JP3925280B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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康晴 亀山
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、ボンディング用開口部を有する絶縁基板上に設けられた配線の一部が前記ボンディング用開口部上を通る配線基板上に半導体チップを設け、前記ボンディング用開口部上で配線を切断して前記半導体チップの外部電極と接続した半導体装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターポーザと呼ばれる配線基板上に半導体チップを実装した半導体装置には、前記配線基板と前記半導体チップの間に、絶縁性の弾性体を介在させた半導体装置がある。
【0003】
前記弾性体を介在させた半導体装置は、例えば、図20及び図21に示すように、ボンディング用開口部1Fを有する絶縁基板1の表面に配線(導体パターン)2が設けられた配線基板上に、前記弾性体3を介在させて前記半導体チップ4が設けられている。このとき、前記配線2は、前記半導体チップの外部電極と接続される部分(インナーリード部)2Aが、前記絶縁基板のボンディング用開口部1Fに突出している。また、前記弾性体3は、前記絶縁基板のボンディング用開口部1Fと重なる領域が開口されている。ここで、図21は、図20のC−C’線での断面図である。
【0004】
このとき、前記半導体チップ4の外部電極401は、前記絶縁基板1のボンディング用開口部1F及び前記弾性体3の開口部と重なる領域内に設けられており、前記絶縁基板のボンディング用開口部1Fに突出した前記インナーリード部2Aを変形させて、前記半導体チップの外部電極401と接続している。
【0005】
またこのとき、前記配線2のインナーリード部は、図22に示すように、第1の方向から前記ボンディング用開口部1Fに突出する第1インナーリード部2Aと、前記第1の方向と反対の第2の方向から前記ボンディング用開口部1Fに突出する第2インナーリード部2Bが設けられている。ここで、図22は、図20の領域AR7の拡大平面図である。また、前記第1インナーリード部2A及び前記第2インナーリード部2Bの延長線上にはそれぞれ、突出部2Cがある。
【0006】
前記弾性体3を介在させた半導体装置では、前記配線基板(絶縁基板1)と前記半導体チップ4の熱膨張係数の差による熱応力を、前記弾性体3で緩和することができる。そのため、熱履歴による前記半導体チップ4のはがれを防ぐことができる。
【0007】
また、前記第1インナーリード部2A及び前記第2インナーリード部2Bを前記絶縁基板1から浮かせ、変形させて前記半導体チップの外部電極401と接続することにより、前記各インナーリード部2A,2Bが動きやすくなるので、前記各インナーリード部2A,2Bと前記半導体チップの外部電極401との接続部に応力が集中するのを防ぐことができる。そのため、前記各インナーリード部2A,2Bと前記半導体チップの外部電極401との接続部のはがれを低減することができる。
【0008】
前記弾性体3を介在させた半導体装置に用いる配線基板の製造方法を簡単に説明すると、まず、図23に示すように、ボンディング用開口部1Fを有する絶縁基板1上に配線(導体パターン)2を形成する。このとき、前記配線2は、前記絶縁基板に設けられたボンディング用開口部1F上を通るように形成する。またこのとき、前記配線2の、前記ボンディング用開口部1F上を通る部分(以下、空中配線部と称する)は、前記半導体チップを実装したときに、切断して前記半導体チップの外部電極と接続するインナーリード部として用いられる。そのため、前記空中配線部には、図23に示したように、前記配線の切断位置を制御するためのくびれ(以下、ノッチと称する)Nを設けておく。
【0009】
またこのとき、前記インナーリード部には、第1の方向から前記ボンディング用開口部1Fに突出する前記第1インナーリード部2Aと、第2の方向から前記ボンディング用開口部1Fに突出する前記第2インナーリード部2Bがある。そのため、前記ノッチNは、図23に示すように、前記第1インナーリード部2A及び前記第2インナーリード部2Bが、前記半導体チップの外部電極と接続可能な長さになる位置に設ける。
【0010】
前記絶縁基板1上に前記配線2を形成し、前記配線の表面に前記機能めっき(図示しない)を形成した後、前記絶縁基板1上に、前記絶縁基板のボンディング用開口部1Fと同じ領域が開口した弾性体3を形成する。
【0011】
前記手順で形成した配線基板を用いて半導体装置を製造するときには、まず、前記配線基板の前記弾性体3上に半導体チップ4を貼り付け、接着する。
