JP3913838B2 - 機械翻訳装置及び機械翻訳プログラムを記録した情報記録媒体 - Google Patents

機械翻訳装置及び機械翻訳プログラムを記録した情報記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、日本語により記載された文書ファイルを英訳したり、英語により記載された文書ファイルを和訳する等、複数の言語間の翻訳を機械的に行う機械翻訳装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、機械翻訳装置はいくつかの方式に基づいたものが実現されているが、それらは何れもが語彙に関する語彙情報を複数収録してなる辞書ファイルを用いる点が共通している。
他に共通している事項といえば、操作者(翻訳者)による絶え間無いメンテナンスが要求される点である。文書ファイルを翻訳するという方式の機械翻訳装置では、それぞれの辞書ファイルの語彙数が自動的に変化するということはないので、翻訳者は辞書編集機能を用いて、登録されていない語彙を登録したり、辞書ファイルを変更したりして、辞書ファイルに含まれている語彙情報の充実を図るのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記機械翻訳の作業環境においては、多量の文書ファイルの機械翻訳を多くの翻訳者が分担して行うことが多い。この場合各翻訳者は、個別に辞書ファイルを所有し、辞書編集を用いてこれを頻繁に更新することにより、より効率的に翻訳作業を進めようとする。しかし共同作業という観点からは、各翻訳者が自分の都合により辞書を更新するというのはあまり望ましいことではない。何故なら訳語の不統一が生じたり、ある語彙の登録を複数人の翻訳者が重複して行っているという無駄が多く発生するからである。
【0004】
これらの問題を避けるには、辞書の更新状況を密に連絡し合うという翻訳者同士の意思疎通が徹底されている必要がある。しかし翻訳作業の納期に終われる翻訳者にこのような意思疎通の徹底を求めるのは酷であり、連絡義務は怠りがちになるのが現状である。
本発明は上記課題に鑑み、翻訳者同士の意思疎通を頼らなくとも、訳語の統一化を図ることができ、ある語彙の登録を複数人の翻訳者が重複して行っているという無駄を回避し得る機械翻訳装置及び機械翻訳プログラムを記録した情報記録媒体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、語彙情報からなる第1辞書ファイルと、第1辞書ファイルのバージョンを示す第1バージョン情報とを記憶するサーバー装置と共通のネットワークに接続されたクライアント側の機械翻訳装置であって、第1辞書ファイルとは別の語彙情報からなる第2辞書ファイルと、第2辞書ファイルのバージョンを示す第2バージョン情報とを記憶する第1記憶手段と、操作者による翻訳すべき文書を受け付ける第1受付手段と、文書を受け付けると、第1バージョン情報を送信する旨の第1要求信号をサーバー装置に送信する第1要求手段と、第1要求信号の送信を経てサーバー装置から第1バージョン情報を受信すると、第1バージョン情報及び第2バージョン情報が有する共通項目のうち、辞書ファイルの最終更新日時を示す項目の記載内容を比較し、当該記載内容により示される日時が新しい方のバージョン情報に対応する辞書ファイルを、入力された文書の翻訳に用いると判定する判定手段と、サーバー装置側の第1辞書ファイルを用いると判定すると、前記サーバー装置に第1辞書ファイルを送信させる旨の第2要求信号を送信する第2要求手段と、判定手段が自装置の第2辞書ファイルを用いると判定すると、自装置の第2辞書ファイルを用いて文書を翻訳し、判定手段がサーバ装置の第1辞書ファイルを用いると判定すると、第1記憶手段に記憶されている第2辞書ファイルを、第2要求信号の送信を経てサーバー装置から送信された第1辞書ファイルにより上書きし、第1記憶手段に上書きされた第1辞書ファイルを用いて文書を翻訳する翻訳手段とを備えることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る機械翻訳装置の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は、機械翻訳装置が適用されるハードウェア環境を示す図である。機械翻訳装置が適用されるハードウェア環境は、クライアント装置100、サーバー装置110及びネットワーク120からなるサーバー・クライアント型の通信システムである。
【0007】
クライアント装置100及びサーバー装置110はプロセッサ、メモリ、ディスプレィ、キーボード、内蔵ディスク、通信インターフェイス等を有する汎用コンピュ−タであり、光ディスク、フロッピーディスク等の記録媒体500に収録された機械翻訳プログラムがインストールされている。
クライアント装置100はインストールされた機械翻訳プログラムをメモリ上にロードし、プロセッサがこれが実行することにより、機械翻訳装置として機能する。
【0008】
図1において新規な構成要素は、記録媒体500に収録された機械翻訳プログラムのみであり、これ以外の構成要素は汎用的なものである。機械翻訳プログラムを新規な構成要素としたのは、汎用ハードウェアへのインストールを前提にして当該プログラムを収録した記録媒体のみを流通・販売の対象とする可能性が存在するからである。プロセッサによる機械翻訳プログラムの実行の過程や機械翻訳プログラムの一般的な機能は本実施形態の主眼でないのでその詳細については言及しない。以降の説明には図2のような機能ブロック図を用いることにより、説明の簡略化を図る。
【0009】
