JP3963129B2 - Bodily sensation sound device - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音発生手段から音源信号を機械的振動に変換する変換器を備え、変換器の振動によって人体の一部を振動させる体感音響装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、音発生手段から送られてきた信号を機械的振動に変換し、この振動により人体を振動させる例えば特開２００１−２１２１９８号公報記載のリラクゼーション用椅子のような体感音響装置が知られている。上記のような体感音響装置はＣＤプレーヤのような音発生手段から送られた音を制御する音制御装置と、音制御装置から出力される音響信号を振動に変換する変換器と、変換器に設けた変換器の振動により人体の一部を振動させる連動部材とを有している。
【０００３】
上記構成を有する体感音響装置は、音発生手段から送られた音を変換器の振動に変換して連動部材を振動させ、これにより体感者の体の一部に音に同調した臨場感のある心地良い振動を伝えていた。
【０００４】
しかしながら、上記の体感音響装置は、一つの変換器に対して一つの連動部材を設けているため、体感者の体の複数の部位に振動を伝えようとした場合、振動させる人体の部位の数だけ変換器を設けなければならず、これにより体感音響装置のコストが高くなってしまうという問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、体感者の多くの部位に振動を伝えることができ、且つコストのかからない体感音響装置を提供することを課題とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る体感音響装置は、音発生手段から送られてくる信号を機械的振動に変換する変換器３を備え、該変換器３に変換器３の振動によって人体の一部を振動させる連動部材４を設けた体感音響装置１において、１つの変換器３に対して２つ以上の連動部材４を設け、該連動部材４として、変換器３に直接固定した連動部材４ａと、変換器３に振動伝播部材５を介して接続された連動部材４ｂとを備えて成ることを特徴とするものである。
【０００７】
このように複数の連動部材４を設けることで体感者９の体の多くの部位に振動を伝えることができるのはもちろんのこと、体感音響装置１に連動部材４を設ける数に対して変換器３を設ける数を少なくすることができる。
【０００８】
また請求項２記載の体感音響装置は請求項１記載の体感音響装置において、上記連動部材４を管状に形成したことを特徴とするものである。
【０００９】
このように連動部材４を管状に形成することで、連動部材４の剛性を保つことができ、またこれによって体感者９に安定して振動を伝えることができる。
【００１０】
また請求項３記載の体感音響装置は請求項１又は２記載の体感音響装置において、変換器３と連動部材４とを変換器３の振動方向イと平行に伸びる振動伝播体５ｂを介して接続して成ることを特徴とするものである。
【００１１】
変換器３と連動部材４とを変換器３の振動方向イと平行に伸びる振動伝播体５ｂを介して接続したことで、変換器３の振動を効率良く連動部材４に伝えることができる。
【００１２】
また請求項４記載の体感音響装置は請求項１〜３のいずれかに記載の体感音響装置において、上記体感音響装置１は少なくとも体感者の腰部９ａを振動させる連動部材４ａと、膝の裏側部分９ｂを振動させる連動部材４ｂとを有して成ることを特徴とするものである。
【００１３】
このように構成することで、骨盤のある腰部９ａを振動させて骨振動を行うことができると共に触覚が敏感な膝の裏側部分９ｂを振動させることができ、これにより体感者９に対して数少ない連動部材４で全身が振動されているイメージを与えることができる。
【００１４】
また請求項５記載の体感音響装置は請求項４記載の体感音響装置において、腰部９ａを振動させる連動部材４ａと変換器３との間の距離が膝の裏側部分９ｂを振動させる連動部材４ｂと変換器３との間の距離よりも短くなるように設定して成ることを特徴とするものである。
【００１５】
このような構成を有することで、強い振動が必要な腰部９ａを振動させる連動部材４ａを強く振動させると共に弱い振動でも充分振動感が得られる膝の裏側部分９ｂを振動させる連動部材４ｂを弱く振動させることができ、また腰部９ａの振動と膝の裏側部分９ｂの振動とに振動伝達による時差を生じさせることができる。
【００１６】
また請求項６記載の体感音響装置は請求項１〜５のいずれかに記載の体感音響装置において、上記体感音響装置１は体感者９が着座するための座部２４を有し、該座部２４は臀部を支持するための臀部支持体２４０と臀部支持体２４０に設けられたクッション用ばね２４１とを有し、座部２４に着座した体感者９の臀部をクッション用ばね２４１を介して臀部支持体２４０で支持して成ることを特徴とするものである。
【００１７】
このように体感音響装置１は座部２４を有することで、体感者９が座部２４に着座したリラックスした状態で連動部材４の振動を受けることができるのはもちろんのこと、尚且つ座部２４はクッション用ばね２４１を有しているので、座り心地が良くなり、体感者９はより一層リラックスした状態で連動部材４の振動を受けることができる。
【００１８】
また請求項７記載の体感音響装置は請求項６記載の体感音響装置において、上記体感音響装置１は体感者９の膝の裏側部分９ｂを振動させる連動部材４ｂを有し、この連動部材４ｂと変換器３とをクッション用ばね２４１の下方に位置する振動伝播体５ｂを介して接続し、体感音響装置１に振動伝播体５ｂとクッション用ばね２４１との間に位置する弾性部材６を配設して成ることを特徴とするものである。
【００１９】
上記のように膝の裏側部分９ｂを振動させる連動部材４ｂと変換器３とをクッション用ばね２４１の下方に位置する振動伝播体５ｂを介して接続することで、体感者９が着座した際に振動伝播体５ｂが邪魔にならず、尚且つ振動伝播体５ｂとクッション用ばね２４１との間に位置する弾性部材６を設けることで、体感者９が勢い良く座部２４に着座したり、体重の重い体感者９が座部２４に着座したりする等してクッション用ばね２４１と振動伝播体５ｂとが接触したとしても、接触による異音の発生や振動伝播体５ｂの変形を弾性部材６により防止することができる。
【００２０】
また請求項８記載の体感音響装置は請求項１〜７のいずれかに記載の体感音響装置において、上記体感音響装置１に体感者９が着座するための座部２４及び該座部２４に着座した体感者の背中をもたれさせるための背もたれ部２３とからなる椅子２を有し、この椅子２に変換器３と変換器３の振動により椅子２に着座した人の体の一部を振動させる連動部材４を設け、変換器３もしくは連動部材４のうちの少なくとも一つを連結ばね７を介して椅子２に設けて成ることを特徴とするものである。
【００２１】
上記のように背もたれ部２３を設けることで体感者９は背もたれ部２３にもたれてよりリラックスした状態で着座して振動を受けることができ、尚且つ変換器３もしくは連動部材４のうちの少なくとも一つを連結ばね７を介して椅子２に設けることで、変換器３もしくは連動部材４の振動が椅子２に伝わることを防止することができる。
【００２２】
また請求項９記載の体感音響装置は請求項８記載の体感音響装置において、上記連結ばね７と椅子２との接続部分に音軽減部材８を設けて成ることを特徴とするものである。
【００２３】
このように連結ばね７と椅子２との接続部分に音軽減部材８を設けることで、変換器３もしくは連動部材４の振動によって発生する連結ばね７と椅子２との接続部分での軋み音の発生を抑えることができる。
【００２４】
また請求項１０記載の体感音響装置は請求項１〜９のいずれかに記載の体感音響装置において、上記体感音響装置１は体感者９が着座するための座部２４及び該座部２４に着座した体感者の背中をもたれさせるための背もたれ部２３とからなる椅子２を有し、座部２４及び背もたれ部２３は夫々体感者９の臀部を支持する臀部支持体２４０と背中を支持する背中支持体２３０とを有し、この体感音響装置１に変換器３の振動により椅子２に着座した人の体の一部を振動させる連動部材４を臀部支持体２４０もしくは背中支持体２３０よりも体感者側に位置するように配設して成ることを特徴とするものである。
【００２５】
上記のように連動部材４を臀部支持体２４０もしくは背中支持体２３０よりも体感者９側に位置するように配設することで、連動部材４を体感者９により強く押し当てることができる。
【００２６】
【発明の実施の形態】
本発明の添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。本実施形態における体感音響装置１は体感音響装置１外部のＣＤプレイヤーやテレビジョン、パーソナルコンピュータのような音発生手段（図示せず）に電気的に接続して使用されるものである。なお、音発生手段は体感音響装置１に設けてあっても良いものとする。該体感音響装置１は図示は省略するが音発生手段に接続されると共に音発生手段から送られてきた音を制御するための音制御装置を有している。音制御装置には音制御装置に設けられた図示しない入力端子や接続コードを介して電気的に接続されると共に音制御装置から送られてくる音響信号を機械的振動に変換する。すなわち音発生手段から送られてくる信号（電気信号）を機械的振動に変換するトランスデューサーのような変換器３と、変換器３の振動によって人体の一部である腰部及び膝の裏側部分９ｂを振動させる連動部材４とを有している。以下具体的構成について説明する。
【００２７】
上記体感音響装置１は人（以下体感者９と称す）が着座してリラックスした状態で連動部材４の振動を受けることができるよう主体を図４に示すような椅子２で構成している。
【００２８】
