JP3918229B2 - トラッキングサーボ装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、特に、回転ヘッドによりディジタルオーディオ信号を磁気テープに記録/再生するようにした磁気記録再生装置に用いて好適なトラッキングサーボ装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ信号をディジタル化し、互いにアジマス角の異なる2つの回転ヘッドにより磁気テープに記録/再生するようにしたディジタルオーディオ記録再生装置(DAT)では、1トラックの所定の領域にATFエリアが設けられており、このATFエリアから得られるATF信号レベルを用いて、トラッキング制御を行なうようにしている。
【0003】
すなわち、図13は、DATのトラックパターンを示すものである。DATでは、互いにアジマス角の異なるAチャンネルのヘッド及びBチャンネルのヘッドを用いて、ディジタルオーディオデータが傾斜トラックとして記録される。
【0004】
図13に示すように、各トラックT1、T2、T3、・・・・には、ディジタルオーディオデータを記録するためのデータ領域100が設けられ、このデータ領域100の両端に、ATF領域101及び102が設けられる。
【0005】
ATF領域101及び102には、ATFトラッキング制御を行なうための領域で、このATF領域101及び102には、周波数f1、f2、f3、f4からなる4つの信号が記録されている。なお、信号f1、f2、f3、f4の周波数は、夫々、130.67kHz、522.67kHz、784.00kHz、1.568MHzである。
【0006】
これらの信号f1〜f4のうち、信号f1がトラッキングエラーの検出用ATFパイロット信号であり、信号f2及びf3は、ATFパイロット信号f1を取り出すためのATFシンク信号である。信号f4は消去用の信号である。
【0007】
ATFシンク信号f2及びf3は、8−10変調では使われない周波数で、パイロット信号f1の影響を受けない周波数に設定されている。そして、同じアジマス角のトラック同士でも、長短2種類のパターンが交互に繰り返され、全体で4種類のパターンが4本のトラック毎に記録されている。
【0008】
各ATF領域101及び102の両端には、IBG(Inter Block Gap )と呼ばれるマージンが配置される。これは、オーバライト等における信号位置の誤差を吸収するためのものてある。このIBG領域には、以前の記録を消去するために、1.568MHzの信号(f4)が記録される。
【0009】
図14は、図13に示す各トラックに記録されるATF信号を検出してトラッキング制御を行なうための従来のATF制御回路の一例である。図14において、入力端子110に再生信号が供給される。この入力端子110からの再生信号は、再生アンプ112を介して、ローパスフィルタ113に供給されると共に、イコライザ111に供給される。ローパスフィルタ113は、周波数130.67kHzのATFパイロット信号(f1 )を取り出すためのものである。ローパスフィルタ113の出力がエンベロープ検波回路114に供給される。エンベロープ検波回路114で、ATFパイロット信号の再生レベルが検出される。エンベロープ検波回路114の出力がサンプルホールド回路115A及び115Bに供給される。
【0010】
一方、再生アンプ112の出力は、イコライザ111を介して波形整形された後、コンパレータ116に供給される。コンパレータ116により、この信号がディジタル信号に変換される。コンパレータ116の出力から、ATFシンク信号が検出される。コンパレータ116の出力がコントローラ117に供給される。コントローラ117には、端子118から、ヘッド切り換え用のスイッチングパルスが供給される。
【0011】
コントローラ117で、ATFパイロット信号を検出するためのサンプリングホールドパルスが形成される。このサンプリングホールドパルスがサンプルホールド回路115A及び115Bに供給される。
【0012】
サンプルホールド回路115A及び115Bの出力が減算回路119に供給される。減算回路119により、サンプルホールド回路115A及び115Bの出力が比較され、この比較出力によりトラッキングエラー信号が検出される。このトラッキングエラー信号が出力端子120から出力される。
【0013】
図13のパターンから分かるように、ATFシンク信号(f2、f3)の始まり位置でATFパイロット信号(f1)のレベルを調べれば、常に、ヘッドの走行方向の右隣のトラックからの信号となり、左隣トラックからの信号は、それから2ブロック分遅れたタイミングで検出される。
【0014】
コントローラ117は、このように、コンパレータ116で検出されたATFシンク信号を基にして、右隣のトラックからのATFパイロット信号のクロストークレベルと、左隣のトラックからのATFパイロット信号のクロストークレベルとがホールドされるように、サンプリングホールドパルスを発生する。減算回路119では、右隣のトラックからのATFパイロット信号のクロストークレベルと、左隣のトラックからのATFパイロット信号のクロストークレベルとを比較し、トラッキングエラー信号を形成する。
【0015】
このように、DATでは、再生されたATFシンク信号をトリガにして、右隣及び左隣のトラックのATFパイロット信号のレベルを検出し、この右隣及び左隣のトラックのATFパイロット信号のレベルを比較して、トラッキング制御を行なっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ヘッドの目詰まりによるクロッグの発生等により、再生時に、片方のチャンネルのトラックからの再生信号が得られない場合がある。このように、片方のチャンネルのトラックからの再生信号が得られなくなった場合、従来、ATFサーボをオフにして、オントラックを維持するようにしている。一時的なクロッグの発生により、一方のトラックからの再生信号が得られなくなった場合には、暫くすると、再生信号が得られるようになる。再生信号が得られるようになれば、ATFサーボが再びオンされ、ATFによるトラッキングサーボが行なわれる。
【0017】
このように、片方のチャンネルのトラックからの再生信号が得られなくなった場合、ATFサーボをオフにしてオントラックを維持する方法は、短期間のクロッグの発生に対しては有効である。
【0018】
ところが、片方のチャンネルのトラックからの再生信号が得られない状態が長く続く場合がある。また、クロッグが回復される前に、オフトラックしてしまうことがある。更に、記録時に既にヘッド不良が発生しており、片方のチャンネルの記録トラックが存在していない場合がある。
【0019】
上述のように、一方のトラックからの再生信号が得られなくなった場合、ATFサーボをオフにしてオントラックを維持する方法では、片方のチャンネルのトラックからの再生信号が得られない状態が長く続く場合や、クロッグが回復される前にオフトラックしてしまうような場合に、対応が難しい。また、記録時に既にヘッド不良が発生している場合には、トラッキング制御が行なえない。
【0020】
したがって、この発明の目的は、再生時のみにヘッド不良が発生している場合と、記録時にヘッド不良が発生した場合とに応じて、最適なトラッキング制御が行なえるようにしたトラッキングサーボ装置及び方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この発明は、互いにアジマス角の異なる2つの回転ヘッドにより、トラックにディジタルオーディオ信号を記録すると共に、各トラックの所定領域に設けられたATFエリアに、ATFパイロット信号と、ATFパイロット信号の取り込みタイミングを設定するためのATFシンク信号を記録しておき、隣接トラックからのATFパイロット信号のクロストークレベルを比較して、トラッキング制御を行なうようにしたトラッキングサーボ装置において、
再生時に、ATFシンク信号が検出されるか否かによって、アジマス角の異なる2つの回転ヘッドによる2つのチャンネルのうちの片方に再生不良が生じているか否かを判断する手段と、
両隣のトラックから得られるATFパイロットレベルの和により求められたAGCエラー信号に基づいて形成された、再生ATFパイロット信号レベルを一定とするためのゲイン設定信号のレベルを検出することによって、アジマス角の異なる2つの回転ヘッドによる2つのチャンネルのうちの片方に再生不良が生じている場合には、再生時に生じた不良か記録時に生じた不良かを判断する手段と、
記録時に生じた不良ならATFサーボループをオフし、再生時に生じた不良なら不良が生じていない他方のチャンネルのトラックから得られるATFパイロット信号を使ってトラッキング制御を行なうように制御する手段と
からなることを特徴とするトラッキングサーボ装置である。
【0022】
この発明は、互いにアジマス角の異なる2つの回転ヘッドにより、トラックにディジタルオーディオ信号を記録すると共に、各トラックの所定領域に設けられたATFエリアに、ATFパイロット信号と、ATFパイロット信号の取り込みタイミングを設定するためのATFシンク信号を記録しておき、隣接トラックからのATFパイロット信号のクロストークレベルを比較して、トラッキング制御を行なうようにしたトラッキングサーボ方法において、
再生時に、ATFシンク信号が検出されるか否かによって、アジマス角の異なる2つの回転ヘッドによる2つのチャンネルのうちの片方に再生不良が生じているか否かを判断するステップと、
両隣のトラックから得られるATFパイロットレベルの和により求められたAGCエラー信号に基づいて形成された、再生ATFパイロット信号レベルを一定とするためのゲイン設定信号のレベルを検出することによって、アジマス角の異なる2つの回転ヘッドによる2つのチャンネルのうちの片方に再生不良が生じている場合には、再生時に生じた不良か記録時に生じた不良かを判断するステップと、
