JP3901309B2

JP3901309B2 - Water heater and control method thereof

Info

Publication number: JP3901309B2
Application number: JP30745297A
Authority: JP
Inventors: 幸伸野口
Original assignee: 株式会社ガスター
Priority date: 1997-11-10
Filing date: 1997-11-10
Publication date: 2007-04-04
Anticipated expiration: 2017-11-10
Also published as: JPH11141981A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔からの指示に基づいて動作し得る給湯器およびその制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から使用されている給湯器では、メインリモコンや風呂リモコンと給湯器本体とを専用配線を通じて接続し、これらリモコンから湯温の設定や自動運転のオンオフ指示等を入力するようになっていた。
【０００３】
また、給湯器本体の動作を制御するためのプログラムは、全て給湯器本体内のＲＯＭに格納されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術では、給湯器本体と各リモコンとを結ぶための配線工事およびリモコン自体の取り付け工事が必要になり、設置作業の工数が嵩むという問題点があった。また、給湯器本体のほかにリモコンを必ず付属させる必要があり、その分価格が高騰するという問題があった。
【０００５】
さらに、リモコンの操作部には、価格および設置スペース等の制限から、通常、必要最小限の操作ボタンや表示部のみを設けてあるので、リモコンから多種多様な設定操作を行うことが難しかった。
【０００６】
また、制御プログラムの全てを給湯器本体内のＲＯＭに格納しているので、販売後にその器具の動作仕様を変更する場合にはサービスマンが出張してＲＯＭ交換を行わねばならず、仕様変更にかかる工数と費用が膨大になり、実質上、器具の動作仕様の変更を販売後に行うことができなかった。
【０００７】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、リモコンを不要にして給湯器の設置作業工数および価格の低減を図るとともに、きめ細やかな設定が可能でかつ器具販売後にも動作仕様の変更を容易に行うことのできる給湯器およびその制御方法を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
［１］遠隔からの指示に基づいて動作し得る給湯器において、
給湯器本体部（１１）と、前記給湯器本体部（１１）の通常使用時における動作を制御するためのプログラムを記録した記録媒体（２０）であって外部のコンピュータ装置（４０）に読み込ませるものとを備え、
前記給湯器本体部（１１）は、通信手段（１３）と制御手段（１２）とを有し、
前記プログラムは、前記給湯器本体部（１１）の一般使用者が行う操作を前記外部のコンピュータ装置（４０）の有する入出力装置を介して受け付け、その内容を前記給湯器本体部（１１）に送信するための処理手順を記述したものであり、
前記通信手段（１３）は、前記記録媒体（２０）に記録されたプログラムを読み取ってこれを実行する前記外部のコンピュータ装置（４０）から通信回線（３０）を通じて前記給湯器本体部（１１）の動作を制御するための指示を受け取り、
前記制御手段（１２）は、前記通信手段（１３）が前記通信回線（３０）を通じて前記外部のコンピュータ装置（４０）から受け取った指示に基づいて前記給湯器本体部（１１）の通常使用時における動作を制御することを特徴とする給湯器。
【００１１】
［２］前記プログラムは、前記給湯器本体部（１１）の通常動作時における動作シーケンスを記述したものであることを特徴とする［１］に記載の給湯器。
【００１２】
［３］前記プログラムは、前記外部のコンピュータ装置（４０）の有する入出力装置を介して使用者ごとの個人情報を受け付けてこれを前記外部のコンピュータ装置（４０）の有する記憶装置に記憶するための処理手順を記述したものであり、前記通信手段（１３）は前記個人情報を前記通信回線（３０）を通じて前記外部のコンピュータ装置（４０）から受け取り、前記制御手段（１２）は前記通信手段（１３）が前記通信回線（３０）を通じて前記外部のコンピュータ装置（４０）から受け取った前記個人情報に応じて前記給湯器本体部（１１）の通常使用時における動作を制御することを特徴とする［１］に記載の給湯器。
【００１３】
［４］前記給湯器本体部（１１）と前記外部のコンピュータ装置（４０）との間の通信を電灯線を通じて行うことを特徴とする［１］、［２］または［３］に記載の給湯器。
【００１４】
［５］前記［１］〜［４］に記載の遠隔からの指示に基づいて動作し得る給湯器の制御方法において、
給湯器本体部（１１）と外部のコンピュータ装置（４０）とを通信回線（３０）を通じて接続し、
前記給湯器本体部（１１）の通常使用時における動作を制御するためのプログラムを前記外部のコンピュータ装置（４０）上で実行させ、
前記外部のコンピュータ装置（４０）から前記通信回線（３０）を通じて送られてくる指示に基づいて前記給湯器本体部（１１）の通常使用時における動作を制御することを特徴とする給湯器制御方法。
【００１５】
前記本発明は次のように作用する。
給湯器本体部（１１）と、当該給湯器本体部（１１）の通常使用時における動作を制御するためのプログラムであって外部のコンピュータ装置（４０）上で実行するものとを用意する。給湯器本体部（１１）の有する通信手段（１３）は、別途用意されたプログラムを読み込んで実行する外部のコンピュータ装置（４０）から通信回線（３０）を通じて給湯器本体部（１１）の動作を制御するための指示を受け取る。給湯器本体部（１１）の有する制御手段（１２）は、通信手段（１３）が通信回線（３０）を通じて外部のコンピュータ装置（４０）から受け取った指示に基づいて給湯器本体部（１１）の通常使用時における動作を制御する。
【００１６】
