JP3964264B2 - 合成樹脂水性エマルジョン型感圧接着剤及びその製造方法 - Google Patents

合成樹脂水性エマルジョン型感圧接着剤及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐熱性、耐候性に優れているアクリル系感圧接着剤の内、ポリオレフィン系樹脂に対する強い粘着性と耐水白化性が優れ、有機溶媒を含まないため大気汚染防止、作業環境保全性に好ましいとされた合成樹脂水性エマルジョン型感圧接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
家電品、日用品、建材等の用途に、感圧接着剤を加工して得られる粘着テープ、粘着ラベル、両面粘着テープ等の粘着製品が広く用いられている。これらの粘着製品に用いられる感圧接着剤として、物性バランスのほか耐熱性、耐候性等の耐久性が優れたアクリル系感圧接着剤が普及している。なかでも大気汚染防止、作業環境改善の観点から合成樹脂水性エマルジョン型アクリル系感圧接着剤が広く用いられ、ポリオレフィン類に対する粘着力を向上させるために炭化水素系、テルペン系、ロジン系等の粘着付与樹脂を添加するのが一般的である。
しかし、従来の合成樹脂水性エマルジョン型アクリル系感圧接着剤は高湿度環境下や水浸漬時において白濁を生じ、耐水白化性が悪くなるために、透明ラベルなど意匠性が要求される分野では殆ど使用されていない。
【0003】
例えば、特許2599589号(特開昭63−256672号、荒川化学工業(株))には、通常アニオン系界面活性剤を用いて粘着付与樹脂をエマルジョン化した粘着付与樹脂エマルジョンに合成樹脂水性アクリル系重合体エマルジョンとをブレンドしてなる感圧接着剤が開示されている。しかしこの感圧接着剤は粘着付与樹脂をエマルジョン化するために界面活性剤を使用しているために耐水白化性の低下を引き起こし易く、更に粘着付与樹脂をエマルジョン化したとき、粘着付与樹脂エマルジョン粒子を0.2μm以下まで分散にすることが困難なために透明性と耐水白化性の低下が避けられない。
【0004】
また特許1832455号(特開昭58−185668号、特公平2−30351号、ヘキスト合成(株))、特開平8−231937号(積水化学工業(株))及び特開平9−111218号公報(旭化成工業(株))等には、粘着付与樹脂をモノマーに溶解させ、更にはそれに界面活性剤水溶液を加えてモノマーを乳化させて、通常の乳化重合を行う方法が開示されているが、通常モノマー乳化で得られるモノマー油滴の平均粒子径は1〜5μmと大きく、且つ、モノマーは界面活性剤ミセルやポリマー重合体粒子に水相を介して拡散されて重合が行われるが、粘着付与樹脂は水相を介しての拡散は困難なので、重合後、最終生成ポリマー粒子と粘着付与樹脂の巨大粒子とが個別に存在したり、粘着付与樹脂が凝集物となることが多い。従って、これらの方法ではエマルジョン中に1μm以上の粘着付与樹脂の巨大粒子が生成して、ポリオレフィン類に対する粘着性の低下とと耐水白化性が低下を引き起こすことが避けられなかった。
【0005】
また特開2000−313865号公報(東洋インキ製造(株))には、アルキル基の炭素数が9〜14の(メタ)アクリル酸エステルに粘着付与樹脂と油溶性開始剤を溶解させ、平均粒子径が1μm以下のモノマー油滴を形成させた後、モノマー油滴内で乳化重合を行う方法が開示されている。この方法では粘着付与樹脂の巨大粒子の生成が抑制され、ポリオレフィン類に対する粘着性は向上するが、モノマー油滴の平均粒子径を0.15μm以下まで小さくしないとポリマー粒子の平均粒子径を0.05〜0.15μmまで小さくすることが困難である。しかしこの方法でモノマー油滴の平均粒子径を0.15μm以下にすることが困難であるために、この方法を用いてもポリオレフィン類に対する粘着性と耐水白化性を両立させることは困難であった。
【0006】
本発明者らは上記の問題を解決するため、従来のアクリル系水性エマルジョン型感圧接着剤のポリオレフィン系樹脂に対する粘着性と耐水白化性を検討した結果、水性エマルジョン粒子径サイズ(粘着付与樹脂およびアクリル共重合体)は小さいほど好ましいだけでなく、エマルジョン粒子の構成が強く影響することを見出した。即ちメカニズムまでは解明できなかったが、結果的に粘着付与樹脂とアクリル共重合体が同一粒子内にあるのではなく、できるだけ別個に存在する方が粘着性を低下させずに耐水白化性に優れた水性エマルジョン型感圧接着剤となることを見出した。このため粒子サイズの小さい粘着付与樹脂粒子およびアクリル共重合体粒子をいかにして製造するかが問題となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、耐熱性、耐候性に優れたアクリル系感圧接着剤の内で、ポリオレフィン系樹脂に対する強い粘着性及び耐水白化性に優れ、大気汚染防止、環境保全性に優れた水性エマルジョン型感圧接着剤を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
[1] アルキル基の炭素数が4〜8の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とするモノマー(A)と粘着付与樹脂(B)からなる成分をアニオン性界面活性剤(C)を含有する水溶液を用いて乳化分散し、平均粒子径が0.4μm以下となるモノマー乳化液(D)となし、これを水溶性重合開始剤及びアニオン性界面活性剤(E)を含有する重合用水溶液(F)中に滴下しながら重合してポリマー粒子の平均粒子径が0.05〜0.15μmの合成樹脂水性エマルジョンとすることを特徴とする水性エマルジョン型感圧接着剤の製造方法、
[2] モノマー(A)が、アルキル基の炭素数が4〜8の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを50〜99.49重量%、カルボキシル基を有するモノマーを0.5〜5.0重量%、アルコキシシリル基を有するモノマーを0.01〜1.0重量%を必須成分として含有するモノマーの混合物である上記[1]に記載の水性エマルジョン型感圧接着剤の製造方法、
[3] モノマー乳化液(D)が、モノマー(A)100重量部に対し、粘着付与樹脂(B)4〜20重量部、ポリオキシアルキレン構造と不飽和二重結合を有するアニオン性界面活性剤(C)0.5〜2.0重量部を含有する水溶液である上記[1]に記載の水性エマルジョン型感圧接着剤の製造方法、
[4] 重合用水溶液(F)が、モノマー(A)100重量部に対し、水溶性重合開始剤及びポリオキシアルキレン構造と不飽和二重結合を有するアニオン性界面活性剤(E)0.1〜2.0重量部を含有する水溶液である上記[1]に記載の合成樹脂水性エマルジョン型感圧接着剤の製造方法、
[5] 粘着付与樹脂(B)として、脂環族石油樹脂を用いることを特徴とする上記[1]または[3]に記載の合成樹脂水性エマルジョン型感圧接着剤の製造方法、及び
【0009】
[6] 粘着付与樹脂の存在下に、アルキル基の炭素数が4〜8の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを50〜99.49重量%、カルボキシル基を有するモノマーを0.5〜5.0重量%、アルコキシシリル基を有するモノマーを0.01〜1.0重量%を必須成分として含有するモノマーの混合物と、ポリオキシアルキレン構造と不飽和二重結合を有するアニオン性界面活性剤からなる平均粒子径0.4μm以下のモノマー乳化液を、水溶性重合開始剤と不飽和二重結合を有するアニオン性界面活性剤を含有する重合用水溶液中で共重合して得られたポリマー粒子の平均粒子径が0.05〜0.15μmの合成樹脂水性エマルジョンからなる水性エマルジョン型感圧接着剤、を開発することにより上記の課題を解決した。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明者らは上記の課題、即ち結果的に粘着付与樹脂とアクリル共重合体が同一粒子内にあるのではなく、できるだけ別個に形成するべく、モノマーとして粘着付与樹脂を溶解可能で、且つ重合用水溶液(F)の水相を通して界面活性剤ミセルへ拡散するように、アルキル基の炭素数が4〜8の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とするモノマー(A)を選び、これで粘着付与樹脂(B)を溶解したモノマー油滴成分を、アニオン性界面活性剤水溶液(C)中に機械的に強制乳化分散して平均粒子径が0.4μm以下となるモノマー乳化液(D)を製造し、次にこれを、水溶性重合開始剤とアニオン性界面活性剤(E)を含有する重合用水溶液(F)中に滴下しながら重合する。
