JP3935896B2 - 撮像レンズ、撮像モジュール及び携帯端末 - Google Patents

撮像レンズ、撮像モジュール及び携帯端末 Download PDF

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Description

本発明は、CCD、CMOS等の撮像素子を利用した撮像装置に使用される撮像レンズ、これを用いた撮像モジュール及び携帯端末に関する。
近年、マルチメディアに利用される撮像装置に関連する技術の発達は著しく、例えば、携帯電話、デジタルカメラ、携帯型のコンピュータ等にCCD、CMOS等の撮像素子を利用した撮像装置が使用されている。これら撮像装置に搭載される撮像レンズは更なる高性能化、小型化、軽量化が求められている。
小型化、軽量化に関し、従来、1枚構成のレンズ系や2枚構成のレンズ系の撮像レンズが提案されている。しかしながら、これらのレンズ系は、小型化、軽量化には有利であるが、撮像レンズに要求される高画質、高解像度等の高性能化に関しては、不十分である。
そのため、3枚以上のレンズ構成により、高画質、高解像度に対応する撮像レンズの技術開発が進められ、種々構成の撮像レンズ系が提案されている。
例えば、3枚レンズ構成の場合、物体側から開口絞り、物体側が凸面である正のパワーを持つ第1レンズ、物体側が凹面である負のパワーを持つ第2レンズ、正のパワーを持つ第3レンズを順次配列して構成された撮像レンズ系は公知である。この技術を改良した提案が例えば、特許文献1,2に開示されている。特許文献1に示される撮像レンズは、画角が広い、諸収差が良好に補正されるなどの特徴を有する撮像レンズである。特許文献2に示される撮像レンズは、小型で、諸収差が良好に補正されるなどの特徴を有する撮像レンズである。
特開2001−75006号公報 特開2004−4566号公報
ところが特許文献1に示される撮像レンズは、小型化、軽量化の面で、不十分な点があった。また、特許文献2に示される撮像レンズは、解像度の点で少し不十分な点があった。また、小型で高性能の撮像レンズの表面形状は、通常、少なくとも1面以上が複雑な非球面形状であり、レンズ表面を設計とおりの所望の形状に賦形することは困難である。従来、この複雑なレンズ表面の賦形を考慮した提案は少ない。
本発明は、これら従来技術に鑑み、小型軽量で、諸収差が好適に補正され、解像度が良好で、かつ、レンズ表面の賦形が容易な、3枚構成の撮像レンズ、この撮像レンズを使用した撮像モジュール及び携帯端末を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための請求項1記載の発明は、物体側から順に、開口絞り、物体側より像面側の曲率半径が大きい正のパワーの両凸面形状の第1レンズと、像側面が凸面形状の負のパワーの第2レンズと、像側面の光軸近傍が凹面形状であり、外周部が凸面形状である正のパワーの第3レンズとが、順次配列された撮像レンズにおいて、前記第1〜第3レンズの面の少なくとも1面以上が非球面形状であり、下記の条件式を満足する撮像レンズである。
0.5<f1/f<0.8 (1)
0.3<|f2|/f<0.7 (2)
0.5<f3/f<1.0 (3)
0.4<R1/|R2|<1.0 (4)
0.2<|R3|/|R4|<0.6 (5)
0.1<R5/R6<0.3 (6)
ただし、
f :本発明の撮像レンズ全体の焦点距離
f1 :第1レンズの焦点距離
f2 :第2レンズの焦点距離
f3 :第3レンズの焦点距離
R1 :第1レンズの物体側面の中心曲率半径
R2 :第1レンズの像側面の中心曲率半径
R3 :第2レンズの物体側面の中心曲率半径
R4 :第2レンズの像側面の中心曲率半径
R5 :第3レンズの物体側面の中心曲率半径
R6 :第3レンズの像側面の中心曲率半径
