JP3904245B2 - 模様の拡大縮小機能を備えたミシン - Google Patents

模様の拡大縮小機能を備えたミシン Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は拡大縮小機能を備えたミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
ミシン針の制御と布送りの制御による通常縫いに加えて、布を刺繍枠に固定し、この刺繍枠をX−Y方向に移動制御して刺繍可能としたミシンが知られている。刺繍模様は予めデータをミシン内部のメモリやROMカード等に記憶させておき、このデータを読み出して前記X−Y制御を行いつつ刺繍模様の形成を行うように構成されているのが普通である。
刺繍模様を記憶するメモリには、通常複数の模様が記憶され、これを随時選択することにより模様データの読み出しが行われるが、模様の大きさを変更したい場合にも大きさ毎に異なるデータを用意する必要があり、大容量のメモリを必要とする問題があった。
このような問題を解決するために、本願出願人により刺繍可能なミシンにおいて、同一形状の模様であれば、同一のデータを使用して模様の大きさを拡大縮小できるようにし、しかも縫い目の密度を模様の大きさに関わらず同一とすることのできる拡大縮小機能を備えたミシンが既に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この拡大縮小機能を備えたミシンによれば模様形状の大きさに応じて複数の模様データを用意する必要がないから、メモリの容量を減少することが可能である。
しかし模様を拡大縮小した場合、単純に模様全体を同一の比率で拡大縮小すると形成される模様が不自然な印象を与えることが判明した。即ち例えば模様縮小時には模様の一部の縮小率を小さくして、他の模様よりも大き目とした方が模様のバランスが良くなり、好ましい印象を与えることがある。例えば一つの人形模様を拡大縮小して大人と小人の人形模様を形成するような場合、人形の胴体と頭の縮小率を変えた方が、大人は大人らしく、小人は小人らしくなる。
本発明はこのような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、刺繍模様を構成する模様を異なる倍率で縮小拡大することが可能なミシンを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の模様の拡大縮小機能を備えたミシンは、縫い模様を形成するためのデータを記憶する記憶手段と、該縫い模様を形成するためのデータに基づいて形成される模様の大きさを指定する手段と、
前記縫い模様を形成するためのデータから該縫い模様の中の所定の部分を形成するためのデータを識別する手段と、前記大きさを指定する手段による指定と前記識別する手段による識別に基づいて、前記識別されたデータ以外のデータに係る縫い模様の部分を前記指定された大きさに対応する所定の倍率で拡大縮小すべく指示し、前記識別されたデータに係る前記縫い模様の中の所定の部分を前記所定の倍率とは異なる倍率で拡大縮小すべく指示する大きさ調整手段と、該縫い模様を形成するためのデータと大きさ調整手段からの指示に基づいて模様縫いを実行する縫い目形成手段と、を備える。
請求項2のミシンにおいては、縫い模様を形成するためのデータを、該縫い模様の所定の部分に対応する指定倍率データと他の所定の部分に対応する特定倍率データとに区分して記憶する記憶手段と、該縫い模様を形成するためのデータに基づいて形成される模様の大きさを指定する手段と、前記縫い模様を形成するためのデータから前記指定倍率データと、特定倍率データとを識別する手段と、前記大きさを指定する手段による指定と前記識別する手段による識別に基づいて、前記指定倍率データに係る模様を前記指定された大きさに対応する所定の倍率で拡大縮小すべく指示し、前記特定倍率データに係る模様を前記所定の倍率とは異なる倍率で拡大縮小すべく指示する大きさ調整手段と、該縫い模様を形成するためのデータと大きさ調整手段からの指示に基づいて模様縫いを実行する縫い目形成手段とを備える。
前記縫い模様を形成するためのデータには指示コードを付与して、該指示コードに基づいて識別する手段がデータを識別することも可能である。
また前記所定の倍率と異なる倍率は、前記大きさを指定する手段による大きさの指定に対応して決めるように構成しても良いし、或いはこの所定の倍率と異なる倍率を指定する手段を別途設けても良い。
次に請求項6のミシンにおいては、複数の部分から形成される縫い模様を形成するためのデータを、各部分毎にデータ群に区分して記憶する記憶手段と、該縫い模様を形成するためのデータに基づいて形成される模様の大きさを指定する手段と、前記データ群に区分された縫い模様を形成するためのデータから所定のデータ群を識別する手段と、前記大きさを指定する手段による指定と前記識別する手段による識別に基づいて、前記識別されたデータ群以外のデータ群に係る模様を前記指定された大きさに対応する所定の倍率で拡大縮小すべく指示し、前記識別されたデータ群に係る模様を前記所定の倍率とは異なる倍率で拡大縮小すべく指示する大きさ調整手段と、該縫い模様を形成するためのデータ群と大きさ調整手段からの指示に基づいて模様縫いを実行する縫い目形成手段と、を備える。