たとえば、給湯器本体部（１１）の通常使用時における動作を制御するためのプログラムをコンパクトディスクなどの記録媒体（２０）に格納し、給湯器本体部（１１）と当該コンパクトディスクとを組にして販売する。プログラムは、給湯器本体部（１１）の一般使用者が行う操作を、パーソナルコンピュータ等外部のコンピュータ装置（４０）の入出力装置を介して受け付け、その内容を給湯器本体部（１１）に送信するための処理を記述したものとする。
【００１７】
給湯器の使用者は、給湯器本体部（１１）に添付されてきたコンパクトディスクに記録されているプログラムを自己の所有するコンピュータ装置にインストールして実行し、各種の操作を当該コンピュータ装置から入力する。制御手段（１２）は、コンピュータ装置から通信回線（３０）を通じて送られてくる指示に基づいて給湯器本体部（１１）の動作を制御する。なお、通常使用時とは、給湯器を設置した後、一般の使用者によって使用される状態をいい、生産工程での動作試験等を含まない趣旨である。
【００１８】
このように、給湯器本体部（１１）と通常使用時における動作を制御するためのプログラムとを用意し、このプログラムを給湯器の使用者の所有するコンピュータ装置上で実行し、給湯器の動作を当該コンピュータ装置から制御するので、給湯器本体部（１１）のほかにリモコンを用意して取り付ける必要が無く、設置作業の工数および価格の低減を図ることができる。
【００１９】
また、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置（４０）は、通常、キーボード、マウス等の入力機器および多様な情報を表示し得るディスプレイ装置を備えているので、これらを活用することで、リモコンからではむずかしい多種多様な設定を行うことができる。さらに、コンピュータ装置は、ハードディスクなどにより広い記憶領域を備えているので、入力された多種多様な設定を記憶しておくことができる。
【００２０】
そこで、たとえば、プログラムとして、外部のコンピュータ装置（４０）の有する入出力装置を介して使用者ごとの個人情報を受け付け、これを外部のコンピュータ装置（４０）の有する記憶装置に記憶する処理を記述したものを用意する。そして、給湯器本体部（１１）の有する通信手段（１３）は、外部のコンピュータ装置（４０）に登録された個人情報を通信回線（３０）を通じて受け取り、制御手段（１２）はその個人情報に応じて給湯器本体部（１１）の動作を制御するようにする。
【００２１】
このように、コンピュータ装置を活用すれば、個人情報など多種多様な情報に基づいて給湯器本体部（１１）の動作を制御することができ、使用者の要求に応じたより一層きめの細かい制御を行うことができる。
【００２２】
このほか、給湯器本体部（１１）の通常動作時における動作シーケンスを記述したプログラムを用意し、外部のコンピュータ装置（４０）から給湯器本体部（１１）の動作シーケンスを制御する。これにより、給湯器本体内のＲＯＭを交換しなくても、外部のコンピュータ装置（４０）に取り込むプログラムを替えるだけで、給湯器本体部（１１）の動作仕様を容易に変更することができる。
【００２３】
たとえば、仕様変更後の動作シーケンスの記録されたコンパクトディスクを郵送し、給湯器の使用者自身によってコンピュータ装置への再インストールを行ってもらえば、サービスマンが出向く必要がなく、動作仕様の変更を容易かつ少ない費用で行うことができる。なお、プログラムは、コンパクトディスク等の記録媒体（２０）で提供するほか、電話回線等を通じてダウンロードする形で提供するようにしてもよい。
【００２４】
また給湯器本体部（１１）と外部コンピュータとの間の通信を電灯線を通じて行うようにすれば、コンピュータ装置（４０）と給湯器本体部（１１）との間を新たに配線する必要がなく、より一層、設置工数の低減を図ることができる。
【００２５】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。
各図は本発明の一実施の形態を示している。
図１に示すように、本実施の形態にかかる給湯器１０は、給湯器本体部１１と、通常使用時における給湯器本体部１１の動作を制御するためのプログラムを格納した記録媒体２０（コンパクトディスク）とから構成されている。ここで、通常使用時とは、給湯器を設置した後、一般の使用者によって使用される状態をいい、生産工程での動作試験等を含まない。
【００２６】
給湯器本体部１１は、図示しない、バーナーや熱交換器等を備えており、設定温度の湯を出湯する給湯機能と、浴槽への給湯および追い焚きを行う風呂機能とを備えたものである。給湯器本体部１１は、給湯機能や風呂機能を実行するために図示しない点火装置、ガス電磁弁、流量制御弁、燃焼ファンなどを統括制御する制御部１２を備えている。
【００２７】
また給湯器本体部１１は、記録媒体２０に記録されたプログラムを読み取ってこれを実行する外部のコンピュータ装置４０との間で各種コマンド等の授受を通信回線３０を通じて行う通信部１３を備えている。なお、制御部１２、通信部１３は、図示しないＣＰＵ（中央処理装置）、ＲＯＭ（リード・オンリ・メモリ）、ＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモリ）を主要部とする回路によって構成されている。
【００２８】
ここでは、通信回線３０として電灯線を利用しており、当該電灯線に各種の信号を重畳するようになっている。また、複数の給湯器が使用された場合であっても送受信相手を誤認しないように、電灯線に重畳する信号には器具固有の識別情報を付してある。
【００２９】
コンピュータ装置４０は、いわゆるパーソナルコンピュータであり、図示しないキーボード、マウス、ディスプレイ装置、フロッピーディスクドライブ装置、コンパクトディスクドライブ装置等を備えている。またコンピュータ装置４０は、電話回線を通じて通信することができるように図示しないネットワーク制御ユニットを備えている。
【００３０】
コンピュータ装置４０は、給湯器本体部１１に添付されてきた記録媒体２０に格納されているプログラムをコンパクトディスクドライブ装置から読み取って内部のハードディスク装置にインストールしてこれを実行するようになっている。ここでは、当該プログラムを作業メモリ上に常駐させ、給湯器本体部１１からの要求にいつでも応答できる状態にしてある。
