JP3903373B2 - マンホール用止水可とう継手、マンホール構造及びマンホール構造の施工方法 - Google Patents

マンホール用止水可とう継手、マンホール構造及びマンホール構造の施工方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マンホールと下水道管等の管とが接続されたマンホール構造、かかるマンホール構造を得るためのマンホール用止水可とう継手及びマンホール構造の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マンホールと管との接続は、接続部をコンクリート巻立てする工法が主流であった。しかし、コンクリートの硬化時間待ちや地盤沈下及び地震等でクラックが発生して不明水の浸入が起こりやすいことから、ゴムや軟質プラスチックを材料に用いた止水可とう継手が多く使用されるようになってきた。
【0003】
かかる継手は、地盤の変位等でマンホールと管との相対的位置関係が変位した場合でも、かかる変位に追従し、水密性を維持することができる。
【0004】
マンホール用止水可とう継手としては、特開平9−32020号公報に記載されたものが知られている。
【0005】
また、かかる止水可とう継手としては、図29に示すものが知られている。図29は、従来のマンホール接続構造の縦断面図である。
【0006】
マンホール接続構造161では、ゴム製可とう部162の一端162aをマンホール2の削孔面2aに拡張バンド163で圧着固定し、下水道等の管3の外周を覆うゴム製可とう部162の他端162bを締結バンド164で締め付け、管3にゴム製可とう部152を圧着固定する。
【0007】
これにより、マンホール接続構造161では、マンホール2と下水道等の管3との接合部を、柔構造にすると共に、止水性を確保する(特開昭51−10652号公報参照)。
【0008】
また、剛製カラーを用いる可とう継手が知られている〔「耐震可とう継手エスジョイント(商品名)」、日本ゼニスパイプ株式会社、2001年7月発行〕。図30は、かかる可とう継手により施工された他のマンホール接続構造の断面図である。
【0009】
かかるマンホール構造では、図30に示すように、可とう継手201を、鋼製カラー202に固定バンド203で、管3に締結バンド204で取付け、削孔205と鋼製カラー202との隙間をモルタル206で埋め、固定する方式が採用されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者の研究によれば、図29に示すような継手では、筒状のゴム成型物を拡張バンドでマンホール削孔面に固定する工法が一般的であるが、削孔径が大きい400mm径以上の下水管では、拡張バンドが削孔面よりはみ出すため、この方式は適用できないことが分かった。
【0011】
一方、図30に示すような継手では、鋼製カラー202を用いるため、拡張バンドがマンホールの削孔面からはみ出すことがない。
【0012】
しかしながら、本発明者の研究によれば、図30に示す継手では、埋め戻された場合、図31に示すように、蛇腹部が変形してしまうことが分かった。図31は埋設土中のマンホール接続構造の断面図である。
【0013】
可とう継手201が剛製カラー202と管3とに取り付け固定され、埋め戻しされた場合、埋設土207による土圧Fがかかると、可とう継手201の蛇腹部201aは201bのように圧縮変形してしまうのである。
【0014】
かかる圧縮変形した蛇腹部201bは、A方向の管の抜出し変位が発生した場合、伸縮できず、固定バンド203の近傍のB部分が局所的に伸ばされ、変位が大きい場合は、B部分が破断するか、又は可とう継手201が固定バンド203より脱離する危険性がある。かかる危険性は、図29に示すような継手でも、同様に起こる可能性がある。
【0015】
また、本発明者の研究によれば、マンホールは工場で製作され、下水道管が挿入される孔は、出荷前にコンクリート削孔機にて指定位置にコア抜きする。その削孔面にゴム製可とう部を拡張バンドで圧着固定するが、削孔面は必ずしも平滑ではなく、漏水の危険性が高いことが分かった。
【0016】
コンクリート削孔機の刃先にはダイヤモンドが埋め込まれており、モルタル・骨材とも切削するが、削孔機の振動により、2〜3mm程度の凹凸が生じる。特に削孔スピードを上げると、この凹凸は大きくなる。
【0017】
また、コンクリート自体が若干の気泡を含んでおり、これも凹凸の原因になりうる。これらの削孔面の凹凸は、漏水の原因となり易い。
【0018】
ゴム製可とう部は、マンホール削孔面に拡張バンドで圧着固定し止水すると共に、水圧に耐えながら変位を吸収する必要があり、ある程度硬度があり、クリープしないゴムでなければならない。
【0019】
しかし、そのようなゴム材料の場合、拡張バンドの拡張力だけでは、マンホール削孔面の凹凸に追従しきれず、漏水する場合がある。
【0020】
図32は、マンホールの削孔面とゴム製可とう部との圧着状態を示す縦断面図である。図32に示すように、マンホール2の削孔面2aには凹凸があり、ゴム製可とう継手171を拡張バンド172で圧着しようとしても、十分な密着性が得られない。
【0021】
また、削孔回数が増えるに従い、削孔機の刃先が摩耗し、削孔径が2〜3mm減少する。すると、所定の拡張バンドでは圧着できなくなる。
【0022】
以上のような不具合には、品質管理のしっかりしたマンホールを製造するメーカーにて、止水可とう継手を取り付ける必要がある。
【0023】
本発明の課題は、埋設土の土圧の影響を受けず、マンホールと管との間で、筒状可とう体の可とう性及び止水性を十分に発揮させることができるマンホール構造を得ることである。
【0024】
また、本発明の課題は、マンホールの削孔面の凹凸、湾曲及び設計誤差に影響されることなしに、優れた止水性を示すマンホール構造を得ることである。
さらに、本発明の課題は、筒状可とう体の可とう性及び止水性に優れたマンホール用止水可とう継手を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明は、マンホールと管との接続に用いる止水可とう継手であって、剛性の筒状体と、前記筒状体の内側に配置される弾性体製の筒状可とう体と、前記筒状体の外側に配置される低モジュラスエラストマー製の帯状止水材と、帯状止水材の圧縮具と、前記圧縮具のマンホール壁面側に配置される抜け防止具とを備えており、前記止水可とう継手がマンホールの削孔部にマンホールの内側から挿入され取付けられる際、前記筒状可とう体の一端部が前記筒状体の内面に固定され、前記帯状止水材が前記圧縮具の挟み込みによって前記筒状体の軸方向に圧縮され、前記帯状止水材がマンホールの削孔面方向に膨出して前記筒状体の外面及び前記削孔面に密着し、前記抜け防止具がマンホールの外壁面上に突出して前記止水可とう継手のマンホールの削孔部からの抜けを防止し、前記筒状可とう体の他端部が管の外周に圧着固定されることを特徴とするマンホール用止水可とう継手、かかるマンホール用止水可とう継手を用いるマンホール構造及びかかるマンホール構造の施工方法に係るものである。
【0026】
本発明者は、埋設土の土圧の影響を受けることなく、可とう継手の可とう性及び止水性を十分に発揮させることができるマンホール構造を種々試作し、検討した。
【0027】
その結果、本発明者は、コンクリート製マンホールと管のジョイント部に適用するマンホール用可とう継ぎ手であって、管の外側に空間を確保するための筒状体を設け、この筒状体と管との間の空間に、筒状可とう体を存在させることによって、接続部を止水性の高い柔構造とすることができることを知見した。
【0028】
かかる知見の下、本発明者は、筒状体と管との間の筒状可とう体が接続部を柔構造とし、管の変位に対しても土圧の影響を受けず、可とう性を発揮でき、水密性を維持できることを見出し、本発明に到達した。
【0029】
本発明のマンホール構造によれば、剛性の筒状体と管との間に、筒状可とう体の可とう性及び水密性が発揮できる空間が確保されているので、かかる空間内の筒状可とう体が、埋設後の土圧の影響を受けずに、マンホールと管との間の相対的な変位に対して十分に追従し、水密性を維持する。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。
本発明者は、更に、止水性に優れたマンホール構造を得るため、種々の止水可とう継手を試作し、検討した。
【0031】
その結果、本発明者は、従来のゴム製可とう継手を、直接マンホールの削孔面に拡張バンドで圧着固定する場合、マンホール径が小さいか、管径が大きくなると、拡張バンドでマンホール削孔面全周にわたって均一にゴム製可とう継手を圧着させることが難しいことを見出した。
【0032】
図33は、従来のマンホール構造の縦断面図である。図34は、図33のマンホール構造の横断面図である。
【0033】
マンホール構造181では、拡張バンド182は鋼製であり、図33及び34に示すように、拡張バンド182の左右をマンホール2の外側一杯の削孔面2aに合わせても、拡張バンド182の上下が一部削孔面2aよりも外れてしまい、ゴム製可とう継手183を圧着する機能を十分に果たせないのである。
【0034】
拡張バンドをマンホールの円弧に合わせることは可能であるが、この場合、拡張力が管の長手方向に逃げてしまい、やはり、ゴム製可とう継手を圧着する機能を十分に果たせない。
【0035】
かかる知見の下、本発明者は、マンホール径や管径に影響されず、種々の曲面のマンホール削孔部に極めて止水性の高い状態で適用できる、マンホール用可とう継手を試作し、検討した。
【0036】
その結果、本発明者は、工場で製作されたコンクリート製マンホールと管のジョイント部に適用するマンホール用可とう継ぎ手であって、管の外側に空間を確保するための円筒体を設け、この円筒体と管との間の空間に、筒状のゴム製可とう体を存在させることにより、接合部を止水性の高い柔構造とすることができることを見出した。
【0037】
また、本発明者は、円筒体外周とマンホール削孔径との間の隙間に、低モジュラスエラストマーから形成されている帯状止水材を設け、この帯状止水材を圧縮具によって圧縮することで、円筒体外周面とマンホール削孔面との間を確実に止水できることを見出した。
【0038】
本発明では、筒状可とう体の一方の端部は、管の外周に締結バンドで締め付けられて、圧着固定され、筒状可とう体の反対側端部は、筒状体内面に拡張バンドにて圧着固定され、筒状体と管との間の筒状可とう体が接合部を柔構造とすることができる。
【0039】
また、本発明では、圧縮具は、リング形状のフランジ、スライドリング、ナット及びボルトを有している。かかる圧縮具は、マンホールの内側又は外側から、帯状止水材を圧縮することができる。
【0040】
かかる圧縮具では、ボルトをナットに締め付けることにより、スライドリングが帯状止水材を管軸方向圧縮し、圧縮された帯状止水材が管軸直角方向に応力を伝達し、円筒体外周面とマンホール削孔面とに面圧を生じ、これらの間を確実に止水できる。
【0041】
本発明では、マンホールの削孔面の凹凸、マンホールの削孔の曲面や誤差による漏水を防止できる。また、本発明によれば、従来の可とう継手のようにマンホール削孔部に前もって取り付けておく必要が無く、推進工法のように下水道管敷設完了後でも、マンホールと管との接続構造を施工可能である。
【0042】
本発明のマンホール構造は、コンクリート製のマンホールと管とがマンホール用止水可とう継手によって接続されているものである。
【0043】
(1)マンホール用止水可とう継手
本発明にかかるマンホール用止水可とう継手は、剛性の筒状体と、この筒状体の内側の筒状可とう体とを備えている。
【0044】
また、本発明にかかるマンホール用止水可とう継手は、剛性の筒状体と、この筒状体の内側の筒状可とう体と、この筒状体の外側の帯状止水材と、圧縮具とを備える。
【0045】
(1−1)筒状体
本発明で用いる筒状体は、管の外側に設けられ、管と筒状体との間に筒状可とう体を挿入する空間を設けるものである。また、かかる筒状体は、筒状体の外側に設けられる帯状止水材をマンホールの削孔に圧着させるための基盤となることができる。
【0046】
かかる筒状体は、帯状止水材をマンホールの削孔に圧着するため、及び筒状可とう体を拡張バンドで固定するために必要な剛性を有する。
【0047】
かかる筒状体の材質は、ステンレス鋼、アルミニウム、防錆メッキ鋼、防錆被覆鋼材等の金属、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、PET等の硬質プラスチック、FRP等の繊維補強プラスチック等からなる群より選ばれる少なくとも1種を使用することができる。これらの各材料は腐食し難いので望ましい。なお、後述する固定バンド、締結バンド、位置決め板等も、これらの材料から選ぶのが望ましい。
【0048】
特に、かかる筒状体は、鋼製のもので、円筒管等の管状のものがよく、特に、耐腐食性に優れるもの、例えば、ステンレス鋼からなるものがよい。
【0049】
本発明では、筒状体とマンホールの削孔部との間を、モルタル等を詰め、止水固定することができる。これにより、筒状体がマンホールに強固に接続され、止水性も発揮できる構造となる。
【0050】
モルタルは、速硬性のセメントを使用したもので、収縮が少なく、接着性、防水性の優れる止水モルタルが適している。
【0051】
(1−1−1)鍔部
本発明にかかる筒状体には、鍔部を設けることができる。かかる鍔部は、マンホールの外壁部と接触して、マンホールと筒状体との間の位置決めの働きをすることができる。
【0052】
鍔部による位置決めは、筒状体をマンホールの削孔部へマンホールの外側から挿入する際、マンホールの削孔径より大きい外径を有している鍔部によって行うことができる。
【0053】
鍔部は、ステンレス鋼や硬質プラスチックのような腐食しにくい材料を用いて作製するのが望ましい。
【0054】
本発明では、筒状体とマンホールの壁部との間及び鍔部とマンホールの壁部との間の少なくとも一方に、止水材を設けることができる。かかる止水材は、止水層として、マンホールの削孔部と筒状体との間から侵入してくる地下水等を防ぐ働きをする。
