JP3905248B2 - 往復動テーブル付き流体圧アクチュエータ - Google Patents

往復動テーブル付き流体圧アクチュエータ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流体圧によって往復動テーブルを直線方向に往復動するようにした往復動テーブル付き流体圧アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
被加工物つまりワークをある位置から他の位置まで直線方向に移動したり、治具などの被搬送物を直線方向に往復動するために空気圧などの流体圧により往復動テーブルを直線方向に駆動するために往復動テーブル付き流体圧アクチュエータが使用されている。
【0003】
このようなタイプの流体圧アクチュエータとしては、全体的に断面がほぼ長方形となったシリンダ本体と、シリンダ本体の表面に沿って往復動自在に装着される往復動テーブルとを有するものがある(たとえば、実開平5-92505 号公報や特開平10-61614号公報参照)。このタイプの流体圧アクチュエータにあっては、シリンダ本体内には往復動テーブルの駆動力を高めるために2つのピストンが組み込まれており、それぞれのピストンに取り付けられた2本のピストンロッドの先端に取り付けられて往復動する往復動テーブルの幅はシリンダ本体の幅とほぼ同一の幅となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の流体圧アクチュエータはシリンダ本体が全体的に直方体形状となっており、幅寸法の長い方の面に往復動テーブルを装着するようにしているので、往復動テーブルの表面に垂直な方向の流体圧アクチュエータ全体の厚み寸法は、これに直角方向の幅寸法よりも小さくなっている。
【0005】
しかしながら、このタイプの流体圧アクチュエータが使用される場合に、2つのピストンによって得られるテーブルの駆動力つまり推力を低下させることなく、流体圧アクチュエータの周囲に配置される他の部材との干渉を避けるために、流体圧アクチュエータ全体の厚み寸法をより小さくすることが望まれているが、従来の流体圧アクチュエータでは所望の推力を得るには厚み寸法を小さくすることが困難であった。
【0006】
本発明の目的は、流体圧アクチュエータの厚み寸法を小さくして薄型化し得るようにすることにある。
【0007】
本発明の他の目的は、流体圧アクチュエータの薄型化を達成しつつ、往復動テーブルの剛性を確保することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の往復動テーブル付き流体アクチュエータは、表面側の幅方向中央部に一端から他端にまで延びるテーブル収納溝が形成され、かつ前記テーブル収容溝の両側の肉厚部にシリンダ室が形成されたシリンダ本体と、それぞれの前記シリンダ室内を往復動するピストンに取り付けられ、前記シリンダ本体の一端から突出するピストンロッドと、それぞれの前記ピストンロッドの先端に連結された連結プレートと、前記連結プレートに固定されて前記テーブル収納溝内に往復動自在に装着される往復動テーブルとを有することを特徴とする。
【0009】
本発明の往復動テーブル付き流体圧アクチュエータは、前記テーブル収納溝の底面にリニアガイドを取り付け、前記リニアガイドよりも長い寸法を有し、前記リニアガイドに沿って移動するガイドレールを前記往復動テーブルに取り付けたことを特徴とする。
【0010】
本発明の往復動テーブル付き流体圧アクチュエータは、前記リニアガイドの両端面と前記シリンダ本体の両端面との間の前記テーブル収納溝に取付孔を形成し、ねじ部材が貫通する貫通孔を前記往復動テーブルに前記取付孔に対応させて形成したことを特徴とする。
【0011】
本発明の往復動テーブル付き流体圧アクチュエータは、前記ガイドレールの前記リニアガイドに対向する面の幅方向中央に、ねじ部材取付溝を前記ガイドレールの一端から他端にまで形成し、前記ガイドレールを前記往復動テーブルに固定するねじ部材の頭部を前記ねじ部材取付溝に配置するようにしたことを特徴とする。
【0012】
本発明の往復動テーブル付き流体圧アクチュエータは、前記シリンダ本体の一方の側面と、一方の前記肉厚部の表面とにそれぞれ2つずつセンサ溝を形成し、いずれかのセンサ溝を選択してセンサを取り付けるようにしたことを特徴とする。
【0013】
本発明の往復動テーブル付き流体圧アクチュエータは、前記シリンダ本体の他方の側面と、後端面とにそれぞれの前記シリンダ室に対する流体の給排を行う給排ポートを形成し、いずれかの給排ポートを選択してシリンダ室に対して流体の給排を行うようにしたことを特徴とする。また、本発明の往復動テーブル付き流体圧アクチュエータは、シリンダ本体にその表面に開口する取付溝を往復動テーブルの移動方向に形成し、前記取付溝に部材を取り付けることができるようにしたことを特徴とする。さらに、本発明の往復動テーブル付き流体圧アクチュエータは、前記往復動テーブルの後端面に開口する流路を前記往復動テーブルに形成し、前記流路に連通する流体圧作動機器を前記往復動テーブルないし連結プレートに取り付けるようにしたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1〜図8は本発明の一実施の形態である往復動テーブル付き流体圧アクチュエータを示す。
【0016】
この流体圧アクチュエータは、図1に示すように、全体的に薄型の直方体形状となっており、シリンダ本体11は幅方向中央部の厚みが両側部の厚みよりも薄く形成され、表面11aと背面11bと両側面11c,11dを有している。シリンダ本体11の表面11a側の幅方向中央部には一端から他端にまで延びてテーブル収納溝12が形成されており、断面コの字形状となっている。
【0017】
シリンダ本体11の肉厚の両側部には、図3および図4に示すように、貫通孔が形成されており、シリンダ本体11の後端部に取り付けられるヘッドカバー13a,13bと、先端部に取り付けられるロッドカバー14a,14bとにより、それぞれの貫通孔によってシリンダ室15a,15bが相互に平行となって形成されている。
【0018】
それぞれのシリンダ室15a,15b内にはピストン16a,16bが往復動自在に装着されており、それぞれのピストン16a,16bに取り付けられた2本のピストンロッド17a,17bはシリンダ本体11の先端から外方に突出している。それぞれのピストンロッド17a,17bは、それぞれの先端にねじ部材18により固定される連結プレート19によって連結されている。
【0019】
図2および図4に示すように、シリンダ本体11の一方の側面11cの前端部には給排ポート21aが形成され、この給排ポート21aはそれぞれのシリンダ室15a,15bのうちピストン16a,16bの前方側のシリンダ室に流路22aを介して連通している。側面11cの後端部には給排ポート21bが形成され、この給排ポート21bはそれぞれのシリンダ室15a,15bのうちピストン16a,16bの後方側のシリンダ室に流路22bを介して連通している。
【0020】
図5に示すように、シリンダ本体11の後端には2つの給排ポート23a,23bが形成され、一方の給排ポート23aは流路24aを介してそれぞれの前方側のシリンダ室に連通し、他方の給排ポート23bは流路24bを介してそれぞれの後方側のシリンダ室に連通している。
【0021】
したがって、シリンダ本体11の側面に設けられた給排ポート21a,21bと後端に形成された給排ポート23a,23bの一方を使用してシリンダ室に圧縮空気などの流体圧を給排することにより、ピストン16a,16bを往復動することができ、使用されない方の給排ポートは閉塞される。
【0022】
図6および図7に示すように、テーブル収納溝12には長手方向に延びてガイド部材つまりリニアガイド25がねじ部材26により取り付けられ、このリニアガイド25は断面がコの字形状となり、幅方向中央部分には長手方向に延びるレール溝27が形成されている。テーブル収納溝12内に収納される往復動テーブル28は、連結プレート19に図7に示すねじ部材29により取り付けられており、往復動テーブル28にはリニアガイド25に沿って摺動自在となったガイドレール31がねじ部材32により取り付けられている。
【0023】
リニアガイド25にはガイドレール31の側面に形成されたV字形状の溝に接触する多数のボールが循環移動するように組み込まれているので、ガイドレール31が取り付けられた往復動テーブル28の摺動抵抗を小さくして円滑に往復動テーブル28を移動することができる。
【0024】
往復動テーブル28の表面は、シリンダ本体11の表面11aよりも僅かに突出しており、往復動テーブル28の表面に取り付けられる治具などがシリンダ本体11の表面11aに接触しないようになっている。
【0025】
往復動テーブル28はテーブル収納溝12の幅寸法よりも狭い寸法となっているが、リニアガイド25よりも長い寸法のガイドレール31が往復動テーブル28の背面に固定されていることから、幅の狭い往復動テーブル28はガイドレール31によって補強されることになる。したがって、ガイドレール31よりも長さの短いリニアガイド25を往復動テーブル28に取り付けるようにした場合と比較すると、往復動テーブル28はガイドレール31によって補強されるので、これに加わる外力に起因したそりや変形が往復動テーブルに発生することを防止できる。
【0026】
