JP3922054B2 - 放電ランプ用保護カバー、放電ランプ点灯装置、および放電ランプ用保護カバーの取り忘れ検知方法 - Google Patents

放電ランプ用保護カバー、放電ランプ点灯装置、および放電ランプ用保護カバーの取り忘れ検知方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電ランプを保護するための放電ランプを覆う放電ランプ用保護カバー、および放電ランプに放電ランプ用保護カバーが覆われていることを検知することを可能にした放電ランプ点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、バルブ内圧が高い放電ランプについては、製造後梱包され、梱包箱から取り出されて放電ランプ点灯装置に取り付けられるまでの間、放電ランプに防爆用の保護カバーが取り付けられている。
【0003】
また、近年においては、放電ランプの取り扱いに対する安全意識が高まると同時に、PL法の施行等により製造者側の責任が問われるケースが増大してきており、バルブ内圧の高いランプ以外のランプについても、放電ランプの取り扱い上の安全を考慮して、放電ランプに保護カバーが取り付けられるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のごとく、保護カバーは、梱包箱から放電ランプが取り出されて放電ランプ装置に取り付けられるまでの間、放電ランプが保護カバーで覆われていないと危険であるため、安全上、保護カバーが放電ランプに取り付けられた状態で作業が行われている。しかし、作業後に放電ランプから保護カバーを取り忘れることが懸念されている。
【0005】
仮に、放電ランプから保護カバーを取り忘れた状態で、放電ランプを点灯すると、放電ランプから発せられる熱や光によって保護カバーが発煙、発火、さらにはランプ封体に保護カバーが焼き付いてしまい、ランプを破損してしまう畏れがある。
【0006】
本発明の目的は、上記の従来技術の問題点に鑑み、放電ランプの放電ランプ点灯装置への設置後、放電ランプを覆っている保護カバーの取り忘れを確実に防止することを可能にした放電ランプ用保護カバー、および放電ランプに放電ランプ用保護カバーの取り忘れを検知することを可能にした放電ランプ点灯装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような手段を採用した。
第1の手段は、放電ランプを覆うための放電ランプ用保護カバー上に、前記放電ランプの両端子間ないし両口金間に接続される抵抗回路を設けたことを特徴とする。
【0008】
第2の手段は、放電ランプを覆うための放電ランプ用保護カバー上に、前記放電ランプの両端子間ないし両口金間に接続されるコンデンサ回路を設けたことを特徴とする。
【0009】
第3の手段は、放電ランプに高電圧を印加して点灯させる放電ランプ点灯装置において、放電ランプの点灯前に取り外すことが予定されている請求項1または請求項2に記載の放電ランプ用保護カバーで覆われた放電ランプの両端子間に放電ランプの点灯前に検知用電圧を印加、放電ランプの両端子間の電圧を検出して導通状態を検知する導通検知手段と、該導通検知手段の検知結果に基づき、通知信号を出力する通知手段とを設けたことを特徴とする。
【0010】
第4の手段は、第3の手段において、前記導通検知手段の検知結果に基づき、前記放電ランプの点灯を規制する点灯規制手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
第5の手段は、放電ランプの両端子間または両口金間に接続された抵抗またはコンデンサが設けられた放電ランプ用保護カバーの取り忘れ検知方法であって、前記放電ランプの始動前に、前記放電ランプの入力端子間の導通状態が検知されたときは、前記放電ランプに前記放電ランプ用保護カバーが被着されていることを通知することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態を図1ないし図3を用いて説明する。
図1は、放電ランプが本実施形態の発明に係る放電ランプ用保護カバーによって覆われている状態を示す平面図である。
【0013】
