JP3927026B2 - 塗料送給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二種以上の塗料成分を所定の比率で混合して調整した塗料、特に主剤と硬化剤からなる水性二液混合型塗料を、塗装機や、これに装備もしくは脱着自在に装着される塗料タンクに送給する塗料送給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では地球的規模における環境保護の観点から、塗装工程における排出有機溶剤規制や塗料のVOC規制が高まり、塗装業界においてもこのような要請にこたえるべく、有機溶剤を使用しない水性塗料が開発され、その市場規模も拡大している。
【0003】
自動車ボディの塗装においては、下塗り、中塗り、上塗りのうち、下塗りはもともと水性塗料を電着塗装により塗装しており、従来有機溶剤系塗料を使用していた中塗りでも、今ではそのほとんどが水性塗料や粉体塗装に切り替わりつつある。
【0004】
また、上塗りも、一部の特殊な色を除きベースコートはそのほとんどが水性塗料や粉体塗料に替わりつつあるが、高級品質が要求されるクリアコートだけは、外観性、耐候性、耐水性、耐化学薬品性、耐酸性雨性、耐スリキズ性等において高度な塗膜品質を満たす水性塗料がなく、有機溶剤系の一液型又は二液混合型塗料を使用せざるを得ないのが現状であった。
【0005】
しかし最近になって、有機溶剤系二液混合型塗料に劣らない物性を有する強固な塗膜の水性クリアコートとして、主剤と硬化剤を混合して使用する水性二液混合型塗料が開発された。
この水性二液混合型塗料は、水酸基を持った水溶性もしくは水分散型ポリオールを基体樹脂とする主剤に、水分散可能なポリイソシアネートを主成分とする硬化剤を混合して架橋・硬化させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の水性二液混合型塗料は、主剤となる水分散型ポリオールが親水性であるのに対し、硬化剤となるポリイソシアネートが疎水性であるため、水と油のように分離し易く、均一に混合させることが困難であるという問題があった。
【0007】
このため、ブレンダー等で予め機械的に攪拌混合したものを塗装機に供給するようにしているが、攪拌混合すると同時に主剤と硬化剤が硬化反応を開始してしまうので、自動車塗装のように連続して長時間塗装する場合は、供給している間に徐々に塗料が硬化していき、塗料粘度が変化して塗装品質が一定でなくなったり、塗料供給配管内に残存する塗料が硬化して目詰まりを起したり、塗装機から吐出されて塗膜面に付着してブツと称する塗装不良を生ずるおそれがあった。
【0008】
一方、有機溶剤系二液混合型塗料は、塗料供給流路中にスタティックミキサを介装しておけば均一に混合可能であるため、予め混合しておかなくても、使用する直前に混合しながら塗料供給することが可能であったが、水性二液混合型塗料は上述のように混ざり難いため、塗料供給流路中にスタティックミキサを介装しても、塗料を均一に混合させて十分な塗膜性能を得ることができなかった。
【0009】
また、二液混合型塗料は主剤と硬化剤の混合比が変化すると、混合された塗料の物性も変化するので、塗装品質を均一に維持するためには、混合比を正確にコントロールする必要があり、その一方で、制御が極めて簡単で、塗装ラインに設置したときに邪魔にならず、しかも、設備費やランニングコストが安価であることが望ましい。
【0010】
そこで本発明は、水性二液混合型塗料のように主剤と硬化剤が混ざり難い塗料でも、これらを均一に混合しながら塗装機や塗料タンクなどに送給することができ、しかも、制御が極めて簡単で、小型、安価な塗料送給装置を提供することを技術的課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、請求項1の発明は、二種以上の塗料成分を所定の比率で混合して調整された塗料を塗装機やこれに装備されもしくは脱着自在に装着される塗料タンクに送給する塗料送給装置において、前記塗料成分を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別に且つ同時に圧し出す計量シリンダと、当該シリンダから圧し出された前記塗料成分を通過させることによって予備混合させる管路攪拌型予備混合器と、当該予備混合器で前記塗料成分を予備混合した塗料を前記塗装機又は塗料タンクへ圧送する圧送用シリンダと、当該シリンダから圧送される塗料の流体圧により当該塗料を噴流化させて各塗料成分を均一に拡散させる噴射型拡散混合器を備えたことを特徴とする。
【0012】
この請求項1の発明を用いて、水性二液混合型塗料の塗料成分となる主剤及び硬化剤を混合して送給する場合について説明すると、計量シリンダから主剤及び硬化剤がその混合比率に応じた分量ずつ個別に且つ同時に圧し出され、各塗料成分がその混合比率に応じた一定流量比で予備混合器に送給されて予備混合され、これによって各塗料成分が均一に分散される。
【0013】
したがって、予備混合器で混合された塗料は、各塗料成分を均一に分散させた状態で圧送用シリンダに充填され、その混合比率も常に一定に維持されることになる。
【0014】
そして、このようにして塗料成分を均一に分散させた塗料が圧送用シリンダ内に一時的に蓄えられるので、その時間を利用して各塗料成分の境界面では分子拡散が進み、各塗料成分同士が馴染んでくる。
【0015】
ただし、この時点では均一に分散しているといっても各塗料成分の液滴の粒径が、まだ比較的大きく、このまま塗装しても十分な塗膜性能が得られない。
【0016】
そこで、圧送用シリンダから塗装機や塗料タンクに対して塗料を圧送すると、その塗料が噴射型拡散混合器で噴流化され、粒径の大きな各塗料成分同士が微粒化して拡散するので、親水性主剤と疎水性硬化剤などの混ざり難い塗料成分でも均一に混合される。
【0017】
このように予備混合−噴射拡散混合の2段階で各塗料成分同士が均一に混合されて送給されるので、塗料タンクに塗料を充填する場合はもちろんのこと、塗装機に塗料を直接送給して長時間に連続して塗装する場合にも、各塗料成分を塗装機の直前で均一に混合しながら送給することができ、予めブレンダなどにより機械的に混合したものを蓄えておく必要がない。
【0018】
請求項2の発明は、計量シリンダが、前記塗料成分を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別に充填する二以上のバレルを具備し、これら各バレルに充填された塗料成分を圧し出す各ピストンが、同一のストローク長を有すると共に、同期的に起動及び停止せられるように成されている。
【0019】
この請求項2の発明によれば、主剤及び硬化剤等の塗料成分をその混合比率に応じた分量ずつ各バレルに個別に充填し、各ピストンを同一のストロークで同期的に起動及び停止させるだけで、塗料成分が各バレルから混合比率に応じた流量で圧し出されるので、面倒な制御は一切不要となる。
【0020】
請求項3の発明は、圧送用シリンダへの塗料の充填及び当該シリンダからの塗料の圧送に同期させて、前記各計量シリンダからの塗料成分の圧し出し及び当該シリンダへの塗料成分の充填を交互に行うようになっている。
【0021】
この請求項3の発明によれば、圧送用シリンダから塗料が圧送されている間に各計量シリンダに塗料成分が充填され、圧送用シリンダが空になると同時に、各計量シリンダから塗料成分が圧し出されて圧送用シリンダに塗料が充填されるので、圧送用シリンダは塗料の充填と圧送を連続してインターバルを設けることなく交互に行うことができ、したがって、タクトタイムに無駄がない。
【0022】
また、請求項4の発明のように、各シリンダを一つのシリンダユニットに配設し、シリンダユニットにスタティックミキサ及び噴射型拡散混合器を搭載すれば、これらが一体に設けたオールインワンに形成されるので、装置全体の小型化・軽量化が図られ、全体としてよりコンパクトになる。
【0023】
請求項5の発明は、各塗料成分を混合した塗料が流れる予備混合器、圧送用シリンダ、噴射型拡散混合器及びこれらを接続する配管からなる一連の流路がその上流から下流に至るまで複数に分断されると共に、分断された夫々の流路に洗浄流体を個別に導入してその流路内を洗浄する洗浄系を備えている。
【0024】
この請求項5の発明によれば、分断された夫々の流路を同時に洗浄できるので、計量シリンダから水性二液混合型塗料の主剤及び硬化剤を供給する場合でも、スタティックミキサから塗料タンクに至る流路内に残存する二液混合型塗料が硬化する前に、これを短時間で簡単に洗浄除去することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明に係る塗料送給装置の一例を示す流体回路図、図2はその外観図、図3はその動作を示す説明図、図4は洗浄系を示す説明図である。
【0026】
図1〜図4に示す塗料送給装置1は、主剤と硬化剤を塗料成分とする水性二液混合型塗料を所定の比率で混合し、塗装機に脱着自在に装着されるカートリッジ式の塗料タンク2に送給して充填するタイプのものである。
【0027】
この塗料送給装置1は、シリンダユニット3に、主剤供給源S及び硬化剤供給源Sから送給される主剤及び硬化剤を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別に且つ同時に圧し出す計量シリンダ4と、当該計量シリンダ4から圧し出された主剤及び硬化剤を通過させることによって予備混合させるスタティックミキサ(管路攪拌型予備混合器)5と、当該スタティックミキサ5で主剤及び硬化剤を予備混合した塗料を塗料タンク2へ送給する圧送用シリンダ6と、当該シリンダ6から塗料タンク2へ圧送される塗料の流体圧により当該塗料を噴流化させて各塗料成分を均一に拡散させるジェットディスパージョンと称する噴射型拡散混合器7が設けられている。
【0028】
シリンダユニット3は略直方体のブロック状に形成されており、計量シリンダ4のバレルB及びBが、圧送用シリンダ6のバレルBを挟んでその両側に配されるように互いに平行に形成されている。
また、各シリンダ4及び6は塗料成分及び塗料を圧し出すときに油圧駆動されるピストンP、P及びPを備えている。
【0029】
そして、計量シリンダ4は、ピストンP及びPを境にシリンダユニット3のヘッド3H側が作動油室8、ボトム3B側が塗料成分室9に形成されている。
また、圧送用シリンダ6は、ピストンPを境にシリンダユニット3のヘッド3H側が塗料室10、ボトム3B側が作動油室11に形成されている。
【0030】
計量シリンダ4の各バレルB及びBは、主剤及び硬化剤を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別に充填し得る容量に形成され、各バレルB及びBに充填された主剤及び硬化剤を圧し出す各ピストンP及びPが、同一のストローク長を有すると共に、同期的に起動及び停止せられるように成されている。
【0031】
すなわち、各ピストンP及びPのストローク長に対する夫々の圧出容量が、混合比率に応じて設定されており、ストローク長が同一なことから、各バレルB及びBから押し出される主剤及び硬化剤の流量比は、混合比率に等しくなる。
【0032】
これら各ピストンP及びPは、ピストンロッド12を介してビーム13に一体に取り付けられ、バレルB及びBの作動油室8に供給される作動油の供給圧及び塗料成分室9への塗料成分供給圧により、互いに同期して同一のストロークで往復駆動される。
【0033】
また、作動油室8には作動油の流入出口8aが形成され、塗料成分室9には塗料成分の流入口9in及び流出口9outが形成されている。
そして、各塗料成分室9の流入口9inは、主剤(硬化剤)、洗浄エア、洗浄液を選択的に供給するバルブ装置VA(VA)の主剤バルブ14(硬化剤バルブ15)を介して主剤供給源S(硬化剤供給源S)に接続されており、流出口9outは、バルブ装置VAの主剤バルブ16(硬化剤バルブ17)を介してスタティックミキサ5のシリンダボトム3B側に形成された流入口5inに接続されている。
【0034】
バルブ装置VAは、スタティックミキサ5へ通ずる流路を切り換えるもので、計量シリンダ4から圧し出された主剤及び硬化剤と、洗浄エアと、洗浄液とを選択的にスタティックミキサ5内に供給すると共に、計量シリンダ4から排出された洗浄液をドレンに排出できるようになっている。
また、スタティックミキサ5のシリンダヘッド3H側に形成された流出口5outが、オンオフバルブ18を介して圧送用シリンダ6に接続されている。
【0035】
スタティックミキサ5は、主剤及び硬化剤が合流して流れる流路内に、その流れを繰返し分割し、置換し、重合せて混合する多数のエレメントが流れの方向に沿って配されてなる。
【0036】
圧送用シリンダ6は、前記各ピストンP及びPが1ストロークしたときに送給される主剤及び硬化剤の総供給量に等しい容量に形成されると共に、バレルBに充填された塗料を圧し出す各ピストンPが、前記各ピストンP及びPと同一のストローク長で往復されるようになっている。
そして、このピストンPは、バレルBの塗料室10に供給される塗料供給圧及び作動油室11に供給される作動油供給圧により往復駆動される。
【0037】
なお、主剤及び硬化剤の混合比が例えば5:2であるときに、各シリンダ4及び6の各ピストンP〜Pを単位長さ動かしたときに圧し出される主剤:硬化剤:塗料の流量比が5:2:7になるように各バレルB〜Bが設計されている。
【0038】
また、バレルBの容量は任意であるが、本例では,ピストンPを3往復させたときに塗料タンク2への混合塗料の充填が完了されるように、塗料タンク2の約1/3程度と小型に形成されている。
【0039】
この圧送用シリンダ6の塗料室10には塗料流入口10in及び流出口10outが形成され、作動油室11には作動油の流入出口11aが形成されている。塗料室10の流出口10outは、バルブ装置VAの塗料バルブ19を介して噴射型拡散混合器7に接続されている。
【0040】
このバルブ装置VAは、圧送用シリンダ6の流出口10outを噴射型拡散混合器7側とドレン側に切換接続すると共に、洗浄エア及び洗浄液を選択的に噴射型拡散混合器7に供給するようになっている。
【0041】
噴射型拡散混合器7は、流入口7inと流出口7outの間に小径オリフィス7aが形成されている。本例では、直径0.2〜0.5mm程度に形成された同軸の対向型小径オリフィス7aが形成されてなり、圧送用シリンダ6から1〜10MPaで供給される二液混合型塗料がオリフィス7aを通過するときに噴流化される。
【0042】
これにより、塗料中に含まれる主剤及び硬化剤は微粒化状態となって拡散されるので、二液混合型塗料がより均一に混合されることとなり、このように十二分に混合された塗料が塗料吐出ポート20に接続された塗料タンク2へ送給される。
【0043】
また、前記各シリンダ4及び6に作動油を切換供給すると共に、各シリンダ4及び6から排出される作動油を回収する作動油供給系Dは、作動油タンク21からポンプ22により1〜10MPaの供給圧で作動油を供給する作動油供給管23と、作動油タンク21に作動油を戻すドレン24の夫々が、切換弁25を介して、計量シリンダ4の各作動油室8に接続された低圧配管26と、圧送用シリンダ6の作動流体室11に連通された高圧配管27に切換可能に接続されている。
【0044】
なお、低圧配管26には、設定圧1MPa以下の減圧弁28が介装され、計量シリンダ4から圧し出される主剤及び硬化剤の供給圧を低圧に維持するように成されている。
【0045】
そして、各シリンダ4及び6に対して作動油供給系Dにより作動油の供給/排出を所定のタイミングで行うと同時に、各バルブ装置VA〜VA、オンオフバルブ18の開閉制御を行うことにより、主剤及び硬化剤の充填/圧出、塗料の充填/圧出を行う。
【0046】
以上が本発明の一例であって、次にその作用について図3を伴って説明する。
まず、図3(a)に示すように、計量シリンダ4の作動油室8をドレン24に接続し、バルブ装置VA及びVAの主剤バルブ14及び硬化剤バルブ15を開き、夫々の塗料成分室9に親水性主剤及び疎水性硬化剤を充填する(図3(b))。
【0047】
そして、バルブ装置VA及びVAの各バルブを閉じ、スタティックミキサ5の流入口5inに形成されたバルブ装置VAの主剤バルブ16及び硬化剤バルブ17を開き、作動油供給系Dの切換弁25を操作して作動油供給管23を低圧配管26に接続し、圧送用シリンダ6の高圧配管27をドレン24に接続する。
【0048】
これにより、計量シリンダ4に1MPa以下の低圧で作動油が供給され、ピストンP及びPが同期して一体的にシリンダボトム3b側に摺動し、親水性主剤及び疎水性硬化剤がスタティックミキサ5に圧し出されて予備混合され、圧送用シリンダ6のバレルB内に流入されていく(図3(c))。
【0049】
このとき、ピストンP及びPが同期しているので、押出速度が変化しても、計量シリンダ4から供給される主剤及び硬化剤の流量比は常に混合比に等しい。
そして、主剤及び硬化剤がその混合比率に応じた一定流量比でスタティックミキサ5に送給されると、主剤及び硬化剤は均一に分散された状態で圧送用シリンダ6に流入することとなる。
【0050】
したがって、圧送用シリンダ6内には、予め設定された混合比率に維持されて混合された主剤及び硬化剤が、均一に分散された状態で充填される。しかも、主剤及び硬化剤は低圧で供給されているので、主剤及び硬化剤がスタティックミキサ5内を通過する際や、混合塗料が圧送用シリンダ6に流入される際に、気泡が生じることもない。
【0051】
そして、このようにして主剤及び硬化剤を均一に分散させた塗料が圧送用シリンダ内に一時的に蓄えられるので、その時間を利用して主剤及び硬化剤の境界面では分子拡散が進み、主剤及び硬化剤が各塗料成分同士が馴染んでくる。
【0052】
ただし、主剤及び硬化剤が夫々親水性及び疎水性であるため、スタティックミキサ5で呼び混合させただけでは、個々の液滴の直径が最大0.5mm程度と大きく、このまま塗装しても十分な塗膜性能が得られない。
そこで、圧送用シリンダ6への充填が完了する(図3(d))と、作動油供給系Dの切換弁25を操作して、作動油供給管23を高圧配管27に接続すると共に、各計量シリンダ4の作動油室8をドレン24に接続する。
【0053】
同時に、オンオフバルブ18を閉じて圧送用シリンダ6からの逆流を阻止し、噴射型拡散混合器7に連通されるバルブ装置VAの塗料バルブ19を開く。
さらに、各計量シリンダ4に主剤及び硬化剤を供給するバルブ装置VA及びVAの主剤バルブ14及び硬化剤バルブ15を開く。
【0054】
これにより、まず、圧送用シリンダ6の作動油室9に1〜10MPaの高圧で作動油が供給され、塗料室10から噴射型拡散混合器7に対して作動油の供給圧と等しい圧力で二液混合型塗料が送り出される(図3(e))。
【0055】
噴射型拡散混合器7の流入口7inから1〜10MPaの高圧で流入された二液混合型塗料は、直径0.2〜0.5mm程度に形成された同軸の対向型小径オリフィス7aに向かって徐々に高圧となり、小径オリフィス7aを通過する際に噴流化される。
これにより、塗料中に含まれる主剤及び硬化剤は微粒化状態となって拡散されるので、混ざり難い親水性主剤及び疎水性硬化剤でも均一に拡散混合されて、これが塗料充填ポート20に接続された塗料タンク2へ供給される。
【0056】
このように予備混合−噴射拡散混合の2段階で各塗料成分同士が均一に混合されて送給されるので、塗料タンク2に塗料を充填する場合はもちろんのこと、塗装機に塗料を直接送給して長時間連続して塗装する場合にも、各塗料成分を塗装機の直前で均一に混合しながら送給することができ、予めブレンダなどにより機械的に混合したものを蓄えておく必要がない。
【0057】
なお、圧送用シリンダ6から二液混合型塗料を圧し出して塗料タンク2に充填している間に、計量シリンダ4に対し主剤及び硬化剤が供給され、夫々の塗料成分室9に主剤及び硬化剤が充填されていく(図3(e))。
このとき、各計量シリンダ4への主剤及び硬化剤の供給圧が低くても、夫々の作動油はドレン24に逃がされるので、圧送用シリンダ6からの塗料の圧しだしが完了するまでに短時間で充填することができる。
【0058】
また、圧送用シリンダ6の容量は塗料タンク21/3であるから、圧送用シリンダ6内の混合塗料の押出が完了すると、直ちに、各計量シリンダ4から主剤及び硬化剤を圧し出して、混合塗料を圧送用シリンダ6に充填し、これを再び圧し出して塗料タンク2に供給する手順を3回繰返して、ピストンPを合計3往復させれば、塗料タンク2への混合塗料の充填が完了する(図3(b)〜(e))。
【0059】
このように、圧送用シリンダ6から混合塗料が圧し出されている間に、各計量シリンダ4に主剤及び硬化剤が充填されるので、圧送用シリンダ6からの塗料の押出が完了すると同時に、圧送用シリンダ6に塗料を充填開始することができる。
【0060】
したがって、圧送用シリンダ6から、塗料の充填と圧送との間にインターバルを設けることなく、これらを連続して交互に行うことができ、したがって、タクトタイムに無駄がない。
また、一の塗料タンク2について混合塗料の充填が完了した後、次に待機している空の塗料タンク2を塗料吐出ポート20にセットしながら、混合塗料を圧送用シリンダに充填することができるので、塗料タンク2を交換して充填開始するまでのタクトタイムも短縮することができる。
【0061】
次いで、この塗料送給装置1を洗浄する場合はバルブ装置VA〜VAを操作することにより、図4に示すように、流路を上流側から下流側へ4つの洗浄系F〜Fに分断する。
各洗浄系F〜Fには、夫々の上流側に配された各バルブ装置VA〜VAから洗浄液・洗浄エアが導入され、その洗浄廃液が、洗浄系F〜Fでは下流側のバルブ装置VA、VAからドレンへ排出され、洗浄系Fでは塗料タンク2が接続されていない充填ポート20から外部に排出される。
【0062】
具体的には、洗浄系F及びFは、バルブ装置VA及びVAから各計量シリンダ4内を通ってバルブ装置VAのドレンへ至る流路を洗浄し、洗浄系Fは、バルブ装置VAからスタティックミキサ5及び圧送用シリンダ6内を通ってバルブ装置VAのドレンへ至る流路を洗浄し、洗浄系Fは、バルブ装置VAから噴射型拡散混合器7内を通って塗料充填ポート6に至る流路を洗浄する。
【0063】
このように、流路を複数の洗浄系F〜Fに分断して、夫々を同時に洗浄することができるので、塗料送給装置1全体を、迅速且つ確実に洗浄することができ、必要に応じて任意のタイミングで洗浄を行うことにより、二液混合型塗料がスタティックミキサ5、圧送用シリンダ6、噴射型拡散混合器7やこれらを接続する配管内などに残留して硬化することを未然に防止することができる。
【0064】
なお、作動油供給系Dは、一つのポンプ22で各シリンダ4、6に対し作動油を供給する場合に限らず、計量シリンダ4に低圧で作動油を供給するポンプを設けた系と、圧送用シリンダ6に高圧の作動油を供給するポンプを設けた系を並設してもよい。
さらに、計量シリンダ4から塗料成分を低圧で圧し出し、圧送用シリンダ6から二液混合型塗料を高圧で圧し出す場合に限らず、1MPa程度の一定圧力で供給する場合でもよい。
【0065】
また、圧送用シリンダ6のピストンロッド(図示せず)を、計量シリンダ4のピストンロッドR及びRと共にビーム13に一体的に取り付けておけば、全てのピストンP〜Pを同期させて同じストロークで摺動させることもできる。
【0066】
これによれば、各ピストンP〜Pが同期して後退するときに、各計量シリンダ4から主剤及び硬化剤が混合比に応じた所定流量比で送り出される同時に、圧送用シリンダ6に混合塗料が充填される。
また、各ピストンP〜Pが同期して前進するときに、圧送用シリンダ6から塗料タンク2に混合塗料が圧し出されると同時に、各計量シリンダ4に主剤及び硬化剤が送給される。
このように、各ピストンP〜Pを同期させて同じストロークで進退させるだけで、主剤及び硬化剤が所定の混合比で混合されるので、その流量制御及びタイミング制御がより簡単になる。
【0067】
さらに、上述の説明では、主剤と硬化剤からなる二液混合型塗料について説明したが、複数の主剤と硬化剤、主剤と添加剤など、二種以上の塗料成分を混合する任意の多成分混合型塗料に適用し得る。
【0068】
さらにまた、本発明の塗料送給装置1は、塗装機内に装備または装着される塗料タンク2に塗料を充填させる場合に限らず、塗料の供給を受けながら塗装を行う塗装機へ直接塗料を供給する塗料供給装置として使用することもできる。
【0069】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、主剤及び硬化剤等の塗料成分が、計量シリンダからその混合比率に応じた分量ずつ個別に且つ同時に圧し出されるので、各塗料成分がその混合比率に応じた一定流量比で予備混合器に送給されて均一に分散され、その塗料を圧送用シリンダに充填した後、塗装機や塗料タンクに対して圧送すると、その塗料が噴射型拡散混合器で噴流化され、粒径の大きな各塗料成分同士が微粒化して拡散するので、親水性主剤と疎水性硬化剤などの混ざり難い塗料成分でも均一に混合した状態で塗料タンクに充填することができるという大変優れた効果を奏する。
【0070】
このように予備混合−噴射拡散混合の2段階で各塗料成分同士が均一に混合されて送給されるので、塗料タンクに塗料を充填する場合はもちろんのこと、塗装機に塗料を直接送給して長時間に連続して塗装する場合にも、予めブレンダなどにより機械的に混合したものを蓄えておくまでもなく、各塗料成分を塗装機や塗料タンクの直前で均一に混合しながら送給することができるという効果がある。
【0071】
また、計量シリンダから主剤及び硬化剤等の塗料成分が、その混合比率に応じた分量ずつ圧し出されるので、面倒な流量制御は一切不要になるという効果もある。
このとき、例えば、計量シリンダとして、同一のストロークで同期的に起動及び停止されるピストンを備えると共に、主剤及び硬化剤等の塗料成分をその混合比率に応じた分量ずつ個別に充填可能な容積のバレルを用いれば、ピストンを同期させて動かすだけで各塗料成分をその混合比率に応じた流量比で圧し出すことができ、ピストンの駆動制御も極めて簡単になるという効果がある。
【0072】
さらに、圧送用シリンダへの塗料の充填及び当該シリンダからの塗料の圧送に同期させて、各計量シリンダからの塗料成分の圧し出し及び当該シリンダへの塗料成分の充填を交互に行えば、圧送用シリンダから塗料を圧送している間に各計量シリンダに塗料成分が充填され、圧送用シリンダが空になると同時に、各計量シリンダから塗料成分が圧し出されて圧送用シリンダに塗料が充填されるので、圧送用シリンダは塗料の充填と圧送との間にインターバルを設けることなまでもなく、充填と圧送を連続して交互に行うことができ、したがって、タクトタイムに無駄がなく、作業効率に優れる。
【0073】
そして、各シリンダを一つのシリンダユニットに配設し、シリンダユニットに予備混合器及び拡散混合器を搭載すれば、これらが一体に配されたオールインワンタイプに形成されるので、装置全体の小型化・軽量化が図られ、全体としてよりコンパクトにすることができるという利点もある。
【0074】
また、予備混合器、圧送用シリンダ、噴射型拡散混合器及びこれらを接続する配管からなる一連の流路をその上流から下流に至るまで複数に分断し、分断された夫々の流路に洗浄流体を個別に導入すれば、夫々の流路を同時に洗浄できるので、計量シリンダから水性二液混合型塗料の主剤及び硬化剤を供給する場合でも、予備混合器から塗料タンクに至る流路内に残存する二液混合型塗料が硬化する前に、これを短時間で簡単且つ確実に洗浄除去することができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗料送給装置を示す流体回路図。
【図2】その外観図。
【図3】その動作を示す説明図。
【図4】その洗浄系を示す説明図。
【符号の説明】
1………塗料送給装置
2………塗料タンク
3………シリンダユニット
4………計量シリンダ
5………管路攪拌型予備混合器
6………圧送用シリンダ
7………噴射型拡散混合器
〜B………バレル
〜P………ピストン
〜F………洗浄系

Claims (5)

  1. 二種以上の塗料成分を所定の比率で混合して調整された塗料を塗装機やこれに装備されもしくは脱着自在に装着される塗料タンク(2)に送給する塗料送給装置において、前記塗料成分を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別に且つ同時に圧し出す計量シリンダ(4)と、当該シリンダ(4)から圧し出された前記塗料成分を通過させることによって予備混合させる管路攪拌型予備混合器(5)と、当該予備混合器(5)で前記塗料成分を予備混合した塗料を前記塗装機又は塗料タンク(2)へ圧送する圧送用シリンダ(6)と、当該シリンダ(6)から圧送される塗料の流体圧により当該塗料を噴流化させて各塗料成分を均一に拡散させる噴射型拡散混合器(7)を備えたことを特徴とする塗料送給装置。
  2. 前記計量シリンダ(4)が、前記塗料成分を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別に充填する二以上のバレル(B、B)を具備し、これら各バレル(B、B)に充填された塗料成分を圧し出す各ピストン(P、P)が、同一のストローク長を有すると共に、同期的に起動及び停止せられる請求項1記載の塗料送給装置。
  3. 前記圧送用シリンダ(6)への塗料の充填及び当該シリンダ(6)からの塗料の圧送に同期させて、前記各計量シリンダ(4)からの塗料成分の圧し出し及び当該シリンダ(4)への塗料成分の充填を交互に行う請求項1記載の塗料送給装置。
  4. 前記各シリンダ(4、6)が、一つのシリンダユニット(3)に配設されると共に、当該シリンダユニット(3)に前記予備混合器(5)及び噴射型拡散混合器(7)が搭載された請求項1乃至3記載の塗料送給装置。
  5. 各塗料成分を混合した塗料が流れる前記予備混合器(5)、圧送用シリンダ(6)、噴射型拡散混合器(7)及びこれらを接続する配管からなる一連の流路がその上流から下流に至るまで複数に分断されると共に、分断された夫々の流路に洗浄流体を個別に導入してその流路内を洗浄する洗浄系(F〜F)を備えた請求項1乃至4記載の塗料送給装置。
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