JP3922247B2 - 演奏制御データ生成装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、演奏制御データの生成技術に関し、より具体的には、1の演奏制御データから他の演奏制御データを生成する技術に関する。
近年では、演奏制御データに基づき自動演奏を行う機能を備えた携帯電話機等の移動端末装置が登場している。さらに、コンテンツサーバ等に格納されている演奏制御データを、無線通信網等を介して、移動端末装置等にダウンロードすることも広く行われている。
ところで、演奏制御データのフォーマットとしては、従来、SMF(Standard MIDI File)が広く用いられてきた。しかしながら、とりわけ、移動端末装置に対し無線通信網を介して演奏制御データがダウンロードされる場合、移動端末装置のデータ記憶容量および無線通信網のデータ通信容量に制約があるため、演奏制御データのサイズが削減されることが望まれる。そこで、SMFよりも小さなデータサイズで同様の演奏内容を表現可能な演奏制御データとして、例えばSMAF(Synthetic music Mobile Application Format)等の、SMFとは異なるフォーマットに従った演奏制御データが登場している。
上記のように、演奏制御データのフォーマットとして複数のフォーマットが利用可能であるため、異なるフォーマット間の変換を自動的に行うコンバータがあると便利である。例えば、SMF形式の演奏制御データ(以下、「SMFデータ」と呼ぶ)からSMAF形式の演奏制御データ(以下、「SMAFデータ」と呼ぶ)への変換処理を汎用的なコンピュータに実行させるアプリケーションとして、SSC MA3(SMF to SMAF Converter for MA3)等が公開されている(例えば、非特許文献1参照)。
ヤマハ株式会社、"SSC MA3 ユーザーズマニュアル Ver.1.2"、[online]、2002年7月31日、[2003年11月19日検索]、インターネット<http://smaf−yamaha.com/jp/tools/downloads.html>
ところで、SMFにおいては、音色を示すデータとして音色番号が用いられ、SMFデータがSMAFデータにコンバートされる場合、通常、GM(General MIDI)と呼ばれる標準の音色セットの音色が機械的にアサインされる。そのため、例えば異なるジャンルの楽曲に関するSMFデータであっても、コンバート後のSMAFデータにおいては全て同様の音色による鳴りを指示するデータとなってしまい、表現力に富んだ演奏をもたらす演奏制御データを作成することはできない。また、例えば、SMFデータは、比較的高性能の音源装置等を用いた自動演奏に利用されることが多いのに対し、SMAFデータは、携帯電話機等に内蔵された比較的低性能の音源装置等を用いた自動演奏に利用されることが多い。
上記のような事情により、例えば、演奏制御データの作成者(以下、「クリエータ」と呼ぶ)が高性能の音源装置等を用いてSMFデータを作成する際にクリエータにより聴かれる演奏と、そのSMFデータから変換されたSMAFデータにより、携帯電話機等において自動演奏が行われる際に携帯電話機等のユーザにより聴かれる演奏との間には、大きな差が生じる場合がある。
しかしながら、従来技術によるコンバータは1のSMFデータから1のSMAFデータを自動生成するため、クリエータはそのような演奏間の差を意識することが少なかった。また、クリエータがそのような演奏間の差を意識した場合であっても、変換後の演奏制御データによる演奏の質を改善するためには、クリエータは変換後の演奏制御データに含まれる個々のデータを編集する必要があり、面倒であった。
上記の状況に鑑み、本発明は、演奏制御データを変換する際に、よりよい演奏をもたらす演奏制御データを容易に生成可能とする手段を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、本発明は、複数の音色番号を含む音色セットを複数記憶するとともに、前記複数の音色番号の各々に対応付けて、音色の波形を基本波形から生成するためのパラメータまたは音色の波形を示す音色データを複数記憶し、さらに前記複数の音色データ間の類似の程度を示す音色類似度データを記憶する記憶部と、音の発音を指示する発音データおよび当該音の音色の種別を番号で指定する音色指定データを含む第1の演奏制御データから、前記音色指定データを抽出する音色指定データ抽出部と、操作者の操作に従い、複数の音色データ間の類似の程度を指定する条件データを生成する条件データ供給部と、前記複数の音色セットの中から1の音色セットを選択し当該選択した音色セットに含まれる音色番号に対応する音色データの中から前記音色指定データにより指定される音色データとの間で前記条件データにより指定される類似の程度を有することが前記音色類似度データにより示される音色データを選択する音色データ選択部と、前記選択された音色データを前記記憶部より読み出し、前記第1の演奏制御データに含まれる発音データと同一の発音を指示する発音データと当該読み出した音色データとを含む第2の演奏制御データを生成する演奏制御データ生成部とを備えることを特徴とする演奏制御データ生成装置を提供する。
係る構成の演奏制御データ生成装置によれば、ユーザは第1の演奏制御データから、当該第1の演奏制御データにより指定される音色データとの間にユーザが指定の類似の程度を有する音色データを含む第2の演奏制御データを容易に生成させることができる。
なお、本発明に係る演奏制御データ生成装置の好ましい態様として、操作者の操作に応じた入力信号を生成する操作部をさらに備え、前記条件データ供給部は、前記操作部から入力される入力信号に基づき前記条件データを生成するように構成してもよい。
