JP3910279B2

JP3910279B2 - Irrigation tube holder

Info

Publication number: JP3910279B2
Application number: JP32909997A
Authority: JP
Inventors: 五男尻屋; 宏太田
Original assignee: Sumitomo Chemical Co Ltd; Sumika Agrotech Co Ltd
Current assignee: Sumitomo Chemical Co Ltd; Sumika Agrotech Co Ltd
Priority date: 1997-11-28
Filing date: 1997-11-28
Publication date: 2007-04-25
Anticipated expiration: 2017-11-28
Also published as: JPH11155399A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長さ方向に沿って延びる一対の耳状部を有し、かつ、長さ方向に複数の灌水用孔が穿設された灌水用チューブを保持する灌水用チューブの保持具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、例えば露地や植物栽培用ハウス（以下、ハウスと称する）内で野菜等の植物を栽培する際には、灌水用チューブ（以下、チューブと称する）により上記栽培植物が植え付けられている畝に灌水する。上記のチューブは、灌水方法によってその配設位置が異なるが、畝全体に均一に灌水するために、通常、いわゆる地上設置方式もしくはサイドノズル方式により配設されている。上記の地上設置方式では、畝同士の間あるいは畝上にチューブが敷設される一方、上記のサイドノズル方式では、例えばハウスの両側壁部にチューブが配設される。そして、これらチューブに穿設された灌水用孔から散水することにより、畝全体に灌水するようになっている。
【０００３】
ここで、露地での植物栽培において、チューブへの非通水時に、チューブが風で飛ばされて設置位置がずれたり、あるいはチューブが風で裏返されて散水不可となる場合がある。これは、非通水時にはチューブが扁平になると共に軽くなるためである。ちなみに、チューブへの通水時には、通水された水の重みによってチューブが地面に押さえ付けられるため、チューブが風で飛ばされたりすることはない。
【０００４】
そこで、例えば実公平３−３９０２２号公報、実公平３−４１８３３号公報では、灌水用のチューブを保持具にて保持すると共に地面に固定するようにしている。詳しくは、これら従来技術では、押さえ部材によってチューブを架台に押さえ付け、上記架台のチューブ載置側とは反対側に取り付けられた差し込み部を地面に差し込むことにより、保持具と一体的にチューブを地面に固定するようにしている。これにより、チューブへの非通水時における上述の不都合を回避している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の保持具は、チューブの各サイズごとに設計されており、保持具１個では、所定のサイズのチューブにしか対応できない。したがって、用いるチューブのサイズに応じて使用者は保持具を使い分けなければならない。また、上記保持具では、押さえ部材によってチューブを架台に止着するようになっているので、個々の保持具に対するチューブの取り付け、取り外し作業が面倒である。以上のことから、上記従来の保持具の構成では、保持具を用いる際の作業性が非常に悪いという問題が生ずる。
【０００６】
また、上記従来技術の構成では、チューブを架台に押さえ付けるための押さえ部材を架台に別途設ける必要があるため、部品点数の増加によって保持具の製造コストならびに価格が上昇するという問題が生ずる。
【０００７】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、１個の保持具で互いに種類の異なるチューブの保持に対応することができ、これによって、灌水作業における作業性を向上させることができると共に、保持具の製造コストならびに価格を低減させることができる灌水用チューブの保持具を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明に係る灌水用チューブの保持具は、上記の課題を解決するために、長さ方向に沿って延びる一対の耳状部を有し、かつ、長さ方向に複数の灌水用孔が穿設された灌水用チューブを保持する灌水用チューブの保持具であって、上記一対の耳状部が挿通される一対の溝状の支持部を上記灌水用チューブの種類に応じて複数備え、挿通された上記耳状部を当該耳状部に対応した支持部にて支持することによって上記耳状部を有する灌水用チューブを保持することを特徴としている。
【０００９】
上記の構成によれば、灌水用チューブは、保持具に設けられた溝状の支持部に耳状部が挿通されることによって保持され、この状態で灌水用チューブに通水することにより灌水用孔から散水される。
【００１０】
ここで、１個の保持具には、灌水用チューブの種類に応じて溝状の支持部が複数設けられているので、使用する灌水用チューブに応じて保持具を使い分ける必要がない。その結果、複数種の灌水用チューブの保持・固定を１個の保持具で対応することが可能となる。
【００１１】
また、灌水用チューブを保持する際には、灌水用チューブの耳状部を支持部に挿通させるだけでよく、逆に、灌水用チューブを保持具から外す際には、灌水用チューブを支持部から抜き取るだけでよい。つまり、従来のように、押さえ部材によって灌水用チューブを保持具に取り付けたり、取り外したりする面倒な作業が必要でない。
【００１２】
以上のことから、上記構成によれば、灌水作業における作業性を向上させることができる。また、灌水用チューブを保持具に取り付けるための上記の押さえ部材を別途設ける必要がないため、部品点数を削減して保持具の製造コストならびに価格を低減させることができる。
【００１３】
請求項２の発明に係る灌水用チューブの保持具は、上記の課題を解決するために、請求項１の構成に加えて、上記保持具を固定するために地面またはパイプに差し込まれる差し込み部をさらに備え、上記差し込み部は、少なくとも大きさの異なる複数の柱状部が連結されてなり、各柱状部の幅が、種々のパイプの内径にそれぞれ対応する幅であることを特徴としている。
【００１４】
上記の構成によれば、差し込み部を所定のパイプに差し込んだときに、上記複数の柱状部のいずれかが、その稜線でもって上記パイプ内面に当接し、保持具が上記パイプに固定される。したがって、保持具を固定するパイプの内径に応じて、保持具を使い分ける必要がなく、１個の保持具で内径の異なる種々のパイプに対応することができる。
【００１５】
請求項３の発明に係る灌水用チューブの保持具は、上記の課題を解決するために、請求項１または２の構成に加えて、保持した灌水用チューブの周面の一部と当接する当接部をさらに備えていることを特徴としている。
【００１６】
上記の構成によれば、灌水用チューブは、上記支持部にて一対の耳状部が支持されると共に、周面の一部が当接部にて支持される。したがって、一対の耳状部のみを支持する場合に比べ、灌水用チューブをさらに安定して保持することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図１ないし図２２に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施形態に係る保持具は、サイズの異なる２種の灌水用チューブのうち少なくとも一方を保持できるようになっている。そこで、上記保持具について説明する前に、まず、当該保持具にて保持される上記灌水用チューブについて説明する。
【００１８】
図２（ａ）および図２（ｂ）に示すように、灌水用チューブ２０・３０は、例えばポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂のフィルムを２枚重ね合わせ、重ね合わされた互いの長さ方向の周縁部同士をヒートシール等により密着させてチューブ状に形成されている。上記周縁部同士の密着部は、灌水用チューブ２０においてはその長さ方向に沿った一対の耳状部２１・２１となり、灌水用チューブ３０においても同様、その長さ方向に沿った一対の耳状部３１・３１となる。また、灌水用チューブ２０・３０は、図示しないポンプに接続されるようになっており、上記ポンプによる通水時には膨らんで略円筒形状を呈する一方、非通水時には扁平となる。
【００１９】
灌水用チューブ２０は、通水時において２．０ｋｇ／ｃｍ²程度の水圧に耐え得るようになっている一方、灌水用チューブ３０は、通水時において０．８ｋｇ／ｃｍ²程度の水圧に耐え得るようになっている。灌水用チューブ２０の幅Ｗ１は例えば６２ｍｍである一方、灌水用チューブ３０の幅Ｗ２は例えば５０ｍｍであり、通水時における内径は、灌水用チューブ３０よりも灌水用チューブ２０の方が大きい。灌水用チューブ２０・３０は、灌水範囲または灌水量等に応じてどちらか選択されて使用されるようになっている。なお、灌水用チューブ２０・３０の各々の幅は上記に限定されるわけではない。
【００２０】
灌水用チューブ２０を構成する２枚のフィルムのうちいずれか一方には、所定の直径を有する複数の灌水用孔２２ａ₁・２２ｂ₁・２２ｃ₁・２２ｄ₁・２２ｅ₁、および、灌水用孔２２ａ₂・２２ｂ₂・２２ｃ₂・２２ｄ₂・２２ｅ₂が穿設されている。灌水用孔２２ａ₁〜２２ｅ₁は、灌水用チューブ２０における中心線（同図中一点鎖線で示す）よりも一方の耳状部２１側に、灌水用チューブ２０の長さ方向に例えば６０ｍｍ間隔でこの順で穿設されている。灌水用孔２２ａ₁〜２２ｅ₁と中心線との距離は、それぞれ、例えば１８．０ｍｍ、７．０ｍｍ、１．２ｍｍ、１４．０ｍｍ、３．５ｍｍである。
【００２１】
また、灌水用孔２２ａ₂〜２２ｅ₂は、灌水用チューブ２０における中心線よりも他方の耳状部２１側に、灌水用チューブ２０の長さ方向に例えば６０ｍｍ間隔でそれぞれ穿設されている。灌水用孔２２ａ₂〜２２ｅ₂と中心線との距離は、それぞれ、例えば１８．０ｍｍ、７．０ｍｍ、１．２ｍｍ、１４．０ｍｍ、３．５ｍｍである。なお、灌水用孔２２ａ₂〜２２ｅ₂は、灌水用孔２２ａ₁〜２２ｅ₁とは逆の順序でそれぞれ穿設されている。
【００２２】
一方、灌水用チューブ３０を構成する２枚のフィルムのうちいずれか一方には、所定の直径を有する複数の灌水用孔３２ａ₁・３２ｂ₁、および、灌水用孔３２ａ₂・３２ｂ₂が穿設されている。灌水用孔３２ａ₁・３２ｂ₁は、灌水用チューブ３０における中心線よりも一方の耳状部３１側に、灌水用チューブ３０の長さ方向にこの順で穿設されている。灌水用孔３２ａ₁・３２ｂ₁の上記長さ方向の間隔は、例えば１０ｍｍであり、灌水用孔３２ａ₁・３２ａ₁の上記長さ方向の間隔は、例えば１００ｍｍである。また、灌水用孔３２ａ₁・３２ｂ₁と中心線との距離は、それぞれ、例えば７ｍｍ、２ｍｍである。
【００２３】
これに対して、灌水用孔３２ａ₂・３２ｂ₂は、灌水用チューブ３０における中心線よりも他方の耳状部３１側に、灌水用チューブ３０の長さ方向に穿設されている。灌水用孔３２ａ₂・３２ｂ₂の上記長さ方向の間隔は、例えば１０ｍｍであり、灌水用孔３２ａ₂・３２ａ₂の上記長さ方向の間隔は、例えば１００ｍｍである。また、灌水用孔３２ａ₂・３２ｂ₂と中心線との距離は、それぞれ、例えば７ｍｍ、２ｍｍである。なお、灌水用孔３２ａ₂・３２ｂ₂は、灌水用孔３２ａ₁・３２ｂ₁とは逆の順序でそれぞれ穿設されており、灌水用孔３２ａ₁・３２ｂ₂の上記長さ方向の間隔は、例えば５０ｍｍである。
【００２４】
したがって、灌水用チューブ２０・３０に通水し、灌水用孔２２ａ₁〜２２ｅ₁・２２ａ₂〜２２ｅ₂、または、灌水用孔３２ａ₁・３２ｂ₁・３２ａ₂・３２ｂ₂から水滴を飛ばすことにより、例えば露地にて栽培植物３５…が植え付けられている畝３６…（図３参照）に灌水する。さらに、灌水用チューブ２０においては、チューブの長さ方向に沿って延びる複数の凸状部２３…を備えており、通水時には捩じれ難いようになっている。
【００２５】
なお、上記した灌水用孔同士の間隔、および、各灌水用孔と中心線との距離は一例であり、これに限定されるわけではない。また、畝３６の数および幅、栽培植物３５の種類は、特に限定されるものではない。
【００２６】
なお、灌水用チューブ２０・３０への通水時における灌水用孔２２ａ₁〜２２ｅ₁・２２ａ₂〜２２ｅ₂、または、灌水用孔３２ａ₁・３２ｂ₁・３２ａ₂・３２ｂ₂からの散水角度は、畝３６全体を均一に灌水できるように、所定角度（例えば仰角２７°〜９０°程度）に設定されている。また、灌水用チューブ２０・３０は、繰り返し耐圧疲労強度が優れると共に、耐膨潤性、耐熱性、耐寒性、耐引裂性、耐衝撃性等を備えている。
【００２７】
なお、灌水用チューブ２０・３０の内径は、特に限定されるものではなく、灌水用チューブ２０・３０に供給される水量や水圧等に応じて、適宜設定することが可能となっている。また、例えば各灌水用孔からの水滴の飛距離に変化をつけるために、孔径や散水角度、灌水用孔同士の間隔、穿設位置等を適宜変更することが可能となっている。
【００２８】
次に、上記した灌水用チューブ２０・３０の保持具について以下に説明する。
【００２９】
図１、図４（ａ）ないし４（ｄ）に示すように、本実施形態に係る保持具１は、例えば上述の地上設置方式にて使用されるものであり、例えば鉄やアルミニウム等の金属、あるいはＡＢＳ（アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン）樹脂、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂で形成されている。このような保持具１は、例えば金型等による一体成形で得ることができる。
【００３０】
上記保持具１は、灌水用チューブ２０・３０のうち少なくとも一方を保持する保持部２を備えている。この保持部２は、第１溝部２ａ・２ａ（支持部）と、第２溝部２ｂ・２ｂ（支持部）と、凹部２ｃ（当接部）とを有して形成されている。第１溝部２ａ・２ａと第２溝部２ｂ・２ｂとは、その間に介在する側壁２ｄ・２ｄ（当接部）によって所定間隔おいて形成されている。
【００３１】
第１溝部２ａ・２ａは、灌水用チューブ２０の一対の耳状部２１・２１が挿通されるような大きさの切り込みが水平方向に入れられたものであり、灌水用チューブ２０への通水時および非通水時の両方において、挿通された一対の耳状部２１・２１を支持するようになっている。特に、灌水用チューブ２０への通水時には、第１溝部２ａ・２ａにより、灌水用チューブ２０の耳状部２１・２１の上方への移動や灌水用チューブ２０の円周方向への回転等が規制されると共に、後述する開口部２ｆからの灌水用チューブ２０の逃げが防止されるようになっている。その結果、上記灌水用チューブ２０は、第１溝部２ａ・２ａにて所定位置および所定角度で保持・固定されるようになっている。
【００３２】
第１溝部２ａ・２ａの切り込み方向の最大幅Ｄ１は、灌水用チューブ２０の非通水時の折り径Ｗ１（図２（ａ）参照）よりも２ｍｍ程度大きく形成されている。これにより、扁平な状態の灌水用チューブ２０を、第１溝部２ａ・２ａに容易に挿通させることができると共に、第１溝部２ａ・２ａから容易に抜き取ることができるようになっている。
【００３３】
また、保持部２において、第１溝部２ａ・２ａにおける切り込みの上面を形成する上面部２ｅ・２ｅ間は開口部２ｆとなっている。この開口部２ｆの幅、すなわち、上面部２ｅ・２ｅ間の距離Ｅ１は、灌水用チューブ２０において一対の耳状部２１・２１を除いた部分の外径Ｒ１（図１１参照）よりもやや大きくなっている。これにより、灌水用チューブ２０の灌水用孔２２ａ₁〜２２ｅ₁・２２ａ₂〜２２ｅ₂が開口部２ｆから露出されるようになり、灌水用チューブ２０が保持具１にて保持されていても、散水に支障が生じることがない。
【００３４】
第２溝部２ｂ・２ｂは、側壁２ｄ・２ｄを介して第１溝部２ａ・２ａの下方に形成されており、第１溝部２ａ・２ａと同様の構成となっている。すなわち、第２溝部２ｂ・２ｂは、灌水用チューブ３０の一対の耳状部３１・３１が挿通されるような大きさの切り込みが水平方向に入れられたものであり、灌水用チューブ３０への通水時および非通水時の両方において、挿通された一対の耳状部３１・３１をそれぞれ支持するようになっている。特に、灌水用チューブ３０への通水時には、第２溝部２ｂ・２ｂにより、灌水用チューブ３０の耳状部３１・３１の上方への移動や灌水用チューブ３０の円周方向への回転等が規制されると共に、側壁２ｄ・２ｄ間からの灌水用チューブ３０の逃げが防止されるようになっている。その結果、上記灌水用チューブ３０は、第２溝部２ｂ・２ｂにて所定位置および所定角度で保持・固定されるようになっている。
【００３５】
第２溝部２ｂ・２ｂの切り込み方向の最大幅Ｄ２は、灌水用チューブ３０の非通水時の折り径Ｗ２（図２（ｂ）参照）よりも２ｍｍ程度大きく形成されている。これにより、扁平な状態の灌水用チューブ３０を、第２溝部２ｂ・２ｂに容易に挿通させることができると共に、第２溝部２ｂ・２ｂから容易に抜き取ることができるようになっている。
【００３６】
凹部２ｃは、例えば灌水用チューブ３０の下側周面に沿うように湾曲した凹状をなしており、凹部２ｃを形成する外壁２ｇも同様に湾曲している。これにより、保持部２に挿通された灌水用チューブ３０は、一対の第２溝部２ｂ・２ｂだけでなく凹部２ｃでも支持され、保持部２において確実に、かつ、安定して保持されるようになる。
【００３７】
側壁２ｄ・２ｄの一端面は、灌水用チューブ２０の一対の耳状部２１・２１を第１溝部２ａ・２ａに挿通し、灌水用チューブ２０を通水によって膨張させたときに、上記灌水用チューブ２０の周面の一部と当接するように、湾曲して形成されている。これにより、灌水用チューブ２０は、第１溝部２ａ・２ａだけでなく側壁２ｄ・２ｄによっても支持されるので、一対の耳状部２１・２１のみを支持する場合に比べ、灌水用チューブ２０をさらに安定して保持することができる。
【００３８】
側壁２ｄ・２ｄ間の距離Ｅ２は、灌水用チューブ３０において一対の耳状部３１・３１を除いた部分の外径Ｒ２（図１７参照）と略等しくなっている。この場合でも、灌水用チューブ３０の灌水用孔３２ａ₁・３２ｂ₁・３２ａ₂・３２ｂ₂が側壁２ｄ・２ｄ間から露出されており、灌水用チューブ３０が保持具１にて保持されていても、散水に支障が生じることがない。
【００３９】
なお、保持部２における、灌水用チューブ２０・３０の長さ方向に沿った幅Ｆ１は、特に限定されるものではない。
【００４０】
また、保持具１は、平板部３を備えている。平板部３は、保持部２の底部、すなわち、外壁２ｇの底部から、保持部２にて保持される灌水用チューブ２０・３０の幅方向に延設して設けられている。そして、保持部２と平板部３とは、上記底部以外でも、上記灌水用チューブ２０・３０の挿通方向の略中央部で、鉛直方向に延びる平板状の連結部４により連結されている。また、平板部３の灌水用チューブ２０・３０を保持する側と反対側には、地面またはパイプに差し込まれるペグ部５（差し込み部）が設けられている。
【００４１】
ペグ部５は、保持部２および平板部３と一体となって保持部２の下部に垂下状に形成されており、保持具１本体を地面やパイプに対して固定できるようになっている。このペグ部５は、先端部５ａおよび大きさの互いに異なる複数の柱状部が連結されて構成されている。上記複数の柱状部は、具体的に、第１柱状部５ｂ、第２柱状部５ｃ、および第３柱状部５ｄからなり、この順で連結されている。。そして、先端部５ａが第１柱状部５ｂと連結されている一方、第３柱状部５ｄが平板部３に連結されている。なお、本実施形態では、柱状部の数を３個としているが、これに限定されることはない。
【００４２】
先端部５ａは、全体としては略逆正四角錐形状を呈しているが、第１柱状部５ｂとの連結部近傍においては、対向する２側面が内部に窪んでおり、水平方向の断面が略『Ｈ』形となるように形成されている。一方、第１柱状部５ｂ、第２柱状部５ｃ、および第３柱状部５ｄは、全体としては略正四角柱形状をそれぞれ呈しているが、それぞれの各端部以外では、先端部５ａと同様に、対向する２側面が内部に窪んでおり、水平方向の断面が同様に略『Ｈ』形となるように形成されている。
【００４３】
ペグ部５をこのような断面形状で構成することにより、ペグ部５を地面に差し込んだときに、土がそれぞれの窪みに入り込むので、保持具１が地面に対して安定して固定されると共に、保持具１が地面から不用意に抜けにくくなる。なお、ペグ部５の全体形状および上記断面形状はあくまでも一例であり、上記に限定されることはない。
【００４４】
また、第１柱状部５ｂ、第２柱状部５ｃ、および第３柱状部５ｄにおける水平方向の幅Ｇ１、Ｇ２、Ｇ３は、種々のパイプの内径にそれぞれ対応する幅となっており、しかも、この順で上記幅は次第に大きくなっている。これにより、図５に示すように、所定の内径を有するパイプ６にペグ部５を挿入したときに、第１柱状部５ｂ、第２柱状部５ｃ、および第３柱状部５ｄのいずれかが、その稜線でもってパイプ６の内面と当接し、保持具１がパイプ６に対して固定されることになる。したがって、保持具１を固定するパイプ６の内径に応じて、保持具１を使い分ける必要がなく、１個の保持具１で内径の異なる種々のパイプ６に対応することができる。なお、同図では、第２柱状部５ｃの稜線とパイプ６の内面とが当接している様子を示している。
【００４５】
次に、灌水用チューブ２０・３０のどちらか一方を保持具１にて保持すると共に、この保持具１を地面に固定する場合について以下に説明する。
【００４６】
保持具１にて、灌水用チューブ２０を保持する際には、図６および図７に示すように、灌水用チューブ２０の一対の耳状部２１・２１を、保持具１の第１溝部２ａ・２ａに挿通させる。このとき、灌水用チューブ２０は、まだ通水されていないので扁平となっている。そして、図８に示すように、畝３６…に灌水できるようにペグ部５を例えば地面７に差し込み、保持具１を地面７に固定する。なお、予め保持具１を地面７の所定の場所に差し込んでおき、その後、灌水用チューブ２０を保持具１の第１溝部２ａ・２ａに挿通させるようにしてもよい。
【００４７】
この状態で灌水用チューブ２０に通水すると、図９ないし図１１に示すように、灌水用チューブ２０が膨らんで略円筒形状を呈するようになり、灌水用チューブ２０の灌水用孔２２ａ₁〜２２ｅ₁・２２ａ₂〜２２ｅ₂（図２（ａ）参照）から所定角度で散水される。このとき、一対の耳状部２１・２１は第１溝部２ａ・２ａにて支持されると共に、灌水用チューブ２０の周面の一部は側壁２ｄ・２ｄの一端面と当接して支持される。なお、図９および図１０は、通水時における灌水用チューブ２０および保持具１の斜視図を示しており、特に図９は、保持具１における灌水用チューブ２０の保持状態を分かりやすくするために、保持具１の一端面と同じ平面で灌水用チューブ２０を切り落としたときの、灌水用チューブ２０および保持具１の斜視図を示している。
【００４８】
そして、灌水用チューブ２０による所定の灌水を終えると、灌水用チューブ２０への通水を止めることにより、灌水用チューブ２０は再び扁平となる。したがって、その後は灌水用チューブ２０を巻き取ることにより、灌水用チューブ２０を容易に回収することができる。
【００４９】
一方、灌水範囲または灌水量等を考慮して例えば灌水用チューブ３０を使用する場合は、図１２および図１３に示すように、灌水用チューブ３０の一対の耳状部３１・３１を保持具１の第２溝部２ｂ・２ｂに挿通させる。このとき、灌水用チューブ３０は、まだ通水されていないので扁平となっている。そして、図１４に示すように、畝３６…に灌水できるようにペグ部５を地面７に差し込み、保持具１を地面７に固定する。なお、予め保持具１を地面７の所定の場所に差し込んでおき、その後、灌水用チューブ３０を保持具１の第２溝部２ｂ・２ｂに挿通させるようにしてもよい。
【００５０】
この状態で灌水用チューブ３０に通水すると、図１５ないし図１７に示すように、灌水用チューブ３０が膨らんで略円筒形状を呈するようになり、灌水用チューブ３０の灌水用孔３２ａ₁・３２ｂ₁・３２ａ₂・３２ｂ₂（図２（ｂ）参照）から所定角度で散水される。このとき、一対の耳状部３１・３１は第２溝部２ｂ・２ｂにて支持されると共に、灌水用チューブ３０の周面の一部が凹部２ｃと当接して面支持される。なお、図１５および図１６は、通水時における灌水用チューブ３０および保持具１の斜視図を示しており、特に図１５は、保持具１における灌水用チューブ３０の保持状態を分かりやすくするために、保持具１の一端面と同じ平面で灌水用チューブ３０を切り落としたときの、灌水用チューブ３０および保持具１の斜視図を示している。
【００５１】
そして、灌水用チューブ３０による所定の灌水を終えると、灌水用チューブ３０への通水を止めることにより、灌水用チューブ３０は再び扁平となる。したがって、その後は灌水用チューブ３０を巻き取ることにより、灌水用チューブ３０を容易に回収することができる。
【００５２】
以上のように、灌水用チューブ２０・３０は、灌水範囲または灌水量等に応じてどちらか一方が作業者によって選択されるが、本実施形態の保持具１は、第１溝部２ａ・２ａおよび第２溝部２ｂ・２ｂを備えており、どちらのチューブが選択されても、選択されたチューブを確実に保持できるようになっている。つまり、本実施形態では、選択されたチューブのサイズに応じて保持具１を使い分ける必要がない。
【００５３】
したがって、灌水用チューブ２０・３０の選択にかかわらず、作業者は同一の保持具１を用いることができ、灌水作業における作業性を従来よりも向上させることができる。また、１個の保持具１で種々のチューブを保持することができるので、各々のチューブに対応した保持具を逐一形成する場合に比べ、保持具１を節約することができる。
【００５４】
また、本実施形態の保持具１を使用する際には、灌水用チューブ２０の一対の耳状部２１・２１を、第１溝部２ａ・２ａに挿通させる、または第１溝部２ａ・２ａから抜き取るだけの作業であり、従来のように、押さえ部材を用いたチューブの面倒な脱着作業が必要でない。したがって、このような面からも、灌水作業における作業性を向上させることができる。また、上記のような押さえ部材を別途設ける必要がなく、しかも、保持具１を金型等による一体成形で得ることができるため、保持具１の製造コストならびに価格を低減させることができる。
【００５５】
また、従来で用いられている上記の押さえ部材は、通常、伸縮性、弾力性を有するゴムやプラスチック等で構成されているため、耐候性に乏しい。したがって、上記の押さえ部材を有する保持具を特に露地で使用した場合には、押さえ部材が劣化しやすく、保持具としての寿命が短くなる。
【００５６】
しかし、本実施形態の保持具１は、そのような耐光性に乏しい押さえ部材を用いていないので、押さえ部材を有する従来の保持具よりも比較的長く使用することができる。
【００５７】
なお、上記の保持具１が、例えば１５０ｃｍ程度の間隔をおいて設けられても、灌水用チューブ２０・３０は、通水時に水圧等で捩じれることはなく、また、保持具１・１間で極端に垂れ下がることもない。これは、灌水用チューブ２０・３０は、ヒートシール等がなされた一対の耳状部２１・２１または耳状部３１・３１をそれぞれ長さ方向に備えており、かつ、適度な剛性を有しているためであり、灌水用チューブ２０に到っては、長さ方向に沿って延びる凸状部２３…をさらに備えているためである。したがって、通水時には、灌水用チューブ２０・３０全体にわたり、散水角度がほぼ正確に維持される。
【００５８】
なお、畝３６…に植え付けられている栽培植物３５…が例えばネギである場合、ネギは成長するにつれて背丈が急激に高くなる。したがって、保持具１を地面７に固定したままでは、近辺のネギが障害となってより遠くの畝３６…まで灌水することができない。
【００５９】
そこで、このような場合には、図１８に示すように、例えば灌水用チューブ２０を保持具１にて保持すると共に、この保持具１を栽培植物３５…の高さに応じたパイプ６に固定するようにすればよい。これにより、灌水用チューブ２０の取り付け高さを栽培植物３５…の高さに応じて適宜設定することができ、栽培植物３５…の種類・高さに関係なく、所望の灌水を行うことができる。また、保持具１は、種々のパイプの内径に対応した幅のペグ部５を備えているので、パイプ６の内径に応じて保持具１を使い分ける必要がなく、１個の保持具１で十分に対応することができる。
【００６０】
なお、本実施形態では、灌水用チューブ２０・３０のどちらか一方を保持する保持具１について説明したが、図１９に示すように、通水時の灌水用チューブ２０・３０を同時に保持できるように、第１溝部２ａ・２ａと第２溝部２ｂ・２ｂとの間隔を広げて保持具１を構成してもよい。
【００６１】
この場合、灌水用チューブ２０・３０を併用して灌水作業を行うことができるので、灌水量の増加を図る場合には非常に有効となる。また、灌水用チューブ２０・３０を両方とも保持部２にて常に保持するようにしておけば、どちらか一方に通水するだけでいつでも所望の灌水を行うことができる。さらにこの場合、灌水用チューブ２０・３０の保持具１への取り付け、取り外し作業を、通水／非通水時においてその都度行う必要がない。したがって、灌水時における作業性をさらに向上させることができる。
【００６２】
また、灌水用チューブ２０・３０を保持具１にて一度に保持しておけば、例えばそれらのうちいずれかを用いて灌水する、あるいは、それらを併用して灌水する、というように、灌水量、灌水範囲等の灌水条件に応じて灌水方法を選択することができる。その結果、灌水条件に応じた灌水作業を的確に行うことができる。
【００６３】
なお、本実施形態の保持具１においては、灌水用チューブ３０の下側周面に沿うように断面略円弧状の凹部２ｃが形成されており、この凹部２ｃにて上記周面を面支持する構成となっているが、凹部２ｃの形状は、上記の断面略円弧状に限定されるものではない。
【００６４】
例えば図２０に示すように、凹部２ｃにて灌水用チューブ３０の下側周面を２点支持するように、凹部２ｃの断面形状を略ホームベース形または略Ｖ字状に形成してもよい。また、図２１に示すように、凹部２ｃにて灌水用チューブ３０の下側周面を１点支持するように、凹部２ｃにおける灌水用チューブ３０の支持面を水平に形成してもよい。図２０および図２１に示すような凹部２ｃの形状であっても、第２溝部２ｂ・２ｂおよび凹部２ｃによって灌水用チューブ３０を安定して保持することができる。
【００６５】
なお、図２２に示すように、灌水用チューブ３０の下側周面とは接触しないように凹部２ｃを形成してもよい。この場合、灌水用チューブ３０の周面は凹部２ｃにて支持されないが、一対の第２溝部２ｂ・２ｂにて一対の耳状部３１・３１が確実に支持されているので、灌水用チューブ３０が保持具１にて確実に保持されることに変わりはない。
【００６６】
【発明の効果】
請求項１の発明に係る灌水用チューブの保持具は、以上のように、長さ方向に沿って延びる一対の耳状部を有し、かつ、長さ方向に複数の灌水用孔が穿設された灌水用チューブを保持する灌水用チューブの保持具であって、上記一対の耳状部が挿通される一対の溝状の支持部を上記灌水用チューブの種類に応じて複数備え、挿通された上記耳状部を当該耳状部に対応した支持部にて支持することによって上記耳状部を有する灌水用チューブを保持する構成である。
【００６７】
それゆえ、１個の保持具には、灌水用チューブの種類に応じて溝状の支持部が複数設けられているので、使用する灌水用チューブに応じて保持具を使い分ける必要がない。その結果、複数種の灌水用チューブの保持・固定を１個の保持具で対応することが可能となる。
【００６８】
また、灌水用チューブを保持する際には、灌水用チューブの耳状部を支持部に挿通させるだけでよく、逆に、灌水用チューブを保持具から外す際には、灌水用チューブを支持部から抜き取るだけでよい。
【００６９】
以上のことから、上記構成によれば、灌水作業における作業性を向上させることができるという効果を奏する。また、灌水用チューブを保持具に取り付けるための押さえ部材を別途設ける必要がないため、部品点数を削減して保持具の製造コストならびに価格を低減させることができるという効果を併せて奏する。
【００７０】
請求項２の発明に係る灌水用チューブの保持具は、以上のように、請求項１の構成に加えて、上記保持具を固定するために地面またはパイプに差し込まれる差し込み部をさらに備え、上記差し込み部は、少なくとも大きさの異なる複数の柱状部が連結されてなり、各柱状部の幅が、種々のパイプの内径にそれぞれ対応する幅である構成である。
【００７１】
それゆえ、請求項１の構成による効果に加えて、保持具を固定するパイプの内径に応じて、保持具を使い分ける必要がなく、１個の保持具で内径の異なる種々のパイプに対応することができるという効果を奏する。
【００７２】
請求項３の発明に係る灌水用チューブの保持具は、以上のように、請求項１または２の構成に加えて、保持した灌水用チューブの周面の一部と当接する当接部をさらに備えている構成である。
【００７３】
それゆえ、一対の耳状部のみを支持する場合に比べ、灌水用チューブをさらに安定して保持することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の一形態における保持具を示す斜視図である。
【図２】（ａ）および（ｂ）は、上記の保持具にて保持される灌水用チューブの一構成例をそれぞれ示す平面図である。
【図３】灌水用チューブを保持した保持具を畝と畝との間に配設した状態を示す断面図である。
【図４】（ａ）は、上記の保持具の平面図であり、（ｂ）は、上記の保持具の正面図であり、（ｃ）は、同図（ｄ）におけるＡ−Ａ線矢視端面図であり、（ｄ）は、上記の保持具の側面図である。
【図５】上記の保持具にパイプを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図６】上記の保持具に灌水用チューブを挿通し始めた状態を示す斜視図である。
【図７】上記の保持具に灌水用チューブを挿通し終えた状態を示す斜視図である。
【図８】通水前の上記の保持具が地面に固定されている状態を示す断面図である。
【図９】上記の灌水用チューブに通水した状態を示し、かつ、上記の灌水用チューブを保持具の一端面と同一の平面で切り落とした状態を示す斜視図である。
【図１０】上記の灌水用チューブに通水した状態を示す斜視図である。
【図１１】上記の灌水用チューブに通水した状態を示す断面図である。
【図１２】保持具に他の灌水用チューブを挿通し始めた状態を示す斜視図である。
【図１３】上記の保持具に上記の灌水用チューブを挿通し終えた状態を示す斜視図である。
【図１４】通水前の上記の保持具が地面に固定されている状態を示す断面図である。
【図１５】上記の灌水用チューブに通水した状態を示し、かつ、上記の灌水用チューブを保持具の一端面と同一の平面で切り落とした状態を示す斜視図である。
【図１６】上記の灌水用チューブに通水した状態を示す斜視図である。
【図１７】上記の灌水用チューブに通水した状態を示す断面図である。
【図１８】保持具を栽培植物の高さに応じたパイプに取り付けた状態を示す断面図である。
【図１９】２種類の灌水用チューブを同時に保持して併用できる保持具の構成を示す正面図である。
【図２０】保持具の他の構成例を示す正面図である。
【図２１】保持具のさらに他の構成例を示す正面図である。
【図２２】保持具のさらに他の構成例を示す正面図である。
【符号の説明】
１保持具
２保持部
２ａ第１溝部（支持部）
２ｂ第２溝部（支持部）
２ｃ凹部（当接部）
２ｄ側壁（当接部）
５ペグ部（差し込み部）
５ｂ第１柱状部（柱状部）
５ｃ第２柱状部（柱状部）
５ｄ第３柱状部（柱状部）
６パイプ
７地面
２０灌水用チューブ
２１耳状部
２２ａ₁〜２２ｅ₁ 灌水用孔
２２ａ₂〜２２ｅ₂ 灌水用孔
３０灌水用チューブ
３１耳状部
３２ａ₁ 灌水用孔
３２ｂ₁ 灌水用孔
３２ａ₂ 灌水用孔
３２ｂ₂ 灌水用孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a irrigation tube holder for holding an irrigation tube having a pair of ear-shaped portions extending along the length direction and having a plurality of irrigation holes formed in the length direction. It is.
[0002]
[Prior art]
In general, for example, when cultivating a plant such as a vegetable in an open field or a plant cultivation house (hereinafter referred to as a house), the cultivated plant is planted by a irrigation tube (hereinafter referred to as a tube). Irrigate. The placement position of the above-mentioned tube differs depending on the irrigation method. However, in order to uniformly irrigate the entire basket, it is usually arranged by a so-called ground installation method or a side nozzle method. In the above-mentioned ground installation method, a tube is laid between the ridges or on the ridge. On the other hand, in the above-mentioned side nozzle method, for example, the tubes are disposed on both side walls of the house. Then, by spraying water from the irrigation holes drilled in these tubes, the entire basket is irrigated.
[0003]
Here, in plant cultivation in an open field, when water is not passed through the tube, the tube may be blown away by the wind and the installation position may be shifted, or the tube may be turned over by the wind and watering may not be possible. This is because the tube becomes flat and light when not passing water. By the way, when the water is passed through the tube, the tube is pressed against the ground by the weight of the water passed through, so that the tube is not blown by the wind.
[0004]
Therefore, for example, in Japanese Utility Model Publication Nos. 3-39022 and 3-41833, the irrigation tube is held by a holder and fixed to the ground. Specifically, in these prior arts, the tube is pressed integrally with the holder by pressing the tube against the pedestal with a pressing member and inserting the insertion portion attached to the opposite side of the pedestal from the tube placement side into the ground. It is fixed to the ground. Thereby, the above-mentioned inconvenience at the time of non-water passage to the tube is avoided.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the said conventional holder is designed for every size of a tube, and only one holder can respond to the tube of a predetermined size. Therefore, the user must use the holder properly according to the size of the tube to be used. Moreover, in the said holder, since the tube is fixed to a mount frame by the pressing member, the attachment and removal work of the tube with respect to each holder is troublesome. From the above, the configuration of the conventional holder has a problem that workability when using the holder is very poor.
[0006]
Further, in the configuration of the above prior art, since it is necessary to separately provide a pressing member for pressing the tube against the gantry, there arises a problem that the manufacturing cost and price of the holder increase due to an increase in the number of parts.
[0007]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and the object thereof is to support the holding of different types of tubes with a single holding tool, thereby improving the workability in irrigation work. An object of the present invention is to provide a irrigation tube holder that can improve the manufacturing cost and the cost of the holder.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The irrigation tube holder according to the invention of claim 1 has a pair of ear-shaped portions extending along the length direction and a plurality of irrigation devices in the length direction in order to solve the above-mentioned problem. An irrigation tube holder for holding an irrigation tube having a hole formed therein, wherein a plurality of pair of groove-like support portions through which the pair of ear-shaped portions are inserted are provided depending on the type of the irrigation tube. The irrigation tube having the ear portion is held by supporting the inserted ear portion with a support portion corresponding to the ear portion.
[0009]
According to the above configuration, the irrigation tube is held by inserting the ear-shaped portion into the groove-shaped support portion provided in the holder, and in this state, the irrigation tube is used for irrigation. Water is sprayed from the hole.
[0010]
Here, since one holder is provided with a plurality of groove-shaped support portions according to the type of irrigation tube, it is not necessary to use different holders according to the irrigation tube to be used. As a result, the holding / fixing of a plurality of types of irrigation tubes can be handled with a single holder.
[0011]
Further, when holding the irrigation tube, it is only necessary to insert the ear-shaped portion of the irrigation tube into the support portion. Conversely, when removing the irrigation tube from the holder, the irrigation tube is supported by the support portion. Just pull it out of it. That is, unlike the conventional case, the troublesome work of attaching or removing the irrigation tube to or from the holder by the pressing member is not necessary.
[0012]
From the above, according to the above configuration, workability in irrigation work can be improved. Moreover, since it is not necessary to separately provide the pressing member for attaching the irrigation tube to the holder, the number of parts can be reduced and the manufacturing cost and price of the holder can be reduced.
[0013]
In order to solve the above-mentioned problem, the holder for the irrigation tube according to the invention of claim 2 includes, in addition to the configuration of claim 1, an insertion portion that is inserted into the ground or a pipe to fix the holder. Further, the insertion portion is characterized in that at least a plurality of columnar portions having different sizes are connected, and the width of each columnar portion is a width corresponding to the inner diameter of various pipes.
[0014]
According to said structure, when an insertion part is inserted in a predetermined | prescribed pipe, either of said several columnar part contact | abuts to the said pipe inner surface with the ridgeline, and a holder is fixed to the said pipe. Therefore, it is not necessary to use different holding tools depending on the inner diameter of the pipe to which the holding tool is fixed, and a single holding tool can be used for various pipes having different inner diameters.
[0015]
In order to solve the above-mentioned problem, a holder for an irrigation tube according to a third aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first or second aspect, abuts against a part of the peripheral surface of the held irrigation tube. It is further characterized by further comprising a contact portion.
[0016]
According to the above configuration, in the irrigation tube, the pair of ear-shaped portions are supported by the support portion, and a part of the peripheral surface is supported by the contact portion. Therefore, the irrigation tube can be held more stably than in the case where only the pair of ear-shaped portions are supported.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 22 as follows. The holder according to this embodiment can hold at least one of two types of irrigation tubes having different sizes. Therefore, before describing the holder, the irrigation tube held by the holder will be described first.
[0018]
As shown in FIGS. 2 (a) and 2 (b), the irrigation tubes 20 and 30 are composed of, for example, two sheets of thermoplastic synthetic resin films such as polyethylene, which are overlapped with each other in the longitudinal direction. The parts are brought into close contact with each other by heat sealing or the like to form a tube. In the irrigation tube 20, the contact portions between the peripheral portions become a pair of ear-like portions 21, 21 along the length direction, and the irrigation tube 30 similarly has a pair of ears along the length direction. It becomes the shape part 31 * 31. The irrigation tubes 20 and 30 are connected to a pump (not shown) and swell when passing through the pump and have a substantially cylindrical shape while flat when not passing water.
[0019]
The irrigation tube 20 is 2.0 kg / cm when passing water. ² On the other hand, the irrigation tube 30 is capable of withstanding a water pressure of about 0.8 kg / cm when passing water. ² It can withstand a certain level of water pressure. While the width W1 of the irrigation tube 20 is, for example, 62 mm, the width W2 of the irrigation tube 30 is, for example, 50 mm, and the inner diameter of the irrigation tube 20 is larger than that of the irrigation tube 30 when passing water. The irrigation tubes 20 and 30 are selected and used depending on the irrigation range or the irrigation amount. The width of each of the irrigation tubes 20 and 30 is not limited to the above.
[0020]
One of the two films constituting the irrigation tube 20 has a plurality of irrigation holes 22a having a predetermined diameter. ₁ ・ 22b ₁ ・ 22c ₁ ・ 22d ₁ ・ 22e ₁ , And irrigation hole 22a ₂ ・ 22b ₂ ・ 22c ₂ ・ 22d ₂ ・ 22e ₂ Is drilled. Irrigation hole 22a ₁ ~ 22e ₁ Are drilled in this order, for example, at intervals of 60 mm in the length direction of the irrigation tube 20 on the side of the ear-shaped part 21 from the center line (indicated by the alternate long and short dash line in the figure) of the irrigation tube 20. . Irrigation hole 22a ₁ ~ 22e ₁ And the center line are, for example, 18.0 mm, 7.0 mm, 1.2 mm, 14.0 mm, and 3.5 mm, respectively.
[0021]
In addition, the irrigation hole 22a ₂ ~ 22e ₂ Are drilled in the lengthwise direction of the irrigation tube 20 at intervals of 60 mm, for example, on the other ear-shaped part 21 side of the center line in the irrigation tube 20. Irrigation hole 22a ₂ ~ 22e ₂ And the center line are 18.0 mm, 7.0 mm, 1.2 mm, 14.0 mm, and 3.5 mm, respectively. The irrigation hole 22a ₂ ~ 22e ₂ The irrigation hole 22a ₁ ~ 22e ₁ They are drilled in the reverse order.
[0022]
On the other hand, one of the two films constituting the irrigation tube 30 has a plurality of irrigation holes 32a having a predetermined diameter. ₁ ・ 32b ₁ And the irrigation hole 32a ₂ ・ 32b ₂ Is drilled. Irrigation hole 32a ₁ ・ 32b ₁ Are drilled in this order in the length direction of the irrigation tube 30 on the one ear-shaped portion 31 side of the center line of the irrigation tube 30. Irrigation hole 32a ₁ ・ 32b ₁ The interval in the length direction is 10 mm, for example, and the irrigation hole 32a ₁ ・ 32a ₁ The distance in the length direction is, for example, 100 mm. In addition, the irrigation hole 32a ₁ ・ 32b ₁ The distance between the center line and the center line is, for example, 7 mm and 2 mm, respectively.
[0023]
In contrast, the irrigation hole 32a ₂ ・ 32b ₂ Is drilled in the length direction of the irrigation tube 30 on the other ear-shaped part 31 side of the center line in the irrigation tube 30. Irrigation hole 32a ₂ ・ 32b ₂ The interval in the length direction is 10 mm, for example, and the irrigation hole 32a ₂ ・ 32a ₂ The distance in the length direction is, for example, 100 mm. In addition, the irrigation hole 32a ₂ ・ 32b ₂ The distance between the center line and the center line is, for example, 7 mm and 2 mm, respectively. The irrigation hole 32a ₂ ・ 32b ₂ The irrigation hole 32a ₁ ・ 32b ₁ Are respectively drilled in the reverse order to the irrigation hole 32a. ₁ ・ 32b ₂ The distance in the length direction is, for example, 50 mm.
[0024]
Therefore, water is passed through the irrigation tubes 20 and 30 and the irrigation hole 22a. ₁ ~ 22e ₁ ・ 22a ₂ ~ 22e ₂ Or the irrigation hole 32a ₁ ・ 32b ₁ ・ 32a ₂ ・ 32b ₂ For example, by irrigating water droplets, the irrigation is performed on the ridges 36 (see FIG. 3) in which the cultivated plants 35 are planted in an open field. Furthermore, the irrigation tube 20 is provided with a plurality of convex portions 23 extending along the length direction of the tube, so that it is difficult to twist when water is passed.
[0025]
The intervals between the irrigation holes and the distances between the irrigation holes and the center line are merely examples, and are not limited thereto. In addition, the number and width of the straw 36 and the type of the cultivated plant 35 are not particularly limited.
[0026]
In addition, the irrigation hole 22a when water is passed through the irrigation tubes 20, 30 ₁ ~ 22e ₁ ・ 22a ₂ ~ 22e ₂ Or the irrigation hole 32a ₁ ・ 32b ₁ ・ 32a ₂ ・ 32b ₂ Is set to a predetermined angle (for example, an elevation angle of about 27 ° to 90 °) so that the entire ridge 36 can be uniformly watered. In addition, the irrigation tubes 20 and 30 have excellent repeated pressure fatigue strength, and also have swelling resistance, heat resistance, cold resistance, tear resistance, impact resistance, and the like.
[0027]
The inner diameter of the irrigation tubes 20 and 30 is not particularly limited, and can be appropriately set according to the amount of water supplied to the irrigation tubes 20 and 30, the water pressure, and the like. For example, in order to change the flying distance of water droplets from each irrigation hole, it is possible to appropriately change the hole diameter, the watering angle, the interval between irrigation holes, the drilling position, and the like.
[0028]
Next, the holder for the irrigation tubes 20 and 30 will be described below.
[0029]
As shown in FIG. 1 and FIGS. 4 (a) to 4 (d), the holder 1 according to the present embodiment is used, for example, in the above-described ground installation method, for example, a metal such as iron or aluminum. Or a synthetic resin such as ABS (acrylonitrile-butadiene-styrene) resin, polypropylene, polyamide, polyvinyl chloride. Such a holder 1 can be obtained by integral molding using a mold or the like, for example.
[0030]
The holder 1 includes a holder 2 that holds at least one of the irrigation tubes 20 and 30. The holding portion 2 has first groove portions 2a and 2a (support portions), second groove portions 2b and 2b (support portions), and a concave portion 2c (contact portion). The first groove portions 2a and 2a and the second groove portions 2b and 2b are formed at predetermined intervals by side walls 2d and 2d (contact portions) interposed therebetween.
[0031]
The first groove portions 2a and 2a are provided with cuts of a size such that the pair of ear-shaped portions 21 and 21 of the irrigation tube 20 are inserted in the horizontal direction. The pair of inserted ear-like portions 21 and 21 are supported both at the time and at the time of non-water passage. In particular, when water is passed through the irrigation tube 20, the first groove portions 2 a and 2 a cause the irrigation tube 20 to move upwardly of the ear-shaped portions 21 and 21, rotate the irrigation tube 20 in the circumferential direction, and the like. In addition to being restricted, escape of the irrigation tube 20 from an opening 2f described later is prevented. As a result, the irrigation tube 20 is held and fixed at a predetermined position and a predetermined angle by the first grooves 2a and 2a.
[0032]
The maximum width D1 in the cutting direction of the first grooves 2a and 2a is formed to be about 2 mm larger than the folding diameter W1 of the irrigation tube 20 when water is not passed (see FIG. 2A). Thereby, the irrigation tube 20 in a flat state can be easily inserted into the first groove portions 2a and 2a and can be easily extracted from the first groove portions 2a and 2a.
[0033]
Further, in the holding portion 2, an opening 2f is formed between the upper surface portions 2e and 2e forming the upper surface of the cut in the first groove portions 2a and 2a. The width of the opening 2f, that is, the distance E1 between the upper surface portions 2e and 2e is slightly larger than the outer diameter R1 of the portion of the irrigation tube 20 excluding the pair of ear-shaped portions 21 and 21 (see FIG. 11). It has become. Thereby, the irrigation hole 22a of the irrigation tube 20 is provided. ₁ ~ 22e ₁ ・ 22a ₂ ~ 22e ₂ Will be exposed from the opening 2f, and even if the irrigation tube 20 is held by the holder 1, watering will not be hindered.
[0034]
The second groove portions 2b and 2b are formed below the first groove portions 2a and 2a via the side walls 2d and 2d, and have the same configuration as the first groove portions 2a and 2a. In other words, the second groove portions 2b and 2b are obtained by horizontally cutting in such a size that the pair of ear-shaped portions 31 and 31 of the irrigation tube 30 are inserted. The pair of inserted ear-like portions 31 and 31 are supported respectively during both water passage and non-water passage. In particular, when water is passed through the irrigation tube 30, the second groove portions 2 b and 2 b cause the irrigation tube 30 to move upwardly of the ear-shaped portions 31 and 31, rotate the irrigation tube 30 in the circumferential direction, and the like. In addition to being restricted, escape of the irrigation tube 30 from between the side walls 2d and 2d is prevented. As a result, the irrigation tube 30 is held and fixed at a predetermined position and a predetermined angle by the second grooves 2b and 2b.
[0035]
The maximum width D2 in the cutting direction of the second grooves 2b and 2b is formed to be about 2 mm larger than the folding diameter W2 (see FIG. 2B) when the irrigation tube 30 does not pass water. Thereby, the irrigation tube 30 in a flat state can be easily inserted into the second groove portions 2b and 2b and can be easily extracted from the second groove portions 2b and 2b.
[0036]
The concave portion 2c has, for example, a concave shape that is curved along the lower peripheral surface of the irrigation tube 30, and the outer wall 2g that forms the concave portion 2c is similarly curved. Thereby, the irrigation tube 30 inserted through the holding portion 2 is supported not only by the pair of second groove portions 2b and 2b but also by the concave portion 2c, and is reliably and stably held by the holding portion 2. Become.
[0037]
One end surfaces of the side walls 2d and 2d are inserted into the first groove portions 2a and 2a through the pair of ear-shaped portions 21 and 21 of the irrigation tube 20, and the irrigation tube 20 is expanded by the water. It is formed to be curved so as to abut a part of the peripheral surface of the tube 20. As a result, the irrigation tube 20 is supported not only by the first groove portions 2a and 2a but also by the side walls 2d and 2d. Further, it can be held stably.
[0038]
The distance E2 between the side walls 2d and 2d is substantially equal to the outer diameter R2 (see FIG. 17) of the portion of the irrigation tube 30 excluding the pair of ear portions 31 and 31. Even in this case, the irrigation hole 32a of the irrigation tube 30 is used. ₁ ・ 32b ₁ ・ 32a ₂ ・ 32b ₂ Is exposed from between the side walls 2d and 2d, and even if the irrigation tube 30 is held by the holder 1, there is no problem in sprinkling water.
[0039]
In addition, the width F1 along the length direction of the irrigation tubes 20 and 30 in the holding unit 2 is not particularly limited.
[0040]
The holder 1 includes a flat plate portion 3. The flat plate portion 3 is provided so as to extend from the bottom portion of the holding portion 2, that is, the bottom portion of the outer wall 2g, in the width direction of the irrigation tubes 20 and 30 held by the holding portion 2. And the holding | maintenance part 2 and the flat plate part 3 are connected by the flat connection part 4 extended in the perpendicular direction in the approximate center part of the insertion direction of the said irrigation tubes 20 * 30 other than the said bottom part. Moreover, the peg part 5 (insertion part) inserted in the ground or a pipe is provided in the opposite side to the side holding the irrigation tubes 20 and 30 of the flat plate part 3.
[0041]
The peg portion 5 is integrally formed with the holding portion 2 and the flat plate portion 3 so as to hang down from the lower portion of the holding portion 2 so that the main body of the holder 1 can be fixed to the ground or a pipe. The peg portion 5 is configured by connecting a tip portion 5a and a plurality of columnar portions having different sizes. Specifically, the plurality of columnar parts include a first columnar part 5b, a second columnar part 5c, and a third columnar part 5d, which are connected in this order. . The distal end portion 5 a is connected to the first columnar portion 5 b, while the third columnar portion 5 d is connected to the flat plate portion 3. In addition, in this embodiment, although the number of columnar parts is set to three, it is not limited to this.
[0042]
The tip portion 5a as a whole has a substantially inverted square pyramid shape, but in the vicinity of the connecting portion with the first columnar portion 5b, two opposing side surfaces are recessed inside, and the horizontal cross section is substantially “ It is formed to have an “H” shape. On the other hand, the first columnar portion 5b, the second columnar portion 5c, and the third columnar portion 5d have a substantially regular quadrangular prism shape as a whole, but are the same as the distal end portion 5a except for the respective end portions. The two opposite side surfaces are recessed inside, and the horizontal cross section is similarly formed to have a substantially “H” shape.
[0043]
By configuring the peg portion 5 with such a cross-sectional shape, when the peg portion 5 is inserted into the ground, the soil enters the respective depressions, so that the holder 1 is stably fixed to the ground. The holder 1 is difficult to inadvertently come off the ground. In addition, the whole shape of the peg part 5 and the said cross-sectional shape are an example to the last, and are not limited above.
[0044]
Further, the horizontal widths G1, G2, and G3 of the first columnar portion 5b, the second columnar portion 5c, and the third columnar portion 5d are widths corresponding to the inner diameters of various pipes, and this In order, the width gradually increases. Thereby, as shown in FIG. 5, when the peg portion 5 is inserted into the pipe 6 having a predetermined inner diameter, any one of the first columnar portion 5b, the second columnar portion 5c, and the third columnar portion 5d The ridgeline abuts against the inner surface of the pipe 6, and the holder 1 is fixed to the pipe 6. Therefore, it is not necessary to use the holding tools 1 in accordance with the inner diameter of the pipe 6 to which the holding tool 1 is fixed, and a single holding tool 1 can correspond to various pipes 6 having different inner diameters. In the figure, the ridgeline of the second columnar portion 5c and the inner surface of the pipe 6 are in contact with each other.
[0045]
Next, a case where either one of the irrigation tubes 20 and 30 is held by the holder 1 and the holder 1 is fixed to the ground will be described below.
[0046]
When holding the irrigation tube 20 with the holder 1, as shown in FIGS. 6 and 7, the pair of ear-shaped portions 21 and 21 of the irrigation tube 20 are connected to the first groove 2a of the holder 1. -Insert 2a. At this time, the irrigation tube 20 is flat because it has not been passed. And as shown in FIG. 8, the peg part 5 is inserted in the ground 7, for example so that water can be irrigated to the eaves 36 ..., and the holder 1 is fixed to the ground 7. Note that the holder 1 may be inserted into a predetermined location on the ground 7 in advance, and then the irrigation tube 20 may be inserted into the first grooves 2a and 2a of the holder 1.
[0047]
When water is passed through the irrigation tube 20 in this state, as shown in FIGS. 9 to 11, the irrigation tube 20 expands to have a substantially cylindrical shape, and the irrigation hole 22a of the irrigation tube 20 is formed. ₁ ~ 22e ₁ ・ 22a ₂ ~ 22e ₂ Water is sprayed at a predetermined angle from (see FIG. 2A). At this time, the pair of ear-shaped portions 21 and 21 are supported by the first groove portions 2a and 2a, and a part of the peripheral surface of the irrigation tube 20 is supported in contact with one end surface of the side walls 2d and 2d. . 9 and 10 show perspective views of the irrigation tube 20 and the holder 1 during water flow, and particularly FIG. 9 shows the holding state of the irrigation tube 20 in the holder 1 in an easy-to-understand manner. The perspective view of the irrigation tube 20 and the holder 1 when the irrigation tube 20 is cut off in the same plane as the one end surface of the holder 1 is shown.
[0048]
When the predetermined irrigation by the irrigation tube 20 is finished, the irrigation tube 20 becomes flat again by stopping the water flow to the irrigation tube 20. Therefore, after that, the irrigation tube 20 can be easily collected by winding the irrigation tube 20.
[0049]
On the other hand, when the irrigation tube 30 is used in consideration of the irrigation range or the irrigation amount, for example, as shown in FIGS. 12 and 13, the pair of ear-shaped portions 31, 31 of the irrigation tube 30 is held by the holder 1. The second groove portions 2b and 2b are inserted. At this time, the irrigation tube 30 is flat because it has not been passed. Then, as shown in FIG. 14, the peg portion 5 is inserted into the ground 7 so that water can be irrigated to the ridges 36, and the holder 1 is fixed to the ground 7. Note that the holder 1 may be inserted into a predetermined place on the ground 7 in advance, and then the irrigation tube 30 may be inserted into the second grooves 2b and 2b of the holder 1.
[0050]
When water is passed through the irrigation tube 30 in this state, as shown in FIGS. 15 to 17, the irrigation tube 30 expands to have a substantially cylindrical shape, and the irrigation hole 32a of the irrigation tube 30 is formed. ₁ ・ 32b ₁ ・ 32a ₂ ・ 32b ₂ Water is sprayed at a predetermined angle from (see FIG. 2B). At this time, the pair of ear-shaped portions 31 and 31 are supported by the second groove portions 2b and 2b, and a part of the peripheral surface of the irrigation tube 30 is in contact with the concave portion 2c to be surface-supported. 15 and 16 show perspective views of the irrigation tube 30 and the holder 1 during water flow. In particular, FIG. 15 shows the holding state of the irrigation tube 30 in the holder 1 in an easy-to-understand manner. FIG. 2 shows a perspective view of the irrigation tube 30 and the holder 1 when the irrigation tube 30 is cut off on the same plane as the one end surface of the holder 1.
[0051]
When the predetermined irrigation by the irrigation tube 30 is finished, the irrigation tube 30 becomes flat again by stopping the water flow to the irrigation tube 30. Therefore, after that, the irrigation tube 30 can be easily collected by winding the irrigation tube 30.
[0052]
As described above, either one of the irrigation tubes 20 and 30 is selected by the operator according to the irrigation range or the irrigation amount, but the holder 1 of the present embodiment includes the first groove portions 2a and 2a and The second grooves 2b and 2b are provided so that the selected tube can be reliably held regardless of which tube is selected. That is, in this embodiment, it is not necessary to use the holder 1 properly according to the size of the selected tube.
[0053]
Therefore, regardless of the selection of the irrigation tubes 20 and 30, the operator can use the same holder 1, and the workability in the irrigation work can be improved as compared with the conventional case. Moreover, since various tubes can be held by one holder 1, the holder 1 can be saved as compared with the case where holders corresponding to each tube are formed one by one.
[0054]
Moreover, when using the holder 1 of this embodiment, a pair of ear-shaped part 21 * 21 of the irrigation tube 20 is penetrated to 1st groove part 2a * 2a, or it pulls out from 1st groove part 2a * 2a. This is only a work and does not require a troublesome work of attaching and detaching the tube using the pressing member as in the prior art. Therefore, workability in irrigation work can be improved also from such a surface. Further, it is not necessary to separately provide the pressing member as described above, and since the holder 1 can be obtained by integral molding using a mold or the like, the manufacturing cost and price of the holder 1 can be reduced.
[0055]
In addition, the above-described pressing member that has been conventionally used is generally composed of rubber, plastic, or the like having elasticity and elasticity, and therefore has poor weather resistance. Therefore, when the holder having the above-described pressing member is used particularly in an open field, the pressing member is likely to deteriorate, and the life as the holder is shortened.
[0056]
However, since the holder 1 of this embodiment does not use such a pressing member having poor light resistance, it can be used for a longer time than a conventional holding tool having a pressing member.
[0057]
Even if the holder 1 is provided at an interval of, for example, about 150 cm, the irrigation tubes 20 and 30 are not twisted by water pressure or the like when passing water, and the holders 1 and 1 are not twisted. And it doesn't droop drastically. This is because the irrigation tubes 20 and 30 each have a pair of ear-shaped portions 21 and 21 or ear-shaped portions 31 and 31 that are heat-sealed in the length direction, and have appropriate rigidity. This is because the irrigation tube 20 is further provided with convex portions 23 extending along the length direction. Therefore, the watering angle is maintained almost accurately throughout the irrigation tubes 20 and 30 during water flow.
[0058]
In addition, when the cultivated plant 35 ... planted in the cocoon 36 ... is a leek, for example, the height of the leek rapidly increases as it grows. Therefore, if the holder 1 is fixed to the ground 7, it is impossible to irrigate to the farther ridges 36.
[0059]
Therefore, in such a case, as shown in FIG. 18, for example, the irrigation tube 20 is held by the holder 1 and the holder 1 is fixed to the pipe 6 according to the height of the cultivated plant 35. You just have to do it. Thereby, the attachment height of the irrigation tube 20 can be appropriately set according to the height of the cultivated plants 35..., And desired irrigation can be performed regardless of the type and height of the cultivated plants 35. . Moreover, since the holder 1 is provided with the peg part 5 of the width | variety corresponding to the internal diameter of various pipes, it is not necessary to use the holder 1 separately according to the internal diameter of the pipe 6, and one holder 1 is enough. It can correspond to.
[0060]
In the present embodiment, the holder 1 that holds one of the irrigation tubes 20 and 30 has been described. However, as shown in FIG. 19, the irrigation tubes 20 and 30 can be held at the same time when water is passed. In addition, the holder 1 may be configured by widening the interval between the first groove portions 2a and 2a and the second groove portions 2b and 2b.
[0061]
In this case, since the irrigation work can be performed by using the irrigation tubes 20 and 30 together, it is very effective in increasing the irrigation amount. Further, if both the irrigation tubes 20 and 30 are always held by the holding unit 2, desired irrigation can be performed at any time by simply passing water through one of them. Furthermore, in this case, it is not necessary to perform the operation of attaching and removing the irrigation tubes 20 and 30 to / from the holder 1 each time when water is passed through or not passed. Accordingly, workability during irrigation can be further improved.
[0062]
In addition, if the irrigation tubes 20 and 30 are held by the holder 1 at a time, for example, irrigation is performed using any one of them, or irrigation is performed using them in combination. The irrigation method can be selected according to the irrigation conditions such as the irrigation range. As a result, it is possible to accurately perform irrigation work according to the irrigation conditions.
[0063]
In addition, in the holder 1 of this embodiment, the recessed part 2c of the cross-sectional arc shape is formed so that the lower peripheral surface of the irrigation tube 30 may be followed, and the said peripheral surface is surface-supported by this recessed part 2c. Although it is configured, the shape of the recess 2c is not limited to the above-described substantially arc-shaped cross section.
[0064]
For example, as shown in FIG. 20, the cross-sectional shape of the recess 2c may be formed in a substantially home base shape or a substantially V shape so that the recess 2c supports the lower peripheral surface of the irrigation tube 30 at two points. . Further, as shown in FIG. 21, the support surface of the irrigation tube 30 in the recess 2c may be formed horizontally so that the recess 2c supports the lower peripheral surface of the irrigation tube 30 at one point. 20 and FIG. 21, even if it is the shape of the recessed part 2c, the irrigation tube 30 can be stably hold | maintained by the 2nd groove part 2b * 2b and the recessed part 2c.
[0065]
In addition, as shown in FIG. 22, you may form the recessed part 2c so that it may not contact with the lower peripheral surface of the tube 30 for irrigation. In this case, the peripheral surface of the irrigation tube 30 is not supported by the recess 2c, but the pair of ear-shaped portions 31 and 31 are reliably supported by the pair of second grooves 2b and 2b. Is securely held by the holder 1.
[0066]
【The invention's effect】
The irrigation tube holder according to the invention of claim 1 has a pair of ear-shaped portions extending along the length direction as described above, and a plurality of irrigation holes are formed in the length direction. An irrigation tube holder for holding the irrigation tube, wherein the irrigation tube has a plurality of pairs of groove-like support portions through which the pair of ear-shaped portions are inserted, depending on the type of the irrigation tube. Further, the irrigation tube having the ear-shaped portion is held by supporting the ear-shaped portion with a support portion corresponding to the ear-shaped portion.
[0067]
Therefore, since one holder is provided with a plurality of groove-like support portions according to the type of irrigation tube, it is not necessary to use different holders according to the irrigation tube to be used. As a result, the holding / fixing of a plurality of types of irrigation tubes can be handled with a single holder.
[0068]
Further, when holding the irrigation tube, it is only necessary to insert the ear-shaped portion of the irrigation tube into the support portion. Conversely, when removing the irrigation tube from the holder, the irrigation tube is supported by the support portion. Just pull it out of it.
[0069]
From the above, according to the above configuration, there is an effect that workability in irrigation work can be improved. Moreover, since it is not necessary to separately provide a pressing member for attaching the irrigation tube to the holder, there is an effect that the number of parts can be reduced and the manufacturing cost and price of the holder can be reduced.
[0070]
As described above, the holder for the irrigation tube according to the invention of claim 2 further includes an insertion portion that is inserted into the ground or a pipe in order to fix the holder, in addition to the configuration of claim 1, The insertion portion has a configuration in which at least a plurality of columnar portions having different sizes are connected, and the width of each columnar portion corresponds to the inner diameter of various pipes.
[0071]
Therefore, in addition to the effect of the configuration of claim 1, it is not necessary to use different holding tools depending on the inner diameter of the pipe to which the holding tool is fixed, and one holding tool can handle various pipes having different inner diameters. There is an effect that can be.
[0072]
As described above, the holder for the irrigation tube according to the invention of claim 3 further includes an abutting portion that abuts a part of the peripheral surface of the held irrigation tube in addition to the configuration of the first or second aspect. It is the composition which is provided.
[0073]
Therefore, there is an effect that the irrigation tube can be held more stably than in the case where only the pair of ear-shaped portions are supported.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a holder in an embodiment of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are plan views respectively showing a configuration example of an irrigation tube held by the holder.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a state in which a holder holding an irrigation tube is disposed between the ridges.
4A is a plan view of the holder, FIG. 4B is a front view of the holder, and FIG. 4C is an arrow AA line in FIG. It is a viewing end view, (d) is a side view of the holder.
FIG. 5 is a perspective view showing a state where a pipe is attached to the holder.
FIG. 6 is a perspective view showing a state in which the irrigation tube is inserted through the holder.
FIG. 7 is a perspective view showing a state in which the irrigation tube has been inserted through the holder.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a state in which the above-mentioned holder before water is passed is fixed to the ground.
FIG. 9 is a perspective view showing a state in which water is passed through the irrigation tube and a state in which the irrigation tube is cut off on the same plane as one end surface of the holder.
FIG. 10 is a perspective view showing a state where water has passed through the irrigation tube.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a state where water has passed through the irrigation tube.
FIG. 12 is a perspective view showing a state in which another irrigation tube has been inserted into the holder.
FIG. 13 is a perspective view showing a state where the irrigation tube has been inserted into the holder.
FIG. 14 is a cross-sectional view showing a state in which the above-mentioned holder before water is passed is fixed to the ground.
FIG. 15 is a perspective view showing a state in which water has been passed through the irrigation tube and a state in which the irrigation tube has been cut off along the same plane as one end surface of the holder.
FIG. 16 is a perspective view showing a state in which water is passed through the irrigation tube.
FIG. 17 is a cross-sectional view showing a state where water has passed through the irrigation tube.
FIG. 18 is a cross-sectional view illustrating a state in which the holder is attached to a pipe corresponding to the height of the cultivated plant.
FIG. 19 is a front view showing a configuration of a holder that can hold and use two types of irrigation tubes simultaneously.
FIG. 20 is a front view showing another configuration example of the holder.
FIG. 21 is a front view showing still another configuration example of the holder.
FIG. 22 is a front view showing still another configuration example of the holder.
[Explanation of symbols]
1 Holder
2 Holding part
2a 1st groove part (support part)
2b Second groove (support)
2c Concave part (contact part)
2d side wall (contact part)
5 peg part (insertion part)
5b 1st columnar part (columnar part)
5c 2nd columnar part (columnar part)
5d 3rd columnar part (columnar part)
6 Pipe
7 Ground
20 Irrigation tube
21 Ear part
22a ₁ ~ 22e ₁ Irrigation hole
22a ₂ ~ 22e ₂ Irrigation hole
30 Irrigation tube
31 Ear-shaped part
32a ₁ Irrigation hole
32b ₁ Irrigation hole
32a ₂ Irrigation hole
32b ₂ Irrigation hole

Claims

長さ方向に沿って延びる一対の耳状部を有し、かつ、長さ方向に複数の灌水用孔が穿設された灌水用チューブを保持する灌水用チューブの保持具であって、
上記一対の耳状部が挿通される一対の溝状の支持部を上記灌水用チューブの種類に応じて複数備え、挿通された上記耳状部を当該耳状部に対応した支持部にて支持することによって上記耳状部を有する灌水用チューブを保持することを特徴とする灌水用チューブの保持具。An irrigation tube holder for holding an irrigation tube having a pair of ear-shaped portions extending along a length direction and having a plurality of irrigation holes formed in the length direction,
A plurality of pairs of groove-like support portions through which the pair of ear-shaped portions are inserted are provided according to the type of the irrigation tube, and the inserted ear-shaped portions are supported by the support portions corresponding to the ear-shaped portions. An irrigation tube holder for holding an irrigation tube having the above-mentioned ear-like portion.

上記保持具を固定するために地面またはパイプに差し込まれる差し込み部をさらに備え、
上記差し込み部は、少なくとも大きさの異なる複数の柱状部が連結されてなり、各柱状部の幅が、種々のパイプの内径にそれぞれ対応する幅であることを特徴とする請求項１に記載の灌水用チューブの保持具。And further comprising an insertion part to be inserted into the ground or a pipe to fix the holding tool,
2. The insertion part according to claim 1, wherein a plurality of columnar parts having different sizes are connected to each other, and each columnar part has a width corresponding to an inner diameter of various pipes. A holder for irrigation tubes.

保持した灌水用チューブの周面の一部と当接する当接部をさらに備えていることを特徴とする請求項１または２に記載の灌水用チューブの保持具。The irrigation tube holder according to claim 1 or 2, further comprising an abutting portion that abuts a part of a peripheral surface of the held irrigation tube.