請求項1記載の発明によれば、物体側より、開口絞り、正のパワーの第1レンズ、負のパワーの第2レンズ、正のパワーの第3レンズが順次配列されており、第1〜第3レンズのうちの少なくとも1面以上が非球面形状であり、それぞれのレンズの焦点距離と撮像レンズ全体の焦点距離との関係が、条件式(1)、(2)、(3)を満足することにより、解像度が良好で、小型軽量で、諸収差が好適に補正された3枚構成の撮像レンズを得ることができる。更に、第3レンズを、条件式(4)で物体側面の中心曲率半径R5と像側面の中心曲率半径R6の比及び像面側の表面が特定の形状に規定されることにより、撮像レンズの全長が短くなると共に、像面湾曲等の収差が好適に補正され、かつ、レンズ表面形状の賦形性も良くなる。更に、第1レンズ及び、第2レンズのそれぞれの物体側面の中心曲率半径と像側面の中心曲率半径の比が条件式(5)、(6)で規定されることにより、撮像レンズの全長が短くなると共に、球面収差、コマ収差、像面湾曲などの諸収差が好適に補正され、レンズ表面形状の賦形性も良くなる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、第1〜第3レンズの全ての面が非球面形状である撮像レンズである。
請求項2記載の発明によれば、諸収差がより好適に補正された撮像レンズを得ることができる。
請求項記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明と同様の構成を備えると共に、第1〜第3レンズの全てのレンズがプラスチック材料で構成され、全てのレンズは外周部に結像に寄与しないコバKBを有し、レンズの曲面終端の外径LDとコバKBの最長外径KDの比が下記条件式を満足することを特徴とする撮像レンズである。
1.1< KD/LD<4.0 (
請求項記載の発明によれば、レンズ表面形状の賦形性が良くなる。
請求項記載の発明は、請求項1乃至請求項記載の発明のいずれかの発明と同様の構成を備えると共に、第1レンズと第3レンズは、ASTM D542法に準じて測定したd線の屈折率が1.500〜1.540であるポリオレフィン系材料、第2レンズがASTM D542法に準じて測定したd線の屈折率が1.580〜1.615であるポリカーボネート系材料又はポリエステル系材料で構成される撮像レンズである。
請求項記載の発明によれば、撮像レンズを構成するプラスチック材料を、第1レンズと第3レンズをポリシクロオレフィン、第2レンズをポリカーボネート又はポリエステル系材料とすることにより、本発明の目的とする撮像レンズの光学設計及び、レンズ表面形状の賦形性がより容易となる。
請求項記載の発明は、自己の光電変換面上に照射された光に対応した画像信号を得る撮像素子と、前記撮像素子の光電変換面上に被写体を結像させる、請求項1乃至請求項記載の発明のいずれかに記載の撮像レンズと、物体側から光入射用の開口部を有し、前記撮像レンズを保持、固定する鏡筒と、前記撮像レンズから前記撮像素子に入射する有効光速を透過する透明平板と、前記撮像素子を保持すると共に電気信号の送受を行う外部接続用端子を有する画像信号処理回路と、前記透明平板、前記撮像素子、前記画像信号処理回路を保持、固定する筐体を含む部品で構成され、これらが一体的に形成された撮像モジュールである。請求項5記載の発明によれば、小型軽量で、高画質の撮像モジュールを得ることができる。
請求項記載の発明は、請求項記載の撮像モジュールを備える携帯端末である。請求項6記載の発明によれば、小型軽量で、高画質な携帯端末を得ることができる。
本発明の撮像レンズは、正負のパワーが好適にバランスされ、かつ、諸収差の補正を好適に行うことができるため、解像度が良好で、小型軽量となる。更に、撮像レンズの全長が短くなると共に、像面湾曲等の収差が好適に補正され、かつ、レンズ表面形状の賦形性も良くなる。更に、球面収差、コマ収差、像面湾曲などの諸収差が好適に補正され、レンズ表面形状の賦形性も良くなる。また、撮像モジュール及び携帯端末は、小型軽量で、高解像度となる。
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。図1は本発明に係る撮像レンズLの基本構成の一つを示す。