【００３１】
またコンピュータ装置４０は、電灯線を通じて給湯器本体部１１と通信するためのインターフェイスボードを内蔵している。当該インターフェイスボードは、給湯器本体部１１の付属品として提供してもよいし、汎用品を利用してもよい。
【００３２】
リモコン１４は、設定温度や自動運転の指示等を入力するためのもので、必要最小限の操作スイッチと小型の液晶ディスプレイ装置を備えている。なお、リモコン１４は、必ずしも必要ではない。したがって、給湯器１０のオプション品として提供するようにしてもよい。
【００３３】
次に作用を説明する。
給湯器１０は、給湯器本体部１１と記録媒体２０をセットにして販売され、標準では、リモコン１４を備えていない。コンパクトディスクからなる記録媒体２０には、給湯器本体部１１の通常使用時における動作を制御するためのプログラムが格納されており、給湯器１０を購入した使用者は、記録媒体２０に記憶されているプログラムを自己の保有するコンピュータ装置４０にインストールし、これを実行する。
【００３４】
当該プログラムは常駐型であり、コンピュータ装置４０上で他のプログラムを実行している最中であっても、給湯器本体部１１からのコマンドを受信して応答し得るようになっている。プログラムは、一般使用者が行う操作を、コンピュータ装置４０の入出力装置を介して受け付け、その内容を給湯器本体部１１からの問い合わせ等に応じて給湯器本体部１１へ送信する機能を備えている。
【００３５】
給湯器本体部１１とコンピュータ装置４０の間の通信は、電灯線を通じて行われるので、給湯器本体部１１の電源線とコンピュータ装置４０の電源線を共にコンセントに差し込むだけで、これらの間に通信回線３０が開設される。
【００３６】
給湯器の使用者は、自己の所有するコンピュータ装置４０から、設定温度や自動運転のオンオフ指示等を入力する。ここでは、コンピュータ装置４０のディスプレイ装置上にリモコンの操作部を模した画面が表示され、キーボードやマウス等を用いて各種の操作を入力するようになっている。
【００３７】
コンピュータ装置４０は、入力された指示を通信回線３０を通じて給湯器本体部１１に送信する。給湯器本体部１１の通信部１３はこれを受信し、制御部１２は、コンピュータ装置４０から通信回線３０を通じて通信部１３の受信した設定温度や自動運転のオンオフ指示に基づいて、給湯器本体部１１の動作を制御する。たとえば、設定温度を４０℃から４２℃に変更する指示を受けた場合には、それ以後の出湯を４２℃で行うようにバーナーの燃焼量等を制御する。
【００３８】
このように、給湯器本体部１１と、通常使用時における動作を制御するためのプログラムを記録した記録媒体２０とを組にして提供し、このプログラムを使用者の所有するコンピュータ装置４０上で実行させ、給湯器本体部１１の動作を当該コンピュータ装置４０から制御するので、リモコン１４を別途用意して取り付ける必要が無く、設置作業の工数および価格の低減を図ることができる。さらに、給湯器本体部１１と外部のコンピュータ装置４０との間の通信を電灯線を利用した通信回線３０を通じて行うので、新たに配線する必要がなく、より一層、設置工数を低減することができる。
【００３９】
このほか、記録媒体２０によって提供するプログラムに、風呂の湯張り等の指示を電話回線を通じて遠隔から受け付ける機能を設けてもよい。すなわち、風呂の湯張りを指示するコマンドを外出先から電話回線を通じてコンピュータ装置４０に送ると、これを受けたコンピュータ装置４０は通信回線３０を通じて給湯器本体部１１に湯張りの指示を出す。このように、コンピュータ装置４０の有する通信機能を活用することで給湯器本体部１１を電話回線を通じて遠隔から操作することができるので、遠隔操作用に専用ユニットを設ける必要がなく、低価格でテレコントロール機能を実現することができる。
【００４０】
次に、通常のリモコンからでは設定することが難しい、多様な制御をコンピュータ装置４０から行う場合について説明する。ここでは、家族構成や家族の各人の好みおよび生活パターン等を入力し、これに応じて出湯温度の設定や風呂の湯温の変更制御等を行うようになっている。
【００４１】
図２は、家族構成や各人の好みなど各種の個人情報に応じて給湯器本体部１１を制御する際の動作の流れを示している。なお、図２の動作に先だって使用者は、家族構成や家族各人の好みの湯温、生活パターン等を予めコンピュータ装置４０に登録する。たとえば、家族の人数、各人の年令、性別、それぞれの好む風呂の湯温、あるいは子供が入ってから次に祖母が入浴するなど風呂に入る順番、起床時間、就寝時間、昼間は不在が多いなどの生活パターンを予め入力し登録する。
【００４２】
給湯器本体部１１は、リモコン１４から自動運転オンの指示を受けた場合やタイマー予約された時刻が到来することにより自動運転を開始する（ステップＳ１０１）。この際、給湯器本体部１１は、通信回線３０を通じコンピュータ装置４０へ個人情報の問い合わせを行う（ステップＳ１０２）。電源が切れている等により当該問い合わせに対してコンピュータ装置４０から応答が無い場合には（ステップＳ１０３；Ｎ）、予め給湯器本体部１１側のＲＯＭに登録してある標準プログラムにしたがって給湯器の動作を制御する。
【００４３】
一方、コンピュータ装置４０から個人情報を正常に受け取ることができた場合には（ステップＳ１０３；Ｙ）、コンピュータ装置４０から受け取った個人情報に基づいて給湯器の動作を制御する。たとえば、子供が入ってから次に祖母が入浴するなど風呂に入る際の順番を個人情報として受け取っている場合には、浴槽内の湯の保温温度を入浴する順番に合わせてその者の好みの温度に変更したり、シャワーの出湯温度を入浴する者の順番に合わせてその者の好みの温度に変更する等の制御を行う。
【００４４】
また、熱交換器内の湯を次回の出湯に備えて保温する機能を有する場合には、当該保温動作を、起床時間、就寝時間あるいは昼間の外出時間等に合わせてオンオフするように制御する。
【００４５】
このようにコンピュータ装置４０の有するキーボードやマウス、ディスプレイ装置、ハードディスク装置等を活用することにより、多種多様な情報を容易に入力できまた記憶しておくことができるので、給湯器本体部１１は、これらの情報をコンピュータ装置４０から通信回線３０を通じて受け取ることにより、個々の使用者の要求にきめ細かく応じた多様な制御を行うことができる。
