JP3959586B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機等の遊技機に関するものであり、詳細には、遊技機の主制御を司る主基板と遊技球の払出を制御する払出制御基板とを各々独立して設けた遊技機であって、前記主基板と前記払出制御基板とに電源を供給する電源基板と、前記電源基板から前記主基板及び前記払出制御基板への電源供給断時に、前記主基板及び前記払出制御基板の各々に設けられている揮発メモリへバックアップ用電源を供給するバックアップ手段とを備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機の一種であるパチンコ機では、遊技機の主制御を司る主基板を設け、この主基板によって、遊技機の図柄表示装置の制御、電飾の発光態様の制御、音声発生の制御、及び遊技球の払出の制御等を行っていた。しかし、最近、遊技機の主制御を司る主基板以外に、図柄表示装置を制御する図柄表示基板、遊技球の払出に関する制御を司る払出制御基板、遊技機の電飾の発光態様を制御する電飾基板、遊技機の音声発生を制御する音基板、電源を供給する電源基板等を各々独立して設けた遊技機も見られるようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の遊技機のように、主基板と払出制御基板とを別々に設けているものでは、バックアップ手段により主基板及び払出制御基板の各々に設けられている揮発メモリへバックアップ用電源を供給していると、電源基板から主基板及び払出制御基板への電源供給断時にも、主基板及び払出制御基板の各々に設けられている揮発メモリの記憶内容は保持されることになる。従って、電源基板から主基板及び払出制御基板への電源供給回復時に、前記揮発メモリに未払出球数が残っていて、払出制御基板が主基板よりも先に立ち上がると、払出制御基板が主基板の認識しない払出を行ってしまい、主基板と払出制御基板との間で払出個数の確認がおかしくなるという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、遊技機の主制御を司る主基板と遊技球の払出を制御する払出制御基板とを各々独立して設けた遊技機において、電源基板から主基板及び払出制御基板への電源供給断時に、主基板及び払出制御基板の各々に設けられている揮発メモリの記憶内容をバックアップしている場合にも、電源基板から主基板及び払出制御基板への電源供給回復時に、払出制御基板が主基板よりも先に立ち上がることを防止し、払出制御基板が主基板の認識しない払出を行ってしまうことを防止することができる遊技機を実現することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の遊技機は、遊技機の主制御を司る主基板と遊技球の払出を制御する払出制御基板とを各々独立して設けた遊技機であって、前記主基板と前記払出制御基板とに電源を供給する電源基板と、前記電源基板から前記主基板及び前記払出制御基板への電源供給断時に、前記主基板及び前記払出制御基板の各々に設けられ、未払出の賞球数を各々記憶している揮発メモリへバックアップ用電源を供給するバックアップ手段と、前記払出制御基板への電源供給の回復時に前記払出制御基板の動作を再開せずに待機状態にする待機手段と、前記主基板への電源供給の回復時に所定条件が充足されたときには、前記払出制御基板の待機状態を解除する待機解除手段と、前記主基板及び前記払出制御基板に接続され、賞球装置からの賞球払出の個数を確認する賞球払出確認スイッチとを備え、前記主基板では、前記賞球払出確認スイッチからの賞 球数の入力信号を受信して、当該賞球数を当該主基板に設けられた揮発メモリに記憶している未払出の賞球数から減算し、また、前記払出制御基板では、前記賞球払出確認スイッチからの賞球数の入力信号を受信して、当該賞球数を当該払出制御基板に設けられた揮発メモリに記憶している未払出の賞球数から減算し、且つ、前記待機解除手段は、前記主基板から前記払出制御基板へ待機解除命令のコマンドを送信することにより前記払出制御基板の待機状態を解除して、前記電源基板から前記主基板及び前記払出制御基板への電源供給回復時に、前記払出制御基板が前記主基板よりも先に立ち上がることを防止し、前記払出制御基板が前記主基板の認識しない払出を行ってしまうことを防止することを特徴とする構成となっている。
【0006】
この構成の遊技機では、電源基板から主基板及び払出制御基板への電源供給断時に、バックアップ手段により主基板及び払出制御基板の各々に設けられ、未払出の賞球数を各々記憶している揮発メモリへバックアップ用電源を供給する。賞球払出確認スイッチは主基板及び払出制御基板に接続され、賞球装置からの賞球払出の個数を確認する。主基板では、賞球払出確認スイッチからの賞球数の入力信号を受信して、当該賞球数を当該主基板に設けられた揮発メモリに記憶している未払出の賞球数から減算し、また、払出制御基板では、賞球払出確認スイッチからの賞球数の入力信号を受信して、当該賞球数を当該払出制御基板に設けられた揮発メモリに記憶している未払出の賞球数から減算し、そして、払出制御基板への電源供給の回復時には、待機手段により払出制御基板の動作を再開せずに待機状態にし、待機解除手段は前記主基板への電源供給の回復時に所定条件が充足されたときには、主基板から払出制御基板へ待機解除命令のコマンドを送信して、払出制御基板の待機状態を解除する。従って、電源基板から主基板及び払出制御基板への電源供給回復時に、払出制御基板が主基板よりも先に立ち上がることを防止し、払出制御基板が主基板の認識しない払出を行ってしまうことを防止することができる。
【0007】
また、請求項2に係る発明の遊技機は、請求項1に記載の遊技機の構成に加えて、前記所定条件は、賞球通路の球切れを感知する賞球通路球切れ感知スイッチが賞球通路の球切れを感知していないことを条件とすることを特徴とする構成となっている。
【0008】
この構成の遊技機では、請求項1に記載の遊技機の作用に加え、賞球通路球切れ感知スイッチが賞球通路の球切れを感知している場合には、待機解除手段は払出制御基板の待機状態を解除することがなく、賞球通路の球切れ状態で、払出制御基板が賞球の払出を行おうとして遊技機がエラーとなってしまうことを防止することができる。
【0009】
さらに、請求項3に係る発明の遊技機は、請求項1に記載の遊技機の構成に加えて、前記所定条件は、下皿に球が満杯になったことを感知する下皿満杯感知スイッチが下皿に球が満杯になったことを感知していないことを条件とすることを特徴とする構成となっている。
【0010】
この構成の遊技機では、請求項1に記載の遊技機の作用に加え、下皿満杯感知スイッチが下皿に球が満杯になったことを感知している場合には、待機解除手段は払出制御基板の待機状態を解除することがなく、下皿に球が満杯状態で、払出制御基板が賞球の払出を行おうとして遊技機がエラーとなってしまうことを防止することができる。
【0011】
また、請求項4に係る発明の遊技機は、請求項1に記載の遊技機の構成に加えて、前記所定条件は、賞球通路の球切れを感知する賞球通路球切れ感知スイッチが賞球通路の球切れを感知しておらず、且つ、下皿に球が満杯になったことを感知する下皿満杯感知スイッチが下皿に球が満杯になったことを感知していないことを条件とすることを特徴とする構成となっている。
【0012】
この構成の遊技機では、請求項1に記載の遊技機の作用に加え、賞球通路球切れ感知スイッチが賞球通路の球切れを感知しているか、または、下皿満杯感知スイッチが下皿に球が満杯になったことを感知している場合には、待機解除手段は払出制御基板の待機状態を解除することがなく、賞球通路が球切れか、または、下皿に球が満杯状態で、払出制御基板が賞球の払出を行おうとして遊技機がエラーとなってしまうことを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0014】
本発明の一実施の形態であるパチンコ機1についての機械的構成について、図面を参照して説明する。図1はパチンコ機1の正面図である。図1に示すように、パチンコ機1の正面の上半分の部分には、略正方形の遊技盤2が設けられ、遊技盤2には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられている。パチンコ機1の遊技盤2の下方部には、図示外の発射機に遊技球を供給し、また、賞品球を受ける上皿5が設けられ、上皿5の直下には、上皿5から溢れた賞品球を受ける下皿6が設けられ、下皿6の右横には、発射ハンドル7が設けられている。
【0015】
次に、遊技盤2の機械的構成について図2を参照して説明する。図2はパチンコ機1の遊技盤2の正面図である。遊技盤2には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられている。遊技領域4の略中央には、液晶画面を備えた特別図柄表示装置8が設けられている。また、特別図柄表示装置8の右上方には電飾風車9が設けられ、左上方にも電飾風車10が設けられている。さらに、特別図柄表示装置8の右側には普通図柄始動ゲート11が設けられ、左側にも普通図柄始動ゲート12が設けられている。
【0016】
また、特別図柄表示装置8の直下には、特別図柄始動電動役物15が設けられており、その特別図柄始動電動役物15の下方には、大入賞口16が設けられており、大入賞口16の左右には入賞口30及び入賞口31が設けられている。
【0017】
さらに、普通図柄始動ゲート11の下方には、入賞口19が設けられ、普通図柄始動ゲート12の下方には、入賞口20が設けられている。さらに、特別図柄表示装置8の下部には遊技球を暫時載置可能なステージ21が遊技盤2の表面に対して略垂直に設けられ、特別図柄表示装置8の右肩には遊技球通過口22が設けられ、特別図柄表示装置8の左肩にも遊技球通過口23が設けられている。これらの遊技球通過口22,23を通過した遊技球が特別図柄表示装置8の内部(ワープゾーン)を通ってステージ21に現出するようになっている。ステージ21に現出した遊技球は、ステージ21の直下に設けられている特別図柄始動電動役物15に向かって落下するようになっている。
【0018】
また、特別図柄表示装置8の上方には、普通図柄表示装置24が設けられており、一桁の数字や一文字のアルファベット等の図柄を表示できるようになっている。さらに、普通図柄表示装置24の左右には各々2個ずつのLEDから成る特別図柄始動保留部25が設けられており、特別図柄始動電動役物15に入賞したいわゆる保留球の数を表示することができる。また、特別図柄表示装置8と普通図柄表示装置24との間には、4個のLEDから成る普通図柄始動保留部26が設けられており、この普通図柄始動保留部26は、普通図柄始動ゲート11,12を通過した遊技球のいわゆる保留球数を表示することができる。なお、遊技盤2には、上記以外に、アウト口、種々の電飾ランプ、風車及び多数の障害釘等が設けられている。
【0019】
次に、特別図柄表示装置8の構造及び表示画面を図3を参照して説明する。図3は、特別図柄表示装置8の正面図である。図3に示すように、特別図柄表示装置8の液晶画面には、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の3つの特別図柄を横方向に並べて区分表示可能になっている。なお、特別図柄表示装置8は、上記の第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の表示以外に、動画やメッセージ等も表示できるようになっている。なお、特別図柄表示装置8は、液晶表示装置を用いるだけでなく、CRT、LED、プラズマディスプレイ等の各種の表示装置を用いることが出来ることは言うまでもない。また、特別図柄表示装置8は、裏面に図示外の図柄制御基板を備えている。
【0020】
上記の第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3に各々表示される図柄の一例としては、「一萬」、「二萬」、「三萬」、「四萬」、「五萬」、「六萬」、「七萬」、「八萬」、「九萬」、「白」、「撥」、「中」の12種類があり、特別図柄始動電動役物15に遊技球が入賞して、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の3つの図柄が特定の同じ数字や文字あるいは図柄等で揃った場合(例えば、図3に示す「七萬」が3つ揃った場合)や、特定の数字や文字あるいは図柄の組み合わせ等で揃った場合には、大当たりとされる。
【0021】
また、前記12図柄の内、「三萬」、「五萬」、「七萬」、「白」、「撥」、「中」を確率変動図柄(特定大当たり図柄)とし、これらの内の何れかの図柄が第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3に同じ図柄で揃った場合には、確率変動突入とし、次の大当たりを引く確率を高くするように変更する。大当たりの確率は、一例としては、通常状態では、317.6分の1であり、確率変動状態では、68.1分の1であるが、必ずしもこの値に限られるものではない。なお、「一萬」、「二萬」、「四萬」、「六萬」、「八萬」、「九萬」を非確率変動図柄(非特定大当たり図柄又は通常図柄)とする。
【0022】
次に、本実施の形態のパチンコ機1の電気的回路構成について図4を参照して説明する。図4は、パチンコ機1の電気的回路構成を示すブロック図である。パチンコ機1の制御部は、主基板41、電源基板42、音基板43、特別図柄表示装置8、払出制御基板45、電飾基板46、発射基板47から構成され、主基板41には、電源基板42、音基板43、特別図柄表示装置8、払出制御基板45、電飾基板46、発射基板47が各々接続されている。なお、特別図柄表示装置8の裏面には、図示外の図柄表示基板が設けられている。また、主基板41、音基板43、特別図柄表示装置8、払出制御基板45、電飾基板46には、各々、図4に図示外のCPU、ROM、RAMが設けられている。
【0023】
さらに、主基板41には、前記入賞口19、20、30,31に各々設けられている入賞口スイッチ32と、特別図柄始動電動役物15への遊技球の入賞を検出する始動口スイッチ33と、普通図柄始動ゲート11,12への遊技球の通過を検出するゲートスイッチ34と、大入賞口16への遊技球の入賞球数を検出するカウントスイッチ35と、大入賞口16内に設けられたVゾーン(図示外)への遊技球の入賞を検出するVスイッチ36と、特別図柄始動電動役物15の開閉部材の開閉を行う特別図柄始動電動役物ソレノイド37と、 大入賞口16の開閉を行う大入賞口ソレノイド38と、誘導装置ソレノイド39と、外部装置へ遊技機の大当たり情報を出力する外部接続端子2基板40と、7セグメントLEDから構成され普通図柄を表示する普通図柄基板60とが接続されている。
【0024】
なお外部接続端子2基板40には、大当たり1情報端子と、大当たり2情報端子と、図柄確定情報端子とが設けられ、外部の装置に大当たりの情報や特別図柄表示装置8に確定表示される図柄の情報が出力可能となっている。また、音基板43にはスピーカー61が接続され、電飾基板46には、電飾ランプ関係基板62が接続され、電飾ランプ関係基板62には、遊技盤2の表面に設けられている各電飾ランプが接続されている。
【0025】
さらに、主基板41には、下皿6に遊技球が満杯になったことを検出する下皿満杯感知スイッチ63と、図示外の賞球通路の球切れを感知する賞球通路球切れ感知スイッチ64と、図示外の賞球装置からの賞球払出の個数を確認する賞球払出確認スイッチ65とが接続されている。なお、賞球払出確認スイッチ65は、払出制御基板45にも接続されている。
【0026】
また、払出制御基板45には、球貸し通路の球切れを感知する球貸し通路球切れ感知スイッチ66と、図示外の球貸し装置からの球貸し払出の球数を確認する球貸し払出確認スイッチ67と、図示外の賞球装置を駆動する賞球払出ソレノイド68と、図示外の球貸し装置を駆動する球貸し払出ソレノイド69と、パチンコ機1の背面上部に設けられた賞球を貯留する賞球タンクから賞球装置及びを球貸し装置へ遊技球を案内するタンクレール(図示外)に設けられ、タンクレールに振動を与えてタンクレールでの遊技球の詰まりを防止するタンクレール振動モーター70と、プリペイドカードから貸出しデータを読込むプリペイドカードユニット71と、外部接続端子1基板72とが接続されている。外部接続端子1基板72には、賞球払出個数情報端子と球貸し払出個数情報端子とが設けられ、外部装置に賞球払出個数情報と球貸し払出個数情報とを出力可能になっている。
【0027】
さらに、発射基板47には、発射ハンドル7に内蔵されている発射球飛び強弱調整ボリューム73と、発射装置停止スイッチ74と、タッチセンサー75と、発射モーター76とが接続されている。
【0028】
次に、電源基板42について説明する。電源基板42には、交流24Vが第1のスイッチである電源スイッチ80を介して入力され、内部の整流回路及び平滑安定化回路により、直流5Vと、直流12Vと、直流24Vと、直流32Vとが出力可能となっている。また、電源基板42からは、リセット信号と、バックアップ用電源と、停電検出信号と、交流24Vも出力可能になっている。さらに、電源基板42では、直流12Vの出力は、DC+12VA、DC+12VB及びDC+12VCの3回路用意されており、DC+12VAは主基板41に接続され、DC+12VBは主基板41及び払出制御基板45に接続され、DC+12VCは特別図柄表示装置8、音基板43及び電飾基板46に接続されている。また、電源基板42からは、交流24Vが、払出制御基板45に入力されており、さらに、バックアップ用電源は、第2のスイッチであるスイッチ81を介して主基板41及び払出制御基板45に接続されている。
【0029】
また、直流24Vの出力は、DC+24VA及びDC+24VBの2回路用意され、DC+24VAは主基板41に接続され、DC+24VBは払出制御基板45に接続されている。さらに、直流32Vの出力は、DC+32Vの1回路用意され、発射基板47に接続されている。また、直流5Vの出力は、DC+5Vの1回路用意され、主基板41、特別図柄表示装置8、音基板43、払出制御基板45、電飾基板46、及び発射基板47に接続されている。なお、払出制御基板45から発射基板47へは、信号線77により発射装置停止信号が入力されるようになっている。
【0030】
次に、図5を参照して、本実施の形態の要部である主基板41、払出制御基板45、電源基板42、下皿満杯感知スイッチ63、賞球通路球切れ感知スイッチ64及び賞球払出確認スイッチ65の構造を詳しく説明する。図5は、図4に示すパチンコ機1の電気的回路構成の内、主基板41、払出制御基板45、電源基板42、下皿満杯感知スイッチ63、賞球通路球切れ感知スイッチ64及び賞球払出確認スイッチ65の部分のみの接続関係を示した図である。
【0031】
主基板41には、CPU41a、ROM41b、RAM41c及びリセット回路17等が設けられており、ROM41bには、CPU41aにより実行される各種のプログラム及び初期値のデータ等が記憶されている。また、RAM41cは、各種のデータ等を記憶する揮発メモリであり、電源基板42のバックアップ用電源により、主基板41への電源基板42からの電源供給断時にもその記憶内容が保持されるようになっている。
【0032】
また、払出制御基板45にもCPU45a、ROM45b及びRAM45cが設けられており、ROM45bには、CPU45aにより実行される各種のプログラム及び初期値のデータ等が記憶されている。また、RAM45cは、各種のデータ等を記憶する揮発メモリであり、電源基板42のバックアップ用電源により、払出制御基板45への電源基板42からの電源供給断時にもその記憶内容が保持されるようになっている。
【0033】
なお、電源基板42のバックアップ用電源は、2電池や電解コンデンサ等で構成すればよく、電源基板42へ交流24Vの入力が停止されたときでも、主基板41のRAM41c及び払出制御基板45のRAM45cに電源を供給することができるようになっている。さらに、電源基板42の交流24Vの入力側には電源スイッチ80が設けられ、電源基板42への交流24Vの供給及び供給の停止が可能になっている。また、電源基板42のバックアップ用電源の出力側には、スイッチ81が設けられ、電源基板42から主基板41及び払出制御基板45へのバックアップ用電源の供給及び供給の停止が可能になっている。ここで、電源スイッチ80をOFFにした場合には、パチンコ機1の各基板への電源の供給が絶たれることになるが、スイッチ81がON(閉状態)となっていれば、主基板41及び払出制御基板45へはRAM41c及びRAM45cのバックアップ用電源の供給が可能である。また、スイッチ81をOFF(開状態)にした状態で、電源スイッチ80をOFFにした場合には、主基板41及び払出制御基板45へはRAM41c及びRAM45cのバックアップ用電源の供給はなされずに、RAM41c及びRAM45cの記憶内容は失われる。
【0034】
また、主基板41には、下皿満杯感知スイッチ63及び賞球通路球切れ感知スイッチ64が接続され、主基板41及び払出制御基板45には、賞球払出確認スイッチ65からの入力信号が各々入力されるようになっている。さらに、主基板41から払出制御基板45へは、信号線78により各種の制御信号が入力されるようになっている。その制御信号の一例としては、払出要請コマンドやWAIT解除コマンド等がある。
【0035】
次に、本実施の形態のパチンコ機1の動作について、図6乃至図8に示すフローチャートを参照して説明する。図6はパチンコ機1のメインルーチン(主制御)を示すフローチャートであり、図7は主基板41で行われるWAIT解除コマンド出力処理(待機解除命令のコンマンド出力処理)を示すフローチャートであり、図8は払出制御基板45で行われるWAIT処理(払出制御基板45の待機状態処理)を示すフローチャートである。以下の説明では、バックアップ用電源のスイッチ81は、ON(閉状態)になっているものとする。
【0036】
フローチャートのステップについては、以下「S」と略す。この図6に示すフローチャートのメインルーチンは、一定間隔の時間(例えば、2ミリ秒、以下「2ms」という。)で、図5に示すリセット回路17が発生するリセット信号に従って、主基板41のCPU41aがスタートから順に処理を行い、スタートから終了までの処理を、2ms以内で行うようになっている。従って、2ms間隔でリセット信号が入力されるごとに、スタートから処理が繰り返し行われる。なお、図6に示すフローチャートの処理を行うプログラムはROM41bに記憶されている。
【0037】
図6に示すフローチャートでは、主基板41に電源基板42から電源が供給されると、すなわち、電源基板42の電源スイッチ80がONとなるか、または、停電状態が回復すると、まず、最初のリセット信号が入り、スタックポインタの指定アドレスをセットするためのスタックポインタセット処理を行う(S1)。次いで、RAM41cの記憶内容をチェックするRAMチェックが行われる(S2)。このRAMチェック(S2)は、電源投入時の初期設定処理が行われているか否かを判断するものである。このとき、RAM41cの初期設定記憶エリア(図示外)にS3に示す電源投入時初期設定処理で書き込まれる所定の数値が書き込まれているか否かが判断される。
【0038】
RAM41cの初期設定記憶エリアに所定の数値が書き込まれていない場合は(S2:NO)、電源投入後の初期処理が行われていない状態であるので、電源投入時初期設定処理が行われる(S3)。この処理では、RAM41cの各記憶エリアの記憶値をリセットし、さらに、ループカウンタ記憶エリア(図示外)に記憶されている各ループカウンタの値を各々初期値(例えば、「0」)にセットし、初期設定記憶エリアに所定の数値を記憶させる。
【0039】
次のリセット信号で、また、スタートから処理が行われる。まず、RAMチェック(S2)では、初期設定記憶エリアに所定の数値が書き込まれているので、RAM41cは正常と判断され(S2:YES)、次のWAIT解除コマンド出力処理に移行する(S4)。このWAIT解除コマンド出力処理(S4)では、図7に示すフローチャートのWAIT解除コマンド出力処理サブルーチンに移行する。
【0040】
図7に示すWAIT解除コマンド出力処理サブルーチンでは、まず条件Aが成立するか否かを判断する。この条件Aとしては、例えば、3つの場合があり、まず、第1の条件として、賞球通路球切れ感知スイッチ64が正常であること、すなわち、賞球通路球切れ感知スイッチ64が賞球通路の球切れを感知していないことを条件とする。また、第2の条件として、下皿満杯感知スイッチ63が正常であること、すなわち、下皿満杯感知スイッチ63が下皿6に遊技球が満杯になっていることを感知していないことを条件とする。また、第3の条件として、賞球通路球切れ感知スイッチ64が正常であり、且つ、下皿満杯感知スイッチ63が正常であること、すなわち、賞球通路球切れ感知スイッチ64が賞球通路の球切れを感知しておらず、且つ、下皿満杯感知スイッチ63が下皿6に遊技球が満杯になっていることを感知していないことを条件とする。上記の第1の条件、第2の条件、第3の条件の何れかを条件Aとして図7に示すサブルーチンのプログラムに設定する。
【0041】
この条件Aが、成立する場合には(S20:YES)、払出制御基板45に対して、主基板41から信号線78を介してWAIT解除のコマンドを送信する(S21)、そして、正常時の処理(S22)、すなわち、WAIT解除がなされた払出制御基板45が未払出の賞球の払出等を行うので、主基板41は、未払出の賞球数がRAM41cに記憶されていれば、賞球払出確認スイッチ65からの賞球数の入力信号を受信して、未払出の賞球数から減算して(S22)、図6に示すメインルーチンにリターンする。なお、この条件Aが、成立しない場合には(S20:NO)、例えば、賞球通路球切れ感知スイッチ64が賞球通路の球切れを感知しているか、または、下皿満杯感知スイッチ63が下皿6に遊技球が満杯になっていることを感知している場合等であるので、エラー発生報知等の異常時処理を行い(S23)、S20の判定処理にリターンする。
【0042】
次に、払出制御基板45で行われる処理について、図8に示すフローチャートに基づいて説明する。払出制御基板45では、電源基板42から電源が供給されると、すなわち、電源基板42の電源がオンとなるか、または、停電状態が回復すると、主基板41から 信号線78を介して、WAIT解除コマンドを受信したか否かを判断する(S30)、WAIT解除コマンドを主基板41から受信しない場合には(S30:NO)、WAIT解除コマンドを受信するまで、払出制御基板45は、待機状態になり、電源断時に電源基板42のバックアップ用電源によりバックアップされているRAM45cに記憶されている未払出の賞球数が残っていても、賞球の払出は行われない。
【0043】
ここで、主基板41から 信号線78を介して、WAIT解除コマンドを受信した場合には(S30:YES)、正常時処理を行う(S31)。すなわち、払出制御基板45が賞球払出ソレノイド68を駆動して、電源断時にも電源基板42のバックアップ用電源によりバックアップされているRAM45cに記憶されている未払出の賞球数分の遊技球を払出す。そして、払出制御基板45は賞球払出確認スイッチ65からの賞球数の入力信号を受信して払い出された賞球数をRAM45cに記憶されている払出すべき賞球数(未払出の賞球数)から減算して、全ての払出が終了したら払出の動作を終了する。
【0044】
なお、図6に示すメインルーチンのフローチャートでは、S4のWAIT解除コマンド出力処理が終了すると、次の液晶画面コマンド出力処理(S5)に移行する。この液晶画面コマンド出力処理(S5)では、主基板41から特別図柄表示装置8に液晶画面の表示を制御する信号が送られる。次いで、音コマンド出力処理(S6)に移行する。この音コマンド出力処理(S6)では、主基板41から音基板43にスピーカー61を駆動するための信号が送られる。次いで、ランプコマンド出力処理(S7)を行う。このランプコマンド出力処理(S7)では、パチンコ機1に設けられている各種のランプの点滅の制御を行う信号を主基板41から電飾基板46へ出力する。次いで、ポート出力処理を行う(S8)。このポート出力処理(S8)では、図示外の遊技場管理用コンピュータにパチンコ機1の大当たり情報、図柄確定情報等を外部接続端子2基板40等を介して出力する。
【0045】
次いで、スイッチ読込処理(S9)が行われる。このスイッチ読込処理(S9)は、普通図柄始動ゲート11,12、特別図柄始動電動役物15、大入賞口16、入賞口19,20,30,31等への遊技球の入賞を検出するものである。
【0046】
スイッチ読込処理(S9)が終了すると、次いで、ループカウンタ更新処理(S10)を行う。このループカウンタ更新処理(S10)では、RAM41cの図示外のループカウンタ記憶エリアに各々記憶されている普通図柄選択用ループカウンタ、大当たり判定用ループカウンタ、特別図柄作成カウンタ、リーチ判定カウンタ、リーチパターン決定カウンタの値を所定量だけ増加する(インクリメントする)。なお、各ループカウンタに設定されている最大値を越える場合には、各ループカウンタの値は0クリアされ、「0」に戻るようにプログラムされている。
【0047】
次に、パチンコ機1にエラーが発生しているか否かが判断され(S11)、パチンコ機1にエラーが発生してる場合には(S11:YES)、条件装置処理(S12)、特別図柄処理(S13)、普通図柄処理(S14)を飛ばして処理を行い、特別図柄表示装置8にエラー表示等をさせる。エラーが発生していないときには(S11:NO)、条件装置処理(S12)に進む。
【0048】
次いで、この条件装置処理(S12)では、大入賞口16の開放、閉鎖、特別図柄表示装置8の液晶画面上への大当たりデモ表示処理等が行われる。一巡目の処理では、後述する特別図柄処理(S13)での大当たり判定処理がまだ行われていないので、条件装置処理(S12)では、何も行われず次の処理に進む。次いで、特別図柄処理(S13)が行われる。この特別図柄処理(S13)では、大当たり判定処理の処理を行う。
【0049】
特別図柄処理(S13)が終了すると、次に、普通図柄処理(S14)が行われる。この普通図柄処理(S14)では、普通図柄始動ゲート11,12への遊技球の通過により、図示外の普通図柄選択用ループカウンタのカウント値が、普通図柄乱数として、RAM41cの図示外の普通図柄乱数記憶に記憶され、その普通図柄乱数に基づいて、普通図柄表示装置24に図柄が確定表示される。
【0050】
普通図柄処理(S14)が終了すると、次に、賞球の払出を行う払出制御(S15)が行われる。賞球の払出を行う場合には、主基板41から信号線78を介して払出制御基板45に払出要請コマンドを送信する。そして、枠ランプ制御(S16)を経てメインルーチンの処理が終了する。なお、このメインルーチンの処理はサブルーチンの処理を含めて、2ms以内に終了する。そして、リセット回路17からのリセット信号により、CPU41aは、図6に示すメインルーチンの処理を、スタートから繰り返し行う。従って、図6に示すメインルーチンの処理が、2ms単位で繰り返されていることになる。先の一巡目のメインルーチンの処理の特別図柄処理(S13)で大当たり状態と判定されれば、RAM41cの図示外の大当たりフラグ記憶エリアに「1」が記憶され、大当たりフラグがONし、次の二巡目の条件装置処理(S12)では、大入賞口16の開放、閉鎖の動作が所定回数(例えば、15回又は16回)行われる。
【0051】
以上説明したように、本実施の形態のパチンコ機1においては、正常な電源断時、すなわち、閉店時等に電源がOFFされて、電源基板42への交流24Vの供給が絶たれた場合、及び、停電等の正常でない電源断時にも、電源基板42のバックアップ用電源により、主基板41のRAM41cの記憶内容及び払出制御基板45のRAM45cの記憶内容は保持される。従って、電源断時に未払出球が残っている場合には、その未払出球数は、電源基板42バックアップ用電源により、バックアップされた主基板41のRAM41c及び払出制御基板45のRAM45cに保持されている。
【0052】
そして、電源がONされるか、停電等が復旧した場合には、電源基板42から正常に各基板に電源の供給がなされるが、払出制御基板45は、主基板41からWAIT解除コマンドを受信するまで、WAIT状態、すなわち、待機状態になっている。主基板41が、正常に起動した場合(上記の条件Aを満たして起動した場合)には、主基板41から信号線78を介して払出制御基板45にWAIT解除コマンドを送信する。払出制御基板45は、WAIT解除コマンドを受信した場合には、RAM45cに記憶されている未払出の球数に基づいて、賞球の払出を行う。従って、払出制御基板45が主基板41より先に起動して、バックアップ用電源によりバックアップされているRAM45cの記憶内容に基づいて、主基板41が認識しない賞球の払出が行われて、主基板41と払出制御基板45とで、払出個数の食い違いが生じることがない。
【0053】
また、本実施の形態では、バックアップ用電源をOFFするためのスイッチ81を設けているので、スイッチ81をOFFにしておけば、払出制御基板45のRAM45c及び主基板41のRAM41cの記憶内容は、電源基板42の電源スイッチ80がOFFになった時には失われる。従って、スイッチ81の操作により払出制御基板45のRAM45c及び主基板41のRAM41cの記憶内容をバックアップするか否かを設定することも可能となる。また、上記条件Aは、上記の3つの場合に限られず、他の条件を設定しても良い。 さらに、電源基板42は、基板状のものに限られず、例えば、ユニット状の電源装置でもよい。なお、本発明は、パチンコ機に限らず、パチコン機、パチスロ機等に用いることが可能なことはいうまでもない。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に係る発明の遊技機では、電源基板から主基板及び払出制御基板への電源供給断時に、バックアップ手段により主基板及び払出制御基板の各々に設けられ、未払出の賞球数を各々記憶している揮発メモリへバックアップ用電源を供給し、賞球払出確認スイッチは主基板及び払出制御基板に接続され、賞球装置からの賞球払出の個数を確認することができる。主基板では、賞球払出確認スイッチからの賞球数の入力信号を受信して、当該賞球数を当該主 基板に設けられた揮発メモリに記憶している未払出の賞球数から減算し、また、払出制御基板では、賞球払出確認スイッチからの賞球数の入力信号を受信して、当該賞球数を当該払出制御基板に設けられた揮発メモリに記憶している未払出の賞球数から減算し、そして、払出制御基板への電源供給の回復時には、待機手段により払出制御基板の動作を再開せずに待機状態にし、待機解除手段は主基板への電源供給の回復時に所定条件が充足されたときには、主基板から払出制御基板へ待機解除命令のコマンドを送信して、払出制御基板の待機状態を解除することができる。従って、電源基板から主基板及び払出制御基板への電源供給回復時に、払出制御基板が主基板よりも先に立ち上がることを防止し、払出制御基板が主基板の認識しない払出を行ってしまうことを防止することができる。
【0055】
また、請求項2に係る発明の遊技機は、請求項1に記載の遊技機の効果に加え、賞球通路球切れ感知スイッチが賞球通路の球切れを感知している場合には、待機解除手段は払出制御基板の待機状態を解除することがなく、賞球通路の球切れ状態で、払出制御基板が賞球の払出を行おうとして遊技機がエラーとなってしまうことを防止することができる。
【0056】
さらに、請求項3に係る発明の遊技機は、請求項1に記載の遊技機の効果に加え、下皿満杯感知スイッチが下皿に球が満杯になったことを感知している場合には、待機解除手段は払出制御基板の待機状態を解除することがなく、下皿に球が満杯状態で、払出制御基板が賞球の払出を行おうとして遊技機がエラーとなってしまうことを防止することができる。
【0057】
また、請求項4に係る発明の遊技機は、請求項1に記載の遊技機の効果に加え、賞球通路球切れ感知スイッチが賞球通路の球切れを感知しているか、または、下皿満杯感知スイッチが下皿に球が満杯になったことを感知している場合には、待機解除手段は払出制御基板の待機状態を解除することがなく、賞球通路が球切れか、または、下皿に球が満杯状態で、払出制御基板が賞球の払出を行おうとして遊技機がエラーとなってしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はパチンコ機1の正面図である。
【図2】図2はパチンコ機1の遊技盤2の正面図である。
【図3】図3は、特別図柄表示装置8の正面図である。
【図4】図4は、パチンコ機1の電気的回路構成を示すブロック図である
【図5】図5は、パチンコ機1の電気的回路構成の内、主基板41、払出制御基板45、電源基板42、下皿満杯感知スイッチ63、賞球通路球切れ感知スイッチ64及び賞球払出確認スイッチ65の部分のみの接続関係を示した図である。
【図6】図6は、パチンコ機1のメインルーチンの制御を示すフローチャートである。
【図7】図7は、主基板41で行われるWAIT解除コマンド出力処理を示すフローチャートである。
【図8】図8は、払出制御基板45で行われるWAIT処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機
2 遊技盤
4 遊技領域
8 特別図柄表示装置
41 主基板
41c RAM
42 電源基板
43 音基板
45 払出制御基板
45c RAM
46 電飾基板
47 発射基板
62 電飾ランプ関係基板
63 下皿満杯感知スイッチ
64 賞球通路球切れ感知スイッチ
65 賞球払出確認スイッチ
66 通路球切れ感知スイッチ
67 球貸し払出確認スイッチ
68 賞球払出ソレノイド
69 球貸し払出ソレノイド
78 信号線

Claims (4)

  1. 遊技機の主制御を司る主基板と遊技球の払出を制御する払出制御基板とを各々独立して設けた遊技機であって、
    前記主基板と前記払出制御基板とに電源を供給する電源基板と、
    前記電源基板から前記主基板及び前記払出制御基板への電源供給断時に、前記主基板及び前記払出制御基板の各々に設けられ、未払出の賞球数を各々記憶している揮発メモリへバックアップ用電源を供給するバックアップ手段と、
    前記払出制御基板への電源供給の回復時に前記払出制御基板の動作を再開せずに待機状態にする待機手段と、
    前記主基板への電源供給の回復時に所定条件が充足されたときには、前記払出制御基板の待機状態を解除する待機解除手段と、
    前記主基板及び前記払出制御基板に接続され、賞球装置からの賞球払出の個数を確認する賞球払出確認スイッチとを備え、
    前記主基板では、前記賞球払出確認スイッチからの賞球数の入力信号を受信して、当該賞球数を当該主基板に設けられた揮発メモリに記憶している未払出の賞球数から減算し、また、前記払出制御基板では、前記賞球払出確認スイッチからの賞球数の入力信号を受信して、当該賞球数を当該払出制御基板に設けられた揮発メモリに記憶している未払出の賞球数から減算し、且つ、前記待機解除手段は、前記主基板から前記払出制御基板へ待機解除命令のコマンドを送信することにより前記払出制御基板の待機状態を解除して、前記電源基板から前記主基板及び前記払出制御基板への電源供給回復時に、前記払出制御基板が前記主基板よりも先に立ち上がることを防止し、前記払出制御基板が前記主基板の認識しない払出を行ってしまうことを防止することを特徴とする遊技機。
  2. 前記所定条件は、賞球通路の球切れを感知する賞球通路球切れ感知スイッチが賞球通路の球切れを感知していないことを条件とすることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記所定条件は、下皿に球が満杯になったことを感知する下皿満杯感知スイッチが下皿に球が満杯になったことを感知していないことを条件とすることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記所定条件は、賞球通路の球切れを感知する賞球通路球切れ感知スイッチが賞球通路の球切れを感知しておらず、且つ、下皿に球が満杯になったことを感知する下皿満杯感知スイッチが下皿に球が満杯になったことを感知していないことを条件とすることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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