JP3957505B2 - 3次元情報検出装置、3次元情報センサ装置 - Google Patents

3次元情報検出装置、3次元情報センサ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、3次元情報指示装置及び3次元情報センサ装置を用いて、前記3次元情報指示装置の3次元空間における座標や方向に関する3次元情報を検出する3次元情報検出装置に関し、特に、電磁結合を用いて3次元情報を検出するための3次元情報検出装置、3次元情報センサ装置および3次元情報指示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、指示装置及びセンサ装置を用いて、前記指示装置とセンサ装置間の電磁結合を利用することにより前記指示装置の姿勢を検出する姿勢検出装置が開発されている。例えば、特開2000−99259号公報には、指示コイルを有する球体状の指示装置と、センサコイルを有するセンサ装置とから成る検出装置を用いて、前記指示装置の姿勢を前記センサ装置で検出するように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報に記載された検出装置では、指示装置の傾きや水平方向位置は検出することが可能であるが、3次元空間における座標は検出できないという問題があった。
【0004】
本発明は、3次元空間における指示装置の位置や方向を検出できるようにすることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、少なくとも一つの指示コイルを有する指示手段と、相互に交差するように検出面にそって配設され前記指示コイルと電磁的に結合する複数のセンサコイルと、前記センサコイルを切り換え選択する選択手段と、前記指示コイルと選択された前記センサコイル間で電磁的結合により送受する信号を発生する信号発生手段と、前記選択されたセンサコイル又は前記指示コイルで受信した信号を検出する信号検出手段と、前記信号検出手段によって検出した検出信号から、3次元空間における前記指示手段の位置及び方向を算出する算出手段とを備えて成ることを特徴とする3次元情報検出装置が提供される。信号検出手段は、選択手段によって選択されたセンサコイル又は指示手段の指示コイルで受信した信号を検出する。算出手段は、前記信号検出手段によって検出した検出信号から、3次元空間における前記指示手段の位置及び方向を算出する。
【0006】
ここで、前記算出手段は、前記検出手段で検出した検出信号中のピーク値近傍の少なくとも3点の信号に基づいて、前記指示手段のX軸座標及びY軸座標を算出すると共に、前記検出信号の所定レベル値における座標の幅から前記指示手段の高さを得るように構成してもよい。
また、前記算出手段は、前記検出手段で検出した検出信号の関係から前記指示手段の傾き角θ及び方位角φを得るように構成してもよい。
また、前記指示手段は前記指示コイルとして2本の縦巻きコイルを有し、前記算出手段は前記2本の縦巻きコイルの合成二子山信号の左右比から前記傾き角θ及び方位角φを得るように構成してもよい。
【0007】
また、前記算出手段は、前記検出信号のサブ信号比から前記傾き角θ及び方位角φを得るように構成してもよい。
また、前記算出手段は、前記検出信号の左右片側幅の比から前記傾き角θ及び方位角φを得るように構成してもよい。
また、前記算出手段は、検出したX軸座標、Y軸座標及び高さを、得られた傾き角θと方位角φを用いて補正するように構成してもよい。
また、前記指示手段は、1つの指示コイルを有するように構成してもよい。
また、前記指示手段は、複数の指示コイルを有しているように構成してもよい。
また、前記複数の指示コイルの中心軸は相互に直交するように配設した構成としてもよい。
【0008】
また、前記複数の指示コイルの中心位置が同一になるように配設した構成としてもよい。
また、前記複数の指示コイルの中の少なくとも一つの指示コイルの中心位置は他の指示コイルの中心位置からずれて配設するように構成してもよい。
また、前記指示手段は球体を有し、前記指示コイルは前記球体内に配設されているように構成してもよい。
また、前記指示コイルのうちの少なくとも一つはフェライトコア又はその他の磁性材料に巻回されているように構成してもよい。
【0009】
また、前記信号発生手段は前記指示コイルに対応する複数の周波数の信号を発生し、前記各指示コイルと前記選択されたセンサコイルとの間では異なる周波数の信号を送受信するように構成してもよい。
また、前記信号発生手段から前記指示コイルに電流を供給することによって前記指示コイルから信号を送信し、前記検出手段は前記センサコイルで生じた信号を検出するように構成してもよい。
また、前記信号発生手段から前記センサコイルに電流を供給することによって前記センサコイルから信号を送信し、前記検出手段は前記指示コイルで生じた信号を検出するように構成してもよい。
【0010】
また、前記信号発生手段から前記センサコイルに電流を供給することによって前記センサコイルから信号を送信し、前記指示コイルは前記信号を受信した後に前記センサコイルに返送し、前記検出手段は前記センサコイルで受信した信号を検出するように構成してもよい。
また、前記算出手段は、前記指示手段の延長線が前記検出面に交差する点を算出するように構成してもよい。
また、相互に交差すると共に、前記センサコイルに交差するように配設された複数の斜めセンサコイルを備えて成るように構成してもよい。
【0011】
また、本発明によれば、相互に交差するように検出面にそって配設され指示手段の指示コイルと電磁的に結合する複数のセンサコイルと、前記センサコイルを切り換え選択する選択手段と、前記指示コイルと選択された前記センサコイル間で電磁的結合により送受する信号を発生する信号発生手段と、前記選択されたセンサコイル又は前記指示コイルで受信した前記信号発生手段からの信号を検出する信号検出手段と、前記信号検出手段によって検出した信号から前記指示手段の位置及び方向を算出する算出手段とを備えて成ることを特徴とする3次元情報センサ装置が提供される。信号検出手段は、選択手段によって選択されたセンサコイル又は指示手段の指示コイルで受信した信号発生手段からの信号を検出する。算出手段は、前記信号検出手段によって検出した信号から前記指示手段の位置及び方向を算出する。
【0012】
ここで、前記算出手段は、前記検出手段で検出した検出信号中のピーク値近傍の少なくとも3点の信号に基づいて、前記指示手段のX軸座標及びY軸座標を得ると共に、前記検出信号の所定レベル値における座標の幅から前記指示手段の高さを得るように構成してもよい。
また、前記算出手段は、前記検出手段で検出した検出信号の関係から前記指示手段の傾き角θ及び方位角φを得るように構成してもよい。
また、前記指示手段は前記指示コイルとして2本の縦巻きコイルを有し、前記算出手段は、前記2本の縦巻きコイルの合成二子山信号の左右比から前記傾き角θ及び方位角φを得るように構成してもよい。
【0013】
また、前記算出手段は、前記検出信号のサブ信号比から前記傾き角θ及び方位角φを得るように構成してもよい。
また、前記算出手段は、前記検出信号の左右片側幅の比から前記傾き角θ及び方位角φを得るように構成してもよい。
また、前記算出手段は、検出したX軸座標、Y軸座標及び高さを、得られた傾き角θと方位角φを用いて補正するように構成してもよい。
また、相互に交差すると共に、前記センサコイルに交差するように配設された複数の斜めセンサコイルを備えて成るように構成してもよい。
【0014】
また、本発明によれば、複数のセンサコイルとの間で電磁結合により信号の受け渡しを行う複数の指示コイルを備えた3次元情報指示装置であって、前記複数の指示コイルは2本の指示コイルによって構成され、前記各指示コイルの中心位置は相互にずれた位置に配設されると共に、前記各指示コイルの中心軸は相互に直交するように配設されて成ることを特徴とする3次元情報指示装置が提供される。2本の指示コイルの中心位置は相互にずれた位置に配設されると共に、前記各指示コイルの中心軸は相互に直交するように配設されている。
【0015】
ここで、前記各指示コイルは磁性材料に巻回されているように構成してもよい。
また、前記各指示コイルに接続されて各々異なる周波数の共振回路を構成する複数の共振用コンデンサを備えて成るように構成してもよい。
また、前記各共振回路に直列接続され対応する共振回路と同一の共振周波数を有する複数の直列共振回路を備えて成るように構成してもよい。
また、送信信号出力回路を備え、前記送信信号出力回路の出力信号を、前記直列共振回路を介して、前記直列共振回路に対応する指示コイルから出力するように構成してもよい。
また、前記送信信号出力回路に駆動電力を供給する電池を備えて成るように構成してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、各図において、同一部分には同一符号を付している。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る3次元情報検出装置の構成を概念的に示す斜視図である。
本第1の実施の形態に係る3次元情報検出装置100は、3次元情報である3次元空間におけるXYZ座標や方向を指示するための3次元情報指示装置101及び3次元空間における3次元情報指示装置101の3次元情報(XYZ座標や方向)を検出するための3次元情報センサ装置102とを備えている。
【0017】
3次元情報指示装置101は指示手段を構成しており、第1のコイルとしての複数の指示コイル103〜105を備えている。複数の指示コイル103〜105は、その少なくとも一つの指示コイル(第1の指示コイル)103の中心位置は他の指示コイル(第2の指示コイル)104及び指示コイル(第3の指示コイル)105の中心位置からずれると共に、各指示コイル103〜105の中心軸が直交して配設された構成となっている。
また、指示コイル103(以下、必要に応じてペンコイルと称し又、指示コイル103から受信して得られた検出信号を必要に応じてペン信号と称する。)の中心位置は、指示コイル104(以下、必要に応じて第1の円柱コイルあるいは縦巻コイルと称し又、指示コイル104からの信号を受信して得られた検出信号を必要に応じて第1の円柱信号と称する。)、指示コイル105(以下、必要に応じて第2の円柱コイルあるいは縦巻コイルと称し又、指示コイル105からの信号を受信して得られた検出信号を必要に応じて第2の円柱信号と称する。)の中心位置からずれた位置に配設され、指示コイル104、105は中心位置が同一位置に配設され、指示コイル103〜105の中心を通る中心軸は相互に直交するように構成されている。
【0018】
指示コイル103は磁性材料によって構成されたコア106に巻回され、指示コイル104、105は磁性材料によって構成されたコア107に巻回されている。また、指示コイル103〜105は各々、後述するように、信号ケーブル108を介してセンサ装置102を構成する回路要素に接続されている。また、指示装置101はペン形の容器に収容され、手で把持した状態で操作されるように構成されている(以下、ペン形容器に収容した指示装置を必要に応じて「3Dペン」と称する。)。
一方、3次元情報センサ装置102は、センサ装置102の平坦な上面である検出面(指示装置101側の面)の全域にわたって、相互に直交するよう(本第1の実施の形態ではX軸方向及びY軸方向)に配設された第2のコイルとしての複数のセンサコイル109を備えている。
【0019】
図2は、図1に示した3次元情報検出装置100のブロック図である。
図2において、複数のセンサコイル109は、X軸方向に並設された複数のセンサコイル(Xセンサコイル)とY軸方向に並設された複数のセンサコイル(Yセンサコイル)とから構成されており、増幅回路を有する受信回路201を介して、信号検出手段を構成する検出部202に接続されている。
検出部202は、受信した信号を検波するための複数種類の周波数信号(本第1の実施の形態では周波数fu、fv、fw)を生成する発振回路203や検波回路(図示せず)を備えている。
【0020】
信号発生手段を構成する送信制御部206は、複数種類の周波数信号(本第1の実施の形態では周波数fu、fv、fw)を生成する発振回路を有する送信信号発生回路207、送信信号発生回路207で生成した信号を所定タイミングで選択的に切り換えて送信回路209に出力するセレクタ回路208を備えている。送信回路209は増幅回路を有し、その出力部は各々、複数の信号ケーブルによって構成された信号ケーブル108を介して指示装置101の対応するコイル103〜105に接続されている。
検出部202と送信制御部206は同期をとるために接続されている。また、検出部202及び送信制御部206は、これらを制御するための制御部210に接続されている。
【0021】
制御部210は、後述するような各種テーブルや処理プログラムを予め記憶したメモリ204、メモリ204に記憶したプログラムを実行することにより、前記テーブルを参照して指示装置101の3次元座標や方向の算出処理、センサコイル109の選択制御処理、検出部202及び送信制御部206の同期制御処理等の各種処理を行う中央処理装置(CPU)205を備えている。センサコイル109、受信回路201、検出部202、送信制御部206、送信回路209及び制御部210はセンサ装置102に備えられている。
ここで、制御部210は処理手段を構成し、メモリ204は記憶手段を構成し、CPU205はセンサコイル109の選択制御処理を行う選択手段、指示装置101の3次元情報を算出する算出手段、検出部202及び送信制御部206の同期制御を行う同期制御手段を構成している。
【0022】
図3は、指示装置101の構成を示すブロック図である。指示装置101は、指示コイル103〜105が各々含まれる3つの信号出力回路306〜308を備えている。
図3において、信号出力回路306について説明すると、磁性材料のコアに巻回された指示コイル103に対して並列にコンデンサ301が接続されている。指示コイル103とコンデンサ301は、共振周波数fuの並列共振回路を構成している。指示コイル103とコンデンサ301からなる並列共振回路には、直列に、コイル302及びコンデンサ303によって構成された共振周波数fuの直列共振回路304が信号ケーブル108を介して接続されている。
直列共振回路304及びインピーダンス整合用のバッファ回路305から成るフィルタ回路309は送信回路209に含まれている。
【0023】
信号出力回路307、308は、信号出力回路306と同様の構成であるが、指示コイル104を有する信号出力回路307においては、共振周波数fvの並列共振回路を構成するように指示コイル104に対して並列にコンデンサが接続されている点で信号出力回路306と相違している。また、指示コイル105を有する信号出力回路308においては共振周波数fwの並列共振回路を構成するように指示コイル105に対して並列にコンデンサが接続されている点で信号出力回路306と相違している。
また、フィルタ回路310、311はフィルタ回路309と同様の構成であるが、フィルタ回路310は共振周波数fvの直列共振回路を有する点でフィルタ回路309と相違しており又、フィルタ回路311は共振周波数fwの直列共振回路を有する点でフィルタ回路309と相違している。フィルタ回路310、311も、フィルタ回路309と同様に送信回路209に含まれており、各々、信号ケーブル108を介して出力回路307、308に接続されている。尚、フィルタ回路309〜311は、送信回路209に設けずに、指示装置101に設けるようにしてもよい。
【0024】
図4は、本第1の実施の形態の動作を説明するためのタイミング図である。尚、図4では、センサコイル109が、X軸方向に並設した103本のXセンサコイル、及び、これらに直交するY軸方向に並設した78本のYセンサコイルを有する例を示している。また、前記X、Yセンサコイルに対して所定角度回転して配設した斜めセンサコイル(第3のコイル)のタイミングも併記しているが、前記斜めセンサコイルの動作については、後述する他の実施の形態の動作で説明するものとし、本第1の実施の形態においては前記斜めセンサコイルは存在しないものとして説明する。
先ず、図4における動作の概要を説明すると、3次元情報センサ装置102は、3次元情報指示装置101の3次元空間における位置及び方向を検出するために、各指示コイル103〜105の共振周波数fu、fv、fwに対応する周波数fu、fv、fwの信号を送信信号発生回路207で生成し、セレクタ回路208によって所定タイミングで切り換え選択して、送信回路209及び信号ケーブル108を介して前記周波数fu、fv、fwに対応する信号出力回路306〜308に出力する。
【0025】
これにより、指示装置101では、各指示コイル103〜105に対して、各指示コイルの共振周波数に対応する信号が供給され、送信期間中は当該指示コイルから対応する周波数の信号が出力される。
センサ装置102から受信した信号の周波数がfuの場合には指示コイル103から信号が出力され、センサ装置102から受信した信号の周波数がfvの場合には指示コイル104から信号が出力され、センサ装置102から受信した信号の周波数がfwの場合には指示コイル105から信号が出力される。
各指示コイル103〜105から信号が出力されると、電磁結合により、センサコイル109に信号が発生する。前記送信期間内における受信期間において、センサコイル109のXセンサコイル及びYセンサコイルを所定タイミングで走査することにより、指示装置101に近いセンサコイルからは大きな検出信号が得られ、指示装置101から離れるほど小さな検出信号が得られる。
【0026】
前記動作を図4に従って説明すると、図4(a)に示すように、先ず送信期間において、送信制御部206から、送信回路209及び信号ケーブル108を介して、共振周波数fuに対応する周波数fuの信号を指示装置101に送出する。指示装置101では、共振周波数fuの共振回路を構成する指示コイル103から信号が出力される。尚、前記送信は前記受信期間も含めて前記送信期間全体にわたって行われるが、前記受信期間以外では、センサ装置102は受信動作を行わない。
次に、前記受信期間において、電磁結合によって、指示コイル103から出力された信号を、制御部210の選択制御によって選択したXセンサコイル中の1つのセンサコイルで受信する。前記センサコイルで受信した信号は受信回路201で増幅された後、検出部202で検波されて信号レベルの検出が行われる。前記送信動作及び受信動作を、1つのXセンサコイルあたり4回繰り返して行って(図4(b))、得られた各検出信号レベルを図示しないバッファメモリに一端記憶し、その合計値を当該センサコイルで検出した検出信号レベルとし、前記検出信号レベルのデータを前記検出したセンサコイルに対応付けてメモリ204に記憶する。
【0027】
前記動作を、周波数fuに関して、全てのXセンサコイル(本実施の形態では103本)、全てのYセンサコイル(本実施の形態では78本)について行う(図4(c))。
前記動作に続いて、周波数fv、fwの信号に関しても前記同様の動作を行う。この場合、指示装置101では、周波数fvの信号は指示コイル104から出力され又、周波数fwの信号は指示コイル105から出力されることになる。
前述のようにして、周波数fu、fv、fwに関する動作を行うことにより、一サイクルの動作が完了する(図4(d))。
尚、本実施の形態では、指示装置101から送信期間全体にわたって信号の送信を行うと共に、前記送信期間内における受信期間に、センサ装置102で受信するように構成しているが、指示装置から信号真相を完了した後にセンサ装置102で受信動作を行うように構成して、指示装置101からの送信動作とセンサ装置102での受信動作を交互に行うようにしてもよい。
【0028】
図5及び図6は、本第1の実施の形態に係る3次元情報検出装置における処理を示すフローチャートである。
図7は、本第1の実施の形態の動作を説明するための模式図で、指示装置101のXYZ座標及び方向(鉛直線からの傾き角θ及びX軸を基準とする方位角φ)を示す図である。
以下、図1乃至図7を用いて、本第1の実施の形態の動作を説明する。
先ず、制御部210のメモリ204、CPU205、送信制御部206、制御部210及び検出部202内に設けられた前記バッファメモリの初期化処理を行う(図5のステップS11)。
【0029】
次に、図4で説明したように、センサ装置102側から指示装置101側へ所定タイミングで周波数の異なる信号を順次送信すると共に、センサ装置102側で電磁結合によって、指示装置101からの信号を受信し検出する処理を行う。
即ち、先ず、送信制御部206のセレクタ208を切り換えることにより、指示装置101に送信する信号の周波数を選択する(ステップS12)。前記周波数の選択は、図4(d)に示すように、所定タイミングで、周波数fu、fv、fwの順で繰り返し行うため、先ず周波数fuの信号を出力するようにセレクタ208の接続が選択される。
次に、指示装置101からの信号を電磁結合で受信するセンサコイル109を切換えて選択する(ステップS13)。
【0030】
この状態で、送信制御部206から信号fuの信号を指示装置101に出力し、前記選択したセンサコイル109で受信し、検出部202でレベル検出を行う。センサコイル109の全Xセンサコイル及び全Yセンサコイルを所定タイミングで順次選択することにより、前記検出動作(グローバルスキャン)を行う(ステップS14)。
3種類の周波数fu、fv、fwの信号について前記動作を行ったか否かを判断し、周波数fu、fv、fwの信号全てについて前記動作が完了していないと判断した場合にはステップS12へ戻り、周波数fu、fv、fwの信号全てについての動作が完了したと判断した場合には、ステップS16に移行する(ステップS15)。
【0031】
上記処理により、指示装置101から受信した信号の検出レベル及び該検出レベルに対応するセンサコイルのデータが、各周波数fu、fv、fw毎に、メモリ204に記憶される。
ステップS16では、メモリ204に予め記憶した受信レベルに関するテーブルを参照して、センサコイル109の受信レベルに対して、ステップS12〜S15におけるセンサコイル109の受信レベルのバラツキを補正する(ステップS16)。前記レベル補正は全ての周波数信号fu、fv、fwについて行う。また、ステップS16では、Yセンサコイルで検出した信号レベルのピークを、Xコイルセンサで検出した信号レベルのピークに一致するように補正する。
【0032】
図8〜図11は、ステップS16におけるレベル補正を説明するための特性図であり、メモリ204に予め記憶されたレベル補正テーブルを示す図である。
図8は、指示装置101の先端部Aが前記検出面から所定距離離間した位置(本実施の形態では前記検出面の上方100mmの位置)にすると共に指示装置101を垂直(傾き角θ=0度)にした状態で、一端のXセンサコイルから他端のXセンサコイルまでX軸方向に移動させながら、各Xセンサコイル及び各Yセンサコイルで検出した信号レベルのピーク信号LUxm、LUymをプロットした図である。尚、図8縦軸のペン信号とは、ペンコイル103から出力された信号を各センサコイル109で検出した信号のレベルであることを意味している。
【0033】
図9は、前記の如くして検出した各ピーク信号LUxm、LUymを原点(検出面の中央部)付近のピーク信号のレベルに一致させて検出レベルを平坦化するために、各ピーク信号LUxm、LUymに掛け合わせるための補正係数(X軸方向補正係数)を示す図である。尚、図9に示したX軸方向補正係数は、補正係数テーブルとして、予めメモリ204に記憶されている。
図10は、指示装置101の先端部が前記検出面から所定距離離間した位置(本実施の形態では前記検出面の上方100mmの位置)にすると共に指示装置101を垂直(傾き角θ=0度)にした状態で、一端のYセンサコイルから他端のYセンサコイルまでY軸方向に移動させながら、各Xセンサコイル及び各Yセンサコイルで検出した信号レベルのピーク信号LUxm、LUymをプロットした図である。
【0034】
図11は、前記の如くして検出した各ピーク信号LUxm、LUymを原点(検出面の中央部)付近のピーク信号のレベルに一致させて検出レベルを平坦化するために、各ピーク信号LUxm、LUymに掛け合わせるための補正係数(Y軸方向補正係数)を示す図である。尚、図11に示したY軸方向補正係数は、補正係数テーブルとして、予めメモリ204に記憶されている。
ステップS16では、周波数信号fu、fv、fwについて、前記補正係数テーブル(図9、図11参照)を参照して、センサコイル109の受信レベルのバラツキを補正し又、Yセンサコイルで検出した信号レベルのピークを、Xコイルセンサで検出した信号レベルのピークに一致するように補正する。
【0035】
次に、CPU205は、指示コイル103から受信して検出した検出信号(ペン信号fu)の中の最大の検出信号レベルと、前記最大の検出信号レベル点の両側近傍の2点の検出信号レベルとに基づいて、放物線近似を用いた周知の方法により、最大信号レベル点のX座標及び該座標におけるレベルを最大信号レベルXuとして算出し又、Y軸方向における最大レベル点のY座標及び該Y座標点のレベルを最大信号レベルYuとして算出する(ステップS17)。メイン信号のピーク信号座標は指示装置101の先端(ペン先)位置を表しているため、メイン信号の最大信号レベルXu、Yuに対応するX座標、Y座標は指示装置101のペン先の座標を表すことになる。
次に、CPU205は、信号Xu又は信号Yuに基づいて、ペン信号fuの最大信号レベルの半値幅を算出する(ステップS18)。次に、CPU205は、円柱信号fv、fwの検出信号レベルLV、LWの自乗和平方根を計算して合成二子山信号(円柱合成信号)LVWを算出する(ステップS19)。このときの円柱合成信号LVWは、LVW=√(LV+LW)で表される。
次に、CPU205は、円柱合成信号LVWの2つのレベルピークのうち、高いレベルの座標と信号レベルを、前述したような放物線近似で算出する(ステップS21)。
【0036】
図12は、ステップS17〜S21によって算出した各信号レベルの波形を示す図で、X軸方向成分を示している。図12において、LUxmはペン信号fuのX軸成分LUxの最大信号レベル、LVWxは円柱合成信号LVWのX軸成分である。また、LVWx_right、LVWx_leftは、各々、円柱合成信号LVWのX成分LVWxの右側ピーク、左側ピークである。ステップS18における半値幅は、ペン信号のX軸成分LUxの半値幅Xwidthである。
次に、CPU205は、メモリ204に予め記憶した方位角テーブル(図13参照)を参照して、水平方位角φを暫定的に、円柱合成信号LVWのX軸成分であるLVWxとY軸成分であるLVWyの左右の信号比から求める(ステップS22)。
【0037】
図13は、前記方位角テーブルを示す図で、円柱合成信号LVWの左右の山の比の方位角φ依存性を示すデータである。尚、図13における記号の意味は次の通りである。
ΔLVWx=LVWx_right−LVWx_left
SLVWx=LVWx_right+LVWx_left
ΔLVWy=LVWy_right−LVWy_left
SLVWy=LVWy_right+LVWy_left
とし、また、
ratio_x=ΔLVWx/SLVWx
ratio_y=ΔLVWy/SLVWy
とすると、
ratio=√(ratio_x+ratio_y
ratio_y/x=ratio_y/ratio_x
である。
【0038】
図13の方位角テーブルを参照して、算出した円柱合成信号LVWの左右の山の比ratio_y/xに対応する方位角φ(=tan−1(ratio_y/x)*180/π(度))を暫定的に方位角φとする。
次に、ペン信号のX軸成分信号LUx及びY軸成分信号LUyのレベルデータのうち、いずれのレベルデータが半値幅の算出に使用可能かを判断し、半値幅が算出可能な軸のデータの方を選択する(ステップS23)。例えば、LUxmとLUymのうち、いずれの信号レベルが大きいかを判断し、信号レベルの大きい方が信頼性が高いため、信号レベルの大きい方の信号レベルデータを使用する。
次に、選択した軸のレベルデータのピークレベル信号LUxm又はLUymの半値幅から、予めメモリ204に記憶した半値幅テーブル(図14参照)を参照してZ軸座標Zuを算出する(ステップS24、S25)。即ち、ステップS23においてX軸のレベルデータLUxを選択した場合にはピークレベル信号LUxmの半値幅XwidthからZ軸座標Zuを算出し(ステップS24)、ステップS23においてY軸のレベルデータLUyを選択した場合にはピークレベル信号LUymの半値幅YwidthからZ軸座標Zuを算出する(ステップS25)。
尚、ステップS24、S25で得られるZ軸座標Zuは指示装置101のペン先の座標である。
【0039】
図14は、信号LUxmの半値幅Xwidthと指示装置101の先端部の高さ(Z軸座標)との関係を示すデータで、選択した信号がX軸のレベルデータLUxの場合を示している。前記のようにして算出した半値幅Xwidthに対応する高さが指示装置101先端部のZ軸座標になる。尚、選択した信号がY軸のレベルデータLUyの場合にも半値幅テーブルは図14と同様の特性データとなり、該データの半値幅テーブルも予めメモリ204に記憶されているため、ステップS23でY軸のレベルデータを選択した場合には、ステップS25では該Y軸用の半値幅テーブルを参照してZ軸座標を算出する。
次に、CPU205は、円柱合成信号LVWのX軸成分の2つのピーク値の大小関係と、Y軸成分の2つのピーク値の大小関係とから、予めメモリ204に記憶した図15の象限判定テーブルを参照して、方位角φの象限を判定する(ステップS26)。図15に示すように、方位角φは、ratio_xが正でratio_yが正のときは第1象限、ratio_xが負でratio_yが正のときは第2象限、ratio_xが負でratio_yが負のときは第3象限、ratio_xが正でratio_yが負のときは第4象限と判断する。
【0040】
次に、CPU205は、円柱合成信号LVWのレベル比から、傾き角θのX軸成分θxを、予めメモリ204に記憶した図16の傾き角テーブルを参照して算出する(ステップS27)。図16は、傾き角θのX軸成分θxと、LUx、LVWx_left、LVWx_right、ratio_xの関係を示す図である。信号比ratio_xは単調増加するため、信号比ratio_xを算出し、該信号比ratio_xに対応するX軸方向の傾き角θxが求めるX軸方向傾き角θxである。
尚、メモリ204には、傾き角θのY軸方向成分θyを算出するために図16と同様の傾き角テーブルが記憶されている。即ち、傾き角θのY軸成分θyと、LUy、LVWy_left、LVWy_right、ratio_yの関係を示すデータがテーブルとして記憶されている。傾き角θxの場合と同様に、信号比ratio_yは単調増加するため、CPU205は、信号比ratio_yを算出した後にテーブル参照することにより、Y軸方向の傾き角θyが算出される(ステップS28)。
【0041】
次に、CPU205は、次式により、方位角φを算出する(ステップS29)。
φ=tan−1(ratio_y/x)*180/π (度)
但し、暫定方位角φは、−90度≦φ≦90度の範囲で暫定的に定めた方位角φである。
次に、CPU205は、X軸方向傾き角θx及びY軸方向傾き角θyから、指示装置101の傾き角θを算出する(ステップS30)。
次に、Z軸座標(高さ)Zuを用いると共に、予めメモリ204に記憶した図17の傾き角補正テーブルを参照して、傾き角θを補正する(ステップS31)。図17に示した傾き角補正テーブルの例は、傾き角θを45度に保持した状態で高さを変化させた場合に、指示装置101の先端高さZuが100mmの状態のratio_xとratio_xとの信号比対高さの関係を表すデータを示しているが、前記傾き角補正テーブルには他の傾き角θについてのデータも格納されている。高さが高くなると前記信号比が小さくなり、傾き角θが小さめに検出されてしまうので、検出信号比ratio_xに、前記テーブルの逆数を補正係数として掛けることにより補正し、正確なθxを得る。
【0042】
θyについても、図17と同様の検出信号比ratio_yに関する傾き角補正テーブルがメモリ204に記憶されているので、θxと同様に前記傾き角補正テーブルを参照して補正し、正確なθyを得る。
次に、CPU205は、補正後のθx、θyから合成方位角φ(=tan−1(tanθy/tanθx)*180/π(度))を算出する(ステップS33)。
次に、CPU205は、円柱合成信号LVWのレベル比から、ステップS26と同様にして、前記象限判定テーブルを参照して、補正後の方位角φの象限を改めて判定する(ステップS34)。これにより、正確な方位角φが得られる。
【0043】
次に、CPU205は、傾き角θのX軸成分θx及びY軸成分θyに基づいて、メモリ204に予め記憶した図18の半値幅傾き角依存性テーブルを参照してZ軸座標を補正する(ステップS35)。図18は、ペン信号の半値幅の傾き角θ依存性を示すデータで、指示装置101の先端を100mmに保持して傾き角θを変化させた場合の信号の半値幅の変化を示している。傾き角θが大きくなると、高さ検出の誤差が大きくなるため、検出信号の半値幅に、補正係数を掛けることにより、正確なZ軸座標を得る。前記補正係数は、図18において、傾き角θ=0度のときの半値幅を、前記傾き角θのときの半値幅で除算した値である。尚、このとき得られるZ座標は指示装置101のペン先の座標である。
【0044】
次に、CPU205は、傾き角θのX軸成分θx及びY軸成分θyに基づいて、メモリ204に予め記憶した図19の座標補正テーブルを参照して、X軸座標及びY軸座標を補正する(ステップS36)。
図19の座標補正テーブルには、ΔXの傾き角θ及び高さh依存性を示すデータが格納されている。ここで、ΔXは、ペンコイル103からの信号を検出したXセンサコイルのピーク値のX座標Xmから、傾き角θが0度のときのピーク値のX座標を引いた値である。図19に示すように、傾き角θを一定にすると、高さhとΔXは、高さhの増加にともないΔXが減少する関係にあるため、前記のようにして求めた傾き角θ及び高さhに基づいてΔXが求められる。この関係を利用して、図19のテーブルを参照してΔXを求め、負のΔXを加算することによってX軸座標を補正して正確なX座標を得る。同様にしてY座標も補正することにより正確なY座標を得る。尚、このとき得られるX座標、Y座標は指示装置101のペン先の座標である。
前記処理を繰り返すことにより、指示装置101の3次元空間におけるXYZ座標、方位角φ及び傾き角θを検出することが可能になる。
以上のようにして、2本の縦巻きコイル104、105からの信号を検出して得られた合成二子山信号の左右比から傾き角θ及び方位角φを得ることが可能になる。
尚、前記処理によって指示装置101のペン先の位置が求められるため、後述する図20の関係に基づいて、指示装置101のペンコイル103の3次元重心座標(XGG,YGG,ZC)は、ペン先Bの3次元座標(XG,YG,Z)から幾何学的に算出することができる。
【0045】
次に、指示装置101の延長線が前記検出面に交差する点(的:まと)targetを算出する場合の処理を説明する。
図20は、前記まとtargetのXY座標を算出する場合の処理を説明するための図である。図20において、指示装置101はペン形容器C内に収容されており、指示装置101の先端にはペン先が設けられている。指示コイル103の重心位置のXY座標を(XGG,YGG)、Z座標をZc、指示装置101のペン先BのX、Y座標を(XG,YG)、Z座標をZ、指示コイル103の重心位置とペン先の距離をL、まとtargetのX、Y座標を(Xtar,Ytar)として、下記式を用いて前記まとtargetのXY座標を算出する。
XG=XGG−(L・cosθ)・tanθ・cosθ
YG=YGG−(L・cosθ)・tanθ・sinθ
Z=ZC−(L・cosθ)
Xtar=XG−Z・tanθ・cosφ
Ytar=YG−Z・tanθ・sinφ
これにより、まとtargetの位置を求めることが可能になる。
【0046】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。指示装置が単一の指示コイルしか有しない場合等は、指示装置が水平(前記検出面と平行)に位置すると共に、Xセンサコイル又はYセンサコイルと平行に位置した場合、指示装置と平行になったXセンサコイル又はYセンサコイルは指示コイルと電磁結合できないため検出信号を得ることができない。本第2の実施の形態は、係る問題が発生しないようにした例である。
図21は、本第2の実施の形態に係る3次元情報検出装置のブロック図で、図2と同一機能を有する部分には同一符号を付している。
【0047】
図21のセンサ装置と図2のセンサ装置の主な相違点は、センサコイル109と同一構成のセンサコイルを検出面内で所定角度(本実施の形態では45度)回転させた斜めセンサコイル2002を、センサコイル109に重ねて配設している点である。
センサコイル109はX軸方向(φ=0度)に並設された複数のXセンサコイル及びY軸方向(φ=90度)に並設された複数のYセンサコイルを備え、又、斜めセンサコイル2002は、前記X軸方向から45度回転したX’軸方向(φ=45度)に並設された複数のX’センサコイル及びX’センサコイルに直交するY’軸方向(φ=135度)に並設された複数のY’センサコイルを備えている。
【0048】
尚、指示装置は図2の指示装置101を使用することも可能であるが、本第2の実施の形態では、磁性材料によって構成したコア2004に巻回した単一の指示コイルのみを有する指示装置を使用している。図24は、本第2の実施の形態の動作を説明するための模式図で、3次元情報指示装置2001のXYZ座標及び方向(傾き角θ及びX軸を基準とする方位角φ)を示す図である。指示装置2001は、コア2004に巻回した単一の指示コイル2003(必要に応じてペンコイルと称する。)を有する構成となっている。
また、本第2の実施の形態では、図4(c)、(d)において、周波数fv、fwの信号は使用せずに周波数fuの信号のみを用いて、指示コイル2003からの信号を電磁結合により、センサコイル109及び斜めセンサコイル2002で受信し検出するように動作する。
【0049】
図22及び図23は、本第2の実施の形態に係る3次元情報検出装置における処理を示すフローチャートである。
以下、図4、図21乃至図24を用いて、本第2の実施の形態の動作を説明する。
先ず、センサ装置2000の制御210に設けられたメモリ204及びCPU205、送信制御部206、制御部210及び検出部202内に設けられたバッファメモリの初期化処理を行う(図22のステップS211)。
【0050】
次に、センサ装置2000側から指示装置2001側へ周波数fuの信号を送信すると共に、センサ装置2000側で電磁結合によって、指示装置2001からの信号を受信し検出する処理を行う。
即ち、先ず、送信制御部206のセレクタ208を切り換えることにより、指示装置2001に送信する信号の周波数を選択する(ステップS212)。尚、本第2の実施の形態の場合には1種類の周波数fuのみを使用しているため、複数の周波数信号を選択するためのセレクタスイッチ及びステップ212は不要であるが、図1に示したような複数の指示コイルを有する指示装置を使用することが可能なように、セレクタスイッチ208及びステップ212を使用した説明としている。
【0051】
次に、図4に関して説明したように、指示装置2001からの信号を電磁結合で受信するセンサコイル109及び斜めセンサコイル2002を順次切換えて選択する(ステップS213)。
この状態で、指示装置2001から出力される信号をセンサコイル109及び斜めセンサコイル2002で順次受信してレベル検出を行うグローバルスキャンを行う(ステップS214)。
前記グローバルスキャンでは、送信制御部206は周波数fuの信号を送信回路209に出力する。送信回路209は送信制御部206から入力された周波数fuの信号を、信号ケーブル108を介して指示装置2001に供給する。選択されたセンサコイル109及び斜めセンサコイル2002は、電磁結合により指示装置2001からの信号を受信する。検出部202は受信回路201を介して、前記センサコイル1009及び斜めセンサコイル2002で受信した信号を受信し、前記信号のレベルを検出し、指示装置2001から受信した信号の検出レベル及び該検出レベルに対応するセンサコイル109、2002のデータをメモリ204に記憶する。
【0052】
次に、全てのコイルセンサ109及び斜めセンサコイル2002について前記動作を行ったか否かを判断し、全てのセンサコイル109、2002について前記動作が完了していなければステップS212へ戻り、全てのセンサコイル109、2002についての動作が完了したと判断した場合には、ステップS216に移行する(ステップS215)。
ステップS216では、前記第1の実施の形態において図8〜図11のテーブルを使用してセンサコイルのレベル補正を行ったのと同様にして、メモリ204に予め記憶したテーブルを参照して、センサコイル109のXセンサコイル及びYセンサコイル、斜めセンサコイル2002のX’センサコイル及びY’センサコイルの受信レベルのバラツキを補正する(ステップS216)。また、ステップS216では、傾き角θ=0度の状態で、Yセンサコイル、X’センサコイル、Y’センサコイルで検出した信号レベルのピーク値を、Xコイルセンサで検出した信号レベルのピーク値に一致するように補正する。
【0053】
次に、Xセンサコイル、Yセンサコイル、X’センサコイル、Y’センサコイルの各々について、各センサコイルの検出信号の最大レベル点の検出信号レベルと前記最大レベル点の両側近傍の2点の検出信号レベルとに基づいて、放物線近似を用いた周知の方法により、Xセンサコイルにおける最大レベル点のX座標及び該座標におけるレベルを最大信号レベルXuとして算出し又、Yセンサコイルにおける最大レベル点のY座標及び該座標における最大信号レベルYuとして算出し、X’センサコイルにおける最大レベル点のX座標及び該座標におけるレベルを最大信号レベルXu’として算出し又、Y’センサコイルにおける最大レベル点のY座標及び該座標における最大信号レベルYu’として算出する(ステップS217)。尚、信号レベルXu、Yu、Xu’、Yu’に対応する座標は、指示装置101のペン先の座標である。
図25は、前記動作により、Xセンサコイルで検出した信号の特性を示す図である。
【0054】
次に、前記第1の実施の形態と同様にして、ペン信号fuの最大信号レベルの半値幅を算出する(ステップS218)。
次に、下記の如くして、Xセンサコイル、Yセンサコイル、X’センサコイル、Y’センサコイルの座標による信号強度による重み平均をとって重心座標を求め、正確な重心座標を得る(ステップS219)。このとき、Xセンサコイル、Yセンサコイル、X’センサコイル、Y’センサコイルのうち、3つのセンサコイルから独立に同じX座標(又はY座標)を得ることができるが、これらの3つの信号は信号強度が異なる。信号強度が小さいほど信号ジッタ等による誤差が大きくなり、信号強度が大きいほど信頼性の高いデータが得られるため、単純平均よりも、信号強度に応じて重み平均をとることにより正確な重心座標を得るようにしている。
【0055】
先ず、常にサブ信号の大きい方の信号の座標が必要なためLUxs1<LUxs2の場合に、各Yセンサコイル、X’センサコイル及びY’センサコイルで検出した信号レベルに所定の係数をかけて、Xセンサコイルの信号レベルに合わせる。尚、前記所定の係数は、例えば、センサ装置102の検出面中央部で、高さ100mm、傾き角θでデータをとり、各Yセンサコイル、X’センサコイル及びY’センサコイルの検出信号レベルがXセンサコイルの信号レベルに合致するような係数を予め得ておくようにする。前記所定の係数としては、例えば、LUx=1*LUx、LUx’=1.455*LUx’、LUy=1.123*LUy、LUy’=1.325*LUy’のように選定する。
次に、大小判定して、LUx_med及びLUx_minを得る。LUx_medは、LUxs1、LUxm及びLUxs2の中の中間の大きさの値(LUx_med=Median(LUxs1,LUxm,LUxs2))、又は、LUxs1及びLUxs2の中の大きい方の値(LUx_med=Max(LUxs1,LUxs2))である。また、LUx_minは、LUxs1、LUxm及びLUxs2の中の最小の値(LUx_min=Min(LUxs1,LUxm,LUxs2))、又は、LUxs1及びLUxs2の中の小さい方の値(LUx_min=Min(LUxs1,LUxs2))である。
【0056】
次に、Xセンサ(φ=0度)上の座標を次式から求める。Xmは最大値LUxmをとるときのX座標値、X_medは中間値LUx_medをとるときのX座標値である。
XG=((LUxm−LUx_min)*Xm+(LUx_med−LUx_min)*X_med)/(LUxm−2*LUx_min+LUx_med)
同様にして、X’センサ(φ=45度)上の座標を次式から求める。
次に、Xセンサ(φ=0度)上の座標を次式から求める。X’mは最大値LUx’mをとるときのX’座標値、X’_medは中間値LUx’_medをとるときのX’座標値である。
X’G=((LUx’m−LUx’_min)*X’m+(LUx’_med−LUx’_min)*X’_med)/(LUx’m−2*LUx’_min+LUx’_med)
次に、Yセンサ(φ=90度)上の座標を次式から求める。
YG=((LUym−LUy_min)*Ym+(LUy_med−LUy_min)*Y_med)/(LUx’m−2*LUx’_min+LUx’_med)
最後にY’センサ(φ=135度)上の座標を次式から求める。
Y’G=((LUy’m−LUy’_min)*Y’m+(LUy’_med−LUy’_min)*Y’_med)/(LUy’m−2*LUx’_min+LUx’_med)
すなわち、LUxs1及びLUxs2のうち、大きい方をLUx_med、小さい方をLUxminにする。
【0057】
各X、Y、X’、Y’センサコイルの原点(本実施の形態では、センサコイル109及び斜めセンサコイル2002の中央部)を、XO、X’O、YO、Y’Oとすると、重み平均で、コイル重心座標(XGG,YGG)は下記のようになる。
ΔXG=XG−XO
ΔX’G=X’G−X’O
ΔYG=YG−YO
ΔY’G=Y’G−Y’O
XGG=XO+(LUxm*ΔXG+LUx’m*(ΔX’G/√2)−LUy’m*(ΔY’G/√2))/(LUxm+LUx’m+LUy’m)
YGG=YO+(LUx’m*(ΔX’G/√2)+LUym*ΔYG+LUy’m*(ΔY’G/√2))/(LUx’m+LUym+LUy’m)
【0058】
次に、Xセンサコイル、Yセンサコイル、X’センサコイル、Y’センサコイルで検出した検出信号の最小信号レベルLUxmin、中間信号レベルLUxmedを判定する(ステップS220)。
次に、Xセンサコイル、Yセンサコイル、X’センサコイル、Y’センサコイルで検出した検出信号のピーク信号レベルの平均値LUm_av、最小信号レベルの平均値LUmin_av、中間信号レベルの平均値LUmed_avを下記式から求める(ステップS221)。
LUm_av=(LUxm+LUx’m+LUym+LUy’m)/4
LUmin_av=(LUxmin+LUx’min+LUymin+LUy’min)/4
LUmed_av=(LUxmed+LUx’med+LUymed+LUy’med)/4
ここで、Xセンサコイル、Yセンサコイル、X’センサコイル、Y’センサコイルのピーク信号レベルをLUxm、LUx’m、LUym、LUy’m、最小信号レベルをLUxmin、LUx’min、LUymin、LUy’min、中間信号レベルをLUxmed、LUx’med、LUymed、LUy’medで表している。
【0059】
次に、下記式を用いて、Xセンサコイル、Yセンサコイル、X’センサコイル、Y’センサコイルで検出した検出信号のピーク信号レベル、最小信号レベル、中間信号レベルの前記各平均値からの偏差を算出する(ステップS222)。
LUxm_dev=LUxm−LUm_av
LUx’m_dev=LUx’m−LUm_av
LUym_dev=LUym−LUm_av
LUy’m_dev=LUy’m−LUm_av
ここで、Xセンサコイル、Yセンサコイル、X’センサコイル、Y’センサコイルの最大値信号レベルの偏差を各々、LUxm_dev、LUx’m_dev、LUym_dev、LUy’m_devで表している。
【0060】
また、
LUxmin_dev=LUxmin−LUmin_av
LUx’min_dev=LUx’min−LUmin_av
LUymin_dev=LUymin−LUmin_av
LUy’min_dev=LUy’min−LUmin_av
ここで、Xセンサコイル、Yセンサコイル、X’センサコイル、Y’センサコイルの最小値信号レベルの偏差を各々、LUxmin_dev、LUx’min_dev、LUymin_dev、LUy’min_devで表している。
また、
LUxmed_dev=LUxmed−LUmed_av
LUx’med_dev=LUx’med−LUmed_av
LUymed_dev=LUymed−LUmed_av
LUy’med_dev=LUy’med−LUmed_av
ここで、Xセンサコイル、Yセンサコイル、X’センサコイル、Y’センサコイルの中間値信号レベルの偏差を各々、LUxmed_dev、LUx’med_dev、LUymed_dev、LUy’med_devで表している。
【0061】
次に、下記式を用いて、前記各偏差の2乗和平方根を算出する(ステップS223)。
LUm_am=√((LUxm_dev+LUx’m_dev+LUym_dev+LUy’m_dev)/2)
LUmin_am=√((LUxmin_dev+LUx’min_dev+LUymin_dev+LUy’min_dev)/2)
LUmed_am=√((LUxmed_dev+LUx’med_dev+LUymed_dev+LUy’med_dev)/2)
ここで、ピーク信号、最小信号、中間信号の偏差の2乗和平方根を各々、LUm_am、LUmin_am、LUmed_amで表している。
次に、下記式を用いて、ピーク信号、最小信号、中間信号の包絡線を求める(ステップS224)。
LUm_en=LUm_av+LUm_am
LUmin_en=LUmin_av+LUmin_am
LUmed_en=LUmed_av+LUmed_am
ここで、ピーク信号、最小信号、中間信号の包絡線を各々、LUm_en、LUmin_en、LUmed_enで表している。
【0062】
次に、下記式を用いて、包絡線比ratioから傾き角θを算出する(ステップS225)。
ratio=(LUmed_en−LUmin_en)/(LUm_en−LUmin_en)
θ=ratio*180/π (度)
次に、下記式を用いて、ピーク信号、cos(2φ)、sin(2φ)から、フーリエ変換(DFT(Discrete Fourier Transformation))により、方位角φ(−90度≦φ≦90度の範囲で代表させた暫定的なφの値)を算出する(ステップS226)。尚、下式は、一例として所定の数値を代入して計算した式を示している。
Figure 0003957505
【0063】
また、信号の右サブ信号LUs2の3点近似法によるピーク信号の方向で象限を判定し、φから一般の方位角φを算出する(ステップS227)。図26は、方位角φを算出するための方位角テーブルを示す図であり、メモリ204に予め記憶されている。図27及び図28は、前記方位角テーブルで使用している記号を説明するための図である。
前記方位角テーブルから、方位領域が2であることが得られる。例えば、図27のような信号が得られる場合には、一般の方位角φは、
φ=φ+90(度)=−41.8+90(度)=48.2(度)
となる。
前記処理を繰り返すことにより、指示装置2001の3次元空間におけるXYZ座標、方位角φ及び傾き角θを検出することが可能になる。尚、ここで得られるXYZ座標は指示装置2001のコイル2003の重心座標であるが、図20を用いて、指示装置2001のペン先のXYZ座標を幾何学的に求めることができる。
以上のようにして、検出信号のサブ信号比から傾き角θ及び方位角φを得ることが可能になる。
尚、本第2の実施の形態においても、図6の処理ステップS35、S36を行うことにより、XYZ座標の補正処理を行うようにしてもよい。
【0064】
次に、傾き角θ及び方位角φを検出するための他の例として、検出信号の左右片の比から傾き角θ及びφ方位角を検出する方法を、第3の実施の形態として説明する。本第3の実施の形態に係る3次元情報検出装置と前記第1の実施の形態との相違点は、CPU205による傾き角θ及び方位角φの算出方法が異なる点であり、それ以外の構成は前記第1の実施の形態と同一である。以下、主として傾き角θ及び方位角φの算出方法について説明する。
図29は、Xセンサコイルで検出したペンコイル信号LUxを示す図である。
図29に示すように、検出信号のメイン信号の山のピーク値のX座標Xmを境にして、メイン信号の左の片側半値幅をXwidth50_left、右の片側半値幅をXwidth50_rightとする。また、メイン信号の左の片側25%値幅をXwidth25_left、右の片側25%値幅をXwidth25_rightとする。
【0065】
先ず、各幅と各比率を算出する場合、50%値片側幅Xwidth50_left、Xwidth50_rightを算出する。次に、25%値片側幅Xwidth25_left,Xwidth25_rightを算出する。次に、50%値左右片側幅比Xwidth50_left/right=Xwidth50_left/Xwidth50_rightを算出する。次に、25%値左右片側幅比Xwidth25_left/right=Xwidth25_left/Xwidth25_rightを算出する。
次に、傾斜角θの検出を行う。Xセンサコイルの50%値左右片側幅比と25%値左右片側幅比を、方位角φ=0度方向に傾けたとき、傾斜角θに対してプロットすると、図30に示すグラフのようになる。図30に示す片側幅比率の傾斜角依存性テーブルは予めメモリ204に記憶されている。
25%値左右片側幅比の方が滑らかに変化しているので、25%値左右片側幅比を使用する。図30の片側幅比率の傾斜角依存性テーブルを用いて、このグラフの縦軸((Xwidth25_left/right)−1)が解れば、傾き角θを検出できる。
【0066】
次に、方位角φの検出を行う。この場合、先ず、Yセンサコイルの25%値左右片側幅比の算出を行う。Yセンサコイルの検出信号LUyも使用し、同様にして、25%値左右片側幅比((Ywidth25_left/right)−1)を算出する。例えば、傾斜角θ=45度のまま、方位角φを1回転(0〜360度)させて、XとYの25%値左右片側幅比を方位角φに関してプロットすると、図31ようになる。尚、図31に示す25%値の片側幅比率の傾斜角依存性テーブルは予めメモリ204に記憶されている。
次に、方位角φの算出を行う場合、先ず、暫定的な方位角φを次式で算出する。
φ=tan−1(((Ywidth25_left/right)−1)/((Xwidth25_left/right)−1))*180/π(度)
【0067】
この暫定的な方位角φを方位角φに対してデータを取ると、図32の表のようになる。図32は、(メイン信号の25%値の左右の片側幅の比率−1)、((Xwidth25_left/right)−1)の符号sign((Xwidth25_left/right)−1)および((Ywidth25_left/right)−1)の符号sign((Ywidth25_left/right)−1)から象限を判定して、一般方位角φを求めた例(高さ100mm、傾斜角φ=45度)である。尚、図32に示す象限判定テーブルは予めメモリ204に記憶されている。Xセンサコイルの検出信号LUxとYセンサコイルの検出信号LUyの左右サブ信号の大小関係から、一般の方位角φを算出する。
以上のようにして、検出信号の左右片側幅の比から傾き角θ及び方位角φを得ることが可能になる。
【0068】
次に、指示装置の他実施の形態について説明する。図33〜図41は、本発明の実施の形態に係る3次元情報指示装置の他の実施の形態を示す図である。
前記第1、第2の実施の形態に示した指示装置も含めて、各指示装置は、大別して、複数の指示コイルを有するもの(図7、図33〜図41)と、単一の指示コイルを有するもの(図24、図40、図41)に分けられる。また、複数のコイルを有する指示装置は、少なくとも一つの指示コイルの中心位置が他の指示コイルの中心位置からずれて配設された構成のもの(図7、図33〜図35)と、複数の指示コイルが全て同一中心位置に配設された構成のもの(図36〜図39)とに分けられる。
【0069】
図33〜図35に示す指示装置は、複数の指示コイルを有し、その少なくとも一つの指示コイルの中心位置が他の指示コイルの中心位置からずれて配設されると共に、前記各指示コイルの中心軸が直交して配設された指示装置の例である。
指示コイルの中心位置がずれて配設されているため、センサ装置と指示装置間の信号の同期をとらなくとも、指示装置の表裏検出(指示装置がセンサ装置側を向いているのかセンサ装置の反対側を向いているのかの検出)が可能になる。
図33において、3次元情報指示装置は、磁性材料によって構成した複数の円柱形のコア2604〜2606に各々複数の指示コイル2601〜2603を巻回した構成となっており、各指示コイル2601〜2603は中心位置がずれると共に中心軸が直交するように配設されている。
【0070】
図34において、3次元情報指示装置は、磁性材料によって構成した単一の円柱形のコア2703の両端に複数(2つ)の指示コイル2701、2702を巻回した構成となっており、各指示コイル2701、2702は中心位置がずれると共に中心軸が一致するように配設されている。
図35において、3次元情報指示装置は、磁性材料によって構成した小径円柱形のコア2803、磁性材料によって構成した大径円柱形のコア2804に各々1つの指示コイル2801、2802を巻回した構成となっており、各指示コイル2801、2802は中心位置がずれると共に中心軸が直交するように配設されている。
【0071】
図36〜図39に示す3次元情報指示装置は、複数の指示コイルを有し、全ての指示コイルの中心位置が同一位置に配設されると共に、各指示コイルの中心軸が直交して配設された指示装置の例である。各指示コイルの中心位置が同一位置に配設されているため、センサ装置と指示装置間の信号の同期をとらない場合には、指示装置の表裏検出ができない。
図36において、3次元情報指示装置は、磁性材料によって構成した円柱形のコア2904に複数(3つ)の指示コイル2901〜2903を巻回した構成となっており、各指示コイル2901〜2903は中心位置が一致すると共に中心軸が直交するように配設されている。
【0072】
図37において、3次元情報指示装置は、球体3004内に複数の指示コイル3001〜3003を巻回した構成となっており、各指示コイル3001〜3003は中心位置が一致すると共に中心軸が直交するように配設されている。
図38において、3次元情報指示装置は、磁性材料によって構成した単一の円柱形のコア3103に複数(2つ)の指示コイル3101、3102を巻回した構成となっており、各指示コイル3101、3102は中心位置が一致すると共に中心軸が直交するように配設されている。
図39において、3次元情報指示装置は、球体3203内に複数(2つ)の指示コイル3201、3202を巻回した構成となっており、各指示コイル3201、3202は中心位置が一致すると共に中心軸が直交するように配設されている。
【0073】
図40、図41に示す指示装置は、単一の指示コイルを有する指示装置の例である。単一の指示コイルしか有していないため、センサ装置と指示装置間の信号の同期をとらない場合には、指示装置の表裏検出ができない。
図40において、3次元情報指示装置は、磁性材料によって構成した円柱形のコア3302に1つのの指示コイル3301を巻回した構成となっている。
図41において、3次元情報指示装置は、球体3402内に単一の指示コイル3401を巻回した構成となっており、指示コイル3401の中心位置が球体3402の中心に一致するように配設されている。
【0074】
尚、前記各実施の形態では、方位角φや傾き角θ等を算出する場合に、メモリ204に予め記憶したテーブルを参照することにより行ったが、予めメモリ204に、方位角φや傾き角θ等を算出するための計算式(近似式)をプログラムとして記憶しておき、前記計算式をCPU205で実行するように構成してもよい。
また、前記各実施の形態では、3次元情報センサ装置のセンサコイルから発生した信号を3次元情報指示装置で受信し、3次元情報指示装置から3次元情報センサ装置に信号を返送し、3次元情報指示装置に信号を送信したセンサコイルと同一のセンサコイルで3次元情報指示装置からの信号を受信し、3次元情報センサ装置側で3次元情報指示装置の位置や方向を検出するようにしたが、信号の送信、受信を異なるセンサコイルによって行うことが可能である。
【0075】
また、3次元情報指示装置の指示コイル及び3次元情報センサ装置のセンサコイルが発振回路を構成し、3次元情報指示装置が存在するとき3次元情報センサ装置が自己発振するような方式とすることも可能である。
さらに、3次元情報指示装置内に電源あるいは他から電源供給を受ける電源回路を設けると共に、3次元情報センサ装置との間で送受信するための信号を発生する信号発生回路を設けるようにしてもよい。
また、3次元情報指示装置側に、電源若しくは他から電源供給を受ける電源回路、送受信するための信号を発生する信号発生回路、前記信号の送受信回路、算出部及び算出結果を赤外線や電波等の無線で送信する送信回路を内蔵させ、その一方、3次元情報センサ装置側に、共振回路を構成する複数のコイルを平面的に配設するように構成し、3次元情報指示装置側から送信した信号を支持台側で受信して返送し、これを3次元情報指示装置の送受信回路で受信して、前記算出部により3次元情報を算出し、該算出結果を前記送信回路で上位装置等の他の装置に送信するように構成してもよい。
【0076】
また、3次元情報指示装置側に、電源若しくは他から電源供給を受ける電源回路、送受信するための信号を発生する信号発生回路、前記信号の送受信部、受信信号を所定の送信フォーマットに処理する信号処理部、前記信号処理結果を赤外線や電波等の無線で送信する送信回路を内蔵させ、その一方、3次元情報センサ装置側に、共振回路を構成する複数のセンサコイルを平面的または曲面的に配設すると共に前記送信回路からの信号を受けて3次元情報指示装置の位置や方向を算出する算出部を設けるようにしてもよい。
また、3次元情報指示装置側に、電源若しくは他から電源供給を受ける電源回路、信号の受信部、受信信号を所定の送信フォーマットに処理する信号処理部、前記信号処理結果を赤外線や電波等の無線で送信する送信回路を内蔵させ、その一方、3次元情報センサ装置側に、共振回路を構成する複数のセンサコイル、前記センサコイルを切替選択する選択回路、送受信するための信号を発生する信号発生回路、前記送信回路からの信号を受けて3次元情報指示装置の3次元情報を算出する算出部を設けるようにしても良い。
【0077】
また、3次元情報指示装置側に、電源若しくは他から電源供給を受ける電源回路、信号の受信部、3次元情報算出部及び算出結果を赤外線や電波等の無線で送信する送信回路を内蔵させ、その一方、3次元情報センサ装置側に、共振回路を構成する複数のセンサコイル及び信号発生回路を配設し、前記センサコイルを切替選択しながら前記信号発生回路からの信号を前記3次元情報指示装置に送信し、前記3次元情報指示装置側で3次元情報を算出して、上位装置等の他の装置に無線送信するように構成してもよい。
また、前記各実施の形態では、3次元情報指示装置をペン形の容器に収容した例で説明したが、球体内に収容するように構成してもよい。
また、指示コイルとセンサコイルの電磁的結合を妨げるような、背面(指示装置検出面の裏)の影響を受けないように、磁気シールド材を備えるように構成してもよい。
尚、3次元情報指示装置側に送信回路を設けるような構成とした場合等には、指示コイルは共振回路を形成しないように構成することが可能である。
また、3次元情報センサ装置側に送信回路を設けるような構成とした場合等には、センサコイルは共振回路を形成しないように構成することが可能である。
さらにまた、指示コイルや3次元情報センサ装置が共振回路を構成する場合において、送受信する信号は必ずしも前記共振回路の共振周波数に完全に一致させる必要はなく、実質的な受信信号が得られる程度の相違を有する範囲内の信号、即ち、前記共振周波数に関連する信号で有ればよい。
また、指示装置の位置は、指示装置の使用形態に応じて、ペン先位置とコイルの重心位置のいずれを求めるようにしてもよいが、指示装置をペン形容器に収容して使用する形態では、図20を用いて、最終的にはペン先位置を求めるようにすることが好ましい。
【0078】
以上説明したように、前記各実施の形態に係る3次元情報検出装置は、少なくとも一つの指示コイルを有する指示装置101と、相互に交差するように検出面にそって配設され前記指示コイルと電磁的に結合する複数のセンサコイル109と、センサコイル109を切り換え選択する選択手段と、前記指示コイルと選択された前記センサコイル間で電磁的結合により送受する信号を発生する信号発生手段と、前記選択されたセンサコイル又は前記指示コイルで受信した信号を検出する信号検出手段と、前記信号検出手段によって検出した検出信号から、3次元空間における前記指示手段の位置及び方向を算出する算出手段とを備えて成ることを特徴としている。したがって、3次元空間内における指示装置101の位置や方向を検出することが可能になる。
【0079】
ここで、検出信号に関する特性データを予め記憶した記憶手段を備え、前記算出手段は、前記テーブルを参照して、検出手段で検出した検出信号に基づいて、3次元空間内における指示装置101の位置や方向を算出するように構成してもよい。
また、検出信号に基づいて3次元空間内における指示装置101の3次元空間における位置や方向を算出するための近似式を予め記憶した記憶手段を備え、前記算出手段は、前記近似式を用いて、検出手段で検出した検出信号に基づいて、3次元空間内における指示装置101の位置や方向を算出するように構成してもよい。
また、前記算出手段は、前記検出手段で検出した検出信号中のピーク値近傍の少なくとも3点の信号に基づいて、指示装置101のX軸座標及びY軸座標を算出すると共に、前記検出信号の所定レベル値における座標の幅から指示装置101の高さを得るように構成している。
【0080】
また、前記算出手段は、前記検出手段で検出した検出信号の関係から前記指示手段の傾き角θ及び方位角φを得るように構成している。
また、前記指示手段は前記指示コイルとして2本の縦巻きコイルを有し、前記算出手段は前記2本の縦巻きコイルの合成二子山信号の左右比から前記傾き角θ及び方位角φを得るように構成している。
また、前記算出手段は、前記検出信号のサブ信号比から前記傾き角θ及び方位角φを得るように構成している。
また、前記算出手段は、前記検出信号の左右片側幅の比から前記傾き角θ及び方位角φを得るように構成している。
また、前記算出手段は、検出したX軸座標、Y軸座標及び高さを、得られた傾き角θと方位角φを用いて補正するように構成している。
【0081】
また、前記指示手段は、1つの指示コイルを有するように構成している。
また、指示装置101は、複数の指示コイルを有している。
また、前記複数の指示コイルの中心軸は相互に直交するように配設されている。
また、前記複数の指示コイルの中心位置が同一になるように配設されている。
また、前記複数の指示コイルの中の少なくとも一つの指示コイルの中心位置は他の指示コイルの中心位置からずれて配設されている。
また、前記指示手段は球体を有し、前記指示コイルは前記球体内に配設されている。
また、前記指示コイルのうちの少なくとも一つはフェライトコア又はその他の磁性材料に巻回されている。
【0082】
また、前記信号発生手段は前記指示コイルに対応する複数の周波数の信号を発生し、前記各指示コイルと前記選択されたセンサコイルとの間では異なる周波数の信号を送受信するように構成されている。
また、前記信号発生手段から前記指示コイルに電流を供給することによって前記指示コイルから信号を送信し、前記検出手段は前記センサコイルで生じた信号を検出するように構成されている。
また、前記信号発生手段から前記センサコイルに電流を供給することによって前記センサコイルから信号を送信し、前記検出手段は前記指示コイルで生じた信号を検出するように構成されている。
【0083】
また、前記信号発生手段から前記センサコイルに電流を供給することによって前記センサコイルから信号を送信し、前記指示コイルは前記信号を受信した後に前記センサコイルに返送し、前記検出手段は前記センサコイルで受信した信号を検出するように構成されている。
また、前記算出手段は、前記指示手段の延長線が前記検出面に交差する点を算出するように構成されている。
また、相互に交差すると共に、前記センサコイルに交差するように配設された複数の斜めセンサコイルを備えて成るように構成されている。
【0084】
また、本発明の実施の形態に係る3次元情報検出方法は、選択手段が、少なくとも一つの指示コイルを有する指示手段に対して電磁的に結合すると共に相互に交差するように検出面にそって配設された複数のセンサコイルを切り換え、信号発生手段が、前記指示コイルと選択された前記センサコイル間で電磁的結合により送受する信号を発生し、信号検出手段が、前記選択されたセンサコイル又は前記指示コイルで受信した前記信号発生手段からの信号を検出し、算出手段が、前記信号検出手段によって検出した検出信号に基づいて前記指示手段の位置及び方向を算出することを特徴としている。したがって、3次元空間内における指示装置の位置や方向を検出することが可能になる。
【0085】
尚、前記方法において、前記算出手段は、前記検出手段で検出した検出信号中のピーク値近傍の少なくとも3点の信号に基づいて、前記指示手段のX軸座標及びY軸座標を算出すると共に、前記検出信号の所定レベル値における座標の幅から前記指示コイルの高さを得ることを特徴とするように構成してもよい。また、前記算出手段は、前記検出手段で検出した検出信号の関係から前記指示手段の傾き角θ及び方位角φを得ることを特徴とするように構成してもよい。また、前記算出手段は、前記指示手段は前記指示コイルとして2本の縦巻きコイルを有し、前記2本の縦巻きコイルの合成二子山信号の左右比から前記傾き角θ及び方位角φを得ることを特徴とするように構成してもよい。また、前記算出手段は、前記検出信号のサブ信号比から前記傾き角θ及び方位角φを得ることを特徴とするように構成してもよい。また、前記算出手段は、前記検出信号の左右片側幅の比から前記傾き角θ及び方位角φを得ることを特徴とするように構成してもよい。また、前記算出手段は、検出したX軸座標、Y軸座標及び高さを、得られた傾き角θと方位角φを用いて補正することを特徴とするように構成してもよい。
【0086】
また、本発明の実施の形態に係る3次元情報センサ装置は、相互に交差するように検出面にそって配設され指示手段の指示コイルと電磁的に結合する複数のセンサコイルと、前記センサコイルを切り換え選択する選択手段と、前記指示コイルと選択された前記センサコイル間で電磁的結合により送受する信号を発生する信号発生手段と、前記選択されたセンサコイル又は前記指示コイルで受信した前記信号発生手段からの信号を検出する信号検出手段と、前記信号検出手段によって検出した信号から前記指示手段の位置及び方向を算出する算出手段とを備えて成ることを特徴としている。したがって、3次元空間内における指示装置の位置や方向を検出することが可能になる。
【0087】
また、本発明の実施の形態に係る3次元指示装置は、複数のセンサコイルとの間で電磁結合により信号の受け渡しを行う複数の指示コイルを備えた3次元情報指示装置であって、前記複数の指示コイルは2本の指示コイルによって構成され、前記各指示コイルの中心位置は相互にずれた位置に配設されると共に、前記各指示コイルの中心軸は相互に直交するように配設されて成ることを特徴としている。したがって、3次元空間内における位置や方向を指示することが可能になる。
【0088】
【発明の効果】
本発明に係る3次元情報検出装置によれば、3次元空間内における指示装置の位置や方向を検出することが可能になる。
また、本発明に係る3次元情報センサ装置によれば、3次元空間内における指示装置の位置や方向を検出することが可能になる。
また、本発明に係る3次元情報情報指示装置によれば、3次元空間内における位置や方向を指示することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の全体構成を概略的に示す構成図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態に使用する3次元指示装置のブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態の動作を説明するためのタイミング図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態に係るCPUの主処理を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第1の実施の形態に係るCPUの主処理を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の第1の実施の形態に係る3次元情報指示装置を示す図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態における特性図である。
【図9】 本発明の第1の実施の形態における特性図である。
【図10】 本発明の第1の実施の形態における特性図である。
【図11】 本発明の第1の実施の形態における特性図である。
【図12】 本発明の第1の実施の形態における特性図である。
【図13】 本発明の第1の実施の形態における特性図である。
【図14】 本発明の第1の実施の形態における特性図である。
【図15】 本発明の第1の実施の形態において使用する方向判別用テーブル特性図である。
【図16】 本発明の第1の実施の形態における特性図である。
【図17】 本発明の第1の実施の形態における特性図である。
【図18】 本発明の第1の実施の形態における特性図である。
【図19】 本発明の第1の実施の形態における特性図である。
【図20】 本発明の第1の実施の形態における動作説明図である。
【図21】 本発明の第2の実施の形態のブロック図である。
【図22】 本発明の第2の実施の形態に係るCPUの主処理を示すフローチャートである。
【図23】 本発明の第2の実施の形態に係るCPUの主処理を示すフローチャートである。
【図24】 本発明の第2の実施の形態に係る3次元情報指示装置を示す図である。
【図25】 本発明の第2の実施の形態における特性図である。
【図26】 本発明の第2の実施の形態において使用する方向判別用テーブル特性図である。
【図27】 本発明の第2の実施の形態における特性図である。
【図28】 本発明の第2の実施の形態において3次元情報指示装置の方向判別処理を説明するための図である。
【図29】 本発明の第3の実施の形態における特性図である。
【図30】 本発明の第3の実施の形態における特性図である。
【図31】 本発明の第3の実施の形態における特性図である。
【図32】 本発明の第3の実施の形態において3次元情報指示装置の方位角を算出した例を示す図である。
【図33】 本発明の他の実施の形態に係る3次元情報指示装置を示す図である。
【図34】 本発明の他の実施の形態に係る3次元情報指示装置を示す図である。
【図35】 本発明の他の実施の形態に係る3次元情報指示装置を示す図である。
【図36】 本発明の他の実施の形態に係る3次元情報指示装置を示す図である。
【図37】 本発明の他の実施の形態に係る3次元情報指示装置を示す図である。
【図38】 本発明の他の実施の形態に係る3次元情報指示装置を示す図である。
【図39】 本発明の他の実施の形態に係る3次元情報指示装置を示す図である。
【図40】 本発明の他の実施の形態に係る3次元情報指示装置を示す図である。
【図41】 本発明の他の実施の形態に係る3次元情報指示装置を示す図である。
【符号の説明】
100・・・3次元情報検出装置
101・・・3次元情報指示手段を構成する3次元情報指示装置
102・・・3次元情報検出手段を構成する3次元情報センサ装置
103〜105、2003、2601〜2603、2701、2702、2801、2802、2901〜2903、3001〜3003、3101、3102、3201、3202、3301・・・3次元情報指示コイル
106、107、2004、2604〜2606、2703、2803、2804、2904、3103、3302・・・コア
108・・・信号ケーブル
109・・・3次元情報センサコイル
201・・・受信回路
202・・・信号検出手段を構成する検出部
203・・・発振回路
207・・・送信信号発生回路
204・・・記憶手段を構成するメモリ
205・・・選択手段及び算出手段を構成するCPU
206・・・信号発生手段を構成する送信制御部
208・・・セレクタ回路
209・・・送信回路
210・・・制御部
2002・・・斜めセンサコイル
306、307、308・・・信号出力回路
3004、3203、3402・・・球体

Claims (10)

  1. 少なくとも一つの指示コイルを有する指示手段と、
    相互に交差するように検出面にそって配設され前記指示コイルと電磁的に結合する複数のセンサコイルと、
    前記センサコイルを切り換え選択する選択手段と、
    前記指示コイルと選択された前記センサコイル間で電磁的結合により送受する信号を発生する信号発生手段と、
    前記選択されたセンサコイル又は前記指示コイルで受信した信号を検出する信号検出手段と、
    前記信号検出手段によって検出した検出信号から、3次元空間における前記指示手段の位置及び方向を算出する算出手段とを備え、
    前記指示手段は前記指示コイルとして2本の縦巻きコイルを有し、
    前記算出手段は、前記検出手段で検出した前記2本の縦巻きコイルの合成二子山信号の左右比から前記指示手段の傾き角θ及び方位角φを得ることを特徴とする3次元情報検出装置。
  2. 少なくとも一つの指示コイルを有する指示手段と、
    相互に交差するように検出面にそって配設され前記指示コイルと電磁的に結合する複数のセンサコイルと、
    前記センサコイルを切り換え選択する選択手段と、
    前記指示コイルと選択された前記センサコイル間で電磁的結合により送受する信号を発生する信号発生手段と、
    前記選択されたセンサコイル又は前記指示コイルで受信した信号を検出する信号検出手段と、
    前記信号検出手段によって検出した検出信号から、3次元空間における前記指示手段の位置及び方向を算出する算出手段とを備え、
    前記算出手段は、前記検出信号の左右片側幅の比から前記指示手段の傾き角θ及び方位角φを得ることを特徴とする3次元情報検出装置。
  3. 前記算出手段は、前記検出手段で検出した検出信号中のピーク値近傍の少なくとも3点の信号に基づいて、前記指示手段のX軸座標及びY軸座標を算出すると共に、前記検出信号の所定レベル値における座標の幅から前記指示手段の高さを得ることを特徴とする請求項1又は2記載の3次元情報検出装置。
  4. 前記算出手段は、検出したX軸座標、Y軸座標及び高さを、得られた傾き角θと方位角φを用いて補正することを特徴とする請求項3記載の3次元情報検出装置。
  5. 相互に交差すると共に、前記センサコイルに交差するように配設された複数の斜めセンサコイルを備えて成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の3次元情報検出装置。
  6. 相互に交差するように検出面にそって配設され指示手段の指示コイルと電磁的に結合する複数のセンサコイルと、
    前記センサコイルを切り換え選択する選択手段と、
    前記指示コイルと選択された前記センサコイル間で電磁的結合により送受する信号を発生する信号発生手段と、
    前記選択されたセンサコイル又は前記指示コイルで受信した前記信号発生手段からの信号を検出する信号検出手段と、
    前記信号検出手段によって検出した信号から前記指示手段の位置及び方向を算出する算出手段とを備え、
    前記指示手段は前記指示コイルとして2本の縦巻きコイルを有し、
    前記算出手段は、前記検出手段で検出した前記2本の縦巻きコイルの合成二子山信号の左右比から前記指示手段の傾き角θ及び方位角φを得ることを特徴とする3次元情報センサ装置。
  7. 少なくとも一つの指示コイルを有する指示手段と、
    相互に交差するように検出面にそって配設され前記指示コイルと電磁的に結合する複数のセンサコイルと、
    前記センサコイルを切り換え選択する選択手段と、
    前記指示コイルと選択された前記センサコイル間で電磁的結合により送受する信号を発生する信号発生手段と、
    前記選択されたセンサコイル又は前記指示コイルで受信した信号を検出する信号検出手段と、
    前記信号検出手段によって検出した検出信号から、3次元空間における前記指示手段の位置及び方向を算出する算出手段とを備え、
    前記算出手段は、前記検出信号の左右片側幅の比から前記指示手段の傾き角θ及び方位角φを得ることを特徴とする3次元情報センサ装置。
  8. 前記算出手段は、前記検出手段で検出した検出信号中のピーク値近傍の少なくとも3点の信号に基づいて、前記指示手段のX軸座標及びY軸座標を得ると共に、前記検出信号の所定レベル値における座標の幅から前記指示手段の高さを得ることを特徴とする請求項6又は7記載の3次元情報センサ装置。
  9. 前記算出手段は、検出したX軸座標、Y軸座標及び高さを、得られた傾き角θと方位角φを用いて補正することを特徴とする請求項8記載の3次元情報センサ装置。
  10. 相互に交差すると共に、前記センサコイルに交差するように配設された複数の斜めセンサコイルを備えて成ることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一に記載の3次元情報センサ装置。
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