JP3907889B2 - 基板搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、平面型表示装置(フラットパネルディスプレイ)や半導体デバイス等の製造過程で用いられる基板搬送技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
平面型表示装置や半導体デバイス等を製造する製造工場においては、クリーンルーム内にCVD装置やPVD装置、エッチング装置等の基板処理装置を同種毎に集めて所謂ジョブショップ(「ベイ」ともいう)を作り、処理すべき基板を各ジョブショップ内の装置間で搬送(工程内搬送)したり、ジョブショップ間で搬送(工程間搬送)したりすることが一般的である。
【0003】
また、従来においては、オープンカセットと呼ばれる一方向又は多方向が開口した容器に基板を複数枚(20〜25枚程度)収納した状態で基板の搬送を行っていた。このカセット単位での基板搬送は人力によって行っていたが、近年の基板の大型化、大口径化に伴って人力による基板搬送は困難となりつつあるため、工程内搬送では自動搬送台車を利用し、工程間搬送では天井搬送台車を利用するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の基板搬送方式はカセット単位でのバッチ式である。バッチ式搬送は製造工程が少なければ有効な方式であるが、近年の製品の多様化に起因する多品種少量生産においては、基板は同一の基板処理装置に送られることは希となるため、カセット単位でのバッチ式搬送では、工程毎に待ち状態の基板が生じてしまう。これは、製造工程全体をみた場合、非常に多くの仕掛りの基板を生じさせることになる。仕掛り在庫は製品価格を押し上げる原因となり、また同時に、製造工程全体の時間を長引かせる原因となる。
【0005】
このような弊害を除去するために、枚葉式の搬送方式が従来から考えられているが、自動搬送台車や天井搬送台車を用いて枚葉式搬送を行うこととすると、台車の走行経路が複雑化するため、コントロールが難しく、クリーンルームを大型化する必要も生じる。クリーンルームの大型化も製品のコストアップにつながるものである。加えて、自動搬送台車は低速であるため、枚葉式の搬送には不適であり、天井搬送台車では基板処理装置に対する基板のロード・アンロードを行うために他の搬送装置を設置しなければならず、技術的に困難である。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、平面型表示装置や半導体デバイスの製造における基板の工程内搬送或いは工程間搬送を効率よく枚葉式で行うことができ、且つ、クリーンルームを不要とすることのできる新規な基板搬送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、1つ以上の基板供給元から複数の基板供給先のいずれかに基板を搬送する基板搬送装置において、(A)基板が載置されこれを保持する面を有する基板保持手段と、この基板保持手段を囲み、複数の開口が形成された第1のハウジングと、第1のハウジングに設けられ該第1のハウジングの内部空間の清浄度を調整する空気清浄化手段とを有する第1の搬送モジュールと、(B)複数の開口が形成され、これらの開口のうちの任意の開口を前記第1の搬送モジュールにおける開口のいずれかに接続することで第1のハウジングに接続可能となっている第2のハウジングと、第2のハウジング内に設けられ、且つ、第2のハウジングに接続された第1のハウジング内の基板保持手段に基板を移送する伸縮機構を含む移送手段と、前記第2のハウジングに設けられ該第2のハウジングの内部空間の清浄度を調整する空気清浄化手段とを有する第2の搬送モジュールと、の組合せを備えてなることを特徴としている。また、基板保持手段は方向転換可能であるか、或いは、移送手段が回転可能となっている。更に、第1の搬送モジュールにおける前記空気清浄手段は、第1のハウジングの空気を取り出して再度該第1のハウジング内に戻すための第1の空気路と、第1のハウジングと第1の空気路との間で空気を循環させる第1の循環用ファンと、第1のハウジングと第1の空気路との間で循環される空気を清浄化する第1のエアフィルタとを有する第1の循環型エアフィルタ装置である。第2の搬送モジュールにおける空気清浄手段も同様に循環型エアフィルタ装置である。すなわち、この第2のエアフィルタ装置は、第2のハウジングの空気を取り出して再度該第2のハウジング内に戻すための第2の空気路と、第2のハウジングと第2の空気路との間で空気を循環させる第2の循環用ファンと、第2のハウジングと第2の空気路との間で循環される空気を清浄化する第2のエアフィルタとから構成されている。
【0008】
