JP3927105B2 - メタルハライドランプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メタルハライドランプ、特にメタルハライドランプ内に配置される始動用導線に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のメタルハライドランプは、図4(a)及び図4(b)に示すように、一端部が閉塞され、かつ他端部に口金が取り付けられている外管102と、この外管内で、後述のステム線によって支持され、かつ外囲器がセラミックからなる発光管105と、この発光管105を囲み、防爆用として配置されたガラス製のスリーブ110と、このスリーブ110を保持するためにスリーブ110の両端部に設けられた金属製のプレート108及び109とを備えている。
【0003】
外管102は、点灯時において、100kPaとなるように窒素ガスが封入されている。
外管102の他端部には、電極に電流を供給するための2本のステム線103a、bを支持するガラス製のステム101が融着されている。
発光管105は、本管部とこの本管部の両端部に設けられた細管部とを有していると共に、その内部に発光物質としての金属ハロゲン化物、緩衝ガスとしての水銀、始動ガスとしての希ガスがそれぞれ所定量封入されている。
【0004】
本管部内には、互いに対向するように配置された一対の電極が設けられている。
この電極の端部は、それぞれ細管部内にガラスフリットにより封着された給電体104a、bの一端部に電気的に接続されている。
給電体104a、bの他端部は、細管部の外部から導出され、各ステム線に電気的に接続されている。
【0005】
メタルハライドランプを点灯するために、通常、イグナイタ(図外)、安定器(図外)及び電源回路(図外)などからなる駆動回路が用意される。
始動時において、イグナイタは、定常時において印加される正弦波電圧に、さらに、高電圧のパルスを重畳し、始動用導線107と電極114の近傍に微放電を発生させ、この微放電による初期電子をきっかけとして、図5(a)に示すように、低い始動電圧で発光管105内の対をなす電極間にアーク放電を発生させる。
【0006】
このように、従来のメタルハライドランプは、始動用導線を備えて始動性を高めたものがある。(例えば、特許文献1参照)
【0007】
【特許文献1】
特開平10−294085号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のメタルハライドランプは、低電圧で始動ができる反面、以下のような問題点がある。
即ち、発光管105の内壁は、放電時において、高温、高圧となり、長時間使用されると、熱疲労などにより、図5(b)に示すように、発光管105の容器が破損する場合がある。
【0009】
発光管105の容器が破損すると、内部の希ガス、水銀及び金属ハロゲン化物が放出されるため、アーク放電は停止し、電流値は0となる。
このとき、イグナイタは、ランプ電圧が高くなったことを検知して、始動時と判断し、正弦波電圧に高電圧のパルスを重畳させる。
これにより、電極間距離(ra)よりも短い距離(rb)で、一方の電極と対峙する始動用導線107の間で絶縁破壊が生じ、さらに、アーク放電、即ち、異常放電へと移行する。
【0010】
なお、この異常放電を外管内放電と呼ぶこともある。
始動用導線107は、線径の細いモリブデン線などで構成されるので、上述の異常放電により、図5(b)に示すように、放電の起点となっているC部が溶断することとなるが、溶断されたC部よりも上の導線部分は、電極113と繋がっているため、異常放電は継続する。
【0011】
このため溶断は進行し、図5(c)に示すように、C部よりも上の導線部分が溶されながらD部まで放電距離(rc)が伸びて行くこととなる。
放電距離が距離(rc)に達すると、異常放電を継続するために必要な電圧を供給することができなくなるため異常放電が停止する。
ここまでに至る過程において、異常放電に伴う大電流のため、安定器などが破損することが多く、又、異常放電により外管102は、高温となり、クラック及び破損が生じる可能性もある。
