JP3956682B2 - 車両用サンバイザー - Google Patents

車両用サンバイザー Download PDF

Info

Publication number
JP3956682B2
JP3956682B2 JP2001368129A JP2001368129A JP3956682B2 JP 3956682 B2 JP3956682 B2 JP 3956682B2 JP 2001368129 A JP2001368129 A JP 2001368129A JP 2001368129 A JP2001368129 A JP 2001368129A JP 3956682 B2 JP3956682 B2 JP 3956682B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
sun visor
lid
extender
visor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001368129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003165332A (ja
Inventor
厚 徳久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2001368129A priority Critical patent/JP3956682B2/ja
Publication of JP2003165332A publication Critical patent/JP2003165332A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3956682B2 publication Critical patent/JP3956682B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、バニティーミラー及び補助バイザーとしてのエクステンダーが設けられた車両用サンバイザーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用サンバイザーには、例えば図11〜図13に示したようなバニティーミラー付きサンバイザー(特開2001−63521号公報参照)、図14,図15に示したような補助バイザープレート付きサンバイザー(特開平11−129753号公報)、図16,図17に示したような補助バイザー付きサンバイザー(特開平9−254650号公報参照)、或いは図18に示したようなサンバイザーがある。
【0003】
図11の運転席側に設けたサンバイザー1は、図12,図13に示したように、サンバイザー本体2と、ミラー組立体3を有する。このサンバイザー本体2には一面に開口する取付凹部2aが形成され、この取付凹部2aの長手方向の一端部近傍及び他端部にはそれぞれプレート4,5が固定されている。
【0004】
このプレート4にはネジ孔4aが形成され、プレート5にはサンバイザー本体1の長手方向に延びるスリット5aが形成されている。このスリット5は、幅狭部5a1と、幅狭部5a1の一端部に連設された爪挿通用の幅広部5a2を有する。
【0005】
また、ミラー組立体3は、ミラー取付基材6と、ミラー取付基材6に取り付けられたバニティーミラー7と、バニティーミラー7側を開閉するリッド8を有する。しかも、ミラー取付基材6の一端部近傍にはネジ挿通孔6aが形成され、ミラー取付基材6の他端にはバニティーミラー7側とは反対側に突出する略T字状の係止爪9が設けられている。
【0006】
そして、このミラー組立体3を取付凹部2a内に取り付けるには、先ず、図13(a)中この係止爪9をプレート5の幅広部5a2から下方に挿通した後、係止爪9を図13(b)の如く幅狭部5a1側に移動させることにより、係止爪9の先端爪部9aをプレート5に係止させて、係止爪9がスリット5から抜け外れないようにする。
【0007】
この様にしながらミラー組立体3を取付凹部2a内に嵌合し、固定ネジ10をネジ挿通孔6aに挿通した後、固定ネジ10の先端部をプレート4のネジ孔4aに螺着することにより、ミラー組立体3が取付凹部2a内に取り付けられる。
【0008】
また、図14(a),図14(b),図15の車両用サンバイザーは、サンバイザー本体11と、補助バイザー組立体12を有する。このサンバイザー本体11は、2分割した半割体13a,13bからなる芯材13を有する。
【0009】
