JP3932317B2 - 眼科用鑷子および眼内挿入用レンズのケース - Google Patents

眼科用鑷子および眼内挿入用レンズのケース Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、白内障で白濁した水晶体を摘出した後に、水晶体の代わりに挿入される変形可能な眼内挿入用レンズや、視力補正のみを目的として眼内に挿入される変形可能な視力補正用レンズなどの変形可能な眼内挿入用レンズを眼内に挿入するための眼科用鑷子および前記レンズのケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1949年リドレイ(Ridley)が白内障手術の際に白濁した水晶体の代わりに人工の水晶体、即ち眼内レンズを初めて人眼に移植して以来、白内障の治療として眼内レンズを移植することは広く行われてきた。この初めての眼内レンズはポリメチルメタクリレート(PMMA)を光学部の材料とした眼内レンズで、白内障手術後の眼内レンズ移植に伴う合併症については多くの眼科医が関心を示し、それらの問題について取り組み、その多くは解決されたものの、硬質な材料を光学部に用いるという本質的な問題により、この眼内レンズを移植するための切開創は光学部の直径より幾分大きめの寸法が必要となるために、眼球に作成する切開創が大きくなり、手術後の乱視が増大するといった問題を解決できない状況にあった。
また、前述の問題の一因には手術方法も挙げられた。即ち、元来の白内障水晶体摘出術は、水晶体をそのままの形態で取り除く白内障嚢外摘出術(ECCE)で行われており、この手術方法では約10mmの切開創が必要であり、やはり手術後の乱視を増大させるといった問題があった。このような手術後の乱視を招く手術方法に対して、超音波水晶体乳化吸引装置を用いた超音波乳化吸引術(PEA)が近年出現している。これは、白濁した水晶体を、筒状の超音波チップを用いて超音波で水晶体を破砕して乳化・吸引し、水晶体を摘出する方法であり、この方法によれば、眼球に作成する切開創は、筒状の超音波チップを挿入するためだけの寸法となり、その切開創は約3mm〜4mmで水晶体の摘出が可能となる。
従って、白内障の際の白濁した水晶体を摘出する手術は、手術後の乱視軽減を図る小さな切開創で手術が可能な状況にあるが、人の眼の水晶体に代わる眼内レンズを移植する眼内レンズ挿入術においては、眼内レンズの光学部が硬質な材料で構成されるという本質的な問題により、眼内レンズを挿入するには光学部直径より幾分大きな切開寸法、即ち、標準的な光学部直径6.0mmに対する切開創としては、およそ6.5mm以上の切開創が必要となるため、超音波水晶体乳化吸引術により小さな切開創から白濁した水晶体を摘出しても、眼内レンズを挿入するためには小さな切開創を広げなければならず、大きな切開創が原因となる手術後の乱視という問題は解決されない状況にあった。このような状況に対しては、手術後の乱視軽減を目的として、切開創を小さくするための眼内レンズの改良、即ち短径を切開創の方向に挿入する楕円型光学部の眼内レンズや、光学部直径を小さくした小径光学部の眼内レンズが出現したが、光学部が硬質という本質的な問題点は残されたままで、この場合の切開創はおよそ5.5mm程度とわずか1mm程度を小さくするにとどまった。
【0003】
しかし、更に改良が重ねられ、前記の本質的な問題点に対応する新しい眼内レンズが近年用いられるようになってきた。これは、特開昭58-146346号公報に示されているように、眼球に作成した小さな切開創から挿入可能な少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する変形可能な弾性体を用いた眼内レンズ、または少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体を用い、光学部を眼内で支える異なった材質等異種部材からなる支持部を有する変形可能な眼内レンズの出現と、特開昭58‐146346号、特開平4-212350号、特開平5-103803号、特開平5-103808号、特開平5-103809号、特開平7-23990号の各公報に示されているように、変形可能な眼内レンズの光学部を圧縮したり、巻いたり、折り曲げたり、伸ばしたり、折り畳んだりして変形させることで、変形前の大きな形状から小さな形状にした上で、眼球に作成した小さな切開創からの挿入を可能とする挿入器具の出現である。これらの変形可能な眼内レンズとその挿入器具とにより、眼内レンズ挿入術も小さな切開創で可能となり、手術後の乱視を軽減する小さな切開創での白内障手術が水晶体摘出から眼内レンズの挿入にわたり可能となった。
【0004】
即ち、図10に示すように、変形可能な眼内挿入用レンズ20として、所定の記憶特性を有する変形可能な弾性体で形成した円形の光学部13の外周部に、光学部13と異なった材質等異種の可撓性材料で形成した1対の支持部15の基部16を埋め込み固着し、支持部15の線状の突出部17を弯曲させ、2つの支持部15を対称形に配置し、光学部13の外周部に基部16の埋め込み部分を補強する突起14をそれぞれ設けたものや、図11に示すように、前記突起14をなくした以外、図10と同様な構成にしたものがあった。
【0005】
また、図12に示すように、図10の光学部13と同様な所定の記憶特性を有する材料によって眼内挿入用レンズ20の全体を構成し、円形の光学部13の外周から一体に、光学部13を支える厚さが薄い板状の前、後2つの支持部18を相対向させて突出させたものもあった。
そして、図10、図11、図12に示すものなど、光学部13と支持部15または支持部18とからなり少なくとも光学部13が所定の記憶特性を有する変形可能な眼内挿入用レンズ20を大きな形状から小さな形状に2つ折り状にするなど折りたたんで変形させ、眼球に作成した切開創から眼内レンズを眼内に挿入するには、例えば図13の(1),(2)に示す鑷子などを用いている。
【0006】
前記図13に示す鑷子21を用いて、変形可能な眼内挿入用レンズ20を小さな切開創から挿入するには、変形可能な眼内挿入用レンズ20をレンズケースから取り出し、鑷子先端の棒状の挟持部21aで変形可能な眼内挿入用レンズ20を半分に折り曲げ、変形前の大きな形状から小さい形状に変形させる。その後、変形可能な眼内挿入用レンズ20を折り曲げた状態で、棒状の挟持部21aと変形可能な眼内挿入用レンズ20を眼内に作成した切開創から挿入させている。
【0007】
また、近年では前記の白内障治療を目的として行われてきた変形可能な眼内挿入用レンズの挿入技術の応用として、視力補正のみを目的とした眼内へのレンズ挿入が行われている。このような眼内に挿入される視力補正用レンズも変形可能な眼内挿入用レンズと同様に小切開に対応することを目的として、少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する変形可能な弾性体を用いたものが出現している。そして、この眼内に挿入される変形可能な視力補正用レンズを小さな切開創からの挿入に際しても前記鑷子は白内障治療用の変形可能な眼内挿入用レンズや、眼内に挿入される変形可能な視力補正用レンズ等の変形可能な眼内挿入用レンズを変形させて眼内への挿入に際して、小さな切開創からの挿入を可能にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の技術に示すような、少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体を用いた変形可能な眼内挿入用レンズを、前記の鑷子を用い、変形可能な眼内挿入用レンズを変形させて小さな切開創から挿入するには、一般的にレンズをレンズケースの蓋を開き、レンズ上面にはなにも存在しない状態で別の鑷子で取り出し、鑷子に設けた2本の細い棒状の挟持部でレンズを折りたたみ、このレンズを変形前の大きな形状から小さな形状に変形させて保持する。そして棒状の挟持部で折りたたまれた変形可能な眼内挿入用レンズを、眼球に作成した小さな切開創から眼内に挿入する。
従って、前記鑷子を用い、変形可能な眼内挿入用レンズを折りたたみ、眼球に作成した小さな切開創から眼内に挿入する過程には、次のような問題点があった。
【0009】
変形可能な眼内挿入用レンズを折りたたむ際に、前記の鑷子では鑷子先端が棒状の挟持部であり、前記レンズと接する箇所が2本の細い棒状の挟持部のみでの把持であり、前記レンズを折りたたみにくい。
変形可能な眼内挿入用レンズを眼内に挿入する際に、前記の鑷子では鑷子の先端部が棒状の挟持部であり、前記レンズを覆う箇所が2本の線のみであり、レンズの大半が眼球に作成された創口に触れてしまい、創口で菌がレンズに付着し、そして眼内へ挿入されることとなり、前記の菌を持ち込みやすくなる。また菌を眼内へ持ち込んだ際には、眼内炎を誘発する恐れがある。
前記の鑷子では変形可能な眼内挿入用レンズを折りたたむ際に、レンズケースからレンズを取り出し、レンズを折りたたむという操作が一般的であり、取り出さずに操作ができるものと比較すると、操作が煩雑となる。
変形可能な眼内挿入用レンズを折りたたむ際は、レンズケースの上方の蓋を開放してから、レンズを折りたたむ操作を行うため、上面(空気中)からの落下菌がレンズに付着する可能性がある
即ち、変形可能な眼内挿入用レンズをレンズケースから取り出す際の落下菌などの付着、変形可能な眼内挿入用レンズを設置面積の小さい前記鑷子の棒状体の挟持部による折りたたみ操作の煩雑さ、変形可能な眼内挿入用レンズをレンズケースからの取り出し操作による操作の煩雑さ、および眼球に作成した小さな切開創に折りたたんだ変形可能な眼内挿入用レンズを棒状体の挟持部のみが前記レンズを覆う形態となるため、創口での菌が付着し易いという問題点があった。
【0010】
この発明は、前述した問題点を解決して、変形可能な眼内挿入用レンズを小さい形状に変形させて、眼内に挿入するまでの操作における変形可能な眼内挿入用レンズへの菌の付着を抑え、また操作性よく、安全にしかも容易に変形可能な眼内挿入用レンズを折りたたむことができる、眼科用鑷子および変形可能な眼内挿入用レンズのケースの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1の発明は、少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体を用いた変形可能な眼内挿入用レンズまたは光学部が所定の記憶特性を有する弾性体と前記光学部を眼内で支える支持部とを設けた眼内挿入用レンズを格納する眼内挿入用レンズのケースであって、前記ケースに保持した前記レンズの光学部下方に、前記レンズの光学部が接触せずかつ前記レンズの光学部の直径より長い突起を設けたことを特徴とする。
したがって、眼内挿入用レンズを、レンズケースにレンズを固定する箇所の下方に前記レンズの光学部より長い突起を設けることで、鑷子を、折りたたみ易くすることができる。
【0012】
請求項2の発明は、前記請求項1に記載の眼内挿入用レンズのケースにおいて、 前記ケースに設けた突起の上面を曲線または複数の直線で構成した面にしたことを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明は、少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体を用いた変形可能な眼内挿入用レンズまたは光学部が所定の記憶特性を有する弾性体と前記光学部を眼内で支える支持部とを設けた眼内挿入用レンズを変形させ眼内に挿入する眼科用鑷子を有し、前記眼科用鑷子の先端部に変形可能な薄板状の包持部材を設け、眼内挿入用レンズを保持した状態で格納する眼内挿入用レンズのケースであって、前記眼科用鑷子が、前記ケースに保持された眼内挿入用レンズの光学部下方に前記レンズの光学部が接触せずかつ前記レンズ光学部の直径より長い突起を設けた眼内挿入用レンズのケースの一部として係合したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、この発明の第1実施形態に係る変形可能な眼内挿入用レンズの鑷子1は、先端部に変形可能な薄板状の包持部材2を備えた鑷子1の形態をよく表しており、鑷子1単独でも機能する。前記鑷子1は、鑷子本体3と、一対のシャフト4,4の先端部に固定した変形可能な薄板状の包持部材2とによって構成してある。
【0015】
なお、シャフト4と鑷子本体3とを金属または硬質な樹脂で一体にしたシャフト4および鑷子本体3と、変形可能な包持部材2との2部品で、鑷子1として取り扱うことが可能であり、これは当業者であれば容易に判断される。
また、シャフト4と鑷子本体3の寸法を大きくして物理的に強度を持たせた上で、変形可能な薄板状の包持部材2を含め軟質な樹脂にて一体成形したり、また鑷子本体3の先端部にシャフト4を接着固定したりしてもよく、一部品で鑷子として取り扱うことが可能であることは、当業者であれば容易に判断される。
さらに、変形可能な薄板状の包持部材2は、シャフト4に、接着、溶着、嵌合などの手段によって固定してある。
【0016】
この発明の第2実施形態に係る変形可能な眼内挿入用レンズ5のレンズケース6は、図2,図3に示すように、レンズケース6の前記レンズ5の保持箇所の下方に突起8を備えた前記ケース6の形態をよく表しており、前記ケース6単独でも機能する。
【0017】
前記レンズケース6は、上面が開放した箱本体10と、箱本体10の上面を覆う梱包蓋11と、箱本体10内の底面上の適所に箱本体10の長手方向に延びる設置部7を設けてある。設置部7は一端寄りに両側壁7aを形成し、これらの間に突起8を設け、突起8が両側壁7aより低く長さも短くしてあり、両側壁7aは一端寄りの上面を突起8側が低くなるように対向した傾斜面7bにすると共に、各2本の保持棒7cを傾斜面7bから上方に突出させ、さらに両側壁7aの他端部7dを前記傾斜面7bより高い上面水平としてある。
なお、前記保持棒7c間には眼内挿入用レンズ5の支持部15を係合させることで、前記レンズ5が不本意に変位しないようにしてある。
【0018】
この発明の第3実施形態に係る変形可能な眼内挿入用レンズのシステムは、図3に示すように、先端部に変形可能な薄板状の包持部材2を備えた鑷子1と、レンズケース6のレンズ保持箇所の下方に突起8を設け、鑷子1とレンズケース6の凹凸で保持され、鑷子1とレンズケース6とが一体に組み込まれた変形可能な眼内挿入用レンズ5の挿入システムをよく表している。
【0019】
すなわち、5はレンズケース6内の下部の設置部7に設置されている白内障治療用の変形可能な眼内挿入用レンズ、2は鑷子本体3の先端部に固定されたシャフト4,4に固定された変形可能な薄板状の包持部材、9は鑷子本体3をレンズケース6に保持する鑷子本体3とレンズケース6の設置部7に設けた凹凸保持機構、8はレンズケース6で変形可能な眼内挿入用レンズを折り曲げるための突起である。
そして、レンズケース6内の底面部には前記設置部7が設けられ、レンズケース6の周壁上面に梱包蓋11を溶着させてある。
【0020】
図2,図3に示すように、鑷子1とレンズケース6内の下部に設けた設置部7とを組み合わせることにより、鑷子1の寸法によっては、レンズケース6が大きくなる。従って、前記レンズケース6を薄くする、即ち高さを低くするために、鑷子1の形状を図8の形状とすることができる。
【0021】
図8の(1)のように、鑷子1先端部の変形可能な薄板状の包持部材2と鑷子1のシャフト4と鑷子本体3の把持部12とを一直線ではなく、鑷子本体3の先端側が下方に位置するような段を備えた平行な形状にすることで、高さの低い小型のレンズケース6とし、操作性が優れたものとしての効果が得られる。
【0022】
また、図8の(2)のように、シャフト4と鑷子本体3を金属または硬質樹脂で一体とさせた場合も把持部12と変形可能な薄板状の包持部材2を固定する箇所を、下方に位置するような段を設けたり、図8の(3)のように、シャフト4を水平から約±30度以内に変位させることにより、図8(1)と同様の効果が得られることは、当業者であれば容易に判断される。
なお、鑷子先端の変形可能な薄板状の包持部材を持たない従来の鑷子においても、図8(1)と同様の効果が得られることは、当業者であれば容易に判断される。
【0023】
前述した変形可能な薄板状の包持部材2とシャフト4の固定は、図4(1)の長穴2aとシャフト4の先端部4aの嵌合による固定と、図4(2)の形状の穴2bとシャフト4の先端部4bの大小によるクリアランスの固定、図4(3)の変形可能な薄板状の包持部材2の熱溶着・接着剤による重ね合わせの固定、および図4(4)の細い糸4cや線状のものによる固定によりなされる。
なお、シャフト4と鑷子本体3は、熱溶着、接着剤、嵌合のいずれにおいても問題なく固定される。
【0024】
包持部材2の平面形状は、図5の(1)のような円形状のものが基本形状であり、より小切開が可能なように幅寸法を短くしたり、(21),(22)に示すように挿入方向での縦楕円形状とした変形可能な薄板状の包持部材2として、眼内での操作性を好ましくさせるため長手寸法を短くしたり、(31),(32)に示すように、挿入方向での横楕円とした変形可能な薄板状の包持部材2としたもの、(4)に示すように、菌を付着させにくいようにレンズを覆う面積を大きくした四角形以上の多角形の変形可能な薄板状の包持部材2としたもの、(51),(52)に示すように、レンズを眼内へ挿入及び眼内からの抜き出しを行いやすいように、それぞれの進行方向に多角形の一部となる形状を設けた変形可能な薄板状の包持部材2としたもの、(6)に示すように、レンズを眼内へ挿入しやすいように、進行方向の先に円形の一部で構成される凸部を設けた変形可能な薄板状の包持部材2としたもの、(7)に示すように、前記凸部を複数個設けた変形可能な薄板状の包持部材2としたものとすることにより、菌の付着防止、眼内への挿入性を向上させることができる。
【0025】
また、(8)に示すように、眼内に挿入した際の変形可能な眼内挿入用レンズの位置補正を目的に、進行方向の先端に円形の一部で構成される凹部を設けた変形可能な薄板状の包持部材2としたもの、(9)に示すように、前記凹部を複数個設けた変形可能な薄板状の包持部材2としたものとすることができ、この凹部を利用し、眼内に挿入された変形可能な眼内挿入用レンズの光学部端面、または支持部にて位置補正を行うことが可能となる。
【0026】
図6の(1)に示す変形可能な薄板状の包持部材2の断面形状は、図6(1)のA−A断面で示す、(2)のような平面形状のものが基本形状であり、図6(3)のように、眼内挿入用レンズをより折りたたみ易くするように、変形可能な眼内挿入用レンズの上面曲率と同方向の曲率を持つ変形可能な薄板状の包持部材2、図6(4)のように、変形可能な眼内挿入用レンズ上面中央部を他より先に包持部材2と接触させて折りたたみ易くするように、レンズの下面曲率と同方向の曲率を持つ変形可能な薄板状の包持部材2、図6の(5)に示すように、図6(3)と同目的でより折りたたみやすくするために、レンズ上面と同方向に角度を持って折り曲げてある変形可能な薄板状の包持部材2、図6の(6)のように、変形可能な眼内挿入用レンズを折りたたみやすいように包持部材2の中央部に挿入方向の長手方向に溝2cを設けた変形可能な薄板状の包持部材2、図6の(7)のように、眼内挿入用レンズと変形可能な薄板状の包持部材2の密着面積を押さえ適度な密着力を得ることを目的に、変形可能な薄板状の包持部材2の表面に微細な凹凸2dを設けた変形可能な薄板状の包持部材2が適用できる。
【0027】
なお、図6の(3)と(8)、(4)と(9)は、曲率を異ならせただけのものであり、図6の(6)と(10)は溝の角の仕上がり具合を異ならせただけのものであるため、前述と同様の効果を得られる。
また、図6の(1)B−B断面では、図6(14)のような形状のものが基本形状であるが、図6の(11)に示すように、変形可能な眼内挿入用レンズを変形可能な薄板状の包持部材2で折りたたみ、眼内へ挿入、および変形可能な薄板状の包持部材2を眼内から抜き出しやすくするために、各々の進行方向にテーパーを設けた変形可能な薄板状の包持部材2とすることもできる。
なお、図6の(1)A−A断面、B−B断面における変形可能な薄板状の包持部材2の端面は、図6の(12),図6の(13)に示すように変形可能な眼内挿入用レンズ、および眼球に作製された切開創に負荷がかからないように角部をなくすこと、すなわち端面を丸めた形状,端面を面取り加工した形状にすることが望ましい。
【0028】
図7の(1)に示す、前記レンズケース6の設置部7の突起8の断面形状は、図7の(1)におけるA−A断面(2)のような平面形状のものが基本形状であるが、変形例である図7の(3)に示すように、変形可能な眼内挿入用レンズを安定させ、より折りたたみ易くすること目的とした変形可能な眼内挿入用レンズの下面曲率と同方向の曲率を持つレンズケース6に設けた設置部7の突起8、さらに異なる変形例である図7の(4)に示すように、眼内挿入用レンズを安定させ、より折りたたみ易くすることを目的とした、変形可能な眼内挿入用レンズの上面中央部以外の他部の高さが上面中央部と同等の高さとなるようにレンズ下面中央部以外の部位付近に複数の小突起8bを設けた設置部7の突起8とすることで、レンズを安定させ、より容易に折りたたむことが可能となる。
【0029】
また図7の(1)B−B断面では、図7(5)のような平面形状のものが基本形状であるが、変形例として図7の(6)のように、変形可能な眼内挿入用レンズを安定させ、より折りたたみ易くすることを目的とした眼内挿入用レンズの下面曲率と同方向の曲率を持つレンズケース6の設置部7の突起8、さらに異なる変形例である図7の(7)のような、レンズの端面の位置を左右対称とさせる目的で、突起8の側部上方に段部8cを設けたレンズケース6の設置部7の突起8とすることで、レンズを安定させ、より容易に折りたたむことが可能となる。
前記レンズケース6の設置部7に眼内挿入用レンズを保持し、さらに鑷子本体3に凹凸を設けてレンズケース6の設置部7上に保持させることにより、上蓋としての役割を持たせることが可能であり、レンズケースとして機能させることができる。
【0030】
図9の(1),(2),(3)のように、鑷子本体3に凹部または凸部81,82,83を設け、レンズケース6の設置部7が凸であれば鑷子本体3が凹となり、鑷子本体3が凸であればレンズケース6は凹となる凹凸を設けることにより、レンズケース6の設置部7に鑷子本体3が係合保持され、変形可能な薄板状の包持部材2がレンズケース上面としての機能を果たし、レンズケースとしての効果が得られる。
変形可能な薄板状の包持部材2は0.2mm以内の厚さで耐熱温度が121℃以上のものが好ましく、シャフト4,鑷子本体3は耐熱温度が121℃以上で、硬質なプラスチック材料、金属であることが好ましい。
さらに、その他の部材であるレンズケース6の設置部7、レンズケース6も耐熱温度が121℃以上であるプラスチック材料にて構成されることが好ましく、梱包蓋11は医療用具の滅菌が可能であるシート形状の包持部材、もしくは耐熱温度が121℃以上であるプラスチック材料が好ましい。
【0031】
変形可能な薄板状の包持部材2は、レンズの折りたたみ状態が確認できるように、透明または半透明であることが好ましく、他の部材に関しては色の制約は必要としない。
また、包持部材2は、眼内挿入用レンズと対向する面を微細な凹凸形状にして、包持部材2が前記レンズの光学部に密着することを防止する。
【0032】
なお、前記第1実施形態に係る眼科用鑷子は、合成樹脂製の袋などの容器に収容して密閉し滅菌することにより、使用時に前記容器から取り出して使用することができ、前記第2実施形態に係る眼科用鑷子および眼内挿入用レンズを収容したケースは、箱本体と梱包蓋とによって密閉し滅菌されているので、必要なときに梱包蓋を取外して使用すればよく、前記鑷子をケース内に保持する手段が設置部に設けた保持棒に限られることなく適宜変更でき、前記第3実施形態に係る眼内挿入用レンズの挿入システムも、要部以外は適宜変更できる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1の発明は、眼科用鑷子および眼内挿入用レンズのケースにおいて、少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体を用いた変形可能な眼内挿入用レンズまたは光学部が所定の記憶特性を有する弾性体と前記光学部を眼内で支える支持部とを設けた眼内挿入用レンズを格納する眼内挿入用レンズのケースであって、前記ケースに保持した前記レンズの光学部下方に、前記レンズの光学部が接触せずかつ前記レンズの光学部の直径より長い突起を設けたので、前記鑷子または従来の鑷子で前記レンズを折りたたみ易くすることができる。
【0034】
請求項2の発明は、請求項1に記載の眼科用鑷子および眼内挿入用レンズのケースにおいて、前記ケースに設けた突起の上面を曲線または複数の直線で構成した面にしたので、前記突起の上面に前記レンズの光学部を安定した状態に支持できる。
【0035】
請求項3の発明は、少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体を用いた変形可能な眼内挿入用レンズまたは光学部が所定の記憶特性を有する弾性体と前記光学部を眼内で支える支持部とを設けた眼内挿入用レンズを変形させ眼内に挿入する眼科用鑷子を有し、前記眼科用鑷子の先端部に変形可能な薄板状の包持部材を設け、眼内挿入用レンズを保持した状態で格納する眼内挿入用レンズのケースであって、前記眼科用鑷子が、前記ケースに保持された眼内挿入用レンズの光学部下方に前記レンズの光学部が接触せずかつ前記レンズ光学部の直径より長い突起を設けた眼内挿入用レンズのケースの一部として係合した構成としたので、前記レンズケースに保持された眼内挿入用レンズの光学部下方に眼内挿入用レンズの光学部が接触せず、かつ眼内挿入用レンズ保持箇所の下方に長手方向の突起を設けたレンズケースを係合し上蓋とさせることにより、レンズケースに眼内挿入用レンズを乗せた状態のままレンズを折り曲げ、そのまま眼内に挿入することができる。
【0036】
そして、発明による変形可能な眼内挿入用レンズの形態では、変形可能な薄板状の包持部材をもつ鑷子で、その鑷子をレンズが固定されたレンズケースに固定し、上蓋としての役割を持たせ、またレンズケースの下部に突起を設けることにより、レンズケースにレンズを保持した状態のまま、レンズを折り曲げ、そのままレンズを眼内に挿入することができる。
【0037】
そして、レンズケースの上蓋の機能を持った状態で操作が可能であるため、手術室においても、空気中から落下した菌がレンズに付着する可能性が少なくなる。そして折り曲げ可能な眼内挿入用レンズを眼内に挿入する際に、従来の鑷子のように、レンズを覆う箇所が2本の細く棒状の挟持部のみでなく、レンズの大半を変形可能な薄板状の包持部材が包み込むように覆うため、レンズを眼内へ挿入する際に、創口に直接レンズが触れてしまうことがなく、レンズ挿入時において、創口の菌をレンズに付着させて眼内へ持ち込むことを防止できる。
従って、安全に容易で優れた操作性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態に係る変形可能な眼内挿入用レンズの鑷子を示した斜視図。
【図2】 この発明の第2実施形態に係る変形可能な眼内挿入用レンズのレンズケースを示した斜視図
【図3】 この発明の第3実施形態に係る変形可能な眼内挿入用レンズのシステムを示した斜視図
【図4】 変形可能な薄板状の包持部材、シャフト、および鑷子本体の固定方法を示した図で、(1),(2),(3),(4)はそれぞれ異なる変形例を示した平面図。
【図5】 変形可能な薄板状の包持部材の形状を示した図であって、(1), (21),(22),(31),(32),(4),(51),(52),(6),(7),(8),(9)はそれぞれ異なった変形例を示した平面図。
【図6】 変形可能な薄板状の包持部材を示し、(1)は平面図、 (2),(3),(4),(5), (6),(7),(8),(9),(10)は(1)のA−A線断面に沿ったそれぞれ異なった変形例の断面図、(11),(12),(13),(14)は(1)のB−B線に沿ったそれぞれ異なった変形例の断面図。
【図7】 レンズケースの設置部の突起を示し、(1)は平面図, (2),(3),(4)は(1)のA−A線に沿ったそれぞれ異なった変形例の断面図,(5),(6),(7)は、(1)のB−B線に沿ったそれぞれ異なった変形例の断面図。
【図8】 鑷子の形状を示し、(1),(2),(3)は、それぞれ異なった変形例の側面図。
【図9】 鑷子の保持手段を示し、(1),(2),(3)はそれぞれ異なった変形例を示す側面図。
【図10】 白内障治療用の変形可能な眼内レンズの一例を示した拡大平面図。
【図11】 白内障治療用の変形可能な眼内レンズの他例を示した拡大平面図。
【図12】 白内障治療用の変形可能な眼内レンズの更に異なった例を示した拡大平面図
【図13】 従来例の鑷子形状を示し、(1),(2)はそれぞれ異なった鑷子形状の斜視図。
【符号の説明】
1 鑷子
2 包持部材
3 鑷子本体
4 シャフト
5 眼内挿入用レンズ
6 レンズケース
7 設置部
8 突起
9 凹凸保持機構
10 箱本体
11 梱包蓋
12 把持部
13 光学部
14 突起
15 支持部
16 基部
17 線状の突出部
18 支持部

Claims (3)

  1. 少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体を用いた変形可能な眼内挿入用レンズまたは光学部が所定の記憶特性を有する弾性体と前記光学部を眼内で支える支持部とを設けた眼内挿入用レンズを格納する眼内挿入用レンズのケースであって、前記ケースに保持した前記レンズの光学部下方に、前記レンズの光学部が接触せずかつ前記レンズの光学部の直径より長い突起を設けたことを特徴とする眼内挿入用レンズのケース。
  2. 前記ケースに設けた突起の上面を曲線または複数の直線で構成した面にしたことを特徴とする請求項1に記載の眼内挿入用レンズのケース。
  3. 少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体を用いた変形可能な眼内挿入用レンズまたは光学部が所定の記憶特性を有する弾性体と前記光学部を眼内で支える支持部とを設けた眼内挿入用レンズを変形させ眼内に挿入する眼科用鑷子を有し、前記眼科用鑷子の先端部に変形可能な薄板状の包持部材を設け、眼内挿入用レンズを保持した状態で格納する眼内挿入用レンズのケースであって、前記眼科用鑷子が、前記ケースに保持された眼内挿入用レンズの光学部下方に前記レンズの光学部が接触せずかつ前記レンズ光学部の直径より長い突起を設けた眼内挿入用レンズのケースの一部として係合したことを特徴とする眼内挿入用レンズのレンズケース。
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