JP3908746B2 - 磁気ランダムアクセスメモリ - Google Patents

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Description

本発明は、磁気抵抗効果(Magneto Resistive)を利用する磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM: Magnetic Random Access Memory)に関する。
トンネル磁気抵抗効果(TMR: Tunneling Magneto Resistive)を利用する磁気ランダムアクセスメモリは、例えば、特許文献1〜3及び非特許文献1〜5に開示される。これら磁気ランダムアクセスメモリは、データをMTJ(Magnetic Tunnel Junction)素子の磁化状態により記憶する点に特徴を有する。
(1) 磁気ランダムアクセスメモリでは、上述のように、データをMTJ素子の磁化状態により記憶する。従って、書き込み時には、書き込みデータの値に応じて、MTJ素子の磁化状態を変えなければならない。
ここで、書き込み時における誤書き込みを防止するために、ディスターブ耐性の向上を実現できるMTJ素子の形状について研究されている。現在では、MTJ素子を「十字型」とすることにより、ディスターブ耐性を向上できることが確認されている。
しかし、MTJ素子自体は、大きなメモリ容量を実現するために、非常に微細なものとなっている。このため、例えば、フォトリソグラフィ技術を用いてMTJ素子のパターンを形成しようとすると、輪郭がぼやけ、完全な十字形状を得ることができない。
ところで、フォトリソグラフィ技術に関しては、現世代で実現されている解像度よりも高い解像度の次々世代リソグラフィ技術の適用により、MTJ素子のパターンを形成することも、研究、試作段階では可能である。
しかし、実際の量産段階では、その時点において、コストや歩留りなどの面から最適な解像度を持つフォトリソグラフィ技術を選択することが必要になるため、常に最先端のフォトリソグラフィ技術を適用してMTJ素子を加工するということは不可能である。
(2) 十字型MTJ素子によれば、ディスターブ耐性の向上という効果を得ることができるが、それを現実的なものとするためには、まだ十分に検討しなければならない課題がいくつかある。
例えば、MTJ素子のピン層(固定層)とフリー層(記録層)との位置関係に関しては、シリコン基板側を下とした場合に、ピン層が下、フリー層が上となるボトムピン構造と、ピン層が上、フリー層が下となるトップピン構造との2種類が知られている。
ここで、前者のボトムピン構造を採用した場合には、ピン層を四角形状とすることができるため、ピン層からの漏れ磁場が少なく、MTJ素子間での磁界のばらつきをなくすことができるが、磁性層の特性を向上できない問題がある。
また、後者のトップピン構造を採用した場合には、磁性層の特性を向上できるという利点が得られる反面、ピン層も十字型になるため、ピン層からの漏れ磁場が著しく不均一になり、MTJ素子の形状のばらつきに起因して、MTJ素子間での磁界のばらつきも大きくなる問題が生じる。
特開2002−170376 USP6,545,906 USP6,081,445 M.Durlam et al. "A low power 1Mbit MRAM based on 1T1MTJ bit cell integrated with Copper Interconnects", IEEE, 2002 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers T.HONDA et al. "MRAM-Writing Circuitry to Compensate for Thermal-Variation of Magnetization-Reversal Current", 2002 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers, pp.156-157, July 2002 Roy Scheuerlein et al. "A 10ns Read and Write Non-Volatile Memory Array Using a Magnetic Tunnel Junction and FET Switch in each Cell", ISSCC2000 Technical Digest, pp.128-129 A Bette et.al. "A High-Speed 128Kbit MRAM Core for Future Universal Memory Applications", 2003 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers, pp.217-220, July 2003 A.R.Sitaram et.al. "A 0.18um Logic-based MRAM Technology for High Performance Nonvolatile Memory Applications", 2003 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers, p.14, July 2003
本発明の目的は、第一に、フォトリソグラフィの高解像度技術を先取りすることなく、プロセスを工夫することにより、素子間の形状のばらつきが少ないシャープな輪郭の十字型MTJ素子を形成すること、第二に、ピン層からの漏れ磁場が少なく、かつ、磁性層の特性も向上できるMTJ素子を提案すること、第三に、書き込み磁界を効率よくMTJ素子に加えることができるMTJ素子と書き込み線との位置関係を提案することにある。
本発明の例に関わる磁気ランダムアクセスメモリは、データを記憶する磁気抵抗効果素子を備え、前記磁気抵抗効果素子は、残留磁化の向きにより異なるデータを記憶する第1磁性層と、前記第1磁性層上に配置される非磁性層と、前記非磁性層上に配置され、磁化状態が固定される第2磁性層とから構成され、前記第1磁性層は、第1方向の最大長がL1、前記第1方向に直交する第2方向の最大長がL2である十字形状を有し、前記第2磁性層は、前記第1方向の最大長がL3(≦L1)、前記第2方向の最大長がL4(<L2)である四角形状を有する。