機械翻訳プログラムがインストールされたクライアント装置100(機械翻訳装置)は、図2に示すように、文書ファイル記憶部101と、辞書ファイル記憶部102と、バージョン情報記憶部103と、翻訳実行制御部104と、バージョン情報比較部105と、サーバー辞書管理部106とを備える。同様に機械翻訳プログラムがインストールされたサーバー装置110(辞書サーバー装置110)は、サーバー側辞書ファイル記憶部107と、サーバー側バージョン情報記憶部108と、サーバー制御部109とを備える。
【0010】
文書ファイル記憶部101には英文、和文等、複数種別の言語で記述された文書ファイルが多数蓄積される。
辞書ファイル記憶部102は、辞書ファイルを記憶する。図3(a)は辞書ファイルの一例を示す図である。辞書ファイルとは語彙見出し、品詞、訳語という3つの情報要素を有する語彙情報の羅列であり、図3(a)における『equivalence』『n』『同等;同値;同量』は、『equivalence』が語彙見出しに対応し、『n』が品詞に対応し、『同等;同値;同量』が訳語に対応する。これらの語彙情報は、機械翻訳プログラムが有する編集機能を翻訳者が用いることにより追加更新がなされたものである(以降辞書ファイル記憶部102に記憶されている辞書ファイルを語彙辞書と呼ぶ。)。
【0011】
バージョン情報記憶部103は、辞書ファイルのバージョンに関するバージョン情報が記憶されている。図3(b)は、バージョン情報比較部105に記憶されているバージョン情報の一例を示す図である。バージョン情報は、作成日時、辞書サイズ、分野(ジャンル)、登録語数、作成者という5つの情報要素を有する。図3(b)における『Thu Jan 30 14:40:07 GMT-9:00 1997』は作成日時の一例であり、サーバー側バージョン情報記憶部108に記憶されている辞書ファイルが最後に編集されたのは、1997年の1月30日14時40分:07であることを意味する。『2359808』は辞書サイズの一例であり、機械翻訳装置では、辞書ファイル記憶部102に記憶されている辞書ファイルの総量は2メガバイト近くであることを意味する。『65536』は登録語数の一例であり、これまでの翻訳者による編集により、辞書ファイル記憶部102に記憶されている辞書ファイルは6万5千語もの豊富な語数を有することを意味する。
【0012】
翻訳実行制御部104は、翻訳者から文書を翻訳する旨の指示を受け付けて、バージョン情報記憶部103に記憶されたバージョン情報を読み出し、その内容をバージョン情報比較部105に通知し、辞書サーバー装置110へのバージョン情報の検索を要求するようバージョン情報比較部105に対して通知する。
バージョン情報比較部105は、翻訳実行制御部104から通知を受けたバージョン情報と、サーバー辞書管理部106から受けたサーバー辞書(辞書サーバー装置110に記憶されている辞書)のバージョン情報とを比較し、機械翻訳装置が翻訳を実行する際に用いるべき辞書が語彙辞書であるか、あるいはサーバー辞書であるかを判断する。語彙辞書を用いると判断した場合には、その旨を翻訳実行制御部104に通知し、通知を受けた翻訳実行制御部104に翻訳を実行させる。サーバー辞書を用いると判断した場合には、その旨をサーバー辞書管理部106に通知する。
【0013】
サーバー辞書管理部106はサーバー装置がバージョン情報を送信すると、これを受信し、受信したバージョン情報をバージョン情報比較部105に通知する。またバージョン情報比較部105がサーバー辞書を用いると判断した場合は、サーバー辞書管理部106は辞書サーバー装置110に対して、サーバー辞書を移送するように要求し、辞書サーバー装置110がサーバー辞書を送信すると、サーバー辞書管理部106はこれを受信する。サーバー辞書管理部106は、サーバー装置から送られたサーバー辞書を語彙辞書として辞書ファイル記憶部102に記憶させ、さらにサーバー辞書のバージョン情報をバージョン情報記憶部103に記憶させる。移送が完了し、サーバー辞書及びそのバージョン情報が辞書ファイル記憶部102及びバージョン情報記憶部103に記憶させられるとその旨を翻訳実行制御部104に通知し、翻訳実行制御部104に、翻訳を実行させる。このときの辞書ファイル記憶部102に記憶されている辞書ファイルは辞書サーバー装置110に記憶されている辞書ファイルに一致しており、機械翻訳装置が翻訳を実行する際に、サーバー辞書に記憶されている辞書ファイルを用いることができる。
【0014】
辞書サーバー装置110の構成について説明する。辞書サーバー装置110は、サーバー側辞書ファイル記憶部107、サーバー側バージョン情報記憶部108、サーバー制御部109からなる。
サーバー側辞書ファイル記憶部107は、バージョン情報記憶部103と同様、辞書ファイルを記憶する。本辞書ファイルが辞書ファイル記憶部102に記憶されている辞書ファイルと異なるのは、辞書サーバー装置110を操作する他の翻訳者により編集され、追加更新がなされている点である。
【0015】
サーバー側バージョン情報記憶部108は、辞書ファイルに関するバージョン情報が記憶されている。図4は、サーバー側バージョン情報記憶部108に記憶されているバージョン情報の一例を示す図である。図4における『Thu Jan 30 15:02:12 GMT-9:00 1997』は作成日時の一例であり、辞書ファイル記憶部102に記憶されている辞書ファイルがクラスに編集されたのは、1月30日15時02分であることを意味する。『2885563』は辞書サイズの一例であり、これまでの翻訳者による編集により、辞書ファイル記憶部102に記憶されている辞書ファイルが3メガバイト近くにまで膨れ上がっていることを意味する。『78256』は登録語数の一例であり、これまでの翻訳者による編集により、辞書ファイル記憶部102に記憶されている辞書ファイルは7万8千語もの豊富な語数を有することを意味する。
【0016】
サーバー制御部109はサーバー辞書管理部106の要求を受けて、サーバー側バージョン情報記憶部108からバージョン情報を検索し、その結果をサーバー辞書管理部106に移送する。
以上のように構成された機械翻訳装置の動作を図5のフロ−チャ−トを参照しながら説明する。
【0017】
まず図示していない操作指示部から翻訳者が本実施の形態による機械翻訳装置を起動すると、翻訳実行制御部104は、バージョン情報記憶部103に記憶されたバージョン情報を読み出す(S401)。
次に、読み出したバージョン情報をバージョン情報比較部105に通知する(S402)。その後バージョン情報の検索を要求するよう、サーバー辞書管理部106に通知する(S403)。サーバー辞書管理部106は、通知を受けて辞書サーバー装置110に対してサーバー側バージョン情報記憶部108のバージョン情報を検索するように要求する(S404)。辞書サーバー装置110は要求に従って、サーバー辞書中のバージョン情報を検索して(S405)、その結果をサーバー辞書管理部106宛に送信する。
【0018】
バージョン情報が送信されるとサーバー辞書管理部106はこれを受信し、その内容をバージョン情報比較部105に通知する(S406)。
この段階で、バージョン情報比較部105は、バージョン情報記憶部103に記憶されているバージョン情報と、サーバー側バージョン情報記憶部108に記憶されているバージョン情報とを保持している。
【0019】
バージョン情報比較部105は、上記二種類のバージョン情報を比較し、翻訳の際にどちらの辞書を用いるべきかを判断する(S407)。図3(a)に示すバージョン情報記憶部に記憶されたバージョン情報と、図5に示すサーバー辞書に記憶されたバージョン情報とを比較し、「作成日時が新しい方を採用する」という規則に従って判断すると図3(b)、図4の場合にはサーバー辞書を用いるべきであると判断できる。
【0020】
サーバー側バージョン情報記憶部108を用いて翻訳をすると判断されると、その旨はサーバー辞書管理部106に通知される(S408)。
通知を受けたサーバー辞書管理部106は、辞書サーバー装置110に対してサーバー側辞書ファイル記憶部107に記憶された辞書ファイルを移送するように要求する(S410)。
【0021】
要求を受けた辞書サーバー装置110はサーバー側辞書ファイル記憶部107に記憶されている辞書ファイルを読み出し、サーバー辞書管理部106に送信する。送信されると、サーバー辞書管理部106はこれを受信する(S411)。サーバー辞書管理部106は、送信されたサーバー側バージョン情報記憶部108中の辞書ファイルを辞書ファイル記憶部102に記憶させ、続いて、サーバー辞書のバージョン情報をバージョン情報記憶部103に記憶させる(S412)。
【0022】
ここまでの処理が完了すると、その旨が翻訳実行制御部104に通知され、サーバー辞書中の辞書ファイルを記憶した辞書ファイル記憶部102を用いて翻訳が行われる(S413)。以上はサーバー辞書を用いる一例であるが、バージョン情報記憶部103に記憶されているを用いて翻訳をすると判断されると、その旨は翻訳実行制御部104に通知され(S409)、辞書ファイル記憶部102を用いて翻訳が行われる(S413)。
【0023】
以上のように本実施形態によれば、翻訳者から文書を翻訳する旨の指示を受け付ければ、何よりも先ず辞書サーバー装置110からバージョン情報の取得を行い、バージョン情報に基づいて、自装置の辞書を用いるか、辞書サーバー装置110の辞書を用いるかを判定するので、他の翻訳者により辞書サーバー装置110が更新されている場合は、更新された最新の辞書を翻訳に用いることができる。
【0024】
(第2実施形態)
第2実施形態では、どのような基準で辞書ファイルを選択するかの方式を、翻訳者が各自選択できる構成である。このような選択を実現するため、第2実施形態におけるバージョン情報比較部105は図6に示すように、比較方式記憶部509及び表示制御部510と接続している。
【0025】
比較方式記憶部509は、バージョン情報比較部105の動作方式を情報記憶している。動作方式情報は、比較方式情報と、比較結果に応じて表示制御部510が表示を行うべきか否かを示す条件情報とからなる。図7は動作方式情報の一例を示す図であり、本図において比較方式情報は、バージョン情報内の情報要素のうち更新日時の新しいものを辞書選択のための条件として規定している。
【0026】
比較方式情報の他の例としては、バージョン情報におけるファイルサイズの大きさを指定したり、語彙情報の語数の大きさを指定しても良い。
表示制御部510は、バージョン情報比較部105による比較結果が、翻訳者への問い合わせが規定された辞書ファイルであるなら、表示制御部510はその旨を表示する。
【0027】
次に、本実施形態係る機械翻訳装置の動作について図8に示すフローチャートを用いて説明する。本実施形態における機械翻訳装置の動作において、第1実施形態と異なるのは、ステップS406である。本ステップSS406を図8のフローチャートで置き換えることによって、第2実施形態の動作が説明できる。まず、第1実施形態の動作と同様にバージョン情報記憶部103に記憶されたバージョン情報と、サーバー辞書に記憶されたバージョン情報がバージョン情報比較部105に通知される(S401からS406まで)。
【0028】
次に、バージョン情報比較部105は、比較方式記憶部509に記憶された動作方式を読み込む。比較方式記憶部509には、入力指示部(図示せず)で入力される動作方式が記憶されている。バージョン情報比較部105は、動作方式の比較基準にしたがって、バージョン情報記憶部103に記憶されたバージョン情報と、サーバー辞書に記憶されたバージョン情報を比較し(S602)、語彙辞書かサーバー辞書のどちらを使うのかを判定する。
【0029】
語彙辞書を使うことが決まるとそれを通知し、図5のS409に戻る。
サーバー辞書が翻訳用の辞書として選択されるとバージョン情報比較部は、さらに、動作方式の条件によって第2の判断を行なう(S604)。
ここで、語彙辞書とサーバー辞書とのいずれを用いて翻訳を実行するのかを決定し、語彙辞書を使う場合には図5のS409に戻り、サーバー辞書を使う場合には図5のS408に戻る。
【0030】
以上のように本実施形態によれば、自装置の辞書ファイルを用いるか、辞書サーバー装置110の辞書ファイルを用いるかの判定基準となる比較方式を比較方式記憶部509に記憶しておき、これによりバージョン情報比較部105による比較動作を制御することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、第1実施形態に説明した機械翻訳装置に操作指示部809を追加した構成である。
【0031】
操作指示部809は、翻訳者による指示の入力待ちを行う。この指示入力待ちは文書ファイルの翻訳を中断する旨のものであり、もし翻訳者により翻訳中断の指示が行われると、現在翻訳中であるかをバージョン情報比較部105に問い合わせ、翻訳中ならばバージョン情報比較部105に通知する。通知されたバージョン情報比較部105は、同翻訳中断の指示を翻訳実行制御部104に通知する。
【0032】
さらに、これまでに説明した構成と同様にバージョン情報記憶部103に記憶されているバージョン情報と、サーバー辞書中のバージョン情報とを比較し、サーバー辞書を翻訳に用いるかどうかを判定し、判定結果によってサーバー側バージョン情報記憶部108を移送し辞書ファイル記憶部102に記憶させる。移送が完了すると完了したことを前記翻訳実行制御部104に通知する。
【0033】
第3実施形態における翻訳実行制御部104は、バージョン情報比較部105から翻訳を中断するよう通知されると翻訳を中断する。さらに、バージョン情報比較部105からサーバー辞書の移送が完了したことを通知されると翻訳を再開する。
次に、本実施形態における機械翻訳装置の動作について図10に示すフローチャートを用いて説明する。本実施の形態の装置は、第1実施形態で説明した動作と同じ動作で、辞書ファイル記憶部102またはサーバー側辞書ファイル記憶部107に記憶された辞書ファイルを用いて翻訳を実行する。
【0034】
操作指示部809から、翻訳者の指示を入力される(S901)と、操作指示部809は翻訳実行制御部104が翻訳を行っているかどうかを問い合わせる(S902)。
翻訳が行われている場合には、操作指示部809は翻訳実行制御部104に対して、翻訳を中断するよう通知する(S904)。通知を受けた翻訳実行制御部104はただちに翻訳を中断する。翻訳が行われていない場合にはこの通知を行わない。
【0035】
その後、操作指示部809は図5のフローチャートのS401からS413の直前までの処理を行って、必要ならばサーバー側バージョン情報記憶部108の内容を移送する(S905)。
移送が完了すると、操作指示部809はその旨を翻訳実行制御部104に通知する(S906)。
【0036】
以上のように本実施形態によれば、翻訳の途中で辞書ファイルを切り換えるという柔軟な辞書切り換えにより、翻訳作業を効率化することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態は、図11に示すように、辞書サーバー装置が複数存在する場合を想定した実施形態である。図11における辞書サーバー装置110a,b,cのように複数存在する場合、翻訳作業に合致するサーバー辞書がどの辞書サーバー装置であるかを選ぶことができる。
【0037】
図11は、第4実施形態に係る機械翻訳装置の構成図である。この機械翻訳装置は第1実施形態で説明した構成の装置にサーバー辞書記憶部1009を追加した構成である。
サーバー辞書記憶部1009は、ネットワーク120が有する辞書サーバー装置110が複数である場合に、それらの辞書サーバー装置110のネットワークアドレスを記憶している。このように記憶しておき、これらのサーバー装置からバージョン情報を順次取得すると、作成日時、辞書サイズ、語数から辞書サーバー装置110a,b,cの何れの辞書が文書ファイルの翻訳に最適であるかを総合的に判断することができる。
【0038】
本実施形態における機械翻訳装置の動作について図5及び図12に示すフローチャートを用いて説明する。本実施形態の機械翻訳装置では、図5に示すフローチャートのS401からS403までを行う。続いてサーバー辞書管理部106は、翻訳実行制御部104からの通知を受けて、辞書サーバー装置110へ検索要求を出す(S405)直前に図11に示すような処理を行う。
【0039】
第4実施形態におけるサーバー辞書管理部106では、翻訳実行制御部104からの通知を受けると、図示されていない入力部から入力されたサーバー装置選択基準をキーとして、サーバー辞書記憶部1009を検索する(S1101)。選択基準を満たす辞書が見つかった場合にはそのサーバー装置を採用するようにする(S1103)。見つからなかった場合には、サーバー辞書記憶部1009に順に記憶されるサーバー装置に関する情報から最初に見つかったサーバー装置を採用する(S1104)。採用する辞書が決まると、図5のフローチャートのS405に戻り、第1実施形態で説明した動作を行う。
【0040】
(第5実施形態)
図13は第5実施形態に係る通信システムの構成図である。図13を参照すると、辞書サーバー装置110にサーバー辞書変更管理部1209を追加した構成であることがわかる。
サーバー辞書変更管理部1209は、前記サーバー側バージョン情報記憶部108が、図示されていない辞書編集部によって内容が編集されているかどうかを管理する。サーバー側バージョン情報記憶部108が編集されると、前記辞書編集部から編集を行った旨が通知される。通知をうけると前記サーバー辞書変更管理部1209は、その旨をサーバー辞書管理部106に通知する。通知を受けたサーバー辞書管理部106は、サーバー側バージョン情報記憶部108が編集されている旨をバージョン情報比較部105に通知する。通知を受けたバージョン情報比較部105は図5に示すフローチャートの処理を行い、二つのバージョン情報を比較することによってサーバー側バージョン情報記憶部108に記憶されている情報を用いて翻訳を行うかどうかを判定し、サーバー側バージョン情報記憶部108に記憶されている情報を用いると判定すれば、辞書の移送を行う。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明したように本発明によれば、語彙情報からなる第1辞書ファイルと、第1辞書ファイルのバージョンを示す第1バージョン情報とを記憶するサーバー装置と共通のネットワークに接続されたクライアント側の機械翻訳装置であって、第1辞書ファイルとは別の語彙情報からなる第2辞書ファイルと、第2辞書ファイルのバージョンを示す第2バージョン情報とを記憶する第1記憶手段と、操作者による翻訳すべき文書を受け付ける第1受付手段と、文書を受け付けると、第1バージョン情報を送信する旨の第1要求信号をサーバー装置に送信する第1要求手段と、第1要求信号の送信を経てサーバー装置から第1バージョン情報を受信すると、第1バージョン情報及び第2バージョン情報が有する共通項目のうち、辞書ファイルの最終更新日時を示す項目の記載内容を比較し、当該記載内容により示される日時が新しい方のバージョン情報に対応する辞書ファイルを、入力された文書の翻訳に用いると判定する判定手段と、サーバー装置側の第1辞書ファイルを用いると判定すると、前記サーバー装置に第1辞書ファイルを送信させる旨の第2要求信号を送信する第2要求手段と、判定手段が自装置の第2辞書ファイルを用いると判定すると、自装置の第2辞書ファイルを用いて文書を翻訳し、判定手段がサーバ装置の第1辞書ファイルを用いると判定すると、第1記憶手段に記憶されている第2辞書ファイルを、第2要求信号の送信を経てサーバー装置から送信された第1辞書ファイルにより上書きし、第1記憶手段に上書きされた第1辞書ファイルを用いて文書を翻訳する翻訳手段とを備えることを特徴としている。従って、多量のドキュメントの機械保障を多くの翻訳者が分担しているという作業環境において、個々の翻訳者が自身が使い易いように辞書編集を行っている場合に、その編集により得られた最新の辞書を互いに用い合って機械翻訳を行うことができる。そのため、各々の翻訳者が高い頻度で辞書を改良している場合には、他の翻訳者による辞書を改良を逸早く利用して翻訳を効率的を行うことができる。翻訳者間での訳語の統一を図ることも可能であり、ある語彙の登録を複数人の翻訳者が重複して行っているという無駄を解消することもできる。
【0042】
また以上の機械翻訳装置の構成に加えて、第1翻訳手段が自装置の第2辞書ファイルを用いて文書を翻訳している間、操作者による翻訳を中断する旨の指示を受け付ける第2受付手段と、第2受付手段が中断する旨の指示を受け付ると、第2要求手段に前記サーバー装置に辞書を送信させる旨の第2要求信号を送信させる送信制御手段とを備えるように構成することもできる。翻訳手段は、第2要求信号の送信によりサーバー装置から第1辞書ファイルが送信されると、第1記憶手段に記憶されている第2辞書ファイルを送信された第1辞書ファイルにより上書きし、第1記憶手段に上書きされた第1辞書ファイルを用いて文書を翻訳するので、機械翻訳装置が翻訳を行っているか否かを問わず、翻訳者の要求する時に辞書を選択することができる。
【0043】
また以上の機械翻訳装置の構成に加えて、サーバ装置は第1辞書ファイルが編集されると、編集された旨を機械翻訳装置に通知する編集通知手段を備え、機械翻訳装置における第1要求手段は、編集された旨が通知されると、第1バージョン情報を送信する旨の第1要求信号をサーバー装置に送信し、判定手段は、サーバー装置から第1バージョン情報が送信されると入力された文書の翻訳に、自装置の第2辞書ファイルと、サーバー装置側の第1辞書ファイルとの何れを用いるべきかを判定し、第2要求手段は、サーバー装置側の第1辞書ファイルを用いるべきと判定されると、前記サーバー装置に辞書を送信させる旨の第2要求信号を送信し、翻訳手段は、第2要求信号の送信によりサーバー装置から第1辞書ファイルが送信されると、第1記憶手段に記憶されている第2辞書ファイルを、送信された第1辞書ファイルにより上書きし、第1記憶手段に上書きされた第1辞書ファイルを用いて文書を翻訳するので、常に最新の辞書を使って翻訳を行うことができる。
【0044】
また語彙情報からなる第1辞書ファイルと、第1辞書ファイルのバージョンを示す第1バージョン情報とを記憶するサーバー装置と共通のネットワークに接続されたクライアント装置にインストールされる機械翻訳プログラムを記録した情報記録媒体であって、情報記録媒体はデータ領域と、プログラム領域とを有し、データ領域には、第1動作状態情報とは別の語彙情報からなる第2辞書ファイルと、第2辞書ファイルのバージョンを示す第2バージョン情報とが記録され、プログラム領域には、操作者による翻訳すべき文書を受け付ける第1受付ステップと、文書を受け付けると、第1バージョン情報を送信する旨の第1要求信号をサーバー装置に送信する第1要求ステップと、第1要求信号の送信を経てサーバー装置から第1バージョン情報を受信すると、第1バージョン情報及び第2バージョン情報が有する共通項目のうち、辞書ファイルの最終更新日時を示す項目の記載内容を比較し、当該記載内容により示される日時が新しい方のバージョン情報に対応する辞書ファイルを、入力された文書の翻訳に用いると判定する判定ステップと、サーバー装置側の第1辞書ファイルを用いると判定すると、前記サーバー装置に第1辞書ファイルを送信させる旨の第2要求信号を送信する第2要求ステップと、判定ステップが自装置の第2辞書ファイルを用いると判定すると、自装置の第2辞書ファイルを用いて文書を翻訳し、判定ステップがサーバ装置の第1辞書ファイルを用いると判定すると、データ領域に記憶されている第2辞書ファイルを、第2要求信号の送信を経てサーバー装置から送信された第1辞書ファイルにより上書きし、データ領域に上書きされた第1辞書ファイルを用いて文書を翻訳する翻訳ステップとからなる機械翻訳プログラムが記録されているので、機械翻訳機能を有しない他の汎用コンピューターにこれをインストールすれば、機械翻訳装置と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信システムのハードウェア構成図である。
【図2】第1実施形態の通信システムにおける機械翻訳装置、辞書サーバー装置110の内部構成を示す機能ブロック図である。
【図3】(a)辞書ファイル記憶部102に記憶されている辞書ファイルの一例を示す図である。
(b)バージョン情報記憶部103に記憶されているバージョン情報の一例を示す図である。
【図4】辞書ファイル記憶部102に記憶されている辞書ファイルの一例を示す図である。
【図5】第1実施形態における機械翻訳装置の処理内容を示すフロ−チャ−トである。
【図6】第2実施形態の通信システムにおける機械翻訳装置、辞書サーバー装置110の内部構成を示す機能ブロック図である。
【図7】第2実施形態の動作方式情報の一例を示す図である。
【図8】第2実施形態における機械翻訳装置の内部処理を示すフロ−チャ−トである。
【図9】第3実施形態の通信システムにおける機械翻訳装置、辞書サーバー装置110の内部構成を示す機能ブロック図である。
【図10】第3実施形態における機械翻訳装置の内部処理を示すフロ−チャ−トである。
【図11】第4実施形態の通信システムにおける機械翻訳装置、辞書サーバー装置110の内部構成を示す機能ブロック図である。
【図12】第4実施形態における機械翻訳装置の内部処理を示すフロ−チャ−トである。
【図13】第5実施形態の通信システムにおける機械翻訳装置、辞書サーバー装置110の内部構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
101 文書ファイル記憶部
102 辞書ファイル記憶部
103 バージョン情報記憶部
104 翻訳実行制御部
105 バージョン情報比較部
106 サーバ辞書管理部
107 サーバ側辞書ファイル記憶部
108 サーバ側バージョン情報記憶部
109 サーバ制御部
110 辞書サーバ装置
120 ネットワーク
500 記録媒体
509 比較方式記憶部
510 表示制御部
809 操作指示部
1009 サーバ辞書記憶部
1209 サーバ辞書変更管理部

Claims (9)

  1. 語彙情報からなる第1辞書ファイルと、第1辞書ファイルのバージョンを示す第1バージョン情報とを記憶するサーバー装置と共通のネットワークに接続されたクライアント側の機械翻訳装置であって、
    第1辞書ファイルとは別の語彙情報からなる第2辞書ファイルと、第2辞書ファイルのバージョンを示す第2バージョン情報とを記憶する第1記憶手段と、
    操作者による翻訳すべき文書を受け付ける第1受付手段と、
    文書を受け付けると、第1バージョン情報を送信する旨の第1要求信号をサーバー装置に送信する第1要求手段と、
    第1要求信号の送信を経てサーバー装置から第1バージョン情報を受信すると、第1バージョン情報及び第2バージョン情報が有する共通項目のうち、辞書ファイルの最終更新日時を示す項目の記載内容を比較し、当該記載内容により示される日時が新しい方のバージョン情報に対応する辞書ファイルを、入力された文書の翻訳に用いると判定する判定手段と、
    サーバー装置側の第1辞書ファイルを用いると判定すると、前記サーバー装置に第1辞書ファイルを送信させる旨の第2要求信号を送信する第2要求手段と、
    判定手段が自装置の第2辞書ファイルを用いると判定すると、自装置の第2辞書ファイルを用いて文書を翻訳し、判定手段がサーバ装置の第1辞書ファイルを用いると判定すると、第1記憶手段に記憶されている第2辞書ファイルを、第2要求信号の送信を経てサーバー装置から送信された第1辞書ファイルにより上書きし、第1記憶手段に上書きされた第1辞書ファイルを用いて文書を翻訳する翻訳手段と
    を備えることを特徴とする機械翻訳装置。
  2. 語彙情報からなる第1辞書ファイルと、第1辞書ファイルのバージョンを示す第1バージョン情報とを記憶するサーバー装置と共通のネットワークに接続されたクライアント側の機械翻訳装置であって、
    第1辞書ファイルとは別の語彙情報からなる第2辞書ファイルと、第2辞書ファイルのバージョンを示す第2バージョン情報とを記憶する第1記憶手段と、
    操作者による翻訳すべき文書を受け付ける第1受付手段と、
    文書を受け付けると、第1バージョン情報を送信する旨の第1要求信号をサーバー装置に送信する第1要求手段と、
    第1要求信号の送信を経てサーバー装置から第1バージョン情報を受信すると、第1バージョン情報及び第2バージョン情報が有する共通項目のうち、辞書ファイルのファイルサイズを示す項目の記載内容を比較し、当該記載内容により示される値が大きい方のバージョン情報に対応する辞書ファイルを、入力された文書の翻訳に用いると判定する判定手段と、
    サーバー装置側の第1辞書ファイルを用いると判定すると、前記サーバー装置に第1辞書ファイルを送信させる旨の第2要求信号を送信する第2要求手段と、
    判定手段が自装置の第2辞書ファイルを用いると判定すると、自装置の第2辞書ファイルを用いて文書を翻訳し、判定手段がサーバー装置の第1辞書ファイルを用いると判定すると、第1記憶手段に記憶されている第2辞書ファイルを、第2要求信号の送信を経てサーバー装置から送信された第1辞書ファイルにより上書きし、第1記憶手段に上書きされた第1辞書ファイルを用いて文書を翻訳する翻訳手段と
    を備えることを特徴とする機械翻訳装置。
  3. 語彙情報からなる第1辞書ファイルと、第1辞書ファイルのバージョンを示す第1バージョン情報とを記憶するサーバー装置と共通のネットワークに接続されたクライアント側の機械翻訳装置であって、
    第1辞書ファイルとは別の語彙情報からなる第2辞書ファイルと、第2辞書ファイルのバージョンを示す第2バージョン情報とを記憶する第1記憶手段と、
    操作者による翻訳すべき文書を受け付ける第1受付手段と、
    文書を受け付けると、第1バージョン情報を送信する旨の第1要求信号をサーバー装置 に送信する第1要求手段と、
    第1要求信号の送信を経てサーバー装置から第1バージョン情報を受信すると、第1バージョン情報及び第2バージョン情報が有する共通項目のうち、語彙情報の語数を示す項目の記載内容を比較し、当該記載内容により示される語数が多い方のバージョン情報に対応する辞書ファイルを、入力された文書の翻訳に用いると判定する判定手段と、
    サーバー装置側の第1辞書ファイルを用いると判定すると、前記サーバー装置に第1辞書ファイルを送信させる旨の第2要求信号を送信する第2要求手段と、
    判定手段が自装置の第2辞書ファイルを用いると判定すると、自装置の第2辞書ファイルを用いて文書を翻訳し、判定手段がサーバー装置の第1辞書ファイルを用いると判定すると、第1記憶手段に記憶されている第2辞書ファイルを、第2要求信号の送信を経てサーバー装置から送信された第1辞書ファイルにより上書きし、第1記憶手段に上書きされた第1辞書ファイルを用いて文書を翻訳する翻訳手段と
    を備えることを特徴とする機械翻訳装置。
  4. 何れかの第1翻訳手段が自装置の第2辞書ファイルを用いて文書を翻訳している間、操作者による翻訳を中断する旨の指示を受け付ける第2受付手段と、
    第2受付手段が中断する旨の指示を受け付ると、第2要求手段に前記サーバー装置に辞書を送信させる旨の第2要求信号を送信させる送信制御手段とを備え、
    翻訳手段は、
    第2要求信号の送信によりサーバー装置から第1辞書ファイルが送信されると、第1記憶手段に記憶されている第2辞書ファイルを送信された第1辞書ファイルにより上書きし、第1記憶手段に上書きされた第1辞書ファイルを用いて文書を翻訳する
    ことを特徴とする請求項1〜3記載の機械翻訳装置。
  5. 前記ネットワークには、サーバー装置が1つ以上存在し、
    機械翻訳装置は更に、
    ネットワークが有する各サーバー装置のネットワークアドレスをサーバー装置毎に記憶する第2記憶手段を備え、
    第1受付手段が操作者による翻訳すべき文書の指定を受け付けると、
    第1要求手段は、
    第2記憶手段に記憶されているネットワークアドレス宛に第1バージョン情報を送信する旨の第1要求信号をそのサーバー装置に送信し、
    判定手段は、
    第1要求信号の送信を経てサーバー装置から第1バージョン情報が送信されると、入力された文書の翻訳に、自装置の第2辞書ファイルと、サーバー装置側の第1辞書ファイルとの何れを用いるべきかを判定し、
    機械翻訳装置は更に、
    判定手段がもし自装置の第2辞書ファイルを用いると判定したなら、第1要求手段は、第2記憶手段に記憶されている次のネットワークアドレス宛に第1要求信号を送信するよう繰り返し制御する繰返制御手段を備え、
    第2要求手段は、
    第2記憶手段においてアドレスが記載されている何れかのサーバー装置の第1辞書ファイルを用いるべきと判定手段が判定すると、前記サーバー装置に第1辞書ファイルを送信させる旨の第2要求信号を送信する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の機械翻訳装置。
  6. 前記サーバー装置は、
    第1辞書ファイルが編集されると、編集された旨を機械翻訳装置に通知する編集通知手段を備え、
    機械翻訳装置における第1要求手段は、
    編集された旨が通知されると、第1バージョン情報を送信する旨の第1要求信号をサーバー装置に送信し、
    判定手段は、
    サーバー装置から第1バージョン情報が送信されると入力された文書の翻訳に、自装置の第2辞書ファイルと、サーバー装置側の第1辞書ファイルとの何れを用いるべきかを判定し、
    第2要求手段は、
    サーバー装置側の第1辞書ファイルを用いるべきと判定されると、前記サーバー装置に辞書を送信させる旨の第2要求信号を送信し、
    翻訳手段は、
    第2要求信号の送信によりサーバー装置から第1辞書ファイルが送信されると、第1記憶手段に記憶されている第2辞書ファイルを、送信された第1辞書ファイルにより上書きし、第1記憶手段に上書きされた第1辞書ファイルを用いて文書を翻訳する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の機械翻訳装置。
  7. 語彙情報からなる第1辞書ファイルと、第1辞書ファイルのバージョンを示す第1バージョン情報とを記憶するサーバー装置と共通のネットワークに接続されたクライアント装置にインストールされる機械翻訳プログラムを記録した情報記録媒体であって、
    情報記録媒体はデータ領域と、プログラム領域とを有し、
    データ領域には、
    第1動作状態情報とは別の語彙情報からなる第2辞書ファイルと、第2辞書ファイルのバージョンを示す第2バージョン情報とが記録され、
    プログラム領域には、
    操作者による翻訳すべき文書を受け付ける第1受付ステップと、
    文書を受け付けると、第1バージョン情報を送信する旨の第1要求信号をサーバー装置に送信する第1要求ステップと、
    第1要求信号の送信を経てサーバー装置から第1バージョン情報を受信すると、第1バージョン情報及び第2バージョン情報が有する共通項目のうち、辞書ファイルの最終更新日時を示す項目の記載内容を比較し、当該記載内容により示される日時が新しい方のバージョン情報に対応する辞書ファイルを、入力された文書の翻訳に用いると判定する判定ステップと、
    サーバー装置側の第1辞書ファイルを用いると判定すると、前記サーバー装置に第1辞書ファイルを送信させる旨の第2要求信号を送信する第2要求ステップと、
    判定ステップが自装置の第2辞書ファイルを用いると判定すると、自装置の第2辞書ファイルを用いて文書を翻訳し、判定ステップがサーバ装置の第1辞書ファイルを用いると判定すると、データ領域に記憶されている第2辞書ファイルを、第2要求信号の送信を経てサーバー装置から送信された第1辞書ファイルにより上書きし、データ領域に上書きされた第1辞書ファイルを用いて文書を翻訳する翻訳ステップと
    からなる機械翻訳プログラムが記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
  8. 語彙情報からなる第1辞書ファイルと、第1辞書ファイルのバージョンを示す第1バージョン情報とを記憶するサーバー装置と共通のネットワークに接続されたクライアント装置にインストールされる機械翻訳プログラムを記録した情報記録媒体であって、
    情報記録媒体はデータ領域と、プログラム領域とを有し、
    データ領域には、
    第1動作状態情報とは別の語彙情報からなる第2辞書ファイルと、第2辞書ファイルのバージョンを示す第2バージョン情報とが記録され、
    プログラム領域には、
    操作者による翻訳すべき文書を受け付ける第1受付ステップと、
    文書を受け付けると、第1バージョン情報を送信する旨の第1要求信号をサーバー装置に送信する第1要求ステップと、
    第1要求信号の送信を経てサーバー装置から第1バージョン情報を受信すると、第1バージョン情報及び第2バージョン情報が有する共通項目のうち、辞書ファイルのファイル サイズを示す項目の記載内容を比較し、当該記載内容により示される値が大きい方のバージョン情報に対応する辞書ファイルを、入力された文書の翻訳に用いると判定する判定ステップと、
    サーバー装置側の第1辞書ファイルを用いると判定すると、前記サーバー装置に第1辞書ファイルを送信させる旨の第2要求信号を送信する第2要求ステップと、
    判定ステップが自装置の第2辞書ファイルを用いると判定すると、自装置の第2辞書ファイルを用いて文書を翻訳し、判定ステップがサーバー装置の第1辞書ファイルを用いると判定すると、データ領域に記憶されている第2辞書ファイルを、第2要求信号の送信を経てサーバー装置から送信された第1辞書ファイルにより上書きし、データ領域に上書きされた第1辞書ファイルを用いて文書を翻訳する翻訳ステップと
    からなる機械翻訳プログラムが記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
  9. 語彙情報からなる第1辞書ファイルと、第1辞書ファイルのバージョンを示す第1バージョン情報とを記憶するサーバー装置と共通のネットワークに接続されたクライアント装置にインストールされる機械翻訳プログラムを記録した情報記録媒体であって、
    情報記録媒体はデータ領域と、プログラム領域とを有し、
    データ領域には、
    第1動作状態情報とは別の語彙情報からなる第2辞書ファイルと、第2辞書ファイルのバージョンを示す第2バージョン情報とが記録され、
    プログラム領域には、
    操作者による翻訳すべき文書を受け付ける第1受付ステップと、
    文書を受け付けると、第1バージョン情報を送信する旨の第1要求信号をサーバー装置に送信する第1要求ステップと、
    第1要求信号の送信を経てサーバー装置から第1バージョン情報を受信すると、第1バージョン情報及び第2バージョン情報が有する共通項目のうち、語彙情報の語数を示す項目の記載内容を比較し、当該記載内容により示される語数が多い方のバージョン情報に対応する辞書ファイルを、入力された文書の翻訳に用いると判定する判定ステップと、
    サーバー装置側の第1辞書ファイルを用いると判定すると、前記サーバー装置に第1辞書ファイルを送信させる旨の第2要求信号を送信する第2要求ステップと、
    判定ステップが自装置の第2辞書ファイルを用いると判定すると、自装置の第2辞書ファイルを用いて文書を翻訳し、判定ステップがサーバー装置の第1辞書ファイルを用いると判定すると、データ領域に記憶されている第2辞書ファイルを、第2要求信号の送信を経てサーバー装置から送信された第1辞書ファイルにより上書きし、データ領域に上書きされた第1辞書ファイルを用いて文書を翻訳する翻訳ステップと
    からなる機械翻訳プログラムが記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
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