JP3921777B2 - 受信装置、及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は受信装置、及びプログラムに係り、特にデータを受信する際の処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、移動体通信システムの一つとして、例えば、音声情報の授受を行うPHS(Personal Handyphone System)や、文字情報の授受を行う無線ページングシステム等が知られている。そしてこのような移動体通信システムにおいては、近年の移動体通信技術の発達に伴って利用料金の低下や端末機の小型化等により加入者が急速に増加している。
【0003】
このような状況下において、さらなるサービス内容の充実を図るために、例えば、無線ページングシステムにおいては、高度無線呼出方式(RCR−STD43標準規格)を採用し、大容量のデータ授受や漢字によるメッセージ表示等を可能とし、また、基地局から定期的に送信される時刻補正情報に基づいてページング受信機の内部時計の時刻補正を可能とするなど高機能化が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のページングシステムにおいては以下に述べるような課題があった。
【0005】
すなわち、携帯電話やPHSの普及により、ページングシステムの利用者層の若年化が進んでおり、ページングサービスに対して利用者が求める情報や機能がビジネスユースからパーソナルユースに移行しつつある。このような若年層の利用者は、ページャーに対して単にビジネスツールとしての機能の高機能化を求めるのではなく、友達同士等で情報伝達を行なうためのコミュニケーションツールとしての付加的要素や一種の遊び的要素を事業者に対して求めている。
【0006】
これに答えて事業者は、例えば、情報サービス面においては、占い情報やスキーのゲレンデ情報等を定期的に送信したりしているが、常に新しいサービスやページング受信機の新機能を提供していかないと、これらの若年層の利用者が離れてしまうといった危惧があった。
【0007】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、当該受信装置、及びプログラムに受信されたデータが予め指定された組み合わせの条件を満たすと判別された場合に機能の設定制御や情報の出力を行うことで、新たな効果や付加的要素を加えることができる受信装置、及びプログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1及び請求項5記載の発明は、データを受信する受信装置において、データを受信する際に、該受信データが予め指定された情報を含むデータであるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段により予め指定された情報を含むデータであると判別された場合には、該データの受信回数を計測する計測手段と、前記計測手段により計測されたデータの受信回数に応じて当該受信装置の機能を設定制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0014】
求項2及び6記載の発明は、データを受信する受信装置において、データを受信する際に、該受信データが予め指定した情報を含むデータであるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段により予め指定された情報を含むデータであると判別された場合には、該データに基づいて決定される属性情報を特定する属性情報特定手段と、前記受信手段により受信されたデータを、前記属性情報特定手段により特定された属性情報に基づいた出力形態で出力する出力手段と、を備えたことを特徴としている
【0015】
求項3及び7記載の発明は、データを受信する受信装置において、データを受信する際に、該データの受信日時を取得する受信日時取得手段と、前記受信日時取得手段により取得された日時が予め指定された時間帯に含まれているか否かを判別する判別手段と、前記判別手段による判別結果に応じて当該受信装置の機能を設定制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0016】
求項4及び8記載の発明は、データを受信する受信装置において、データを受信する際に、該受信データが予め指定した情報を含むデータであるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段により予め指定された情報を含むデータであると判別された場合には、該データの受信日時を取得する受信日時取得手段と、前記受信日時取得手段により取得された受信日時に応じて当該受信装置の機能を設定制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0063】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0064】
なお、本実施の形態では、ページングシステムとして高度無線呼出方式(RCR−STD43標準規格)に従うものとする。
【0065】
まず、この高度無線呼出方式におけるデータ構成を図29に示す。
【0066】
同図において、50は1時間周期で送信されるデータのサイクル構成を示し、1サイクル4分として、“0”から“14”までのNo.が付けられた計15個のサイクルが送信される。また、51は上記1サイクルのデータ構成を示し、1サイクルは、“0”から“127”までのNo.が付けられた計128個のフレームにより構成されている。すなわち、1フレームは1.875秒であり、1分間に32フレームが送信される。
【0067】
そして更に、52に示すように上記1フレームは、そのデータ内容に応じて8つのデータ領域に区分され、同期部1(S1)52A、フレーム情報(FI)52B、同期部2(S2)52C、ブロック情報(BI)52D、アドレスフィールド(AF)52E、ベクトルフィールド(VF)52F、メッセージフィールド(MF)52G、及びアイドルブロック(IB)52Hにより構成されている。
【0068】
また、上記8つのデータ領域は、53に示すブロック構成を参照してわかるように、先頭部の3つのデータ領域、すなわち、同期部1(S1)52A、フレーム情報(FI)52B、及び同期部2(S2)52Cからなり、115ミリ秒で送信される同期信号部53Aと、これに続く5つのデータ領域、すなわち、ブロック情報(BI)52D、アドレスフィールド(AF)52E、ベクトルフィールド(VF)52F、メッセージフィールド(MF)52G、及びアイドルブロック(IB)52Hからなり、1ブロック160ミリ秒として計11ブロック(#0〜#10)、1.76秒で送信され、複数フェーズのワードデータがインターリーブされたインターリーブブロック部53Bと、に大別される。
【0069】
同期部1(S1)52Aは、2値FSK(Frequency Shift Keying)の変調方式及び1600BPSの伝送速度で送信される112ビットのデータを格納し、本フレームにおけるインターリーブブロック部53Bのデータが以下に示す4種類のフレームタイプ(変調方式及び伝送速度)のうち、どのフレームタイプで送信されるのかを規定したフレームタイプデータを格納している。
【0070】
2値FSK/1600BPS
2値FSK/3200BPS
4値FSK/3200BPS
4値FSK/6400BPS
【0071】
フレーム情報(FI)52Bは、2値FSKの変調方式及び1600BPSの伝送速度で送信される32ビットのデータを格納し、本フレームのフレームNo.、本フレームが含まれるサイクルのサイクルNo.、複数回送信の場合はその送信回数等を規定したフレームデータを格納している。
【0072】
同期部2(S2)52Cは、上記同期部1(S1)52Aで規定されたフレームタイプで送信されるインターリーブブロック部53Bのデータに、受信機の受信タイミングを合わせるためのデータを格納している。
【0073】
ブロック情報(BI)52Dは、本フレームのインターリーブブロック部53Bにおいて、アドレスフィールド(AF)52E及びベクトルフィールド(VF)52Fの起点となるワード番号やワード数等を規定したデータを格納している。また、所定のフレーム間隔で、時刻補正サービスとして受信機の時計機能を補正するための時刻補正情報(実時間データ(月,日,年、或いは、秒,分,時))を各サイクルのフレームNo.0の当該ブロック情報(BI)52Dに格納している。
【0074】
アドレスフィールド(AF)52Eは、32ビット、または64ビットの、発呼先の受信機のアドレスデータを格納している。
【0075】
ベクトルフィールド(VF)52Fは、上記アドレスフィールド(AF)52Eと対を成しており、メッセージフィールド(MF)52Gの起点となるワード番号やワード数、そのメッセージデータの長さやデータタイプ等を規定したベクトルデータを格納している。
【0076】
メッセージフィールド(MF)52Gは、上記ベクトルフィールド(VF)52Fで規定されたデータ形態のメッセージデータを格納している。
【0077】
アイドルブロック(IB)52Hは、未使用ブロックであり、本フレーム内に空きが生じた場合に、「0」、若しくは「1」で連続するビットパターンが挿入される。
【0078】
また、図29に示したデータ構成は、それぞれa,b,c,dの4つの独立したフェーズで時系列的に平行してインターリーブ送信される。すなわち、高度無線呼出方式を採用すれば、ページングサービス会社では、この4つのフェーズを単独、または2〜4つ使用することにより、内容の異なる1フレームのデータを多重化して一度に送信することが可能となる。
【0079】
以上のようなデータ構成を有する高度無線呼出方式のページングシステムにおいて、そのページング受信機に対して本発明を適用した場合について、以下に図1〜図28を参照して説明する。
【0080】
(第1の実施の形態)
まず、構成を説明する。
図1は、本第1の実施の形態におけるページャー1の回路構成を示すブロック図である。
【0081】
同図においてページャー1は、アンテナ2、受信部3、デコーダー4、バッファメモリ5、デインターリーブ回路6、CPU7、ID−ROM8、ROM9、RAM10、表示部11、ELバックライト12、ドライバ13、キー入力部14(a〜d)、ドライバ15、スピーカー16、LED17、及びバイブレーター18により構成されており、各部はバス19によって接続されている。また、20は電源電池である。
【0082】