【００４６】
次に、給湯器本体部１１の通常動作時における動作シーケンスを記述したプログラムをコンピュータ装置４０側に用意し、給湯器本体部１１の動作シーケンスをコンピュータ装置４０から制御する場合について説明する。ここでは、給湯器本体部１１の動作を制御するプログラムは階層構造を成しており、下位側から順にデバイス制御層、シーケンス制御層、ジョブ管理層に分かれている。デバイス制御層は、ガス電磁弁、流量制御弁、燃焼ファン、電磁ポンプ等の各部品の制御を個別に受け持つデバイスドライバー的機能を果たす部分である。
【００４７】
シーケンス制御層は、所定の機能を果たす上で必要になる一連の動作の流れを管理する部分である。ジョブ管理層は、給湯器本体部１１がどのような機能を実行すべきかを管理する部分で、使用者からの各種指示や通水の有無、予約タイマーのタイムアップなどのイベント発生を契機として、シーケンス制御層を起動したり、動作条件を設定したりする機能を果たす部分である。
【００４８】
ここでは、このような多階層から成るプログラムのうちシーケンス制御層の一部をコンピュータ装置４０に登録する。給湯器本体部１１は通信回線３０を通じてコンピュータ装置４０からシーケンス制御に関する指示や制御データを受け取って風呂の追い焚きや自動湯張り等の動作を実行する。
【００４９】
たとえば、自動湯張りの開始時には、浴槽内に残っている湯量を検知するために給湯器本体部１１は次のようなシーケンスで動作する。▲１▼循環ポンプを所定時間駆動して浴槽内の残水をかき混ぜてその温度を測定する。▲２▼所定温度の湯を所定量注湯する。▲３▼循環ポンプを所定時間駆動して浴槽内の湯をかき混ぜて温度を平均化し、注湯後の湯温を測定する。▲４▼注湯前後における湯温の上昇と注湯した湯量とから残水量を求め、目標水位まで湯張りするために必要な以後の注湯量を求める。
【００５０】
上述のようなシーケンスを記述したプログラムと当該シーケンス内で参照される、ポンプ駆動時間、注湯量、注湯する湯の設定温度等の制御データとをコンピュータ装置４０に登録しておき、給湯器本体部１１は、自動湯張りを開始するとき当該動作シーケンスおよび制御データ等をコンピュータ装置４０に要求して受け取り、これに従って自動湯張りを実行する。
【００５１】
このように、コンピュータ装置４０に給湯器本体部１１の動作シーケンスに関するプログラムを登録し、通信回線３０を介してコンピュータ装置４０から受け取った動作シーケンスに関する指示やデータに基づいて給湯器本体部１１が動作するので、給湯器本体部１１内のＲＯＭを交換しなくても、コンピュータ装置４０側に登録するプログラムを替えるだけで、給湯器本体部１１の動作仕様を容易に変更することができる。
【００５２】
たとえば、先の例で、注湯量を６リットルから１０リットルに仕様変更する場合、当該変更後の動作シーケンスや制御データの記録されたコンパクトディスク等の記録媒体２０を使用者のもとへ郵送し、コンピュータ装置４０への再インストールを給湯器本体部１１の使用者自身に行ってもらえば、サービスマンが出向く必要がなく、器具販売後における動作仕様の変更を容易にかつ少ない費用で行うことができる。なお、プログラム等は、コンパクトディスクやフロッピーディスク等の記録媒体で提供するほか、電話回線等を通じてコンピュータ装置４０にダウンロードしてもよい。
【００５３】
以上説明した実施の形態では、給湯器本体部１１とコンピュータ装置４０との間の通信を電灯線を用いて行ったが、給湯器本体部１１とコンピュータ装置４０の間を無線通信で結ぶようにしてもよい。また、実施の形態では、常駐型のプログラムを用いたが、必ずしも常駐型である必要はない。たとえば、従来のリモコンの有する機能をコンピュータ装置４０によって実現する場合には、使用者が各種の設定を変更する場合にだけプログラムを起動するようにしてもよい。
【００５４】
また実施の形態では、プログラムをコンパクトディスク等の記録媒体で提供するようにしたが、電話回線等を通じてダウンロードする形で提供してもよい。なお、コンピュータ装置４０から受け取った設定等を給湯器本体部１１のメモリに記憶するようにすれば、その後、コンピュータ装置４０の電源がオフされても、給湯器本体部１１単独で先に設定された条件に従って動作することが可能になる。
【００５５】
【発明の効果】
本発明にかかる給湯器およびその制御方法によれば、通常使用時における給湯器の動作を制御するためのプログラムを使用者の所有する外部のコンピュータ装置にインストールして実行し、給湯器の通常使用時における動作を当該外部のコンピュータ装置から制御するようにしたので、給湯器本体部のほかにリモコンを用意して取り付ける必要が無く、設置作業の工数および価格の低減を図ることができる。
【００５６】
また、外部のコンピュータ装置の有する入出力装置や記憶装置を活用することによりきめ細かい多様な制御を行うことができる。さらに、給湯器本体部の通常動作時における動作シーケンスを記述したプログラムを用意し、外部のコンピュータ装置から給湯器本体部の動作シーケンスを制御するようにすれば、給湯器本体内のＲＯＭを交換しなくても、外部のコンピュータ装置に取り込むプログラムを入れ替えるだけで、給湯器本体部の動作仕様を容易に変更することができる。
【００５７】
また給湯器本体部と外部コンピュータとの間の通信を電灯線を通じて行うようにすれば、コンピュータ装置と給湯器本体部との間を新たに配線する必要がなく、より一層、設置工数の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態に係る給湯器の構成および外部のコンピュータ装置との接続状態を示す説明図である。
【図２】本発明の一実施の形態に係る給湯器の行う動作の流れを示す流れ図である。
【符号の説明】
１０…給湯器
１１…給湯器本体部
１２…制御部
１３…通信部
１４…リモコン
２０…記録媒体
３０…通信回線
４０…コンピュータ装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a water heater that can operate based on a remote instruction and a control method thereof.
