JP3937682B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置に係り、特に、ユーザに対して力触覚の呈示により情報伝達可能な情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナル・コンピュータを始めとする情報処理機器において、ディスプレイに表示されるアプリケーション・ソフトウェア等のグラフィカル・ユーザ・インタフェースや、画像やテキスト等のオブジェクトを、ユーザが認識して指示する手段として、ユーザの視覚によりマウスのカーソルで指定する手段に加えて、視覚への負担を軽減するために、マウスを保持するユーザの指先に対して触覚情報を呈示する手段を備えた下記の装置が、従来から提案されている。
【0003】
特開昭63−111521号公報には、ディスプレイの画面上に表示される選択可能なエレメントの位置とカーソル位置とが合致したときに、触覚情報をマウス型の装置に呈示する装置が提案されており、この装置によりエレメントの選択の正確さの効果を奏している。
【0004】
また、特開平06−230916号公報には、グラフィカル・ユーザ・インタフェースに用いられるスクロール・バー、スクロール・コントロール、プッシュ・ボタン、ウインドウなどのグラフィック・オブジェクトに対して、その状態を非視覚的な方法で決定する技術が記載されており、その方法の一手段として力触覚を呈示するマウス等のポインティング・デバイスを用いることが記載されている。
【0005】
また、具体的な力触覚を呈示するデバイスとしては、例えば、米イマージョン社から力触覚を呈示するマウスが提供されており、そのマウスの力触覚の呈示を操作するためのアプリケーション・プログラミング・インタフェース(以下、APIという。)が公開されている。従って、例えば、アプリケーション・ソフトウェアの開発に当たり、これらを用いることにより、力触覚の呈示機能を備えたグラフィカル・ユーザ・インタフェースのアプリケーション・ソフトウェアを開発することができる。
【0006】
近年、インターネット上で、HTML(Hyper Text Markup Language)で記述されたハイパーテキスト形式のホームページと呼ばれる文書が広く普及し、ソフトウエアの専門家でない一般のエンドユーザでも、ホームページを閲覧したり編集する傾向がある。また、これらのホームページ上には、リンク、テキスト、画像、ボタン等のオブジェクトが表示され、マウスを操作してカーソルでオブジェクトを指定することがある。このとき、これらのオブジェクトを容易に指定できることが望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術では、アプリケーション・ソフトウェア等で適用されるグラフィカル・ユーザ・インタフェースに対して、力触覚を呈示する機能はソフトウエアに予め組み込まれていた機能である。従って、エンドユーザは予め用意された機能のみを利用するものであって、ホームページ等のエンドユーザが編集及び作成する文書中のオブジェクトにおいて力触覚を呈示する機能を付与し、例えば、マウスのカーソルとそのオブジェクトとの接触時に力触覚を呈示するように設定することは不可能である、という問題がある。
【0008】
また、上述の米イマージョン社のAPIを用いる場合には、アプリケーション・ソフトウェア自体を開発する際にプログラムに組み込む必要があるため、ソフトウエア・プログラム開発の専門的知識を有するソフトウエア開発者が利用することは可能であるが、エンドユーザが利用することは困難である、という問題がある。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、文書データ中のオブジェクトについて、力触覚の呈示を容易に設定し、ユーザへ力触覚を呈示することが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、タグを用いて定義された力触覚を呈示すべき力触覚オブジェクトに対する力触覚の呈示に関する属性情報を記述したスクリプトと、前記力触覚オブジェクト及び該力触覚オブジェクトに力触覚を呈示するための力触覚呈示条件を含む文書データと、を集する編集手段と、前記文書データを記憶保持する文書保持手段と、前記スクリプトを記憶保持するスクリプト保持手段と、前記文書データを解釈して前記スクリプトを実行すると共に、ユーザが閲覧可能なように前記力触覚オブジェクトを表示する閲覧手段と、前記編集手段及び前記閲覧手段に表示された文書データの一部分を指示するためのポインティング手段と、ユーザに対して力触覚を呈示する力触覚呈示手段と、前記閲覧手段における前記スクリプトの実行により設定された前記力触覚呈示条件に基づいて、前記力触覚呈示手段を制御する制御手段と、を備えている。