本発明の例に関わる磁気ランダムアクセスメモリは、残留磁化の向きにより異なるデータを記憶する第1磁性層、磁化状態が固定される第2磁性層、及び、前記第1及び第2磁性層の間に配置される非磁性層から構成される磁気抵抗効果素子と、前記磁気抵抗効果素子の上部に配置される書き込み線と、前記磁気抵抗効果素子と前記書き込み線とを接続するコンタクトピラーとを備え、前記磁気抵抗効果素子の少なくとも前記第1磁性層は、第1方向の最大長がL1、前記第1方向に直交する第2方向の最大長がL2である十字形状を有し、前記コンタクトピラーは、前記第1方向の最大長がD1(≦L1)、前記第2方向の最大長がD2(<L2)である四角形状を有する。
本発明の例に関わる半導体装置の製造方法は、被エッチング層を形成する工程と、前記被エッチング層上に第1絶縁層を形成する工程と、前記第1絶縁層上に第1方向に延びる第1マスクを形成する工程と、前記第1マスクの側壁にサイドウォールを形成する工程と、前記第1マスク及び前記サイドウォールをマスクにして前記第1絶縁層をエッチングする工程と、前記被エッチング層上、前記第1マスク上及び前記サイドウォール上に、前記第1方向に交差する第2方向に延びる第2マスクを形成する工程と、前記第2マスクをマスクにして、前記第1マスク、前記サイドウォール及び前記第1絶縁層をエッチングする工程と、前記第2マスクを等方的にエッチングしてその幅を狭める工程と、前記第2マスクをマスクにして前記第1絶縁層をエッチングする工程と、前記第2マスク及び前記サイドウォールを除去する工程と、前記第1絶縁層及び前記第1マスク層をマスクにして前記被エッチング層を十字形にエッチングする工程とを備える。
本発明の例によれば、第一に、2回のフォトリソグラフィにより互いに交差するライン&スペースのマスクを形成し、その交差部にMTJ素子を形成することにより、フォトリソグラフィの高解像度技術を先取りすることなく、素子間の形状のばらつきが少ないシャープな輪郭の十字型MTJ素子を形成することができる。
第二に、トップピン構造のMTJ素子において、ピン層を四角形状(例えば、長方形)とすることにより、ピン層からの漏れ磁場を少なくでき、MTJ素子間における磁界のばらつきをなくすことができる。しかも、磁性層の特性も向上できる。
第三に、MTJ素子のパターニング時に、同時に、書き込み線とのコンタクトをとるための四角形状のコンタクトピラーを形成することにより、ヨーク材とフリー層との距離を近づけることができ、書き込み磁界を効率よくMTJ素子に加えることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の例を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
まず、参考例としてのMTJ素子の形状と共に、ピン層からの漏れ磁場が少なく、磁性層の特性も向上できるMTJ素子の形状について説明する。その後、書き込み線のヨーク材とMTJ素子のフリー層との距離を近づけることができるデバイス構造について説明する。そして、最後に、輪郭がぼやけずに、かつ、素子間の形状ばらつきが少ない十字型MTJ素子を得るためのプロセスについて説明する。
1. MTJ素子の形状
図1乃至図3は、本発明の参考例としてのMTJ素子の形状を示している。
MTJ素子(MTJ[A]orMTJ[B])は、図1に示すように、例えば、シリコン基板上にアレイ状に配置される。MTJ素子は、十字型を有している。
(1) トップピン構造の十字型MTJ素子
図2は、トップピン構造の十字型MTJ素子を示している。
MTJ素子(MTJ[A])は、フリー層(記録層)11、トンネル絶縁層12及びピン層(固定層)13から構成される。
フリー層11は、強磁性体から構成され、書き込みデータの値に応じて磁化状態が変化する層となる。フリー層11上には、非磁性体から構成されるトンネル絶縁層12が形成される。トンネル絶縁層12は、単層から構成されていてもよいし、また、複数層から構成されていてもよい。トンネル絶縁層12上には、ピン層13が形成される。ピン層13は、強磁性体から構成され、書き込みデータの値によらず、常に一定の磁化状態を有する層となる。
この構造では、MTJ素子のピン層13が十字形状を有している。このため、ピン層13からの漏れ磁場が著しく不均一になり、MTJ素子の形状のばらつきに起因して、MTJ素子間での磁界のばらつきも大きくなる。
(2) ボトムピン構造の十字型MTJ素子
図3は、ボトムピン構造の十字型MTJ素子を示している。
MTJ素子(MTJ[B])は、フリー層(記録層)11、トンネル絶縁層12及びピン層(固定層)13から構成される。
ピン層13は、四角形状を有する。ピン層13は、強磁性体から構成され、書き込みデータの値によらず、常に一定の磁化状態を有する層となる。ピン層13上には、非磁性体から構成されるトンネル絶縁層12が形成される。トンネル絶縁層12は、単層から構成されていてもよいし、また、複数層から構成されていてもよい。トンネル絶縁層12上には、フリー層11が形成される。フリー層11は、強磁性体から構成され、書き込みデータの値に応じて磁化状態が変化する層となる。
この構造では、MTJ素子のピン層13が四角形状を有している。このため、ピン層13からの漏れ磁場のMTJ素子内部での分布を小さく抑えることが可能である。しかし、この構造では、ピン層13とフリー層11の形成時に生じる合せずれにより、漏れ磁場の大きさが変化し、安定した磁気特性を得ることが難しくなる。
(3) 改良されたトップピン構造の十字型MTJ素子
図4及び図5は、本発明の例に関わるMTJ素子の形状を示している。
MTJ素子(MTJ[C])は、図4に示すように、例えば、シリコン基板上にアレイ状に配置される。MTJ素子は、十字型を有している。
MTJ素子(MTJ[C])は、トップピン構造を有し、フリー層(記録層)11、トンネル絶縁層12及びピン層(固定層)13から構成される。
