JP3913116B2 - 通信によるナビゲーション情報のバージョンアップ方法及びナビゲーション装置 - Google Patents

通信によるナビゲーション情報のバージョンアップ方法及びナビゲーション装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)など書換え可能な記憶媒体を備えた、例えば、車載用などのナビゲーション装置、及びその装置における地図情報やプログラムソフトウェアなどのナビゲーション情報のバージョンアップ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、乗用車などの車両に対して車載用ナビゲーション装置が普及している。かかる車載用ナビゲーション装置は、車両の運転室に設置され、GPS(Global Positioning System)などを利用してこの車両の位置(自車位置)や走行方向を表わす情報(以下、GPS情報という)を取得し、表示画面上に地図とその地図上で車両を導く目的地までの経路とを表示するとともに、この経路上に自車位置を示すカーマークを表示するものである。そして、このカーマークが表示画面の中央部に表示され、車両が移動すると、この位置固定された車両のカーマークが常に経路上にあるように、表示される地図や経路がスクロールし、また、決められた誘導ポイントにくると、例えば、「100m先の交差点を右折して下さい」といったような音声による誘導が行なわれる。
【0003】
かかる地図情報の取得方法としては、従来、かかる地図情報やプログラムソフトウェア,案内情報などが格納されたCD−ROMやDVDなどの記録媒体が販売されており、これを購入して車載用ナビゲーション装置に装着して取得する方法が一般的である。
【0004】
このような車載用ナビゲーション装置において、ユーザが必要とすることは、常に新しい地図情報やプログラムソフトウェア,案内情報を使用できる環境にあることであり、このために、これらのバーションアップ情報を取得することである。このためには、かかる地図情報やプログラムソフトウェア,案内情報のバージョンアップ情報が記録された上記の記録媒体が販売されると、これを購入して使用すればよいのであるが、かかる記録媒体の発売が年一回程度で行なわれるため、現在のかかる記録媒体によるメンテナンス(バーションアップ処理)では、年一回程度の更新しか行なうことができない。
【0005】
一方、上記の問題を解消し、車載用ナビゲーション装置での情報のバージョンアップをリアルタイムで可能としたいという要望から、双方向通信を利用して情報提供センタからバージョンアップ情報を取得することができるようにした車載用ナビゲーションシステムが提案されている。
【0006】
その一例として、特開2000ー36097に記載のものがあるが、これは親局(センタ)と子局(車載用ナビゲーション装置)との間で双方向通信を行ない、子局からの要求に応じて親局が子局に要求されたエリアの地図情報と地図管理情報とを提供するものである。地図管理情報は地図の管理番号とバージョンとからなり、子局は、まず、地図管理情報の提供を受け、この受信した地図管理情報でのバーションと現在使用している地図情報のバージョンとを比較していずれが新しい地図情報であるかを判定し、現在使用している地図情報が古い場合には、親局からこの地図管理情報に対する新たな地図情報の提供を受け、これで使用する地図情報を更新してナビゲーション情報のバージョンアップを図り、親局から提供される地図情報が現在使用している地図情報に対して新しいものでない場合には地図情報の提供を受けずに現在使用している地図情報をそのまま使用する。
【0007】
また、親局からの地図情報の提供を要求する方法を子局側で設定することができる。この方法としては、子局の画面での手動操作による手動更新方法と画面操作で設定されると自動的に要求が行なわれる自動設定方法とが選択可能とし、自動設定方法では、1週間毎,2週間毎,1ヶ月毎といった所定期間毎に提供を要求する方法とその他所定の時点で提供を要求する方法とのいずれかをユーザが選択できるようにするものである。かかる所定の時点とは、親局で地図情報の更新があったときや地図情報を使用して車両の誘導を開始するときなどであって、このようなときに、地図情報に対する地図管理情報を子局に送るようにし、バージョンを比較判定して地図情報の更新などを行なうようにする。
【0008】
なお、かかる従来の車載用ナビゲーションシステムにおいて、地図の更新は、更新対象となるエリア(更新エリア)全体を新たな地図で書き替えるようにしてもよいし、また、親局からは変更エリアでの新たな変更部分のみを地図情報として提供し、これによって変更部分のみを書き替えるようにしてもよい、としている。さらに、この変更部分のみを書き替える場合には、親局から提供されたこの変更部分の地図情報を保存しておき、この変更部分を含むエリアを画面表示するとき、この変更部分を保存されている地図情報で更新するようにしてもよい、としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のバージョンアップ方式の手動変更方法の場合、子局は親局にその都度バージョンアップのための情報提供の要求をしなければならず、しかも、手動変更方法が選択された場合には、子局側からは親局にナビゲーション情報のバージョンアップに必要な情報があるか否かを知ることができないため、子局では、無駄な要求操作がなされる場合が多い。
【0010】
また、自動設定方法が選択された場合には、ユーザの要求操作は一度だけでよいため、操作の手間が省けるが、選択された期間毎に情報提供の要求がなされるため、親局でバージョンアップに必要な新たな情報が追加されても、次の要求が行なわれるまでは、子局はこの情報を取得することができない。
【0011】
このように、通信手段を用いた上記従来のバージョンアップ方式では、子局側では、このように親局にナビゲーションのバージョンアップに必要な情報が存在しても、それを知ることができず、従って、かかる情報を直ちに取得してナビゲーション情報のバージョンアップを図る、というようなことはできなかった。
【0012】
本発明の第1の目的は、かかる問題を解消し、ナビゲーション情報の提供側にバージョンアップに必要な情報があると、ナビゲーション情報のユーザ側でほぼリアルタイムでこれを確認することができ、かかる情報の要求に対して確実にかかる情報を取得できてバージョンアップを図ることができるようにしたナビゲーション情報のバージョンアップ方法を提供することにある。
【0013】
本発明の第2の目的は、ナビゲーション情報のバージョンアップのための一連の動作をユーザが確認し易くしたナビゲーション装置を提供することにある。
【0014】
また、上記従来のバージョンアップ方式では、バージョンアップに必要な情報をダウンロードし、これをインストールしてナビゲーション情報のバージョンアップを実現するものであり、親局からの情報のダウンロード状態を表示するようにして、ダウンロード中であることを知ることができるようにしているものの、それ以外の動作については、ユーザは知ることができないし、また、バージョンアップによってナビゲーション情報の機能がどのように変更されたか、どのようにバージョンアップされたのかをユーザは知ることができなかった。使用するナビゲーション情報がどのような機能を持つものであるか、バージョンアップによって機能がどのように向上したのかを知ることは、これを使用するユーザにとって必要なことである。例えば、良く利用する通行経路に新しい道路ができて、ナビゲーション情報がバージョンアップしてこの道路を通るように経路変更がなされた場合、このことを知らずにいて突然新しい道路への誘導がなされた場合には、一瞬迷うようなこともあり得、運転上好ましくない。予めこのことをユーザが知っておれば、このようなことが起こることもない。
【0015】
そこで、本発明の第3の目的は、ダウンロードされた情報の内容や、これがインストールされたことにより、ナビゲーション情報の機能変更を容易に知ることができるようにしたナビゲーション装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、本発明は、双方向通信手段を用いることにより、情報提供するセンタ側から地図データや施設情報などのナビゲーション情報のバーションアップのための更新データをナビゲーション装置にダウンロードし、ダウンロードされた更新データをインストールしてナビゲーション情報のバージョンアップを図る方法であって、ナビゲーション装置からダウンロード要求情報をセンタ側に送信し、センタ側では、受信したダウンロード要求情報を保持して、その受信後、ダウンロード要求情報に該当する更新データが存在することが検出されると、その旨を示す更新データ情報をナビゲーション装置に送信して更新データ有りの通知をし、ナビゲーション装置では、センタ側からの更新データ情報を受信すると、表示部にこの通知を表示するものである。
【0017】
ダウンロード要求情報は、更新データのダウンロードを必要とする地域を表わす通知地域設定情報と、ナビゲーション情報を構成する情報のジャンルを表わす通知内容設定情報と、現在使用しているナビゲーション情報のバージョンを示すバージョン情報を有するものである。
【0018】
ナビゲーション装置でダウンロードされた更新データがインストールされることにより、使用されるナビゲーション情報がバージョンアップされたとき、センタに保持されているダウンロード要求情報でのバージョン情報のバーションを変更させ、常にセンタに保持されているダウンロード要求情報でのバージョン情報のバーションとナビゲーション装置で現在使用されているナビゲーション情報のバージョンとを一致させるものである。これにより、一旦ダウンロードの要求をセンタ側にすると、この要求が解消されない限り、新たな更新データのダウンロードが行なわれるし、また、同じ更新データが繰り返してダウンロードされることがない。
【0019】
ナビゲーション装置の表示部に全体地図を地域毎に区分して示す通知地域選択画面を表示し、通知地域選択画面から所望とする地域を選択することにより、上記の通知地域設定情報が生成され、ナビゲーション装置の表示部にジャンルのリストを示す通知内容選択画面を表示し、通知内容選択画面から所望のジャンルを選択することにより、通知内容設定情報を生成するものである。これにより、簡単な操作でもって、上記のダウンロード要求情報を作成することができる。
【0020】
また、本発明は、上記の通知があると、ナビゲーション装置が起動しているときには、この通知をナビゲーション画面にアイコンで表示し、ナビゲーション装置が起動するときには、ダウンロードの可否を問い合わせる更新データ画面でこの通知を表示するものである。このようにして、ナビゲーション装置が起動したときには、常にこの通知が表示されるから、ユーザは必要とする更新データの有無を容易に確認することができる。
【0021】
