JP3944578B2 - 光ファイバセンサを用いたひずみとaeの計測装置 - Google Patents

光ファイバセンサを用いたひずみとaeの計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3944578B2
JP3944578B2 JP2003172321A JP2003172321A JP3944578B2 JP 3944578 B2 JP3944578 B2 JP 3944578B2 JP 2003172321 A JP2003172321 A JP 2003172321A JP 2003172321 A JP2003172321 A JP 2003172321A JP 3944578 B2 JP3944578 B2 JP 3944578B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strain
filter
reflected light
change
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003172321A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005009937A (ja
Inventor
浩 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority to JP2003172321A priority Critical patent/JP3944578B2/ja
Priority to PCT/JP2004/008315 priority patent/WO2004113830A1/ja
Publication of JP2005009937A publication Critical patent/JP2005009937A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3944578B2 publication Critical patent/JP3944578B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L1/00Measuring force or stress, in general
    • G01L1/24Measuring force or stress, in general by measuring variations of optical properties of material when it is stressed, e.g. by photoelastic stress analysis using infrared, visible light, ultraviolet
    • G01L1/242Measuring force or stress, in general by measuring variations of optical properties of material when it is stressed, e.g. by photoelastic stress analysis using infrared, visible light, ultraviolet the material being an optical fibre
    • G01L1/246Measuring force or stress, in general by measuring variations of optical properties of material when it is stressed, e.g. by photoelastic stress analysis using infrared, visible light, ultraviolet the material being an optical fibre using integrated gratings, e.g. Bragg gratings
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/16Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring the deformation in a solid, e.g. optical strain gauge
    • G01B11/165Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring the deformation in a solid, e.g. optical strain gauge by means of a grating deformed by the object
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/16Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring the deformation in a solid, e.g. optical strain gauge
