JP3906494B2 - タイマ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シーケンス回路等で利用されるタイマ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のタイマ装置として、例えば、図2に示されるものがある。同図において、1a,1bは交流電源の入力端子、2はダイオードブリッジからなる整流回路、3は平滑回路を構成する平滑用コンデンサ、4はa接点である瞬時接点4aを有する瞬時出力リレー、5は入力端子1a,1bに交流電源を印加したときに、オンして瞬時出力リレー4の駆動コイルに通電して瞬時接点4aを閉成させる第1トランジスタ、6はb接点である限時接点6aを有する限時出力リレー、70は入力端子1a,1bへの交流電源の印加に応答して整流平滑化された直流電圧が印加されたときに限時動作を開始し、予め設定された時間が経過したときに、限時信号としてのタイムアップ信号Tを出力する限時回路、8はタイムアップ信号Tによってオンして限時出力リレー6の駆動コイルに通電して限時接点6aを開成させる第2トランジスタである。
【0003】
この第2トランジスタ8がオンすると、ダイオード30が導通して第1トランジスタ5は、オフし、このとき、両出力リレー4,6は、第2トランジスタ8を介して駆動されることになる。そして、電源をオフして交流電源の印加を停止すると、両出力リレー4,6の駆動が停止されて瞬時接点4aは開成復帰し、限時接点6aは閉成復帰する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来例のタイマ装置33では、交流電源の印加を停止すると、平滑用コンデンサ3の残存電荷の放電によって限時回路70に抵抗31を介して印加される電圧が、徐々に低下し、限時回路70がリセットされるリセット電圧に達するまでの時間、いわゆる復帰時間が長くなるという難点がある。
【0005】
また、このようなタイマ装置は、シーケンス回路において、例えば、図3に示されるように使用される。
【0006】
同図において、32は電源であって、この電源32に直列に、上述の瞬時接点4a、限時接点6aおよび本タイマ装置33が接続され、また、タイマ装置33の入力端子1a,1bに負荷34が、さらに瞬時接点4aに並列に自己復帰型のスナップスイッチ35がそれぞれ接続されている。
【0007】
このシーケンス回路は、スナップスイッチ35をオンしてから一定時間だけ負荷34に電源を供給する回路である。すなわち、スナップスイッチ35をオンすると、閉成している限時接点6aを介してタイマ装置33の入力端子1a,1bに電源が印加され、これによって、上述の第1トランジスタ5がオンして瞬時出力リレー4の駆動コイルに通電されて瞬時接点4aが閉成され、スナップスイッチ35を離しても瞬時接点4aおよび限時接点6aを介してタイマ装置33および負荷34に電源が供給される。
【0008】
そして、一定時間が経過すると、上述のタイムアップ信号Tによって第2トランジスタ8がオンし、限時出力リレー6の駆動コイルに通電されるので、限時接点6aが開成し、負荷34およびタイマ装置33への給電を停止する。これによって、各出力リレー4,6の駆動コイルへの通電が停止されて瞬時接点4aおよび限時接点6aが、それぞれ開成復帰、閉成復帰する。
【0009】
ところが、接点の復帰時間は、個々の接点で異なることがあり、図3の回路において、限時接点6aの閉成復帰の時間が、瞬時接点4aの開成復帰の時間よりも短い場合には、次のような問題が生じる。
【0010】
すなわち、瞬時接点4aが開成復帰する前に、限時接点6aが閉成復帰してしまうので、タイマ装置33に再び電源が印加されることになり、瞬時接点4aは閉成のまま保持され、負荷34には、再び一定時間の給電が行われる。つまり、この場合には、瞬時接点4aは、開成復帰できず、負荷34への給電は、限時接点6aの開成・閉成により一定時間毎にオンオフされるだけで1回のスイッチ操作で一定時間の給電を1回だけ行うことができないという難点がある。
【0011】
