JP3939732B2 - 乾燥洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、ドラム式乾燥洗濯機、全自動洗濯機等あらゆるタイプの洗濯機に関する。
従来より、乾燥洗濯機としては、ドラム式洗濯機がある。図14および図15に、従来のドラム式乾燥洗濯機の概略断面図を示す。図14および図15に示すように、前記ドラム式乾燥洗濯機は、外箱1と、この外箱1内に配置された水槽4と、この水槽4内に配置され、洗濯物を収容する回転ドラム5と、透明な非屈曲性の外部ドア3と、この外部ドア3を自動で開閉するドア自動開閉機構10と、洗濯物を乾燥させるための乾燥ユニット24とを備えている。
前記外箱1の前面には外箱開口部1aが形成されている。この外箱開口部1aを通して洗濯物の出し入れが行われる。前記外箱開口部1aは、前記のように外箱1に対して上下方向にスライド可能な外部ドア3によって開閉される。尚、前記外部ドア3はスライド可能なもの以外にも、ヒンジ機構などで前記開口部1aの縁に回動可能に取り付けられたものも知られている。また、前記外箱1の前面上部には、操作キーや表示部を有する前記操作パネル11が設けられている。この操作パネル11の裏側(水槽4側)には、ドラム式乾燥洗濯機の動作を制御する制御部2が設けられており、操作パネル11への入力により洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程が連続してまたは各工程単独で行われる。また、前記外箱1は、弾性支持手段の一例としてのサスペンション8によって水槽4を弾性支持する。
前記水槽4は、外箱開口部1aに対向して開口する水槽開口部4aを備えた有底筒形状を有し、その後方側(水槽4の底側)が低い位置となるように傾斜して横向き配置されている。前記水槽開口部4aと外箱開口部1aとは互いに離隔して対向している。また、前記水槽には透明な蓋体6がヒンジ機構にて取り付けられており、水槽開口部4aを開閉自在としている。また、前記蓋体6には、水槽開口部4aを閉じたとき、回転ドラム5の内部に向かって突出した状態になる凸部6aが形成されている。水槽開口部4aの内周面部にはシール部材41が配されており、蓋体6にて水槽開口部4aを閉じた際に、前記シール部材41と凸部6aとが密着して水槽開口部4aを水密に維持する。
前記回転ドラム5は、前記水槽開口部4aに対向して開口するドラム開口部5cを備えた有底円筒形状を有し、その後方側(回転ドラム5の底側)が低い位置となるように傾斜して横向き配置されている。前記回転ドラム5は、その背面側に軸部5eを介してモータ9が連結されており、前記制御部2の制御にしたがって回転ドラム5を回転駆動する。また、前記回転ドラム5の周壁全域には複数の小孔5aが形成されている。この小孔5aは、水槽4と回転ドラム5との間の空間と、回転ドラム5内の空間との間で洗濯水(水道水や風呂水などの水、または、洗剤などを含む水)や空気を流通させる。前記回転ドラム5の内壁面には、半径方向内側に向かって突出するバッフル5bが設けられている。このバッフル5bは、周方向に例えば120°間隔で3ヶ所に設けられ、回転ドラム5の回転に伴って、洗濯物の持上げと落下とを繰り返す。また、前記回転ドラム5の開口部5cを外側から取り囲む流体バランサ5dは、回転ドラム5の回転時に、洗濯物および洗濯水の偏りにより生じるアンバランスを、流体バランサ5dの内部における封入流体の移動によって低減させる。
前記乾燥ユニット24は送風機31と加熱部32とを有し、前記水槽4の上部に設けられている。前記乾燥ユニット24における送風機31と加熱部32の位置は、ドラム式乾燥洗濯機の前後方向でいうと、送風機31が後側で、加熱部32が前側となっている。前記送風機31は、ケーシング33の内部に送風羽根34を備え、この送風羽根34を回転駆動するファンモータ35をケーシング33の外部に設けてなるものである。前記ファンモータ35は送風羽根34に直結され、ダイレクトドライブ構造によって送風羽根34を回転駆動する。一方、前記加熱部32はヒータケース26の内部にヒータ36を備え、このヒータケース26の入口部が送風機31のケーシング33の出口部と連通している。
また、前記水槽4の底部には、図示しない排水弁モータによって開閉される排水弁20が設置されている。この排水弁20の開放により水槽4内の水がフレキシブルな排水ホース19を通して外部に排水される。
また、前記外箱1内において、水槽4の前側には送風ダクト38が配置されている。この送風ダクト38は、一方の端部が加熱部32のヒータケース26の出口部に連通しており、他方の端部は吹出し口38aとなって開口部4aの周縁部において水槽4内および回転ドラム5の開口部5c内に対しても連通している。すなわち、前記送風ダクト38および吹出し口38aは、開口部5cを通じて回転ドラム5の内部に向けて加熱された空気を送風する手段としての役割を担っている。
更に、前記外箱1内の水槽4の背後には除湿器27が配置されている。この除湿器27は、上部から水を注ぎ入れることによって、内部を通る空気の水分を冷却し凝縮させて除湿するものである。前記除湿器27は全体に中空状で、上部に水入口27aおよび空気出口27bを有し、下部に水出口を兼ねる空気入口27cを有している。前記除湿器27の空気出口27bは送風機31のケーシング33の入口部に連通されており、空気入口27cは水槽4内の下部に連通されている。また、前記水入口27aには、図示しない給水装置が接続されている。
前記構成のドラム式乾燥洗濯機によれば、使用者は蓋体6を直接手で開放した後、洗濯物を開口部1aを通して回転ドラム5内に投入して、蓋体6を直接手で閉める。これにより、前記蓋体6の周縁にシール部材41の内周縁41aが密着して水槽4が封止される。そして、使用者が操作パネル11を操作して、制御部2からの指令により洗濯動作を開始すると、まず、ドア自動開閉機構10によって外部ドア3が前面板7に沿うように図中上方向にスライドする。これにより、前記外部ドア3が略円弧状の移動軌跡を描いて、図15に示すように、外部ドア3で外箱1の開口部1aが閉じられる。その後、洗濯動作が終了すると、ドア自動開閉機構10によって外部ドア3が前面板7に沿うように図中下方向にスライドする。これにより再び、図14に示すように、外箱1の開口部1aが開放される。そして、使用者は蓋体6を直接手で開けた後、回転ドラム5内から洗濯物を取り出す。
乾燥運転時には、送風機31が回転駆動されると共にヒータ36に通電され加熱される。これにより、送風機31で送られた空気は、ヒータケース26を通るうちにヒータ36で加熱され、高温となった空気は、送風ダクト38および吹出し口38a、開口部5cを通じて回転ドラム5の内部の洗濯物に向けて送風され、洗濯物を乾燥させる。回転ドラム5内において洗濯物の湿気を吸収した高温多湿の空気は、回転ドラム5の周面に形成された小孔から回転ドラム5と水槽4との間の空間に排出される。前記回転ドラム5と水槽4との間の空間は、前記の通り除湿機27周囲の空間と連通しており、除湿機27の周囲を流れるうちに、除湿機27内を流れる冷水により冷却された除湿機27の壁と接して結露し除湿される。除湿された空気は再度送風機31でヒータ36を経て回転ドラム5内に送り出される。こうして、回転ドラム5内の洗濯物の乾燥処理が実行される。このようなドラム式乾燥洗濯機は、例えば、特許文献1に示されている。