本実施形態の撮像レンズLは、図1の左側より、図示されていない物体、開口絞りS、正のパワーの第1レンズL1、負のパワーの第2レンズL2、正のパワーの第3レンズL3とが、順次配列された3枚構成のレンズである。開口絞りSを第1レンズL1の前に置くことで射出瞳を像面から離している。第3レンズL3と図示されない像との間に、透明平板Pが置かれる。この透明平板Pは、撮像レンズLと図示されていない撮像素子11との間に設置され、赤外カットフィルター、ローパスフィルター、又は、カバーガラスなどの機能を有するものが使用される。一点鎖線は光軸を示す。
第1レンズL1は両凸面のレンズ、第2レンズL2の物体側の面は凹面、第3レンズL3の物体側の面は凸面であって、第1〜第3レンズL3の面の少なくとも1面以上が非球面形状とすることにより、諸収差は補正される。撮像レンズLとしてのパワーバランスは、第1レンズL1のパワーは、第1レンズL1の焦点距離f1と本発明の撮像レンズ全体の焦点距離fとの比f1/fが下記条件式(1)の範囲に、第2レンズL2のパワーは、第2レンズL2の焦点距離f2と本発明の撮像レンズ全体の焦点距離fとの比|f2|/fが下記条件式(2)の範囲に、第3レンズL3のパワーは、第3レンズL3の焦点距離f3と本発明の撮像レンズ全体の焦点距離fとの比f3/fが下記条件式(3)の範囲に規定することにより、高解像度で、小型軽量化が可能となり、レンズ表面形状の賦形性も良くなる。
0.5<f1/f <0.8 (1)
0.3<|f2|/f <0.7 (2)
0.5<f3/f <1.0 (3)
前記条件式について、更に説明する。
第1レンズL1のf1/fの値が、条件式(1)の下限値より小さいと、第1レンズL1の正のパワーが過度に大きくなり過ぎ、第2レンズL2以降の誤差感度が大となるので、好ましくない。また、上限値より大きくなると、正のパワーが小さくなり過ぎ、撮像レンズの全長の短縮化が難しくなる。
第2レンズL2は負のパワーのレンズである。第1レンズL1、第3レンズL3が共に正のパワーであるため、条件式(2)により、第2レンズL2の負のパワーを規定し、撮像レンズ全体のパワーを適正化している。第2レンズ2の焦点距離f2と本発明の撮像レンズ全体の焦点距離fとの比は、条件式(2)で規定されるが、より好ましくは、0.4<|f2|/f<0.6である。|f2|/fの値が下限値より小さくなると撮像レンズの正のパワーが大きくなりすぎて、第レンズL2、第3レンズL3の誤差感度が大となり、好ましくない。また、上限値より大きくなると、色収差の補正が不十分となる。
第3レンズL3の正のパワーは、条件式(3)で規定され、第1レンズL1との正のパワー配分を適正化している。第3レンズL3の焦点距離f3と本発明の撮像レンズ全体の焦点距離fとの比f3/fは、条件式(3)で規定されるが、より好ましくは、0.6<f3/f<0.9である。f3/fの値が下限値より小さくなるとレンズの中心部と周辺部との肉厚差が大となり、レンズ表面形状の賦形が難しくなる。また、第1レンズL1との正のパワー配分が不適切となり、歪曲収差の補正が困難となることがある。一方、上限値より大きくなると、センサーへの入射角が大きくなり好ましくなく、撮像レンズL全長の短縮化も難しくなる。
また、第1〜第3レンズL3の全ての面を非球面形状とすることにより、第1レンズL1では、主として球面収差、コマ収差が補正され、第2レンズL2では、主としてコマ収差、非点収差が補正され、第3レンズL3では、主として像面湾曲や歪曲収差などの画面周辺部の諸収差が補正され、それぞれのレンズに収差補正を適宜分担させて、良好な撮像レンズLを得ることができる。
次に、図2により、第3レンズL3の形状を説明する。第3レンズL3の焦点距離は前記条件式(3)で規定され、さらに、第3レンズL3の物体側面の中心曲率半径R5と像側面の中心曲率半径R6の比R5/R6が条件式(4)を満足し、かつ、像側面の形状は中心部Aが概略凹面、周辺部Bが概略凸面となっている。