前記縫い模様を形成するためのデータ群には指示コードを付与し、前記識別する手段が該指示コードに基づいてデータ群を識別するように構成しても良い。
また前記所定の倍率と異なる倍率は、大きさを指定する手段による大きさの指定に対応して決めらるように構成しても良いし、所定の倍率と異なる倍率を指定する手段を別途備えるようにしても良い。
なお、前記縫い模様を形成するためのデータが縫い目を直接表す縫い目データであっても良く、また形成する模様の所定点を表すデータであり、この所定点を表すデータから縫い目データを作成する手段を更に備えるようにしても良い。
【0005】
【作用】
記憶手段は縫い模様を形成するためのデータを記憶し、該縫い模様を形成するためのデータに基づいて形成される模様の大きさが指定する手段により指定される。識別する手段は前記縫い模様を形成するためのデータから該縫い模様の中の所定の部分を表すデータを識別する。大きさ調整手段は、大きさを指定する手段による指定と識別する手段による識別に基づいて、前記識別されたデータ以外のデータに係る部分を該指定に対応する所定の倍率で拡大縮小すべく指示し、一方前記識別されたデータに係る部分を前記所定の倍率とは異なる倍率で拡大縮小すべく指示する。そして、該縫い模様を形成するためのデータと大きさ調整手段からの指示に基づいて縫い目形成手段が模様縫いを実行する。
請求項2のミシンにおいては、記憶手段は縫い模様を形成するためのデータを該縫い模様に所定の部分に対応する指定倍率データと他の所定の部分に対応する特定倍率データとに区分して記憶する。そして大きさを指定する手段は、該縫い模様を形成するためのデータに基づいて形成される模様の大きさを指定し、識別する手段は指定倍率データと特定倍率データとを識別する。大きさ調整手段は、該大きさを指定する手段による指定と識別する手段による識別に基づいて前記指定倍率データに係る模様を該指定に対応する所定の倍率で拡大縮小すべく指示し、一方特定倍率データに係る模様を前記所定の倍率とは異なる倍率で拡大縮小すべく指示する。縫い目形成手段はこの縫い模様を形成するためのデータと大きさ調整手段からの指示に基づいて模様縫いを実行する。
縫い模様を形成するためのデータに指示コードが付与されている場合は、該指示コードに基づいて識別する手段がデータを識別する。
また前記所定の倍率と異なる倍率を前記大きさを指定する手段による大きさの指定に対応して決めるように構成した場合には、所定の倍率と異なる倍率は指定された大きさに対応して決定される。一方所定の倍率と異なる倍率を指定する手段を別途設けた場合には、該指定する手段により指定される。
次に請求項6のミシンにおいては、記憶手段は複数の部分から形成される縫い模様を形成するためのデータを、各部分毎にデータ群に区分して記憶する。また縫い模様を形成するためのデータに基づいて形成される模様の大きさは指定する手段により指定され、識別する手段により前記データ群に区分された縫い模様を形成するためのデータから所定のデータ群が識別される。大きさ調整手段は、該大きさを指定する手段による指定と識別する手段による識別に基づいて、前記識別されたデータ群以外のデータ群に係る部分を該指定に対応する所定の倍率で拡大縮小すべく指示し、一方識別されたデータ群に係る部分を前記所定の倍率とは異なる倍率で拡大縮小すべく指示する。この縫い模様を形成するためのデータ群と大きさ調整手段からの指示に基づいて縫い目形成手段が模様縫いを実行する。
縫い模様を形成するためのデータ群に指示コードを付与した場合には、前記識別する手段が該指示コードに基づいてデータ群を識別する。
また前記所定の倍率と異なる倍率は、大きさを指定する手段による大きさの指定に対応して決められるように構成した場合には、所定の倍率と異なる倍率は指定された大きさに対応して決定される。また所定の倍率と異なる倍率を指定する手段を別途備える場合には、この指定する手段の指定により決められる。
更に前記縫い模様を形成するためのデータが頂点データ等の模様の所定点を表すデータ出ある場合には、該所定点を表すデータから縫い目データが作成する手段により作成される。
【0006】
【実施例】
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
最初に図3により本発明のミシンの一実施例の外観を説明する。
ミシン機枠X上に後述するXY移動手段9であるキャリッジ118とこれに支持された刺繍枠119及び後述する縫い目形成手段7である針棒120と針121とが設けられている。該刺繍枠119には布を装着し、キャリッジ118のxy方向の移動と針棒120及び針121の上下動により刺繍縫いを行うように構成されている。この刺繍縫いは縫いモード選択釦104により選択できるようになっており、刺繍縫いを行わない場合には通常縫いモードとし、前記した針棒120と針121の上下動及び送り装置(図示せず)による布送りにより通常縫いを実行するようになっている。
【0007】
図1にこの実施例の機能ブロック図を示す。
刺繍縫いの模様データは縫い模様データ記憶手段1に複数記憶されており、模様選択手段2により1つの模様を選択できるようになっている。この実施例ではAからNまでの模様が記憶されており、その中の1つを選択するように構成されている。
各模様のデータは指定倍率部1aと特定倍率部1bとから構成されており、指定倍率部1aは大きさ調節手段5により指定された所定の倍率に従うデータであり、特定倍率部1bは大きさ調節手段5により指定された所定の倍率以外の倍率に従うデータになっている。
なお、ここでは倍率とは拡大のみならず、縮小の場合も意味するものとする。また、この実施例では縫い模様データ記憶手段1に記憶されたデータは実際に針121により縫われる縫い目の1つ1つを指定する縫い目データ(座標データ)になっている。
【0008】
縫い模様データ記憶手段1に記憶されたデータはデータ識別手段4に出力されて、ここで指定倍率部1aデータか特定倍率部1bデータか、即ちデータ種が識別されるようになっている。
【0009】
指定倍率部1aと特定倍率部1bとは大きさ調節手段5に送られる。指定倍率部1aは、大きさ指定手段3で指定された大きさのデータに変換され、特定倍率部1bはそれとは異なる倍率で大きさ変換されるようになっている。
大きさ調節手段5で変換されたデータはミシンモータ駆動制御手段6とXYモータ駆動制御手段8に送られ、ミシンモータ駆動制御手段6は前記した縫い目形成手段7を制御し、一方XYモータ駆動制御手段8は前記したXY移動手段9を制御して所定の模様を刺繍縫いさせるように構成されている。
【0010】
図6により大きさの指定と特定倍率部1bの倍率との関係を説明する。
この実施例では模様Aは図示するようにタヌキと手の木の葉及び頭の木の葉の模様とから構成され、縫い模様データ記憶手段1に記憶されたデータとしては、タヌキデータ群ア、頭木の葉データ群イ、手木の葉データ群ウ、のデータ群n=1〜3から構成されている。
この模様Aを大きさ指定手段3の指定により例えば大中小の3つの大きさの刺繍模様として形成できるように構成されている。図6において、大中の大きさの模様が示されており、大の模様に対して中の模様は縦横50%小さくなるようになっている。ところが、この比率でタヌキデータ群ア、頭木の葉データ群イ、手木の葉データ群ウを全て50%で縮小すると、タヌキデータ群アと頭木の葉データ群イ、手木の葉データ群ウとの模様のバランスが悪くなるため、この実施例では中の模様の頭木の葉データ群イと手木の葉データ群ウは大の模様の頭木の葉データ群イと手木の葉データ群ウに対して2/3の大きさとなるようになっている。即ち頭木の葉データ群イと手木の葉データ群ウの縮小倍率は、タヌキデータ群アの縮小倍率と同一ではなく、異なる倍率になっている。
【0011】
このようなタヌキデータ群ア、頭木の葉データ群イ、手木の葉データ群ウ、は図4に示すように縫い模様データ記憶手段1の内部に記憶されている。各縫い目データには指定倍率部1a、特定倍率部1b等のデータ種の区別を表す指標が付されており、データ識別が可能になっている。ここでは、”11”を指定倍率部1aとし、”10”を特定倍率部1bー▲1▼とし、”01”を特定倍率部1bー▲2▼としている。
データ識別手段4はこの実施例では、このデータ種の指標によりデータ種の識別を行うようになっている。
【0012】
大きさ調節手段5は図5に示すような倍率テーブルを備えており、データ識別手段4で識別されたデータ種と大きさ指定手段3に指定された模様の大きさに応じて、特定倍率部1bの倍率を決定するようになっている。指定された大きさが大の時を倍率1(100%)とすると、大きさが中の時にはデータ種”11”即ち指定倍率部1aの場合は倍率を1/2とし、データ種”10”と”01”即ち特定倍率部1bの場合には倍率が2/3となるようになっている。また、指定大きさが小の時には、それぞれ倍率が1/4と1/3となるようになっている。
【0013】
図2はハード的な構成を示すブロック図であり、図3と合わせて更にこの実施例を詳細に説明する。
CPU100はプログラム記憶装置101に記憶されたプログラムに従ってミシンの制御を行っており、足踏み式等の速度コントローラである回転速度指令装置103により指示された速度でミシンモータ駆動回路110を制御して、ミシンモータ111を回転させ、該指示速度に応じた縫い速度で縫目形成機構112を駆動するようになっている。縫目形成機構112は図3に示すように針棒120と針121及び図示しない布送り機構により構成され所定の縫いを実行するようになっている。ミシンモータ111の回転数はモータ回転検出センサ113により検出され、CPU100にフィードバックされて速度制御に使用されるようになっている。
刺繍縫い可能なミシンはミシンモータ駆動回路110に加えてXYモータ駆動回路115とXYモータ116及びXY移動機構117を備えており、前記した各模様A乃至Nの指定倍率部1a、特定倍率部1bを記憶する縫い目データ記憶装置10からの模様データに基づいて模様縫いを実行するようになっている。XY移動機構117は図3に示すようにキャリッジ118と刺繍枠119を備えており、刺繍枠119に取り付けた布をX−Y方向に移動させて刺繍縫いを実行させるようになっている。
タイミング信号発生装置114はミシン本体の上軸の回転位相を検出して、針121の上下動を検出し、XYモータ駆動回路115によるX−Y方向の駆動のタイミングを採るために用いられる。CPU100は該タイミング信号を入力して、XYモータ駆動回路115を制御するようになっている。
上記した刺繍縫いと通常縫いは縫いモード選択釦104の操作によりなされるようなっている。この縫いモード選択釦104は図3に示すようにミシン機枠Xのフロント部に設けられている。
該フロント部には更に表示装置106が設けられており、図2に示すように表示制御装置105によりCPU100からの指令に応じて種々の表示を行うようになっている。
また11は一時記憶装置である。
縫い目データ記憶装置10に記憶された模様A乃至Nは模様選択釦20により選択できるようになっている。この模様選択釦20はこの実施例では表示装置106の液晶パネル上に形成されたタッチパネルになっており、表示装置106の図示に対応して模様の選択が出来るようになっている。
【0014】
この実施例では更に大きさ指定手段3である模様大きさ指定釦30がミシン機枠X上に設けられており、大中小の3つの模様の大きさを指定できるようになっている。この模様大きさ指定釦30の指定に応じて、大きさ調節装置50が稼働し、縫い目データ記憶装置10からのデータの拡大縮小処理を実行してCPU100を介してXYモータ駆動回路115の制御を行うようになっている。
なお、大きさ調節装置50による拡大縮小処理は公知の種々の方法が採用可能であるが、通常は拡大縮小率に応じてX及びY方向の座標を縮小し、更に必要に応じて縫い目の省略を行い、同一の縫い目密度で模様の拡大縮小を行うようになっている。
【0015】
CPU100にはデータ識別手段4に相当する機能がソフト的に構成されており、図4に示すデータ種の指標に基づき各アドレスのデータが指定倍率データか特定倍率データかを識別するようになっている。
【0016】
倍率記憶装置51には前記した図5に示すような倍率データが格納されており、大きさ調節装置50はCPU100により識別されたデータ種と模様大きさ指定釦30で指定された大きさに基づいて倍率記憶装置51の倍率データに従って各アドレスデータ毎に倍率を決定して、これによりXYモータ駆動回路115を制御して図6に示すように刺繍模様を形成させるようになっている。
なお、図3の倍率指定釦26は他の実施例に掛かるものであり、これについては後に説明する。
【0017】
次に動作を図7により説明する。
模様選択釦20が押されて模様の選択がなされ(ステップS1)、模様大きさ指定釦30により形成される模様の大きさが指定されると(ステップS2)、CPU100は該指定された大きさを記憶する(ステップS3)。回転速度指令装置103からのミシン始動指令があると(ステップS4)、タイミング信号発生装置114からのタイミング信号を待って(ステップS5)、タイミング信号毎に選択された模様の縫い目データを先頭番地から読み出す(ステップS6)。そして、該読み出したデータのデータ種を識別し(ステップS7)、倍率記憶装置51の倍率データに基づいて指定された大きさとデータ種に係る倍率を判別する(ステップS8)。この倍率に従って大きさ調節装置50によりデータの拡大縮小を行い(ステップS9)、拡大縮小処理したデータに基づいてXYモータ駆動回路115を駆動して(ステップS10)、縫い目形成を実行する(ステップS11)。そして、選択された模様のデータが終了したか否か判断し(ステップS12)、終了していなければステップS5に飛び、次の番地のデータを読み出し同じ動作を繰り返す。データが終了していたら動作を終了する。
以上により図4のデータ構造を有する図6の模様を中の大きさで形成する例で云えば、タヌキデータ群アは1/2の倍率で縫い目形成され、頭木の葉データ群イと手木の葉データ群ウは2/3の倍率で縫い目形成される。
【0018】
図8に縫い模様データ記憶手段1に記憶される模様データの他のデータ構造を示す。この実施例では、タヌキデータ群ア、頭木の葉データ群イ、手木の葉データ群ウのデータがデータ群に分類され、それぞれn=1、2、3のデータ群番号を付されている。各模様データの先頭にはデータ群の先頭番地情報αが記憶されており、ここに各データ群の先頭番地とその群のデータ種の情報が格納されている。このような、データ構造により各アドレスにデータ種を記入する必要がなくなり、またデータ種の識別もデータ群単位で行うことが出来るから、メモリの容量の節約及び識別動作の高速化を図ることが可能になる。