しかしながら、前記構成のドラム式乾燥洗濯機によれば、乾燥工程において、空気に乗って循環する洗濯物からの綿埃などの異物は取り除くことは行われていなかった。そのため、送風羽根34とファンモータ35をつなぐ図示しないシャフトに付着して、送風羽根34およびシャフトの回転抵抗となってしまい、送風能力が低下してしまうことがあった。
この乾燥工程における循環空気に含まれる異物が前記送風機31に入り込むことを防ぐための一つの手段として送風機31のケーシング33の入口部より上流側に前記異物を捕集するフィルタ手段を配することが考えられる。
特開2001−149689号公報
しかしながら、このフィルタ手段は乾燥工程が幾度も行われると目が詰まり、送風機31の吸込能力が低下してしまう。このような場合、ユーザが目視によって確認を行い、フィルタ手段が目詰まりを起こしている場合には、その都度、フィルタ手段の目詰まりの除去を行う必要があるが、ユーザがその確認を怠ると前記フィルタ手段の目詰まりが放置されることとなり風量低下による乾燥時間の長時間化などの問題が生じる。
そこで、本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザが目視などによる確認を行うことなく異物を捕集するフィルタ手段に目詰まりが発生しているか否かを自動的に検知することのできる乾燥洗濯機を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明は、水槽と、前記水槽内に回転可能に配される回転ドラムと、前記回転ドラム内より導かれる空気を除湿する除湿部と、前記除湿部にて除湿された空気を加熱する加熱部と、前記回転ドラム内の空気を前記除湿部へと導くとともに前記加熱部にて加熱された空気を前記回転ドラム内へと吹き込む送風部と、前記回転ドラムと前記送風部との間であって乾燥工程時に前記送風部によって発生する空気流の上流側である吸込口側の経路に配されるフィルタ手段とを備えた乾燥洗濯機において、前記フィルタ手段が、洗い工程またはすすぎ工程時に前記水槽内に供給される洗濯液に浸かるように配されてなり、前記加熱部を通る空気の温度を検出する空気温度検出手段と、前記空気温度検出手段の検出結果に基づいて前記フィルタ手段の目詰まりの発生を検知する目詰まり検知手段と、前記回転ドラムの背面の前記水槽に面する側に設けられてなり、該回転ドラムの回転に伴って水流を発生させて前記フィルタ手段の表面を洗浄するブレードとを備えていることを特徴としている。
本発明によれば、前記フィルタ手段の目詰まりをユーザが目視などによる確認を行うことなく自動的に検知することが可能となる。具体的には、前記加熱部にて加熱された空気の温度を検出し、その温度上昇率が所定値以上のであるに応じて、前記フィルタ手段の目詰まりの発生を検知することが可能である。また、前記加熱部へ流入する空気の温度と、前記加熱部にて加熱された空気の温度とを検出し、これらの温度差の絶対値が所定値以上であるに応じて、前記フィルタ手段の目詰まりの発生を検知することもできる。
さらに、前記加熱部にて加熱された空気の温度上昇率が所定値以上であり、且つ、前記加熱部にて加熱された空気の温度と前記加熱部へ流入する空気の温度との差が所定値以上であるに応じて、前記フィルタ手段の目詰まりの発生を検知すれば、該検知の信頼性を高めることができる。なお、前記加熱部にて加熱された空気の温度や前記加熱部へ流入する空気の温度を乾燥工程以外の各工程にて検出する必要性はない。したがって、乾燥工程の実行中にのみ検出することが消費電力の観点から望ましい。
また、前記フィルタ手段の目詰まりは、乾燥工程が実行される頻度が高いほど発生しやすい。そこで、乾燥工程が実行される頻度を頻度情報として取得し、該頻度情報に基づいて前記フィルタ手段の目詰まりの発生を検知してもよい。このように、二つの検知手法を併用することより、例えば一方が正常に動作しない場合であっても、他方が正常に動作していれば、前記フィルタ手段の目詰まりの発生を検知することが可能であり、信頼性を高めることができる。
また、前記目的を達成するために本発明は、水槽と、前記水槽内に回転可能に配される回転ドラムと、前記回転ドラム内より導かれる空気を除湿する除湿部と、前記除湿部にて除湿された空気を加熱する加熱部と、前記回転ドラム内の空気を前記除湿部へと導くとともに前記加熱部にて加熱された空気を前記回転ドラム内へと吹き込む送風部と、前記回転ドラムと前記送風部との間であって乾燥工程時に前記送風部によって発生する空気流の上流側である吸込口側の経路に配されるフィルタ手段とを備えた乾燥洗濯機に適用されるものであって、乾燥工程が実行される頻度を頻度情報として取得し、該頻度情報に基づいて前記フィルタ手段の目詰まりの発生を検知するように構成してもよい。ここで,前記フィルタ手段は、洗い工程またはすすぎ工程時に前記水槽内に供給される洗濯液に浸かるように配される。また、前記回転ドラムの背面の前記水槽に面する側に設けられてなり、該回転ドラムの回転に伴って水流を発生させて前記フィルタ手段の表面を洗浄するブレードを備えている。
ここで、前記頻度情報とは、乾燥工程のみが連続して行われた回数である連続実行回数、または、乾燥工程のみが連続して行われた時間である連続実行時間、または、洗い工程およびすすぎ工程の実行回数と乾燥工程の実行回数との比率である実行回数比率、または、洗い工程およびすすぎ工程の実行時間と乾燥工程の実行時間との比率である実行時間比率、または、所定の時点からの乾燥工程の累積実行回数、または、所定の時点からの乾燥工程の累積実行時間などが挙げられる。
また、前記構成の乾燥洗濯機において、前記各検知手法によって前記フィルタ手段の目詰まりの発生が検知された場合には、該フィルタ手段の目詰まりが発生している旨を、音や文字、光などで報知することが望ましい。これにより、ユーザが容易に前記フィルタ手段の目詰まりの発生を認知することができる。
また、前記フィルタ手段の目詰まりの発生の検知されるに応じて、実行中の乾燥工程を中断させてもよい。これにより、洗濯機内の空気の過熱を防止して洗濯物が傷まないように保護することができる。
本発明によれば、ユーザが目視などによる確認を行うことなく異物を捕集するフィルタ手段の目詰まりの発生を自動的に検知することが可能となる。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1は、本発明の一実施形態にかかるドラム式乾燥洗濯機Xの外観斜視図である。このドラム式乾燥洗濯機Xは、外箱1にて外周を覆われるとともに、その前面に後述する外箱開口部111(図2参照)を備え、この外箱開口部111を開閉するためのドア103がヒンジ機構にて回動可能に取り付けられている。なお、図1における11は操作パネルである。