かかる構成においては、基板搬送装置を第1及び第2の搬送モジュールを適宜組み合わせることで、多数に分岐した搬送経路を作ることができる。すなわち、第1の搬送モジュールの開口のいずれかと第2の搬送モジュールの開口のいずれかとを適宜選択して接続することで、第1の搬送モジュールと第2の搬送モジュールとを種々の向きで組み合せることができ、搬送経路の分岐、合流、バイパスを自在に構成することができる。また、搬送経路の分岐部では、基板保持手段が方向転換可能であり又は移送手段が回転可能であるので、方向転換することができ、基板の移動方向を自由に変更することができる。
【0009】
また、本発明による基板搬送装置は、空気の存在する環境で基板を搬送するものであるが、第1のハウジングの内部空間及び第2のハウジングの内部空間の清浄度は、各ハウジングに設けられた空気清浄化手段によって調整可能であるので、清浄度の低い環境下であっても、基板の搬送空間に関しては清浄度を高く保つことができる。特に、第1と第2の搬送モジュールにおける空気清浄手段は共に循環型のエアフィルタ装置であり、空気の循環によりハウジング内の清浄度は高く維持される。
【0010】
更に、基板保持手段は、基板が載置される前記面に対して基板を上下させる上下動可能なリフトピンを有することが、基板保持手段と移送手段との間での基板の受渡しの容易化のために好適である。
【0011】
第1の搬送モジュール及び第2の搬送モジュールのそれぞれに基板の有無を検出する基板検出手段を設けた場合には、搬送中の基板の位置を把握することができ、搬送状態を把握するのに役立つ。
【0012】
この基板検出手段からの信号に応じて移送手段の駆動を遠隔的に制御することも可能となり、ひいては搬送全体の管理を行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、全図を通して同一又は相当部分には同一符号を付することとする。
【0014】
図1は、本発明による基板搬送装置の一実施形態を示している。図示の基板搬送装置10は、複数台のCVD装置やエッチング装置等の基板処理装置12により構成されたジョブショップ内で枚葉式基板搬送を行うためのものである。また、この実施形態では、最終的には平面型表示装置となる矩形のガラス基板を扱うものとする。
【0015】
図1に示す基板搬送装置10は、基本的には、3種類の搬送モジュール14,16,18から構成されている。第1の搬送モジュール14は主として基板の方向転換を行うよう機能し、第2の搬送モジュール16はガラス基板を第1の搬送モジュール14に対して受け渡すよう機能するものであり、両搬送モジュール14,16は互いに隣合った状態でモザイク状或いは市松模様状に配置される。また、第3の搬送モジュール18は、第1の搬送モジュール14と基板処理装置12との間でのガラス基板の受け渡しを行うためのものである。各搬送モジュール14,16,18の構造について、次に詳細に説明する。
【0016】
図2は第1の搬送モジュール14を示す水平断面図であり、図3は図2のIII−III線に沿っての断面図である。図2及び図3に示すように、第1の搬送モジュール14はハウジング20を備えている。図示実施形態では、このハウジング20は水平断面形状が略正方形の略直方体形状となっており、各側面に、後述する第2及び第3の搬送モジュール16,18のハウジングと結合させて内部を連通させるための開口22が形成されている。開口22は、ガラス基板Sをモジュール間で移動させるために必要な大きさと形状を有しており、図示のものは長円形ないしは略矩形形状となっている。また、各開口22には、当該開口22を開閉するためのゲートバルブ機構24(図3のみに示す)が取り付けられていることが好適であり、これにより必要に応じて、例えば基板処理装置10のなんらかの異常によりガスが当該モジュール14に漏洩した場合等、ハウジング20内部を密閉空間とすることが可能となる。更に、開口22を囲むハウジング外面には、隣接のモジュールとの結合を容易化するためのフランジ形継手26が設けられている。対向する1対の開口22の中心を結ぶ線CL1と、他の対の開口22の中心を結ぶ線CL2とは直交し、その交差点CPは互いにハウジング20の垂直方向に延びる中心軸線上に位置する。なお、ハウジング20の垂直方向の中心軸線と開口22との位置関係がこの状態にあれば、特にハウジング20の形状は図示のものに限定されない。また、ハウジング20は、上部に当該モジュール14の空気圧源や駆動制御ユニット28、歩行用のステップ30等の付属物が設置されたり、内部が減圧されたりすることがあるので、鋼製等の強度の高いものから構成されることが好ましい。
【0017】