    • G01B11/18Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring the deformation in a solid, e.g. optical strain gauge using photoelastic elements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Optical Transform (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はファイバ・ブラッグ・グレーティング(以下「FBG」という。)センサを用いてひずみ変化を検出するとともに、材料・構造体の微視損傷発生にともなう弾性波放出(アコースティック・エミッション。以下、「AE」という。)を検出するものである。
【0002】
そしてこの発明は、圧電素子を用いて弾性波を発生させ構造体の健全性評価を行う際に、さらには衝撃負荷による高速なひずみ変化を検出する際に適用することができる。
【0003】
即ち、本発明は、材料や構造体の負荷、および損傷状態を調べるためのひずみと微視破壊発生にともなうAEを一つのFBGセンサで同時に計測する際に適用することができる。本発明は、自動車、航空機、橋梁、建築物などの健全性評価への利用が期待されるものである。
【0004】
【従来の技術】
従来、AEの検出には圧電素子を用いて、衝撃負荷の検出にはひずみゲージを用いて計測される技術が用いられている。
【0005】
又、FBGセンサからの反射波をFBGセンサのブラッグ波長とほぼ等しいブラッグ波長を有するFBGに通して、その透過光からAEを検出する手法が米国で提案されている(非特許文献1参照)。
【0006】
さらに、FBGセンサのブラッグ波長変化に関しては従来、FBGセンサからの反射波波長を光スペクトルアナライザーにより計測してひずみを測定している。
【0007】
【非特許文献1】
I. Perez, H.-L. Cui and E. Udd, 2001 SPIE, Vol. 4328, p.209-215
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のAEの検出に圧電素子を用いる技術は、計測パラメータが直接電気信号に変換されて計測するため、電磁波障害の影響を受ける欠点があった。
【0009】
又、FBGセンサは計測パラメータを光信号に変換するため電磁波障害を受けないが、検出された波形はかならずしもAEの原波形を再現することができず、波形にひずみが現れる場合がある。
【0010】
さらに、FBGセンサのブラッグ波長変化を光スペクトルアナライザーを用いて計測する技術は、光スペクトルアナライザーのサンプリング速度は通常、毎秒1サンプリング程度であるこのため衝撃荷重による高速なひずみ変化やAEのような数百kHzの周波数特性を持つ微小なひずみ変化を追随して検出することはできない。このため高速のひずみ変化を追随して検出することはできないという問題がある。
【0011】
本発明は、このような従来の問題点を解決することを目的とするものであり、次のような特徴を備えた光ファイバひずみセンサを実現することを課題とする。
(1)AEや衝撃負荷による高速なひずみ変化をFBGセンサで検出する際に正確にひずみ変化を検出することができる
(2)フィルタの反射特性を変えることにより、FBGセンサ一本で微小なひずみ変化であるAEから大きなひずみ変化が生じる衝撃負荷までの幅広いひずみ変化を検出することができる。
(3)FBGセンサは計測パラメータを光信号に変換するため電磁波障害を受けない。
(4)一個のFBGセンサでひずみとAEの両方を計測するもので、材料・構造物健全性評価の際に重要なひずみ、AE計測においてセンサ数を少なくする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、FBGを書き込んだ光ファイバから成り被検体に取り付けられるFBGセンサと、該FBGセンサに広帯域波長光を入射するための広帯域光源と、上記FBGセンサから伝送される反射光を分岐するカップラーと、該カップラーで分岐された反射光をそれぞれ反射又は透過させるひずみ計測用のフィルタ及びAE検出用のフィルタと、を備えて成る光ファイバセンサを用いたひずみとAEの計測装置であって、上記ひずみ計測用のフィルタ及びAE検出用のフィルタは、二種類の波長のそれぞれに対応して互いに透過率が異なり、上記ひずみ計測用のフィルタ及びAE検出用のフィルタの透過光又は反射光は、ブラッグ波長の変化により強度が変化し、これらを光電変換器で電気信号に変換してひずみ変化とAEを同時に検出することを特徴とする光ファイバひずみとAEの計測装置を提供する。
【0013】
上記光電変換器で電気信号に変換して得られたひずみ変化に係る情報に基づいて、上記AE検出用のAE検出用のフィルタの透過率が変化する波長帯を制御し、上記AE検出用のフィルタの透過光強度、反射光強度、又は透過光強度と反射光強度の差からAEを計測することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明に係る光ファイバセンサを用いたひずみとAE計測装置の実施の形態を実施例に基づいて図面を参照して以下説明する。