上記第2の目的を達成するために、本発明は、上記の通知に対して、センタから更新データのダウンロードをするときには、ナビゲーション装置の表示部に、ダウンロード中であることを示すメッセージとダウンロードの進行状況を示す情報とを示すダウンロード画面を表示するものである。要求した更新データがダウンロードされていることを確実に知ることができる。
【0022】
また、本発明は、上記の通知に対してセンタから更新データのダウンロードをするときに、受信状態が不良の場合には、その旨を示す通信状態画面を表示するものである。これにより、必要とする更新データがダウンロードされなかったことも確実に知ることができ、再度のダウンロードを確実に受けることができるようになる。
【0023】
また、本発明は、センタからダウンロードされる更新データが有料であるときには、ナビゲーション装置の表示部に、ダウンロードの可否を問う承認画面を表示し、この承認画面で承認されたときに、更新データのダウンロードを開始して上記のダウンロード画面を表示するものである。これにより、ユーザは必ず必要な更新データであるか否かの判断もすることができ、本当に必要な更新データのみを選択してダウンロードすることが可能となる。
【0024】
また、本発明は、ダウンロードされた更新データがナビゲーションのプログラムソフトウェア以外の更新データであって、かかる更新データをインストールするときには、ナビゲーション情報のプログラムソフトウェアの動作によってナビゲーション装置の表示部に表示されるナビゲーション画面に、インストール中であることを示すメッセージとインストールの進行状況を示す情報とを表示し、ダウンロードされた更新データがナビゲーション情報のプログラムソフトウェアの更新データであって、かかる更新データをインストールするときには、ナビゲーション情報のプログラムソフトウェアを停止させ、ナビゲーション装置の表示部にインストールの可否を問い合わせる第1のインストール画面を表示し、第1のインストール画面でインストールの実行を指定したときのみ、プログラムソフトウェアの更新データのインストールを実行するとともに、インストール実行中であることを示すメッセージとインストールの進行状況を示す情報とを表わす第2のインストール画面を表示するものである。
【0025】
上記第3の目的を達成するために、本発明は、ナビゲーション装置の表示部に、インストールした更新データを順番に表示し、インストールした更新データの内容を確認可能としたものである。
【0026】
また、本発明は、ナビゲーション装置の表示部に、インストールされた更新データをナビゲーション情報のジャンル毎にリスト化して表わすジャンル選択画面を表示し、このジャンル選択画面で選択されたジャンルの更新データの内容を確認可能としたものである。
【0027】
そして、更新データが地図データの更新データであるときには、この更新データによる更新部分がナビゲーションの地図画面上で強調して表示されるものである。このように、更新データによる更新部分を確認することができるため、ナビゲーション情報の機能向上を知ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明によるバージョンアップ方法を用いたナビゲーション装置を有するシステムを概略的に示す構成図であって、Aはユーザ、Bはセンタ、Cは建造物、Dは端末、Eはデータベースサーバ、1は車載用ナビゲーション装置(以下、ナビ(NAVI)ユニットという)、2は表示部、3は処理部、4はHDDを備えた記憶メディア、5はユーザ操作入力部、6は通信端末である。以下では、車載用ナビゲーション装置を例にして説明するが、本発明は、車載用のみに限定されるものではなく、例えば、ユーザが直接持ち歩いて使用するような他の使用形態のナビゲーション装置であってもよい。
【0029】
同図において、ユーザA側はナビユニット1と携帯電話機などの通信端末6とからなり、これらは図示しない車両内に載置されている。通信端末6はナビユニット1と一体のもの、もしくは固定的に接続されたものでもよいし、また、特に、携帯電話機の場合には、ナビユニット1に対して、従って、車両に対して着脱可能である。ナビユニット1はこの通信端末6を介してセンタB側と双方向通信可能である。また、センタBは、地図データやプログラムソフトウェア,場所などからの地図の検索のための検索データなどのナビゲーションのための情報を蓄積したデータベースサーバEと、これを管理してユーザA側と双方向通信を行なう端末Dなどからなり、ビルディングなどの建造物Cに設置されている。
【0030】
ナビユニット1において、ナビゲーションのための地図データやプログラムソフトウェア,検索データなど(以下、ナビゲーションに必要なこれら情報をまとめてナビゲーション情報といい、かかるナビゲーション情報に必要なこれら情報の種類をジャンルという)は、記憶メディア4に格納されており、ユーザAが、ユーザ操作入力部5を操作することにより、出発地と目的地とを指定してナビゲーションの開始を指示すると、処理部3が作動して記憶メディア4から必要なエリアの地図やプログラムソフトウェア,検索などの各ジャンルの情報からなるナビゲーション情報を読み取る。そして、このプログラムソフトウェアを実行することにより、表示部2にこのナビユニット1や通信端末6を搭載した車両(図示せず)の現在地(この場合、出発地)を含むエリアの地図と出発地からの経路とが表示されるとともに、表示部2の表示画面の中央部に車両を表わすカーマークが表示される。そして、車両がこの経路上を誘導されながら移動するとともに、カーマークがこの表示画面の中央部に固定表示されたまま地図や経路がスクロールされることにより、このカーマークが経路上を進むことになる。
【0031】
ここで、ナビユニット1では、ユーザAが、ナビゲーション情報のバージョンアップを図るために、表示部2での画面操作もしくはユーザ操作入力部5の操作を行なうことにより、センタB側に所望エリアの地図データなどを更新するデータ(以下、更新データという)のダウンロードを要求すると、そのダウンロード要求情報が通信端末6を介してセンタB側に送信され、センタB側では、端末Dが作動して要求されたナビゲーション情報のジャンル毎の更新データをデータベースサーバEから読み取り、これをユーザA側にダウンロードする。ユーザA側では、ナビユニット1がこれを通信端末6を介して受信し、処理部3で後述の処理をなして記憶メディア4に記憶する。このようにしてダウンロードされた地図データなどがインストールされて、ナビゲーション情報がバージョンアップされ、これをナビゲーションに使用することができる。
【0032】
以上が本発明を用いた車載用ナビゲーションシステムの概略であるが、次に、かかる車載用ナビゲーションシステムに用いる本発明によるナビゲーション情報のバージョンアップ方法の一実施形態について説明する。
【0033】
図2はこの実施形態の全体的な操作処理手順の流れを概略的に示すフローチャートであり、以下、これを説明する。
【0034】
▲1▼ナビユニット1内での初期設定(ステップ100):
図1及び図2において、ユーザAは、ナビユニット1のナビゲーション情報をバージョンアップするに必要な情報、即ち、ナビゲーション情報の各ジャンルの更新データを希望するときには、ユーザ操作入力部5を操作することにより、かかる更新データを取得するための初期設定を行なう。
【0035】
この初期設定により、ナビユニット1から通信端末6を介して更新データのダウンロード要求情報がセンタBに送信される。センタBでは、端末Dがこのダウンロード要求情報を受信すると、所定の処理の後、内蔵のメモリまたはデータベースサーバEに格納して保持する。このダウンロード要求情報は、ナビユニット1及びこれに接続される通信端末6の固有情報(例えば、通信端末6が携帯電話機である場合には、その電話番号など)やユーザID,要求するナビゲーション情報のジャンル,現在使用しているこのナビゲーション情報のバージョンを示すバージョン情報などからなっている。
【0036】
▲2▼通信による更新データの確認(ステップ101):
センタB側では、端末Dが、受信したダウンロード要求情報を保持すると、これによって要求されるジャンルの更新データをデータベースサーバEで探索し、このデータベースサーバEに格納されているこのジャンルの更新データのバージョン情報とダウンロード要求情報の同じジャンルのバージョン情報とのバージョンを比較することにより、データベースサーバEでの更新データがユーザAのナビユニット1で現在使用されているナビゲーション情報の同じジャンルのものよりも新しいか否かを判定する。データベースサーバEでの更新データの方が新しい場合には、端末Dはその旨をユーザA側にそのバージョン情報などでもって通知する。ナビユニット1は、その通知情報を通信端末6を介して受信すると、そのバージョン情報を図示しないCPU内蔵のRAMなどに格納するとともに、その通知を、例えば、「更新データがあります」というようにして、表示部2に表示する。
【0037】
また、データベースサーバEでの更新データがユーザAのナビユニット1で現在使用されているナビゲーション情報の同じジャンルのものよりも新しくない場合には、センタBの端末Dからは上記の通知は行なわれない。しかし、センタB側では、一旦受信したユーザAからのダウンロード要求情報は、ユーザA側からその解除の要求がない限り、そのまま保持されており、その後、新たなバージョンの更新データが追加されると、端末Dは、上記のようにバージョンの比較を行なうことにより、これを検知し、ナビユニット1に上記の通知を行なってその表示部2にその通知を表示させる。かかる通知は、ユーザA側からのダウンロード要求情報が保持される限り、データベースサーバEで該当する更新データが追加される毎に行なわれる。
【0038】
このようにして、センタB側から更新データ有りの通知がなされ、この通知が表示部2に表示されるものであるから、ユーザAは、ナビゲーション情報のバージョンアップに必要な更新データの有無を、いつでも、容易に確認することができる。
【0039】
▲3▼更新データのダウンロード(ステップ102):
図3(a)は処理部3(図1)でのこのステップ102のダウンロードを実行する部分(ダウンロード実行部分)を示すブロック図であって、7は通信データ入力部、8は通信状態入力部、9は車両状態入力部、10はダウンロード判定部、11は通信データ記憶部であり、図1に対応する部分には同一符号をつけている。以下、図3(a)を参照してかかるステップ102を説明する。
【0040】
上記のようにして表示部2に表示される更新データ有りの通知を見て、ユーザAがダウンロードを受けるための操作をすると、表示部2にダウンロード可能な更新データの種類が表示され、そのうちのいずれかを選択して内容確認のための操作を行なうと、その内容に関する情報が表示部2に表示されて、ダウンロード可能な更新データを確認することができる。
【0041】