【0011】
かくして重合用水溶液(F)中の界面活性剤ミセルで重合が開始され、重合核となる粒子数が格段に多くなり、モノマー乳化液(D)中の(モノマー+粘着付与樹脂)粒子からモノマー(A)が重合用水溶液(F)中に溶解して重合用水溶液(F)中のアニオン性界面活性剤(E)で安定化された共重合体粒子を形成するものと考えられる。このためモノマー乳化液(D)中の(モノマー+粘着付与樹脂)粒子は、モノマーの溶解流出に伴いそのサイズを小さくなる。そして粘着付与樹脂とアクリル共重合体とが別個の粒子として、ポリマー粒子の平均粒子径が0.05〜0.15μmとして存在するエマルジョンとなるものと推定している。この結果粘着付与樹脂が微細に分散し、且つ、ポリマー粒子の平均粒子径が0.05〜0.15μmとなるポリオレフィン類に対する粘着性と耐水白化性が優れた合成樹脂水性エマルジョン型感圧接着剤が得られた。
【0012】
一般の粘着付与剤成分(B)は、アクリル酸2エチルヘキシルやアクリル酸n−ブチル等の通常の乳化重合可能なモノマーに比べ、水に対する溶解度が極めて小さいので、水相を通してはミセルに拡散できない。そのために通常の乳化重合や滴下乳化重合法では合成樹脂水性エマルジョン中に粘着付与樹脂を微細に分散させることができない。しかし、粘着付与剤を溶解したモノマーのモノマー油滴の平均粒子径を0.4μm以下まで小さくし、好ましくは0.2〜0.3μmとし、水溶性重合開始剤の存在下に、アニオン性界面活性剤水溶液(F)中に滴下しながら重合すると、粘着付与樹脂の分散が向上することできる。粘着付与剤を溶解したモノマーのモノマー乳化液の平均粒子径を0.4μm以上にすると、粘着付与樹脂の分散が低下し、透明性と耐水白化性の低下を引き起こす。
【0013】
本発明において粘着付与樹脂を溶解したモノマーの乳化分散に用いる乳化機として、例えば超音波乳化機、高圧ホモゲナイザー等を挙げることができる。
また、モノマー乳化液(D)のモノマー油滴を小さくするとモノマー油滴の総表面積が増大し、界面活性剤がモノマー油滴表面に殆ど吸着し、界面活性剤ミセルが生成しなくなる。そのために、モノマー油滴を0.4μm以下まで小さくすると、界面活性剤ミセルでの重合開始が起こり難くなり、モノマー油滴内でモノマーが重合し、粘着付与剤とポリマーが含まれたポリマー粒子が得られてしまう。そのために、モノマー油滴内で重合させる場合、モノマー油滴の平均粒子径を小さくしないと、ポリマー粒子の平均粒子径を小さくすることが困難である。しかし、水溶性重合開始剤の存在下に界面活性剤ミセルを多量に存在させた界面活性剤水溶液(F)中に、モノマー油滴の平均粒子径が0.4μm以下となるモノマー乳化液(D)を滴下重合させると、モノマー油滴よりモノマーが重合用水溶液中に溶解し、界面活性剤ミセルでも重合反応が開始する事により、ポリマー粒子数が格段に増え、ポリマー粒子の平均粒子径が0.05〜0.15μmとなり、耐水白化性が格段に向上することを見出した。
【0014】
この場合に、重合を容易に進ませるために、モノマー油滴の平均粒子径が0.4μm以下となるモノマー乳化液(D)を予め少量加えてから滴下重合を開始しても良いが、モノマー乳化液(D)を重合用水溶液(F)中に予め加えると、モノマー乳化液(D)中のモノマー油滴に、重合用水溶液(F)中の界面活性剤(E)が吸着し、開始剤ミセルが減少するために、予め界面活性剤(E)を含む重合用水溶液(F)中に加えるモノマー乳化液(D)の割合はモノマー乳化液(D)の5重量%以内が望ましい。
このとき重合反応が抑制されないよう窒素、アルゴン等の不活性ガスで重合系を置換しておくことが好ましい。重合温度は、40〜90℃の範囲が適当であり、重合時間は1〜10時間が適当である。
【0015】
本発明で使用されるアルキル基の炭素数が4〜8である(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、モノマーの混合物に粘着付与樹脂を溶解させることが必要であるために、アルキル基の炭素数が4以上であることが必要である。アルキル基の炭素数が3以下であると粘着付与樹脂をモノマーの混合物に溶解させることが難しくなる。また、アルキル基の炭素数が9以上であると水に対する溶解度が極めて小さくなり、モノマ−油滴中の不飽和和単量体が界面活性剤ミセルに移動しなくなるために、合成樹脂水性エマルジョンの平均粒子径を小さくすることが困難になる。
【0016】
本発明で使用されるアルキル基の炭素数が4〜8である(メタ)アクリル酸アルキルとして、例えばアクリル酸又はメタクリル酸のブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、シクロヘキシル、ヘプチル、オクチル、2エチルヘキシル等のアルキルエステルが挙げられ、その中でもアクリル酸2エチルヘキシル、アクリル酸n−ブチルが好ましい。モノマー全量中の含有量は、粘着力と粘着付与樹脂の溶解性を向上させる観点から、50重量%以上、好ましくは70重量%以上である。これらは単独でも、2種以上組み合わせて用いてもよい。
【0017】
本発明で使用されるカルボキシル基を有するモノマーは、合成樹脂水性エマルジョンの機械的な安定性を付与させるために使用する。カルボキシル基を有するモノマーを共重合して合成樹脂水性エマルジョンの機械的な安定性を付与させるためには、アンモニア水等で合成樹脂水性エマルジョンを中和してpHを7以上にすることが望ましい。その結果として、耐水性を低下させる界面活性剤を少なくすることができる。
【0018】
本発明で使用されるカルボキシル基を有するモノマーとして、例えばメタクリル酸、アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等が挙げられ、メタクリル酸、アクリル酸が好ましい。これらは単独でも、2種以上組み合わせて用いてもよい。不飽和単量体全量中の含有量は、合成樹脂水性エマルジョンの機械的安定性を向上させる観点から0.5重量%以上、好ましくは1.0重量%以上であり、耐水白化性を向上させる観点から5重量%以下、好ましくは3重量%以下である。
【0019】
本発明で使用されるアルコシキシシリル基を有するモノマーは、乾燥皮膜の膨潤を抑制し、耐水白化性を更に向上させるために使用する。本発明で使用されるアルコキシシリル基を有する不飽和単量体としては、ビニルトリス(β―メトキシエトキシ)シラン、γ―メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ―メタクリロキシプロピルジメトキシシラン、γ―アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ―アクリロキシプロピルジメトキシシラン等があり、単独或いは併用して用いることができる。中でも、γ―メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ―メタクリロキシプロピルジメトキシシラン、γ―アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ―アクリロキシプロピルジメトキシシランが好ましい。使用量は0.01〜1.0重量%、好ましくは0.05〜0.5重量%が望ましい。使用量が0.01重量%より少なくなると、耐水白化性の向上効果が少なくなり、1.0重量%より多くなると逆に乾燥皮膜の成膜性が低下して耐水白化性が低下する。
【0020】
本発明では、粘着付与樹脂のモノマーの混合物への溶解を損なわない程度、アルキル基の炭素数が4〜8である(メタ)アクリル酸アルキル及びカルボキシル基を有する不飽和単量体と共重合可能な各種モノマーも用いることができ、例えば(メタ)アクリル酸のメチル、エチル、プロピル、ベンジル、デシル、イソデシル、ドデシル、イソドデシル、ラウリル、トリデシル、イソトリデシル、テトラデシル等のエステル、アクリロニトリル、スチレン、ジビニルベンセン、酢酸ビニル等の極性基をもたない不飽和単量体や(メタ)アクリル酸のヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル等のエステル、パラスチレンスルホン酸ナトリル等の極性基を有する不飽和単量体が挙げられる。更にはモノマー全量中の含有量は49.5重量%以下が好ましい。
【0021】
本発明で使用される粘着付与脂は、例えば脂肪族系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、水添ロジン系樹脂等が挙げられる。特に軟化点が80℃以上の水相に拡散し難い粘着付与樹脂や、酸価及び水酸基価が0.1以下の水相に拡散し難い粘着付与樹脂が望ましい。
中でも脂環族系石油樹脂が望ましい。本製造方法ではモノマーの重合の場から粘着付与剤を隔離することができるために粘着付与剤によるモノマーの重合阻害を少なくすることができるが、未水添のロジン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン系樹脂等は、不飽和単量体の重合阻害を起こやすく、更に凝集力の低下が起こし易いために、保持力と粘着力のバランスをとることが難しく好ましくない。粘着付与樹脂樹脂の使用量は、全モノマー100重量部に対して、ポリオレフィン被着体に対する粘着力を向上させる観点から 4重量部以上であり、透明性を保持するために20量部以下である。
【0022】
これらは単独でも、2種以上をブレンド又は変性等で組み合わせて用いてもよい。脂環族系石油樹脂としては、荒川化学工業(株)製のアルコンP−140、P−125、P−115、アルコンM−135、M−115、M−100、等が上げられる。水添ロジン系樹脂としては、荒川化学工業(株)製のパインクリスタルKE−656等が上げられる。
本発明で乳化剤で使用されるポリオキシアルキレン構造と不飽和二重結合を有するアニオン性界面活性剤としては、式(1)〜式(3)で示されるような界面活性剤が望ましい。
【0023】
Figure 0003964264
【0024】
Figure 0003964264
【0025】
【化1】
Figure 0003964264
【0026】
ここで、R1、R3,R4,R5は水素又はアルキル基、R2はアルキル基或いはアルキルフェニル基等であり、Aは−CH2CH2−などのアルキレン基、Mはアンモニウム塩又はカリウム、ナトリウム等の金属塩、nは2〜20の整数、mは0〜20の整数を示す。
【0027】
式(1)で表させる化合物としては、アクアロンKH−10、KH−5(第一工業製薬(株)製)等があり、式(2)で表される化合物としては、アデカリアソープSE−10N(旭電化工業(株)製)等があり、式(3)で表される化合物としては、アクアロンHS−10(第一工業製薬(株)製)等がある。
本発明ではアニオン性界面活性剤にポリオキシアルキレン構造を持たせることによりモノマー乳化液の安定性が大幅に向上する。また不飽和二重結合を持たせることにより重合体エマルジョンの機械的な安定性が大幅に向上する。そのために界面活性剤の使用量を大幅に減らすことができる。
【0028】
使用量は乳化分散して平均粒子径が0.4μm以下のモノマー油滴を形成させたモノマー乳化液(C)には、不飽和単量体混合物100重量部に対して、0.5〜2.0重量部が用いられる。また、界面活性剤水溶液中(F)には、0.1〜2.0重量部用いられる。また、耐水白化性及び耐水密着性を低下させない範囲でポリアルキレン構造と不飽和二重結合を分子内に持たないイオン性界面活性剤、或いは、非イオン性界面活性剤を併用することもできるが、極力併用しない方が望ましい。
【0029】
本乳化重合には通常の水溶性開始剤を用いて重合することができる。本発明で使用される水溶性開始剤としては、過硫酸ナトリルム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、ターシャリーブチルハイドロパーオキサイド等を使用することができ、還元剤を併用してレドックスにしても良い。また、モノマー乳化液(C)のモノマー油滴内で重合を防ぐために、油溶性開始剤は併用しない方が良い。
【0030】
更に、耐水性に影響の少ない範囲で、目的に応じて、中和剤、防腐剤、消泡剤、増粘剤、架橋剤、粘着付与剤等の各種添加剤を乳化重合時または乳化重合物に併用することができる。
本発明において、全仕込み量に対する粘着付与樹脂を溶解した不飽和単量体混合物の比率は、乾燥効率の観点から35重量%以上が好ましく、製造時の重合熱除去、撹拌効率の観点から55重量%以下が好ましい。
【0031】