【0015】
(FBGの動作原理)
本発明の説明に入る前に、本発明の基本となっているFBGの原理を図1において説明する。広帯域光源からの光を光サーキュレータの端子▲1▼から、端子▲2▼につながれたFBGセンサ(FBGを書き込んだ光ファイバ)に入射する。
【0016】
FBGセンサからは、屈折率nと屈折率変化の間隔Λの積の二倍で与えられるλBを中心波長(本明細書ではこれを「ブラッグ波長」と呼ぶ。)とする狭帯域の光成分が反射され、それ以外の光成分はFBGセンサを透過する。光サーキュレータは図に示すように端子▲2▼につながれたFBGセンサからの反射光を端子▲3▼へ送る。
【0017】
図2は、ブラッグ波長とFBGセンサの受けたひずみとの関係を示す図である。FBGセンサがひずみを受けたとき、屈折率変化を設けた間隔と屈折率が変化する。今、FBGセンサがファイバ軸方向にεのひずみを受けたとき、ブラッグ波長λBの変化ΔλBは、一定温度条件下で、次の数1で与えられることが知られている。
【0018】
【数1】
Figure 0003944578
【0019】
ここでpeは光弾性定数(=0.213)であり、εはFBGが受ける光ファイバ軸方向ひずみである。従って、FBGセンサが引っ張りひずみを受けたとき、ブラッグ波長は長波長側へ、圧縮ひずみをうけたときは短波長側へ移動する。例えば、ブラッグ波長1550nmのFBGセンサが1×10-6のひずみ変化を受けたとき、1.2pmだけブラッグ波長が変化(シフト)する。要するに、FBGセンサからの反射波の中心波長はFBGが受けるひずみ変化に比例して変動する。
【0020】
(本発明の特徴)
【0021】
本発明の特徴を以下説明する。本発明では、高速にブラッグ波長の変化を計測するために、波長に伴い透過率の異なるフィルタにFBGセンサからの反射光を通し、ブラッグ波長の変化を光強度の変化に変換する。
【0022】
そして、FBGセンサからの反射光を光サーキュレータを介して1×2カップラーにより、二つのファイバに伝送分岐し、それぞれ二種類の波長にともない透過率の異なるひずみ計測用フィルタとAE検出用のフィルタに通す。両方のフィルタの透過光及び反射光はブラッグ波長の変化により強度が変化する。これらを光電変換器で検出することにより、ひずみ変化とAEを同時に検出することができる。
【0023】
ひずみ計測用フィルタはAE検出用フィルタと比較すると広い波長範囲で透過率が変化する特性を有するものとする。ひずみなしでのブラッグ波長が1550nmのFBGセンサでは1×10-6ひずみ当たり1.2pmの波長シフトが生じることから、被検査対象物が最大±1%のひずみを受けることが想定される場合、ひずみにより±12nmのブラッグ波長変化が生じることになる。そのため1538〜1562nmの波長範囲で透過率が変動するフィルタによりひずみ変化が測定できる。
【0024】
FBGをAE検出用フィルタとして用いて、この計測システムからAEを検出する構成は、本発明者が、すでに特願2002−340197において提案している。AE検出のためにはFBGセンサからの反射波長帯域がAE検出用フィルタの透過率変化波長帯域中にあることが必要である。
【0025】
AE検出用フィルタの透過率変化は0.4 nm以内程度の非常に狭い波長域に限られることから、大きなひずみ変化が生じた場合においてはセンサからの反射光のブラッグ波長が大きく変動して、AE検出用フィルタの透過率変化波長範囲から外れることがある。このためAE検出用フィルタはその透過率変化波長帯が被検査物が受けるひずみに応じて変化するチューナブルフィルタであることが好ましい。
【0026】
ひずみ計測用フィルタの透過光、および反射光を光電変換器により電気信号に変換して、ひずみを計測する。このひずみ情報に基づいて、AE検出用のチューナブルフィルタの動作波長域(透過率が変化する波長帯)を制御する。 そしてチューナブルフィルタの透過光、または反射光強度、または透過光強度と反射光強度の差からAEを計測することができる。
【0027】
このシステムによりひずみ計測用フィルタを通した信号からひずみが計測され、AE検出用フィルタを通した信号からAEが計測される。以下、さらに図面を利用して本発明の実施例1〜3を説明をする。
【0028】
(実施例1)
図3は、本発明に係る光ファイバセンサを用いたひずみとAEの計測装置を説明する図である。この図3において、広帯域光源からの光を光サーキュレータを介して、FBGセンサに入射する。FBGセンサは被測定物に固定されている。
【0029】
FBGセンサからの反射光は光サーキュレータを介して、1×2カップラーに通される。1×2カップラーはFBGセンサからの反射光を2本の光ファイバに分岐する。一本の光ファイバはひずみ計測用のフィルタへ、もう一本はAE検出用のチューナブルフィルタへつながっている。
【0030】
それぞれのフィルタの透過光、および反射光は光電変換器につながれ、それぞれの光強度は電気信号に変換される。フィルタの反射光はフィルタの前段に光サーキュレータをつけることにより取り出すことが出来る。ひずみ計測用フィルタの透過光強度と反射光強度からひずみを計測することができる。
【0031】
光電変換器Sstはチューナブルフィルタ制御部に接続されている。チューナブルフィルタ制御部ではひずみ変化により移動したブラッグ波長を評価し、チューナブルフィルタの動作波長域(透過率が変化する波長域)制御のための信号をチューナブルフィルタへ送る。
【0032】
図4は、ひずみ計測用フィルタを用いたひずみ計測原理を示す図である、図4において、FBGセンサがひずみを受けるとブラッグ波長が変化する。透過率が波長にともない変化するフィルタにFBGセンサからの反射光を通して得られる透過光、および反射光強度はブラッグ波長の位置により変化する。
【0033】
例えば、図4の上の図に示すように、長波長になるに従い透過率が減少するフィルタにFBGセンサからの反射光を通した場合、FBGセンサが圧縮ひずみを受けた場合(ブラッグ波長が短波長側へシフト)、フィルタの透過光強度は増加する。
【0034】
また、図4の下の図に示すように、引張ひずみを受けた場合(ブラッグ波長が長波長側へシフト)、フィルタの透過光強度は低下することになる。この透過光強度変化を光電変換器により電気信号に変換することにより、電気信号強度としてブラッグ波長変化を評価することができる。
【0035】
また反射光強度に関しては反射率=1−透過率の関係から同じ原理によりブラッグ波長変化にともない信号強度が変化する。つまりフィルタの透過光強度と反射光強度はひずみにより変化することになる。しかし光電変換器が受光する強度は光ファイバコネクタの接続のたびに変化する。これはコネクタ接続部のアライメントのずれから引き起こされる。このため透過光、または反射光強度単独ではひずみを定量評価することはできない。透過光強度と反射光強度の差を両強度の和で割った値からひずみを定量評価することができる。
【0036】
図5の上の図は、FBGセンサによるAEの検出原理を説明する図である。AEによるひずみ変化は微小なのでFBGセンサによりAEを検出するためにはひずみ計測と比較して透過率が変化している波長域が狭いフィルタが必要である。FBGセンサからの反射光のブラッグ波長はAEにより微小ではあるが変化を受ける。
【0037】
このブラッグ波長変化を狭帯域の透過率変化をもつフィルタに通すことにより強度変化に変換させる。例えば図5に示すようにAEがない場合にFBGセンサからはブラッグ波長λsの反射光が戻ってきて、AE検出用フィルタの透過率変化の中心波長をλFとする。FBGセンサがAEによるひずみ変化を受けることによりブラッグ波長は変化する。ブラッグ波長は圧縮、および引張ひずみではそれぞれλs 、 およびλs ’’に変化する。
【0038】
フィルタの透過光強度はAEによるひずみ変化により斜線で表される面積に比例して変化する。そのためAEによるひずみ変化によりフィルタの透過光強度を電気信号に変換する光電変換器の出力は図5の下図のようになる。反射光強度に関しても、反射率=1−透過率の関係から同様にAEを検出したとき反射光強度は変化する。また透過光と反射光信号強度の両者の差も同じ原理でAEにより変化する。
【0039】
AEを検出するためのフィルタとして誘電体多層膜フィルタ、FBGがある。またこの図の例ではAE検出用フィルタにバンドパスフィルタを挙げたが、ローパス、ハイパスフィルタを用いても良い。
【0040】
図6は、ひずみ変化にともなうチューナブルフィルタ動作波長帯の移動を示す図である。AEを検出するためのフィルタは透過率が変化している波長域が0.4nm程度である。
【0041】
このため大きなひずみ変化を受け、ブラッグ波長が数nm移動したときはAE検出用のフィルタの透過率が変化している波長域からFBGセンサの反射光の波長域は外れてしまうことになる。このためAE計測のためにはひずみ計測用のフィルタにより計測されたひずみ変化に応じてAE計測用のフィルタの動作波長域を変化させる必要がある。
【0042】
チューナブルフィルタは外部からの制御信号により、動作波長域を変化させることができる。AE計測用のフィルタとしてチューナブルフィルタとすることにより、FBGセンサが受けるひずみに応じてAE計測用のフィルタの動作波長域を制御する。このときチューナブルフィルタの動作波長域の制御にひずみ計測用のフィルタの透過光強度と反射光強度の差を両強度の和で割った値から評価されるひずみ情報を用いる。
【0043】
(実施例2)
図7は、本発明の実施例2を示し、複数のFBGセンサによる同時多点ひずみ、AE計測可能とする構成である。ブラッグ波長の異なるFBGセンサを直列に配列することにより多点で同時にひずみとAEを計測する装置を示す。FBGセンサ列からの反射光は光分波器によりそれぞれのFBGセンサからの信号に分離されて出力される。なお、図7においては図面の簡略化のためにフィルタ前段の光サーキュレータとフィルタの反射光の取り出しは図示しない。
【0044】
図8は、本発明の実施例3を示し、複数のFBGセンサによる特定箇所のひずみ、AE計測可能とする構成を示す。ブラッグ波長の異なるFBGセンサを直列に配列し、特定のFBGセンサが貼り付けられている箇所のひずみとAEを計測する装置を示す。
【0045】
光サーキュレータからのFBGセンサ列からの反射光をチューナブルフィルタを通して、所望するFBGセンサからの反射光成分のみを取り出す。また、ひずみ計測用のフィルタの動作波長帯もそれに連動させて変化させる。なお、図8においては、図面の簡略化のためにフィルタ前段の光サーキュレータとフィルタの反射光の取り出しは削除して表現している。
【0046】
以上、実施例により本発明に係る光ファイバセンサを用いたひずみとAE計測装置の実施の形態を実施例に基づいて説明したが、このような実施例に限定されることなく、特許請求の範囲記載の技術的事項の範囲内でいろいろ実施例があることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】
以上の構成から成る光ファイバセンサを用いたひずみとAE計測装置によると、FBGセンサを用いてひずみとAEの両方を同時に一個のセンサで計測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 FBGの原理図を説明する図である。
【図2】ブラッグ波長とひずみとの関係を説明する図である。
【図3】本発明の実施例1を説明する図である。
【図4】実施例1の作用を説明する図である。
【図5】実施例1の作用を説明する図である。
【図6】実施例1の作用を説明する図である。
【図7】本発明の実施例2を説明する図である。
【図8】本発明の実施例3を説明する図である。

Claims (2)

  1. FBGを書き込んだ光ファイバから成り被検体に取り付けられるFBGセンサと、該FBGセンサに広帯域波長光を入射するための広帯域光源と、上記FBGセンサから伝送される反射光を分岐するカップラーと、該カップラーで分岐された反射光をそれぞれ反射又は透過させるひずみ計測用のフィルタ及びAE検出用のフィルタと、を備えて成る光ファイバセンサを用いたひずみとAEの計測装置であって、
    上記ひずみ計測用のフィルタ及びAE検出用のフィルタは、二種類の波長のそれぞれに対応して互いに透過率が異なり、
    上記ひずみ計測用のフィルタ及びAE検出用のフィルタの透過光又は反射光は、ブラッグ波長の変化により強度が変化し、これらを光電変換器で電気信号に変換してひずみ変化とAEを同時に検出することを特徴とする光ファイバひずみとAEの計測装置。
  2. 上記光電変換器で電気信号に変換して得られたひずみ変化に係る情報に基づいて、上記AE検出用のAE検出用のフィルタの透過率が変化する波長帯を制御し、上記AE検出用のフィルタの透過光強度、反射光強度、又は透過光強度と反射光強度の差からAEを計測することができることを特徴とする請求項1記載の光ファイバセンサを用いたひずみとAEの計測装置。
JP2003172321A 2003-06-17 2003-06-17 光ファイバセンサを用いたひずみとaeの計測装置 Expired - Lifetime JP3944578B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003172321A JP3944578B2 (ja) 2003-06-17 2003-06-17 光ファイバセンサを用いたひずみとaeの計測装置
PCT/JP2004/008315 WO2004113830A1 (ja) 2003-06-17 2004-06-14 光ファイバセンサを用いたひずみとaeの計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003172321A JP3944578B2 (ja) 2003-06-17 2003-06-17 光ファイバセンサを用いたひずみとaeの計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005009937A JP2005009937A (ja) 2005-01-13
JP3944578B2 true JP3944578B2 (ja) 2007-07-11

Family

ID=33534672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003172321A Expired - Lifetime JP3944578B2 (ja) 2003-06-17 2003-06-17 光ファイバセンサを用いたひずみとaeの計測装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3944578B2 (ja)
WO (1) WO2004113830A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015021814A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 株式会社Ihi検査計測 衝撃検知方法及び検知装置

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5030081B2 (ja) 2006-08-18 2012-09-19 独立行政法人産業技術総合研究所 Ae・超音波検出システム、及びそれを備えた材料監視装置並びに非破壊検査装置
JP2008139170A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Fuji Heavy Ind Ltd 衝撃探知システム
JP5008182B2 (ja) * 2006-12-01 2012-08-22 富士重工業株式会社 衝撃探知システム
JP2009279343A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Toshiba Corp カテーテル装置およびカテーテル
JP5586009B2 (ja) * 2010-01-22 2014-09-10 独立行政法人産業技術総合研究所 振動検出システム、該システムを用いた装置及び振動検出方法
JP5586011B2 (ja) * 2010-03-18 2014-09-10 独立行政法人産業技術総合研究所 Fbg振動検出システム、該システムを用いた装置及び振動検出方法
CN102175170B (zh) * 2011-03-23 2012-10-24 东南大学 一种基于光纤长啁啾光栅频域反射技术的用于土木结构裂纹的检测方法及传感器
CN102830176A (zh) * 2011-06-17 2012-12-19 中国特种设备检测研究院 基于非本征型光纤声发射的局部损伤监测***及其方法
ITRM20110401A1 (it) * 2011-07-27 2013-01-28 Ace S R L Dispositivo e metodo per la misurazione ottica dell'aderenza di uno pneumatico e pneumatico idoneo per detta misurazione
CN102419348B (zh) * 2011-08-19 2013-05-08 北京航空航天大学 一种基于光纤布拉格光栅的声发射信号功率型无损检测方法
CN102323527B (zh) * 2011-09-09 2013-06-05 北京航空航天大学 基于光纤布拉格光栅的电力变压器局部放电检测***及检测方法
JP5858397B2 (ja) * 2011-09-12 2016-02-10 株式会社Ihi検査計測 Fbgセンサの計測方法及び計測装置
CN103048389B (zh) * 2011-10-13 2015-03-18 中国科学院合肥物质科学研究院 双探头补偿式光纤声发射传感器
JP6214575B2 (ja) * 2012-03-16 2017-10-18 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 関連する物体の位置及び/又は形状測定用の光学的感知システム、方法、及び光学ユニット
CN102680581B (zh) * 2012-06-07 2014-08-20 北京航空航天大学 一种自带温度补偿的匹配型光纤光栅声发射传感方法
CN103472378B (zh) * 2013-09-24 2016-02-24 国家电网公司 一种全光纤电力变压器局部放电检测***及其检测方法
CN104267101B (zh) * 2014-10-23 2016-12-07 吉林大学 光纤声学***
CN104360254A (zh) * 2014-12-10 2015-02-18 广东电网有限责任公司电力科学研究院 用于电网电气设备局部放电检测的光纤布喇格光栅超声波检测***和检测方法
JP6560952B2 (ja) * 2015-10-14 2019-08-14 ミネベアミツミ株式会社 検出装置、インテロゲータ、及びひずみ検出システム
CN105371815A (zh) * 2015-10-28 2016-03-02 衡阳市规划设计院 一种便携式岩石侧向变形测量装置
CN105466861B (zh) * 2015-12-24 2018-08-24 天津大学 集光纤和声发射传感为一体的结构健康检测***及方法
JP6656914B2 (ja) * 2015-12-24 2020-03-04 ミネベアミツミ株式会社 検出装置、インテロゲータ、及びひずみ検出システム
WO2017159211A1 (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 株式会社日立製作所 パワー半導体モジュールおよび電力変換装置
CN108508097B (zh) * 2017-02-28 2021-03-02 香港理工大学 一种基于光纤超声导波技术的铁轨裂纹监测***
GB2579991B (en) 2017-09-19 2023-03-08 Analog Devices Inc Fiber bragg grating interrogation and sensing system and methods
JP7131967B2 (ja) * 2018-05-30 2022-09-06 株式会社Subaru 光検査システム、光検査方法及び航空機構造体
CN110986822A (zh) * 2019-12-18 2020-04-10 武汉理工大学 基于光纤传感的桥梁线形检测***及其检测方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5319435A (en) * 1991-09-04 1994-06-07 Melle Serge M Method and apparatus for measuring the wavelength of spectrally narrow optical signals
US5680489A (en) * 1996-06-28 1997-10-21 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Optical sensor system utilizing bragg grating sensors
US6256090B1 (en) * 1997-07-31 2001-07-03 University Of Maryland Method and apparatus for determining the shape of a flexible body

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015021814A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 株式会社Ihi検査計測 衝撃検知方法及び検知装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2004113830A1 (ja) 2004-12-29
JP2005009937A (ja) 2005-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3944578B2 (ja) 光ファイバセンサを用いたひずみとaeの計測装置
US8909040B1 (en) Method and apparatus of multiplexing and acquiring data from multiple optical fibers using a single data channel of an optical frequency-domain reflectometry (OFDR) system
US9146095B2 (en) FBG vibration detection system, apparatus and vibration detection method using the system
JP5030081B2 (ja) Ae・超音波検出システム、及びそれを備えた材料監視装置並びに非破壊検査装置
EP1422494B1 (en) Rapid fiber Bragg grating ( FBG ) strain sensor with reflecting/transmitting filter for acoustic emission detection
JP6159095B2 (ja) 変位計測装置及び変位計測方法
AU2010308572C1 (en) Stimulated brillouin system with multiple FBG's
JP5196483B2 (ja) 振動又は弾性波検出装置
CN106680535B (zh) 基于光纤布喇格光栅反射谱特性实现激光拍频的差动型光学加速度计
CN104848980B (zh) 基于光纤传感的桥梁拉索索力在线检测方法与***
CN106338308A (zh) 一种基于超短光纤光栅阵列的分布式多参数传感***
KR20110032514A (ko) 다중 필터 창 fp 필터를 이용한 fbg 센서의 다중 파장 고속 복조화 장치
CN202547766U (zh) 光纤布拉格光栅振动传感测量***
CN102661755A (zh) 基于光纤布拉格光栅的可扩展分布式传感***
CN103308144A (zh) 光纤布拉格光栅振动传感测量***及使用方法
TR201809273T4 (tr) Fiber Bragg ızgara sorgulayıcı düzeneği ve buna yönelik yöntem.
JP2005326326A (ja) 光ファイバセンサを用いたひずみ計測、および超音波・ae検出装置
CN114111909A (zh) 一种基于衍射光栅的光纤布拉格光栅温度、应力双参数一体式传感及解调***
JP3740500B2 (ja) Ofdr方式の多点歪計測装置
JP2004233070A (ja) Fbgセンシングシステム
CN104508446A (zh) 用于补偿光纤光学测量装置的方法和光纤光学测量装置
CN1904658A (zh) 光纤布拉格光栅传感器的相干复用方法及其设备
CN102313559A (zh) 一种内置标准量源的闭环多功能光纤光栅传感装置及方法
JP3790815B2 (ja) 光ファイバセンサを用いた材料の損傷評価方法及び装置
JP2003270041A (ja) 高速波長検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3944578

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term