同図において、1は放電ランプ、2は放電ランプ1のランプ封体、3は放電ランプ1の口金、4は放電ランプ1のランプ封体2を覆うように設けられた放電ランプ用保護カバー、41は保護カバー本体、42は放電ランプ用保護カバー4上に形成される抵抗回路、5は放電ランプ1の端子、6は放電ランプ用保護カバー4と放電ランプ端子5間を接続するために設けられるリード線である。
【0014】
同図に示すように、放電ランプ用保護カバー4は、ランプ封体2を一様に覆うと共に、保護カバー本体41の表面の一部に、カーボン等を用いた導電性塗料からなる抵抗回路42が形成されている。さらにこの形成された抵抗回路42の両端は、リード線6を介して、放電ランプ1両端の端子5,5間ないし口金3,3間に接続されている。
ここで、抵抗回路42が形成されている放電ランプ用保護カバー4が用いられるのは、放電ランプ点灯装置に放電ランプを起動するための直流スタータが用いられている場合に適用される。
【0015】
図2は、本実施形態の発明に係る放電ランプ用保護カバー4によって放電ランプ1が覆われていることを検知することを可能にした放電ランプ点灯装置の構成を示す図である。
同図に示すように、この放電ランプ点灯装置は、交流電源11、交流電圧を整流平滑する1次整流平滑回路12、1次整流平滑回路12から出力される直流電圧を交流電圧に変換するスイッチング回路13、スイッチング回路13から出力される交流電圧を高圧の交流電圧に変換する昇圧トランス14、交流高電圧を整流平滑して直流高電圧に変換する2次整流平滑回路15、放電ランプ1に供給される電流・電圧を検出する電流電圧検出回路16、放電ランプ1の点灯時、放電ランプ1の電極間に直流高電圧を印加してブレークダウン(絶縁破壊)を起こさせる直流スタータ17、放電ランプ点灯装置の各部を制御するための制御信号を出力する制御回路18、放電ランプ点灯装置の各部に直流電圧を供給する補助電源回路19等によって構成されている。
【0016】
ここで、何かの理由で、放電ランプ1を覆っている放電ランプ用保護カバー4を外し忘れ、放電ランプ用保護カバー4が被着された状態で放電ランプ1を点灯しようとすると、直流スタータ17からの直流高電圧が放電ランプ1および放電ランプ1の端子5,5間に接続されている放電ランプ用保護カバー4の抵抗回路42に印加される。しかし、この直流高電圧は抵抗回路42を介してバイパスされるために、放電ランプ1には直流高電圧は印加されず、ブレークダウン(絶縁破壊)に至らず、放電ランプ1は点灯することはない。これにより、放電ランプ1が点灯しないことによって、作業者は放電ランプ用保護カバー4が取り付けられた状態にあることを確認することができる。
【0017】
上記の放電ランプ点灯装置の一例として、直流スタータ17の出力抵抗を100MΩ、出力電圧を8kV、放電ランプ1の最低ブレークダウン電圧を1kVに設定した場合について考えると、放電ランプ用保護カバー4の抵抗回路42の抵抗値を5MΩに設定すると、放電ランプ用保護カバー4が取り付けられている場合、直流スタータ17の出力電圧は400Vに低下する。そのため、放電ランプ1の最低ブレークダウン電圧は1kVを下回ることとなり、放電ランプ1は点灯することはない。
【0018】
このように、本実施形態の発明によれば、放電ランプ1を覆う放電ランプ用保護カバー4上に、放電ランプ1の両端子5間または両口金3間に接続される抵抗回路42を設けたので、放電ランプ1に放電ランプ用保護カバー4を被着したまま放電ランプ1を点灯しようとすると放電ランプ1は点灯しないので、放電ランプ1に放電ランプ用保護カバー4が被着された状態にあることを検知することが可能となる。
【0019】
図3は、図1に示す放電ランプ用保護カバー4の抵抗回路42とは異なる抵抗回路を有する放電ランプ用保護カバーの構成を示す図であり、図3(a)は放電ランプ用保護カバーの平面図、図3(b)は放電ランプ用保護カバーの断面側面図、図3(c)は放電ランプ用保護カバーの等価回路を示す図である。
これらの図において、7は放電ランプ用保護カバー、71は保護カバー本体、72は表面実装型の抵抗、73は保護カバー本体71上に形成された導電路である。
この放電ランプ用保護カバー7は、保護カバー本体71の表面に表面実装型の抵抗72が複数個配置されており、ここでは、表面実装型の抵抗72を金属膜ないしは導電塗料等からなる導電路73に3個直列接続したものを4つ並列に接続して構成した場合を示すものである。
この放電ランプ用保護カバー7も、図1に示した放電ランプ用保護カバー4と同様に、放電ランプ用保護カバー7の導電路73の両端部(AB)はそれぞれ放電ランプ1の両端の端子5,5ないし口金3,3間にリード線等を介して接続される。
この放電ランプ用保護カバー7は、図1に示す放電ランプ用保護カバー4の抵抗回路42と比べて、任意個数の表面実装型の抵抗72を適宜直並列に接続することができるので、抵抗回路の抵抗値を必要に応じて任意の値に設定することが可能である。
【0020】
次に、本発明の第2の実施形態を図4および図5を用いて説明する。
本実施形態の放電ランプ用保護カバーは、第1の実施形態のものが放電ランプ用保護カバー上に抵抗回路が形成されていたのに対して、放電ランプ用保護カバー上にコンデンサ回路が形成されている点で相違する。
【0021】
図4は、放電ランプ用保護カバー上にコンデンサ回路20が形成されている放電ランプ用保護カバーによって放電ランプ1が覆われていることを検知することを可能にした放電ランプ点灯装置の構成を示す図である。
ここで、コンデンサ回路20が形成されている放電ランプ用保護カバーが用いられるのは、放電ランプ点灯装置に放電ランプを起動するための交流スタータが用いられている場合に適用される。
同図において、20は放電ランプ用保護カバー上に形成されているコンデンサ回路、21は、放電ランプ1の点灯時、放電ランプ1の電極間に交流高電圧を印加してブレークダウン(絶縁破壊)を起こさせる交流スタータである。
なお、その他の構成は、図2に示す同符号の構成に対応するので説明を省略する。
【0022】
本実施形態の発明においても、何かの理由で、放電ランプ1を覆っている放電ランプ用保護カバーを外し忘れ、放電ランプ用保護カバーを被着した状態で放電ランプ1を点灯しようとすると、交流スタータ21からの交流高電圧が放電ランプ1および放電ランプ1の端子5,5間に接続されている放電ランプ用保護カバーのコンデンサ回路20に印加される。しかし、この交流高電圧はコンデンサ回路20を介してバイパスされるために、放電ランプ1には交流高電圧が印加されず、ブレークダウン(絶縁破壊)に至らず、放電ランプ1は点灯することはない。放電ランプ1が点灯に至らないと、作業者は放電ランプに放電ランプ用保護カバーが取り付けられた状態にあることを確認することができる。
【0023】
上記の放電ランプ点灯装置の一例として、交流スタータ21の出力抵抗を100Ω、出力電圧を30kV、パルス周波数10MHz、放電ランプ1の最低ブレークダウン電圧を2kVに設定した場合について考えると、放電ランプ用保護カバーのコンデンサ回路20のコンデンサ容量を3000pFに設定すると、放電ランプ用保護カバーが取り付けられている場合、交流スタータ21の出力電圧は1.5kVに低下するため、放電ランプ1の最低ブレークダウン電圧の2kVを下回ることとなり、放電ランプ1は点灯することはない。
【0024】
このように、本実施形態の発明においても、放電ランプ1を覆う放電ランプ用保護カバー上に、放電ランプ1の両端子5,5間または両口金3,3間に接続されるコンデンサ回路20を設けたので、放電ランプ1に放電ランプ用保護カバーを被着された状態で放電ランプ1を点灯しようとすると放電ランプ1が点灯しないため、放電ランプ1に放電ランプ用保護カバーが被着された状態にあることを検知することが可能となる。
【0025】
図5は、複数個の表面実装型のコンデンサで構成されたコンデンサ回路を有する放電ランプ用保護カバーの構成を示す図であり、図5(a)は放電ランプ用保護カバーの平面図、図5(b)は放電ランプ用保護カバーの断面側面図、図5(c)は放電ランプ用保護カバーの等価回路を示す図である。
同図において、22は放電ランプ用保護カバー、221は保護カバー本体、222は表面実装型のコンデンサ、223は放電ランプ用保護カバー22上に形成される金属膜ないしは導電塗料等からなる導電路である。
【0026】
この放電ランプ用保護カバー222は、保護カバー本体221の表面に表面実装型のコンデンサ222が複数個配置され、ここではコンデンサ222を導電路223に3個直列接続したものを4つ並列に接続して構成した場合を示すものである。なお、この放電ランプ用保護カバー22も、放電ランプ用保護カバー22の導電路223の両端部(AB)はそれぞれ放電ランプ1の端子5,5ないし口金3,3間にリード線等を介して接続される。