【0055】
かかる止水材としては、特に制限されないが、止水層として、生コンクリートやモルタルと接着性の優れるブチルゴム系シーリング材や、水と反応して膨張し止水性を発揮する水膨張系シーリング材を用いるのが望ましい。特に好適には、ブチルゴム系シーリング材を用いることができる。
【0056】
(1−2)筒状可とう体
本発明にかかる筒状可とう体は、その一端を、拡張バンドによって筒状体の内面に圧着固定することができ、その他端を、締結バンドによって管の外周に締め付け圧着固定することができる。
【0057】
本発明では、かかる筒状可とう体は弾性体から形成されている。かかる弾性体には、マンホールと管との変位を吸収できる柔軟さを必要とするが、特に制限されること無く、種々材質のものからなる弾性体が含まれる。
【0058】
本発明にかかる筒状可とう体に用いられる弾性体は、スチレン・ブタジエンゴム、EPDM、CR等の合成ゴム、天然ゴム及び軟質塩化ビニル樹脂、塩化ビニル系エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー等からなる群より選ばれる少なくとも1種を選択できる。
【0059】
かかる弾性体の中でも、特にゴムが好ましい。ゴムから形成される筒状可とう体は、材質自体に弾性を有し、伸縮可能で、管の変位に追従性を発揮させるのに好適だからである。
【0060】
(1−2−1)蛇腹部
本発明にかかる筒状可とう体は、形状、材質等、特に制限されるものではないが、かかる筒状可とう体には、蛇腹部を設けることができる。かかる蛇腹部は、スムーズに動き、伸縮して、筒状可とう体をより一層柔軟にするものである。かかる蛇腹部を有する筒状可とう体は、マンホールと管との相対的な位置の変位、特に、管の抜けや押し込み変位に対する可とう性及び止水性に優れる。
【0061】
本発明では、少なくとも、筒状可とう体の蛇腹部を、筒状体と管との間の空間内に納めることができる。かかる蛇腹部は、埋設土の土圧の影響を受けることなく、マンホールと管との間の変位に対し、可とう性を十分に発揮し、水密性を維持させる。
【0062】
また、本発明では、管の抜出し変位に伴い蛇腹部が伸長したとき、蛇腹部が筒状体と管との間の空間内に納まるようにすることができる。かかる場合、蛇腹部は、筒状体と管との間で十分に伸長できる空間が確保されるので、マンホール構造の水密性にとって極めて有効である。
【0063】
かかる場合に用いられる筒状体は、例えば、管の抜出し変位に伴い蛇腹部が伸長しても、蛇腹部を筒状体と管との間の空間内に納めることができる長さを有する。
【0064】
(1−3)帯状止水材
本発明で用いる帯状止水材は、加硫ゴム、液状ゴム等の材質のものから形成され、ボルトを締め付けることによりスライドリングとフランジとの間に挟まれ、圧縮復元力を発生させる材質のものである。
【0065】
また、かかる帯状止水材は、ゴム材の圧縮復元力をマンホールの削孔面と筒状体の外周面に均等に伝えるとともに、マンホールの削孔面の凹凸に追従し易い材質のものである。
【0066】
かかる帯状止水材は、低モジュラスエラストマーから形成されている。かかる低モジュラスエラストマーは、JIS K6253に規定されるタイプA硬度計において表面硬度10以下のエラストマーである。
【0067】
かかるエラストマーは、何ら材質上拘束されることなく、天然ゴム、合成ゴム等の各種ゴムの単独又は混合による架橋物、塩化ビニル、ウレタン、ブロックポリマー等の熱可塑性エラストマー、又はそれらの発泡体が使用可能である。
【0068】
特に、本発明においては、止水特性が必要機能であり、この点を考慮すると、好ましくは、天然ゴムや合成ゴムを原料とし、非発泡極低硬度架橋(一般的には加硫)体がよい。
【0069】
(1−4)圧縮具
本発明で用いる圧縮具は、フランジ、スライドリング、ボルト及びナットを備えている。
【0070】
フランジは筒状体の外面に設けられており、ナットは筒状体の外面に固定されており、フランジとスライドリングとの間には、帯状止水材が設けられている。
【0071】
本発明では、ボルトをナットに締め込むことによって、ボルトがスライドリングをフランジの方向に移動させる。この際、帯状止水材が筒状体の軸方向に圧縮され、帯状止水材がマンホールの削孔面の方向に膨出して密着する。
【0072】
かかる圧縮具は、鋼製のものがよく、特に耐腐食性に優れる、例えば、ステンレス鋼からなるものがよい。
【0073】
フランジやスライドリングは、平板状でもよいが、帯状止水材と接している面に凸部を有していることが好ましい。帯状止水材との接触面が凸状になっていると、より管軸直角方向に大きな面圧を生じさせることができ、このため、得られるマンホール構造の止水効果も高くなる。
【0074】
ボルト及びナットは、マンホールの内壁側から設けることができる。この際、筒状体のマンホール内壁側には、3組以上のガイド、ボルト及びナットを付けることができる。また、マンホールと接続する対象管径が大きくなるに従い、ボルトとナットの本数を増やすことができる。
【0075】
好ましくは、本発明にかかる圧縮具は、断面L型のガイドを備える。かかるガイドの垂直部にはナットが固定され、かかるガイドの水平部には筒状体が固定される。
【0076】
かかるガイドの垂直部は、マンホールの壁面上に突出するだけの長さのものとするのが好ましい。かかるガイドの垂直部は、マンホールの内壁又は外壁に当たり、マンホール用止水可とう継手がマンホールの外側や内側に押し込まれることがなくなり、継手が所定の位置に位置決めされるからである。
【0077】
かかる断面L型のガイドは、鋼製のものがよく、特に耐腐食性に優れる、例えばステンレス鋼からなるものがよい。また、マンホール内に露出する部分には、特に防蝕塗装や樹脂被覆等の処理をすることができる。
【0078】
(4)抜け防止具
本発明で用いる圧縮具のフランジの外面には、抜け防止具が設けられているのが好ましい。かかる抜け防止具は、マンホールの削孔部に挿入されたマンホール用止水可とう継手の抜けを防止するものである。
【0079】
かかる抜け防止具は、パイプとこのパイプよりも長さの長い鋼製の棒とを備えている。かかるパイプはフランジの外面に固定されており、マンホール構造を縦断面で見た時、垂直の向きに配置されている。かかるパイプの中には、前述した鋼製の棒が挿入されている。かかる棒の上端には、パイプの内径より大きな外径のはずれ止め部が付いている。
【0080】
本発明のマンホール構造では、かかる棒の下端がマンホールの外壁面上に突出することによって、マンホールの内面から挿入された止水可とう継手がマンホールの内面側に抜けるのを防止することができる。
【0081】
(2)拡張バンド
本発明にかかる拡張バンドは、筒状可とう体の一端を筒状体の内面に圧着固定するものである。
【0082】
かかる拡張バンドは、鋼製のものであるのが好ましく、特に、耐腐食性の優れるステンレス鋼製のものが望ましい。
【0083】
(3)締結バンド
本発明にかかる締結バンドは、筒状可とう体の他端を管の外周に締め付け圧着固定するものである。
【0084】
かかる締結バンドは、拡張バンドと同様に、鋼製のものであるのが好ましく、耐腐食性の優れるステンレス鋼製のものが望ましい。
【0085】
(4)シールリング
本発明では、筒状体と管との間に、マンホール構造の外側から土砂が流入しないように、シールリングを設けることができる。かかるシールリングは、筒状体と管との間及び筒状体と筒状可とう体との間に土砂が入り、蛇腹部の動きを阻害することを防ぐことができる。
【0086】
シールリングの材質は、ゴム、ウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン等の発泡体が適している。
【0087】
(5)支持ゴム
また、本発明では、筒状体と管との間に、管の端部を支持する支持ゴムを設けることができる。かかる支持ゴムは、管が受ける埋設土の土圧や車両等による衝撃力を緩衝することができ、管の据え付け時の位置決めも容易にする。支持ゴムの材質は、加硫ゴム成型物が適している。
【0088】
(6)押し込み緩衝ゴム
さらに、本発明では、筒状体と管との間に、管のマンホール構造の内側への押し込み変位を緩衝する押し込み緩衝ゴムを設けることができる。かかる押し込み緩衝ゴムは、筒状体のマンホール内側端部付近に設けられ、地震等による管のマンホールへの突込みを緩衝することができる。
【0089】
本発明のマンホール構造は、大口径管とマンホールの接続部に対し考案されたものであるが、前述した内容から明らかなように、中口径及び小口径の管とマンホールの接続部に対しても適用することができるものである。
【0090】
図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
図1は本発明にかかる一例のマンホール構造の側面図である。図2は図1のマンホール構造の正面図である。
【0091】
図1及び2に示すように、マンホール構造1では、コンクリート製のマンホール2と管3とがマンホール用止水可とう継手4によって接続されている。
【0092】
マンホール用止水可とう継手4は、剛性の筒状体5と、筒状体5の内側の筒状可とう体6とを備えており、筒状可とう体6は弾性体から形成されている。
【0093】
筒状可とう体6の一端部6aは、筒状体5の内面に圧着固定されており、筒状可とう体6の他端部6bは、管3の外周に圧着固定されている。
【0094】
図3は図1のマンホール構造の縦断面図である。図4は図1のマンホール構造の水平断面図である。
【0095】
図3及び4に詳細に示すように、マンホール構造1では、筒状体5の内面空間側に、筒状可とう体6の一端部6aが固定バンド7で取り付け固定されている。筒状可とう体6の他端部6bは、管3に、締結バンド8によって取り付け固定されている。筒状体5と削孔部2aとの間は、モルタル9で止水固定されている。
【0096】
また、筒状体5のマンホール2の外側端部には、シールリング10が設けられており、マンホール2の内側端部には、バックアップ材11をセットし、化粧モルタル12で仕上げられている。尚、モルタル量の節減のため、図4に示す様に、管の水平方向に補助のバックアップ材11aを化粧モルタル12の背後に部分的に使用しても良い。
【0097】
また、筒状体5には、筒状体5の取り付け位置を決め、取り付け作業も容易になる鍔部13として位置決め板が設けられている。
【0098】
図5は一例のマンホール用止水可とう継手の部分断面図である。
図5に示すように、マンホール用止水可とう継手4では、筒状体5に、筒状可とう体6を固定バンド7で取り付けている。筒状可とう体6には、蛇腹部6cが設けられている。
【0099】
筒状体5の外側には、鍔部13としての位置決め板が、内側には、筒状可とう体6の位置決め用及びズレ防止用のストッパー14が設けられている。
【0100】
また、筒状体5には、バンド締付窓15が設けられている。バンド締付窓15は、管をマンホール用止水可とう継手4に挿入し、位置決めして後、締結バンド8の締め付け作業をするためのものである。したがって、作業終了後は、バンド締付窓15を何らかの剛性板で塞ぐ必要がある。
【0101】
図6(a)は一例の筒状可とう体の側面図であり、図6(b)は図6(a)の筒状可とう体の正面図である。図6(a)及び(b)に示すように、筒状可とう体6は、筒状体に固定される一端部6aと、管に固定される他端部6bと、蛇腹部6cとを有する。
【0102】
図7(a)は一例の筒状体の側面図であり、図7(b)は図7(a)の筒状体の正面図である。図7(a)及び(b)に示すように、筒状体5は、バンド取付窓15を有しており、鍔部13が設けられている。
【0103】
図8はマンホール構造の埋め戻し後の状態を示す縦断面図である。図8に示すように、マンホール構造1は、マンホール用止水可とう継手4をモルタル8でマンホール2に固定し、シールリング10を取り付けた後、埋め戻しされている。マンホール構造1には、埋設土16の土圧がかかっている。
【0104】
図9は管に抜き出し変位が発生した状態を示す縦断面図である。マンホール構造1は、管3に抜出し変位Cが発生し、筒状可とう体6の蛇腹部6cが伸長した状態6dになる。蛇腹部6cは、伸長した状態でも、筒状体5の内面空間内に納まっている。
【0105】
図10は本発明にかかる他の例のマンホール構造の側面図である。図11は図10のマンホール構造の縦断面図である。図12(a)は本発明にかかる他の例の筒状体の側面図であり、図12(b)は図12(a)の筒状体の正面図である。
【0106】
図10及び11に示すように、マンホール構造21では、図12(a)及び(b)に示す筒状体25を用いたマンホール用止水可とう継手24をマンホール2に取り付けている。筒状体25では、鍔33及び止水層37が設けられている。
【0107】
マンホール構造21では、マンホール2の削孔面2aに、止水性を向上させるための、不定形の水膨張系シーリング材38が設けられている。
【0108】
また、マンホール構造21では、マンホール2の外面と鍔部33との間に、止水層37を設けることにより、マンホール2の外側よりの地下水等の侵入を防ぐことができる。
【0109】
さらに、マンホール構造21では、止水層37にブチルゴム系シーリング材を使用すると、モルタル等と接着性を発揮するため、より一層優れた止水性を示すマンホール構造になる。なお、マンホール構造21では、管2を支持ゴム39で支持している。
【0110】
図13は図11のマンホール構造をマンホール内側より見た縦断図である。
図13に示すように、マンホール構造21では、止水モルタル29がマンホール2の削孔部2aと筒状体25との隙間に施工され、管3と筒状体25との隙間には、化粧モルタル32が施工され、管3は支持ゴム39によって支持されている。
【0111】
図14は本発明にかかる更に他の例のマンホール構造の縦断面図である。図15は図14のマンホール構造の横断面図である。図16(a)は一例の押し込み緩衝ゴムの縦断面図であり、図16(b)は図16(a)の押し込み緩衝ゴムの正面図である。
【0112】
図14及び15に示すように、この例のマンホール構造41では、筒状体45と管3との間の、マンホール2の内側方向の端部に、図16に示すような筒状の押し込み緩衝ゴム60が設けられている。押し込み緩衝ゴム60には、管3の端部を緩衝する厚さの突起部60aが設けられている。
【0113】
マンホール構造41では、管3に押し込み変位Dが発生しても、押し込み緩衝ゴム60のR部分で変位を吸収し、マンホール構造41が地震等による管3の押し込みによって破壊されるのを防ぐことができる。
【0114】
マンホール構造41では、蛇腹部を有する筒状可とう体を備えるマンホール用止水可とう継手44を用いている。マンホール構造41は、マンホール2側に、化粧モルタル52を有し、鍔部53と筒状体45の表面には、止水層57が設けられており、マンホール2の削孔部2aと筒状体45との間に、モルタル49が充填されており、管3と筒状体45との間のマンホール2の外側方向の端部に、シールリング50が設けられている。
【0115】
図17は、本発明にかかる更に他の例のマンホール構造の縦断面図である。図18は、本発明の例のマンホール構造の縦断面図である。図19は、図18のマンホール構造の一部を拡大した縦断面図である。
【0116】
図20は、図18のマンホール構造の横断面図である。図21は、図18のマンホール構造の継手部分を内側より見た正面図である。図22は、図18〜21のマンホール用止水可とう継手の斜視図である。
【0117】
図23は、本発明の一例のマンホール構造の施工例を示す断面図である。図24は、施工途中のマンホール用止水可とう継手の裏面図である。図25は、施工後のマンホール用止水可とう継手の裏面図である。図26は、図25のマンホール用止水可とう継手の側面図である。
【0118】
図27は、本発明の他の例のマンホール構造の縦断面図である。図28は、本発明の更に他の例のマンホール構造の横断面図である。
【0119】
図17は、本発明にかかる他の例のマンホール用止水可とう継手104を、マンホールの削孔部に挿入し、セットした状態で示す、本発明にかかる他の例のマンホール構造を示すものである。
【0120】
本発明にかかる他の例のマンホール構造101は、コンクリート製のマンホール2と管3とがマンホール用止水可とう継手104によって接続されている、マンホール構造である。
【0121】
マンホール用止水可とう継手104は、剛性の筒状体105と、筒状体105の内側の筒状可とう体106と、筒状体105の外側の帯状止水材107と、圧縮具108とを備えている。
【0122】
圧縮具108は、フランジ109、スライドリング110、ボルト112a,112b及びナット113a,113bをそれぞれ備えている。
【0123】
フランジ109は筒状体105の外面に設けられており、ナット113a,113bは筒状体105にそれぞれ固定されており、フランジ109とスライドリング110との間に、帯状止水材107が設けられている。
【0124】
筒状可とう体106はゴムから形成されており、帯状止水材107は低モジュラスエラストマーから形成されている。
【0125】
筒状可とう体106の一端106aは、拡張バンド116によって筒状体105の内面に圧着固定されており、筒状可とう体106の他端106bは、締結バンド117によって管3の外周に締め付け圧着固定されている。筒状可とう体106は筒状であるため、管3を周囲から取り巻くことになる。
【0126】
筒状体105と管3とを筒状可とう体106で連結することにより、筒状体105と管3との間に空間が確保され、下水道管等の伸縮変位、屈曲変位、せん断変位等を下水道管に負荷をかけることなく吸収できる。
【0127】
拡張バンド116は、筒状可とう体106を筒状体105の内側に固定する。拡張バンド116は、その円周が伸びて放射状に拡がり、筒状可とう体106の一方の端部106aを筒状体105の内側に押し付けている。拡張バンド116による筒状可とう体106の端部106aの筒状体105内側への取り付けは、適切な接着剤を選択して固定しても良い。
【0128】
また、筒状可とう体106のもう一方端部106bは、管側取付部となり、締結バンド117を用い、管3の外側から締め付けることにより固定される。前述の筒状可とう体106の端部106aと同様に、端部106bと管3とは、バンドと接着剤とを併用して固定することもできる。
【0129】
圧縮具108では、ボルト112a,112bがナット113a,113bに締め込まれ、それによって、ボルト112a,112bがスライドリング110をフランジ109の方向に移動させており、帯状止水材107が筒状体105の軸方向に圧縮されており、帯状止水材107はマンホール2の削孔面2aの方向に膨出して、削孔面2aに密着している。
【0130】
図18〜21は、いずれも、他の例のマンホール用止水可とう継手124を、マンホールの削孔部に挿入し、セットした状態で示す、本発明の一例のマンホール構造131を示すものである。
【0131】
本発明の一例のマンホール構造131は、コンクリート製のマンホール2と管3とがマンホール用止水可とう継手124によって接続されている、マンホール構造であり、マンホール構造101と異なる点は、筒状体125がマンホール内側方向で短くなっており、筒状体125のマンホール内側方向の端部に、断面L型のガイド111a等が固定され、このガイド111a等の垂直部115a等にナット113a等が固定されていることである。
【0132】
マンホール用止水可とう継手124は、剛性の筒状体125と、筒状体125の内側の筒状可とう体106と、筒状体125の外側の帯状止水材107と、圧縮具128とを備えている。
【0133】
圧縮具128は、フランジ109、スライドリング110、断面L型のガイド111a,111b,111c,111d、ボルト112a,112b,112c,112d及びナット113a,113b,113c,113dをそれぞれ備えている。
【0134】
フランジ109は筒状体125の外面に設けられており、ガイド111a,111b,111c,111dの水平部114a,114b,114c,114dは筒状体125に固定されており、ナット113a,113b,113c,113dはガイド111a,111b,111c,111dの垂直部115a,115b,115c,115dにそれぞれ固定されており、フランジ109とスライドリング110との間に、帯状止水材107が設けられている。
【0135】
筒状可とう体106はゴムから形成されており、帯状止水材107は低モジュラスエラストマーから形成されている。
【0136】
筒状可とう体106の一端106aは、拡張バンド116によって筒状体125の内面に圧着固定されており、筒状可とう体106の他端106bは、締結バンド117によって管3の外周に締め付け圧着固定されている。筒状可とう体106は筒状であるため、管3を周囲から取り巻くことになる。
【0137】
筒状体125と管3とを筒状可とう体106で連結することにより、筒状体125と管3との間に空間が確保され、下水道管等の伸縮変位、屈曲変位、せん断変位等を下水道管に負荷をかけることなく吸収できる。
【0138】
拡張バンド116は、筒状可とう体106を筒状体125の内側に固定する。拡張バンド116は、その円周が伸びて放射状に拡がり、筒状可とう体106の一方の端部106aを筒状体125の内側に押し付けている。拡張バンド116による筒状可とう体106の端部106aの筒状体125内側への取り付けは、適切な接着剤を選択して固定しても良い。
【0139】
また、筒状可とう体106のもう一方端部106bは、管側取付部となり、締結バンド117を用い、管3の外側から締め付けることにより固定される。前述の筒状可とう体106の端部106aと同様に、端部106bと管3とは、バンドと接着剤とを併用して固定することもできる。
【0140】
圧縮具108では、ボルト112a等がナット113a等に締め込まれ、それによって、ボルト112a等がスライドリング110をフランジ109の方向に移動させており、帯状止水材107が筒状体125の軸方向に圧縮されており、帯状止水材107はマンホール2の削孔面2aの方向に膨出して、削孔面2aに密着している。
【0141】
図18は、マンホール用止水可とう継手124を挿入後、ボルトを締め付けた時の、低モジュラスエラストマーから形成された帯状止水材107の付近の状態を示す図である。管軸方向に圧縮された帯状止水材107は、管軸直角方向に押し出され、筒状体125の外周とマンホール2の削孔面2aとに密着すると共に面圧が働き、筒状体125がマンホール2の削孔部に固定される。
【0142】
図22は、図18〜21のマンホール構造で用いている本発明の一例のマンホール用止水可とう継手をマンホールの内側方向より見た斜視図である。
【0143】
図22に示すように、本発明の更に他の例のマンホール用止水可とう継手124は、図18〜21に示すようなコンクリート製のマンホール2と管3との接続に用いられる。
【0144】
マンホール用止水可とう継手124は、剛性の筒状体125と、筒状体125の内側の筒状可とう体106と、筒状体125の外側の帯状止水材107と、圧縮具128とを備えている。
【0145】
圧縮具128は、フランジ109、スライドリング110、断面L型のガイド111a等、ボルト112a等及び図18〜20及び22に示すナット113a等を備えている。
【0146】
図18〜20及び22に示すように、フランジ109は、筒状体125の外面に設けられており、ガイド111a等の水平部114a等が筒状体125に固定されており、ナット113a等がガイド111a等の垂直部115a等に固定されており、フランジ109とスライドリング110との間に、帯状止水材107が設けられている。
【0147】
マンホール用止水可とう継手124では、筒状可とう体106の一端106aが拡張バンド116によって筒状体125の内面に圧着固定されている。
【0148】
図18〜22では、マンホール用止水可とう継手124には、上下左右4本の断面L型ガイドを設けているが、対象とする管径が大きくなるに従い、より多くの数のガイドを設けることができ、ボルトやナットの本数も増やすことができる。
【0149】
本発明では、図23に示すようにして、かかるマンホール用止水可とう継手124をマンホール2の削孔部に挿入して、マンホール2と管3とを接続するのに用いることができる。
【0150】
この場合、まず、マンホール用止水可とう継手124をマンホール2の削孔2bに挿入する。マンホール用止水可とう継手124の外径は、マンホール2の削孔2bの大きさより小さくすれば、何ら問題はない。
【0151】
図23に示すように、マンホール2の内側からマンホール用可とう継手124を挿入してもよいし、図示していないが、マンホールの外側からマンホール用可とう継手を挿入してもよい。
【0152】
図23は、立坑間を下水道等の管3が推進工法で敷設された後、本発明の一例のマンホール用止水可とう継手124をマンホール2の内側より、マンホール2の削孔面2aと管3との隙間に挿入するようすを示す図である。
【0153】
この場合、マンホール用止水可とう継手124のボルト112a等をナット113a等に締め込むことで、ボルト112a等によってスライドリング110をフランジ109の方向に移動させ、帯状止水材107を筒状体125の軸方向に圧縮し、帯状止水材107をマンホール2の削孔面2aの方向に膨出させ、帯状止水材107を削孔面2aに密着させることができる。
【0154】
マンホール用止水可とう継手124では、マンホール2の削孔部2bにマンホール用止水可とう継手124を挿入後、上下左右のボルト112a等を均等に締めることができる。
【0155】
ボルト112a等を締めることにより、スライドリング110をマンホール2の外側方向に移動させることができ、筒状体125の外周に固定されたフランジ109とスライドリング110の間にある帯状止水材107は、スライドリング110の移動により管軸方向に圧縮されるが逃げ場がない。
【0156】
このため、得られるマンホール構造では、帯状止水材107と筒状体125の外周とマンホール2の削孔面2aとの間の隙間が埋まり、続けて締め付けていくと、筒状体125の外周面とマンホール2の削孔面2aとに面圧が生じ止水できる。
【0157】
筒状可とう体106の他端106bは、締結バンド117によって管3の外周に締め付け圧着固定する。
【0158】
本発明では、筒状体のマンホール内側に付ける断面L型のガイドの垂直部を、図18〜21に示すように、マンホールの壁面に突出するような長さにすれば、このガイドがマンホール内壁に当たるまで、マンホール用止水可とう継手をマンホールの削孔部に挿入することにより、マンホール用止水可とう継手を所定の位置にセットできる。また、このガイドは、地震時の引き抜け力によって本発明のマンホール用止水可とう継手が抜け出すことを防ぐ。
【0159】
本発明では、図20、24〜36に示すように、マンホール用止水可とう継手124のフランジ109の外面に抜け防止具118a,118bを設けることができる。
【0160】
抜け防止具118a,118bは、パイプ119a,119bとパイプ119a,119bよりも長さの長い鋼製の棒120a,120bとを備えており、パイプ119a,119bがフランジ109の外面に固定されており、パイプ119a,119bが、マンホール構造131を縦断面で見た時、垂直の向きに配置されている。
【0161】
パイプ119a,119bの中には、棒120a,120bが挿入されており、棒120a,120bの上端に、パイプ119a,119bの内径より大きな外径のはずれ止め部121a,121bが付いている。
【0162】
かかる抜け防止具118a,118bは、マンホール用止水可とう継手124がマンホール2の削孔に挿入される時には、マンホール用止水可とう継手124の外径を大きくしないようにパイプ119a等の中に棒120a等が納められている。
【0163】
図24は、マンホール用止水可とう継手124をマンホール2の削孔部に挿入している途中の状態をマンホール2の外側から見た図である。
【0164】
図24では、筒状体125に固定されているフランジ109の外側に、パイプ119a,119bが固定されており、そのパイプ115の中に挿入されている棒120a,120bには、パイプ内径より小さい丸鋼等を用いることができる。その丸鋼の上端には外れ止め部が設けられるが、その下端、すなわち両端に、外れ止め部を付けてもよい。
【0165】
マンホール用止水可とう継手124がマンホール2の削孔に完全に挿入されると、棒120a,120bの下端122a,122bがマンホール2の外壁面上に突出することになる。
【0166】
図25は、その状態の図である。抜け防止具118a,118bの棒120a,120bは、筒状体125に固定されているフランジ109がマンホール2の外壁を過ぎると落下して、マンホール2の外壁に引っかかり、ストッパーとなる。図25は、その状態を示す側面図である。
【0167】
本発明では、抜け防止具と断面L型のガイドの突出部とでマンホールの壁を挟み込むことにより、地震時の管の抜け出しに伴うマンホール用止水可とう継手の引き抜けや、外水圧によるマンホール用止水可とう継手の押し込みに耐え得るようになる。
【0168】
また、本発明では、図27に示すような筒状可とう体126を用いることができる。筒状可とう体126は、筒状体125に取り付ける一端126aが管3と反対方向に折り曲げられて、折り返し構造となって固定されており、その他の部分は、筒状可とう体106と同様に管3と固定されている。かかるマンホール構造141は、形状的により変位を吸収し易く、有利である。
【0169】
さらに、本発明では、図28に示すようなマンホール用止水可とう継手134を用い、マンホール構造151を施工することができる。マンホール用止水可とう継手134は、マンホール用止水可とう継手124とは異なり、スライドリング140、低モジュラスエラストマーから形成される帯状止水材137及びフランジ139を有している。
【0170】
マンホール用止水可とう継手134では、スライドリング140、帯状止水材137及びフランジ139がマンホール2の円弧に合わせて形成されている。
【0171】
また、かかるマンホール構造151でも、筒状可とう体106の端部106aを拡張バンド116で筒状体125に圧着固定する場合、この圧着部分106cを筒状体125の範囲内でマンホール2の外側に自由に長くすることができる。
【0172】
【発明の効果】
本発明によれば、マンホールの削孔面の凹凸、マンホールの削孔の曲面や誤差による漏水を防止できる。また、本発明によれば、従来の可とう継手のようにマンホール削孔部に前もって取り付けておく必要が無く、推進工法のように下水道管敷設完了後でも、マンホールと管との接続構造を施工可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一例のマンホール構造の側面図である。
【図2】図1のマンホール構造の正面図である。
【図3】図1のマンホール構造の縦断面図である。
【図4】図1のマンホール構造の水平断面図である。
【図5】一例のマンホール用止水可とう継手の部分断面図である。
【図6】(a)は一例の筒状可とう体の側面図であり、(b)は(a)の筒状可とう体の正面図である。
【図7】(a)は一例の筒状体の側面図であり、(b)は(a)の筒状体の正面図である。
【図8】マンホール構造の埋め戻し後の状態を示す縦断面図である。
【図9】管に抜き出し変位が発生した状態を示す縦断面図である。
【図10】本発明にかかる他の例のマンホール構造の側面図である。
【図11】図10のマンホール構造の縦断面図である。
【図12】(a)は本発明にかかる他の例の筒状体の側面図であり、(b)は(a)の筒状体の正面図である。
【図13】図11のマンホール構造をマンホール内側より見た縦断図である。
【図14】本発明にかかる更に他の例のマンホール構造の縦断面図である。
【図15】図14のマンホール構造の横断面図である。
【図16】(a)は一例の押し込み緩衝ゴムの縦断面図であり、(b)は(a)の押し込み緩衝ゴムの正面図である。
【図17】本発明にかかる一例のマンホール構造の縦断面図である。
【図18】本発明の一例のマンホール構造の縦断面図である。
【図19】図18のマンホール構造の一部を拡大した縦断面図である。
【図20】図18のマンホール構造の横断面図である。
【図21】図18のマンホール構造の継手部分を内側より見た正面図である。
【図22】図18〜21のマンホール用止水可とう継手の斜視図である。
【図23】本発明の一例のマンホール構造の施工例を示す断面図である。
【図24】施工途中のマンホール用止水可とう継手の裏面図である。
【図25】施工後のマンホール用止水可とう継手の裏面図である。
【図26】図25のマンホール用止水可とう継手の側面図である。
【図27】本発明の他の例のマンホール構造の縦断面図である。
【図28】本発明の更に他の例のマンホール構造の横断面図である。
【図29】従来のマンホール接続構造の縦断面図である。
【図30】他の従来のマンホール接続構造の断面図である。
【図31】埋設土中のマンホール接続構造の断面図である。
【図32】マンホールの削孔面とゴム製可とう部との圧着状態を示す縦断面図である。
【図33】従来のマンホール構造の縦断面図である。
【図34】図33のマンホール構造の横断面図である。
【符号の説明】
1,21,41,101,131,141,151 マンホール構造
2 マンホール
3 管
4,24,44,104,124,134 マンホール用止水可とう継手
5,25,45,105,125 筒状体
6,26,46,106,126 筒状可とう体
6a 一端部
6b 他端部
6c 蛇腹部
7 固定バンド
8 締結バンド
9,49 モルタル
10,50 シールリング
11 バックアップ材
12,32,52 化粧モルタル
13,23 鍔部
14 ストッパー
15 バンド締付窓
16 埋設土
37,57 止水層
38 シーリング材
39 支持ゴム
49 止水モルタル
60 押し込み緩衝ゴム
60a 突起部
107,137 帯状止水材
108,128 圧縮具
109,139 フランジ
110,140 スライドリング
111a,111b,111c,111d ガイド
112a,112b,112c,112d ボルト
113a,113b,113c,113d ナット
114a,114b,114c,114d 水平部
115a,115b,115c,115d 垂直部
106a,126a,162a 一端
116,163,172 拡張バンド
106b,162b 他端
117,164 締結バンド
2a 削孔面
118a,118b 抜け防止具
119a,119b パイプ
120a,120b 棒
121a,121b 外れ止め部
122a,122b 下端
161 マンホール接続構造
162 ゴム製可とう部
171 ゴム製可とう継手
201 可とう継手
202 剛製カラー
203 固定バンド
204 締結バンド
205 削孔
206 モルタル
207 埋設土

Claims (14)

  1. マンホールと管との接続に用いる止水可とう継手であって、剛性の筒状体と、前記筒状体の内側に配置される弾性体製の筒状可とう体と、前記筒状体の外側に配置される低モジュラスエラストマー製の帯状止水材と、帯状止水材の圧縮具と、前記圧縮具のマンホール外壁面側に配置される抜け防止具とを備えており、前記止水可とう継手がマンホールの削孔部にマンホールの内側から挿入され取付けられる際、前記筒状可とう体の一端部が前記筒状体の内面に圧着固定され、前記帯状止水材が前記圧縮具の挟み込みによって前記筒状体の軸方向に圧縮され、前記帯状止水材がマンホールの削孔面方向に膨出して前記筒状体の外面及び前記削孔面に密着し、前記抜け防止具がマンホールの外壁面上に突出して前記止水可とう継手のマンホールの削孔部からの抜けを防止し、前記筒状可とう体の他端部が管の外周に圧着固定されることを特徴とするマンホール用止水可とう継手
  2. 前記圧縮具が、フランジ、スライドリング、ボルト及びナットを備え、前記フランジが前記筒状体の外面に設けられ、前記ナットが前記筒状体の外面に固定され、前記フランジと前記スライドリングとの間に、低モジュラスエラストマー製の帯状止水材が配置され、前記マンホール用止水可とう継手がマンホールの削孔部に挿入され取付けられる際、前記ボルトを前記ナットに締め込むことによって前記ボルトが前記スライドリングを前記フランジの方向に移動させ、前記帯状止水材が前記筒状体の軸方向に圧縮され、前記帯状止水材がマンホールの削孔面方向に膨出して前記筒状体の外面及び前記削孔面に密着することを特徴とする請求項 1 記載のマンホール用止水可とう継手
  3. 前記スライドリングが、前記帯状止水材と接している面に凸部を有していることを特徴とする請求項 2 記載のマンホール用止水可とう継手
  4. 前記筒状体に断面 L 型のガイドが固定されており、前記ガイドの垂直部が、マンホールの内壁面上に突出する長さを有していることを特徴とする請求項 1 3 のいずれか一項記載のマンホール用止水可とう継手
  5. 前記抜け防止具が、パイプと前記パイプよりも長さの長い鋼製の棒とを備え、前記パイプが、マンホール構造を縦断面で見たとき、垂直の向きに配置され、前記パイプが前記圧縮具の外面に固定され、前記パイプの中に前記棒が挿入され、前記棒の上端に、前記パイプの内径よりも大きな外径のはずれ止め部が設けられ、前記マンホール用止水可とう継手がマンホールの削孔部にマンホールの内部から挿入されたとき、前記棒の下端がマンホールの外壁面上に突出することを特徴とする請求項 1 4 のいずれか一項記載のマンホール用止水可とう継手
  6. マンホールと管とが止水可とう継手によって接続されている、マンホール構造であって、止水可とう継手が、剛性の筒状体と、前記筒状体の内側に配置する弾性体製の筒状可とう体と、前記筒状体の外側に配置する低モジュラスエラストマー製の帯状止水材と、帯状止水材の圧縮具と、前記圧縮具のマンホール外壁面側に配置する抜け防止具とを備え、前記筒状可とう体の一端部が前記筒状体の内面に圧着固定されており、前記筒状可とう体の他端部が管の外周に圧着固定されており、前記帯状止水材が前記圧縮具の挟み込みによって前記筒状体の軸方向に圧縮されており、前記帯状止水材がマンホールの削孔面方向に膨出して前記筒状体の外面及び前記削孔面に密着しており、前記止水可とう継手がマンホールの削孔部にマンホールの内側から挿入され取付けられる際、前記抜け防止具がマンホールの外壁面上に突出して前記止水可とう継手のマンホールの削孔部からの抜けを防止していることを特徴とするマンホール構造
  7. 前記筒状可とう体が蛇腹部を有しており、前記蛇腹部が前記筒状体と管との間の空間内 に納まっていることを特徴とする請求項 6 記載のマンホール構造
  8. 管の抜出し変位に伴い前記蛇腹部が伸長したとき、前記蛇腹部が前記筒状体と管との間の空間内に納まることを特徴とする請求項 7 記載のマンホール構造
  9. 前記筒状体と管との間に、マンホール構造の外側から土砂が流入しないように、シールリングが設けられていることを特徴とする請求項 6 8 のいずれか一項記載のマンホール構造
  10. 前記筒状体と管との間に、管の端部を支持する支持ゴムが設けられていることを特徴とする請求項 6 9 のいずれか一項記載のマンホール構造
  11. 前記筒状体と管との間に、管のマンホール構造の内側への押し込み変位を緩衝する押し込み緩衝ゴムが設けられていることを特徴とする請求項 6 10 のいずれか一項記載のマンホール構造
  12. 前記圧縮具が、フランジ、スライドリング、ボルト及びナットを備えており、前記フランジが前記筒状体の外面に設けられており、前記ナットが前記筒状体の外面に固定されており、前記フランジと前記スライドリングとの間に、低モジュラスエラストマー製の帯状止水材が配置されており、前記ボルトを前記ナットに締め込むことによって前記ボルトが前記スライドリングを前記フランジの方向に移動させており、前記帯状止水材が前記筒状体の軸方向に圧縮されており、前記帯状止水材がマンホールの削孔面の方向に膨出して前記筒状体の外面及び前記削孔面に密着していることを特徴とする請求項 6 11 のいずれか一項記載のマンホール構造
  13. マンホールと管とが止水可とう継手によって接続されているマンホール構造を得るにあたり、
    (a) 止水可とう継手を準備する工程であって、前記止水可とう継手が、剛性の筒状体と、前記筒状体の内側に配置される弾性体製の筒状可とう体と、前記筒状体の外側に配置される低モジュラスエラストマー製の帯状止水材と、帯状止水材の圧縮具と、前記圧縮具のマンホール外壁面側に配置される抜け防止具とを備えている工程、
    (b) 前記筒状可とう体の一端を前記筒状体の内面に圧着固定する工程、
    (c) 前記止水可とう継手をマンホールの削孔部にマンホールの内側から挿入する工程、
    (d) 前記帯状止水材を前記圧縮具の挟み込みによって前記筒状体の軸方向に圧縮し、前記帯状止水材をマンホールの削孔面方向に膨出させて前記筒状体の外面及び前記削孔面に密着させる工程、
    (e) 前記抜け防止具をマンホールの外壁面上に突出させて前記止水可とう継手のマンホールの削孔部からの抜けを防止する工程、及び
    (f) 前記筒状可とう体の他端を管の外周に締め付け圧着固定する工程
    を含むことを特徴とする、マンホール構造の施工方法
  14. 前記圧縮具が、フランジ、スライドリング、ボルト及びナットを備えており、前記フランジが前記筒状体の外面に設けられ、前記ナットが前記筒状体の外面に固定され、前記フランジと前記スライドリングとの間に、低モジュラスエラストマー製の帯状止水材が配置され、前記ボルトを前記ナットに締め込み、前記ボルトによって前記スライドリングを前記フランジの方向に移動させ、前記帯状止水材を前記筒状体の軸方向に圧縮し、前記帯状止水材をマンホールの削孔面の方向に膨出させ、前記帯状止水材を前記筒状体の外面及び前記削孔面に密着させることを特徴とする請求項 13 記載のマンホール構造の施工方法
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