また、一般にタイマ装置においては、該タイマ装置を始動したときと、予め設定した時間が経過したときの2回、上述の瞬時出力リレー4および限時出力リレー6をそれぞれ動作させればよいが、用途によっては、瞬時出力リレーを動作させる必要がなく、むしろ限時出力リレーを2個必要とする場合もあり、このような場合にも容易に対応できるタイマ装置が望まれる。
【0012】
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みて為されたものであって、その目的は、限時出力リレーよりも瞬時出力リレーを先に復帰させることであり、また、瞬時出力リレーを限時出力リレーとしても使用できるようにすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上述の目的を達成するために、次のように構成している。
【0014】
すなわち、本発明のタイマ装置は、交流電源に直列に、瞬時a接点および限時b接点を介して接続され、かつ、前記瞬時a接点に並列な自己復帰型のスイッチの操作によって、該スイッチおよび前記限時b接点を介して前記交流電源が供給されるタイマ装置であって、前記交流電源からの交流を整流する整流回路と、前記整流回路出力を平滑する平滑回路と、前記平滑回路出力で駆動されて限時動作を行って前記限時b接点を開成するための限時信号を出力する限時回路と、前記限時b接点および限時駆動コイルを有する限時出力リレーと、前記限時信号の入力に応答して前記限時駆動コイルに通電して前記限時b接点を開成する限時出力リレー駆動素子と、前記平滑回路の出力電圧が、前記限時回路がリセットして前記限時信号の出力を停止するときの前記平滑回路の出力電圧より高い検出電圧値以上であるときに、前記瞬時a接点を閉成するための検出信号を出力する電圧検出回路と、前記瞬時a接点および瞬時駆動コイルを有する瞬時出力リレーと、前記検出信号の入力に応答して前記瞬時駆動コイルに通電して前記瞬時a接点を閉成する瞬時出力リレー駆動素子とを備え、前記限時駆動コイルおよび前記瞬時駆動コイルが、前記平滑回路に並列に接続され、前記電圧検出回路は、前記平滑回路の出力電圧が前記検出電圧値未満になったときに、前記検出信号の出力を停止して前記瞬時出力リレー駆動素子による前記瞬時駆動コイルへの通電を停止して前記瞬時a接点を、前記限時回路の前記限時信号の出力の停止による前記限時出力リレーの前記限時b接点の閉成復帰よりも速く開成復帰させるものであり、記瞬時出力リレー駆動素子に前記検出信号または前記限時信号を切り換えて与え得るようにして前記瞬時出力リレーを限時出力リレーとしても動作可能としたものである。前記電圧検出回路を、ツェナーダイオードで構成してもよい。
【0017】
また、他の実施態様においては、前記瞬時出力リレーおよび/または限時出力リレーを駆動するための駆動電流に対応した電流を、該瞬時出力リレーおよび/または限時出力リレーの非駆動時にダミーで流すダミー電流手段を前記平滑回路に並列に設けてもよい。
【0018】
本発明のタイマ装置によれば、平滑回路の出力電圧を検出する電圧検出回路の検出信号を、瞬時出力リレー駆動素子に与えるので、電源をオフして平滑回路の出力電圧が低下したときには、限時回路がリセットする瞬間の平滑回路の出力電圧よりも高い検出電圧を検出して瞬時出力リレーを復帰させることができる。すなわち、瞬時出力リレーを限時出力リレーよりも先に復帰させることができる。さらに、前記瞬時出力リレー駆動素子に前記検出信号または前記限時信号を切り換えて与え得るようにして前記瞬時出力リレーを限時出力リレーとしても動作可能としているので、瞬時出力リレーを、限時出力リレーと同じ限時動作させることができる。
【0021】
また、他の実施態様によれば、前記瞬時出力リレーおよび/または限時出力リレーを駆動するための駆動電流に対応した電流を、該瞬時出力リレーおよび/または限時出力リレーの非駆動時にダミーで流すダミー電流手段を前記平滑回路に並列に設けているので、出力リレーの駆動時と非駆動時における平滑回路の出力の電位差の変動を抑制することができ、また、出力リレーの非駆動時に、電源をオフしたときには、平滑回路を構成するコンデンサの残存電荷がダミー電流手段を介して放電されるので、限時回路がリセットされるまでの復帰時間を出力リレー駆動時とほぼ同一にすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面によって本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の一つの実施の形態に係るタイマ装置の構成図であり、図2の従来例に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
【0024】
同図において、1a,1bは交流電源の入力端子、2はダイオードブリッジからなる整流回路、3は平滑回路を構成する平滑用コンデンサ、4は瞬時接点4aを有する瞬時出力リレー、5は瞬時出力リレー4を後述のように駆動する瞬時出力リレー駆動素子としての第1トランジスタ、6は限時接点6aを有する限時出力リレー、7は入力端子1a,1bへの交流電源の印加に応答して整流平滑化された直流電圧が印加されたときに限時動作を開始し、予め設定された時間が経過したときに、限時信号としてのタイムアップ信号Tを出力する限時回路、8はタイムアップ信号Tによってオンして限時出力リレー6の駆動コイルに通電して限時接点6aを開成させる限時出力リレー駆動素子としての第2トランジスタであり、以上の構成は、図2の従来例と基本的に同様である。
【0025】
この実施の形態のタイマ装置では、電源をオフしたとき、すなわち、入力端子1a,1bへの交流電源の印加を停止したときに、限時回路7がリセットされるまでの復帰時間を可及的に短くするために、平滑用コンデンサ3から限時回路7の出力ラインである電源ラインの正極側に、動作素子としてのツェナーダイオードを挿入している。なお、ツェナーダイオード9に直列に接続された抵抗10は、平滑用コンデンサ3からの出力電圧を、ツェナーダイオード9および後述のLED11と共に、約5Vの直流電圧にして限時回路7に供給するための抵抗である。
【0026】
入力端子1a,1bに交流電源を印加しているときには、ツェナーダイオード9の両端は、ツェナー電圧以上となっているので、ツェナーダイオード9に電流が流れて導通状態となっており、限時回路7に、平滑用コンデンサ3の出力電圧が印加されることになる。
【0027】
一方、電源をオフして入力端子1a,1bへの交流電源の印加が停止されると、平滑用コンデンサ3の出力電圧が低下し、ツェナーダイオード9の両端の電圧が、ツェナー電圧未満になると、ツェナーダイオード9によって限時回路7への電流が遮断され、限時回路7への電圧の印加が停止されて限時回路7がリセットされることになる。
【0028】
このように、限時回路7への出力電圧が、ツェナー電圧未満になると、ツェナーダイオード9によって限時回路7への電源ラインを、直ちに遮断するので、図2のように抵抗31を介して限時回路70へ直流電圧を印加する従来例に比べて、限時回路がリセットされるまでの復帰時間を短縮できることになる。
【0029】
また、この実施の形態では、瞬時出力リレー4を限時出力リレーとしても機能させることができるようにするために、ユーザが外部からスイッチ操作によって切り換えることができる切り換え回路12を設けている。この切り換え回路12は、瞬時出力リレー4を駆動する第1トランジスタ5のベースに接続された切り換え接点12aと、限時回路7のタイムアップ信号出力部7aに接続された第1固定接点12bと、後述の電圧検出回路としてのツェナーダイオード13に接続された第2固定接点12cとを備えている。
【0030】
この実施の形態では、瞬時出力リレー4を、瞬時出力リレーとして使用する場合には、切り換え接点12aを、第2固定接点12c側に接続し、限時出力リレーとして使用する場合には、切り換え接点12aを、第1固定接点12b側に切り換え操作する。
【0031】
これによって、瞬時出力リレー4を、後述のように、瞬時出力リレーとして、あるいは、限時出力リレーとして使用することができる。
【0032】
さらに、この実施の形態では、例えば、上述の図3のシーケンス回路に使用したような場合に、瞬時出力リレー4を、限時出力リレー6よりも先に復帰させることができるようにするために、平滑用コンデンサ3の出力電圧を検出する電圧検出回路を構成するツェナーダイオード13を設けており、このツェナーダイオード13の一端が、上述の切り換え回路12および抵抗14を介して瞬時出力リレー4の第1トランジスタ5のベースに接続されるように構成されている。
【0033】
瞬時出力リレー4を、瞬時出力リレーとして使用している場合、すなわち、切り換え回路12の切り換え接点12aが、第2固定接点12c側に接続されている場合において、電源をオンして入力端子1a,1bに交流電源が印加され、平滑用コンデンサ3の出力電圧が上昇し、電圧検出回路としてのツェナーダイオード13の両端電圧が、検出電圧であるツェナー電圧以上になると、ツェナーダイオード13が導通して第1トランジスタ5に検出信号が与えられ、これによって、第1トランジスタ5がオンして瞬時出力リレー4の駆動コイルに通電される。
【0034】
一方、電源をオフして入力端子1a,1bへの交流電源の印加が停止されると、平滑用コンデンサ3の出力電圧が低下し、電圧検出回路としてのツェナーダイオード13の両端電圧が、検出電圧であるツェナー電圧未満になると、ツェナーダイオード13が遮断状態となって検出信号が出力されず、これによって、第1トランジスタがオフして瞬時出力リレー4の駆動コイルへの通電が遮断されて復帰する。したがって、電圧検出回路の検出電圧を、限時出力リレー6が復帰する電圧、すなわち、限時回路7がリセットされる瞬間の平滑用コンデンサ3の出力電圧よりも高い電圧とすることにより、入力端子1a,1bへの交流電源の印加を停止したときに、限時出力リレー6が復帰するよりも先に、瞬時出力リレー4を復帰させることができる。
【0035】
さらに、この実施の形態では、瞬時出力リレー4および限時出力リレー6をそれぞれ駆動する駆動電流に対応した電流を、瞬時出力リレー4および限時出力リレー6の非駆動時にダミーでそれぞれ流す第1,第2ダミー電流手段23,24を、平滑用コンデンサ3に並列にそれぞれ設けている。各ダミー電流手段23,24は、互いに並列な2つのダミー抵抗15,16;17,18と、このダミー抵抗15,16;17,18に接続された第3,第4トランジスタ19,20とによってそれぞれ構成されている。
【0036】
第1ダミー電流手段23のダミー抵抗15,16は、瞬時出力リレー4が駆動されていないとき、すなわち、第1トランジスタ5がオフしているときに、第3トランジスタ19がオンして通電され、瞬時出力リレー4の駆動時と同様のダミー電流が流れ、また、第2ダミー電流手段のダミー抵抗17,18は、限時出力リレー6が駆動されていないとき、すなわち、第2トランジスタ8がオフしているときに、第4トランジスタ20がオンして通電され、限時出力リレー6の駆動時と同様のダミー電流が流れるように構成されており、これによって、各出力リレー4,6の駆動時と非駆動時における平滑用コンデンサ3の両端の電位差の変動を抑制するようにしている。
【0037】
しかも、各出力リレー4,6が駆動されていない状態、すなわち、第1,第2トランジスタ5,8がオフしている場合に、入力端子1a,1bの交流電源の印加が停止されたときに、平滑用コンデンサ3の残存電荷を、前記ダミー抵抗15,16;17,18を介して放電させることができ、これによって、限時回路7がリセットされるまでの復帰時間を、各出力リレー4,6が駆動されている状態の復帰時間とほぼ同一にすることができる。
【0038】
この実施の形態では、各出力リレー4,6に対応してそれぞれ2つのダミー抵抗15,16;17,18を設けたけれども、本発明の他の実施の形態として、各出力リレー4,6に対応してそれぞれ1つずつダミー抵抗を設けてもよく、あるいは、各出力リレー4,6の一方の出力リレー4または6のみにダミー電流手段を設けてもよい。
【0039】
なお、限時出力リレー6の動作表示用として、限時出力リレー6が駆動されているときに、点灯表示するLED21が、限時出力リレー6の駆動コイルに並列に接続されている。
【0040】
また、限時回路7の電源ラインには、上述のようにLED11が設けられるとともに、このLED11に並列に第5トランジスタ22が接続されており、この第5トランジスタ22が、限時回路7によってオンオフ制御されるようになっており、この実施の形態では、計時中には、前記LED11が点滅し、設定時間が近付くと点滅の周期が短くなるようになっている。
【0041】
次に、上記構成を有するタイマ装置の動作を説明する。
【0042】
先ず、切り換え回路12の切り換え接点12aは、第2固定接点12c側にあって瞬時出力リレー4の第1トランジスタ5のベースは、抵抗14を介してツェナーダイオード13に接続されており、瞬時出力リレーとして使用されるものとする。
【0043】
入力端子1a,1bに交流電源が印加されると、整流回路2で整流されて平滑用コンデンサ3で平滑化され、この平滑用コンデンサ3の出力電圧が上昇し、電圧検出回路としてのツェナーダイオード13の両端電圧が、ツェナー電圧以上になると、ツェナーダイオード13が導通して第1トランジスタ5がオンし、瞬時出力リレー4の駆動コイルに通電されて瞬時出力リレー4の瞬時接点4aが閉成する。また、平滑用コンデンサ3の出力電圧の上昇によって限時回路7が限時動作を開始し、予め設定した時間が経過すると、タイムアップ信号Tを、限時出力リレー6の第2トランジスタ8に出力し、これによって、第2トランジスタ8がオンして限時出力リレー6の駆動コイルに通電されて限時出力リレー6の限時接点6aが開成する。
【0044】
次に、入力端子1a,1bへの交流電源の印加を停止すると、平滑用コンデンサ3の出力電圧が低下し、電圧検出回路としてのツェナーダイオード13の両端電圧が、ツェナー電圧未満になると、ツェナーダイオード13が遮断状態となって第1トランジスタ5がオフし、瞬時出力リレー4の駆動コイルの通電が遮断されて瞬時接点4aが開成復帰する。
【0045】
また、平滑用コンデンサ3の電圧が低下し、限時回路7の電源ラインの動作素子としてのツェナーダイオード9の両端電圧が、ツェナー電圧未満になると、ツェナーダイオード9が遮断状態となって限時回路7がリセットされ、これによって、限時回路7からのタイムアップ信号Tの出力が停止されて第2トランジスタ8がオフし、限時出力リレー6の駆動コイルの通電が遮断されて限時接点6aが閉成復帰する。
【0046】
このように、平滑用コンデンサ3から限時回路7への出力電圧が、所定電圧以下、すなわち、ツェナー電圧未満になると、ツェナーダイオード9によって限時回路7への電源ラインを、直ちに遮断するので、抵抗を介して限時回路へ直流電圧を印加する従来例に比べて、限時回路がリセットされるまでの復帰時間を短縮できることになる。
【0047】
また、限時出力リレー6が復帰する前の電圧を、電圧検出回路としてのツェナーダイオード13で検出して瞬時出力リレー4を復帰させるので、限時出力リレー6が復帰するよりも先に、瞬時出力リレー4を復帰させることができる。
【0048】
次に、瞬時出力リレー4を、限時出力リレーとして動作させる場合には、切り換え回路12を切換操作し、切り換え接点12aを第1固定接点12b側に切り換えて瞬時出力リレー4の第1トランジスタ5のベースを、限時回路7のタイムアップ信号出力部7aに接続する。
【0049】
この状態において、入力端子1a,1bに交流電源が印加されると、整流回路2で整流されて平滑用コンデンサ3で平滑化され、この平滑用コンデンサ3の出力電圧が上昇し、限時回路7が限時動作を開始し、予め設定した時間が経過すると、タイムアップ信号Tを、限時出力リレー6の第2トランジスタ8および瞬時出力リレー4の第1トランジスタ5に出力し、これによって、第1,第2トランジスタ5,8がそれぞれオンして限時出力リレー6および瞬時出力リレー4の各駆動コイルに通電されて限時出力リレー6の限時接点6aが開成するとともに、瞬時出力リレー4の瞬時接点4aが閉成する。
【0050】
次に、入力端子1a,1bへの交流電源の印加を停止すると、平滑用コンデンサ3の出力電圧が低下し、限時回路7の電源ラインのツェナーダイオード9の両端電圧が、ツェナー電圧未満になると、ツェナーダイオード9が遮断状態となって限時回路7がリセットされ、これによって、限時回路7からのタイムアップ信号Tの出力が停止されて第1,第2トランジスタ5,8がそれぞれオフし、限時出力リレー6および瞬時出力リレー4の駆動コイルの通電が遮断されて限時接点6aが閉成復帰するとともに、瞬時接点4aが開成復帰する。
【0051】
このように、切り換え回路12をユーザが外部からスイッチ操作することにより、瞬時出力リレー4を、瞬時出力リレーあるいは限時出力リレーとして使用することができる。
【0052】
上述の実施の形態では、瞬時出力リレー4と限時出力リレー6とを備えるタイマ装置に適用して説明したけれども、本発明の他の実施の形態として、限時出力リレーのみのタイマ装置において、限時回路の電源ラインに動作素子を設けて復帰時間を短縮してもよいのは勿論である。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、電圧検出回路の検出信号を瞬時出力リレー駆動素子に与えるので、電源をオフしたときには、限時出力リレーが復帰する前の電圧を検出して瞬時出力リレーを復帰させることができ、瞬時出力リレーを限時出力リレーよりも先に復帰させることができる。さらに、限時信号または電圧検出回路の検出信号のいずれかを瞬時出力リレー駆動素子に切り換えて与えることができるので、瞬時出力リレーを、限時出力リレーとして動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るタイマ装置の構成図である。
【図2】従来例のタイマ装置の構成図である。
【図3】タイマ装置の応用回路例を示す図である。
【符号の説明】
1a,1b 電源入力端子
2 整流回路
3 平滑用コンデンサ(平滑回路)
4 瞬時出力リレー
6 限時出力リレー
7,70 限時回路
5,8 第1,第2トランジスタ
9 ツェナーダイオード(動作素子)
12 切り換え回路
13 ツェナーダイオード(電圧検出回路)
15〜18 ダミー抵抗
23,24 第1,第2ダミー電流手段

Claims (3)

  1. 交流電源に直列に、瞬時a接点および限時b接点を介して接続され、かつ、前記瞬時a接点に並列な自己復帰型のスイッチの操作によって、該スイッチおよび前記限時b接点を介して前記交流電源が供給されるタイマ装置であって、
    前記交流電源からの交流を整流する整流回路と、前記整流回路出力を平滑する平滑回路と、前記平滑回路出力で駆動されて限時動作を行って前記限時b接点を開成するための限時信号を出力する限時回路と、前記限時b接点および限時駆動コイルを有する限時出力リレーと、前記限時信号の入力に応答して前記限時駆動コイルに通電して前記限時b接点を開成する限時出力リレー駆動素子と、前記平滑回路の出力電圧が、前記限時回路がリセットして前記限時信号の出力を停止するときの前記平滑回路の出力電圧より高い検出電圧値以上であるときに、前記瞬時a接点を閉成するための検出信号を出力する電圧検出回路と、前記瞬時a接点および瞬時駆動コイルを有する瞬時出力リレーと、前記検出信号の入力に応答して前記瞬時駆動コイルに通電して前記瞬時a接点を閉成する瞬時出力リレー駆動素子とを備え、
    前記限時駆動コイルおよび前記瞬時駆動コイルが、前記平滑回路に並列に接続され、
    前記電圧検出回路は、前記平滑回路の出力電圧が前記検出電圧値未満になったときに、前記検出信号の出力を停止して前記瞬時出力リレー駆動素子による前記瞬時駆動コイルへの通電を停止して前記瞬時a接点を、前記限時回路の前記限時信号の出力の停止による前記限時出力リレーの前記限時b接点の閉成復帰よりも速く開成復帰させるものであり、
    記瞬時出力リレー駆動素子に前記検出信号または前記限時信号を切り換えて与え得るようにして前記瞬時出力リレーを限時出力リレーとしても動作可能としたことを特徴とするタイマ装置。
  2. 前記電圧検出回路がツェナーダイオードで構成されていることを特徴とする請求項1記載のタイマ装置。
  3. 前記瞬時出力リレーおよび/または限時出力リレーを駆動するための駆動電流に対応した電流を、該瞬時出力リレーおよび/または限時出力リレーの非駆動時にダミーで流すダミー電流手段を前記平滑回路に並列に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のタイマ装置。
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