アンテナ2は、ページャーサービス会社の基地局(図示せず)から280[MHz]帯で周波数変調されて送信される無線信号を受信して受信部3に出力する。
【0083】
受信部3は、デコーダー4に接続され、このデコーダー4からの制御信号に基づいて間欠駆動し、アンテナ2から入力される前述した4種類のフレームタイプ(変調方式及び伝送速度)の無線信号について復調及び検波を行なった後、この受信データをデコーダー4に出力する。
【0084】
デコーダー4は、受信データのフレームタイプを前記同期部1(S1)52Aに格納されたフレームタイプデータに基づいて判別し、判別結果に応じた制御信号を生成して受信部3に出力し、受信部3を駆動制御する。また、デコーダー4は、受信部3から供給される復調及び検波された自己フレームのシリアルデータ(受信データ)を8ビットのパラレルデータに変換してバッファメモリ5に順次出力する。
【0085】
バッファメモリ5は、パラレルデータに変換された最大1フレーム分(インターリーブブロック部53B分)の受信データを一時的に格納し、インターリーブ回復、BCH訂正処理が行なわれるメモリエリアを有する。
【0086】
デインターリーブ回路6は、バッファメモリ5より順次出力された1フレームのパラレルデータについて、同期部1(S1)52Aに格納されたフレームタイプデータに応じて各フェーズ毎に分離して復元処理(インターリーブ回復:並び換え)を行なう。
【0087】
なお、このデインターリーブ回路6では、基地局(図示せず)からインターリーブ送信された3200BPS(2値/4値)16ビット及び6400BPS(4値)32ビットの受信データについてのみインターリーブ回復を行なう。すなわち、1600BPS(2値)の場合は、前記デコーダー4におけるパラレルデータへの変換の段階でデインターリーブ(並び換え)する必要がないことからインターリーブ回復を行なわない。
【0088】
CPU(Central Processing Unit )7は、ROM9に格納される各種制御プログラムに従ってページャー1の各部を制御する中央演算処理装置であり、現在時刻(年,月,日,時,分,秒)を計時する内部クロック7aを備えている。具体的には、CPU7は、メインスイッチ14aがスライド操作されて電源投入がなされると初期処理を行ない、その後、後述する着信制御処理(図11参照)を実行する。
【0089】
この着信制御処理においてCPU7は、時刻補正情報(実時間データ)や当該ページャー1宛の受信データ、当該ページャー1の各種内部処理データの内容と、ROM9の動作条件メモリ9mに格納されているプログラム動作条件テーブル(図6参照)の各「動作条件」項目とを照合し、条件が一致する「動作条件」項目がある場合は、この「動作条件」項目に対応するサブプログラム名を取得して、RAM10の設定内容管理メモリ10a(図8参照)において関連するフラグの値を書き換えた後、このサブプログラムをROM9の各種プログラムメモリ9g,9h,9iから読み出して起動し、通常動作として設定されていない表示制御や報知制御、或いは、機能拡張制御等を行なう。
【0090】
また、CPU7は、電源投入後、メインスイッチ14aの押圧操作(取消指示)や、メモリキー14b、セレクトキー14c、及びセットキー14dの押圧操作により、後述するキー入力制御処理(図17参照)を実行する。
【0091】
このキー入力制御処理においてCPU7は、キー入力に応じて、RAM10のキー入力メモリ10eに格納された、所定期間内に押圧操作された複数のキーの押圧操作情報、当該ページャー1の各種内部処理データの内容と、ROM9の動作条件メモリ9mに格納されているプログラム動作条件テーブル(図16参照)の各「動作条件」項目とを照合し、条件が一致する「動作条件」項目がある場合は、上記着信制御処理の場合と同様にして、この「動作条件」項目に対応するサブプログラムをROM9から読み出して起動し、通常動作として設定されていない表示制御や報知制御、或いは、機能拡張制御等を行なう。
【0092】
また、CPU7は、データ受信に際し、バッファメモリ5に格納された8ビットのパラレルデータを順次、デインターリーブ回路6に出力して復元処理(インターリーブ回復)を行なわせる。
【0093】
ID−ROM(Identification code ROM)8は、図2に示すように、当該ページャー1に設定された4種類の着信アドレス(1stアドレス、2ndアドレス(デュアルコール用)、3rdアドレス(通番サービス用)、4thアドレス(情報サービス用))を識別するため、当該ページャー1に設定された32bitのアドレスデータ(#A、#B)とベクトルタイプ(v2,v1,v0の3ビット情報)との組み合わせを記憶したメモリである。
【0094】
なお、ベクトルタイプが“011(標準数字ベクトル)”、“100(特別フォーマット数字ベクトル)”、“111(番号付き数字ベクトル)”の場合は、メッセージが数字、あるいはフリーワードの場合のみに対応するので、ページングタイプはニューメリックページャー(NP)となる。また、ベクトルデータが“110(16進/2進ベクトル)”の場合は、メッセージとして漢字を扱うことが可能であり、ページングタイプはインフォメーションページャー(IP)となる。
【0095】
ROM(Read Only Memory)9は、EEPROM(Electrical Erasable Programmable ROM)からなり、図3に示すように、プログラムメモリ(PM)9a、キャラクタジェネレータメモリ(CG)9b、ダイアルデータ変換テーブルメモリ(DT)9c、フリーワード変換マトリクスメモリ(FM)9d、シフトJISコード変換テーブルメモリ(ST)9e、定型句変換テーブルメモリ(TT)9f、表示制御プログラムメモリ(DC)9g、報知制御プログラムメモリ(FC)9h、機能拡張制御プログラムメモリ(KC)9i、画像データメモリ(GC)9j、メロディデータメモリ(LC)9k、及び動作条件メモリ(CM)9mにより構成されている。
【0096】
プログラムメモリ(PM)9aは、ページャー1の各部を制御するための各種制御プログラム、後述する受信制御処理(図11参照)やキー入力制御処理(図17参照)等のプログラムを格納するメモリエリアである。
【0097】
キャラクタジェネレータメモリ(CG)9bは、表示部11に表示されるカナ、英数字、漢字、記号等のキャラクタデータを格納するメモリエリアである。
【0098】
ダイアルデータ変換テーブルメモリ(DT)9cは、着信アドレスが1st〜3rdアドレスであった場合に、受信データのメッセージフィールド(MF)52Gに格納されているメッセージデータ(ビットデータ)を、図4に示すように4ビット(B3,B2,B1,B0)ずつ対応するダイアルデータに変換するためのダイアルデータ変換テーブルを格納するメモリエリアである。
【0099】
フリーワード変換マトリクスメモリ(FM)9dは、上記ダイアルデータ変換テーブルによってダイアルデータに変換されたメッセージデータについて、フリーワード開始コードである“−−”(ダイアル入力「*2*2」)以降のメッセージデータ(ダイアルデータ)を、図5に示すように2桁、或いは3桁ずつ対応するフリーワードに変換するためのフリーワード変換マトリクスを格納するメモリエリアである。
【0100】
なお、図5に示すフリーワード変換マトリクスにおいて、初回電源投入時に変換可能(使用可能)なフリーワードは、ダイアル入力「11」〜「00」に対応する初期設定領域91の計100個である。すなわち、ダイアル入力「1*2」〜「0*0」に対応する拡張領域92の計40個のフリーワードは初回電源投入時には使用することができない(また、この拡張領域92のフリーワードの存在はユーザーに知らされない)。
【0101】
この拡張領域92は、各々8個のフリーワードからなる計5つのサブ領域92a〜92eにより構成され、各サブ領域92a〜92eには使用を禁じるプロテクトがかかっている。このプロテクトは、後述する着信制御処理(図11参照)やキー入力制御処理(図17参照)において所定の条件が成立すると、後述する設定内容管理メモリ(MCM)10aにより、各サブ領域92a〜92e毎に解除され、解除された部分のフリーワードが以後、使用可能となる。
【0102】
シフトJISコード変換テーブルメモリ(ST)9eは、着信アドレスが4thアドレスであった場合に、受信データのメッセージフィールド(MF)52Gに格納されているメッセージデータ(ビットデータ)をシフトJISコードに変換するためのシフトJISコード変換テーブル(図示省略)を格納するメモリエリアである。
【0103】
定型句変換テーブルメモリ(TT)9fは、上記ダイアルデータ変換テーブルによってダイアルデータに変換されたメッセージデータについて、定型句開始コードである“UU”(ダイアル入力「*4*4」)以降の2桁のメッセージデータ(ダイアルデータ)を対応する「おはよう」「連絡せよ」等の定型句に変換するための定型句変換テーブル(図示省略)を格納するメモリエリアである。
【0104】
表示制御プログラムメモリ(DC)9g、報知制御プログラムメモリ(FC)9h、及び機能拡張制御プログラムメモリ(KC)9iは、後述する着信制御処理(図11参照)やキー入力制御処理(図17参照)において、そのサブプログラムとして実行される各種画像表示や自動照明表示等の表示制御、メロディアラーム報知等の報知制御、或いは、所定の条件の成立に応じてフリーワード変換マトリクス(図5参照)における使用可能領域を拡張する等の機能拡張制御を司るプログラムを各々格納するメモリエリアである。
【0105】
画像データメモリ(GC)9jは、上記表示制御プログラムメモリ9g及び機能拡張制御プログラムメモリ9iに格納されている表示制御や機能拡張制御を司る各サブプログラムによって表示部11に表示される各種画像データを格納するメモリエリアである。
【0106】
メロディデータメモリ(LC)9kは、上記報知制御プログラムメモリ9hに格納されている報知制御を司る各サブプログラムによってスピーカー16から出力される各種メロディデータを格納するメモリエリアである。
【0107】
動作条件メモリ(CM)9mは、後述する着信制御処理(図11参照)やキー入力制御処理(図17参照)においてそのサブプログラムとして起動される表示制御や報知制御、或いは機能拡張制御用の各プログラムのプログラム名と、この各プログラムの起動条件(動作条件)とを対応付けて記憶したプログラム動作条件テーブル(図6及び図16参照)を格納するメモリエリアである。
【0108】
