JP3952901B2 - 高圧水銀ランプ - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、点灯時の水銀蒸気圧が150MPa以上となるショートアーク型超高圧水銀ランプに関し、特に、液晶ディスプレイ装置やDMD(デジタルミラーデバイス)を使ったDLP(デジタルライトプロセッサ)などのプロジェクタ装置のバックライトとして使うショートアーク型超高圧水銀ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
投射型のプロジェクタ装置は、矩形状のスクリーンに対して、均一にしかも十分な演色性をもって画像を照明させることが要求され、このため、光源としては、水銀や金属ハロゲン化物を封入させたメタルハライドランプ、キセノンランプ或は水銀ランプなどのショートアーク型放電ランプが使われている。
上記技術分野に係る液晶プロジェクタは、各会議室へ据え付けられるほど普及していないことから、持ち運びされることが多く、小形軽量化が重要な課題となっている。このために、液晶プロジェクタ用の液晶パネルは年々小形化されてきており、これに伴って小形化された液晶パネルに効率よく集光させるためにも、光源のいっそうの小形化が要求されている。
光源の小形化を達成するためには、アーク長を短くするのが光学的に一番効果的な手段であるが、従来の仕様のまま単にアーク長を短縮するだけでは、ランプ電圧が低下してしまう。これを補って所定のランプ電力を投入しようとすると、ランプ電流を増大しなければならない。ところが、ランプ電流を増大させるために点灯装置が大形化してしまうので、液晶プロジェクタ装置を小形化するというコンセプトから外れることになり、結局アーク長を短くする手段を採用することはできない。
【0003】
そこで、ランプ電圧を低下させないでアーク長を短くするために、アークのインピーダンスを高くすること、換言すれば、点灯中の放電媒体の圧力を上昇させる手段が採用されてきている。これによれば照度維持率の向上を図りながら演色性の向上を図ることができるといわれ、近時においては動作時の圧力が100MPa以上となるように、多量の水銀を封入した高圧水銀ランプが好適に利用されてきている。
なお、以上のような高圧水銀ランプは、例えば、特開平2−148561号、特開平6−52830号等に開示されている。
【0004】
ところで、上述の高圧水銀ランプは発光管内の圧力が点灯時に極めて高くなるので、発光管部の両側に延在する側管部においては当該側管部を構成する石英ガラス層と電極および給電用の金属箔を十分かつ強固に密着させる必要がある。これらの密着性が悪いと、点灯高圧時に金属箔とガラスとの間に隙間を生じて金属箔が浮いた状態となって(以下、簡単に「箔浮き」という。)、封入ガスが抜けたり、更には側管部が破損したりする。
よって上記高圧水銀ランプの側管部構造としては、高温で石英ガラスを加熱して、その状態において、厚肉の石英ガラスを徐々に収縮することで側管部の密着性を上げる、いわゆる「シュリンクシール方式」が、高い耐圧力性を実現するとして、好適に採用されている。
【0005】
ここで、上記シュリンクシール方式による側管部の形成方法を、図3を参照して簡単に説明する。なお、同図においては片側の端部のみ示しているが他方も同様である。
発光管用の石英ガラス管70は、略楕円球形の発光管部構成部71と、略円筒形の側管部構成部72とが形成されており、その内部に、電極201、電極芯棒20、金属箔21の及び外部リード棒22が一体に形成された電極構造体を配置し、石英ガラス管70の内部を排気すると共に側管部構成部72の所定領域をバーナーで加熱する。側管部構成部72の石英ガラスが軟化、溶融すると石英ガラス管70内部が減圧状態とされているので、係る側管部構成部72における石英ガラスが吸引されて電極芯棒20及び金属箔21に密着し、気密封止される。
【0006】
上記シール方法では、例えば図3の石英ガラス管70における側管部構成部72のうちバーナーの火炎先端が移動する部分は、同図中においてRで示される部分であり、具体的には、発光管部構成部71と側管部構成部72の境界R0から約2mm離間した位置R1から約3〜5mm程度とされる。加熱温度は約1800〜2200℃であり、加熱時間は約30s間である。シールされる金属箔21の全長に対して、バーナーの走査距離が短いのは、単にバーナーの炎が大きいためであり、バーナーの走査領域が側管部構成部72全体に及ばずとも、当該部位における石英ガラスは、金属箔21のほぼ全長にわたって加工温度(約1700℃)に到達するからである。
なお、上述の方法に係る高圧水銀ランプの構成部材に関し、寸法を具体的に述べると、石英ガラス管の側管部構成部72は外径約6mm、内径約2mm、長さ20mmであり、電極芯棒20は外径約0.8mm、長さ約10mmである。金属箔は略帯状であり、全長14mm、幅1.5mm、厚み20μmである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、高圧水銀ランプの動作圧力が増し、発光管部の水銀蒸気圧が150MPa程度という非常に高い圧力の下では、時として側管部の破損につながる場合がある、と判明した。これは、電極芯棒と金属箔との接合部近傍において側管部を構成する石英ガラスと電極芯棒、及び、電極芯棒と金属箔との接合部の周囲に形成された微小な微小空間部が、発光管の内部圧力により押し広げられた結果、側管部の石英ガラス層と金属箔の界面が剥れて側管部の内部で金属箔が浮いた状態、すなわち箔浮き現象が生じて、耐圧力性が著しく低下するためである、と考えられている。
【0008】
更に最近では、動作時における水銀蒸気圧が200〜300MPaとなるようなランプが要求されており、このような高い水銀蒸気圧においてはランプ点灯中、箔浮きの発生及びそこから生じるクラックの成長が促進されるため、側管部の耐圧力性がよりいっそう要求される。
上記要請に鑑み、耐圧力性を向上させるために側管部の直径を大きくして側管部における石英ガラス管層の厚みを大きくすると、光の利用効率を低下させてしまうので、結果的に動作圧力を増大させたことによる効果が得られなくなってしまう。このため、発光管部も含めランプ全体を大きくすると従来からの要請である光源の小形化を達成できなくなる。
【0009】
そこで、本願発明は、側管部における箔浮き発生を防止することにより、耐圧力性の向上を図ることができて照度維持率の及び演色性の向上及び小型化を達成することが可能な高圧水銀ランプを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1記載の発明は、石英ガラスからなり発光管部に側管部が連設された発光管と、前記発光管部の内部にその先端が突出し、シュリンクシールにより前記側管部に気密に埋設されたモリブデンよりなる金属箔の内端部に、その後端が接続されてなるタングステンよりなる電極芯棒と、前記発光管部内に封入された所要のハロゲン化物及び発光管内容積に対し0.15mg/mm 3 以上封入された水銀と、を備えた高圧水銀ランプであって、前記側管部の内部に、該側管部を構成する石英ガラス層、前記電極芯棒及び前記金属箔により囲まれた前記発光管部内部空間に連通する微小空間部が形成され、前記側管部の、前記金属箔の内端から外方に0.5mm離間した位置における断面において、前記電極芯棒の全周の長さをA(mm)、該電極芯棒が前記微小空間部に露出する該電極芯棒の外周部長さの和をa(mm)としたとき、a/Aの関係が0.05以上0.18以下の範囲にあることを特徴とする。
【0011】
【作用】
本願発明によれば、側管部において電極芯棒の外周部に沿って形成される微小空間部を制御することで、その他の高圧水銀ランプの仕様を何ら変更することなく、当該隙間から金属箔の面方向に広がる箔浮き現象を抑えることができるようになる。その結果、箔浮き現象を防止できるようになり、側管部の破損を防止でき、高い耐圧力性を有する高圧水銀ランプを提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の高圧水銀ランプ(以下、単に「ランプ」ともいう)の全体構成を示す。
高圧水銀ランプの発光管は、石英ガラスからなり、大略楕円球形の発光管部11を有し、この発光管部11の内部空間に陰極側電極201と陽極側電極202が互いに対向するよう配置されている。また、発光管部11の両端部から伸びるよう各々側管部12,12が形成され、これらの側管部12,12内には、通常モリブデンよりなる導電用金属箔21,21が気密に埋設されており、陰極側電極201および陽極側電極202の各々をその先端に有する電極芯棒20、20の基端部が該金属箔21、21の一端部に溶接されて電気的に接続される。この金属箔21、21の他端部には、外部に突出する外部リード棒22,22が溶接されている。
【0013】
発光管部11内には所定の水銀と、希ガスと、ハロゲンガスが封入されている。
水銀は、必要な可視光波長、例えば、波長380〜780nmという放射光を得るためのもので、0.15mg/mm3以上封入されている。この封入量は、温度条件によっても異なるが、点灯時150MPaという極めて高い蒸気圧を達成させる。また、水銀をより多く封入することで点灯時の水銀蒸気圧200MPa以上、300MPa以上という高い水銀蒸気圧の高圧水銀ランプを作ることができ、水銀蒸気圧が高くなるほどプロジェクタ装置に適した光源を実現することができる。
希ガスは点灯始動性の改善に寄与するものであり、例えばアルゴンガスが約13kPa(25℃換算)封入される。
ハロゲンは、沃素、臭素、塩素などが水銀その他の金属との化合物の形態で封入される。具体的なハロゲンの封入量は、例えば、10−6〜10−2μmol/mm3の範囲から選択できるものであって、その機能はハロゲンサイクルを利用したタングステン製電極の長寿命化である。
【0014】
このような高圧水銀ランプの寸法は、例えば、発光部の最大外径部断面の直径が11.0〜12.0mm、電極間距離が1.0〜2.0mm、発光管内容積が100〜150mm3である。また、管壁負荷は0.8〜2.0W/mm3、定格電圧65〜102V、定格電力130〜200Wである。また、電極芯棒は、外径が0.4〜0.8mm、全長9.0〜10.0mmであり、金属箔の全長12.0〜15.0mm、幅方向の長さ1.0〜2.0mm、厚み15〜25μmである。この高圧水銀ランプは、前述した液晶プロジェクタ、オーバーヘッドプロジェクタ等のプレゼンテーション用機器に搭載され、演色性に優れた放射光を提供することができる。
【0015】
図2は、図1中の線分P−P’で切断した側管部の矢視断面図であり、金属箔の内端21aからランプ管軸外方向に0.5mm離間した位置における側管部12の断面図である。
図2において、金属箔21のほぼ中央部分に電極芯棒20が溶接により接続されている。同図に示すように、側管部12には、当該側管部12を構成する石英ガラス層、電極芯棒20及び金属箔21によって微小空間部S1、S2が形成される。
微小空間部S1、S2は、仮に電極芯棒20と金属箔21の間に溶融した石英ガラスが流入できたとしてもその後冷却される過程で各部材が熱収縮するため側管部12に不可避に形成されてしまう空間である。なお、この微小空間部S1、S2は、電極芯棒20の外周部に沿って形成されるので、発光管部(11)内部の空間と連通しており、従って、ランプ動作時は発光管部(11)の内部と同様に圧力が掛かるようになる。
【0016】
ここで、図2に示すように電極芯棒の外周部の全長をA(mm)とし、当該電極芯棒20が微小空間部S1、S2に露出する外周部の弧の長さをそれぞれ、a1(mm)、a2(mm)としその和a1+a2(mm)をa(mm)とすると、a(mm)をA(mm)で除した数値つまりa/Aが、0.05以上0.18以下の範囲とされている。
【0017】
上記構成によれば、微小空間部から金属箔と側管部を構成する石英ガラス層との間に成長する間隙を抑えることができるようになり、ランプの動作時に150MPa以上という高い圧力に対しても十分な耐圧力性を有するランプとなる。これは、電極芯棒の全外周部に対する石英ガラスとの密着領域が確保されていることによる。
なお、上述した数値例に係る高圧水銀ランプにおいてA(mm)、a1(mm)a2(mm)の数値例を挙げると、Aは0.8〜3.0(mm)、a1及びa2は0.05〜0.25(mm)とされる。
ところで、本願発明によれば、石英ガラスと電極芯棒とは完全に密着している方が耐圧力性の観点からより好ましいと考えられるが、a/Aの値が0.05未満になると、ランプの点灯/消灯を繰返す間に、電極芯棒と側管部との構成材料の熱膨張率、収縮に伴い各々部材の間に応力が発生し、箔浮き現象を助長するため、問題となってしまう。よって、a/Aの値は0.05以上であるのが良い。
a/Aの値が、0.05以上であればランプの各部を構成する部材の材質に由来して、熱膨張、収縮を生じたとしても、応力を緩和できるようになる。
【0018】
更に、図2の側管部断面図において金属箔の長さB(mm)とし、当該金属箔が微小空間部に露出する外周部の長さをb1(mm)、b2(mm)とし、その和b1+b2(mm)をb(mm)とすると、b/Bが0.05以上0.39以下とされる。
ここで、上記B(mm)、b1(mm)、b2(mm)についての具体的な数値例を挙げると、Bは1.0〜1.8(mm)、b1及びb2は0.03〜0.3(mm)である。
【0021】
ここで上述のランプについて図1を参照し各部の具体的な数値例を述べると、電極芯棒20の外径は0.21mmである。側管部12の外径は、直径約φ5.5mm、発光管部11との境界12aから後端12bまでの長さは約20mmである。金属箔21は略帯状で全長14mm、厚み20μm、幅1.5mmである。
以上の構成に係る高圧水銀ランプによれば、150MPa以上の高い動作圧力で点灯される高圧水銀ランプにおいても、発光管側管部におけるクラック発生及び促進が低減されて極めて高い耐圧力性を有する高圧水銀ランプを提供することができる。
【0022】
【実施例】
図1〜3に示されている構成に従い、電極芯棒が微小空間部(S1、S2)に露出する外周部の長さの和(a)、及び、金属箔が微小空間部(S1、S2)に露出する外周部の長さの和(b)が異なること以外は、各々ほぼ同一の仕様である、定格電圧80V、定格電力200Wの直流点灯用の高圧水銀ランプを製作した。なお、前記a、bの大きさを変えることは、図3に示されているバーナーを走査する領域(R)の大きさと、加熱時間を変化させてシールを行うことによった。
【0023】
上述したa/Aの関係が0.05以上0.18以下であってb/Bの関係が0.05以上0.39以下の範囲にある実施例に係る高圧水銀ランプを10本製作した(実施例1〜実施例10)。実施例に係るランプはいずれも、シュリンクシール工程において図3に示す発光管部(11)と側管部(12)との境界であるくびれ部(R0)から管軸方向外側に約1mm離間した箇所にバーナー火炎の中心をおき、そこから外方向に4mm乃至7mmの範囲に火炎中心がくるようにバーナーを走査してシールしたものである。なお、バーナーによる加熱温度は約1800℃〜2200℃で、焼きこみ時間は約45〜67s間であった。
【0024】
従来技術に係る高圧水銀ランプを5本用意して、比較例1〜比較例5とした。
比較例に係るランプはいずれも、図3に示す、くびれ部(R0)から管軸方向外側に約2mm離間した箇所にバーナーの火炎の中心をおいてそこから約4mmバーナーを走査して焼きこみ、シールしたものである。なお、加熱温度は約1800℃〜2200℃で、焼きこみ時間は約27〜33s間であった。
【0025】
上述の実施例、比較例に係る各高圧水銀ランプは、発光管(10)の発光管部(11)の最大径が11.3mm、電極棒(20)の外径が約0.8mm、側管部(12)の外径が約5.5mm(外周17.3mm)、金属箔(21)の長さ14.0mm、幅1.5mm、厚み20μm、発光管部(11)全長13mm、側管部(12)全長20mm、発光管くびれ部(R0)から金属箔(21)内端までの距離3.5mmであった。また電極(201、202)の電極間距離Gは1.0mmであった。
また、発光管部(11)の内部には、水銀0.15mg/mm3、希ガスであるアルゴン(Ar)が10KPaおよびハロゲンである臭素が5×10−4マイクロモル/mm3となる量でそれぞれ封入された。
【0026】
【実験例1】
上述した実施例1〜10及び比較例1〜5に係る全ての高圧水銀ランプについて、定格条件で50時間点灯した。点灯後、金属箔と側管部の石英ガラス層との界面に形成された箔浮きの状態を目視観察した。
【0027】
以上の実験例の結果をまとめて表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
表1に示すようにa/Aの値が0.05以上、0.18以下の範囲にある実施例に係るランプにおいては何れも箔浮き現象を発生しないことが確認された。
【0030】
【実験例2】
上記実験例から更に、実施例1〜10に係るランプ、比較例1〜5に係るランプのそれぞれについて、定格条件で連続点灯した。
本願発明の実施例に係るランプにおいては、1000時間以上点灯後も照度60%を維持し、破裂などの問題を発生することなく点灯することが確認された。
一方、比較例に係るランプはいずれも50時間以内に側管部の箔浮きが発生して、ガスのリークが発生し、不点灯になってしまった。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明に係る高圧水銀ランプによれば、側管部に発生する金属箔から金属箔の面方向に広がる箔浮き現象を抑えることができて、高い耐圧力性を有する高圧水銀ランプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高圧水銀ランプの全体図を示す。
【図2】本発明に係る高圧水銀ランプの側管部断面図を示す。
【図3】ショートアーク型超高圧水銀ランプの製造工程を説明する図である。
【符号の説明】
11 発光管部
12 側管部
20 電極芯棒
201、202 電極
21 金属箔
21a 金属箔内端
22 外部リード棒
S1、S2 微小空間部
Claims (1)
- 石英ガラスからなり発光管部に側管部が連設された発光管と、前記発光管部の内部にその先端が突出し、シュリンクシールされることにより前記側管部に気密に埋設されたモリブデンよりなる金属箔の内端部に、その後端が接続されてなるタングステンよりなる電極芯棒と、前記発光管部内に封入された所要のハロゲン化物及び発光管内容積に対し0.15mg/mm 3 以上封入された水銀と、を備えた高圧水銀ランプであって、
前記側管部の内部に、該側管部を構成する石英ガラス層、前記電極芯棒及び前記金属箔により囲まれた前記発光管部内部空間に連通する微小空間部が形成され、
前記側管部の、前記金属箔の内端から外方に0.5mm離間した位置における断面において、前記電極芯棒の全周の長さをA(mm)、該電極芯棒が前記微小空間部に露出する該電極芯棒の外周部長さの和をa(mm)としたとき、a/Aの関係が0.05以上0.18以下の範囲にあることを特徴とする高圧水銀ランプ。
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