図8に示すデータ構造の場合、CPU100に形成されるデータ識別手段4は、先頭番地情報αの情報によりデータ群単位で指定倍率データか特定倍率データかを識別する。
【0019】
図8のデータ構造を有する場合の動作を図9により説明する。
模様選択釦20が押されて模様の選択がなされると(ステップS20)、CPU100は縫い目データ記憶装置10から選択された模様のデータの先頭番地情報αを読み込み(ステップS21)、先頭番地情報、即ちデータ群nのデータ種の情報を記憶する(ステップS22)。次に模様大きさ指定釦30により形成される模様の大きさが指定されると(ステップS23)、CPU100は該指定された大きさを記憶する(ステップS24)。回転速度指令装置103からのミシン始動指令があると(ステップS25)、データ群番号n=1とおき(ステップS26)、データ群nのデータ種を識別し(ステップS27)、次いで倍率記憶装置51の倍率データに基づいて指定された大きさとデータ種に係る倍率を判別する(ステップS28)。そしてタイミング信号発生装置114からのタイミング信号を待って(ステップS29)、タイミング信号毎にデータ群nの先頭番地の縫い目データから読み出す(ステップS30)。そして、該読み出したデータの拡大縮小を前記判別した倍率に従って大きさ調節装置50により行い(ステップS31)、拡大縮小処理したデータに基づいてXYモータ駆動回路115を駆動して(ステップS32)、縫い目形成を実行する(ステップS33)。そして、データ群nのデータが終了したか否か判断し(ステップS34)、終了していなければステップS29に飛び、次の番地のデータを読み出し同じ動作を繰り返す。データ群nのデータが終了していたら、選択した模様のデータ群が全て終了したか否か判断し(ステップS35)、終了していたら動作を終了する。終了していなければnに1を加算して(ステップS36)、次のデータ群についてステップS27から同じ動作を繰り返す。
以上により前記したようにデータ種の識別をデータ群単位で行うことが出来、メモリの容量の節約及び識別動作の高速化を図ることが可能になる。
【0020】
次に他の実施例を説明する。
図10は縫い模様データ記憶手段1’に縫い目データではなく、頂点データ等の縫い模様を形成するためのデータを記憶させている場合の実施例の機能ブロック図である。
縫い目データは実際に針121が縫う縫い目の1つ1つを座標データとしているものであるが、縫い目データを記憶するためには大容量のメモリが必要である。そのため、縫い目データに変えて頂点データ等を記憶させる方法が従来より知られている。この頂点データは模様の各ブロック毎の頂点のデータであり、記憶させるためのメモリ容量は少なくて済むが、頂点データから縫い目データへの変換が必要となる。
【0021】
縫い模様データ記憶手段1’に記憶された頂点データは同様に指定倍率部1a’と特定倍率部1b’に分類されて記憶されており、同様に模様選択手段2により模様の選択が出来るようになっている。この実施例では同様にAからNまでの模様が記憶されており、その中の1つを選択するように構成されている。
縫い模様データ記憶手段1’に記憶されたデータはデータ識別手段4に出力されて、ここで指定倍率部1a’データか特定倍率部1b’データかのデータ種の識別がなされるようになっている。
縫い模様データ記憶手段1’のデータは頂点データであるから、この頂点データである指定倍率部1a’データと特定倍率部1b’データとは縫い目データ作成手段15に送られて実際の縫い目データに変換され、この縫い目データは一時記憶手段16に記憶される。
一時記憶手段16に記憶された縫い目データである指定倍率部1a’データと特定倍率部1b’データは大きさ調節手段5に送られ、指定倍率部1a’は、大きさ指定手段3で指定された大きさのデータに変換され、特定倍率部1b’はそれとは異なる倍率で所定の大きさに変換されるようになっている。
【0022】
大きさ調節手段5で変換されたデータはミシンモータ駆動制御手段6とXYモータ駆動制御手段8に送られ、ミシンモータ駆動制御手段6は前記した縫い目形成手段7を制御し、一方XYモータ駆動制御手段8は前記したXY移動手段9を制御して所定の模様を刺繍縫いさせるように構成されている。
【0023】
図11はハードウエアの構成を示すブロック図であり、頂点データ記憶装置12に格納された頂点データが縫い目データ作成プログラム記憶装置25に記憶された縫い目データ作成プログラムによりCPU100において縫い目データに変換され、一時記憶装置11に格納されるように構成されている。
その他の構成は図2に示すものと同一であるので、説明を省略する。
【0024】
図12により、頂点データ記憶装置12に記憶されデータ構造が図4のように各アドレス毎にデータ種の指標が付されている場合の動作を説明する。
模様選択釦20が押されて模様の選択がなされ(ステップS40)、模様大きさ指定釦30により形成される模様の大きさが指定されると(ステップS41)、CPU100は該指定された大きさを記憶する(ステップS42)。そして、選択された模様データ(頂点データ)の先頭番地を読み出し(ステップS43)、該読み出したデータのデータ種を識別し(ステップS44)、倍率記憶装置51の倍率データに基づいて倍率を判別する(ステップS45)。そしてこの頂点データから縫い目データを作成し(ステップS46)、前記判別した倍率と共に縫い目データを一時記憶装置11に一時記憶する(ステップS47)。そして、選択した模様のデータが全て終了したか否か判断し(ステップS48)、終了していなければステップS43に戻って次の番地のデータを読み出す。
データ読み出しが終了し、回転速度指令装置103からのミシン始動指令があると(ステップS49)、タイミング信号発生装置114からのタイミング信号を待って(ステップS509)、タイミング信号毎に一時記憶装置11に記憶された縫い目データと倍率とを先頭番地から読み出す(ステップS51)。
そして、大きさ調節装置50により該倍率に従ってデータの拡大縮小を行い(ステップS52)、拡大縮小処理したデータに基づいてXYモータ駆動回路115を駆動して(ステップS53)、縫い目形成を実行する(ステップS54)。一時記憶装置11の縫い目データが終了したか否か判断し(ステップS55)、終了していなければステップS50に飛び、次の番地のデータを読み出し同じ動作を繰り返す。データが終了していたら動作を終了する。
以上により同様に図6の模様を中の大きさで形成する例で云えば、タヌキデータ群アは1/2の倍率で縫い目形成され、頭木の葉データ群イと手木の葉データ群ウは2/3の倍率で縫い目形成される。
【0025】
前記した実施例においては、いずれも大きさ指定手段3による大きさ指定に応じて自動的に特定倍率部1bの倍率を決定するように構成しているが、これに限定されるものではなく、指定された大きさとは別に特定倍率部1bの倍率を決めるようにする事も可能である。
【0026】
図13にその実施例を示す。
この実施例においても同様に、刺繍縫いの模様データが縫い模様データ記憶手段1に複数記憶されており、模様選択手段2により1の模様を選択できるようになっている。この実施例でも同様にAからNまでの模様が記憶されており、その中の1つを選択するように構成されている。
各模様のデータは指定倍率部1aと特定倍率部1bとから構成されており、指定倍率部1aは大きさ調節手段5により指定された所定の倍率に従うデータであり特定倍率部1bは大きさ調節手段5により指定された特定の倍率以外の倍率に従うデータになっている。
縫い模様データ記憶手段1に記憶されたデータは実際に針121により縫われる縫い目の1つ1つを指定する座標データになっている。
【0027】
縫い模様データ記憶手段1に記憶されたデータはデータ識別手段4に出力されて、指定倍率部1aか特定倍率部1bかの識別がされるようになっている。
指定倍率部1aと特定倍率部1bとは大きさ調節手段5に送られ、指定倍率部1aは、大きさ指定手段3で指定された大きさのデータに変換され、特定倍率部1bはそれとは異なる倍率で大きさ変換されるようになっている。
【0028】
この実施例では特定倍率部1bの異なる倍率を倍率指定手段17により指定できるように構成されており、図6の例で云えば頭木の葉データ群イと手木の葉データ群ウの大きさを指定できるようになっている。この指定は例えば、大中小などの段階で指定するようにすれば良い。また、倍率指定手段17による具体的なデータの指定は、図8に示すようなデータ構造の場合には、データ群の先頭番地やデータ群番号n或いはデータ種を指定するように構成すれば良い。また図4に示すようなデータ構造の場合にはデータ種を直接指定するように構成することが可能である。
また、表示装置106に模様を表示して、該模様を見ながら特定倍率指定をしても良いし、表示模様の画像上で直接指定するように構成するなど種々の方法が採用可能である。
以上のように異なる倍率で変換された指定倍率部1a、特定倍率部1bのデータはミシンモータ駆動制御手段6とXYモータ駆動制御手段8に送られ、これによりミシンモータ駆動制御手段6は前記した縫い目形成手段7を制御し、一方XYモータ駆動制御手段8は前記したXY移動手段9を制御して所定の模様を刺繍縫いさせるように構成されている。
【0029】
図14はハード的な構成を示すブロック図であり、倍率指定釦26を備え、これにより指定された倍率は倍率記憶装置51に記憶される。そして特定倍率部1bのデータが該指定された倍率で大きさ調節装置50において拡大縮小処理されるようになっている。
倍率指定釦26は図3に示すようにミシン機枠Xのフロントパネル上に形成されており、ここでは大中小の3つの倍率を指定できるようになっている。
なお、他の構成は図2に示す構成と同一であるので、説明を省略する。
【0030】
次に縫い目データ記憶装置10のデータ構造が図4の場合の動作を図15により説明する。
模様選択釦20が押されて模様の選択がなされ(ステップS60)、模様大きさ指定釦30により形成される模様の大きさが指定されると(ステップS61)、CPU100は該指定された大きさを記憶する(ステップS62)。次に倍率指定釦26から特定倍率部1bの倍率の指定がなされると(ステップS63)、該指定された特定倍率が記憶される(ステップS64)。
そして回転速度指令装置103からのミシン始動指令があると(ステップS65)、タイミング信号発生装置114からのタイミング信号を待って(ステップS66)、タイミング信号毎に選択された模様の縫い目データを先頭番地から読み出す(ステップS67)。そして、該読み出したデータのデータ種が識別され(ステップS68)、該データ種に対応して倍率が判別される。即ち指定倍率部1aの場合には模様大きさ指定釦30で指定した模様の大きさに対応した倍率となり、特定倍率部1bの場合には倍率指定釦26で指定した倍率となる(ステップS69)。この倍率に従って調節装置50によりデータの拡大縮小を行い(ステップS70)、拡大縮小処理したデータに基づいてXYモータ駆動回路115を駆動して(ステップS71)、縫い目形成を実行する(ステップS72)。そして、選択された模様のデータが終了したか否か判断し(ステップS73)、終了していなければステップS66に戻り、次の番地のデータを読み出し同じ動作を繰り返す。データが終了していたら動作を終了する。
以上により同様に図6の模様の例で云えば、タヌキデータ群アは指定された模様の大きさに対応した倍率で縫い目形成され、頭木の葉データ群イと手木の葉データ群ウは倍率指定釦26により指定された所望の倍率で縫い目形成がなされる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の模様の拡大縮小機能を備えたミシンは、識別する手段により所定の模様データを識別することが出来、大きさ調整手段により該識別したデータを他のデータとは異なる所定の倍率で拡大縮小することができるから、同一の倍率で模様を拡大縮小した場合の不自然な印象を防止でき、バランスの良い模様形成を得ることが出来る。
また請求項2のミシンでは模様データを指定倍率データと特定倍率データに分類し、特定倍率データのみを異なる倍率とするようにしてあるため、必ず大きさ指定に従う基本的な模様部分を維持でき、異なる倍率の拡大縮小による混乱を避けることが出来る。
請求項3のミシンにおいては、データに指示コードが付されており、この指示コードにより識別をおこなうため、識別が簡単に行える。
請求項4のミシンにおいては所定の倍率と異なる倍率が指定される模様の大きさに対応してなされるため、模様の大きさを指定すれば自動的に所定の倍率と異なる倍率が決定される利点がある。
請求項5のミシンでは所定の倍率と異なる倍率を指定する手段を設けているため、操作者が任意に所定の倍率と異なる倍率の指定を行える効果がある。
請求項6のミシンにおいては縫い模様を形成する各模様データをデータ群に区分して記憶し、データの識別はデータ群毎に行われるため、データ識別動作が簡略化され、識別動作に要する時間も短くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の一実施例を示す外観斜視図。
【図4】模様データのデータ構造の一実施例を示す説明図。
【図5】指定された模様大きさとデータ種と倍率との関係の一例を示す説明図。
【図6】刺繍模様の拡大縮小と模様の選択の関係の説明図。
【図7】本発明の一実施例の動作を説明するフローチャート図。
【図8】模様データのデータ構造の他の実施例を示す説明図。
【図9】本発明の一実施例の他の動作を説明するフローチャート図。
【図10】本発明の他の実施例を示す機能ブロック図。
【図11】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図。
【図12】本発明の他の実施例の動作を説明するフローチャート図。
【図13】本発明の更に他の実施例を示す機能ブロック図。
【図14】本発明の更に他の実施例の構成を示すブロック図。
【図15】本発明の更に他の実施例の動作を説明するフローチャート図。
【符号の説明】
1:縫い模様データ記憶手段、2:模様選択手段、3:大きさ指定手段、4:データ識別手段、5:大きさ調節手段、6:ミシンモータ駆動制御手段、7:縫い目形成手段、8:XYモータ駆動制御手段、9:XY移動手段、10:縫い目データ記憶装置、11:一時記憶装置、12:頂点データ記憶装置、15:縫い目データ作成手段、16:一時記憶手段、17:倍率指定手段、20:模様選択釦、25:縫い目データ作成プログラム記憶装置、26:倍率指定釦、30:模様大きさ指定釦、50:大きさ調節装置、51:倍率記憶装置、100:CPU、101:プログラム記憶装置、103:回転速度指令装置、104:縫いモード選択釦、105:表示制御装置、106:表示装置、110:ミシンモータ駆動回路、111:ミシンモータ、112:縫目形成機構、113:モータ回転検出センサ、114:タイミング信号発生装置、115:XYモータ駆動回路、116:XYモータ、117:XY移動機構、118:キャリッジ、119:刺繍枠、120:針棒、121:針。

Claims (11)

  1. 縫い模様を形成するためのデータを記憶する記憶手段と、
    該縫い模様を形成するためのデータに基づいて形成される模様の大きさを指定する手段と、
    前記縫い模様を形成するためのデータから該縫い模様の中の所定の部分を形成するためのデータを識別する手段と、
    前記大きさを指定する手段による指定と前記識別する手段による識別に基づいて、前記識別されたデータ以外のデータに係る縫い模様の部分を前記指定された大きさに対応する所定の倍率で拡大縮小すべく指示し、前記識別されたデータに係る前記縫い模様の中の所定の部分を前記所定の倍率とは異なる倍率で拡大縮小すべく指示する大きさ調整手段と、
    該縫い模様を形成するためのデータと大きさ調整手段からの指示に基づいて模様縫いを実行する縫い目形成手段と、
    を備えたことを特徴とする模様の拡大縮小機能を備えたミシン。
  2. 縫い模様を形成するためのデータを、該縫い模様の所定の部分に対応する指定倍率データと他の所定の部分に対応する特定倍率データとに区分して記憶する記憶手段と、
    該縫い模様を形成するためのデータに基づいて形成される模様の大きさを指定する手段と、
    前記縫い模様を形成するためのデータから前記指定倍率データと、特定倍率データとを識別する手段と、
    前記大きさを指定する手段による指定と前記識別する手段による識別に基づいて、前記指定倍率データに係る模様を前記指定された大きさに対応する所定の倍率で拡大縮小すべく指示し、前記特定倍率データに係る模様を前記所定の倍率とは異なる倍率で拡大縮小すべく指示する大きさ調整手段と、
    該縫い模様を形成するためのデータと大きさ調整手段からの指示に基づいて模様縫いを実行する縫い目形成手段と、
    を備えたことを特徴とする模様の拡大縮小機能を備えたミシン。
  3. 前記縫い模様を形成するためのデータが指示コードを付与され、該指示コードにより指定倍率データと特定倍率データとに区分され、前記識別する手段が、該指示コードに基づいて前記縫い目データが指定倍率データか特定倍率データかを識別する、
    請求項1又は2に記載の模様の拡大縮小機能を備えたミシン。
  4. 前記所定の倍率と異なる倍率が、前記大きさを指定する手段による大きさの指定に対応して決められる、
    請求項1又は2又は3のいずれか1項に記載の模様の拡大縮小機能を備えたミシン。
  5. 前記所定の倍率と異なる倍率を指定する手段を備えた、
    請求項1又は2又は3のいずれか1項に記載の模様の拡大縮小機能を備えたミシン。
  6. 複数の部分から形成される縫い模様を形成するためのデータを、各部分毎にデータ群に区分して記憶する記憶手段と、
    該縫い模様を形成するためのデータに基づいて形成される模様の大きさを指定する手段と、
    前記データ群に区分された縫い模様を形成するためのデータから所定のデータ群を識別する手段と、
    前記大きさを指定する手段による指定と前記識別する手段による識別に基づいて、前記識別されたデータ群以外のデータ群に係る部分を前記指定された大きさに対応する所定の倍率で拡大縮小すべく指示し、前記識別されたデータ群に係る部分を前記所定の倍率とは異なる倍率で拡大縮小すべく指示する大きさ調整手段と、
    該縫い模様を形成するためのデータ群と大きさ調整手段からの指示に基づいて模様縫いを実行する縫い目形成手段と、
    を備えたことを特徴とする模様の拡大縮小機能を備えたミシン。
  7. 前記縫い模様を形成するためのデータ群が指示コードを付与され、
    前記識別する手段が、該指示コードに基づいてデータ群を識別する、
    請求項6に記載の模様の拡大縮小機能を備えたミシン。
  8. 前記所定の倍率と異なる倍率が、前記大きさを指定する手段による大きさの指定に対応して決められる、
    請求項6又は7に記載の模様の拡大縮小機能を備えたミシン。
  9. 前記所定の倍率と異なる倍率を指定する手段を備えた、
    請求項6又は7に記載の模様の拡大縮小機能を備えたミシン。
  10. 前記縫い模様を形成するためのデータが縫い目を直接表す縫い目データである請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9のいずれか1項に記載の模様の拡大縮小機能を備えたミシン。
  11. 前記縫い模様を形成するためのデータが形成する模様の所定点を表すデータであり、
    該所定点を表すデータから縫い目データを作成する手段を更に備えた、
    請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9のいずれか1項に記載の模様の拡大縮小機能を備えたミシン。
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