記録時に生じた不良ならATFサーボループをオフし、再生時に生じた不良なら不良が生じていない他方のチャンネルのトラックから得られるATFパイロット信号を使ってトラッキング制御を行なうように制御するステップと
からなることを特徴とするトラッキングサーボ方法である。
【0024】
請求項1に係わる発明では、アジマス角の異なる2つの回転ヘッドによる2つのチャンネルのうちの片方に再生不良が生じているか否かを判断し、アジマス角の異なる2つの回転ヘッドによる2つのチャンネルのうちの片方に再生不良が生じている場合には、更に、再生時に生じた不良か記録時に生じた不良かを判断している。そして、記録時に生じた不良ならATFサーボループをオフし、再生時に生じた不良なら不良が生じていない他方のチャンネルのトラックから得られるATFパイロット信号を使ってトラッキング制御を行なうように制御している。これにより、再生時に一方のチャンネルのトラックから再生信号が得られない場合でも、再生時に生じた不良なら、他方のチャンネルのトラックから得られるATFパイロット信号を使って、オントラックに維持することができる。
【0025】
また、この発明では、再生信号中のエラーが所定値以下か否かを判断し、記録時に生じた不良の場合に、再生信号中のエラーが所定値以下か否かを判断し、再生信号中のエラーが所定値以下ならATFサーボループをオンするようにしている。これにより、記録時に不良が発生した場合でも、ある程度、オントラックを維持することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。この発明は、例えば、回転ヘッドにより磁気テープにディジタルオーディオ信号が記録/再生されるDATプレーヤに用いられる。この発明が適用されたDATプレーヤでは、図1に示すように、マイクロコンピュータを用いて、サーボ制御が行なわれている。
【0027】
すなわち、図1は、この発明が適用できるDATプレーヤの再生時の構成を示し、図1において、1はマイクロコンピュータ、2はディジタル音声信号処理用のDSP(Digital Signal Processor)である。マイクロコンピュータ1と、DSP2とは、シリアルインターフェースを介して接続されている。
【0028】
3は回転ドラムである。回転ドラム3には、互いにアジマス角の異なる2つの回転ヘッド4A及び4Bが配置される。回転ドラム3に、磁気テープ5が90度の角間隔で巻き付けられる。
【0029】
これらアジマス角の異なる2つの回転ヘッド4A及び4Bにより、記録時には、磁気テープ5にディジタルオーディオデータが傾斜トラックとして記録される。各トラックの中央には、ディジタルオーディオデータを記録するためのデータエリアが設けられ、その両端部には、ATFエリアが設けられる。このATFエリアには、ATFパイロット信号(周波数f1の信号)と、ATFパイロット信号を検出するためのタイミングを設定するATFシンク信号(周波数f2及びf3の信号)が記録される。
【0030】
一方のアジマス角のヘッド、例えば、回転ヘッド4Aにより形成されたトラックを、以下、Aチャンネルのトラックと称し、回転ヘッド4Bにより形成されたトラックを、以下、Bチャンネルのトラックと称する。
【0031】
回転ドラム3は、ドラムモータ6により回転される。ドラムモータ6には、マイクロコンピュータ1から駆動信号が与えられる。回転ドラム3の回転に応じてドラムFG信号及びPG信号が発生される。このドラムFG信号及びPG信号は、マイクロコンピュータ1に供給される。マイクロコンピュータ1で、このドラムFG信号及びPG信号に基づいてドラムモータ6の回転が制御され、ドラムサーボ制御が行なわれる。
【0032】
磁気テープ5は、キャプスタンモータ7により移送される。キャプスタンモータ7には、マイクロコンピュータ1から駆動信号が与えられる。キャプスタンモータ7の回転に応じて、キャプスタンFG信号が発生される。このキャプスタンFG信号は、マイクロコンピュータ1に供給される。マイクロコンピュータ1は、このキャプスタンFG信号に基づいてキャプスタンモータ7の回転を制御する。
【0033】
再生時には、回転ヘッド4A及び4Bにより、磁気テープに記録されていたAチャンネル及びBチャンネルのデータが再生される。この回転ヘッド4A及び4Bからの再生信号は、RFアンプ10に供給される。RFアンプ10には、マイクロコンピュータ1からスイッチングパルスが供給されると共に、AGC制御信号が供給される。回転ヘッド4A及び4Bの出力は、マイクロコンピュータ1からのスイッチングパルスにより切り換えられる。また、RFアンプ10のゲインは、マイクロコンピュータ1からのAGC制御信号により設定され、パイロット信号レベルが一定となるように、AGC制御が行なわれる。
【0034】
RFアンプ10の出力(RF DATA)は、DSP2に供給されると共に、マイクロコンピュータ1に供給される。再生時には、DSP2で、8−10変換の復調処理、エラー訂正処理等が行なわれ、ディジタル音声信号がデコードされる。