係る構成の演奏制御データ生成装置によれば、ユーザは操作部を操作することにより、第2の演奏制御データにおける音色が選択される際の条件を指定することができる。
また、本発明に係る演奏制御データ生成装置の他の好ましい態様として、前記第2の演奏制御データに含まれる発音データにより指示されるタイミングで、前記第2の演奏制御データに含まれる音色データに従い楽音信号を生成する自動演奏部をさらに備えるように構成してもよい。
係る構成の演奏制御データ生成装置によれば、ユーザは異なる音色を示すデータを含む演奏制御データに従った自動演奏による演奏を容易に確認することができる。
係る構成の演奏制御データ生成装置によれば、予め定められた音色セットやテンプレート等により示される音色の対応関係に従い代替用の音色が選択されるため、第2の演奏制御データに好ましい音色を指定するデータが含まれる可能性が高まる。
また、本発明に係る演奏制御データ生成装置の他の好ましい態様として、前記記憶部は、前記複数の音色セットを互いに異なる音源LSIに各々対応する複数のグループに分類して記憶し、前記条件データは、複数の音色データ間の類似の程度に加え、前記複数のグループのいずれかを指定するデータであり、前記音色データ選択部は、前記条件データにより指定されるグループに含まれる音色セットの中から前記1の音色セットの選択を行うように構成してもよい。
さらに、本発明は、複数の音色番号を含む音色セットを複数記憶するとともに、前記複数の音色番号の各々に対応付けて、音色の波形を基本波形から生成するためのパラメータまたは音色の波形を示す音色データを複数記憶し、さらに前記複数の音色データ間の類似の程度を示す音色類似度データを記憶する記憶部を備えるコンピュータに、音の発音を指示する発音データおよび当該音の音色の種別を番号で指定する音色指定データを含む第1の演奏制御データから、前記音色指定データを抽出する音色指定データ抽出処理と、操作者の操作に従い、複数の音色データ間の類似の程度を指定する条件データを生成する条件データ供給処理と、前記複数の音色セットの中から1の音色セットを選択し当該選択した音色セットに含まれる音色番号に対応する音色データの中から前記音色指定データにより指定される音色データとの間で前記条件データにより指定される類似の程度を有することが前記音色類似度データにより示される音色データを選択する音色データ選択処理と、前記選択した音色データを前記記憶部より読み出し、前記第1の演奏制御データに含まれる発音データと同一の発音を指示する発音データと当該読み出した音色データとを含む第2の演奏制御データを生成する演奏制御データ生成処理とを実行させることを特徴とするプログラムを提供する。
係る構成のプログラムによれば、ユーザは、第1の演奏制御データから、当該第1の演奏制御データにより指定される音色データとの間にユーザ指定する類似の程度を有する音色データを含む第2の演奏制御データを、コンピュータに容易に生成させることができる。
本発明に係る演奏制御データ生成装置およびプログラムによれば、異なる音色による演奏を示す演奏制御データが複数生成されるため、クリエータは、それらの演奏制御データによる演奏を比較することで、容易に、よりよい演奏をもたらす演奏制御データを作成することが可能となる。
[実施形態]
[1.構成]
図1は、本発明の実施形態に係る演奏制御データ生成装置11を含む通信システム1の全体構成を例示する図である。通信システム1は、クリエータがSMFデータをSMAFデータに変換するために用いる端末装置である演奏制御データ生成装置11、SMAFファイルを格納し要求に応じて配信するコンテンツサーバ12、SMAFファイルをコンテンツサーバ12からダウンロードして用いる移動体端末13、演奏制御データ生成装置11、コンテンツサーバ12および移動体通信網15を相互接続するインターネット14、そして移動体端末13とインターネット14を相互接続する移動体通信網15を含んでいる。なお、以下においては、SMFデータをSMAFデータに変換する場合を例として説明するが、変換前および変換後の演奏制御データのフォーマットはこれらに限られず、また変換の前後のフォーマットが同じであってもよい。
図2は、演奏制御データ生成装置11の構成を例示するブロック図である。演奏制御データ生成装置11は、汎用的なコンピュータの構成である通信部101、ROM102、RAM103、記憶部104、操作部105、表示部106およびCPU107と、CPU107からの指示に従い特定の楽音を生成する音源システム108を備えている。また、これらの構成部はバス109を介して互いに接続されている。
音源システム108は、FM音源、PCM音源等の音源装置、アンプおよびスピーカを備えている。音源システム108の音源装置は、CPU107からの指示に従い、特定の音高、音色、音量等の楽音を示す楽音信号を生成し、生成された楽音信号はアンプにより増幅された後、スピーカから発音される。なお、楽音信号は楽器音を示す信号に限られず、効果音や人声等の様々な音を示す信号であってよい。また、音源装置が生成する楽音信号は、アナログ信号であってもデジタルデータであってもよい。