この図6に示すプログラム動作条件テーブルにおいて、例えば、格納アドレスNo.1では、受信したメッセージデータ(ダイアルデータ)に、フリーワード開始コード“−−”(ダイアル入力「*2*2」)と、“79”(電話マーク)と、フリーワード終了コード“_(スペース)”(ダイアル入力「*8」)とが順に含まれており、かつ、今までに同様のメッセージデータを5回以上受信していれば、動作条件が成立し、「表示制御プログラムI 」が起動され、このサブプログラムに基づいて受信メッセージの表示制御が行なわれることを意味している。
【0109】
また、格納アドレスNo.4では、受信データのアドレスフィールド(AF)52Eに格納されているアドレスデータが“#A”であり、ベクトルフィールド(VF)52Fに格納されているベクトルデータが“111”の場合、すなわち、着信アドレスが3rdアドレスであり、かつ、メッセージ通番サービスにより受信されたメッセージ番号が“10”である場合に動作条件が成立し、「機能拡張制御プログラムII」が起動され、このサブプログラムに基づいて当該ページャー1の機能拡張制御が行なわれることを意味している。
【0110】
RAM(Random Access Memory)10は、図7に示すように、設定内容管理メモリ(MCM)10a、メッセージメモリ(MM)10b、アドレス帳メモリ(AM)10c、動作条件成立カウントメモリ(DM)10d、及びキー入力メモリ(IM)10eにより構成されている。
【0111】
設定内容管理メモリ(MCM)10aは、図8に示すように、当該RAM10のメッセージメモリ10b及びアドレス帳メモリ10cにおける受信データや住所録データの格納上限本数、ROM9のフリーワード変換マトリクスメモリ9dに格納されたフリーワード変換マトリクス(図5参照)における使用可能領域、ROM9の表示制御プログラムメモリ9gに格納された表示制御用の各サブプログラムの中から実際にメッセージ表示の際に使用する表示制御プログラム、報知制御プログラムメモリ9hに格納された報知制御用の各サブプログラムの中から実際に報知時に使用する報知制御プログラム、機能拡張制御プログラムメモリ9iに格納された機能拡張制御用の各サブプログラムの中から実際に使用する機能拡張制御プログラム、等をフラグにより管理するメモリエリアである。
【0112】
さらに、設定内容管理メモリ10aは、当該RAM10のメッセージメモリ10b及びアドレス帳メモリ10cに現在格納されている受信データや住所録データの格納本数を記憶するメモリエリアを有する。
【0113】
なお、この図8に示す設定内容管理メモリ10aにおいて、フラグの値は、初回電源投入時における初期状態を示している。すなわち、初期状態においてRAM10のメッセージメモリ10b及びアドレス帳メモリ10cは、後述するが、それぞれ15本及び12本の受信データ及び住所録データを格納することが可能である。また、初期状態において、フリーワード変換マトリクス(図5参照)は、ダイアル入力「11」〜「00」に対応する初期設定領域91の計100個が使用可能であり、加えて、メッセージ表示の際には、「通常表示制御プログラム」が起動されて通常の表示制御が行なわれ、報知の際には、「通常報知制御プログラム」が起動されて通常の報知制御が行なわれる。また、初期状態においては、いずれの「機能拡張制御プログラム」も起動されない。
【0114】
この設定内容管理メモリ10aにおける各フラグの値は、後述する着信制御処理(図11参照)やキー入力制御処理(図17参照)において、プログラム動作条件テーブル(図6参照)に示した動作条件を満たした場合にCPU7により書き換えられる。
【0115】
メッセージメモリ(MM)10bは、図9に示すように、着信したアドレスデータ、ベクトルデータ、メッセージデータ、着信日時、及び付加情報(メッセージ通番サービスにおけるメッセージ番号データ等)からなる当該ページャー1宛の受信データを管理番号の昇順に所定数格納可能なメモリエリアを有する。
【0116】
なお、図9に示すメッセージメモリ10bにおいて、初回電源投入時における受信データの格納上限本数は、初期設定領域101に示す計15本である。すなわち、拡張領域102に示す計10本分の格納領域は、初回電源投入時には使用することができない(また、この拡張領域102の存在はユーザーに知らされない)。この拡張領域102には使用を禁じるプロテクトがかかっており、このプロテクトは、後述する着信制御処理(図11参照)やキー入力制御処理(図17参照)において所定の条件が成立すると解除され、以後、受信データの格納上限本数が25本となる。
【0117】
また、格納フラグは、受信データが格納されると“0”から“1”にセットされる。したがって、この格納フラグのセット数(“1”の数)により当該メッセージメモリ10bに格納された受信データの格納本数がわかる。
【0118】
アドレス帳メモリ(AM)10cは、図10に示すように、名前、性別、電話番号(呼出番号)、住所、及び誕生日からなる住所録データを管理番号の昇順に所定数格納可能なメモリエリアを有する。なお、性別欄に格納される性別データは、女性の場合“1”、男性の場合“0”となる。
【0119】
また、図10に示すアドレス帳メモリ10cにおいて、初回電源投入時における住所録データの格納上限本数は、初期設定領域111に示す計12本である。すなわち、拡張領域112に示す計18本分の格納領域は、初回電源投入時には使用することができない(また、この拡張領域112の存在はユーザーに知らされない)。この拡張領域112には、使用を禁じるプロテクトがかかっており、このプロテクトは、後述する着信制御処理(図11参照)やキー入力制御処理(図17参照)において所定の条件が成立すると解除され、以後、住所録データの格納上限本数が30本となる。また、格納フラグは、住所録データが格納されると“0”から“1”にセットされる。したがって、この格納フラグのセット数(“1”の数)により当該アドレス帳メモリ10cに格納された住所録データの格納本数がわかる。
【0120】
動作条件成立カウントメモリ(DM)10dは、前述したプログラム動作条件テーブル(図6参照)に示した各動作条件(格納アドレスNo.)毎に、当該動作条件の成立回数データを記憶するメモリエリアを有する。また、この動作条件成立カウントメモリ10dは、当該ページャー1宛の受信データの総着信回数データを記憶するメモリエリアを有する。
【0121】
キー入力メモリ(IM)10eは、当該ページャー1に備わる各キーの押圧操作に応じて、そのキーの押圧操作情報(押圧操作されたキー、押圧時間、同時に押圧操作されたキーの有無等)を複数記憶するメモリエリアを有する。
【0122】
表示部11は、例えばドットマトリクスタイプの液晶表示パネルにより構成され、ドライバ13からの表示データに基づいて受信メッセージやアニメーション(動画)等を表示する。また、EL(Elector Luminescence )バックライト12は、ドライバ13からの駆動信号に基づいて発光し、表示部11の液晶パネルを裏面から照明する光源である。ドライバ13は、CPU7により制御され、表示部11及びELバックライト12を駆動制御する回路である。
【0123】
キー入力部14は、例えば、負極が接地された電源電池20の正極に接続され、電源のON/OFF切り替え、着信報知のリセットを検出するメインスイッチ14a、メッセージメモリ(MM)10bに格納されているメッセージデータに基づくメッセージの読み出し操作を検出するメモリキー14b、着信待ちモード、報知形態設定モード等のモード切り替え操作を検出するセレクトキー14c、及び、各モードにおける諸設定の決定を検出するセレクトキー14dからなり、各キーの入力操作に応じた各種操作信号をCPU7に出力する。
【0124】
ドライバ15は、CPU7により制御され、スピーカー16、LED17、及びバイブレーター18を駆動制御する回路である。スピーカー16は、ドライバ15からの駆動信号に基づいて着信時に呼出音を鳴音したり、メッセージ表示に応じて所定のメロディ音等を鳴音する。LED(Light Emitting Diode)17は、ドライバ15からの駆動信号に基づいて着信時等に点灯、或いは点滅発光する。バイブレーター18は、ドライバ15からの駆動信号に基づいて着信時等に振動を発生する。
【0125】
以上が本第1の実施の形態におけるページャー1の構成である。
【0126】
次に、動作を説明する。
まず、ページャー1のCPU7において実行される着信制御処理について、図11に示すフローチャートと図12〜図15に示す表示例とに基づいて説明する。
【0127】
CPU7では、メインスイッチ14aが操作されて電源投入がなされると初期処理を行なう。この初期処理には、例えば、RAM10の設定内容管理メモリ10aに格納された各フラグの値を参照して、メッセージメモリ10bやアドレス帳メモリ10cのデータ格納可能領域を設定したり、ROM9のフリーワード変換マトリクスメモリ9dに格納されたフリーワード変換マトリクス(図5参照)の使用可能領域を設定する等の処理が含まれる。この初期処理の後、CPU7は、ROM9のプログラムメモリ9aに格納されている着信制御処理に関するプログラムを読み出してその処理を開始する。
【0128】
まず、CPU7は、自己フレームを検出するまでデータの連続受信を行なわせて、自己フレームを検出すると、以後、自己フレームと時刻補正情報が含まれたフレームのみを間欠受信させるようにデータ受信に係わる当該ページャー1の各部を制御する。
【0129】
ちなみに、この時刻補正情報(実時間データ(月,日,年、秒,分,時))は、基本的に各サイクルのフレームNo.0のブロック情報(BI)52Dに格納されており、4分に1回の割合で受信される。また、1回の受信で取得できる実時間データは、「月,日,年」データ、或いは「秒,分,時」データのいずれか一方である。
【0130】
そして、CPU7は、時刻補正情報を受信したか否かを判別し(ステップS1)、時刻補正情報を受信した場合は、その実時間データを取得した後(ステップS2)、この取得した実時間データ、当該ページャー1の各種内部処理データと、ROM9の動作条件メモリ9mに格納されているプログラム動作条件テーブル(図6参照)の各「動作条件」項目とを照合し(ステップS3)、条件が一致する「動作条件」項目があるか否かを判別する(ステップS4)。そして、CPU7は、条件が一致する「動作条件」項目がないと判別した場合は上記ステップS1に戻る。
【0131】
また、CPU7は、条件が一致する「動作条件」項目があると判別した場合は、RAM10の動作条件成立カウントメモリ10dにおいて該当する動作条件格納アドレスNo.の成立回数データの値を更新した後、前記プログラム動作条件テーブルにおいて、条件が一致した「動作条件」項目に対応するサブプログラムのプログラム名を取得する。
