JP3948605B2 - プレス金型の支持機構 - Google Patents

プレス金型の支持機構 Download PDF

Info

Publication number
JP3948605B2
JP3948605B2 JP2001400648A JP2001400648A JP3948605B2 JP 3948605 B2 JP3948605 B2 JP 3948605B2 JP 2001400648 A JP2001400648 A JP 2001400648A JP 2001400648 A JP2001400648 A JP 2001400648A JP 3948605 B2 JP3948605 B2 JP 3948605B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
storage chamber
press
roller
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001400648A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003200219A (ja
Inventor
義久 鶴巻
Original Assignee
有限会社タイガー恒産
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社タイガー恒産 filed Critical 有限会社タイガー恒産
Priority to JP2001400648A priority Critical patent/JP3948605B2/ja
Publication of JP2003200219A publication Critical patent/JP2003200219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3948605B2 publication Critical patent/JP3948605B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/02Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on press brakes without making use of clamping means
    • B21D5/0209Tools therefor
    • B21D5/0236Tool clamping

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレス金型、たとえば、折曲装置(ベンダー)、油圧プレス、空圧プレス、機械作動プレス成型装置等のプレス金型の支持機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プレス金型、たとえば、金属板等の折曲または成型等の加工を行なうプレス金型としては、図1に示すように、パンチ状の上型1と折曲溝4を設けた平板状の下型2とを使用し、金属板3を下型2に乗せて上型に1よって下型2の折曲溝4に押圧して行き、上型1で押圧した金属板3の折曲部分が下型2の折曲溝4に衝突するまで上型1を下降させて、下型2の折曲溝4の角度と金属板3を折曲角度が同じになるように金属板3を折り曲げていた。
【0003】
この種のプレス金型においては、平板状の下型2の折曲溝4の大きさや形状が限定されているために、異なる大きさや異なる形状の数十種類の平板状の上型1と下型2を用意して、折り曲げる金属板3の厚さや折曲形状等に応じて、その都度、上型1と下型2の種類を選択してホルダー5の収納室6に着脱可能に固定していた。
【0004】
プレス金型のホルダー5の収納室6に上型1の挿入部7を着脱可能に固定するにはネジ、ボルト、ピン等(図示せず)を使用することがあり、この場合にはネジ、ボルト、ピン等を取り除いて、プレス金型のホルダー5に固定していた上型1の挿入部7を取り外した後、新たに選択をした上型1の挿入部7をホルダー5に設けた収納室6に挿入してネジ、ボルト、ピン等で再度固定する必要があり、上型1の交換作業に手間がかかり作業効率が低下する等の不都合があった(折り曲げる金属板の厚さや折曲形状等によっては、下型2の種類も選択して新旧下型2の交換する必要もあり、下型2についても同様な不都合があった)。
【0005】
また、最近、プレス金型のホルダー5の収納室6に固定した上型1を交換するについては、図2に示すように、ホルダー5に設けたストッパーAを上型1の挿入部7の固定溝Bより外して上型1の挿入部7をホルダー5より取り外す際に、上型1の挿入部7内に空けた挿入孔Cに安全バーDをバネEとともに挿填させ、その安全バーDの一端を上型1の挿入部7の側面から突き出して、ホルダー5に設けた収納室6の摺動溝Fに挿入して、上型1の脱落を防止する機構のプレス金型の保持機構が存在する。
【0006】
しかし、前述した種類のプレス金型の保持機構においては、プレス金型の上型1の挿入部7をホルダー5から取り外す際に、安全バーDの一端を上型1の挿入部7の摺動溝Fより引き抜く必要があり、そのために安全バーを摺動させるための伝達機構である解除バーGを上型1の挿入部7に設けなければならず、上型1の挿入部7の物理的強度が弱くなる欠陥があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ホールダーに設けたプレス金型の落下防止機具の着脱と収納室内に設けたリテナーの移動によって、新旧プレス金型(上型、下型)の交換を、迅速、簡単に行なうことを目的とするとともに、プレス金型の挿入部がホールダーの収納室より脱落することを防止することに目的がある。
【0008】
また、本発明は、前述したプレス金型の支持機構において、プレス金型の挿入部に何も設けずに、プレス金型の挿入部の物理的強度と耐久性を向上させ、金属板等の加工を行なう際にプレス金型の挿入部に強い押圧力が加わっても、プレス金型の挿入部全体で受け止めて、プレス金型の挿入部の亀裂、損傷等を防止することに目的があり、ひいては、金属板等の加工精度を向上させることに目的がある。
【0009】
さらに、本発明は、前述したプレス金型の支持機構において、ホールダー内に設けた収納室に挿填するローラークラッチ機構として、リテナーに内蔵させたローラーをスプリング等の弾力材によって押圧させることによって、リテナーを収納室のテーパー部の狭域個所に常に押圧してプレス金型の挿入部をホールダーの収納室に安定して保持することに目的がある。
【0010】
さらに、本発明は、前述したプレス金型の支持機構において、収納室のテーパー部の広域個所に接したローラークラッチ機構のリテナーに付設したスプリング孔の付近に取出孔を設け、この取出孔に移動棒を挿入することによってリテナーを、収納室のテーパー部の広域個所側に移動させて、プレス金型の挿入部をホールダー内に設けた収納室より簡単、容易に取出せるようにすることに目的がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、プレス金型の支持機構に関するもので、端部に溝または突起を有するホールダー内に設けたプレス金型の挿入部の収納室の一側面にテーパー部を形成し、収納室の反対側面に垂直部を形成し、収納室のテーパー部側に、リテナーにローラーの両側面を突出させて内蔵させたローラークラッチ機構を挿填し、ローラークラッチ機構の側面と収納室の垂直部の間に、プレス金型の挿入部を挿填してローラークラッチ機構をテーパー部の広域個所に移動させた後、プレス金型の挿入部を挿填方向とは反対方向に若干引き戻してローラークラッチ機構をテーパー部の狭域個所に移動させて、収納室のテーパー部の狭域個所にローラークラッチ機構の突出したローラーの一端面を圧着すると同時にローラークラッチ機構の突出したローラーの他端面をプレス金型の挿入部の側面に圧着することによって、プレス金型の挿入部を収納室の垂直部に押圧して、プレス金型の挿入部を収納室に着脱可能に保持するとともに、プレス金型の肩部に設けた落下防止機具をホールダーの端部に設けた溝または突起に嵌め込んでホールダーにプレス金型を保持し、さらに、リテナーであって、収納室のテーパー部の広域個所に接した個所に取出孔を設け、この取出孔に先細りした移動棒を挿入することによって、または、この取出孔に鍵を挿入して回転することによって、リテナーを収納室のテーパー部の広域個所側に移動させて、リテナーのローラークラッチ機構の突出するローラーの一端面による上型の挿入部の側面への圧着状態を開放して、リテナーとプレス金型の挿入部の間に間隙を発生させるとともに、プレス金型の肩部に設けた落下防止機具をホールダーの端部に設けた溝または突起より外して、プレス金型の挿入部を収納室より取出し、プレス金型をホールダーに着脱可能に保持することに特徴がある。
【0012】
また、本発明は、前述したホールダー内に設けた収納室に挿填するローラークラッチ機構として、リテナーに複数のローラーの両側面を突出させたものを使用することに特徴がある。
【0013】
さらに、本発明は、前述した収納室のテーパー部の広域個所の付近に取り付けたスプリングの一端を、ローラークラッチ機構のリテナーに付設したスプリング孔に挿入して、スプリングによってリテナーを押圧することによって、リテナーの突出したローラーの一端面を収納室のテーパー部の狭域個所に圧着すると同時にリテナーの突出したローラーの他端面をプレス金型の挿入部に圧着することに特徴がある。
【0014】
さらに、本発明は、前述した収納室のテーパー部の広域個所に接したローラークラッチ機構のリテナーに付設したスプリング孔の付近に取出孔を設け、この取出孔に移動棒を挿入することによってリテナーを、収納室のテーパー部の広域個所側に、移動させて、プレス金型の挿入部を取出せるようにすることに特徴がある