本発明の粘着製品は、本発明の合成樹脂水性エマルジョン型感圧接着剤を基材に塗工し乾燥することにより得られる。塗工には、ワイヤーコーター、アプリケーター、ダイコーター、ロールコーター、コンマコーター、リップコーター、カーテンコーター等が用いられる。基材は、透明基材、特に透明フィルムテープが好ましく、OPP (二軸延伸ポリプロピレン)フィルムや PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、更にはPE(ポリエチレン)フィルムや塩化ビニルフィルム等が用いられる。エマルジョンを直接塗工する場合には、コロナ処理をフィルム表面に施してあるものや表面コートしてあるものを用いることもでき、また、増粘剤等を添加した高粘度のエマルジョンに対しては、剥離紙や剥離フィルムへ塗工して乾燥し、透明基材を張り合わせることによる転写塗工をすることもできる。粘着剤の塗工厚は、マイクロメーターで測定することができ、一般的には約20〜30μm程度の塗工厚となるように塗工される。塗工後の粘着剤の乾燥には、熱風乾燥機が用いられ、塗工面が透明で平滑になる条件(例えば、90〜110 ℃で1〜5分程度)で乾燥が行われる。
【0032】
本発明の合成樹脂水性エマルジョン型感圧接着剤は、水浸漬時でも白濁が殆どなく、加えて強粘着性と保持力が共に優れ、ポリオレフィン被着体に対する良好な粘着性を示す。更に透明性の低下が少ない。従って、一般的な感圧接着剤としてのみならず、透明ラベルなど意匠性が要求される分野の感圧接着剤としても利用できる。
【0033】
【実施例】
実施例及び比較例におけるエマルジョン及びそのフィルムの物性等は以下に示す方法で測定した。
(1).平均粒径
Honeywell社の粒子径分布測定器(Microtrac(UPA150))を使用して測定した。(50%頻度値を採用)
(2).耐水白化性
粘着フィルム片を25mm×50mmの大きさに切り取り、離型PETフィルムを剥がして粘着剤層を露出させ、430nmの透過率を測定した。(粘着剤を塗工していないフィルムの透過率を100%とした。)次に23℃の水で満たされたビーカーで7日間浸漬し、430nmの透過率を測定した。耐水白化性は7日間水中浸漬前後の透過率の差で表され、透過率の差が小さいほど白化が少なく耐水白化性が良好である。
【0034】
(3).ポリオレフィン類に対する粘着性
粘着フィルム片を25mm幅に切断し、エタノールで脱脂処理した低密度ポリエチレン板に、23℃×50%RHの雰囲気下で2kgのローラーを1往復させて圧着した試験体を、同雰囲気下で24時間放置した後、テンシロン型定速引っ張り試験機を用い、300mm/minの引っ張り速度で引き剥がし、180°剥離力を測定した。
(4).保持力
JIS 6253に規定されるステンレス鋼板に、粘着フィルムを、貼付け面積25mm×25mmとなるよう貼付し、40℃雰囲気下20分間静置した。続いて1kgの荷重をかけ、24時間後のズレ幅を測定した。24時間保持できなかったものは落下時間を記録した。
【0035】
また、実施例及び比較例における粘着フィルムは以下に示す方法で作製した。内面コロナ処理した50μPETフィルムに乾燥膜厚が30μmになるように水性エマルジョン型感圧接着剤を塗工し、110℃のオーブン中で5分間乾燥させた後、離型処理したPETフィルムを張り合わせ、
23℃×50%RHの雰囲気下で24時間以上放置したのものを粘着フィルムとした。
【0036】
(実施例1)
容器に、アクリル酸2エチルヘキシル 80g、メタクリル酸メチル 17.44g、アクリル酸 2.4g 、γ―メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 0.16g、アルコンM−135 10g(荒川化学工業(株)脂環族系石油樹脂)を仕込み、混合物が均一になるまで室温で撹拌した。これにアクアロンKH−10(第一工業製薬(株)製アニオン性反応性界面活性剤) 1.2gと水 92g加え、高圧ホモゲナイザー(APV GAULIN社)で400kg/cm2の圧力で乳化分散して平均粒子径が0.25μmのモノマー乳化液(D)を得た。
【0037】
セパラブルフラスコにアクアロンKH−10(第一工業製薬(株)製アニオン性反応性界面活性剤) 0.8gと水 34gからなる界面活性剤水溶液(F)を仕込み攪拌しながら80℃に昇温した。更に、モノマー乳化液(D)の3%と過硫酸カリウム 0.06gを添加し乳化重合を開始した。その後、モノマー乳化液(A)の97%と過硫酸カリウム 0.2gと水8gを3時間かけてゆっくり添加し、更に80℃で2時間熟成し、室温に冷却後、25%アンモニア水でpHを8.5に調製し。180メッシュの金網で濾過して重合体エマルジョンを得た。重合体エマルジョンの平均粒径は0.11μm、固型分は45.1%であった。