【0035】
また、RFアンプ10の出力から、ATFパイロット信号が取り出され、このATFパイロット信号(ATF PILOT)がマイクロコンピュータ1に供給される。これと共に、RFアンプ10の出力(RF DATA)がマイクロコンピュータ1に供給され、マイクロコンピュータ1で、再生信号中からATFシンク信号が検出される。
【0036】
このATFシンク信号を基に、ATFパイロット信号の再生レベルが取り込まれ、隣接トラックからのパイロット信号の検出レベルに応じて、トラッキングエラー信号が検出される。このトラッキングエラー信号は、キャプスタンサーボの速度ループに加算される。これにより、回転ヘッド4A及び4Bがジャストトラックとなるようにトラッキング制御される。
【0037】
この発明は、このように、ATFトラッキング制御によりトラッキングサーボを行なうDATプレーヤに適用される。
【0038】
このようなDATプレーヤでは、ヘッドの目詰まり等によりクロッグが発生し、回転ヘッド4A及び4Bのうちの一方からの再生信号が得られなくなるような場合がある。この発明が適用されたDATプレーヤは、片方のチャンネルのトラックからの再生信号が得られなくなったような場合にも、適切にトラッキングサーボが行なえるようにしたものである。
【0039】
以下、この発明が適用されたDATプレーヤのサーボ系の構成について、マイクロコンピュータ1の機能ブロック図を参照しながら説明する。
【0040】
図2において、回転ヘッド4A及び4Bからの再生信号は、RFアンプ10に供給される。RFアンプ10の出力は、DSP2に供給されると共に、マイクロコンピュータ1のATFシンク検出部11に供給される。ATFシンク検出部11は、ATFシンク信号を検出し、このATFシンク信号に応じて、ATFパイロット信号の取り込みを行なうためのタイミング信号を形成する。このタイミング信号は、隣接する両トラックのパイロット信号の発生タイミングに応じて発生され、このタイミング信号は、A/Dコンバータ12に供給される。
【0041】
また、RFアンプ10の出力からATFパイロット信号の周波数f1の成分が取り出され、この信号がA/Dコンバータ12に供給される。A/Dコンバータ12は、ATFシンク検出部11からのATFシンク信号に基づくタイミング信号により、ATFパイロット信号のレベルをディジタル化する。
【0042】
つまり、ATFエリアからは、図3に示すように、ATFパイロット信号の成分が検出される。このATFパイロット信号の成分のうち、ポイントP1 及びP2 は隣接トラックからのクロストークによるATFパイロット信号のレベルであり、ポイントP3 はそのトラックのATFパイロット信号の成分である。ATFシンク検出部11からのATFシンク信号に基づいて、A/Dコンバータ12では、ポイントP1 のATFパイロット信号成分と、ポイントP2 のATFパイロット信号成分とが取り出される。
【0043】
A/Dコンバータ12の出力がATFパイロットレベル取り込み部13に供給される。ATFパイロットレベル取り込み部13は、隣接する両トラックから得られるパイロット信号のクロストークレベルを取り込み、これらを減算してトラッキングエラーを算出すると共に、これらを加算してAGCエラーを算出する。
【0044】
ATFパイロットレベル取り込み部13の出力がヘッドクロッグ判別部14に供給されると共に、ATFパイロットデータ処理部15に供給される。ATFパイロットデータ処理部15は、ATFパイロットレベル取り込み部13で求められたATFトラッキングエラーを基に、トラッキングの制御量を算出する。このATFパイロットデータ処理部15の出力がATF系制御部16に供給されると共に、ATFパイロット信号のAGC制御部17に供給される。
【0045】
ヘッドクロッグ判別部14は、ATFパイロットレベル取り込み回路13の出力でATFシンク信号が検出されたか否かを判断して、片方のチャンネルの再生信号が得られなくなっているか否かを判断している。ヘッドクロッグ判別部14の出力は、ATF系制御部16に供給されると共に、トラック有無判別部18、スイッチングパルス制御部19に供給される。スイッチングパルス制御部19には、端子27からSPモードかLPモードかを示すモード設定信号が供給される。
【0046】
記録時に2つのヘッド4A及び4Bのうちの一方が目詰まりを起こしているような場合には、片方のチャンネルの記録トラックが存在しなくなる。トラック有無判別部18は、このように、片方のチャンネルの記録トラックが存在しない場合を検出するものである。
【0047】
ATFパイロットのAGC制御部17は、AGCエラーに基づいて、RFアンプ10のゲインを設定するための制御データを形成する。すなわち、記録電流やヘッド感度、テープ感度等の状態により、再生パイロット信号のレベルは異なるため、テープによってゲインが変わり、ATFトラッキング制御の制御状態が変化してしまう。ATFパイロット信号のAGC制御は、このような制御状態の変化を回避するためのものである。