0.1<R5/R6<0.3 (4)
R5/R6の値が下限より小さくなると、像面湾曲や非点収差が悪くなる。上限値より大きくなると、センサーへの入射角が大きくなり、撮像レンズL全長の短縮化も難しくなる。
R5/R6の値が条件式(4)の範囲内であって、像側面のレンズ表面形状は中心部Aが概略凹面であり、周辺部Bが概略凸面とすることにより、諸収差の補正がより良好に行え、高画質になると共に、レンズサイズが大きくなるのを防止し、さらに、第3レンズL3の表面形状の賦形が容易となる。ここで、中心部Aと周辺部Bの領域は、所望のレンズの光学特性との関係でその領域は変動する。図2で説明すると、第3レンズL3の像側面のレンズの面と光軸との交点を中心Cとして、レンズ径LDの80%以内、好ましくは、60%以内の領域が概略凹面であって良く、また、レンズ径の周辺部80〜100%、好ましくは、60〜100%の領域が概略凸面であって良い。凹面と凸面が重なるレンズ径LDの60〜80%の領域は、レンズの光学特性や諸収差の補正の適否を考慮して、レンズの光学設計により、適宜、中心部Aから続く凹面であったり、周辺部Bから続く凸面であったりする領域となる。
また、第1レンズL1は、物体側面の中心曲率半径R1と像側面の中心曲率半径R2の比R1/|R2|が条件式(5)を満足し、第2レンズL2は、物体側面の中心曲率半径R3と像側面の中心曲率半径R4の比が条件式(6)を満足する形状である。
0.4<R1/|R2|<1.0 (5)
0.2<|R3|/|R4|<0.6 (6)
第1レンズL1のR1/|R2|の値が下限より小さくなると、軸外収差の補正が困難となる。一方、上限より大きくなると、撮像レンズLの全長が長くなる。第2レンズL2の|R3|/|R4|の値が下限より小さくなると、第2レンズL2、第3レンズL3の誤差感度が大きくなり過ぎ、好ましくない。一方、上限より大きくなると、軸外収差の補正が困難となる。また、第1レンズL1が条件式(5)を、第2レンズL2が条件式(6)を満足することで、レンズ表面形状の賦形性が良くなる。
次に、レンズを構成する材料を説明する。第1〜第3レンズL3の全てのレンズがプラスチック材料で構成され、全てのレンズは外周部に結像に寄与しないコバKBを有している。
プラスチック材料は、射出成形法などの方法により、複雑形状の成形品を生産性良く製造でき、軽量化が容易なため、撮像レンズ用の材料として有用である。しかし、プラスチック材料を使用しても、小型で、非球面の複雑な表面形状を有する撮像レンズの表面形状を精度良く、賦形することは難しい。特に、レンズの径が10mm以下の場合、賦形が難しくなる。このレンズ表面の賦形性を良くする方法として、従来、レンズの外周部に結像に寄与しないコバKBを設け、撮像レンズ製造時のプラスチックの成形加工性を改良する方法が知られている。しかし、成形加工性に有効なコバKBの形状についての提案は見当らない。
そこで、撮像レンズLの好適なコバKBの形状を検討した結果、撮像レンズLの複雑な表面形状の賦形には、レンズの外径LDとコバの外径KDの関係が影響することを見出した。即ち、レンズの大きい方の面、第3レンズの場合、像側面のレンズ曲面終端X、X’の長さをレンズの外径LDとして、コバKBの最長外径KDとの比が、
1.1< KD/LD<4.0 (7)
より好ましくは、1.1<KD/LD<3.0を満足させることにより、レンズの表面形状の賦形性は良好であった。
KD/LDの値が下限より小さいと賦形性が悪くなることがあり、上限より大きくなっても賦形性には大きな問題はないが、使用樹脂量が多くなり、又、大きな型締圧力の成形装置が必要となり、好ましくない。なお、前記のレンズの外径LDは、図2の場合、像側面の曲面終点X−X’の間の長さであり、この長さは、通常、レンズの有効画面対角長より長い。
コバKBの形状は円形が好ましいが、楕円形であってもよい。また、図3のようにコバKBの一部に切り欠きがあってもよい。
図1により、KD/LDの具体例を挙げると、第1レンズL1のKD/LDは2.1
KD=2.38mm、LD=5.00mm)、第2レンズL2のKD/LDは2.3(KD=7.30mm、LD=3.12mm)、第3レンズL3のKD/LDは1.3(KD=7.50mm、LD=5.74mm)である。
なお、プラスチックの射出成形等で撮像レンズLを成形する場合、前記のコバの外径KD以外にコバKBの厚さも影響する。しかし、コバKBの厚さは、撮像レンズLの形状、例えば、凹面か凸面か、レンズ厚さ等、また、組合される他のレンズとの間隔等、成形加工性以外の要因で決まることがあるため、明確に、規定することは難しい。
本発明の撮像レンズLの場合、撮像レンズの中心Cの厚さLTとコバの最も薄い個所の厚さKTの比が、0.2<KT/LT<3.0の範囲にある場合、撮像レンズLの表面形状の賦形性は良好であった。
なお、レンズ外周部にコバKBを設けた場合、コバKBに光が入射すると、ゴーストやフレアの原因となる。その場合、図4に示したように第1レンズL1と第2レンズL2の間、第2レンズL2と第3レンズL3の間の2つのレンズ間の少なくとも一方の間に、周辺光束を制限する遮光マスク16を設けることにより、コバKBへの光の入射を最小限に抑え、ゴーストやフレアを発生を抑制することができる。本発明の撮像レンズLでは、必要に応じて、遮光マスク16を設けることができる。
前記の遮光マスク16は、中央部に光透過用の開口部を有する遮光部材、コバKBに遮光塗料を塗布するなどコバKBへの光の入射を制限するものであれば、材質や形状に特別な限定はない。
プラスチック材料は種類によって、光線透過率、屈折率や成形加工性が異なるため、その選択は重要である。本発明の撮像レンズLは、第1レンズL1および第3レンズL3にはASTM D542法に準じて測定したd線の屈折率が1.500〜1.540であるポリオレフィン系材料が好適であり、第2レンズL2には、ASTM D542法に準じて測定したd線の屈折率が1.580〜1.615であるポリカーボネート系材料またはポリエステル系材料が好適に使用される。これらのプラスチック材料の使用により、撮像レンズLの光学設計が容易であり、表面形状の賦形が容易なレンズ形状を得ることができる。
第1レンズL1、第3レンズL3に使用されるポリオレフィン系材料の具体例としては、シクロ環や、その他の環状構造を有する非晶性のポリオレフィンがある。第2レンズL2に使用されるポリカーボネート系材料としてはビスフェノール型ポリカーボネート、ポリエステル系材料としては、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレンなどのフルオレン構造を有する原料を1成分とするポリエステルがある。
また、本発明の撮像レンズLは、全てのレンズの物体側面、像側面の表面が反射防止膜や表面硬度向上を目的とした表面処理を行った後、撮像モジュール10などに使用することが好ましい。反射防止膜は、公知の真空蒸着法により、本発明の第1〜第3レンズの全ての面に付与される。反射防止膜を付与されたそれぞれのレンズの光線透過率は、分光光度計での測定で、波長450−750nmの範囲で、90%以上、より好ましくは、波長450−750nmの範囲で、95%以上である。
図4は、本発明の撮像レンズLを使用した撮像モジュール10の断面の1例である。
この撮像モジュール10は、CCD又はCMOSのいずれかからなる撮像素子11、本発明の撮像レンズL1、L2、L3、これら撮像レンズを固定、保持する鏡筒12、赤外カットフィルター、ローパスフィルター、もしくはカバーガラスのいずれかからなる透明平板P、フレキシブル基板、コネクターなどの外部との電気信号の送受ができる外部接続用端子を有する画像信号処理装置13、鏡筒12と接続固定すると共に透明平板P、画像信号処理装置13を保持する筐体14で構成されている。透明平板Pは赤外カットフィルター又は、ローパスフィルターとカバーガラスの組合せであってもよい。
鏡筒12は物体側からの光入射用の開口部を有し遮光性を有する材料からなり、通常、プラスチック材料が使用される。撮像レンズLは、鏡筒12に、物体側から第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3の順に所定の間隔で取りつけられる。それぞれのレンズはコバKBを有しており、コバKBは接着剤等により鏡筒12に固定しても良く、又、レンズ押さえ15を使用して、レンズ位置を固定し、レンズ押さえ15と鏡筒12とを接着剤等で固定してもよい。第1レンズL1と第2レンズL2との間、第2レンズL2と第3レンズL3との間には、必要に応じて、コバKBを原因とするゴーストやフレアを抑制するため、遮光マスク16を組込んでもよい。前記のレンズ押さえ15、遮光マスク16は、遮光性を有するプラスチック材料が好ましく使用される。レンズ間の間隔は、鏡筒12とそれぞれのレンズとの間隔やコバKBの形状により、所望の間隔とされる。撮像素子11は外部接続用信号端子を有する画像信号処理装置13の上に配置され、図示されていないワイヤを介して、画像信号処理装置13と接続されている。
透明平板P、画像信号処理装置13は接着剤などにより筐体14に固定され、鏡筒12は筐体14の内側にネジ17により螺入され、相互に連結されている。
前記の撮像モジュール10は、ノートブックタイプのコンピュータ、携帯電話、デジタルカメラなどの携帯端末だけでなく、自動車、産業機器のモニター用部品にも使用される。
以下、本発明に係る撮像レンズLの実施例を説明する。各実施例に使用する記号は以下の通りである。
f :撮像レンズ全体の焦点距離
f1 :第1レンズL1の焦点距離
f2 :第2レンズL2の焦点距離
f3 :第3レンズL3の焦点距離
FB :バックフォーカス
F :Fナンバー
R1 :第1レンズL1の物体側面の中心曲率半径
R2 :第1レンズL1の像側面の中心曲率半径
R3 :第2レンズL2の物体側面の中心曲率半径
R4 :第2レンズL2の像側面の中心曲率半径
R5 :第3レンズL3の物体側面の中心曲率半径
R6 :第3レンズL3の像側面の中心曲率半径
Tt :屈折面の間隔
nd :d線での屈折率
νd :アッペ数
撮像レンズLのそれぞれのレンズの非球面の形状は、光軸方向にZ軸、光軸と垂直方向をXとして、軸をとり、光の進行方向を正とし、K、a、b、cを非球面係数としたとき次式で表される。
Figure 0003935896
(実施例1)
図5は、実施例1の撮像レンズの配置を示す説明図である。図中Sは開口絞り、L1は
第1レンズ、L2は第2レンズ、L3は第3レンズ、Pは透明板である。なお、図5にはレンズ外周部のコバKBは記載していない。第1レンズL1及び第3レンズL3は、ASTM D542法に準じて測定したd線の屈折率が、1.509であるポリシクロオレフィン(商品名 ZEONEX、日本ゼオン製)を用い、第レンズLは、ASTM D542法に準じて測定したd線の屈折率が、1.585であるビスフェノール型ポリカーボネートを用い、それぞれ射出成形法により、製造された。この実施例1の撮像レンズLは以下の条件で設定されている。非球面係数は表1にされる。
f=4.635mm、f1=3.333mm、f2=−2.404mm、f3=3.417mm、fB=1.101mm、光学長=6.410mm、F=3.200

面番号 曲率半径R(mm) 屈折面の間隔Tt(mm) 屈折率nd アッペ数νd
開口絞り ∞ 0.05
1 2.476 1.47 1.509 56.0
2 −4.315 0.77
3 −0.668 0.55 1.585 30.0
4 −1.659 0.05
5 1.454 1.72 1.509 56.0
6 5.331 0.50
7 ∞ 0.50 1.517 64.2
Figure 0003935896
このような条件では、f1/f=0.719、|f2|/f=0.518、f3/f=0.737であり、R1/|R2|=0.574、|R3|/|R4|=0.403、
R5/R6=0.273である。本発明の目的を達成する撮像レンズである。
実施例1の撮像レンズLの横収差を図6、球面収差を図7、非点収差及び歪曲収差を図8、MTF(伝達関数、Modulated Transfer Function)の軸上のコントラストと空間周波数の関係を図9、MTFの軸外・垂直のコントラストと空間周波数の関係を図10、MTFの軸外・水平のコントラストと空間周波数の関係を図11、MTFの軸外・対角のコントラストと空間周波数の関係を図12に示した。これらのデータより、実施例1の撮像レンズLは諸収差が良好に補正され、高解像度であり、レレンズ表面の撮像レンズの賦形性が良い。なお、図6〜8の諸収差のデータは436nm、486nm、546nm、588nm、656nmの波長でのデータである。又、MTFデーターのSはサジタル像面、Tはタンジェンシャル像面を示す。
(実施例2)
図13は、実施例2の撮像レンズの配置を示す説明図である。図中Sは開口絞り、L1は第1レンズ、L2は第2レンズ、L3は第3レンズ、Pは透明平面板である。なお、図13にはレンズ外周部のコバKBは記載していない。第1レンズL1及び第3レンズL3は、ASTM D542法に準じて測定したd線の屈折率が、1.509であるポリシクロオレフィン(商品名 ZEONEX、日本ゼオン製)を用い、第レンズLは、ASTM D542法に準じて測定したd線の屈折率が、1.585であるビスフェノール型ポリカーボネートを用い、それぞれ射出成形法により、製造された。この実施例2の撮像レンズLは以下の条件で設定されている。非球面係数は表2に示される。
f=4.341mm、f1=2.876mm、f2=−2.007mm、f3=3.0867mm、fB=0.630mm、光学長=6.000mm、F=2.8

面番号 曲率半径R(mm) 屈折面の間隔T(mm) 屈折率nd アッペ数νd
開口絞り ∞ 0.08
1 2.294 1.20 1.509 56.0
2 −3.334 0.74
3 −0.570 0.50 1.585 30.0
4 −1.466 0.03
5 1.392 1.57 1.509 56.0
6 7.545 0.50
7 ∞ 0.75 1.517 64.2
Figure 0003935896
このような条件では、f1/f=0.663、|f2|/f=0.462、f3/f=0.711であり、R1/|R2|=0.688、|R3|/|R4|=0.388、
R5/R6=0.184である。本発明の目的を達成する撮像レンズである。
実施例2の撮像レンズLのMTFの軸上のコントラストと空間周波数の関係を図14、MTFの軸外・垂直のコントラストと空間周波数の関係を図15、MTFの軸外・水平のコントラストと空間周波数の関係を図16、MTFの軸外・対角のコントラストと空間周波数の関係を図17に示した。これらのデータより、実施例2の撮像レンズLは諸収差が良好に補正され、高解像度であり、レンズ表面の撮像レンズの賦形性が良い。
本発明の撮像レンズ1形態を示す概略構成図。 第3レンズの外形を示す図。 コバに切り欠きのあるレンズの平面図。 撮像モジュールの1例を示す断面図。 実施例1の撮像レンズを示す概略構成図。 実施例1の横収差図。 実施例1の球面収差図。 実施例1の非点収差及び歪曲収差図。 実施例1のMTF、軸上のコントラストと空間周波数の関係を示す図。 実施例1のMTF、軸外・垂直のコントラストと空間周波数の関係を示す図。 実施例1のMTF、軸外・水平のコントラストと空間周波数の関係を示す図。 実施例1のMTF、軸外・対角のコントラストと空間周波数の関係を示す図。 実施例2の撮像レンズを示す概略構成図。 実施例2のMTF、軸上のコントラストと空間周波数の関係を示す図。 実施例2のMTF、軸外・垂直のコントラストと空間周波数の関係を示す図。 実施例2のMTF、軸外・水平のコントラストと空間周波数の関係を示す図。 実施例2のMTF、軸外・対角のコントラストと空間周波数の関係を示す図。
符号の説明
A :レンズの光軸近傍
B :レンズの外周部
C :光軸
L :撮像レンズ
L1 :第1レンズ
L2 :第2レンズ
L3 :第3レンズ
Ln :レンズ部
St :開口しぼり
P :透明平板
KB :コバ
10 :撮像モジュール
11 :撮像素子
12 :鏡筒
13 :撮像モジュールに組込まれた透明平面板
14 ;画像信号処理装置
15 :筐体
16 :レンズ押え
17 :遮光マスク

Claims (6)

  1. 物体側から順に、開口絞り、物体側より像面側の曲率半径が大きい正のパワーの両凸面形状の第1レンズと、像側面が凸面形状の負のパワーの第2レンズと、像側面の光軸近傍が凹面形状であり、外周部が凸面形状である正のパワーの第3レンズとが、順次配列された撮像レンズにおいて、前記第1〜第3レンズの面の少なくとも1面以上が非球面形状であり、下記の条件式を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    0.5<f1/f<0.8 (1)
    0.3<|f2|/f<0.7 (2)
    0.5<f3/f<1.0 (3)
    0.4<R1/|R2|<1.0 (4)
    0.2<|R3|/|R4|<0.6 (5)
    0.1<R5/R6<0.3 (6)
    ただし、
    f :本発明の撮像レンズ全体の焦点距離
    f1 :第1レンズの焦点距離
    f2 :第2レンズの焦点距離
    f3 :第3レンズの焦点距離
    R1 :第1レンズの物体側面の中心曲率半径
    R2 :第1レンズの像側面の中心曲率半径
    R3 :第2レンズの物体側面の中心曲率半径
    R4 :第2レンズの像側面の中心曲率半径
    R5 :第3レンズの物体側面の中心曲率半径
    R6 :第3レンズの像側面の中心曲率半径
  2. 第1〜第3レンズの全ての面が、非球面形状であることを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ。
  3. 第1〜第3レンズは全てがプラスチック材料で構成されており、これら全てのレンズは、外周部に結像に寄与しないコバを有し、コバの最長径KDとレンズの曲面終端の径LDとの比が下記条件式を満足することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像レンズ。
    1.1< KD/LD<4.0 (7)
    ただし、
    LD:レンズの曲面終端の径
    KD:コバの最長径
  4. 第1レンズおよび第3レンズはASTM D542法に準じて測定したd線の屈折率が1.500〜1.540であるポリオレフィン系材料で構成され、第2レンズがASTM D542法に準じて測定したd線の屈折率が1.580〜1.615であるポリカーボネート系材料またはポリエステル系材料で構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の撮像レンズ。
  5. 自己の光電変換面上に照射された光に対応した画像信号を得る撮像素子と、
    前記撮像素子の光電変換面上に被写体を結像させる、請求項1乃至請求項のいずれかに記載の撮像レンズと、
    物体側からの光入射用の開口部を有し、前記撮像レンズを保持、固定する鏡筒と、
    前記撮像レンズから前記撮像素子に入射する有効光束を透過する透明平板と、
    前記撮像素子を保持すると共に電気信号の送受を行う外部接続用端子を有する画像信号処理回路と、
    前記透明平板、前記撮像素子、前記画像信号処理回路を保持、固定する筐体を含み、
    これらが一体的に形成された撮像モジュール。
  6. 請求項記載の撮像モジュールを備えることを特徴とする携帯端末。
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