【0012】
次に、ボンディングツールを用いて、前記ボンディング用開口部1F上で、前記空中配線部の前記ノッチNが設けられた部分に圧力をかけて前記配線を切断し、続けて、切断した配線の一方を前記半導体チップの外部電極401と電気的に接続する。
【0013】
次に、前記絶縁基板1のボンディング用開口部1A内を絶縁体5で封止する。このとき、図示は省略するが、前記半導体チップ4の側面部分、あるいは前記半導体チップ4の露出面全面も前記絶縁体で封止する。
【0014】
その後、前記絶縁基板1に設けられた外部接続端子用開口部に、Sn−Pb系はんだなどの接合材を用いたボール状の外部接続端子6を設けると、図20及び図21に示したような半導体装置を得ることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の技術では、図23に示したように、前記配線2の空中配線部は、1本の空中配線部が半導体チップの1つの外部電極401と対応している。すなわち、前記空中配線部は、前記第1インナーリード部2A、もしくは前記第2インナーリード部2Bのいずれかとして用いられる。そのため、前記配線基板上に実装する半導体チップ4の外部電極401は、例えば、図24に示すように、前記ボンディング用開口部1Fと重なる領域内に、1本の直線状に配置しなければならない。
【0016】
また、近年、前記半導体チップ4は、高機能化とともに、動作が高速化(高周波化)しているため、外部電極の数が多くなる傾向にある。このとき、図23に示したような、従来の配線基板を用いると、前記半導体チップ4の外部電極401は、1本の直線状に配置しなければならないため、前記半導体チップ4が、前記外部電極401の並んだ方向(紙面水平方向)に長くなっていく。同様に、前記配線基板も、図23に示した、前記空中配線部が並ぶ方向(紙面水平方向)に長くなっていくという問題があった。
【0017】
また、前記半導体装置は、高機能化や動作の高速化に加えて、小型化も進んでいる。しかしながら、図20及び図21に示したような、従来の半導体装置の場合、前記半導体チップ4の外部電極401の数を増やそうとすると、前記半導体チップ4及び配線基板の外形寸法が大きくなってしまい、装置の小型化が難しいという問題があった。
【0018】
すなわち、図20及び図21に示したような、従来の半導体装置では、前記半導体チップ4の外形寸法を変えることなく、前記半導体チップ4の外部電極401の数を増やすことが難しくなってきているという問題があった。
【0019】
本発明の目的は、開口部を有する絶縁基板上に設けられた配線の一部が前記開口部上を通る配線基板上に半導体チップを設け、前記開口部上で配線を切断して前記半導体チップの外部電極と接続した半導体装置において、半導体チップの外形寸法を変化させずに外部電極の数を増やすことが可能な技術を提供することにある。
【0020】
本発明の他の目的は、開口部を有する絶縁基板上に設けられた配線の一部が前記開口部上を通る配線基板上に半導体チップを設け、前記開口部上で配線を切断して前記半導体チップの外部電極と接続した半導体装置において、前記半導体チップの外部電極が増えた場合の装置の大型化を防ぐことが可能な技術を提供することにある。
【0021】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明において開示される発明の概要を説明すれば、以下の通りである。
【0023】
)ボンディング用開口部を有する絶縁基板の表面に配線が形成された配線基板上に、絶縁性の弾性体を介在させて半導体チップを実装する半導体チップ実装工程を備える半導体装置の製造方法であって、前記配線基板は、前記配線の一部が前記ボンディング用開口部上を通るように形成され、前記半導体チップは、その外部電極の少なくとも一部が2列に配置されており、前記半導体チップ実装工程は、前記配線基板上に、前記弾性体を介在させて半導体チップを接着する半導体チップ接着工程と、前記配線基板の配線を前記ボンディング用開口部上で切断する配線切断工程と、前記ボンディング用開口部上で切断した配線の一方のうち、前記2列に配置された外部電極に対応するものを、前記半導体チップの第1の列の外部電極と電気的に接続し、前記ボンディング用開口部上で切断した配線の他方のうち、前記2列に配置された外部電極に対応するものを、前記半導体チップの第2の列の外部電極と電気的に接続する配線接続工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法である。
【0024】
前記()の手段によれば、前記絶縁基板のボンディング用開口部上を通る一本の配線を切断したときに、それぞれの突出部を前記半導体チップの外部電極と接続することにより、前記ボンディング用開口部上を通る配線の間隔が、従来の配線基板と同じ間隔であれば、前記半導体チップの外形寸法を変えることなく、前記配線と接続可能な外部電極の数を、最大で約2倍に増やすことができる。