【0048】
ATFパイロット信号のAGC制御部17では、両隣のトラックから得られるATFパイロットレベルの和により求められたAGCエラー信号に基づいて、RFアンプ10のゲインを設定するための制御信号を形成する。このゲイン制御信号がRFアンプ10に供給され、再生パイロット信号レベルが一定となるように、AGC制御が行なわれる。
【0049】
トラック有無判別部18の出力がスイッチ部20に供給されると共に、スイッチングパルス制御回路19に供給される。スイッチングパルス制御部19は、片方のチャンネルからの再生信号が得られないときに、LPモードであるか否かを判断し、スイッチングパルスを制御するものである。
【0050】
通常再生時には、スイッチ部20はオンされている。ATFパイロットレベル取り込み部13により、隣接する再生パイロット信号のクロストークレベルを減算することにより、ATFトラッキングエラー信号が求められる。ATFパイロットデータ処理部15で、このATFトラッキングエラー信号に基づいてトラッキング制御量が算出される。このトラッキング制御信号は、ATF系制御部16、スイッチ部20を介して、加算部21に供給される。
【0051】
加算部21には、速度系制御部22から、キャプスタンFG信号を基にして形成されたキャプスタン制御信号が供給されている。加算部21で、キャプスタン制御信号に、トラッキング制御信号が加算される。この加算部21の出力がテープ送り制御部23、テープ送り駆動部24を介して、キャプスタンモータ7に供給される。
【0052】
ここで、回転ヘッド4A又は4Bの目詰まり等により、片方のアジマス角のチャンネルの再生出力が得られなくなったとする。片チャンネルの再生信号が得られないようなケースとしては、記録トラックは存在しているが、再生時にヘッド不良が発生し、片チャンネルの再生信号が得られない場合と、記録時にもヘッド不良が起こっていて、片チャンネルの記録トラックが存在していない場合とが想定される。
【0053】
記録トラックは存在しているが、片チャンネルの再生信号が得られない場合には、再生不良を起こしていない方のヘッドでは、両隣のパイロット信号のレベルを検出することができるので、片チャンネルのATFパイロット信号を使ってトラッキング制御を行なうようことで、トラッキングずれを防ぐことができる。
【0054】
なお、片チャンネルの再生信号が得られていない状態であるか否かは、両隣のトラックからATFシンク信号が検出できたか否かにより判断できる。
【0055】
すなわち、ATFパイロットレベル取り込み部13では、図4にフローチャートで示すような処理が行なわれる。
【0056】
図4において、パイロット信号のレベルの取り込みが終了したか否かが判断される(ステップST1)。なお、ATFパイロットレベルのデータの取り込みは、マイクロコンピュータ1に内蔵されたハードウェアにより、ATFシンク信号で設定されたタイミングでA/Dコンバータ12が各エリアで起動されて、取り込みが行なわれる。パイロット信号のレベルの取り込みが終了したら、取り込まれたレベルがレベルデータメモリに格納される(ステップST2)。そして、取り込まれたパイロット信号のレベルを用いて、ATFのトラッキングエラーと、AGCエラーが算出される(ステップST3)。
【0057】
このようなパイロット信号の取り込み処理がAチャンネルについて行なわれたか否かが判断され(ステップST4)、Aチャンネルについてなら、AチャンネルのATFシンクがあることを示すフラグがセットされる(ステップST5)。Aチャンネルについてでなければ、BチャンネルのATFシンクがあることを示すフラグがセットされる(ステップST6)。
【0058】
ヘッドクロッグ判別部14では、図5に示すような処理が行なわれる。
【0059】
図5において、回転ドラム3が1回転したか否かが判断される(ステップST11)。回転ドラム3が1回転されたら、AチャンネルのATFシンク信号が検出されたか否かが判断される(ステップST12)。
【0060】
AチャンネルのATFシンク信号が検出されなければ、更に、数回連続して、AチャンネルのATFシンク信号が検出されない状態が数回続くか否かが判断され(ステップST13)、AチャンネルのATFシンク信号が検出されない状態が数回続けば、Aチャンネルは再生不良であるとして、Aチャンネル再生不良フラグがオンされる(ステップST14)。
【0061】
ステップST12で、AチャンネルのATFシンク信号が検出されたら、Aチャンネルの再生不良フラグがオフされる(ステップST15)。そして、BチャンネルATFシンク信号が検出されたか否かが判断される(ステップST16)。
【0062】