音源システム108は、複数の音色の音を発音可能であり、それらの音色は複数の音色グループに分類されている。音色グループには、高音質の音色を含む標準音色グループと、SMAFデータにより自動演奏が可能な音源LSI(Large Scale Integration)により移動体端末において発音可能な音色を含むエミュレーション音色グループがある。なお、エミュレーション音色グループは、音源LSIのそれぞれに対応して複数ある。図3は、音源システム108が発音可能な音の音色リストを例示した図である。図3のデータ例によれば、音源システム108が備える標準音色グループには128音色からなる音色セットが8つ含まれている。また、例えば「音源LSI−1」に対応するエミュレーション音色グループには、同じく128音色からなる音色セットが5つ含まれている。いずれの場合も、各音色は音色セット番号および音色番号により識別され、音色セット番号および音色番号にはそれぞれ、音色セット名および音色名が付されている。音源システム108は、図3に示される各音色に関し、例えば、FM音源の音色であればFM演算用のパラメータを示すパラメータデータを、またPCM音源であれば音色の波形を示す波形データを対応付けて格納している。以下、パラメータデータおよび波形データを合わせて「音色データ」と呼ぶ。なお、以下の説明においては、いずれの音色グループに含まれる音色セットもGMに従った128音色から成り、同じ音色番号には同じ音色名が対応付けられているものとする。
コンテンツサーバ12の構成は、図2に示した演奏制御データ生成装置11の構成と同様である。ただし、コンテンツサーバ12は音源システム108を備えていなくてもよい。移動体端末13の構成は、図2に示した演奏制御データ生成装置11とほぼ同じであるが、通信部101および音源システム108の構成が異なっている。移動体端末13が備える通信部101は、移動体通信網15との間で無線により通信を行う。また、移動体端末13の音源システム108は、音源装置として音源LSIを1つ備えており、SMAFデータに含まれる音色データに従い、指定された音色の音を発音可能であるものとする。他の点に関しては、移動体端末13の構成は、演奏制御データ生成装置11の構成と同様である。
ところで、演奏制御データ生成装置11は、図2に示した構成のコンピュータにアプリケーション(以下、本実施形態に係るアプリケーションを「コンバータアプリケーション」と呼ぶ)に従った処理を実行させることにより、特定の機能を実行可能となる。図4は、演奏制御データ生成装置11がコンバータアプリケーションを実行する際の機能ブロック図である。
演奏制御データ生成装置11は、機能的な構成部として、SMFファイルを記憶するSMFファイル記憶部201、クリエータにより入力されたSMFファイルの選択指示を示すデータを取得するSMFファイル指定データ取得部202、SMFファイルに含まれるSMFデータから音色を示すデータを抽出する音色指定データ抽出部203、SMFデータからSMAFデータへの変換条件を示すデータを代替音色指定データ生成部205に対し供給する条件データ供給部204、SMAFデータに含めるべき音色を示すデータを生成する代替音色指定データ生成部205、SMFデータからSMAFデータへの変換規則を音源LSIごとに示すデータを記憶する変換規則データ記憶部206、変換の前後における音色の対応関係を音楽ジャンルごとに示すデータを記憶するテンプレートデータ記憶部207、そして、音色間の類似の程度を示すデータを記憶する音色類似度データ記憶部208を備えている。
さらに、演奏制御データ生成装置11は、クリエータにより入力された自動演奏の指示を示すデータを取得する演奏指示データ取得部209、代替音色指定データ生成部205により生成されたデータに基づきSMAFデータを生成するSMAFデータ生成部210、生成されたSMAFデータを一時的に記憶するSMAFデータ一時記憶部211、生成されたSMAFデータに従い自動演奏を行う自動演奏部212、クリエータにより入力されたSMAFデータの保存指示を示すデータを取得する保存指示データ取得部213、SMAFデータに音色データを付加しSMAFファイルを生成するSMAFファイル生成部214、SMAFファイルを記憶するSMAFファイル記憶部215、クリエータにより入力されたSMAFファイルの送信指示を示すデータを取得する送信指示データ取得部216、そしてSMAFファイルをコンテンツサーバ12に対し送信するSMAFファイル送信部217を備えている。なお、これらの構成部の各々が、専用のLSI等のハードウェアにより実現される構成としてもよい。
[2.動作]
以下に、クリエータが演奏制御データ生成装置11を用いてSMFデータを変換しSMAFデータを生成する際の操作および演奏制御データ生成装置11の動作を説明する。なお、クリエータは、予めSMFデータを作成し、作成した演奏制御データをSMFファイルとして演奏制御データ生成装置11の記憶部104に記憶させておく。SMFデータには、少なくとも音の発音を指示する発音データと、その音の音色を指定する音色指定データが含まれている。ここで、音色指定データとは、音色番号、音量、音強、音響効果等の音色に関連するあらゆるデータを含み得るが、以下においては、例として、音色指定データは音色番号およびモジュレーションの深さに関するデータであるものとする。なお、音色番号は1から128までの数字であり、GMに従い、例えば1はグランドピアノを示す。
まず、クリエータは、演奏制御データ生成装置11において、コンバータアプリケーションを起動する。コンバータアプリケーションが起動されると、図2に示した演奏制御データ生成装置11の構成は、図4に示した機能的な構成を実現するようになる。図5は、コンバータアプリケーションの実行時に、表示部106に表示される画面を例示した図である。コンバータアプリケーションの画面は、クリエータが変換の対象とするSMFファイルの選択指示を行うためのSMFファイル指定セクション301、変換前のSMFデータに含まれる音色指定データの内容を表示する変換前音色表示セクション302、変換後のSMAFデータに含まれる音色指定データの内容を表示する変換後音色表示セクション303、クリエータがSMAFデータに含まれる音色指定データの変更指示を行うための音色変更指示セクション304、クリエータがSMAFデータによる自動演奏の指示を行うための試聴ボタン305、クリエータがSMAFデータの保存指示を行うためのSMAFファイル保存セクション306、そしてクリエータが保存されたSMAFファイルの送信指示を行うためのSMAFファイル送信セクション307を含んでいる。
図6は、図5に示した画面に対し、クリエータが行う操作に応じて演奏制御データ生成装置11が実行する処理のフロー図である。まず、クリエータは、SMFファイル指定セクション301においてSMFファイル記憶部201に記憶されているSMFファイルのファイル名を選択し、「開く」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、SMFファイル指定データ取得部202はクリエータにより選択されたSMFファイルのファイル名をSMFファイル指定データとして取得し、取得したSMFファイル指定データを音色指定データ抽出部203に送出する。
音色指定データ抽出部203は、受け取ったSMFファイル指定データに含まれるファイル名のSMFファイルをSMFファイル記憶部201から読み出し(ステップS401)、読み出したSMFファイルに含まれる音色指定データを抽出し、その結果を変換前音色表示セクション302に表示する(ステップS402)。その際、抽出した音色指定データに含まれる音色番号に対応する音色名も併せて表示する。
続いて、クリエータは音色変更指示セクション304の「音源LSI」において表示される選択肢の中から適するものを選択した後、その右に示される「反映」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、条件データ供給部204はクリエータにより選択された選択肢を示すデータを条件データとして取得し、取得した条件データを代替音色指定データ生成部205に供給する(ステップS403)。なお、以下の説明においては、条件データ供給部204は常にクリエータの操作に応じて操作部105から条件データを取得するものとするが、条件データ供給部204は、例えばクリエータによる操作が行われない場合等に、初期値として記憶部104に記憶されている条件データを取得するようにしてもよい。
音色変更指示セクション304の「音源LSI」においては、最終的にSMAFデータが使用される移動体端末13が備える音源LSIの名称、例えば「音源LSI−1」、「音源LSI−2」等が選択肢として表示される。変換規則データ記憶部206は、音源LSIの各々に応じて、SMFデータをSMAFデータに変換する際の規則を示す変換規則データを、音色間の対応関係を示す対応データの一種として記憶している。図7は、変換規則データの内容を例示した図である。図7に示されるように、変換規則データは、音源LSIの各々に応じて、変換項目で示される項目のデータをどのような規則に従い変換するかを指定している。
例えば、クリエータが「音源LSI」において「音源LSI−1」を選択すると、代替音色指定データ生成部205は「音源LSI−1」を示す条件データを受け取る。その場合、代替音色指定データ生成部205は、「音源LSI−1」に対応する変換規則データを変換規則データ記憶部206から読み出し、読み出した変換規則データに示される変換規則に従い、変換前音色表示セクション302に表示されている音色指定データに含まれる音色番号に対応する音色セット名および音色名を変換後音色表示セクション303に表示する。同様に、代替音色指定データ生成部205は、読み出した変換規則データに示される変換規則に従い、変換前音色表示セクション302に表示されている音色指定データに含まれるモジュレーションの値に対応する値、この場合は「On」もしくは「Off」を変換後音色表示セクション303に表示する(ステップS404)。なお、クリエータは、以下に説明する操作に先立ち、「音源LSI」において「音源LSI−1」を選択しているものとする。
音色変更指示セクション304には、「音源LSI」の他、「音色セット」、「テンプレート」および「ランダム」が含まれている。「音色セット」においては、「音源LSI」においてクリエータにより選択された音源LSIが備える複数の音色セットの名称、例えば「スタンダードセット」、「サイバー系セット」等が選択肢として表示される。なお、これらの音色セットの名称は、変換規則データ(図7参照)から取得される。
例えば、クリエータが「音色セット」において「サイバー系セット」を選択すると、代替音色指定データ生成部205は「サイバー系セット」を示す条件データを受け取る。その場合、代替音色指定データ生成部205は、変換後音色表示セクション303に表示されている代替音色指定データの音色セット名を全て「サイバー系セット」に変更し、変更後の代替音色指定データで変換後音色表示セクション303の表示を更新する(ステップS404)。この場合、図3に示したエミュレーション音色グループのリストが、変換前の音色と変換後の音色との対応関係を示す対応データの役割を果たす。
音色変更指示セクション304の「テンプレート」においては、「音源LSI」においてクリエータにより選択された音源LSIに応じて予め準備されている、代替音色指定データの雛形の名称、例えば「静かなクラシック」、「軽快なユーロビート」等が選択肢として表示される。テンプレートデータ記憶部207は、音源LSIの各々に応じて、音楽ジャンルの各々に対応した標準的な代替音色指定データの雛形をテンプレートデータとして記憶している。このテンプレートデータは、変換規則データと同様に、変換前の音色と変換後の音色との対応関係を示す対応データの一種である。図8は、テンプレートデータの内容を例示した図である。図8に示されるように、テンプレートデータは、音源LSIの各々に応じて、テンプレート番号およびテンプレート名で特定される音楽ジャンルに関し、SMFデータに含まれる音色番号が与えられた場合に、いずれの音色セット名および音色名の組合せで示される音色を変換後のSMAFデータにおいて採用するかを指定している。また、音源LSIによっては「モジュレーション」等の音響効果に関するデータに応じて、音色に変化を付加することが可能なものがある。その場合、テンプレートデータは、SMFデータに含まれる音色番号に応じて、変換後のSMAFデータにどのような値のデータを付加すべきか指定している。
例えば、クリエータが「テンプレート」において「軽快なユーロビート」を選択すると、代替音色指定データ生成部205は「軽快なユーロビート」を示す条件データを受け取る。その場合、代替音色指定データ生成部205は、「音源LSI−1」に対応するテンプレートデータをテンプレートデータ記憶部207から読み出し、読み出したテンプレートデータの中から、テンプレート名が「軽快なユーロビート」であるデータを選択する。続いて、代替音色指定データ生成部205は選択したデータに従い、変換前音色表示セクション302に表示されている音色番号に従い代替音色指定データを生成した後、生成した代替音色指定データで変換後音色表示セクション303の表示を更新する(ステップS404)。
音色変更指示セクション304の「ランダム」においては、「類似度高」「類似度中」および「類似度低」が選択肢として表示される。クリエータは、「ランダム」においていずれかの選択肢を選択することにより、選択した選択肢により示される音色間の類似の範囲において、任意に選択される音色の組合せを演奏制御データ生成装置11に生成させることができる。音色類似度データ記憶部208は、音色番号で特定される音色のそれぞれに関し、他の音色を類似の程度に応じて分類したデータである音色類似度データを記憶している。図9は、音色類似度データの内容を例示した図である。図9に示されるように、音色類似度データにおいては、音色番号のそれぞれに対し、類似度が高い音色を示す音色名が「類似度高」、類似度が中程度である音色を示す音色名が「類似度中」、また類似度が低い音色を示す音色名が「類似度低」に分類されている。
例えば、クリエータが「ランダム」において「類似度中」を選択すると、代替音色指定データ生成部205は「類似度中」を示す条件データを受け取る。その場合、代替音色指定データ生成部205は、まず、音色類似度データを音色類似度データ記憶部208から読み出す。続いて、代替音色指定データ生成部205は、変換前音色表示セクション302に示される音色番号のそれぞれに関し、読み出した音色類似度データの中から音色番号が同じであるデータを選択し、さらに選択したデータの「類似度中」に含まれる音色名の中から任意に1つを選択する。代替音色指定データ生成部205は、そのように選択した音色名で、変換後音色表示セクション303に表示されている代替音色指定データの音色名をそれぞれ変更する。代替音色指定データ生成部205は、そのように変更を加えた代替音色指定データで変換後音色表示セクション303の表示を更新する(ステップS404)。
以上のように、クリエータは音色変更指示セクション304に含まれる各項目において示される選択肢の中から適したものを選択することにより、変換後音色表示セクション303に表示される代替音色指定データを容易に変更することができる。その際、クリエータは変換後音色表示セクション303に含まれる「固定」チェックボックスを任意の音色に関しチェックすることにより、変換後音色表示セクション303に示される代替音色指定データの一部については変更を行わないように指定することもできる。すなわち、代替音色指定データ生成部205は、上述したステップS404の処理を行う際、「固定」チェックボックスがチェックされている音色に関しては、代替音色指定データの更新を行わない。
さらに、クリエータは、変換後音色表示セクション303に表示される音色セット名、音色名、モジュレーション等の各々について、選択肢を表示させ、表示される選択肢の中から適したものを選択することにより、代替音色指定データ生成部205により自動生成された代替音色指定データの内容を個別に修正することもできる。その場合、条件データ供給部204は、クリエータの入力操作に応じた条件データを代替音色指定データ生成部205に対し供給し、代替音色指定データ生成部205はその条件データに応じて代替音色指定データを更新する。
クリエータは、上記のような操作により代替音色指定データを決定すると、試聴ボタン305をクリックする。そのクリック操作に応じて、演奏指示データ取得部209は自動演奏の指示を示す演奏指示データを取得し、取得した演奏指示データをSMAFデータ生成部210に送出する。
SMAFデータ生成部210は、演奏指示データを受け取ると、その時点で変換後音色表示セクション303に表示されている代替音色指定データに従い、先にクリエータにより選択されたSMFファイルに含まれるSMFデータをSMAFデータに変換し、変換により生成されたSMAFデータをSMAFデータ一時記憶部211に一時的に記憶する(ステップS405)。具体的には、図5の変換後音色表示セクション303に示されている代替音色指定データに従う場合、例えばSMFデータのうち、音色番号「74」により音色が指定されている部分に関しては、音源LSI−1が備える音色セット名「サイバー系セット」および音色名「フルート」で特定される音色を用いて、モジュレーションを付加した状態で演奏を行うことを指示する音色指定データが生成され、SMFデータに含まれる発音データと組み合わされた後、SMAFデータの形式に従って新たな演奏制御データが生成される。
SMAFデータがSMAFデータ一時記憶部211に記憶されると、自動演奏部212はそのSMAFデータに従い自動演奏を行う(ステップS406)。その際、自動演奏部212は、クリエータにより先に音色変更指示セクション304の「音源LSI」において選択された音源LSIに応じたエミュレーション音色グループに含まれる音色を用いて自動演奏を行うと同時に、その演奏音に対し、一般的な移動体端末のアンプおよびスピーカの音響特性を再現するためのフィルタ処理等を施す。その結果、クリエータは、選択した音源LSIを備える携帯電話機等において自動演奏が行われる場合とほぼ同様の演奏を試聴することができる。
クリエータは、試聴した演奏が気に入った場合、SMAFファイル保存セクション306の「SMAFファイル名」に適当なファイル名を入力した後、「保存」ボタンをクリックする(ステップS407:Yes)。そのクリック操作に応じて、保存指示データ取得部213はクリエータの入力したファイル名を保存指示データとして取得し、取得した保存指示データをSMAFファイル生成部214に送出する。SMAFファイル生成部214は、保存指示データを受け取ると、SMAFデータ一時記憶部211に記憶されているSMAFデータに含まれる音色セット名および音色名のそれぞれに関し、対応する音色データ、すなわちパラメータデータもしくは波形データを音源システム108から取得し、取得した音色データを、代替音色指定データの一部としてSMAFデータに付加する。そして、SMAFファイル生成部214は、音色データを付加したSMAFデータに対し、保存指示データにより示されるファイル名を対応付けてSMAFファイルを生成し、生成したSMAFファイルをSMAFファイル記憶部215に記憶する(ステップS408)。なお、パラメータデータや波形データといった音色データの種類については、音色変更指示セクション304の「音源LSI」の選択により、その選択された音源LSIに対応する音色データの種類となる。例えば、選択された音源LSIがFM音源であれば、FM算用のパラメータが音色データとしてSMAFデータに付加される。
ところで、クリエータは、SMAFファイル保存セクション306の「SMAFファイル名」に、既にSMAFファイル記憶部215に記憶されているSMAFファイルのファイル名を入力した場合、「追加保存」ボタンをクリックすることもできる。その場合、SMAFファイル生成部214は、既に記憶されているSMAFファイルに含まれるSMAFデータをパート1のデータとし、新たに保存しようとするSMAFデータをパート2のデータとして含むSMAFファイルを生成し、生成したSMAFファイルをSMAFファイル記憶部215に記憶する。なお、同様に、SMAFファイル生成部214は3以上のパートを含むSMAFファイルを生成することもできる。
クリエータは、異なる音色の組合せによる演奏を試聴したいと考える場合(ステップS409:Yes)、図5に示した画面に対するクリック操作等により、演奏制御データ生成装置11に、上述したステップS403〜ステップS408の処理を繰り返し行わせることができる。
クリエータは、上記のようにSMAFファイルの保存を行った後、SMAFファイル送信セクション307に含まれる「SMAFファイル名」において、SMAFファイル記憶部215に記憶されているSMAFファイルのファイル名を選択し、「送信先」にコンテンツサーバ12のURL(Uniform Resource Locator)等を入力した後、「送信」ボタンをクリックすることにより、SMAFファイルをコンテンツサーバ12に送信することができる。クリエータによる「送信」ボタンのクリック操作に応じて、送信指示データ取得部216はクリエータにより選択されたファイル名および入力されたURLを送信指示データとして取得し、取得した送信指示データをSMAFファイル送信部217に送出する。SMAFファイル送信部217は、受け取った送信指示データに含まれるファイル名のSMAFファイルをSMAFファイル記憶部215から読み出し、読み出したSMAFファイルを、送信指示データに含まれるURLに対して送信する(ステップS410)。
上記のように演奏制御データ生成装置11から送信されたSMAFファイルは、コンテンツサーバ12により受信され、所定の場所に格納される。その後、移動体端末13のユーザは、コンテンツサーバ12からSMAFファイルを移動体端末13にダウンロードし、ダウンロードしたSMAFファイルを用いて、移動体端末13に自動演奏を行わせることができる。
なお、上記のステップS407の処理において、クリエータにより「追加保存」ボタンがクリックされた場合、保存されるSMAFファイルには、異なる音色の組合せにより同じ楽曲の演奏を指示する演奏制御データが複数パートとして含まれる。移動体端末13のユーザは、そのようなSMAFファイルをダウンロードした場合、それらの複数の演奏制御データを、例えば異なる相手からの着信メロディとして使い分けたり、日中と夜間で使い分けたりすることができる。
上記のように、本発明に係る演奏制御データ生成装置によれば、クリエータは、演奏制御データを変換する場合において、変換後の演奏制御データに含まれる音色に関するデータを、容易な操作により、様々な音色によるものに変更することができる。また、本発明に係る演奏制御データ生成装置に自動演奏部を備えさせるようにすれば、クリエータは、そのような音色の変更が反映された変換後の演奏制御データに基づく演奏を、容易な操作により確認することができる。その結果、変換後の演奏制御データによりもたらされる演奏の質の向上が期待できる。
[3.変形例]
上述した実施形態は例示であって、様々に変形を加えることが可能である。例えば、演奏制御データ生成装置11は、変換後の演奏制御データとして、変換前の演奏制御データに対し代替音色指定データを付加したものを変換後の演奏制御データとして生成するようにしてもよい。
その場合、本発明に係る演奏制御データ生成装置は、音の発音を指示する発音データおよび当該音の音色を指定する音色指定データを含む第1の演奏制御データから、前記音色指定データを抽出する音色指定データ抽出部と、前記音色指定データにより指定される音色に対応する代替用の音色を、条件データに基づいて、予め定められている複数の候補の中から選択し、選択した代替用の音色を指定する代替音色指定データを生成する代替音色指定データ生成部と、前記代替音色指定データ生成部に対し、前記条件データを供給する条件データ供給部と、前記第1の演奏制御データと前記代替音色指定データとを含む第2の演奏制御データを生成する演奏制御データ生成部とを備えることを特徴とする。
また、演奏制御データ生成装置11は、クリエータにより過去に保存された演奏制御データの生成に用いられた代替音色指定データを、テンプレートデータに追加可能としてもよい。また、クリエータが演奏制御データを保存する際、その演奏制御データによる演奏に応じた音楽ジャンルを入力するようにし、演奏制御データ生成装置11は、演奏制御データの生成に用いられた代替音色指定データを、入力された音楽ジャンルごとに分類して記憶することにより、各々の音楽ジャンルにおいてクリエータが頻繁に採用している音色を組み合わせたテンプレートデータを自動生成するようにしてもよい。
その場合、本発明に係る演奏制御データ生成装置は、複数の音色間の対応関係を示すデータであるテンプレートデータを複数、記憶するテンプレートデータ記憶部と、音の発音を指示する発音データおよび当該音の音色を指定する音色指定データを含む第1の演奏制御データから、前記音色指定データを抽出する音色指定データ抽出部と、前記音色指定データにより指定される音色に対応する代替用の音色を、条件データにより指定される1のテンプレートデータに基づいて、予め定められている複数の候補の中から選択し、選択した代替用の音色を指定する代替音色指定データを生成する代替音色指定データ生成部と、前記代替音色指定データ生成部に対し、前記条件データを供給する条件データ供給部と、操作者の操作に応じた入力信号を生成する操作部と、前記入力信号に応じて前記代替音色指定データを更新する代替音色指定データ更新部と、前記第1の演奏制御データに含まれる発音データと同一の発音を指示する発音データと前記代替音色指定データ更新部により更新された代替音色指定データとを含む第2の演奏制御データを生成する演奏制御データ生成部と、前記入力信号に応じて前記テンプレートデータを更新するテンプレートデータ更新部とを備えることを特徴とする。
また、演奏制御データ生成装置11は、変換前の演奏制御データに含まれる特定の情報に基づき、一部の演奏パートに関しては音色の変更を行わない等の例外処理を可能としてもよい。従って、例えば、変換前の演奏制御データにおいてパート名「メロディ」を示すデータが付されているデータ部分に関しては、変換時において、必ず同じ音色名の音色を選択する、といった規則を適用することが可能となる。
その場合、本発明に係る演奏制御データ生成装置は、音の発音を指示する発音データ、当該音の音色を指定する音色指定データおよび当該音の属性を示す属性データを含む第1の演奏制御データから、前記音色指定データを抽出する音色指定データ抽出部と、前記第1の演奏制御データから前記属性データを抽出する属性データ抽出部と、前記音色指定データにより指定される音色に対応する代替用の音色を、条件データおよび前記属性データに基づいて、予め定められている複数の候補の中から選択し、選択した代替用の音色を指定する代替音色指定データを生成する代替音色指定データ生成部と、前記代替音色指定データ生成部に対し、前記条件データを供給する条件データ供給部と、前記第1の演奏制御データに含まれる発音データと同一の発音を指示する発音データと前記代替音色指定データとを含む第2の演奏制御データを生成する演奏制御データ生成部とを備えることを特徴とする。
また、演奏制御データ生成装置11は、テンプレートデータ等の対応データを音源LSIごとに記憶する代わりに、例えば携帯電話機等の機種ごとに記憶するようにしてもよい。また、演奏制御データ生成装置11は、携帯電話機等の機種と、それらが備えている音源LSIの対応リストを記憶するようにし、クリエータにより携帯電話機等の機種が指定された場合、その指定に応じて適する音源LSIを選択するようにしてもよい。
その場合、本発明に係る演奏制御データ生成装置は、複数の音色間の対応関係を示す対応データをハードウェアに応じて複数、記憶する対応データ記憶部と、音の発音を指示する発音データおよび当該音の音色を指定する音色指定データを含む第1の演奏制御データから、前記音色指定データを抽出する音色指定データ抽出部と、操作者の操作に応じた入力信号を生成する操作部と、前記入力信号に応じたハードウェアを特定し、特定したハードウェアを示す条件データを供給する条件データ供給部と、前記音色指定データにより指定される音色に対応する代替用の音色を、前記条件データにより指定されるハードウェアに対応する対応データに基づいて、予め定められている複数の候補の中から選択し、選択した代替用の音色を指定する代替音色指定データを生成する代替音色指定データ生成部と、前記第1の演奏制御データに含まれる発音データと同一の発音を指示する発音データと前記代替音色指定データとを含む第2の演奏制御データを生成する演奏制御データ生成部とを備えることを特徴とする。
本発明の実施形態に係る演奏制御データ生成装置を含む通信システムの全体構成を例示する図である。 本発明の実施形態に係る演奏制御データ生成装置の構成を例示するブロック図である。 本発明の実施形態に係る演奏制御データ生成装置の音源システムが発音可能な音の音色リストを示す図である。 本発明の実施形態に係る演奏制御データ生成装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るコンバータアプリケーションの表示画面を例示した図である。 本発明の実施形態に係る演奏制御データ生成装置が実行する処理のフロー図である。 本発明の実施形態に係る演奏制御データ生成装置が記憶する変換規則データの内容を例示した図である。 本発明の実施形態に係る演奏制御データ生成装置が記憶するテンプレートデータの内容を例示した図である。 本発明の実施形態に係る演奏制御データ生成装置が記憶する音色類似度データの内容を例示した図である。
符号の説明
1…通信システム、11…演奏制御データ生成装置、12…コンテンツサーバ、13…移動体端末、14…インターネット、15…移動体通信網、101…通信部、102…ROM、103…RAM、104…記憶部、105…操作部、106…表示部、107…CPU、108…音源システム、109…バス、201…SMFファイル記憶部、202…SMFファイル指定データ取得部、203…音色指定データ抽出部、204…条件データ供給部、205…代替音色指定データ生成部、206…変換規則データ記憶部、207…テンプレートデータ記憶部、208…音色類似度データ記憶部、209…演奏指示データ取得部、210…SMAFデータ生成部、211…SMAFデータ一時記憶部、212…自動演奏部、213…保存指示データ取得部、214…SMAFファイル生成部、215…SMAFファイル記憶部、216…送信指示データ取得部、217…SMAFファイル送信部、301…SMFファイル指定セクション、302…変換前音色表示セクション、303…変換後音色表示セクション、304…音色変更指示セクション、305…試聴ボタン、306…SMAFファイル保存セクション、307…SMAFファイル送信セクション。

Claims (5)

  1. 複数の音色番号を含む音色セットを複数記憶するとともに、前記複数の音色番号の各々に対応付けて、音色の波形を基本波形から生成するためのパラメータまたは音色の波形を示す音色データを複数記憶し、さらに前記複数の音色データ間の類似の程度を示す音色類似度データを記憶する記憶部と、
    音の発音を指示する発音データおよび当該音の音色の種別を番号で指定する音色指定データを含む第1の演奏制御データから、前記音色指定データを抽出する音色指定データ抽出部と、
    操作者の操作に従い、複数の音色データ間の類似の程度を指定する条件データを生成する条件データ供給部と、
    前記複数の音色セットの中から1の音色セットを選択し当該選択した音色セットに含まれる音色番号に対応する音色データの中から前記音色指定データにより指定される音色データとの間で前記条件データにより指定される類似の程度を有することが前記音色類似度データにより示される音色データを選択する音色データ選択部と、
    前記選択された音色データを前記記憶部より読み出し、前記第1の演奏制御データに含まれる発音データと同一の発音を指示する発音データと当該読み出した音色データとを含む第2の演奏制御データを生成する演奏制御データ生成部と
    を備えることを特徴とする演奏制御データ生成装置。
  2. 操作者の操作に応じた入力信号を生成する操作部をさらに備え、
    前記条件データ供給部は、前記操作部から入力される入力信号に基づき前記条件データを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の演奏制御データ生成装置。
  3. 前記第2の演奏制御データに含まれる発音データにより指示されるタイミングで、前記第2の演奏制御データに含まれる音色データに従い楽音信号を生成する自動演奏部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の演奏制御データ生成装置。
  4. 前記記憶部は、前記複数の音色セットを互いに異なる音源LSIに各々対応する複数のグループに分類して記憶し、
    前記条件データは、複数の音色データ間の類似の程度に加え、前記複数のグループのいずれかを指定するデータであり、
    前記音色データ選択部は、前記条件データにより指定されるグループに含まれる音色セットの中から前記1の音色セットの選択を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の演奏制御データ生成装置。
  5. 複数の音色番号を含む音色セットを複数記憶するとともに、前記複数の音色番号の各々に対応付けて、音色の波形を基本波形から生成するためのパラメータまたは音色の波形を示す音色データを複数記憶し、さらに前記複数の音色データ間の類似の程度を示す音色類似度データを記憶する記憶部を備えるコンピュータに、
    音の発音を指示する発音データおよび当該音の音色の種別を番号で指定する音色指定データを含む第1の演奏制御データから、前記音色指定データを抽出する音色指定データ抽出処理と、
    操作者の操作に従い、複数の音色データ間の類似の程度を指定する条件データを生成する条件データ供給処理と、
    前記複数の音色セットの中から1の音色セットを選択し当該選択した音色セットに含まれる音色番号に対応する音色データの中から前記音色指定データにより指定される音色データとの間で前記条件データにより指定される類似の程度を有することが前記音色類似度データにより示される音色データを選択する音色データ選択処理と、
    前記選択した音色データを前記記憶部より読み出し、前記第1の演奏制御データに含まれる発音データと同一の発音を指示する発音データと当該読み出した音色データとを含む第2の演奏制御データを生成する演奏制御データ生成処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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