【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のプレス金型の支持機構の一例を金属板を折り曲げるプレス金型としての上型の着脱について説明すると、図2に示すように、プレス金型としては通常使用されている上型1と下型2よりなり、下型2の表面には金属板3を折り曲げるV字状の折曲溝4を形成するが、折曲溝4はV字状のものに限定されるわけではなく、従来よりプレス金型として使用されている下型2の折曲溝4の形状であればどのようなものでもよい。
【0016】
本発明のプレス金型の支持機構の特徴の一つは、上型1のホールダー5内に収納室6を設けるとともに、この収納室6内に図3(図5)に示すようなリテナー8よりなるローラークラッチ機構7を挿填する点にあって、この収納室6の一側面にテーパー部9を設け、このテーパー部9は、収納室6の奥部付近を広い部分、すなわち、広域個所10とし、収納室6の取出部付近を狭い部分、すなわち、狭域個所11とする。
【0017】
また、リテナー8は、図4に示すように、リテナー8に設けた円形溝18にローラー13を摺動可能に内蔵させるが、このローラー13は、円形溝18より抜け落ちずに、かつ、ローラー13の両側面を円形溝18より突出するように構成し、このリテナー8よりなるローラークラッチ機構7の一つ以上をホールダー5内にさせる。
【0018】
本発明のプレス金型の支持機構の他の特徴は、図3と図5に示すように、ホールダー5の端部に溝12または突起を設けるとともに、上型1の肩部に落下防止機具15を取り付けてホールダー5の溝12または突起に上型1の落下防止機具15に嵌め込んでホールダー5内に上型1を着脱可能に固定する点にあって、溝12または突起としては落下防止機具15を嵌め込める形状のものであればどのようなものでもよく、落下防止機具15としては先端が楔(「 」)状、フック状、ラチェット状、リング状、?マーク状等になっていればよく、その他、溝12または突起等に嵌め込める構造であればどのようなものでもよい。
【0019】
リテナー8よりなるローラークラッチ機構7を内蔵した収納室6内に、上型1の挿入部17を挿填することによって、ローラークラッチ機構7をテーパー部9の広域個所10に移動させた後、上型1の挿入部17をその挿填方向とは反対方向に若干引き戻すことによってローラークラッチ機構7をテーパー部9の狭域個所11に移動させる。
【0020】
そして、図5に示すように、ローラークラッチ機構7をテーパー部9の狭域個所11に移動させることによって、収納室6のテーパー部9の狭域個所11にローラークラッチ機構7の突出したローラー13の一端面を圧着すると同時にローラークラッチ機構7の突出したローラー13の他端面を上型1の挿入部17の側面に圧着させて、上型1の挿入部17を収納室6に押圧して、上型1の挿入部17を収納室6に着脱可能に保持した後、上型1の肩部に取り付けた落下防止機具15をホールダー5の端部の溝12または突起に嵌め込んでホールダー5内に上型1を着脱可能に支持する。
【0021】
また、図6に示すように、リテナー8の円形溝18にローラー13を摺動可能に挿填するとともに、ローラー13をリテナー8に付設したスプリング孔20に挿填したスプリング19によって押圧してローラークラッチ機構7の性能を高めてよく、さらに、リテナー8の端部であって、収納室6のテーパー部9の広域個所10の付近のスプリング孔20に押圧スプリング19を取り付け、この押圧スプリング19によってリテナー8をテーパー部9の狭域個所11側に常に押圧して移動させるように構成してもよい。
【0022】
収納室6に固定している上型1の挿入部17を取出すについては、収納室6のテーパー部9の狭域個所11と上型の挿入部17の側面に圧着されているリテナー8を、収納室6のテーパー部9の広域個所10に移動させて、リテナー8のローラークラッチ機構7の突出するローラー13の一端面による上型1の挿入部17の側面への圧着状態を開放して、リテナー8と上型1の挿入部17の間に間隙を発生させて、上型1の挿入部17を収納室6より取出せばよい。
【0023】
なお、上型1の挿入部17を収納室6より取出すために、リテナー8を収納室6のテーパー部9の広域個所10に移動する方法については、公知の方法で行なえばよいが、このリテナー8の移動を簡単にするためには、図7に示すように、リテナー8であって、収納室6のテーパー部9の広域個所10に接した個所に移動孔21を設けることによって、この移動孔21に先細りした移動棒22を挿入することによって、リテナー8を収納室6のテーパー部9の広域個所10側に移動させ、次いで上型1の肩部の落下防止機具15をホールダー5の端部の溝12より外して、上型1の挿入部17を簡単に取出せるようにしてもよい。
【0024】
前述した移動棒22の代わりに移動孔21に鍵(図示せず)を挿入して回転することによって、リテナー8を収納室6のテーパー部9の広域個所10側に移動させるとともに、開錠して、上型1の挿入部17を簡単に取出すようにしてもかまわない。
【0025】
リテナー8を収納室6のテーパー部9の広域個所10に移動させて、上型1の挿入部17の側面への圧着状態を開放すると、リテナー8と上型1の挿入部17の間に間隔が発生して、上型1の挿入部17が収納室6より抜け落ちることもあるので、前述したように上型1の肩部に取り付けた落下防止機具15をホールダー5の端部の溝12または突起に嵌め込んで上型1の挿入部17の抜け落ちを防止する。
【0026】
ホールダー5の収納室6の形状や大きさは、挿入する上型1の挿入部17やリテナー8の大きさや形状によって適宜決定するが、通常の場合、収納室6の大きさは、縦幅2〜5cm、横幅1〜20cmにするとよい。
【0027】
収納室6の一側面に設けるテーパー部9の傾斜角度は、リテナー8や上型1の挿入部17の大きさや形状によって適宜決定するが、通常の場合、は3〜12度にするとよく、また、図5に示すように、収納室6のテーパー部9は複数個設け、これに対応するリテナー8のローラー13も複数個設けてもよい。
【0028】
リテナー8の大きさは、ホールダー5の収納室6や挿入する上型1の挿入部17の大きさや形状によって適宜決定するが、通常の場合、リテナー8の縦幅は収納室6の縦幅と同じにし、リテナー8の横幅は収納室6の横幅より0.1〜1.0cm短くし、また、円形溝18の長さは0.5〜5cm、直径は0.1〜2cm、ローラー13の材質はSUG−2が望ましく、長さは1〜5cm、直径は0.1〜2cmとして、円形溝18に摺動可能に内蔵させるとともに、ローラー13は円形溝18より抜け落ちないようにし、このローラー13をスプリング19によって押圧してローラークラッチ機構7として構成する。
【0029】
前述したリテナーよりなるローラークラッチ機構は一つ設ければ、収納室6に挿入した上型1の挿入部17を固定できるが、上型1の挿入部17をより確実に安定して固定するためには、ローラークラッチ機構7の数は多いほどよく、通常の場合、4〜6個が望ましい。
【0030】
下型2の挿入部17をホールダー5に着脱可能に固定するについては、図8に示すように、下型2のホールダー5内に収納室6を設けるとともに、この収納室6内に、前述したようなローラークラッチ機構7を付設したリテナー8を挿填するとともに、この収納室6の一側面にテーパー部9を設け、このテーパー部9は、収納室6の奥部付近を広い部分、すなわち、広域個所10とし、収納室6の取出部付近を狭い部分、すなわち、狭域個所11とすればよく、その他の説明は上型1の挿入部17を着脱可能に保持する場合と同様であるので省略する。
【0031】
本発明の支持機構において着脱可能に保持するプレス金型としては、前述した折曲装置、油圧プレス、空圧プレス、機械作動プレス成型装置等のプレス金型(上型、下型)があるが、収納室の垂直部とローラークラッチ機構の側面との間に挿填できるプレス金型の挿入部であれば、どのようなものでも対象になる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によると、プレス金型に設けた落下防止機具の着脱と収納室内に挿填したリテナーよりなるローラークラッチ機構の移動によって、折曲装置(ベンダー)、油圧プレス、空圧プレス、機械作動プレス成型装置等の新旧プレス金型(上型、下型)の交換を、迅速、簡単に行なうことが可能になり、金属板等の加工作業の安全性と効率性を向上させるだけでなく、プレス金型の挿入部がホールダーの収納室より脱落することを確実に防止できるという優れた利点がある。
【0033】
また、本発明によると、プレス金型の挿入部内に従来のように***材とその取付穴やボルト、ネジ等を設けていないために、プレス金型で金属板等の加工に際してかかる押圧力を、***材とその取付穴やボルト、ネジ等で集中して受け止めることなく、プレス金型の挿入部の全体で受け止めることができ、プレス金型の挿入部としての物理的強度と耐久性を向上させることが可能になり、プレス金型の挿入部を亀裂、損傷等させることなく長期間、安定的してホールダー内に確りと保持することが可能であり、ひいては金属板等をシャープに、奇麗に加工でき、加工精度を向上させることができるといメリットがある。
【0034】
さらに、本発明によると、ホールダー内に設けた収納室に挿填するローラークラッチ機構として、リテナーに内蔵させたローラーをスプリング等の弾力材によって押圧させることによって、リテナーを収納室のテーパー部の狭域個所に常に押圧してプレス金型の挿入部をホールダーの収納室に安定して保持することができ、プレス金型の挿入部のホールダーの収納室よりの脱落を一段と確実に防止することが可能であり、かつ、プレス金型の挿入部をホールダーの収納室内に安定的して確固に保持することが可能であり、金属板等をよりシャープに、奇麗に加工でき、加工精度を一層向上させることができるといメリットがある。
【0035】
さらに、本発明は、前述したプレス金型の支持機構において、収納室のテーパー部の広域個所に接したローラークラッチ機構のリテナーに付設したスプリング孔の付近に取出孔を設け、この取出孔に移動棒を挿入することによってリテナーを、収納室のテーパー部の広域個所側に移動させて、プレス金型の挿入部をホールダー内に設けた収納室より簡単、容易に取出せるようにすることが可能になる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属板を折り曲げるためにパンチ状の上型と折曲溝を設けた平板状の下型によって構成された従来のプレス金型の支持機構の説明図である。
【図2】ホールダーに設けたストッパーを上型の挿入部の固定溝に嵌め込んで上型の挿入部を保持するとともに、上型の挿入部内に空けた挿入孔に安全バーを挿填させ、その安全バーの一端を上型の挿入部の側面から突き出して、ホールダーに設けた収納室の溝に挿入して、上型の脱落を防止する従来のプレス金型の支持機構の断面説明図である。
【図3】溝を設けたホールダーの収納室にリテナーよりなるローラークラッチ機構2個を挿填するとともに、上型に落下防止機具を取り付けた本発明のプレス金型の支持機構の断面説明図である。
【図4】リテナーにローラーを抜け落ちずに、かつ、ローラーの両側面を突出させるように挿填した状態を示す本発明のプレス金型の支持機構で使用するローラークラッチ機構の断面説明図である。
【図5】リテナーよりなるローラークラッチ機構2個を挿填したホールダーの収納室内に、上型の挿入部を挿填してホールダの溝に落下防止機具を嵌め込んで上型を保持する状態を示す本発明のプレス金型の支持機構の断面説明図である。
【図6】リテナーにローラーを摺動可能に挿填するとともに、ローラーをリテナーに付設したスプリングによって押圧するととも、リテナーの端部のスプリング孔に押圧スプリング取り付けた状態を示す本発明のプレス金型の支持機構に使用するローラークラッチ機構の説明図である。
【図7】リテナーに設けた移動孔に移動棒を挿入することによって、リテナーを収納室の狭域個所より広域個所側に移動させる状態を示す本発明のプレス金型の支持機構に使用するリテナーの移動機構の説明図である。
【符号の説明】
A ストッパー
B 固定溝
C 挿入孔
D 安全バー
E バネ
F 摺動穴
G 解除バー
1 上型
2 下型
3 金属板
4 折曲溝
5 ホールダー
6 収納室
7 ローラークラッチ機構
8 リテナー
9 テーパー部
10 広域個所
11 狭域個所
12 溝
13 ローラー
14 取付溝
15 落下防止機具
16 垂直部
17 挿入部
18 レバー
19 スプリング
20 スプリング孔
21 取出孔
22 移動棒
23 垂直部

Claims (3)

  1. 端部に溝または突起を有するホールダー内に設けたプレス金型の挿入部の収納室の一側面にテーパー部を形成し、収納室の反対側面に垂直部を形成し、収納室のテーパー部側に、リテナーにローラーの両側面を突出させて内蔵させたローラークラッチ機構を挿填し、ローラークラッチ機構の側面と収納室の垂直部の間に、プレス金型の挿入部を挿填してローラークラッチ機構をテーパー部の広域個所に移動させた後、プレス金型の挿入部を挿填方向とは反対方向に若干引き戻してローラークラッチ機構をテーパー部の狭域個所に移動させて、収納室のテーパー部の狭域個所にローラークラッチ機構の突出したローラーの一端面を圧着すると同時にローラークラッチ機構の突出したローラーの他端面をプレス金型の挿入部の側面に圧着することによって、プレス金型の挿入部を収納室の垂直部に押圧して、プレス金型の挿入部を収納室に保持するとともに、プレス金型の肩部に設けた落下防止機具をホールダーの端部に設けた溝または突起に嵌め込んでホールダーにプレス金型を保持し、さらに、リテナーであって、収納室のテーパー部の広域個所に接した個所に取出孔を設け、この取出孔に先細りした移動棒を挿入することによって、または、この取出孔に鍵を挿入して回転することによって、リテナーを収納室のテーパー部の広域個所側に移動させて、リテナーのローラークラッチ機構の突出するローラーの一端面による上型の挿入部の側面への圧着状態を開放して、リテナーとプレス金型の挿入部の間に間隙を発生させるとともに、プレス金型の肩部に設けた落下防止機具をホールダーの端部に設けた溝または突起より外して、プレス金型の挿入部を収納室より取出し、ホールダーに着脱可能に保持するプレス金型の支持機構。
  2. ホールダー内に設けた収納室に挿填するローラークラッチ機構として、リテナーに内蔵させたローラーをスプリング等の弾力材によって押圧させたものを使用する請求項1記載のプレス金型の支持機構。
  3. 収納室のテーパー部の広域個所の付近に取り付けたスプリングの一端を、ローラークラッチ機構のリテナーに付設したスプリング孔に挿入して、スプリングによってリテナーを押圧することによって、リテナーの突出したローラーの一端面を収納室のテーパー部の狭域個所に圧着すると同時にリテナーの突出したローラーの他端面をプレス金型の挿入部に圧着する請求項1または請求項2記載のプレス金型の支持機構。
JP2001400648A 2001-12-28 2001-12-28 プレス金型の支持機構 Expired - Fee Related JP3948605B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001400648A JP3948605B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 プレス金型の支持機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001400648A JP3948605B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 プレス金型の支持機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003200219A JP2003200219A (ja) 2003-07-15
JP3948605B2 true JP3948605B2 (ja) 2007-07-25

Family

ID=27639923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001400648A Expired - Fee Related JP3948605B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 プレス金型の支持機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3948605B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7308817B2 (en) * 2005-02-08 2007-12-18 Wilson Tool International Inc. Push plate tool holder for press brakes
US7721586B2 (en) * 2005-02-08 2010-05-25 Wilson Tool International Inc. Press brake tool seating technology
US7596983B2 (en) 2005-07-11 2009-10-06 Wilson Tool International Inc. Press brake clamp incorporating tool-seating mechanism

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003200219A (ja) 2003-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0779116A1 (en) A quick clamping device for at least one tool of a machine tool
US9403264B2 (en) Replaceable die for pliers, pliers having such a die, and storage fixture
CN101204275B (zh) 滚珠滑轨
JP2000051967A (ja) パンチホルダ装置
CN1325809C (zh) 弹力爪式连接装置
US8635759B2 (en) Method and machine for clamping plates on fabric and leather pieces
KR101135348B1 (ko) 다우얼핀 제거장치
US7793530B2 (en) Durable enlarged forming tool technology
JP2008142772A (ja) せん断総抜型
US2700910A (en) Pivoted jaw spring nut remover
US20200080606A1 (en) Stator pad assembly
JP3948605B2 (ja) プレス金型の支持機構
JP4750953B2 (ja) 上型ホルダ装置
JP2004500242A (ja) パンチガイド組立体
US20040103710A1 (en) Comb system for tool spacers
EP3011641B1 (en) Pin extractor
KR101216488B1 (ko) 캠 장치
EP2744048A1 (en) Self-ejectable port fixing device
CN210131973U (zh) 一种用于制作弯管的模具
US20170087736A1 (en) Hydraulic Punch Machine, and Punch Carrier for a Punch Machine
KR19980042597A (ko) 프레스브레이크의 상형장착장치
JP2792823B2 (ja) 部品供給方法および装置
CN214813951U (zh) 一种片状五金冲压加工设备的设计平台
JP5897669B1 (ja) ナット脱落防止キャップ着脱先端具及びナット脱落防止キャップ着脱具
JP2003181570A (ja) プレス金型の保持機構

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20041224

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110427

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120427

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140427

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees