JP3921963B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP3921963B2
JP3921963B2 JP2001157642A JP2001157642A JP3921963B2 JP 3921963 B2 JP3921963 B2 JP 3921963B2 JP 2001157642 A JP2001157642 A JP 2001157642A JP 2001157642 A JP2001157642 A JP 2001157642A JP 3921963 B2 JP3921963 B2 JP 3921963B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
contact
press
piece
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001157642A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002352914A (ja
Inventor
博久 田中
英俊 竹山
就俊 星野
満 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2001157642A priority Critical patent/JP3921963B2/ja
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to CNB028018672A priority patent/CN100361352C/zh
Priority to EP02726480A priority patent/EP1419561B1/en
Priority to DE60237015T priority patent/DE60237015D1/de
Priority to PCT/JP2002/005032 priority patent/WO2002097931A2/en
Priority to TW091111112A priority patent/TW541766B/zh
Priority to CA002420168A priority patent/CA2420168C/en
Priority to US10/344,705 priority patent/US6821158B2/en
Priority to KR10-2003-7001154A priority patent/KR100480884B1/ko
Publication of JP2002352914A publication Critical patent/JP2002352914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3921963B2 publication Critical patent/JP3921963B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からノートパソコンにおいてプリント配線板のような回路基板に実装されるシールド機能付きのコネクタ(レセプタクルコネクタ)として、図18ないし図24に示す構成のものが提案されている。
【0003】
図18ないし図24に示すコネクタは、合成樹脂成形品からなるボディ20’を備え、ボディ20’にはフレキシブルプリント配線板(FPC)が接続された相手側コネクタ(プラグコネクタ)に設けた接触子に接触可能な複数本のコンタクト50’およびグランドコンタクトブロック80が保持されている。
【0004】
コンタクト50’は、長手方向の一端部に相手側コネクタの接触子に接触する接触片51’が設けられるとともに、他端部に回路基板へ実装される端子片53’が設けられ、接触片51’と端子片53’との間を幅広の固定片52’により連続一体に連結した形状に形成されており、ボディ20’の短手方向の一端部に形成されている保持基台20a’に設けた保持孔20b’に図18における下側から接触片51’を挿通させ固定片52’を保持孔20b’に圧入することによってボディ20’に結合されている。ここにおいて、ボディ20’には、一端縁が保持孔20’に連通し相手側コネクタの挿抜方向に走る保持溝20c’が相手側コネクタ90を挿入する挿入口70’(図20および図21参照)側に形成されており、コンタクト50’をボディ20’に固定した位置ではコンタクト50’の接触片51’が保持溝20c’に収納されるようになっている。
【0005】
グランドコンタクトブロック80は、短冊状の連結板81の短手方向の一側縁から固定片82が連結板81に対して直交方向へ連続一体に突設され、固定片82にはコンタクト50’の接触片51’に対向するように2本のグランドコンタクト82aが連続一体に延設されている。したがって、グランドコンタクトブロック80をボディ20’に固定した位置では、グランドコンタクト82aが厚み方向においてコンタクト50’の接触片51’に揃うように位置する。また、連結板81の長手方向の両端部には短手方向の他側縁から接続片83が固定片82とは反対側に突設されている。接続片83は、回路基板に設けた接地パターンに接続される。
【0006】
ここにおいて、グランドコンタクト82aは、上述の保持基台20a’に設けた保持孔20d’に図18における下側からグランドコンタクト82aを挿通させ固定片82を保持孔20d’に圧入することによってボディ20’に結合されている。
【0007】
また、このコネクタは、コンタクト50’およびグランドコンタクト82aを囲むようにボディ20’に嵌装された角筒状のシェル90を備えている。しかして、相手側コネクタをコンタクト50’とシェル90と間に挿入する挿入口70’がボディ20’とシェル90との間に形成されている。
【0008】
また、シェル90の長手方向の両端部にはそれぞれL字状の接続片97が連続一体に突設されている。接続片97は、回路基板に設けた接地パターンに接続される。
【0009】
シェル90は、1枚の金属板(板金)を打ち抜き、プレス加工(曲げ加工)して形成されている。なお、シェル90は、コンタクト50’への外来雑音の混入やコンタクト50’から外部への輻射雑音を抑制するシールドとして設けられている。
【0010】
上述したコネクタは以下の手順で組み立てられている。まず、ボディ20’における保持基台20a’の保持孔20b’にコンタクト50’の固定片52’を図18の下側から圧入することでボディ20’にコンタクト50’を固定した後、保持基台20a’の保持孔20d’にグランドコンタクトブロック80の固定片82を図18の下側から圧入することでボディ20’にグランドコンタクトブロック80を固定する。続いて、シェル90を図18の上側からボディ20’に嵌装する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来構成のコネクタでは、シェル90の形状が複雑なので、薄型化しようとするとプレス加工が困難になり、薄型化が難しいという不具合があった。
【0012】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、薄型化が可能なコネクタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、相手側コネクタの接触子に接触可能な複数本のコンタクトが合成樹脂成形品の保持体に同時一体に成形されたコンタクトブロックと、保持体が厚み方向の一面側に装着されコンタクトの配列方向の全長にわたって延長された金属板からなる第1のシェルと、第1のシェルが同時一体に成形され各コンタクトにおいて相手側コネクタの接触子に接触する接触片が収納されるとともに第1のシェルと各コンタクトとの間を絶縁するボディと、コンタクトの配列方向の全長にわたって延長されるとともに第1のシェルとの間でコンタクトの接触片を囲み保持体を挟み込むように第1のシェルと互いに結合された金属板からなる第2のシェルとを備え、相手側コネクタをコンタクトと第2のシェルとの間に挿入する挿入する挿入口がボディと第2のシェルとの間に形成されてなることを特徴とするものであり、コンタクトが金属板からなる第1のシェルと金属板からなる第2のシェルとで囲まれることになるので、従来のようにコンタクトを囲むシェルを1枚の金属板を加工して形成している場合に比べて、シェルの形状を単純化できて加工が容易になって、コネクタの厚み寸法の薄型化が可能になり、しかも、コンタクトブロックにおいてコンタクトが保持体に同時一体に成形されているので、従来のようにコンタクトを長手方向に沿って圧入する場合に比べて、組立時にコンタクトが変形してしまうのを防止でき、コンタクトの同一面内での平坦度を確保しやすくなる。また、第1のシェルがボディと同時一体に成形されているので、コンタクトと第1のシェルとの絶縁を確保できる。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記保持体は、前記第1のシェルから前記第2のシェルに向かって突設された圧入片が圧入された圧入孔と、前記第2のシェルから前記第1のシェルに向かって突設された圧入片が圧入された圧入孔とが形成され、前記ボディは、前記第2のシェルからボディに向かって突設された圧入片が圧入された凹部と、前記第2のシェルに設けられた係合孔に係止される係止突起とが係止されているので、相手側コネクタを挿入口から挿入した時のコネクタの厚み方向の変形を抑制できる。
【0015】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記第1のシェルと前記第2のシェルとの少なくとも一方は、他方の圧入片の先端縁が弾接する接触部を備えるので、前記第1のシェルと前記第2のシェルとの接触面積が増加し、回路基板に実装したときのグランド電位を安定させることが可能になる。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記第1のシェルは、前記第2のシェルを固着するかしめ部を備えているので、第1のシェルと第2のシェルとを確実に接触させることができて、回路基板に実装したときのグランド状態が安定し、また、相手側コネクタを挿入口から挿入した時のコネクタの厚み方向の変形を抑制できる。
【0017】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記第1のシェルと前記第2のシェルとの接触する箇所の少なくとも一部が溶接されてなるので、相手側コネクタを挿入口から挿入した時の厚み方向の変形を防止でき、また、第1のシェルと第2のシェルとを確実に接触させることができて、回路基板に実装したときのグランド電位を安定させることが可能になる。
【0018】
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記ボディは、前記挿入口を囲む部位が櫛歯状であって、前記各コンタクトはそれぞれ櫛溝に対応して配置されてなるので、相手側コネクタを挿入口から挿入した時に前記ボディが前記各コンタクトの先端部と干渉するのを防止することができ、コネクタのより一層の薄型化が可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態のコネクタはシールド機能付きのレセプタクルコネクタであって、図1ないし図9に示すように、相手側コネクタとしてのプラグコネクタ90(図9参照)の接触子101(図9参照)に接触可能な複数本のコンタクト50が合成樹脂成形品の保持体10に同時一体に成形されたコンタクトブロック1と、保持体10が厚み方向に装着されコンタクト50の配列方向の全長にわたって延長された金属板からなる第1のシェル40と、第1のシェル40と同時一体に成形され各コンタクト50においてプラグコネクタ90の接触子101に接触する接触片51が収納されるとともに第1のシェル40と各コンタクト50との間を絶縁するボディ20と、コンタクト50の配列方向の全長にわたって延長されるとともに第1のシェル40との間でコンタクト50の接触片51を囲み保持体10を挟み込むように第1のシェル40と互いに結合された金属板からなる第2のシェル30とを備えており、プラグコネクタ90をコンタクト50と第2のシェル30との間に挿入する挿入口70(図3および図4参照)がボディ20と第2のシェル30との間に形成されている。要するに、ボディ20と第2のシェル30とにより囲まれる部位にプラグコネクタ90の差込側の端部を挿入する挿入口70が形成される。ここに、プラグコネクタ90は回路基板に沿って挿入口70に挿入される。なお、第1のシェル40は、ボディ20にインサート成形され、各コンタクト50は、保持体10にインサート成形されている。また、プラグコネクタ90には、複数本の接触子101が配列されている。なお、ボディ20および保持体10は絶縁性材料により形成されている。
【0020】
しかして、本実施形態では、コンタクト50が金属板からなる第1のシェル40と金属板からなる第2のシェル30とで囲まれるので、つまり、2枚の金属板を結合することによりシールド機能を持たせてあるので、従来のようにコンタクト50’を囲むシェル90を1枚の金属板を加工して形成している場合に比べて、シェルの形状を単純化できて加工が容易になり、コネクタの厚み寸法(図4における上下方向の寸法)の薄型化が可能になる。また、コンタクトブロック1においてコンタクト50が保持体10に同時一体に成形されているので、従来のようにコンタクト50’(図18参照)を長手方向に沿って圧入する場合に比べて、組立時にコンタクト50が変形してしまうのを防止でき、コンタクト50の同一面内での平坦度を確保しやすくなる。したがって、各コンタクト50の接続片53を同一面内に揃えやすくなる。また、第1のシェル40がボディ20と同時一体に成形されているので、コンタクト50と第1のシェル40との絶縁を確保できる。
【0021】
ボディ20は、第1のシェル40とコンタクト50の接触片51とを絶縁する細長の矩形板状に形成された絶縁ベース板21と、絶縁ベース板21の長手方向の両端部に連続一体に形成されプラグコネクタ90の両側部をそれぞれ案内するガイド部27とを連続一体に備えている。絶縁ベース板21における第2のシェル30との対向面には、隣り合うコンタクト50間の短絡を防止する隔壁22が形成されている。ここにおいて、隔壁22はプラグコネクタ90の挿抜方向に沿って形成されている。なお、ガイド部27は、プラグコネクタ90が表裏逆に誤って挿入されるのを防止する機能を有しており、プラグコネクタ90を表裏が逆になるように回転された状態で挿入されるのを防止することができるようになっている。
【0022】
コンタクト50は、導電性材料により帯板状に形成されており、一端部にプラグコネクタ90の接触子101に接触する接触片51が形成されるとともに、他端部に回路基板に面実装される端子片53が形成され、接触片51と端子片53との間を固定片52(図7参照)により連続一体に連結した形状に形成されている。コンタクト50は、固定片52が上述の保持体10に埋め込まれる形で保持体10にインサート成形されている。接触片51は絶縁ベース板21の厚み方向において傾斜し、接触片51の先端部には絶縁ベース板21の厚み方向において絶縁ベース板21から離れる向きに凸となるように曲成された接触部51aが形成されている。コンタクトブロック1を第1のシェル40に固定した状態では、接触片51が撓み可能になっている。そして、図9に示すように、挿入口70にプラグコネクタ90の端部が挿入された状態では、プラグコネクタ90の接触子101に接触部51aが当接して接触片51が押圧され、接触片51が隣り合う隔壁22の間に挿入されるのである。このとき、接触片51および接触部51aが撓むことによって、プラグコネクタ90の接触子101とコンタクト50との間の接触圧を確保することができる。
【0023】
ところで、ボディ20は、上述の隔壁22が絶縁ベース板21の先端縁から突出するように延長されて挿入口70を囲む部位が櫛歯状に形成されており、各コンタクト50がそれぞれ櫛溝26に対応して配置されているので、プラグコネクタ90を挿入口70から挿入した時にボディ20の絶縁ベース板21が各コンタクト50の先端部(接触部51a)と干渉するのを防止することができ、コネクタのより一層の薄型化が可能になる。
【0024】
第2のシェル30は、短手方向の一側縁からT字状の連結片31aが突設されており、連結片31aの両端縁から第1のシェル40に向かって圧入片31cが突設されている。また、第2のシェル30は、左右方向(図4の左右方向)に長い矩形状に形成され左右両端部にそれぞれ段差部38を介して連結片33が延設され、さらに各連結片33からそれぞれL字状の接続片37が延設されている。第2のシェル30の左右両端部には段差部38まで延長された係合孔32が形成されている。また、各連結片33には第2のシェル30の短手方向の両側縁にそれぞれ切欠部33aが形成されている。また、第2のシェル30の左右両端部では短手方向の一側縁からボディ20に向かって圧入片36が突設されており、圧入片36の先端部から接続片35が延設されている。なお、接続片35,37は回路基板の接地パターンに接続される。
【0025】
これに対して、コンタクトブロック1の保持体10は、第1のシェル40から第2のシェル30に向かって突設された圧入片43ないし第2のシェル30から第1のシェル40に向かって突設された圧入片31cが圧入される挿通孔11が形成されている。ここにおいて、保持体10は、短冊状に形成されており、上述の挿通孔11が保持体10の厚み方向においてコンタクト50の固定片52と重ならないようにコンタクト50の配列方向に配列されている。
【0026】
また、ボディ20の長手方向の両端部には、第2のシェル30からボディ20に向かって突設された圧入片36を圧入する凹部24が形成されている。また、ボディ20は、第2のシェル30に形成された各係合孔32に係止される係止突起25が長手方向(コンタクト50の配列方向)の両側面にそれぞれ形成されている。また、第1のシェル40は、長手方向の両端部から連結片40aが連続一体に突設され、第2のシェル30を固着するためのかしめ片41が連結片40aから連続一体に延設されている。ここにおいて、かしめ片41はプラグコネクタ90の挿抜方向を長手方向として形成されており、第1のシェル40は、かしめ片41の長手方向の両端部を第2のシェル30の切欠部33aに対応した部位でかしめる(折り返す)ことによって第2のシェル30と結合されている(固着されている)。なお、図1にはかしめ片41の両端部を折り返した状態を示してある。本実施形態では、かしめ片41がかしめ部を構成している。
【0027】
しかして、本実施形態では、第1のシェル40と第2のシェル30とを確実に接触させることができて、回路基板に実装したときのグランド電位を安定させることができる。また、プラグコネクタ90を挿入口70から挿入した時のコネクタの厚み方向の変形を抑制することができる。
【0028】
また、第1のシェル40は、短手方向の一側縁に第2のシェル30から突設された圧入片31の先端縁に当接する接触部たる接触片42を延設してあり、第1のシェル40の接触片42が第2のシェル30の圧入片31と溶接部63(図6参照)で溶接されている。また、第2のシェル30は、短手方向に一側縁に第1のシェル40から突設された圧入片43の先端縁に当接する接触部たる接触片34を延設してあり、第2のシェル30の接触片34と第1のシェル40の圧入片43とが溶接部62(図5参照)で溶接されている。さらに、第1のシェル40のかしめ片41と第2のシェル30の連結片33とが溶接部61(図5参照)で溶接されている。しかして、本実施形態のコネクタでは、第1のシェル40と第2のシェル30との接触する箇所の適宜部位が溶接されているので、プラグコネクタ90を挿入口70から挿入した時のコネクタの厚み方向の変形を抑制でき、また、第1のシェル40と第2のシェル30とを確実に接触させることができて、回路基板に実装したときのグランド電位を安定させることができる。
【0029】
上述した本実施形態のコネクタは以下の手順で組み立てることができる。まず、コンタクト50が保持体10に同時一体に成形されたコンタクトブロック1に対して第2のシェル30の圧入片31が保持体10の挿通孔11に圧入されるように図4の上方から第2のシェル30をコンタクトブロック1に組み付けた後、ボディ20に同時一体に成形された第1のシェル40の圧入片43が保持体10の挿通孔11に圧入されるように図4の下方から第1のシェル40を組み付ける。続いて、第1のシェル40のかしめ片41を第2のシェル30の連結片33に対してかしめて、その後、上記各溶接部61〜63の溶接を行うことによって第1のシェル40と第2のシェル30とが互いに結合される。
【0030】
しかして、本実施形態では、図4における上下方向においてコンタクトブロック1を挟み込むように第2のシェル30と第1のシェル40とが結合されることになる。
【0031】