BチャンネルのATFシンク信号が検出されなければ、更に、数回連続して、BチャンネルのATFシンク信号が検出されない状態が数回続くか否かが判断され(ステップST17)、BチャンネルのATFシンク信号が検出されない状態が数回続けば、Bチャンネルは再生不良であるとして、Bチャンネル再生不良フラグがオンされる(ステップST18)。
【0063】
ステップST16で、BチャンネルATFシンク信号が検出されたら、Bチャンネル再生不良フラグがオフされ(ステップST19)、Aチャンネルのシンク有りフラグと、Bチャンネルのシンク有りフラグがオフされる(ステップST20)。
【0064】
以上により、片方のアジマス角からの再生信号が得られない状態が判断できる。記録トラックは正しく存在しているが、再生時等にクロッグ等が発生し、片チャンネルの再生信号が得られない場合には、再生不良を起こしていない方のヘッドでは、片チャンネルのATF制御信号を使ってトラッキング制御が行なわれる。
【0065】
ところで、DATのLPモードでの再生時には、ドラムの回転数は標準回転速度とし、テープの送りは1/2倍速とし、同一トラックを2度読み出して再生を行なっている。この場合、図6に示すように、Aチャンネルの再生不良が発生すると、小さい方の再生RFデータをDSP2が取り込んでしまう。このレベルはかなり小さいため、少しでも変動があると、エラーレートが悪化し、音切れを起こす。
【0066】
すなわち、LPモードで、Aチャンネルの再生不良が発生すると、再生RFデータは、図6Cに示すようになる。この再生RFデータは、図6Aに示すようなスイッチングパルスにより切り換えられ、DSP2に取り込まれる。DSP2においては、リファレンスDREF(図6B)がローのデータを先に読み出し、これが支配的になるため、エラーレートが非常に悪く、補間をしてもかなり悪い音になる。そして、図6Dに示すようなタイミングで、ATFパイロット信号が得られ、このATFパイロット信号により、図6Eに示すようなタイミングでトラッキングエラー信号が出力される。
【0067】
そこで、図7に示すように、LP再生時にAチャンネルの再生不良が発生した場合には、スイッチングパルス(図7A)を制御して、再生レベルの小さいRFデータを消し、大きい方のRFデータのみ残すようにしている。
【0068】
すなわち、図8は、スイッチングパルス制御部19での処理を示すフローチャートである。図8において、Aチャンネルが再生不良であるか否かが判断される(ステップST31)。Aチャンネルが再生不良でなければ、通常のスイッチングパルスに設定される(ステップST32)。Aチャンネルが再生不良なら、LPモードでの再生か否かが判断される(ステップST33)。LPモードでの再生でなければ、通常のスイッチグパルスに設定され(ステップST32)、LPモードでの再生なら、小さい方の信号を消すように、スイッチングパルスに設定される(ステップST34)。
【0069】
なお、通常のスイッチングパルスは、図9Aに示すようなタイミングであり、LPモードの再生で片方のチャンネルの再生出力が得られないときのスイッチングパルスは、図9Bに示すようなタイミングとなる。
【0070】
更に、このままでATFサーボを行なうようにすると、パターンずれを起こし、データが読めなくなるので、LP再生時のATFサーボの帯域が数Hzとかなり低くなることを利用して、ATFサーボポイントをずらすことで、良好なオントラックを実現している。
【0071】
記録時にもヘッド不良が起こっていて、片チャンネルの記録トラックが存在していない場合には、ATFトラッキング制御は不可能であるから、ATFトラッキング制御をオフして、再生信号を得るようにしている。記録トラックが存在するか否かは、ATFパイロット信号のAGC制御レベルから検出できる。
【0072】
すなわち、記録時に2つのヘッド4A及び4Bのうちの一方が目詰まりを起こしているような場合には、一方のチャンネルの記録トラックが存在しなくなる。このように、一方のチャンネルの記録トラックが存在しない場合には、ATFトラッキング制御が行なえない。トラック有無判別部18は、このように、一方のチャンネルの記録トラックが存在しない場合を検出するものである。
【0073】
片方のチャンネルの記録トラックが存在しないか否かは、ATFパイロットのAGC制御回路17の出力から判断できる。
【0074】
すなわち、前述したように、ATFパイロットのAGC制御部17では、両隣のトラックから得られるATFパイロットレベルの和により求められたAGCエラー信号に基づいて、RFアンプ4のゲインを制御している。AGCエラー信号は、両隣のトラックから得られるATFパイロットレベルの和により求められているので、一方のチャンネルのトラックが記録されていない状態では、AGCエラー信号が小さくなる。このため、ATFパイロットのAGC制御部17からのゲイン設定信号は大きくなり、RFアンプ10のゲインが上げられる。このことから、ATFパイロットのAGC制御部17からのゲイン設定信号が所定値以上になったか否かにより、一方のチャンネルの記録トラックが存在しないか否かが判断できる。
【0075】
図10は、トラック有無判別部18での処理を示すフローチャートである。図10において、回転ドラム3が1回転したか否かが判断される(ステップST41)。回転ドラム3が1回転したら、ヘッドクロッグ判別部14の出力から、片方のチャンネルに再生不良が起きているか否かが判断される(ステップST42)。片方のチャンネルに再生不良が発生していたら、ATFパイロットのAGC制御部17からのゲイン設定信号が所定値以上か否かが判断される(ステップST43)。ゲイン設定信号が所定値以上なら、記録時の片チャンネル不良フラグがオンされ(ステップST44)、ゲイン設定信号が所定値以下なら、記録時の片チャンネル不良フラグがオフされる(ステップST45)。
【0076】
なお、記録時にもヘッド不良が起こっていて、片チャンネルの記録トラックが存在していない場合には、エラー数をチェックして、ATF制御を動作させることにより、ある程度の改善ができる。
【0077】
すなわち、図11に示すように、DSP2では、再生データのエラー訂正処理が行なわれる。このエラー訂正処理において、各ブロック毎に、C1シンドロームが検出される。このC1シンドロームがマイクロコンピュータ1に、データはOKであるというフラグの形で供給される。エラー数が所定値以上になると、C1シンドロームが所定値以下になる。
【0078】
図12にフローチャートで示すように、一方のチャンネルのトラックが存在しないと判断された場合には(ステップST51)、C1シンドロームが所定値以上か否かが判断される(ステップST52)。C1シンドロームが所定値以下なら、ATF制御が強制的にオンされる(ステップST53)。C1シンドロームが所定値以上なら、ATF制御がオフされる(ステップST54)。
【0079】
以上のように、この例では、アジマス角の異なる2つの回転ヘッド4A及び4Bによる2つのチャンネルのうちの片方に再生不良が生じているか否かを、ATFシンク信号が検出されるか否かを判断して行なうようにしている。そして、再生ATFパイロット信号レベルを一定とするためのAGCループの信号を検出することで、再生時に発生した不良か記録時に生じた不良かを判断するようにしている。
【0080】
そして、2つの回転ヘッド4A及び4Bによる2つのチャンネルのうちの片方に再生不良が生じている場合、更に、再生時に生じた不良か記録時に生じた不良かを判断し、記録時に生じた不良ならATFサーボループをオフし、再生時に生じた不良なら不良が生じていない他方のチャンネルのトラックから得られるATFパイロット信号を使ってトラッキング制御を行なうように制御している。
【0081】
これにより、再生時に一方のチャンネルのトラックから再生信号が得られない場合でも、再生時に生じた不良なら、他方のチャンネルのトラックから得られるATFパイロット信号を使って、オントラックに維持することができる。
【0082】
また、LPモードで片チャンネルの再生不良が発生した場合には、スイッチグパルスを制御して、再生レベルの小さいRFデータを消し、大きい方のRFデータのみを残すようにしている。これにより、LPモードで片チャンネルの再生不良が発生した場合のエラーレートが改善される。
【0083】
更に、記録時に生じた不良の場合に、再生信号中のエラーが所定値以下か否かを判断し、再生信号中のエラーが所定値以下ならATFサーボループをオンするようにしている。これにより、記録時に不良が発生した場合でも、ある程度、オントラックを維持することができる。
【0084】
【発明の効果】
この発明によれば、アジマス角の異なる2つの回転ヘッドによる2つのチャンネルのうちの片方に再生不良が生じている場合には、更に、再生時に生じた不良か記録時に生じた不良かを判断し、記録時に生じた不良ならATFサーボループをオフし、再生時に生じた不良なら不良が生じていない他方のチャンネルのトラックから得られるATFパイロット信号を使ってトラッキング制御を行なうように制御している。これにより、再生時に一方のチャンネルのトラックから再生信号が得られない場合でも、再生時に生じた不良なら、他方のチャンネルのトラックから得られるATFパイロット信号を使って、オントラックに維持することができる。
【0085】
また、再生信号中のエラーが所定値以下か否かを判断し、記録時に生じた不良の場合に、再生信号中のエラーが所定値以下か否かを判断し、再生信号中のエラーが所定値以下ならATFサーボループをオンするようにしている。これにより、記録時に不良が発生した場合でも、ある程度、オントラックを維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用できるDATの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用できるDATのサーボ構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図3】この発明が適用できるDATのサーボ系の一例の構成の説明に用いる略線図である。
【図4】この発明が適用できるDATのサーボ系の構成の一例の説明に用いるフローチャートである。
【図5】この発明が適用できるDATのサーボ系の構成の一例の説明に用いるフローチャートである。
【図6】この発明が適用できるDATのサーボ系の構成の一例の説明に用いるタイミング図である。
【図7】この発明が適用できるDATのサーボ系の構成の一例の説明に用いるタイミング図である。
【図8】この発明が適用できるDATのサーボ系の構成の一例の説明に用いるフローチャートである。
【図9】この発明が適用できるDATのサーボ系の構成の一例の説明に用いるタイミング図である。
【図10】この発明が適用できるDATのサーボ系の構成の一例の説明に用いるフローチャートである。
【図11】この発明が適用できるDATの構成の他の例を示すブロック図である。
【図12】この発明が適用できるDATの構成の他の例を示すブロック図である。
【図13】DATのトラックパターンの説明に用いる略線図である。
【図14】従来のATFサーボ回路の説明に用いるブロック図である。
【符号の説明】
1・・・マイクロコンピュータ、2・・・DSP、4A及び4B・・・回転ヘッド、7・・・キャプスタンモータ、13・・・ATFパイロットレベル取り込み部、14・・・ヘッドクロッグ判別部、15・・・ATFパイロットデータ処理部、18・・・トラック有無判別部、19・・・スイッチングパルス制御部、

Claims (4)

  1. 互いにアジマス角の異なる2つの回転ヘッドにより、トラックにディジタルオーディオ信号を記録すると共に、各トラックの所定領域に設けられたATFエリアに、ATFパイロット信号と、上記ATFパイロット信号の取り込みタイミングを設定するためのATFシンク信号を記録しておき、隣接トラックからの上記ATFパイロット信号のクロストークレベルを比較して、トラッキング制御を行なうようにしたトラッキングサーボ装置において、
    再生時に、上記ATFシンク信号が検出されるか否かによって、上記アジマス角の異なる2つの回転ヘッドによる2つのチャンネルのうちの片方に再生不良が生じているか否かを判断する手段と、
    両隣のトラックから得られるATFパイロットレベルの和により求められたAGCエラー信号に基づいて形成された、再生ATFパイロット信号レベルを一定とするためのゲイン設定信号のレベルを検出することによって、上記アジマス角の異なる2つの回転ヘッドによる2つのチャンネルのうちの片方に再生不良が生じている場合には、再生時に生じた不良か記録時に生じた不良かを判断する手段と、
    記録時に生じた不良ならATFサーボループをオフし、再生時に生じた不良なら不良が生じていない他方のチャンネルのトラックから得られるATFパイロット信号を使ってトラッキング制御を行なうように制御する手段と
    からなることを特徴とするトラッキングサーボ装置。
  2. 更に、上記記録時に生じた不良の場合に、上記再生信号中のエラーが所定値以下か否かを判断し、上記再生信号中のエラーが所定値以下ならATFサーボループをオンするようにした請求項1記載のトラッキングサーボ装置。
  3. 互いにアジマス角の異なる2つの回転ヘッドにより、トラックにディジタルオーディオ信号を記録すると共に、各トラックの所定領域に設けられたATFエリアに、ATFパイロット信号と、上記ATFパイロット信号の取り込みタイミングを設定するためのATFシンク信号を記録しておき、隣接トラックからの上記ATFパイロット信号のクロストークレベルを比較して、トラッキング制御を行なうようにしたトラッキングサーボ方法において、
    再生時に、上記ATFシンク信号が検出されるか否かによって、上記アジマス角の異なる2つの回転ヘッドによる2つのチャンネルのうちの片方に再生不良が生じているか否かを判断するステップと、
    両隣のトラックから得られるATFパイロットレベルの和により求められたAGCエラー信号に基づいて形成された、再生ATFパイロット信号レベルを一定とするためのゲイン設定信号のレベルを検出することによって、上記アジマス角の異なる2つの回転ヘッドによる2つのチャンネルのうちの片方に再生不良が生じている場合には、再生時に生じた不良か記録時に生じた不良かを判断するステップと、
    記録時に生じた不良ならATFサーボループをオフし、再生時に生じた不良なら不良が生じていない他方のチャンネルのトラックから得られるATFパイロット信号を使ってトラッキング制御を行なうように制御するステップと
    からなることを特徴とするトラッキングサーボ方法。
  4. 更に、上記記録時に生じた不良の場合に、上記再生信号中のエラーが所定値以下か否かを判断し、上記再生信号中のエラーが所定値以下ならATFサーボループをオンするようにした請求項5記載のトラッキングサーボ方法。
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