得られた合成樹脂水性エマルジョン型感圧接着剤を内面コロナ処理した50μmPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムにアプリケーターで乾燥厚みが25〜35μmとなるよう塗布し、110℃に調製した熱風乾燥器中で5分間乾燥後、離型処理したPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを貼りあわせ、1日間エージングすることで粘着フィルムを作製した。配合比及びエマルジョンの物性値を表1に示す。
【0038】
(実施例2)
実施例1において、容器に、アクリル酸2エチルヘキシル 80.0g、メタクリル酸メチル 17.44g、アクリル酸 2.4g 、γ―メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 0.16g、アルコンM−135 5g(荒川化学工業(株)脂環族系石油樹脂)を仕込み、混合物が均一になるまで室温で撹拌した。これにアクアロンKH−10(第一工業製薬(株)製アニオン性反応性界面活性剤) 1.2gと水 86g加え、高圧ホモゲナイザー(APV GAULIN社)で400kg/cm2の圧力で乳化分散して平均粒子径が0.26μmのモノマー乳化液(C)を得た。重合体エマルジョンの平均粒径は0.11μm、固型分は45.2%であった。実施例1と同様に粘着フィルムを作製した。配合比及びエマルジョンの物性値を表1に示す。
【0039】
(実施例3)
実施例1において、アルコンM−135をアルコンP−140(荒川化学工業(株)脂環族系石油樹脂)に変更した以外は同様にした。重合体エマルジョンの平均粒径は0.11μm、固型分は44.9%であった。実施例1と同様に粘着フィルムを作製した。配合比及びエマルジョンの物性値を表1に示す。
【0040】
(実施例4)
実施例1において、界面活性剤水溶液(F)をアクアロンKH−10(第一工業製薬(株)製アニオン性反応性界面活性剤) 0.4gと水 34.4gにした以外は同様にした。重合体エマルジョンの平均粒径は0.13μm、固型分は45.0%であった。実施例1と同様に粘着フィルムを作製した。配合比及びエマルジョンの物性値を表1に示す。
【0041】
(実施例5)
実施例1において、アクリル酸2エチルヘキシル90.0g、メタクリル酸メチル7.44gとした以外は同様に反応を行った。重合体エマルジョンの平均粒径は0.11μm、固型分は45.2%であった。実施例1と同様に粘着フィルムを作製した。配合比及びエマルジョンの物性値を表2に示す。
【0042】
(実施例6)
実施例1において、アクリル酸2エチルヘキシル45.0g、アクリル酸n−ブチル45.0g、アクリル酸メチル7.44gとした以外は同様に反応を行った。重合体エマルジョンの平均粒径は0.12μm、固型分は45.2%であった。実施例1と同様に粘着フィルムを作製した。配合比及びエマルジョンの物性値を表2に示す。
【0043】
(実施例7)
実施例1において、メタクリル酸メチル17.1g、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.5gとした以外は同様に反応を行った。重合体エマルジョンの平均粒径は0.11μm、固型分は45.0%であった。実施例1と同様に粘着フィルムを作製した。配合比及びエマルジョンの物性値を表2に示す。
【0044】
(実施例8)
メタクリル酸メチルを17.6gとし、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを使用しないで実施例1と同様に反応を行った。重合体エマルジョンの平均粒径は0.11μm、固型分は45.1%であった。実施例1と同様に粘着フィルムを作製した。配合比及びエマルジョンの物性値を表2に示す。
【0045】
(比較例1)
実施例1において、界面活性剤水溶液(B)のアクアロンKH−10モノマー乳化液(B)の平均粒子径を0.48μmにした以外は同様にした。重合体エマルジョンの平均粒径は0.12μm、固型分は44.7%であった。実施例1と同様に粘着フィルムを作製した。配合比及びエマルジョンの物性値を表3に示す。