図1におけるF1−F1線から見た概略断面図を図2に示す。
前記外箱1の前面には外箱開口部111が形成されている。前記外箱開口部111は、前記のように外箱1に対して回動可能なドア103によって開閉される。また、前記外箱1の前面上部には、操作キーや表示部を有する前記操作パネル11が設けられている。この操作パネル11の裏側(水槽4側)には、ドラム式乾燥洗濯機Xの動作を制御する制御部2が設けられており、操作パネル11への入力により洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程が連続してまたは各工程単独で行われる。前記外箱1は、弾性支持手段の一例としてのサスペンション8によって後述する水槽4を弾性支持する。
外箱内には、前記外箱開口部111に対向して開口する水槽開口部118を備えた有底筒形状の水槽4が配されている。水槽4は、その筒軸に垂直な各断面における重心を通る中心軸L1の後方側が下がるように傾斜して配されている。
水槽4内には、前記水槽開口部118に対向して開口するドラム開口部126を備えた有底円筒形状の回転ドラム5が配されている。回転ドラム5は、その背面側のモータ9と連結されており、水槽4内を回転可能に支持されている。この回転ドラム5は、その中心軸(回転軸)L2の後方側が下がるように傾斜して配されている。回転ドラム5の周壁全域には複数の小孔5aが形成されている。この小孔5aは、水槽4と回転ドラム5との間の空間と、回転ドラム5内の空間との間で洗濯水や空気を流通させる。また、水槽4の中心軸L1に対して回転ドラム5の中心軸L2が上方となるように配されている。
水槽4内の空間下部に回転ドラム5内に供給すべき温風が流れる送風ダクト39が配置されている。この送風ダクト39の前側の端部は、水槽開口部118の下縁と回転ドラム5の開口部126の下縁との間に位置する送風口40と連通している。従って、送風ダクト39を矢印D1方向に流れる空気は、前記送風口40を経て回転ドラム5内に吹き出される。また、送風ダクト39の後側の端部は、後述するファンケース134(図4参照)の吐出口158に接続されている。
送風ダクト39の内部には、加熱部132が配されている、前記加熱部132は、ヒータケース37と、ヒータケース37に大部分が収容されたシーズヒータ38とで構成されている。前記ヒータケース37は、金属製の本体と、その本体を固定する耐熱樹脂製のフレームとで構成され、前側の端部が送風ダクト39に連結されている。前記シーズヒータ38は、水槽4内の空気を加熱することが出来ると共に、水槽4内の洗濯水に浸かる領域に配置されているため、水槽4内の洗濯水をも加熱することが出来る。
前記水槽4の前面部には、外箱開口部111に対向する前記水槽開口部118が設けられている。この水槽開口部118には、ゴムや軟質樹脂などの弾性体からなるパッキン119が固着されている。これによりドア103を閉じると、ドア103がパッキン119に密着するため、水槽4内の液体が水槽4外へ漏れ出ることが防げる。また、前記水槽4の上部には、水槽4内に洗濯水を給水するための給水ダクト120の下端部が接続されている。一方、前記給水ダクト120の上端部は洗剤ケース14の下部に接続されている。また、前記洗剤ケース14には水道水用給水路41及び風呂水用給水路42が接続されている。この水道水用給水路41の途中には、給水弁43を設けられる一方、風呂水用給水路42の途中には風呂水ポンプ44が設けられている。
前記水槽4の下部には、前記送風ダクト39と連通し水槽4内の洗濯水を排水するための排水口110が設けられている。この排水口110は送風機131の下流側に位置している。また前記排水口110には排水ダクト21の上端部が接続されている。一方、前記排水ダクト21の下端部は、フィルタ装置22を介して排水ホース23に接続されている。前記排水ダクト21を流れる液体は前記フィルタ装置22を通ってから前記排水ホース23または循環ホース46に流入できるようになっている。このフィルタ装置22が排水ダクト21内を流れてきた洗濯水中の糸くずなどの異物を除去するので、異物の排水ホース23または循環ホース46への進入を防ぐことが出来る。
前記排水ホース23には、排水モータ24によって開閉される排水弁25が設けられている。この排水弁25は、排水ダクト21の洗濯水を排水ホース23へ流すときには開放し、かつ、排水ダクト21の洗濯水を循環ホース46へ流すときには閉鎖するように制御される。前記循環ホース46の上方端部は、水槽4の前面下部に設けられ、回転ドラム5内に指向して設けられた循環ノズル47に接続されている。一方、前記循環ホース46の下方の端部は、フィルタ装置22の後方に配置された循環ポンプ45に接続されている。前記循環ポンプ45は、排水ダクト21内の洗濯水をフィルタ装置22を介して吸引するとともに、この吸引した洗濯水を循環ホース46へ吐出する。このような循環ポンプ45を作動させることによって、排水口110から水槽4外に出た洗濯水をフィルタ装置22を通過させた後、再び回転ドラム5内へ戻すことが出来る。洗い工程またはすすぎ工程においては、このような洗濯水の循環を行いながら、異物を除去して、洗濯水を清浄に保つ。
前記送風ダクト39と連通し水槽4内の洗濯水を排水するための前記排水口110の入り口には、乾燥システム106が設けられている。前記乾燥システム106は、従来の送風機35に相当する送風機131、従来のヒータ36に相当する加熱部132、送風ダクト39および後述する除湿用熱交換器133(図3、図4参照)を有している。また、前記除湿用熱交換器133と送風機131との間の除湿用経路164(図3参照)には金属糸を編んで網状としたフィルタ160が設けられている。この送風機131、加熱部132、除湿用熱交換器133、フィルタ160および送風ダクト39は、夫々、水槽4の中心線L1を含み、かつ、この中心線L1と直行する水平軸を含む面よりも下側に設けられている。これにより、乾燥システム106の各部やフィルタ160といった部材は洗濯時またはすすぎ工程時において、洗濯水に浸かることにより洗浄される。なお、加熱部132は加熱部、除湿用熱交換器133は除湿部、送風機131は送風部、フィルタ160はフィルタ手段の一例である。
図3に図1のF2−F2線から見た概略断面図を示す。
前記除湿用熱交換器133は、水槽4の後面下部に取り付けられた送風機131の上流側に接続されている。より詳しくは、前記除湿用熱交換器133は、水槽4の内周面と回転ドラム5外周面との間の、洗い工程またはすすぎ工程時に洗濯水に浸かる領域に配設されている。前記除湿用熱交換器133は、前方側が高くなるように傾斜させて配置された金属プレート49と、この金属プレート49の端部に取り付けられたステンレス製の固定部材50(図4、5参照)とを有している。金属プレート49の前方の端部の上方には、冷却ノズル51が配されている。乾燥工程時には、この冷却ノズル51から供給された冷却水が金属プレート49上面を流れて金属プレート49を冷却する。これにより前記冷却水および金属プレート49で空気を冷却して、そこを流れる空気が含む水分を効果的に凝縮させる。
水槽4の後面下部には、前記送風機131が取り付けられている。送風機131は、水槽4と吸入口162を介して連通しており、送風ファン135の回転に伴って、水槽4内の空気を吸い込む。なお、吸入口162は、吸込口側の経路の一例である。
図4に図3のF3−F3線から見た概略断面図を示す。
水槽4は下方に凸形状を有しており、前記凸形状と重なるように送風機131が配されている。送風機131は、その外周をファンケース134にて構成されるとともに、その内部に送風ファン135が内包されている。前記ファンケース134は、水槽4下方の前記凸形状の左右方向に伸長しており、前記凸形状内に配される前記加熱部132および除湿用熱交換機133とそれぞれ吸入口162および吐出口158を介して連通している。
前記水槽開口部118の中心C1は、ドラム開口部126の中心C2よりも外箱1の天面側にある。つまり、水槽開口部118は、ドラム開口部126に対して外箱1の天面側に偏心している。
図5に正面から見た水槽底部の概略図を示す。
水槽4の下方の凸形状の内部には、右側に加熱部132が、左側に除湿用熱交換器133が配されている。加熱部132と除湿用熱交換器133とは水槽4の中心軸L1に対して平行となるように配されており、後述するように送風機131を挟んで除湿用熱交換器133が循環空気の上流側、加熱部132が下流側となるように設けられている。
図2から図4に示すように、乾燥工程時には、前記送風機131で送られた空気は矢印D5(図2参照)に示すように、前記加熱部132を通って加熱された後、水槽開口部118から矢印D1(図2参照)に示すように回転ドラム5内に吹き出される。ここで回転ドラム5内の湿った洗濯物から水分を蒸発させて高湿となった空気は、回転ドラム5周面の小孔5aを通って水槽4内面と回転ドラム5外面との間の空間へと流れ出て、矢印D2(図3参照)に示すように除湿用熱交換器133に沿って流れる。前記高湿となった空気は、除湿用熱交換器133および冷却水によって冷却され、除湿される。前記除湿された空気は矢印3(図3参照)に示すように,吸入口162を介して送風機131へと入り、矢印D4(図4参照)に示すように、吐出口158から加熱部132へ送り込まれるという循環を繰り返して、洗濯物の乾燥が進行する。なお、図8に、前記した乾燥工程時の空気の流れを模式的に示している。
このように乾燥工程時に前記水槽4内の空気を除湿用熱交換器133、送風機131および加熱部132を順次通過させて、循環させることにより、洗濯物が乾燥する。このとき、前記洗濯物の綿くずなどの微細なゴミがファンケース134内に入ってファンケース134内側や、シャフト152の一方の端部あるいは送風ファン135に付着するが、次の洗い工程時またはすすぎ工程時に、ファンケース134の内側や、シャフト152の一方の端部あるいは送風ファン135がファンケース134内に流入する洗濯水に浸かるので、前記綿くずなどのゴミは洗濯水で流されて除去される。その結果、前記ファンケース134内の空気の経路が狭まらず、また、前記送風ファン135の回転への抵抗が増えず、洗濯物を乾燥させるための空気を絶えず効率よく循環させることが出来る。
図6に図2におけるフィルタ160周辺部の詳細図を示す。
水槽4の後面下部には、送風機131が取り付けられている。前記送風機131は、その送風の出口である吐出口158にて水槽4に接続するとともに、前記吐出口158は、前記送風ダクト39に接続している。
図7に図3におけるフィルタ160周辺部の詳細図を示す。
前記送風機131は、ファンケース134と、このファンケース134内に回転可能に配置された送風ファン135と、この送風ファン135を回転駆動するファンモータ136と、一方の端部が送風ファン135に連結されていると共に、他方の端部がファンモータ136に連結されたシャフト152と、このシャフト152を径方向において取り囲むように設けられたシール受け部53とを有している。前記シャフト152は、ファンモータ136の回転駆動力を受けて、送風ファン135と共に回転する。また前記のようにシャフト152の一方の端部は、洗い工程時またはすすぎ工程時に、ファンケース134内に流入する洗濯水に浸かるように配置されている。また、前記送風ファン135は、乾燥工程時に、洗濯物の送風を行うものであるが、洗い工程時またはすすぎ工程時にも回転するように制御して水流を発生させることができる。
前記送風機131は、その送風の入口である吸入口162にて水槽4に接続している。前記吸入口162と、金属プレート49との間の空間には金属糸を編んで網目状としたフィルタ160が設けられており、水槽4内の空気がフィルタ160を介することなく前記吸入口162を通過することが無いようにフィルタ160が吸入口162を覆うように取り付けられている。
前記フィルタ160は、水槽底面内側に図5に示すように、水槽4底面に配されており、水槽4内側から見ると平面視でドラム式乾燥洗濯機Xの中心線L3を中心とする左右対称の略弧形状をなし、図5の左側において水槽からの吸入口162(図3参照)に対向している。図4に示すように、この吸入口162には、これに対向するように前記送風ファン135が設けられている。図5には、前記吸入口162までの経路上に設けられた除湿用熱交換器133が示されている。
従って、前記吸入口162までの除湿用経路164(図3参照)を通って図5の紙面に直交する方向に流れてきた空気(洗濯水)は、前記フィルタ160を通過して送風機131内に流入する。洗い工程またはすすぎ工程においては、水槽4および送風機131内には洗濯水が流れており、フィルタ160を通過することにより洗濯水中に含まれる糸くずなどの異物は捕集されて、送風機131内への異物の侵入が防がれる。また、水槽4の内周面はなだらかな弧形状あり、且つ回転ドラムの回転方向に沿うため、回転ドラムの回転による水流によって水槽底に沈んだ糸くずなどの異物はその回転方向へと揺動するが、フィルタ160は水槽4底面に配されているため、フィルタ160への異物の再付着が発生しにくい。また、乾燥工程においては、水槽4および送風機131内には空気が流れており、フィルタ160を通過することにより空気中に含まれる異物は捕集されて、送風機131内への異物の侵入が防がれる。
前記のように送風機131によって運ばれる洗濯水あるいは空気中の糸くずなどの異物を捕集するためであれば、前記フィルタ160は、前記送風ファン135による吸込み力が及ぶ範囲、即ち図5の水槽4の下方左側に示す吸入口162に対向する部分だけを覆えば足りる。しかしながら、実際の洗い工程、すすぎ工程あるいは乾燥工程において、洗濯水や空気で運ばれてきた糸くずは、長時間のうちに前記フィルタ160上に堆積するから、いずれはフィルタ160上の吸入口162に対向する領域には、多くの糸くずが堆積し、吸引効率が低下する原因となる。