【0012】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、メタルハライドランプにおいて、発光管の容器が破損した場合であっても、異常放電による2次的損傷が生じ難いメタルハライドランプを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係るメタルハライドランプは、本体部及び当該本体部の両端それぞれに設けられた細管部からなるセラミック製の発光管と、前記本体部内に配置される一対の電極と、一端部に前記電極が接続され、かつ、他端部が前記細管部から延出されている給電体と、前記給電体の一方に接続しており、前記発光管に近接又は接触している始動用導線とを有するメタルハライドランプであって、前記始動用導線は、異常放電が生じたとき所定時間で前記始動用導線を流れる電流を遮断する電流遮断手段が挿入されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
<構成>
図1(a)及び図1(b)は、本発明の実施の形態におけるメタルハライドランプ20の概略図である。
図1(a)に示すように、メタルハライドランプ20は、定格電力が150Wの高輝度放電ランプであって、ステム1と、外管2と、ステム線3a及び3bと、給電体4a及び4bと、発光管5と、遮断器6と、始動用導線7と、プレート8と、プレート9と、スリーブ10と、絶縁体11と、口金12とを有する。
【0015】
ステム1は、ステム線3a及び3bを支持するガラス製の部材である。
外管2は、硬質ガラスなどからなり、内部には、窒素などの不活性ガスが、例えば、点灯時(約300℃)において100Paの圧力となるように封入されている。
口金12は、照明器具用のソケットに接続するための2極端子である。
【0016】
ステム線3aは、一端が口金12内部の一方の電極端子(図外)に接続されており、ステム1を貫通して他端が給電体4aに溶接されている。
ステム線3bは、一端が口金12内部の他方の電極端子(図外)に接続されており、ステム1を貫通して他端が給電体4bに溶接されている。
発光管5は、アルミナ(熱膨張係数8.1×10-6)などの透光性を有するセラミック材からなり、円筒状の本管部5aと、この本管部5aの両端部に設けられ、径が小さな円筒状の細管部5b及び5cとからなる。
【0017】
本管部5a内部の放電空間に、所定の金属ハロゲン化物、水銀及びネオン及びアルゴンなどの希ガスが常温において13kPaの圧力で封入されると共に、一対の電極(電極13及び電極14)が対向配置される(図3参照)。
電極13及び電極14は、それぞれ給電体4a及び4bと接続された状態で、上述の各細管部内部に挿入されシール部材で封止されている。
【0018】
スリーブ10は、円筒状の石英からなり、発光管5が破損した場合、破片が周囲に飛散して、外管2を損傷させないようにするためのものである。
プレート8及び9は、ステンレス製の薄板からなり、スリーブ10を発光管5から決められた間隔をおいて支持するためのものである。
また、プレート8及び9は、それぞれ給電体4a及び4bが貫通し、外周には外管2の内壁に近接する複数の爪部8a及び9aを有している。
【0019】
ここで、棒状の給電体4a及び4bが、発光管5の長手方向における中心軸上に挿入されているため、プレート8及び9は、給電体4a及び4bそれぞれを外管2のほぼ中心軸上に案内することにより、発光管5の前記中心軸を外管2のほぼ中心軸上に案内している。
また、プレート8及び9により、外管2の内側は、3つの領域に仕切られている。
【0020】
発光管5を含まない2つの領域に着目すれば、プレート8及び9は、発光管5から照射される光、即ち、輻射熱を遮断していることとなる。
これにより、点灯時においては、上記2つの領域における温度は、発光管5を含む領域に比べて低くなる。
また、プレート8aには、図1(b)に示すように、始動用導線7が貫通する穴8bが設けられている。
【0021】
絶縁体11は、プレート9の電位を浮かせるために給電体4bとの間に挿入される絶縁部材である。
始動用導線7は、線径が0.2mmのモリブデン線であり、一端が遮断器6に溶接され、細管部5bに巻き付けられ、中央が本管部5aの外周に接するように配置され、さらに、他端が電極14の近傍の細管部5cに巻きつけられている。
【0022】
なお、細管部5b及び5cは、給電体4a及び4bがそれぞれ挿入されているため、本管部5aが破損しても形状的には変化が生じ難く、したがって、細管部5b及び5cに巻きつけられた始動用導線7もまた、前記破損が生じても位置的変化が生じ難い。
遮断器6は、電流容量が0.5Aのヒューズであり、一端が給電体4aに、他端が始動用導線7に溶接されている。
【0023】
メタルハライドランプ20を駆動する駆動回路として、電力を供給する電源回路(図外)と、電流を調節するための安定器(図外)と、始動時において高電圧のパルスを印加するためのイグナイタ(図外)とが設けられている。
電源回路は、スイッチオンされると、図2(a)に示すように、周波数が60Hz、ピーク電圧が325V(+V1、−V1)の正弦波の電圧を発生させる。
【0024】
イグナイタは、ランプ電圧が高いことを検知して作動する回路であって、図2(b)に示すように、上述の正弦波のピーク点付近において高電圧のパルスを重畳してピーク電圧を4500V(+V0、−V0)に高める。
始動時、発光管5内の電極13及び電極14間には、当初アーク放電は生じていないが、前記重畳された高電圧のパルスによって、始動用導線7と電極14との近傍に微放電が発生し、前記電極間にアーク放電を発生させるきっかけとなる初期電子が生成される。
<動作>
図3(a)は、正常時における、メタルハライドランプ20の動作状況を示す図である。
【0025】
電極13及び電極14間にアーク放電が生じる前の始動時においては、放電に寄与する電子が本管部5a内に極めて少なく、電極13及び電極14間のインピーダンスの値が極めて大きな値をとるため、4500Vの高電圧のパルス(+V0、−V0)が、電極13及び電極14間に印加されても、絶縁破壊は生じ難い。
一方、高電圧のパルス(+V0、−V0)が、始動用導線7と電極14との間に印加されると、セラミック製の細管部5cにより空間的に隔絶されているものの、始動用導線7の端部と電極14との間の電位傾度が極めて大きくなるため、電極14の近傍で微放電が生じる。
【0026】
この微放電時における電流は、上述のメカニズムから、極めて小さな値となる。
この微放電がアーク放電のきっかけとなる初期電子となって、電極13及び電極14間でアーク放電が発生する。
一度アーク放電が発生すると、本管部5a内が放電に寄与する電子で満たされ、電極13及び電極14間のインピーダンスは低下し、両極間の電圧が低下するため、これを検知したイグナイタの制御により、高電圧のパルスの重畳は停止される。
<本管部5a破損時>
続いて、本管部5aが破損した場合について説明する。
【0027】
図3(b)は、本管部5a破損時における、メタルハライドランプ20の動作状況を示す図である。
本管部5aは、点灯時においては内部が高温高圧となる小さな圧力容器となり、熱疲労によって本管部5aにクラックが生じることなどにより破損する場合がある。
【0028】
この破損に伴い、外管2の内部には、発光管5から金属ハロゲン化物、水銀、ネオン及びアルゴンなどの希ガスが、外管2内に流出する。
そして、近接する始動用導線7と電極14とを絶縁していた本管部5aが損傷して脱落することにより、電位差のある始動用導線7及び電極14同士が剥き出しの状態となる。
【0029】
このとき、本管部5aの破損により電極13及び電極14間のアーク放電は消滅し、ランプ電圧が上昇するが、ランプ電圧の上昇を検知したイグナイタは、正弦波電圧に高電圧パルス(+V0、−V0)を重畳する。
この結果、始動用導線7のうち、最も電極14と距離的に近いC部と電極14の間において、絶縁破壊が起こり、アーク放電が発生する。
【0030】
この場合、放電空間である外管の蒸気圧が低く、ランプ電圧が低くなることから、一般に、通常点灯時より、ランプ電流は大きくなる。
