JP3955985B2 - マーク位置検出装置及び方法 - Google Patents

マーク位置検出装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3955985B2
JP3955985B2 JP27322996A JP27322996A JP3955985B2 JP 3955985 B2 JP3955985 B2 JP 3955985B2 JP 27322996 A JP27322996 A JP 27322996A JP 27322996 A JP27322996 A JP 27322996A JP 3955985 B2 JP3955985 B2 JP 3955985B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
mark
detection
polarization
alignment mark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27322996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10125572A (ja
Inventor
正弘 中川
綾子 菅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP27322996A priority Critical patent/JP3955985B2/ja
Publication of JPH10125572A publication Critical patent/JPH10125572A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3955985B2 publication Critical patent/JP3955985B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板上の位置合わせマークの位置を検出するマーク位置検出装置及びマーク位置検出方法に関し、特に半導体や液晶等の製造に用いる露光装置に設けられてマスクと感光基板との位置合わせを行うためのマーク位置検出装置及びマーク位置検出方法、並びに露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造装置用の露光装置では、レチクル(或いはマスク)とウェハ等の感光基板との位置合わせをした後、露光光をレチクルに照射し、レチクル上の回路パターン像を投影レンズを介してウェハ上に転写露光する。上記位置合わせ(アライメント)はアライメントセンサによってウェハ上のアライメントマークの位置を光電検出し、その位置情報に基づいてレチクルとウェハの位置合わせを行うものである。
【0003】
アライメントセンサとして、例えばFIA(field image alignment)ではウェハ上のアライメントマークに広帯域波長の可視光を垂直に照射し、アライメントマークからの反射・回折光を結像光学系で集光し、CCD撮像面上にアライメントマーク像を結像する。CCDから得られるアライメントマーク像の撮像信号を基にアライメントマークの位置検出を行っている。
【0004】
また、FIAのようなオフアクシス方式、即ち光軸からはずれた箇所にアライメントマークを置いて位置合わせを行うようなアライメントセンサの場合、ベースラインの安定性がアライメント精度にとって重要である。その為、アライメントマークの計測位置と投影光学系の光軸との間隔を可能な限り近づける、即ちベースライン間隔をできるだけ短縮することで、熱変動等によるベースライン変化を受けにくくしている。
【0005】
FIAの場合、アライメントセンサの対物レンズとアライメントマークとの間に偏向プリズムなどの偏向部材を設けることで、該対物レンズを露光装置の投影レンズ下に潜り込ませて上記間隔を狭めるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のように結像系の光路中、特に物体空間に偏向部材を設ける場合には、偏向部材の偏向面において結像光の波面に位相飛びが発生することがある。単色光であれば位相飛びが起こらないようにすることも可能であるが、特に広域帯波長の可視光線では避けがたい。
【0007】
結像開口数(NA)を十分に確保するためには、偏向プリズム等の偏向部材の偏向面に蒸着膜を施す必要があるが、その場合偏向面での結像光にその入射角度、波長、偏光成分に応じた位相変化が生じ、その影響を受けて結像面上でのアライメントマーク像にわずかではあるが分散が生じたり、その収差や位置が偏光成分毎に異なるといった現象が発生する。こうした結像性能の不具合を有するアライメント系で様々な種類のアライメントマークの位置を計測する場合、計測オフセットやランダムエラーといったマーク位置検出誤差が発生する虞れがある。
【0008】
FIAのような比較的低い開口数(NA)であっても、広帯域波長の光を結像光として扱う光学系で高精度なマーク位置検出精度を確保するには、上記偏向面での偏光成分毎の位相飛び特性が、入射光の入射角度や波長によってほとんど変わらないような、極めて高性能な蒸着膜が必要である。
【0009】
近年の回路線幅の微細化に伴い要求されるアライメント精度は益々厳しくなって来ており、上記蒸着膜の性能の更なる向上が求められている。しかし、こうした薄膜性能の向上はもはや設計製造上の限界近くにきており、このことが光学系の結像性能の向上の妨げとなり、アライメントマークの位置検出精度を左右するものとして問題になる。