【0132】
そして、CPU7は、RAM10の設定内容管理メモリ10a(図8参照)の「表示制御プログラムメモリ」、「報知制御プログラムメモリ」、「機能拡張制御プログラムメモリ」の各項目において関連するフラグの値を書き換えた後、前記取得したプログラム名のサブプログラムをROM9の表示制御プログラムメモリ9gや、報知制御プログラムメモリ9h、或いは、機能拡張制御プログラムメモリ9iから読み出して起動する(ステップS5)。
【0133】
そして、CPU7は、この起動したサブプログラムに基づいて、通常動作として設定されていない表示制御や報知制御、或いは、機能拡張制御等の各種制御処理を実行し(ステップS6)、このサブプログラムの終了に応じて(ステップS7)、上記ステップS1に戻る。
【0134】
この時刻補正情報の受信に応じて動作条件が成立した場合に実行される上記制御処理の一例を以下に述べる。
【0135】
例えば、ページャー1が受信した時刻補正情報(実時間データ)の「時」データが“8”であり、RAM10のアドレス帳メモリ10cに格納されている住所録データの総格納本数が「8」本である場合、プログラム動作条件テーブル(図6参照)の格納アドレスNo.5の動作条件が成立し、CPU7は、「機能拡張制御プログラムIII 」を起動させる。
【0136】
この「機能拡張制御プログラムIII 」においてCPU7は、RAM10の設定内容管理メモリ10a(図8参照)を参照してアドレス帳メモリ10cにおける住所録データの格納上限本数が「12」本である場合は、この格納上限本数を「30」本に拡張して設定し、その旨を表示部11に表示する。
【0137】
一方、CPU7は、上記ステップS1において時刻補正情報を受信していないと判別した場合は、次いで、自己フレームを検出したか否かを判別し(ステップS8)、自己フレームを検出していない場合は上記ステップS1に戻る。
【0138】
また、CPU7は、自己フレームを検出したと判別した場合は、当該自己フレームのデータを順次、受信(復調、検波、パラレルデータ変換、インターリーブ回復、及び誤り訂正処理を含む)して(ステップS9)、アドレスフィールド(AF)52Eに格納されているアドレスデータとベクトルフィールド(VF)52Fに格納されているベクトルデータとの組み合わせがID−ROM8に格納されている自己の着信アドレス(1st〜4th)のいずれかと一致するか否かを判別する(ステップS10)。そして、CPU7は、受信データの着信アドレスが自己の着信アドレスのいずれとも一致しないと判別した場合は、データ受信を中止して上記ステップS1に戻る。
【0139】
また、CPU7は、受信データの着信アドレスが自己の着信アドレスのいずれかと一致したと判別した場合は、当該自己フレームのデータ受信を継続し、メッセージフィールド(MF)52Gに格納されているメッセージデータの受信処理を終了した後、着信アドレス、ベクトル、メッセージデータ、着信日時、及び付加情報からなる当該ページャー1宛の受信データをRAM10のメッセージメモリ10b(図9参照)に格納する(ステップS11)。また、CPU7は、RAM10の動作条件成立カウントメモリ10dにおいて、受信データの総着信回数データの値を更新する。
【0140】
そして、CPU7は、この受信データ、当該ページャー1の各種内部処理データの内容と、ROM9の動作条件メモリ9mに格納されているプログラム動作条件テーブル(図6参照)の各「動作条件」項目とを照合し(ステップS12)、条件が一致する「動作条件」項目があるか否かを判別する(ステップS13)。
【0141】
そして、CPU7は、条件が一致する「動作条件」項目がないと判別した場合は、RAM10の設定内容管理メモリ10aの「表示制御プログラムメモリ」及び「報知制御プログラムメモリ」項目を参照して、フラグの値が“1”にセットされている通常表示制御プログラム及び通常報知制御プログラムをROM9の表示制御プログラムメモリ9g及び報知制御プログラムメモリ9hから読み出して起動し、前記受信したメッセージデータについて、通常のメッセージ表示制御及び着信報知制御を実行した後(ステップS14)、上記ステップS1に戻る。
【0142】
また、CPU7は、上記ステップS13において条件が一致する「動作条件」項目があると判別した場合は、RAM10の動作条件成立カウントメモリ10dにおいて該当する動作条件格納アドレスNo.の成立回数データの値を更新した後、上述したステップS5〜ステップS7の処理を実行して、前記プログラム動作条件テーブルにおいて条件が一致した「動作条件」項目に対応するサブプログラムを読み出して起動し、この起動したサブプログラムに基づいて、通常動作として設定されていない表示制御や報知制御、或いは、機能拡張制御等の各種制御処理を実行した後、上記ステップS1に戻る。
【0143】
このデータ受信に応じて動作条件が成立した場合に実行される各種制御処理の具体例を以下に述べる。
【0144】
例えば、ページャー1が受信データ(メッセージデータ)としてダイアルデータで“*2*279*80123−456−7890”を着信すると(実際はダイアルデータではなく、このダイアルデータに対応するビットデータであるが、便宜上ダイアルデータとする。)、CPU7はメッセージ表示処理において、このメッセージデータの先頭から順に、“*2*2”はフリーワード開始コード、“79”は「電話マーク」(フリーワード)、“*8”はフリーワード終了コードであると解析する。そして、このような構成のメッセージデータを今までに5回以上受信していれば、RAM10の動作条件成立カウントメモリ10dに、当該動作条件格納アドレスNo.1に対応させて“5”以上の成立回数データの値が記憶されているので、プログラム動作条件テーブル(図6参照)において格納アドレスNo.1の動作条件の成立を検出し、「表示制御プログラムI 」を起動させる。
【0145】
この「表示制御プログラムI 」においてCPU7は、図12(a)に示すように前記受信したメッセージデータに基づいてそのメッセージ内容を表示部11に表示するとともに、図12(b)に示す画像データをROM9の画像データメモリ9jから読み出して表示部11に表示する。この図12(a)に示すメッセージ内容の表示と図12(b)に示す画像データの表示は、所定時間毎に交互に行なわれる。
【0146】
また、ページャー1が受信データ(メッセージデータ)としてダイアルデータで“*2*2157444044513881636*8”を着信すると、CPU7はこのメッセージデータの先頭から順に、“*2*2”はフリーワード開始コード、“157444044513”は「おめでとう」(フリーワード)、“88”は空白であると解析する。したがって、プログラム動作条件テーブルにおいて格納アドレスNo.2の動作条件の成立を検出し、「表示制御プログラムII」を起動する。
【0147】
この「表示制御プログラムII」においてCPU7は、図13(a)に示すように前記受信したメッセージデータに基づいてそのメッセージ内容を表示部11に表示した後、図13(b)、(c)、及び(d)に示す3つの画像データを画像データメモリ9jから読み出して表示部11に連続的に表示し、動画表示(アニメーション表示)を行なう。この一連の動画表示は、メッセージ内容の表示後、繰り返し行なわれる。
【0148】
また、ページャー1が受信データ(メッセージデータ)としてダイアルデータで“00−7777−9999”を着信すると、CPU7は、このメッセージデータに含まれる“777”により、プログラム動作条件テーブルにおいて格納アドレスNo.3の動作条件の成立を検出し、「機能拡張制御プログラムI 」を起動する。
【0149】
この「機能拡張制御プログラムI 」においてCPU7は、図14(a)に示すように前記受信したメッセージデータに基づいてそのメッセージ内容を表示部11に表示した後、当該表示部11において可変表示ゲーム(スロットゲーム)を行なう。
【0150】
すなわち、CPU7は、図14(b)に示すように表示部11にスロットマシンの画像を表示して、その3つの表示窓11a,11b,11cにおいてそれぞれ数字やマーク、絵等の複数の図柄を予め定められた順序で可変表示して、メモリキー14b、セレクトキー14c、セットキー14dの押圧操作に応じて前記各表示窓11a,11b,11cの図柄を停止させる。
【0151】
このスロットゲームにおいて、表示部11における停止図柄態様が、例えば、図14(c)に示すように“777”等の当たり図柄であった場合、CPU7は、以下に示すフリーワード変換マトリクスの使用可能領域の拡張処理を実行する。
【0152】
すなわち、CPU7は、フリーワード変換マトリクス(図5参照)における計5つのサブ領域92a〜92eからなる拡張領域92のプロテクト解除状況を管理するRAM10の設定内容管理メモリ10a(図8参照)の「フリーワード変換マトリクス」項目の各フラグの値を参照し、まだ拡張されていない、いずれか1つのサブ領域に該当する項目のフラグの値を“0”から“1”にセットしてプロテクトを解除し、図14(d)に示すように、解除された部分のフリーワードが使用可能となった旨のメッセージを表示部11に表示する。
【0153】
なお、この可変表示ゲーム(スロットゲーム)に必要な画像データは、ROM9の画像データメモリ9jに格納されており、通常は表示されないものとして設定されている。また、可変表示ゲームは、スロットゲームに限定されるものではなく、ルーレットゲームやじゃんけんゲーム等、表示が可変することにより成立するゲームであればよい。
【0154】
また、CPU7が受信データ(メッセージデータ)にダイアルデータ“_○○○○”(スペース+4桁の数値データ)が含まれていることを検出した場合、プログラム動作条件テーブルにおいて格納アドレスNo.6、或いは、格納アドレスNo.8の動作条件の成立を検出する。
【0155】
まず、格納アドレスNo.6の場合について説明する。CPU7は、格納アドレスNo.6の動作条件の成立を検出すると、「表示制御プログラムIII 」を起動する。
【0156】
この「表示制御プログラムIII 」においてCPU7は、図15(a)に示すように受信したメッセージデータに基づいてそのメッセージ内容を表示部11に表示した後、前記ダイアルデータ“_○○○○”を電話番号の下4桁のデータと判断し、RAM10のアドレス帳メモリ10cから前記電話番号を有する該当者の住所録データを検索する。
【0157】
そして、該当者がいれば、その住所録データから誕生日データを取得して、この誕生日データと内部クロック7aから得られた日付データとを照合し、一致していれば該当者の名前データと画像データメモリ9jから読み出した画像データとに基づいて、図15(b)、(c)、及び(d)に示すような動画表示を行なうとともに、さらに、「報知制御プログラムI 」を起動して、メロディデータメモリ9kから誕生日に関連するメロディデータを読み出してメロディ音をスピーカー16から出力する。
【0158】
一方、CPU7は、格納アドレスNo.8の動作条件の成立を検出すると、「表示制御プログラムV 」を起動する。
【0159】
この「表示制御プログラムV 」においてCPU7は、前記ダイアルデータ“_○○○○”を電話番号の下4桁のデータと判断し、RAM10のアドレス帳メモリ10cから前記電話番号を有する該当者の住所録データを検索する。そして、該当者がいれば、その住所録データから性別データを取得して、この性別データの値が“1”(女性)であるか否かを判別し、女性である場合は、受信したメッセージデータに基づくメッセージ表示を丸文字フォントで行なう。
【0160】
また、CPU7が受信データ(メッセージデータ)にフリーワードで“キンキュウ”、或いはシフトJISで“緊急”が含まれていることを検出した場合、プログラム動作条件テーブルにおいて格納アドレスNo.7の動作条件の成立を検出し、まず、「報知制御プログラムII」を起動する。
【0161】
この「報知制御プログラムII」においてCPU7は、着信報知を緊急用の報知音で行なうとともに、「表示制御プログラムIV」を起動して、当該メッセージデータの読み出し操作がPM6:00〜AM2:00の間に行なわれた場合は、このメッセージ表示の際に、ELバックライト12を点灯させる。
【0162】
また、受信データのアドレスフィールド(AF)52Eに格納されているアドレスデータが“#A”、または“#B”である場合、すなわち、当該ページャー1宛の受信データであり、かつ、RAM10の動作条件成立カウントメモリ10dに格納された受信データの総着信回数データの値が予め設定された所定回数(例えば、50回と100回と200回等)である場合、CPU7は、プログラム動作条件テーブルにおいて格納アドレスNo.9の動作条件の成立を検出し、「機能拡張制御プログラムI ’」を起動する。
【0163】
この「機能拡張制御プログラムI ’」においてCPU7は、前記受信したメッセージデータに基づいてそのメッセージ内容を表示部11に表示した後、可変表示ゲームを行なわずに、フリーワード変換マトリクス(図5参照)の使用可能領域の拡張処理を実行する。すなわち、CPU7は、RAM10の設定内容管理メモリ10aの「フリーワード変換マトリクス」項目の各フラグの値を参照し、まだ拡張されていない、いずれか1つのサブ領域に該当する項目のフラグの値を“0”から“1”にセットしてプロテクトを解除し、解除された部分のフリーワードが使用可能となった旨のメッセージを表示部11に表示する。
【0164】
以上がCPU7において実行される着信制御処理の動作手順である。
【0165】
次に、ページャー1のCPU7において実行されるキー入力制御処理について、図16に示すプログラム動作条件テーブルと図17に示すフローチャートとに基づいて説明する。
【0166】
図16は、ROM9の動作条件メモリ9mに格納されるプログラム動作条件テーブルについて示す図(その2)である。同図に示すプログラム動作条件テーブルは、キー入力制御処理においてそのサブプログラムとして起動される表示制御や報知制御、或いは機能拡張制御用の各プログラムのプログラム名と、この各プログラムの起動条件(動作条件)とを対応付けて記憶したテーブルである。
【0167】
この図16に示すプログラム動作条件テーブルにおいて、例えば、格納アドレスNo.11では、所定期間内に連続してメモリキー14bが1回、セレクトキー14cが2回、セットキー14dが5回押圧操作されると動作条件が成立し、「機能拡張制御プログラムI 」が起動され、このサブプログラムに基づいて当該ページャー1の機能拡張制御が行なわれることを意味している。
【0168】
このプログラム動作条件テーブルでは、当該ページャー1に設けられた各キーの押圧操作の所定の組み合わせ、或いは、前記組み合わせと当該ページャー1の内部処理データが所定条件を満たすことをサブプログラムの動作条件として設定している。
【0169】
次に、図17は、CPU7において実行されるキー入力制御処理のフローチャートである。CPU7では、電源投入後、メインスイッチ14aの押圧操作(取消指示)や、メモリキー14b、セレクトキー14c、及びセットキー14dの押圧操作により、ROM9のプログラムメモリ9aに格納されているキー入力制御処理に関するプログラムを読み出してその処理を開始する。
【0170】
まず、CPU7は、押圧操作されたキーのキー入力を解析し(ステップS21)、その押圧操作情報(押圧操作されたキー、押圧時間、同時に押圧操作されたキーの有無等)をRAM10のキー入力メモリ10eに格納する(ステップS21)。
【0171】
次いで、CPU7は、キー入力メモリ10eに格納された、所定期間内に押圧操作された複数のキーの押圧操作情報を取得して、この複数のキーの押圧操作情報、当該ページャー1の各種内部処理データの内容と、ROM9の動作条件メモリ9mに格納されているプログラム動作条件テーブル(図16参照)の各「動作条件」項目とを照合し(ステップS23)、条件が一致する「動作条件」項目があるか否かを判別する(ステップS24)。そして、CPU7は、条件が一致する「動作条件」項目がないと判別した場合は、押圧操作されたキーに基づいて通常のキー入力処理を行なった後(ステップS25)、上記ステップS1に戻る。
【0172】
また、CPU7は、条件が一致する「動作条件」項目があると判別した場合は、RAM10の動作条件成立カウントメモリ10dにおいて該当する動作条件格納アドレスNo.の成立回数データの値を更新した後、前記着信制御処理(図11参照)のステップS5〜ステップS7と同様にして、前記プログラム動作条件テーブルにおいて条件が一致した「動作条件」項目に対応するサブプログラムを読み出して起動し(ステップS26)、この起動したサブプログラムに基づいて、通常動作として設定されていない表示制御や報知制御、或いは、機能拡張制御等の各種制御処理を実行し(ステップS27)、このサブプログラムの終了に応じて(ステップS28)、上記ステップS21に戻る。なお、当該キー入力制御処理は、所定時間以上キー入力がなかった場合や、割り込み命令が入力された場合に終了する。
【0173】
このキー入力に応じて動作条件が成立した場合に実行される各種制御処理の具体例を以下に述べる。
【0174】
例えば、所定期間内に連続してメモリキー14bが1回、セレクトキー14cが2回、セットキー14dが5回押圧操作された場合、或いは、セレクトキー14cが押圧操作(1回)された時の時刻データ(時,分,秒)が、3時11分11秒のように同一数字が3つ以上連続した場合、CPU7は、プログラム動作条件テーブル(図16参照)において格納アドレスNo.11及び格納アドレスNo.12の動作条件の成立を検出し、前述した「機能拡張制御プログラムI 」を起動し、可変表示ゲームの停止図柄態様に応じてフリーワード変換マトリクスの使用可能領域を拡張設定する。
【0175】
なお、セレクトキー14cが押圧操作(1回)されたタイミングが、時刻補正情報の受信タイミング(4分に1回の割合で受信される)と一致した場合に、上記「機能拡張制御プログラムI 」を起動する動作条件としてもよい。
【0176】
また、所定期間内に連続してセットキー14dが2回押圧操作された時、RAM10のメッセージメモリ10bにおけるメッセージデータの格納本数が“10”本である場合、CPU7は、プログラム動作条件テーブルにおいて格納アドレスNo.13の動作条件の成立を検出し、「機能拡張制御プログラムII’」を起動して、設定内容管理メモリ10a(図8参照)を参照してメッセージメモリ10bにおけるメッセージデータの格納上限本数が「10」本である場合は、この格納上限本数を「25」本に拡張して設定し、その旨を表示部11に表示する。
【0177】
以上がCPU7において実行されるキー入力制御処理の動作手順である。
【0178】
以上のようなことから、本第1の実施の形態におけるページャー1によれば、CPU7(検出手段及び制御手段)は、アンテナ2、受信部3、デコーダー4、バッファメモリ5、デインターリーブ回路6、ID−ROM8等からなるデータ受信部(受信手段)によって受信された受信データより、動作条件メモリ9mのプログラム動作条件テーブルに記憶された所定の、アドレスデータ、ベクトルデータ、メッセージデータ、時刻補正情報等のうち、いずれかのデータを検出すると、当該データに対応するサブプログラムをROM9から読み出して起動し、このサブプログラムに基づいて通常動作として設定されていない表示制御や報知制御、或いは、機能拡張制御等の制御処理(当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている特定の機能)を行なう。
【0179】
したがって、CPU7は、受信データの中に所定のデータが含まれていれば、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている制御処理をデータ受信に応答して動作させることができる。
【0180】
また、この際、CPU7は、データ受信の際に、受信データとしてのメッセージデータ、フリーワード開始コードやシフトJISコード等(メッセージの表示態様を制御する制御データ)、時刻補正情報(定期的に受信される当該ページャー1を制御する制御データ)、アドレスデータ(当該ページャー1に個別に設定された識別データ)、に含まれる所定のデータを検出することにより、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている制御処理(特定の機能)を動作させることができる。
【0181】
また、本第1の実施の形態におけるページャー1によれば、CPU7(検出手段及び制御手段)は、アンテナ2、受信部3、デコーダー4、バッファメモリ5、デインターリーブ回路6、ID−ROM8等からなるデータ受信部(受信手段)によって受信された受信データ列より、動作条件メモリ9mのプログラム動作条件テーブルに記憶された、アドレスデータ、ベクトルデータ、メッセージデータ、時刻補正情報等からなる複数の動作条件項目(データの所定の組み合わせ)のうち、いずれかの動作条件項目が成立したことを検出すると、当該動作条件項目に対応するサブプログラムをROM9から読み出して起動し、このサブプログラムに基づいて通常動作として設定されていない表示制御や報知制御、或いは、機能拡張制御等の制御処理(当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている特定の機能)を行なう。
【0182】
したがって、CPU7は、受信データにデータの所定の組み合わせが含まれていれば、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている制御処理をデータ受信に応答して動作させることができる。
【0183】
また、この際、メッセージデータ、フリーワード開始コードやシフトJISコード等(メッセージの表示態様を制御する制御データ)、時刻補正情報(定期的に受信される当該ページャー1を制御する制御データ)、アドレスデータ(当該ページャー1に個別に設定された識別データ)、に含まれるデータを、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている制御処理(特定の機能)を動作させるための受信データに含まれるデータの所定の組み合せを構成する個々のデータとして設定できる。
【0184】
また、本第1の実施の形態におけるページャー1によれば、CPU7(検出手段及び制御手段)は、アンテナ2、受信部3、デコーダー4、バッファメモリ5、デインターリーブ回路6、ID−ROM8等からなるデータ受信部(受信手段)によりデータ受信が行なわれた際に、動作条件メモリ9mのプログラム動作条件テーブル(記憶手段)を参照して、受信データに対して設定された外部条件(例えば、受信データに所定のデータが含まれていること、受信データにデータの所定の組み合わせが含まれていること等)と、当該ページャー1による内部処理データに対して設定された内部条件(例えば、データ受信回数が所定回数以上であること、日時データに同一数字が3つ以上連続していること等)との組み合せからなる複数の動作条件項目のうち、いずれかの動作条件項目が成立したことを検出すると、当該動作条件項目に対応するサブプログラムをROM9から読み出して起動し、このサブプログラムに基づいて通常動作として設定されていない表示制御や報知制御、或いは、機能拡張制御等の制御処理(当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている特定の機能)を行なう。
【0185】
したがって、CPU7は、データ受信の際に、受信データに対して設定された外部条件と当該ページャー1による内部処理データに対して設定された内部条件とがともに成立すれば、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている特定の機能を動作させることができる。
【0186】
また、この際、データ受信の際に、受信データとしてのメッセージデータ、フリーワード開始コードやシフトJISコード等(メッセージの表示態様を制御する制御データ)、時刻補正情報(定期的に受信される当該ページャー1を制御する制御データ)、アドレスデータ(当該ページャー1に個別に設定された識別データ)、に所定のデータを含んでいることを、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている制御処理(特定の機能)を動作させるための外部条件として設定できる。
【0187】
また、本第1の実施の形態におけるページャー1によれば、当該ページャー1の内部処理データに基づく内部条件は、RAM10の動作条件成立カウントメモリ10d(受信回数記憶手段)に格納される各動作条件(格納アドレスNo.)毎の成立回数データや当該ページャー1宛の受信データの総着信回数データに対して設定される。また、前記内部条件は、内部クロック7a(計時手段)により計時された現在時刻(年,月,日,時,分,秒)に対して設定される。
【0188】
したがって、データ受信の際に、当該ページャー1におけるデータ受信回数や日時データを、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている特定の機能を動作させるための内部条件として設定できる。
【0189】
また、本第1の実施の形態におけるページャー1によれば、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている報知制御(特定の機能)は、スピーカー16、LED17、バイブレーター18(報知手段)による報知を通常とは異なる報知形態で行なう。
【0190】
したがって、受信データに所定のデータが含まれていること、受信データにデータの所定の組み合わせが含まれていること、受信データに対して設定された外部条件と当該ページャー1による内部処理データに対して設定された内部条件とがともに成立すること、等の所定の動作条件がデータ受信の際に成立すれば、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている報知制御が動作して、報知を通常とは異なる報知形態で行なう。これにより、例えば、受信データに“緊急”を示すメッセージデータが含まれていた場合に、着信報知音を緊急用の報知音に変更することなどが可能となる。
【0191】
また、本第1の実施の形態におけるページャー1によれば、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている表示制御(特定の機能)は、表示部11(表示手段)における表示を通常とは異なる表示形態で行なう。
【0192】
したがって、受信データに所定のデータが含まれていること、受信データにデータの所定の組み合わせが含まれていること、受信データに対して設定された外部条件と当該ページャー1による内部処理データに対して設定された内部条件とがともに成立すること、等の所定の動作条件がデータ受信の際に成立すれば、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている表示制御が動作して、表示を通常とは異なる表示形態で行なう。これにより、例えば、受信データの中に“緊急”を示すメッセージデータが含まれていた場合に、表示文字のサイズや字体を変更することなどが可能となる。
【0193】
また、本第1の実施の形態におけるページャー1によれば、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている表示制御(特定の機能)は、画像データメモリ9j(画像記憶手段)に記憶された画像データを表示部11(表示手段)に表示する。
【0194】
したがって、受信データに所定のデータが含まれていること、受信データにデータの所定の組み合わせが含まれていること、受信データに対して設定された外部条件と当該ページャー1による内部処理データに対して設定された内部条件とがともに成立すること、等の所定の動作条件がデータ受信の際に成立すれば、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている表示制御が動作して、表示画面に画像表示を行なう。これにより、例えば、受信データの中に“おめでとう”を示すメッセージデータが含まれていた場合に、このメッセージに対応する予め記憶された画像を表示することなどが可能となる。
【0195】
また、本第1の実施の形態におけるページャー1によれば、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている機能拡張制御(特定の機能)は、設定内容管理メモリ10a(拡張情報記憶手段)に記憶されたフラグ情報(拡張情報)に基づいて、当該ページャー1に設定されたフリーワード変換機能や、メッセージメモリ10b及びアドレス帳メモリ10cにおけるデータ格納機能(通常の設定機能)を拡張する。
【0196】
したがって、受信データに所定のデータが含まれていること、受信データにデータの所定の組み合わせが含まれていること、受信データに対して設定された外部条件と当該ページャー1による内部処理データに対して設定された内部条件とがともに成立すること、等の所定の動作条件がデータ受信の際に成立すれば、当該ページャー1に予め設定されている通常動作時は無効としている機能拡張制御が動作して、当該ページャー1の通常の設定機能を拡張する。これにより、例えば、自己宛メッセージの受信回数に応じて使用可能なフリーワードを段階的に増やしていく(拡張する)ことなどが可能となる。
【0197】
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態においては、データ受信の際に所定の動作条件が成立すると、当該受信装置に予め設定されている通常動作時は無効としている特定の機能が動作して、報知形態や表示形態を変更したり、画像表示や設定機能の拡張を行なうことにより、コミュニケーションツールとしての付加的要素や一種の遊び的要素を加入者に対して提供することを可能とする場合について説明した。本第2の実施の形態においては、他者から送信されて着信したメッセージデータが所定の条件を満たす場合に、着信待機画面に表示する背景画像を自動設定するページャー1について説明する。
【0198】
なお、本第2の実施の形態におけるページャー1の回路構成は、図1に示す前記第1の実施の形態におけるページャー1の回路構成とほぼ同様の構成であり、図1におけるROM9、RAM10、及び表示部11の各構成要素に変更が加えられるのみであるので、それぞれをROM9’、RAM10’、表示部11’に置き換えることとして全体の構成図の図示を省略し、以下、変更内容についてのみ詳細に説明することとする。
【0199】
ROM9’は、EEPROMよりなり、図18に示すように、第1の実施の形態における図3と同一のプログラムメモリ(PM)9a、キャラクタジェネレータメモリ(CG)9b、ダイアルデータ変換テーブルメモリ(DT)9c、フリーワード変換マトリクスメモリ(FM)9d、シフトJISコード変換テーブルメモリ(ST)9e、定型句変換テーブルメモリ(TT)9f、表示制御プログラムメモリ(DC)9g、報知制御プログラムメモリ(FC)9h、機能拡張制御プログラムメモリ(KC)9i、画像データメモリ(GC)9j、メロディデータメモリ(LC)9kと、変更部分である動作条件メモリ(CM)9m’、及び背景画像メモリ(BC)9nとにより構成されている。
【0200】
動作条件メモリ(CM)9m’は、前記第1の実施の形態において説明した着信制御処理(図11参照)においてそのサブプログラムとして起動される表示制御や報知制御、或いは機能拡張制御用の各プログラムのプログラム名と、この各プログラムの起動条件(動作条件)とを対応付けて記憶したプログラム動作条件テーブル(図19参照)を格納するメモリエリアである。
【0201】
この図19に示すプログラム動作条件テーブルにおいて、格納アドレスNo.10では、受信したメッセージデータ(ダイアルデータ)に、フリーワード開始コード“−−”(ダイアル入力「*2*2」)と、フリーワード“つくる”(ダイアル入力「432393」)と、フリーワードによるキーワード(予め背景画像メモリ(BC)9nに格納されているキーワード、図20参照)と、画像データの表示位置を示す2桁の番号とが順に含まれていれば、動作条件が成立し、「表示制御プログラムVI」が起動され、このサブプログラムに基づいて所定の背景画像の表示制御が行なわれることを意味している。
【0202】
また、背景画像メモリ(BC)9nは、着信待ち時の基本画面において表示される画像データの、画像データメモリ(GC)9j内の格納アドレスとキーワードとを対応づけて記憶した背景画像データテーブル(図20参照)を格納するメモリエリアである。
【0203】
この図20に示す背景画像データテーブルにおいて、例えば、GC格納アドレスNo.11では、キーワード“いえ”(ダイアル入力「1214」)が対応づけられている。また、画像データメモリ(GC)9j内のGC格納アドレスNo.11には、図20の右欄に示すような“いえ”を表す画像データが格納されている。同様に、GC格納アドレスNo.14では、キーワード“つき”(ダイアル入力「4322」)が対応づけられ、画像データメモリ(GC)9j内のGC格納アドレスNo.14には、図20の右欄に示すような“つき”を表す画像データが格納されている等、背景画像メモリ(BC)9nには、複数のキーワードと画像データの格納アドレスNo.が対応づけられて格納されている。
【0204】
RAM10’は、図21に示すように、前記第1の実施の形態における図7と同一のメッセージメモリ(MM)10b、アドレス帳メモリ(AM)10c、動作条件成立カウントメモリ(DM)10d、キー入力メモリ(IM)10eと、変更部分である設定内容管理メモリ(MCM)10a’、及び基本画面表示制御メモリ(DCM)10fとにより構成されている。
【0205】
設定内容管理メモリ(MCM)10a’は、図22に示すように、当該RAM10’のメッセージメモリ10b及びアドレス帳メモリ10cにおける受信データや住所録データの格納上限本数、ROM9’のフリーワード変換マトリクスメモリ9dに格納されたフリーワード変換マトリクス(前記第1の実施の形態における図5参照)における使用可能領域、ROM9’の表示制御プログラムメモリ9gに格納された表示制御用の各サブプログラムの中から実際にメッセージ表示の際に使用する表示制御プログラム、報知制御プログラムメモリ9hに格納された報知制御用の各サブプログラムの中から実際に報知時に使用する報知制御プログラム、機能拡張制御プログラムメモリ9iに格納された機能拡張制御用の各サブプログラムの中から実際に使用する機能拡張制御プログラム、等をフラグにより管理するメモリエリアである。
【0206】
さらに、設定内容管理メモリ10a’は、当該RAM10’のメッセージメモリ10b及びアドレス帳メモリ10cに現在格納されている受信データや住所録データの格納本数を記憶するメモリエリアを有する。
【0207】
なお、この図22に示す設定内容管理メモリ10a’において、フラグの値は、初回電源投入時における初期状態を示している。すなわち、初期状態においてRAM10’のメッセージメモリ10b及びアドレス帳メモリ10cは、前記第1の実施の形態と同様に、それぞれ15本及び12本の受信データ及び住所録データを格納することが可能である。また、初期状態において、フリーワード変換マトリクス(前記第1の実施の形態における図5参照)は、ダイアル入力「11」〜「00」に対応する初期設定領域91の計100個が使用可能であり、加えて、メッセージ表示の際には、「通常表示制御プログラム」が起動されて通常の表示制御が行なわれ、報知の際には、「通常報知制御プログラム」が起動されて通常の報知制御が行なわれる。また、初期状態においては、いずれの「機能拡張制御プログラム」も起動されない。
【0208】
また、この設定内容管理メモリ10a’における各フラグの値は、第1の実施の形態では、着信制御処理(図11参照)やキー入力制御処理(図17参照)において、プログラム動作条件テーブル(図6参照)に示した動作条件を満たした場合にCPU7により書き換えられることとされていたが、本第2の実施の形態では、図22に示す設定内容管理メモリ10a’において、図19に示すプログラム動作条件テーブル9m’の格納アドレスNo.10に対応する表示制御プログラムVIのフラグの値は、常時「1」(起動可能)に設定されている。
【0209】
基本画面表示制御メモリ(DCM)10fは、着信時の画面から基本画面(着信待機画面)へ移行する際に、基本画面に表示する画像データを表示指定位置と対応づけて格納する基本画面画像テーブル(図23参照)を記憶するメモリエリアである。この図23において、基本画面画像テーブルは、表示部11’上に設定された表示指定位置11a’((01〜22)図24参照)と、背景画像となる画像データの画像データメモリ(GC)9j内の格納位置とを対応づけて記憶している。
【0210】
表示部11’は、例えばドットマトリクスタイプの液晶表示パネルにより構成され、図1に示すドライバ13からの表示データに基づいて受信メッセージやアニメーション(動画)等を表示する。この表示部11’の表示画面には、図24に示すような表示位置が設定されている。すなわち、表示部11’の表示画面は縦4×横11の表示ブロックで構成され、このうち1行目と4行目(図中にハッチングで示す表示指定位置11a’)には、表示位置が2桁の番号(01〜22)で定義されており、前記基本画面表示制御メモリ(DCM)10fに記憶されたデータに基づく画像データが表示される。
【0211】
以上が、本第2の実施の形態におけるページャー1の前記第1の実施の形態におけるページャー1との構成上の相違点である。
【0212】
次に、本第2の実施の形態におけるページャー1の動作について説明する。
前記第1の実施の形態の着信制御処理(図11参照)と同様の処理において、着信待機時においては表示部11’は、図26に示すような基本画面を表示しているが、例えば、ページャー1が受信データ(メッセージデータ)としてダイアルデータで“*2*243239343220096”を着信すると、CPU7はメッセージ表示処理において、このメッセージデータの先頭から順に、“*2*2”はフリーワード開始コード、“432393”は「つくる」(フリーワード)、“4322”は「つき」(フリーワードによるキーワード(図20参照))、“0096”は「01」(フリーワード)であることを解析する。
【0213】
そして、この解析結果より表示部11’は、図27に示すように「つくるつき01」を表示するとともに、CPU7は、キーワード「つくる」と、背景画像メモリ(BC)9nに設定されている「つき」を検出したことにより、プログラム動作条件テーブル(図19参照)において格納アドレスNo.10の動作条件の成立を検出し、「表示制御プログラムVI」を起動させる。
【0214】
この「表示制御プログラムVI」においてCPU7は、図25に示すように背景画像メモリ(BC)9nに設定されている「つき」のGC格納アドレスNo.14を、「つくるつき」の後に指定された表示指定位置「01」に対応づけて基本画面表示制御メモリ(DCM)10fに設定する。そして、キー入力部14の操作(いずれのキー操作でもよい)を検出すると、基本画面(着信待機画面)に戻り、図25に示すように基本画面表示制御メモリ(DCM)10fに設定されたデータに基づいて、図28に示すように、表示部11’の表示指定位置「01」の位置に、背景画像データ11b’(図28中では月の画像)を表示する。
【0215】
なお、基本画面の表示においては、すでに画像データが設定されている表示指定位置に新規に画像データを設定するメッセージデータを着信した場合は、常時上書きされるものとする。
【0216】
以上のようなことから、本第2の実施の形態におけるページャー1によれば、CPU7(検出手段及び制御手段)は、アンテナ2、受信部3、デコーダー4、バッファメモリ5、デインターリーブ回路6、ID−ROM8等からなるデータ受信部(受信手段)によって受信された受信データより、動作条件メモリ9m’のプログラム動作条件テーブルに記憶された所定のメッセージデータを検出すると、当該データに対応するサブプログラムとしてROM9’から、表示制御プログラムVIを読み出して起動し、この表示制御プログラムVIに基づいて表示部11’の所定の表示位置に背景画像を表示する。
【0217】
したがって、ユーザー自身の設定によって背景画像の設定を行うだけでなく、他者から着信したメッセージデータによって背景画像が設定されるため、送信者、受信者の双方にとってのページャー1によるメッセージのやりとりの楽しみを増すことができる。
【0218】
以上、本発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜に変更可能であることは勿論である。
【0219】
例えば、上記実施の形態例においては、本発明を高度無線呼出方式に対応するページング受信機1に適用した場合について述べたが、これは前記ページング受信機に限定されるものではなく、例えば、NTT方式やPOCSAG方式のページング受信機であってもよい。また、上記実施の形態例は、本発明をページング受信機に適用した場合について述べたが、文字放送を受信できるFM文字多重放送受信機、テレターミナルシステム等のMCAデータ通信システムで活用されているPDA(Personal Digital Assistant)、及びデータ通信機能を備えた携帯電話、PHS、スマートフォン(Smart Phone )等に本発明を適用してもよい。更には、電子メールシステム等のデータ受信端末であっても良い。
【0220】
【発明の効果】
請求項1及び5記載の発明によれば、予め指定された情報を含むデータであると判別できた場合に、更にデータの受信回数を計測し、計測された受信回数に応じて受信装置の機能を設定制御することで、受信装置に新たな効果や付加的要素を加えることができる。
【0221】
請求項2及び6記載の発明によれば、受信データが予め指定された情報を含むデータであると判別できた場合に、更に属性情報を特定し、特定された属性情報に基づいた出力形態で出力することで、受信装置に新たな効果や付加的要素を加えることができる。
【0227】
請求項3及び7記載の発明によれば、受信データの受信日時を取得し、更に受信日時が予め指定された時間帯に含まれている場合は、受信装置の機能を設定制御することで、受信装置に新たな効果や付加的要素を加えることができる。
【0228】
請求項4及び8記載の発明によれば、予め指定された情報を含むデータであると判別できた場合に、更に受信日時を取得し、取得した受信日時に応じて受信装置の機能を設定制御することで、受信装置に新たな効果や付加的要素を加えることができる。
【0232】
また、以上のようなことから本発明によれば、データ受信の際に所定の動作条件が成立すると、当該受信装置に予め設定されている通常動作時は無効としている特定の機能が動作して、報知形態や表示形態を変更したり、画像表示や設定機能の拡張を行なう。したがって、どのような動作条件に基づいてこのような機能が動作するのかといった疑問をユーザーに対して提示することとなり、当該受信装置に対するユーザーの興趣を高めることができ、また、その動作条件を把握することによって該機能による様々な効果を得ることができる等、コミュニケーションツールとしての付加的要素や一種の遊び的要素を加入者に対して提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態におけるページャー1の回路構成を示すブロック図である。
【図2】図1のID−ROM8のメモリ構成を示す図である。
【図3】図1のROM9のメモリ構成を示す図である。
【図4】図3のダイアルデータ変換テーブルメモリ(DT)に格納されるダイアルデータ変換テーブルについて示す図である。
【図5】図3のフリーワード変換マトリクスメモリ(FM)に格納されるフリーワード変換マトリクスについて示す図である。
【図6】図3の動作条件メモリ(CM)に格納されるプログラム動作条件テーブルについて示す図(その1)である。
【図7】図1のRAM10のメモリ構成を示す図である。
【図8】図7の設定内容管理メモリ(MCM)のメモリ構成を示す図である。
【図9】図7のメッセージメモリ(MM)のメモリ構成を示す図である。
【図10】図7のアドレス帳メモリ(AM)のメモリ構成を示す図である。
【図11】図1のCPU7において実行される着信制御処理のフローチャートである。
【図12】図11の着信制御処理において実行される受信メッセージの表示制御の一例について示す図(その1)である。
【図13】図11の着信制御処理において実行される受信メッセージの表示制御の一例について示す図(その2)である。
【図14】図11の着信制御処理において実行される機能拡張制御の一例について示す図である。
【図15】図11の着信制御処理において実行される受信メッセージの表示及び報知制御の一例について示す図である。
【図16】図3の動作条件メモリ(CM)に格納されるプログラム動作条件テーブルについて示す図(その2)である。
【図17】図1のCPU7において実行されるキー入力制御処理のフローチャートである。
【図18】本発明を適用した第2の実施の形態におけるページャー1を構成するROM9’のメモリ構成を示す図である。
【図19】図18に示す動作条件メモリ(CM)9m’に格納されるプログラム動作条件テーブルについて示す図である。
【図20】図18に示す背景画像メモリ(BC)9nに格納される背景画像データテーブルについて示す図である。
【図21】RAM10’のメモリ構成を示す図である。
【図22】図21の設定内容管理メモリ(MCM)10a’のメモリ構成を示す図である。
【図23】図21に示す基本画面表示制御メモリ(DCM)10fに格納される基本画面画像テーブルについて示す図である。
【図24】表示部11’の表示指定位置11a’を示す図である。
【図25】本発明を適用した第2の実施の形態におけるページャー1において、メッセージデータを受信した場合に基本画面表示制御メモリ(DCM)10fに格納されるデータの一例を示す図である。
【図26】表示部11’の基本画面(着信待機時の画面)の一例を示す図である。
【図27】表示部11’の着信時の画面の一例を示す図である。
【図28】図27に示す例の着信画面から切り替わった後の、所定の背景画像が表示された基本画面を示す図である。
【図29】高度無線呼出方式におけるデータ構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ページャー
2 アンテナ
3 受信部
4 デコーダー
5 バッファメモリ
6 デインターリーブ回路
7 CPU
7a 内部クロック
8 ID−ROM
9 ROM
9a プログラムメモリ(PM)
9b キャラクタジェネレータメモリ(CG)
9c ダイアルデータ変換テーブルメモリ(DT)
9d フリーワード変換マトリクスメモリ(FM)
91 初期設定領域
92 拡張領域
92a〜92e サブ領域
9e シフトJISコード変換テーブルメモリ(ST)
9f 定型句変換テーブルメモリ(TT)
9g 表示制御プログラムメモリ(DC)
9h 報知制御プログラムメモリ(FC)
9i 機能拡張制御プログラムメモリ(KC)
9j 画像データメモリ(GC)
9k メロディデータメモリ(LC)
9m 動作条件メモリ(CM)
10 RAM
10a 設定内容管理メモリ(MCM)
10b メッセージメモリ(MM)
101 初期設定領域
102 拡張領域
10c アドレス帳メモリ(AM)
111 初期設定領域
112 拡張領域
10d 動作条件成立カウントメモリ(DM)
10e キー入力メモリ(IM)
11 表示部
11a,11b,11c 表示窓
12 ELバックライト
13 ドライバ
14 キー入力部
14a メインスイッチ
14b メモリキー
14c セレクトキー
14d セットキー
15 ドライバ
16 スピーカー
17 LED
18 バイブレーター
19 バス
20 電源電池

Claims (8)

  1. データを受信する受信装置において、
    データを受信する際に、該受信データが予め指定された情報を含むデータであるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により予め指定された情報を含むデータであると判別された場合には、該データの受信回数を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測されたデータの受信回数に応じて当該受信装置の機能を設定制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  2. データを受信する受信装置において、
    データを受信する際に、該受信データが予め指定した情報を含むデータであるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により予め指定された情報を含むデータであると判別された場合には、該データに基づいて決定される属性情報を特定する属性情報特定手段と、
    前記受信手段により受信されたデータを、前記属性情報特定手段により特定された属性情報に基づいた出力形態で出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  3. データを受信する受信装置において、
    データを受信する際に、該データの受信日時を取得する受信日時取得手段と、
    前記受信日時取得手段により取得された日時が予め指定された時間帯に含まれているか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に応じて当該受信装置の機能を設定制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  4. データを受信する受信装置において、
    データを受信する際に、該受信データが予め指定した情報を含むデータであるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により予め指定された情報を含むデータであると判別された場合には、該データの受信日時を取得する受信日時取得手段と、
    前記受信日時取得手段により取得された受信日時に応じて当該受信装置の機能を設定制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  5. データを受信する受信装置を制御するコンピュータに、
    データを受信する際に、該受信データが予め指定された情報を含むデータであるか否かを判別する機能、
    前記判別手段により予め指定された情報を含むデータであると判別された場合には、該データの受信回数を計測する機能、
    前記計測手段により計測されたデータの受信回数に応じて当該受信装置の機能を設定制御する機能、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  6. データを受信する受信装置を制御するコンピュータに、
    データを受信する際に、該受信データが予め指定された情報を含むデータであるか否かを判別する機能、
    前記判別手段により予め指定された情報を含むデータであると判別された場合には、該データに基づいて決定される属性情報を特定する機能、
    前記受信手段により受信されたデータを、前記属性情報特定手段により特定された属性情報に基づいた出力形態で出力する機能
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  7. データを受信する受信装置を制御するコンピュータに、
    データを受信する際に、該データの受信日時を取得する機能
    前記受信日時取得手段により取得された日時が予め指定された時間帯に含まれているか否かを判別する機能
    前記判別手段による判別結果に応じて当該受信装置の機能を設定制御する機能
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  8. データを受信する受信装置を制御するコンピュータに、
    データを受信する際に、該受信データが予め指定した情報を含むデータであるか否かを判別する機能
    前記判別手段により予め指定された情報を含むデータであると判別された場合には、該データの受信日時を取得する機能
    前記受信日時取得手段により取得された受信日時に応じて当該受信装置の機能を設定制御する機能
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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