伝達系が前記手動操作距離環の内側面にその周囲方向に沿って所定の配列ピッチ角度で形成された一連の凹部と、前記フォーカス環側に保持された少なくとも1つのピン要素とを包含し、前記手動操作距離環が第2のシフト位置にあるとき、前記ピン要素が前記一連の凹部の任意の1つに嵌入して、前記手動操作距離環の回動運動が前記フォーカス環に伝達されるとともに、
    前記フォーカス環にはそれと一体化された環状スリーブが設けられ、この環状スリーブには前記ピン要素を遊嵌するようになった貫通孔が半径方向に形成され、前記環状スリーブにはその一方の端面で片持ち梁の態様で支持されると共に該環状スリーブの内面に沿って前記貫通孔の半径方向内側開口まで延びた板ばねが設けられ、前記貫通孔に遊嵌されたピン要素が前記貫通孔の半径方向内側開口側で前記板ばねの自由端に固着保持される
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 請求項6に記載のレンズ鏡筒において、前記板ばねが前記ピン要素前記凹部内に積極的に嵌入し得るように弾性的に偏倚させることを特徴とするレンズ鏡筒。
  8. 請求項6または7に記載のレンズ鏡筒において、前記ピン要素が2つ以上設けられ、これらピン要素が前記フォーカス環の周囲方向に沿って前記配列ピッチ角度の整数倍の角度間隔で配置されることを特徴とするレンズ鏡筒。
  9. 請求項6または7に記載のレンズ鏡筒において、前記ピン要素が2つ以上設けられ、これらピン要素が前記フォーカス環の周囲方向に沿って配置され、前記双方のピン要素間の角度間隔が前記配列ピッチ角度で除されたときに該配列ピッチ角度以下の角度が余りとして得られることを特徴とするレンズ鏡筒。
  10. 請求項6から9までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記固定環には半径方向に没入自在となったロックピン要素が設けられ、前記手動操作距離環が第1のシフト位置にあるとき、前記ロックピン要素が前記手動操作距離環の一連の凹部の任意の1つに嵌入して該手動操作距離環の回動が阻止されることを特徴とするレンズ鏡筒。
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