JP3932440B2 - タイヤユニフォミティ測定方法およびその測定装置 - Google Patents

タイヤユニフォミティ測定方法およびその測定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤのユニフォミティを測定し、必要ならばグラインダー機構によりユニフォミティの修正を行うようにすることもできるタイヤユニフォミティ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤのユニフォミティ測定装置は、回転軸に取り付けられた被測定タイヤに表面が平坦な代用路面としての回転ドラムを押しつけ、タイヤが回転するときに発生する3軸方向の力の成分を測定し、かつその測定結果に基づいてグラインダー機構により所要部分を削ってユニフォミティ修正を行う。
【0003】
回転ドラムをタイヤに押しつけたままユニフォミティ修正を行い、修正の結果を測定して必要なら再びユニフォミティ修正を行う。
従来は、1本の移送ラインに対して1個の回転ドラムとグラインダー機構とが組になって設けられているのが一般的である(特公昭53−14598 号公報)。
【0004】
また1個の回転ドラムを2本の移送ラインが共用する例があるが、タイヤのユニフォミティ修正に入ったときのユニフォミティ測定と修正制御は1本の移送ラインの場合と同じである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって一方の移送ラインにおいてユニフォミティ修正に入ると、回転ドラムはそのまま当該タイヤに押しつけられたまま修正後のユニフォミティ測定を継続して行い、さらに修正がなされるとその後のユニフォミティ測定も継続して最終的に修正が完了するまで一方の移送ラインのタイヤに押しつけられたままユニフォミティ測定が断続的に行われる。
【0006】
そのため他方の移送ラインでのユニフォミティ測定が行われず停滞してしまい作業効率が極めて悪い。
【0007】
そこで2本の移送ラインにそれぞれ回転ドラムを用意して独立してユニフォミティ測定を行えばよいが、回転ドラムを2個配置しなければならず設備コストが増大する。
【0008】
本発明はかかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、タイヤのユニフォミティ修正等によって一方の移送ラインの停滞を生じることなく効率よくタイヤのユニフォミティ測定を遂行できるタイヤユニフォミティ測定方法および測定装置を供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用効果】
上記目的を達成するために、本発明は、タイヤを移送する左右平行な2ラインの移送コンベアの互いに対向する途中個所にそれぞれ設けられたリム軸によってタイヤを支持し回転駆動でき、左右ラインのリム軸間に配設された回転ドラムが左右方向に移動して前記一方のラインのリム軸に支持されたタイヤに押しつけ共に回転しながら負荷状態を検知するタイヤユニフォミティ測定方法において、一方のラインのリム軸に支持された1本のタイヤのユニフォミティ測定を終えると前記回転ドラムを両ラインの中央に移動した後、先にユニフォミティ測定の準備のできたラインに移動して該ラインのリム軸に支持されたタイヤのユニフォミティ測定を行うとともに、前記左右の移送コンベアのそれぞれに各移送コンベアを挟んで前記回転ドラムと反対側に設けられたグラインダー機構によるユニフォミティ修正と、前記回転ドラムによるユニフォミティ測定とを各ラインで同時に制御できるタイヤユニフォミティ測定方法とした。
【0010】
1本のタイヤのユニフォミティ測定を終えると回転ドラムを両ラインの中央に移動した後、先にユニフォミティ測定の準備のできたラインに移動して該ラインのリム軸に支持されたタイヤのユニフォミティ測定を行うので、両ラインを流れるタイヤがユニフォミティ修正を必要とせず円滑に流れている場合は一方のラインでユニフォミティ測定を行っている間に他方のラインではユニフォミティ測定の準備ができるので、1個の回転ドラムでも両ライン間を交互に移動して効率良く作業を遂行することができる。
【0011】
一方のラインのリム軸に支持されたタイヤについてユニフォミティ修正を行っているときは、他方のリム軸に支持されたタイヤのユニフォミティ測定を行うことができるので、1個の回転ドラムでも一方のラインでのユニフォミティ測定が停滞するようなことはなく、ユニフォミティ測定作業を効率良く行うことができる。
【0012】
また他方のラインでリム交換が行われたりトラブルが生じてメンテナンス中であったり等して流れが停滞するようなことがあると、ユニフォミティ測定を終えた一方のラインでユニフォミティ測定の準備が先にでき、両ラインの中央に移動した回転ドラムが無駄な移動や待機をせずに再び同ラインに戻りユニフォミティ測定を行い、他方のラインが復帰するまで一方のラインでユニフォミティ測定を効率良く継続することができる。
【0014】
一方のラインで回転ドラムによりユニフォミティ測定を行っている間に、必要ならば他方のラインでグラインダー機構によりユニフォミティ修正を行うことができ、作業効率を向上させることができる。
【0015】
請求項2記載の発明は、タイヤを移送する左右平行な2ラインの移送コンベアと、同左右移送コンベアの互いに対向する途中個所にそれぞれ設けられ上下のリムによってタイヤを支持し回転駆動するリム軸と、前記左右ラインのリム軸間に配設され左右方向に移動して前記一方のラインのリム軸に支持されたタイヤに押しつけ共に回転しながら負荷状態を検知する回転ドラムと、一方のラインのリム軸に支持された1本のタイヤのユニフォミティ測定を終えると前記回転ドラムを両ラインの中央に移動した後、先にユニフォミティ測定の準備のできたラインに移動して該ラインのリム軸に支持されたタイヤのユニフォミティ測定を行うように制御する制御手段と、前記左右の移送コンベアのそれぞれに各移送コンベアを挟んで前記回転ドラムと反対側に設けられたグラインダー機構を備え、前記制御手段は、前記回転ドラムによるユニフォミティ測定と前記グラインダー機構によるユニフォミティ修正とを各ラインで同時に制御可能であるタイヤユニフォミティ測定装置である。
【0016】
1本のタイヤのユニフォミティ測定を終えると、制御手段が、回転ドラムを両ラインの中央に移動した後に、先にユニフォミティ測定の準備のできたラインに移動して該ラインのリム軸に支持されたタイヤのユニフォミティ測定を行うので、1個の回転ドラムでも両ライン間を無駄なく移動して効率良く作業を遂行することができる。
【0018】
制御手段は、一方のラインで回転ドラムによりユニフォミティ測定を行っている間に、必要ならば他方のラインでグラインダー機構によりユニフォミティ修正を行うことができ、作業効率を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図8に図示し説明する。
本実施の形態に係るタイヤユニフォミティ測定修正装置1の一部省略した平面図であり、まず上流端のストックコンベア10からタイヤ識別装置11に被測定タイヤ2が1本ずつ搬入される。
【0020】
タイヤ識別装置11では、タイヤ2が垂直軸を中心に回転され、タイヤのサイドウォールに貼着されたバーコード識別紙をバーコードリーダー11aで読み取り当該タイヤの情報を入力する。
そして同時に潤滑剤塗布器11bによりタイヤのビード部にシリコンうすめ液を塗布する。
シリコンうすめ液はタイヤとリムとの嵌合を円滑にかつ確実にする。
【0021】
該タイヤ識別装置11の下流側に振分け装置12が配設され、振分け装置12はタイヤ2が載置される傾動板12aが左右に傾動するとともに前方へも傾動し、タイヤ2を3方のいずれかに振り分けることができる。
【0022】
測定を予定しているタイヤが2種類のときは、前記タイヤ識別装置11において入力されたタイヤの情報から判断されて左右いずれかに振り分けられるとともに、バーコードが読めなかったり予定外のタイヤが搬入されてきたときは、前方に振り分けられる。
【0023】
また同一種類のタイヤのみを測定する場合は、バーコード判読不能や予定外のタイヤが前方に振り分けられるほか、左右に交互に振り分けられる。
なお前方に振り分けられたタイヤは、落下口13から傾動板13a上に落下して、傾動板13aの左右いずれかの傾動により、一方はバーコード判読不能のタイヤが転がり出て、他方は予定外のタイヤが転がり出るようになっている。
【0024】
振分け装置12から左右に振り分けられたタイヤは、進行方向を直角に変更するカーブローラコンベア14,14により左右2ラインの平行な移送コンベア20,20のいずれかに搬送される。
左右の移送コンベア20,20は、両者間に所定の間隔を開けて互いに対称な構造をしており、両者間の長尺空間にはリム交換装置の一部が配設されている。
【0025】
左右の移送コンベア20,20が対称なので、一方について以下説明する。
移送コンベア20は、上流側から順にセンタリングブロック21,測定ブロック22,搬送ブロック23の3つのブロックからなり、各ブロックをローラコンベアで構成している。
【0026】
図1および図2を参照してセンタリングブロック21では、複数の搬送ローラがモータ21aにより等速で回転され、左右に一対のストッパー21b,21bとセンタリングアーム21c,21cが揺動自在に設けられており、搬送されてきたタイヤ2をストッパー21b,21bが停止させ、センタリングアーム21c,21cで左右から挟むようにしてタイヤ2のセンタリングを行い、以後所定中央位置を進行するように位置決めをする。
【0027】
次段の測定ブロック22は、複数のローラがモータ22aにより等速で回転され、同ローラは正転・逆転が可能で上流側への搬送もできる。
この測定ブロック22には、左右一対の位置決めアーム22b,22bが前後に2対所定位置に揺動自在に配設され、都合4本の位置決めアーム22bによりタイヤの位置決めがなされる。
こうして測定ブロック22でタイヤ2が位置決めされると、タイヤ2の鉛直方向に指向した中心軸が上下のリム軸25,26と一致する。
【0028】
測定ブロック22の位置決めされたタイヤ2を支持する部分のローラは左右に分割された短軸のものでタイヤ中心部分に空隙を形成している。
この空隙の上方に上側リム軸25が吊設されており、下端には上リム3が着脱自在に取り付けられており、同軸下方の下側リム軸26の上端には下リム4が着脱自在に取り付けられている。
【0029】
下側リム軸26は、昇降可能であり、上端に取り付けられた下リム4は前記短軸の搬送ローラが作る空隙を上下に貫通することができる。
一方上側リム軸25は、左右の測定ブロック22,22間に架設される支持フレーム30に回転自在に支持されており、上方に突出した部分にサーボモータ31の駆動軸が連結されている(図2,図3参照)。
サーボモータ31は支柱29間に架設された支持フレーム30にブラケットを介して固着支持されている。
【0030】
支持フレーム30の中央下方には左右水平方向に指向して前後上下に敷設された4本のレール40に案内されて左右に摺動自在に保持部材たる矩形枠体41が配設されており、同矩形枠体41に回転ドラム42が垂直な支軸42aにより軸支されている。
【0031】
図4に示すように矩形枠体41は、上下側壁と前後側壁で矩形をなし左右を開口した姿勢で左右に摺動可能で、上下側壁で前記支軸42aを支持し前記回転ドラムが左右開口からはみ出すようにして回転自在に軸支されている。
【0032】
矩形枠体41の上側側壁の側方に油圧シリンダ43が支持フレーム30に吊設されており(図3参照)、同油圧シリンダ43のシリンダロッド43aの先端が矩形枠体41の側壁に固定され、該油圧シリンダ43のシリンダロッド43aの伸縮により矩形枠体41が回転ドラム42とともに左右に摺動する。
矩形枠体41の上下側壁が前後側壁に支持され構造的に十分な剛性・強度を確保して回転ドラム42を軸支することができる。
【0033】
回転ドラム42を軸支する支軸42aの軸受け部分にはロードセル45が備え付けられており、タイヤの半径方向の力の変動の大きさRFV(Radial Force Variation)、タイヤの横方向(軸方向)の力の変動の大きさLFV(Lateral Force Variation )などの検出を行う。
また測定ブロック22のローラコンベアの上方所定位置にマーキング装置27が吊設されている。
【0034】
そして測定ブロック22には、ローラコンベアを挟んで回転ドラム42と反対側にグラインダー機構32が上下に一対対称的に設けられている。
図5および図6を参照して上側のグラインダー機構32について説明すると、下流側の支柱29に突設されたブラケット29aに揺動部材33が支軸34を介して水平に揺動自在に支持されており、他方の上流側の支柱29のブラケット29bに枢支されたサーボシリンダ35のシリンダロッド35aがその先端を揺動部材33に枢着して同サーボシリンダ35の駆動で揺動部材33が揺動するようになっている。
【0035】
揺動部材33の基端側にモータ36が設けられ、先端側にグラインダー37が軸支されてモータ36の駆動軸に嵌着されたスプロケットとグラインダー37と一体のスプロケットとの間にチェーン38が架渡されており、モータ36の駆動で揺動部材33の先端に設けられたグラインダー37が回転するようになっている。
【0036】
なお揺動部材33は幾らか上下に昇降可能であり、昇降用モータ39の駆動によりグラインダー駆動機構とともに昇降してグラインダー37の上下位置を調整することができる。
【0037】
したがって上下リム3,4に水平姿勢で保持され回転するタイヤ2に対して所要の高さ位置にグラインダー37を設定し、サーボシリンダー35により揺動部材33を揺動して回転するグラインダー37をタイヤ2の所要箇所にあてがい切削しユニフォミティ修正を行うことができる。
【0038】
この上側のグラインダー機構32は水平姿勢のタイヤ2の上半部を受持ち、下側に対称的に設けられたグラインダー機構32がタイヤ2の下半部を受持つことになる。
上下一対のグラインダー機構32は、左右の移送ラインそれぞれに設けられている。
【0039】
移送コンベア20における上記測定ブロック22の次段の搬送ブロック23は、傾斜したローラコンベアであり、タイヤ2等は自重により搬送される。
その下流端近傍所定位置に出没自在のストッパー23aが設けられている。
【0040】
以上の移送コンベア20の下流側には、振分けコンベア50が左右の移送コンベア20,20に連続するように左右幅方向に長く配設されており、左右の移送コンベア20,20の延長にあたるローラコンベア51,51と、両ローラコンベア51,51間に挟まれたローラコンベア52の3列のローラコンベアが傾斜してタイヤ2を自重により下流側に搬送するようになっている。
【0041】
かかるローラコンベア51,52,51の各ローラ間を昇降して出没自在の複数のロープが左右方向に亘って架渡されてロープコンベア53を構成している。
したがって移送コンベア20から搬送されてきたタイヤ2は、ロープコンベア53が下降状態のままであればローラコンベア51を直線的に搬送されて搬出されるが、適当なタイミングでロープコンベア53が上昇すると、タイヤをロープコンベア53が支持することになり、よってロープコンベア53の回動によりタイヤ2を左右に移動することができる。
【0042】
適当に移動した処で、ロープコンベア53を下降するとローラコンベア52,51のいずれかに移載され、同移載されたローラコンベア52,51により搬出される。
またロープコンベア53によるタイヤ2の左右方向のいずれか一方への移動を端部を越えて行うと、左右いずれかの方向へ搬出することができる。
したがって図1に矢印で示すように振分けコンベア50においてタイヤ2を5つの場所に振り分けて搬出することができる。
【0043】
以上がタイヤユニフォミティ測定修正装置1の全体の概略構造であるが、本タイヤユニフォミティ測定修正装置1には、リム3,4を自動的に交換するリム交換装置60が設けられている。
左右の移送コンベア20,20間の空間がリム交換装置60に利用されており、センタリングブロック21,21間の空間には昇降リム保管棚61が配設されている。
【0044】
図7に示すように昇降リム保管棚61は、上下方向に長尺の箱体であるが、前方と左右側方が開口されており、内部に4段の棚段が載置コンベア62によって形成されている。
各載置コンベア62は、それぞれモータ63によりベルトを介して各ローラが等速で回転される。
【0045】
昇降リム保管棚61の背板にはスライダー64が突設され、立設された支持レール65にスライダー64が摺動自在に嵌合して昇降リム保管棚61を昇降自在に支持しており、支持レール65内にはネジ軸66が上下方向に延びており、前記スライダー64に螺合し貫通している。
【0046】
ネジ軸66は支持レール65の下端に固定されたモータ67によってタイミングベルト68を介して回転させられ、ネジ軸66の回転によりスライダー64を介して昇降リム保管棚61が上下に昇降する。
【0047】
上下リム3,4は、上下に重ねられた状態で板状のパレット5に載置されて、搬送されたり、昇降リム保管棚61の各載置コンベア62に載置されたりするもので、パレット5は、図7を参照して矩形板状をなし、中央に下リム4の外径より小さいが下側リム軸26の外径よりは大きい円孔5aと一側辺から同円孔5aに至る切欠き5bが形成されている。
なお図7に示すように上下リム3,4が載っていない空のパレット5も前記載置コンベア62に載置される。
【0048】
昇降リム保管棚61は、その昇降を制御して各載置コンベア62をセンタリングブロック21のローラと同じ高さに設定することができる。
センタリングブロック21,21の各外側に移載装置70が配置されており(図1参照)、同移載装置70はシリンダ71とその伸縮するシリンダロッドの先端に設けられた挟持アーム72とからなる。
【0049】
移載装置70は、シリンダロッドを伸長してセンタリングブロック21のローラと同じ高さにある昇降リム保管棚61の載置コンベア62上の上下リム3,4を取りに行き挟持アーム71が上下リム3,4を載せているパレット5を挟んで引張りセンタリングブロック21のローラ上に移すことができる。
【0050】
一方左右の移送コンベア20,20の搬送ブロック23,23間にはテーブルリフター74が配設されており、上下するテーブル74aはローラコンベアで形成されている。
テーブル74aの所定の上昇位置は、搬送ブロック23のローラより僅かに低い位置にある。
【0051】
このテーブルリフター74と前記昇降リム保管棚61間にはローラコンベアからなるリム搬送コンベア75が配設されており、同リム搬送コンベア75は前記左右の移送コンベア20,20よりも低い位置に配設され、モータ75a(図2参照)により各ローラが等速で回転される。
テーブルリフター74のテーブル74aの所定下降位置は、リム搬送コンベア75と同じ高さ位置である。
【0052】
左右の移送コンベア20,20の搬送ブロック23,23の各外側には、移載用シリンダ76が配置され、同移載シリンダ76の伸縮するシリンダロッドは内側に向き、先端は押圧バー76aを形成している。
【0053】
移載用シリンダ76は、シリンダロッドを伸長して押圧バー76aがセンタリングブロック21のローラ上のパレット5を押して、テーブルリフター70の上昇位置にあるテーブル70a上にパレット5を上下リム3,4とともにあるいはパレット5のみを移載することができる。
【0054】
本タイヤユニフォミティ測定修正装置1は、上記のようなリム交換装置60を備えている。
以下タイヤユニフォミティ測定修正装置1およびリム交換装置60の動作手順を説明する。
【0055】
当初左右の測定ブロック22,22の上下リム軸25,26には所定の上下リム3,4がそれぞれ装着されており、昇降リム保管棚61にはサイズの異なる上下リム3,4がパレット5に載って収納されるとともに空パレット5も収納されている。
【0056】
ストックコンベア10から搬入されたタイヤ2は、まずタイヤ識別装置11においてバーコードの読み取りによりタイヤ2が識別されるとともにビード部にシリコンうすめ液が塗布され、振分け装置12に移動され、識別不能のタイヤや所定サイズ以外のタイヤは前方に落下されて排出され、それ以外のタイヤはその識別されたサイズに応じて左右いずれかに振り分けられる。
なお左右の測定ブロックで同じ種類のタイヤがユニフォミティ測定される場合は、搬入されてくるタイヤを順次交互に左右に振り分ければよい。
【0057】
振り分けられたタイヤ2は、カーブローラコンベア14により方向を変えて移送コンベア20のセンタリングブロック21に入り、左右に一対のセンタリングアーム21c,21cによりセンタリングされ、ストッパー21b,21bにより所定のタイミングで測定ブロック22に移送される。
【0058】
測定ブロック22では前後左右の位置決めアーム22aによりタイヤ2は位置決めされ、下方に位置した下側リム軸26を上昇し、上端に装着された下リム4がタイヤ2のビード部を支持してタイヤ2を持ち上げ、上方で待っている上側リム軸25に装着された上リム3がタイヤ2のビード部を受け、上下リム3,4は係合し、タイヤ2は所定高さ(回転ドラム42と同じ高さ)で保持される。
そしてタイヤ内部に空気を供給して所定内圧とする。
【0059】
こうしてユニフォミティ測定の準備が完了したラインの測定ブロック22に油圧シリンダ43を駆動して回転ドラム42を移動し、タイヤ2に所定圧力で押圧する。
一方のサーボモータ31の駆動で、所定の上側リム軸25を回転してタイヤ2を回転させる。
回転ドラム42はともに回転する。
最初数回転程ならし回転を行ったのち、逆回転でユニフォミティ測定を行い、次いで正回転で測定を行う。
【0060】
ユニフォミティ測定はロードセル45による検出によりタイヤ全周に亘り行われ、ロードセル45が検出した結果はコンピュータにより処理され、ユニフォミティ測定値が算出され、RFVやLFV等の測定結果によりタイヤの評価がなされる。
なお一方の測定ブロック22でユニフォミティ測定がなされているときに、他方の測定ブロック22ではタイヤ2の上下リム3,4による取り付け等の作業が同時に行え作業効率が良い。
【0061】
ユニフォミティ測定により修正が必要と判断された場合は、回転ドラム42を他方の測定ブロック22に移動させ、グラインダー機構32によるユニフォミティ修正に入るが、このユニフォミティ修正があった場合の作業手順は後記するとして、まずはユニフォミティ修正がなかった場合について説明する。
【0062】
ユニフォミティ測定のうち特にRFVの最大値を示したタイヤ個所には、マーキング装置27によりマークが付される。
サーボモータ31の駆動制御によりRFVの最大値を示したタイヤ個所が所定位置(例えば最下流側)に回転したときにタイヤ2の回転が停止されるようにしてマーキング装置27が指定された位置にマークを付すことができるようになっている。
【0063】
測定が終了すると回転ドラム42は元の両ライン間の中央に戻り待機し、タイヤ2の内圧も抜かれ、下側リム軸26が下降して測定ブロック22のローラ上にタイヤ2を載置し、搬送ブロック23に移送する。
搬送ブロック23のローラを搬送したタイヤ2は、振分けコンベア50に移り、同振分けコンベア50において前記ユニフォミティ測定による評価に従って5つの排出個所のいずれかから排出される。
【0064】
2ラインの移送コンベア20,20の左右の測定ブロック22,22が,1個の回転ドラム42を共有しており、一方の測定ブロック22で回転ドラム42を使って測定を行っている時に、他方の測定ブロック22で上下リム3,4へのタイヤ2の取付け・取外しのユニフォミティ測定準備を行うことができ、ユニフォミティ測定作業を効率良く行うことができる。
【0065】
そして回転ドラム42は、先にユニフォミティ測定の準備が完了した方のラインに移動してユニフォミティ測定を行うよう制御されている。
したがって両ラインともユニフォミティ修正がなく円滑にユニフォミティ測定が行われていれば、左右のラインで交互にユニフォミティ測定準備が完了するので、一方のラインのユニフォミティ測定を終えて両ラインの中央に戻った回転ドラム42は、先にユニフォミティ測定準備が完了している他方のラインに移動してユニフォミティ測定を行う。
【0066】
ユニフォミティ修正がなく円滑にユニフォミティ測定が行われている場合の制御手順の例を図8のタイミングチャートに示す。
左側ラインの移送コンベア20の測定ブロック22に、まず1本目のタイヤ2が入ってきて上下リム3,4に保持され回転ドラム42を左側に寄せてユニフォミティ測定が行われる。
【0067】
この間に右側ラインの測定ブロック22にタイヤ2が搬入されずユニフォミティ測定の準備がなされないと、1本目のタイヤ2のユニフォミティ測定を終えた回転ドラム42が両ラインの中央に移動して待機し、ユニフォミティ測定の準備のできるのを待つ。
【0068】
ここにユニフォミティ測定の準備とは、先のタイヤの上下リム3,4からの解除,測定ブロック22からの搬出,次のタイヤの測定ブロック22への搬入,上下リム3,4による保持等の一連のユニフォミティ測定のための準備をいう。
回転ドラム42が両ラインの中央に待機していると左側ラインの方が先にユニフォミティ測定の準備が完了するので、回転ドラム42は再び左側ラインの測定ブロック22に移動して2本目のタイヤ2のユニフォミティ測定を行う。
【0069】
この間に右側ラインの測定ブロック22において3本目のタイヤ2が上下リム3,4にセットされユニフォミティ測定準備が完了し、前記2本目のタイヤ2についてユニフォミティ測定の結果修正不要となると、回転ドラム42は両ラインの中央に移動し待機する間もなく先にユニフォミティ測定準備が完了した右側ラインの測定ブロック22に移動して3本目のタイヤ2についてユニフォミティ測定が行われる。
【0070】
以後は両ラインともにユニフォミティ修正がなくその他トラブルがなければ、左右ラインで交互にユニフォミティ測定準備が完了するので、回転ドラム42が両ライン間を往復して交互に効率良くユニフォミティ測定が行われる。
【0071】
なお測定ブロック22の上下リム軸25,26に装着する上下リム3,4を、左右の測定ブロック22,22で互いに異ならしめることで、2種類のタイヤを同時に測定することができる。
【0072】
リムの交換作業について説明すると、まず昇降リム保管棚61に収納されている空のパレット5を、移送コンベア20と同じ高さにした載置コンベア62から移載装置70によりセンタリングブロック21のローラ上に移し、センタリングした後、測定ブロック22に移送する。
【0073】
測定ブロック22では一度中央部を通過させた所でパレット5を停止させ、下側リム軸26を上昇させて下リム4を上リム3に係合して上リム3を上側リム軸25から脱着して、下リム4の上に重ねて支持されるようにする。
この間に測定ブロック22のローラを逆回転して下流側に停止していたパレット5を中央まで戻す。
【0074】
パレット5は上流側に切欠き5bを有するので、パレット5は中央の円孔5aに下側リム軸26が貫通する位置に至り停止する。
そして下側リム軸26を下降し、下リム4がパレット5上に載った処で下リム4を下側リム軸26から脱着する。
【0075】
上下リム3,4はパレット5上に載置された状態にあり、この状態で次の搬送ブロック23に移送され、ストッパー23aの突出で所定位置に停止され、側方に配置された移載シリンダ76によりパレット5が内側に押されて同じ高さで待機していたテーブルリフター74のテーブル74aに移される。
【0076】
テーブル74aがリム搬送コンベア75と同じ高さに下降した処で、上下リム3,4はパレット5とともにリム搬送コンベア75に移され昇降リム保管棚61へ搬送される。
昇降リム保管棚61では空いた状態にある所定の棚段の載置コンベア62をリム搬送コンベア75と同じ高さに設定しておくことで、リム搬送コンベア75で搬送されてきた上下リム3,4をパレット5とともに該載置コンベア62上に収納することができる。
【0077】
以上は使用済みの上下リム3,4の取り外し・回収作業であったが、この作業とタイミイングをいくらか遅らせて新たな上下リム3,4の供給・取付け作業が行われる。
すなわち空パレット5が昇降リム保管棚61から搬出された後、適当な時間をおいて昇降リム保管棚61に保管されていた新たな上下リム3,4がパレット5とともに移載装置70により移送コンベア20に移載され、使用済みの上下リム3,4が取り外され後の測定ブロック22に移送される。
【0078】
測定ブロック22では中央位置に新たな上下リム3,4およびパレット5を位置させ下側リム軸26を上昇させると、下側リム軸26はパレット5の円孔5aを貫通して下リム4を支持するとともに装着し、該下リム4の上に上リム3を重ねた状態のままさらに上昇して上方に位置した上側リム軸25に上リム3を当接し装着する。
【0079】
この間にローラ上に残ったパレット5を搬送ブロック23へ移送する。
パレット5の円孔5aを下側リム軸26が貫通した状態にあるが、切欠き5bが上流側を向いているので、パレット5は下側リム軸26から抜けて支障なく下流へ移動できる。
【0080】
パレット5が搬送ブロック23に移動した後、下側リム軸26を下降すれば上リム3は上方の上側リム軸25に装着された状態で残り、下リム4は下側リム軸26に装着された状態でローラの下方に位置して、タイヤの取り付けを待つ状態となる。
【0081】
なお搬送ブロック23に移送された空のパレット5は、移載装置76によりテーブルリフター74のテーブル74aに移載され、下降したテーブル74aからリム搬送コンベア75に移されて搬送され、所定の高さに設定された昇降リム保管棚61の載置コンベア62に収納される。
【0082】
以上のように使用済みの上下リム3,4の取り外し・回収作業および新たな上下リム3,4の供給・取付け作業を完全自動で効率良く円滑に遂行することができる。
【0083】
次にユニフォミティ修正があった場合の制御手順について図9に示した1例のタイミングチャートに基づき説明する。
左側ラインの移送コンベア20の測定ブロック22に、まず1本目のタイヤ2が入ってきて上下リム3,4に保持され回転ドラム42を左側に寄せてユニフォミティ測定が行われる。
【0084】
この間に右側ラインの測定ブロック22において2本目のタイヤ2についてユニフォミティ測定の準備がなされ、前記1本目のタイヤ2のユニフォミティ測定後、回転ドラム42は両ラインの中央に移動する。
右側ラインでユニフォミティ測定の準備が完了しているので、回転ドラム42はさらに右側ラインの測定ブロック22に移動して2本目のタイヤ2のユニフォミティ測定を行う。
【0085】
このユニフォミティ測定後、回転ドラム42は両ラインの中央に移動し、今回のユニフォミティ測定の結果修正を必要とすると判断され、左側ラインでは既に次の3本目のタイヤの測定準備が完了しているので、回転ドラム42は左側ラインに移動して3本目のタイヤ2のユニフォミティ測定を行う。
一方右側ラインでは、2本目のタイヤ2について回転ドラム42が左側へ移動した後、グラインダー機構32によりユニフォミティ修正を行う。
【0086】
すなわち2本目のタイヤ2についてユニフォミティ測定の結果、切削箇所が特定され、同箇所に合わせてグラインダー37の位置を設定して、サーボモータ31により所要回転速度で回転させられるタイヤ2にグラインダー37を当てがい、切削しユミフォミティ修正を行う。
【0087】
右側ラインでユニフォミティ修正を行っている間に、左側ラインでは回転ドラム42により3本目のタイヤ2のユニフォミティ測定が行われる。
3本目のタイヤ2のユニフォミティ測定後、回転ドラム42は両ラインの中央に移動し待機する。
【0088】
右側ラインでは未だ2本目のタイヤ2の修正中であり、その間に左側ラインでは4本目のタイヤ2の測定準備が完了するので、回転ドラム42は左側ラインに戻り4本目のタイヤ2のユニフォミティ測定が行われる。
この測定後回転ドラム42は両ラインの中央に移動し待機するが、なお右側ラインではユニフォミティ修正中で左側ラインの5本目のタイヤ2の測定準備完了で左側ラインに戻り5本目のタイヤ2のユニフォミティ測定が行われる。
【0089】
この測定の間に右側ラインで2本目のタイヤ2の修正が終わり、次のタイヤすなわち6本目のタイヤ2のユニフォミティ測定準備が完了しているので、左側ラインで5本目のタイヤ2のユニフォミティ測定後両ラインの中央に移動した回転ドラム42は、その時点で先に測定準備完了した右側ラインの測定ブロック22に移動して6本目のタイヤ2のユニフォミティ測定に入る。
【0090】
以後両ラインでユニフォミティ修正等がなければ、前記図8に示したと同様の制御手順となる。
以上のように一方のラインでユニフォミティ修正が行われ流れが停滞するようなことがあると、ユニフォミティ測定を終えた他方のラインでユニフォミティ測定の準備が先にでき、両ラインの中央に移動した回転ドラム42が無駄な移動や待機をせずに再び同ラインに戻りユニフォミティ測定を行い、一方のラインが復帰するまで他方のラインでユニフォミティ測定を効率良く継続することができる。
【0091】
一方のラインのリム軸に支持されたタイヤについてグラインダー機構によりユニフォミティ修正を行っているときは、他方のリム軸に支持されたタイヤのユニフォミティ測定を行うことができるので、1個の回転ドラムでも一方のラインでのユニフォミティ測定が停滞するようなことはなく、ユニフォミティ測定修正作業を効率良く行うことができる。
【0092】
図9の例では、右側ラインでユニフォミティ修正が行われたが、その他トラブルでメンテナンスを行ったり、精度の確認作業や試作品の測定等が行われる場合も適用される。
そして図8に示すように両ラインを流れるタイヤがグラインダー機構によるユニフォミティ修正を必要とせず円滑に流れている場合は一方のラインでユニフォミティ測定を行っている間に他方のラインではユニフォミティ測定の準備ができるので、1個の回転ドラムでも両ライン間を交互に移動して効率良く作業を遂行することができる。
【0093】
なお本実施の形態では、上下リム3,4に保持されたタイヤ2を回転するのにそれぞれ独立したモータ31を用いたが、1個のモータでもその駆動軸にそれぞれクラッチを介してドライブプーリを設けベルトによりそれぞれのリム軸に動力を伝達するようにすれば、クラッチの制御により左右ラインの各タイヤをそれぞれ別個に駆動制御することができる。
【0094】
前記実施の形態におけるリム交換装置60をより簡易にした例を、図10ないし図12に図示し説明する。
移送コンベア80の測定ブロックにおいてローラを左右に分割して中央に空隙を形成した箇所の下方にリム昇降シリンダー81により昇降する下側リム軸82が上端に下リム台83を有して配置され、その上方には対向して上側リム軸85が下端にマグネットを備えた上リム台86を有して垂設されている。
【0095】
そして移送コンベア80の下面に沿ってリム移載プレート90が図12に示すようにガイドレール87に案内されて前後に移動自在に支持されており、リム移載プレート90はシリンダ88の駆動により前後動する。
リム移載プレート90は平面視で長円状をなす板部材で前後に偏平な円筒部90a,90bが上方に突出して円開口を形成している。
【0096】
このリム移載プレート90の前後の円筒部90a,90bにそれぞれ種類の異なるリムが、上下リム91,92が重ねられた状態で支持される。
リム移載プレート90が前方位置にあるときは後側円筒部90bの中心軸が上下リム軸82,85の軸と一致し、リム移載プレート90が後方位置にあるときは前側円筒部90aの中心軸が上下リム軸82,85の軸と一致する。
【0097】
図10に示すように移送コンベア80の下方においてリム移載プレート90が前後の円筒部90a,90bにおいて上リム91と下リム92を重ねた状態で支持しており、前後いずれのリムを使用するかはシリンダ88の駆動で選択することができる。
一方のリムが選択されてリム昇降シリンダ81が駆動して下リム台83を上昇させると、下リム台83は円筒部90aまたは90bを貫通して上下リム91,92を下方から支持して共に上昇させる。
【0098】
そして上リム91が上リム台86に接した処で、マグネットを励磁して上リム台86に上リム91を吸着させ、下リム台83を下降させると、上リム91が上方に残された状態で下リム92が下方に離れ、図11に示すように移送コンベア80を挟んで上下に位置するので、ここへ移送コンベア80によりタイヤ2が搬送され位置決めされて停止する。
【0099】
図11に示す状態から下リム台83を上昇させると、下リム台83は下リム92を介してタイヤ2を支持して持ち上げ、上方で上リム台86に吸着された上リム91にタイヤ2を押しつけ、図10において2点鎖線で示すように上下リム91,92でタイヤ2を挟むようにして所定高さ位置で支持する。
【0100】
この状態で上リム軸85の回転駆動でタイヤ2は回転させられ、回転ドラム95が側方から押しつけられてユニフォミティの測定が行われるともに、グラインダーによる修正が行われる。
【0101】
測定等が終わると、下リム台83を下降させれば、タイヤ2が共に下降し、タイヤ2は途中で移送コンベア80に載り、下リム台83はタイヤ2と離れさらに下降する。
こうしてタイヤ2はユニフォミティ測定後、移送コンベア80により下流側に搬送される。
【0102】
リム交換の時は、下リム台83が下リム92を支持して上昇し上リム91を迎えにいき、上下リム91,92が重なったところで、上リム台86のマグネットを消磁し上リム91を下リム92が支持して下降すれば、図9の実線で示す状態に戻るので、リム移載プレート90を前後方向に移動してリムの種類を変えることができる。
【0103】
なおリム移載プレートをさらに長尺にして円筒部を増やせば3種類以上のリムの交換が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るタイヤユニフォミティ測定装置の一部省略した平面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】測定ブロックの下流側から見た正面図である。
【図4】測定ブロックの部分的に省略した斜視図である。
【図5】グラインダー機構を示す側面図である。
【図6】同平面図である。
【図7】リム交換装置の部分的に省略した要部斜視図である。
【図8】タイヤユニフォミティの測定のタイミングチャートを示す図である。
【図9】タイヤユニフォミティの測定と修正の1例のタイミングチャートを示す図である。
【図10】別の実施の形態に係るリム交換装置の断面図である。
【図11】別の状態の同リム交換装置の断面図である。
【図12】リム移載プレートの平面図である。
【符号の説明】
1…タイヤユニフォミティ測定修正装置、2…タイヤ、3…上リム、4…下リム、5…パレット、
10…ストックコンベア、11…タイヤ識別装置、12…振分け装置、13…落下口、14…カーブローラコンベア、
20…移送コンベア、21…センタリングブロック、22…測定ブロック、23…搬送ブロック、
25…上側リム軸、26…下側リム軸、27…マーキング装置、29…支柱、
30…支持フレーム、31…サーボモータ、32…グラインダー機構、33…揺動部材、34…支軸、35…サーボシリンダ、36…モータ、37…グラインダー、38…チェーン、39…昇降用モータ、
40…レール、41…矩形枠体、42…回転ドラム、43…油圧シリンダ、45…ロードセル、
50…振分けコンベア、51,52…ローラコンベア、53…ロープコンベア、
60…リム交換装置、61…昇降リム保管棚、62…載置コンベア、63…モータ、64…スライダー、65…支持レール、66…ネジ軸、67…モータ、68…タイミングベルト、
70…移載装置、71…シリンダ、72…挟持アーム、
74…テーブルリフター、75…リム搬送コンベア、76…移載シリンダ、
80…移送コンベア、81…リム昇降シリンダ、82…下側リム軸、83…下リム台、85…上側リム軸、86…上リム台、87…ガイドレール、88…シリンダ、
90…リム移載プレート、91…上リム、92…下リム、95…回転ドラム。

Claims (2)

  1. タイヤを移送する左右平行な2ラインの移送コンベアの互いに対向する途中個所にそれぞれ設けられたリム軸によってタイヤを支持し回転駆動でき、左右ラインのリム軸間に配設された回転ドラムが左右方向に移動して前記一方のラインのリム軸に支持されたタイヤに押しつけ共に回転しながら負荷状態を検知するタイヤユニフォミティ測定方法において、
    一方のラインのリム軸に支持された1本のタイヤのユニフォミティ測定を終えると前記回転ドラムを両ラインの中央に移動した後、先にユニフォミティ測定の準備のできたラインに移動して該ラインのリム軸に支持されたタイヤのユニフォミティ測定を行うとともに、
    前記左右の移送コンベアのそれぞれに各移送コンベアを挟んで前記回転ドラムと反対側に設けられたグラインダー機構によるユニフォミティ修正と、前記回転ドラムによるユニフォミティ測定とを各ラインで同時に制御できることを特徴とするタイヤユニフォミティ測定方法。
  2. タイヤを移送する左右平行な2ラインの移送コンベアと、
    同左右移送コンベアの互いに対向する途中個所にそれぞれ設けられ上下のリムによってタイヤを支持し回転駆動するリム軸と、
    前記左右ラインのリム軸間に配設され左右方向に移動して前記一方のラインのリム軸に支持されたタイヤに押しつけ共に回転しながら負荷状態を検知する回転ドラムと、
    一方のラインのリム軸に支持された1本のタイヤのユニフォミティ測定を終えると前記回転ドラムを両ラインの中央に移動した後、先にユニフォミティ測定の準備のできたラインに移動して該ラインのリム軸に支持されたタイヤのユニフォミティ測定を行うように制御する制御手段と、
    前記左右の移送コンベアのそれぞれに各移送コンベアを挟んで前記回転ドラムと反対側に設けられたグラインダー機構を備え、
    前記制御手段は、前記回転ドラムによるユニフォミティ測定と前記グラインダー機構によるユニフォミティ修正とを各ラインで同時に制御可能であることを特徴とするタイヤユニフォミティ測定装置。
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