JP3910299B2 - ルーフレールのクッション部材取付構造 - Google Patents

ルーフレールのクッション部材取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のルーフ部にクッション部材を介してルーフレールの脚部を取付けるためのルーフレールのクッション部材取付構造に関し、さらに詳しくは、車両のルーフ部へのルーフレールの取付けに際しルーフレールの脚部にクッション部材を固定状態で取付けるための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7はルーフ部20の車幅方向の左右両側部分20aに一対のルーフレール21をそれぞれ備えた自動車22を示している。図7に示すように、ルーフレール21が取付けられるルーフ部20の左右両側部分20aはルーフパネル23とサイドボディアウタパネル24との接合箇所であり、各々のルーフレール21は各一対のクッション部材(ゴム部材)25をそれぞれ介してルーフ部20の左右両側部分20a上に取付けられている(図10参照)。なお、図7において、26はルーフレール21の下方箇所に配設されたルーフモールディングである。
【0003】
上述のルーフレール21は、図7及び図8に示すように、車体前後方向に沿って延びる棒状本体部27と、この棒状本体部27の前後両端に設けられた一対の脚部28とから構成されている。これら一対の脚部28は互いに同一構造でほぼ対称形に形成されており、図9に示す如く、脚部28のべース(基体部)28aに形成された円錐台形状の差込孔(係合孔)29に、円錐台形状の係合部30aを先端に有するクッション部材25の係合突起30をクリック係合させることにより、クッション部材25が図10に示すように脚部28のベース28aの下面28bに固定状態で一体に取付けられるようになっている。そして、脚部28へのクッション部材25の取付後に、クッション部材25がルーフ部20の左右両側部分20aに当てがわれて脚部28及びクッション部材25がルーフ部20aに共締固定され、これによりルーフレール2がルーフ部20上に固定配置されるように構成されている。さらに、このようして固定配置されたルーフレール21の脚部28には、外観性の向上のためにキャップ31が図8及び図10に示す如く装着されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如き従来のクッション部材取付構造では、ルーフレール21の脚部28のベース28aに差込孔29をクッション部材取付用の穴部(開口)として形成しなければならないので、脚部28の強度上、並びに、レイアウトの関係上(脚部28のベース28aの形状による制約上)、差込孔29の形成位置が限定されてしまうこととなる。そのため、ルーフ部20aへのルーフレール21の取付けに際し、図10に示すように、クッション部材25の端末部分αの位置規制を充分に行うことができず、クッション部材25の端末部分αが折り曲げられた状態の下でルーフレール21及びクッション部材25の取付けを行ってしまうような不具合を生じるおそれがあるのが実状である。
【0005】
また、ゴム材から成るクッション部材25の円錐台形状の係合部30aを前記脚部28の差込孔29に挿入する際に、クッション部材25の係合突起30の全体が図9において矢印Rで示す方向に圧縮されてゴム材の逃げ場がなくなる状態となるため、差込孔29への係合突起30のクリック係合作業(嵌め込み作業)を行ない難いという不具合がある。一方、この不具合を解消するためには脚部28の差込孔29の寸法を大きく形成して係合突起30を嵌め込み易くすることが考えられるが、このように差込孔29を大きくすると、差込孔29と係合突起30との間にガタツキが発生し、これに伴ってルーフ部20aへのルーフレール21の組付時にクッション部材25の位置ずれを生じ、外観上の見栄えが悪くなるおそれがある。
【0006】
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、ルーフレールの脚部に差込孔等の穴部(開口)を設けることなく、クッション部材をルーフレールの脚部に正しく位置決めした状態で固定することができると共に、脚部からのクッション部材の脱落を防止することができるようなルーフレールのクッション部材取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明では、車両のルーフ部にクッション部材を介してルーフレールの脚部を取付けるためのルーフレールのクッション部材取付構造において、前記クッション部材に係合孔及び嵌着部を設けると共に、前記ルーフレールの脚部に前記クッション部材の係合孔及び嵌着部にそれぞれ対応する係合爪及び被嵌着部を設け、前記ルーフレールの脚部の係合爪は、前記脚部の基体部を構成するベースの一部分に形成し、組み付け状態で前記クッション部材の下面側に配置されて前記クッション部材の係合孔の周縁部分とオーバーラップして引っ掛かり状態となる引っ掛け部を有し、前記ルーフレールの脚部の被嵌着部は、前記脚部の基体部を構成するベースの下面側から下方に突出状態で形成し、前記クッシン部材の嵌着部は、前記クッション部材の上面側に一体成形された突出部に嵌着孔を設けることによって構成し、前記ルーフレールの脚部の係合爪を前記クッション部材の係合孔に挿通せしめて前記引っ掛け部を前記クッション部材の下面側に配置して前記クッション部材の係合孔の周縁部分とオーバーラップして引っ掛かった状態にして、前記クッション部材の係合孔を前記ルーフレールの脚部の係合爪に係合し、かつ、前記クッション部材の嵌着部を前記ルーフレールの脚部の被嵌着部に嵌着することにより、前記クッション部材を前記ルーフレールの脚部に固定状態で取付けるようにしている。
また、本発明では、前記係合爪及び係合孔をそれぞれ一対設けると共に、これら一対の係合爪の引っ掛け部の屈曲方向を互いに異なる方向であってかつ外向きに設定するようにしている。
また、本発明では、前記係合孔を前記クッション部材の前後両端縁箇所であってかつ左右中央箇所に設け、前記係合孔から離れた前記クッション部材の左右両周縁箇所に前記嵌着部を複数設け、前記クッション部材に前記係合孔と前記嵌着部とを複合して設けると共に、前記ルーフレールの脚部には前記係合爪と前記被嵌着部とを複合して設けるようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図1〜図6を参照して説明する。
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係るルーフレールのクッション部材取付構造を備えた自動車1のルーフ部1aを示すものである。図1に示すように、このルーフ部1aを構成するルーフパネル2の左右両側縁箇所に車体前後方向に延びるように形成された左右一対の溝部3内には長手状のモールディング4がそれぞれ嵌着されており、これらのモールディング4の上部に沿うように左右一対のルーフレール5がルーフ部1a上に各一対のクッション部材6をそれぞれ介して取付けられている。そして、ルーフレール5の前後両端箇所には、外観性の向上のために各一対のキャップ7がそれぞれ装着されている。
【0010】
上述の左右一対のルーフレール5は、互いに同一の形状となされており、車体前後方向に沿って延びる棒状本体部8と、この棒状本体部8の前後両端に設けられた一対の脚部9とをそれぞれ具備している(図1及び図2参照)。一方、クッション部材6は、ゴム材等の板状緩衝材から成るものであって、ルーフパネル2及びサイドボディアウタパネル17にて構成されたルーフ部1aの左右両縁部分においてルーフレール5の各一対の脚部9の下部にそれぞれ敷設されるようになっている。
【0011】
また、図2〜図4に示すように、クッション部材6には、一対の係合孔11と複数の嵌着部12とが複合して設けられている。具体的には、クッション部材6の前後両端縁箇所であってかつ左右中央箇所に、矩形状の打ち抜き孔から成る一対の係合孔11が設けられると共に、クッション部材6の上面側であってかつ前記係合孔11から離れた数箇所(例えば、5箇所)に、複数の嵌着部12が設けられている。なお、この嵌着部12は、図4に示す如く、クッション部材6の上面側に一体成形された突出部(ボス形状部)12aに嵌着孔12bを形成して成るものである。一方、ルーフレール5の一対の脚部9には、一対の係合爪14と複数の被嵌着部15とが複合して設けられている。具体的には、前記脚部9の基体部を構成するベース9aの下面側に、クッション部材6の一対の係合孔11にそれぞれ対応する一対の係合爪14が設けられると共に、クッション部材6の複数の嵌着部12にそれぞれ対応する被嵌着部15が複数箇所に設けられている。なお、前記一対の係合爪14は、図2及び図3に示すように、突出部14a及びこの突出部14aの先端においてほぼ直角に屈曲された引っ掛け部14bを有する断面L字形状の鈎形状部(フック部)からそれぞれ成るものであり、それらの引っ掛け部14bの屈曲方向は図2に明示するように互いに異なる方向であってかつ外向きに設定されている。さらに、クッション部材6の嵌着部12の嵌着孔12bの形状は、図4に示す如く下端から上端に向かうにつれて徐々に大径となるような円錐台形状の凹溝として形成され、これに対応する前記脚部9の被嵌着部15の形状は、付け根部分から突出端に向かうにつれて徐々に大径となる円逆錐台形状の突起部(ボス部)として成形されている。
【0012】
また、ルーフレール5の脚部9のベース9aには、図2〜図4に示す如く、その下面側の周縁部分に沿って延びかつ下方に突出する縁枠部16が形成されている。この縁枠部16は、前記嵌着部12及び被嵌着部15よりも僅かに高くしかも前記係合爪14の引っ掛け部14bよりも僅かに低く設定されており、前記ベース9aへのクッション部材6の取付時にはクッション部材6の周縁部分6aが前記縁枠部16の下端面16aに当接配置されるようになっている(図3及び図4参照)。
【0013】
ここで、ルーフレール5を自動車1のルーフ部1aに取付ける際の作業について述べると、次の通りである。まず、ルーフレール5をルーフ部1aに取付けるのに先だって、クッション部材6をルーフレール5の脚部9に取付ける作業を行なう。前記脚部9へのクッション部材6の取付けに当たっては、図3及び図5に示すように、脚部9に設けられている一対の鈎形状の係合爪14をクッション部材6の一対の係合孔11に挿通せしめて係合爪14の突出部14aを前記係合孔11に貫通配置すると共に、係合爪14の引っ掛け部14bをクッション部材6の下面側に配置した状態にする。なお、前記係合孔11への前記係合爪14の引っ掛け部14bの挿通作業に際してはクッション部材6の弾性(一対の係合孔11が互いに遠ざかる方向へ引っ張られる時の弾性)を利用して、係合孔11の外側端縁11a(図3参照)を弾性移動させて係合爪14の引っ掛け部14bを乗り越えさせるようにする。このようにして係合孔11に係合爪14を係着した後には、クッション部材6が弾性的に復元するのに伴い、図3に示すように、係合爪14の引っ掛け部14bがクッション部材6の下面側に配置されて、脚部9の係合爪14の引っ掛け部14bとクッション部材6の係合孔11の外側のクッション部分P(クッション部材6の係合孔11の周縁部分)とが互いにオーバーラップして引っ掛かり状態となる。
【0014】
これと同時に、ルーフレール5の脚部9に設けられている円錐台形状の被嵌着部15にクッション部材6に設けられている円錐台形状の嵌着部12の嵌着孔12bが案内移動されつつ嵌着され(図4及び図5参照)、これらの間の位置決め作用によりクッション部材6が前記脚部9のベース9aの裏面側の所定位置に配置された状態となされる。かくして、この位置決め作用により前記脚部9に対するクッション部材6のガタツキが阻止され、ひいては既述の係合孔11と係合爪14との引っ掛かり状態が解除されるのが防止された状態でクッション部材6がルーフレール5の脚部9に固定状態で取付けられる。
【0015】
このようにしてクッション部材6をルーフレール5の脚部9に取付けた後に、これらの組合体をルーフ部1aに取付ける作業を行なう。この際には、図6に示すように、ルーフレール5の脚部9にそれぞれ取付けられたクッション部材6をルーフパネル2及びこのルーフパネル2の側部にあるサイドボディアウタパネル17の所定の取付箇所に当てがってボルト18及びナット19にて固定する。そして、脚部9には外観を良くするためにキャップ7を装着し、これによりルーフレール5の取付作業を完了する。なお、図5及び図6において、31はルーフサイドレール、32はルーフレールブラケットである。
【0016】
このような構成のルーフレールのクッション部材取付構造によれば、ルーフレール5の脚部9に設けられている一対の係合爪14にクッション部材6に設けられている一対の係合孔11を引っ掛けることにより、自動車組立ラインでのルーフレール5の輸送時等においてルーフレール5の脚部9からのクッション部材6の外れ(脱落)を防止することができる。さらに、ルーフレール5の脚部9に設けられている複数の被嵌着部15にクッション部材6に設けられている複数の嵌着部12を嵌着(差込)することにより、上述の係合孔11と係合爪14とによるクッション部材6の脱落防止作用を補助し得る構造にすることができると共に、嵌着部12と被嵌着部15との位置決め作用にてクッション部材6の位置ずれを防止することが可能な構造にすることができる。しかして、係合孔11と係合爪14との係合構造並びに嵌着部12と被嵌着部15との嵌着構造を組み合わせて採用することにより、ルーフレール5の脚部9にクッション部材6を確実に固定することができ、しかもクッション部材6の位置ずれを防止することができる。そのため、ルーフパネル1へのルーフレール5の取付けに際しては、図6に示すようにクッション部材6の端縁(サイドボディ17側の端縁)βに折れ曲がりを生じることなく前記脚部9のベース9aとサイドボディアウタパネル17との間に正しく敷設することができる。
【0017】
また、本実施形態においては、従来のようにルーフレール5の脚部9にクッション部材取付用の穴部(差込孔)を設ける必要がないため、脚部9の強度ひいてはルーフレール取付箇所の強度を充分に確保することが可能となる。また、係合爪11及び被嵌着部15の配設位置の自由度が大きいので、ルーフレール5の脚部9の形状による配置制限を受けにくく、従って、係合爪11及び被嵌着部15を有するルーフレール5の設計の自由度の向上を図ることができる。
【0018】
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、既述の実施形態ではクッション部材6に設ける嵌着部12を嵌着孔12bにて構成すると共にルーフレール5の脚部9に設ける被嵌着部15を突起部(ボス部)にて構成するようにしたが、クッション部材の嵌着部を突起部(ボス部)とし、ルーフレールの脚部の被嵌着部を凹溝としてもよい。また、嵌着部12及び被嵌着部15の形状や個数、及び配設位置等は必要に応じて適宜に変更可能である。
【0019】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明は、車両のルーフ部にクッション部材を介してルーフレールの脚部を取付けるためのルーフレールのクッション部材取付構造において、クッション部材に係合孔及び嵌着部を設けると共に、ルーフレールの脚部にクッション部材の係合孔及び嵌着部にそれぞれ対応する係合爪及び被嵌着部を設け、ルーフレールの脚部の係合爪は、脚部の基体部を構成するベースの一部分に形成し、組み付け状態でクッション部材の下面側に配置されてクッション部材の係合孔の周縁部分とオーバーラップして引っ掛かり状態となる引っ掛け部を有し、ルーフレールの脚部の被嵌着部は、脚部の基体部を構成するベースの下面側から下方に突出状態で形成し、クッション部材の嵌着部は、クッション部材の上面側に一体成形された突出部に嵌着孔を設けることによって構成し、ルーフレールの脚部の係合爪をクッション部材の係合孔に挿通せしめて引っ掛け部をクッション部材の下面側に配置してクッション部材の係合孔の周縁部分とオーバーラップして引っ掛かった状態にして、クッション部材の係合孔をルーフレールの脚部の係合爪に係合し、かつ、クッション部材の嵌着部をルーフレールの脚部の被嵌着部に嵌着することにより、クッション部材をルーフレールの脚部に固定状態で取付けるようにしたものであるから、ルーフレールの脚部にクッション部材取付用の穴部(差込孔)を明ける必要がなくなり、これにより前記脚部の強度を充分に確保することができる。しかも、クッション部材取付用の穴部を前記脚部に設ける必要がなくなることから、前記脚部の形状による制約(クッション部材取付構造を構成する係合爪や被嵌着部の配設位置に関する制約)を受けにくくなる。従って、クッション部材をルーフレールの脚部にしっかりと係着させ得るような位置に前記係合爪及び係合孔を設けることが可能となり、これに伴い、クッション部材の周縁部がルーフレールの脚部とルーフ部との間に折り曲げ状態で取付けられてしまうような不具合の発生を防止することが可能となる。
【0020】
また、請求項2に記載の本発明は、前記係合爪及び係合孔をそれぞれ一対設けると共に、これら一対の係合爪の引っ掛け部の屈曲方向を互いに異なる方向であってかつ外向きに設定するようにしたものであるから、前記係合爪を前記係合孔に係合させることによりクッション部材をルーフレールの脚部に簡単に装着することができる上に、係合爪と係合孔との間の係合作用(引っ掛け作用)によりルーフレールの脚部からのクッション部材の脱落を防止することができる。
【0021】
また、請求項3に記載の本発明は、クッション部材には係合孔と嵌着部とを複合して設けると共に、ルーフレールの脚部には係合爪と被嵌着部とを複合して設けるようにしたものであるから、クッション部材の係合孔とルーフレールの脚部の係合爪との係合作用(引っ掛け作用)により前記脚部へのクッション部材の主固定が行われ、この主固定状態の下でクッション部材の嵌着部とルーフレールの脚部の被嵌着部との嵌着作用により前記脚部へのクッション部材の補助固定が行われると共に前記脚部に対するクッション部材の位置決めがなされることとなるため、クッション部材をルーフレールの正規位置にガタツキなくしっかりと取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るルーフレールのクッション部材取付構造を備えた自動車のルーフ部を示す分解斜視図である。
【図2】ルーフレールの脚部及びこの脚部に取付けられるクッション部材を下方側から見上げた状態を示す分解斜視図である。
【図3】図2におけるA−A線拡大断面図である。
【図4】図2におけるB−B線拡大断面図である。
【図5】図3におけるC−C線拡大断面図である。
【図6】自動車のルーフ部にクッション部材を介してルーフレールの脚部を取付けた状態を示す断面図である。
【図7】従来のルーフレールのクッション部材取付構造を備えた自動車のルーフ部を示す分解斜視図である。
【図8】ルーフレールの脚部部分の斜視図である。
【図9】従来におけるルーフレールの脚部へのクッション部材の取付構造を示す断面図である。
【図10】図7におけるD−D線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 自動車
1a ルーフ部
5 ルーフレール
6 クッション部材
8 棒状本体部
9 脚部
9a ベース
11 係合孔
12 嵌着部
12a 突出部
12b 嵌着孔
14 係合爪
14a 突出部
14b 引っ掛け部
15 被嵌着部
17 サイドボディアウタパネル

Claims (3)

  1. 車両のルーフ部にクッション部材を介してルーフレールの脚部を取付けるためのルーフレールのクッション部材取付構造において、
    前記クッション部材に係合孔及び嵌着部を設けると共に、
    前記ルーフレールの脚部に前記クッション部材の係合孔及び嵌着部にそれぞれ対応する係合爪及び被嵌着部を設け、
    前記ルーフレールの脚部の係合爪は、前記脚部の基体部を構成するベースの一部分に形成し、組み付け状態で前記クッション部材の下面側に配置されて前記クッション部材の係合孔の周縁部分とオーバーラップして引っ掛かり状態となる引っ掛け部を有し、
    前記ルーフレールの脚部の被嵌着部は、前記脚部の基体部を構成するベースの下面側から下方に突出状態で形成し、
    前記クッション部材の嵌着部は、前記クッション部材の上面側に一体成形された突出部に嵌着孔を設けることによって構成し、
    前記ルーフレールの脚部の係合爪を前記クッション部材の係合孔に挿通せしめて前記引っ掛け部を前記クッション部材の下面側に配置して前記クッション部材の係合孔の周縁部分とオーバーラップして引っ掛かった状態にして、前記クッション部材の係合孔を前記ルーフレールの脚部の係合爪に係合し、かつ、前記クッション部材の嵌着部を前記ルーフレールの脚部の被嵌着部に嵌着することにより、前記クッション部材を前記ルーフレールの脚部に固定状態で取付けるようにしたこと、
    を特徴とするルーフレールのクッション部材取付構造。
  2. 前記係合爪及び係合孔をそれぞれ一対設けると共に、これら一対の係合爪の引っ掛け部の屈曲方向を互いに異なる方向であってかつ外向きに設定したことを特徴とする請求項1に記載のルーフレールのクッション部材取付構造。
  3. 前記係合孔を前記クッション部材の前後両端縁箇所であってかつ左右中央箇所に設け、
    前記係合孔から離れた前記クッション部材の左右両周縁箇所に前記嵌着部を複数設け、
    前記クッション部材に前記係合孔と前記嵌着部とを複合して設けると共に、
    前記ルーフレールの脚部には前記係合爪と前記被嵌着部とを複合して設けるようにしたこと、
    を特徴とする請求項1又は2に記載のルーフレールのクッション部材取付構造。
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