そのためこの実施形態では、フィルタ160を送風ファン135による吸込み力が直接作用する図5における水槽4の下方左側に示す吸入口162に対向する部分だけでなく、送風機131とは対向しない右側部まで拡大して配している。即ち、前記フィルタ160は、水槽4の中心軸L1方向より見て、前記吸入口162の開口面積より大きな面積にわたって配されている。このような構成では、初期的には糸くずは前記送風機131の吸入口162に対向する領域にのみ付着するが、運転時間が長期化することに伴って糸くずが付着した部分の吸込み力が低下する。そのため、糸くずは吸引力のなくなった部分にはそれ以上付着せず、吸引力の保たれているいまだ糸くずが付着していない周囲の部分に移っていくので、糸くずの付着範囲は徐々に広がり、やがて図5における左側部に集中して糸くずが付着することになる。
しかし、この実施形態では前記のようにフィルタ160が、図5における右側部にまで拡大して配しているので、たとえ長時間の運転によって図5の左側部の吸引力が低下したとしても、糸くずが付着していない右側部をフィルタとして使うことができるので、極めて長期間にわたってフィルタ効果を維持することができる。
また、この実施形態にかかるドラム式乾燥洗濯機Xに用いられるフィルタ160は、単純な平板状のものではなく図6及び図7に明示のように、水槽4の方向、即ち除湿用熱交換器133を構成する金属プレート49の方向へ膨らむ膨出部160aを備えている。このようにフィルタ160を水槽4方向へ若干膨らませることで、水槽4底面とフィルタ160との間に送風経路を形成してフィルタ160の長時間使用性を確保している。
前記フィルタ160は、金属糸を編んで網状としたものではなく、プラスチック成形品あるいは金属板から小孔を打ち抜いたものでも良いが、実際には、成形品や打ち抜き品では、フィルタの孔の周囲にバリ、返りが発生し、糸くずや綿埃が引っ掛かって小孔をふさぐ原因となる場合がある。そのため前記フィルタ160は、線材を網目状に編んだ網構造により構成することが望ましい。このような網目構造の場合、前記のようなバリや返りの心配がないばかりか、板面の面積に占める小孔の面積の比(即ち開口率)を高くすることができ、優れた異物捕集手段としての能力を発揮させることができる。
前記フィルタ160を構成する線材としては、金属線の他に樹脂線などが考えられるが、金属線であればその表面は滑らかであるため、糸くずや綿埃が引っ掛かりにくいため好ましい。また、金属線を編んで網目状としたものを樹脂コーティングするなど、その線材の網目の交差部を固定するようにすると、交差した線材の間への異物の挟み込みや交差部の移動による目の粗さの変動などの不具合の発生を防止できる。
また、この場合、前記フィルタ160の網目の粗さは、1mm〜3mmとしてもよい。このようにすると、送風ファンとファンモータをつなぐシャフトへ絡まりやすく送風部の送風能力の低下に大きく影響を与える洗濯水中の糸くず等の比較的大きな異物を捕集するから、綿埃などの比較的小さい異物によるフィルタ160の早期目詰まりを防止できる。
前記のようにこの実施形態にかかるドラム式乾燥洗濯機Xでは、送風ファン135、加熱用シーズヒータ38および金属プレート49が、洗い工程またはすすぎ工程中に洗濯水に浸かることになり、これらの場所に付着した綿埃などを洗濯水やすすぎ水で洗浄することができるが、送風部や加熱部、除湿部については、必要に応じて洗濯水のかからない上方の場所に設けられても差し支えない。
このようにフィルタ160を設けることで、送風ファン135あるいはそのシャフト152に糸くずや綿埃などの異物が絡まりつくといった不都合は回避される。また、前記のようにフィルタ160を設ける領域を送風ファン135により直接的に吸引力が及ぶ吸入口162との対向部のみでなく、送風ファン135から離れた部分まで及ぼしたので、長期にわたって送風ファン135の吸込み力を強く維持することができる。
この実施形態においては、フィルタ160は自動的に目詰まりの解消がなされるが、一度の洗い工程またはすすぎ工程によってより確実にフィルタ160の目詰まりを除去するために、回転ドラム5の背面の水槽4に面する側には、回転ドラム5の回転に伴って水流を発生させてフィルタ160の表面を洗浄する図示しないブレード170を設けている。
さて、前記ドラム式乾燥洗濯機Xは、図2に示すように、前記送風機131の空気の出口である吐出口158近傍に配置されるサーミスタ141と、前記送風ダクト39の送風口40近傍に配置されるサーミスタ142と、を備えている。ここで、前記サーミスタ141は流入空気温度検出手段の、前記サーミスタ142は流出空気温度検出手段の一例である。
前記ドラム式乾燥洗濯機Xでは、乾燥工程において、前記サーミスタ141及び前記サーミスタ142が前記制御部2によって制御されることにより、各々の位置を通過する空気の温度が検出されて、前記制御部2に入力される。なお、前記サーミスタ141及び前記サーミスタ142による温度検出は、省電力の観点から乾燥工程時にのみ実行される。
図9はサーミスタ141及びサーミスタ142の検出温度の遷移を示すグラフである。ここで、図9を用いて、前記サーミスタ141及び前記サーミスタ142による検出温度の遷移について説明する。図9において、A1は前記フィルタ160に目詰まりが生じていない場合における前記サーミスタ142による検出温度、A2は前記フィルタ160に目詰まりが生じている場合における前記サーミスタ142による検出温度、B1は前記サーミスタ141による検出温度を示している。
前記フィルタ160に目詰まりが生じている場合には、前記乾燥工程における前記送風ファン135による前記加熱部132への空気の送風量が低下するため、該加熱部132を通過する空気が通常よりも長く加熱される。したがって、図9のグラフに示すように、前記フィルタ160に目詰まりが生じている場合の前記サーミスタ142による検出温度A2の上昇率は、前記フィルタ160に目詰まりが生じていない場合の前記サーミスタ142による検出温度A1の上昇率に比べて大きくなる。前記ドラム式乾燥洗濯機Xでは、前記フィルタ160に目詰まりが発生したときの前記サーミスタ142の検出温度の上昇率(以下、上限上昇率という)が、前記制御部2内に設けられた不図示の記憶部に予め記憶されている。また、この上限上昇率は、前記操作パネル11の操作により任意に変更することが可能であってもよい。なお、この上限上昇率は、後述する目詰まり検出処理(図10のフローチャート参照)で、前記フィルタ160の目詰まりの発生を検知するための指標として用いられる。
続いて、図9を用いて、前記サーミスタ142による検出温度A1、A2と前記サーミスタ141による検出温度B1との関係について説明する。
図9に示すように、前記フィルタ160に目詰まりが生じていない場合の前記サーミスタ142による検出温度A1と前記サーミスタ141による検出温度B1との温度差は、温度差T1を超えない範囲で遷移することとなる。一方、前記フィルタ160に目詰まりが生じている場合の前記サーミスタ142による検出温度A2と前記サーミスタ142による検出温度B1との温度差は、前記温度差T1以上の温度差T2に達することとなる。前記ドラム式乾燥洗濯機Xでは、前記フィルタ160に目詰まりが発生したときの前記サーミスタ141と前記サーミスタ142との検出温度の温度差(例えば前記温度差T2、以下、上限温度差という)が、前記制御部2内に設けられた不図示の記憶部に予め記憶されている。また、この上限温度差は、前記操作パネル11の操作により任意に変更することが可能であってもよい。なお、この上限温度差は、後述する目詰まり検出処理(図11のフローチャート参照)で、前記フィルタ160の目詰まりの発生を検知するための指標として用いられる。
本発明の実施の形態に係る前記ドラム式乾燥洗濯機Xでは、前記制御部2によって後述する目詰まり検知処理が実行されることにより、前記フィルタ160の目詰まりの発生が自動的に検知される。
(第1の実施形態)
まず、図10のフローチャートに従って、前記制御部2によって実行される目詰まり検知処理の手順の第一の形態について説明する。なお、図中のS1、S2、…は処理手順(ステップ)の番号を表している。
ステップS1では、前記ドラム式乾燥洗濯機Xにおいて乾燥工程が実行されているか否かが前記制御部2によって判断される。ここで、乾燥工程が実行されていると判断されると(S1のYes側)、処理はステップS2に移行する。ステップS2では、前記サーミスタ142によって前記加熱部132からの空気の流出口近傍の温度が検出される。一方、乾燥工程が実行されていないと判断された場合には(S1のNo側)、処理は前記ステップS1を繰り返し実行する。即ち、前記サーミスタ142は、前記乾燥工程の実行中にのみ、前記加熱部132からの空気の流出口近傍の温度を検出するように前記制御部2に制御されるため、省電力に好ましい。
その後、続くステップS3では、前記サーミスタ142によって検出される空気温度の上昇率が前記制御部2によって演算されて算出される。そして、ステップS4では、前記ステップS3で算出された上昇率が、前記制御部2の記憶部に記憶された上限上昇率以上であるか否かが前記制御部2によって判断される。ここでは、前記ステップS3で算出された上昇率が、前記上限上昇率以上であれば(S4のYes側)、前記制御部2では、前記フィルタ160に目詰まりが発生していると判定され、処理はステップS5に移行する。即ち、前記ステップS3で算出された上昇率が、前記上限上昇率以上となるに応じて、前記制御部2は前記フィルタ160の目詰まりの発生を検知する。ここで、前記制御部2は目詰まり検知手段の一例である。なお、前記ステップS3で算出された上昇率が、前記制御部2の記憶部に記憶された上限上昇率よりも小さいと判断されている間(S4のNo側)は、前記フィルタ160に目詰まりが発生していないと判断され、前記ステップS1〜S4の処理が繰り返し実行される。
続くステップS5では、前記制御部2によって前記フィルタ160に目詰まりが発生している旨が、音や文字、光などで前記操作パネル11により報知される。例えば、前記操作パネル11の表示部に設けられたフィルタ洗浄警告ランプが点灯或いは点滅される。ここで、前記操作パネル11は報知手段の一例である。これにより、ユーザは、容易に前記フィルタ160の目詰まりの発生、及び前記フィルタ160の洗浄の必要性を認知することができる。
そして、ステップS6では、前記制御部2によって当該ドラム式乾燥洗濯機Xにおける乾燥工程が中断される。ここで、前記制御部2は乾燥工程中断処理手段の一例である。これにより、当該ドラム式乾燥洗濯機X内の空気の過熱を防止して洗濯物が傷まないように保護することができる。なお、前記制御部2による前記乾燥工程の中断は自動的に実行されてもかまわないが、ユーザに対して、当該乾燥工程の継続又は中断を選択させてもよい。
(第2の実施形態)
次に、図11のフローチャートに従って、前記制御部2によって実行される目詰まり検知処理の手順の第二の形態について説明する。なお、図中のS11、S12、…は処理手順(ステップ)の番号を表している。まず、ステップS11では、前記ドラム式乾燥洗濯機Xにおいて乾燥工程が実行されているか否かが前記制御部2によって判断される。ここで、乾燥工程が実行されていると判断されると(S11のYes側)、処理はステップS12に移行する。ステップS12では、前記サーミスタ141によって前記加熱部132への空気の流入口近傍の温度が検出され、続くステップS13では、前記サーミスタ142によって前記加熱部132からの空気の流出口近傍の温度が検出される。一方、乾燥工程が実行されていないと判断された場合には(S11のNo側)、処理は前記ステップS11を繰り返し実行する。即ち、前記サーミスタ141及び前記サーミスタ142は、前記乾燥工程の実行中にのみ、前記加熱部132への空気の流入口近傍の温度及び前記加熱部132からの空気の流出口近傍を検出するように前記制御部2に制御されるため、省電力に好ましい。
その後、ステップS14では、前記サーミスタ141及び前記サーミスタ142各々によって検出された空気温度の温度差が前記制御部2によって演算されて算出される。
そして、ステップS15では、前記ステップS14で算出された温度差が、前記制御部2の記憶部に記憶された上限温度差以上であるか否かが前記制御部2によって判断される。ここでは、前記ステップS14で算出された温度差が、前記上限温度差以上であれば(S15のYes側)、前記制御部2では、前記フィルタ160に目詰まりが発生していると判定され、処理はステップS16に移行する。即ち、前記ステップS14で算出された温度差が、前記上限温度差以上となるに応じて、前記制御部2は前記フィルタ160の目詰まりの発生を検知する。ここで、前記制御部2は目詰まり検知手段の一例である。なお、前記ステップS14で算出された上昇率が、前記制御部2の記憶部に記憶された上限温度差よりも小さいと判断されている間(S15のNo側)は、前記フィルタ160に目詰まりが発生していないと判断され、前記ステップS11〜S15の処理が繰り返し実行される。
続くステップS16では、前記制御部2によって前記フィルタ160に目詰まりが発生している旨が、音や文字、光などで前記操作パネル11により報知される。例えば、前記操作パネル11の表示部に設けられたフィルタ洗浄警告ランプが点灯或いは点滅される。ここで、前記操作パネル11は報知手段の一例である。これにより、ユーザは、容易に前記フィルタ160の目詰まりの発生、及び前記フィルタ160の洗浄の必要性を認知することができる。
そして、ステップS17では、前記制御部2によって当該ドラム式乾燥洗濯機Xにおける乾燥工程が中断される。ここで、前記制御部2は乾燥工程中断処理手段の一例である。これにより、当該ドラム式乾燥洗濯機X内の空気の過熱を防止して洗濯物が傷まないように保護することができる。なお、前記制御部2による前記乾燥工程の中断は自動的に実行されてもかまわないが、ユーザに対して、当該乾燥工程の継続又は中断を選択させてもよい。