[0002]
[Prior art]
In a conventional water heater, a main remote controller, a bath remote controller, and a water heater body are connected to each other through a dedicated wiring, and a hot water temperature setting, an automatic operation on / off instruction, and the like are input from these remote controllers.
[0003]
In addition, all programs for controlling the operation of the water heater main body are stored in the ROM in the water heater main body.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional technique, wiring work for connecting the water heater body and each remote controller and installation work for the remote controller itself are required, and there is a problem that man-hours for installation work increase. In addition to the main body of the water heater, it is necessary to attach a remote control, which increases the price.
[0005]
Furthermore, since the operation unit of the remote control is usually provided with only the minimum necessary operation buttons and display unit due to the limitation of price and installation space, it has been difficult to perform various setting operations from the remote control.
[0006]
In addition, since all of the control program is stored in the ROM inside the water heater body, when changing the operating specifications of the appliance after sales, the service person must go on a business trip and replace the ROM. Such man-hours and costs have become enormous, and it has been practically impossible to change the operation specifications of the appliance after sales.
[0007]
The present invention has been made by paying attention to such problems of the conventional technology, eliminates the need for a remote controller, reduces the number of man-hours for installing the water heater, reduces the cost, and enables fine-tuned settings. It is an object of the present invention to provide a water heater and a control method thereof that can easily change operation specifications even after appliance sales.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention for achieving the object lies in the inventions of the following items.
[1] In a water heater that can operate based on a remote instruction,
A water heater main body (11) and a recording medium (20) on which a program for controlling the operation of the water heater main body (11) during normal use is recorded, and is read by an external computer device (40) . With things,
The water heater body (11) has a communication means (13) and a control means (12),
The program accepts an operation performed by a general user of the water heater main body (11) through an input / output device of the external computer device (40), and the contents are received in the water heater main body (11). It describes the processing procedure for sending,
The communication means (13) reads the program recorded in the recording medium (20) and executes it from the external computer device (40) through the communication line (30) of the hot water heater main body (11). Receives instructions to control the movement,
The control means (12) is configured so that the communication means (13) during normal use of the water heater main body (11) based on an instruction received from the external computer device (40) through the communication line (30). A water heater characterized by controlling its operation.
[0011]
[ 2 ] The water heater according to [ 1 ], wherein the program describes an operation sequence in a normal operation of the water heater main body (11).
[0012]
[ 3 ] The program accepts personal information for each user via the input / output device of the external computer device (40) and stores it in the storage device of the external computer device (40). The communication means (13) receives the personal information from the external computer device (40) through the communication line (30), and the control means (12) receives the communication means (12). 13) controls the operation of the water heater main body (11) during normal use according to the personal information received from the external computer device (40) through the communication line (30). 1].
[0013]
[4] and performing through communication power line between the water heater main body (11) and said external computer device (40) [1], the hot water supply according to [2] or [3] vessel.
[0014]
[ 5 ] In the method of controlling a water heater that can operate based on the remote instruction described in [1] to [4] ,
The water heater main body (11) and the external computer device (40) are connected through the communication line (30),
A program for controlling the operation of the water heater main body (11) during normal use is executed on the external computer device (40),
A method of controlling a water heater, comprising: controlling an operation of the water heater main body (11) during normal use based on an instruction sent from the external computer device (40) through the communication line (30). .
[0015]
The present invention operates as follows.
A water heater main body (11) and a program for controlling the operation of the water heater main body (11) during normal use, which are executed on the external computer device (40), are prepared. The communication means (13) of the water heater main body (11) operates the water heater main body (11) through a communication line (30) from an external computer device (40) that reads and executes a separately prepared program. Receive instructions to control. The control means (12) of the water heater main body (11) is connected to the water heater main body (11) based on an instruction received by the communication means (13) from the external computer device (40) through the communication line (30). Controls the operation during normal use.
[0016]
For example, a program for controlling the operation of the water heater main body (11) during normal use is stored in a recording medium (20) such as a compact disc, and the water heater main body (11) and the compact disc are combined into a set. Sell. The program accepts an operation performed by a general user of the water heater main body (11) via an input / output device of an external computer device (40) such as a personal computer, and transmits the contents to the water heater main body (11). It is assumed that the process for doing this is described.
[0017]
The user of the water heater installs and executes the program recorded on the compact disc attached to the main body (11) of the water heater on his own computer device, and inputs various operations from the computer device. To do. The control means (12) controls the operation of the water heater main body (11) based on an instruction sent from the computer device through the communication line (30). In addition, the time of normal use means the state used by a general user after installing a water heater, and does not include an operation test in the production process.
[0018]
Thus, the water heater main body (11) and the program for controlling the operation during normal use are prepared, and this program is executed on the computer device owned by the user of the water heater to operate the water heater. Since it is controlled from the computer device, it is not necessary to prepare and attach a remote controller in addition to the water heater main body (11), thereby reducing the man-hour and cost of installation work.
[0019]
Further, the computer device (40) such as a personal computer is usually provided with an input device such as a keyboard and a mouse and a display device capable of displaying various information. Various settings can be made. Furthermore, since the computer device has a wide storage area such as a hard disk, it can store a variety of input settings.
