JP3914043B2 - 車両用シリンダ錠の保護装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリンダ錠のキー孔に対応した挿入孔を有するケーシングと、前記挿入孔を閉鎖する閉鎖位置ならびに前記挿入孔を開放する開放位置間での作動を可能として前記ケーシング内に収納されるシャッター板と、マグネットキーを挿脱可能に嵌合し得る嵌合凹部を有するとともに前記閉鎖位置から開放位置への前記シャッター板の作動を前記嵌合凹部へのマグネットキーの嵌合時に許容するようにして前記ケーシングに配設されるマグネット錠とを備える車両用シリンダ錠の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる装置は、たとえば特開2000−104426号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のものでは、マグネット錠が備えるローターと、前記シャッター板とが一体に形成されている。しかもマグネット錠の一部を構成するローターは、その形状が複雑であるためにダイカスト成形されるのが一般的であるが、ダイカスト製品の強度は高いものとは言えず、したがってシャッター板も高い強度を得難くなっている。またマグネット錠のローターは、非磁性材によって形成される必要があるので、シャッター板の材質の選択自由度が限られたものとなる。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、シャッター板の材質および製法の選択の自由度を増大し、高強度の材料でシャッター板を形成し得るようにした車両用シリンダ錠の保護装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、シリンダ錠のキー孔に対応した挿入孔を有するケーシングと、前記挿入孔を閉鎖する閉鎖位置ならびに前記挿入孔を開放する開放位置間での作動を可能として前記ケーシング内に収納されるシャッター板と、マグネットキーを挿脱可能に嵌合し得る嵌合凹部を有するとともに前記閉鎖位置から開放位置への前記シャッター板の作動を前記嵌合凹部へのマグネットキーの嵌合時に許容するようにして前記ケーシングに配設されるマグネット錠とを備える車両用シリンダ錠の保護装置において、前記マグネット錠は、前記シャッター板とは別体に形成されるとともに前記嵌合凹部が設けられるローターを備え、前記挿入孔の軸線からずれた位置で該軸線と平行な軸線まわりに回動可能な前記ローターが前記シャッター板にリンク機構を介して連結され、前記閉鎖位置および前記開放位置間での前記シャッター板のスライド作動をガイドするガイド手段が、前記ケーシングおよび前記シャッター板間に設けられることを特徴とする。
【0006】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、シャッター板がマグネット錠のローターとは別体に形成されるので、ローターの材質および製法とは無関係にシャッター板の材質および製法を選択し得るようにして、シャッター板の材質および製法の選択の自由度を増大し、高強度の材料でシャッター板を形成することが可能となる。しかも閉鎖位置および前記開放位置間での前記シャッター板のスライド作動をガイドするガイド手段が、前記ケーシングおよび前記シャッター板間に設けられるので、閉鎖位置および開放位置間でシャッター板をスムーズに作動せしめることができる。
【0007】
また請求項2記載の発明は、シリンダ錠のキー孔に対応した挿入孔を有するケーシングと、前記挿入孔を閉鎖する閉鎖位置ならびに前記挿入孔を開放する開放位置間での作動を可能として前記ケーシング内に収納されるシャッター板と、マグネットキーを挿脱可能に嵌合し得る嵌合凹部を有するとともに前記閉鎖位置から開放位置への前記シャッター板の作動を前記嵌合凹部へのマグネットキーの嵌合時に許容するようにして前記ケーシングに配設されるマグネット錠とを備える車両用シリンダ錠の保護装置において、前記マグネット錠は、前記シャッター板とは別体に形成されるとともに前記嵌合凹部が設けられるローターを備え、前記挿入孔の軸線からずれた位置で該軸線と平行な軸線まわりに回動可能な前記ローターが、前記挿入孔の軸線と平行な軸線を有して前記ケーシングに設けられる支軸で回動可能に支承される前記シャッター板に、リンク機構を介して連結されることを特徴とする。
【0008】
このような請求項2記載の発明の構成によれば、シャッター板がマグネット錠のローターとは別体に形成されるので、ローターの材質および製法とは無関係にシャッター板の材質および製法を選択し得るようにして、シャッター板の材質および製法の選択の自由度を増大し、高強度の材料でシャッター板を形成することが可能となる。しかもシャッター板は、挿入孔の軸線と平行な軸線を有してケーシングに設けられる支軸で回動可能に支承されるので、閉鎖位置および開放位置間でシャッター板をスムーズに回動せしめることができる。
【0009】
請求項記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記シャッター板を、その開放位置で弾発的に保持する開放位置保持機構が前記ケーシングおよび前記シャッター板間に設けられることを特徴とし、かかる構成によれば、シャッター板が開放位置にある状態での車両の走行時の振動がケーシングに作用しても、シャッター板がケーシング内でがたつくことを防止し、シャッター板のがたつきによる異音が生じることを防止することができる。
【0010】
さらに請求項記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記ローターに操作ノブが設けられ、前記ケーシングには、前記閉鎖位置および前記開放位置間での前記シャッター板の作動に伴う前記操作ノブの移動を許容するようにして該操作ノブを貫通させる貫通孔が設けられることを特徴とし、かかる構成によれば、操作ノブによりシャッター板を開放位置から閉鎖位置に容易に動かすことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0012】
図1〜図8は本発明の第1実施例を示すものであり、図1はシャッター板が閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合する前の状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面図であって図3の1−1線に沿う断面図、図2はシャッター板が閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合した状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面図、図3は図1の3−3線矢視図、図4は図1の4−4線断面図、図5は図1の5−5線断面図、図6はシャッター板が開放位置に在る状態での図4に対応する断面図、図7は図3の7−7線断面図、図8は図3の8−8線断面図である。
【0013】
先ず図1および図2において、車両たとえば自動二輪車用のシリンダ錠15のシリンダボディ16は、車体フレームのヘッドパイプ(図示せず)に設けられており、このシリンダボディ16の前端部は、車体フレーム側に固定されるケーシング18Aで覆われる。該ケーシング18Aは、シリンダボディ16の前端部に取付けられる非磁性材料製のケース部材19Aと、該ケース部材19Aに取付けられる非磁性材料製のカバー部材20Aとから成る。
【0014】
図3を併せて参照して、ケーシング18Aには、シリンダ錠15の前端中央部に配置されるキー孔17に対応した挿入孔21が設けられる。この挿入孔21は、ケース部材19Aおよびカバー部材20Aにそれぞれ同軸に設けられた透孔22,23で構成されており、透孔23の外端部は図示しないキーの挿入を容易とするためにテーパ状に形成される。
【0015】
さらに図4〜図6を併せて参照して、ケーシング18A内には、前記挿入孔21を閉鎖する閉鎖位置(図4および図5の位置)ならびに前記挿入孔21を開放する開放位置(図6の位置)間でのスライド作動を可能としたシャッター板24Aが収納される。
【0016】
このシャッター板24Aのスライド作動は、ケーシング18Aに配設されるマグネット錠25Aが備える嵌合凹部27に、図2で示すようにマグネットキー28を嵌合することで許容されるものであり、マグネット錠25Aは、前記シャッター板24Aとは別体に形成されるローター26Aを備え、該ローター26Aに前記嵌合凹部27が設けられる。
【0017】
ケーシング18Aのケース部材19Aには、カバー部材20A側に突出した横断面円形の支持突部29が一体に突設されており、該支持突部29に対応する部分でカバー部材20Aには円形の開口部30が設けられる。
【0018】
ローター26Aは、前記支持突部29の先端に対向する対向壁部31を軸方向中間部に有して非磁性材料により略円筒状に形成されており、Oリング32を支持突部29の基部との間に介在させて該支持突部29で回動可能に支承され、ローター26Aの外端は前記開口部30に臨むように配置される。
【0019】
シャッター板24Aは、図4および図5で示す閉鎖位置と、図6で示す開放位置との間でのスライド作動を可能としてケーシング18Aのケース部材19Aおよびカバー部材20A間に挟まれるものであり、ケース部材19Aには、シャッター板24Aの全面がケース部材19Aに摺接することで摩擦抵抗が大きくなることを回避するために、複数個たとえば3個の突条34A,34B,34Cがシャッター板24Aに摺接するようにして突設される。
【0020】
ところで、ローター26Aの嵌合凹部27は、たとえば変則八角形の横断面形状を有するように形成され、また嵌合凹部27の略中心部には突部35が突設される。而して嵌合凹部27の横断面形状に対応した横断面形状を有するとともに前記突部35を嵌合せしめる凹部36を有するマグネットキー28のみを嵌合凹部27に嵌合可能である。
【0021】
図7を併せて参照して、前記支持突部29の先端には、たとえば正方形の各角部に対応した複数個たとえば4個の摺動凹部37…が、ローター26A側に開口するようにして設けられており、各摺動凹部37…には、ローター26A側の磁極配置が適宜の組み合わせとなるようにして棒状の永久磁石38…がそれぞれ摺動可能に嵌合され、各摺動凹部37…の底部および各永久磁石38…間には、各永久磁石38…を支持突部29の先端から突出させる側にばね付勢するばね39…がそれぞれ介設される。
【0022】
ローター26Aの対向壁部31には、前記各永久磁石38…の一部を係合させる係合凹部40…が設けられており、各永久磁石38…の一部が係合凹部40…にそれぞれ係合している状態では、ローター26Aの回動作動が阻止されることになる。
【0023】
一方、マグネットキー28には、前記支持突部29に配設される永久磁石38…の配置に対応した位置に配置される複数個たとえば4個の収容凹部41…がローター26Aの対向壁部31側に開口するようにして設けられ、各収容凹部41…には棒状の永久磁石42…がそれぞれ収容される。また各収容凹部41…の開口端は、マグネットキー28に固定される非磁性材料製の閉塞板43で閉じられる。
【0024】
マグネットキー28に配設される各永久磁石42…は、支持突部29側の各永久磁石38…のローター26A側の磁極と同一の磁極がローター26A側に配置されるようにして収容凹部41…に収容されるものであり、正規のマグネットキー28が嵌合凹部27に嵌合されたときには、図2で示すように、同一磁極の反発力によって、支持突部29側の永久磁石38…はばね39…のばね力に抗して係合凹部40…から離脱するように摺動凹部37…に押し込まれ、これによりローター26Aの回動作動が許容されることになる。
【0025】
図8を併せて参照して、ローター26Aは、リンク機構44を介してシャッター板24Aの一端部に連結されるものであり、該リンク機構44は、シャッター板24Aの一端側に延びるようにしてローター26Aの外周に一体に設けられる連結アーム45と、ローター26Aの回動軸線と平行な軸線を有して連結アーム45の先端に設けられた連結軸46と、該連結軸46を回動可能に嵌合させるようにしてシャッター板24Aの一端に設けられる連結孔47とで構成される。
【0026】
このようなリンク機構44によれば、ローター26Aの回動作動が許容されている状態で、ローター26Aが回動すると、そのローター26Aに追随してシャッター板24Aがスライド作動する。
【0027】
しかもシャッター板24Aは、ケーシング18Aの挿入孔21を閉鎖する閉鎖位置にあってシリンダ錠15を保護する状態(図1〜図5の状態)と、図6で示すようにケーシング18Aの挿入孔21を開放する開放位置にあってシリンダ錠15のキー孔17へのキーの挿入を許容する状態との間でスライド作動することが可能であり、前記閉鎖位置では支持突部29の各永久磁石38…をローター26Aの各係合凹部40…に係合させ得るようにし、また前記開放位置では支持突部29の各永久磁石38…をローター26Aの各係合凹部40…に係合不能とするように、シャッター板24Aの閉鎖位置および開放位置間でのスライド作動範囲に対応してローター26Aの回動範囲が定められる。
【0028】
ケーシング18Aのケース部材19Aおよびシャッター板24A間には、閉鎖位置および開放位置間でのシャッター板24Aのスライド作動をガイドするガイド手段50が設けられており、このガイド手段50は、ケース部材19Aに植設されたガイドピン48と、ガイドピン48を摺動自在に嵌合させるようにしてシャッター板24Aに設けられるガイド孔49とで構成される。而してシャッター板24Aは、ガイド孔49に嵌合されたガイドピン48でガイドされるようにしてスライド作動する。
【0029】
図7に特に注目して、ケーシング18Aのケース部材19Aと、ローター26Aとの間には、シャッター板24Aの閉鎖位置および開放位置に対応したローター26Aの回動限を定めるクリック機構56が設けられており、このクリック機構56は、前記連結アーム45とは反対側でローター26Aの外周に一端に設けられた鍔部51に対向して開口するようにしてケース部材19Aに設けられる有底の収納穴52と、該収納穴52に摺動可能に嵌合されるボール53と、該ボール53を前記鍔部51側に付勢するばね力を発揮するようにして収納穴52に収納されるばね54と、シャッター板24Aが閉鎖位置にあるときに前記ボール53を係合させるようにして鍔部51に設けられる係合溝55Cと、シャッター板24Aが開放位置にあるときに前記ボール53を係合させるようにして鍔部51に設けられる係合溝55Oとを備える。
【0030】
ケーシング18Aのケース部材19Aおよびシャッター板24A間には、シャッター板24Aを開放位置で弾発的に保持する開放位置保持機構57が設けられるものであり、この開放位置保持機構57は、ケーシング18Aのケース部材19Aに突設された突部58に一端が装着されるとともに他端には円弧状の係合部59aが設けられる板ばね59と、開放位置にある状態で前記係合部59aを係合させるようにしてシャッター板24Aの他端側外周部に設けられる係止凹部60とで構成され、図6で示すようにシャッター板24Aが開放位置にあるときに、係止凹部60に係合部59aが弾発的に係合し、シャッター板24Aを開放位置に保持することが可能である。また開放位置保持機構57でシャッター板24Aが開放位置に保持されている状態で、閉鎖位置側への手動操作力をシャッター板24Aに加えたときには、係止凹部60への係合部59aの弾発係合を解除するように板ばね59を撓ませることができ、それによりシャッター板24Aを閉鎖位置側に回動することが可能である。
【0031】
次にこの第1実施例の作用について説明すると、ケーシング18Aの挿入孔21を閉鎖する閉鎖位置ならびに挿入孔21を開放する開放位置間での作動を可能としてケーシング18A内に収納されるシャッター板24Aが、マグネット錠25Aが備えるローター26Aとは別体に形成され、ローター26Aおよびシャッター板24Aがリンク機構44を介して連結されるので、ローター26Aの材質および製法とは無関係にシャッター板24Aの材質および製法を選択し得るようにして、シャッター板24Aの材質および製法の選択の自由度を増大し、高強度の材料でシャッター板24Aを形成することが可能となる。特に、シャッター板24Aを鋼板のプレス成形により形成するようにすれば、シャッター板24Aを容易に製造することができ、コストの低減を図ることができるとともにシャッター板24Aの強度も大幅に増大することができる。
【0032】
しかもシャッター板24Aは、挿入孔21を閉鎖する閉鎖位置ならびに挿入孔21を開放する開放位置間でスライド作動するようにしてケーシング18Aに支承されるものであり、ケーシング18Aには、シャッター板24Aのスライド作動をガイドするガイドピン48が設けられるので、閉鎖位置および開放位置間でシャッター板24Aをスムーズにスライド作動せしめることができる。
【0033】
さらにシャッター板24Aを、その開放位置で弾発的に保持する開放位置保持機構57がケーシング18Aおよびシャッター板24A間に設けられているので、シャッター板24Aが開放位置にある状態での車両の走行時の振動がケーシング18Aに作用しても、シャッター板24Aがケーシング18内でがたつくことを防止し、シャッター板24Aのがたつきによる異音が生じることを防止することができる。
【0034】
図9〜図12は本発明の第2実施例を示すものであり、図9はシャッター板が閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合する前の状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面図であって図10の9−9線に沿う断面図、図10は図9の10−10線矢視図、図11は図9の11−11線断面図、図12はシャッター板が開放位置に在る状態での図11に対応した断面図である。
【0035】
このような図9〜図12を参照しつつ本発明の第2実施例について、以下に説明するが、図1〜図8で示した第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみで詳細な説明を省略する。
【0036】
先ず図9および図10において、シリンダ錠15におけるシリンダボディ16の前端部は、車体フレーム側に固定されるケーシング18Bで覆われ、該ケーシング18Bは、シリンダボディ16の前端部に取付けられる非磁性材料製のケース部材19Bと、該ケース部材19Bに取付けられる非磁性材料製のカバー部材20Bとから成る。
【0037】
ケーシング18Bには、ケース部材19Bおよびカバー部材20Bにそれぞれ同軸に設けられた透孔22,23で構成される挿入孔21が、シリンダ錠15のキー孔17に対応して設けられる。
【0038】
さらに図11および図12を併せて参照して、ケーシング18B内には、前記挿入孔21を閉鎖する閉鎖位置ならびに前記挿入孔21を開放する開放位置間での回動作動を可能としたシャッター板24Bが収納され、該シャッター板24Bの回動作動は、ケーシング18Bに配設されるマグネット錠25Bが備えるローター26Bに設けられた嵌合凹部27に、マグネットキー28(図1〜図8の第1実施例参照)を嵌合することで許容されるものであり、ローター26Bはシャッター板24Bとは別体に形成される。
【0039】
前記挿入孔21をマグネット錠25Bとの間に挟む位置でケーシング18Bのケース部材19Bには、挿入孔21と平行な軸線を有する支軸61が突設されており、シャッター板24Bの一端部には、前記支軸61を周方向の摺動可能に嵌合せしめる有底の支持穴62が設けられる。而して支軸61を支持穴62に嵌合することにより、ケーシング18Bのケース部材19Bおよびカバー部材20B間に挟まれたシャッター板24Bの一端部がケーシング18Bで回動可能に支承されることになる。
【0040】
ローター26Bは、リンク機構63を介してシャッター板24Bの他端部に連結されるものであり、該リンク機構63は、シャッター板24Bの他端側に延びるようにしてローター26Bの外周に一体に設けられる連結アーム64と、シャッター板24Bの他端に突設されて連結アーム64に挿通、連結される連結ピン65とを備えるものであり、連結アーム64には、ローター26Bの半径方向に沿って長く延びる長孔状の連結孔66が設けられ、この連結孔66に前記連結ピン65が挿通される。
【0041】
このようなリンク機構63によれば、ローター26Bの回動作動が許容されている状態で、ローター26Bが回動すると、そのローター26Bに追随してシャッター板24Bも支軸61の軸線まわりに回動する。
【0042】
シャッター板24Bは、ケーシング18Bの挿入孔21を閉鎖する閉鎖位置にあってシリンダ錠15を保護する状態(図9〜図11の状態)と、図12で示すようにケーシング18Bの挿入孔21を開放する開放位置にあってシリンダ錠15のキー孔17へのキーの挿入を許容する状態との間で回動することが可能であり、前記閉鎖位置では支持突部29の各永久磁石38…をローター26Bの各係合凹部40…に係合させ得るようにし、また前記開放位置では支持突部29の各永久磁石38…をローター26Bの各係合凹部40…に係合不能とするように、閉鎖位置および開放位置間のシャッター板24Bおよびローター26Bの回動量が定められる。
【0043】
ケーシング18Bのケース部材19Bおよびシャッター板24B間には、シャッター板24Bを開放位置で弾発的に保持する開放位置保持機構としてのクリック機構67が設けられ、このクリック機構67は、シャッター板24Bを開放位置で弾発的に保持するだけでなく、閉鎖位置でもシャッター板24Bを弾発的に保持する。
【0044】
而してクリック機構67は、支軸61に隣接した位置でケース部材19Bに設けられたシャッター板24B側に対向して開口する有底の収納穴68と、該収納穴68に摺動可能に嵌合されるボール69と、該ボール69をシャッター板24B側に付勢するばね力を発揮するようにして収納穴68に収納されるばね70と、シャッター板24Bが閉鎖位置にあるときに前記ボール69を係合させるようにしてシャッター板24Bに設けられる係合溝71と、シャッター板24Bが開放位置にあるときに前記ボール69を係合させるようにしてシャッター板24Bに設けられる係合溝72とを備える。
【0045】
またケーシング18Bのケース部材19Bと、マグネット錠15Bのローター26Bとの間には、シャッター板24Bの閉鎖位置および開放位置に対応したローター26Bの回動限を定めるクリック機構56が設けられる。
【0046】
この第2実施例によれば、シャッター板24Bがローター26Bの回動軸線と平行な軸線まわりに回動することを可能としてケーシング18Bに支承されており、閉鎖位置および開放位置間でシャッター板24Bをスムーズに回動せしめることができる。しかもシャッター板24Bを、その開放位置で弾発的に保持するクリック機構67がケーシング18Bおよびシャッター板24B間に設けられるので、シャッター板24Bが開放位置にある状態での車両の走行時の振動がケーシング18Bに作用しても、シャッター板24Bがケーシング18B内でがたつかないようにし、シャッター板24Bのがたつきによる異音が生じることを防止することができる。
【0047】
図13〜図20は本発明の第3実施例を示すものであり、図13はシャッター板が閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合する前の状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面図であって図15の13−13線に沿う断面図、図14はシャッター板が閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合した状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面図、図15は図13の15−15線矢視図、図16は図13の16−16線断面図、図17は図13の17−17線断面図、図18はシャッター板が開放位置に在る状態での図16に対応する断面図、図19はマグネットキーの一部切欠き側面図、図20は図15の20−20線断面図である。
【0048】
このような図13〜図20を参照しつつ本発明の第3実施例について、以下に説明するが、図1〜図8で示した第1実施例ならびに図9〜図12で示した第2実施例に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみで詳細な説明を省略する。
【0049】
先ず図13〜図15において、シリンダ錠15におけるシリンダボディ16の前端部は、車体フレーム側に固定されるケーシング18Cで覆われる。該ケーシング18Cは、シリンダボディ16の前端部に取付けられる非磁性材料製のケース部材19Cと、該ケース部材19Cに取付けられる非磁性材料製のカバー部材20Cとから成る。
【0050】
ケーシング18Cには、ケース部材19Cおよびカバー部材20Cにそれぞれ設けられる透孔22,23で構成される挿入孔21が、シリンダ錠15のキー孔17に対応して設けられる。
【0051】
図16〜図18を併せて参照して、ケーシング18C内には、前記挿入孔21を閉鎖する閉鎖位置(図16および図17の位置)ならびに前記挿入孔21を開放する開放位置(図18の位置)間でのスライド作動を可能としたシャッター板24Cが収納され、該シャッター板24Cのスライド作動は、ケーシング18Cに配設されるマグネット錠25Cが備えるローター26Cに設けられた嵌合凹部27′に、マグネットキー28′を嵌合することで許容されるものであり、ローター26Cはシャッター板24Cとは別体に形成される。
【0052】
対向壁部31を軸方向中間部に有して非磁性材料により円筒状に形成されるローター26Cは、ケース部材19Cに一体に設けられた支持突部29にOリング32を介して回動可能に支承されるものであり、該ローター26Cの外端を臨ませる開口部30がカバー部材20Cに設けられる。
【0053】
シャッター板24Cは、図16および図17で示す閉鎖位置と、図18で示す開放位置との間でのスライド作動を可能としてケース部材19Cおよびカバー部材20C間に挟まれるものであり、ケース部材19Cには、シャッター板24Cの全面がケース部材19Cに摺接することで摩擦抵抗が大きくなることを回避するために、複数個たとえば3個の突条74A,74B,74Cがシャッター板24Cに摺接するようにして突設される。
【0054】
ローター26Cの嵌合凹部27′は、たとえば変則六角形の横断面形状を有するように形成され、また嵌合凹部27′の略中心部には突部35が突設される。而して嵌合凹部27′の横断面形状に対応した横断面形状を有するとともに前記突部35を嵌合せしめる凹部36を有するマグネットキー28′のみを嵌合凹部27′に嵌合可能である。
【0055】
ローター26Cの下部は、嵌合凹部27′に入った水を排出するための排出溝96を形成するように切欠かれており、この排出溝96に通じる排出通路97がケース部材19Cおよびカバー部材20Cの下部間に形成され、ケーシング18Cの下部で前記排出通路97の下端が外部に開放される。
【0056】
前記支持突部29の先端に設けられた複数個たとえば4個の摺動凹部37…には、支持突部29の先端から突出する側にばね付勢された棒状の永久磁石38…が摺動可能に嵌合され、ローター26Cの対向壁部31には、前記各永久磁石38…の一部を係合させる係合凹部40…が設けられる。
【0057】
図19において、マグネットキー28′は、シリンダ錠15用のキー75の摘み部76に付設されるものであり、ローター26Cにおける嵌合凹部27′の内周形状に対応した外周形状を有するように形成される。
【0058】
このマグネットキー28′には、前記支持突部29の永久磁石38…の配置に対応した複数個たとえば4個の収容凹部41…が、棒状の永久磁石42…を収容するようにして設けられ、各収容凹部41…の開口端は、マグネットキー28′に固定される非磁性材料製の閉塞板43で閉じられる。
【0059】
正規のマグネットキー28′が嵌合凹部27′に嵌合されたときには、図14で示すように、同一磁極の反発力によって、支持突部29側の永久磁石38…は係合凹部40…から離脱するように摺動凹部37…に押し込まれ、これによりローター26Cの回動作動が許容されることになる。
【0060】
ローター26Cは、リンク機構77を介してシャッター板24Cの一端部に連結されるものであり、該リンク機構77は、シャッター板24Cの一端側に延びるようにしてローター26Cの外周に一体に設けられる連結アーム78と、ローター26Cの回動軸線と平行な軸線を有して連結アーム78の先端に設けられた連結軸79と、該連結軸79を回動可能に嵌合させるようにしてシャッター板24Cの一端に設けられる連結孔80とで構成される。
【0061】
このようなリンク機構77によれば、ローター26Cの回動作動が許容されている状態で、ローター26Cが回動すると、そのローター26Cに追随してシャッター板24Cがスライド作動する。
【0062】
しかもシャッター板24Cは、ケーシング18Cの挿入孔21を閉鎖する閉鎖位置にあってシリンダ錠15を保護する状態(図13〜図17の状態)と、図18で示すようにケーシング18Cの挿入孔21を開放する開放位置にあってシリンダ錠15のキー孔17へのキー75の挿入を許容する状態との間でスライド作動することが可能であり、前記閉鎖位置では支持突部29の各永久磁石38…をローター26Cの各係合凹部40…に係合させ得るようにし、また前記開放位置では支持突部29の各永久磁石38…をローター26Cの各係合凹部40…に係合不能とするように、シャッター板24Cの閉鎖位置および開放位置間でのスライド作動範囲に対応してローター26Cの回動範囲が定められる。
【0063】
ケーシング18Cのケース部材19Cおよびシャッター板24C間には、閉鎖位置および開放位置間でのシャッター板24Cのスライド作動をガイドするガイド手段81が設けられるものであり、該ガイド手段81は、シャッター板24Cに植設されるガイドピン82と、該ガイドピン82を摺動自在に嵌合させるようにしてケース部材19Cに設けられるガイド孔83とで構成される。而してシャッター板24Cは、ガイドピン82がガイド孔83内を移動するようにしてスライド作動する。
【0064】
図20に特に注目して、ケーシング18Cのケース部材19Cと、ローター26Cとの間には、シャッター板24Cの閉鎖位置および開放位置に対応したローター26Cの回動限を定めるクリック機構89が設けられており、このクリック機構89は、前記連結アーム78とは反対側でローター26Cの外周に一体に設けられた鍔部84に対向して開口するようにしてケース部材19Cに設けられる有底の収納穴85と、該収納穴85に摺動可能に嵌合されるボール86と、該ボール86を前記鍔部84側に付勢するばね力を発揮するようにして収納穴85に収納されるばね87と、シャッター板24Cが閉鎖位置にあるときに前記ボール86を係合させるようにして鍔部84に設けられる係合溝88Cと、シャッター板24Cが開放位置にあるときに前記ボール86を係合させるようにして鍔部84に設けられる係合溝88Oとを備える。
【0065】
ケーシング18Cのケース部材19Cおよびシャッター板24C間には、シャッター板24Cを開放位置で弾発的に保持する開放位置保持機構90が設けられるものであり、この開放位置保持機構90は、ケーシング18Cのケース部材19Cに突設された突部91に一端が装着されるとともに他端には円弧状の係合部92aが設けられる板ばね92と、開放位置にある状態で前記係合部92aを係合させるようにして前記ガイドピン82の近傍でシャッター板24Cの外周に設けられる係止部93とで構成され、図18で示すようにシャッター板24Cが開放位置にあるときに、係止部93に係合部92aが弾発的に係合し、シャッター板24Cを開放位置に保持することが可能である。
【0066】
また開放位置保持機構90でシャッター板24Cが開放位置に保持されている状態で、閉鎖位置側への手動操作力をシャッター板24Cに加えたときには、係止部93への係合部92aの弾発係合を解除するように板ばね92を撓ませることができ、それによりシャッター板24Cを閉鎖位置側に回動することが可能である。
【0067】
ローター26Cの前記鍔部84には、ケース部材19Cとは反対側に突出するピン状の操作ノブ94が設けられ、この操作ノブ94を貫通させる貫通孔95が、たとえば開口部30に連なるようにしてケーシング18Cのカバー部材20Cに設けられる。しかも貫通孔95は、シャッター板24Cの閉鎖位置および開放位置間でのスライド作動に伴う前記操作ノブ94の移動を許容するように形成される。
【0068】
この第3実施例によれば、上記第1実施例と同様の効果を奏することができる。しかもローター26Cに設けられた操作ノブ90を貫通させる貫通孔95が、ケーシング18Cのカバー部材20Cに設けられ、該貫通孔95は、閉鎖位置および開放位置間でのシャッター板24Cの作動に伴う操作ノブ94の移動を許容するように形成されているので、操作ノブ94を把持して操作することにより、シャッター板24Cを開放位置から閉鎖位置に容易に動かすことができる。
【0069】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0070】
【発明の効果】
以上のように請求項1または2記載の発明によれば、ローターの材質および製法とは無関係にシャッター板の材質および製法を選択し得るようにして、シャッター板の材質および製法の選択の自由度を増大し、高強度の材料でシャッター板を形成することが可能となるとともに、閉鎖位置および開放位置間でシャッター板をスムーズに作動せしめることができる。
【0073】
請求項記載の発明によれば、シャッター板がケーシング内でがたつくことを防止し、シャッター板のがたつきによる異音が生じることを防止することができる。
【0074】
さらに請求項記載の発明によれば、操作ノブによりシャッター板を開放位置から閉鎖位置に容易に動かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示すものであり、シャッター板が閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合する前の状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面図であって図3の1−1線に沿う断面図である。
【図2】シャッター板が閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合した状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面図である。
【図3】図1の3−3線矢視図である。
【図4】図1の4−4線断面図である。
【図5】図1の5−5線断面図である。
【図6】シャッター板が開放位置に在る状態での図4に対応する断面図である。
【図7】図3の7−7線断面図である。
【図8】図3の8−8線断面図である。
【図9】第2実施例を示すものであり、シャッター板が閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合する前の状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面図であって図10の9−9線に沿う断面図である。
【図10】図9の10−10線矢視図である。
【図11】図9の11−11線断面図である。
【図12】シャッター板が開放位置に在る状態での図11に対応した断面図である。
【図13】第3実施例を示すものであり、シャッター板が閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合する前の状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面図であって図15の13−13線に沿う断面図である。
【図14】シャッター板が閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合した状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面図である。
【図15】図13の15−15線矢視図である。
【図16】図13の16−16線断面図である。
【図17】図13の17−17線断面図である。
【図18】シャッター板が開放位置に在る状態での図16に対応する断面図である。
【図19】マグネットキーの一部切欠き側面図である。
【図20】図15の20−20線断面図である。
【符号の説明】
15・・・シリンダ錠
17・・・キー孔
18A,18B,18C・・・ケーシング
21・・・挿入孔
24A,24B,24C・・・シャッター板
25A,25B,25C・・・マグネット錠
26A,26B,26C・・・ローター
27,27′・・・嵌合凹部
28,28′・・・マグネットキー
44,63,77・・・リンク機構
50,81・・・ガイド手段
57,67,90・・・開放位置保持機構
61・・・支軸
94・・・操作ノブ
95・・・貫通孔

Claims (4)

  1. シリンダ錠(15)のキー孔(17)に対応した挿入孔(21)を有するケーシング(18A,18C)と、前記挿入孔(21)を閉鎖する閉鎖位置ならびに前記挿入孔(21)を開放する開放位置間での作動を可能として前記ケーシング(18A,18C)内に収納されるシャッター板(24A,24C)と、マグネットキー(28,28′)を挿脱可能に嵌合し得る嵌合凹部(27,27′)を有するとともに前記閉鎖位置から開放位置への前記シャッター板(24A,24C)の作動を前記嵌合凹部(27,27′)へのマグネットキー(28,28′)の嵌合時に許容するようにして前記ケーシング(18A,18C)に配設されるマグネット錠(25A,25C)とを備える車両用シリンダ錠の保護装置において、前記マグネット錠(25A,25C)は、前記シャッター板(24A,24C)とは別体に形成されるとともに前記嵌合凹部(27,27′)が設けられるローター(26A,26C)を備え、前記挿入孔(21)の軸線からずれた位置で該軸線と平行な軸線まわりに回動可能な前記ローター(26A,26C)が前記シャッター板(24A,24C)にリンク機構(44,77)を介して連結され、前記閉鎖位置および前記開放位置間での前記シャッター板(24A,24C)のスライド作動をガイドするガイド手段(50,81)が、前記ケーシング(18A,18C)および前記シャッター板(24A,24C)間に設けられることを特徴とする車両用シリンダ錠の保護装置。
  2. シリンダ錠(15)のキー孔(17)に対応した挿入孔(21)を有するケーシング(18B)と、前記挿入孔(21)を閉鎖する閉鎖位置ならびに前記挿入孔(21)を開放する開放位置間での作動を可能として前記ケーシング(18B)内に収納されるシャッター板(24B)と、マグネットキー(28)を挿脱可能に嵌合し得る嵌合凹部(27)を有するとともに前記閉鎖位置から開放位置への前記シャッター板(24B)の作動を前記嵌合凹部(27)へのマグネットキー(28)の嵌合時に許容するようにして前記ケーシング(18B)に配設されるマグネット錠(25B)とを備える車両用シリンダ錠の保護装置において、前記マグネット錠(25B)は、前記シャッター板(24B)とは別体に形成されるとともに前記嵌合凹部(27)が設けられるローター(26B)を備え、前記挿入孔(21)の軸線からずれた位置で該軸線と平行な軸線まわりに回動可能な前記ローター(26B)が、前記挿入孔(21)の軸線と平行な軸線を有して前記ケーシング(18)に設けられる支軸(61)で回動可能に支承される前記シャッター板(24B)に、リンク機構(63)を介して連結されることを特徴とする車両用シリンダ錠の保護装置。
  3. 前記シャッター板(24A〜24C)を、その開放位置で弾発的に保持する開放位置保持機構(57,67,90)が前記ケーシング(18A〜18C)および前記シャッター板(24A〜24C)間に設けられることを特徴とする請求項1または2記載の車両用シリンダ錠の保護装置。
  4. 前記ローター(26C)に操作ノブ(94)が設けられ、前記ケーシング(18C)には、前記閉鎖位置および前記開放位置間での前記シャッター板(24C)の作動に伴う前記操作ノブ(94)の移動を許容するようにして該操作ノブ(94)を貫通させる貫通孔(95)が設けられることを特徴とする請求項1記載の車両用シリンダ錠の保護装置。
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