JP3920476B2 - 多層エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばディスプレイ装置などに用いられるエレクトロルミネッセンス(以下、ELと略記する。)素子に係り、特に透明基板上に複数の厚膜EL素子を積層した多層EL素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
表示デザインの要求仕様の1つに、通常の表示時は単に板状に発光し、指定信号が入力されると特定のパターンを表示したいという要求がある。厚膜式のEL素子の場合、従来は発光面を平面的に分割し、全面を発光させるか、特定の部分のみを発光させるかで、前記要求に応えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、全面発光時にパターン輪郭は発光できないため輪郭が見えてしまい、意匠性が損なわれるという問題がある。とりわけ、全面発光時は前面側に設けられた液晶などの表示装置のバックライト的な使い方をし、特定場所の発光時には背面から文字や絵を浮かび上がらせるという使い方の場合、全面発光時に発光しないパターン輪郭の存在は前記表示装置の文字表示を見にくくするため、目障りになり、表示品質が劣化するという欠点を有している。
【0004】
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、表示品質の高い多層EL素子を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、透明電極付きの透明基板上に、第1蛍光体層、透明誘電体層、中間透明電極、第2蛍光体層、誘電体層ならびに背面電極を順次形成し、前記透明基板側透明電極と第1蛍光体層と透明誘電体層と中間透明電極で第1の厚膜エレクトロルミネッセンス素子が構成され、前記中間透明電極と第2蛍光体層と誘電体層と背面電極で第2の厚膜エレクトロルミネッセンス素子が構成されて、前記第1の厚膜エレクトロルミネッセンス素子はパターンニングされていないで全面発光し、前記第2の厚膜エレクトロルミネッセンス素子の前記第2蛍光体層と誘電体層は前記第1の厚膜エレクトロルミネッセンス素子の第1蛍光体層、透明誘電体層、中間透明電極と略同じ形状をしており、背面電極のみが所望の形状にパターンニングされていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図とともに説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る多層EL素子の断面図である。同図において、1は透明電極付きの透明基板、2は第1蛍光体層、3は透明誘電体層、4は透明電極、5は第2蛍光体層、6は誘電体層、7は背面電極、8はレジスト層であり、図示のように順次積層されている。
【0007】
前記透明基板1は例えば厚さが75〜125μmのポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミドなどの透明な合成樹脂フィルムからなり、第1蛍光体層2と対向する面に例えばITOなどからなる透明電極(図示せず)が形成されている。
【0008】
前記第1蛍光体層2は、バインダーとしてシアノエチル樹脂(例えば信越化学社製 製品名CR−S)などの高誘電率樹脂を有機溶剤に溶かして粘度調整したものを用い、それに防湿コートが施された蛍光体粉末(例えばシルバニア製 製品名TYPE10 発光色 オレンジ)を分散し、このペーストを前記透明基板1(透明電極)上にスクリーン印刷などの手法で乾燥膜厚が30〜60μm(本実施形態では50μm)になるように印刷した後、加熱して前記有機溶剤を揮発させることにより形成される。
【0009】
前記透明誘電体層3は、第1蛍光体層2への印加電圧を高くして輝度を上げるために、シアノエチル樹脂(例えば信越化学社製 製品名CR−S)などの高誘電率樹脂を有機溶剤に溶かして粘度調整したものをスクリーン印刷などの手法で乾燥膜厚が3〜8μm(本実施形態では5μm)になるように印刷した後、加熱して前記有機溶剤を揮発させることにより形成される。
【0010】
前記透明電極4は、例えばPETの如きポリエステル樹脂などの透明バインダーを有機溶剤に溶かして粘度調整したものを用い、それにITO粉末を適量分散し、このペーストを前記透明誘電体層3の上にスクリーン印刷などの手法で乾燥膜厚が5〜20μm(本実施形態では10μm)になるように印刷した後、加熱して前記有機溶剤を揮発させることにより形成される。
【0011】
前記第2蛍光体層5は、バインダーとしてシアノエチル樹脂(例えば信越化学社製 製品名CR−S)などの高誘電率樹脂を有機溶剤に溶かして粘度調整したものを用い、それに防湿コートが施された蛍光体粉末(例えばシルバニア製 製品名TYPE40 発光色 ブルーグリーン)を適量添加して分散し、このペーストを前記透明電極4の上にスクリーン印刷などの手法で乾燥膜厚が30〜60μm(本実施形態では50μm)になるように印刷した後、加熱して前記有機溶剤を揮発させることにより形成される。
【0012】
前記誘電体層6は、第2蛍光体層5への印加電圧を高くして輝度を上げるために、シアノエチル樹脂(例えば信越化学社製 製品名CR−V)またはフッ素樹脂(例えばダイキン工業社製 製品名G−501)などの高誘電率樹脂を有機溶剤に溶かして粘度調整し、それにチタン酸バリウムなどの高誘電率材料を分散したものをスクリーン印刷などの手法で乾燥膜厚が10〜20μm(本実施形態では10μm)になるように印刷した後、加熱して前記有機溶剤を揮発させることにより形成される。
【0013】
前記背面電極7は、例えばPETの如きポリエステル樹脂などの透明樹脂バインダーを有機溶剤に溶かして粘度調整したものを用い、それに銀、カーボンブラックあるいはグラファイトなどの導電粉末を適量分散し、このペーストを前記誘電体層6の上にスクリーン印刷などの手法で乾燥膜厚が5〜15μm(本実施形態では10μm)になるように印刷した後、加熱して前記有機溶剤を揮発させることにより形成される。
【0014】
前記レジスト層8は絶縁性、防湿性を確保するために設けられており、ジオクチルフタレート(DOP)などの液状可塑剤に塩化ビニルやポリエステルなどの熱可塑性樹脂を分散させてプラスチックゾルタイプの絶縁ペーストを作り、このペーストを図1に示すように前記背面電極7の上から誘電体層6ならびに第2蛍光体層5の外周全体に、乾燥膜厚が5〜15μm(本実施形態では15μm)になるように塗布した後、加熱して前記有機溶剤を揮発させることにより形成される。
【0015】
前記シアノ系樹脂は、水酸基を有するポリマーを原料としてこれにアクリロニトリルを反応して得られた樹脂で、極性の大きいシアノ基(−CN)を側鎖に有しているため、約15〜20の高い比誘電率を有している。
【0016】
前記フッ素樹脂として用いたダイキン工業社製 製品名G−501はビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン系のフッ素樹脂で、ポリアミン系加硫剤を使用しており、約12〜15の高い比誘電率を示す。また誘電体層6に添加するチタン酸バリウムの比誘電率は通常1000〜3000であり、本発明ではこの他酸化チタン(比誘電率は通常60〜80)などの誘電体粉末が使用可能である。
【0017】
本実施形態では、第1蛍光体層2と透明誘電体層3と透明電極4で第1の厚膜EL素子が構成され、第2蛍光体層5と誘電体層6と背面電極7で第2の厚膜EL素子が構成されている。但し前記透明電極4は第2の厚膜EL素子の発光にも使用される。前記第1の厚膜EL素子は全面発光、第2の厚膜EL素子は第1の厚膜EL素子とは異なる所望パータンの形状で発光するように、第2蛍光体層5と誘電体層6と背面電極7がパターンニングされている。
【0018】
前述のように第1蛍光体層2と第2蛍光体層5の2層の蛍光体層を設け、電圧を印加する箇所を透明基板1(透明電極)と透明電極4の間、透明電極4と背面電極7の間と変化させることにより、2色の発光表示ができる。
【0019】
本実施形態では、第1蛍光体層2の発光色がオレンジで、第2蛍光体層5の発光色がブルーグリーンであるから、透明基板1(透明電極)と透明電極4の間に電圧を印加するとオレンジの発光、透明電極4と背面電極7の間に電圧を印加するとブルーグリーンの発光となる。
【0020】
本実施形態では、発光色がオレンジとブルーグリーンの組み合わせについて説明したが、例えばブルー(シルバニア製 製品名TYPE20)、紫(シルバニア製 製品名TYPE60)など他の蛍光体との組み合わせ、若しくは他の蛍光体どうしの組み合わせも可能である。
【0021】
本実施形態に係るEL素子は、背面電極7の外表面(下面)に背面電極7のよりも厚い膜厚の絶縁性のレジスト層8が積層されている。そのため外部の湿気が背面電極7側から蛍光体層2,5に達し難く、しかも蛍光体層2,5は防湿コートが施された蛍光体粉末を使用しているため、仮に僅かな湿気が蛍光体層2,5に達しても、蛍光体粉末に悪影響を及ぼすことがなく、EL素子の長寿命化が図れる。
【0022】
またレジスト層8は熱可塑性樹脂を主成分とするプラスチックゾルタイプの絶縁ペーストを印刷、乾燥して形成されたもので、このプラスチックゾルタイプの絶縁ペーストは有機溶剤を分散媒としないため、粘度の安定性が高く、長時間印刷しても印刷性が殆ど変わらず、また成膜成分の含有率が高いことから、1回の印刷でも十分な膜厚を確保することができ、印刷工程の簡略化が図れる。さらにプラスチックゾルタイプの絶縁ペーストは印刷、乾燥時に気泡などによるピンホールが発生しにくく、高密度の塗膜が得られるため、防湿効果が高い。またこの絶縁ペーストにはイソシアネートがカップリング剤として添加されているため、背面電極7とレジスト層8の密着性が良好で、この点からも優れた防湿効果が得られる。
【0023】
前述のようにフッ素系樹脂を主成分とするバインダーを使用して誘電体層6を形成すれば、誘電体層6の耐湿性が向上する。一方、第2蛍光体層5のバインダーであるシアノ系樹脂はフッ素系樹脂に比べて誘電率が高く、蛍光体粉末の分散性が良好であるため、高輝度で発光品位の良いEL素子となる。
【0024】
(実施形態2)
図2は、本発明の第2の実施形態に係る多層EL素子の断面図である。同図において1は透明電極付きの透明基板、2は第1蛍光体層、9は半透明誘電体層、4は透明電極、5は第2蛍光体層、6は誘電体層、7は背面電極、8はレジスト層であり、図示のように順次積層されている。
【0025】
この実施形態の場合半透明誘電体層9は、シアノエチル樹脂(例えば信越化学社製 製品名CR−S)などの高誘電率樹脂を有機溶剤に溶かして粘度調整したものに、例えばマイカ、パール、酸化チタン、チタン酸バリウムなどの白色粉末を添加、分散したものをスクリーン印刷などの手法で乾燥膜厚が3〜8μm(本実施形態では5μm)になるように印刷した後、加熱して前記有機溶剤を揮発させることにより形成される。
【0026】
前記第2蛍光体層5は、バインダーとしてシアノエチル樹脂(例えば信越化学社製 製品名CR−S)などの高誘電率樹脂を有機溶剤に溶かして粘度調整したものを用い、それに防湿コートが施された蛍光体粉末(例えばシルバニア製 製品名TYPE40 発光色 ブルーグリーン)と、発光色を変化させるため蛍光顔料、蛍光染料を適量添加して分散し、このペーストを前記透明電極4の上にスクリーン印刷などの手法で乾燥膜厚が30〜60μm(本実施形態では50μm)になるように印刷した後、加熱して前記有機溶剤を揮発させることにより形成され、着色した蛍光体層となる。
【0027】
前記蛍光顔料としては例えばシンロイヒFA001〜009が、また蛍光染料としては例えばローダミンBなどがある。
【0028】
本実施形態では、第1蛍光体層2と半透明誘電体層9と透明電極4で第1の厚膜EL素子が構成され、第2蛍光体層5と誘電体層6と背面電極7で第2の厚膜EL素子が構成されて、前記第1の厚膜EL素子は全面発光、第2の厚膜EL素子は第1の厚膜EL素子とは異なる所望パータンの形状で発光するように、第2蛍光体層5と誘電体層6と背面電極7がパターンニングされている。
【0029】
(実施形態3)
図3は、本発明の第3の実施形態に係る多層EL素子の断面図である。この実施形態で前記第1,2の実施形態と相違する点は、第2の厚膜EL素子の第2蛍光体層5と誘電体層6から構成される発光層は、第1の厚膜EL素子〔第1蛍光体層2、透明誘電体層3(または半透過誘電体層9)、透明電極4〕と略同じ形状をしており、背面電極7のみが所望の形状にパターンニングされている。
【0030】
前記実施形態では第1の厚膜EL素子を単一の厚膜ELで構成したが、複数の厚膜ELで第1の厚膜EL素子を構成することもできる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、透明電極付きの透明基板上に、第1蛍光体層、透明誘電体層、中間透明電極、第2蛍光体層、誘電体層ならびに背面電極を順次形成し、前記透明基板側透明電極と第1蛍光体層と透明誘電体層と中間透明電極で第1の厚膜エレクトロルミネッセンス素子が構成され、前記中間透明電極と第2蛍光体層と誘電体層と背面電極で第2の厚膜エレクトロルミネッセンス素子が構成されて、前記第1の厚膜エレクトロルミネッセンス素子はパターンニングされていないで全面発光し、前記第2の厚膜エレクトロルミネッセンス素子の前記第2蛍光体層と誘電体層は前記第1の厚膜エレクトロルミネッセンス素子の第1蛍光体層、透明誘電体層、中間透明電極と略同じ形状をしており、背面電極のみが所望の形状にパターンニングされていることを特徴とするものである。このような構成をとることにより、表示部の輪郭が見えにくく、表示品質の高い多層EL素子を提供することができる。
【0032】
請求項2記載の本発明は、第1の厚膜EL素子と第2の厚膜EL素子は異なる発光色を有しているから、表示色の豊富化、すなわち多色化が図れる。
【0033】
請求項3記載の本発明は、誘電体層が誘電体樹脂から形成されているから、安価な厚膜EL素子を提供することができる。
【0034】
請求項4記載の本発明は、前記誘電体樹脂がシアノ系樹脂またはフッ素系樹脂に特定している。前記シアノ系樹脂は高い誘電率を有し、そのため蛍光体層への印加電圧を高くして輝度を上げることができる。またフッ素系樹脂は、耐湿性に優れた誘電体層が得られ、そのためEL素子の長寿命化が図れる。
【0035】
請求項5記載の本発明は、第1の厚膜EL素子の誘電体層が半透明誘電体層である。また請求項6の記載の本発明は、その半透明誘電体層が誘電率の高い透明樹脂バインダーに白色粉末を分散・保持した膜であるから、第1の厚膜EL素子の蛍光体層が反射層となり、発光色がシフトすることが防止できる。
【0036】
請求項7記載の本発明は、第2の厚膜EL素子の誘電体層は誘電率の高い樹脂バインダーに高誘電率粉末を分散・保持した膜であるから、蛍光体層への印加電圧を高くして輝度を上げることができる。
【0037】
請求項8記載の本発明は、蛍光体層が防湿コートした蛍光体粉末を樹脂バインダー中に分散した膜から構成されてる。また請求項9記載の本発明は、その樹脂バインダーがフッ素樹脂である。このようなことから、湿分による蛍光体の劣化が有効に防止でき、品質の向上が図れる。
【0038】
請求項10記載の本発明は、前記樹脂バインダーがシアノ系樹脂であるから、蛍光体粉末の分散性が良好で、高輝度で発光品位を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る多層EL素子の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る多層EL素子の断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る多層EL素子の断面図である。
【符号の説明】
1 透明基板
2 第1蛍光体層
3 透明誘電体層
4 透明電極
5 第2蛍光体層
6 誘電体層
7 背面電極
8 レジスト層
9 半透明誘電体層
Claims (11)
- 透明電極付きの透明基板上に、第1蛍光体層、透明誘電体層、中間透明電極、第2蛍光体層、誘電体層ならびに背面電極を順次形成し、
前記透明基板側透明電極と第1蛍光体層と透明誘電体層と中間透明電極で第1の厚膜エレクトロルミネッセンス素子が構成され、前記中間透明電極と第2蛍光体層と誘電体層と背面電極で第2の厚膜エレクトロルミネッセンス素子が構成されて、
前記第1の厚膜エレクトロルミネッセンス素子はパターンニングされていないで全面発光し、
前記第2の厚膜エレクトロルミネッセンス素子の前記第2蛍光体層と誘電体層は前記第1の厚膜エレクトロルミネッセンス素子の第1蛍光体層、透明誘電体層、中間透明電極と略同じ形状をしており、背面電極のみが所望の形状にパターンニングされていることを特徴とする多層エレクトロルミネッセンス素子。 - 請求項1記載において、前記第1の厚膜エレクトロルミネッセンス素子と第2の厚膜エレクトロルミネッセンス素子は異なる発光色を有していることを特徴とする多層エレクトロルミネッセンス素子。
- 請求項1記載において、前記誘電体層は誘電体樹脂から形成されていることを特徴とする多層エレクトロルミネッセンス素子。
- 請求項3記載において、前記誘電体樹脂は、シアノ系樹脂またはフッ素系樹脂であることを特徴とする多層エレクトロルミネッセンス素子。
- 請求項3記載において、前記第1の厚膜エレクトロルミネッセンス素子の誘電体層は半透明誘電体層であることを特徴とする多層エレクトロルミネッセンス素子。
- 請求項5記載において、前記半透明誘電体層は誘電率の高い透明樹脂バインダーに白色粉末を分散・保持した膜であることを特徴とする多層エレクトロルミネッセンス素子。
- 請求項3記載において、前記第2の厚膜エレクトロルミネッセンス素子の誘電体層は誘電率の高い樹脂バインダーに高誘電率粉末を分散・保持した膜であることを特徴とする多層エレクトロルミネッセンス素子。
- 請求項3記載において、前記蛍光体層は、防湿コートした蛍光体粉末を樹脂バインダー中に分散した膜であることを特徴とする多層エレクトロルミネッセンス素子。
- 請求項8記載において、前記樹脂バインダーがフッ素樹脂であることを特徴とする多層エレクトロルミネッセンス素子。
- 請求項8記載において、前記樹脂バインダーがシアノ系樹脂であることを特徴とする多層エレクトロルミネッセンス素子。
- 請求項5または6記載において、前記第2の厚膜エレクトロルミネッセンス素子の蛍光体層が蛍光顔料または蛍光染料を含有していることを特徴とする多層エレクトロルミネッセンス素子。
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