フリー層11は、強磁性体から構成され、書き込みデータの値に応じて磁化状態が変化する層となる。フリー層11上には、非磁性体から構成されるトンネル絶縁層12が形成される。トンネル絶縁層12は、単層から構成されていてもよいし、また、複数層から構成されていてもよい。トンネル絶縁層12上には、ピン層13が形成される。ピン層13は、強磁性体から構成され、書き込みデータの値によらず、常に一定の磁化状態を有する層となる。
ここで、本発明の例では、MTJ素子のフリー層11及びトンネル絶縁層12は、Y方向の最大長がL1、X方向の最大長がL2である十字形状を有している。L1とL2は、同じであっても、又は、異なっていてもよい。
また、MTJ素子のピン層13は、Y方向の最大長がL3、X方向の最大長がL4である四角形状を有している。L3は、L1と同じ又はそれよりも小さく、L4は、L2よりも小さい。L3は、L4よりも大きいため、MTJ素子のピン層13は、Y方向に長い長方形を有している。
本発明の例に関わるMTJ素子の形状は、一般的には、以下のように表現することができる。フリー層11におけるY方向の最大長L1とY方向に直交するX方向の最大長L2との比(アスペクト比:L1/L2)は、ピン層13におけるY方向の最大長L3とX方向の最大長L4との比(アスペクト比:L3/L4)よりも小さく、かつ、L2>L4である。
なお、Y方向は、MTJ素子の磁化容易軸に平行な方向であってもよいし、また、磁化困難軸に平行な方向であってもよい。
この構造によれば、MTJ素子のピン層13からの漏れ磁場を少なくでき、MTJ素子間における磁界のばらつきをなくすことができる。しかも、磁性層の特性も向上できる。
(4) まとめ
トップピン構造のMTJ素子の問題は、図6に示すように、ピン層も十字形状であったがために、MTJ素子の端部Bの磁場強度がその中心部Aの磁場強度の3倍程度にもなるという点にあった。本発明の例では、図7に示すように、ピン層を四角形状(例えば、長方形)とすることにより、MTJ素子の端部Bの磁場強度をその中心部Aの磁場強度の1/2程度にすることができる。つまり、MTJ素子内での磁界の均一化を実現でき、かつ、MTJ素子間における磁界のばらつきをなくすことができる。
2. デバイス構造
(1). 第1例
図8乃至図10は、本発明の例に関わるメモリセルのデバイス構造を示している。図9は、図8のIX−IX線に沿う断面、図10は、図8のX−X線に沿う断面である。
第1例は、図2のMTJ素子(MTJ[A])又は図3のMTJ素子(MTJ[B])を使用した場合のデバイス構造の例である。
P型シリコン基板の表面領域には、読み出し選択スイッチRSWとしてのNチャネルMOSトランジスタが形成される。このトランジスタのゲートは、読み出しワード線RWLとなり、例えば、X方向に延びる。
読み出し選択スイッチRSWとしてのNチャネルMOSトランジスタの2つのソース/ドレイン領域の一方は、読み出しビット線RBLに接続される。読み出しビット線RBLは、例えば、Y方向に延び、読み出し回路(センスアンプを含む)に接続される。2つのソース/ドレイン領域の他方は、導電板10に接続される。
導電板10上には、十字型MTJ素子(MTJ[A]又はMTJ[B])が配置される。MTJ素子の直下には、X方向に延びる書き込みワード線WWLが配置される。書き込みワード線WWLは、MTJ素子から一定距離だけ離れている。
MTJ素子上には、コンタクトピラー(導電体)14が配置される。コンタクトピラー14は、四角形状、例えば、Y方向に長い長方形を有している。ここで、Y方向は、例えば、MTJ素子の磁化容易軸に垂直となる。本例では、コンタクトピラー14の長辺D1は、MTJ素子のY方向の最大長L1と同じであり、コンタクトピラー14の短辺D2は、MTJ素子のX方向の最大長L2よりも短い。
本発明の例では、MTJ素子及びコンタクトピラー14の形状を以下のように表現することができる。MTJ素子の少なくともフリー層におけるY方向の最大長L1とY方向に直交するX方向の最大長L2との比(アスペクト比:L1/L2)は、コンタクトピラー14におけるY方向の最大長D1とX方向の最大長D2との比(アスペクト比:D1/D2)よりも小さく、かつ、L2>D2である。
コンタクトピラー14上には、Y方向に延びる書き込みビット線WBLが配置される。書き込みビット線WBLは、コンタクトピラー14を経由して、MTJ素子に電気的に接続される。
書き込みビット線WBLの上面及び側面には、ヨーク材15が配置される。
ここで、本例では、ヨーク材15の底面の位置が書き込みビット線WBLの底面の位置よりも低いため、ヨーク材15とMTJ素子のフリー層との距離が近く、書き込みビット線WBLに流す電流により発生する磁界を、効率よく、MTJ素子のフリー層に与えることができる。
このデバイス構造によれば、コンタクトピラー14をハードマスクにしてMTJ素子をエッチングでき、かつ、エッチング時にコンタクトピラーの高さを調整することができるため、その後の書き込みビット線WBL及びヨーク材15の形成を容易に行える。
(2). 第2例
図11乃至図13は、本発明の例に関わるメモリセルのデバイス構造を示している。図12は、図11のXII−XII線に沿う断面、図13は、図11のXIII−XIII線に沿う断面である。
第2例は、図5のMTJ素子(MTJ[C])を用いたデバイス構造の例である。
P型シリコン基板の表面領域には、読み出し選択スイッチRSWとしてのNチャネルMOSトランジスタが形成される。このトランジスタのゲートは、読み出しワード線RWLとなり、例えば、X方向に延びる。
読み出し選択スイッチRSWとしてのNチャネルMOSトランジスタの2つのソース/ドレイン領域の一方は、読み出しビット線RBLに接続される。読み出しビット線RBLは、例えば、Y方向に延び、読み出し回路(センスアンプを含む)に接続される。2つのソース/ドレイン領域の他方は、導電板10に接続される。
導電板10上には、十字型MTJ素子(MTJ[C])が配置される。MTJ素子の直下には、Y方向に延びる書き込みビット線WBLが配置される。書き込みビット線WBLは、MTJ素子から一定距離だけ離れている。
MTJ素子上には、コンタクトピラー(導電体)14が配置される。コンタクトピラー14は、四角形状、例えば、X方向に長い長方形を有している。また、本例では、コンタクトピラー14の形状とMTJ素子のピン層の形状とが同じである。つまり、ピン層も、四角形状、例えば、X方向に長い長方形を有している。