ここで、通常点灯時のランプ電流をILとすると、遮断器6の電流容量IHをILよりも小さくすることにより、始動用導線7のC部と電極14との間において、アーク放電が発生したとき、始動用導線7への電流経路が確実に遮断され、アーク放電、即ち、異常放電が停止されることとなる。
【0031】
以上のように、本実施形態によれば、メタルハライドランプにおいて、発光管5の容器、つまり、本管部5aが破損した場合であっても、電極14と始動用導線7との間において、アーク放電、即ち、異常放電が発生したときに、電流経路が遮断され、過電流が流れないため、安定器や外管2などの2次的損傷が防止される。
【0032】
なお、本実施の形態では、メタルハライドランプ20は、定格電力が150Wとしたが、これに限らず、50W以上400W以下の範囲のいずれかの値を定格電力としてもよい。
また、本実施の形態では、遮断器6の電流容量を0.5Aとしたが、これに限らず、通常点灯時のランプ電流をILとするとき、少なくとも電流容量IHをILよりも小さくすれば足りる。
【0033】
また、本発明のメタルハライドランプ20は、交流電圧が印加されているが、直流電圧が印加されてもよい。
また、本実施の形態では、始動用導線7は、発光管5の外周に接するように配置されているとしたが、発光管5の外周に接しなくても、近接していればよい。
また、発明者らは、従来の始動用導線107が、図5(c)に示すように、D部まで異常放電の放電距離(rc)が伸びるまで、数分を要し、その間、安定器には過電流が流れ、外管2は高温となり、2次的損傷が生じていた点に着目し、この異常放電の発生期間が10秒以内であれば、安定器に機能的な問題が生じず、さらに、外管2の破損も生じないことを見いだした。
【0034】
そこで、始動用導線7と電極14との間でアーク放電が起こった場合、始動用導線7を積極的に溶断させ、即ち、10秒以内に図5(c)のD部まで溶断を進行させ、異常放電を終了させてもよい。
つまり、遮断器6と始動用導線7とをそれぞれ独立して配置する必要はなく、始動用導線7に遮断器6の機能を兼ね備えさせ、構造を簡略化することもできる。
【0035】
その場合、溶断度合いの調整は、始動用導線7の材料や線径サイズを調整することにより実施可能である。
また、本実施の形態では、始動用導線7は、線径が0.2mmのモリブデン線としたが、これに限るものではなく、特に、始動用導線7自体を遮断器6として用いる場合においても、溶断による遮断機能を発揮するために必要な特性を備えた導電材料及び線径であれば足りる。
【0036】
また、電極と給電体の構成は、上記実施の形態と異なっていてもよく、例えば、電極と給電体が単一の部材であってもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係るメタルハライドランプは、本体部及び当該本体部の両端それぞれに設けられた細管部からなるセラミック製の発光管と、前記本体部内に配置される一対の電極と、一端部に前記電極が接続され、かつ、他端部が前記細管部から延出されている給電体と、前記給電体の一方に接続しており、前記発光管に近接又は接触している始動用導線とを有するメタルハライドランプであって、前記始動用導線は、異常放電が生じたとき所定時間で前記始動用導線を流れる電流を遮断する電流遮断手段が挿入されていることを特徴とする。
【0038】
前記所定時間が、異常放電による2次的損傷が引き起こさない程度に短い時間であれば、これにより、異常放電による2次的損傷の発生が防止される。
また、前記所定時間は、10秒以内であるとしてもよい。
これにより、異常放電による2次的損傷の発生が防止される。
つまり、10秒以内の異常放電の発生では、安定器や外管の破損などが生じないことから、これらに対する異常放電による2次的損傷の発生が防止される。
【0039】
また、前記所定時間は、1秒以内であるとしてもよい。
これにより、より確実に異常放電による2次的損傷の発生が防止される
【0040】
前記電流遮断手段は、前記始動用導線自体であるとしてもよい。
これにより、複雑な構造を要することなく、異常放電による2次的損傷の発生が防止される。
つまり、安定器や外管などの2次的損傷の発生が防止される。
また、前記始動用導線は、前記所定時間までに、異常放電が継続できない放電距離まで溶断が進行するとしてもよい。
【0041】
これにより、2次的損傷が生じない程度の短い時間で異常放電が終了し、2次的損傷の発生が防止される。
また、前記始動用導線は、モリブデン、タングステン、ニオブ、鉄の中から選ばれる金属、又は、これらの中から選出された金属を含む合金からなるとしてもよい。
【0042】
これにより、電流遮断手段を兼ねる始動用導線の設計の自由度が拡大する。
また、前記始動用導線は、直径0.2mm以下のモリブデン線からなるとしてもよい。
これにより、異常放電が生じる手前で、前記始動用導線径が溶断され得る
【0043】
また、前記始動用導線の前記他端は、前記発光管が破損した場合であっても、形状変化を伴い難い前記発光管部分に巻きつけられているとしてもよい。
【0044】
これにより、発光管の破損時に、始動用導線と第2電極との間隔の変化が抑制される。
つまり、放電距離は、異常放電の放電状態に影響を及ぼすため、当該遮断を実施する上で考慮された設計パラメータと現実のパラメータとのずれを小さくすることができ、より確実に前記異常放電の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施の形態におけるメタルハライドランプの概略図(側面図)である。
(b)は、本発明の実施の形態におけるメタルハライドランプの概略図(上面図)である。
【図2】(a)は、定常時において、発光管内の2つの電極間に印加される電圧波形を示す図である。
(b)は、始動時において、発光管内の2つの電極間に印加される電圧波形を示す図である。
【図3】(a)は、本実施の形態におけるメタルハライドランプの正常時においての動作状況を示す図である。
(b)は、本実施の形態におけるメタルハライドランプの本管部破損時においての動作状況を示す図である。
【図4】従来のメタルハライドランプの概略図である。
【図5】(a)は、従来のメタルハライドランプの正常時における状況を示す図である。
(b)は、従来のメタルハライドランプの本管部破損時当初における状況を示す図である。
(c)は、従来のメタルハライドランプの本管部破損時末期における状況を示す図である。
【符号の説明】
1 ステム
2 外管
3a、3b ステム線
4a、4b 給電体
5 発光管
5a 本管部
5b、5c 細管部
6 遮断器
7 始動用導線
8、9 プレート
8b 穴
8a、9a 爪部
10 スリーブ
11 絶縁体
12 口金
13、14 電極
20 メタルハライドランプ

Claims (5)

  1. 本体部及び当該本体部の両端それぞれに設けられた細管部からなるセラミック製の発光管と、前記本体部内に配置される一対の電極と、一端部に前記電極が接続され、かつ、他端部が前記細管部から延出されている給電体と、前記給電体の一方に接続しており、前記発光管に近接又は接触している始動用導線とを有するメタルハライドランプであって、
    前記始動用導線は、当該始動用導線と前記一対の電極のいずれか一方との間で異常放電が生じた場合、10秒以内に前記異常放電が継続できない放電距離まで溶断が進行することにより、前記異常放電停止させることを特徴とするメタルハライドランプ。
  2. さらに、前記溶断は、前記異常放電が生じてから1秒以内に起こることを特徴とする請求項記載のメタルハライドランプ。
  3. 前記始動用導線は、モリブデン、タングステン、ニオブ、鉄の中から選ばれる金属、又は、これらの中から選出された金属を含む合金からなることを特徴とする請求項記載のメタルハライドランプ。
  4. 前記始動用導線は、直径0.2mm以下のモリブデン線からなることを特徴とする請求項記載のメタルハライドランプ。
  5. 前記始動用導線の一端は、前記発光管が破損した場合であっても、形状変化を伴い難い前記発光管部分に巻きつけられていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のメタルハライドランプ。
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