JP3932706B2 - 多芯筆記具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1本のボールペンを含む複数の筆記体を収容した多芯筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
本願出願人は、以前に、多芯筆記具として、実公昭62−13833号公報に記載の考案をなし、この考案を利用して、2本のボールペンを含む複数の筆記体を収容した多芯筆記具を製品化した。
詳述すると、外軸の内側には仕切壁が形成されており、また、外軸の内側中心には、中軸が回転、且つ、前後動自在に配置されている。そして、その中軸と前記仕切とによって筆記体(芯:方法で使用されている名称)が収納される収容室(芯室)が形成されている。また、その収容室の下方には、収納時、筆記体の先端が当接する受け部材が固定されている。そして、その収容室には、赤、黒の二本のボールペンと6色の色鉛筆芯が収納されている。
前記中軸には、その長手方向に板状の弾撥部材(蓋体)が配置されており、その弾撥部材は内側方向に変形可能なものとなっている。この弾撥部材が内側の方向に変形せしめられることによって、前記の各筆記体が外軸の先端から突出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の製品は、簡単な構造であるのにも関わらず複数の筆記体を容易に選別でき、その選別した筆記体を簡単な操作で容易に出没させることができるという、優れた効果を有している。
しかし、ボールペンの前方に位置する受け部材が収納時におけるボールペンの前方への移動阻止部材となっている。そのため収納時(特に、筆記体が出没する側を、下方に向けているとき)においては、ボールペンの先端部分であるインキ吐出部が受け部材に当接しており、その当接部分にインキが付着してしまっている。そして、その付着したインキが固化することによって、前記受け部材とインキ吐出部とを固着状態にしてしまい、使用するとき(突出操作時)にボールペンの突出動作に支障がでてしまうことがあり、強いては、突出させることができなくなってしまう危険性もあった。
【0004】
また、例えば、黒色のインキが付着した箇所に、赤色の筆記体が収納され、その先端が前記の付着した黒色インキに触れると、筆記の際、付着した黒色インキが筆記面にも付着してしまい、赤い線に黒色、強いては、他の色鉛筆芯の色も混ざってしまい、いやな思いをしてしまうものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、少なくとも1本のボールペンを含む複数の筆記体を外軸の内側に形成した仕切り板と外軸の中心部に配置した中軸とによって形成される収容室に前記各々の筆記体を収容し、前記中軸には溝部を形成すると共に板状の弾發部材を配置し、また、前記外軸後方にはノックキャップと前記中軸とともに回転する回転体を配置し、その回転体は前記外軸と相対的に回転可能であって、さらに前記ノックキャップの押圧により前記中軸が前進し、その中軸の前進により前記板状の弾撥部材の先端を内側に弾性変形させることで、前記筆記体を自重によって出没させるが如くした多芯筆記具であって、前記収容室を複数設けると共に、その収容室の側壁には、筆記体の収容時において、その筆記体の前方への移動を阻止する係合部を設けると共に、その係合部に当接する段部を前記筆記体に設けたことを要旨とする。
【0006】
【作用】
ボールペンが係合部に係合することによって、その先端が浮上しており、また、弾撥体によってもボールペンの先端が浮上する。
【0007】
【実施例】
外軸1の内側には8個の仕切壁2が形成されており、また、外軸1の中心部には中軸3が、回転自在で、且つ前後動可能に配置されている。その中軸3は、円形状をなしているが、長手方向には全域に渡って溝4が形成されている。その溝4には、板状の弾撥片5が配置されている。その弾撥片5は、常態においては、前記溝4の周縁部よりも外方向に力が作用しているが、溝4の内側の方向に変形可能なものとなっている。
また、前記中軸3の前方部外周には、円周状に係合部6、7が2つ形成されているが、1つであっても良い。後述するボールペンの段部
が当接する係合部である。
【0008】
前記仕切壁2と中軸3、あるいは、弾撥片5とで形成される筆記体収容部8には、2本のボールペン9、10と、6色の色鉛筆芯11が収納されている。
また、外軸1の中間部の内面には、筆記体9〜11の収納時、筆記体の前進移動を阻止する受け部材12が固定されている。
ここで、前記ボールペン9、10の下方には、段部9a、10aが形成されており、一方のボールペン10の段部10aが前記中軸3の係合部6に当接している。そして、その当接により、ボールペン10は、浮上している。つまり、その先端10bが前記受け部材12から離れた状態となっている。なお、係合部6からの、万が一の脱落を考慮し、前記係合部7は係合部6よりも若干、大径に形成するのが好ましい。
ここで、他方のボールペン9は、前記弾撥片5の外側方向への付勢力によって、外軸1の内壁面に押しつけられ、しかも、弾撥片5がその後端部5aを支点とし外方向に弾撥力を作用させているので、前記ボールペン9は、若干押し上げられ、先端9bが前記受け部材12から離れた状態となる。
【0009】
以下この欄に述べる構成は、従来技術で挙げた構成とほぼ同様であるので、簡単に説明する。
前記中軸3の先端には、中継ぎ部材13を介して3つ割りのチャック体14が固定されている。そのチャック体14は、前記外軸1の先端から突出しており、外軸1の先端部分がチャック体14を開閉する部分となっている。符号15は、前記中軸3やチャック体14を後方に付勢するためにコイルスプリングである。
一方、中軸3の後端には、ノックキャップ16が着脱自在に取り付けられており、その後端を前記外軸1の後端から突出させている。
また、外軸1の後端には、前記中軸3と共に回転し、クリップ17が形成された回転体18が取り付けられている。その回転体18の前記弾性片5の凹部5bが位置する箇所には、内方突起19が形成されている。
【0010】
次ぎに作用について説明する。図1の状態よりボールペン9を突出させる場合には、ノックキャップ16を押圧する。この押圧動作によって前記中軸3と中軸に取り付けられている弾性片5とが前進する。この前進に伴い、前記回転体18の内方突起19が、弾性片5を内側方向に変形せしめる。そして、この変形によって、ボールペン9が自重によって中軸3の溝4に入り込み、中継ぎ部材13を通過し、チャック体14へと入り込む。ここで、チャック体14は前記の動作によって前進せしめられ拡開しているので、前記ボールペン9は、チャック体14から突出する。
ここで、前記ノックキャップ16の押圧操作を解除すれば、チャック体14が後退すると共に閉鎖され、ボールペン9を把持する。
【0011】
なお、前記ノックキャップ16の移動距離は、そのノックキャップ16の下端部と前記内方突起19とで形成される距離Xで規制されており、その規制量によって前記チャック体14の拡開量が規制されている。そして、その拡開量は、前記ボールペン9の段部9aの外径より小さく、よって、ボールペン9が軸筒本体から抜け落ちることがない。
また、前記ノックキャップ16の下方(開口部側)には、切り欠き部16aが形成されている。この切り欠き部16aを前記内方突起19の位置に合わせ、ノックキャップ16を押圧すれば、ノックキャップ16の移動距離が長くなり、もって、チャック体14の拡開量も大きくなり、ボールペン9が軸筒より脱落する。インキが消耗したときなど、そのボールペンの交換が可能となる。
【0012】
次ぎに、収納したい場合であるが、外軸1の先端側を上方に向け、再び前記ノックキャップ16を押圧する。この押圧動作によって、再び、チャック体14が拡開すると共に、弾性片5が内方に変形し、ボールペン9が自重によって収容室へと落下する。
ここで押圧操作を解除すれば、弾性片5が復帰し、再び、ボールペン9を外軸1の内壁面に押し付ける。この押し付け動作により、外軸1の先端側を下方に向けても、ボールペン9の先端が受け部材から離隔した状態となっている。
【0013】
次ぎに、色鉛筆芯11を突出させる場合には、前記外軸1と回転体18とを相対的に回転させる。この時、前記ボールペン9の側面は、中軸3に形成されている係合部6、7の表面をこするようにして移動する。そして、やがては、ボールペン9の段部9aが前記係合部6を乗り越え、その段部9aが係合部6に当接することもある。この状態になると、ボールペンの下方への移動が完全に阻止される。
前記の回転操作によって使用する色鉛筆芯が弾性片5に位置した時、その回転操作をやめる。ここで、前記ノックキャップ16を押圧すると、選択された色鉛筆芯がチャック体14から突出する。
【0014】
第2例を図4に示し説明する。前記ボールペンの段部が当接する係合部を外軸1に形成した例である。
図5に示す例は、第3例であるが、本例においては、係合部21を弾性片5にも形成している。弾性片5に係合部21を形成することによって、ボールペンが弾性片5に位置しているときでも、受け部材12からボールペンの先端を確実に離隔させておくことができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、少なくとも1本のボールペンを含む複数の筆記体を外軸の内側に形成した仕切り板と外軸の中心部に配置した中軸とによって形成される収容室に前記各々の筆記体を収容し、前記中軸には溝部を形成すると共に板状の弾發部材を配置し、また、前記外軸後方にはノックキャップと前記中軸とともに回転する回転体を配置し、その回転体は前記外軸と相対的に回転可能であって、さらに前記ノックキャップの押圧により前記中軸が前進し、その中軸の前進により前記板状の弾撥部材の先端を内側に弾性変形させることで、前記筆記体を自重によって出没させるが如くした多芯筆記具であって、前記収容室を複数設けると共に、その収容室の側壁には、筆記体の収容時において、その筆記体の前方への移動を阻止する係合部を設けると共に、その係合部に当接する段部を前記筆記体に設けたことを要旨としているので、ボールペンの突出性が経時的に良好であり、また、選択した筆記体自体の色の筆記を描くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1例を示す縦断面図。
【図2】 図1のAーA線断面図。
【図3】 図1の要部拡大図。
【図4】 第2例を示す要部拡大図。
【図5】 第3例を示す要部拡大図。
【符号の説明】
1 外軸
2 仕切壁
3 中軸
4 溝
5 弾性片
6 係合部
7 係合部
8 筆記体収容部
9 ボールペン
10 ボールペン
11 色鉛筆芯
12 受け部材
13 中継ぎ部材
14 チャック体
15 コイルスプリング
16 ノックキャップ
17 クリップ
18 回転体
19 内方突起
20 係合部
21 係合部

Claims (2)

  1. 少なくとも1本のボールペンを含む複数の筆記体を外軸の内側に形成した仕切り板と外軸の中心部に配置した中軸とによって形成される収容室に前記各々の筆記体を収容し、前記中軸には溝部を形成すると共に板状の弾發部材を配置し、また、前記外軸後方にはノックキャップと前記中軸とともに回転する回転体を配置し、その回転体は前記外軸と相対的に回転可能であって、さらに前記ノックキャップの押圧により前記中軸が前進し、その中軸の前進により前記板状の弾撥部材の先端を内側に弾性変形させることで、前記筆記体を自重によって出没させるが如くした多芯筆記具であって、前記収容室を複数設けると共に、その収容室の側壁には、筆記体の収容時において、その筆記体の前方への移動を阻止する係合部を設けると共に、その係合部に当接する段部を前記筆記体に設けたことを特徴とする多芯筆記具。
  2. 請求項1記載の多芯筆記具であって、前記ノックキャップの押圧により、軸筒内に配置した板状の弾撥部材の先端を内側に弾性変形させることで、前記筆記体を軸筒から突出させる共に、また、前記筆記体の収容時においては、前記弾撥部材の先端が外側に復帰することで前記筆記体を上昇させることを特徴とする多芯筆記具。
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