【0025】
)ボンディング用開口部を有する絶縁基板の表面に配線が形成された配線基板を形成する配線基板形成工程と、前記配線基板上に、絶縁性の弾性体を介在させて前記半導体チップを実装する半導体チップ実装工程とを備える半導体装置の製造方法であって、前記半導体チップは、その外部電極の少なくとも一部が2列に配置されており、前記配線基板形成工程は、前記絶縁基板にボンディング用開口部を形成する開口部形成工程と、前記絶縁基板の表面に前記ボンディング用開口部を通る配線を形成する配線形成工程とを有し、前記半導体チップ実装工程は、前記配線基板上に、前記弾性体を介在させて半導体チップを接着する半導体チップ接着工程と、前記配線基板の配線を前記ボンディング用開口部上で切断する配線切断工程と、前記ボンディング用開口部上で切断した配線の一方のうち、前記2列に配置された外部電極に対応するものを、前記半導体チップの第1の列の外部電極と電気的に接続し、前記ボンディング用開口部上で切断した配線の他方のうち、前記2列に配置された外部電極に対応するものを、前記半導体チップの第2の列の外部電極と電気的に接続する配線接続工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法である。
【0026】
前記()の手段によれば、前記()の手段と同様に、前記絶縁基板のボンディング用開口部上を通る一本の配線を切断したときに、それぞれの突出部を前記半導体チップの外部電極と接続することにより、前記ボンディング用開口部上を通る配線の数及び間隔が従来の配線基板と同じであれば、前記半導体チップの外形寸法を変えることなく、前記配線と接続可能な外部電極の数を、最大で約2倍に増やすことができる。
【0027】
また、前記()の手段において、前記開口部形成工程及び前記配線形成工程の後、前記絶縁基板の前記配線が形成された面に、前記絶縁基板のボンディング用開口部と同じ領域を開口した絶縁性の弾性体を貼り付ける弾性体貼付工程を設けることにより、前記半導体チップ貼付工程が容易になる。
【0028】
以下、本発明について、図面を参照して実施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。
【0029】
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは、同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0030】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1乃至図3は、本発明による実施例1の半導体装置の概略構成を示す模式図であり、図1は半導体装置の平面図、図2は図1のA−A’線での断面図、図3は図1の領域L1の拡大平面図である。
【0031】
図1乃至図3において、1は絶縁基板、1Aはボンディング用開口部、1Bは外部接続端子用開口部、2は配線、2Aは第1インナーリード部、2Bは第2インナーリード部、3は弾性体、4は半導体チップ、401は半導体チップの外部電極、5は絶縁体、6は外部接続端子である。
【0032】
本実施例1の半導体装置は、図1及び図2に示すように、ボンディング用開口部1Aを有する絶縁基板1の表面に配線2を設けた配線基板と、前記配線基板上に、絶縁性の弾性体3を介在させて設けられた半導体チップ4とからなる。
【0033】
また、前記配線2は、図1及び図2に示したように、前記半導体チップの外部電極401と接続される部分(インナーリード部)が、前記絶縁基板のボンディング用開口部1A上に突出しており、前記ボンディング用開口部1A内で前記配線のインナーリード部と前記半導体チップの外部電極401が電気的に接続されている。このとき、前記配線2のインナーリード部は、図1及び図2に示したように、第1の方向から前記ボンディング用開口部1Aに突出した第1インナーリード部2Aと、前記第1の方向と反対の第2の方向から前記ボンディング用開口部1Aに突出した第2インナーリード部2Bがある。
【0034】
また、本実施例1の半導体装置では、図3に示すように、前記第1インナーリード部2Aの延長線上に、前記第2インナーリード部2Bが設けられている。このとき、前記半導体チップ4の、前記第1インナーリード部2Aと接続された外部電極401と、前記第2インナーリード部2Bと接続された外部電極401とは、0.3mmから0.5mm程度の間隔で配置される
【0035】
また、前記ボンディング用開口部1Aの内部は、図2に示すように、絶縁体5で封止されている。またこのとき、図示は省略するが、前記半導体チップ4の側面、あるいは前記半導体チップ4の周囲も、絶縁体で封止される
