JP3936510B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、液晶表示パネルの正面側に照明装置が配置されたフロントライト方式の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、液晶表示装置としては、照明装置が液晶表示パネルの正面側に配置されたフロントライト方式がある。
【0003】
フロントライト方式の液晶表示装置としては、たとえば図10に示したような構成のものがある。同図に示した液晶表示装置Yは、液晶表示パネル90を有しており、この液晶パネル90の正面側(図の上方側)に照明装置91が配置されている。
【0004】
液晶表示パネル90は、一対の透明基板92a,92b間に液晶93を封入したものであり、その正面側に偏光板93aが、その背面側(図の下方側)に偏光板93bと反射板94とがさらに重ねて設けられたものである。このような液晶表示パネルYは、その背面側に配置され、かつ液晶表示パネル90を駆動するための配線などが設けられた基板95に支持されている。
【0005】
照明装置91は、導光板96、およびこれに導入する光を発する光源97を有している。導光板96は、透明であり、その表面側には複数の凸部96aが連続して形成され、裏面が平坦面96bとされている。各凸部96aは、図面上には明確に表れていないが、導光板96の幅方向(図10の紙面表裏を貫通する方向)に延びた形態を有している。光源97は、その光出射面97aが導光板96の平坦面96bに対して直交するようにして、導光板96の側方に配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の液晶表示装置Yでは、照明装置91が液晶表示パネル90の正面側に配置されているとともに、導光板96の裏面が平坦面96bとされていることから、光源97が液晶表示パネル90を支持する基板95よりも上方に配置されることになる。このため、基板95とは別部材とされた基板(図示略)に光源97を搭載する必要があり、製造コスト的に不利なものとなる。さらに、光源用の基板上に、光源97を点灯駆動するための配線を形成する必要があるばかりか、基板上の配線を電力源と導通させる必要もあり、この点においても製造コスト的に不利である。
【0007】
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、コスト的に有利に製造できる液晶表示装置を提供することをその課題とする。
【0008】
【発明の開示】
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すなわち、本願発明により提供される液晶表示装置は、平面視矩形状をした液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの正面側を覆うようにして配置される導光手段と、この導光手段に導入する光を発する光源と、上記液晶表示パネルの背面に配置され、かつ上記液晶表示パネルを駆動するための配線が形成された基板と、を備えた液晶表示装置であって、上記導光手段は、上記液晶表示パネルの正面側を覆い、一面から光を出射する出射部と、上記出射部に対して一体に連結され、かつ、上記液晶表示パネルの一側縁に沿って長手状に延びるとともに、上記出射部よりも背面側に位置ずれした導入部と、を有しており、上記光源は、上記導入部の長手方向端部に隣接させて、上記基板上に搭載されており、上記導入部における上記基板と対向する面には凹部または凸部が形成されており、かつ、上記導入部における上記基板と反対側の面には、その長手方向に延びる面取り状の傾斜面が形成されていることを特徴としている。
【0009】
上記構成では、液晶表示パネルを駆動させるための基板と同一の基板上に光源が搭載されている。このため、光源を搭載し、これを駆動するための配線が設けられた基板を、液晶表示パネルの駆動用の基板とは別に設ける必要がない。また、光源用の配線を、液晶表示パネル用の配線と同時に形成することができるようになるばかりか、光源用の配線と電力源との間の導通接続を、液晶表示用のものと同一のコネクタおよびハーネスを用いて行うことができる。このように、液晶表示パネル用の基板上に光源を搭載する構成を採用することにより、当該基板とは別基板に光源を搭載する構成に比べて、著しく作業効率が改善され、製造コスト的に有利なものとなる。
【0010】
また、導光手段においては、導入部が出射部よりも背面側、すなわち基板に近い側に位置ずれして設けられているため、たとえ光源が出射部に対して液晶パネルの厚み方向に位置ずれした部位(基板)に設けられるとしても、導入部を介して適切に導光手段内に光を導入することができるようになる。
【0011】
【0012】
好ましい実施の形態においては、上記導入部における上記基板と対向する面は、上記光源からの距離が大きくなるほど、その厚み寸法が小さくなるように全体として傾斜状に形成されている。
【0013】
上記構成では、導部が、点状光源からの距離が大きい部位ほどその厚み寸法が小さいため、点状光源からの距離が大きい部位を進行する光ほど、導部の基板と対向する面に入射する機会が多くなる。一方、導入部における点状光源からの距離が大きい部位を進行する光の光量は、その距離が小さい部位に比べて相対的に少ないものとなる。したがって、上記構成とされた導光手段では、側面において反射される光の量が、光源からの距離にかかわらず、側面の各所において同様なものとすることが可能となる。これにより、少ない光源数であっても、出射部に対して均一に光を導入し、出射部の全体から均一に、必要とされる光量の光を出射することができるようになる
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
上記構成によれば、凹部または凸部の形状を適宜工夫することにより、導入部内を進行し、導入部の外面に入射する光を有効に反射させ、導入部からの光の漏れを低減することができるようになる。
【0018】
また、凹部や凸部が受けた光はその進行方向を変える。したがって、凹部や凸部の形状、数および配置などを工夫すれば、出射部側に向けて効率よく、しかも導入部の全体において均一に光を出射させることが可能となる。
【0019】
ここで、凹部または凸部の形状は、受けた光を導入部の外に漏らさず、また受けた光の向きを有効に出射部側に変えれるような形状であればよく、たとえば柱状、錐状や半球状などの形状を採用することができる。また、断面コの字状やV字状の溝を複数形成し、あるいは梨子地状などに粗面化して凹部および凸部を同時に形成してもよい。凹部および凸部を溝により形成する場合には、溝の延びる方向を導部の厚み方向あるいは幅方向とするのが好ましい。また、たとえば点状光源に近い部位ほど、その密度が小さくなるように凹部や凸部を複数形成することにより、点状光源からの距離が大きい部位ほど、さらに効率良く光を反射させ、出射部に向けて光を進行させることが可能となる。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0026】
図1は本願発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の一例を示す全体斜視図、図2は図1の液晶表示装置の断面図、図3は図1および図2の液晶表示装置を構成する透明基板および透明電極の要部を示す分解斜視図である。
【0027】
図1および図2によく表れているように、本実施形態の液晶表示装置X1は、平面視矩形状の液晶表示パネル1、この液晶表示パネル1の正面(図1および図2の上方)側を覆う導光板2、この導光板2に導入する光を発する点状光源3、および液晶表示パネル1の背面に設けられた配線基板4を具備して構成されている。
【0028】
液晶表示パネル1は、たとえばモノクロ表示用に構成され、単純マトリクス駆動方式が採用されたものである。この液晶表示パネル1は、ガラス製の一対の透明基板10a,10bおよびシール部材11によって囲まれた空間に液晶12を封入したものであり、透明基板10aの正面側には偏光板13aが、透明基板10bの背面側には偏光板13bおよび反射板14が重ねて設けられた構成とされている。
【0029】
図3に示したように、各透明基板10a,10bには、互いに対面する側の面の略全域にわたって、複数の透明電極15a,15bがそれぞれ設けられている。各透明電極15a,15bは、一方向に延びる線状であり、その幅方向に一定間隔隔てて並ぶようにして形成されている。ただし、透明電極15a,15bどうしは、互いに直交するようにして形成されており、透明電極15a,15bどうしの各交点が表示画素となる。各透明基板10a,10b上にはさらに、図1によく表れているように、各透明電極15a,15bを覆うようにして、液晶分子にねじれを与えるための配向膜16a,16bがそれぞれ設けられている。
【0030】
偏光板13a,13bは、一定の方向に振動する光のみを選択的に透過させるものであり、たとえば一方が水平方向に振動する光を、他方が垂直方向に振動する光をそれぞれ選択的に透過させるものである。
【0031】
反射板14は、正面側から背面側に向けて進行してきた光の向きを、正面側に変えて進行させるものである。
【0032】
導光板2は、図1および図2に示したように点状光源3から導入された光をその裏面(図2の下方側の面)23から出射する出射部20、およびこれ隣接して設けられた導入部21を有している。この導光板2は、たとえば透明性に優れる樹脂を用いた金型成形により、出射部20および導入部21が一体的に形成されている。導光板2を構成する具体的な材質としては、透明度に優れるポリカーボネート、あるいはPMMA(ポリメタクリル酸メチル(メタクリル樹脂))などが挙げられる。
【0033】
出射部20は、裏面23が滑らかな平面状であるのに対し、正面側(図2の上方側)の面(表面)24は凹凸状とされている。より具体的には、導光板2の表面24は、傾斜の向きおよび傾斜角が相違する2種類の傾斜面25a,25bを有する側面視三角状の複数の凸部25が一定方向に連続して形成された凹凸状とされている。
【0034】
導入部21は、図1に良く表れているように出射部20に隣接して一方向に延びる棒状領域であり、出射部20に対して背面側に位置ずれしている。この導入部21は、配線基板4と対面する側面21aが全体として傾斜状とされ、点状光源3からの光の入射面21bから遠ざかるほど、その厚み寸法が小さくなるようになされている。側面21aには、凹部としての溝部21cが複数設けられている。各溝部21cは、導光部21の幅方向に延びるとともに、断面V字状とされており、入射面21bから遠ざかるほど、その密度が大きくなるように形成されている。なお、溝部21cは、配線基板4に対面する側面21aに限らず、他の側面21d,21eに形成してもよい。
【0035】
点状光源3は、導入部21内に導入する光を発するものであり、導入部21における入射面21bにその光出射面3aが対面するようにして配線基板4上に実装されている。この点状光源3としては、LEDなどが用いられる。
【0036】
配線基板4は、図面上には表れていないが、絶縁基材の表面に液晶表示パネル1を駆動するための配線の他、点状光源3を駆動するための配線、駆動IC、およびコネクタなどが設けられたものである。
【0037】
このように、本実施形態では、液晶表示パネル1を駆動させるための配線基板4上に点状光源3が搭載されている。このため、点状光源3を搭載し、これを駆動するための配線が設けられた基板を、液晶表示パネル1の駆動用の配線基板4とは別に設ける必要がなく、また点状光源3用の配線を、液晶表示パネル1用の配線と同時に形成することができる。しかも、点状光源3用の配線と電力源との間の導通接続を、液晶表示パネル1用のものと同一のコネクタおよびハーネスを用いて行うことができる。このように、液晶表示パネル1用の配線基板4上に、点状光源3を搭載する構成を採用することにより、当該配線基板4とは別基板に点状光源3を搭載する構成に比べて、著しく作業効率が改善され、製造コスト的に有利なものとなる。
【0038】
以上の構成においては、点状光源3を点灯駆動させると、この点状光源3から発せられた光は、導入部21の入射面21bから入射され、導光部21の側面21a,21d,21eにおいて反射しつつ導光部21内を進行する。このとき、溝部21cに到達した光は、溝部21cにおいて反射され、その進行向きが上方(正面)側に変えられる。上方側に向きを変えられた光は、側面21d,21e、あるいは傾斜面26において反射されてから出射部20に導入される。
【0039】
本実施形態では、側面21aが傾斜状とされているとともに、点状光源3からの距離が大きい部位ほど溝部21cの配置密度が大きくされているから、点状光源3からの距離が大きい部位ほど、側面21a、ひいては溝部21cと反射する機会が多くなる。その一方、導光部21における点状光源3からの距離が大きな部位ほど、そこを進行する光の量が小さいことから、結局は、側面21aの全体としては反射光量が各所において略均一化される。したがって、導入部21からは、出射部20に対して均一に光が導入されることとなる。
【0040】
出射部20に導入された光は、出射部20の表裏面23,24による反射を繰り返しながらこの導光板2の内部を他側面27に向けて順次進行していく。そして、導光板2の裏面23に対して全反射臨界角よりも小さい角度で入射した光は、この裏面23から液晶表示パネル1に向けて出射される。このような光の出射は、導光板2の裏面23の各所において行われるため、導光板2の裏面23全体から光が出射されることとなる。
【0041】
出射部20の裏面23から出射した光は、たとえば水平方向に振動する光のみが選択的に偏光板13aを透過し、配向膜16a,16bによってその振動方向がたとえば90度変えられて、垂直方向に振動する光とされる。この光は、偏光板13b透過可能であるから、偏光板13bを下方に向けて透過し、反射板14によって上方に向けて反射される。そして、再度偏光板13bを透過した後、液晶表示パネル1の配向膜16a,16bによってその振動方向が90度変えられて、水平方向に振動する光とされる。この光は、偏光板13aを透過可能であるから、偏光板13aを透過してからさらに導光板2を透過し、液晶表示装置X1の正面に出射する。
【0042】
一方、点状光源3を駆動させることなく、外光を利用した画像表示を行わせる場合には、外光が導光板2、偏光板13a、配向膜16a,16b、偏光板13bを順次下向きに透過した後に反射板14によって上向きに反射されることにより、その光が上記各部を上記とは逆に透過して液晶表示装置X1の正面側から出射することとなる。
【0043】
そして、表示すべき画像に応じて、所定の透明電極15a,15bどうしの交点(画素)に電圧を印加すれば、当該交点では光の振動方向は変えられない。したがって、液晶表示パネル1の正面側から当該画素を透過した光は、偏光板13bを透過できず、また液晶パネル1の背面側から当該画素を透過した光は、偏光板13aを透過することができない。これにより、電圧が印加された交点を通過する光は、液晶表示装置1の正面から出射されることがないため、当該交点に対応する画素が、観測者には黒色として認識されることとなる。
【0044】
なお、導入部21の側面21d,21eにも、溝部や柱状、錐状あるいは球状の凹部や凸部を設けてもよいし、側面21aにおいても、溝部21cに代えて上記したような凹部や凸部を設けてもよい。また、側面21a,21d,21eの全体に、光反射率の高い高反射率層を設けてもよいし、小領域の高反射率層を、複数散点状に設けてもよい。このような高反射率層は、たとえば白色系の塗料を印刷などの手法により塗布することにより形成される。
【0045】
次に、本願発明に係る液晶表示装置の変形例および参考例を図4ないし図9を参照して説明する。なお、各変形例においては、液晶表示パネル1や導光手段の出射部の構成は同一とされているから、これらの各部については、先に説明した実施形態の出射部と同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0046】
図4に示した液晶表示装置X2は、2つの点状光源3を有しており、これらが配線基板4上に実装されている。これにともない、導入部51の構成が先に説明した実施形態とは相違している。すなわち、導入部51は、各点状光源3からの距離が大きくなるほど、すなわち導入部51における長手方向の中心部に向かうほど、その厚み寸法が小さくなるように、側面51aが全体としてくの字状とされている点で異なっている。ただし、出射部20に対して配線基板4側に位置ずれしている点で先の実施形態と共通している。側面51aには、導入部51の幅方向に延びるとともに、断面V字状の溝部51cが複数設けられている。これらの溝部51cは、上記中心部に向かうほど、その配置密度が大きくなるようにして形成されている。
【0047】
以上の構成においても、点状光源3からの距離が大きい部位(長手方向の中心部)ほど、導入部51の幅寸法が小さくされ、溝部51cの配置密度が大きくなるから、点状光源3からの距離が大きい部位ほど効率良く光を反射させて出射部20側に光を進行させることができる。
【0048】
なお、上記形態とされた導入部51においても、溝部51cは、側面51d,51eにも設けてよく、また各溝部51cを一定間隔毎に設けてもよい。
【0049】
図5および図6に示した液晶表示装置X3は、本願発明の参考例に係り、導入部61が出射部20とは別体として構成されており、これらにより導光手段が構成されている。導入部61は、出射部20と同一の材料、たとえばポリカーボネートやPMMAにより一様矩形断面を有する棒状に形成されており、出射部20に対して背面側に位置ずれして配線基板4上に配置されている。これにともない、点状光源3は、その光出射面3aが入射面61bに対面するようにして配線基板4上に搭載されている。このような導入部61では、点状光源3から導入された光が導入部61の各側面61a,61d,61e,61fにおいて反射しつつ導入部61内を進行する。その過程において、側面61fに対して全反射臨界角よりも小さな角度で入射した光は、正面側(上方側)に向けて出射する。
【0050】
なお、導入部61から、効率良く、しかも均一に光を出射すべく、導入部61の側面61a,61d,61eおよび端面61gの表面に、高反射率層を設けてもよい。この高反射率層は、側面61a,61d,61eおよび端面61gの全面に設けてもよいし、小領域により構成される高反射率層を、複数の散点状に配置形成してもよい。また、高反射率層に代えて、凹部や凸部を複数散点状に配置形成してもよい。
【0051】
図7および図8に示した液晶表示装置X4は、本願発明の参考例に係り、導入部71が配線基板4に沿うようにして、出射部20に対して背面側(図8の下方側)に位置ずれして設けられている。この導入部71は、出射部20との間が、傾斜部72を介して繋げられて一体化されている。導入部71がこのような形態とされたことにともない、配線基板4上には、複数の点状光源3が、これらの光出射面3aが側面71dに対面するようにして列状に搭載されている。
【0052】
なお、複数の点状光源に代えて、側面71dに沿うようにして冷陰極管などの棒状光源を用いてもよい。
【0053】
図9に示した液晶表示装置X5もまた、本願発明の参考例に係り、導入部81が配線基板4に沿うようにして設けられて、出射部20に対して背面側(図8の下方側)に位置ずれしている点においては、先の変形例と共通する。ただし、点状光源3が、導入部81における長手方向の端面81b(入射面)に対面した状態で配線基板4に搭載されており、配線基板4に対して起立する側面81dが、点状光源3からの距離が大きくなるほど導入部81の幅寸法が小さくなるように傾斜状とされている。側面81dには、上下方向に延びる複数の溝部81cが複数設けられており、これらの溝部81cは、点状光源3からの距離が大きくなるほど、その配置密度が大きくなるように形成されている。
【0054】
なお、図7および図8に示した液晶表示装置X4および図9に示した液晶表示装置X5のいずれにおいても、導入部71,81を出射部20とは別体として構成してもよい。また、出射部20に対して効率良く光を導入すべく、導入部71,81の側面71a,71f,81a,81fおよび傾斜部72,82の表面72a,72b,82a,82bを、高反射率層で覆ってもよいし、また傾斜部の表面72a,72b,82a,82bに、凹部や凸部、あるいは小領域の高反射率層を複数散点状に形成してもよい。
【0055】
以上に説明してきた各液晶表示装置X2〜X5においても、点状光源3が配線基板4上に搭載されているから、これにともなう製造コストの削減という利点を享受することができる。
【0056】
その他、本願発明に係る液晶表示装置の各部の具体的な構成は、上述の実施形態に限定されず、種々に設計変更自在である。液晶の種類やその駆動方式などはなんら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明に係る液晶表示装置の一例を示す全体斜視図である。
【図2】 図1の液晶表示装置の断面図である。
【図3】 図1および図2の液晶表示装置を構成する透明基板および透明電極の要部を示す分解斜視図である。
【図4】 本願発明に係る液晶表示装置の他の例を示す部分斜視図である。
【図5】 本願発明に係る液晶表示装置の参考例を示す全体斜視図である。
【図6】 図5の液晶表示装置の断面図である。
【図7】 本願発明に係る液晶表示装置の他の参考例を示す全体斜視図である。
【図8】 図7の液晶表示装置の断面図である。
【図9】 本願発明に係る液晶表示装置のさらに他の参考例を示す全体斜視図である。
【図10】 従来の液晶表示装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
X1〜X5 液晶表示装置
1 液晶表示パネル
2 導光板
3 光源
4 基板
20 出射部
21,51,61,71,81 導入部
21a,51a 側面(導入部の背面側の)
21c 溝部(側面に形成された)
71d,81d 側面(基板に対して起立する)

Claims (2)

  1. 平面視矩形状をした液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの正面側を覆うようにして配置される導光手段と、この導光手段に導入する光を発する光源と、上記液晶表示パネルの背面に配置され、かつ上記液晶表示パネルを駆動するための配線が形成された基板と、を備えた液晶表示装置であって
    記導光手段は、上記液晶表示パネルの正面側を覆い、一面から光を出射する出射部と、上記出射部に対して一体に連結され、かつ、上記液晶表示パネルの一側縁に沿って長手状に延びるとともに、上記出射部よりも背面側に位置ずれした導入部と、を有しており、
    上記光源は、上記導入部の長手方向端部に隣接させて、上記基板上に搭載されており、
    上記導入部における上記基板と対向する面には凹部または凸部が形成されており、かつ、
    上記導入部における上記基板と反対側の面には、その長手方向に延びる面取り状の傾斜面が形成されていることを特徴とする、液晶表示装置。
  2. 上記導入部における上記基板と対向する面は、上記光源からの距離が大きくなるほど、その厚み寸法が小さくなるように全体として傾斜状に形成されている、請求項に記載の液晶表示装置。
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