MTJ素子の磁化容易軸は、例えば、X方向に平行となる。
コンタクトピラー14及びピン層の長辺D1は、MTJ素子のX方向の最大長L1と同じであり、コンタクトピラー14及びピン層の短辺D2は、MTJ素子のY方向の最大長L2よりも短い。
本発明の例では、MTJ素子及びコンタクトピラー14の形状を以下のように表現することができる。MTJ素子の少なくともフリー層におけるY方向の最大長L1とY方向に直交するX方向の最大長L2との比(アスペクト比:L1/L2)は、MTJ素子のピン層及びコンタクトピラー14におけるY方向の最大長D1とX方向の最大長D2との比(アスペクト比:D1/D2)よりも小さく、かつ、L2>D2である。
コンタクトピラー14上には、X方向に延びる書き込みワード線(読み出し線兼用)WWLが配置される。書き込みワード線WWLは、コンタクトピラー14を経由して、MTJ素子に電気的に接続される。
書き込みワード線WWLの上面及び側面には、ヨーク材15が配置される。
本例においては、ヨーク材15の底面の位置は、書き込みワード線WWLの底面の位置よりも低く設定される。これにより、ヨーク材15とMTJ素子のフリー層との距離が近くなり、結果として、書き込みワード線WWLに流す電流により発生する磁界を、効率よく、MTJ素子のフリー層に与えることができる。
このデバイス構造においても、コンタクトピラー14をハードマスクにしてMTJ素子をエッチングでき、かつ、エッチング時にコンタクトピラーの高さを調整することができるため、その後の書き込みワード線WWL及びヨーク材15の形成を容易に行える。
3. 製造方法
以下、輪郭がぼやけることなく、かつ、素子間の形状のばらつきが少ない十字型MTJ素子の製造方法について説明する。いずれの製造方法も、互いに交差するライン&スペースのマスクを形成し、その交差部にMTJ素子を形成する点に特徴を有する。
(1) 製造方法1
まず、図14に示すように、MTJ素子の元になる磁性層を含むラミネート層20を形成する。続けて、ラミネート層20上に、例えば、アルミニウムから構成される金属層21を形成し、さらに、金属層21上に、第1及び第2絶縁層22,23を形成する。
ここで、ラミネート層20と金属層21との間には、キャップ層(例えば、Ru)を介在させてもよい。キャップ層が配置される場合、このキャップ層は、ピン層(MTJ[A]及びMTJ[C]の場合)又はフリー層(MTJ[B]の場合)と同時に加工され、ピン層又はフリー層と同じ形となる。キャップ層は、加工時に、ピン層又はフリー層が劣化するのを防ぐために用いられる。
第1及び第2絶縁層22,23は、共に、例えば、酸化シリコンなどの酸化材料から構成されてもよいし、また、エッチング選択比を持つ互いに異なる材料(例えば、酸化シリコンと窒化シリコン)から構成されていてもよい。
そして、1回目のフォトリソグラフィを行い、Y方向に延びるライン&スペースのフォトマスク(レジスト)を形成する。このフォトマスクをマスクにして第2絶縁層23をエッチングし、Y方向に延びるライン状の第2絶縁層23を形成する。この後、例えば、アッシングにより、フォトマスクは除去される。
ラインとスペースとが周期的に繰り返すライン&スペースのパターンによれば、孤立ラインのみでMTJ素子を形成する場合に比べて、リソグラフィ工程のプロセスマージンを拡大できる。
なお、図15は、図14の平面図のエリアをさらに拡大し、ライン&スペースのパターンを分かり易く示している。
次に、図16に示すように、アモルファスシリコン層24を形成し、かつ、RIEにより、このアモルファスシリコン層24をエッチングする。その結果、第2絶縁層23の側壁には、アモルファスシリコン層24からなるサイドウォールが形成される。
続けて、第2絶縁層23及びアモルファスシリコン層24をマスクにして、RIEにより、第1絶縁層22をエッチングする。その結果、第1絶縁層22は、第2絶縁層23及びアモルファスシリコン層24からなるサイドウォールの直下のみに残存する。
次に、図17に示すように、再び、アモルファスシリコン層25を形成する。
そして、2回目のフォトリソグラフィを行い、X方向に延びるライン&スペースのフォトマスク(レジスト)を形成する。このフォトマスクをマスクにして、第1及び第2絶縁層22,23並びにアモルファスシリコン層24,25をエッチングする。その結果、X方向に延びるライン状のアモルファスシリコン層24,25が形成される。この後、例えば、アッシングにより、フォトマスクは除去される。
ここでも、ライン&スペースのパターンが採用されているが、これにより、孤立ラインのみでMTJ素子を形成する場合に比べて、リソグラフィ工程のプロセスマージンを拡大できる。
なお、図18は、図17のプロセスを終えた時点での第2絶縁層23のパターンを分かり易く示している。
ここで、一つ、変形例について説明する。
図16の段階において、例えば、図47に示すように、第1絶縁層22のエッチングに引き続き、第2絶縁層23及びアモルファスシリコン層24をマスクにして、RIEにより、金属層21及びラミネート層20をエッチングしてもよい(A-A,B-B,C-C断面参照)。また、図17の段階において、例えば、図48に示すように、第1絶縁層22のエッチングに引き続き、RIEにより、金属層21及びラミネート層20をエッチングしてもよい(D-D断面参照)。
この場合、例えば、MTJ素子[B]を形成すると、図49に示すように、十字形状のフリー層11のX方向及びY方向の側面と、四角形状のピン層13のX方向及びY方向の側面とを一致させることができる。
このような変形例によれば、十字形状のフリー層11と四角形状のピン層13とを自己整合的に形成できるため、両者の合せずれによるMTJ素子間での漏れ磁場のばらつき、という問題を解消することができ、歩留り向上を実現できる。
次に、図19に示すように、CDE (Chemical Dry Etching) により、アモルファスシリコン層24,25を等方的にエッチングし、X方向に延びるライン状のアモルファスシリコン層24,25の幅を狭くする(リセスエッチング)。
なお、図20は、図19のプロセスを終えた時点での第2絶縁層23及びアモルファスシリコン層25のパターンを分かり易く示している。