往復動テーブル28はテーブル収納溝12内に配置されているので、図6に示すように、往復動テーブル28の底面は、これの両側に位置することになるシリンダ室15a,15bに対してシリンダ本体11の厚み方向に寸法Hだけオーバーラップつまり重なった状態となり、流体圧アクチュエータの厚み寸法を小さくして薄型とすることができる。
【0027】
薄型とすることができるので、図7に示すように、ピストンロッド17a,17bの中心と、往復動テーブル28の中心との間の距離Lを短くすることができ、ピストン16a,16bによって連結プレート19を介して往復動テーブル28を駆動する際に連結プレート19および往復動テーブル28に加わる曲げモーメントを小さくすることができ、連結プレート19および往復動テーブル28の厚みを薄くしても、ピストン推力を確実に往復動テーブルに伝達することきができる。
【0028】
シリンダ本体11の表面には2本の断面U字形状のセンサ取付溝33a,33bが形成され、シリンダ本体11の側面にも同様の断面形状のセンサ取付溝34a,34bが形成されている。それぞれのセンサ取付溝にはピストン16a,16bに設けられた永久磁石の磁力に感応してピストンの位置を検出するためのセンサが取り付けられるようになっており、たとえば、ピストンの前進限位置と後退限位置とを検出するための2つのセンサが流体圧アクチュエータの使用状況に応じて合計4つのセンサ溝のうちからいずれか1つないし2つを選択して取り付けることができる。なお、センサを1つあるいは3つ以上として、ピストンが前進限位置と後退限位置に加えてこれらの中間位置となったことを検出するようにしても良く、1つのセンサ溝に複数のセンサを取り付けるようにしても良い。
【0029】
シリンダ本体11はねじ部材などの取付部材によって種々の装置や機械などの被装着部材に取り付けられるようになっており、シリンダ本体11のテーブル収納溝12には、図4および図8に示すように、リニアガイド25の両端面とシリンダ本体11の両端面との間であって、テーブル収納溝12の側面に変位した位置に取付孔35が合計4つ形成されている。
【0030】
それぞれの取付孔35に対応させて、往復動テーブル28には図1に示すように、4つの貫通孔36が形成されている。往復動テーブル28が図1に示すように後退限位置となった状態とすると、図8に示すように、4つの貫通孔36はそれぞれ取付孔35の位置と合致し、この状態のもとで、ねじ部材37を貫通孔36から取付孔35に取り付けることができる。それぞれの取付孔35に雄ねじを形成するようにしても良く、その場合にはねじ部材37の頭部をテーブル収納溝12内に位置させることなく、シリンダ本体11が取り付けられる部材側にねじ部材37の頭部を位置させることができる。
【0031】
この流体圧アクチュエータは往復動テーブル28にガイドレール31が取り付けられるようになっており、ガイドレール31よりも短い寸法のリニアガイド25がシリンダ本体11に取り付けられているので、ガイドレール31にねじ部材37を貫通させる貫通孔を形成することなく、リニアガイド25の両端面の外方の部分を利用してシリンダ本体11を被装着部材に取り付けることができる。これにより、ガイドレール31に貫通孔を形成する必要がなくなり、これの加工コストを低減することができる。しかも、シリンダ本体11には合計4つの取付孔35が形成されているので、シリンダ本体11を被装着部材に対して長手方向に離れた位置と幅方向に離れた位置とで取り付けることができ、取付強度を高めることができる。さらに、被装着部材の取付位置に応じて、少なくともこれらの4つの取付孔35のうち2つを使用して、シリンダ本体11を被装着部材に取り付けることもできる。
【0032】
このような構成の流体圧アクチュエータにあっては、これが設置される個所に応じて給排ポート21aと23aの一方と、給排ポート21bと23bの一方のいずれか2つを選択してそこに空気圧配管を接続することができ、接続された一方の給排ポートから圧縮空気を供給し、他方から排出することにより、2つのピストン16a,16bを往復動させる。これにより、往復動テーブル28は直線方向に往復動され、この往復動テーブル28に治具を介して配置されるワークや工具あるいは他のアクチュエータなどの被搬送部材を搬送することができる。
【0033】
この搬送時には、往復動テーブル28の底面にガイドレール31が取り付けられ、これを案内するリニアガイド25がシリンダ本体11のテーブル収納溝12に取り付けられているので、往復動テーブル28はリニアガイド25よりも長い寸法のガイドレール31によって補強されることになり、往復動テーブル28のそりや変形を防止することができる。
【0034】
往復動テーブル28はテーブル収納溝12内に設けられており、そのテーブル収納溝12は2つのシリンダ室15a,15bの間に形成され、シリンダ本体11の厚み方向には、往復動テーブル28とシリンダ室15a,15bとがオーバーラップしているので、シリンダ室の内径つまりボア径により設定される推力を確保しつつ、厚み寸法が薄くなった薄型の流体圧アクチュエータが得られる。これにより、流体圧アクチュエータが設置される個所に他の部材が配置される場合に、その部材との干渉を避けることができる。
【0035】
しかも、薄型とすることにより、中心間の距離Lを短くすることができ、ピストンロッド17a,17bから往復動テーブル28に動力を伝達するための連結プレート19および往復動テーブル28には大きな曲げモーメントが加わることを防止できる。
【0036】
往復動テーブル28が所定の前進限位置、後退限位置あるいは中間位置まで移動したことを検出するために、1つ以上のセンサがシリンダ本体11に取り付けられることになるが、4つのセンサ取付溝33a,33b,34a,34bがシリンダ本体11に形成されているので、流体圧アクチュエータが設置される個所に応じて、4つのセンサ溝のうちいずれかを選択したり、全てを利用してそのセンサ溝にセンサを取り付けることができる。
【0037】
シリンダ本体11は被装着部材に対して、4つの取付孔35にねじ部材37を貫通させて被装着部材にねじ止めされることになるが、取付孔35はテーブル収納溝12の幅方向中心部からその側面側に変位して形成されているので、ねじ部材37はシリンダ本体の長手方向と幅方向とに相互に離れ、平面上に分散してねじ部材37が取り付けられることになり、外径の小さなねじ部材37としても、シリンダ本体11の締結を確実に行うことができる。
【0038】
往復動テーブル28には、流路38a,38bが形成されており、それぞれの流路は図1に示すように、往復動テーブル28の後端面に開口し、連結プレート19に形成された給排ポート(図示省略)に連通している。したがって、連結プレート19に開閉式のハンドやパッドなどの流体圧作動機器を取り付けた場合には、その流体圧作動機器に対して圧縮空気を供給することができる。なお、往復動テーブル28の表面にそれぞれの流路38a,38bに連通させて給排ポートを形成するようにし、往復動テーブル28に流体圧作動機器を取り付けるようにしても良い。
【0039】
図9は流体圧アクチュエータに使用されるリニアガイド25とガイドレール31の変形例を示す図であり、これらが取り付けられた流体圧アクチュエータにおける図3に対応した部分の断面を示すと図10の通りである。
【0040】
このガイドレール31にはリニアガイド25に対応する面の幅方向中央部にはねじ部材取付溝41が一端から他端にまで形成されており、ガイドレール31は断面がコの字形状となっている。ガイドレール31を往復動テーブル28にねじ部材32を用いて取り付ける際には、ねじ部材32はその頭部32aをねじ部材取付溝41内に入り込ませてねじ結合される。このような断面形状のガイドレール31を使用することにより、ガイドレール31の幅寸法を大きくしても、その全体の重量が大きくなることを防止できるとともに、ガイドレール31の軽量化を達成しつつ、幅の大きなガイドレール31とリニアガイド25とにより往復動テーブル28の横方向の振れを防止して往復動精度を高めることができる。
【0041】
図11は流体圧アクチュエータの変形例における図3に対応した部分を示す断面図であり、シリンダ11の表面11aのうちセンサ溝33a,33bが形成されていない部分に開口させて、T字形状の取付溝39がシリンダ本体11に形成されている。この取付溝39を利用してバルブなどの他の部材を取り付けることができる。
【0042】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0043】
たとえば、連結プレート19の部分に往復動テーブルが前進限位置および後退限位置となったときに、衝撃を緩和する緩衝機構を組み込むようにしても良く、停止位置を調整するためのストッパを設けるようにしても良い。また、作動流体としては、空気圧以外に油圧を使用することも可能である。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、往復動テーブルをシリンダ本体に形成されたテーブル収納溝内に配置するようにしたので、流体圧シリンダの厚み寸法を薄くすることができ、流体圧シリンダを薄型化することが可能となる。往復動テーブルを幅狭くしても、往復動テーブルにはカイドレールが取り付けられていることから、往復動テーブルを補強してその変形やそりの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態である往復動テーブル付き流体圧アクチュエータを示す斜視図である。
【図2】図1における矢印A方向から見た図1の側面図である。
【図3】図2におけるB−B線に沿う方向の断面図である。
【図4】図3におけるC−C線に沿う断面図である。
【図5】図3におけるD−D線に沿う断面図である。
【図6】図5におけるE−E線に沿う断面図である。
【図7】図5におけるF−F線に沿う断面図である。
【図8】図5におけるG−G線に沿う断面図である。
【図9】リニアガイドとガイドレールの変形例を示す斜視図である。
【図10】図9に示したリニアガイドとガイドレールとを有する往復動テーブル付き流体圧シリンダにおける図3と同様の部分を示す断面図である。
【図11】流体圧アクチュエータの変形例における図3に対応した部分を示す断面図である。
【符号の説明】
11 シリンダ本体
12 テーブル収納溝
13a,13b ヘッドカバー
14a,14b ロッドカバー
15a,15b シリンダ室
16a,16b ピストン
17a,17b ピストンロッド
18 ねじ部材
19 連結プレート
21a,21b、23a,23b 給排ポート
22a,22b、24a,24b 流路
25 リニアガイド
26 ねじ部材
27 レール溝
28 往復動テーブル
29 ねじ部材
31 ガイドレール
32 ねじ部材
33a,33b,34a,34b センサ取付溝
35 取付孔
36 貫通孔
37 ねじ部材
38a,38b 流路
39 取付溝

Claims (8)

  1. 表面側の幅方向中央部に一端から他端にまで延びるテーブル収納溝が形成され、かつ前記テーブル収容溝の両側の肉厚部にシリンダ室が形成されたシリンダ本体と、
    それぞれの前記シリンダ室内を往復動するピストンに取り付けられ、前記シリンダ本体の一端から突出するピストンロッドと、
    それぞれの前記ピストンロッドの先端に連結された連結プレートと、
    前記連結プレートに固定されて前記テーブル収納溝内に往復動自在に装着される往復動テーブルとを有することを特徴とする往復動テーブル付き流体圧アクチュエータ。
  2. 請求項1記載の往復動テーブル付き流体圧アクチュエータにおいて、前記テーブル収納溝の底面にリニアガイドを取り付け、前記リニアガイドよりも長い寸法を有し、前記リニアガイドに沿って移動するガイドレールを前記往復動テーブルに取り付けたことを特徴とする往復動テーブル付き流体圧アクチュエータ。
  3. 請求項1または2記載の往復動テーブル付き流体圧アクチュエータにおいて、前記リニアガイドの両端面と前記シリンダ本体の両端面との間の前記テーブル収納溝に取付孔を形成し、ねじ部材が貫通する貫通孔を前記往復動テーブルに前記取付孔に対応させて形成したことを特徴とする往復動テーブル付き流体圧アクチュエータ。
  4. 請求項2または3記載の往復動テーブル付き流体圧アクチュエータにおいて、前記ガイドレールの前記リニアガイドに対向する面の幅方向中央に、ねじ部材取付溝を前記ガイドレールの一端から他端にまで形成し、前記ガイドレールを前記往復動テーブルに固定するねじ部材の頭部を前記ねじ部材取付溝に配置するようにしたことを特徴とする往復動テーブル付き流体圧アクチュエータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の往復動テーブル付き流体圧アチクュエータにおいて、前記シリンダ本体の一方の側面と、一方の前記肉厚部の表面とにそれぞれ2つずつセンサ溝を形成し、いずれかのセンサ溝を選択してセンサを取り付けるようにしたことを特徴とする往復動テーブル付き流体圧アクチュエータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の往復動テーブル付き流体圧アクチュエータにおいて、前記シリンダ本体の他方の側面と、後端面とにそれぞれの前記シリンダ室に対する流体の給排を行う給排ポートを形成し、いずれかの給排ポートを選択してシリンダ室に対して流体の給排を行うようにしたことを特徴とする往復動テーブル付き流体圧アクチュエータ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の往復動テーブル付き流体圧アクチュエータにおいて、シリンダ本体にその表面に開口する取付溝を往復動テーブルの移動方向に形成し、前記取付溝に部材を取り付けることができるようにしたことを特徴とする往復動テーブル付き流体圧アクチュエータ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の往復動テーブル付き流体圧アクチュエータにおいて、前記往復動テーブルの後端面に開口する流路を前記往復動テーブルに形成し、前記流路に連通する流体圧作動機器を前記往復動テーブルないし連結プレートに取り付けるようにしたことを特徴とする往復動テーブル付き流体圧アクチュエータ。
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