JP3911484B2 - 戸構造の内部解錠装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、平面ハンドルやレバーハンドルなど扉の外側からハンドルレバーを廻して躯体や筐体又は支柱などの本体から、扉を開閉する戸構造において、扉の内部からでも緊急脱出できる戸構造の内部解錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のレバーハンドルは、図27と図28に示すものであり、これは扉51の外側のハンドル52を廻すことで、扉の内側に設けた掛金88を本体側59に掛止するようにしたものである。すなわち、ハンドル52は扉51の3つの孔に入れてからその先部の雄ネジ54に固定ナット53を螺合することにより扉51に固定し、ついでハンドル52の先端の角形突起55に角穴56を設けた掛金88を入れてから掛金取付ボルト58で締着していた。これにより、レバーハンドルは図28に示す状態で扉51を本体59に固定し、扉51を開けるには矢印の方向にハンドル52を回転して(締める時は逆方向)から扉51を外側(図面上奥側)に引くことで開放していた。
【0003】
また、扉を外側から開くハンドル装置のハンドルとして上記レバーハンドルの他に、図29乃至図33に示す平面ハンドルがある。
【0004】
図29および図30は、この従来のハンドル装置を示す正面図および縦断面図である。このハンドル装置60は本体としての筺体59の扉51に穿孔やビスなどを介して取り付けられている。このハンドル装置60を構成するハンドルケース61は、金属モールドなどによって長矩形の凹部61aおよびこれの一端に連続する円状の凹部61bを持つ容器形状に形成され、各凹部61a、61bの開放部周辺にはフランジ部62が形成されている。凹部61aには高底部63とこれにより一段低い低底部64とが連続して設けられ、これらの高底部63および低底部64には、後述のハンドル本体71とこのハンドル本体の一部であるロックユニット部73が脱出可能に収納される。
【0005】
また、高底部63の中央部には、ハンドル本体をフランジ部62に対して均一面を形成するように支承する支承ピン65、66が一体に設けられている。一方低底部64の下部に上方に向って突出する爪受部67が突設され、さらにこの爪受部67付近に、後述の押しボタンの操作量を規制する支承突起68が一体に突設されている。
【0006】
一方、前記円状の凹部61b内には、この凹部61b内で自由に回転する切欠円盤69が収容され、この切欠円盤69に形成された矩形の切欠70内に、前記ハンドル本体71の上端部が支軸72を中心に垂直回動自在に支持されている。なお、ハンドル本体71は正面から見て全体として長矩形をなし、これが支承ピン65、66によって前記のように支承され、ハンドル本体71の下部にあるロックユニット部73が前記低底部64内に収納されている。このロックユニット部73は低底部64側に大きく突出する形態をなし、その一部に錠前74が収納されている。
【0007】
さらに、ハンドル本体71の下部には、略L字状をなすハンドル脱出手段としてのプッシュボタン75が水平支軸76を中心に回動自在に支持されており、このプッシュボタン75はこれを錠前74との間に介在されたスプリング77によって、図30において、常に反時計方向に付勢されている。このプッシュボタン75は低底部64側端に、下方に向って突出する係止爪78を有し、ハンドル本体71が長矩形の凹部61a内に収納されるとき、前記爪受部67の頭に沿ってガイドされた後に、前記スプリング77の反発力を利用して、爪受部67に自動係合するように機能する。従って、プッシュボタン75の操作部75a側を指で押圧すると、このプッシュボタン75は水平支軸76を中心に、図30中、時計方向に回動され、爪受部67による係止爪78の係止解除が行われる。なお、前記支軸72には、ハンドル本体71を、常時切欠70および凹部61aの外方へ突出させるように付勢するねじりスプリング79が装架されている。
【0008】
前記切欠円盤69はこれの背面側の中心部に軸部80を一体に有し、この軸部80が凹部61bの底部に設けられた支持孔81を貫通して後方に突出し、この突出部に嵌められた止め輪82により抜け止めされている。また、凹部61bの底部と切欠円盤69との間に、スプリングワッシャ83およびシールリング84が介装されている。さらに、前記軸部80にはねじ孔85が設けられており、このねじ孔85にねじ込まれたねじ86によって、軸部80の外周に順次並設された軸部80用の回動規制板87、掛金88、ワッシャ89、スプリングワッシャ90が固定されている。なお回動規制板87は凹部61bの底部後端(背面)に一体に突設されたストッパ突起91により、切欠円盤69の回動量も90°内に規制され、これにより図31に示すハンドル本体71の下部円弧状の回転を90°以上回動しないように規制されている。
【0009】
このような構成のハンドル装置では、図29および図30に示すような状態にあるとき、掛金88が略水平位置にあって、筺体59側の図示しない止め枠内に掛止し、従って、扉51の筺体59に対する閉扉状態が維持される。一方、この閉扉状態から開扉を行う場合には、錠前74を解錠後プッシュボタン75の下端を指で軽く押圧する。これにより、プッシュボタン75は水平支軸76を中心に、図30中、スプリング77に抗して時計方向に回動し、爪受部67から係止爪78が外れる。このため、このプッシュボタン75と一体のハンドル本体71は、ねじりスプリング79の反発力を受けて、支軸72を中心に跳ね上がるように回動し、図31の鎖線で示す状態となる。
【0010】
次に、ハンドル本体71を手で握って、切欠円盤69を中心として、図31の実線で示すように反時計方向に(矢印方向)に回動操作する。この操作によって、切欠円盤69とともに軸部80が同方向に回転し、この軸部80にねじ86によって取り付けられた掛金88が反時計方向に回動する。このため、この掛金88は前記筺体59側の止め枠から外れ、続いてハンドル本体71を手前に引き込むことで、筺体59の扉51が開放されることになる。また、閉扉はこのような扉51の開放操作を逆の手順で実施することで、図29、図30に示す状態にて簡単に行える。
なお、図32と図33は従来例と近似の分解図と扉への取付操作状態を示す。
【0011】
一方、従来技術としては、上記図27乃至図33の他に、図34乃至図37がある。この図34乃至図37と上記図30乃至図33との違いは、後者が掛金88を廻すには錠前74を開錠してから押し込み可能になったプッシュボタン75を時計方向に押すことでスプリング79でハンドル本体71がはね上がり、その後ハンドル本体71を90°ほど廻して掛金88を廻すことで筐体59から外す。前者は、錠前74の開錠により押圧可能なプッシュボタン75をスプリング77'に抗して押し込むとプッシュボタン75と係合していたハンドル本体71の係止部110が外れ、スプリング79でハンドルははね上がる。そしてはね上がりの動作と同時に、雲形の穴95から突出していた突出部であるフック105は、軸102を中心に右回転することで雲形の95から突出している上記フック105を押し下げることで、掛金88は操作ピン107を中心に時計方向に回転して作用ピン109が穴95の上辺に当たるまで下方に降りる。このように、ハンドルをスプリング79ではね上げるだけで、掛金88を下方に降してから扉51を本体59から開くことを可能にしている。
ハンドルケース61の上下部には、扉51への取り付け用のビス孔とビス93,94を設けている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来のレバーハンドルや平面ハンドルの裏側(扉の内側)は、図28と図33に示すように、扉51の外側からハンドル52、71を回転することで、掛金88を本体59から外すようになっていて、内側から簡単に外す構成になっていない。例えば、人間が中に入って作業する分電盤において外の作業者が誤って扉を閉めて施錠された時や、マンションのPSや貯電ボックス等、密閉されていて他に出入口がない部屋の内部から外部へ脱出する場合等において、前述した扉51を掛金88で締着した場合にはその締着力によってなかなか外部へ脱出できない場合がある。
また、図35の場合では工具(図示せず)などで操作ピン107のネジを外さない限り扉の内側から外側へ脱出できない。
【0013】
本発明は、前記従来の欠点に着目し、これを解決せんとするものであり、その目的は掛金が扉と本体間に強い摩擦力が働いたり、工具等がない場合でも、内部から容易に脱出できる戸構造の内部解錠装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的に鑑みてなされたものであり、その要旨は扉の外側のハンドルを操作して掛金を筐体や躯体又は支柱など固定側の本体に掛けたり外したりする戸構造において、前記扉の内側で前記ハンドルと連設した基体に操作ピンで枢着した操作板と、該操作板と引張スプリングを介して前記扉の内側の前記基体に設けた作用ピンにより回動自在にした前記掛金とからなり、常態では扉の外側から前記ハンドルを操作することで前記操作板を前記引張スプリングの引張力で前記掛金に当接した状態で前記基体、操作板及び掛金の基部を回動して前記掛金を本体に掛けたり外したりするとともに、非常態には扉の内側から前記操作板の前記操作ピンと離れた箇所を押すことで、前記操作板の前記掛金への当接状態から外すことにより、前記引張スプリングで前記掛金を前記本体から外して前記扉を内側から開くようにしたことを特徴とする戸構造の内部解錠装置にある。
【0015】
上記の態様によれば、錆や扉と本体間の強い圧力により掛金が室内部から外すことができない場合でも、操作板や掛金を容易に操作すると同時又はこれと併行して扉を内側から外側に押すことで内側からの扉の開放を容易かつ確実に行なうようにした。
【0016】
本発明の別の要旨は、前記操作ピンと離れた箇所に把持部を設けたことを特徴とする 求項1に記載の戸構造の内部解錠装置にあり、これにより非常時における扉からの脱出操作を容易にする。
【0017】
本発明のさらに別の要旨は、操作板と掛金とを基体に枢着して、操作板の先端と基体の添板間に掛金の基部を挟着して、本体への掛金を安定させる。
【0018】
【実施例1】
図1乃至図6は、本発明の一実施例であり、そのうち図1は平面ハンドルのハンドル本体71を扉51に取り付けて、躯体、戸枠、筐体など固定側の本体59の受け92に掛金88を掛けた通常の状態(常態)を示す上方から見た一部横断面図であり、図2は図1を扉の内側から見た正面図、図3は平面ハンドル71で掛金88を本体59から外した状態の一部横断面図、図4は図3の正面図、図5は扉51の内側から本体より掛金88を外した非常態の一部横断面図、図6は図5の状態からさらに扉51を開いた状態の一部横断面図である。
【0019】
これらの図において、1は長手方向に沿って両側を折り曲げてガイド板4,4'としたチャンネル状の基体であり、基体に設けた略中央部角穴3にハンドル本体71の裏側(扉の内側)に突出したハンドルの回転軸となる角形軸部80を差し込み、これらをワッシャー2を介して掛金取付ボルト58で螺着している。また、基体1の長手方向の一端部にはチャンネル状のガイド板4,4'とクロスして後述する掛金88の基部6を保持する添板5を膨らみ4"に設けて一体成形している。さらに、ガイド板4,4'は補強材としての役割の他に、2つのガイド板間に一定間隔を置いて2本のピンを架設し、その一方のピンを操作ピン7として操作板8を、また他方のピンが作用ピン9となって掛金88を、それぞれ回動可能に枢着している。
【0020】
掛金88は、基部6から90度折り曲って本体59の受け92に掛ける先部10へと山形鋼状に一体形成されている。この先部10は掛金を補強するために両角端を他より厚肉にしている。また、掛金88の基部6には両側にフランジ部11,11'を設けることで、その一端部を掛金と前記したチャンネル状の基体1のガイド板4,4'の一端部と重ね合せて作用ピン9を貫通することで掛金88を基体から回動可能に枢着している。さらに、掛金88の基板6と先部10とのコーナーの外側をやや高く設けることで、前記立ち上がり部4,4'との間に、後述する操作板8の先端13を止めるストッパー部12の役割をしている。
【0021】
一方、操作板8の両側にもフランジ部14,14'を設け、これらを前記した基体1のガイド板4,4'と重ね合せて前記操作ピン7により枢着して、操作板8を操作ピン7を軸にして回動可能に枢着している。操作板8の操作ピンの掛金88と反対側にボルト15で把持部16としてのボールを設けている。また、この操作板には、窓孔17を設けて、扉51の内側からボルト58を外させるようにすることで、前記掛金88と操作板8、及び基体1を扉51から外せるようにしている。
【0022】
また、前記掛金88と操作板8との間には、それぞれスポット溶接で固定した止め金18,19間に2本の引張スプリング20を配設している。
【0023】
ついで、上記戸構造の常態における扉の本体からの開閉と、非常態での開閉について、以下に記載する。
【0024】
常態における扉51の開閉は、本体59の受け92にある掛金88を、扉51の外側からハンドル本体71を飛び出してから回転させる(図31のように)ことで、本体59の受け92から掛金88を外してから扉51を外側に引っ張って開き(図3,図4)、逆に扉51を元に戻してからハンドル本体71を逆回転して掛金88を本体59の受け92に掛ける。
【0025】
一方、既述したように分電盤の内に作業者が入っている状態で誤って他の作業者が扉を閉めてしまった場合や、火災の場所により玄関から脱出できず、PSの中から逃げ出す場合のような非常事態では、図1と図2の状態から、図5のように扉51の内外からボール(把持部)16を押すことで操作ピン7を軸として操作板8が矢印方向に回転することで、操作板8の先端13が掛金88のストッパー部12から外れ、今まで引っ張り作用が働いていたスプリング20により掛金88の先部10が本体59の受け92から外れ、扉は前記矢印方向の押圧する力によりそのまま開放される(図6)。
【0026】
【実施例2】
図7乃至図13は、本発明の他の実施態様であり、図7は平面ハンドル71の常態を現わす上方から見た一部横断面であり、図8は図7を(扉の)内側から見た正面図、図9は図8の左側面図である。図10と図12は非常時において図10から引き輪16'を引いた状態の説明図とその斜視図、図11と図13は図10と図12からさらに掛金を完全に外した状態の説明図とその斜視図である。
【0027】
これらの実施例2が実施例1と異なる点は、実施例1の方は操作板8のボール16が操作ピン7の位置より外側(先端13からより離れた位置)にあるために、非常時ではボール16を押すだけで扉が開かれるが、実施例2の方では引き輪16'が掛金88の付近にあるところが主なものである。したがって、実施例2の扉内の脱出者は一度引き輪16'を引っ張ることで先端13'を掛金88のストッパー部12'から外してから扉を外側に押して開くようにしたものである。
【0028】
なお、その他実施例2が実施例1と異なる他の点は、後者では掛金のコーナー側をやや高くしてストッパー部12を設けているが、前者では図12や図13に見られるように掛金88のコーナー部の幅方向両側を二本突き出して、これに操作板8の先端13'を引っ掛けるようにして止めている点にある。
【0029】
したがって、実施例2の常態では実施例1と全く同一、すなわち扉51の外側からハンドル本体71を廻して掛金88を本体59の受け92から外して扉51を開き、扉51を元の位置に戻してからハンドル本体71を廻して閉める。一方、非常態においては引き輪16'を手前に引くことで操作板8の先端13'を掛金88のストッパー部12'から外すことにより掛金88を本体59の受け92から外し、その後扉51を内側から前方へ押すことで開放する。
【0030】
【実施例3】
また、本発明の別の実施例は図1乃至図6の実施例が図31のようにハンドル本体71を飛び出してから回転させることで掛金88を本体59から外すものであるのに対して、図34乃至図37のように、単にハンドル本体71をスプリング79で飛び出す操作のみにより、扉を開放することに応用したものである。すなわち、常態では図25と図26に示すハンドル本体71をハンドルケース61から飛び出すことにより、フック105の先部がスプリング79により掛金88の雲形の穴95の内部を移動し、さらに掛金を押し下げることで本体59から扉51を外すようにしたものである。また、非常態では前記した図6や図11と同様に、操作板8の把持部16を押すことにより、操作板の先端を掛金88から外して、扉を内側に開くようにする。なお、本実施例を図7乃至図13の実施例に応用して、把持部16'を引いてから押すことにより、扉を開くことも当然できる。
【0031】
【実施例4】
図14乃至図19は、本発明の別の実施態様であり、図14と図18は平面ハンドル71の常態を現わす上方から見た一部横面図とその斜視図であり、図15は図14を扉の内側から見た正面図、図16は図15の左側面図、第17と図19は図14から引き輪16"を引いて掛金を外した状態の説明図とその斜視図である。
【0032】
これらの実施例4が上記実施例と相違する点は、チャンネル状のガイド板4,4'を設けた基体1に添板5を設けることなく、掛金88を基体1と一直線状になるように作用ピン9により枢着している(図14乃至図16)。通常(常態)、人が扉の外側から内側に入る時は、この状態で平面ハンドルを飛び出すか、ハンドルを飛び出してから回転することで(図31)、掛金88を同時に回転させることにより本体59より外す。
【0033】
一方、人が扉内に入っている状態(非常時)では、引き輪16"を扉内側から手前に引くことで、操作板の先端13"を掛金88の先部(本体59の受け92に入る部分)に設けた打ち抜き突起21から外す(図17、図19)。そして、この引っ張りと同時に掛金88は本体59の受け92から外れ、ついで扉51を内側から外側に押すことで開放される。
【0034】
【実施例5】
もう一つの実施形態を、図20乃至図22の平面ハンドルで、また図23と図24のレバーハンドルにより説明する。
【0035】
図20は、平面ハンドルのハンドル本体71の裏側に、本発明の戸構造の内部解錠装置を取り付けた状態を上から見た一部横断面図、図21は図20の取り付け説明図、図22は取付け後の斜視図である。
【0036】
この発明の実施形態が、上記した各実施形態と異なるところは操作板8と掛金88とが一枚の板としての操作兼用掛金25となり、この板25の上下部に断面コの字形のガイドレール23,23'を設け、これをハンドル本体71の軸部80にねじ86で固着した固定基板24に左右方向にスライドさせることで、掛金88を本体59の受け92から出入するようにしている。前記固定基板24を取り付けた固定ピンとしてのねじ86は、操作兼用掛金25のスライド方向中央部に設けた長孔26の中に位置することで左右の摺動幅を規制している。
【0037】
すなわち、本実施形態では前記平面ハンドルを廻すことで、外周が四角形の軸部80とそれに入る四角形の穴を設けた高さ調整スペーサー81が、前記固定基板24の中央角孔27に入る構造により、固定基板24とともに操作兼用掛金25を廻すことで該掛金25を本体59の受け92から外し、扉51を外側から引くことで開く。扉51を本体59に閉めるには上記逆の操作を行なう。
【0038】
そこで、人が上記扉51の内側に閉じ込められたような非常時、つまり操作兼用掛金88が受け92に入っている状態で人が扉内に閉じ込められているときは、扉内部の人が前記操作兼用掛金を図22の状態から左方(矢印)へスライドすることで掛金を受け92から外し、内側から扉51を外方へ押すことで扉を開放して脱出する。
なお、上記実施例の平面ハンドルはハンドルをはね上げてから廻す構成になっているが、これに限られずハンドルをスプリング79ではね上げると共に、図34乃至図37に示すフック105で掛金88を本体の受け92から外す場合も本実施例に含まれる。
【0039】
図23と図24において、ハンドル52の扉の内側には、固定ピンとしてのねじ58を設けた角形突起が扉の内側に出ており、この固定ピン58がストレート状の操作兼用掛金25の長孔26内に位置し、ガイドレール23,23'に沿って左右に摺動する掛金25の摺動量を制限し、非常時には掛金25を本体から外して扉内から外へ脱出する。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、通常時では扉の外側からハンドルを操作して扉の掛金を本体から開閉するが、緊急時には扉の内側からでもこの掛金を本体から容易に外すことができるようにしたので、扉の内側からでも簡単に脱出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 平面ハンドルの一部横断面図。
【図2】 図1の正面図。
【図3】 図1の掛金を本体から外した一部横断面図。
【図4】 図3の正面図。
【図5】 図1のボールを矢印方向に押して掛金を本体から外した状態の一部横断面図。
【図6】 図5のボールをさらに押して扉を開いた状態の一部横断面図。
【図7】 図1とは別の実施例である平面ハンドルの一部横断面図。
【図8】 図7の正面図。
【図9】 図8の左側面図。
【図10】 図7の引き輪を少し引いた状態の一部横断面図。
【図11】 図10の引き輪をさらに引いて掛金を本体受けから外した状態の一部横断面図。
【図12】 図10の斜視図。
【図13】 図11の斜視図。
【図14】 図1や図7とは更に別の実施例としての平面ハンドルの一部横断面図。
【図15】 図14の正面図。
【図16】 図15左側面図。
【図17】 図14の引き輪を引きバネとともに掛金を受けから外した状態の一部横断面図。
【図18】 図14の斜視図。
【図19】 図17の斜視図。
【図20】 図1、図7及び図14と違う実施例としての平面ハンドルの横断面図。
【図21】 図20の平面ハンドルへの取り付け状態を示す分解斜視図。
【図22】 図21の組立状態斜視図。
【図23】 図20とは別の実施例の分解斜視図。
【図24】 図23の組立状態斜視図。
【図25】 図1の別の実施例の組立状態斜視図。
【図26】 図25における基体の斜視図。
【図27】 従来のレバーハンドルの取付状態を示す分解斜視図。
【図28】 図27の組立状態斜視図。
【図29】 従来の平面ハンドルの扉外側からの正面図。
【図30】 図29の縦断面図。
【図31】 図29、図30から掛金を受けから外す状態の説明図。
【図32】 従来の平面ハンドルの組立状態斜視図。
【図33】 図32の組立状態斜視図。
【図34】 図29乃至図33とは別の従来の平面ハンドルの縦断面図。
【図35】 図34の組立状態斜視図。
【図36】 図34からハンドルを飛び出した状態の縦断面図。
【図37】 図36の組立状態斜視図。
【符号の説明】
1 ハンドル裏側に取り付けた基体
88 掛金
8 操作板
7 操作ピン
9 作用ピン
16 ボール(把持部)
16',16" 引き輪(把持部)
20 引張スプリング
21 突起
22 バネ
23,23' ガイド手段(ガイドレール)
24 固定基板
51 扉
58,86 固定ピン
59 本体

Claims (3)

  1. 扉の外側のハンドルを操作して掛金を筐体や躯体又は支柱など固定側の本体に掛けたり外したりする戸構造において、前記扉の内側で前記ハンドルと連設した基体に操作ピンで枢着した操作板と、該操作板と引張スプリングを介して前記扉の内側の前記基体に設けた作用ピンにより回動自在にした前記掛金とからなり、常態では扉の外側から前記ハンドルを操作することで前記操作板を前記引張スプリングの引張力で前記掛金に当接した状態で前記基体、操作板及び掛金の基部を回動して前記掛金を本体に掛けたり外したりするとともに、非常態には扉の内側から前記操作板の前記操作ピンと離れた箇所を押すことで、前記操作板の前記掛金への当接状態から外すことにより、前記引張スプリングで前記掛金を前記本体から外して前記扉を内側から開くようにしたことを特徴とする戸構造の内部解錠装置。
  2. 前記操作ピンと離れた箇所に把持部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の戸構造の内部解錠装置。
  3. 前記操作板と前記掛金を、それぞれ前記基体に枢着した操作ピンと作用ピンで枢着するとともに、前記掛金が前記本体に掛けられている際に、前記操作板の先端とともに前記掛金の基部を挟持するようにした添板を前記基体に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の戸構造の内部解錠装置。
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