この放電ランプ用保護カバー22も、任意個数の表面実装型のコンデンサ222を適宜直並列に接続することにより、コンデンサ回路の容量値を必要に応じて任意の値に設定することが可能となる。
【0027】
次に、本発明の第3の実施形態を図6を用いて説明する。
図6は、放電ランプ用保護カバー上に抵抗回路42が形成されている放電ランプ用保護カバーによって放電ランプ1が覆われていることを検知する検知回路を備える放電ランプ点灯装置の構成を示す図である。
同図において、23は放電ランプ1が放電ランプ用保護カバーによって覆われているか否かによって導通状態の変化を検知する検知回路、231は放電ランプ1の両端に検知用電圧を印加するために設けられた検知用電源、232は直流スタータ17を介して放電ランプ1両端の電圧を検出する分圧回路、233は分圧回路22によって検出された検出電圧を所定の閾値と比較し、検出電圧が前記所定の閾値を下回るときは、異常信号を制御回路18に送出するコンパレータ、24は制御回路18に異常信号が入力されると、制御回路18から出力される通知信号によってアラーム表示する表示ランプ、25は放電ランプ1を点灯するための制御信号や検知回路23を動作させるための制御信号を制御回路18から出力させるスイッチSW、26は制御回路18をリセットするためのリセットスイッチRSである。
なお、その他の構成は、図2に示す同符号の構成に対応するので説明を省略する。
【0028】
この放電ランプ点灯装置の動作は、まず、放電ランプ1の点灯に先立って、スイッチSW25をONすることによって検知回路23を動作させる。検知回路23の動作は、スイッチSW25がONされると、制御回路18から検知用電圧Vccが出力されて検知用電源231に供給される。検知用電圧Vccは抵抗R1、ダイオードD、直流スタータ17を介して放電ランプ1の両端子間に印加される。ここで、何かの理由で、放電ランプ1を覆っている放電ランプ用保護カバーを外し忘れ、放電ランプ1に放電ランプ用保護カバーが被着された状態にあるとすると、検知用電源231から供給される電流は放電ランプ1には流れないが、放電ランプ1の端子5,5間に接続されている放電ランプ用保護カバー4の抵抗回路42を介して流れる。そのため、抵抗R1により検知用電源231からの出力電圧が降下する。抵抗回路42の抵抗値をR2とすると、分圧回路232において検出される検出電圧はv1=R2・Vcc/(R1+R2)となる。この検出電圧v1は、検知用電圧Vccより低い電圧として検出される。一方、放電ランプ1から放電ランプ用保護カバーが外されている場合は、検知用電源231からの電流が放電ランプ1には流れないため、検知用電源231からの出力電圧は降下せず、分圧回路232において検出される検出電圧はv2≒Vccとなる。このように、分圧回路232からは、放電ランプ1に放電ランプ用保護カバーが被着されている場合と被着されていない場合とでは分圧回路232では異なる検出電圧vが検出されることになる。
【0029】
分圧回路232で検出された検出電圧vは、コンパレータ233に入力され、所定の閾値と比較され、検出電圧vが前記閾値より低い場合は、異常信号が制御回路18に出力される。制御回路18では異常信号が入力されると、制御回路18に設けた通知手段によって表示ランプ24に通知信号が出力され、放電ランプ1に放電ランプ用保護カバーが被着されていることが表示される。さらに、異常信号が入力された場合は、制御回路18に設けられた点灯制限手段によって、スイッチング回路13およびスタータ17が動作しないように働く。一方、検出電圧が前記閾値より高い場合は、コンパレータ233から正常信号が制御回路18に出力され、制御回路18からは、検知用電圧Vccの供給が停止されると共に、スイッチング回路13およびスタータ17が起動されて放電ランプ1の点灯が開始される。
【0030】
なお、表示ランプ24が点灯して放電ランプ1に放電ランプ用保護カバーが被着されていることが表示された後に、放電ランプ1から放電ランプ用保護カバーが取り除かれた後は、リセットスイッチRSをONすることによって制御回路18の回路状態はリセットされ、先の点灯制限手段もリセットされる。次に、放電ランプ1を点灯するためには、再びスイッチSWをONすると、制御回路18から検知用電源231に検知用電圧Vccが再び供給されることによって検知用電源231が動作し、放電ランプ1に放電ランプ用保護カバーが被着されているかの検知が開始されるが、放電ランプ1には放電ランプ用保護カバーが被着されていないので、コンパレータ233から制御回路18に正常信号が出力される。その結果、制御回路18から検知用電圧Vccの供給が停止されると共に、スイッチング回路13およびスタータ17が起動されて放電ランプ1の点灯が開始される。
【0031】
このように、本実施形態に係る放電ランプ点灯装置によれば、放電ランプに放電ランプ用保護カバーを被着されている状態で、放電ランプを点灯しようとすると、放電ランプ用保護カバーが被着されていることが表示ランプによって通知され、放電ランプから放電ランプ用保護カバーが取り除かれて初めて、放電ランプの点灯を可能とすることができる。
【0032】
次に、本発明の第4の実施形態を図7を用いて説明する。
図7は、放電ランプ用保護カバー上にコンデンサ回路が形成されている放電ランプ用保護カバーによって放電ランプ1が覆われていることを検知する検知回路を備える放電ランプ点灯装置の構成を示す図である。
【0033】
同図において、27は放電ランプ1が放電ランプ用保護カバーによって覆われているか否かによって導通状態の変化を検知する検知回路、271は放電ランプ1の両端に検知用電圧を印加する検知用電源、272は交流スタータ21を介して放電ランプ1両端の電圧を検出する分圧回路、273は分圧回路272によって検出された検出電圧から不要な高周波波成分を除去するフィルタ回路、274はフィルタ回路273から出力された検出電圧を整流して直流に変換する整流回路、275は整流回路274から出力された検出電圧を所定の閾値と比較し、検出電圧が前記所定の閾値を下回るときは、異常信号を制御回路18に送出するコンパレータ、24は制御回路18に異常信号が入力されると、制御回路18から出力される通知信号によってアラーム表示される表示ランプ、25は放電ランプ1を点灯するための制御信号や検知回路27を動作させるための制御信号を制御回路18から出力させるスイッチSW、26は制御回路18をリセットするためのリセットスイッチRSである。
なお、その他の構成は、図4に示す同符号の構成に対応するので説明を省略する。
【0034】
この放電ランプ点灯装置の動作は、まず、放電ランプ1の点灯に先立って、スイッチSW25をONして検知回路27を動作させる。検知回路27の動作は、スイッチSW25をONすることにより、制御回路18から検知用電源271の高周波発生器に直流電圧が供給され、高周波発生器から高周波電圧が出力されて、トランスT、交流スタータ21を介して放電ランプ1の両端子間に印加される。ここで、放電ランプ1を覆っている放電ランプ用保護カバーを取り除くことを忘れ、放電ランプ1に放電ランプ用保護カバーが被着された状態にあるとすると、検知用電源21から供給される電流は放電ランプ1には流れないが、放電ランプ1の端子5,5間に接続されている放電ランプ用保護カバーのコンデンサ回路20を介して流れる。そのため、分圧回路272から電源側を見たときの2次整流平滑回路15等に備えられるコンデンサからなる電源側のコンデンサ容量をC1とし、コンデンサ回路20のコンデンサ容量をC2、高周波発生器の出力電圧をVfとするとき、分圧回路272において検出される検出電圧はv1=C1・Vf/(C1+C2)となる。この検出電圧v1は前記出力電圧Vfより低い電圧として検出される。一方、放電ランプ1から放電ランプ用保護カバーが外されている場合は、検知用電源271からの電流が放電ランプ1には流れないため、検知用電源271からの出力電圧は降下せず、分圧回路272において検出される検出電圧はv2≒Vfとなる。
【0035】
このように、分圧回路272からは、放電ランプ1に放電ランプ用保護カバーが被着されている場合と被着されていない場合とでは分圧回路272では異なる検出電圧vが検出されることになる。
【0036】
分圧回路272で検出された検出電圧vは、フィルタ回路273、整流回路274を介してコンパレータ275に入力され、所定の閾値と比較される。検出電圧vが前記閾値より低い場合は、コンパレータ275から異常信号が制御回路18に出力される。制御回路18では異常信号が入力されると、制御回路18に設けられる通知手段によって表示ランプ24に放電ランプ1に放電ランプ用保護カバーが被着していることを通知する通知信号が出力される。さらに、異常信号が入力された場合は、制御回路18に設けられた点灯制限手段によって、スイッチング回路13および交流スタータ21が動作しないように働く。一方、検出電圧が前記閾値より高い場合は、コンパレータ275から正常信号が制御回路18に出力され、制御回路18からは、検知用電源271の高周波交流発生器への直流電圧の供給が停止されると共に、スイッチング回路13および交流スタータ21が起動されて放電ランプ1が点灯を開始する。
【0037】
なお、表示ランプ24が点灯して放電ランプ1に放電ランプ用保護カバーが被着されていることが表示された後に、放電ランプ1から放電ランプ用保護カバーが取り除かれた後は、リセットスイッチRSをONすることによって制御回路18の回路状態はリセットされ、先の点灯制限手段もリセットされる。次に、放電ランプ1を点灯するためには、再びスイッチSWをONすると、制御回路18から検知用電源271に直流電圧が再び供給されて検知用電源271が動作して、放電ランプ1に放電ランプ用保護カバーが被着されているかの検知が開始されるが、放電ランプ1には放電ランプ用保護カバーが被着されていないので、コンパレータ275から制御回路18に正常信号が出力される。その結果、制御回路18から検知用電源271への直流電圧の供給が停止されると共に、スイッチング回路13およびスタータ17が起動されて放電ランプ1の点灯が開始される。
【0038】
このように、本実施形態に係る放電ランプ点灯装置においても、放電ランプに放電ランプ用保護カバーを被着されている状態で、放電ランプを点灯しようとすると、放電ランプ用保護カバーが被着されていることが表示ランプによって通知され、放電ランプから放電ランプ用保護カバーが取り除かれて初めて、放電ランプの点灯を可能とすることができる。
【0039】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、放電ランプを覆うための放電ランプ用保護カバー上に、前記放電ランプの両端子間ないし両口金間に接続される抵抗回路を設けたので、放電ランプから放電ランプ用保護カバーを取り除くことを忘れて、放電ランプ用保護カバーが被着された状態で放電ランプを点灯しようとしても、放電ランプが点灯しないために、作業者は放電ランプ用保護カバーが取り付けられた状態にあることを確認することができる。
【0040】
請求項2に記載の発明によれば、放電ランプを覆うための放電ランプ用保護カバー上に、前記放電ランプの両端子間ないし両口金間に接続されるコンデンサ回路を設けたので、放電ランプから放電ランプ用保護カバーを取り除くことを忘れて、放電ランプ用保護カバーが被着された状態で放電ランプを点灯しようとしても、放電ランプが点灯しないために、作業者は放電ランプ用保護カバーが取り付けられた状態にあることを確認することができる。
【0041】
請求項3に記載の発明によれば、放電ランプの点灯前に取り外すことが予定されている請求項1または請求項2に記載の放電ランプ用保護カバーで覆われた放電ランプの両端子間に放電ランプの点灯前に検知用電圧を印加、放電ランプの両端子間の電圧を検出して導通状態を検知する導通検知手段と、該導通検知手段の検知結果に基づき、通知信号を出力する通知手段とを設けたので、放電ランプに放電ランプ用保護カバーを被着されている状態で、放電ランプを点灯しようとすると、放電ランプ用保護カバーが被着されていることが通知されるので、作業者は放電ランプ用保護カバーが取り付けられた状態にあること知ることが可能となる。
【0042】
請求項4に記載の発明によれば、導通検知手段の検知結果に基づき、放電ランプの点灯を制限する点灯制限手段を設けたので、放電ランプの点灯動作は開始されず、放電ランプから放電ランプ用保護カバーが取り除かれて初めて、放電ランプの点灯を可能とすることができる。
【0043】
請求項5に記載の発明によれば、放電ランプの両端子間または両口金間に接続された抵抗回路またはコンデンサ回路が設けられた放電ランプ用保護カバーの取り忘れ検知方法であって、放電ランプの始動前に、放電ランプの入力端子間の導通状態が検知されたときは、放電ランプに抵抗回路またはコンデンサ回路が設けられた放電ランプ用保護カバーが被着されていることを通知されるようにしたので、作業者は放電ランプ用保護カバーの取り忘れを防止することができるので、放電ランプ用保護カバーが被着された状態で放電ランプを点灯することを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放電ランプが第1の実施形態の発明に係る放電ランプ用保護カバーによって覆われている状態を示す平面図である。
【図2】第1の実施形態の発明に係る放電ランプ用保護カバーによって放電ランプが覆われていることを検知することを可能にした放電ランプ点灯装置の構成を示す図である。
【図3】第1の実施形態の発明に係る複数個の表面実装型の抵抗で構成された抵抗回路を有する放電ランプ用保護カバーの構成を示す図である。
【図4】第2の実施形態の発明に係る放電ランプ用保護カバーによって放電ランプが覆われていることを検知することを可能にした放電ランプ点灯装置の構成を示す図である。
【図5】第2の実施形態の発明に係る複数個の表面実装型のコンデンサで構成されたコンデンサ回路を有する放電ランプ用保護カバーの構成を示す図である。
【図6】第3の実施形態の発明に係る、放電ランプ用保護カバーによって放電ランプが覆われていることを検知する検知回路を備える放電ランプ点灯装置の構成を示す図である。
【図7】第4の実施形態の発明に係る、放電ランプ用保護カバーによって放電ランプが覆われていることを検知する検知回路を備える放電ランプ点灯装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 放電ランプ
2 ランプ封体
3 口金
4 放電ランプ用保護カバー
41 保護カバー本体
42 抵抗回路
5 放電ランプ端子、
6 リード線
7 放電ランプ用保護カバー
71 保護カバー本体
72 表面実装型の抵抗
73 導電路
11 交流電源
12 1次整流平滑回路
13 スイッチング回路
14 昇圧トランス
15 2次整流平滑回路
16 電流電圧検出回路
17 直流スタータ
18 制御回路
19 補助電源回路
20 コンデンサ回路
21 交流スタータ
22 放電ランプ用保護カバー
221 保護カバー本体
222 表面実装型のコンデンサ
223 導電路
23 検知回路
231 検知用電源
232 分圧回路
233 コンパレータ
24 表示ランプ
25 スイッチSW
26 リセットスイッチRS
27 検知回路
271 検知用電源
272 分圧回路
273 フィルタ回路
274 整流回路
275 コンパレータ

Claims (5)

  1. 放電ランプを覆うための放電ランプ用保護カバー上に、前記放電ランプの両端子間ないし両口金間に接続される抵抗回路を設けたことを特徴とする放電ランプ用保護カバー。
  2. 放電ランプを覆うための放電ランプ用保護カバー上に、前記放電ランプの両端子間ないし両口金間に接続されるコンデンサ回路を設けたことを特徴とする放電ランプ用保護カバー。
  3. 放電ランプに高電圧を印加して点灯させる放電ランプ点灯装置において、
    放電ランプの点灯前に取り外すことが予定されている請求項1または請求項2に記載の放電ランプ用保護カバーで覆われた放電ランプの両端子間に放電ランプの点灯前に検知用電圧を印加、放電ランプの両端子間の電圧を検出して導通状態を検知する導通検知手段と、該導通検知手段の検知結果に基づき、通知信号を出力する通知手段とを設けたことを特徴とする放電ランプ点灯装置。
  4. 前記導通検知手段の検知結果に基づき、前記放電ランプの点灯を制限する点灯制限手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の放電ランプ点灯装置。
  5. 放電ランプの両端子間または両口金間に接続された抵抗回路またはコンデンサ回路が設けられた放電ランプ用保護カバーの取り忘れ検知方法であって、前記放電ランプの始動前に、前記放電ランプの入力端子間の導通状態が検知されたときは、前記放電ランプに前記放電ランプ用保護カバーが被着されていることを通知することを特徴とする放電ランプ用保護カバー取り忘れ検知方法。
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