[0020]
Therefore, for example, a process is described in which personal information for each user is received as a program via the input / output device of the external computer device (40) and stored in the storage device of the external computer device (40). Prepare what you did. The communication means (13) of the water heater main body (11) receives personal information registered in the external computer device (40) through the communication line (30), and the control means (12) converts the personal information into the personal information. Accordingly, the operation of the water heater main body (11) is controlled.
[0021]
In this way, if the computer device is utilized, the operation of the water heater main body (11) can be controlled based on a variety of information such as personal information, and finer control according to the user's request can be performed. It can be carried out.
[0022]
In addition, a program describing an operation sequence during normal operation of the water heater main body (11) is prepared, and the operation sequence of the water heater main body (11) is controlled from an external computer device (40). Thereby, even if it does not replace | exchange ROM in a water heater main body, the operation specification of a water heater main body part (11) can be easily changed only by changing the program taken in to an external computer apparatus (40).
[0023]
For example, if you send a compact disc on which the operation sequence after the specification change has been recorded and have the water heater user reinstall it on the computer device, a service person does not have to go and change the operation specification. It can be done easily and at low cost. Note that the program may be provided in the form of being downloaded through a telephone line or the like, in addition to being provided by the recording medium (20) such as a compact disc.
[0024]
In addition, if communication between the water heater main body (11) and the external computer is performed through a power line, it is not necessary to newly wire between the computer device (40) and the water heater main body (11). Further, the installation man-hours can be further reduced.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
Each figure shows an embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 1, a water heater 10 according to the present embodiment includes a water heater body 11 and a recording medium 20 (compact medium) that stores a program for controlling the operation of the water heater body 11 during normal use. Disk). Here, the time of normal use means a state in which a water heater is used and then used by a general user, and does not include an operation test or the like in the production process.
[0026]
The hot water heater main body 11 includes a burner, a heat exchanger, and the like (not shown), and has a hot water supply function for pouring hot water at a set temperature and a bath function for hot water supply and reheating to the bathtub. . The water heater main body 11 includes a controller 12 that performs overall control of an ignition device (not shown), a gas solenoid valve, a flow rate control valve, a combustion fan, and the like in order to perform a hot water supply function and a bath function.
[0027]
The water heater body 11 includes a communication unit 13 that exchanges various commands and the like with an external computer device 40 that reads and executes a program recorded on the recording medium 20 through the communication line 30. . The control unit 12 and the communication unit 13 are configured by circuits having a CPU (Central Processing Unit), a ROM (Read Only Memory), and a RAM (Random Access Memory) (not shown) as main parts.
[0028]
Here, a power line is used as the communication line 30, and various signals are superimposed on the power line. Moreover, even when a plurality of water heaters are used, appliance-specific identification information is attached to the signal superimposed on the power line so as not to misidentify the other party.
[0029]
The computer device 40 is a so-called personal computer, and includes a keyboard, a mouse, a display device, a floppy disk drive device, a compact disk drive device, etc. (not shown). Further, the computer device 40 includes a network control unit (not shown) so that communication can be performed through a telephone line.
[0030]
The computer device 40 reads a program stored in the recording medium 20 attached to the water heater main body 11 from a compact disk drive device, installs it in an internal hard disk device, and executes it. Here, the program is made resident in the working memory so that it can respond to requests from the water heater main body 11 at any time.
[0031]
In addition, the computer device 40 has a built-in interface board for communicating with the water heater main body 11 through a power line. The interface board may be provided as an accessory of the water heater main body 11 or a general-purpose product may be used.
[0032]
The remote controller 14 is used for inputting a set temperature, an instruction for automatic driving, and the like, and includes a minimum necessary operation switch and a small liquid crystal display device. The remote controller 14 is not always necessary. Therefore, it may be provided as an optional product of the water heater 10.
[0033]
Next, the operation will be described.
The water heater 10 is sold as a set of the water heater main body 11 and the recording medium 20, and the remote controller 14 is not provided as a standard. The recording medium 20 formed of a compact disc stores a program for controlling the operation of the water heater main body 11 during normal use. A user who has purchased the water heater 10 is stored in the recording medium 20. Is installed in the computer device 40 owned by itself and executed.
[0034]
The program is resident, and can receive and respond to commands from the water heater body 11 even while another program is being executed on the computer device 40. The program has a function of accepting an operation performed by a general user through the input / output device of the computer device 40 and transmitting the contents to the water heater body 11 in response to an inquiry from the water heater body 11. Yes.
[0035]
Since communication between the water heater main body 11 and the computer device 40 is performed through a power line, the power line of the water heater main body 11 and the power wire of the computer device 40 are both plugged into an outlet, and communication is performed between them. Line 30 is opened.
[0036]
A user of the water heater inputs a set temperature, an automatic operation on / off instruction, and the like from the computer device 40 owned by the user. Here, a screen simulating an operation unit of a remote controller is displayed on the display device of the computer device 40, and various operations are input using a keyboard, a mouse, or the like.
[0037]
The computer device 40 transmits the input instruction to the water heater main body 11 through the communication line 30. The communication unit 13 of the water heater main body 11 receives this, and the control unit 12 is based on the set temperature and the on / off instruction of automatic operation received by the communication unit 13 from the computer device 40 through the communication line 30. 11 operations are controlled. For example, when an instruction to change the set temperature from 40 ° C. to 42 ° C. is received, the combustion amount of the burner and the like are controlled so that the subsequent tapping is performed at 42 ° C.
[0038]
In this way, the hot water heater main body 11 and the recording medium 20 on which the program for controlling the operation during normal use is provided as a set, and this program is executed on the computer device 40 owned by the user. In addition, since the operation of the water heater main body 11 is controlled from the computer device 40, it is not necessary to prepare and attach the remote controller 14 separately, and the man-hour and cost of the installation work can be reduced. Furthermore, since the communication between the water heater main body 11 and the external computer device 40 is performed through the communication line 30 using a power line, it is not necessary to newly wire, and the installation man-hour can be further reduced. .
[0039]
In addition, the program provided by the recording medium 20 may be provided with a function of receiving instructions such as bath filling from a remote location via a telephone line. That is, when a command for instructing bath filling is sent from the outside to the computer device 40 through a telephone line, the computer device 40 that has received this command issues a water filling instruction to the water heater main body 11 through the communication line 30. Thus, since the hot water heater main body 11 can be remotely operated through the telephone line by utilizing the communication function of the computer device 40, there is no need to provide a dedicated unit for remote operation, and a low-priced television can be provided. A control function can be realized.
[0040]
Next, a case where various controls that are difficult to set from a normal remote controller are performed from the computer device 40 will be described. Here, the family structure, each family member's preferences, life patterns, and the like are input, and the setting of the hot water temperature and the control of changing the hot water temperature of the bath are performed accordingly.
[0041]
FIG. 2 shows the flow of operations when controlling the water heater main body 11 in accordance with various personal information such as the family structure and personal preferences. Prior to the operation of FIG. 2, the user registers the family configuration, the hot water temperature, the lifestyle pattern, etc. of each family member in advance in the computer device 40. For example, the number of family members, the age of each person, gender, the bath temperature they prefer, or the order in which they take a bath, such as the grandmother bathing after a child enters, waking up time, bedtime, daytime absence Enter and register many life patterns in advance.
[0042]
The water heater main body 11 starts automatic operation when receiving an instruction to turn on automatic operation from the remote controller 14 or when a timer reserved time arrives (step S101). At this time, the water heater main body 11 inquires of the personal information to the computer device 40 through the communication line 30 (step S102). If there is no response from the computer device 40 to the inquiry due to power failure or the like (step S103; N), the hot water heater is stored in accordance with the standard program registered in the ROM on the hot water heater body 11 side in advance. Control the behavior.
[0043]
On the other hand, when the personal information can be normally received from the computer device 40 (step S103; Y), the operation of the water heater is controlled based on the personal information received from the computer device 40. For example, if you receive your personal information on the order of bathing, such as when your grandmother bathes next after your child enters, the warming temperature of the hot water in the bathtub matches the order of bathing. Control is performed such as changing to a temperature or changing the temperature of the hot water in the shower to the person's preferred temperature in accordance with the order of the person taking the bath.
[0044]
Further, in the case of having a function of keeping the hot water in the heat exchanger in preparation for the next hot water, the heat keeping operation is controlled so as to be turned on / off in accordance with the wake-up time, the bedtime, the daytime going out time, or the like.
[0045]
In this way, by utilizing the keyboard, mouse, display device, hard disk device, etc. of the computer device 40, a wide variety of information can be easily input and stored. By receiving these pieces of information from the computer device 40 through the communication line 30, it is possible to perform various controls that are finely responsive to individual user requests.
[0046]
Next, a case where a program describing an operation sequence during normal operation of the water heater body 11 is prepared on the computer device 40 side and the operation sequence of the water heater body 11 is controlled from the computer device 40 will be described. Here, the program for controlling the operation of the water heater main body 11 has a hierarchical structure, and is divided into a device control layer, a sequence control layer, and a job management layer in order from the lower side. The device control layer is a part that fulfills the function of a device driver that individually controls each component such as a gas solenoid valve, a flow rate control valve, a combustion fan, and an electromagnetic pump.
[0047]
The sequence control layer is a part that manages a flow of a series of operations necessary for performing a predetermined function. The job management layer is a part that manages what functions the water heater main body 11 should perform, and triggered by events such as various instructions from the user, the presence / absence of water flow, time-up of the reservation timer, etc. This is the part that performs the function of starting the sequence control layer and setting the operating conditions.
[0048]
Here, a part of the sequence control layer in such a multi-level program is registered in the computer device 40. The water heater main body 11 receives instructions and control data relating to sequence control from the computer device 40 through the communication line 30, and performs operations such as bathing and automatic hot water filling.
[0049]
For example, at the start of automatic hot water filling, the water heater main body 11 operates in the following sequence in order to detect the amount of hot water remaining in the bathtub. (1) Drive the circulation pump for a predetermined time, stir the remaining water in the bathtub and measure its temperature. (2) A predetermined amount of hot water at a predetermined temperature is poured. (3) Drive the circulating pump for a predetermined time, stir the hot water in the bathtub, average the temperature, and measure the hot water temperature after pouring. (4) The remaining water amount is obtained from the rise of the hot water temperature before and after pouring and the amount of hot water poured, and the subsequent pouring amount necessary for filling the water to the target water level is obtained.
[0050]
A program describing the sequence as described above and control data such as pump drive time, amount of pouring, set temperature of hot water to be poured, etc., referred to in the sequence, are registered in the computer device 40, and the water heater body The unit 11 requests and receives the operation sequence and control data from the computer device 40 when starting automatic hot water filling, and executes automatic hot water filling in accordance therewith.
[0051]
In this way, the program related to the operation sequence of the water heater main body 11 is registered in the computer device 40, and the water heater main body 11 operates based on the instructions and data related to the operation sequence received from the computer device 40 via the communication line 30. Therefore, even if the ROM in the water heater main body 11 is not replaced, the operation specifications of the water heater main body 11 can be easily changed only by changing the program registered on the computer device 40 side.
[0052]
For example, in the previous example, when the specification of the pouring amount is changed from 6 liters to 10 liters, the recording medium 20 such as a compact disk on which the operation sequence and control data after the change are recorded is mailed to the user. If the user of the water heater main body 11 performs the reinstallation to the computer device 40, it is not necessary for the service person to visit, and it is possible to easily change the operation specifications after selling the appliance at a low cost. it can. The program or the like may be provided on a recording medium such as a compact disk or a floppy disk, or may be downloaded to the computer device 40 through a telephone line or the like.
[0053]
In the embodiment described above, communication between the water heater main body 11 and the computer device 40 is performed using a power line. However, the water heater main body 11 and the computer device 40 are connected by wireless communication. May be. In the embodiment, a resident program is used. However, the program is not necessarily resident. For example, when the functions of a conventional remote controller are realized by the computer device 40, the program may be activated only when the user changes various settings.
[0054]
In the embodiment, the program is provided on a recording medium such as a compact disc. However, the program may be provided by downloading it through a telephone line or the like. If the settings received from the computer device 40 are stored in the memory of the water heater main body 11, the water heater main body 11 alone is set first even when the computer device 40 is turned off. It becomes possible to operate according to the conditions.
[0055]
【The invention's effect】
According to the water heater and its control method according to the present invention, a program for controlling the operation of the water heater during normal use is installed and executed in an external computer device owned by the user, and the water heater is used normally. Since the operation at the time is controlled from the external computer device, it is not necessary to prepare and attach a remote controller in addition to the water heater main body, and it is possible to reduce the man-hour and cost of installation work.
[0056]
In addition, detailed control can be performed by utilizing an input / output device or a storage device of an external computer device. In addition, if a program describing the operation sequence during normal operation of the water heater body is prepared and the operation sequence of the water heater body is controlled from an external computer device, the ROM in the water heater body is replaced. Even if it is not, it is possible to easily change the operation specifications of the water heater body simply by replacing the program to be loaded into the external computer device.
[0057]
If communication between the water heater main unit and the external computer is performed through a power line, there is no need to newly wire between the computer device and the water heater main unit, and the installation man-hours can be further reduced. Can be planned.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a configuration of a water heater and a connection state with an external computer device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing a flow of operations performed by the water heater according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Water heater 11 ... Water heater main-body part 12 ... Control part 13 ... Communication part 14 ... Remote control 20 ... Recording medium 30 ... Communication line 40 ... Computer apparatus

Claims

遠隔からの指示に基づいて動作し得る給湯器において、
給湯器本体部と、前記給湯器本体部の通常使用時における動作を制御するためのプログラムを記録した記録媒体であって外部のコンピュータ装置に読み込ませるものとを備え、
前記給湯器本体部は、通信手段と制御手段とを有し、
前記プログラムは、前記給湯器本体部の一般使用者が行う操作を前記外部のコンピュータ装置の有する入出力装置を介して受け付け、その内容を前記給湯器本体部に送信するための処理手順を記述したものであり、
前記通信手段は、前記記録媒体に記録されたプログラムを読み取ってこれを実行する前記外部のコンピュータ装置から通信回線を通じて前記給湯器本体部の動作を制御するための指示を受け取り、
前記制御手段は、前記通信手段が前記通信回線を通じて前記外部のコンピュータ装置から受け取った指示に基づいて前記給湯器本体部の通常使用時における動作を制御することを特徴とする給湯器。In a water heater that can operate based on remote instructions,
A water heater main body, and a recording medium recording a program for controlling the operation of the water heater main body during normal use, which is read by an external computer device,
The water heater main body has communication means and control means,
The program describes a procedure for accepting an operation performed by a general user of the water heater main body through an input / output device of the external computer device, and transmitting the contents to the water heater main body. Is,
The communication means receives an instruction for controlling the operation of the water heater main body through a communication line from the external computer device that reads and executes the program recorded in the recording medium ,
The water heater is characterized in that the control means controls the operation of the water heater main body during normal use based on an instruction received by the communication means from the external computer device via the communication line.

前記プログラムは、前記給湯器本体部の通常動作時における動作シーケンスを記述したものであることを特徴とする請求項１に記載の給湯器。 2. The water heater according to claim 1, wherein the program describes an operation sequence during a normal operation of the water heater main body.

前記プログラムは、前記外部のコンピュータ装置の有する入出力装置を介して使用者ごとの個人情報を受け付けてこれを前記外部のコンピュータ装置の有する記憶装置に記憶するための処理手順を記述したものであり、前記通信手段は前記個人情報を前記通信回線を通じて前記外部のコンピュータ装置から受け取り、前記制御手段は前記通信手段が前記通信回線を通じて前記外部のコンピュータ装置から受け取った前記個人情報に応じて前記給湯器本体部の通常使用時における動作を制御することを特徴とする請求項１に記載の給湯器。 The program describes a processing procedure for receiving personal information for each user via the input / output device of the external computer device and storing it in a storage device of the external computer device. The communication means receives the personal information from the external computer apparatus through the communication line, and the control means is configured to respond to the personal information received from the external computer apparatus by the communication means through the communication line. The water heater according to claim 1, wherein the operation of the main body is controlled during normal use.

前記給湯器本体部と前記外部のコンピュータ装置との間の通信を電灯線を通じて行うことを特徴とする請求項１、２または３に記載の給湯器。Water heater according to claim 1, 2 or 3, characterized in that the communication between the water heater main body portion and said external computer device through the power line.

前記請求項１〜４に記載の遠隔からの指示に基づいて動作し得る給湯器の制御方法において、
給湯器本体部と外部のコンピュータ装置とを通信回線を通じて接続し、
前記給湯器本体部の通常使用時における動作を制御するためのプログラムを前記外部のコンピュータ装置上で実行させ、
前記外部のコンピュータ装置から前記通信回線を通じて送られてくる指示に基づいて前記給湯器本体部の通常使用時における動作を制御することを特徴とする給湯器制御方法。 In the method for controlling a water heater that can operate based on a remote instruction according to claim 1 ,
Connect the main body of the water heater and the external computer device via a communication line,
A program for controlling the operation of the water heater main body during normal use is executed on the external computer device,
A method of controlling a water heater, comprising: controlling an operation of the water heater main body during normal use based on an instruction sent from the external computer device through the communication line.