【0010】
したがって本発明は、基板と集光光学系との間に配された偏向部材における検出光の位相飛びに起因する検出誤差を補正する、マーク位置検出装置及び方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るマーク位置検出装置は、基板上の位置合わせマークの位置を検出するマーク位置検出装置であって、該基板上の位置合わせマークからの検出光を集光するための集光光学系と、該集光光学系で集光された該検出光を検出する光検出装置と、該マークと該集光光学系との間の光路中に配されて該検出光を偏向する偏向部材と、該偏向部材の偏向面における該検出光の位相飛びにより生じる該検出光の偏光成分間の波面変化を補償するように構成され、該マークと該光検出装置との間の光路中に配された偏光補償光学系とを備える。
【0012】
また、前記偏光補償光学系が、該偏向部材と該光検出装置との間の光路中に配されてもよい。
【0013】
このように構成すると、マークと光検出装置との間の光路中に配された偏光補償光学系を備えるので、偏向部材における検出光の位相飛びによる検出光の偏光成分間の波面変化を補償し、マークの位置検出の誤差を補正する。
【0014】
また、前記偏光補償光学系が、該マークと該偏向部材との間の光路中に配されてもよい。
【0015】
ここで、前記偏光補償光学系が、偏光デポライザーであってもよい。
【0016】
このように構成すると、アライメントマークからの結像光束自体が常に無偏光化するので、後続の光学系に偏向部材などによる偏光特性が生じていても、アライメントマーク像の検出誤差を生じない。
【0017】
さらに、本発明に係るマーク位置検出装置は、基板上の位置合わせマークの位置を検出するマーク位置検出装置であって、該基板上の位置合わせマークからの検出光を集光するための集光光学系と、該集光光学系で集光された該検出光を検出する光検出装置と、該マークと該集光光学系との間の光路中に配されて該検出光を偏向する偏向部材とを備え、該光検出装置が、該偏向部材の偏向面における該検出光の位相飛びにより生じる該検出光の偏光成分間の波面変化を補償するために、該検出光を偏光成分毎に別々に検出する偏光選択光学系を有する。
【0018】
このように構成すると、各偏光成分による撮像信号を画像処理して得た各々のアライメントマーク位置の平均値を求めたり、各撮像信号を合成した合成信号を画像処理してアライメントマーク位置を求めることでアライメントマークの偏光特性や光学系の偏光不具合に影響されない高精度の位置検出が可能になる。
【0019】
さらに、本発明に係る露光装置は、マスク上のパターンを前記基板上に露光転写する露光装置において、該露光装置は、該マスク上のパターンを該基板上に露光転写するに先だって該マスクと該基板との位置合わせをする、アライメント装置を含み、該アライメント装置は、以上述べたマーク位置検出装置と、前記検出された検出光に基づいて前記位置合わせマークの位置を求め、求めた位置に基づいて前記露光装置の一部を動かし、よって前記マスクと前記基板との位置合わせを行う制御部とを備える。
【0020】
このように構成すると、マークと光検出装置との間の光路中に配された偏光補償光学系を備えるので、偏向部材における検出光の位相飛びによる検出光の偏光成分間の波面変化を補償し、マークの位置検出の誤差を補正することができ、マスクと基板との位置合わせを正確に行うことができる。
【0021】
本発明に係るマーク位置検出方法は、基板上の位置合わせマークの位置を検出するマーク位置検出方法であって、該位置合わせマークに照明光を照射する工程と、該照射された位置合わせマークからの検出光を偏向する工程と、該偏向された検出光を集光する工程と、該集光された検出光を検出する工程とを備え、該偏向する工程に於いて位相飛びされた検出光の偏光成分間の波面変化を補償する工程とを備える。
【0022】
このような方法によれば、位相飛びされた検出光の偏光成分間の波面変化を補償する工程を備えるので、偏向する工程における検出光の位相飛びによる検出光の偏光成分間の波面変化を補償し、マークの位置検出の誤差を補正できる。
【0023】
また、本発明に係るマーク位置検出方法は、基板上の位置合わせマークの位置を検出するマーク位置検出方法であって、該位置合わせマークを照明光で照射する工程と、該照射された位置合わせマークからの検出光を偏向する工程と、該偏向された検出光を集光する工程と、該集光された検出光を検出する工程とを備え、該偏向する工程に於いて位相飛びされた検出光を偏光成分毎に別々に検出する工程と、該検出光の位相飛びにより生じる該検出光の偏光成分間の波面変化を補償する工程とを備える。
【0024】
このような方法によれば、各偏光成分による撮像信号を画像処理して得た各々のアライメントマーク位置の平均値を求めたり、各撮像信号を合成した合成信号を画像処理してアライメントマーク位置を求めることでアライメントマークの偏光特性や光学系の偏光不具合に影響されない高精度の位置検出が可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図9は上記FIAの偏向部材である偏向プリズムの偏向面の位相飛び特性が入射光の入射角度や偏光に依存している場合に生じる現象の説明図である。以下、各図において対応する要素には同一の符号を付して、その重複した説明は省略する。
【0026】