また、補助バイザー組立体12は、案内部材14と、補助バイザー(エクステンダー)15を有する。この案内部材14は、ケース体C1とカバー体C2から扁平筐体状に形成されていると共に、内部にバイザー収納室14aが形成されている。
【0010】
しかも、案内部材14には一側面側に開口する開口部14bが設けられ、補助バイザー(エクステンダー)13は開口部14bから引き出し可能に収納室14a内に挿入保持されている。
【0011】
この構成では、補助バイザー13を図14の如く引き出すことで、遮光範囲を広くすることができる。
【0012】
更に、図16,図17においては、車室天井の前側サイド部にブラケット16が取り付けられ、ブラケット16に水平回動可能に支持軸17が取り付けられている。そして、この支持軸17にはサンバイザー18が軸線回りに回動可能に保持されている。このサンバイザー18は、サンバイザー本体19及び補助バイザー(エクステンダー)20を有する。
【0013】
このサンバイザー本体19内には一側面に開口する収納室21が設けられ、収納室21内には補助バイザー20が開口から側方に引き出し可能に挿入されている。また、補助バイザー20の上縁部内にはサポート軸22が埋設されている。
【0014】
このサポート軸22の一端部22aは補助バイザー20の一側から側方に突出させられている。このサポート軸22の一端部22aは、車室天井の前側に設けられた係止フック23に係止可能に設けられている。
【0015】
また、図18に示したサンバイザー24では、サンバイザー本体25内に図17と同様な収納室26を設け、この収納室26内に上述の補助バイザーと同様なエクステンダー27を配設している。また、サンバイザー本体25に一面に開口するミラー用開口部28を設け、このミラー用開口部28をリッド29で開閉可能に設けている。
【0016】
しかも、サンバイザー本体25の芯材30にミラー用開口部28に臨むベース支持板部(支持壁)30aを形成し、このベース支持板部30aにミラーベース31を支持させると共に、このミラーベース31にバニティーミラー32を取り付けている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図11〜図13に示したようなバニティーミラー付きサンバイザーでは、衝撃力によりサンバイザー本体2及びミラー組立体3が弾性変形により湾曲させられる際に、ミラー組立体3に設けた係止爪9がサンバイザー本体2側のスリット5に沿って移動することで、ミラー組立体3がミラー本体2から脱落せずに、衝撃力をサンバイザー本体2とミラー組立体3とにより効果的に吸収しようとしている。
【0018】
しかしながら、この構成では、サンバイザー本体2及びミラー組立体3の弾性変形時にのみ係止爪9がスリット5内を移動可能であるため、このミラー組立体3を補助バイザーとして使用できないものであった。しかも、仮に、ミラー組立体3を補助バイザーとしてミラー本体2の側面から引き出し可能に設けたとしても、ミラー組立体3を側方に引き出した際にスリット5が露出するので、見栄えが損なわれるものである。
【0019】
また、図14,図15に示したような補助バイザープレート付きサンバイザーでは、補助バイザー(エクステンダー)15を扁平筐体状の案内部材14にしか取り付けられないので、案内部材14の分だけ厚みが増すことになる。この厚みが増すことにより、乗員に対して圧迫感を与え、車室内の居住空間を狭くするという問題がある。
【0020】
しかも、この様に案内部材14を扁平筐体状に形成するのに、ケース対C1とカバー体C2を必要としていたため、コスト高になると共にサンバイザーの厚みを増す要因になっていた。
【0021】
更に、図16,図17に示したような補助バイザー付きサンバイザー18では、車両前側上部からの光を遮光する際に、補助バイザー(エクステンダー)20の自由端部を車室前側天井の係止フック(サンバイザーホルダー)23に支持させるのに、補助バイザー20に埋設したサポート軸22を用いている。
【0022】
この様な構造のサンバイザー18において、仮にサンバイザー本体19にバニティーミラーを取り付けた場合、このバニティーミラーをサンバイザー本体19内に収納する構造となるため、ミラー保持用のミラーベースにバニティーミラーを取り付けると共に、ミラーベースと補助バイザー(エクステンダー)20との間にミラー支持壁を設け、このミラー支持壁と補助バイザー20との間にクリアランスを設ける必要がある。
【0023】
この場合には、図14,図15に示したサンバイザーと同様に、サンバイザー18の厚みが増して、車室内の居住空間を狭くし、乗員に対する圧迫感を与えるという問題がある。この点は、図18に示した構造のサンバイザーでも同じである。
