JP3901157B2 - 交流電源直結型ブラシレスdcモータおよびそれを搭載した電気機器 - Google Patents

交流電源直結型ブラシレスdcモータおよびそれを搭載した電気機器 Download PDF

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Description

本発明は、主にパイプファンや天井埋め込み型等の排気用および給気用の換気装置や、送風機、加湿機、除湿機、冷凍機器、空気調和機、給湯機などのファン駆動用のブラシレスDCモータおよびそのブラシレスDCモータを搭載した電気機器に関するものである。
近年、換気装置等の電気機器に搭載するファン駆動用の電動機においては、低価格化、高効率化、静音化が強く求められており、誘導電動機では大幅な高効率化は困難であることから、永久磁石を使用したブラシレスDCモータが増えてきている。一方では、交流電源に接続するだけで簡単に回転するというような、使い勝手の良い電動機も求められている。
従来、この種の電動機は、特許文献1〜3に開示された構成のものが知られている。
以下、その電動機について図13〜図16を参照しながら説明する。
図に示すように、単一のプリント基板106に商用のAC電源を整流する整流部101と、DCモータの2相の駆動コイル103、104と、永久磁石105aを配した磁石回転子105と、モータ駆動コイル103、104と整流部101の間には平滑コンデンサ109として大容量の電解コンデンサを配し、モータ駆動コイル103、104に一方向にのみ電流を流すスイッチング素子107、108と、このスイッチング素子107、108を含め、モータ駆動コイル103、104への通電を制御をする制御部102とを備え、整流部101で整流してなる高圧DC電源をモータ駆動コイル103、104に直接に供給し、整流部101で整流した高圧DC電源を減圧して制御部102に供給するようにした2相半波駆動方式の構成としている。
特開2000−41370号公報 特開2000−41395号公報 特開2002−10609号公報
このような従来の電動機によれば、2相半波駆動方式であることから、死点の発生を防止するために、空間高調波トルクを重畳して対策しても、固定子ティースの間隔を変えて対策したとしても、トルクリップル、トルク変化率が大きくなるので、騒音・振動が大きくなり、静音化ができないという課題があり、トルクリップルおよびトルク変化率を小さくし、騒音・振動の発生を抑制することが要求されている。
また、半波駆動方式であることから、電流が大きくなるとともに、負荷トルクに対する電流変化も大きくなるので、使用可能な負荷トルクの範囲が狭くなるという課題があり、電流を小さくでき、使用可能な負荷トルクの範囲が広いことが要求されている。
また、半波駆動方式であることから、出力の高い領域では銅損が極端に大きくなるために、誘導電動機に対しての消費電力の削減効果がなくなってしまうという課題があり、出力の高い領域であっても低消費電力を実現できることが要求されている。
また、整流部で得た高圧DC電圧を直接駆動電源としているため、整流部後段の平滑コンデンサの容量を大きくする必要があり、そのためには電解液を含有する電解コンデンサの使用が必須となり、電解コンデンサを使用する場合はリプル電流や、雰囲気温度による特性変化を考慮すると、さらに大容量化が必要となるうえ、等価直列抵抗が大きいことから効率低下を生じるので、回路の小型化、品質の安定性確保、長寿命化ができないという課題があった。
また、平滑コンデンサの容量を小さくした場合は電源リップルが大きくなるため、トルクリップルが極端に大きくなり振動・騒音がさらに大きくなるとともに、回転むらも極端におおきくなることからファン駆動用に使用した場合、風量がばらつき安定した送風量を確保できないという課題があり、回路の小型化、高品質化、長寿命化を実現した上で、安定した送風量を確保できることが要求されている。
また、整流部で得た高圧DC電圧を直接駆動電源としているため、交流電源の電圧変動の影響を受け、特性変動を生じるという課題があり、電源電圧の変動の影響を受けないことが要求されている。
また、電動機を搭載する電気機器の特性調整のためには、電動機の巻線仕様を常に変更して対応する必要があり、そのためにトルク−回転数特性の傾きが変化するので、電気機器の使用範囲全てを満足させるための仕様調整に関わる工数が多くなるという課題があり、仕様調整に要する工数を削減できることが要求されている。
また、ダクト式換気装置のようなシロッコファンなど遠心型の送風機を内蔵した機器では、誘導電動機を搭載し、そのトルク特性において起動トルクから最大トルクまでの回転数変化の大きな領域で使用している機器が大半を占めており、このような送風機にブラシレスDCモータを搭載して、印加電圧一定で運転した場合、図16のトルク−回転数特性比較グラフに示すように、最大静圧時の回転数と静圧ゼロ時の回転数差が誘導電動機の場合と比較して極端に小さくなるので、風量−静圧特性において、最大静圧値を誘導電動機搭載時の値と同等にした場合は、静圧ゼロ時の風量が極端に多くなり、騒音・振動が大きくなるうえ、冷暖房エネルギーロスも含めて消費電力の削減効果も少なくなるという課題があり、逆に静圧ゼロ時の風量を同等にした場合は最大静圧の値が極端に低くなり、外風などにより機外圧力損失の変化にともなって風量が大きく変動するという課題があり、誘導電動機を搭載した場合と同等以上の風量−静圧特性が得られることが要求されている。
また、換気装置や給湯機など遠心型送風機を内蔵する電気機器においては、その送風機の特性において、圧力損失など静圧が変化しても風量が大きく変化しないファンモータを搭載することが必要となり、そのためには、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなるトルク−回転数特性が得られることが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、トルクリップルおよびトルク変化率を小さくし、騒音・振動の発生を抑制することができ、また、電流を小さくし、使用可能な負荷トルクの範囲が広く、高出力域でも低消費電力を実現でき、回路の小型化、高品質化、長寿命化を実現した上で、回転むらの発生が抑制でき、圧力損失など静圧が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性を得ることができる交流電源直結型のブラシレスDCモータを提供することを目的としている。
そして、速度調節ができないことから、換気装置における強制換気モードと風量の少ない常時換気モードのどちらかにしか対応できないので、換気装置への搭載が困難であるという課題があり、2段階以上の速度調節ができることが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、2段階以上の速度調節ができる交流電源直結型のブラシレスDCモータを提供することを目的としている。
本発明の交流電源直結型ブラシレスDCモータは上記目的を達成するために、磁石回転子の磁極位置を検知する磁極位置検出手段と、上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、前記スイッチング素子の上段または下段をPWM制御するとともに、前記磁極位置検出手段の信号を基に、前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁極位置検出手段の信号を基に前記磁石回転子の回転数信号を出力する回転信号出力手段と、前記交流電源を全波整流する整流手段と、この整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧して前記スイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段とを備え、前記回転信号出力手段の出力信号に応じて、前記電流値指示手段によって指示する平均電流値を線形あるいは非線形的に変化させ、回転数が上昇するにしたがい、軸トルクを大きくしたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものである。
この手段により低圧直流電圧を駆動コイルに供給することから、全波整流回路の後段に用いる平滑コンデンサの容量を低く抑えることができるので、等価直列抵抗が高く、使用雰囲気温度による特性変化を有する電解コンデンサを使用しなくても、長寿命で等価直列抵抗が低く、使用雰囲気温度による特性変化が極めて小さいポリマーコンデンサや、フィルムコンデンサや、セラミックコンデンサが使用可能となり、全波通電により低トルクリップル化および高効率化できるので、回路の大幅な小型化、高品質化、長寿命化や、回転むらの発生が抑制できるとともに、電流を小さくし、使用可能な負荷トルクの範囲が広く、高出力域でも低消費電力を実現でき、交流電源の電圧変動の影響を受け受けることがなく、ON/OFFデューティの設定により仕様調整ができることから、仕様調整に要する工数の大幅な削減ができ、さらには、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなるトルク−回転数特性が得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性を実現できる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器が得られる。
また、本発明の交流電源直結型ブラシレスDCモータは上記目的を達成するために、磁石回転子の磁束密度分布を検知する磁束密度分布検知手段と、上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、前記スイッチング素子の上段または下段をPWM制御するとともに、前記磁束密度分布検知手段の信号を基に、前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁束密度分布検知手段の信号を基に前記磁石回転子の回転数信号を出力する回転信号出力手段と、前記交流電源を全波整流する整流手段と、この整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧して前記スイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、前記磁束密度分布検知手段によって検知される磁束密度分布波形が、前記磁石回転子が回転することによって前記駆動コイルに誘起される誘起電圧波形に略相似形となるよう前記磁束密度分布検知手段を配置するとともに、前記駆動ロジック制御手段は前記磁束密度分布検知手段が検出した波形に略相似形の電流を前記駆動コイルに流す電流波形制御手段とを備え、前記回転信号出力手段の出力信号に応じて、前記電流値指示手段によって指示する平均電流値を線形あるいは非線形的に変化させ、回転数が上昇するにしたがい、軸トルクを大きくしたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものである。
この手段により誘起電圧波形と電流波形が略相似形となることから、トルクリップルおよびトルク変化率を小さくし、騒音・振動の発生を抑制するとともに、ブラシレスDCモータの効率が大幅に向上するので、使用可能な負荷トルクの範囲が広くなるとともに、銅損が低減できることによって、低消費電力化が実現でき、低圧直流電圧を駆動コイルに供給することから、全波整流回路の後段に用いる平滑コンデンサの容量を低く抑えることができるので、等価直列抵抗が高く、使用雰囲気温度による特性変化を有する電解コンデンサを使用しなくても、長寿命で等価直列抵抗が低く、使用雰囲気温度による特性変化が極めて小さいポリマーコンデンサや、フィルムコンデンサや、セラミックコンデンサが使用可能となり、回路の大幅な小型化が実現できるとともに、高品質化、長寿命化、回転むらの発生が抑制でき、交流電源の電圧変動の影響を受けることがなく、ON/OFFデューティの設定により仕様調整ができることから、仕様調整に要する工数の大幅な削減ができ、さらには、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなるトルク−回転数特性が得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性を実現できる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器が得られる。