図9において、アライメントマークWMが施されたウエハ11の上方に、偏向部材である偏向プリズム13が、その偏向反射面12がウエハ11の表面にほぼ45度の角度で傾斜して配置されている。アライメントマークWMからウエハ11の表面に対して垂直上方に射出した光が反射面12で反射されて進行する方向前方に第1対物レンズ14が配されており、その光軸上前方に第2対物レンズ15が配されている。さらにその光軸上前方にCCD撮像面16が配置されている。
【0027】
ここで、アライメントマークWMから反射・回折される結像光のうちのP偏光成分を考える。アライメントマークWMからほぼ垂直に射出する結像光PCの偏向プリズム13の偏向面12での位相飛びの値を基準にして考えて、結像光PCの左側、言い換えればアライメントマークWMから偏向面12までの光路長が結像光PCより短い側を進む結像光PLの位相が+θPLだけ進み、結像光PCの右側、言い換えれば結像光PCに対して結像光PLと対称な光路を進む結像光PRの位相が−θPRだけ遅れるものとする(進みを+、遅れを−で示す)。ここで、第1対物レンズ14の開口数をNAとすると、ウェハ11上での見掛けのアライメントマークWM位置XPは、△θP=θPL+θPRとして、
【数1】
Figure 0003955985
となって、図9の+X方向にずれる。
【0028】
一方、結像光のS偏光成分については、アライメントマークWMからほぼ垂直に射出する結像光SCの偏向プリズム13の偏向面12での位相飛びの値を基準にして考えて、P偏光の場合と同様に結像光SCの左側を進む結像光SLの位相が−θSLだけ遅れ、結像光SCの右側を進む結像光SRの位相が+θSRだけ進むものとする。ウェハ11上でのアライメントマークWMの見掛けの位置XSは、△θS=θSL+θSRとして、
【数2】
Figure 0003955985
となって、図9の−X方向にずれる。
【0029】
こうして、偏向プリズム13の偏向面12での偏光と入射角度に関する位相飛び特性により、ウェハ11上での見掛け上のアライメントマークWMの位置はP偏光とS偏光とで互いに乖離し、その乖離量△X=XP−XSは、
【数3】
Figure 0003955985
である。
【0030】
図9で、第1対物レンズ14の入射瞳上でのP波とS波のそれぞれの位相ずれを示したのが、P波面21とS波面22である。またその位相ずれによる乖離は、撮像面では、P波による結像位置31とS波による結像位置32で示されている。
【0031】
ウェハ11上のアライメントマークWM位置が偏光成分毎に見掛け上互いにずれる現象があると、アライメントマークWM自身に偏光特性、例えばアライメントマークWMの結像光にP偏光よりもS偏光の成分が多い場合、ウェハ11上のアライメントマークWMの見掛けの位置がS偏光の見掛け上の位置の方向にやや偏ることになり、アライメントマークWMの位置計測誤差を発生させる。
【0032】
偏向プリズム13の偏向面12に施される蒸着膜は△θP+△θSの位相飛び量を照明光の波長全域に渡って極力押さえるようにしているが、こうした要求を満たす性能の薄膜を得ることは設計・製造上かなり困難なものであり、このことが光学系の結像性能の向上の妨げとなって、アライメントマークの位置検出精度を左右するものとして問題になる。
【0033】
図1は、本発明によるマーク位置検出装置及びそれを露光装置に搭載されたFIAに適用した場合を一般的に説明する第1の実施の形態を示している。従来の装置との相違は偏光補償光学系120が追加されたことである。
【0034】
図1において、ウエハ11を照明するための照明光学系は、光源であるハロゲンランプ(HL)101、その光路中の前方に配されたコンデンサレンズ(CL)102、その光軸上前方に、順に配された、ウェハ11と共役な位置に設けられた視野絞り(FS)103、照明リレーレンズ104とからなる。そしてその光軸上前方に照明光130を分割するためのハーフプリズム(HP)105が、その反射面を光軸にほぼ45度に傾斜させて配されている。
【0035】
ハロゲンランプ101から射出する広帯域波長の照明光130は、コンデンサレンズ102で集光され、視野絞り103を均一に照明する。視野絞り103から射出する照明光は、照明リレーレンズ104でほぼ平行光に変換され、ハーフプリズム105で分岐された後、その反射光の方向で前記光軸上に配された第1対物レンズ(O1)14の入射瞳IP上にハロゲンランプ101の像を形成する。
【0036】
第1対物レンズ14で集光された照明光は、その光軸上前方に配された偏向プリズム(RP)13で偏向されて、プリズム13の反射光の光軸上に置かれたウェハ11上のアライメントマークWMをほぼ垂直に照射する。
【0037】
プリズム13は、露光装置を構成する、レチクル42の像をウエハ11上に投影する投影レンズ41とウエハ11との間に、投影レンズ41の光軸にできるだけ近接させて、したがってウエハ11に近接させて配されている。
【0038】
アライメントマークWMで照明光は反射・回折されて結像光束131となって、もと来た光路を逆進する。この結像光131は偏向プリズム13で偏向された後、第1対物レンズ14に再入射し、第1対物レンズ14の入射瞳IP上にアライメントマークWMの回折像を形成する。
【0039】
入射瞳IPを射出した結像光131は、ほぼ平行光束となってハーフプリズム105を通過し、その前方光軸上に配された第2対物レンズ15を経てさらにその前方に置かれたCCD108上に集光され、アライメントマークWMの像を結像する。
【0040】
このように、FIAの光学系が構成されているが、本第1の実施の形態では偏光補償光学系120が、第2対物レンズ15とCCD108との間の光軸上に配されている。
【0041】
さらに、CCD108から得られるアライメントマークWMの像の撮像信号を基に、CCD108と電気的に接続された制御系109は、アライメントマークWMの位置を求める。ウェハ11上の複数箇所のアライメントマークを、ウエハ11を載置したウェハステージ110を駆動して、FIAの計測域に移動させて、上記と同様の仕方でその位置を計測し、得られた各アライメントマークの位置情報を統計処理することで、ウェハ11の位置を正確に求めることが出来る。
【0042】
こうして得られたウェハ11の位置情報を基にウェハステージ110を駆動して、ウェハ11上の各ショット領域とレチクル42の投影レンズ41を介したレチクル像とを正確にアライメントして逐次露光を繰り返す。
【0043】
偏向補償光学系120は、必ずしも第2対物レンズ15とCCD108の間ではなく、その性質により、アライメントマークWMとCCD108との間の光路中の適切な箇所に配することができる。
【0044】
図2〜図8は、本発明に用いる偏光補償光学系の具体例を順次説明している。偏光補償光学系(図1で120で示される)の働きは、偏向部材13の偏向面12で生じた前記のような結像光の偏光毎のCCD108上での位置の乖離や収差を光学的手法で補正することである。
【0045】
図2から図6は、偏光補償光学系として複像素子を利用する場合の実施例である。複像素子の媒質としては常光線と異常光線との屈折率差が分散を生じる照明光の波長間の屈折率差に比べて十分大きい方解石などがこの場合に適している。
【0046】
図2の(A)では、図1の場合と違って、第1対物レンズ14と第2対物レンズ15との間の、第1対物レンズ14の入射瞳面上に偏光補償光学系が設けられている。この実施の形態では偏光補償光学系は方解石より成るウオラストン・プリズム(WP)121aである。ここで、プリズム121aの一方の構成部分に示した両端に矢印のある線分は、この構成部分の結晶軸の方向が矢印の方向即ち紙面内にあることを示し、黒点は紙面に直交する方向であることを示す。以下の図においても、プリズムに示した同様な矢印と黒点は結晶軸の方向を示すものである。
【0047】
図2の(A)において、第1対物レンズ14を射出して、ウオラストン・プリズム121aに入射した結像光は、ウオラストン・プリズム121aの作用により、結像光の成分であるP偏光とS偏向とは互いに異なる角度でウオラストン・プリズム121aを射出するので、第2対物レンズ15を経てCCDの撮像面16上に結像する上記P偏光の結像位置とS偏向の結像位置とは互いに乖離する。ウオラストン・プリズム121aを射出する際のP偏光とS偏光の分離角度と分離方向はウオラストン・プリズム121aを構成する2組の互いに結晶軸が直交する方解石の楔角の大きさと楔角の方向を適当に設定することで制御可能であり、CCDの撮像面16上でのP偏光とS偏光の結像位置を任意に決められる。よって、偏向プリズム13の偏向面12にて発生する結像光のP及びS偏光成分のウェハ11上での見掛けの乖離をウオラストン・プリズム121aを用いてCCDの撮像面16上で補正することが出来る。ウオラストン・プリズム121aを上記入射瞳上に配置できない場合には、特に入射瞳が第1対物レンズの中に入り込んでいるような場合にはノマルスキープリズムなどを用いても良い。なお、ウオラストン・プリズム121aは、必ずしも入射瞳に置く必要はなく、例えば図2の(B)のようにしてもよい。
【0048】
図2の(B)は、第2対物レンズ15とCCDの撮像面16との間の像空間に、方解石より成るウオラストン・プリズム(WP)121bが設けられている場合を示している。この場合も、図2の(A)の実施例と同様な効果が得られる。ウオラストン・プリズム121bを置く光軸上の位置によって、CCDの撮像面16上の像の乖離量を調節できる。
【0049】
図3ではCCDの手前の像空間に、方解石より成るサバール板(SV)122を設けている。このサバール板122に入射した結像光は、サバール板122の作用により、結像光の成分であるP偏光は光軸からずれてサバール板122を射出するので、 CCDの撮像面16上に結像するP偏光の結像位置とS偏向の結像位置とは互いに乖離する。サバール板122を射出する際のP偏光の光軸からのズレ量と方向はサバール板122の結晶軸と光軸のなす角度により制御可能であり、 CCDの撮像面16上でのP偏光とS偏光の結像位置を任意に決められる。よって、偏向プリズム13の偏向面12にて発生する結像光のP及びS偏光成分のウェハ11上での見掛けの乖離を、サバール板122を用いてCCDの撮像面16上で補正することが出来る。
【0050】
図4と図5は、偏光補償光学系として光学ガラスなどの等方性媒質と1軸結晶などの複屈折媒質を組み合わせて利用する場合である。1軸結晶の常光線と異常光線との屈折率差が分散を生じる照明光の波長間の屈折率差とほぼ等しい水晶などがこの場合に適している。
【0051】
図4ではCCDの撮像面16から適当に離した像空間に、クラウンガラスを媒質とするの楔プリズム(KP)123aと水晶を媒質とする楔プリズム(SP)123bとを組み合わせて配置する。双方の楔角はほぼ等しく設定し、楔角の方向を互いに反対向きにする。楔プリズム123aを射出する結像光は、分散角を有するが、楔プリズム123bを射出する結像光は楔プリズム123bとは反対方向の分散角を有することになる。また、楔プリズム123aからは結像光のP偏光成分とS偏光成分とが互いに反対方向の角度で射出するので、CCDの撮像面16上に結像するP偏光の結像位置とS偏向の結像位置とは互いに乖離し、その際CCDの撮像面16上に分散は生じない。
【0052】
楔プリズム123aと楔プリズム123bの組み合わせを、光軸に対して180度回転すると、 CCDの撮像面16上に結像するP偏光の結像位置とS偏向の結像位置を上記と逆転することが可能である。
【0053】
こうして上記楔角の大きさやCCDからの距離と楔角の方向とを適当に設定することで、CCDの撮像面16上でのP偏光とS偏光の結像位置を任意に決められる。よって、偏向プリズム13の偏向面12にて発生する結像光のP及びS偏光成分のウェハ11上での見掛けの乖離を楔プリズム123aと楔プリズム123bの組み合わせを用いてCCDの撮像面16上で補正することが出来る。また、楔プリズム123aと楔プリズム123bの組み合わせを、第1対物レンズ14と第2対物レンズ15の間の瞳空間に配置しても上記と同様の効果がある。
【0054】
図5では、CCDの撮像面16の手前の像空間にクラウンガラスを媒質とする平行平面板(KH)124aと水晶を媒質とする平行平面板(SH)124bとを組み合わせて配置する。双方を光軸に対してほぼ等しい角度で傾斜させ、傾斜の方向を互いに反対向きにする。平行平面板124aを射出する結像光は、分散を生じて波長毎にずれるが、平行平面板124bを射出する結像光は平行平面板124bとは反対方向の分散を生じて波長毎にずれる。また、平行平面板124aからは結像光のP偏光成分とS偏光成分とが互いにずれて射出するので、 CCDの撮像面16上に結像するP偏光の結像位置とS偏向の結像位置とは互いに乖離し、その際CCD上に分散は生じない。平行平面板124aと平行平面板124bの組み合わせを光軸に対して180度回転すると、CCDの撮像面16上に結像するP偏光の結像位置とS偏向の結像位置を上記と逆転することが可能である。こうして平行平面板124aや124bの厚さや光軸に対する傾斜角及び傾斜角の方向とを適当に設定することで、CCDの撮像面16上でのP偏光とS偏光の結像位置を任意に決められる。よって、偏向プリズム13の偏向面12にて発生する結像光のP及びS偏光成分のウェハ11上での見掛けの乖離を平行平面板124aと124bの組み合わせを用いてCCDの撮像面16上で補正することが出来る。
【0055】
図6は、偏光補償光学系として偏光ビームスプリッター(PBS)と結像光の偏光成分毎の位置と収差の補正手段とを組み合わせて利用する場合である。図2から図5に示す偏光補償光学系は、主に結像光の偏光成分同士のCCDの撮像面16上での位置の乖離を低減する働きをしていたが、図6では偏光同士の位置だけでなく偏向部材13の偏向面12で生じる結像光の偏光成分毎のわずかな収差をもきめ細かく補正する。
【0056】
図6で、第2対物レンズ15を射出した結像光は、その前方光軸上に反射面を光軸に対してほぼ45度に傾斜して配された偏光ビームスプリッター(PBS1)141でP偏向成分とS偏光成分とに分岐される。偏光ビームスプリッター141で偏光され反射されたS偏光成分は偏向部材13で発生した波面の乱れを、偏光ビームスプリッター141の反射光の進行する前方光軸上に配されたS偏光収差補正手段142で整えられた後、その前方に反射面を光軸に対しほぼ45度に傾斜して配された偏向ミラー(MS)143で偏向され、その反射光の進行する前方光軸上に反射面をほぼ45度に傾斜して配された偏光ビームスプリッター(PBS2)144の反射面で反射されて、その反射光の進行する前方に配されたCCDの撮像面16上にS偏光成分のアライメントマークWM像を形成する。
【0057】
一方、偏光ビームスプリッター141を通過したP偏光成分は偏向部材13で発生した波面の乱れを、偏光ビームスプリッター141の通過光の進行する前方光軸上に配されたP偏光収差補正手段145で整えられた後、その前方に反射面を光軸に対しほぼ45度に傾斜して配された偏向ミラー(MP)146で偏向さる。
【0058】
前述の偏光ビームスプリッター144は、偏向ミラー146で反射されたP偏光の進行方向と反射面がほぼ45度の角度をもつようにも配されており、そのP偏光は偏光ビームスプリッター144に入射し、ここを通過しCCDの撮像面16上にP偏光成分のアライメントマークWM像を形成する。偏光ミラー146には入射光軸の方向に沿って微動可能な調整機構147が設けられており、CCDの撮像面16上のP偏光成分のアライメントマークWM像の位置を微調整することが可能である。
【0059】
上述の各偏向収差補正手段142、145は、例えば等倍アフォーカル系様のレンズ系に偏心微動機構が設けられたもので構成されていて、各偏光成分毎の横収差などを補正する働きをする。こうしてCCDの撮像面16上には各偏光毎に収差が補正され、かつ各々の像位置が合致したアライメントマークWM像が形成される。
【0060】
以上述べたように、偏向部材とCCD等の光電検出手段の間に設けた方解石や水晶などの1軸性結晶よりなる偏光補償手段は、その結晶の楔角、厚み、結晶軸の向きや方向、偏心を適当に設定することで生じる複像作用の為に偏光補償手段を通過したアライメントマーク像のP偏向成分とS偏向成分の撮像面上での位置を別々に制御する事が出来る。この像面乖離の量と方向を適当に設定することで、アライメント光学系の対物レンズの物体空間に配した偏向部材の偏向面が有する位相飛び特性が原因で生じるアライメントマーク像のP偏向成分とS偏向成分とが撮像手段の撮像面での乖離現象をある程度まで打ち消すことが可能である。こうした偏光補償手段としては結晶などの複屈折性部材を用いずに、偏光ビームスプリッターと偏光成分毎のアライメント像の位置や収差をを補正する光学系とを組み合わせたものでも実現可能である。
【0061】
図7は、本発明を露光装置に搭載されたFIAに適用した場合の第2の実施の形態を示している。
【0062】
従来の装置との相違は、偏向部材13とウェハ11の間の物空間に偏光デポライザー(HD)151を配置していることである。アライメントマークWMからの広帯域波長の結像光を無偏光化するためには、例えば2組の適当な厚みの水晶板を互いの結晶軸が光軸を中心にして45度回転させた白色光デポライザーを用いる。偏向部材13の偏向面12でアライメントマークWMからの結像光のP偏光とS偏光の波面間に変化が生じて、CCDの撮像面16上の各偏光同士の結像位置がずれるような場合でも、偏光デポライザー151の作用により偏向部材13に入射するアライメントマークWMからの結像光は無偏光化するので、このFIAは偏光特性の実質的に無い光学系とみなせる。よって、アライメントマークWMの偏光特性に左右されない正確なアライメントマークWMの位置検出が可能になる。
【0063】
図8は、本発明を露光装置に搭載されたFIAに適用した場合の第3の実施の形態を示している。
【0064】
従来のFIAとの相違は偏光選択手段として、アライメントマークWMからの結像光を各偏光成分ごとに選択検出するために、第2対物レンズ15の射出光の進行方向光軸上に偏光ビームスプリッター141と各偏光成分の検出専用のCCD、即ちP偏光用CCD108PとS偏光用CCD108Sとを配置した。上記各CCDの撮像面上には偏向部材の偏光面で発生した波面変化をそのまま保持した偏光成分毎のアライメントマークWM像が形成される。
【0065】
各CCDから得られるS偏光、P偏光それぞれの撮像信号は、各CCDに電気的に接続された制御系142に伝達される。制御系142では、例えば各撮像信号毎にアライメントマークWM位置を検出した後、その2組の位置の平均を取ってアライメントマークWMの真の位置としている。こうすることで、たとえFIA光学系に偏光に関する不具合があってもアライメントマークWMの偏光特性に左右されない正確なアライメントマークWMの位置検出が可能になる。
【0066】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によるマーク位置検出装置は、マークと光検出装置との間の光路中に配された偏光補償光学系を備えるので、偏向部材における検出光の位相飛びによる検出光の偏光成分間の波面変化を補償し、マークの位置検出の誤差を補正でき、アライメントマークの位置検出精度を高めることができる。
【0067】
偏光補償光学系が、偏光デポライザーであるときは、アライメントマークからの結像光束自体が常に無偏光化するので、後続の光学系に偏向部材などによる偏光特性が生じていても、アライメントマーク像の検出誤差を生じず、アライメントマークの位置検出精度を高めることができる。
【0068】
また、検出光を偏光成分毎に別々に検出する偏光選択光学系を有するときは、各偏光成分による撮像信号を画像処理して得た各々のアライメントマーク位置の平均値を求めたり、各撮像信号を合成した合成信号を画像処理してアライメントマーク位置を求めることでアライメントマークの偏光特性や光学系の偏光不具合に影響されない高精度の位置検出が可能になる。
【0069】
さらに、本発明に係る露光装置は、マークと光検出装置との間の光路中に配された偏光補償光学系を備えるので、偏向部材における検出光の位相飛びによる検出光の偏光成分間の波面変化を補償し、マークの位置検出の誤差を補正することができ、マスクと基板との位置合わせを高精度で行うことができる。
【0070】
本発明に係るマーク位置検出方法は、位相飛びされた検出光の偏光成分間の波面変化を補償する工程を備えるので、偏向する工程における検出光の位相飛びによる検出光の偏光成分間の波面変化を補償し、マークの位置検出の誤差を補正でき、高精度の位置検出が可能になる。
【0071】
また、偏向する工程に於いて位相飛びされた検出光を偏光成分毎に別々に検出する工程と、該検出光の位相飛びにより生じる該検出光の偏光成分間の波面変化を補償する工程とを備えるので、各偏光成分による撮像信号を画像処理して得た各々のアライメントマーク位置の平均値を求めたり、各撮像信号を合成した合成信号を画像処理してアライメントマーク位置を求めることでアライメントマークの偏光特性や光学系の偏光不具合に影響されない高精度の位置検出が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す、偏光補償光学系を有するFIAの全体図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図5】本発明の第4の実施例を示す図である。
【図6】本発明の第5の実施例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示す図である。
【図9】偏向プリズムの偏向面での位相飛びにより生じる現象の説明図である。
【符号の説明】
11 ウエハ
12 偏向面
13 偏向部材
14 第1対物レンズ
15 第2対物レンズ
16 CCDの撮像面
101 ハロゲンランプ
105 ハーフプリズム
108 CCD
109 制御系
120 偏向補償光学系
121a、121b ウオラストン・プリズム
122 サバール板
123a、123b 楔プリズム
124a、124b 平行平面板
141、144 偏光ビームスプリッター
142 S偏光収差補正手段
145 P偏光収差補正手段
143、146 偏向ミラー
147 調整機構

Claims (8)

  1. 基板上の位置合わせマークの位置を検出するマーク位置検出装置であって、
    該基板上の位置合わせマークからの検出光を集光するための集光光学系と、
    該集光光学系で集光された該検出光を検出する光検出装置と、
    該マークと該集光光学系との間の光路中に配されて該検出光を偏向する偏向部材と、
    該偏向部材の偏向面における該検出光の位相飛びにより生じる該検出光の偏光成分間の波面変化を補償するように構成され、該マークと該光検出装置との間の光路中に配された偏光補償光学系とを備えることを特徴とするマーク位置検出装置。
  2. 前記偏光補償光学系が、該偏向部材と該光検出装置との間の光路中に配されたことを特徴とする請求項1に記載のマーク位置検出装置。
  3. 前記偏光補償光学系が、該マークと該偏向部材との間の光路中に配されたことを特徴とする請求項1に記載のマーク位置検出装置。
  4. 前記偏光補償光学系が、偏光デポライザーを有することを特徴とする請求項3に記載のマーク位置検出装置。
  5. 基板上の位置合わせマークの位置を検出するマーク位置検出装置であって、
    該基板上の位置合わせマークからの検出光を集光するための集光光学系と、
    該集光光学系で集光された該検出光を検出する光検出装置と、
    該マークと該集光光学系との間の光路中に配されて該検出光を偏向する偏向部材とを備え、
    該光検出装置が、該偏向部材の偏向面における該検出光の位相飛びにより生じる該検出光の偏光成分間の波面変化を補償するために、該検出光を偏光成分毎に別々に検出する偏光選択光学系を有することを特徴とするマーク位置検出装置。
  6. マスク上のパターンを前記基板上に露光転写する露光装置において、該露光装置は、該マスク上のパターンを前記基板上に露光転写するに先だって該マスクと該基板との位置合わせをする、アライメント装置を含み、
    該アライメント装置は、
    請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のマーク位置検出装置と、
    前記検出された検出光に基づいて前記位置合わせマークの位置を求め、求めた位置に基づいて前記露光装置の一部を動かし、よって前記マスクと前記基板との位置合わせを行う制御部とを備えることを特徴とする露光装置。
  7. 基板上の位置合わせマークの位置を検出するマーク位置検出方法であって、
    該位置合わせマークに照明光を照射する工程と、
    該照射された位置合わせマークからの検出光を偏向する工程と、
    該偏向された検出光を集光する工程と、
    該集光された検出光を検出する工程とを備え、
    該偏向する工程に於いて位相飛びされた検出光の偏光成分間の波面変化を補償する工程とを備えることを特徴とするマーク位置検出方法。
  8. 基板上の位置合わせマークの位置を検出するマーク位置検出方法であって、
    該位置合わせマークを照明光で照射する工程と、
    該照射された位置合わせマークからの検出光を偏向する工程と、
    該偏向された検出光を集光する工程と、
    該集光された検出光を検出する工程とを備え、
    該偏向する工程に於いて位相飛びされた検出光を偏光成分毎に別々に検出する工程と、
    該検出光の位相飛びにより生じる該検出光の偏光成分間の波面変化を補償する工程とを備えることを特徴とするマーク位置検出方法。
JP27322996A 1996-10-16 1996-10-16 マーク位置検出装置及び方法 Expired - Fee Related JP3955985B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27322996A JP3955985B2 (ja) 1996-10-16 1996-10-16 マーク位置検出装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27322996A JP3955985B2 (ja) 1996-10-16 1996-10-16 マーク位置検出装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10125572A JPH10125572A (ja) 1998-05-15
JP3955985B2 true JP3955985B2 (ja) 2007-08-08

Family

ID=17524925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27322996A Expired - Fee Related JP3955985B2 (ja) 1996-10-16 1996-10-16 マーク位置検出装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3955985B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101124179B1 (ko) 2003-04-09 2012-03-27 가부시키가이샤 니콘 노광 방법 및 장치, 그리고 디바이스 제조 방법
TWI457712B (zh) 2003-10-28 2014-10-21 尼康股份有限公司 照明光學裝置、投影曝光裝置、曝光方法以及元件製造方法
TWI512335B (zh) 2003-11-20 2015-12-11 尼康股份有限公司 光束變換元件、光學照明裝置、曝光裝置、以及曝光方法
TWI360837B (en) 2004-02-06 2012-03-21 Nikon Corp Polarization changing device, optical illumination
EP1881521B1 (en) 2005-05-12 2014-07-23 Nikon Corporation Projection optical system, exposure apparatus and exposure method
KR101484436B1 (ko) 2005-07-08 2015-01-19 가부시키가이샤 니콘 면 위치 검출 장치, 노광 장치 및 노광 방법
US7872731B2 (en) * 2007-04-20 2011-01-18 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
JP5267029B2 (ja) 2007-10-12 2013-08-21 株式会社ニコン 照明光学装置、露光装置及びデバイスの製造方法
US8379187B2 (en) 2007-10-24 2013-02-19 Nikon Corporation Optical unit, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
US9116346B2 (en) 2007-11-06 2015-08-25 Nikon Corporation Illumination apparatus, illumination method, exposure apparatus, and device manufacturing method
CN113066748A (zh) * 2021-03-22 2021-07-02 拾斛科技(南京)有限公司 晶圆对准检测装置、光刻机、键合机及压印机
CN113655548A (zh) * 2021-07-08 2021-11-16 湖南大学 一种基于超构表面的光学边缘检测设计方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10125572A (ja) 1998-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5072126A (en) Promixity alignment using polarized illumination and double conjugate projection lens
US4962318A (en) Alignment system for exposure apparatus
US5272501A (en) Projection exposure apparatus
US5625453A (en) System and method for detecting the relative positional deviation between diffraction gratings and for measuring the width of a line constituting a diffraction grating
JP3064433B2 (ja) 位置合わせ装置およびそれを備えた投影露光装置
US20120162623A1 (en) Surface position detection apparatus, exposure apparatus, and exposure method
JP3955985B2 (ja) マーク位置検出装置及び方法
JPS62208630A (ja) 露光装置
US20110176139A1 (en) Measuring apparatus and exposure device
JPH02192114A (ja) 位置合わせ装置
US5323207A (en) Projection exposure apparatus
KR920010692B1 (ko) 투영식 얼라인먼트 방법 및 장치
JP2797250B2 (ja) 投影露光装置
JP2633028B2 (ja) 観察方法及び観察装置
JP3019505B2 (ja) 露光装置及びそれを用いた半導体チップの製造方法
JP2006179660A (ja) 偏光測定装置、偏光測定方法、露光装置、および露光方法
JPH10239015A (ja) 表面位置検出装置
US6313916B1 (en) Position detecting system and projection exposure apparatus with the same
JP3163669B2 (ja) 検出装置、露光装置、及び露光方法
JPH05226222A (ja) 露光装置の位置合わせ装置
JP7418112B2 (ja) パターン形成装置、及び物品の製造方法
JP2888233B2 (ja) 位置検出装置、露光装置及び方法
JP3352161B2 (ja) 露光装置及びそれを用いた半導体チップの製造方法
JPH05226224A (ja) 露光装置の位置合わせ装置
JP3006260B2 (ja) フォトマスク検査方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140518

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees