JP3927703B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用の前照灯に関するものであり、詳細には反射鏡が自由曲面反射面あるいは複合反射面などとされて、反射鏡自体で配光特性を形成する構成とされた前照灯に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種、反射鏡91で配光特性を形成する前照灯90においては、すれ違い用配光特性を得る場合、反射鏡91の略上半部を利用して配光特性を形成するものとされ、図6に示すように車両の直前の路面を照射する光は比較的に光量の得られる上半部の上下方向の中間部付近に、光源93からの光に対して下向きの反射光を生成する反射面91aを形成して得るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の前照灯90においては、奥まった位置にある反射鏡91で配光特性を形成するものであるので、この反射鏡90の前方に設けられているレンズ92の下辺92aなどに遮られて、下向きとして放射できる角度βに制約を受け、結果的に車両直前の路面を照射できないものとなる問題点を生じていた。
【0004】
この問題点を解決するために、図7に示すように下向き照射角が最も得られる反射鏡91の上端に補助反射面94を設け、この補助反射面94で光源93からの光を垂直方向に拡散し車両直前の路面を照射する構成も提案されているが、この場合、前記補助反射面93では充分な光量が得られず、前記反射鏡91が形成している配光特性と明らかな照度差を生じ、視認性に劣るものとなる問題点を生じ、根本的な解決策とは成り得ないものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した従来の課題を解決するための具体的手段として、反射鏡の略上半部ですれ違い用配光を形成して成る車両用前照灯において、前記反射鏡の上半部を略水平方向の境界で少なくとも3区画に分割し、前記区画の内の中段部分に属する反射面で路面遠方を照射し、光源の位置を第一焦点とし、上段部分の下端に略一致させ、且つ、適宜に照射方向前方とする第二焦点を有する楕円として断面形状を形成した上段部分に属する反射鏡で路面手前を照射し、下段部分に属するものでは前記前記中段部分と上段部分とが照射する路面の中間地点を照射することを特徴とする車両用前照灯を提供することで課題を解決するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明を図に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。図1および図2に符号1で示すものは本発明に係る車両用前照灯であり、この車両用前照灯1は反射鏡2で配光特性を形成するものであり、すれ違い用配光を形成する際には反射鏡2の略上半部が使用されるものである点は従来例のものと同様である。
【0007】
ここで、本発明では前記反射鏡2の上半部を、この車両用前照灯1が車両に取付けられる状態において水平線H方向に分割し区画を形成するものであり、この実施形態においては説明を簡素化し理解を容易とするために、本発明が必要とする最低数である3区画、即ち、上段部分2a、中段部分2bおよび下段部分2cに分割した例で説明を行う。
【0008】
本発明では分割が行われた反射鏡2の区画のそれぞれに路面に対する照射位置を与えるものであり、先ず、最も照射光量が得られる中段部分2bに対しては路面遠方を照射する特性を与えるものとする。また、従来例でも説明したように路面に対して下向きの照射角が最も得られる部分である上段部分2aに対しては車両直前、即ち、路面手前を照射する特性を与える。
【0009】
そして、本発明では下段部分2cには、中段部分2bと上段部分2aとが照射する路面の中間地点を照射させるものであり、このときには、上記各区画が形成する配光の形状は、図3に示すように中段部分2bが形成する配光D2bに対して、下段部分2cが形成する配光D2cと、上段部分2aが形成する配光D2aとが共に、水平線Hの近傍で上端を一致させるようにされている。
【0010】
従って、中段部分2bが形成する配光D2bが垂直方向への照射角が最も狭く、上段部分2aが形成する配光D2aが垂直方向への照射角が最も広く、下段部分2cが形成する配光D2cは上記両者の中間の垂直方向への照射角を有するものとされている。
【0011】
ここで、垂直方向への照射角が最も広い上段部分2aの反射面形状の形成方法について述べれば、この上段部分2aは光源3の位置を第一焦点f1とし、上段部分2aの下端に略一致させ、且つ、適宜に照射方向前方とする第二焦点f2を有する楕円として形成(図2参照)すれば、目的とする垂直方向に広い照射角αが得られるものとなり、レンズ4の下辺4a近傍を通過して車両の直前を照射する光が得られるものとなる。
【0012】
図4はそれぞれの配光D2a〜D2cの、車両正面における垂直線V方向での輝度分布を示すものであり、実際に路面を照射した場合、同じ照度で照射した場合には車両用前照灯1からの距離が離れるほどに減衰し暗い照明となる。これを逆に言えば、路面を手前から遠方まで均一な照度で照射するためには、手前は比較的に少ない光量で良いものとなるが、遠方には大量の光量を配賦しなければ成らないものとなる。
【0013】
上記に鑑みて、本発明では上段部分2a、中段部分2b、下段部分2cのそれぞれの面積などを適正となるように調整し、手前から遠方まで路面にほぼ均一な照度が得られるようにしている。これは、手前の路面が過剰に明るく照射されると運転者の瞳が絞り込まれて視感度が低下し、遠方に対する視界を失うからである。
【0014】
加えて、本発明では遠方を照射している配光D2bから中間距離を照射している配光D2cへ移行する部分、および、中間距離を照射している配光D2cから手前を照射している配光D2aへ移行する部分は極端な照度差を生じないようにされ、走行時に運転者に違和感を与えないようにされている。
【0015】
このようにしたことで、本発明の前照灯1においては反射鏡2を分割し、それぞれを適正な位置、面積として遠方、中間、近距離を照射させるものとしたことで、反射鏡で配光特性を形成する方式とした前照灯においては、従来技術では困難とされた車両の直前からの照明を可能とすると共に、路面照度を均一化させて照明品質も向上できるものとする。
【0016】
図5に示すものは、本発明の別な実施形態であり、上記でも説明したように、路面を均一な照度で照明を行うときに、遠方の照明に比べて近距離ではそれ程の光量が要求されることはない。よって、この実施形態では、前の実施形態のように反射鏡2を水平方向に分割することはなく、光源3を通る垂直線の近傍に、それぞれが必要面積とされた上段部分2aと下段部分2cとが設けられ、残部は全て最も光量が要求される中段部分2bとされている。
【0017】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明により、反射鏡の上半部を略水平方向に少なくとも3区画に分割し、区画の内の中段部分に属する反射面で路面遠方を照射し、上段部段部分に属するもので路面手前を照射し、下段部分に属するものでは中段部分と上段部分とが照射する路面の中間地点を照射する車両用前照灯としたことで、反射鏡で配光特性を形成する方式の前照灯においては、従来は不可能とされていた車両直前の路面の照射を可能とし、運転者に視認できないきない場所が生じるのを防止して安全性の向上に極めて優れた効果を奏するものである。
【0018】
同時に、本発明によれば分割する際には各区画の面積も適正化できるので、路面の手前から遠方まで均一な照度での照明も可能となり、照明品質を向上させて視認性を向上し、障害物に対する正確な認知を可能とし、交通安全の向上にも極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用前照灯の実施形態を要部で示す正面図である。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 本発明に係る車両用前照灯における配光特性を形成するときの手法を示す説明図である。
【図4】 同じく配光特性を形成するときの明るさの配賦状態を示す説明図である。
【図5】 同じく本発明に係る車両用前照灯の別の実施形態を要部で示す正面図である。
【図6】 従来例を示す断面図である。
【図7】 別の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……車両用前照灯
2……反射鏡
2a……上段部分
2b……中段部分
2c……下段部分
3……光源
4……レンズ
4a……下辺
D2a〜D2c……配光
H……水平線
V……垂直線

Claims (2)

  1. 反射鏡の略上半部ですれ違い用配光を形成して成る車両用前照灯において、前記反射鏡の上半部を略水平方向の境界で少なくとも3区画に分割し、前記区画の内の中段部分に属する反射面で路面遠方を照射し、光源の位置を第一焦点とし、上段部分の下端に略一致させ、且つ、適宜に照射方向前方とする第二焦点を有する楕円として断面形状を形成した上段部分に属する反射鏡で路面手前を照射し、下段部分に属するものでは前記前記中段部分と上段部分とが照射する路面の中間地点を照射することを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記反射鏡の上半部における分割が、光源を通る垂直線の近傍に、それぞれが必要面積とされた上段部分と下段部分とが設けられ、残部は全て最も光量が要求される中段部分とされていることを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
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