JP3909469B2 - 建築用電動シャッター装置の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の開口部等に設けられる建築用電動シャッター装置の制御装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種電動シャッター装置においては、建築物の開口部にシャッターカーテンを設け、該シャッターカーテンを開閉機に連動連結し、開閉機を制御装置により正逆駆動制御することにより、開口部の開閉をするようにしたものが知られている。このようなものにおいて、シャッターカーテンが障害物に当接したとき、シャッターカーテンが閉鎖して床面に当接したとき、また、シャッターカーテンが開放して座板が開口部上部のまぐさ等に当接したとき等では、開閉機の駆動方向とは反対方向の力が作用するため開閉機に負荷が生じる。そこで、前記負荷を検知することにより、障害物の検知、あるいはシャッターカーテンの全開、全閉の検知とし、これに基づいて開閉機の駆動停止をする制御を行うように構成し、上限、下限を検知するための手段(例えばリミットスイッチ等)を不要にしたものが提唱される。この場合に、開閉機の負荷検知として負荷電流の変化を検知するようにしたものがあり、開閉機に負荷電流検知手段を設ける一方、制御装置に緊急停止手段を設けて、前記負荷電流検知手段により検知された電流値が、予め設定される電流値(基準負荷値)よりも大きいと判断されたときに、シャッターカーテンの開閉作動を緊急停止するように制御している。
一方、制御装置にモード切換え手段を設け、押ボタンスイッチ等の操作具をワンタッチ操作することに基づいて開閉機の自動駆動制御を行う自動制御モードと、操作具操作を押切り操作することに基づいて開閉機の手動駆動制御を行う手動制御モードとに切換えられるように構成し、シャッターカーテンに強風が吹きつけて開閉機への負荷が大きくなって誤作動が生じやすいと予測されるようなときには、手動制御モードに切換えることにより強制的なシャッターカーテンの開閉ができるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、前記従来のものでは、手動制御モードに切換えた状態では、開閉機の負荷が検知されてもこれを無視し、緊急停止手段が機能しない状態で開閉機を駆動させ、シャッターカーテンの開閉作動を行うようにしている。このため、手動制御モードに切換えられた状態では、操作具の操作をし続けることによりシャッターカーテンの強制的な開閉作動がなされ、開閉機のギア強度、ガイドレールの強度等、各種部材の強度を越えたシャッター作動がなされてしまうことが想定され、このようになると、各種部材が破損の惧れがあって問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。さらに、このように負荷検知により全開、全閉の検知を行うものでは上、下限の検知手段が設けられていないため、手動制御モードとして操作具を操作しているあいだはシャッターカーテンの開閉作動を行うような場合では、シャッターカーテンの全開、全閉を操作者が確認しながらの操作が必要となり、よそ見をしてしまったようなときにはシャッターカーテンの巻出しすぎや巻取りすぎ等の不具合を生じる惧れがあって問題があり、ここにも本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、シャッターカーテンの開閉をするべく開閉機の駆動制御をする制御装置に、開閉機の負荷検知で開閉機に駆動停止指令を出力する緊急停止手段と、操作具操作に基づいて開閉機の自動駆動制御を行う自動制御モードと操作具を押し続けるあいだ開閉機の対応する開放、閉鎖作動がなされる手動駆動制御を行う手動制御モードとに切換えるモード切換え手段とが設けられた建築用電動シャッター装置において、前記緊急停止手段から駆動停止指令を出力するための基準負荷値が大小少なくとも二つ設定され、自動制御モードとしたときはこれら基準負荷値のなかから何れかのものを選択でき、手動制御モードとしたときは最大の基準負荷値、または、自動制御モードで選択した基準負荷値よりも大きい基準負荷値を自動選択する基準負荷値選択手段が設けられている建築用電動シャッター装置の制御装置である。
そして、このようにすることにより、自動制御モードではシャッター装置の設置環境にあった緊急停止手段を実施でき、手動制御モードではシャッター装置の部材強度にあわせた緊急停止手段を実施できるとともに、部材保護を計ることができる。
請求項2の発明は、シャッターカーテンの開閉をするべく開閉機の駆動制御をする制御装置に、開閉機の負荷検知で開閉機に駆動停止指令を出力する緊急停止手段と、操作具操作に基づいて開閉機の自動駆動制御を行う自動制御モードと操作具を押し続けるあいだ開閉機の対応する開放、閉鎖作動がなされる手動駆動制御を行う手動制御モードとに切換えるモード切換え手段とが設けられた建築用電動シャッター装置において、前記緊急停止手段から駆動停止指令を出力するための基準負荷値が大小少なくとも三つ以上設定され、自動制御モードとしたときはこれら基準負荷値のなかから最大値を除く何れかを選択し、手動制御モードとしたときは最大の基準負荷値を自動選択する基準負荷値選択手段が設けられている建築用電動シャッター装置の制御装置である。
このようにすることによって、自動制御モードではシャッター装置の設置環境にあった緊急停止手段を実施でき、手動制御モードではシャッター装置の部材強度にあわせた緊急停止手段を実施できる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、手動制御モードでは、緊急停止手段による停止後は、停止前と同方向のシャッターカーテン作動を禁止する禁止手段が設けられている建築用電動シャッター装置の制御装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を図1〜図6の図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物の開口部に設けられた電動式シャッター装置のシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、開口部上方に配されたシャッターケース2に内装された巻取りドラム(図示せず)に巻装されている。前記巻取りドラムは、シャッターケース2に収納された開閉機3に連動連結されており、該開閉機3の正逆駆動に伴い、シャッターカーテン1の巻出し、巻取りを行うように構成されている。これによって、シャッターカーテン1は、両側縁部が開口部両側に立設されたガイドレール4の移動案内を受ける状態で開口部を上下動し、開口部を閉鎖する全閉姿勢と、開口部を開放する全開姿勢とのあいだを姿勢変姿するように設定されている。
【0006】
5はガイドレール4の屋外側部位に配された操作スイッチであって、該操作スイッチ5には、開放用操作スイッチPBU、閉鎖用操作スイッチPBD、停止用操作スイッチPBSがそれぞれ設けられている。また、シャッターケース2内には、開閉機3を駆動制御するべく開閉機3に接続される制御装置6が設けられている。前記制御装置6にはマイクロコンピュータで構成される制御部6a、各種接続線を接続するための端子台6b、操作スイッチである盤面操作スイッチ6c、開閉機3に接続されるモータ駆動回路6d、制御状態の各種設定条件を選択的に設定するためのディップスイッチ6e、後述するモード切換えの一つの手段として操作される設定スイッチ6f等の必要な部材が接続配線されている。
さらに、7はシャッターカーテン1を遠隔操作するための遠隔操作スイッチであって、該遠隔操作スイッチ7は制御装置6と接続されているとともに、開放用操作スイッチPBU、閉鎖用操作スイッチPBD、停止用操作スイッチPBSがそれぞれ設けられている。
そして、各操作具である操作スイッチ5、盤面操作スイッチ6c、遠隔操作スイッチ7の開放用、閉鎖用、停止用の各操作スイッチPBU、PBD、PBSが押し操作された場合、制御部6aに対して対応する開放操作信号、閉鎖操作信号、停止操作信号の各信号を出力するように設定されている。尚、遠隔操作スイッチ7のスイッチ操作に基づく信号は、アンテナ8、受信制御部8aを介して制御部6aに入力されている。
【0007】
前記制御部6aは、前記開放操作信号、閉鎖操作信号、停止操作信の各信号の入力に伴い、開閉機3に対して対応する駆動指令(開放駆動指令、閉鎖駆動指令、停止駆動指令)を出力し、これによって、開閉機3の駆動制御がなされてシャッターカーテン1の開閉作動がなされるように設定されている。
さらに、開閉機3には、該開閉機3の負荷電流を検知をするための負荷検出装置3aが設けられており、該負荷検出装置3aにより検知された検知値(負荷値)は制御部6aに入力されるように設定されている。
【0008】
一方、制御部6aには緊急停止手段9が設けられており、シャッターカーテン1が障害物に当接(障害物検知)したり、シャッターカーテン1が全開姿勢となって座板がまぐさに当接したり、全閉姿勢となって座板が床面に当接したりしたことに基づいて、負荷検出装置3aの検出値(負荷電流値)が予め設定される後述する基準負荷値よりも大きくなった場合、これを、開閉機3が過負荷状態であると判断して(過負荷検知状態として)、開閉機3に対して緊急停止指令を出力し、開閉機3の駆動を緊急停止するように設定されている。
【0009】
さらに、制御部6aにはモード切換え手段10が設けられており、後述する操作に基づいて各種モードを選択的に切換えるように設定されている。尚、本実施の形態では、各操作スイッチ5、6c、7のワンタッチ操作に基づいて開閉機3を自動駆動制御する自動制御モード、操作スイッチ5、6c、7の押し続ける所謂押切り操作に基づいて開閉機3を手動駆動制御する手動制御モード、また、オリジナルコードを設定登録するためのオリジナルコード設定モード、追加のコードを設定登録するためのコード追加モード等、種々のモードに切換えることができるように設定されている。
【0010】
また、制御部6aには、基準負荷値選択手段11が設けられており、前記基準負荷値として大小複数段階の負荷値を設定することができるように構成されている。そして、これら設定された負荷値のなかから、シャッター装置の設置環境にあわせた基準負荷値を自由に選択するが、この場合に、本実施の形態では、基準負荷値は八段階に設定されており、これら八段階のなかから、自動制御モードにおける閉鎖作動時での基準負荷値、閉鎖作動時での基準負荷値を、制御装置6に設けられたディップスイッチ6eを用いて予め選択して設定するようになっている。そして、基準負荷値選択手段11は、制御部6aが自動制御モードに切換えられている場合では、開閉作動それぞれに対応して基準負荷値を選択する一方、手動制御モードに切換えられている場合では、前記八段階の基準負荷値のなかから最大の基準負荷値を自動的に選択するように設定されており、これら各モードにおいて、前記基準負荷値に基づいて緊急停止手段9が行われるように設定されている。
尚、基準負荷値としては、前述したように負荷電流値とするものの他、予め設定された時間における電流の変化量とすることもでき、その他、開閉機3に生じる負荷を数値的に表現できるものを用いることができる。
因みに、本実施の形態では、自動制御モードにおいて、開放作動では最大値を選択し、閉鎖作動ではこれよりも小さい基準負荷値が選択されている。このようにすることによって、自動制御モードにおいては、シャッター装置の設置環境にあった基準負荷値に基づいて緊急停止手段9を実施し、特に閉鎖作動の過程では、感度の高い緊急停止(障害物検知)を行うことができるようになっている。また、手動制御モードにおいては、強制的な開閉作動を行わせることができ、もって、誤作動の少ない確実な開閉作動が実施できるようになっている。
尚、基準負荷値の選択的な設定は、前述したように、制御装置6に設けられたディップスイッチ6eの操作でなされ、シャッター装置の設置時やメンテナンス時に設定される。
【0011】
つぎに、制御部6aにおける開閉機3の制御手順について、図3〜6のフローチャート図に基づいて説明する。
電源が投入されて初期設定がなされると、モードメニューが表示され、所望のメニューを選択することで、制御部6aは各モードに設定されるように構成されている。尚、モードの変更は、一旦電源を断つか、あるいは、制御装置6に設けられた設定スイッチ6fの押し操作により行えるように設定されている。さらに、自動制御モードと手動制御モードとは、それぞれのモードにおいて操作スイッチ5や遠隔操作スイッチ7の各操作スイッチPBU、PBD、PBSの特殊操作を行うことにより、それぞれのモードに切換えられるように設定されており、これによって、制御装置6や電源を操作することなく簡単にモード切換えができるようになっている。つまり、本実施の形態では、自動制御モードから手動制御モードにモード切換えする場合では、停止操作スイッチPBSを10秒以上押し操作することでモード切換えがなされ、手動制御モードから自動制御モードにモード切換えする場合では、予め設定される時間(本実施の形態では10秒)のあいだ何れの操作スイッチPBU、PBD、PBSも操作されないことによりモード切換えされるように設定されている。
【0012】
そして、自動制御モードに設定された場合では、操作スイッチ5、6c、7に設けられた開放用、閉鎖用、停止用の各操作スイッチPBU、PBD、PBSをワンタッチ操作することでシャッターカーテン1の開放、閉鎖作動を行えるように設定されている。
つまり、自動制御モードでは、図5のフローチャートに示すように、まず、開放操作信号の入力がなされたか否かを判断し、入力があった場合では、開放駆動指令を開閉機3に対して出力し、これによって、シャッターカーテン1の開放作動が開始するように設定されている。続いて制御部6aは、負荷検出装置3cからの検出値が基準負荷値選択手段11により選択、設定された最大値よりも大きく過負荷検知状態であるか否かを判断し、過負荷検知していない(過負荷検知状態ではない)と判断された場合、停止操作信号の入力がなく、閉鎖操作信号の入力がない状態では開放駆動指令の出力を継続して、シャッターカーテン1の開放作動を続けるように設定されている。尚、この開放作動の過程で、停止操作信号の入力があった場合では、駆動停止指令を出力して開閉機3の駆動停止をし、つぎに入力される操作信号を待機するように設定されている。また、閉鎖操作信号の入力がなされた場合では、駆動停止指令を出力して開閉機3の駆動停止をした後、後述する閉鎖作動での制御に移行して、閉鎖駆動指令を出力するように設定されている。
【0013】
一方、開放作動がなされる過程で、過負荷検出装置3cの検出値が選択した基準負荷値よりも大きく過負荷検知がなされたと判断した場合では、障害物が検知された、または、シャッターカーテン1が開放姿勢となってまぐさに当接したと判断して、制御部6aは開閉機3に対して緊急停止指令を出力するように設定されている。因みに、緊急停止指令は、本実施の形態では、1秒のあいだ駆動停止指令を出力後、1秒のあいだ閉鎖駆動指令を出力するように設定され、所謂タッチダウンをするように構成されている。これによって、シャッターカーテン1下端部の座板がまぐさを押し上げるような状態を解消して、各部材の保護が計れるようになっている。
さらに、このように緊急停止手段9に基づいて開閉機3が駆動停止した場合では、制御部6aは、安全機構としてつぎのような制御をするようになっている。つまり、緊急停止指令を出力した後、制御部6aは、停止操作信号の入力があった場合では、そのまま停止駆動指令を出力した後、つぎの操作信号を待機する状態になる。また、閉鎖操作信号の入力があった場合では、閉鎖作動での制御に移行して閉鎖駆動指令を出力し、開閉機3の閉鎖駆動を開始するように設定されており、これによって、停止または閉鎖操作信号の入力があるまでのあいだは、開放操作信号の入力があったとしてもこれを無視し、続けて開放用操作スイッチPBUが押し操作されても開放作動がなされないように構成されている。
【0014】
これに対し、制御部6aにおいて、開放操作信号の入力がないと判断された場合、続いて閉鎖操作信号の入力があったか否かが判断される。そして、閉鎖操作信号の入力があった場合では、閉鎖駆動指令を開閉機3に対して出力し、これによって、シャッターカーテン1の閉鎖作動が開始するように設定されている。続いて制御部6aは、負荷検出装置3cからの検出値が、基準負荷値選択手段11のなかから選択された基準負荷値よりも大きく過負荷検知状態であるか否かを判断し、検知していないと判断された場合、停止操作信号の入力がなく、閉鎖操作信号の入力がない状態では閉鎖駆動指令の出力が継続され、シャッターカーテン1の閉鎖作動を続けるように設定されている。尚、この閉鎖作動の過程で、停止操作信号の入力があった場合では、駆動停止指令を出力して開閉機3の駆動停止をし、つぎの操作信号の入力を待機するように設定されている。また、開放操作信号の入力がなされた場合では、駆動停止指令を出力して開閉機3の駆動停止をした後、前記開放作動での制御に移行して、開放駆動指令を出力するように設定されている。
【0015】
一方、閉鎖作動がなされる過程で、過負荷検知がなされたと判断した場合、つまり、障害物が検知された、または、シャッターカーテン1が閉鎖姿勢となって床面に当接したと判断した場合、制御部6aは開閉機3に対して緊急停止指令を出力するように設定されている。この場合での緊急停止指令は、本実施の形態では、1秒のあいだ駆動停止指令を出力後、1秒のあいだ開放駆動指令を出力するように設定され、所謂タッチアップをする構成となっており、これによって、シャッターカーテン1が全閉したときでは、シャッターカーテン1の繰り出しすぎによるシャッターカーテン1の弛みが解消されて部材保護が計れ、また、障害物検知をしたときでは、障害物の挟み込みが解消されるとともに障害物とシャッターカーテン1とのあいだに隙間が形成されて障害物を取出し易くなるように構成されている。
さらに、このように緊急停止手段9に基づいて開閉機3が駆動停止した場合では、前記開放作動の過程における制御と同様に、制御部6aは安全機構としてつぎのような制御をするようになっている。つまり、緊急停止指令を出力した後、制御部6aは、停止操作信号の入力があった場合では、そのまま停止駆動指令を出力した後、つぎの操作信号の入力を待機する状態となる。また、開放操作信号の入力がなされた場合では、開放作動の制御に移行して開放駆動指令を出力して開閉機3の開放駆動を開始するように設定され、これによって、停止または開放操作信号の入力があるまでのあいだは、閉鎖操作信号については無視して連続する閉鎖作動が行われないようにしている。
【0016】
つぎに、手動制御モードに設定された場合であるが、この場合では、操作スイッチ5、6c、7に設けられた開放用、閉鎖用、停止用の各操作スイッチPBU、PBD、PBSを継続して押しつつづけるあいだ(押切り操作)、対応するシャッターカーテン1の開放、閉鎖作動がなされるように設定されている。
つまり、手動制御モードでは、図6のフローチャートに示すように、まず、開放操作信号の入力がなされたか否かを判断し、入力があった場合では、開放駆動指令を開閉機3に対して出力し、これによって、シャッターカーテン1の開放作動が開始する。続いて制御部6aは、負荷検出装置3cからの検出値が基準負荷値選択手段11により自動選択された最大値よりも大きく過負荷検知状態であるか否かを判断し、検知していないと判断された場合、停止操作信号の入力がなく、開放操作信号の入力がある状態では開放駆動指令の出力が継続され、シャッターカーテン1の開放作動が続けられるように設定されている。尚、この開放作動の過程で、停止操作信号の入力があった場合では、駆動停止指令を出力して開閉機3の駆動停止をし、つぎの操作信号の入力を待機するように設定されている。また、開放作動の過程では、閉鎖操作信号の入力があってもこれを無視して開放作動を継続するように設定されている。
【0017】
一方、開放作動がなされる過程で、最大の基準負荷値に基づく過負荷検知がなされたと判断された場合、つまり、シャッターカーテン1が開放姿勢となってまぐさに当接した、または、何らかのアクシデントがあったとして、制御部6aは開閉機3に対して緊急停止指令を出力するように設定されている。尚、緊急停止指令は、前記自動制御モードの開放作動制御における緊急停止指令と同様に、シャッターカーテン1をタッチダウンさせるような制御となっている。ここで、手動制御モードにおけるタッチダウン量(閉鎖駆動指令の出力時間)は、自動制御モードにおけるタッチダウン量よりも大きく設定することが好ましい。
さらに、このように緊急停止手段9に基づいて開閉機3が駆動停止した場合では、安全機構として自動制御モードの開放作動制御の場合と同様の制御を行うことにより、開放用操作スイッチPBUを押し操作し続けたとしても、シャッターカーテン1は自動的に停止し、停止前と同方向のとなる開放作動をし続けてしまうようなことがないように設定され、これによって、本発明の禁止手段が実施されている。そして、この禁止状態において、制御部6aは、停止操作信号の入力があった場合では、そのまま停止駆動指令を出力した後、つぎの操作信号の入力を待機する状態となり、閉鎖操作信号の入力がなされた場合では、閉鎖作動の制御に移行して閉鎖駆動指令を出力して開閉機3の閉鎖駆動を開始するように設定され、これによって、停止または閉鎖操作信号の入力があるまでのあいだは、開放操作信号については無視して連続する閉鎖作動が行われないようにしている。
【0018】
これに対し、制御部6aにおいて、開放操作信号の入力がないと判断された場合、制御部6aでは続いて閉鎖操作信号の入力があったか否かを判断する。そして、閉鎖操作信号の入力があった場合では、閉鎖駆動指令を開閉機3に対して出力し、これによって、シャッターカーテン1の閉鎖作動が開始するように設定されている。続いて制御部6aは、負荷検出装置3aからの検出値が、基準負荷値選択手段11により自動選択された最大の基準負荷値よりも大きく負荷検知状態であるか否かを判断し、検知していないと判断された場合、停止操作信号の入力がなく、閉鎖操作信号の入力がある状態では閉鎖駆動指令の出力が継続され、シャッターカーテン1の閉鎖作動が続けられるように設定されている。尚、この閉鎖作動の過程で、停止操作信号の入力があった場合では、駆動停止指令を出力して開閉機3の駆動停止をし、つぎの操作信号の入力を待機するように設定されている。また、開放操作信号については無視するように設定されている。
【0019】
一方、閉鎖作動がなされる過程で、過負荷検知がなされたと判断した場合、つまり、シャッターカーテン1が閉鎖姿勢となって床面に当接した、または、何らかのアクシデントがあったとして、制御部6aは開閉機3に対して緊急停止指令を出力するように設定されている。尚、この場合での緊急停止指令は、自動制御モードの閉鎖作動制御における緊急停止指令と同様であって、シャッターカーテン1をタッチアップさせるようになっている。ここで、手動制御モードにおけるタッチアップ量(開放駆動指令の出力時間)は、自動制御モードにおけるタッチアップ量よりも大きく設定することが好ましい。
さらに、このように緊急停止手段9に基づいて開閉機3が駆動停止した場合では、安全機構として前記自動制御モードの閉鎖作動制御と同様の制御がなされることによって、閉鎖用操作スイッチPBDを押し操作し続けたとしてもこれを無視し、駆動停止状態を維持するように設定され、これによって、本発明の禁止手段が実施されている。そして、この禁止状態において、制御部6aは、停止操作信号の入力があった場合では、そのまま停止駆動指令を出力した後、つぎの操作信号の入力を待機する状態となり、開放操作信号の入力がなされた場合では、開放作動の制御に移行して開放駆動指令を出力して開閉機3の開放駆動を開始するように設定され、これによって、停止または開放操作信号の入力があるまでのあいだは、閉鎖操作信号については無視して連続する閉鎖作動が行われないようにしている。
【0020】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、シャッターカーテン1を開閉作動せしめる開閉機3は、制御部6aからの駆動指令に基づいて開閉駆動制御されることになるが、この場合に、制御部6aは負荷検知に基づいて開閉機3の制御を行うので上限、下限を検知する手段を不要にすることができる。しかも、制御部6aには、モード切換え手段10が設けられ、自動制御モードと手動制御モードとに切換えが可能であるため、例えば強風による負荷でシャッターカーテン1を自動制御モードでは開閉作動できないような場合であっても、ガイドレール4に設けた操作スイッチ5を操作するような簡単な操作で手動制御モードに切換えることにより、シャッターカーテン1の強制的な開閉作動をさせることができる。そして、この場合に、制御部6aには基準負荷値選択手段11が設けられていて、予め複数の基準負荷値が設定され、自動制御モードの開放、閉鎖作動の過程では、前記基準負荷値のなかから設置環境にあった基準負荷値を選択し、また、手動制御モードでは、前記基準負荷値のなかからシャッター装置の部材強度を考慮して設定される最大の基準負荷値を自動的に選択した状態で緊急停止手段9を実施することができる。このため、自動制御モードでは設置環境に合わせた緊急停止手段9を実施でき、手動制御モードでは、シャッター装置の各部材強度にあわせて部材保護が計れた状態で緊急停止手段9を実施することができる。この結果、手動制御モードでは、例えばシャッターカーテン1を閉鎖するべく開放用操作スイッチPBUを押し続けていたとしても、シャッターカーテン1が全開姿勢となることで開閉機3の駆動停止がなされる。従って、何れのモードにおいてもシャッターカーテン1が不用意に作動停止するような誤動作がなく、開閉作動が円滑になって、しかもシャッター装置の保護が計れる。
【0021】
このように、本実施の形態では、基準負荷値を八段階とし、手動制御モードでは最大値を基準とした緊急停止手段9が実施されている。この結果、自動制御モードでは、制御装置6のディップスイッチ6eを用いてシャッター装置の設置環境にあわせた基準負荷値を予め選択することできめ細かい緊急停止手段9を実施することができる。さらに、手動制御モードでは、従来の緊急停止手段を一切実施しないもののように、シャッター装置の部材強度を越えるような負荷があっても開閉作動をしてしまうような不具合がなくなって、誤作動のない確実な開閉作動を確保して高性能なシャッター装置としたものでありながら、シャッター装置の各部材装置の保護を計ることができる。
【0022】
さらには、このものにおいて、手動制御モードに切り換えられたときは、禁止手段が実施されていて、緊急停止手段9による停止後には、停止前と同方向のシャッターカーテン1作動がなされない。このため、上限、下限を検知する手段がないものでありながら、各操作スイッチPBU、PBD、PBSを押し操作し続けたままであっても全開、全閉に伴い停止状態を維持することができ、従来のもののように、シャッターカーテン1が全閉、全開したことに気付かずシャッターカーテン1が巻出しすぎたり巻取りすぎてしまうような不具合がなく、これら巻出しすぎや巻取りすぎによる各種部材の破損等の不具合がない。
【0023】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、基準負荷値は二つ以上であれば何段階に設定することも可能である。さらには、手動制御モードで選択される最大の基準負荷値として、他の基準負荷値とは大きく異なる負荷値を設定し、手動制御モード専用の基準負荷値とすることもでき、この場合に、該専用の基準負荷値として各部材強度の限界のところに設定することが可能である。そして、このようにすることにより、自動制御モードでは誤作動のないものにできながら、手動制御モードにおける強制的なシャッターカーテンの開閉作動が確実になるばかりでなく、各種部材の保護が計れて、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)、(B)はそれぞれシャッター装置の概略正面図、概略側面図である。
【図2】制御装置を説明するパターン図である。
【図3】制御部による制御状態を説明するブロック図である。
【図4】制御部による制御手順を説明するフローチャート図である。
【図5】自動制御モードにおける制御手順を説明するフローチャート図である。
【図6】手動制御モードにおける制御手順を説明するフローチャート図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン
2 シャッターケース
3 開閉機
3a 負荷検出装置
4 ガイドレール
5 操作スイッチ
6 制御装置
6a 制御部
7 遠隔操作スイッチ
9 緊急停止手段
10 モード切換え手段
11 基準負荷値選択手段
Claims (3)
- シャッターカーテンの開閉をするべく開閉機の駆動制御をする制御装置に、開閉機の負荷検知で開閉機に駆動停止指令を出力する緊急停止手段と、操作具操作に基づいて開閉機の自動駆動制御を行う自動制御モードと操作具を押し続けるあいだ開閉機の対応する開放、閉鎖作動がなされる手動駆動制御を行う手動制御モードとに切換えるモード切換え手段とが設けられた建築用電動シャッター装置において、前記緊急停止手段から駆動停止指令を出力するための基準負荷値が大小少なくとも二つ設定され、自動制御モードとしたときはこれら基準負荷値のなかから何れかのものを選択でき、手動制御モードとしたときは最大の基準負荷値、または、自動制御モードで選択した基準負荷値よりも大きい基準負荷値を自動選択する基準負荷値選択手段が設けられている建築用電動シャッター装置の制御装置。
- シャッターカーテンの開閉をするべく開閉機の駆動制御をする制御装置に、開閉機の負荷検知で開閉機に駆動停止指令を出力する緊急停止手段と、操作具操作に基づいて開閉機の自動駆動制御を行う自動制御モードと操作具を押し続けるあいだ開閉機の対応する開放、閉鎖作動がなされる手動駆動制御を行う手動制御モードとに切換えるモード切換え手段とが設けられた建築用電動シャッター装置において、前記緊急停止手段から駆動停止指令を出力するための基準負荷値が大小少なくとも三つ以上設定され、自動制御モードとしたときはこれら基準負荷値のなかから最大値を除く何れかを選択し、手動制御モードとしたときは最大の基準負荷値を自動選択する基準負荷値選択手段が設けられている建築用電動シャッター装置の制御装置。
- 請求項1または2において、手動制御モードでは、緊急停止手段による停止後は、停止前と同方向のシャッターカーテン作動を禁止する禁止手段が設けられている建築用電動シャッター装置の制御装置。
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JP2002128564A JP3909469B2 (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 建築用電動シャッター装置の制御装置 |
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