また、表示部2で表示されるいずれかの更新データについて、ダウンロードするための選択操作をすると、センタBからこの選択された更新データのダウンロードが行なわれる。このダウンロードされた更新データは、図3(a)において、通信データ入力部7から入力されてダウンロード判定部10に供給される。
【0042】
そこで、ダウンロード判定部10は、通信状態入力部8からの入力情報と車両状態入力部9からの入力情報を基に、受信した更新データを取り込むか否か判定する。ここで、通信状態入力部8は、通信端末6(図1)の受信状態やバッテリの状態を検出し、車両状態入力部9は、ナビユニット1や通信端末6を搭載した車両の状態(例えば、そのバッテリの状態,走行状態など)を検出しており、いずれの検出状態も良好なとき、ダウンロード判定部10は通信データ入力部7からの更新データを取り込み、記憶メディア4(図1)の一部に設けられた通信データ記憶部11にそのバージョン情報とともに記憶させる。このようにして、更新データのダウンロードが行なわれ、これとともに、表示部2では、現在ダウンロード中である旨を表わす情報を表示させる。通信状態入力部8からの入力情報や車両状態入力部9からの入力情報により、更新データのダウンロードが不可の場合には、その旨を表示部2に表示させるとともに、ダウンロードを可能とするための指示を表示部2でユーザAに行なう。
【0043】
▲4▼更新データのインストール(ステップ103):
図3(b)は処理部3(図1)でのこのステップ103のインストールを実行する部分(インストール実行部)を示すブロック図であって、12はインストール判定部、13は地図データ記憶部、14はプログラム記憶部、15は更新情報記憶部であり、図1及び図3(a)に対応する部分には同一符号をつけている。以下、図3(b)を参照してこのステップ103を説明する。
【0044】
図3(b)において、地図データ記憶部13,プログラム記憶部14,更新情報記憶部15は記憶メディア4(図1)に形成されており、地図データ記憶部13には、全国の地図データが、プログラム記憶部14には、ナビゲーションを行なわせるためのプログラムソフトウェアが、更新情報記憶部15には、センタB側からダウンロードされてインストールされた更新データが夫々バージョン情報とともに格納されている。ここで、地図データ記憶部13に記憶されている全国の地図データは、ユーザAがこのナビユニット1を購入したときに既にインストールされているものであって、これを変更することはできない。
【0045】
上記のようにして、通信データ記憶部11でのダウンロードされた更新データの記憶動作が終了し、更新データのダウンロードが終了すると、次に、ユーザAによる表示部2(図1)の所定の画面操作もしくはユーザ操作入力部5の所定操作により、インストール判定部12が動作し、また、通信データ記憶部11からの更新データの読出しが行なわれる。この読み出された更新データはインストール判定部12に供給され、この更新データが地図データの更新部分であるか、プログラムソフトウェアの更新部分であるか、あるいは検索データなどの他の情報に関するものであるかそのジャンルなどの判定がなされ、地図データや検索データなどジャンル毎に区分して更新情報記憶部15に記憶させる。なお、プログラムソフトウェアの更新データは、さらに、プログラム記憶部14に記憶されている現在使用のプログラムソフトウェアの更新にも用いられる。また、かかる更新データのインストール中、このインストール動作中であることを示す画面が表示部2で表示される。
【0046】
このようにして、更新データのインストールが行なわれ、ナビゲーション情報がバージョンアップする。
【0047】
更新データがナビゲーション用のプログラムソフトウェアに関するものである場合には、また、プログラム記憶部14に格納されているプログラムソフトウェアがこの更新データによって更新される。このため、かかる更新データのインストール期間中では、ナビゲーションを行なうことができず、表示部2では、このインストール中であることを示す画面のみが表示される。そこで、例えば、車両の走行中にかかるインストールが行なわれると、ナビゲーションによる誘導ができなくなるので、少なくともプログラムソフトウェアの更新データに関しては、そのダウンロードの終了後、比較的短い所定時間インストールを実行するか否かをユーザが選択できるようにした画面表示をし、この所定時間経過しても、その選択操作をしなければ、更新データのインストールがなされず、自動的にナビゲーション画面に戻るようにする。そして、このような選択操作がなされないでインストールされない場合には、ナビユニット1の次回の起動時に自動的にこの更新データのインストールがなされるようにする。このようにプログラムソフトウェアの更新データがインストールされない状態にあるときには、この更新データはダウンロードされたときの通信データ記憶部11(図3(a))に記憶されたままとなっている。従って、ナビゲーションのプログラムソフトウェアとしては、プログラム記憶部14に記憶されているバージョンアップされていない現在使用のプログラムソフトウェアが用いられることになる。
【0048】
なお、更新データがインストールされて地図データやプログラムソフトウェアなどのナビゲーション情報がバージョンアップされると、図1において、この旨がナビユニット1から通信端末6を介してセンタBに通知され、センタBでは、先にナビユニット1から送られたダウンロード要求情報でのバージョン情報が変更され、次の更新データのダウンロード要求に備えるものであるが、上記のように、インストールされずに更新データ(以下、これを更新データXという)が通信データ記憶部11に残っている場合には、センタB側に保持されているダウンロード要求情報でのこの更新データXに対する情報(プログラムソフトウェア)のバージョンが元のままになっていることになる。このような状態では、このプログラムソフトウェアというジャンルに対してダウンロード可能な更新データ(即ち、更新データX)が存在することになる。このため、センタB側としては、既にダウンロードしたこの同じ更新データXを再度ユーザA側のナビユニット1に送信しようとするが、そのための上記の通知の段階で通信データ記憶部11に同じ更新データXが格納されていて既にダウンロードされたことをナビユニット1側で検知することができ、これをセンタB側に通知することにより、センタB側では、この更新データXに対する情報(プログラムソフトウェア)のバージョン情報を更新する。これにより、同じ更新データXを同じナビユニット1に繰り返しダウンロードするのを防止することができる。
【0049】
▲5▼インストール内容の確認(ステップ104):
図3(c)は処理部3(図1)でのこのステップ104のインストール内容の確認を実行する部分(内容確認実行部)を示すブロック図であって、16は内容確認判定部、17は音声出力部であり、図1及び図3(b)に対応する部分には同一符号をつけている。以下、図3(c)を参照してこのステップ104を説明する。
【0050】
図3(c)において、図1では図示しなかったが、ナビユニット1は音声出力部17も有しており、音声出力もできるようにしている。
【0051】
この実施形態では、インストールした更新データを、これによってバージョンアップしたナビゲーション情報を用いて、確認することができるようにする。
【0052】
なお、更新情報記憶部15では、ここに記憶された各更新データが地図データ記憶部13に記憶されている地図データと関連付けられており、また、更新データの確認は、いつでも、何回でも、できるようにしている。
【0053】
そこで、インストールした更新データの確認のために、ユーザAが表示部2の画面もしくはユーザ操作入力部5で所定の操作をすると、内容確認判定部16が動作を開始して更新情報記憶部15からインストールされた更新データが読み出される。内容確認判定部16は、この更新データの内容を確認判定し、この更新データが地図データの更新データであるときには、これに関連したエリアの地図データを地図データ記憶部13から読み取り、これにこの更新データを重ね合わせて表示部2に供給する。表示部2では、この更新データで内容が更新された地図上で表示される。この地図では、この更新データによる更新部分が他と区別した表示方法で表示されており、これにより、ユーザAは更新部分を容易に確認することができる。
【0054】
また、更新情報記憶部15から読み出した更新データが場所などを案内する検索データや車内から見た情景などの画像データである場合には、これを表示部2に供給して表示させるし、ナビゲーション中の誘導などのための音声データである場合には、音声出力部17に供給して音声出力させるとともに、表示部2に供給してテキスト表示させる。
【0055】
このようにして、インストールした更新データを確認することができる。なお、プログラムソフトウェアの更新データについては、プログラム記憶部14で該当するプログラムソフトウェアに組み込まれている。しかし、これによって向上したプログラムソフトウェアの機能を示す情報が、更新データとして、更新情報記憶部15にも記憶されており、これを用いて更新されたプログラムソフトウェアの機能向上などを確認することができる。
【0056】
そして、ナビゲーションが行なわれるときには、例えば、GPS情報などを用いて自車位置が検出され、この自車位置に応じたエリアの地図データが地図データ記憶部13から読み出されて表示部2に供給され、この表示部2でこのエリアの地図が経路やカーマークとともに表示されるのであるが、このエリアの地図データに対して更新データがある場合には、この更新データが更新情報記憶部15から読み出されてこの地図に重ねられて表示される。ナビゲーション情報の地図データや検索データなどのジャンルに更新がある場合、プログラムソフトウェアの更新(バージョンアップ)も伴う場合もあるが、このようなナビゲーション情報の更新の場合には、バージョンアップしたプログラムソフトウェアでもってナビゲーションが実行される。
【0057】
このようにして、この実施形態では、バージョンアップしたナビゲーション情報の有無をユーザが容易に確認することができて、ユーザの選択により、かかるナビゲーション情報のバージョンアップのための更新データのダウンロードを要求することができるし、また、ダウンロードする更新データの確認やインストールした、かかる更新データによるナビゲーション情報の変更内容の確認を行なうことができる。
【0058】
図4は以上の動作の手順をユーザA側とセンタB側との間で示す図である。
【0059】
同図において、ユーザAがナビゲーション情報のバージョンアップを希望する場合には、ユーザA側からセンタB側にダウンロード要求情報としてのユーザ設定情報18が送信される。かかるユーザ設定情報18は、ユーザIDや現在使用のナビゲーション情報のバージョン情報,バージョンアップを希望するエリア(地域)を表わす通知地域設定情報,バージョンアップの対象となる内容(地図,プログラムソフトウェア,検索,音声,画像などのジャンルなど)を示す通知内容設定情報などからなっている。