【0046】
(比較例2)
実施例1において、界面活性剤水溶液(F)をアクアロンKH−10(第一工業製薬(株)製アニオン性反応性界面活性剤) 0gと水 34.8gにした以外は同様にした。重合体エマルジョンの平均粒径は0.24μm、固型分は44.8%であった。実施例1と同様に粘着フィルムを作製した。配合比及びエマルジョンの物性値を表3に示す。
【0047】
(比較例3)
実施例1において、アクリル酸2エチルヘキシルをアクリル酸n−ラウリルにした以外は実施例1と同様にした。重合体エマルジョンの平均粒径は0.20μm、固型分は44.4%であった。実施例1と同様に粘着フィルムを作製した。配合比及びエマルジョンの物性値を表3に示す。
【0048】
(比較例4)
実施例1において、容器に、アクリル酸2エチルヘキシル 80g、メタクリル酸メチル 17.44g、アクリル酸 2.4g 、γ―メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 0.16gを仕込み、混合物が均一になるまで室温で撹拌した。これにアクアロンKH−10(第一工業製薬(株)製アニオン性反応性界面活性剤) 1.2gと水 80g加え、高圧ホモゲナイザー(APV GAULIN社)で400kg/cm2の圧力で乳化分散して平均粒子径が0.24μmのモノマー乳化液(C)を得た。重合体エマルジョンの平均粒径は0.10μm、固型分は45.2%であった。実施例1と同様に粘着フィルムを作製した。配合比及びエマルジョンの物性値を表3に示す。
【0049】
【表1】
Figure 0003964264
【0050】
【表2】
Figure 0003964264
【0051】
【表3】
Figure 0003964264
【0052】
【発明の効果】
本発明の合成樹脂水性エマルジョン型感圧接着剤は、耐熱性、耐候性に優れ、有機溶媒を含まないため大気汚染防止、環境保全性に優れ、且つ作業環境保全性に好ましい上、ポリオレフィン類に対する粘着性が優れ一般的な感圧接着剤としてのみならず、特に水浸漬時での白濁が少ないため透明ラベルなど意匠性が要求される分野の従来エマルジョン型感圧接着剤では置き換えられなかった分野の感圧接着剤としても利用可能となった。

Claims (5)

  1. アルキル基の炭素数が4〜8の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とするモノマー(A)と粘着付与樹脂(B)からなる成分をアニオン性界面活性剤(C)を含有する水溶液を用いて乳化分散し、平均粒子径が0.4μm以下となるモノマー乳化液(D)となし、これを水溶性重合開始剤及びアニオン性界面活性剤(E)を含有する重合用水溶液(F)中に滴下しながら重合してポリマー粒子の平均粒子径が0.05〜0.15μmの合成樹脂水性エマルジョンとすることを特徴とする水性エマルジョン型感圧接着剤の製造方法。
  2. モノマー(A)が、アルキル基の炭素数が4〜8の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを50〜99.49重量%、カルボキシル基を有するモノマーを0.5〜5.0重量%、アルコキシシリル基を有するモノマーを0.01〜1.0重量%を必須成分として含有するモノマーの混合物である請求項1に記載の水性エマルジョン型感圧接着剤の製造方法。
  3. モノマー乳化液(D)が、モノマー(A)100重量部に対し、粘着付与樹脂(B)4〜20重量部、ポリオキシアルキレン構造と不飽和二重結合を有するアニオン性界面活性剤(C)0.5〜2.0重量部を含有する水溶液である請求項1に記載の水性エマルジョン型感圧接着剤の製造方法。
  4. 重合用水溶液(F)が、モノマー(A)100重量部に対し、水溶性重合開始剤及びポリオキシアルキレン構造と不飽和二重結合を有するアニオン性界面活性剤(E)0.1〜2.0重量部を含有する水溶液である請求項1に記載の合成樹脂水性エマルジョン型感圧接着剤の製造方法。
  5. 粘着付与樹脂(B)として、脂環族石油樹脂を用いることを特徴とする請求項1または3に記載の合成樹脂水性エマルジョン型感圧接着剤の製造方法。
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