次に、図21に示すように、アモルファスシリコン層24,25をマスクにして、RIEにより、第1絶縁層22をエッチングすると、十字形状の第1絶縁層22が形成される。この時、同時に、第2絶縁層23の一部及びアモルファスシリコン層25の一部も、多少、エッチングされる。
ここで、第1絶縁層22と第2絶縁層23とのエッチング選択比を十分に確保すれば、第2絶縁層23のエッチングは、最小限に抑えられる。
次に、図22に示すように、アモルファスシリコン層24,25を除去すると、第1絶縁層22及び第2絶縁層23による「十字型」のマスクが形成される。
次に、図23に示すように、例えば、アルゴンイオンミリングにより、金属層21、第1絶縁層22及び第2絶縁層23をエッチングする。この時、第1絶縁層22及び第2絶縁層23がマスクの役割を果たすため、これら絶縁層の形状(十字型)が金属層21に転写される。
また、このエッチングでは、例えば、エッチング時間などの調整により、第2絶縁層23を除去し、四角形状(Y方向に長い長方形状)の第1絶縁層22を残存させる。
つまり、この時点では、MTJ素子となるラミネート層20上には、十字形状の金属層21と四角形状の第1絶縁層22のみが残存する。
また、このプロセスを終えた時点において、 a. 十字形状の金属層21及び第1絶縁層22と四角形状の第2絶縁層23とが残存するようにしてもよいし、 b. 十字形状の金属層21と四角形状の第1絶縁層22及び第2絶縁層23とが残存するようにしてもよい。
四角形状の第1絶縁層22又は第2絶縁層23を残存させる理由は、この後のプロセスで、ピン層又はコンタクトピラーの形状を「四角形状」とするためである。
従って、後述するピン層又はコンタクトピラーの形状をMTJ素子と同じ「十字型」にする場合には、 a. 十字形状の金属層21のみ、 b. 十字型の金属層21及び第1絶縁層22、又は、 c. 十字型の金属層21、第1絶縁層22及び第2絶縁層23を残存させるようにしてもよい。
なお、図24は、図23のプロセスを終えた時点での金属層21及び第1絶縁層22のパターンを分かり易く示している。
この後のプロセスは、図2又は図3に示すMTJ素子(MTJ[A],MTJ[B])を形成する場合と、図5に示すMTJ素子(MTJ[C])を形成する場合とで異なる。
以下のプロセスにおいて、ラミネート層20は、フリー層11、トンネル絶縁層12及びピン層13から構成されているものとする。
1. MTJ素子(MTJ[A],MTJ[B])を形成する場合
図25又は図26に示すように、図23のプロセスを終えた時点において、ラミネート層20上には、十字形状の金属層21と四角形状の第1絶縁層22とが残存しているものとする。
この場合、図27又は図28に示すように、例えば、アルゴンイオンミリングにより、ラミネート層20、金属層21及び第1絶縁層22をエッチングすると、金属層21及び第1絶縁層22がマスクの役割を果たすため、十字形状のMTJ素子が形成される。
つまり、このエッチングにより、十字形状のフリー層11、トンネル絶縁層12及びピン層13が形成される。
ここで、十字形状のMTJ素子(ラミネート層)20上には、四角形状のコンタクトピラー(金属層)21が同時に形成される。本例では、このコンタクトピラー21は、Y方向に長い長方形を有している。
従って、この後、コンタクトピラー21上にヨーク付き書き込み線を形成するが、この時、例えば、図8乃至図10のデバイス構造を容易に形成できる。
2. MTJ素子(MTJ[C])を形成する場合
図29に示すように、図23のプロセスを終えた時点において、ラミネート層20上には、十字形状の金属層21と四角形状の第1絶縁層22とが残存しているものとする。
この場合、図30に示すように、例えば、アルゴンイオンミリングにより、ラミネート層20、金属層21及び第1絶縁層22をエッチングすると、金属層21及び第1絶縁層22がマスクの役割を果たすため、十字形状のフリー層11及びトンネル絶縁層12と、四角形状のピン層13とが形成される。
ここで、図31に示すように、例えば、図29における第1絶縁層22の厚さなどを調整することにより、四角形状のピン層13上に、ピン層13と同じ形を持つ四角形状のコンタクトピラー(金属層)21を残存させることも可能である。
従って、この後、コンタクトピラー21上にヨーク付き書き込み線を形成するが、この時、例えば、図11乃至図13のデバイス構造を容易に形成できる。
以上、説明したように、本発明の例に関わる製造方法1によれば、2回のフォトリソグラフィにより互いに交差するライン&スペースのマスクを形成し、その交差部にMTJ素子を形成している。
また、2回のフォトリソグラフィでは、いずれも単純なライン&スペースのパターンを形成するため、これらリソグラフィプロセスの間で生じる合せずれに関しても、大きな問題となることはない。
従って、本発明の例に関わる製造方法1によれば、フォトリソグラフィの高解像度技術を先取りすることなく、素子間の形状のばらつきが少ないシャープな輪郭の十字型MTJ素子を形成することができる。
特に、十字形状のフリー層11のY方向の最大長L1とX方向の最大長L2とが、共に、リソグラフィ技術の最小加工寸法の2倍程度である場合において、本発明の例によれば、フリー層(十字形状)11、ピン層(四角形状又は十字形状)13及びコンタクトピラー(四角形状)21の角部の輪郭を曲率1/Rの曲線で近似すると、「R」の値は、L1又はL2の20%以下にすることができる。
この場合、MTJ素子のフリー層の磁気特性が改善され、ディスターブ耐性が大幅に向上する。なお、製造方法1は、MTJ素子に限らず、幅広く、十字形状を有する素子に適用できる。
(2) 製造方法2
製造方法2は、ボトムピン構造の十字型MTJ素子の製造方法に関する。
まず、図32に示すように、ピン層13となる強磁性層、トンネル絶縁層12となる非磁性層及びフリー層11となる強磁性層をそれぞれ形成する。続けて、フリー層11となる強磁性層上に、例えば、アルミニウムから構成される金属層21を形成し、さらに、金属層21上に、絶縁層23を形成する。
ここで、フリー層11と金属層21との間には、キャップ層(例えば、Ru)を介在させてもよい。キャップ層が配置される場合、このキャップ層は、フリー層11と同時に加工され、フリー層11と同じ形となる。キャップ層は、加工時に、フリー層11が劣化するのを防ぐために用いられる。
1回目のフォトリソグラフィを行い、Y方向に延びるライン&スペースのフォトマスク(レジスト)を形成する。このフォトマスクをマスクにして絶縁層23をエッチングし、Y方向に延びるライン状の絶縁層23を形成する。この後、例えば、アッシングにより、フォトマスクは除去される。
次に、図33に示すように、アモルファスシリコン層24を形成し、かつ、RIEにより、このアモルファスシリコン層24をエッチングする。その結果、絶縁層23の側壁には、アモルファスシリコン層24からなるサイドウォールが形成される。
続けて、絶縁層23及びアモルファスシリコン層24をマスクにして、RIEにより、金属層21をエッチングする。その結果、金属層21は、絶縁層23及びアモルファスシリコン層24からなるサイドウォールの直下のみに残存する。
次に、図34に示すように、再び、アモルファスシリコン層25を形成する。
そして、2回目のフォトリソグラフィを行い、X方向に延びるライン&スペースのフォトマスク(レジスト)を形成する。このフォトマスクをマスクにして、金属層21、絶縁層23及びアモルファスシリコン層24,25をエッチングする。その結果、X方向に延びるライン状のアモルファスシリコン層24,25が形成される。この後、例えば、アッシングにより、フォトマスクは除去される。
次に、図35に示すように、CDE (Chemical Dry Etching) により、アモルファスシリコン層24,25を等方的にエッチングし、X方向に延びるライン状のアモルファスシリコン層24,25の幅を狭くする(リセスエッチング)。
次に、図36に示すように、アモルファスシリコン層24,25をマスクにして、RIEにより、金属層21をエッチングすると、十字形状の金属層21が形成される。
次に、図37に示すように、アモルファスシリコン層24,25を除去すると、MTJ素子となるフリー層11、トンネル絶縁層12及びピン層13の上部には、十字形状の金属層21と四角形状の絶縁層23とからなるマスクが形成される。
次に、図38に示すように、例えば、アルゴンイオンミリングにより、フリー層11、トンネル絶縁層12、ピン層13、金属層21及び絶縁層23をエッチングすると、金属層21及び絶縁層23がマスクの役割を果たすため、金属層21の形状(十字型)がフリー層11、トンネル絶縁層12及びピン層13に転写される。
ここで、このエッチングプロセスに関しては、ピン層13がエッチングされないような条件で行うこともできる。つまり、ピン層13については、このエッチングプロセス前後のプロセスで、独自にパターニングを行うことにより、四角形状のピン層13を得ることが可能である。
また、このエッチングプロセスでは、十字型のMTJ素子が得られると同時に、そのMTJ素子上に、四角形状の金属層(コンタクトピラー)21が得られる。つまり、金属層21に関しては、絶縁層23がマスクの役割を果たすため、絶縁層23の形状(四角形)が金属層21に転写される。
従って、この後、コンタクトピラー21上にヨーク付き書き込み線を形成するが、この時、例えば、図8乃至図10のデバイス構造を容易に形成できる。
以上、説明したように、本発明の例に関わる製造方法2においても、2回のフォトリソグラフィにより互いに交差するライン&スペースのマスクを形成し、その交差部にMTJ素子を形成している。
また、2回のフォトリソグラフィでは、いずれも単純なライン&スペースのパターンを形成するため、これらリソグラフィプロセスの間で生じる合せずれに関しても、大きな問題となることはない。
従って、本発明の例に関わる製造方法2によれば、フォトリソグラフィの高解像度技術を先取りすることなく、素子間の形状のばらつきが少ないシャープな輪郭の十字型MTJ素子を形成することができる。
特に、十字形状のフリー層11のY方向の最大長L1とX方向の最大長L2とが、共に、リソグラフィ技術の最小加工寸法の2倍程度である場合において、本発明の例によれば、フリー層(十字形状)11、ピン層(四角形状又は十字形状)13及びコンタクトピラー(四角形状)21の角部の輪郭を曲率1/Rの曲線で近似すると、「R」の値は、L1又はL2の20%以下にすることができる。
この場合、MTJ素子のフリー層の磁気特性が改善され、ディスターブ耐性が大幅に向上する。なお、製造方法2についても、MTJ素子に限らず、幅広く、十字形状を有する素子に適用できる。
(3) 製造方法3
製造方法3は、トップピン構造の十字型MTJ素子の製造方法に関する。
まず、図39に示すように、フリー層11となる強磁性層、トンネル絶縁層12となる非磁性層及びピン層13となる強磁性層をそれぞれ形成する。続けて、ピン層13となる強磁性層上に、例えば、アルミニウムから構成される金属層21を形成し、さらに、金属層21上に、絶縁層23を形成する。
ここで、ピン層13と金属層21との間には、キャップ層(例えば、Ru)を介在させてもよい。キャップ層が配置される場合、このキャップ層は、ピン層13と同時に加工され、ピン層13と同じ形となる。キャップ層は、加工時に、ピン層13が劣化するのを防ぐために用いられる。
1回目のフォトリソグラフィを行い、Y方向に延びるライン&スペースのフォトマスク(レジスト)を形成する。このフォトマスクをマスクにして絶縁層23をエッチングし、Y方向に延びるライン状の絶縁層23を形成する。この後、例えば、アッシングにより、フォトマスクは除去される。
次に、図40に示すように、アモルファスシリコン層24を形成し、かつ、RIEにより、このアモルファスシリコン層24をエッチングする。その結果、絶縁層23の側壁には、アモルファスシリコン層24からなるサイドウォールが形成される。
続けて、絶縁層23及びアモルファスシリコン層24をマスクにして、RIEにより、金属層21をエッチングする。その結果、金属層21は、絶縁層23及びアモルファスシリコン層24からなるサイドウォールの直下のみに残存する。
次に、図41に示すように、再び、アモルファスシリコン層25を形成する。
そして、2回目のフォトリソグラフィを行い、X方向に延びるライン&スペースのフォトマスク(レジスト)を形成する。このフォトマスクをマスクにして、金属層21、絶縁層23及びアモルファスシリコン層24,25をエッチングする。その結果、X方向に延びるライン状のアモルファスシリコン層24,25が形成される。この後、例えば、アッシングにより、フォトマスクは除去される。
次に、図42に示すように、CDE (Chemical Dry Etching) により、アモルファスシリコン層24,25を等方的にエッチングし、X方向に延びるライン状のアモルファスシリコン層24,25の幅を狭くする(リセスエッチング)。
次に、図43に示すように、アモルファスシリコン層24,25をマスクにして、RIEにより、金属層21をエッチングすると、十字形状の金属層21が形成される。
次に、図44に示すように、アモルファスシリコン層24,25を除去すると、MTJ素子となるフリー層11、トンネル絶縁層12及びピン層13の上部には、十字形状の金属層21と四角形状の絶縁層23とからなるマスクが形成される。
次に、図45及び図46に示すように、例えば、アルゴンイオンミリングにより、フリー層11、トンネル絶縁層12、ピン層13、金属層21及び絶縁層23をエッチングすると、金属層21及び絶縁層23がマスクの役割を果たすため、金属層21の形状(十字型)がフリー層11、トンネル絶縁層12及びピン層13に転写される。
また、このエッチングプロセスでは、十字型のMTJ素子が得られると同時に、そのMTJ素子上に、四角形状の金属層(コンタクトピラー)21が得られる。つまり、金属層21に関しては、絶縁層23がマスクの役割を果たすため、絶縁層23の形状(四角形)が金属層21に転写される。
ここで、このエッチングプロセスでは、ピン層13の形状に関して、以下の2通りを選択することができる。
一つは、図2に示すMTJ素子(MTJ[A])を形成する場合である。この場合、図45に示すように、例えば、アルゴンイオンミリングにより、金属層21の形状(十字型)をフリー層11、トンネル絶縁層12及びピン層13に転写すると共に、絶縁層23の形状(四角形)を金属層(コンタクトピラー)21に転写する。
このプロセスによれば、ピン層13は、十字型となり、コンタクトピラー21は、四角形となる。このプロセスは、マスクとなる金属層21及び絶縁層23の厚さなどを調整することにより、容易に行うことができる。
他の一つは、図5に示すMTJ素子(MTJ[C])を形成する場合である。この場合、図46に示すように、例えば、アルゴンイオンミリングにより、金属層21の形状(十字型)をフリー層11及びトンネル絶縁層12に転写すると共に、絶縁層23の形状(四角形)をピン層13及び金属層(コンタクトピラー)21に転写する。
このプロセスによれば、ピン層13とコンタクトピラー21は、共に、四角形となる。このプロセスに関しても、マスクとなる金属層21及び絶縁層23の厚さなどを調整することにより、容易に行うことができる。
従って、この後、コンタクトピラー21上にヨーク付き書き込み線を形成するが、この時、図8乃至図10のデバイス構造、又は、図11乃至図13のデバイス構造を容易に形成できる。
以上、説明したように、本発明の例に関わる製造方法3においても、2回のフォトリソグラフィにより互いに交差するライン&スペースのマスクを形成し、その交差部にMTJ素子を形成している。
また、2回のフォトリソグラフィでは、いずれも単純なライン&スペースのパターンを形成するため、これらリソグラフィプロセスの間で生じる合せずれに関しても、大きな問題となることはない。
従って、本発明の例に関わる製造方法3によれば、フォトリソグラフィの高解像度技術を先取りすることなく、素子間の形状のばらつきが少ないシャープな輪郭の十字型MTJ素子を形成することができる。
特に、十字形状のフリー層11のY方向の最大長L1とX方向の最大長L2とが、共に、リソグラフィ技術の最小加工寸法の2倍程度である場合において、本発明の例によれば、フリー層(十字形状)11、ピン層(四角形状又は十字形状)13及びコンタクトピラー(四角形状)21の角部の輪郭を曲率1/Rの曲線で近似すると、「R」の値は、L1又はL2の20%以下にすることができる。
この場合、MTJ素子のフリー層の磁気特性が改善され、ディスターブ耐性が大幅に向上する。なお、製造方法3についても、MTJ素子に限らず、幅広く、十字形状を有する素子に適用できる。
6. その他
本発明の例に関わるMTJ素子及びデバイス構造に関しては、MTJ素子は、完全な十字型であることが理想であるが、輪郭が多少ぼやけて、例えば、角部に丸みが形成されるような場合にも適用できる。
本発明の例に関わる製造方法1,2,3に関しては、十字型MTJ素子を例にとって説明したが、これに限定されることはなく、これら製造方法1,2,3は、例えば、微細な十字形状の形成に応用することができる。
また、本発明の例に関わる製造方法1,2,3では、アモルファスシリコン層をハードマスクとしたが、例えば、アモルファスシリコン層をレジスト層に変え、このレジスト層をマスクにして、絶縁層などのエッチングを行ってもよい。
本発明の例は、上述の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、構成要素を変形して具体化できる。また、上述の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を構成できる。例えば、上述の形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の例は、特に、微細化された十字型MTJ素子を有する磁気ランダムアクセスメモリに有効である。
参考例としてのMTJ素子の形状を示す平面図。 参考例としてのMTJ素子の形状を示す斜視図。 参考例としてのMTJ素子の形状を示す斜視図。 本発明の例に関わるMTJ素子の形状を示す平面図。 本発明の例に関わるMTJ素子の形状を示す斜視図。 図2のMTJ素子に発生する磁場を示す図。 図5のMTJ素子に発生する磁場を示す図。 本発明の第1例に関わるデバイス構造を示す平面図。 図8のIX−IX線に沿う断面図。 図8のX−X線に沿う断面図。 本発明の第2例に関わるデバイス構造を示す平面図。 図11のXII−XII線に沿う断面図。 図11のXIII−XIII線に沿う断面図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法2の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法2の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法2の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法2の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法2の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法2の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法2の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法3の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法3の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法3の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法3の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法3の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法3の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法3の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法3の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の変形例の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の変形例の一工程を示す図。 本発明の例に関わる製造方法1の変形例の一工程を示す図。
符号の説明
10: 導電板、 11: フリー層、 12: トンネル絶縁層、 13: ピン層、 14: コンタクトピラー、 15: ヨーク材、 20: ラミネート層、 21: 金属層、 22,23: 絶縁層、 24,25: アモルファスシリコン層、RSW: 読み出し選択スイッチ、 RWL: 読み出しワード線、 RBL: 読み出しビット線、 WWL: 書き込みワード線、 WBL: 書き込みビット線。

Claims (5)

  1. データを記憶する磁気抵抗効果素子を具備し、前記磁気抵抗効果素子は、
    残留磁化の向きにより異なるデータを記憶する第1磁性層と、前記第1磁性層上に配置される非磁性層と、前記非磁性層上に配置され、磁化状態が固定される第2磁性層とから構成され、
    前記第1磁性層は、第1方向の最大長がL1、前記第1方向に直交する第2方向の最大長がL2である十字形状を有し、前記第2磁性層は、前記第1方向の最大長がL3(≦L1)、前記第2方向の最大長がL4(<L2)である四角形状を有することを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ
  2. 残留磁化の向きにより異なるデータを記憶する第1磁性層、磁化状態が固定される第2磁性層、及び、前記第1及び第2磁性層の間に配置される非磁性層から構成される磁気抵抗効果素子と、前記磁気抵抗効果素子の上部に配置される書き込み線と、前記磁気抵抗効果素子と前記書き込み線とを接続するコンタクトピラーとを具備し、前記磁気抵抗効果素子の少なくとも前記第1磁性層は、第1方向の最大長がL1、前記第1方向に直交する第2方向の最大長がL2である十字形状を有し、前記コンタクトピラーは、前記第1方向の最大長がD1(≦L1)、前記第2方向の最大長がD2(<L2)である四角形状を有していることを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ。
  3. 請求項2に記載の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、さらに、前記書き込み線の側面に配置されるヨーク材を具備し、前記ヨーク材の底面の位置は、前記書き込み線の底面の位置よりも低いことを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ。
  4. 被エッチング層を形成する工程と、前記被エッチング層上に第1絶縁層を形成する工程と、前記第1絶縁層上に第1方向に延びる第1マスクを形成する工程と、前記第1マスクの側壁にサイドウォールを形成する工程と、前記第1マスク及び前記サイドウォールをマスクにして前記第1絶縁層をエッチングする工程と、前記被エッチング層上、前記第1マスク上及び前記サイドウォール上に、前記第1方向に交差する第2方向に延びる第2マスクを形成する工程と、前記第2マスクをマスクにして、前記第1マスク、前記サイドウォール及び前記第1絶縁層をエッチングする工程と、前記第2マスクを等方的にエッチングしてその幅を狭める工程と、前記第2マスクをマスクにして前記第1絶縁層をエッチングする工程と、前記第2マスク及び前記サイドウォールを除去する工程と、前記第1絶縁層及び前記第1マスク層をマスクにして前記被エッチング層を十字形にエッチングする工程とを具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 磁化状態が固定される第1磁性層と、前記第1磁性層上に配置される非磁性層と、前記非磁性層上に配置され、残留磁化の向きにより異なるデータを記憶する第2磁性層とを具備し、前記第2磁性層は、第1方向の最大長がL1、前記第1方向に直交する第2方向の最大長がL2である十字形状を有し、前記第1磁性層は、前記第1方向の最大長がL1である四角形状を有していることを特徴とする磁気抵抗効果素子。
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