以上説明したように、本実施形態のコネクタでは、コンタクトブロック1においてコンタクト50が保持体10に同時一体に成形されているので、従来のようにコンタクト50’を長手方向に沿って圧入する場合に比べて、組立時にコンタクト50が変形してしまうのを防止でき、コンタクト50の同一面内での平坦度を確保しやすくなる。また、第1のシェル40がボディ20と同時一体に成形されているので、コンタクト50と第1のシェル40との絶縁を確保できる。
【0032】
(実施形態2)
本実施形態のコネクタの基本構成は実施形態1と略同じであって、図10ないし図13に示すような構成を有し、コンタクトブロック1の保持体10において、第1のシェル40から第2のシェル30に向かって突設された圧入片43が圧入される挿通孔11bの形状と第2のシェル30から第1のシェル40に向かって突設された圧入片31cが圧入される挿通孔11aの形状とを異ならせている点に特徴がある。図示例では、挿通孔11aの開口面は長方形状に形成され、挿通孔11bの開口面は十字状に形成されている。他の構成は実施形態1と同様なので、同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0033】
ところで、実施形態1のように圧入片31を圧入する挿通孔11と圧入片43を圧入する挿通孔11とが同じ形状の場合、コンタクトブロック1の保持体10への第1のシェル40および第2のシェル30の長手方向における組み付け位置を誤る恐れがあるが、本実施形態では、圧入片43が圧入される挿通孔11bの形状と圧入片31cが圧入される挿通孔11aの形状とを異ならせてあるので、コンタクトブロック1の保持体10への第1のシェル40および第2のシェル30の組み付け位置を容易に判断することが可能となる。
【0034】
(実施形態3)
本実施形態のコネクタの基本構成は実施形態1と略同じであって、図14ないし図17に示すように、第1のシェル40から延設された接触片42の先端部には第1のシェル40の厚み方向において第2のシェル30に向かう向きに凸となるように曲成された接触部42a(図17参照)が形成されている点に特徴がある。しかして、本実施形態では、接触部42aが圧入片31に確実に接触し、回路基板に実装したときのグランド電位を安定させることができる。他の構成は実施形態1と同様なので、同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】
また、第2のシェル30には、短手方向の一側縁に第1のシェル40から突設された圧入片43の先端縁に弾接する弾接片たる接触片34を延設してあるので、第1のシェル40と第2のシェル30との接触面積がさらに増加し、グランド電位をさらに安定させることができる。
【0036】
【発明の効果】
請求項1の発明は、相手側コネクタの接触子に接触可能な複数本のコンタクトが合成樹脂成形品の保持体に同時一体に成形されたコンタクトブロックと、保持体が厚み方向の一面側に装着されコンタクトの配列方向の全長にわたって延長された金属板からなる第1のシェルと、第1のシェルが同時一体に成形され各コンタクトにおいて相手側コネクタの接触子に接触する接触片が収納されるとともに第1のシェルと各コンタクトとの間を絶縁するボディと、コンタクトの配列方向の全長にわたって延長されるとともに第1のシェルとの間でコンタクトの接触片を囲み保持体を挟み込むように第1のシェルと互いに結合された金属板からなる第2のシェルとを備え、相手側コネクタをコンタクトと第2のシェルとの間に挿入する挿入する挿入口がボディと第2のシェルとの間に形成されてなるものであり、コンタクトが金属板からなる第1のシェルと金属板からなる第2のシェルとで囲まれることになるので、従来のようにコンタクトを囲むシェルを1枚の金属板を加工して形成している場合に比べて、シェルの形状を単純化できて加工が容易になって、コネクタの厚み寸法の薄型化が可能になるという効果があり、しかも、コンタクトブロックにおいてコンタクトが保持体に同時一体に成形されているので、従来のようにコンタクトを長手方向に沿って圧入する場合に比べて、組立時にコンタクトが変形してしまうのを防止でき、コンタクトの同一面内での平坦度を確保しやすくなるという効果がある。また、第1のシェルがボディと同時一体に成形されているので、コンタクトと第1のシェルとの絶縁を確保できる。
【0037】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記保持体は、前記第1のシェルから前記第2のシェルに向かって突設された圧入片が圧入された圧入孔と、前記第2のシェルから前記第1のシェルに向かって突設された圧入片が圧入された圧入孔とが形成され、前記ボディは、前記第2のシェルからボディに向かって突設された圧入片が圧入された凹部と、前記第2のシェルに設けられた係合孔に係止される係止突起とが係止されているので、相手側コネクタを挿入口から挿入した時のコネクタの厚み方向の変形を抑制できるという効果がある。
【0038】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記第1のシェルと前記第2のシェルとの少なくとも一方は、他方の圧入片の先端縁が弾接する接触部を備えるので、前記第1のシェルと前記第2のシェルとの接触面積が増加し、回路基板に実装したときのグランド電位を安定させることが可能になるという効果がある。
【0039】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記第1のシェルは、前記第2のシェルを固着するかしめ部を備えているので、第1のシェルと第2のシェルとを確実に接触させることができて、回路基板に実装したときのグランド状態が安定し、また、相手側コネクタを挿入口から挿入した時のコネクタの厚み方向の変形を抑制できるという効果がある。
【0040】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記第1のシェルと前記第2のシェルとの接触する箇所の少なくとも一部が溶接されてなるので、相手側コネクタを挿入口から挿入した時の厚み方向の変形を防止でき、また、第1のシェルと第2のシェルとを確実に接触させることができて、回路基板に実装したときのグランド電位を安定させることが可能になるという効果がある。
【0041】
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記ボディは、前記挿入口を囲む部位が櫛歯状であって、前記各コンタクトはそれぞれ櫛溝に対応して配置されてなるので、相手側コネクタを挿入口から挿入した時に前記ボディが前記各コンタクトの先端部と干渉するのを防止することができ、コネクタのより一層の薄型化が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す分解斜視図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】同上の斜視図である。
【図4】同上の正面図である。
【図5】同上の平面図である。
【図6】同上の下面図である。
【図7】同上を示し、図6のA−A’断面図である。
【図8】同上を示し、図6のB−B’断面図である。
【図9】同上を示し相手側コネクタを挿入した状態の断面図である。
【図10】実施形態2を示す分解斜視図である。
【図11】同上の正面図である。
【図12】同上の平面図である。
【図13】同上の下面図である。
【図14】実施形態3を示す正面図である。
【図15】同上の平面図である。
【図16】同上の下面図である。
【図17】同上を示し、図16のB−B’断面図である。
【図18】従来例を示す分解斜視図である。
【図19】同上の分解斜視図である。
【図20】同上の斜視図である。
【図21】同上の斜視図である。
【図22】同上の背面図である。
【図23】同上の平面図である。
【図24】同上の下面図である。
【符号の説明】
1 コンタクトブロック
10 保持体
20 ボディ
30 第2のシェル
40 第1のシェル
50 コンタクト
51 接触片
70 挿入口

Claims (6)

  1. 相手側コネクタの接触子に接触可能な複数本のコンタクトが合成樹脂成形品の保持体に同時一体に成形されたコンタクトブロックと、保持体が厚み方向の一面側に装着されコンタクトの配列方向の全長にわたって延長された金属板からなる第1のシェルと、第1のシェルが同時一体に成形され各コンタクトにおいて相手側コネクタの接触子に接触する接触片が収納されるとともに第1のシェルと各コンタクトとの間を絶縁するボディと、コンタクトの配列方向の全長にわたって延長されるとともに第1のシェルとの間でコンタクトの接触片を囲み保持体を挟み込むように第1のシェルと互いに結合された金属板からなる第2のシェルとを備え、相手側コネクタをコンタクトと第2のシェルとの間に挿入する挿入する挿入口がボディと第2のシェルとの間に形成されてなることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記保持体は、前記第1のシェルから前記第2のシェルに向かって突設された圧入片が圧入された圧入孔と、前記第2のシェルから前記第1のシェルに向かって突設された圧入片が圧入された圧入孔とが形成され、前記ボディは、前記第2のシェルからボディに向かって突設された圧入片が圧入された凹部と、前記第2のシェルに設けられた係合孔に係止される係止突起とが係止されてなることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記第1のシェルと前記第2のシェルとの少なくとも一方は、他方の圧入片の先端縁が弾接する接触部を備えることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記第1のシェルは、前記第2のシェルを固着するかしめ部を備えてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
  5. 前記第1のシェルと前記第2のシェルとの接触する箇所の少なくとも一部が溶接されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 前記ボディは、前記挿入口を囲む部位が櫛歯状であって、前記各コンタクトはそれぞれ櫛溝に対応して配置されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコネクタ。
JP2001157642A 2001-05-25 2001-05-25 コネクタ Expired - Fee Related JP3921963B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001157642A JP3921963B2 (ja) 2001-05-25 2001-05-25 コネクタ
EP02726480A EP1419561B1 (en) 2001-05-25 2002-05-24 Connector
DE60237015T DE60237015D1 (de) 2001-05-25 2002-05-24 Steckverbinder
PCT/JP2002/005032 WO2002097931A2 (en) 2001-05-25 2002-05-24 Connector
CNB028018672A CN100361352C (zh) 2001-05-25 2002-05-24 连接器
TW091111112A TW541766B (en) 2001-05-25 2002-05-24 Connector
CA002420168A CA2420168C (en) 2001-05-25 2002-05-24 Connector
US10/344,705 US6821158B2 (en) 2001-05-25 2002-05-24 Connector
KR10-2003-7001154A KR100480884B1 (ko) 2001-05-25 2002-05-24 커넥터

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001157642A JP3921963B2 (ja) 2001-05-25 2001-05-25 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002352914A JP2002352914A (ja) 2002-12-06
JP3921963B2 true JP3921963B2 (ja) 2007-05-30

Family

ID=19001474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001157642A Expired - Fee Related JP3921963B2 (ja) 2001-05-25 2001-05-25 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3921963B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4809816B2 (ja) 2007-08-31 2011-11-09 パナソニック電工株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002352914A (ja) 2002-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101832599B1 (ko) 커넥터
JP7108531B2 (ja) コネクタ組立体
JP4324566B2 (ja) メモリカード用アダプタ
US7828598B2 (en) Electrical connector with clips for connecting an outer shell and an inner shell
KR101168093B1 (ko) 커넥터 및 케이블 리테이너
US6821158B2 (en) Connector
US7048573B2 (en) Plug-type connector and electric connector comprising the same
CN109004410B (zh) 可动连接器
JP7364363B2 (ja) コネクタ
JP2002170618A (ja) コネクタ
EP1235304B1 (en) Connector for flat circuit member
JP2009516901A (ja) 電子カードコネクタ
JP2007193949A (ja) コネクタ
US7128596B2 (en) Plug-type connector and electric connector comprising the same
JP6815029B2 (ja) コンタクト、コネクタ部材、コネクタ及び被接続部材
JP3881969B2 (ja) シールド型コネクタ
JP2004103527A (ja) コネクタ
US7281943B1 (en) Connector
CN111628312B (zh) 链式端子及具备链式端子中的端子的基板用连接器
JP3887697B2 (ja) フラットケーブル用コネクタ
JP3921963B2 (ja) コネクタ
JP4436011B2 (ja) Fpc接続用シールド機能付きプラグコネクタ及びfpc接続用シールド機能付きプラグコネクタのfpc嵌合方法
JP2002352915A (ja) コネクタ
JP2006331711A (ja) コネクタ
JP2015005395A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070212

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees