JP3909125B2 - 流体注入用プラグ及び流体注入用プラグを取り扱うアダプタ並びに流体注入用プラグの使用方法 - Google Patents

流体注入用プラグ及び流体注入用プラグを取り扱うアダプタ並びに流体注入用プラグの使用方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、補修対象物に穴を穿設してその内部に挿入し、穴内壁に緊密に固定した後流体を注入する流体注入用プラグに係り、特に、流体注入後、直ぐに、アダプタを除去して目地材を穴に充填可能としたことを特徴とする流体注入用プラグ及びそのような流体注入用プラグを取り扱うアダプタ並びにそのような流体注入用プラグの使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コンクリート建造物やトンネル等の構造物には、種々の原因でひび割れが発生する。ひび割れの補修のみで対処できるときには、ひび割れの中に合成樹脂やセメントペーストを注入する作業が行われる。このような合成樹脂としては、低粘性エポキシ、ポリウレタン、アクリルアマイドなどがあり、また、セメントペーストとしては、無機質系ポリマーセメントペースト、有機質系ポリマーセメントペーストなどがある。
【0003】
従来の注入作業は次のようにして行われる。図5に示された従来の高圧流体注入用プラグ120は、概略的に、ニップル部材122と、雄ネジ部材124と、ゴム製パッキン材126と、抜け防止機構付きワッシャ128とから構成されている。
【0004】
ニップル部材122は、高圧流体を注入する機器の注入用カップリングと液密に接続し得るような外形を有するニップル頭部122aとレンチ、スパナ等の回転手段と係合する六角ナット部122bを有するニップル本体122cとが一体的に形成されたものである。その中心部には長手方向に貫通する中心孔122dが形成されており、中心孔122dのニップル本体側の端(図の左側端)から所定の長さにわたって雌ネジ122eが形成されている。
【0005】
雄ネジ部材124は、大直径の基部124aと外周面にニップル部材122の雌ネジ122eと螺合する雄ネジ124bが切られているステム部124cとが一体的に形成されたものである。その中心部には、ニップル部材122の中心孔122dと連通する長手方向に貫通する中心孔124dが形成されている。中心孔124dの基部124a側の所定位置には、円環状の座124eが設けられており、この円環状の座124eにボール124fを押し付けて流体の逆流を防止するコイルスプリング124gが装着されている。
【0006】
ゴム製パッキン材126及びワッシャ128は、雄ネジ部材124のステム部124cの周囲に装着されている。ワッシャ128には、図示されていないが、ゴム製パッキン材126を圧縮する方向(図の左側)には移動させるがワッシャ128が抜け出る方向には移動させない抜け防止用爪が複数設けられている。抜け防止用爪が四周からステム部124cの雄ネジ124bに係合することにより、上記作用を行わせている。
【0007】
従来の高圧流体注入用プラグ120を用いて、例えば、マンションの壁に発生したひび割れを補修する方法について説明する。
【0008】
初に、建物の壁Wに高圧流体注入用プラグ120の外径よりも僅かに大きな直径を有する穴Hを穿つ。この穴Hは、壁Wに発生したひび割れSに連続していることが必要である。この穴Hに、高圧流体注入用プラグ120を六角ナット部122bが壁Wの外部に露出するようにして挿入する。次に、スパナや六角レンチなどの回転手段を使って六角ナット部122bを回転させる。これにより、ニップル部材122の雌ネジ122eは雄ネジ部材124の雄ネジ124bと深く螺合するように進入する。ニップル部材122の端面と雄ネジ部材124の基部124aとの間隔は小さくなるから、ゴム製パッキン材126は、長手方向に押し縮められると共に円周方向に膨脹して壁Wの穴Hに緊密固定される。しかる後、流体を注入する際に使用する機器の注入用カップリングを高圧流体注入用プラグ120のニップル頭部122aに装着し、合成樹脂やセメントペーストを注入する。
【0009】
注入が終った後、スパナ等の回転手段によりニップル部材122の六角ナット部122bを逆方向に回転することにより、ニップル部材122を高圧流体注入用プラグ120から取り外し、穴Hに目地材38を充填して作業を完了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の高圧流体注入用プラグ120では、表面ひび割れ幅が0.25mmの場合であって注入圧力が3kg/平方cmである場合に25cm〜30cmの浸透長さであった。そこで、ひび割れSの長さが30cmを越えることが予想される場合には、注入圧力を上げて合成樹脂やセメントペーストを注入していた。
【0011】
また、表面から直接入ったひび割れに交差する外表面に繋がっていないひび割れには、合成樹脂やセメントペーストは浸透しにくいことが確認されている。従って、そのような枝線である外表面に繋がっていないひび割れにも、合成樹脂やセメントペーストを注入する場合には、30kg/平方cmを越える圧力で注入していた。
【0012】
しかしながら、高い圧力で合成樹脂やセメントペーストを注入しようとすると、圧力に負けてワッシャ128の抜け防止用爪が雄ネジ部材124の雄ネジ124bから外れる事故が発生していた。これにより、ゴム製パッキン材126及びワッシャ128と共に注入材が漏れ出し、極端な場合には噴霧状に吹き出してきた。かかる注入材は、目の中に入ると眼球の水分と化学反応を起こし眼球に損傷を与えることもあった。
【0013】
このような背景から、従来は、合成樹脂やセメントペーストが完全に硬化するのを待って、ニップル部材122をプラグ120から取り外す方法が行われていた。しかしながら、この方法は、足場を組んで作業を行わなければならないような現場では合成樹脂やセメントペーストが完全に硬化するまで足場を解体又は移動できない欠点があり、作業効率が極めて悪かった。さらに、注入材がプラグ120の中心孔122d内面に付着してニップル部材122をプラグ120から取り外すことができない場合もあった。
【0014】
本発明は、上述した従来の流体注入用プラグの欠点を解決し、安全且つ短時間にアダプタを除去して補修対象物に穿設された穴に目地材を充填できる流体注入用プラグを提供することを目的とする。
【0015】
本発明は、また、そのような流体注入用プラグを取り扱うアダプタを提供することを目的とする。
【0016】
本発明は、さらに、そのような流体注入用プラグの使用方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本発明は、補修対象物に穴を穿設してその内部に挿入し、該穴内壁にゴム製パッキン材を押し付けることにより緊密固定した後流体を注入する流体注入用プラグであって、ゴム製パッキン材の内側に配置される押し広げ部材の少くとも一部を、ゴム製パッキン材に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動することによりゴム製パッキン材を外側に押しやり、それによって、穴内壁に対する緊密固定を行う流体注入用プラグにおいて、注入ガンの注入用カップリングに流体的に接続したアダプタに連結し得るような外形のステム部と内部に逆止弁が形成されている大直径の逆止弁部とが一体的に形成された押し広げ部材であって、その中心部には長手方向に貫通する中心孔が形成されており、逆止弁部とステム部との間は傾斜角7〜12度の傾斜面とされており、そして、ステム部のアダプタに連結される側端から所定の長さにわたって雌又は雄ネジが形成されている押し広げ部材と、押し広げ部材のステム部及び傾斜面に倣う内周面を有し、押し広げ部材のステム部の周囲に装着された円筒状のゴム製パッキン材と、そして、押し広げ部材のステム部の周囲に且つ円筒状のゴム製パッキン材のアダプタに連結される側に隣接して装着されたプッシュ部材とを備えて構成されてなることを特徴とする流体注入用プラグを提供する。
【0018】
ゴム製パッキン材の内側に配置される押し広げ部材の少くとも一部を、ゴム製パッキン材に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動することによりゴム製パッキン材を外側に押しやり、それによって、穴内壁に対する緊密固定を行うため、流体注入後、直ぐに、穴内壁に対する緊密固定性を維持させた状態で流体注入用プラグを穴に残し、さらに、この穴に目地材を充填して作業を完了することができる。
【0019】
また、この流体注入用プラグはアダプタに装着して使用する。流体注入用プラグを補修対象物に穿設された穴に挿入して、プッシュ部材を所定の位置に保持しながら押し広げ部材を穴の軸方向外側に移動する。これにより、円筒状のゴム製パッキン材は、押し広げ部材の傾斜面に沿って移動しつつ外側に押しやられ、穴内壁と押し広げ部材との間に楔状に挟まれ緊密固定される。しかる後、注入ガンより流体注入用プラグに合成樹脂やセメントペースト等の注入材を注入する。注入材の注入後、直ちに、アダプタを取り外しても円筒状のゴム製パッキン材は穴内壁と押し広げ部材との間に楔状に挟まれているため、穴内壁への緊密固定性は維持される。
【0020】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の流体注入用プラグにおいて、逆止弁が、逆止弁部の内側に長手方向に穿設されその中心孔よりも大きな内径を有するボール収納部と、ボール収納部に収納されたボールと、そして、ボールを中心孔に対して所定の押付力で押し付けるリーフ板とからなるリーフ弁であることを特徴とする。
【0021】
長手方向に薄いリーフ板は、所定の押付力でボールを中心孔に対して押し付ける。組み立てが容易であり、安価となる。
【0022】
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の流体注入用プラグにおいて、プッシュ部材は、押し広げ部材のステム部外周に切られた雄ネジと螺合するナットであることを特徴とする。
【0023】
注入材を高圧で注入した時のようなゴム製パッキン材を穴の外側に押し出そうとする圧力が高い場合も、ステム部外周に切られた雄ネジと螺合するナットがそれを支えるため、ゴム製パッキン材は穴内壁に緊密固定され続ける。
【0024】
請求項に記載の発明は、補修対象物に穴を穿設してその内部に挿入し、穴内壁にゴム製パッキン材を押し付けることにより緊密固定した後流体を注入する流体注入用プラグであって、ゴム製パッキン材の内側に配置される押し広げ部材の少くとも一部を、ゴム製パッキン材に対して相対的に穴の軸方向外側に移動することによりゴム製パッキン材を外側に押しやり、それによって、穴内壁に対する緊密固定を行う流体注入用プラグにおいて、小直径の逆止弁取付部と大直径のゴム製パッキン材取付部とが一体的に形成され可撓性を有する部材から作られた筒状体であって、その中心部には長手方向に貫通する中心孔が形成されており、そして、中心孔の逆止弁取付部には所定の長さにわたって雌ネジが形成されている筒状体と、筒状体の逆止弁取付部の周囲に装着され且つ筒状体の中心孔の開口を開閉可能に閉鎖できる弾性を有する部材から作られた逆止弁キャップと、そして、筒状体のパッキン材取付部の周囲に装着され且つ筒状体の軸方向圧縮による外側への塑性変形により穴内壁に対する緊密固定を行うゴム製パッキン材とを備えて構成されてなることを特徴とする。
【0025】
この流体注入用プラグもアダプタに装着して使用する。流体注入用プラグを補修対象物に穿設された穴に挿入して、筒状体のゴム製パッキン材取付部側端部を所定の位置に保持しながら逆止弁取付部を穴の軸方向外側に移動する。これにより、筒状体は軸方向中心部が外側に膨出した樽状に塑形変形し、円筒状のゴム製パッキン材は、押し広げ部材の膨出塑形変形により外側に押しやられ、穴内壁に緊密固定される。しかる後、注入ガンより流体注入用プラグに合成樹脂やセメントペースト等の注入材を注入する。注入材の注入後、直ちに、アダプタを取り外しても円筒状のゴム製パッキン材は塑形変形した筒状体により支え続けられているため、穴内壁への緊密固定性は維持される。
【0026】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の流体注入用プラグにおいて、筒状体がアルミ鍛造品であることを特徴とする。
【0027】
請求項に記載の発明は、請求項4又は5に記載の流体注入用プラグにおいて、筒状体の両端は、逆止弁キャップの弁部及びゴム製パッキン材の一端面が当接するフランジがそれぞれ形成されていることを特徴とする。
【0028】
本発明の第二の態様は、補修対象物に穴を穿設してその内部に挿入し、該穴内壁にゴム製パッキン材を押し付けることにより緊密固定した後流体を注入する流体注入用プラグであって、ゴム製パッキン材の内側に配置される押し広げ部材の少くとも一部を、ゴム製パッキン材に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動することによりゴム製パッキン材を外側に押しやり、それによって、穴内壁に対する緊密固定を行う流体注入用プラグを取り扱うアダプタであって、少くとも先端部がゴム製パッキン材の外径とほぼ等しい外径とされた外筒と、中心に軸方向に貫通する中心孔が形成され、先端部が押し広げ部材に着脱可能に取り付けられると共に他端部に注入ガンの注入用カップリングが液密に接続される内筒であって、外筒の内側に軸方向に移動可能に配置されてなる内筒と、そして、内筒を前記外筒に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動する駆動機構とを備えて構成されてなるアダプタを提供する。
【0029】
流体注入用プラグを装着した状態で補修対象物に穿設された穴に挿入し、その状態で、ゴム製パッキン材の内側に配置される押し広げ部材の少くとも一部をゴム製パッキン材に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動することによりゴム製パッキン材を外側に押しやり、それによって、穴内壁に対する緊密固定を行う。
【0030】
請求項に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の流体注入用プラグを取り扱うアダプタであって、少くとも先端部がゴム製パッキン材及びプッシュ部材の外径とほぼ等しい外径とされた外筒と、中心に軸方向に貫通する中心孔が形成され、先端部に押し広げ部材の雌又は雄ネジに螺合する雄又は雌ネジが切られていると共に他端部に注入ガンの注入用カップリングが液密に接続される内筒であって、外筒の内側に軸方向に移動可能に配置されてなる内筒と、そして、内筒を外筒に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動する駆動機構とを備えて構成されてなることを特徴とする。
【0031】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の流体注入用プラグを取り扱うアダプタであって、外筒の先端面に、ナットが回転するのを抑制する手段が形成されており、駆動機構は、内筒を外筒に対して相対的に回転させることにより穴の軸方向外側に移動するように構成されている。
【0032】
請求項10に記載の発明は、請求項4〜6のいずれか1項に記載の流体注入用プラグを取り扱うアダプタであって、少くとも先端部がゴム製パッキン材の外径とほぼ等しい外径とされた外筒と、中心に軸方向に貫通する中心孔が形成され、先端部に押し広げ部材の中心孔であって逆止弁部取付部の内側に相当する位置に切られた雌ネジに螺合する雄ネジが切られていると共に他端部に注入ガンの注入用カップリングが液密に接続される内筒であって、外筒の内側に軸方向に移動可能に配置されてなる内筒と、そして、内筒を外筒に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動する駆動機構とを備えて構成されてなることを特徴とする。
【0033】
本発明の第三の態様は、請求項1〜のいずれか1項に記載の流体注入用プラグ及び注入ガンの注入用カップリングを請求項7〜10のいずれか1項に記載のアダプタに装着する工程と、補修対象物に穿設された穴に流体注入用プラグが完全に入り込むようにして挿入し、その状態で、ゴム製パッキン材の内側に配置される押し広げ部材の少くとも一部をゴム製パッキン材に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動することにより、穴内壁に対する緊密固定を保持できるようにゴム製パッキン材を外側に押しやる工程と、注入材を注入ガンより注入用カップリング、アダプタ及び流体注入用プラグを介して補修対象物に穿設された穴に注入する工程と、アダプタを流体注入用プラグから取り外し、該流体注入用プラグを補修対象物に穿設された穴に完全に入り込んだ状態で残す工程とを含んで構成されてなる注入用プラグの使用方法を提供する。
【0034】
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の注入用プラグの使用方法において、さらに、補修対象物に穿設された穴に目地材を充填する工程を含んで構成されてなることを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明に係る流体注入用プラグを図示された好ましい実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0036】
図1は、本発明に係る流体注入用プラグの一実施例の正面図であり、(a)及び(b)は、それぞれ、ゴム製パッキン材が外側に押しやられていない通常状態及びゴム製パッキン材が外側に押しやられた緊密固定状態である。
【0037】
本発明に係る流体注入用プラグ10は、概略的に、金属製の押し広げ部材12と、ゴム製パッキン材14と、そして、プッシュ部材16とを備えて構成されている。
【0038】
押し広げ部材12は、注入ガンの注入用カップリングに流体的に接続したアダプタ30(後述する)に連結し得るような外形のステム部12aと内部に逆止弁12bが形成されている大直径の逆止弁部12cとが一体的に形成されたものである。押し広げ部材12の中心部には長手方向に貫通する中心孔12dが形成されており、逆止弁部12cとステム部12aとの間は傾斜角7〜12度の傾斜面12eとされている。図示された好ましい実施形態では、ステム部12aのアダプタ30に連結される側の端から所定の長さにわたって雄ネジ12fが切られている。押し広げ部材12は、従来のグリース注入用のニップルと同じように鋼製又は黄銅製とすることができ、その製造技術を用いて簡単に製造することができる。
【0039】
パッキン材14は、押し広げ部材12のステム部12aの周囲に装着されるもので、押し広げ部材12のステム部12a及び傾斜面12eに倣う内周面を有している。パッキン材14は、押し広げ部材12に対して相対的に軸方向に移動可能となっており、図1(b)のように、プッシュ部材16を所定の位置に保持しながら押し広げ部材12を穴の軸方向外側に移動すると、パッキン材14は、押し広げ部材12の傾斜面12eに沿って移動しつつ外側に押しやられる。これにより、パッキン材14は、穴H内壁と押し広げ部材12との間に楔状に挟まれ緊密固定される。
【0040】
図示された好ましい実施形態では、プッシュ部材16は、ステム部12aの雄ネジ12fと螺合するナットとされている。単なるワッシャではなくプッシュ部材16をナットとすることにより、ナットは、アダプタ30を外した後もステム部12aの雄ネジ12fと螺合するパッキン材14を支え続ける。このため、注入材を高圧で注入した場合等、ゴム製パッキン材14を穴Hの外側に押し出そうとする圧力が高くなってもゴム製パッキン材を穴内壁に緊密固定し続けることができる。
【0041】
図示された好ましい実施態様では、逆止弁12bは、逆止弁部12cの内側に長手方向に穿設されその中心孔12dよりも大きな内径を有するボール収納部と、ボール収納部に収納されたボールと、そして、ボールを中心孔12dに対して所定の押付力で押し付けるリーフ板とからなるリーフ弁とされている。長手方向に薄いリーフ板は、所定の押付力でボールを中心孔12dに対して押し付ける。プラグ10の長手方向の長さを短くできると共に、組み立てが容易であり製造単価が安価となる。
【0042】
次に、本発明に係る流体注入用プラグの他の実施形態について図2を用いて説明する。
【0043】
図示された流体注入用プラグ20は、可撓性を有する部材、例えば、アルミ鍛造品から作られた筒状体22と、弾性を有する部材から作られた逆止弁キャップ24と、そして、ゴム製パッキン材26とを備えて構成されている。
【0044】
筒状体22は、小直径の逆止弁取付部22aと大直径のゴム製パッキン材取付部22bとが一体的に形成されたもので、その中心部には長手方向に貫通する中心孔22cが形成されている。中心孔22cの内径は、逆止弁取付部22aに相当する位置が小さくパッキン材取付部22bに相当する位置が大きい。そして、内径の小さな逆止弁取付部22aには所定の長さにわたって雌ネジ22dが切られている。筒状体22の両端には、それぞれ、フランジ22e,22fが形成されており、逆止弁キャップ24の弁部24a及びパッキン材26の一端面が当接している。筒状体22は、後述するアダプタ30の内筒32を筒状体22の雌ネジ22dに螺合させてフランジ22f側へ強く引くことにより、図2(b)に示すように樽状に塑性変形する。筒状体22が軸方向中心部が外側に膨出した樽状に塑形変形することにより、パッキン材26は外側に押しやられ、穴H内壁に緊密固定される。
【0045】
逆止弁キャップ24は、筒状体22の逆止弁取付部22aの周囲に装着されるもので、筒状体22のフランジ22eの端面に面接触する弁部24aが筒状体22の中心孔22cの開口を開閉可能に閉鎖できる構造を有している。単一の部品で逆止弁を提供することができ、製造単価を安くすると共に組み立てが簡単となる利点を有する。
【0046】
次に、図3を用いて、流体注入用プラグ10の使用方法について説明する。流体注入用プラグ10を取り扱う際使用するアダプタ30は、概略的に、アダプタ本体31と、アダプタ本体31を貫通して延びる内筒32と、そして、内筒32の外側に配置された外筒35とを含んで構成されている。アダプタ本体31は、注入ガンの注入用カップリングが液密に接続される注入口31aを有している。外筒35の先端部は、補修対象物に穿設された穴Hの中に挿入できるように、少くとも先端部がパッキン材14の外径とほぼ等しい外径となっている。内筒32には、軸方向に中心孔32aが形成されており、その先端部側には、流体注入用プラグ10の雄ネジ12fと螺合する雌ネジ32bが切られている。内筒32の他端にはパッド37が固定されている。
【0047】
かかるアダプタ30の内筒32の雌ネジ32bに流体注入用プラグ10のステム部12aの雄ネジ12fを螺合して装着する。この時、外筒35の先端は、プッシュ部材16に当接している。また、外筒35の先端面に、プッシュ部材16、すなわち、ナットが回転するのを抑制する手段を形成することが好ましい。かかる流体注入用プラグ10が穴H内に完全に入り込むように、アダプタ30に装着された流体注入用プラグ10を穴Hの中に挿入する(図3(a)参照)。
【0048】
次に、アダプタ本体31を固定してパッド37を回転すると、内筒32が回転する。これにより、内筒32の雌ネジ32bに螺合する流体注入用プラグ10のステム部12aが相対的に穴Hの軸方向外側に移動される。この移動により、パッキン材14は、押し広げ部材12の傾斜面12eに沿って移動しつつ外側に押しやられ、穴H内壁と押し広げ部材12との間に楔状に強固に挟まれ緊密固定される(図3(b)参照)。
【0049】
しかる後、注入ガンよりアダプタ30を経由して流体注入用プラグ10に合成樹脂やセメントペースト等の注入材を注入する。注入材の注入後、直ちに、パッド37を前述と逆の方向に回転しアダプタ30を取り外しても円筒状のゴム製パッキン材14は穴H内壁と押し広げ部材12との間に楔状に挟まれているため、穴内壁への緊密固定性は維持される。さらに、プッシュ部材16がステム部12aの雄ネジ12fに螺合するナットである場合には、このナットがパッキン材14の端面を支えるため、パッキン材14が緩んだり外れたりすることがない利点を有する。従って、高い圧力、例えば、30kg/平方cmを越える圧力で合成樹脂やセメントペーストを注入する場合にも、注入材が噴霧状に吹き出す事故も無くすことができる。そこで、かなりの高圧で注入材を注入でき、図3に示したような枝線である外表面に繋がっていないひび割れSにも合成樹脂やセメントペーストを注入することができる。続けて、穴Hに目地材38を充填して作業を完了する。足場を組んで行うような現場においては、直ぐに、足場を他の位置に移動することができ、作業効率が向上する。
【0050】
本発明の流体注入用プラグ10は、コンクリート壁のひび割れの補修を例として説明したが、それ以外にも利用できることはいうまでもない。
【0051】
次に、図4を参照して、流体注入用プラグ20の使用方法について説明する。流体注入用プラグ20を取り扱う際使用するアダプタ40は、概略的に、プラグ本体41と、外筒42と、外筒の内側に軸方向に移動可能に配置されている内筒44と、そして、内筒44を外筒42に対して相対的に穴Hの軸方向外側に移動するレバー機構46とを含んで構成されている。
【0052】
プラグ本体41は、注入ガンの注入用カップリングが液密に接続される注入口41aを有している。外筒42は、少くとも先端部がパッキン材26の外径とほぼ等しい外径とされている。内筒44の中心には、軸方向に貫通する中心孔44aが形成され、その先端部外周面には雄ネジ44bが切られている。雄ネジ44bは、筒状体22の中心孔22cの雌ネジ22dと螺合する。レバー機構46は、回転中心46aからの距離が徐々に変化するカム面46bを有するレバー46cを含んでいる。
【0053】
かかるアダプタ40の内筒44の雄ネジ44bに流体注入用プラグ20の筒状体22の雌ネジ22dを螺合して装着する。この時、外筒42の先端は、筒状体22のフランジ22fに当接している。流体注入用プラグ20が穴H内に完全に入り込むように、アダプタ40に装着された流体注入用プラグ20を穴Hの中に挿入する(図4参照)。
【0054】
次に、アダプタ本体41を固定してレバー46cを回転すると、内筒44及びそれに螺合した筒状体22の逆止弁取付部22aがフランジ22fの方向に引き寄せられる。これにより、図2(b)に示すように、筒状体22が樽状に外側に塑性変形する。このように筒状体22が軸方向中心部が外側に膨出した樽状に塑形変形することにより、パッキン材26は外側に押しやられ、穴H内壁に緊密固定される。それ以後の操作は、図3に示したアダプタ30の使用手順と同様となる。
【0055】
【発明の効果】
本発明は、補修対象物に穴を穿設してその内部に挿入し、該穴内壁にゴム製パッキン材を押し付けることにより緊密固定した後流体を注入する流体注入用プラグであって、ゴム製パッキン材の内側に配置される押し広げ部材の少くとも一部を、ゴム製パッキン材に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動することによりゴム製パッキン材を外側に押しやり、それによって、穴内壁に対する緊密固定を行うため、流体注入後、直ぐに、穴内壁に対する緊密固定性を維持させた状態で流体注入用プラグを穴に残し、さらに、この穴に目地材を充填して作業を完了することができる。
【0056】
これにより、足場を組んで行うような現場においても、充填作業の終った穴に順次目地材を詰めて作業を完了するから、直ぐに足場を解体又は移動でき、作業効率が極めて良くなる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る流体注入用プラグの一実施態様の正面図であり、(a)及び(b)は、それぞれ、ゴム製パッキン材が外側に押しやられていない通常状態及びゴム製パッキン材が外側に押しやられた緊密固定状態である。
【図2】 本発明に係る流体注入用プラグの他の実施態様の正面図であり、(a)及び(b)は、それぞれ、ゴム製パッキン材が外側に押しやられていない通常状態及びゴム製パッキン材が外側に押しやられた緊密固定状態である。
【図3】 図1の流体注入用プラグの使用方法を説明する図で、(a)〜(c)は、それぞれ、各ステップにおける断面図である。
【図4】 図2の流体注入用プラグの使用方法を説明するための断面図である。
【図5】 (a)〜(c)は、それぞれ、従来の流体注入用プラグの使用方法における各ステップの断面図である。
【符号の説明】
10 流体注入用プラグ
12 押し広げ部材
12a ステム部、12b 逆止弁、12c 逆止弁部、12d 中心孔、
12e 傾斜面、12f 雄ネジ
14 パッキン材
16 プッシュ部材
20 流体注入用プラグ
22 筒状体
22a 逆止弁取付部、22b パッキン材取付部、22c 中心孔、
22d 雌ネジ、22e,22f フランジ
24 逆止弁キャップ
24a 弁部
26 パッキン材
30 アダプタ
31 アダプタ本体
32 内筒
32a 中心孔、32b 雌ネジ
35 外筒
37 パッド
38 目地材
40 アダプタ
41 プラグ本体
42 外筒
44 内筒
44a 中心孔、44b 雄ネジ
46 レバー機構

Claims (12)

  1. 補修対象物に穴を穿設してその内部に挿入し、該穴内壁にゴム製パッキン材を押し付けることにより緊密固定した後流体を注入する流体注入用プラグであって、ゴム製パッキン材の内側に配置される押し広げ部材の少くとも一部を、ゴム製パッキン材に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動することによりゴム製パッキン材を外側に押しやり、それによって、穴内壁に対する緊密固定を行う流体注入用プラグにおいて、
    注入ガンの注入用カップリングに流体的に接続したアダプタに連結し得るような外形のステム部と内部に逆止弁が形成されている大直径の逆止弁部とが一体的に形成された押し広げ部材であって、その中心部には長手方向に貫通する中心孔が形成されており、逆止弁部とステム部との間は傾斜角7〜12度の傾斜面とされており、そして、ステム部のアダプタに連結される側端から所定の長さにわたって雌又は雄ネジが形成されている押し広げ部材と、
    前記押し広げ部材のステム部及び傾斜面に倣う内周面を有し、該押し広げ部材のステム部の周囲に装着された円筒状のゴム製パッキン材と、そして、
    前記押し広げ部材のステム部の周囲に且つ円筒状のゴム製パッキン材のアダプタに連結される側に隣接して装着されたプッシュ部材と、
    を備えて構成されてなることを特徴とする流体注入用プラグ。
  2. 請求項に記載の流体注入用プラグにおいて、
    前記逆止弁は、逆止弁部の内側に長手方向に穿設されその中心孔よりも大きな内径を有するボール収納部と、
    前記ボール収納部に収納されたボールと、そして、
    前記ボールを中心孔に対して所定の押付力で押し付けるリーフ板と、
    からなるリーフ弁であることを特徴とする流体注入用プラグ。
  3. 請求項1又は2に記載の流体注入用プラグにおいて、
    前記プッシュ部材は、前記押し広げ部材のステム部外周に切られた雄ネジと螺合するナットであることを特徴とする流体注入用プラグ。
  4. 補修対象物に穴を穿設してその内部に挿入し、該穴内壁にゴム製パッキン材を押し付けることにより緊密固定した後流体を注入する流体注入用プラグであって、ゴム製パッキン材の内側に配置される押し広げ部材の少くとも一部を、ゴム製パッキン材に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動することによりゴム製パッキン材を外側に押しやり、それによって、穴内壁に対する緊密固定を行う流体注入用プラグにおいて、
    小直径の逆止弁取付部と大直径のゴム製パッキン材取付部とが一体的に形成され可撓性を有する部材から作られた筒状体であって、その中心部には長手方向に貫通する中心孔が形成されており、そして、中心孔の逆止弁取付部には所定の長さにわたって雌ネジが形成されている筒状体と、
    前記筒状体の逆止弁取付部の周囲に装着され且つ該筒状体の中心孔の開口を開閉可能に閉鎖できる弾性を有する部材から作られた逆止弁キャップと、そして、
    前記筒状体のパッキン材取付部の周囲に装着され且つ該筒状体の軸方向圧縮による外側への塑性変形により穴内壁に対する緊密固定を行うゴム製パッキン材と、
    を備えて構成されてなることを特徴とする流体注入用プラグ。
  5. 請求項に記載の流体注入用プラグにおいて、
    前記筒状体がアルミ鍛造品であることを特徴とする流体注入用プラグ。
  6. 請求項4又は5に記載の流体注入用プラグにおいて、
    前記筒状体の両端には、前記逆止弁キャップの弁部及びゴム製パッキン材の一端面が当接するフランジがそれぞれ形成されていることを特徴とする流体注入用プラグ。
  7. 補修対象物に穴を穿設してその内部に挿入し、該穴内壁にゴム製パッキン材を押し付けることにより緊密固定した後流体を注入する流体注入用プラグであって、ゴム製パッキン材の内側に配置される押し広げ部材の少くとも一部を、ゴム製パッキン材に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動することによりゴム製パッキン材を外側に押しやり、それによって、穴内壁に対する緊密固定を行う流体注入用プラグを取り扱うアダプタであって、
    少くとも先端部がゴム製パッキン材の外径とほぼ等しい外径とされた外筒と、中心に軸方向に貫通する中心孔が形成され、先端部が前記押し広げ部材に着脱可能に取り付けられると共に他端部に注入ガンの注入用カップリングが液密に接続される内筒であって、前記外筒の内側に軸方向に移動可能に配置されてなる内筒と、そして、
    前記内筒を前記外筒に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動する駆動機構と、
    を備えて構成されてなり、
    流体注入用プラグを装着した状態で補修対象物に穿設された穴に挿入し、その状態で、ゴム製パッキン材の内側に配置される押し広げ部材の少くとも一部をゴム製パッキン材に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動することによりゴム製パッキン材を外側に押しやり、それによって、穴内壁に対する緊密固定を行うことを特徴とするアダプタ。
  8. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の流体注入用プラグを取り扱うアダプタであって、
    少くとも先端部がゴム製パッキン材及びプッシュ部材の外径とほぼ等しい外径とされた外筒と、
    中心に軸方向に貫通する中心孔が形成され、先端部に前記押し広げ部材の雌又は雄ネジに螺合する雄又は雌ネジが切られていると共に他端部に注入ガンの注入用カップリングが液密に接続される内筒であって、前記外筒の内側に軸方向に移動可能に配置されてなる内筒と、そして、
    前記内筒を前記外筒に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動する駆動機構と、を備えて構成されてなることを特徴とするアダプタ。
  9. 請求項に記載の流体注入用プラグを取り扱うアダプタであって、
    前記外筒の先端面に、ナットが回転するのを抑制する手段が形成されており、
    前記駆動機構は、内筒を外筒に対して相対的に回転させることにより穴の軸方向外側に移動するように構成されてなる請求項4に記載された流体注入用プラグを取り扱うアダプタ。
  10. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の流体注入用プラグを取り扱うアダプタであって、
    少くとも先端部がゴム製パッキン材の外径とほぼ等しい外径とされた外筒と、
    中心に軸方向に貫通する中心孔が形成され、先端部に前記押し広げ部材の中心孔であって逆止弁部取付部の内側に相当する位置に切られた雌ネジに螺合する雄ネジが切られていると共に他端部に注入ガンの注入用カップリングが液密に接続される内筒であって、前記外筒の内側に軸方向に移動可能に配置されてなる内筒と、そして、
    前記内筒を前記外筒に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動する駆動機構と、
    を備えて構成されてなることを特徴とするアダプタ。
  11. 請求項1〜のいずれか1項に記載の流体注入用プラグ及び注入ガンの注入用カップリングを請求項7〜10のいずれか1項に記載のアダプタに装着する工程と、
    補修対象物に穿設された穴に流体注入用プラグが完全に入り込むようにして挿入し、その状態で、ゴム製パッキン材の内側に配置される押し広げ部材の少くとも一部をゴム製パッキン材に対して相対的に該穴の軸方向外側に移動することにより、穴内壁に対する緊密固定を保持できるようにゴム製パッキン材を外側に押しやる工程と、
    注入材を注入ガンより注入用カップリング、アダプタ及び流体注入用プラグを介して補修対象物に穿設された穴に注入する工程と、
    アダプタを流体注入用プラグから取り外し、該流体注入用プラグを補修対象物に穿設された穴に完全に入り込んだ状態で残す工程と、
    を含んで構成されてなる注入用プラグの使用方法。
  12. 請求項11に記載の注入用プラグの使用方法において、
    さらに、補修対象物に穿設された穴に目地材を充填する工程を含んで構成されてなることを特徴とする注入用プラグの使用方法。
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