【0024】
そこで、この発明は、バニティーミラー及び補助バイザーとしてのエクステンダーを設けても厚さを薄くできる車両用サンバイザーを提供することを目的とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1の発明は、サンバイザー本体内に収納室が設けられ、前記サンバイザー本体の一側面に前記収納室からの引出口が形成され、補助バイザーとして用いる板状のエクステンダーが前記引出口から側方に引き出し可能に前記収納室に挿入されていると共に、前記サンバイザー本体内にバニティーミラーが配設され、前記バニティーミラーに臨ませるミラー開口部が前記サンバイザー本体の一面に形成され、前記ミラー開口部を開閉するリッドが設けられた車両用サンバイザーであって、前記バニティーミラーが前記エクステンダーに取り付けられ、前記リッドは前記引出口から所定量引き出し可能に前記サンバイザー本体に保持されていると共に、前記エクステンダーは、前記リッドに対して引き出し方向に所定量だけスライド可能に前記リッドに保持されている車両用サンバイザーとしたことを特徴とする。
【0026】
この構成によれば、バニティーミラーはエクステンダーに取り付けられているので、バニティーミラー取付用のミラーベースをエクステンダーとは別途設ける必要がない。この結果、ミラーベースを支持するための支持壁や、エクステンダーと支持壁との間のクリアランスを必要としないので、バニティーミラー及び補助バイザーとしてのエクステンダーを設けてもサンバイザー全体の厚さを薄くできる
【0027】
しかも、前記エクステンダーを更に前記リッドに対して引き出し方向に所定量だけスライドすることにより、エクステンダーを更に延長できるので、遮光範囲を広げて遮光性を向上させることができる。
【0028】
更に、請求項の発明は、請求項に記載の車両用サンバイザーにおいて、前記ミラー開口部内に突出し、且つ、前記リッドがスライド方向に移動させられたときに、前記ミラー開口部の移動方向の側面に当接するリッド操作ノブが前記リッドの前記引出口側とは反対側の端部に形成されていることを特徴とする。
【0029】
この構成によれば、前記リッドが引出口から所定量引き出されたときに、リッド操作ノブがミラー開口部の移動方向の側面に当接してリッドのストッパーとして機能する。これにより、リッドのストッパーを別途必要としない。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0031】
図1,2において、30は車両のインストルメントパネル、31はフロントウインドシールドパネル、32はフロントドア、33は車両の天井、33aは天井30の前側天井縁部、34は前側天井縁部33aの車幅方向中央部に設けられたルームミラーである。
【0032】
また、35はルームミラー34の近傍に位置して前側天井縁部33aに取り付けられたバイザー係止フック、36は前側縁部天井33aの左側縁部に取り付けられたブラケット、37はブラケット36に水平回動可能に保持された支持軸、38は支持軸37にその軸線回りに回動可能に取り付けられたサンバイザーである。
【0033】
このサンバイザー38は、図3,図4(a)に示した様にサンバイザー本体39,補助バイザーイとしてのエクステンダー40,バニティーミラー41,ミラーリッド42,エスカッションEcを有する。
【0034】
このサンバイザー本体39は、図5(a)に示したように、薄肉のヒンジ部43で回動可能に一体に結合されたバイザー板部44,45を有する。尚、バイザー板部44,45は、ポリプロピレン等からなる板部39aと、板部39aの外面側を覆う表皮39bを有する。
【0035】
また、このバイザー板部44,45の周縁には内面側に突出するフランジ46,47がそれぞれ形成され、フランジ46,47の長手方向の一側壁部46a,47aには切欠48,49がそれぞれ形成されている。尚、薄肉のヒンジ部43は、フランジ46,47の隣接する縁部間に形成されている。
【0036】
また、フランジ46,47の他側壁部46b,47bにはヒンジ部43に隣接して半円形状切欠50,51がそれぞれ形成されている。また、バイザー板部44,45の一側部近傍には、ヒンジ部43まで延びる切欠52,53がそれぞれ形成されていると共に、切欠52,53に沿ってフランジ46,47と一体のフランジ部54,55がそれぞれ形成されている。このフランジ部54には半円形状切欠50に対応して半円状切欠54a,54bが形成され、フランジ部55には半円形状切欠51に対応して半円状切欠55a,55bが形成されている。
【0037】
更に、バイザー板部44の内面の半円状切欠50側縁部近傍には、幅方向(図5(a)では上下方向)に間隔をおいて一対のボス56,56が一体に形成されている。また、バイザー板部45の内面の半円状切欠51側縁部近傍には、幅方向(図5(a)では上下方向)に間隔をおいて一対のピン状の係合軸57,57が一体に形成されている。この係合軸57は、バイザー板部44,45を合わせたときにボス56に嵌合される様になっている。
【0038】
また、バイザー板部44の中央部には左右に延びるミラー開口部58が形成されている。このバイザー板部44の内面の幅方向(図5(a)の上下方向)側縁部には、サンバイザー39の長手方向に延びるガイドリブ(ガイド突部)59,60が形成されている。このガイドリブ59,60は、切欠48の部分まで互いに平行に延びて側壁部46aに一体に形成されている。これにより、バイザー板部44の補強がされている。
【0039】
更に、バイザー板部45の内面の幅方向(図5(a)の上下方向)側縁部近傍には、サンバイザー39の長手方向に延びるガイドリブ(ガイド突部)61,62が形成されている。このガイドリブ61,62は、切欠49の部分まで互いに平行に延びて側壁部47aに一体に形成されている。これにより、バイザー板部45の補強がされている。
【0040】
また、バイザー板部45の内面には、切欠53及びガイドリブ61側に位置してガイド突部63,63が突設されていると共に、ガイドリブ62側に位置してガイド突部64,64が突設されている。このガイド突部63,63はガイドリブ61の延びる方向に間隔をおいて配設され、又、ガイド突部64,64はガイドリブ62の延びる方向に間隔をおいて配設されている。このガイド突部63,64には図4(b),図4(c)に示したように、円弧状のガイド面63a,64aが形成されている。
【0041】
エクステンダー40は、中央部に図4(a)に示したようなミラー取付凹部40aが形成されている。このミラー取付凹部40aにはバニティーミラー41が嵌着固定されている。また、エクステンダー40には、エクステンダー40のスライド方向の両側が傾斜する弾性係止爪65,65及び66,66がバニティーミラー41の長手方向両端に近接して設けられている。この弾性係止爪65,65及び66,66はバニティーミラー41側に僅かに突出している。
【0042】
更に、エクステンダー40の一端部には、弾性係止爪65,65間から更にバニティーミラー41とは反対側に延びる支持板部40bが一体に設けられている。また、エクステンダー40の他端部にはバニティーミラー41側の面とは反対側に突出する操作ツマミ部67が設けられている。しかも、エクステンダー40のバニティーミラー41とは反対側の面には、互いに平行に且つエクステンダー40の長手方向に延びるガイド溝68,69が形成されている。
【0043】
ミラーリッド42は、長手方向に延びる側縁部に沿って形成され且つ先端が互いに対向するU字状の折曲部70,71と、折曲部70,71の内側に形成されたガイド溝70a,71aと、長手方向の一端部に突設されたリッド操作ノブ72と、リッド操作ノブ72とは反対側の端部に形成された係止穴73,73を有する。リッド操作ノブ72は、折曲部70,71とは反対側の面に突出している。
【0044】
エスカッションEcは、中央部に図5(a)中上下に延びる引出口74を有すると共に、引出口74の長手方向側縁の両端部近傍の部分にそれぞれ一体に形成された係止爪75,75及び75,75を有する。尚、側壁部46a,47aの長手方向端部近傍には、図6に示した如く切欠48,49に開口する切欠76,76及び77,77がそれぞれ形成されている。
【0045】
そして、エクステンダー40の長手方向側縁部を図4(a)の如くミラーリッド42のガイド溝70a,71aに係合させることにより、エクステンダー40にミラーリッド42が長手方向に移動可能に保持されている。換言すれば、ミラーリッド42にエクステンダー40が長手方向に移動可能に保持されている。
【0046】
ところで、上述の各部品の組み付けは次のようにして行われる。即ち、先ずミラーリッド42をエクステンダー40に組み付ける前に、エクステンダー40を支持板部40b側から引出口74に挿通することで、エスカッションEcを予め操作ツマミ部67側に位置させておく。
【0047】