【0036】
また、前記絶縁基板1には、前記ボンディング用開口部1Aの他に、図2に示すように、外部接続端子を設けるための開口部1Bが設けられており、前記開口部1B上に、前記配線2と電気的に接続されたボール状の外部接続端子6が設けられている。
【0037】
図4至図6は、本実施例1の半導体装置に用いる配線基板の概略構成を示す模式図であり、図4は配線基板の平面図、図5は図4のB−B’線での断面図、図6はの領域AR2の拡大平面図である。
【0038】
本実施例1の半導体装置に用いる配線基板は、図4及び図5に示すように、ボンディング用開口部1Aを有する絶縁基板1と、前記絶縁基板1の表面に設けられた配線2とからなり、前記配線2の一部が前記絶縁基板のボンディング用開口部1A上を通るように設けられている
【0039】
このとき、前記配線2の一部である空中配線部は、半導体チップを実装するときに切断して、前記半導体チップの外部電極401と電気的に接続するインナーリード部であり、図6に示すように、前記空中配線部の中央付近には、前記空中配線部を切断しやすくするためのノッチNが設けられている。またこのとき、前記空中配線部を前記ノッチNで切断したときに、一方の突出部2Aが前記第1インナーリード部となり、他方の突出部2Bが前記第2インナーリード部になる。そのため、前記空中配線部の長さは、前記ノッチNで切断したときの前記第1インナーリード部2Aの長さCL1、及び前記第2インナーリード部2Bの長さCL2がそれぞれ、前記半導体チップの外部電極401と接続可能な長さになるように設ける。またこのとき、前記空中配線部は、前記ノッチNが設けられた部分に圧力をかけて切断するため、前記空中配線部が長すぎると、前記空中配線部をうまく切断できない可能性がある。そのため、第1インナーリード部2Aの長さCL1及び前記第2インナーリード部2Bの長さCL2のそれぞれが、例えば、0.5mmから0.6mm程度になるように設ける。
【0040】
また、本実施例1の半導体装置に用いる配線基板では、前記ノッチNは、図6に示したように、前記第1インナーリード部2Aと前記第2インナーリード部2Bが同じ長さになるように、前記空中配線部の中央に設けられているが、これに限らず、前記第1インナーリード部2Aの長さCL1、及び前記第2インナーリード部2Bの長さCL2が、前記半導体チップの外部電極401と接続可能な長さになる位置であれば、どこに設けられていてもよい。
【0041】
また、本実施例1の配線基板では、図5に示したように、前記絶縁基板1上に、前記絶縁基板1のボンディング用開口部1Aと同じ領域が開口された絶縁性の弾性体3が設けられている。
【0042】
図4乃至図6に示したような配線基板の場合、1本の配線2の空中配線部を切断したときに、一方を前記第1インナーリード部2Aとして用い、他方を前記第2インナーリード部2Bとして用いることができる。そのため、前記配線2の空中配線部の数及び間隔が、前記図23に示したような、従来の配線基板の空中配線部の数及び間隔と同じであれば、従来の配線基板に比べて、2倍の数のインナーリード部を設けることができる。
【0043】
図7乃至図11は、本実施例1の半導体装置の製造方法を説明するための模式図であり、図7(a)、図7(b)、及び図7(c)は本実施例1の半導体装置に用いる配線基板を形成する各工程の断面図、図8は本実施例1の半導体装置に用いる半導体チップの平面図、図9は配線基板上に半導体チップを接着する工程の断面図、図10及び図11は配線基板の配線と半導体チップの外部電極を接続する工程の断面図である。なお、図10及び図11は、図9の領域AR3の拡大断面図である。
【0044】
本実施例1の半導体装置の製造方法、大きく分けると、前記配線基板を形成する配線基板形成工程と、前記配線基板形成工程で形成した配線基板上に半導体チップを実装する半導体チップ実装工程に分けられる。
【0045】
前記配線基板形成工程では、まず、図7(a)に示すように、前記ボンディング用開口部1A及び外部接続端子用開口部1Bが設けられた絶縁基板1上に導体膜2’を形成する。このとき、前記絶縁基板1には、例えば、ポリイミドテープなどの表面に接着剤(図示しない)が設けられたテープ材料を用い、金型を用いた打ち抜き加工により前記ボンディング用開口部1A及び前記外部接続端子用開口部1Bを形成する。その後、前記絶縁基板1の表面に、前記接着剤(図示しない)を用いて、電解銅箔あるいは圧延銅箔などの導体膜2’を接着する。
【0046】
また、前記手順に限らず、例えば、前記ポリイミドテープなどの絶縁基板1に前記銅箔などの導体膜2’を接着した後、エッチングにより前記ボンディング用開口部1A及び前記外部接続端子用開口部1Bを形成してもよい。また、その他にも、前記絶縁基板1上に、スパッタリングやめっきにより導体膜2’を形成した後、エッチングにより前記ボンディング用開口部1A及び前記外部接続端子用開口部1Bを形成してもよい。
【0047】
次に、図7(b)に示すように、前記導体膜2’をエッチングして配線(導体パターン)2を形成する。
【0048】
このとき、前記ボンディング用開口部1A及び前記空中配線部は、図6に示したように、前記空中配線部を前記ノッチNで切断したときに、前記第1インナーリード部2A及び前記第2インナーリード部2Bが、半導体チップの外部電極401と接続可能な長さになるように形成する。
【0049】
その後、例えば、図7(c)に示すように、前記絶縁基板1の、前記配線2が形成された面に、絶縁性の弾性体3を形成する。前記弾性体3は、例えば、エポキシ樹脂とアクリルゴムの混合材などの両面に接着剤(図示しない)が設けられたものを用いる。また、前記弾性体3は、前記絶縁基板1のボンディング用開口部1Aと同じ領域に開口部3Aを形成しておく。
【0050】
また、前記手順により形成した配線基板では、半導体チップを実装したときに、前記配線の空中配線部を切断し、前記第1インナーリード部2Aと前記第2インナーリード部2Bとして用いる。そのため、前記配線基板に実装する半導体チップ4の外部電極401は、図8に示すように、前記配線基板のボンディング用開口部1Aと重なる領域内に、第1の列L1と第2の列L2のそれぞれに直線状に形成しておく。このとき、前記第1の列L1と前記第2の列L2は、例えば、0.3mmから0.5mm程度の間隔になるようにする。またこのとき、前記外部電極401は、前記第1の列L1あるいは前記第2の列L2の直線上に配置されている必要はなく、前記第1の列L1及び前記第2の列L2に沿って配置されていればよい。
【0051】
前記手順により形成した配線基板上に、図8に示したような半導体チップ4を実装する半導体チップ実装工程では、まず、図9に示すように、前記配線基板上に、前記弾性体3を介在させて半導体チップ4を接着する。
【0052】
次に、図10に示すように、ボンディングツール7を用いて、前記ボンディング用開口部1A上で、前記空中配線部に形成した前記ノッチNに荷重をかけて前記配線を切断する。続けて、図11に示すように、前記ボンディングツール7を移動させ、前記切断した配線の一方、すなわち、第1インナーリード部2Aと前記半導体チップ4における第1の列L1の外部電極401とを電気的に接続する。その後、図示は省略するが、前記ボンディングツール7を再び移動させて、前記切断した配線の他方、すなわち、第2インナーリード部2Bと前記半導体チップ4における第2の列L2の外部電極401とを電気的に接続する。
【0053】
前記図10及び図11に示した手順を、前記ボンディング用開口部1A上を通る全ての配線に対して繰り返し行った後、前記絶縁基板のボンディング用開口部1A内を絶縁体5で封止し、前記絶縁基板の外部接続端子用開口部1Bに、Sn−Pb系はんだなどの接合材を用いてボール状の外部接続端子6を形成すると、本実施例1の半導体装置を得ることができる。
【0054】
以上説明したように、本実施例1の半導体装置によれば、図4乃至図6に示したような配線基板を用いることにより、前記絶縁基板のボンディング用開口部上を通る1本の配線を切断したときに、それぞれの突出部をインナーリード部として用い、半導体チップの外部電極401に接続することができる。そのため、前記配線基板の空中配線部の数を増やすことなく、前記第1インナーリード部2A及び前記第2インナーリード部2Bの数を増やすことができる。
【0055】
また、前記空中配線部の数を増やすことなく、前記第1インナーリード部2A及び前記第2インナーリード部2Bの数を増やすことができるため、半導体チップ4の外形寸法を変化させることなく、半導体チップの外部電極401を増やすことが容易になる。このとき、前記半導体チップの外部電極401は、図8に示したように、前記絶縁基板のボンディング用開口部1Aと重なる領域内に2列に設けることができる。そのため、前記半導体チップの外部電極401の数を、従来の外部電極401の数に比べて、最大で約2倍にすることができる。
【0056】
また、前記半導体チップの外部電極の数を、約2倍にまで増やすことができるため、前記外部電極401の数が増えたときに、前記半導体装置が大型化するのを防ぐことができる。
【0057】
また、前記空中配線部の数及び間隔が、前記図23に示したような、従来の配線基板の空中配線部の数及び間隔と同じ場合、従来の配線基板に比べて、インナーリードの数を2倍に増やすことができる。そのため、従来の配線基板のように、前記ボンディング用開口部1Aの数を増やすことなく、インナーリード部の数を増やせる。そのため、前記配線基板上に前記半導体チップを実装するときに、前記インナーリード部と前記半導体チップの外部電極の接続が容易になる。
【0058】
(実施例2)
図12及び図13は、本発明による実施例2の半導体装置の概略構成を示す模式図であり、図12は半導体装置の平面図、図13は図12の領域AR4の拡大平面図である。
【0059】
図12及び図13において、1は絶縁基板、1Aは第1ボンディング用開口部、1Cは第2ボンディング用開口部、2は配線、2Aは第1インナーリード部、2Bは第2インナーリード部、4は半導体チップ、401は半導体チップの外部電極である。
【0060】
本実施例2の半導体装置は、前記実施例1で説明した半導体装置とほぼ同様の構成であり、ボンディング用開口部を有する絶縁基板1の表面に配線2を設けた配線基板と、前記配線基板上に、絶縁性の弾性体3を介在させて設けられた半導体チップ4とからなるため、その詳細な説明は省略する。
【0061】
本実施例2の半導体装置において、前記実施例1で説明した半導体装置と異なる点は、図12及び図13に示すように、前記絶縁基板1に、第1ボンディング用開口部1Aと第2ボンディング用開口部1Cが設けられている点である。
【0062】
このとき、前記第1ボンディング用開口部1Aは、前記実施例1の半導体装置と同様で、図12及び図13に示すように、第1の方向から前記ボンディング用開口部1Aに突出した第1インナーリード部2Aと、前記第1の方向と反対の第2の方向から前記ボンディング用開口部1Aに突出し、かつ、前記第1インナーリード部2Aの延長線上に設けられた第2インナーリード部2Bのそれぞれが、半導体チップの外部電極401と電気的に接続されている。
【0063】
一方、前記第2ボンディング用開口部1Cは、前記図22に示したような、従来の半導体装置と同様で、図12及び図13に示すように、前記第2インナーリード部2Bは、前記第1インナーリード部2Aの延長線上になく、前記第1インナーリード部2A及び前記第2インナーリード部2Bの延長線上には、突出部2Cが設けられている。
【0064】
図14及び図15は、本実施例2の半導体装置に用いる配線基板の概略構成を示す模式図であり、図14は配線基板の平面図、図15は図14の領域AR5の拡大平面図である。
【0065】
本実施例2の半導体装置に用いる配線基板は、図14及び図15に示すように、第1ボンディング用開口部1A及び第2ボンディング用開口部1Cを有する絶縁基板1と、前記絶縁基板1の表面に設けられた配線2とからなり、前記配線2の空中配線部は、前記絶縁基板の前記第1ボンディング用開口部1A及び前記第2ボンディング用開口部1C上を通るように設けられている。
【0066】
このとき、前記第1ボンディング用開口部1A上を通る空中配線部は、前記実施例1で説明した配線基板のように、前記配線の中央付近に、前記空中配線部を切断しやすくするためのノッチNが設けられている。またこのとき、前記空中配線部の長さは、前記ノッチNで切断したときに、第1インナーリード部2A及び第2インナーリード部2Bのそれぞれが、前記半導体チップの外部電極401と接続可能な長さになるように設ける。
【0067】
また、前記第2ボンディング用開口部1C上を通る空中配線部は、従来の配線基板のように、前記空中配線部を切断したときに、切断したうちのどちらか一方の突出部のみをインナーリード部として用いる。そのため、前記ノッチは、前記第2ボンディング用開口部1Cの端部のどちらかに近い位置に設けられている。
【0068】
図14及び図15に示した配線基板の製造方法は、前記実施例1で説明した配線基板の製造方法と同じであるため、その説明は省略する。
【0069】
図16は、本実施例2の半導体装置に用いる半導体チップの概略構成を示す模式平面図である。
【0070】
前記実施例1の半導体装置に用いる配線基板では、図4乃至図7に示したように、前記ボンディング用開口部上の全ての空中配線部を、切断したときに前記第1インナーリード部2Aと前記第2インナーリード部2Bとして用いる例を示したが、これに限らず、本実施例2の半導体装置に用いる配線基板のように、部分的に、従来の配線基板と同じ構成の部分が含まれていてもよい。
【0071】
その場合、前記配線基板上に実装する半導体チップの外部電極401は、図16に示すように、前記第1ボンディング用開口部1Aと重なる領域内は、前記外部電極を2列に配置し、前記第2ボンディング用開口部1Bと重なる領域内は、従来と同じ1列に配置すればよい。
【0072】
図16に示した半導体チップ4を前記配線基板上に実装するときは、前記実施例1で説明した実装方法と同じであるため、その説明は省略する。
【0073】
本実施例2の場合、前記外部電極401を部分的に2列に配置することができるため、前記半導体チップ4の外形寸法を変化させることなく、前記外部電極401の数を増やすことができる。
【0074】
以上説明したように、本実施例2の半導体装置によれば、前記実施例1と同様に、前記絶縁基板の開口部上を通る1本の配線を切断したときに、半導体チップの2つの外部電極に接続することができる。そのため、従来の半導体チップの外形寸法を変化させることなく、半導体チップの外部電極を増やすことが容易になる。このとき、前記ボンディング用開口部上の全ての配線を、2つの外部電極に接続する必要はなく、例えば、図14及び図15に示したように、第1ボンディング用開口部1A上を通る配線は2つの外部電極に接続し、第2ボンディング用開口部1C上を通る配線は、従来のように1つの外部電極と接続してもよい。
【0075】
図17は、前記実施例2の半導体装置の変形例を説明するための模式図であり、半導体装置に用いる配線基板の概略構成を示す平面図である。なお、図17の平面図は、図14の領域AR5に相当する拡大平面図である。
【0076】
前記実施例2の半導体装置に用いる配線基板は、図14及び図15に示したように、前記第1ボンディング用開口部1Aと前記第2ボンディング用開口部1Cを設けたが、これに限らず、図17に示すように、一つのボンディング用開口部1D上に、全ての空中配線部を設けてもよい。
【0077】
この場合、前記ボンディング用開口部1Dの形状は、例えば、図17に示すように、1本の空中配線部を第1インナーリード部2Aと第2インナーリード2Bとして用いる領域の幅が、従来のボンディング用開口部の幅に比べて広くなるように形成すればよい。
【0078】
図18及び図19は、前記実施例2の半導体装置の他の変形例を説明するための模式図であり、図18は半導体装置に用いる配線基板の平面図、図19は図18の領域AR6の拡大平面図である。
【0079】
前記実施例2の半導体装置に用いる配線基板、及び図17に示したような配線基板では、切断して第1インナーリード部2Aと第2インナーリード部2Bとして用いる空中配線部と、1本の空中配線部を切断して第1インナーリード部2Aもしくは第2インナーリード部2Bとして用いる空中配線部とを分けて設けているが、これに限らず、図18及び図19に示すように、両方の空中配線部が混在していてもよい。
【0080】
以上、本発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることはもちろんである。
【0081】
【発明の効果】
本発明において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下の通りである。
【0082】
(1)開口部を有する絶縁基板上に設けられた配線の一部が前記開口部上を通る配線基板上に半導体チップを設け、前記開口部上で配線を切断して前記半導体チップの外部電極と接続した半導体装置において、半導体チップの外形寸法を変化させずに外部電極の数を増やすことができる。
【0083】
(2)開口部を有する絶縁基板上に設けられた配線の一部が前記開口部上を通る配線基板上に半導体チップを設け、前記開口部上で配線を切断して前記半導体チップの外部電極と接続した半導体装置において、前記半導体チップの外部電極が増えた場合の装置の大型化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施例1の半導体装置の概略構成を示す模式平面図である。
【図2】 本実施例1の半導体装置の概略構成を示す模式図であり、図1のA−A’線での断面図である。
【図3】 本実施例1の半導体装置の概略構成を示す模式図であり、図1の領域AR1の拡大平面図である。
【図4】 本実施例1の半導体装置に用いる配線基板の概略構成を示す模式平面図である。
【図5】 本実施例1の半導体装置に用いる配線基板の概略構成を示す模式図であり、図4のB−B’線での断面図である。
【図6】 本実施例1の半導体装置に用いる配線基板の概略構成を示す模式図であり、図4の領域AR2の拡大平面図である。
【図7】 本実施例1の半導体装置の製造方法を説明するための模式図であり、図7(a)、図7(b)、及び図7(c)はそれぞれ、配線基板を製造する各工程の断面図である。
【図8】 本実施例1の半導体装置の製造方法を説明するための模式図であり、半導体装置に用いる半導体チップの概略構成を示す平面図である。
【図9】 本実施例1の半導体装置の製造方法を説明するための模式図であり、配線基板に半導体チップを接着する工程の断面図である。
【図10】 本実施例1の半導体装置の製造方法を説明するための模式図であり、配線基板の配線と半導体チップの外部電極を接続する工程の断面図である。
【図11】 本実施例1の半導体装置の製造方法を説明するための模式図であり、配線基板の配線と半導体チップの外部電極を接続する工程の断面図である。
【図12】 本発明による実施例2の半導体装置の概略構成を示す模式平面図である。
【図13】 本実施例2の半導体装置の概略構成を示す模式図であり、図12の領域AR4の拡大平面図である。
【図14】 本実施例2の半導体装置に用いる配線基板の概略構成を示す模式平面図である。
【図15】 本実施例2の半導体装置に用いる配線基板の概略構成を示す模式図であり、図14の領域AR5の拡大平面図である。
【図16】 本実施例2の半導体装置に用いる半導体チップの概略構成を示す模式平面図である。
【図17】 前記実施例2の半導体装置の変形例を説明するための模式図であり、半導体装置に用いる配線基板の概略構成を示す平面図である。
【図18】 前記実施例2の半導体装置の他の変形例を説明するための模式図であり、半導体装置に用いる配線基板の概略構成を示す平面図である。
【図19】 前記実施例2の半導体装置の他の変形例を説明するための模式図であり、図18の領域AR6の拡大平面図である。
【図20】 従来の半導体装置の概略構成を示す模式平面図である。
【図21】 従来の半導体装置の概略構成を示す模式図であり、図20のC−C’線での断面図である。
【図22】 従来の半導体装置の概略構成を示す模式図であり、図20の領域AR7の拡大平面図である。
【図23】 従来の半導体装置に用いる配線基板の概略構成を示す模式平面図である。
【図24】 従来の半導体装置に用いる半導体チップの概略構成を示す模式平面図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板
1A ボンディング用開口部(第1ボンディング用開口部)
1B 外部接続端子用開口部
1C 第2ボンディング用開口部
1D,1E,1F ボンディング用開口部
2 配線
2A 第1インナーリード部
2B 第2インナーリード部
3 弾性体
4 半導体チップ
401 半導体チップの外部電極
5 絶縁体
6 外部接続端子
7 ボンディングツール
N くびれ(ノッチ)

Claims (3)

  1. ボンディング用開口部を有する絶縁基板の表面に配線が形成された配線基板上に、絶縁性の弾性体を介在させて半導体チップを実装する半導体チップ実装工程を備える半導体装置の製造方法であって、
    前記配線基板は、前記配線の一部が前記ボンディング用開口部上を通るように形成され、前記半導体チップは、その外部電極の少なくとも一部が2列に配置されており、
    前記半導体チップ実装工程は、前記配線基板上に、前記弾性体を介在させて半導体チップを接着する半導体チップ接着工程と、前記配線基板の配線を前記ボンディング用開口部上で切断する配線切断工程と、前記ボンディング用開口部上で切断した配線の一方のうち、前記2列に配置された外部電極に対応するものを、前記半導体チップの第1の列の外部電極と電気的に接続し、前記ボンディング用開口部上で切断した配線の他方のうち、前記2列に配置された外部電極に対応するものを、前記半導体チップの第2の列の外部電極と電気的に接続する配線接続工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. ボンディング用開口部を有する絶縁基板の表面に配線が形成された配線基板を形成する配線基板形成工程と、前記配線基板上に、絶縁性の弾性体を介在させて前記半導体チップを実装する半導体チップ実装工程とを備える半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体チップは、その外部電極の少なくとも一部が2列に配置されており、
    前記配線基板形成工程は、前記絶縁基板にボンディング用開口部を形成する開口部形成工程と、前記絶縁基板の表面に、前記ボンディング用開口部を通る配線を形成する配線形成工程とを有し、
    前記半導体チップ実装工程は、前記配線基板上に、前記弾性体を介在させて半導体チップを接着する半導体チップ接着工程と、前記配線基板の配線を前記ボンディング用開口部上で切断する配線切断工程と、前記ボンディング用開口部上で切断した配線の一方のうち、前記2列に配置された外部電極に対応するものを、前記半導体チップの第1の列の外部電極と電気的に接続し、前記ボンディング用開口部上で切断した配線の他方のうち、前記2列に配置された外部電極に対応するものを、前記半導体チップの第2の列の外部電極と電気的に接続する配線接続工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記配線基板形成工程は、前記開口部形成工程及び前記配線形成工程の後、前記絶縁基板の前記配線が形成された面に前記絶縁基板のボンディング用開口部と同じ領域を開口した絶縁性の弾性体を貼り付ける弾性体貼付工程を有することを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
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