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、ユーザは、編集手段によって、タグを用いて定義された力触覚を呈示すべき力触覚オブジェクトに対する力触覚の呈示に関する属性情報を記述したスクリプトと、前記力触覚オブジェクト及び該力触覚オブジェクトに力触覚を呈示するための力触覚呈示条件を含む文書データと、を集すまた、ユーザにより編集及び作成された文書データ及びスクリプトは、それぞれ文書保持手段及びスクリプト保持手段に記憶保持される。閲覧手段は、文書データを解釈して前記スクリプトを実行すると共に、ユーザが閲覧可能なように前記力触覚オブジェクトを表示する。また、制御手段は、閲覧手段における前記スクリプトの実行により設定された前記力触覚呈示条件に基づいて、前記力触覚呈示手段を制御する。これにより、ユーザが、ポインティング手段によって、閲覧装置に表示された力触覚を呈示すべき力触覚オブジェクトを指示することで、力触覚呈示手段により、ユーザに対して力触覚が呈示される。
請求項2に記載の発明は、タグを用いて定義された力触覚を呈示すべき力触覚オブジェクトに対する力触覚の呈示に関する属性情報を記述したスクリプトを記憶保持するスクリプト保持手段と、前記力触覚オブジェクト及び該力触覚オブジェクトに力触覚を呈示するための力触覚呈示条件を含む文書データを記憶保持する文書保持手段と、前記文書データを解釈して前記スクリプトを実行して前記属性情報を設定すると共に、ユーザが閲覧可能なように前記力触覚オブジェクトを表示する閲覧手段と、前記閲覧手段に表示された文書データの一部分を指示するためのポインティング手段と、ユーザに対して力触覚を呈示する力触覚呈示手段と、前記ポインティング手段の指示と前記力触覚呈示条件とが対応したときに、前記スクリプトの実行により設定された前記属性情報に基づいて、前記力触覚呈示手段を制御する制御手段と、を備えている。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の情報処理装置において、前記スクリプトと、前記文書データと、を編集する編集手段を更に備えている。
なお、請求項4の発明のように、前記属性情報は、関数及び変数のうち、少なくとも一方で表されるものでもよい。
また、請求項5の発明のように、前記スクリプトは、力触覚を呈示するときに前記力触覚オブジェクトの表示を変化させるための属性情報を更に含み、前記閲覧手段は、前記スクリプトに含まれる前記力触覚オブジェクトの表示を変化させるための属性情報に基づき、前記力触覚オブジェクトを表示するものでもよい。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の発明において、前記スクリプトにより力触覚を呈示すべき力触覚オブジェクトに設定される力触覚の呈示に関する属性情報を、複数の段階的に異なる値をとる力触覚強度を表す情報としたことを特徴としている。
【0013】
請求項6に記載の発明によれば、スクリプトにより力触覚を呈示すべき力触覚オブジェクトに設定される力触覚の呈示に関する属性情報は、複数の段階的に異なる値をとる力触覚強度を表している。これにより、力触覚強度値として、強度レベル0を含んで各強度レベルに応じて、例えば、0、1、2、3とすれば、制御手段は、それぞれの強度の値に応じた力触覚を呈示するように力触覚呈示手段を制御することができる。このように、強度レベル0を用いれば、力触覚を強度のみで力触覚の有無も同時に設定することができる。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の発明において、前記スクリプトにより力触覚を呈示すべき力触覚オブジェクトに設定される力触覚の呈示に関する属性情報を、ユーザに呈示すべき力触覚の有無を表す情報としたことを特徴としている。
【0015】
請求項7に記載の発明によれば、スクリプトにより力触覚を呈示すべき力触覚オブジェクトに設定される力触覚の呈示に関する属性情報は、ユーザに呈示すべき力触覚の有無、すなわち力触覚の呈示或いは不呈示を表している。これにより、制御手段は、各値に応じて力触覚の呈示或いは不呈示を行うように力触覚呈示手段を制御することができる。
【0016】
なお、力触覚の有無を表す情報と、力触覚強度を表す情報とを組合せて属性情報を設定してもよい。
【0017】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の発明において、前記ポインティング手段をカーソルを移動するマウス型の入力装置とし、該入力装置の筐体の一部に前記力触覚呈示手段を配置したことを特徴としている。
【0018】