この後、ガイドリブ61,62を上方に向けてバイザー板部45を水平においた状態で、エクステンダー40のガイド溝68,69にガイドリブ61,62を挿入すると共に、ミラーリッド42の折曲部70,71の外面をガイド突部63,64のガイド面63a,64aに係合させる。一方、支持軸37を半球状切欠51,55a,55aに係合させる。
【0048】
この状態で、バイザー板部44をヒンジ部43を中心に回動させて、バイザー板部44,45のフランジ46,47を合わせることで、係合軸57,57がボス56,56に嵌合される。これにより、バイザー板部44,45の合わせ部の位置決が行われる。
【0049】
また、半球状切欠50,54a,54aが半球状切欠51,55a,55aに合わせられて、バイザー本体39が支持軸37に軸線回りに回動自在に保持される。これにより、バイザー板部44,45間に図4(a)の如く収納室78が形成される。また、フランジ部46,47の端面が合わせられて、フランジ46,47の側壁部46a,47a間に図6の如く引出口79が形成される。また、これにより、尚、このフランジ46,47の合わせ部は図4(a)の状態で接着又は溶着固定される。
【0050】
しかも、バイザー板部44のガイドリブ59,60は、ミラーリッド42の背面側に臨んで、ミラーリッド42がバイザー板部44から離反するのを規制している。これにより、エクステンダー40のガイド溝68,69からガイドリブ61,62が抜け外れるのを防止すると共に、ガイド突部63,64のガイド面63a,64aからミラーリッド42の折曲部70,71が離反するのを防止している。
【0051】
この状態では、ガイドリブ61,62とガイド溝68,69がエクステンダー40をサンバイザー本体39に長手方向にスライド自在にガイドすると共に、ガイド突部63,64がミラーリッド42をエクステンダー40のスライド方向にスライド自在にガイドするようになっている。
【0052】
また、ミラーリッド42は、リッド操作ノブ72が図3の如くミラー開口部57内に突出している。しかも、エスカッションEcの4つの係止爪75を、図7,図8の如くバイザー本体39の側壁部46a,47aに設けた切欠76,76,77,77に挿入して、先端部を側壁部46a,47aに係止させることで、側壁46a,47a間に形成される合わせ部80を図7の如くカバーしている。
【0053】
この様な状態では、ミラーリッド42がスライド方向で且つ引き出し方向に移動させられたときに、ミラー開口部57の移動方向の側面にリッド操作ノブ72が当接することで、ミラーリッド42が引出口78,74から所定量引き出し可能になっている。しかも、エクステンダー40は、ミラーリッド42に対して引き出し方向にスライドさせたとき、エクステンダー40の弾性係止爪65がミラーリッド42の係止穴73に係合することができる様になっている。これにより、エクステンダー40は、ミラーリッド42が引出口74から所定量引き出され、且つ、エクステンダー40全体が引出口74から引き出された後に、更にミラーリッド42に対して引き出し方向に所定量だけスライド可能にミラーリッド42に保持されている。尚、上述した切欠52,53のフランジ部54,55が合わせられることで、サンバイザー本体39には支持軸37の一部を露出させる切欠81が形成される。
【0054】
次に、この様な構成のサンバイザーの作用を説明する。
【0055】
この様な構成において、例えば、フロントウインドシールドパネル31の上部から車室内へ太陽光が入射して、この入射光が乗員にとって眩しいこともある。この場合には、先ずエクステンダー40をサンバイザー本体39内に収納した状態にしておく。この状態で、このサンバイザー38を前側に位置させると共に、サンバイザー38の支持軸37の切欠81から露出する部分を図1の如く係止フック35に係止させる。そして、サンバイザー38を支持軸37を中心に軸線回りに回動させて、フロントウインドシールドパネル31に沿わせる。この様にして、フロントウインドシールドパネル31の上部側から乗員の目に入射する太陽光を遮光する。
【0056】
一方、エクステンダー40をサンバイザー本体39内に収納した状態では、図1中、ミラーリッド42のリッド操作ノブ72がミラー開口部57の左端部に当接させられていると共に、エクステンダー40の弾性係止爪66が係止穴73に図5(b)の如く係止させられている。この状態では、バニティーミラー41はミラー開口部57に対応させられている。従って、図1の位置において、エクステンダー40を押さえた状態で、ミラーリッド42を図1中エクステンダー40に対して右方にスライドさせて、リッド操作ノブ72を図3の破線で示したようにミラー開口部57の右端部まで移動させることにより、バニティーミラー41をミラー開口部57に臨ませて、乗員がバニティーミラー41を使用することができる。