また、本発明の交流電源直結型ブラシレスDCモータは上記目的を達成するために、磁石回転子の磁極位置を検知する磁極位置検出手段と、上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、前記スイッチング素子の上段または下段をPWM制御するとともに、前記磁極位置検出手段の信号を基に、前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁極位置検出手段の信号を基に前記磁石回転子の回転数信号を出力する回転信号出力手段と、前記交流電源を全波整流する整流手段と、この整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧して前記スイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段とを備え、前記回転信号出力手段の出力信号を基に前記磁石回転子の回転数域を分類判別する回転数範囲判別手段を配し、この回転数範囲判別手段によって検知された回転数範囲に応じて、前記電流値指示手段によって指示する平均電流値を変更して、回転数が上昇するにしたがい、段階的に軸トルクを大きくしたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものである。
この手段により低圧直流電圧を駆動コイルに供給することから、全波整流回路の後段に用いる平滑コンデンサの容量を低く抑えることができるので、等価直列抵抗が高く、使用雰囲気温度による特性変化を有する電解コンデンサを使用しなくても、長寿命で等価直列抵抗が低く、使用雰囲気温度による特性変化が極めて小さいポリマーコンデンサや、フィルムコンデンサや、セラミックコンデンサが使用可能となり、全波通電により低トルクリップル化および高効率化できるので、回路の大幅な小型化、高品質化、長寿命化や、回転むらの発生が抑制できるとともに、電流を小さくし、使用可能な負荷トルクの範囲が広く、高出力域でも低消費電力を実現でき、交流電源の電圧変動の影響を受け受けることがなく、ON/OFFデューティの設定により仕様調整ができることから、仕様調整に要する工数の大幅な削減ができ、さらには、回転数域を分類し、その範囲に応じて段階的に電流一定で運転するので、段階的なトルク一定特性が得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性を実現できる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器が得られる。
また、本発明の交流電源直結型ブラシレスDCモータは上記目的を達成するために、磁石回転子の磁束密度分布を検知する磁束密度分布検知手段と、上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、前記スイッチング素子の上段または下段をPWM制御するとともに、前記磁束密度分布検知手段の信号を基に、前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁束密度分布検知手段の信号を基に前記磁石回転子の回転数信号を出力する回転信号出力手段と、前記交流電源を全波整流する整流手段と、この整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧して前記スイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、前記磁束密度分布検知手段によって検知される磁束密度分布波形が、前記磁石回転子が回転することによって前記駆動コイルに誘起される誘起電圧波形に略相似形となるよう前記磁束密度分布検知手段を配置するとともに、前記駆動ロジック制御手段は前記磁束密度分布検知手段が検出した波形に略相似形の電流を前記駆動コイルに流す電流波形制御手段とを備え、前記回転信号出力手段の出力信号を基に前記磁石回転子の回転数域を分類判別する回転数範囲判別手段を配し、この回転数範囲判別手段によって検知された回転数範囲に応じて、前記電流値指示手段によって指示する平均電流値を変更して、回転数が上昇するにしたがい、段階的に軸トルクを大きくしたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものである。
この手段により誘起電圧波形と電流波形が略相似形となることから、トルクリップルおよびトルク変化率を小さくし、騒音・振動の発生を抑制するとともに、ブラシレスDCモータの効率が大幅に向上するので、使用可能な負荷トルクの範囲が広くなるとともに、銅損が低減できることによって、低消費電力化が実現でき、低圧直流電圧を駆動コイルに供給することから、全波整流回路の後段に用いる平滑コンデンサの容量を低く抑えることができるので、等価直列抵抗が高く、使用雰囲気温度による特性変化を有する電解コンデンサを使用しなくても、長寿命で等価直列抵抗が低く、使用雰囲気温度による特性変化が極めて小さいポリマーコンデンサや、フィルムコンデンサや、セラミックコンデンサが使用可能となり、回路の大幅な小型化が実現できるとともに、高品質化、長寿命化、回転むらの発生が抑制でき、交流電源の電圧変動の影響を受けることがなく、ON/OFFデューティの設定により仕様調整ができることから、仕様調整に要する工数の大幅な削減ができ、さらには、回転数域を分類し、その範囲に応じて段階的に電流一定で運転するので、段階的なトルク一定特性が得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性を実現できる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器が得られる。
また、本発明の交流電源直結型ブラシレスDCモータは上記目的を達成するために、磁石回転子の永久磁石は極異方性磁石としたことを特徴とすることを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものである。
この手段により誘起電圧波形と電流波形が略正弦波となることから、トルクリップルおよびトルク変化率をより一層小さくし、騒音・振動の発生をさらに抑制した低騒音化・低振動化が可能な交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器が得られる。
また、本発明の交流電源直結型ブラシレスDCモータは上記目的を達成するために、磁束密度分布検知手段が検出した波形のうち2相分の波形を合成する磁束密度分布波形合成手段を設け、駆動ロジック制御手段は前記磁束密度分布波形合成手段が合成した波形に略相似形の電流を前記駆動コイルに流す駆動ロジック制御手段としたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものである。
この手段により電流波形における3次調波や5次調波などの高調波成分が除去できることから、瞬時トルクに高調波成分の含有を抑制した低騒音化・低振動化が可能な交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器が得られる。
また、本発明の交流電源直結型ブラシレスDCモータは上記目的を達成するために、交流電源を接続する交流電源接続手段を複数設け、この交流電源接続手段への接続箇所に応じて、前記供給電流値制御手段によって略一定に制御する電流値を変更する供給電流設定値変更手段を設けたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものである。
この手段によりインバータ回路に供給する電流値の基準設定値を変更できることから、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなるトルク−回転数特性や、段階的なトルク一定特性が交流電源接続手段の数だけ得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性を交流電源接続手段の数だけ実現できる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器が得られる。
また、本発明の交流電源直結型ブラシレスDCモータは上記目的を達成するために、低圧直流電圧変換手段によって生成された低圧直流電圧をブラシレスDCモータ外部に導出する低圧直流電圧導出端子と、この低圧直流電圧導出端子より導出された低圧直流電圧を減圧した低圧直流電圧を前記供給電流値制御手段によって略一定に制御する電流値の制御信号として、ブラシレスDCモータ内部に導入する供給電流設定値入力手段を設け、この供給電流設定値入力手段より導入した低圧直流電圧の大きさにより、前記インバータ回路に供給する平均電流値を制御することを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものである。
この手段により回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなるトルク−回転数特性や、段階的なトルク一定特性が任意に変更できることから、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性を無段階で設定できる交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器が得られる。
本発明によれば、低圧直流電圧を駆動コイルに供給することから、全波整流回路の後段に用いる平滑コンデンサの容量を低く抑えることができるので、等価直列抵抗が高く、使用雰囲気温度による特性変化を有する電解コンデンサを使用しなくても、長寿命で等価直列抵抗が低く、使用雰囲気温度による特性変化が極めて小さいポリマーコンデンサや、フィルムコンデンサや、セラミックコンデンサが使用可能となり、全波通電により低トルクリップル化および高効率化できるので、回路の大幅な小型化、高品質化、長寿命化や、回転むらの発生が抑制できるとともに、電流を小さくし、使用可能な負荷トルクの範囲が広く、高出力域でも低消費電力を実現でき、交流電源の電圧変動の影響を受け受けることがなく、ON/OFFデューティの設定により仕様調整ができることから、仕様調整に要する工数の大幅な削減ができ、さらには、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなるトルク−回転数特性が得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性を実現できるという効果のある交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器を提供できる。
また、本発明によれば、誘起電圧波形と電流波形が略相似形となることから、トルクリップルおよびトルク変化率を小さくし、騒音・振動の発生を抑制するとともに、ブラシレスDCモータの効率が大幅に向上するので、使用可能な負荷トルクの範囲が広くなるとともに、銅損が低減できることによって、低消費電力化が実現でき、低圧直流電圧を駆動コイルに供給することから、全波整流回路の後段に用いる平滑コンデンサの容量を低く抑えることができるので、等価直列抵抗が高く、使用雰囲気温度による特性変化を有する電解コンデンサを使用しなくても、長寿命で等価直列抵抗が低く、使用雰囲気温度による特性変化が極めて小さいポリマーコンデンサや、フィルムコンデンサや、セラミックコンデンサが使用可能となり、回路の大幅な小型化が実現できるとともに、高品質化、長寿命化、回転むらの発生が抑制でき、交流電源の電圧変動の影響を受けることがなく、ON/OFFデューティの設定により仕様調整ができることから、仕様調整に要する工数の大幅な削減ができ、さらには、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなるトルク−回転数特性が得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性を実現できるという効果のある交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器を提供できる。