椅子２の骨組みは図１〜３に示すように床面に載置されるベースフレーム２１と、ベースフレーム２１の後端部に接続されると共に体感者９の背中を支持するための背もたれ部用フレーム２３０と、後端部が背もたれ部用フレーム２３０に接続され前端部がベースフレーム２３０に接続されると共に体感者９の臀部を支持するための座部用フレーム２４０と、背もたれ部用フレーム２３０の上端に設けられると共に体感者９の頭部を支持するための枕部用フレーム２２０と、後端部が背もたれ部用フレーム２３０に接続されると共に体感者９の肘を支持するための肘掛け部用フレーム２５０とで構成されている。各フレーム２１、２３０、２４０、２２０、２５０にはクッション材（図示せず）と、このクッション材を覆う表皮２０とが設けられており、これによって椅子２に図４に示すような、背もたれ部用フレーム２３０を有する背もたれ部２３と、枕部用フレーム２２０を有する枕部２２と、座部用フレーム２４０を有する座部２４と、肘掛け部用フレーム２５０を有する肘掛け部２５とを形成する。なお図中２６は音制御装置をコントロールする操作部である。
【００２９】
ベースフレーム２１は横フレーム部２１０ａと横フレーム部２１０ａの前端部から上後方に延設された傾斜フレーム部２１０ｂとからなる一対の略Ｌ字状枠部２１０、２１０と、幅方向に間隔を隔てて平行に配置された一対の略Ｌ字枠部２１０の夫々の横フレーム部２１０ａの前部及び後部同士を連結する前連結フレーム部２１１及び後連結フレーム部２１２とからなる。
【００３０】
背もたれ部用フレーム２３０は、ベースフレーム２１の後連結フレーム部２１２の幅方向に間隔を隔てた箇所に接続された略上方に伸びる一対の縦フレーム部２３０ａと、両縦フレーム部２３０ａ、２３０ａの上部同士を接続する幅方向中央部が後方に位置するように湾曲した湾曲フレーム部２３０ｃとで構成されている。両縦フレーム部２３０ａ、２３０ａは上部が後方に位置する後傾となるように形成されており、体感者９が椅子２に着座した際にリラックスした姿勢でもたれられるようになっている。
【００３１】
枕部用フレーム２２０は前記両縦フレーム部２３０ａ、２３０ａの上端部同士を接続しており、幅方向中央部が後方に位置するように湾曲している。枕部用フレーム２２０の両端部は略前方に向かって延設されており、両端部にスピーカー保持フレーム部２２０ａを形成している。両スピーカー保持フレーム部２２０ａ、２２０ａの幅方向の間隔は前方に行く程離れるように形成されており、両スピーカー保持フレーム部２２０ａ、２２０ａには椅子２に着座した体感者の耳に向かう方向に配設されると共に図示しない増幅器等に電気的に接続されたスピーカー２２１が夫々設けられている。
【００３２】
上記両縦フレーム部２３０ａ、２３０ａの下部には前方に突出すると共に平面視において中央に開口を有する略ロ字状の座部用フレーム２４０を設けている。座部用フレーム２４０は、幅方向の内側端部が両縦フレーム部２３０ａ、２３０ａの下部に接続された一対の後部支持フレーム部２４０ａと、両後部支持フレーム部２４０ａ、２４０ａの幅方向の外側端部から前方に向かって延設された側部支持フレーム部２４０ｂ、２４０ｂと、両側部支持フレーム部２４０ｂ、２４０ｂの前端部同士を接続する前部支持フレーム部２４０ｃとから成り、両側部支持フレーム部２４０ｂの夫々の前端部の外側面はベースフレーム２１の傾斜フレーム部２０ｂの上部に接続されている。両側部支持フレーム部２４０ｂの前後方向における中央部から後部までの上面にはクッション用ばね２４１の両端部が接続されており、該クッション用ばね２４１は座部用フレーム２４０の開口の前後方向における中央部から後部までを覆うように配設されている。上記のように座部２４を構成する座部用フレーム２４０にはクッション用ばね２４が設けられているため、座り心地が良くなり、体感者９はより一層リラックスした状態で着座できる。
【００３３】
両縦フレーム部２３０ａ、２３０ａの上下方向における略中央部には平面視前向きコ字状の肘掛け部用フレーム２５０の後部が接続されており、この肘掛け部用フレーム２５０は体感者９が椅子２に着座した際にリラックスした姿勢でもたれられるように上方に行く程後方に位置するように傾斜している。
【００３４】
上記椅子２の体感者９が着座した際の腰部９ａ背面に位置する箇所には、円盤状の変換器３と、該変換器３に変換器３の周側面前部を覆うように固定して設けられた正面視四角形状（長方形状）を有する板状の腰部連動部材４ａとが配設されている。変換器３及び腰部連動部材４ａは図５に示すように両縦フレーム部２３０、２３０の傾斜と略平行に配設されており、変換器３及び腰部連動部材４ａの面と直行する方向（矢印イ）に振動する。
【００３５】
具体的には腰部連動部材４ａは図１〜３に示すように両端にフック部７０、７１を有する複数の連結ばね７ａ（４つ）を介して前述した背もたれ部腰フレーム２３０に連結されることで調節支持されている。すなわち、腰部連動部材４ａの背面の外周縁部に設けた複数（４つ）のばね接続部４０に連結ばね７ａの一端のフック部７０を接続すると共に両縦フレーム部２３０ａ、２３０ａの前後方向略中央部に設けた複数（４つ）のばね接続部２３０ｂに連結ばね７ａの他端のフック部７１を接続することで、変換器３及び連動部材４を体感者９が着座した際の腰部９ａ背方に位置する箇所に張設支持している。
【００３６】
このように腰部連動部材４ａを連結ばね７ａを介して椅子２の背もたれ部用フレーム２３０に設けることで、腰部連動部材４ａから背もたれ部用フレーム２３０に伝わる振動を減衰させることができ、延いては椅子２の骨格である枕部用フレーム２２０、背もたれ部用フレーム２３０、座部用フレーム２４０、肘掛け部用フレーム２５０に振動が伝わることがなくなり、これにより振動を受けると不快に感じてしまう体感者９の頭部や肘などの部位に腰部連動部材４ａの振動が伝播してしまうことを防止できる。また上記では変換器３に連動部材４ａを直接固定しているので、変換器３もしくは連動部材４ａのどちらか一方を保持するだけで良く、変換器３と連動部材４ａの両方を別々に保持する場合と比して構造が簡単になりコストの削減になる。
【００３７】
上記各連結ばね７ａの他端部側のフック部７１の背もたれ部用フレーム２２０の各ばね接続部２３０ｂとの接続部分（接触部分）には音軽減部材８としてのチューブが設けられている（図３（ｂ）参照）。これにより連動部材４ａの振動によって発生する連結ばね７ａと背もたれ部用フレーム２２０のばね接続部２３０ｂとの接続部分での軋み音の発生を抑えることができる。なお、本実施形態においては連結ばね７ａに音軽減部材８を設けた例を示したが、もちろん背もたれ部用フレーム２２０の各ばね接続部２３０ｂの連結ばね７ａのフック部７１との接続部分に音軽減部材８を設けても良いものである。さらに上記では音軽減部材８としてチューブを使用した例を示したが、これに限定されるものではなく、従来から知られている種々の音軽減部材８を用いても良く、例えば連結ばね７ａもしくはばね接続部２３０ｂの接続部分を合成樹脂等で表面コーティングし、これを音軽減部材８としても良いものである。
【００３８】
また、上記の腰部連動部材４ａは連結ばね７ａの長さや弾性力、背もたれ部用フレーム２３０や腰部連動部材４ａのばね接続部２３０ｂ、４０の設ける位置を調節することにより、図５に示すように腰部連動部材４ａが縦フレーム部２３０ａ、すなわち背もたれ部用フレーム２３０よりも体感者側（変換器３の振動方向イにおける略前方向）に突出した位置に配設されている。これによって連動部材４を体感者９の腰部９ａにより強く押し当てることができ、連動部材４の振動を体感者９に効率良く伝えることができる。
【００３９】
上記変換器３（腰部連動部材４ａであっても良いものとする）には膝の裏側部分９ｂに対応する箇所に位置すると共に側断面略楕円形状を有する管状に形成された膝裏連動部材４ｂが振動伝播部材４を介して接続されている。すなわち、１つの変換器３に対して２つの連動部材４である腰部連動部材４ａと膝裏連動部材４ｂとを設けていることとなり、更に言うと腰部連動部材４ａと変換器３との間の距離は膝裏連動部材４ｂと変換器３との間の距離よりも短くなるように配設されていることとなる。
【００４０】
詳述すると、上記膝裏連動部材４ｂは前述の座部用フレーム２４０の両側部支持フレーム部２４０ｂに設けたばね接続部２４０ｄに連結ばね７ｂを介して連結されている。すなわち、膝裏連動部材４ｂの幅方向両端の下面に設けた複数（２つ）のばね接続部４１に連結ばね７ｂの一端のフック部７２を接続すると共に座部用フレーム２４０の両側部支持フレーム部２４０ｂ、２４０ｂの前部に設けた複数（２つ）のばね接続部２４０ｄに連結ばね７ｂの他端のフック部７３を接続することで、膝裏連動部材４ｂを体感者９が着座した際の膝の裏側部分９ｂに近接する箇所に保持している。上記膝裏連動部材４ｂはクッション用ばね８に接しないように配設されている。なお、前述した腰部連動部材４ａと背もたれ部用フレーム２３０とを接続する連結ばね７ａと同様に、この膝裏連動部材４ｂと臀部支持体２４０とを連結する各連結ばね７ｂの他端のフック部７１と臀部支持対２４０のばね接続部２４０ｄとの接続部分に音軽減部材８を設けても良いものである。
【００４１】
上記のように膝裏連動部材４ｂを座部用フレーム２４０に連結ばね７ｂを介して配設することで、膝裏連動部材４ｂから座部用フレーム２４０に伝わる振動を減衰させることができ、延いては椅子２の骨格である枕部用フレーム２２０、背もたれ部用フレーム２３０、座部用フレーム２４０、肘掛け部用フレーム２５０に振動が伝わることがなくなり、これにより体感者９の振動を受けると不快に感じてしまう頭部や肘などの部位に膝裏連動部材４ｂの振動が伝播してしまうことをより一層防止できる。
【００４２】
振動伝播部材５は、図１〜３、図５に示すように上端部が変換器３の下端部（腰部連動部材４ａの背面下部であっても良い）に接続され且つこの上端部から背もたれ部用フレーム２３０の傾斜に沿った方向における略下方に伸びる後振動伝播体５ａと、後振動伝播体５ａの下端から略前方の変換器３の振動方向イと平行な方向に延設された横振動伝播体５ｂと、横振動伝播体５ｂの前端部から略上向きに延設された前振動伝播体５ｃとから成る。上記横振動伝播体５ｂはクッション用ばね２４１の下方に位置しており、さらに言うと振動伝播部材５はクッション用ばね８に接しないように配設されている。このように振動伝播部材５を配設することで、体感者９が着座した際に振動伝播部材５が邪魔にならず、また振動伝播部材５を座部２４もしくは背もたれ部２３で隠すことができ外観が美しくなる。また、上記では変換器３と膝裏連動部材４ｂとを変換器３の振動方向イと平行に伸びる横振動伝播体５ｂを介して接続しており、これにより変換器３の振動を離れた連動部材４である膝裏連動部材４ｂに効率良く伝えることができる。
【００４３】
また、横振動伝播体５ｂとクッション用ばね２４１との間に位置する箇所である横振動伝播体５ｂの上面には図６に示すように弾性部材６を設けている。これにより体感者９が勢い良く座部６に着座したり、体重の重い体感者９が座部６に着座したりする等してクッション用ばね２４１が下方に下がったとしても、クッション用ばね２４１と横振動伝播体５ｂとは弾性部材６を介して接触することとなり、クッション用ばね２４１と横振動伝播体５ｂとの接触による異音の発生や振動伝播部材４の変形を防止することができる。
【００４４】
上記の膝裏連動部材４ｂは連結ばね１２ｂの長さや弾性力、ばね接続部３ｄ、７ｄの設ける位置を調節することにより、座部用フレーム２４０よりも体感者側（上方）に位置するように配設されている。これによって膝裏連動部材４ｂを体感者９の膝の裏側部分９ｂにより強く押し当てることができ、連動部材４の振動を体感者９に効率良く伝えることが可能となる。
【００４５】
次に音発生手段から送られてくる音の制御について説明すると、音発生手段から出力された音は音制御装置を介し、一部は増幅器等を通りスピーカー２２１より流れる。また、一部は図示しないローパスフィルタによって音発生手段から送られてきた音の高域をカットして音源信号となり、該音源信号は増幅器によって増幅されて振動用音響信号となり、この振動用音響信号を変換器３にて機械的振動に変換し、変換器３を振動させる。変換器３の振動は変換器３に接続された連動部材４を振動させ、これにより音発生手段に同調した臨場感のある振動を体感者９の腰部９ａ及び膝の裏側部分９ｂに伝えている。なお、本実施形態における体感音響装置１は音制御装置とローパスフィルタと増幅器を設け、変換器を音響信号から機械的振動に変換した例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば体感音響装置に音制御装置、ローパスフィルタ、増幅器を設けず、音発生手段から出力された信号を直接機械的振動に変換する変換器３を設けても良いものとする。
【００４６】
ところで本実施形態における体感音響装置１は前述したように１つの変換器３に対して２つの連動部材４を設けているが、これは以下に示すような理由による。すなわち、１つの変換器３に対して２つの連動部材４を設けることで、連動部材４を設ける数に対して体感音響装置１に変換器３を設ける数を少なくすることができ、これにより体感音響装置１のコストを下げることができるのである。なお、本実施形態では体感音響装置１に１つの変換器３と、２つの連動部材４を設けた例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば１つの変換器３に対して２つ以上の連動部材４を設けても良く、さらに言うと２つ以上のＮ個の変換器にＮ＋１個以上の連動部材４を設けても良いものとする。
【００４７】
また上記では前述したように腰部連動部材４ａと膝裏連動部材４ｂとを設けているので、骨盤のある腰部９ａを振動させて骨振動を行うことができると共に触覚が敏感な膝の裏側部分９ｂを振動させることができ、これにより体感者９に対して数少ない連動部材４で全身が振動されているイメージを与えることができる。
【００４８】
さらに上記では腰部連動部材４ａと変換器３との間の距離が膝裏連動部材５ｂと変換器３との間の距離よりも短くなるように配設しているので、強い振動が必要な腰部９ａを振動させる腰部連動部材４ａを強く振動させると共に弱い振動でも充分振動感が得られる膝の裏側部分９ｂを振動させる膝裏連動部材４ｂを弱く振動させることができ、これにより体感者の腰部９ａと膝の裏側部分９ｂとをバランス良く振動させることができ、また腰部９ａの振動と膝の裏側部分９ｂの振動とに振動伝達による時差を生じさせることができる。
【００４９】
また上記では膝裏連動部材４ｂを管状に形成しているので、図７に示すような板状に形成された膝裏連動部材４ｂと比して膝裏連動部材４ｂの剛性を保つことができ、これによって体感者に安定して振動を伝えることができる。また特に膝裏連動部材４ｂの側断面を略楕円形状としたことで、体感者９と膝裏連動部材４ｂとの接触面積を下げることができ、これにより強い力で振動させることが可能となる。なお上記では膝裏連動部材４ｂを管状に形成した例を示したが、その他の連動部材４を管状に形成しても良いものであり、例えば腰部振動体３ａを管状に形成しても良く、この場合においても上記と同様の作用効果が得られるものである。また上記では膝裏連動部材４ｂの側断面形状を楕円形状としたが、これに限定されるものではない。特に上記連動部材４を円管状に形成することが好ましく、この場合体感者９と連動部材４との接触面積をより一層下げることができ、これによりさらに強い力で体感者９の体の部位を振動させることが可能となる。
【００５０】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項１記載の発明にあっては、連動部材によって体感者の多くの部位に振動を伝えることができるのはもちろんのこと、加えて体感音響装置に連動部材を設ける数に対して変換器を設ける数を少なくすることができ体感音響装置のコストを削減することができるものである。
【００５１】
請求項２記載の発明にあっては、上記請求項１記載の発明の効果に加えて、連動部材を管状に形成することで、連動部材の剛性を保つことができ、これによって体感者に安定して振動を伝えることができる。
【００５２】
請求項３記載の発明にあっては、上記請求項１又は２記載の発明の効果に加えて、変換器と連動部材とを変換器の振動方向と平行に伸びる振動伝播部材を介して接続したことで、変換器の振動を効率良く連動部材に伝えることができる。
【００５３】
請求項４記載の発明にあっては、上記請求項１〜３のいずれかに記載の発明の効果に加えて、体感音響装置は体感者の腰部を振動させる連動部材と、膝の裏側部分を振動させる連動部材とを有しているので、骨盤のある腰部を振動させて骨振動を行うことができると共に触覚が敏感な膝の裏側部分を振動させることができ、体感者に対して少ない連動部材で効率良く全身が振動されているイメージを与えることができ、またこれにより体感音響装置のコストをより一層削減することができる。
【００５４】
また請求項５記載の発明にあっては、上記請求項４記載の発明の効果に加えて、腰部を振動させる連動部材と変換器との間の距離が膝の裏側部分を振動させる連動部材と変換器との間の距離よりも短くなるように設定することで、強い振動が必要な腰部を振動させる連動部材を強く振動させると共に弱い振動でも充分振動感が得られる膝の裏側部分を振動させる連動部材を弱く振動させることができ、これにより体感者の腰部と膝の裏側部分とをバランス良く振動させることができる。また、腰部の振動と膝の裏側部分の振動とに振動伝達による時差を生じさせることができる。
【００５５】
また請求項６記載の発明にあっては、上記請求項１〜５のいずれかに記載の発明の効果に加えて、体感音響装置は座部を有しているので、体感者が座部に着座したリラックスした状態で連動部材の振動を受けることができるのはもちろんのこと、尚且つ座部はクッション用ばねを有しているので、座り心地が良くなり、体感者はより一層リラックスした状態で着座できる。
【００５６】
また請求項７記載の発明にあっては、上記請求項６記載の発明の効果に加えて、膝の裏側を振動させる連動部材と変換器とをクッション用ばねの下方に位置する振動伝播体を介して接続することで、体感者が着座した際に振動伝播体が邪魔にならず、尚且つこの振動伝播体とクッション用ばねとの間に弾性体を設けることで、体感者が勢い良く座部に着座したり、体重の重い体感者が座部に着座したりする等してクッション用ばねと振動伝播部材とが接触したとしても、接触による異音の発生や振動伝播部材の変形を弾性体により防止することができる。
【００５７】
また請求項８記載の発明にあっては、上記請求項１〜７のいずれかに記載の発明の効果に加えて、背もたれ部を設けたので体感者は背もたれ部にもたれてよりリラックスした状態で着座して振動を受けることができ、尚且つ変換器もしくは連動部材のうちの少なくとも一つを連結ばねを介して椅子に設けることで、変換器もしくは連動部材の振動が椅子に伝わることを防止することができ、これにより振動を受けると不快に感じてしまう体感者の体の部位を振動させてしまうことを防止できる。
【００５８】
また請求項９記載の発明にあっては、上記請求項８記載の発明の効果に加えて、連結ばねと椅子との接続部分に音軽減部材を設けることで、変換器もしくは連動部材の振動によって発生する連結ばねと椅子との接続部分での軋み音の発生を抑えることができる。
【００５９】
また請求項１０記載の発明にあっては、上記請求項１〜９のいずれかに記載の発明の効果に加えて、連動部材を臀部支持体もしくは背中支持体よりも体感者側に位置するように配設することで、連動部材を体感者により強く押し当てることができ、これにより連動部材の振動を体感者に効率良く伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態の一例を示す体感音響装置の骨格を示す斜視図である。
【図２】同上の平面図である。
【図３】同上の（ａ）は正面図であり、（ｂ）は要部拡大図である。
【図４】同上の体感音響装置の外観を示す斜視図である。
【図５】同上の連動部材及び振動伝播部材を示す説明図である。
【図６】同上の弾性体を示す説明図である。
【図７】体感音響装置の連動部材を板状に形成した例を示す説明図である。
【符号の説明】
１ 体感音響装置
２ 椅子
２３ 背もたれ部
２３０ 背中支持体
２４ 座部
２４０ 臀部支持体
２４１ クッション用ばね
３ 変換器
４ 連動部材
４ａ 腰部連動部材
４ｂ 膝裏連動部材
５ｂ 横振動伝播体
６ 弾性部材
７ 連結ばね
８ 音軽減部材
９ 体感者
９ａ 腰部
９ｂ 膝の裏側部分
イ 変換器の振動方向[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a body sensation acoustic apparatus that includes a converter that converts a sound source signal from a sound generating means into mechanical vibration, and vibrates a part of a human body by the vibration of the converter.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a body sensation acoustic device such as a relaxation chair described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-212198 is known that converts a signal sent from a sound generating means into mechanical vibration and vibrates a human body by this vibration. Yes. The body sensation sound apparatus as described above includes a sound control apparatus that controls sound sent from sound generation means such as a CD player, a converter that converts an acoustic signal output from the sound control apparatus into vibration, and a converter. And an interlocking member that vibrates a part of the human body by the vibration of the provided transducer.
[0003]
The body sensation sound apparatus having the above-described configuration converts the sound sent from the sound generating means into the vibration of the transducer to vibrate the interlocking member, thereby having a sense of presence that is synchronized with the sound on a part of the body of the body It conveys a pleasant vibration.
[0004]
However, since the body sensation acoustic apparatus has one interlocking member for one transducer, the number of parts of the human body to be vibrated when attempting to transmit vibration to a plurality of parts of the body of the body Therefore, there is a problem that the cost of the sensation sound apparatus is increased.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a sensation sound apparatus that can transmit vibration to many parts of the sensation and is inexpensive. To do.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, a body sensation acoustic apparatus according to the present invention includes a converter 3 that converts a signal sent from a sound generating means into mechanical vibration, and the human body is caused by the vibration of the converter 3 in the converter 3. In the body sensation acoustic device 1 provided with the interlocking member 4 that vibrates a part of the sensor, two or more interlocking members 4 are provided for one converter 3, As the interlocking member 4, an interlocking member 4 a directly fixed to the converter 3 and an interlocking member 4 b connected to the converter 3 via the vibration propagation member 5 are provided. It is characterized by comprising.
[0007]
Thus, by providing a plurality of interlocking members 4, vibration can be transmitted to many parts of the body of the sensible person 9, as well as a converter for the number of interlocking members 4 provided in the sensation acoustic device 1. 3 can be reduced.
[0008]
The body sensation sound apparatus according to claim 2 is the body sensation sound apparatus according to claim 1, wherein the interlocking member 4 is formed in a tubular shape.
[0009]
Thus, by forming the interlocking member 4 in a tubular shape, the rigidity of the interlocking member 4 can be maintained, and vibration can be stably transmitted to the sensation person 9.
[0010]
The body sensation sound apparatus according to claim 3 is the body sensation sound apparatus according to claim 1 or 2, wherein the transducer 3 and the interlocking member 4 are connected via a vibration propagation member 5b extending in parallel with the vibration direction A of the transducer 3. It is characterized by comprising.
[0011]
By connecting the converter 3 and the interlocking member 4 via the vibration propagating body 5b extending in parallel with the vibration direction A of the converter 3, the vibration of the converter 3 can be efficiently transmitted to the interlocking member 4.
[0012]
The body sensation sound apparatus according to claim 4 is the body sensation sound apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein the body sensation sound apparatus 1 includes an interlocking member 4a that vibrates at least the waist 9a of the body sensation and a back side portion of the knee. It has the interlocking member 4b which vibrates 9b, It is characterized by the above-mentioned.
[0013]
With this configuration, the pelvic waist 9a can be vibrated to perform bone vibration, and the tactile sensitive back side portion 9b can be vibrated. The interlocking member 4 can give an image of the whole body being vibrated.
[0014]
The body sensation acoustic device according to claim 5 is the body sensation acoustic device according to claim 4, wherein the distance between the interlocking member 4a that vibrates the waist 9a and the transducer 3 is the interlocking member 4b that vibrates the back side portion 9b of the knee. It is characterized in that it is set to be shorter than the distance to the converter 3.
[0015]
By having such a configuration, the interlocking member 4a that vibrates the waist portion 9a that requires strong vibration is vibrated strongly, and the interlocking member 4b that vibrates the back side portion 9b of the knee that is sufficiently vibrated even with weak vibration is weakly vibrated. In addition, a time difference due to vibration transmission can be generated between the vibration of the waist 9a and the vibration of the back side portion 9b of the knee.
[0016]
The body sensation sound apparatus according to claim 6 is the body sensation sound apparatus according to any one of claims 1 to 5, wherein the body sensation sound apparatus 1 includes a seat portion 24 on which the sensation person 9 sits, and the seat portion. 24 has a buttocks support 240 for supporting the buttocks, and a cushion spring 241 provided on the buttocks support 240, and the buttocks of the sensation 9 seated on the seat 24 are inserted into the buttocks via the cushion spring 241. It is characterized by being supported by a support 240.
[0017]
In this way, the body sensation acoustic device 1 includes the seat portion 24, so that the body sensation person 9 can receive the vibration of the interlocking member 4 in a relaxed state while sitting on the seat portion 24. 24 has the cushion spring 241, so that the sitting comfort is improved, and the sensible person 9 can receive the vibration of the interlocking member 4 in a more relaxed state.
[0018]
The body sensation sound apparatus according to claim 7 is the body sensation sound apparatus according to claim 6, wherein the body sensation sound apparatus 1 includes an interlocking member 4b that vibrates the back side portion 9b of the knee of the body sensation 9, and the interlocking member 4b The transducer 3 is connected via a vibration propagating body 5b located below the cushion spring 241, and the elastic member 6 located between the vibration propagating body 5b and the cushion spring 241 is disposed in the body sensation acoustic device 1. It is characterized by comprising.
[0019]
When the sensation person 9 is seated by connecting the interlocking member 4b that vibrates the back side portion 9b of the knee and the transducer 3 via the vibration propagation body 5b positioned below the cushion spring 241 as described above. By providing the elastic member 6 between the vibration propagating body 5b and the cushion spring 241 so that the vibration propagating body 5b does not get in the way, the experienced person 9 can sit on the seat 24 vigorously, Even if the heavy sensory person 9 is seated on the seat 24 and the cushion spring 241 and the vibration propagating body 5b come into contact with each other, the elastic member 6 Can be prevented.
[0020]
The body sensation acoustic device according to claim 8 is the body sensation acoustic device according to any one of claims 1 to 7, wherein the body sensation sound device 1 is seated on the seat portion 24 and the seat portion 24. The chair 2 including the backrest portion 23 for causing the back of the experienced sensation to rest is provided, and the chair 3 is caused to vibrate a part of the body of the person seated on the chair 2 by the vibration of the transducer 3 and the transducer 3. The interlocking member 4 is provided, and at least one of the converter 3 or the interlocking member 4 is provided on the chair 2 via the connecting spring 7.
[0021]
By providing the backrest part 23 as described above, the sensible person 9 can sit and receive vibration in a more relaxed state by leaning against the backrest part 23, and at least one of the converter 3 or the interlocking member 4. By providing one on the chair 2 via the connecting spring 7, it is possible to prevent the vibration of the converter 3 or the interlocking member 4 from being transmitted to the chair 2.
[0022]
The body sensation sound apparatus according to claim 9 is the body sensation sound apparatus according to claim 8, characterized in that a sound reduction member 8 is provided at a connecting portion between the coupling spring 7 and the chair 2.
[0023]
In this way, by providing the sound reducing member 8 at the connection portion between the coupling spring 7 and the chair 2, the squeaking sound at the connection portion between the coupling spring 7 and the chair 2 generated by the vibration of the converter 3 or the interlocking member 4 is generated. Occurrence can be suppressed.
[0024]
The body sensation acoustic device according to claim 10 is the body sensation acoustic device according to any one of claims 1 to 9, wherein the body sensation sound device 1 is seated on the seat portion 24 for the sensation person 9 to sit on and the seat portion 24. The chair 2 is composed of a backrest 23 for causing the back of the experienced sensation to rest, and the seat 24 and the backrest 23 support the buttock support 240 for supporting the buttock of the sensation 9 and the back support for supporting the back, respectively. The body member 230 has an interlocking member 4 that vibrates a part of the body of a person seated on the chair 2 by vibration of the transducer 3 in the body acoustic device 1 rather than the buttocks support 240 or the back support 230. It arrange | positions so that it may be located in the side, It is characterized by the above-mentioned.
[0025]
As described above, the interlocking member 4 can be pressed more strongly against the bodily sensation 9 by disposing the interlocking member 4 so as to be positioned closer to the bodily sensation 9 than the buttocks support 240 or the back support 230.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Description will be made based on embodiments shown in the accompanying drawings of the present invention. The body sensation sound apparatus 1 in this embodiment is used by being electrically connected to sound generation means (not shown) such as a CD player, a television, or a personal computer outside the body sensation sound apparatus 1. Note that the sound generating means may be provided in the sensation sound apparatus 1. The bodily sensation acoustic device 1 has a sound control device for controlling the sound transmitted from the sound generation means while being connected to the sound generation means although not shown. The sound control device is electrically connected via an input terminal and a connection cord (not shown) provided in the sound control device, and converts an acoustic signal sent from the sound control device into mechanical vibration. . That is, a transducer 3 such as a transducer that converts a signal (electrical signal) sent from the sound generating means into mechanical vibration, and a back portion 9b of the waist and knees that are part of the human body due to the vibration of the transducer 3. And an interlocking member 4 that vibrates. A specific configuration will be described below.
[0027]
The bodily sensation acoustic device 1 is mainly composed of a chair 2 as shown in FIG. 4 so that a person (hereinafter referred to as the bodily sensation 9) can sit and relax while receiving vibration of the interlocking member 4.
[0028]
As shown in FIGS. 1 to 3, the skeleton of the chair 2 includes a base frame 21 placed on the floor surface, and a base frame 21. of A backrest frame 230 that is connected to the rear end and supports the back of the sensation 9, and a rear end is connected to the backrest frame 230 and a front end is connected to the base frame 230 and the sensation 9 is a seat frame 240 for supporting the buttocks 9; a pillow frame 220 that is provided at the upper end of the backrest frame 230 and supports the head of the bodily sensation 9; and a rear end is the backrest portion. And an armrest portion frame 250 that is connected to the frame 230 and supports the elbow of the sensible person 9. Each frame 21, 230, 240, 220, 250 is provided with a cushion material (not shown) and an outer skin 20 that covers the cushion material, whereby the chair 2 has a backrest portion as shown in FIG. 4. The backrest part 23 having the frame 230 for use, the pillow part 22 having the frame 220 for the pillow part, the seat part 24 having the frame 240 for the seat part, and the armrest part 25 having the frame 250 for the armrest part are formed. In the figure, reference numeral 26 denotes an operation unit for controlling the sound control device.
[0029]
The base frame 21 is spaced apart from a pair of substantially L-shaped frame portions 210 and 210, each of which includes a horizontal frame portion 210a and an inclined frame portion 210b extending upward and rearward from the front end portion of the horizontal frame portion 210a. The front connection frame portion 211 and the rear connection frame portion 212 connect the front and rear portions of the horizontal frame portions 210a of the pair of substantially L-shaped frame portions 210 arranged in parallel.
[0030]
The backrest portion frame 230 includes a pair of vertical frame portions 230a that are connected to portions spaced apart in the width direction of the rear connecting frame portion 212 of the base frame 21, and upper portions of the vertical frame portions 230a and 230a. It is comprised by the curved frame part 230c curved so that the center part of the width direction which connects mutually may be located back. Both the vertical frame parts 230a and 230a are formed so that the upper part is tilted rearward, and the sensible person 9 can lean on the chair 2 in a relaxed posture.
[0031]
The pillow portion frame 220 connects the upper ends of the vertical frame portions 230a and 230a, and is curved so that the central portion in the width direction is located rearward. Both ends of the pillow portion frame 220 are extended substantially forward, and speaker holding frame portions 220a are formed at both ends. The distance between the speaker holding frame portions 220a and 220a in the width direction is formed so as to become farther forward, and the speaker holding frame portions 220a and 220a are arranged in a direction toward the ears of the sensible person sitting on the chair 2. Speakers 221 that are provided and electrically connected to an amplifier or the like (not shown) are provided.
[0032]
Under the vertical frame portions 230a and 230a, there is provided a substantially square seat frame 240 that protrudes forward and has an opening in the center in plan view. The seat frame 240 includes a pair of rear support frame portions 240a whose inner ends in the width direction are connected to the lower portions of the vertical frame portions 230a and 230a, and outer ends in the width direction of the rear support frame portions 240a and 240a. Side support frame portions 240b and 240b extending forward from the front portion, and front support frame portions 240c that connect the front end portions of the both side support frame portions 240b and 240b. The outer surface of each front end portion of 240 b is connected to the upper portion of the inclined frame portion 20 b of the base frame 21. Both end portions of the cushion spring 241 are connected to the upper surface from the center portion to the rear portion in the front-rear direction of the both side support frame portions 240b, and the cushion spring 241 is the center of the opening of the seat portion frame 240 in the front-rear direction. It is arrange | positioned so that it may cover from a part to a rear part. Since the cushion frame spring 24 is provided on the seat frame 240 constituting the seat section 24 as described above, the sitting comfort is improved, and the sensible person 9 can sit in a more relaxed state.
[0033]
The rear part of the armrest part frame 250 that is U-shaped in front view in plan view is connected to a substantially central part in the vertical direction of both vertical frame parts 230a and 230a. In order to be able to lean in a relaxed posture when seated, it tilts so as to be positioned backward as it goes upward.
[0034]
At the place located on the back of the waist 9a when the sensible person 9 of the chair 2 is seated, the disk-shaped converter 3 is fixed to the converter 3 so as to cover the front of the peripheral side surface of the converter 3. A plate-like waist interlocking member 4a having a rectangular shape (rectangular shape) in front view is provided. Converter 3 and waist interlocking member 4a As shown in FIG. 5, it is disposed substantially parallel to the inclination of both vertical frame portions 230, 230, and the converter 3 and the waist interlocking member 4a Vibrates in a direction perpendicular to the surface of
[0035]
Specifically, as shown in FIGS. 1 to 3, the waist interlocking member 4 a is connected to the above-described backrest waist frame 230 via a plurality of connection springs 7 a (four) having hook portions 70 and 71 at both ends. It is supported by adjustment. That is, the hook portion 70 at one end of the coupling spring 7a is connected to a plurality (four) of spring connecting portions 40 provided on the outer peripheral edge of the back surface of the waist interlocking member 4a, and the longitudinal frame portions 230a, 230a are substantially in the front-rear direction. By connecting the hook portion 71 at the other end of the coupling spring 7a to a plurality (four) of spring connection portions 230b provided at the center portion, the waist portion 9a when the sensory person 9 sits on the transducer 3 and the interlocking member 4 It is stretched and supported at the place located on the back.
[0036]
By providing the waist interlocking member 4a to the backrest frame 230 of the chair 2 via the connecting spring 7a in this way, vibration transmitted from the waist interlocking member 4a to the backrest frame 230 can be attenuated, and thus Vibration is not transmitted to the pillow frame 220, the back frame 230, the seat frame 240, and the armrest frame 250, which are the skeleton of the chair 2, and this makes the user feel uncomfortable when receiving vibration. It is possible to prevent the vibration of the waist interlocking member 4a from propagating to parts such as the head 9 and elbow 9. In the above, the interlocking member is connected to the converter 3. 4a Is directly fixed, so the converter 3 or interlocking member 4a It is only necessary to hold one of the converter 3 and the interlocking member. 4a As compared with the case where both of them are held separately, the structure is simplified and the cost is reduced.
[0037]
A tube as a sound reducing member 8 is provided at a connection portion (contact portion) with each spring connection portion 230b of the backrest portion frame 220 of the hook portion 71 on the other end side of each connection spring 7a (see FIG. 3 (b)). As a result, it is possible to suppress the occurrence of a squeaking noise at the connecting portion between the coupling spring 7a and the spring connecting portion 230b of the backrest portion frame 220 that are generated by the vibration of the interlocking member 4a. In this embodiment, the example in which the sound reducing member 8 is provided on the coupling spring 7a is shown. Of course, the sound is applied to the connecting portion of each spring connecting portion 230b of the backrest frame 220 with the hook portion 71 of the coupling spring 7a. A mitigation member 8 may be provided. Furthermore, although the example which used the tube as the sound reduction member 8 was shown above, it is not limited to this, You may use the various sound reduction member 8 conventionally known, for example, connection spring 7a or The connection portion of the spring connection portion 230b may be surface-coated with a synthetic resin or the like, and this may be used as the sound reduction member 8.
[0038]
Further, as shown in FIG. 5, the waist interlocking member 4a is adjusted by adjusting the length and elasticity of the connecting spring 7a and the positions of the backrest frame 230 and the spring connecting portions 230b and 40 of the waist interlocking member 4a. The waist interlocking member 4a is disposed at a position protruding from the vertical frame portion 230a, that is, the backrest portion frame 230 toward the sensible side (substantially forward in the vibration direction A of the transducer 3). As a result, the interlocking member 4 can be strongly pressed against the waist 9 a of the sensible person 9, and the vibration of the linking member 4 can be efficiently transmitted to the sensible person 9.
[0039]
In the converter 3 (which may be the waist interlocking member 4a), the knee back interlocking member 4b is formed in a tubular shape that is located at a position corresponding to the back side portion 9b of the knee and has a substantially elliptical cross section. Are connected via the vibration propagation member 4. That is, the two interlocking members 4, the waist interlocking member 4 a and the knee back interlocking member 4 b, are provided for one converter 3, and more specifically, between the waist interlocking member 4 a and the converter 3. The distance is arranged to be shorter than the distance between the knee back interlocking member 4b and the converter 3.
[0040]
More specifically, the knee back interlocking member 4b is connected to a spring connecting portion 240d provided on both side support frame portions 240b of the seat frame 240 described above via a connecting spring 7b. In other words, the hook portions 72 at one end of the coupling spring 7b are connected to a plurality (two) of spring connecting portions 41 provided on the lower surfaces at both ends in the width direction of the knee back interlocking member 4b, and both side support frames of the seat frame 240 are connected. When the experienced person 9 is seated on the knee back interlocking member 4b by connecting the hook part 73 at the other end of the coupling spring 7b to a plurality (two) of spring connection parts 240d provided at the front part of the parts 240b and 240b. It is held at a location close to the back side portion 9b of the knee. The knee back interlocking member 4 b is disposed so as not to contact the cushion spring 8. Similarly to the above-described connecting spring 7a that connects the waist interlocking member 4a and the backrest frame 230, the hook portion at the other end of each connecting spring 7b that connects the back of the knee interlocking member 4b and the buttocks support 240. The sound reduction member 8 may be provided at a connection portion between 71 and the spring connection portion 240d of the flange support pair 240.
[0041]
By arranging the knee back interlocking member 4b on the seat frame 240 via the connecting spring 7b as described above, vibration transmitted from the knee back interlocking member 4b to the seat frame 240 can be attenuated, In this case, the vibration is not transmitted to the pillow part frame 220, the backrest part frame 230, the seat part frame 240, and the armrest part frame 250, which are the skeleton of the chair 2, so that it is uncomfortable if the sensation person 9 receives the vibration. It is possible to further prevent the vibration of the knee back interlocking member 4b from propagating to the parts such as the head and the elbow that are felt.
[0042]
As shown in FIGS. 1 to 3 and FIG. 5, the vibration propagation member 5 has an upper end connected to the lower end of the converter 3 (may be the lower back of the waist interlocking member 4 a) and a backrest from the upper end. A rear vibration propagating body 5a extending substantially downward in a direction along the inclination of the frame 230, and a lateral vibration extending from the lower end of the rear vibration propagating body 5a in a direction parallel to the vibration direction A of the transducer 3 at the front. It consists of a propagating body 5b and a front vibration propagating body 5c extending substantially upward from the front end of the lateral vibration propagating body 5b. The lateral vibration propagating body 5b is located below the cushion spring 241. More specifically, the vibration propagating member 5 is disposed so as not to contact the cushion spring 8. By arranging the vibration propagation member 5 in this way, the vibration propagation member 5 does not get in the way when the sensible person 9 is seated, and the vibration propagation member 5 can be hidden by the seat portion 24 or the backrest portion 23. Appearance becomes beautiful. Further, in the above, the converter 3 and the knee back interlocking member 4b are connected via the lateral vibration propagating body 5b extending in parallel with the vibration direction (a) of the converter 3, whereby the interlock of the converter 3 is separated from the vibration. It can be efficiently transmitted to the knee back interlocking member 4b which is the member 4.
[0043]
Further, an elastic member 6 is provided on the upper surface of the lateral vibration propagating body 5b, which is a portion located between the lateral vibration propagating body 5b and the cushion spring 241 as shown in FIG. As a result, even if the sensation 9 sits on the seat 6 vigorously or the heavy sensation 9 sits on the seat 6, the cushion spring 241 moves down. And the lateral vibration propagating body 5b are brought into contact with each other through the elastic member 6, so that generation of abnormal noise and deformation of the vibration propagating member 4 due to the contact between the cushion spring 241 and the lateral vibration propagating body 5b can be prevented. .
[0044]
By adjusting the length and elastic force of the coupling spring 12b and the position where the spring connecting portions 3d and 7d are provided, the above knee back interlocking member 4b is positioned on the sensible side (upward) from the seat frame 240. It is arranged. As a result, the knee back interlocking member 4b can be strongly pressed against the back side portion 9b of the knee of the sensation person 9, and the vibration of the interlocking member 4 can be efficiently transmitted to the sensation person 9.
[0045]
Next, the control of the sound transmitted from the sound generating means will be described. The sound output from the sound generating means partially flows through the speaker 221 through the amplifier etc. via the sound control device. Also, a part of the sound is transmitted from the sound generating means by a low-pass filter (not shown) to be a sound source signal, and the sound source signal is amplified by an amplifier to become a vibration acoustic signal. Is converted into mechanical vibration by the converter 3, and the converter 3 is vibrated. The vibration of the transducer 3 vibrates the interlocking member 4 connected to the transducer 3, thereby transmitting a realistic vibration synchronized with the sound generating means to the waist 9 a and the back side portion 9 b of the knee 9. . In addition, although the body sensation sound apparatus 1 in this embodiment provided the sound control apparatus, the low-pass filter, and the amplifier and showed the example which converted the converter from the acoustic signal to the mechanical vibration, it is not limited to this, For example, It is also possible to provide a transducer 3 that directly converts a signal output from the sound generating means into mechanical vibration without providing a sound control device, a low-pass filter, and an amplifier in the sensory acoustic device.
[0046]
By the way, although the body sensation sound apparatus 1 in this embodiment is providing the two interlocking members 4 with respect to one converter 3 as mentioned above, this is based on the reason as shown below. That is, by providing two interlocking members 4 for one transducer 3, the number of transducers 3 provided in the sensation acoustic device 1 can be reduced relative to the number of interlocking members 4 provided. The cost of the acoustic device 1 can be reduced. In the present embodiment, an example in which one transducer 3 and two interlocking members 4 are provided in the body sensation acoustic apparatus 1 is shown, but the present invention is not limited to this. For example, for one transducer 3 Two or more interlocking members 4 may be provided, and more specifically, N + 1 or more interlocking members 4 may be provided in two or more N converters.
[0047]
Further, as described above, since the waist interlocking member 4a and the knee back interlocking member 4b are provided as described above, it is possible to perform the bone vibration by vibrating the waist part 9a having the pelvis and the back side part 9b of the knee sensitive to touch. By virtue of this, it is possible to give an image of the whole body being vibrated by the few interlocking members 4 to the sensible person 9.
[0048]
Further, in the above, since the distance between the waist interlocking member 4a and the converter 3 is arranged to be shorter than the distance between the knee back interlocking member 5b and the converter 3, the waist that requires strong vibration. The lower back interlocking member 4b that vibrates the back portion 9b of the knee, which vibrates strongly at the lower back interlocking member 4a that vibrates 9a and is sufficiently vibrated even with weak vibration, can be vibrated weakly. And the back side portion 9b of the knee can be vibrated with good balance, and a time difference due to vibration transmission can be generated between the vibration of the waist portion 9a and the vibration of the back side portion 9b of the knee.
[0049]
Further, in the above, since the knee back interlocking member 4b is formed in a tubular shape, the rigidity of the knee back interlocking member 4b can be maintained as compared with the knee back interlocking member 4b formed in a plate shape as shown in FIG. This makes it possible to stably transmit vibration to the experienced person. In particular, since the side cross section of the knee back interlocking member 4b is substantially elliptical, the contact area between the sensation person 9 and the knee back interlocking member 4b can be lowered, thereby enabling vibration with a strong force. . In addition, although the example which formed the knee back interlocking member 4b in the tubular shape was shown above, the other interlocking member 4 may be formed in a tubular shape, for example, the waist vibration body 3a may be formed in a tubular shape, Even in this case, the same effect as described above can be obtained. In the above description, the side cross-sectional shape of the knee back interlocking member 4b is an elliptical shape, but is not limited thereto. In particular, it is preferable to form the interlocking member 4 in a circular tube shape. In this case, the contact area between the sensation person 9 and the linking member 4 can be further reduced, and thereby the body part of the sensation person 9 can be further strengthened. It becomes possible to vibrate.
[0050]
【The invention's effect】
As described above, in the invention according to claim 1 of the present invention, it is possible to transmit vibration to many parts of the sensation by the interlocking member, and in addition, the interlocking member is provided in the sensory acoustic device. It is possible to reduce the number of transducers provided for the number, and to reduce the cost of the body acoustic device.
[0051]
In the invention according to claim 2, in addition to the effect of the invention according to claim 1, the interlocking member can be formed in a tubular shape so that the rigidity of the interlocking member can be maintained. Can transmit vibration.
[0052]
In the invention described in claim 3, in addition to the effect of the invention described in claim 1 or 2, the converter and the interlocking member are connected via a vibration propagation member extending parallel to the vibration direction of the converter. Thus, the vibration of the converter can be efficiently transmitted to the interlocking member.
[0053]
In the invention according to claim 4, in addition to the effect of the invention according to any one of claims 1 to 3, the sensation sound device includes an interlocking member that vibrates the waist of the sensation person, and a back side portion of the knee. Since it has an interlocking member that vibrates, it can vibrate the waist part where the pelvis is oscillated and can vibrate the back side of the knee, which is sensitive to the sense of touch. An image of the whole body being efficiently vibrated by the member can be provided, and the cost of the body sensation sound apparatus can be further reduced.
[0054]
In the invention according to claim 5, in addition to the effect of the invention according to claim 4, the distance between the interlocking member that vibrates the waist and the transducer is the interlocking member that vibrates the back side portion of the knee. By setting it to be shorter than the distance to the converter, the interlocking member that vibrates the waist that requires strong vibration is vibrated strongly, and the back side of the knee is vibrated sufficiently even with weak vibration. The interlocking member can be vibrated weakly, whereby the waist of the sensation person and the back side portion of the knee can be vibrated with good balance. Further, a time difference due to vibration transmission can be generated between the vibration of the waist and the vibration of the back side portion of the knee.
[0055]
In addition, in the invention according to claim 6, in addition to the effect of the invention according to any one of claims 1 to 5, the sensation acoustic device has a seat portion, so that the sensation person is in the seat portion. In addition to being able to receive the vibration of the interlocking member in a relaxed state when seated, the seat has a cushion spring, which makes it more comfortable to sit and makes the experience more relaxed You can sit in.
[0056]
According to the seventh aspect of the present invention, in addition to the effect of the sixth aspect of the invention, the vibration propagating body is provided below the cushion spring with the interlocking member that vibrates the back side of the knee and the transducer. When the sensible person sits down, the vibration propagating body does not get in the way, and by providing an elastic body between the vibration propagating body and the cushion spring, the sensible person can sit down vigorously. Even if the cushion spring and the vibration propagating member come into contact with each other, such as sitting on the head or a heavy sensory person sitting on the seat, it will elastically generate abnormal noise and deformation of the vibration propagating member due to contact. It can be prevented by the body.
[0057]
In addition, in the invention according to claim 8, in addition to the effect of the invention according to any one of claims 1 to 7, since the backrest portion is provided, the sensible person leans against the backrest portion and is more relaxed. Can sit and receive vibration, and at least one of the converter or the interlocking member is provided on the chair via the connecting spring to prevent the vibration of the converter or the interlocking member from being transmitted to the chair Therefore, it is possible to prevent the body part of the sensory person who feels uncomfortable when receiving vibration from vibrating.
[0058]
According to the ninth aspect of the invention, in addition to the effect of the eighth aspect of the invention, by providing a sound reducing member at the connecting portion between the connecting spring and the chair, the vibration of the converter or the interlocking member is provided. It is possible to suppress the generation of the squeaking noise at the connecting portion between the generated connecting spring and the chair.
[0059]
In addition, in the invention described in claim 10, in addition to the effect of the invention described in any one of claims 1 to 9, the interlocking member is positioned closer to the sensible person side than the buttocks support or the back support. By disposing the coupling member, the interlocking member can be pressed more strongly by the sensible person, and the vibration of the linking member can be efficiently transmitted to the sensible person.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a skeleton of a body sensation acoustic apparatus showing an example of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the above.
3A is a front view, and FIG. 3B is an enlarged view of a main part.
FIG. 4 is a perspective view showing the external appearance of the body sensation sound apparatus.
FIG. 5 is an explanatory view showing the interlocking member and the vibration propagation member.
FIG. 6 is an explanatory view showing an elastic body same as above.
FIG. 7 is an explanatory view showing an example in which the interlocking member of the body sensation sound device is formed in a plate shape.
[Explanation of symbols]
1 bodily sensation sound device
2 chairs
23 Backrest
230 Back support
24 seat
240 buttock support
241 Cushion spring
3 Converter
4 interlocking members
4a Lumbar interlocking member
4b Knee back interlocking member
5b Transverse vibration propagating body
6 Elastic members
7 Connecting spring
8 Sound reduction material
9 Experienced
9a waist
9b The back side of the knee
A Vibration direction of the transducer

Claims (10)

音発生手段から送られてくる信号を機械的振動に変換する変換器を備え、該変換器に変換器の振動によって人体の一部を振動させる連動部材を設けた体感音響装置において、１つの変換器に対して２つ以上の連動部材を設け、連動部材として、変換器に直接固定した連動部材と、変換器に振動伝播部材を介して接続された連動部材とを備えて成ることを特徴とする体感音響装置。A sensory acoustic device comprising a converter that converts a signal sent from a sound generating means into mechanical vibration, and provided with an interlocking member that vibrates a part of the human body by the vibration of the converter. Two or more interlocking members are provided for the vessel, and the interlocking member includes an interlocking member fixed directly to the converter, and an interlocking member connected to the converter via a vibration propagation member. Sensation sound device. 上記連動部材を管状に形成したことを特徴とする請求項１記載の体感音響装置。  The body sensation acoustic device according to claim 1, wherein the interlocking member is formed in a tubular shape. 変換器と連動部材とを変換器の振動方向と平行に伸びる振動伝播体を介して接続して成ることを特徴とする請求項１又は２記載の体感音響装置。  3. The body sensation acoustic device according to claim 1, wherein the transducer and the interlocking member are connected via a vibration propagating body extending in parallel with the vibration direction of the transducer. 上記体感音響装置は少なくとも体感者の腰部を振動させる連動部材と、膝の裏側部分を振動させる連動部材とを有して成ることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の体感音響装置。  The body sensation sound according to any one of claims 1 to 3, wherein the body sensation sound apparatus includes an interlocking member that vibrates at least a waist part of the body sensation and an interlocking member that vibrates a back side portion of the knee. apparatus. 腰部を振動させる連動部材と変換器との間の距離が膝の裏側部分を振動させる連動部材と変換器との間の距離よりも短くなるように設定して成ることを特徴とする請求項４記載の体感音響装置。  5. The distance between the interlocking member that vibrates the waist and the transducer is set to be shorter than the distance between the interlocking member that vibrates the back side portion of the knee and the transducer. The body sensation acoustic device described. 上記体感音響装置は体感者が着座するための座部を有し、該座部は臀部を支持するための臀部支持体と臀部支持体に設けられたクッション用ばねとを有し、座部に着座した体感者の臀部をクッション用ばねを介して臀部支持体で支持して成ることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の体感音響装置。  The bodily sensation acoustic device has a seat for a sensible person to sit on, and the seat has a buttock support for supporting the buttock and a cushion spring provided on the buttock support. The body sensation acoustic device according to claim 1, wherein a buttock of a seated sensation is supported by a buttock support through a cushion spring. 上記体感音響装置は体感者の膝の裏側部分を振動させる連動部材を有し、この連動部材と変換器とをクッション用ばねの下方に位置する振動伝播体を介して接続し、体感音響装置に振動伝播体とクッション用ばねとの間に位置する弾性部材を配設して成ることを特徴とする請求項６記載の体感音響装置。  The body sensation acoustic device has an interlocking member that vibrates the back side portion of the sensation person's knee, and the interlocking member and the transducer are connected via a vibration propagating body located below the cushion spring, to the body sensation acoustic device. The body sensation sound apparatus according to claim 6, wherein an elastic member located between the vibration propagating body and the cushion spring is disposed. 上記体感音響装置に体感者が着座するための座部及び該座部に着座した体感者の背中をもたれさせるための背もたれ部とからなる椅子を有し、この椅子に変換器と変換器の振動により椅子に着座した人の体の一部を振動させる連動部材を設け、変換器もしくは連動部材のうちの少なくとも一つを連結ばねを介して椅子に設けて成ることを特徴とする請求項１〜７のいずれかに記載の体感音響装置。  There is a chair composed of a seat for a sensation person to sit on the sensation sound device and a backrest part for causing the back of the sensation person sitting on the seat, and the vibration of the converter and the converter is included in this chair. An interlocking member that vibrates a part of the body of a person seated on the chair is provided, and at least one of the converter or the interlocking member is provided on the chair via a connecting spring. The body sensation acoustic device according to any one of claims 7 to 9. 上記連結ばねと椅子との接続部分に音軽減部材を設けて成ることを特徴とする請求項８記載の体感音響装置。  9. The body sensation sound device according to claim 8, wherein a sound reduction member is provided at a connection portion between the coupling spring and the chair. 上記体感音響装置は体感者が着座するための座部及び該座部に着座した体感者の背中をもたれさせるための背もたれ部とからなる椅子を有し、座部及び背もたれ部は夫々体感者の臀部を支持する臀部支持体と背中を支持する背中支持体とを有し、この体感音響装置に変換器の振動により椅子に着座した人の体の一部を振動させる連動部材を臀部支持体もしくは背中支持体よりも体感者側に位置するように配設して成ることを特徴とする請求項１〜９のいずれかに記載の体感音響装置。  The bodily sensation acoustic device includes a chair including a seat for a sensation person to sit on and a backrest part for causing the back of the sensation person sitting on the seat to rest, and the seat part and the backrest part are respectively A buttock support that has a buttock support that supports the buttock and a back support that supports the back, and this body sensation acoustic device has a buttock support that vibrates part of the body of a person seated on the chair by vibration of the transducer. 10. The body sensation acoustic device according to claim 1, wherein the body sensation acoustic device is disposed so as to be located on the sensible side of the back support.

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