【0057】
また、太陽光がフロントドア32の上部側から車室内に入射して、この入射光が乗員にとって眩しかったり、暑さを感じさせたりすることもある。この場合には、支持軸37をフロントドア32側に水平回動させることにより、サンバイザー38をフロントドア32の上部に沿わせる。この位置では、エクステンダー40の操作ツマミ部67が車室の乗員側を向くことになるので、エクステンダー40をサンバイザー本体39から引き出す操作が容易となる。
【0058】
従って、この状態で操作ツマミ部67を摘んで、収納室78内のエクステンダー40をサンバイザー本体39から図2中左方(側方)に引くことにより、エクステンダー40を引出口74から引き出す操作をする。この際、ガイドリブ61,62とガイド溝68,69がエクステンダー40を図2中左方にガイドする。
【0059】
しかも、収納室78内にエクステンダー40が収納されている状態では、エクステンダー40の弾性係止爪66がミラーリッド42の係止穴73に係止されている。このため、収納室78内のエクステンダー40をサンバイザー本体39から図2中左方(側方)に引き出し操作すると、ミラーリッド42がエクステンダー40と一体に同方向に移動させられる。この際、ガイド突部63,64が引出口74の近傍でミラーリッド42をエクステンダー40のスライド方向にガイドすることになる。この様にして、ミラーリッド42がエクステンダー40と一体に引出口74から側方(図2中左方)に引き出される。
【0060】
そして、この様なミラーリッド42及びエクステンダー40の引き出し操作に伴い、ミラーリッド42のリッド操作ノブ72が図3中ミラー開口部57内を右方に移動させられる。しかも、最終的にはリッド操作ノブ72が破線で示したようにミラー開口部57の右側部に当接して、ミラーリッド42の引き出し方向への移動が停止させられる。この様にして、ミラーリッド42が引出口74から所定量引き出されて停止することになる。従って、ミラーリッド42が引出口74から所定量引き出されたときに、リッド操作ノブ72がミラー開口部57の移動方向の側面に当接して、エクステンダー40のストッパーとして機能する。
この後、エクステンダー40を引き出し方向に更に引くことにより、エクステンダー40の傾斜する弾性係止爪66がミラーリッド42の係止穴73から抜け外れて、エクステンダー40がミラーリッド42に対して引き出し方向にスライドすることになる。この際、エクステンダー40はミラーリッド42のガイド溝70a,71aに保持された状態でガイドされることになる。そして、この様なスライド操作は、エクステンダー40の弾性係止爪65がミラーリッド42の係止穴73に係合して、クリック感が得られるまで行う。これにより、エクステンダー40がミラーリッド42に対して更に引き出し方向に所定量スライドさせられることになる。
【0061】
この様にミラーリッド42を引出口74から所定量引き出した後、更にエクステンダー40をミラーリッド42に対して引き出し方向にスライドさせることにより、エクステンダー40が更に引き出し方向に延長されるので、エクステンダー40による遮光範囲をミラーリッド42と共に広げることができる。
(変形例)
以上説明した実施例では、エクステンダー40にミラー取付凹部40aを設けて、このミラー取付凹部40aにバニティーミラー41を取り付けた構成を示したが、必ずしもこの構成に限定されるものではない。例えば、図10に示したように構成しても良い。
【0062】
即ち、図10においては、板状のミラーベース82にミラー本体83を取り付けたバニティーミラーMを用意すると共に、エクステンダー本体40′にミラー用開口84を形成して、このミラー用開口84にミラー本体83を臨ませている。
【0063】
しかも、エクステンダー本体40′の裏面に一体に形成した取付軸部85をミラーベース82の周縁部に設けた挿通孔86に挿通すると共に、取付軸部85の先端部に扁平なカシメ部85aを設けて、ミラーベース82をエクステンダー40に固定している。このカシメ部85aは、加圧治具等により取付軸部85の先端部に熱を加えながら押圧することにより形成できる。 尚、ミラー本体83は周縁部がミラーベース82とエクステンダー本体40′により挟持されているので、より強固にミラー本体83をエクステンダー本体40′に保持できる。この様にして、エクステンダー本体40′とミラーベース82によりエクステンダー40が構成されている。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明は、バニティーミラーはエクステンダーに取り付けられているので、バニティーミラー取付用のミラーベースをエクステンダーとは別途設ける必要がない。この結果、ミラーベースを支持するための支持壁や、エクステンダーと支持壁との間のクリアランスを必要としないので、バニティーミラー及び補助バイザーとしてのエクステンダーを設けてもサンバイザー全体の厚さを薄くできる。しかも、前記エクステンダーを更に前記リッドに対して引き出し方向に所定量だけスライドすることにより、エクステンダーを更に延長できるので、遮光範囲を広げて遮光性を向上させることができる。
【0065】
更に、請求項の発明は、リッドが引出口から所定量引き出されたときに、リッド操作ノブがミラー開口部の移動方向の側面に当接してエクステンダーのストッパーとして機能するので、リッドのストッパを別途必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用サンバイザーを備える自動車の車室内の要部斜視図である。
【図2】図1のサンバイザーの使用例を示す車室内の斜視図である。
【図3】図1,2のサンバイザーの拡大斜視図である。
【図4】(a)は図3のA−A線に沿う断面図、(b)は(a)の上部のガイド突部とミラーリッドとの関係を示す要部拡大図、(b)は(a)の下部のガイド突部とミラーリッドとの関係を示す要部拡大図とである。
【図5】(a)は図1〜4に示したサンバイザーの分解斜視図、(b)は(a)のエクステンダーとミラーリッドを組み付けた状態において弾性係止爪の位置で断面したときの断面図である。
【図6】図3のサンバイザー本体のエスカッションを省略した右側面図である。
【図7】図6のサンバイザー本体の引出口側の側面にエスカッションを装着したときの側面図である。
【図8】図7のB−B線に沿う断面図である。
【図9】図3のエクステンダー及びミラーリッドを引き出したときの断面図である。
【図10】この発明に係るサンバイザーのバニティーミラーの他の取付構造を示す断面図である。
【図11】従来のサンバイザーを備える車両の要部斜視図である。
【図12】図11のサンバイザーの断面図である。
【図13】図12のサンバイザーの分解斜視図である。
【図14】(a)は従来のサンバイザーの他の例を示す正面図、(b)は(a)のC−C線に沿う断面図である。
【図15】図14(a)のD−D線に沿う断面図である。
【図16】従来の他のサンバイザーを備える車両の要部斜視図である。
【図17】図16のサンバイザーの使用例を示す斜視図である。
【図18】従来の他のサンバイザーを備える車両の要部斜視図である。
【符号の説明】
39・・・サンバイザー本体
40・・・エクステンダー
41・・・バニティーミラー
42・・・ミラーリッド
57・・・ミラー開口部
72・・・リッド操作ノブ
74・・・引出口
78・・・収納室

Claims (2)

  1. サンバイザー本体内に収納室が設けられ、前記サンバイザー本体の一側面に前記収納室からの引出口が形成され、補助バイザーとして用いる板状のエクステンダーが前記引出口から側方に引き出し可能に前記収納室に挿入されていると共に、前記サンバイザー本体内にバニティーミラーが配設され、前記バニティーミラーに臨ませるミラー開口部が前記サンバイザー本体の一面に形成され、前記ミラー開口部を開閉するリッドが設けられた車両用サンバイザーであって、
    前記バニティーミラーが前記エクステンダーに取り付けられ、前記リッドは前記引出口から所定量引き出し可能に前記サンバイザー本体に保持されていると共に、前記エクステンダーは、前記リッドに対して引き出し方向に所定量だけスライド可能に前記リッドに保持されていることを特徴とする車両用サンバイザー。
  2. 請求項に記載の車両用サンバイザーにおいて、前記ミラー開口部内に突出し、且つ、前記リッドがスライド方向に移動させられたときに、前記ミラー開口部の移動方向の側面に当接するリッド操作ノブが前記リッドの前記引出口側とは反対側の端部に形成されていることを特徴とする車両用サンバイザー。
JP2001368129A 2001-12-03 2001-12-03 車両用サンバイザー Expired - Fee Related JP3956682B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001368129A JP3956682B2 (ja) 2001-12-03 2001-12-03 車両用サンバイザー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001368129A JP3956682B2 (ja) 2001-12-03 2001-12-03 車両用サンバイザー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003165332A JP2003165332A (ja) 2003-06-10
JP3956682B2 true JP3956682B2 (ja) 2007-08-08

Family

ID=19177764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001368129A Expired - Fee Related JP3956682B2 (ja) 2001-12-03 2001-12-03 車両用サンバイザー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3956682B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4530796B2 (ja) * 2004-10-12 2010-08-25 株式会社パイオラックス サンバイザ
JP2008162174A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Mutoh Industries Ltd インクジェット記録装置
JP2009269509A (ja) 2008-05-08 2009-11-19 Toyota Boshoku Corp 車両用サンバイザ
US9375997B2 (en) 2012-07-24 2016-06-28 Nissan Motor Co., Ltd. Sun visor for automobile

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003165332A (ja) 2003-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106961041B (zh) 车辆充电端口闭合件
US4943109A (en) Automotive door assembly having a plug-in electrified interior panel
US20120112490A1 (en) Mirror unit, and sun visor body having mirror unit
KR101158818B1 (ko) 오버헤드콘솔
US5921782A (en) Assembly structure of an automotive door harness
US20080100103A1 (en) Opening and closing structure of a switch cover for an automotive armrest
JP3956682B2 (ja) 車両用サンバイザー
KR102588817B1 (ko) 에어벤트의 윙 노브 장치
JP4205536B2 (ja) 室内照明灯
JP2004155316A (ja) 車両用サンバイザ
JP4500170B2 (ja) 車両用サンバイザ
JP4071946B2 (ja) 車両用ミラー装置
JPH1178613A (ja) 車両用パネル構造
JP3139614B2 (ja) リッドの開閉構造
CN112188967A (zh) 附带票夹的车辆用遮光板
KR102541111B1 (ko) 에어벤트의 윙 노브 장치의 조립방법
US20050253399A1 (en) Lock device for glove compartment
JP2004017800A (ja) 車両用ミラー付サンバイザ
JPH1016568A (ja) サンシェード装置
JPH0853025A (ja) バニティミラー
JP3333159B2 (ja) 蓋装置
JP2000087601A (ja) 車両用インサイドドアハンドル装置
JP3631452B2 (ja) 車両用サンバイザ
KR100346470B1 (ko) 자동차의 인사이드 핸들 하우징 장착 구조
JPH0725134Y2 (ja) コンパクト容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070430

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees