JP3950643B2

JP3950643B2 - Silencer latch mechanism

Info

Publication number: JP3950643B2
Application number: JP2001111428A
Authority: JP
Inventors: 成治鈴木; 大輔橋本
Original assignee: 美和ロック株式会社
Priority date: 2001-04-10
Filing date: 2001-04-10
Publication date: 2007-08-01
Anticipated expiration: 2021-04-10
Also published as: JP2002303063A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、通常文字合せ錠と称されるダイアル錠の消音ラッチ機構（以下単に消音ラッチ機構という）に係り、特に、解錠時ラッチが復元する際の衝撃音を大幅に緩和できると共に、作動の安定性を長期間にわたって期待できる消音ラッチ機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ダイアル錠は、例えば、マンションや公団住宅等のエントランスホールに設置されている郵便受けの蓋に設けられる。
【０００３】
そして、ダイアル錠のラッチ機構は、その構造の特質上、解錠して郵便受けの蓋板を開けるとき、自由になったラッチはラッチばねの弾力によって急激に復元方向に回動し、ダイアル錠の他の構成部材に激突して大きな衝撃音が発生する。
【０００４】
この衝撃音は、例えばアパートなどにおいては、郵便受けや上下、左右に積層された他の郵便受け、あるいは玄関ホールなどに共鳴して、夜中には郵便受けを開けるのが気が引ける程の大音響になる、という不都合がある。
【０００５】
そこで、本出願人は、特許第３１３９６２９号を以て、ダイアル錠の衝撃音を大幅に緩和できる新規なダイアル錠の消音装置を提案し、かつ実用されている。
【０００６】
この消音装置は、例えば図１及び図２に示すように、図示しないダイアル機構の内側に一体的に結合されたホルダ１の、ラッチ収納スリット２及びばね収納洞３間の隔壁４に緩衝体５を埋設し、この緩衝体５の一端（図で左端）をラッチ収納スリット２内に突出させ、ラッチ６の一部に当接可能に臨ませたものである。
【０００７】
上記のように構成された消音装置を装着したダイアル錠におけるラッチ機構は、ラッチ６及びホルダ１の何れか一方（図示の実施例ではラッチ６）に案内スリット７を形成し、他方にこの案内スリット７中で回動できるガイドピン８を設けてある。
【０００８】
そして、ラッチ６は、ばね収納洞３に弾装された例えば圧縮コイルばねとしてのラッチばね９の弾力により、図１で上方及び反時計方向に付勢されている。
【０００９】
一方、上記した消音装置を装着したダイアル錠１１は、図３に示すように、例えば郵便受け１２の蓋板１３の自由側端縁付近に装着され、蓋板１３を閉めるときには、ラッチ６の傾斜縁６ａ（図１参照）が郵便受け１２内の係止片１４に当接し、これらの間に生じる楔作用により図１で下方（図３で右方）に移動するので、ダイアル機構の施錠状態、解錠状態の如何に拘らずラッチ６が係止片１４を乗り越えて、図３に示すようにダイアル錠１２は蓋板１３を係止片１４に錠止する。
【００１０】
一方、蓋板１３を開けるときには、摘み１５（図３参照）を操作して、ダイアル機構の外筒１６に形成された外側切欠１７と、内筒１８に形成された内側切欠１９とをラッチ６に整合させる。
【００１１】
この状態で摘み１５を挽いて蓋板１３を開けると、図４において点線で示すラッチ６の上端部を係止片１４が相対的に右方に押動する結果、ラッチ６はガイドピン８を中心にして実線で示すように時計方向に回動する。
【００１２】
更に蓋板１３を開けると、係止片１４とラッチ６との係合が解けるので、自由になったラッチ６はラッチばね９の弾力により勢いよく半時計方向に回動し、ラッチの両端が外ケース２１や前記隔壁４（図１参照）に激突するが、本出願人が先に提案した前記ダイアル錠の消音装置は、例えば図１に示すようにラッチ６が衝突する隔壁部分に例えば弾性体等の緩衝体５が設けられているので、ラッチ６は隔壁４に激突する前にこの緩衝体５に衝突し、そのため衝撃及び衝撃音が大幅に緩和される。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本出願人が先に提案し図１に例示したダイアル錠の消音装置は、緩衝体５の太さが高々ラッチ６の厚さ程度であって緩衝体５を大きくすることができないので、長期間の使用により緩衝体が過大な応力を受けて潰れる可能性を否定できず、この点において改善の余地がある。
【００１４】
そこで、この発明は、解錠時ラッチが復元する際の衝撃音を大幅に緩和できると共に、作動の安定性を長期間にわたって期待できる消音ラッチ機構を提供することを目的としている。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項１に記載の発明は、被施錠箱体の蓋板に装着されるダイアル錠のダイアル機構の内側に一体的に結合され、ラッチ収納スリットおよびばね収納洞を連設したホルダと、このホルダのラッチ収納スリットに収納、案内され、ばね収納洞内のラッチばねの弾力により、頭部がホルダ外に突出する方向及び前方に回動する方向に付勢されたラッチとを有し、このラッチおよびホルダの何れか一方にダイアルの回動軸に垂直な案内スリットを形成し、他方にこの案内スリット中で回動できるガイドピンを設け、これら案内スリットおよびガイドピンを摺動可能に係合させて、施錠時ラッチ頭部の前方を被施錠箱体の内壁に突設された係止片に内方から係合させるようにしたものにおいて、ラッチの頭部に緩衝片を一体に結合してラッチの全体の形状を刃先を後方に向けた鎌状に成形すると共に、緩衝片の外端縁を円弧状に形成し、ダイアル錠を解錠して蓋板を開けるときのラッチの復元方向への急激な回動が有する運動量を、緩衝片の外端縁と係止片との摺接から生じる摩擦によって消費することにより緩衝するようにしたことを特徴とする。
【００１６】
また、請求項２に記載の発明は、上記緩衝片を合成樹脂材料で被覆したことを特徴とする。
【００１７】
【実施例】
以下この発明の実施例を図５乃至図９を参照して説明する。
図５において符号２２は本発明による消音ラッチ機構を装着したダイアル錠の全体を示し、このダイアル錠２２は、そのダイアル機構２３を外側にして、郵便受け１２の蓋板１３の自由側端縁付近に装着されているのは従来のダイアル錠と同様である。
【００１８】
このダイアル錠２２のラッチ収納スリット２には、板状体のラッチ６の本体部２４がその長さ方向（図５で左右方向）に移動可能に収納されている。
【００１９】
図５においては、この本体部２４は全体として弓形に湾曲するように成形されているが、この本体部の形状はこの発明の必須の構成ではない。
【００２０】
また、図５に示す実施例では、図１及び図２に示すものと異なり、本体部２４の中央部を板厚方向に貫通するようにしてガイドピン８が装着されており、このガイドピン８の本体部２４の表面から突出した部分がラッチ収納スリット２に形成された案内スリット７に摺動可能に係合している。
【００２１】
一方、ラッチ収納スリット２より内側のばね収納洞３内に弾装されたラッチばねの弾力により、ラッチ６はホルダ１外に突出する方向、即ち図５で左方に付勢されている。なお、図６乃至図９ではラッチばねの図示を省略する。
【００２２】
また、ラッチの本体部に突設されたばね掛け片２５（図６参照）がガイドピン８より内方に位置しているので、ラッチ６は図５でガイドピン８の回りを反時計方向、すなわち頭部が前方（図５で下方）に回動する方向に付勢されている。
【００２３】
他方、ラッチの頭部、換言すればラッチ本体の外端部には、例えばラッチ本体が延伸した態様で、緩衝片２６が一体に形成されている。
【００２４】
図示の実施例における緩衝片２６は、例えばメニスカスレンズの断面のような形状で、その凸部を外側にし、かつラッチの本体部２４と直角に近い鋭角で交差する位置関係で、本体部２４に一体に結合されている。
【００２５】
また、この緩衝片２６の外端縁は円弧状に形成されており、図示の実施例では、この外端縁はガイドピン８の中心より後方にある点Ｏ（図７参照）を中心とする円の一部である。
【００２６】
したがって、この緩衝片２６の外端縁の後端部（図７で上端部）は、ガイドピン８を中心とする円弧と比較して外方（図７で左方）に湾曲する形状である。
【００２７】
この発明によるラッチ機構におけるラッチの全体の形状は、緩衝片２６が上記したように形成されているので、本体部２４を柄とし、刃先を後方に向けた鎌状に成形されることになる。
【００２８】
なお、図示の実施例では緩衝片２６は合成樹脂材料２７で被覆されているが、その存在理由については後に説明する。
【００２９】
上記のように構成されたこの発明の一実施例による消音ラッチ機構は、蓋板１３を閉めるとき、図５に示すように、郵便受け１２の係止片１４が先ず緩衝片２６の外端縁後端部（先端部）に当接する。
【００３０】
すると、係止片１４から見て緩衝片２６の外端縁は傾斜しているので、蓋板１３の閉止方向への回動により、ラッチ６は図５で反時計方向に押動されると共に、係止片１４と緩衝片２６との係合によって生じる楔作用により、ラッチ６はラッチ収納スリット２内で内方、すなわち図５で右方に押動される。
【００３１】
したがって、ダイアル機構２３が施錠されていても、或いは解錠されていても、図６に示すように、ラッチ６はダイアルの回動軸に垂直な方向で内方（図６で右方）に移動する。
【００３２】
そして、蓋板１３が完全に閉り、係止片１４が緩衝片２６の前端部を乗り越えると、図７に示すように、ラッチばね９（図５参照）の弾力によりラッチ６は外方に突出し、緩衝片２６の前端が係止片１４の後側に入り込み、ダイアル錠は施錠状態となる。
【００３３】
上記したラッチ６と係止片１４との係合の態様は、従来のラッチ機構（図１参照）のそれと同様である。
【００３４】
本発明による消音ラッチ機構の作動の特徴は、ダイアル錠を解錠後蓋板１３を開けるときにある。
【００３５】
すなわち、ダイアル錠を解錠すると、前記したように（図４参照）、外側及び内側切欠１７、１９及びラッチの本体部２４が整合する結果、蓋板１３の開放方向への回動に伴うラッチ６と係止片１４との相互作用により、図８に示すように、ラッチ６はラッチばね９の弾力に抗して時計方向に回動する。
【００３６】
そして、緩衝片２６の前端が係止片１４を乗り越えた途端、係止片１４から解放されて自由になったラッチ６は、ラッチばね９（図５参照）の弾力により、外方に突出すると共に図８で反時計方向に回動する。
【００３７】
人の手で動かされる蓋板１３の回動速度に対し、質量の小さなラッチ６の動きは充分に早いから、図９に示すように、蓋板１３の回動に伴いラッチ６（緩衝片２６）の外端縁は必ず係止片１４に当接し、かつこれに摺接して図５に示す角度位置に戻る。
【００３８】
このとき、ラッチ６の運動量は係止片１４と緩衝片１４の外端縁との摩擦によって消費されるから、ラッチの本体部２４が隔壁４（図１参照）に衝突するときの速度は大幅に減少し、したがって衝突音は極く僅かのものになる。
【００３９】
緩衝片２６が合成樹脂材料２７で被覆されていると、係止片１４との摩擦係数が大きくなるから、ラッチ６の減速の度合いも大きくなって消音効果が増大するが、合成樹脂材料を省略して例えば金属同志の摺接による場合でも、この発明による消音ラッチ機構は充分にその消音効果を発揮する。
【００４０】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、ラッチの頭部に緩衝片を一体に結合してラッチの全体の形状を刃先を後方に向けた鎌状に成形すると共に、緩衝片の外端縁を円弧状に形成したので、蓋板を開けるとき必ず緩衝片の外端縁が係止片と摺接し、この摺接による摩擦によってラッチが減速されて衝突音が大幅に緩和される、という所期の効果を奏する。
【００４１】
また、緩衝片の外端縁を長くすることにより摺接の期間を長くすることができるので、消音効果を自由に調節できる。
【００４２】
更にまた、緩衝体の弾性変形ではなく緩衝片と係止片との摩擦によって消音するので、長期間の使用による緩衝片の損傷は考えにくく、したがって作動の安定性を長期間にわたって期待できる、等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来のダイアル錠の消音装置の一例を示す断面図。
【図２】図１に示す消音装置の底面図。
【図３】ダイアル錠の装着例を示す一部断面平面図。
【図４】解錠時におけるラッチとダイアル機構との関係を示す一部断面図。
【図５】請求項１に記載の発明の一実施例による消音ラッチ機構の作動を説明するための線図的一部断面図で、ダイアル錠の施錠開始状態を示す。
【図６】図５と同様に線図的一部断面図で、施錠途中の状態を示す。
【図７】図５と同様に線図的一部断面図で、施錠を完了した状態を示す。
【図８】図５と同様に線図的一部断面図で、ダイアル錠の解錠後蓋板を開き、緩衝片の前端と係止片との係合が解ける状態を示す。
【図９】図５と同様に線図的一部断面図で、緩衝片の外端縁と係止片との係合の経時的態様を一の図に重合して示す。
【符号の説明】
１ホルダ
２ラッチ収納スリット
３ばね収納洞
４隔壁
６ラッチ
７案内スリット
８ガイドピン
９ラッチばね
１４係止片
２４本体部
２６緩衝片
２７合成樹脂材料[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dial lock silencing mechanism (hereinafter simply referred to as a silencing latch mechanism) commonly referred to as a character alignment lock, and in particular, can greatly reduce the impact sound when the latch is restored when unlocked and operates. The present invention relates to a silencing latch mechanism that can be expected to have a long term stability.
[0002]
[Prior art]
The dial lock is provided, for example, on a cover of a mailbox that is installed in an entrance hall such as an apartment or a public housing.
[0003]
Due to the nature of the structure of the dial lock latch mechanism, when unlocking and opening the cover of the mailbox, the free latch is suddenly rotated in the restoring direction by the elasticity of the latch spring, A big impact sound is generated by colliding with other components.
[0004]
For example, in an apartment, this impact sound resonates with the mailbox, other mailboxes stacked on the top and bottom, left and right, or the entrance hall. There is an inconvenience.
[0005]
Therefore, the present applicant has proposed and put to practical use a novel dial lock silencing device that can significantly reduce the impact sound of the dial lock by using Japanese Patent No. 3139629.
[0006]
As shown in FIGS. 1 and 2, for example, the silencer includes a buffer 5 on a partition wall 4 between a latch housing slit 2 and a spring housing sinus 3 of a holder 1 integrally coupled to the inside of a dial mechanism (not shown). And one end (the left end in the figure) of the buffer body 5 is protruded into the latch housing slit 2 so as to come into contact with a part of the latch 6.
[0007]
The latch mechanism in the dial lock equipped with the silencer constructed as described above has a guide slit 7 formed in one of the latch 6 and the holder 1 (latch 6 in the illustrated embodiment), and this guide slit is formed in the other. 7 is provided with a guide pin 8 that can be rotated in the body.
[0008]
The latch 6 is urged upward and counterclockwise in FIG. 1 by the elasticity of a latch spring 9 as a compression coil spring, for example, which is elastically mounted in the spring accommodating cave 3.
[0009]
On the other hand, as shown in FIG. 3, the dial lock 11 equipped with the above silencer is attached, for example, in the vicinity of the free side edge of the cover plate 13 of the mailbox 12 and when the cover plate 13 is closed, the inclined edge of the latch 6 is attached. 6a (see FIG. 1) abuts against the locking piece 14 in the mailbox 12 and moves downward in FIG. 1 (rightward in FIG. 3) due to the wedge action between them, so that the dial mechanism is locked and unlocked. Regardless of the locked state, the latch 6 gets over the locking piece 14 and the dial lock 12 locks the lid plate 13 to the locking piece 14 as shown in FIG.
[0010]
On the other hand, when the cover plate 13 is opened, the knob 15 (see FIG. 3) is operated to latch the outer notch 17 formed in the outer cylinder 16 of the dial mechanism and the inner notch 19 formed in the inner cylinder 18. To match.
[0011]
When the knob 15 is ground in this state and the cover plate 13 is opened, the latch piece 14 pushes the guide pin 8 as a result of the locking piece 14 pushing the upper end of the latch 6 indicated by the dotted line in FIG. It rotates clockwise as indicated by the solid line around the center.
[0012]
When the cover plate 13 is further opened, the engagement between the locking piece 14 and the latch 6 is released, so that the released latch 6 is vigorously rotated counterclockwise by the elasticity of the latch spring 9, and both ends of the latch are moved. The dial lock silencer previously proposed by the applicant of the present invention collides with the outer case 21 or the partition wall 4 (see FIG. 1). For example, as shown in FIG. Since the buffer body 5 such as a body is provided, the latch 6 collides with the buffer body 5 before colliding with the partition wall 4, so that the impact and the impact sound are greatly reduced.
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the silencer of the dial lock previously proposed by the present applicant and illustrated in FIG. 1, the thickness of the buffer body 5 is at most about the thickness of the latch 6, and the buffer body 5 cannot be enlarged. There is room for improvement in this respect because it cannot be denied that the buffer body may be damaged by excessive stress due to long-term use.
[0014]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a silencer latch mechanism that can significantly reduce the impact sound when the latch is restored at the time of unlocking and can expect the stability of operation over a long period of time.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is integrally coupled to the inside of a dial mechanism of a dial lock attached to a cover plate of a locked box, and includes a latch storage slit and a spring storage sinus. It is stored and guided in the holder and the latch storage slit of this holder, and is urged in the direction in which the head protrudes out of the holder and in the direction of rotating forward by the elasticity of the latch spring in the spring storage cave. A guide slit perpendicular to the dial rotation shaft is formed in one of the latch and the holder, and a guide pin that can be rotated in the guide slit is provided on the other. The guide slit and the guide pin Is slidably engaged, and the front of the latch head at the time of locking is engaged with the locking piece protruding from the inner wall of the locked box from the inside. One buffer piece Latch is formed when the entire shape of the latch is formed into a sickle shape with the blade tip facing backward, the outer edge of the buffer piece is formed in an arc shape, the dial lock is unlocked and the cover plate is opened. the momentum of rapid rotation has the restore direction, characterized in that as buffer to Ri by the consume by sliding friction resulting from the outer edge and the locking piece of the buffer strip.
[0016]
The invention according to claim 2 is characterized in that the buffer piece is covered with a synthetic resin material.
[0017]
【Example】
An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
In FIG. 5, reference numeral 22 denotes the entire dial lock equipped with the silencer latch mechanism according to the present invention. The dial lock 22 is arranged near the free side edge of the cover plate 13 of the mailbox 12 with the dial mechanism 23 facing outward. It is the same as a conventional dial lock.
[0018]
The latch housing slit 2 of the dial lock 22 accommodates the main body 24 of the plate-like latch 6 so as to be movable in the length direction (left-right direction in FIG. 5).
[0019]
In FIG. 5, the main body 24 is formed so as to be curved in an arcuate shape as a whole, but the shape of the main body is not an essential component of the present invention.
[0020]
In the embodiment shown in FIG. 5, unlike the one shown in FIGS. 1 and 2, the guide pin 8 is attached so as to penetrate the central portion of the main body 24 in the plate thickness direction. A portion protruding from the surface of the main body 24 is slidably engaged with a guide slit 7 formed in the latch housing slit 2.
[0021]
On the other hand, the latch 6 is urged to the outside of the holder 1, that is, to the left in FIG. 6 to 9, the illustration of the latch spring is omitted.
[0022]
Further, since the spring hooking piece 25 (see FIG. 6) protruding from the main body of the latch is positioned inward from the guide pin 8, the latch 6 is rotated counterclockwise around the guide pin 8 in FIG. The head is biased in a direction to rotate forward (downward in FIG. 5).
[0023]
On the other hand, a buffer piece 26 is integrally formed at the head of the latch, in other words, at the outer end of the latch body, for example, in a manner in which the latch body extends.
[0024]
The buffer piece 26 in the illustrated embodiment has, for example, a shape like a cross section of a meniscus lens, has a convex portion on the outside, and a positional relationship that intersects the main body portion 24 of the latch at an acute angle close to a right angle. They are joined together.
[0025]
Further, the outer edge of the buffer piece 26 is formed in an arc shape. In the illustrated embodiment, the outer edge is centered on a point O (see FIG. 7) located behind the center of the guide pin 8. Part of a circle.
[0026]
Therefore, the rear end portion (upper end portion in FIG. 7) of the outer end edge of the buffer piece 26 has a shape that curves outward (leftward in FIG. 7) compared to the arc centered on the guide pin 8. .
[0027]
The overall shape of the latch in the latch mechanism according to the present invention is formed in a sickle shape with the main body portion 24 as a handle and the cutting edge directed rearward since the buffer piece 26 is formed as described above.
[0028]
In the illustrated embodiment, the buffer piece 26 is covered with the synthetic resin material 27, and the reason for its existence will be described later.
[0029]
In the silencer latch mechanism according to the embodiment of the present invention constructed as described above, when the lid plate 13 is closed, as shown in FIG. It contacts the end (tip).
[0030]
Then, since the outer edge of the buffer piece 26 is inclined as viewed from the locking piece 14, the latch 6 is pushed counterclockwise in FIG. 5 by the rotation of the cover plate 13 in the closing direction. Due to the wedge action generated by the engagement between the locking piece 14 and the buffer piece 26, the latch 6 is pushed inward in the latch housing slit 2, that is, rightward in FIG.
[0031]
Therefore, regardless of whether the dial mechanism 23 is locked or unlocked, as shown in FIG. 6, the latch 6 is inward (rightward in FIG. 6) in a direction perpendicular to the rotational axis of the dial. Moving.
[0032]
When the cover plate 13 is completely closed and the locking piece 14 gets over the front end of the buffer piece 26, the latch 6 is moved outward by the elasticity of the latch spring 9 (see FIG. 5) as shown in FIG. The front end of the cushioning piece 26 enters the rear side of the locking piece 14 and the dial lock is locked.
[0033]
The mode of engagement between the latch 6 and the locking piece 14 is the same as that of the conventional latch mechanism (see FIG. 1).
[0034]
The operation of the silencer latch mechanism according to the present invention is characterized in that the lid 13 is opened after unlocking the dial lock.
[0035]
That is, when the dial lock is unlocked, as described above (see FIG. 4), as a result of the alignment of the outer and inner notches 17 and 19 and the main body 24 of the latch, the latch accompanying the rotation of the cover plate 13 in the opening direction. Due to the interaction between 6 and the locking piece 14, the latch 6 rotates clockwise against the elasticity of the latch spring 9 as shown in FIG. 8.
[0036]
Then, as soon as the front end of the buffer piece 26 climbs over the locking piece 14, the latch 6 released from the locking piece 14 becomes free and protrudes outward by the elasticity of the latch spring 9 (see FIG. 5). At the same time, it rotates counterclockwise in FIG.
[0037]
Since the movement of the latch 6 having a small mass is sufficiently fast with respect to the rotation speed of the lid plate 13 moved by a human hand, as shown in FIG. ) Always comes into contact with the locking piece 14 and slides back to the angular position shown in FIG.
[0038]
At this time, since the momentum of the latch 6 is consumed by the friction between the locking piece 14 and the outer end edge of the buffer piece 14, the speed when the main body 24 of the latch collides with the partition wall 4 (see FIG. 1) is greatly increased. So that the impact noise is negligible.
[0039]
If the buffer piece 26 is covered with the synthetic resin material 27, the coefficient of friction with the locking piece 14 increases, so the degree of deceleration of the latch 6 also increases and the silencing effect increases, but the synthetic resin material is omitted. Thus, for example, the silencing latch mechanism according to the present invention sufficiently exhibits the silencing effect even in the case of sliding contact between metals.
[0040]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, the present invention is configured such that the buffer piece is integrally coupled to the head portion of the latch, and the entire shape of the latch is formed into a sickle shape with the blade tip directed rearward, and the outer end of the buffer piece. Since the edge is formed in an arc shape, the outer edge of the buffer piece always comes into sliding contact with the locking piece when the cover plate is opened, and the latch is decelerated by the friction caused by this sliding contact, so that the collision sound is greatly reduced. Has the desired effect.
[0041]
Moreover, since the period of sliding contact can be lengthened by lengthening the outer edge of a buffer piece, the silencing effect can be freely adjusted.
[0042]
Furthermore, since the sound is silenced not by elastic deformation of the buffer body but by friction between the buffer piece and the locking piece, damage to the buffer piece due to long-term use is unlikely, and therefore operation stability can be expected over a long period of time, etc. There are various effects.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of a conventional dial lock silencer.
2 is a bottom view of the silencer shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a partial cross-sectional plan view showing an example of mounting a dial lock.
FIG. 4 is a partial cross-sectional view showing a relationship between a latch and a dial mechanism at the time of unlocking.
FIG. 5 is a schematic partial sectional view for explaining the operation of the silencing latch mechanism according to one embodiment of the present invention as set forth in claim 1, and shows a locking start state of the dial lock;
FIG. 6 is a schematic partial cross-sectional view similar to FIG. 5 and shows a state during locking.
FIG. 7 is a schematic partial cross-sectional view similar to FIG. 5 and shows a state where locking is completed.
FIG. 8 is a schematic partial cross-sectional view similar to FIG. 5 and shows a state where the lid plate after the unlocking of the dial lock is opened and the engagement between the front end of the buffer piece and the locking piece is released.
9 is a schematic partial cross-sectional view similar to FIG. 5, and shows a temporal aspect of the engagement between the outer end edge of the buffer piece and the locking piece in a single view. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Holder 2 Latch accommodation slit 3 Spring accommodation cavity 4 Bulkhead 6 Latch 7 Guide slit 8 Guide pin 9 Latch spring 14 Locking piece 24 Body part 26 Buffer piece 27 Synthetic resin material

Claims

被施錠箱体の蓋板に装着されるダイアル錠のダイアル機構の内側に一体的に結合され、ラッチ収納スリットおよびばね収納洞を連設したホルダと、このホルダのラッチ収納スリットに収納、案内され、ばね収納洞内のラッチばねの弾力により、頭部がホルダ外に突出する方向及び前方に回動する方向に付勢されたラッチとを有し、このラッチおよびホルダの何れか一方にダイアルの回動軸に垂直な案内スリットを形成し、他方にこの案内スリット中で回動できるガイドピンを設け、これら案内スリットおよびガイドピンを摺動可能に係合させて、施錠時ラッチ頭部の前方を被施錠箱体の内壁に突設された係止片に内方から係合させるようにしたものにおいて、ラッチの頭部に緩衝片を一体に結合してラッチの全体の形状を刃先を後方に向けた鎌状に成形すると共に、緩衝片の外端縁を円弧状に形成し、ダイアル錠を解錠して蓋板を開けるときのラッチの復元方向への急激な回動が有する運動量を、緩衝片の外端縁と係止片との摺接から生じる摩擦によって消費することにより緩衝するようにしたことを特徴とする消音ラッチ機構。A holder that is integrally coupled to the inside of the dial mechanism of the dial lock that is mounted on the cover plate of the locked box body, and that is stored and guided in the latch storage slit of the holder and the latch storage slit and spring storage cave connected in series. And a latch urged in a direction in which the head protrudes out of the holder and in a direction to rotate forward by the elastic force of the latch spring in the spring storage cave, and either of the latch and the holder has a dial. A guide slit perpendicular to the rotation axis is formed, and a guide pin that can be rotated in the guide slit is provided on the other side. The guide slit and the guide pin are slidably engaged, and the front of the latch head when locked. In which the buffer piece is integrally coupled to the head of the latch so that the entire shape of the latch is rearward. For Together forming into Jo, the buffer strip the outer edge is formed in a circular arc shape, the momentum possessed by the rapid rotation of the restoring direction of the latch when opening the cover plate and unlock the dial lock, buffer strips silencing latch mechanism, characterized in that as buffer to Ri by the consume by sliding friction resulting from the outer edge and the locking piece.

上記緩衝片を合成樹脂材料で被覆したことを特徴とする請求項１記載の消音ラッチ機構。 2. The silencer latch mechanism according to claim 1, wherein the buffer piece is covered with a synthetic resin material.