ハウジング20の内部には、取り扱うガラス基板Sを載置するための略矩形の平板からなるプラットホーム(基板保持手段)32が水平に配置されている。このプラットホーム32の上面はガラス基板Sよりも僅かに大きく、その上面には基板Sと実質的に同形の凹部34が形成されている。凹部34の側壁面は上方ほど外方に傾斜しており、ガラス基板Sの受入れを容易化すると共に、プラットホーム32に対して基板Sを自動的に位置合わせできるようにしている。ガラス基板Sは電気的絶縁材であり、帯電しやすいので、プラットホーム32は静電気除去可能なように接地する等、静電気除去手段(図示しない)が施されるとよい。また、プラットホーム32上にガラス基板Sが載置されたか否かを検出する適当な検出器(基板検出手段:図示しない)を設けておくことも、搬送の自動制御のために有効である。
【0018】
プラットホーム32は、凹部34の所定箇所には、複数(図示実施形態では6つ)の貫通孔36が形成されている。この貫通孔36には、ガラス基板Sを凹部34から持ち上げ、逆にガラス基板Sを凹部34の底面に下降させるためのリフトピン38が下方から通される。リフトピン38は、プラットホーム32の下面に固定されたリフトピン駆動装置40により上下動されるようになっている。
【0019】
リフトピン駆動装置40のケーシングの下面は回転支持機構42を介してハウジング20の底部に支持されている。また、ハウジング20の底部には、空気圧式回転モータ又は電動モータ44が固定され、モータ44の駆動軸はリフトピン駆動装置40のケーシングの下面に接続されている。回転支持機構42としては、例えばラジアル・スラスト・ベアリングを用いることができるが、駆動装置40のケーシングとハウジング20の底部との間を気密に保つためのシールを有することが好ましい。回転支持機構42の回転中心軸線及びモータ44の駆動軸は、ハウジング20の垂直軸線と一致し、この回転中心軸線上にプラットホーム32(より詳細には、凹部34の底面)の中心点(CP)が配置されている。
【0020】
かかる構成では、モータ44を制御することで、リフトピン駆動装置40、ひいてはプラットホーム32を回転駆動することができる。この実施形態では、回転は図2の実線の位置と二点鎖線の位置との間(90度の範囲)で正逆両方向に行われる。これにより、いずれかの対の開口22にプラットホーム32の短辺側を選択的に向けることができる。この際、プラットホーム32の凹部34内に配置されたガラス基板Sの中心とプラットホーム32の回転中心とは実質的に一致しているため、回転モーメントは小さく、回転運動は円滑に行われ、回転支持機構42に過度の負荷が加わらない。これは摩耗を防止し、パーティクルの発生の抑制にもつながるものである。特に、近年、平面型表示装置は大型化の傾向があり、ガラス基板Sの重量も相当にあるため、この効果は極めて有用である。なお、ハウジング20は、このプラットホーム32の回転を妨げない寸法ないしは形状であって、可能な限り最小の容積となるようなものであることが必要となる。
【0021】
図4は第2の搬送モジュール16を示す水平断面図であり、図5は図4のV−V線に沿っての矢視図である。図4及び図5から理解される通り、この第2の搬送モジュール16も、基本時には第1の搬送モジュール14と同様なハウジング50を有している。但し、開口52は、1対の対向側面にのみ設けられ、他の対の側面には開口は形成されていない。従って、側面にのみフランジ形継手が設けられている。なお、図4において破線で示すように、他の対の側面にも開口を形成し、そこを通してガスラ基板Sの移送を行うようにしてもよい。この点については、後述する。また、このハウジング50の開口52にはゲートバルブは設けられていない。第1の搬送モジュール14のゲートバルブ機構24を共用することができるからである。勿論、第2の搬送モジュール16にゲートバルブ機構を設けて、第1の搬送モジュール14のゲートバルブ機構を省略することも可能である。
【0022】
ハウジング50の内部には、第1の搬送モジュール14からガラス基板Sを受け取り、別の第1の搬送モジュール14に基板Sを渡すための移送装置(移送手段)56が配置されている。この移送装置56は、ガラス基板Sを支持するサポートバー58を水平に直動させ、開口52を通して隣接の第1の搬送モジュール14内に運び、リフトピン38を利用してプラットホーム32にガラス基板Sを移載するよう機能する。
【0023】
上記機能を有する移送装置56としては種々考えられるが、図示実施形態の移送装置56は伸縮機構を利用したものである。より詳細には、図示の移送装置56は、図4のVI−VI線に沿っての断面図である図6からも理解されるように、ハウジング50の内部の中央に設置された矩形のベースプレート60を有しており、このベースプレート60における互いに対向する1対の縁部は、対向する開口52の中心を結ぶ直線CL3と平行に配置されている。これらの縁部に沿って少なくとも1段、図示実施形態では2段のガイドレール62,64が配置され、その上に前記のサポートバー58が配置されている。ベースプレート60とガイドレール62との間、ガイドレール62,64間、ガイドレール64とサポートバー58との間は、前記中心線CL3と平行な方向に互いに摺動可能に接続されている。これらの部材58〜64間には、摺動を円滑に行い摩耗粉が生じないよう、テフロン等で防塵処理されたベアリングボール(図示しない)が介在されていることが有効である。このような配置構成においてガイドレール62,64及びサポートバー58を初期位置から水平方向に移動させると、図6に示すようにサポートバー58をベースプレート60から水平方向に大きくオフセットした位置に配置することができる。また、図示しないが、反対方向にも同様にサポートバー58をオフセットさせることができる。
【0024】
ガイドレール62,64及びサポートバー58を動作させる駆動機構としてはラック・ピニオンを利用したもの等が考えられるが、防塵性に優れた機構としては滑車とワイヤを利用したものがある。この滑車・ワイヤによる機構を概念的に示したものが図7である。滑車66は、ベースプレート60と各ガイドレール62,64の外側面の端部近くに取り付けられている。また、ガイドレール62,64に取り付けられた滑車66は、図8に明示するように2個の滑車66a,66bを同軸に且つ別個独立に回転可能に接続したものである。このように配列された滑車66と、ベースプレート60の下部に配置されたモータ68の回転軸の滑車70とに、ワイヤ72が図示のように巻き掛けられ、ワイヤ72の端部はサポートバー58の各端部に接続されている。なお、図7及び図8では、紙面の手前側の滑車66aを通るワイヤ72の部分を実線で、奥側を通るワイヤ72の部分を点線で示してある。また、滑車74はワイヤ72の転向用であり、滑車76はテンションをワイヤ72にかけるためのものである。ワイヤ72は表面が防塵加工されたスチールワイヤが好ましく、滑車66,70,74,76も同様に防塵加工されていることが好ましい。
【0025】
この構成において、例えばモータ68の回転軸を図7の矢印方向に回転させると、ガイドレール62,64及びサポートバー58は図7の(A)で示す初期位置から図7の(B)に示すように右方向に移動し、モータ68を逆転させれば、図示しないが、サポートバー58は左方向に移動する。サポートバー58を最も突き出した位置に移動させると、サポートバー58は開口52を通って第2の搬送モジュール16から出る。そして、第2の搬送モジュール16の当該開口52に第1の搬送モジュール14が接続されている場合、サポートバー58はプラットホーム32の上方に配置されることになる(図6参照)。
【0026】
サポートバー58は2本あり、互いに平行配置されている。また、サポートバー58の内側の縁部には複数の爪78が形成されており、両サポートバー58の爪78上にガラス基板Sが載置され支持されるようになっている。従って、サポートバー58をスライドさせて第1の搬送モジュール14内の奥まで挿入すると、サポートバー58により支持されたガラス基板Sはプラットホーム32の上方に配置され、且つ、ガラス基板Sの中心はプラットホーム32の垂直中心軸線(CP)上に配置される。なお、サポートバー58には、ガラス基板Sの有無を検出する検出器(図示しない)を設けておくことが好ましい。
【0027】
第3の搬送モジュール18は、第1の搬送モジュール14と基板処理装置12との間でのガラス基板Sの受け渡しを担うものである。この搬送モジュール18は基板処理装置12との関係で色々な構成をとることになるが、この実施形態では、第2の搬送モジュール16と同様な構成とし、その詳細な説明は省略する。但し、第3の搬送モジュール18は、基板処理装置12を大気に開放することなくガラス基板Sのロード・アンロードを可能とするために、内部を減圧することができるよう真空ポンプ(図示しない)が接続され、また、第3の搬送モジュール18と基板処理装置12との間の開口にはゲートバルブが設けられている。第1の搬送モジュール14との間の開口については、第1の搬送モジュール14のゲートバルブ機構24によって密閉されるので、ゲートバルブ機構は省略されている。
【0028】
このような搬送モジュール14,16,18は、図3に明示するように、基板処理装置12間の工場床面に設置された架台80の上に置かれて設置される。設置作業は、各搬送モジュールのハウジング上面に設けられたアイボルト32を用い、クレーンでモジュールを吊り上げて行うことが便利である。搬送モジュール14,16,18は熱膨張及び熱収縮するため、基板搬送装置10全体が位置ずれを生ずる可能性があるので、架台80は一方向に延びるレール84を持つものとし、そのレール84に溝86を形成し、そこに各搬送モジュールのハウジングの底面に設けた突起88と嵌合させて搬送モジュールを微小移動可能とすることが好適である。この溝86と突起88により、位置合わせも容易となる。
【0029】
各搬送モジュール14,16,18の位置は、第3の搬送モジュール18については、そのハウジングの一方の開口が基板処理装置12の開口と接続する位置となる。また、第3の搬送モジュール18における他方の開口には、第1の搬送モジュール14における開口22の一つが接続される。第2の搬送モジュール16は第1の搬送モジュール14と接続され、従って、第1及び第2の搬送モジュール14,16は市松模様のように配列される。モジュール間の接続は、熱膨張及び熱収縮を考慮して、弾性材料からなるガスケット90をフランジ形継手26,54間に介在させることが好ましいが、継手の蛇腹構造等の伸縮継手としてもよい。
【0030】
なお、搬送モジュール14,16,18を接続した後、連続したハウジング20,50内の空間の清浄度をクリーンルーム並、或いは、それ以上に保つために、適当な空調設備もしくは空気清浄化装置(図示しない)が搬送モジュールの適所に接続されている。また、清浄度をより高く維持するために、図3に示すように、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタや ULPA(Ultra Low Penetration Air)フィルタを主体にした循環型エアフィルタ装置92を各搬送モジュール14,16,18に取り付けることが好適である。図3に例示する循環型エアフィルタ装置92は、ハウジング上面に配置された空気室94と、ハウジング下面に配置された空気室96と、これらの空気室94,96間を連通させる図示しない空気路とを備えており、空気室94内に設けられた循環用ファン98を駆動させることにより、エアフィルタ100を通した清浄な空気をハウジング20の上部から下部に流し、ハウジング下部の小孔102から空気室96に流入した空気を空気路から空気室94へと循環させるようになっている。
【0031】
また、図1において符合104,106はそれそれ本基板搬送装置10の入口部と出口部であり、具体的にはガラス基板Sを保管するストッカである。ストッカ104,106内では、図示しない搬送ロボットにより第2の搬送モジュール16からストッカ104,106に挿入されたサポートバー58とのガラス基板Sの受け渡しが可能となっている。
【0032】
次に、上記構成の基板搬送装置10の動作について説明する。
【0033】
まず、基板搬送装置10全体を起動する。本実施形態では、起動時、第1の搬送モジュール14の開口22はゲートバルブ24により全て開いた状態となっており、基板処理装置12の開口及びストッカ104,106の開口のゲートバルブ(図示しない)は閉じている。なお、ゲートバルブ24は常時閉鎖し、基板通過時に限り開放するようにしてもよいが、本実施形態では、通常運転時は開放された常開型として説明する。
【0034】
基板搬送装置10が起動されると、各搬送モジュール14,16,18に固有の空調設備(エアフィルタ装置)92及び基板搬送装置共通の空調設備が稼働し、基板搬送装置10の内部が所定の清浄度に高められる。基板搬送装置10の内部空間は、従来の工場内クリーンルームよりも容積が大幅に小さくされているので、空調設備のパワーが低くても、十分に内部の清浄度は高く維持される。
【0035】
次いで、ストッカ104の出口部のゲートバルブを開き、隣接の第2の搬送モジュール16とストッカ104の内部を連通させる。そして、第2の搬送モジュール16における移送装置56の駆動モータ68を制御して、サポートバー58をストッカ104内まで移動させ、そこで搬送ロボットにより、処理すべきガラス基板Sをサポートバー58の爪78の上に載置させる。この後、駆動モータ68を逆転させ、サポートバー58及びガイドレール62,64を収縮させ、ガラス基板Sがベースプレート60の中心位置となる初期位置に戻し、待機する。この位置においては、サポートバー58及びガードレール62,64には曲げモーメントは作用しないので、移送装置58の負担は大幅に軽減される。
【0036】
次に、当該基板Sを処理する基板処理装置12が、例えば図1の符号12Xのものであるとすると、その基板処理装置12Xへの基板搬送経路(図1において実線の矢印で示す)を決定し、その経路上の搬送モジュール14,16,18の駆動系を順次制御していく。
【0037】
すなわち、まず第2の搬送モジュール16aの移送装置56を駆動して、サポートバー58を第1の搬送モジュール14a内に移動させる。この時、第1の搬送モジュール14aにおけるプラットホーム32の短辺は第2の搬送モジュール14aに向けられており、また、リフトピン38はプラットホーム32の上面よりも下方に配置され、ガラス基板Sの挿入の妨げとはならないようにしてある。ガラス基板Sの中心がプラットホーム32の垂直中心軸線上に達したならば、移送装置58の駆動を停止すると共に、リフトピン38を上昇させ、ガラス基板Sをリフトピン38の先端に移し変える。そして、第2の搬送モジュール16aの移送装置58を初期位置に戻し、リフトピン38をプラットホーム32の下方に下げると、ガラス基板Sはプラットホーム32の凹部34に嵌まり込んで、凹部34の底面上にて支持される。前述したように、凹部34の側壁面は傾斜しているので、ガラス基板Sの位置が横方向にずれていても、ガラス基板Sの縁部が、位置ずれした側の側壁面によって案内され、自動的に正規の位置に調整される。
【0038】
この後、次の第2の搬送モジュール16bにガラス基板Sを移動させるために、前記とは逆の手順で、リフトピン38を上昇させ、次の第2の搬送モジュール16bにおける移送装置56のサポートバー58を第1の搬送モジュール14aに差し入れ、リフトピン38を下降させて、ガラス基板Sをサポートバー58に移載する。サポートバー58によりガラス基板Sが支持されたならば、移送装置56のモータ68を逆転させ、更に、前記と同様にして次の第1の搬送モジュール14bのプラットホーム32上にガラス基板Sを移動させる。
【0039】
第1の搬送モジュール14bにおけるプラットホーム32にガラス基板Sが置かれたならば、モータ44を駆動させ、プラットホーム32を90度回転させ、短辺側を第3の搬送モジュール18aに向ける。そして、リフトピン38を上昇させ、第3の搬送モジュール18aにおける移送装置のサポートバーを第1の搬送モジュール14bに差し入れ、リフトピン38を下降させて、ガラス基板Sをサポートバーに移載する。サポートバーによりガラス基板Sが支持されたならば、第3の搬送モジュール18aにおける移送装置のモータを逆転させ、サポートバーを初期位置に戻す。更に、この第3の搬送モジュール18aと第1の搬送モジュール14bとの間の開口を閉鎖すべく、第1の搬送モジュール14bのゲートバルブ24を閉じ、第3の搬送モジュール18aに接続されている真空ポンプを駆動して、第3の搬送モジュール18aの内部を減圧する。第3の搬送モジュール18a内が所定の真空度に減圧されたならば、基板処理装置12Xのゲートバルブを開放し、移送装置を駆動して基板処理装置12X内の基板支持体(図示しない)上にガラス基板Sを載置する。
【0040】
基板処理装置12Xでの基板処理が終了したならば、当該ガラス基板Sを次の処理を行うために他の基板処理装置に移動させるか、或いは、他のジョブショップに移すためにストッカ106に移動させる。そのための各搬送モジュール14,16,18の動作については説明を省略するが、当業者であれば上述から容易に理解されるであろう。また、上述した動作を適宜組み合わせることで、図1におい点線の矢印で示すように、ガラス基板Sを自由に所望の位置まで移動させることができることも理解されよう。なお、当該ジョブショップでの全ての処理が終了したガラス基板Sは、搬送の本流である中央のラインを通すことが好ましい。本流ではガラス基板Sの停滞は少なく、基板処理装置12に隣接するラインでは未処理のガラス基板Sの待ちが生じ、両者を分けておくことが効率のよい搬送のために望ましいからである。
【0041】
以上の動作説明は、簡単のために、ガラス基板Sが1枚だけの場合としたが、ガラス基板Sをストッカ104から順次送り出し、同時に複数枚のガラス基板Sが基板搬送装置10内に存在するような場合であっても、基本的には1枚の場合と制御方法は変わるところはない。しかしながら、複数枚の基板Sの搬送は、人間による管理では実際的ではないため、制御装置110による一括遠隔操作となる。
【0042】
制御装置110による搬送制御では、各搬送モジュール14,16,18に設けたガラス基板Sの有無を検出する検出器からの信号を受け、ガラス基板Sの位置を認識しながら行うことになる。また、ストッカ104から送り出すガラス基板Sのそれぞれに識別番号を付し、各搬送モジュール14,16,18にアドレスを予め付しておくことで、搬送計画、生産計画を効率的に実行することが可能となる。かかる場合、タクトタイム(tact time)基準による同期送り方式や、基板Sのながれに優先度を付した非同期送り方式のいずれにも対応が可能である。
【0043】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
【0044】
例えば、各搬送モジュールのハウジング内に加熱手段又は冷却手段を設けておき、基板処理のための熱的な前処理を施すことも可能である。各搬送モジュール内を減圧する手段を付加してもよい。
【0045】
また、搬送できる基板も、平面型表示装置のためのガラス基板に限られず、例えば半導体デバイスのための半導体基板にも本発明の基板搬送装置は適用可能である。図9は、半導体基板のための基板搬送装置10’の一例である。この図9の構成では、基板供給先である基板処理装置112はクラスタツール型(マルチチャンバ型)となっており、ロードロックチャンバ114を備えている。従って、第3の搬送モジュール18は減圧手段を有する必要がなく、また、ロードロックチャンバ114との間の受け渡しのための機構も変更される。更に、半導体基板は円形であるので、プラットホーム32や移送装置56のサポートバー58の形状や構成も若干変更されることとなろう。特に、第2の搬送モジュール16における移送装置56でのサポートバー58は、フォーク形の所謂ブレードに置換されてもよい。
【0046】
また、半導体基板はガラス基板に比して軽量であることから、移送装置56を水平方向に回転可能として、4方向に基板を移動させることも可能である。この場合、図4において一点鎖線で示す位置に開口22を形成することになる。図9の構成は、それを反映したものであり、3列構成で、図1に示す5列構成と同等の基板搬送を可能としている。勿論、この構成はガラス基板を搬送するためにも使用できる。更に、ハウジングの開口を90度間隔で設ける必要もなく、例えば6方向に開口を形成して、蜂の巣状にモジュールを組み合わせることも考えられる。
【0047】
更に、上記実施形態では工程内搬送としているが、工程間搬送にも本発明は適用可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、搬送経路を多岐化することができ、基板の搬送方向を自由に選択することができるという特徴を有するものである。従って、基板の合流、分流を容易に行うことができることは勿論、例えば或る搬送モジュールに不具合が生じた場合に、別の経路を通す等の対応も可能となる。
【0049】
また、枚葉式の搬送であるので、前記の搬送経路の多岐化と相俟って、複数の基板処理装置に対する搬送の仕方も多様化し、仕掛り在庫の軽減に寄与し、少量多品種生産に適している。更に、基板搬送装置に接続される基板処理装置を同種に限る必要性もなくなるため、工程内搬送或いは工程間搬送という既成概念も取り払うことができ、工場施設のレイアウトの自由度も増す。
【0050】
また、基板搬送装置のモジュール化により、装置自体の設置レイアウトの自由度が増し、設置作業も容易となる。
【0051】
更に、各搬送モジュール内は密閉空間となり、基板処理工場にクリーンルームを形成する必要性を軽減、或いは除去するものである。また、狭い密閉空間の清浄度を高く維持することは容易であるので、パーティクルの問題が大幅に軽減され、製造される製品の品質や歩留まりが格段に向上するという利点もある。
【0052】
以上から、製品のコストダウンにも寄与するという効果も奏するものである。
【0053】
更にまた、本発明は、基板処理工場全体をクラスタツール化するものであり、基板処理のインテグレーション化を一層進めることとなる。しかも、本発明による基板搬送装置は大口径ないしは大型の基板であっても搬送が可能であるので、基板の大型化に伴って極大化が懸念されている現状のクラスタツール(中心に搬送ロボットを備え、その周囲に環状に基板処理装置を配している枚葉式マルチチャンバ基板処理装置)に取って代わる新たな装置、設備の開発にも寄与するものと期待されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基板搬送装置の一実施形態を概略的に示す全体図である。
【図2】図1の基板搬送装置で用いられる第1の搬送モジュールの水平断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿っての垂直断面図である。
【図4】図1の基板搬送装置で用いられる第2の搬送モジュールの水平断面図である。
【図5】図4のV−V線に沿っての矢視図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿っての垂直断面図である。
【図7】第2の搬送モジュールにおける移送装置の駆動機構を概略的に示す側面図であり、(A)は初期状態、(B)はサポートバーを移動させた状態を示す図である。
【図8】図7のVIIIの部分を示す平面図である。
【図9】本発明による基板搬送装置の第2実施形態を概略的に示す全体図である。
【符号の説明】
10…基板搬送装置、12…基板処理装置(供給先)、14…第1の搬送モジュール、16…第2の搬送モジュール、18…第3の搬送モジュール、20…ハウジング、22…開口、32…プラットホーム、44…回転駆動モータ、50…ハウジング、52…開口、56…移送装置、58…サポートバー、62,64…ガイドレール、68…モータ、80…架台、92…循環型エアフィルタ装置、104…スタッカ(供給元)、106…スタッカ(供給先)、110…制御装置。
Claims (5)
- 1つ以上の基板供給元から複数の基板供給先のいずれかに基板を搬送する基板搬送装置であって、
(A)基板が載置されこれを保持する面を有し且つ方向転換が可能である基板保持手段と、前記基板保持手段を囲み、複数の開口が形成された第1のハウジングと、前記第1のハウジングに設けられ該第1のハウジングの内部空間の清浄度を調整する空気清浄化手段とを有する第1の搬送モジュールと、
(B)複数の開口が形成され、これらの開口のうちの任意の開口を前記第1の搬送モジュールにおける開口のいずれかに接続することで前記第1のハウジングに接続可能となっている第2のハウジングと、前記第2のハウジング内に設けられ、且つ、前記第2のハウジングに接続された前記第1のハウジング内の前記基板保持手段に基板を移送する伸縮機構を含む移送手段と、前記第2のハウジングに設けられ該第2のハウジングの内部空間の清浄度を調整する空気清浄化手段とを有する第2の搬送モジュールと、
の組合せを備え、
前記第1の搬送モジュールにおける前記空気清浄手段が、前記第1のハウジングの空気を取り出して再度該第1のハウジング内に戻すための第1の空気路と、前記第1のハウジングと前記第1の空気路との間で空気を循環させる第1の循環用ファンと、前記第1のハウジングと前記第1の空気路との間で循環される空気を清浄化する第1のエアフィルタとを有する第1の循環型エアフィルタ装置であり、
前記第2の搬送モジュールにおける前記空気清浄手段が、前記第2のハウジングの空気を取り出して再度該第2のハウジング内に戻すための第2の空気路と、前記第2のハウジングと前記第2の空気路との間で空気を循環させる第2の循環用ファンと、前記第2のハウジングと前記第2の空気路との間で循環される空気を清浄化する第2のエアフィルタとを有する第2の循環型エアフィルタ装置であり、
前記第1のハウジング及び前記第2のハウジングの内部が空気の存在する状態で搬送が行われるようになっていることを特徴とする基板搬送装置。 - 1つ以上の基板供給元から複数の基板供給先のいずれかに基板を搬送する基板搬送装置であって、
(A)基板が載置されこれを保持する面を有する基板保持手段と、前記基板保持手段を囲み、複数の開口が形成された第1のハウジングと、前記第1のハウジングに設けられ該第1のハウジングの内部空間の清浄度を調整する空気清浄化手段とを有する第1の搬送モジュールと、
(B)複数の開口が形成され、これらの開口のうちの任意の開口を前記第1の搬送モジュールにおける開口のいずれかに接続することで前記第1のハウジングに接続可能となっている第2のハウジングと、前記第2のハウジング内に回転可能に設けられ、且つ、前記第2のハウジングに接続された前記第1のハウジング内の前記基板保持手段に基板を移送する伸縮機構を含む移送手段と、前記第2のハウジングに設けられ該第2のハウジングの内部空間の清浄度を調整する空気清浄化手段とを有する第2の搬送モジュールと
の組合せを備え、
前記第1の搬送モジュールにおける前記空気清浄手段が、前記第1のハウジングの空気を取り出して再度該第1のハウジング内に戻すための第1の空気路と、前記第1のハウジングと前記第1の空気路との間で空気を循環させる第1の循環用ファンと、前記第1のハウジングと前記第1の空気路との間で循環される空気を清浄化する第1のエアフィルタとを有する第1の循環型エアフィルタ装置であり、
前記第2の搬送モジュールにおける前記空気清浄手段が、前記第2のハウジングの空気を取り出して再度該第2のハウジング内に戻すための第2の空気路と、前記第2のハウジングと前記第2の空気路との間で空気を循環させる第2の循環用ファンと、前記第2のハウジングと前記第2の空気路との間で循環される空気を清浄化する第2のエアフィルタとを有する第2の循環型エアフィルタ装置であり、
前記第1のハウジング及び前記第2のハウジングの内部が空気の存在する状態で搬送が 行われるようになっていることを特徴とする基板搬送装置。 - 前記基板保持手段が、基板が載置される前記面に対して基板を上下させる上下動可能なリフトピンを有する請求項1又は2に記載の基板搬送装置。
- 前記第1の搬送モジュール及び前記第2の搬送モジュールのそれぞれに基板の有無を検出する基板検出手段を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の基板搬送装置。
- 前記基板検出手段からの信号に応じて前記移送手段の駆動を遠隔的に制御する制御手段を備える請求項4に記載の基板搬送装置。
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