【0060】
センタB側では、ユーザA側からのユーザ設定情報18の内容に基づいて、ユーザAが要求するジャンルの更新データを判定し、これをユーザ設定情報18やユーザA側の通信端末6(図1)の固有情報(携帯電話機の場合には、電話番号)とともに保持する。
【0061】
なお、更新データ19は、バージョン情報,緯度経度などによってエリアを示すデータ地域情報,上記の情報の種類(ジャンル)などを表わすデータ内容情報,更新データ19の具体的な内容を示す詳細情報,この更新データ19のファイルサイズ,この更新データ19のファイルの分割数,料金情報及びこれら情報数などからなっている。
【0062】
ここで、データ内容情報が指定するジャンルが「地図」である場合には、詳細情報はデータ地域情報が表わすエリア(地域)の地図上での更新対象やその位置などを表わすものであり、データ内容情報が指定するジャンルが「プログラムソフトウェア」である場合には、詳細情報はその更新部分とこの更新に伴う追加の機能をテキストで表わすものである。なお、地図データなどのバージョンアップの場合、該当するプログラムソフトウェアの更新を伴う場合もあるので、このような場合には、詳細情報にかかるプログラムソフトウェアの更新部分が含まれるようにしてもよい。データ内容情報が指定するジャンルが「検索」である場合には、詳細情報は検索対象やそれらに関連する地図データの指示情報(例えば、検索対象が駅a,b,c,……とすると、これら駅毎にそれを含むエリアの地図データを指定する情報)などを表わすものであり、データ内容情報が指定するジャンルが「画像」や「音声」である場合には、詳細情報はその情報内容(音声データの場合、テキスト文書も含む)を表わすものである。また、料金情報は、この更新データをダウンロードするときにかかる料金を表わすものである。
【0063】
以上が、図2におけるステップ100に相当するものである。
【0064】
センタB側では、ユーザ設定情報18に対応する更新データ19が存在することを検知すると、通信端末6(図1)と通信可能な状態にあるとき、ユーザA側にこの旨を示す更新データ情報20を送信する。これにより、ユーザA側では、必要な更新データがあることをセンタB側から通知されたことになり、この更新データ情報20をメモリに記憶するとともに、表示部2で更新データがあることを示す表示を行なう。これが図2でのステップ101に相当するものである。
【0065】
ユーザAがこの更新データ有りの確認をしてダウンロードの要求操作を行なうと、ユーザA側からセンタB側に更新データの要求がなされ、センタB側では、この要求を受けると、ユーザID承認情報を確認するための処理を行ない、ユーザIDをもって承認要求をユーザA側に送る。ユーザA側では、この要求を受けると、受信したユーザIDを自身のユーザIDと照合し、自身のユーザIDと要求するバージョンを示すバージョン情報とからなる承認情報21をセンタB側に送信する。センタB側では、受信したこの承認情報21を記憶保持し、先にユーザ設定情報18で要求されたジャンルの更新データ19をユーザA側にダウンロードする。更新データ19は、上記のファイルサイズをなして上記の分割数nに分割されたヘッダ情報,データファイル1,データファイル2,……,データファイルnから構成されており、これらヘッダ情報及びデータファイル1〜n毎に誤り訂正のためのCRC(Cyclic Redundancy Check)コードが付加されている。以上が図2でのステップ102に相当するものである。
【0066】
ユーザA側では、ダウンロードされた更新データが、上記のように、通信データ記憶部11(図3(a))に記憶され、ダウンロードが完了すると、かかる更新データのインストールが実行される。これが図2でのステップ103に相当する。そして、ユーザAの操作により、インストールされた更新データを確認することができる。これが図2でのステップ104に相当する。
【0067】
次に、図2に示すバージョンアップの動作手順を実行するためのユーザAの操作について説明するが、まず、図2のステップ100について説明する。
【0068】
〔図2の初期設定(ステップ100)〕
図5は図2のステップ100を実行するための操作手順の一具体例を示すフローチャートであり、図6は図5におけるステップ206,206’の一具体例を示すフローチャートである。また、図7は図5,図6に示す操作手順を実行する際の表示部2(図1)に表示される操作画面の一具体例を示す図である。なお、以下では、表示部2の表示画面をタッチパネル式とし、主として画面操作を行なうものとして説明するが、これに限るものではなく、ユーザ操作入力部5(図1)を操作するようにしてもよい。また、図7に示す各画面では、「戻る」キー23をタッチ操作すると、1つ前の画面に表示が戻るものとする。
【0069】
図5及び図7において、ナビユニット1が、電源を投入することにより、起動すると、まず、表示部2にメインメニュー画面▲1▼−1が表示される(ステップ200)。このメインメニュー画面▲1▼−1には、ナビゲーションの実行のためのメニュー「案内検索」や更新データのダウンロードのためのメニュー「Download」,ダウンロード要求情報をセンタB側に送るためのメニュー「Download設定」,……などが設けられている。このメインメニュー画面▲1▼−1の、例えば、左辺部に設けられている「スクロール」キー22をタッチ操作することにより、メニューの表示領域を上下にスクロールさせることができ、これにより、同時に表示できなかった他のメニューを表示させることができる。
【0070】
更新データのダウンロード要求のための初期設定を行なう場合には、メインメニュー画面▲1▼−1において、メニュー「Download設定」を選択するタッチ操作を行なう(ステップ201)。なお、図5はかかる初期設定のためのフローチャートを示すものであり、図面を簡略化するため、メニュー「Download設定」が選択されるまでメインメニュー画面▲1▼−1が表示され続ける待機状態にあるものとしているが、実際には、他のメニューが選択された場合には、それに応じた表示内容に変わっていく。後述する他のフローチャートにおいても、同様である。
【0071】
メニュー「Download設定」が選択されると、初期設定(ダウンロード要求)に必要な入力項目を設けた設定選択画面▲1▼−2が表示される(ステップ202)。この入力項目としては、項目「通知地域の設定」,「通知内容の設定」,「リトライ設定」などがあり、また、「スクロール」キー22をタッチ操作することにより、項目の表示領域が上下にスクロールして他の項目も表示されるようになる。ここで、入力項目「通知地域の設定」は図4で示すユーザ設定情報18を構成する通知地域設定情報を生成するためのものであり、また、入力項目「通知内容の設定」は同じく通知内容設定情報を生成するためのものである。
【0072】
ここで、いま、設定選択画面▲1▼−2をタッチ操作して入力項目「通知地域の設定」を選択すると(ステップ203)、その詳細項目の選択のためのサブルーチンに入る(ステップ206)。これを図6と図7とを用いて説明する。
【0073】
図6及び図7において、設定選択画面▲1▼−2で入力項目「通知地域の設定」を選択すると、全国地図をエリア(地域)毎に区分して示す通知地域選択画面▲1▼−3が表示され、そのエリアの区分は、例えば、○枠で囲むことによってなされている。そして、ディフォルトとして、特定のエリアが太い○枠のカーソル(以下、太枠カーソルという)25によって囲まれている。この太枠カーソル25で囲まれたエリアはこれが選択されている状態を示しており、通知地域選択画面▲1▼−3の初期状態では、このディフォルトのエリアが選択されている状態となっている(ステップ206a)。
【0074】
この通知地域選択画面▲1▼−3で更新データのダウンロードを希望するエリアをタッチ操作して選択すると(ステップ206b)、太枠カーソル25がこの選択されたエリアに移る。あるいはまた、ユーザ操作入力部5(図1)での所定操作により、この太枠カーソル25を移動させるようにしてもよい(ステップ206c)。この選択後、ユーザ操作入力部5(図1)に設けられている図示しない「確定」キーを操作すると(ステップ206d)、この選択が確定し、この確定したエリアの太枠カーソル25内がハッチングされた、あるいは色が変わった表示の通知地域選択画面▲1▼−5に移る(ステップ206e,206g)。
【0075】
また、このように表示されて選択が確定しているエリアをタッチして選択し(ステップ206b,206c)、さらに、「確定」キーを操作すると(ステップ206d,206e)、この選択の確定が解除されて細い○枠での表示となり(ステップ206f)、ステップ206bに戻る。なお、このように選択確定が解除された結果、選択されているエリアが1つもない状態になったときには、ディフォルトが選択されている初期の通知地域選択画面▲1▼−3に戻る。
【0076】
選択を確定するステップ206gがなされると、ステップ206bに戻り、次の希望するエリアの選択を行なうことができる。このために、「確定」キーを使用することにより、複数のエリアを順次選択することが可能となる。また、間違って選択したエリアは、このエリアを再度選択して「確定」キーを操作することにより、その選択確定を解除することができ(ステップ206b〜206f)、さらに、正しいエリアの選択が可能である。
【0077】
所望のエリアの選択確定後の通知地域選択画面▲1▼−5で、あるいは所望エリアの選択が確定する前の通知地域選択画面▲1▼−3で「決定」キー24をタッチ操作すると(ステップ206h)、選択されたエリアの情報が通知地域設定情報(図4)として一旦記憶され(ステップ206i)、通知地域の設定が確定する。そして、メインメニュー画面▲1▼−1を表示する図5でのステップ200に戻る。
【0078】
以上のように通知地域の設定が確定して通知地域設定情報が作成され、メインメニュー画面▲1▼−1が表示された図5でのステップ200に戻る。そして、次に通知内容設定情報を作成する場合には、このメインメニュー画面▲1▼−1でメニュー「Download設定」を選択し(ステップ201)、設定選択画面▲1▼−2を表示させる(ステップ202)。そして、この設定選択画面▲1▼−2の入力項目「通知内容の設定」をタッチ操作して選択する(ステップ204)。これにより、通知内容設定情報の作成のためのサブルーチン(ステップ206’)に入る。
【0079】
このサブルーチンも図6に示すフローチャートと同様のフローチャートであるので、図6に示すフローチャートを用いてこのサブルーチンを説明する。
【0080】
図6及び図7において、ステップ206aでは、ユーザAが希望する更新データの内容を項目として示す通知内容選択画面▲1▼−4が表示される。この通知内容選択画面▲1▼−4で表示される項目は、「地図データ」,「検索データ」,「音声データ」などのジャンルを示すものであって、選択可能であり、また、「スクロール」キー22をタッチ操作することにより、項目の表示部分を上下にスクロールさせることができ、これまで表示されていなかった「画像データ」などの項目(ジャンル)を表示させることができるようにする。
【0081】
この通知内容選択画面▲1▼−4においても、その初期状態で特定の項目、ここでは、項目「地図データ」がディフォルトとして太枠カーソル26で囲まれて選択された状態にあるが、この選択は確定していない。従って、かかる状態で他の項目をタッチ操作して選択すると、あるいはユーザ操作入力部5を操作して太枠カーソル26を移動させることにより、このディフォルトの選択が解除され、新たに選択された項目が太枠カーソル26で囲まれることになる。
【0082】
通知したい内容の項目をタッチ操作で選択すると(ステップ206b)、上記のように、この選択した項目が太枠カーソル26で囲まれて強調表示され(ステップ206c)、図示しない「確定」キーを押下すると(ステップ206d)、この選択した項目の太枠カーソル26内がハッチング、もしくは色が変えられるなどして表示される通知内容選択画面▲1▼−6に移る。これにより、この項目の選択が確定する(ステップ206e,206g)。しかる後、ステップ206bに移り、次の項目の選択を行なうことができる。
【0083】
間違った項目を選択確定してしまった場合には、この項目を再度タッチ操作して選択し(ステップ206c)、「確定」キーを操作することにより、この選択確定を解除することができる(ステップ206d〜206f)。また、この解除によって選択確定した項目がない場合には、ディフォルトを選択している通知内容選択画面▲1▼−4に戻ることも、先の「通知地域の設定」の場合と同様である。
【0084】
そして、通知内容選択画面▲1▼−4のような選択確定がなされていない状態で、あるいは通知内容選択画面▲1▼−6のような選択確定がなされた状態で「決定」キー24がタッチ操作させると(ステップ206h)、選択された項目の内容を示す情報が通知内容設定情報(図4)として一旦記憶され(ステップ206i)、通知内容の設定が確定する。そして、メインメニュー画面▲1▼−1を表示する図5でのステップ200に戻る。
【0085】
このようにして、通知地域の設定と通知内容の設定とが確定すると、これによって通知地域設定情報と通知内容設定情報とが得られたことになり、かかる通知地域設定情報と通知内容設定情報に現在のバージョン情報とユーザIDなどが付加されて図4に示すユーザ設定情報18が作成され、これをダウンロード要求情報としてセンタB側に送信する。これにより、図2でのナビユニット1内での初期設定(ステップ100)が行なわれたことになる。
【0086】
図8は図2のステップ100を実行するための操作手順の他の具体例を示すフローチャートであり、図9は図8におけるステップ302,303の一具体例を示すフローチャートである。また、図10は図8,図9に示す操作手順を実行する際の表示部2(図1)に表示される操作画面の一具体例を示す図である。なお、図10に示す各画面において、「戻る」キー23をタッチ操作すると、メインメニュー画面▲1▼2−1の表示に戻るものとする。このメインメニュー画面▲1▼2−1は、図7に示すメインメニュー画面▲1▼−1と同じものである。
【0087】
図8及び図10において、ナビユニット1が、電源を投入することにより、起動すると、まず、表示部2にメインメニュー画面▲1▼2−1が表示される(ステップ300)。
【0088】
ダウンロードの要求のための初期設定をする場合には、このメインメニュー画面▲1▼2−1において、メニュー「Download設定」を選択するタッチ操作を行なう(ステップ301)。
【0089】
メニュー「Download設定」が選択されると、まず、通知地域選択画面▲1▼2−3が表示されて通知地域設定のための詳細項目の選択が可能なサブルーチンに入る(ステップ302)。このサブルーチンを図9と図10とを用いて説明する。
【0090】
図9におけるステップ302a〜302gの一連の処理手順は、先に図6で説明したステップ206a〜206gの処理手順と同様であり、また、この処理のために用いる図10での通知地域選択画面▲1▼2−3,▲1▼2−5も、図7で説明した通知地域選択画面▲1▼−3,▲1▼−5と同様である。即ち、図9に示すサブルーチン(ステップ302)により、図6で説明した処理手順と同様の処理手順により、更新データのダウンロードが必要なエリアの選択確定あるいは選択確定の解除することができる。
【0091】
ところで、この初期設定の具体例では、通知地域選択画面▲1▼2−3,▲1▼2−5が表示されている状態で「戻る」キー23をタッチ操作すると(ステップ302h,302j)、図8のステップ300に戻ってメインメニュー画面▲1▼2−1が表示された状態となる。
【0092】
また、通知地域選択画面▲1▼2−3,▲1▼2−5で「決定」キー24をタッチ操作して通知地域の設定をすると(ステップ302i,302k)、この決定した選択地域の情報を通知地域設定情報としてメモリに記憶するとともに(ステップ302l)、通知内容選択画面▲1▼2−4が表示されて通知内容設定のための詳細項目の選択が可能なサブルーチン(図8のステップ303)に入る(ステップ302m)。
【0093】
このステップ303のサブルーチンも図9に示すフローチャートと同様の構成をなしており、通知内容設定情報を得ることができる。かかる通知内容設定情報が得られると(ステップ302l)、図4に示すユーザ設定情報18が形成されてセンタB側に送信され、これとともに、図8のステップ300に戻ってメインメニュー画面▲1▼2−1が表示された状態となる(ステップ302m)。
【0094】
なお、この具体例では、「通知地域の設定」を最初に行なうようにしたが、「通知内容の設定」を最初に行なうようにしてもよい。
【0095】
以上のように、この初期設定の具体例も、図5〜図7で示した具体例と同様、画面操作でもってダウンロード要求のためのユーザ設定情報18(図4)を簡単に作成することができ、しかも、図5〜図7で示した具体例に比べ、設定選択画面▲1▼−2(図7)での操作を不要とするものであるから、操作が簡略化される。
【0096】
〔図2の更新データの確認(ステップ101)〕
次に、図2でのステップ101の具体例について説明する。
【0097】
図11はこのステップ101の処理手順の一具体例を示すフローチャートであり、図12はこの処理手順中でナビユニット1の表示部2(図1)に表示される画面の一具体例を示す図である。
【0098】
先に図4などで説明したように、サーバB側では、ユーザA側からのユーザ設定情報18によるダウンロード要求があり、このユーザ設定情報18に該当する更新データ19がある場合には、更新データ情報20をユーザA側に送信し、ユーザA側に該当する更新データが存在することを通知するのであるが、ユーザA側では、かかる通知を受けて更新データ19があることを示す更新データ情報20をメモリに保持する。
【0099】
そこで、図11及び図12において、ナビユニット1が起動し(ステップ400)、このとき、センタB側からの通知がなく、更新データ情報20が保持されていないときには(ステップ401)、表示部2(図1)に通常のナビゲーション画面が表示される(ステップ405)。また、このとき、センタBからの通知があって、更新データ情報20が保持されているときには(ステップ401)、表示部2に図12(b)に示す更新データ画面▲2▼−2が表示される。
【0100】
この更新データ画面▲2▼−2では、例えば、「更新データがあります。Downloadしますか?」といったような更新データ有りのメッセージ29と、ダウンロードするか否かを選択するための「はい」キー30a,「いいえ」キー30bが表示されている。ここで、「はい」キー30aをタッチ操作して選択すると(ステップ403)、後述する更新データ選択画面▲3▼−2の表示へと移行し、通知があったこの更新データのダウンロードを要求することができる(ステップ404)。
【0101】
これに対し、更新データ画面▲2▼−2で「いいえ」キー30bを選択すると、あるいは所定時間経過しても、いずれのキー30a,30bも選択しない場合には(ステップ403)、図12(a)に示すように、地図27を表わす通常のナビゲーション画面▲2▼−1が表示され、かつこのナビゲーション画面▲2▼−1の隅部に更新データがあることを示すアイコン28が表示される(ステップ406)。
【0102】
このようにして、ナビユニット1の起動時に更新データが存在することがセンタB側からの通知によって確認することができ、この通知がナビユニット1の起動前から既にある場合には、その起動時に図12(b)に示す更新データ画面▲2▼−2が表示され、「はい」キー30aを選択することにより、この更新データのダウンロードが可能となるが、図12(a)に示すような地図27が表示されたナビゲーション画面▲2▼−1でアイコン28が表示され、更新データがあることを通知されている状態でダウンロードを行なわせるようにするためには、以下に説明するように、一旦メインメニュー画面に戻すことになる。
【0103】
なお、通常のナビゲーション画面だけが表示されている状態で(ステップ405)、センタB側から更新データ情報20によって通知があると、図12(a)に示すように、このナビゲーション画面▲2▼−1にアイコン28が表示されるようになる。
【0104】
〔図2の更新データのダウンロード(ステップ102)〕
次に、図2のステップ102の具体例について説明する。
【0105】
図13はこのステップ102の処理手順の一具体例を示すフローチャートであり、図14はこの処理でナビユニット1の表示部2(図1)に表示される画面の一具体例を示す図である。
【0106】
図13及び図14において、図12(a)に示すナビゲーション画面▲2▼−1でのアイコン28をタッチ操作することにより、メインメニュー画面▲3▼−1が表示された状態となる(ステップ500)。このメインメニュー画面▲3▼−1は図7に示したメインメニュー画面▲1▼−1と同じものであるが、「スクロール」キー22の操作により、このメインメニュー画面▲1▼−1よりも1メニュー分下方にスクロールした表示状態にある。
【0107】
このメインメニュー画面▲3▼−1では、上記のような更新データの通知があって、未だこの更新データがダウンロードされていないときには、メニュー「Download」31が選択可能に表示されており、このメニュー「Download」31にタッチ操作すると、太枠カーソル32がこのメニュー「Download」31を囲んで選択された状態となり、上記の確定キーを操作してこれを選択確定すると(ステップ501)、現在通知があってダウンロードされていない更新データの選択画面▲3▼−2が表示部2に表示される(ステップ502)。なお、図12(b)に示す更新データ画面▲3▼−2で「はい」キー30aを選択操作したときも(図11のステップ403)、この選択画面▲3▼−2が表示される(図11のステップ404)。
【0108】
この選択画面▲3▼−2では、現在通知があってダウンロードされていない更新データの名称が、例えば、「VersionUp004」,「VersionUp005」というようにして選択可能に表示されており、常にそのいずれかが太枠カーソル33で囲まれて選択された状態にある。
【0109】
この選択画面▲3▼−2で「戻る」キー23をタッチ操作すると(ステップ503)、メインメニュー画面▲3▼−1の表示状態(ステップ500)に戻るが、「内容表示」キー34をタッチ操作すると(ステップ504)、選択画面▲3▼−2での太枠カーソル33で囲まれて選択されている更新データの内容をテキストで表わした内容表示画面▲3▼−3が表示される(ステップ505)。この内容表示画面▲3▼−3では、道路データや検索データ,プログラムソフトウェアなどといった更新データの種類(ジャンル)や、関東,阪神といったような広域地域から市区町村といった狭域地域までの更新データの対象地域、ダウンロードされる更新データのファイル容量、ダウンロードのための予想通信時間と予想通信料金とを表わす通信時間料金、更新データが有料である場合には、データ料金などの更新データに関する情報内容35が表示され、これにより、更新データの内容を確認することができる。この内容表示画面▲3▼−3は、「戻る」キー23がタッチ操作されるまでそのまま表示され続け、この「戻る」キー23がタッチ操作されると(ステップ506)、上記の選択画面▲3▼−2が表示された状態のステップ502に戻る。
【0110】
選択画面▲3▼−2で上記の「確定」キーを操作すると(ステップ507)、選択画面▲3▼−2で太枠カーソル33によって囲まれて選択されている更新データ(図示の場合、「VersionUp004」の更新データ)の選択が確定し、そのカーソル33の枠内がハッチングされて表示される選択画面▲3▼−4となり(ステップ508,509)、この選択画面▲3▼−4がそのまま表示された状態となる。また、かかる選択画面▲3▼−4で再度「確定」キーを操作すると(ステップ507)、カーソル33の枠内がハッチングされて選択が確定している更新データ(図示の場合、「VersionUp004」の更新データ)の選択確定が解除され(ステップ508,510)、ハッチングが除かれた選択画面▲3▼−2に戻る。
【0111】
更新データの選択確定前の選択画面▲3▼−2や更新データの選択確定後の選択画面▲3▼−4で「決定」キー24をタッチ操作すると(ステップ511)、この選択されている更新データのダウンロードのためのステップ512に移る。
【0112】
このステップ512では、通信状態に支障がなく、ダウンロードする更新データが有料でないときには、図3(a)に示すダウンロード実行部が動作し、図15(a)に示すように、ナビゲーションを行なう地図などの情報にダウンロード中である旨を通知するメッセージを表わしたダウンロード画面▲4▼が表示される。このダウンロード画面▲4▼では、ダウンロードの進行とともに進行バー36が右方に広がって、ダウンロードの進行状況も表示される。なお、この場合のナビゲーションは、プログラム記憶部14(図3)に記憶されているこの更新前のバージョンのプログラムソフトウェアにより、更新情報記憶部15(図3)でのこの更新前にデータを用いて行なわれているが、運転の安全性の観点から、車両を停止させているときには、現在地を表わす地図が停止して表示される。
【0113】
また、更新データのダウンロードが失敗した場合には、再度初めからダウンロードを再開(リトライ)し、ユーザAが予め設定した回数リトライしても、回復できないときには、通信状態不良と判定して、図15(b)に示す通信状態画面▲5▼が表示される。この通信状態画面▲5▼には、例えば、「電波の受信状態が良くありません。場所を移動してやり直してください。」といったようなユーザAへの指示メッセージ37が表示される。そして、ユーザAがこの通信状態画面▲5▼での「終了」キー38をタッチ操作すると、メインメニュー画面▲3▼−1(図14)に戻る。なお、上記のリトライ回数は、図7に示すように、設定選択画面▲1▼−2で項目「リトライ設定」を選択することにより、任意に設定する操作を行なうことができる。
【0114】
また、図3(a)に示すダウンロード実行部では、通信状態入力部8により、通信端末6の受信状態やバッテリ状態を検出し、また、車両状態入力部9が車両のバッテリ状態や走行状態を検出しており、これらの検出結果から受信不良あるいは受信不可(例えば、車両のバッテリ状態が不良である場合、ダウンロードを行なうと(これに続いて、インストールが自動的に行なわれる場合もある)、記憶部に充分な電圧が印加されない状態で記録動作が行なわれることになり、記憶部でのデータが壊れるおそれもある)と判定しているときには、ダウンロードを禁止し、これとともに、図13のステップ512で図15(b)に示す通信状態画面▲5▼を表示してダウンロードを禁止している旨を通知する。
【0115】
ダウンロードする更新データが有料の場合には、図13でのステップ512で図15(c)に示すような承認画面▲6▼を表示する。これは、この更新データが有料であることをユーザAに知らせるためのメッセージ39を表示してユーザAの承認を求めるものであって、ユーザAが承認のために「承認」キー40をタッチ操作すると、ダウンロードが開始されて図15(a)に示すダウンロード画面▲4▼が表示されることになり、また、不必要として「戻る」キー23をタッチ操作すると、ダウンロードが行なわれずに、メインメニュー画面▲3▼−1あるいは選択画面▲3▼−2に戻る。
【0116】
〔図2の更新データのインストール(ステップ103)〕
次に、図2のステップ103の具体例について説明する。
【0117】
図15(a)に示すダウンロード画面▲4▼の表示状態でダウンロードが進み、その後、ダウンロードが完了すると、その旨がダウンロード画面▲4▼に表示される(図示せず)。そして、更新データが地図データや検索データなどの現在実行中のプログラムソフトウェアを停止させないジャンルのものであるときには、全ての更新データのダウンロードの完了とともに、図2のステップ103に進み、図3(b)に示すインストール実行部が動作してかかる更新データのインストールを開始する。
【0118】
この場合には、図16(a)に示すように、ナビゲーションのための地図データなどの更新データがインストール中である旨を知らせるメッセージが表示されたインストール画面▲7▼−1が表示される。このインストール画面▲7▼−1では、インストールの進行状況を表わす進行バー41も表示され、インストールの進行とともにこの進行バー41が右方に広がっていく。インストールが完了すると、インストール画面▲7▼−1にその旨が表示され(図示せず)、しかる後、メインメニュー画面の表示に移る。
【0119】
また、インストールする更新データが、プログラムソフトウェアのように、ナビゲーション用のプログラムソフトウェアを起動させることができないようなものであるときには、このプログラムソフトウェアを停止させたままとし、図16(b)に示すようなインストール画面▲7▼−2を表示させる。このインストール画面▲7▼−2には、例えば、「インストールを実行します。実行後はシステムを再起動します。」といったようなメッセージ42を表示するとともに、「はい」キー43と「いいえ」キー44とを表示し、ユーザAがインストールするか否かを選択できるようにする。
【0120】
このインストール画面▲7▼−2において、例えば、車両の運転中であるため、ユーザAが「いいえ」キー44を選択操作すると、あるいは、所定時間いずれのキー43,44も選択しないと、通常のナビゲーション画面に移る。車両の停車中であれば、これを検知してメインメニュー画面▲1▼−1(図7)の表示に移るようにしてもよい。この場合、このときの更新データは通信データ記憶部11(図3)にインストールされない状態のままで残っているが、その後のナビユニット1(図1)の再起動とともに、自動的にインストールされるようにする。
【0121】
また、例えば、車両が停止しているなどで、このインストール画面▲7▼−2において、ユーザAが「はい」キー43を選択操作すると、図3(b)に示すインストール実行部が起動してインストールが行なわれ、表示部2(図1)には、その旨を示す図16(b)に示すようなインストール画面▲7▼−3が表示される。このインストール画面▲7▼−3では、「実行後はシステムを再起動します。」といったようなメッセージ45を表示するとともに、インストールの進行状況を表わす進行バー46も表示され、インストールの進行とともにこの進行バー46が右方に広がっていく。インストールが完了すると、インストール画面▲7▼−3にその旨が表示され(図示せず)、しかる後、ナビゲーション画面もしくはメインメニュー画面の表示に移る。
【0122】
〔図2のインストール内容の確認(ステップ104)〕
次に、図2のステップ104の具体例について説明する。
【0123】
図17はこのステップ104の処理手順の一具体例を示すフローチャートであり、図18はこの処理手順中でナビユニット1の表示部2(図1)に表示される画面の一具体例を示す図である。
【0124】
図17及び図18において、図16で説明したようにして更新データのインストールが完了すると、メインメニュー画面▲8▼−0が表示される(ステップ600)。このメインメニュー画面▲8▼−0は、図7に示すメインメニュー画面▲1▼−1を「スクロール」キー22によって1メニュー分上方にスクロールさせたものであり、メニュー「更新の確認」47が選択できるようになっている。
【0125】
このメインメニュー画面▲8▼−0でこのメニュー「更新の確認」47にタッチして選択状態とし、さらに、上記の確定キーを操作して選択を確定すると(ステップ602)、インストールされた更新データを選択するためのバージョン選択画面▲8▼−1が表示される。このバージョン選択画面▲8▼−1では、これまでインストールされた更新データのバージョン情報を選択項目とするリストが表示されており、今回インストールされた最新の更新データの項目(ここでは、「VersionUp004」49)に太枠カーソル48が付けられて選択された状態にある。勿論、他の更新データについても、その更新データの表示部にタッチすると、これにカーソル48が付されて選択されることになり、後述のようにして、その確認が可能となる。なお、「戻る」キー23を操作すると(ステップ610)、メインメニュー画面▲8▼−0(ステップ600)に戻る。
【0126】
いま、このバージョン選択画面▲8▼−1において、確定キーの操作によって「VersionUp004」49を選択確定すると(ステップ603)、図3(c)に示す内容確認実行部が動作し、この更新データの最初の確認画面▲8▼−2を表示する(ステップ604)。この確認画面▲8▼−2は、例えば、地図データの更新データを表示するものであるとすると、ナビゲーションでの地図上に重ねて今回の更新部分(例えば、道路)50が太枠や点滅表示などで強調表示される。これにより、地図データの更新データによる更新部分を確認することができる。さらに他の情報の更新データがインストールされている場合には、この確認画面▲8▼−2に「Next(次)」キー51が表示される。
【0127】
次に、この確認画面▲8▼−2で「Next」キー51をタッチ操作すると(ステップ605)、次の情報の更新データの確認画面▲8▼−3が表示される(ステップ606)。確認画面▲8▼−3がプログラムソフトウェアの更新データを表示するものとすると、この更新データによるプログラムソフトウェアの機能変更の内容が、例えば、「立体駐車場でのロケータ精度向上。メニュー画面デザインの変更」といったテキスト表示53で表示される。「スクロール」キー22を操作することにより、プログラムソフトウェアのさらに他の変更内容も確認することができる。
【0128】
さらに、他の更新データがある場合には、確認画面▲8▼−3に「Next」キー51が表示され、これをタッチ操作すると、次の更新データの確認画面▲8▼−4が表示される。この確認画面▲8▼−4が検索データの更新データに関するものとすると、この確認画面▲8▼−4での変更もしくは追加された検索項目が、例えば、太枠54や点滅表示などによって強調表示されており、表示される検索項目をタッチ操作によって選択すると、この検索項目(例えば、「ユニバーサルスタジオJAPAN」という施設)が存在する地図データが表示されることになる。
【0129】
さらに、他の更新データがある場合には、確認画面▲8▼−4に「Next」キー51が表示され、これをタッチ操作すると、次の更新データの確認画面▲8▼−5が表示される。この確認画面▲8▼−5が音声データの更新データに関するものとすると、この確認画面▲8▼−5での変更もしくは追加された音声データがテキスト表示され、これとともに、音声出力部17(図3(c))からこれが音声出力される。
【0130】
さらに、他の更新データがある場合には、確認画面▲8▼−5に「Next」キー51が表示され、これをタッチ操作すると、次の画像データに関する確認画面▲8▼−6が表示される。この確認画面▲8▼−6が画像データの更新データに関するものとすると、この確認画面▲8▼−6での変更もしくは追加された画像データ(例えば、車内から見た進行方向の情景画像など)が表示される。他の更新データがある場合には、確認画面▲8▼−6に「Next」キー51が表示され、この更新データの確認画面を表示させることができる。
【0131】
このようにして、インストールされた更新データの確認画面に「Next」キー51が表示される限り、これをタッチ操作することにより、順次確認画面が表示されることになり、これにより、インストールされた夫々の更新データの内容を順番に確認することができる(ステップ605,606)。
【0132】
なお、地図データの確認画面▲8▼−2については、このジャンルで複数の更新データがダウンロードされている場合には、確認画面▲8▼−2の「Next」キー51をタッチ操作する毎に夫々の地図データの更新データに対する確認画面▲8▼−2が順次切り替わって表示され、地図データの全ての更新データの確認画面▲8▼−2の表示が終わると、確認画面▲8▼−3といったような他のジャンルの確認画面の表示に移る。
【0133】
また、上記の各確認画面には、「PREV(前へ)」キー52が表示されており、これをタッチ操作すると、表示が1つ前の確認画面に戻る(ステップ607,608)。また、上記の各確認画面の「戻る」キー23をタッチ操作すると(ステップ609)、バージョン選択画面▲8▼−1に戻る。
【0134】
図19は図2のステップ104の処理手順の他の具体例を示すフローチャートであり、図20はこの処理手順中でナビユニット1の表示部2(図1)に表示される画面の一具体例を示す図である。
【0135】
図19及び図20において、ステップ700〜703,712は、メインメニュー画面▲8▼2−0の表示からバージョン選択画面▲8▼2−1の表示までの処理手順であって、図18でのメインメニュー画面▲8▼−0の表示からバージョン選択画面▲8▼−1の表示までの処理手順である図17におけるステップ600〜603,610と同様であり、従って、これらステップ700〜703,712の説明は省略する。
【0136】
いま、表示されるバージョン選択画面▲8▼2−1での1つの項目、例えば、項目「VersionUp004」を、上記のようにして、選択確定すると(ステップ703)、インストールされた更新データのジャンルが選択可能にリスト化されたジャンル選択画面▲8▼2−2が表示される(ステップ704)。但し、バージョン選択画面▲8▼2−1で選択されたバージョンでは更新(インストール)されていないジャンルは、選択できない表示となっている。
【0137】
このジャンル選択画面▲8▼2−2で、「戻る」キー23をタッチ操作すると(ステップ713)、先のバージョン選択画面▲8▼2−1に戻るが、1つのジャンル、例えば、「地図データ」を選択確定すると(ステップ705)、このジャンルの確認画面▲8▼2−3が表示され、更新データによる更新部分50が上記のように強調表示された地図が表示される(ステップ706)。この確認画面▲8▼2−3でも、この同じジャンル(地図)でさらに内容の更新がある場合には、「NEXT」キー51が表示されており、また、1つ前の画面に戻す「PREV」キー52も表示されている。そこで、「NEXT」キー51をタッチ操作すると、同じジャンルの次の更新内容の確認画面▲8▼2−5が表示され、その更新された部分50が上記のように強調表示された地図が表示される。この同じジャンルでさらに他の更新内容がある場合には、確認画面▲8▼2−5に「NEXT」キー51が表示され、「NEXT」キー51が表示される限り順次の確認画面でこの「NEXT」キー51をタッチ操作していくことにより、「地図」という同じジャンルでの順次の更新内容を確認することができる(ステップ707,708)。また、「PREV」キー52をタッチ操作すると、1つ前の確認画面に順次表示が移っていくことはいうまでもない(ステップ709,710)。
【0138】
また、ジャンル選択画面▲8▼2−2でジャンル「検索データ」を選択確定した場合(ステップ705)も同様であり、このジャンルの確認画面▲8▼2−4が表示され(ステップ706)、「NEXT」キー51が表示される限り順次の確認画面でこの「NEXT」キー51をタッチ操作していくことにより、「検索」という同じジャンルでの順次の更新内容を確認することができるし(ステップ707,708)、「PREV」キー52をタッチ操作すると、1つ前の確認画面に順次表示が移っていくことはいうまでもない(ステップ709,710)。これら以外のジャンルについても、同様である。
【0139】
このようにして、この具体例においても、インストールされた更新データの内容を確認することができる。
【0140】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、一度情報提供センタへ送ったダウンロード要求情報を基に、センタ側からこのダウンロード要求情報に該当する更新データが存在すると、直ぐにこのことがナビゲーション装置側へ通知され、ナビゲーション装置で表示部にこの通知を表示するものであるから、所望とする更新データの有無をユーザは確実に確認することができ、かかる更新データをほぼリアルで取得できるようになる。
【0141】
また、ナビゲーション装置の表示部に全体地図を地域毎に区分して示す通知地域選択画面を表示し、通知地域選択画面から所望とする地域を選択することにより、ダウンロード要求情報に必要な通知地域設定情報が生成され、ナビゲーション装置の表示部にジャンルのリストを示す通知内容選択画面を表示し、通知内容選択画面から所望のジャンルを選択することにより、ダウンロード要求情報に必要な通知内容設定情報を生成するものであるから、簡単な操作でもって、ダウンロード要求情報を作成することができる。
【0142】
また、本発明は、上記の通知が、ナビゲーション装置が起動しているときには、ナビゲーション画面にアイコンで表示され、たとえインストールされずに電源が落とされても、ナビゲーション装置が再び起動するときには、ダウンロードの可否を問い合わせる更新データ画面でこの通知を表示するものであるから、ユーザは必要な更新データがあることを常に、かつ容易に確認できる。
【0143】
また、本発明によると、上記の通知に対して、センタから更新データのダウンロードをするときには、ナビゲーション装置の表示部に、ダウンロード中であることを示すメッセージとダウンロードの進行状況を示す情報とを示すダウンロード画面を表示するものであるから、要求した更新データがダウンロードされていることを確実に知ることができる。
【0144】
また、上記の通知に対して、たとえユーザがセンタから更新データのダウンロードをすると決めても、受信状態が不良等の場合には、その旨を示す画面に表示してダウンロードを中止するものであるから、途中で更新データを受信できなくなってダウンロードが失敗してしまうことを回避できる。このことは、ナビゲーション装置側にデータを送信したことで、ナビゲーション装置側のデータが更新されたと誤って判断されてしまうことも防止できる。
【0145】
また、センタからダウンロードされる更新データが有料であるときには、ナビゲーション装置の表示部に、ダウンロードの可否を問う承認画面を表示し、この承認画面で承認されたときに、更新データのダウンロードを開始して上記のダウンロード画面を表示するものであるから、ユーザは必ず必要な更新データであるか否かの判断もすることができ、本当に必要な更新データのみを選択してダウンロードすることが可能となる。
【0146】
また、ダウンロードされた更新データがナビゲーション情報のプログラムソフトウェア以外のジャンルの更新データであって、これをインストールするときには、ナビゲーション画面にインストール中であることを示すメッセージとインストールの進行状況を示す情報とを表示し、ナビゲーション情報のプログラムソフトウェアの更新データをインストールするときには、ナビゲーション情報のプログラムソフトウェアを停止させ、ナビゲーション装置の表示部にインストールの可否を問い合わせる第1のインストール画面を表示し、第1のインストール画面でインストールの実行を指定したときのみ、プログラムソフトウェアの更新データのインストールを実行するとともに、インストール実行中であることを示すメッセージとインストールの進行状況を示す情報とを表わす第2のインストール画面を表示するものであるから、必要な更新データがインストールされているか否か、インストールされたか否かを確実に確認することができる。
【0147】
また、本発明によると、ナビゲーション装置の表示部に、インストールした更新データを順番に表示し、インストールした更新データの内容を確認可能としたものであるから、また、ナビゲーション装置の表示部に、インストールされた更新データをナビゲーション情報のジャンル毎にリスト化して表わすジャンル選択画面を表示し、このジャンル選択画面で選択されたジャンルの更新データの内容を確認可能としたものであるから、さらには、更新データが地図データの更新データであるときには、この更新データによる更新部分がナビゲーションの地図画面上で強調して表示されるものであるから、更新データによる更新部分を確実にかつ正確に確認することができ、ナビゲーション情報の機能向上を、特に、これを使用する前に、知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるバージョンアップ方法を用いたナビゲーション装置を有するシステムを概略的に示す構成図である。
【図2】本発明によるナビゲーション装置の一実施形態の操作処理手順の流れを示すフローチャートである。
【図3】図2に示す実施形態でのダウンロード,インストール,内容確認の各処理を実現するための機能ブロック図である。
【図4】図2に示す実施形態を図1におけるユーザ側とセンタ側との間でのやり取りで示す図である。
【図5】図2のステップ100を実行するための操作手順の一具体例を示すフローチャートである。
【図6】図5でのステップ206,206’の一具体例を示すフローチャートである。
【図7】図5及び図6に示す操作手順を実行する際の図1に示すナビゲーション装置における表示画面に表示される操作画面の一具体例を示す図である。
【図8】図2のステップ100を実行するための操作手順の他の具体例を示すフローチャートである。
【図9】図8でのステップ302,303の一具体例を示すフローチャートである。
【図10】図8及び図9に示す操作手順を実行する際の図1に示すナビゲーション装置における表示画面に表示される操作画面の一具体例を示す図である。
【図11】図2のステップ101を実行するための操作手順の一具体例を示すフローチャートである。
【図12】図11に示す操作手順を実行する際の図1に示すナビゲーション装置における表示画面に表示される操作画面の一具体例を示す図である。
【図13】図2のステップ102を実行するための操作手順の一具体例を示すフローチャートである。
【図14】図13に示す操作手順を実行する際の図1に示すナビゲーション装置における表示画面に表示される操作画面の一具体例を示す図である。
【図15】図2に示すステップ103を実行する際の図14に示す操作画面に続いて図1に示す車載用ナビゲーション装置における表示画面に表示される操作画面の一具体例を示す図である。
【図16】図2のステップ103を実行する際の図1に示すナビゲーション装置における表示画面に表示される操作画面の一具体例を示す図である。
【図17】図2のステップ104を実行するための操作手順の一具体例を示すフローチャートである。
【図18】図17に示す操作手順を実行する際の図1に示すナビゲーション装置における表示画面に表示される操作画面の一具体例を示す図である。
【図19】図2のステップ104を実行するための操作手順の他の具体例を示すフローチャートである。
【図20】図19に示す操作手順を実行する際の図1に示すナビゲーション装置における表示画面に表示される操作画面の一具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置(ナビユニット)
2 表示部
3 処理部
4 記憶メディア
5 ユーザ操作入力部
6 通信端末
7 通信データ入力部
8 通信状態入力部
9 車両状態入力部
10 ダウンロード判定部
11 通信データ記憶部
12 インストール判定部
13 地図データ記憶部
14 プログラム記憶部
15 更新情報記憶部
16 内容確認判定部
17 音声出力部
18 ユーザ設定情報(ダウンロード要求情報)
19 更新データ
20 更新データ情報
21 承認情報
22 「スクロール」キー
23 「戻る」キー
24 「決定」キー
25,26 太枠カーソル
27 地図
28 アイコン
29 メッセージ
30a 「はい」キー
30b 「いいえ」キー
31 メニュー
32,33 太枠カーソル
34 「内容表示」キー
35 更新データの情報内容
36 進行バー
37 メッセージ
38 「終了」キー
39 メッセージ
40 「承認」キー
41 進行バー
42 メッセージ
43 「はい」キー
44 「いいえ」キー
45 メッセージ
46 進行バー
47 メニュー
48 太枠カーソル
49 選択項目
50 更新部分
51 「NEXT」キー
52 「PREV」キー
53 テキスト表示
54 太枠

Claims (9)

  1. 双方向通信手段を用いることにより、情報提供するセンタで更新された地図データや施設情報などのナビゲーション情報をダウンロードしてナビゲーション装置における該ナビゲーション情報をバージョンアップする方法であって、
    更新を必要とする情報の種別を示す種別情報と、現在使用している該種別のナビゲーション情報のバージョンを示すバージョン情報と、該ナビゲーション装置自体の識別情報とを有するダウンロード要求情報を該センタ側に送信し、
    該センタ側で該ダウンロード要求情報を受信して保持しておき、該ダウンロード要求情報を受信後、受信した該ダウンロード要求情報の該種別情報が示すナビゲーション情報が更新されたことを検出すると、検出する毎に、その旨を該ナビゲーション装置に通知し、
    該通知を受けた該ナビゲーション装置から更新データの要求を該センタ側に対して行ない、該センタから送られてくる更新データをインストールすることでバージョンアップを図ることを特徴とするナビゲーション情報のバージョンアップ方法
  2. 地図データや施設情報などのナビゲーション情報を提供するセンタとの双方向通信手段を備えたナビゲーション装置であって、
    更新を必要とするナビゲーション情報の種別を指定する指定手段と、
    該指定手段で指定される該ナビゲーション情報の種別情報と現在使用している該種別のナビゲーション情報のバージョンとを示すバージョン情報とを、該ナビゲーション装置自体の識別情報とともに、ダウンロード要求情報とし、該双方向通信手段を用いて該センタに送信するダウンロード要求情報送信制御手段と、
    該センタに送信した該ダウンロード要求情報に対し、該ダウンロード要求情報における該種別情報に対する該ナビゲーション情報のバージョン情報が該ダウンロード要求情報における該バージョン情報に対して更新されたものである旨の通知を、該バージョン情報が更新される毎に、該センタから受け、該通知を受ける毎に、該通知を表示部に表示する表示制御手段と、
    該バージョン情報が更新された旨の通知が表示されている該ナビゲーション情報の更新データのダウンロードを該センタに要求する手段と、
    該ダウンロードの要求に応じてダウンロードされた該更新データをインストールする手段と
    を有し、ナビゲーション情報をバージョンアップ可能としたことを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 請求項2に記載のナビゲーション装置であって、
    前記表示制御手段は、前記更新データがダウンロードされるまでは、前記通知を前記表示部にアイコンで表示しておくことを特徴とするナビゲーション装置。
  4. 請求項2または3に記載のナビゲーション装置であって、
    前記表示制御手段は、前記更新データがダウンロードされないまま前記ナビゲーション装置が再起動されるときには、ダウンロードの可否を問い合わせる画面を最初に表示することを特徴とするナビゲーション装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1つに記載のナビゲーション装置であって、
    前記更新データを前記双方向通信手段を用いてダウンロードするダウンロード手段と、
    該ダウンロード手段によってダウンロードした前記更新データがプログラムであるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段によって前記更新データがプログラムではないと判定された場合には、前記更新データをインストールするインストール手段と
    を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  6. 請求項2または3に記載のナビゲーション装置であって、
    前記更新データを前記双方向通信手段を用いてダウンロードするダウンロード手段と、
    該ダウンロード手段によってダウンロードした前記更新データがプログラムであるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段によって前記更新データがプログラムではないと判定された場合には、前記更新データをインストールするインストール手段と
    を備え、
    該判定手段によって前記更新データがプログラムと判定された場合には、前記表示制御手段がインストールの可否を問い合わせる表示を行なうことを特徴とするナビゲーション装置。
  7. 請求項2または3に記載のナビゲーション装置であって、
    前記更新データを前記双方向通信手段を用いてダウンロードするダウンロード手段と、
    該ダウンロード手段によってダウンロードした前記更新データがプログラムであるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段によって前記更新データがプログラムではないと判定された場合には、前記更新データをインストールするインストール手段と、
    該判定手段によって前記更新データがプログラムであると判定され、かつ前記表示制御手段によるインストールの可否を問い合わせる表示に対して所定時間内にユーザによる応答がなかった場合、前記表示制御手段に該表示を中止させ、該ナビゲーション装置が再起動された際に、前記インストール手段により、自動的に該プログラムをインストールさせる制御手段と
    を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  8. 請求項5〜7のいずれか1つに記載のナビゲーション装置であって、
    前記表示制御手段は、前記表示部にインストールした更新データを前記種別情報毎にリスト化して表示することを特徴とするナビゲーション装置。
  9. 請求項8に記載のナビゲーション装置であって、
    前記表示部に表示された前記更新データを選択する選択手段を備え、
    該選択手段によって前記更新データのいずれか1つが選択されると、前記表示制御手段は前記表示部に前記更新データを、その他のデータと区別できるようにして、表示することを特徴とするナビゲーション装置。
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