(第3の実施形態)
ここでは、図12のフローチャートに従って、前記制御部2によって実行される目詰まり検知処理の手順の第三の形態について説明する。なお、図12において図10及び図11のフローチャートと同様の処理には同じ処理手順番号を付してその説明を省略する。図12に示すように、当該目詰まり検知処理は、前記サーミスタ142により検出された空気温度の上昇率が、前記制御部2の記憶部に記憶された前記上限上昇率以上であるか否かを判断し(S4)、前記上限上昇率以上である場合(S4のYes側)には、続けて、前記サーミスタ141により検出される空気温度と前記サーミスタ142により検出される空気温度との温度差が、前記制御部2の記憶部に記憶された上限温度差以上であるか否かが前記制御部2によって判断される(S15)。即ち、前記サーミスタ142により検出された空気温度の上昇率が前記上限上昇率以上であり、且つ、前記サーミスタ141により検出された空気温度と前記サーミスタ142により検出された空気温度との温度差が前記上限温度差以上である場合にのみ、前記制御部2によって前記フィルタ160に目詰まりが発生していることが検知されるため、該検知結果の信頼性が高まる。
(第4の実施形態)
次に、乾燥工程が実行される頻度に基づいて前記フィルタ160の目詰まりを検知する第四の形態について説明する。前記ドラム式乾燥洗濯機Xでは、前記制御部2によって前記ドラム式乾燥洗濯機Xにおける乾燥工程が実行される頻度を頻度情報として該制御部2内に設けられた記憶部に記憶する。ここで、前記頻度情報とは、例えば、前記ドラム式乾燥洗濯機Xにおける乾燥工程のみが連続して行われた回数である連続実行回数、乾燥工程のみが連続して行われた時間である連続実行時間、洗い工程およびすすぎ工程の実行回数と乾燥工程の実行回数との比率である実行回数比率、洗い工程およびすすぎ工程の実行時間と乾燥工程の実行時間との比率である実行時間比率、所定の時点からの累積実行回数、所定の時点からの累積実行時間などが挙げられる。本実施の形態では、頻度情報として乾燥工程の連続実行回数を用いて説明する。
なお、前述したように、前記ドラム式乾燥洗濯機Xでは、前記洗い工程やすすぎ工程時に前記フィルタ160が洗濯液に浸かって該フィルタ160が洗浄されるため、該洗い工程やすすぎ工程の実行回数や実行時間と、乾燥工程の実行回数や実行時間との比率(実行回数比率や実行時間比率)を、前記フィルタ160の目詰まりを検知するための指標として用いることができる。
ここで、前記ドラム式乾燥洗濯機Xでは、前記フィルタ160に目詰まりが発生するおそれがある乾燥工程の連続実行回数が(以下、上限回数という)が、前記制御部2内に設けられた不図示の記憶部に予め記憶されている。また、この上限回数は、前記操作パネル11の操作により任意に変更することが可能であってもよい。なお、この上限回数は、後述する目詰まり検出処理(図13のフローチャート参照)で、前記フィルタ160の目詰まりの発生を検知するための指標として用いられる。
以下、図13のフローチャートに従って、このように構成された前記ドラム式乾燥洗濯機Xにおいて前記制御部2によって実行される目詰まり検知処理の手順の一例について説明する。なお、図中のS21、S22、…は処理手順(ステップ)の番号を表している。
まず、ステップS21では、前記ドラム式乾燥洗濯機Xにおいて乾燥工程の開始が要求されたか否かが前記制御部2によって判断される。具体的には、ユーザにより前記操作パネル11からの乾燥工程の開始操作がなされたか否か、或いは、乾燥工程を含む洗濯工程の開始操作がなされたか否かが判断される。ここで、乾燥工程の開始が要求されたと判断されると(S21のYes側)、処理はステップS22に移行する。一方、乾燥工程の開始が要求されていないと判断されている間(S21のNo側)は、前記ステップS21の処理が繰り返し実行される。
ステップS22では、前記制御部2によって該制御部2の記憶部から当該ドラム式乾燥洗濯機Xにおける乾燥工程の連続実行回数が読み出される。ここで、前記制御部2は頻度情報取得手段の一例である。
そして、ステップS23では、前記ステップS22で取得された連続実行回数が、前記制御部2の記憶部に記憶された上限回数以上であるか否かが前記制御部2によって判断される。ここでは、前記ステップS22で取得された連続実行回数が、前記上限回数以上であれば(S23のYes側)、前記制御部2では、前記フィルタ160に目詰まりが発生していると判定され、処理はステップS24に移行する。即ち、前記ステップS22で取得された連続実行回数が、前記上限回数以上となるに応じて、前記制御部2は前記フィルタ160の目詰まりの発生を検知する。ここで、前記制御部2は目詰まり検知手段の一例である。なお、前記ステップS23で取得された連続実行回数が、前記制御部2の記憶部に記憶された上限回数よりも少ないと判断された場合(S23のNo側)は、前記フィルタ160に目詰まりが発生していないと判断されて、当該目詰まり検知処理は終了される。
続くステップS24では、前記制御部2によって前記フィルタ160に目詰まりが発生している旨が、音や文字、光などで前記操作パネル11により報知される。例えば、前記操作パネル11の表示部に設けられたフィルタ洗浄警告ランプが点灯或いは点滅される。ここで、前記操作パネル11は報知手段の一例である。これにより、ユーザは、容易に前記フィルタ160の目詰まりの発生、及び前記フィルタ160の洗浄の必要性を認知することができる。なお、このとき、前記連続実行回数が前記上限回数に近づいてきたことを報知しても良い。例えば、あと上限回数に達するまでの連続実行回数の残り回数を予め報知しても良い。このようにすれば、上限回数に達する前に洗い工程やすすぎ工程を前もって実行してフィルタ160を洗浄することができる。
そして、ステップS25では、前記制御部2によって当該ドラム式乾燥洗濯機Xにおける乾燥工程が中断される。ここで、前記制御部2は乾燥工程中断処理手段の一例である。これにより、当該ドラム式乾燥洗濯機X内の空気の過熱を防止して洗濯物が傷まないように保護することができる。
なお、当該目詰まり検出処理(図13に示すフローチャート参照)において,前記実施の形態で説明した目詰まり検知処理(図10〜図12のフローチャート参照)を併せて実行することも他の実施の形態として考えられる。例えば、前記ステップS23の後段(ステップS24の前段、或いは当該目詰まり検知処理終了前)において、前記加熱部132近傍の温度に基づいて前記フィルタ160の目詰まりの発生を検知する処理(図10〜図12のフローチャート参照)が実行される。
このように、二つの検知手法を併用することより、例えば一方が正常に動作しない場合であっても、他方が正常に動作していれば、前記フィルタ160の目詰まりの発生を検知することが可能であり、信頼性が高まる。