請求項8に記載の発明によれば、ポインティング手段はカーソルを移動するマウス型の入力装置である。ユーザは通常、カーソルを移動するに当たり、その筐体に手指を載置して操作を行う。従って、入力装置の筐体の手指を載置する部位に触覚呈示手段を配置することにより、入力装置を操作するユーザに対して、入力装置の操作性を損なわずに、力触覚を呈示することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1に示すように、本実施の形態に係る情報処理装置10は、各種文書データを表示する表示装置14、マウス型のポインティング・デバイス12bの上部に力触覚を呈示する力触覚呈示部12aを搭載したマウス型力触覚呈示デバイス12(図2参照)、データを入力するためのキーボード16、RAM、ROM等の主記憶装置20、ハードディスク装置等の外部記憶装置22、及びCPU24を備え、これらがバス18を介してデータの授受が可能なように、各々接続されて構成されている。なお、マウス型力触覚呈示デバイス12は、本発明の力触角呈示手段及びポインティング手段に対応している。
【0021】
また、本実施の形態に係る情報処理装置10の主要構成は、図3に示す機能ブロックに分類でき、力触覚文書及び力触覚スクリプト(詳細は後述)を編集及び作成する力触覚文書編集手段30と、上記の力触覚スクリプトを記憶保持する力触覚スクリプト保持手段32と、上記の力触覚文書を記憶保持する力触覚文書保持手段34と、上記の力触覚文書を閲覧するための力触覚文書閲覧手段36と、マウス型力触覚呈示デバイス12を制御するデバイス制御手段38とから成る。なお、力触覚文書編集手段30、力触覚スクリプト保持手段32、力触覚文書保持手段34、力触覚文書閲覧手段36、及びデバイス制御手段38は、本発明の編集手段、スクリプト保持手段、文書保持手段、閲覧手段、及び制御手段にそれぞれ対応している。
【0022】
力触覚文書編集手段30は、力触覚スクリプト保持手段32、及び力触覚文書保持手段34とデータの授受が可能なように接続されている。また、力触覚文書閲覧手段36は、力触覚スクリプト保持手段32、及び力触覚文書保持手段34からデータを読み出し可能なように接続されると共に、デバイス制御手段38とデータの授受が可能なように接続されている。
【0023】
力触覚文書編集手段30及び力触覚文書閲覧手段36は、外部記憶装置22に記憶保持され、CPU24によって主記憶装置20に読み込まれて実行されるソフトウエア・プログラムを含んで構成されている。
【0024】
すなわち、力触覚文書編集手段30は、ユーザに対して呈示する力触覚の設定対象となるオブジェクト(以下、力触覚オブジェクトという。)を含む文書データである力触覚文書と、その力触覚オブジェクトに対して力触覚を呈示するための属性情報の設定手順を記述した力触覚スクリプトとを編集及び作成するためのソフトウェアを含んで構成されている。
【0025】
また、力触覚文書閲覧手段36は、力触覚文書編集手段30によって編集及び作成された力触覚文書及び力触覚スクリプトを読み込み、力触覚文書を表示装置14に表示すると共に、マウス型力触覚呈示デバイス12のポインティング・カーソル(以下、カーソルという。)の指示位置のデータを後述するデバイス制御手段38から取得し、表示装置14に表示された力触覚文書中の力触覚オブジェクトとカーソルとの位置関係に対応して、力触覚スクリプトを実行するためのソフトウェアを含んで構成されている。
【0026】
力触覚文書保持手段34、及び力触覚スクリプト保持手段32は、力触覚文書編集手段30で編集された力触覚文書及び力触覚スクリプトをデータファイルとして記憶保持するためのものであり、外部記憶装置22で構成されている。
【0027】
デバイス制御手段38は、マウス型力触覚呈示デバイス12のカーソルの指示位置のデータを取得したり、力触覚文書閲覧手段36で実行される力触覚スクリプトにより設定される力触覚オブジェクトの属性情報に基づいて力触覚呈示部12aを稼動させるためのドライバ・ソフトウェアと、そのドライバ・ソフトウェアによって制御されるハードウェア(図示せず)で構成されている。
【0028】
ここで、上述の力触覚文書及び力触覚スクリプトについて、その具体的な一例を詳細に説明する。
【0029】
本実施の形態の力触覚文書は、ハイパーテキスト形式の文書データを作成するためのHTMLで記述する。通常、HTMLで記述される文書データには、各種の画像データ、テキスト、ハイパーリンクが設定されたテキスト等のオブジェクトを配置することができ、それらのオブジェクトは、例えば、LAYERタグを用いてレイヤとして定義される。このレイヤは、自身を識別するためのレイヤ識別子を始め、自身の状態を設定及び参照するための各種属性情報を備えている。本実施の形態の力触覚オブジェクトは、図4に示すように、レイヤ識別子40に加えて、ユーザに呈示する力触覚の強度を指定する属性情報である力触覚レベル42と、ユーザに対して力触覚を呈示するか否かを指定する属性情報である力触覚呈示状態44とを備えている。これらの属性情報を適切に設定することにより、力触覚文書データ中に力触覚オブジェクトを記述する。なお、力触覚レベル42の具体的な設定値としては、例えば、高強度”high”、中強度”mid”、低強度”low”の3種類を用い、力触覚呈示状態44の具体的な設定値としては、呈示開始”on”、呈示停止”off”を用いる。
【0030】
また、本実施の形態の力触覚スクリプトは、図5に示すように、力触覚オブジェクトにおいて、力触覚の呈示を開始するための属性情報を設定する関数forceOn()、及び力触覚の呈示を停止するための属性情報を設定する関数forceOff()を記述したものである。
【0031】
関数forceOn()においては、引数として変数”color”を用い、変数の値を属性値”bgColor”に設定する。ここで、属性値”bgColor”とは、レイヤ自体の色を表す属性値であり、例えば、Netscape社から提供されるスクリプト記述言語”JavaScript”の仕様で用意されている属性値を用いることができる。また、属性値”forceLevel”は力触覚レベル42を表す属性値であり、例えば、中強度”mid”を設定する。また、属性値”forceStatus”は力触覚呈示状態44を表す属性値であり、例えば、呈示開始”on”を設定する。
【0032】
関数forceOff()において、関数forceOn()と同様に、引数として変数”color”を用い、変数の値を属性値”bgColor”に設定する。また、属性値”forceStatus”には、力触覚呈示状態44を表す値として、例えば、呈示停止”off”を設定する。
【0033】
力触覚文書編集手段30によって、例えば、図6に示すように、文書データ中の力触覚オブジェクトのレイヤ識別子40を”example1”に設定し、LAYERタグを用いて、カーソルがオブジェクトと接触したときに実行されるイベントハンドラである”onMouseOver”、及びカーソルがオブジェクト上から離脱したときに実行されるイベントハンドラである”onMouseOut”に対して、それぞれ上述の関数forceOn()、forceOff()を設定する。なお、関数forceOn()の引数である”pink”は、レイヤ自体の色としてピンクを設定することを意味し、関数forceOff()の引数である”white”は、レイヤ自体の色として白を設定することを意味している。
【0034】
これにより、力触覚を呈示するオブジェクトに対して、カーソルが接触したときに、関数forceOn()が実行され、また、カーソルが離脱したときに、関数forceOff()が実行される。
【0035】
次に本実施の形態の作用について、上記で説明した具体例を用いて説明する。
【0036】
本実施の形態に係る情報処理装置10の力触覚文書閲覧手段36は、上述の力触覚文書を表示装置14に表示すると共に、上述の力触覚スクリプトを実行して力触覚オブジェクトの属性情報を設定する。また、デバイス制御手段38は、上述の力触覚スクリプトにより設定された力触覚オブジェクトの属性情報に基づき力触覚を呈示する。なお、力触覚文書閲覧手段36及びデバイス制御手段38において実行される、以下で説明する処理ルーチンは、CPU24の個別のプロセスとして並列的に実行される。
【0037】
力触覚文書閲覧手段36では、図7に示す処理ルーチンが実行される。
【0038】
まず、ステップ100では、力触覚文書閲覧手段36に対して、ユーザによる処理終了の指示がないか否かを判断する。ステップ100で否定判断の場合には、処理終了の指示がされたので本処理ルーチンを終了する。一方、ステップ100で肯定判断の場合には、ステップ102へ進み、ユーザにより移動されるマウス型力触覚呈示デバイス12のカーソルが、文書データ上の、力触覚呈示の属性情報が設定されたオブジェクトに接触したか否かを判断する。ここでは、例えば、図8に示すように、文書データ上における力触覚呈示の属性情報が設定されたオブジェクト50に対して、カーソル52が接触したか否かを判断する。ステップ102で否定判断の場合には、オブジェクト50に対してカーソル52の接触はないので、ステップ100へ戻り、以後、上記処理を繰り返す。一方、ステップ102で肯定判断の場合には、オブジェクト50に対してカーソル52が接触したので、ステップ104へ進み、力触覚スクリプトを呼出して実行する。
【0039】
このとき、図6に示す、文書データ中のオブジェクトを記述したLAYERタグにおいて設定されたイベントハンドラである”onMouseOver”が実行される。これにより、図5に示す、力触覚スクリプトの関数forceOn()が呼び出されて実行される。関数forceOn(‘pink’)を実行することにより、オブジェクト自体の色としてピンクを設定し、図4に示す、力触覚レベル42及び力触覚呈示状態44をそれぞれ中強度及び呈示開始に設定する。
【0040】
次のステップ106では、ステップ104における設定情報をデバイス制御手段38と共有するメモリである主記憶装置20に書き込み、ステップ108へ進む。
【0041】
次のステップ108では、文書データ上の、力触覚呈示の属性情報が設定されたオブジェクトに接触しているカーソルが、ユーザによりそのオブジェクトから離脱された否かを判断し、否定判断の場合には、カーソルはそのオブジェクトに接触したまま移動されているか或いは停止されている状態であるので、本ステップ108を繰り返す。一方、ステップ108で肯定判断の場合には、ユーザにより、カーソルがそのオブジェクトから離脱されたことになるので、ステップ110へ進み、力触覚スクリプトを呼出して実行する。
【0042】
このとき、図6に示す、文書データ中のオブジェクトを記述したLAYERタグにおいて設定されたイベントハンドラである”onMouseOut”が実行される。これにより、図5に示す、力触覚スクリプトの関数forceOff()が呼び出されて実行される。関数forceOff(‘white’)を実行することにより、オブジェクト自体の色として白を設定し、力触覚レベル42の設定内容を消去し、力触覚呈示状態44を呈示停止に設定する。
【0043】
次のステップ112では、ステップ110における設定情報をデバイス制御手段38と共有するメモリである主記憶装置20に書き込み、ステップ100へ戻り、以後上記処理を繰り返す。
【0044】
以上の処理により、力触覚文書閲覧手段36は、文書データ上における力触覚呈示の属性情報が設定されたオブジェクトに対して、ユーザにより移動されるマウス型力触覚呈示デバイス12のカーソルが接触した時及び離脱した時に、力触覚スクリプトを実行することにより、デバイス制御手段38と共有するメモリである主記憶装置20の記憶内容を更新する。
【0045】
一方、デバイス制御手段38では、図9に示す処理ルーチンが実行される。
【0046】
まず、ステップ200では、デバイス制御手段38に対して、ユーザによる処理終了の指示がないか否かを判断する。ステップ200で否定判断の場合には、処理終了の指示がされたので本処理ルーチンを終了する。一方、ステップ200で肯定判断の場合には、ステップ202へ進み、力触覚文書閲覧手段36と共有するメモリである主記憶装置20に記憶された、力触覚オブジェクトの属性情報である力触覚レベル42及び力触覚呈示状態44を読み込む。
【0047】
次のステップ204では、読み込んだ記憶内容が更新されて変更があるか否かを判断する。ステップ204で否定判断の場合には、ステップ200へ戻り、以後、上記の処理を繰り返す。一方ステップ204で肯定判断の場合には、ステップ206へ進み、変更された属性情報の力触覚呈示状態44が呈示開始であるか否かを判断する。ステップ206で肯定判断の場合には、ステップ208へ進み、力触覚呈示部12aを駆動してユーザに対して力触覚を呈示し、ステップ200へ戻り、以後、上記処理を繰り返す。一方、ステップ206で否定判断の場合には、力触覚呈示状態44が呈示停止であるので、ステップ210へ進み、力触覚呈示部12aを停止してユーザに対する力触覚の呈示を止め、ステップ200へ戻り、以後、上記処理を繰り返す。
【0048】
以上の処理により、表示装置14に表示された力触覚文書中の力触覚オブジェクトにカーソルが接触した際に、ユーザはマウス型力触覚呈示デバイス12によって、通常のマウス操作を行うと共に、指先で力触覚呈示部12aに触れることによって力触覚を得ることができる。
【0049】
従って、ホームページ等の文書上にみられるリンク、図形、ボタン、テキストなどの様々なオブジェクトに対して、ソフトウエア・プログラム開発の専門的知識を有さないエンド・ユーザであるホームページ等の文書の編集者が、文書を編集するときに、容易に力触覚の呈示の指示の記述を文書に与え、また、マウス型力触覚呈示デバイス12を通じて、ホームページ等の文書の閲覧者が、力触覚の呈示を指先に受けることができる。
【0050】
なお、本実施の形態では、力触覚文書閲覧手段36及びデバイス制御手段38で実行される、図7及び図9に示す処理ルーチンは並列実行されるが、力触覚文書閲覧手段36で実行される処理ルーチンにおいて、例えばステップ106の実行後及びステップ112の実行後に、デバイス制御手段38で実行される処理ルーチンを実行してもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、文書データの編集時に、その文書データにおけるオブジェクトに対して力触覚の呈示に関する属性情報を設定し、その属性情報に基づいて力触覚を呈示するようにしたので、文書データ中のオブジェクトについて、力触覚の呈示を容易に設定し、ユーザへ力触覚を呈示することが可能な情報処理装置を提供することができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る入力装置の一例の構成を説明するための概略図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の主要構成を機能ブロックに分類した構成を示す概略図である。
【図4】 力触覚を呈示するオブジェクトに対して設定すべきデータを説明するための図である。
【図5】 力触覚を呈示するオブジェクトに対して記述するスクリプトの一例を説明するための図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係る力触覚文書編集手段による文書データ編集時におけるユーザ・インタフェースの一例を説明するための図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係る力触覚文書閲覧手段における処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態に係る表示文書データの一例を説明するための図である。
【図9】 本発明の実施の形態に係るデバイス制御手段における処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 情報処理装置
12 マウス型力触覚呈示デバイス
12a 力触覚呈示部
12b ポインティング・デバイス
14 表示装置
16 キーボード
18 バス
20 主記憶装置
22 外部記憶装置
24 CPU
30 力触覚文書編集手段
32 力触覚スクリプト保持手段
34 力触覚文書保持手段
36 力触覚文書閲覧手段
38 デバイス制御手段

Claims (8)

  1. タグを用いて定義された力触覚を呈示すべき力触覚オブジェクトに対する力触覚の呈示に関する属性情報を記述したスクリプトと、前記力触覚オブジェクト及び該力触覚オブジェクトに力触覚を呈示するための力触覚呈示条件を含む文書データと、を集する編集手段と、
    前記文書データを記憶保持する文書保持手段と、
    前記スクリプトを記憶保持するスクリプト保持手段と、
    前記文書データを解釈して前記スクリプトを実行して前記属性情報を設定すると共に、ユーザが閲覧可能なように前記力触覚オブジェクトを表示する閲覧手段と、
    記閲覧手段に表示された文書データの一部分を指示するためのポインティング手段と、
    ユーザに対して力触覚を呈示する力触覚呈示手段と、
    前記ポインティング手段の指示と前記力触覚呈示条件とが対応したときに、前記スクリプトの実行により設定された前記属性情報に基づいて、前記力触覚呈示手段を制御する制御手段と、
    を備えた情報処理装置。
  2. タグを用いて定義された力触覚を呈示すべき力触覚オブジェクトに対する力触覚の呈示に関する属性情報を記述したスクリプトを記憶保持するスクリプト保持手段と、
    前記力触覚オブジェクト及び該力触覚オブジェクトに力触覚を呈示するための力触覚呈示条件を含む文書データを記憶保持する文書保持手段と、
    前記文書データを解釈して前記スクリプトを実行して前記属性情報を設定すると共に、ユーザが閲覧可能なように前記力触覚オブジェクトを表示する閲覧手段と、
    前記閲覧手段に表示された文書データの一部分を指示するためのポインティング手段と、
    ユーザに対して力触覚を呈示する力触覚呈示手段と、
    前記ポインティング手段の指示と前記力触覚呈示条件とが対応したときに、前記スクリプトの実行により設定された前記属性情報に基づいて、前記力触覚呈示手段を制御する制御手段と、
    を備えた情報処理装置。
  3. 前記スクリプトと、前記文書データと、を編集する編集手段を更に備えた請求項2記載の情報装置。
  4. 前記属性情報は、関数及び変数のうち、少なくとも一方で表される請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記スクリプトは、力触覚を呈示するときに前記力触覚オブジェクトの表示を変化させるための属性情報を更に含み、
    前記閲覧手段は、前記スクリプトに含まれる前記力触覚オブジェクトの表示を変化させるための属性情報に基づき、前記力触覚オブジェクトを表示する請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記スクリプトにより力触覚を呈示すべき力触覚オブジェクトに設定される力触覚の呈示に関する属性情報を、複数の段階的に異なる値をとる力触覚強度を表す情報とした請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記スクリプトにより力触覚を呈示すべき力触覚オブジェクトに設定される力触覚の呈示に関する属性情報を、ユーザに呈示すべき力触覚の有無を表す情報とした請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記ポインティング手段をカーソルを移動するマウス型の入力装置とし、該入力装置の筐体の一部に前記力触覚呈示手段を配置した請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の情報処理装置。
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