本発明の実施の形態に係るドラム式乾燥洗濯機の外観斜視図。 図1におけるF1−F1線で切断した断面図。 図1におけるF2−F2線で切断した断面図。 図3におけるF3−F3線で切断した断面図。 本発明の一実施形態にかかるドラム式乾燥洗濯機の水槽内側底面の概略図。 図4におけるフィルタ周辺の詳細図。 図5におけるフィルタ周辺の詳細図。 乾燥工程時の空気の循環回路を示す概略図。 サーミスタ141及びサーミスタ142の検出温度の遷移を示すグラフ。 本発明の実施の形態に係る洗濯機において実行される目詰まり検知処理の手順の第一の形態を説明するためのフローチャート。 本発明の実施の形態に係る洗濯機において実行される目詰まり検知処理の手順の第二の形態を説明するためのフローチャート。 本発明の実施の形態に係る洗濯機において実行される目詰まり検知処理の手順の第三の形態を説明するためのフローチャート。 本発明の実施の形態に係る洗濯機において実行される目詰まり検知処理の手順の第四の形態を説明するためのフローチャート。 従来のドラム式乾燥洗濯機外部ドア開時の側面より見た概略縦断面図。 従来のドラム式乾燥洗濯機外部ドア閉時の側面より見た概略縦断面図。
符号の説明
1 外箱
2 制御部
4 水槽
5 回転ドラム
11 操作パネル
131 送風機
132 加熱部
133 除湿用熱交換器
135 送風ファン
141 サーミスタ(流入空気温度検出手段の一例)
142 サーミスタ(流出空気温度検出手段の一例)
160 フィルタ

Claims (10)

  1. 水槽と、前記水槽内に回転可能に配される回転ドラムと、前記回転ドラム内より導かれる空気を除湿する除湿部と、前記除湿部にて除湿された空気を加熱する加熱部と、前記回転ドラム内の空気を前記除湿部へと導くとともに前記加熱部にて加熱された空気を前記回転ドラム内へと吹き込む送風部と、前記回転ドラムと前記送風部との間であって乾燥工程時に前記送風部によって発生する空気流の上流側である吸込口側の経路に配されるフィルタ手段とを備えてなる乾燥洗濯機において、
    前記フィルタ手段が、洗い工程またはすすぎ工程時に前記水槽内に供給される洗濯液に浸かるように配されてなり、
    前記加熱部を通る空気の温度を検出する空気温度検出手段と、前記空気温度検出手段の検出結果に基づいて前記フィルタ手段の目詰まりの発生を検知する目詰まり検知手段と、前記回転ドラムの背面の前記水槽に面する側に設けられてなり、該回転ドラムの回転に伴って水流を発生させて前記フィルタ手段の表面を洗浄するブレードとを備えていることを特徴とする乾燥洗濯機。
  2. 前記空気温度検出手段は、前記加熱部にて加熱された空気の温度を検出する流出空気温度検出手段を含み、
    前記目詰まり検知手段は、前記流出空気温度検出手段が所定値以上の温度上昇率を検出するに応じて、前記フィルタ手段の目詰まりの発生を検知することを特徴とする請求項1に記載の乾燥洗濯機。
  3. 前記空気温度検出手段は、前記加熱部へ流入する空気の温度を検出する流入空気温度検出手段と、前記加熱部にて加熱された空気の温度を検出する流出空気温度検出手段と、を含み、
    前記目詰まり検知手段は、前記流入空気温度検出手段が検出した温度と前記流出空気温度検出手段が検出した温度との差の絶対値が所定値以上となるに応じて、前記フィルタ手段の目詰まりの発生を検知することを特徴とする請求項1に記載の乾燥洗濯機。
  4. 前記空気温度検出手段は、前記加熱部へ流入する空気の温度を検出する流入空気温度検出手段と、前記加熱部にて加熱された空気の温度を検出する流出空気温度検出手段と、を含み、
    前記目詰まり検知手段は、前記流出空気温度検出手段が所定値以上の温度上昇率を検出し、且つ、前記流入空気温度検出手段が検出した温度と前記流出空気温度検出手段が検出した温度との差の絶対値が所定値以上となるに応じて、前記フィルタ手段の目詰まりの発生を検知することを特徴とする請求項1に記載の乾燥洗濯機。
  5. 前記空気温度検出手段は、乾燥工程の実行中にのみ温度を検出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乾燥洗濯機。
  6. 乾燥工程が実行される頻度を頻度情報として取得する頻度情報取得手段を備え、前記目詰まり検出手段は、前記頻度情報取得手段の取得する頻度情報に基づいて前記フィルタ手段の目詰まりの発生を検知することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の乾燥洗濯機。
  7. 水槽と、前記水槽内に回転可能に配される回転ドラムと、前記回転ドラム内より導かれる空気を除湿する除湿部と、前記除湿部にて除湿された空気を加熱する加熱部と、前記回転ドラム内の空気を前記除湿部へと導くとともに前記加熱部にて加熱された空気を前記回転ドラム内へと吹き込む送風部と、前記回転ドラムと前記送風部との間であって乾燥工程時に前記送風部によって発生する空気流の上流側である吸込口側の経路に配されるフィルタ手段とを備えてなる乾燥洗濯機において、
    前記フィルタ手段が、洗い工程またはすすぎ工程時に前記水槽内に供給される洗濯液に浸かるように配されてなり、
    乾燥工程が実行される頻度を頻度情報として取得する頻度情報取得手段と、前記頻度情報取得手段の取得する頻度情報に基づいて前記フィルタ手段の目詰まりの発生を検知する目詰まり検出手段と、前記回転ドラムの背面の前記水槽に面する側に設けられてなり、該回転ドラムの回転に伴って水流を発生させて前記フィルタ手段の表面を洗浄するブレードとを備えていることを特徴とする乾燥洗濯機。
  8. 前記頻度情報は、乾燥工程のみが連続して行われた回数である連続実行回数、または、乾燥工程のみが連続して行われた時間である連続実行時間、または、洗い工程およびすすぎ工程の実行回数と乾燥工程の実行回数との比率である実行回数比率、または、洗い工程およびすすぎ工程の実行時間と乾燥工程の実行時間との比率である実行時間比率、または、所定の時点からの乾燥工程の累積実行回数、または、所定の時点からの乾燥工程の累積実行時間であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の乾燥洗濯機。
  9. 前記目詰まり検出手段により前記フィルタ手段の目詰まりの発生が検出されるに応じて、該フィルタ手段の目詰まりが発生したことを報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の乾燥洗濯機。
  10. 前記目詰まり検出手段により前記フィルタ手段の目詰まりの発生が検出されるに応じて、乾燥工程を中断させる乾燥工程中断処理手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の乾燥洗濯機。
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