また、本発明によれば、低圧直流電圧を駆動コイルに供給することから、全波整流回路の後段に用いる平滑コンデンサの容量を低く抑えることができるので、等価直列抵抗が高く、使用雰囲気温度による特性変化を有する電解コンデンサを使用しなくても、長寿命で等価直列抵抗が低く、使用雰囲気温度による特性変化が極めて小さいポリマーコンデンサや、フィルムコンデンサや、セラミックコンデンサが使用可能となり、全波通電により低トルクリップル化および高効率化できるので、回路の大幅な小型化、高品質化、長寿命化や、回転むらの発生が抑制できるとともに、電流を小さくし、使用可能な負荷トルクの範囲が広く、高出力域でも低消費電力を実現でき、交流電源の電圧変動の影響を受け受けることがなく、ON/OFFデューティの設定により仕様調整ができることから、仕様調整に要する工数の大幅な削減ができ、さらには、回転数域を分類し、その範囲に応じて段階的に電流一定で運転するので、段階的なトルク一定特性が得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性を実現できるという効果のある交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器を提供できる。
また、本発明によれば、誘起電圧波形と電流波形が略相似形となることから、トルクリップルおよびトルク変化率を小さくし、騒音・振動の発生を抑制するとともに、ブラシレスDCモータの効率が大幅に向上するので、使用可能な負荷トルクの範囲が広くなるとともに、銅損が低減できることによって、低消費電力化が実現でき、低圧直流電圧を駆動コイルに供給することから、全波整流回路の後段に用いる平滑コンデンサの容量を低く抑えることができるので、等価直列抵抗が高く、使用雰囲気温度による特性変化を有する電解コンデンサを使用しなくても、長寿命で等価直列抵抗が低く、使用雰囲気温度による特性変化が極めて小さいポリマーコンデンサや、フィルムコンデンサや、セラミックコンデンサが使用可能となり、回路の大幅な小型化が実現できるとともに、高品質化、長寿命化、回転むらの発生が抑制でき、交流電源の電圧変動の影響を受けることがなく、ON/OFFデューティの設定により仕様調整ができることから、仕様調整に要する工数の大幅な削減ができ、さらには、回転数域を分類し、その範囲に応じて段階的に電流一定で運転するので、段階的なトルク一定特性が得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性を実現できるという効果のある交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器を提供できる。
また、本発明によれば、誘起電圧波形と電流波形が略正弦波となることから、トルクリップルおよびトルク変化率をより一層小さくし、騒音・振動の発生をさらに抑制した低騒音化・低振動化が可能になるという効果のある交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器を提供できる。
また、本発明によれば、電流波形における3次調波や5次調波などの高調波成分が除去できることから、瞬時トルクに高調波成分の含有を抑制した低騒音化・低振動化が可能になるという効果のある交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器を提供できる。
また、本発明によれば、インバータ回路に供給する電流値の基準設定値を変更できることから、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなるトルク−回転数特性や、段階的なトルク一定特性が交流電源接続手段の数だけ得られるため、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性を交流電源接続手段の数だけ実現できるという効果のある交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器を提供できる。
また、本発明によれば、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなるトルク−回転数特性や、段階的なトルク一定特性が任意に変更できることから、ファンモータとした時には圧力損失など静圧が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性を無段階で設定できるという効果のある交流電源直結型のブラシレスDCモータおよび電気機器を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、磁石回転子の磁極位置を検知する磁極位置検出手段と、上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、前記スイッチング素子の上段または下段をPWM制御するとともに、前記磁極位置検出手段の信号を基に、前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁極位置検出手段の信号を基に前記磁石回転子の回転数信号を出力する回転信号出力手段と、前記交流電源を全波整流する整流手段と、この整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧して前記スイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段とを備え、前記回転信号出力手段の出力信号に応じて、前記電流値指示手段によって指示する平均電流値を線形あるいは非線形的に変化させたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものであり、整流後の高圧電圧をチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段にて略一定の低圧直流電圧に変換して駆動コイルに供給することから、全波整流後の平滑コンデンサは電圧不足となる非常に短い期間(例えば、AC100V50Hzを低圧直流電圧45Vに変換するならば2.1ミリ秒程度)を補うだけの容量に低く抑えることができるので、等価直列抵抗が高く、使用雰囲気温度による特性変化を有する電解コンデンサを使用しなくても、長寿命で等価直列抵抗が低く、使用雰囲気温度による特性変化が極めて小さいポリマーコンデンサや、フィルムコンデンサや、セラミックコンデンサが使用可能となるとともに、電源効率は向上し、出力は交流電源の電圧変動の影響を受けることなく、全波通電により低トルクリップル化およびモータ効率が向上するうえ、ON/OFFデューティの設定により、仕様調整が可能になるとともに、供給電流値制御手段インバータ回路への供給電流が一定になるように制御するので、2次側の平滑コンデンサの容量を下げることが可能となるうえ、回転信号出力手段の出力信号に応じて、電流値指示手段によって指示する平均電流値を線形あるいは非線形的に変化させたことにより、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなるトルク−回転数特性が得られるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、磁石回転子の磁束密度分布を検知する磁束密度分布検知手段と、上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、前記スイッチング素子の上段または下段をPWM制御するとともに、前記磁束密度分布検知手段の信号を基に、前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁束密度分布検知手段の信号を基に前記磁石回転子の回転数信号を出力する回転信号出力手段と、前記交流電源を全波整流する整流手段と、この整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧して前記スイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、前記磁束密度分布検知手段によって検知される磁束密度分布波形が、前記磁石回転子が回転することによって前記駆動コイルに誘起される誘起電圧波形に略相似形となるよう前記磁束密度分布検知手段を配置するとともに、前記駆動ロジック制御手段は前記磁束密度分布検知手段が検出した波形に略相似形の電流を前記駆動コイルに流す電流波形制御手段とを備え、前記回転信号出力手段の出力信号に応じて、前記電流値指示手段によって指示する平均電流値を線形あるいは非線形的に変化させたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものであり、誘起電圧波形と電流波形が略相似形となることから、トルクリップルおよびトルク変化率を小さくし、ブラシレスDCモータの効率が大幅に向上するとともに、整流後の高圧電圧をチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段にて略一定の低圧直流電圧に変換して駆動コイルに供給することから、全波整流後の平滑コンデンサは電圧不足となる非常に短い期間(例えば、AC100V50Hzを低圧直流電圧45Vに変換するならば2.1ミリ秒程度)を補うだけの容量に低く抑えることができるので、等価直列抵抗が高く、使用雰囲気温度による特性変化を有する電解コンデンサを使用しなくても、長寿命で等価直列抵抗が低く、使用雰囲気温度による特性変化が極めて小さいポリマーコンデンサや、フィルムコンデンサや、セラミックコンデンサが使用可能となるとともに、電源効率は向上し、出力は交流電源の電圧変動の影響を受けないうえ、ON/OFFデューティの設定により、仕様調整が可能になるとともに、供給電流値制御手段がインバータ回路への供給電流が一定になるように制御するので、2次側の平滑コンデンサの容量を下げることが可能となるうえ、回転信号出力手段の出力信号に応じて、電流値指示手段によって指示する平均電流値を線形あるいは非線形的に変化させたことにより、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなるトルク−回転数特性が得られるという作用を有する。
請求項3に記載の発明は、磁石回転子の磁極位置を検知する磁極位置検出手段と、上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、前記スイッチング素子の上段または下段をPWM制御するとともに、前記磁極位置検出手段の信号を基に、前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁極位置検出手段の信号を基に前記磁石回転子の回転数信号を出力する回転信号出力手段と、前記交流電源を全波整流する整流手段と、この整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧して前記スイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段とを備え、前記回転信号出力手段の出力信号を基に前記磁石回転子の回転数域を分類判別する回転数範囲判別手段を配し、この回転数範囲判別手段によって検知された回転数範囲に応じて、前記電流値指示手段によって指示する平均電流値を変更することを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものであり、整流後の高圧電圧をチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段にて略一定の低圧直流電圧に変換して駆動コイルに供給することから、全波整流後の平滑コンデンサは電圧不足となる非常に短い期間(例えば、AC100V50Hzを低圧直流電圧45Vに変換するならば2.1ミリ秒程度)を補うだけの容量に低く抑えることができるので、等価直列抵抗が高く、使用雰囲気温度による特性変化を有する電解コンデンサを使用しなくても、長寿命で等価直列抵抗が低く、使用雰囲気温度による特性変化が極めて小さいポリマーコンデンサや、フィルムコンデンサや、セラミックコンデンサが使用可能となるとともに、電源効率は向上し、出力は交流電源の電圧変動の影響を受けないうえ、ON/OFFデューティの設定により、仕様調整が可能になるとともに、供給電流値制御手段がインバータ回路への供給電流が一定になるように制御するので、2次側の平滑コンデンサの容量を下げることが可能となるうえ、回転数域を分類し、その範囲に応じて段階的に電流一定で運転するので、段階的なトルク一定特性が得られるという作用を有する。
請求項4に記載の発明は、磁石回転子の磁束密度分布を検知する磁束密度分布検知手段と、上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、前記スイッチング素子の上段または下段をPWM制御するとともに、前記磁束密度分布検知手段の信号を基に、前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁束密度分布検知手段の信号を基に前記磁石回転子の回転数信号を出力する回転信号出力手段と、前記交流電源を全波整流する整流手段と、この整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧して前記スイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、前記磁束密度分布検知手段によって検知される磁束密度分布波形が、前記磁石回転子が回転することによって前記駆動コイルに誘起される誘起電圧波形に略相似形となるよう前記磁束密度分布検知手段を配置するとともに、前記駆動ロジック制御手段は前記磁束密度分布検知手段が検出した波形に略相似形の電流を前記駆動コイルに流す電流波形制御手段とを備え、前記回転信号出力手段の出力信号を基に前記磁石回転子の回転数域を分類判別する回転数範囲判別手段とを配し、この回転数範囲判別手段によって検知された回転数範囲に応じて、前記電流値指示手段によって指示する平均電流値を変更することを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものであり、誘起電圧波形と電流波形が略相似形となることから、トルクリップルおよびトルク変化率を小さくし、ブラシレスDCモータの効率が大幅に向上するとともに、整流後の高圧電圧をチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段にて略一定の低圧直流電圧に変換して駆動コイルに供給することから、全波整流後の平滑コンデンサは電圧不足となる非常に短い期間(例えば、AC100V50Hzを低圧直流電圧45Vに変換するならば2.1ミリ秒程度)を補うだけの容量に低く抑えることができるので、等価直列抵抗が高く、使用雰囲気温度による特性変化を有する電解コンデンサを使用しなくても、長寿命で等価直列抵抗が低く、使用雰囲気温度による特性変化が極めて小さいポリマーコンデンサや、フィルムコンデンサや、セラミックコンデンサが使用可能となるとともに、電源効率は向上し、出力は交流電源の電圧変動の影響を受けないうえ、ON/OFFデューティの設定により、仕様調整が可能になるとともに、供給電流値制御手段がインバータ回路への供給電流が一定になるように制御するので、2次側の平滑コンデンサの容量を下げることが可能となるうえ、回転数域を分類し、その範囲に応じて段階的に電流一定で運転するので、段階的なトルク一定特性が得られるという作用を有する。
請求項5に記載の発明は、磁石回転子の永久磁石を極異方性磁石とした交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものであり、誘起電圧波形と電流波形が略正弦波となることから、トルクリップルおよびトルク変化率をより一層小さくし、騒音・振動の発生をさらに抑制するという作用を有する。
請求項6に記載の発明は、磁束密度分布検知手段が検出した波形のうち2相分の波形を合成する磁束密度分布波形合成手段を設け、駆動ロジック制御手段は前記磁束密度分布波形合成手段が合成した波形に略相似形の電流を前記駆動コイルに流す駆動ロジック制御手段としたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものであり、電流波形における3次調波や5次調波などの高調波成分が除去できるという作用を有する。
請求項7に記載の発明は、交流電源を接続する交流電源接続手段を複数設け、この交流電源接続手段への接続箇所に応じて、供給電流値制御手段によって略一定に制御する電流値を変更する供給電流設定値変更手段を設けたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものであり、交流電源接続手段の数だけ、インバータ回路に供給する電流値の基準設定値を変更できることから、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなるトルク−回転数特性や、段階的なトルク一定特性が複数得られるという作用を有する。
請求項8に記載の発明は、低圧直流電圧変換手段によって生成された低圧直流電圧をブラシレスDCモータ外部に導出する低圧直流電圧導出端子と、この低圧直流電圧導出端子より導出された低圧直流電圧を減圧した低圧直流電圧を前記供給電流値制御手段によって略一定に制御する電流値の制御信号として、ブラシレスDCモータ内部に導入する供給電流設定値入力手段を設け、この供給電流設定値入力手段より導入した低圧直流電圧の大きさにより、前記インバータ回路に供給する平均電流値を制御することを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータの構成としたものであり、外部に設置した減圧回路により、インバータ回路に供給する電流値の基準設定値を任意に変更できることから、回転数が上昇するにしたがって、軸トルクが一段と大きくなるトルク−回転数特性や、段階的なトルク一定特性が無段階に得られるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図6に示すように、1は交流電源直結型のブラシレスDCモータで、10は複数のスロットを有する固定子鉄心14に絶縁材にて形成されたインシュレータ11を介して駆動コイル2を巻装した固定子で、固定子10は不飽和ポリエステルなどの熱硬化性樹脂28にてモールド成形されて外被を形成しており、26はブラケットで軸受け27を保持している。3は磁石回転子であり、プラスチックマグネットを射出成形時に極配向させてシャフト29と一体成形して形成しており、主磁極部は極異方性磁石3aとなっている。4は極異方性磁石3aの磁束密度分布を検知する磁束密度分布検知手段となるホール素子で、このホール素子4の検知した波形が極異方性磁石3aによって駆動コイル2に誘起される誘起電圧波形と略相似となるようにホール素子4と極異方性磁石3aの空隙を設定して配置している。12は磁束密度分布波形合成手段で、駆動コイル2のu相に供給する電流波形の高調波成分を除去するために、ホール素子4のu相波形からv相波形を減算し、同様に駆動コイル2のv相にはホール素子4のv相波形からw相波形を減算し、駆動コイルのw相にはホール素子4のw相波形からu相波形を減算している。Q1、Q3、Q5は上段側スイッチング素子で、Q2、Q4、Q6は下段側スイッチング素子であり、ブリッジ接続してインバータ回路6を形成している。5は駆動ロジック制御手段で、駆動コイル2に所定の方向と順序で順次全波通電となるようスイッチング素子Q1〜Q6のON/OFFを制御し、24はPWM制御手段で、下段側スイッチング素子Q2、Q4、Q6をPWM制御する。電流波形制御手段7は磁束密度分布波形合成手段12によって高調波成分を除去した波形に略相似形になるように、フィードバック制御しながら下段側スイッチング素子Q2、Q4、Q6のON/OFFデューティを調整する。15は商用交流電源を接続する交流電源接続手段であり、15aは強出力接続端子、15bは弱出力接続端子、15cは共通接続端子である。9は交流電源を全波整流する整流手段で、8は整流手段9にて全波整流されたリップルを有する高圧の電圧を45V以下の略一定の低圧直流電圧に変換するチョッパ回路にて構成された低圧直流電圧変換手段で、この低圧直流電圧変換手段8と整流手段9の間には、交流100V50Hzを全波整流した時に電圧不足となる期間を補うとともに、低圧直流電圧変換手段8を構成するチョッパ回路を確実に発振させるために、小容量の平滑コンデンサ18としてポリマーコンデンサを配している。低圧直流電圧変換手段8にて変換された低圧直流電圧はインバータ回路6を介して駆動コイル2に供給される。23は低圧直流電圧変換手段8にて変換された低圧直流電圧を減圧してPWM制御手段24のON/OFFデューティを指示するデューティ指示電圧生成手段である。17は磁束密度分布検知手段4が検知した波形から、パルス状の波形を出力する回転信号出力手段で、21はインバータ回路6に供給される電流を検知する電流検出手段で、22は供給電流値制御手段である。この供給電流値制御手段22は電流検出手段21にて検出するインバータ回路6に供給される平均電流値が電流値指示手段19によって指示された電流値と同等になるように、デューティ指示電圧生成手段23を制御することにより、PWM制御手段24のON/OFFデューティを可変しながらフィードバック制御する。そして、電流値指示手段19は回転信号出力手段17より出力されるパルス波形をF/V変換した後の電圧値の大きさに応じて、インバータ回路6に供給する電流を基準設定値に対して非線形変化(高次式比例)させて指示する。この時、インバータ回路6の許容消費電力を考慮した上でインバータ回路6に供給する電流に上限を設け、回転数が上昇しても電流を制御することがないよう、そのポイントにてPWM制御におけるONデューティが100%になるよう設定するとともに、ONデューティ100%で一定運転する区間を設けている。25は外部スイッチで、強出力接続端子15aまたは弱出力接続端子15bのどちらかに接続する構成であり、13は速度調節指示検知手段であって、外部スイッチ25が強出力接続端子15aまたは弱出力接続端子15bのどちらに接続されているのかを検知し、供給電流設定値変更手段20がインバータ回路6に供給する電流の基準設定値を変更する構成である。そして、図1において一点鎖線にて囲まれた電子部品の内、平滑コンデンサ18と、低圧直流電圧変換手段8を構成する部品の一つとなるコイル、2次側平滑コンデンサ(図示せず)を除いて、アルミ製基板の上に実装、配線接続して形成したワンチップIC16の構成になっている。そして、31は交流電源直結型ブラシレスDCモータ1を搭載し、遠心型送風機30を内蔵した換気装置である。
このような本発明の交流電源直結型のブラシレスDCモータ1によれば、電流値指示手段19が回転信号出力手段17の出力信号に応じて、デューティ指示電圧生成手段23を制御してPWM制御手段24のON/OFFデューティを可変しながら、インバータ回路6に供給する電流を基準設定値に対して非線形変化(高次式比例)させて指示するので、回転数が高くなれば供給電流も大きくなり、逆に回転数が低くなれば供給電流も小さくなるため、図4に示すように、モータのトルク−回転数特性は回転数が上昇するにしたがって軸トルクが一段と大きくなる特性が得られることとなり、この特性によって、遠心型送風機30を搭載する換気装置31では、図6に示すように、外風圧やダクト長さなどの圧力損失が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性が得られる。ここで、非線形変化(高次式比例)における変化量はファン負荷などの負荷量から、トルク−回転数特性の特性カーブの最適な傾きとなるように適宜設定すれば良い。
また、交流電源接続手段15において、強出力接続端子15aと弱出力接続端子15bのように2箇所設け、速度調節指示検知手段13が強出力接続端子15aに接続されているのか、弱出力接続端子15bに接続されているのかを検知し、その結果に基づいて供給電流設定値変更手段20がインバータ回路6に供給する電流の基準設定値を変更することにより、2段階のトルク−回転数特性が得られるので、交流電源ラインの接続切り替えによる速度調節が可能な交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られる。ここで、交流電源接続手段15において、その接続端子の数量に応じて、供給電流設定値変更手段20が基準設定値を変更すれば、接続端子の数だけ速度調節ができることとなる。
また、全波整流する整流手段9によって整流されたリプルを有する高圧電圧を、低圧直流電圧変換手段8が45V以下の略平坦かつ略一定な低圧直流電圧に変換し、駆動電源として駆動コイル2に供給することにより、全波整流後の平滑コンデンサ18は電圧不足となる非常に短い期間を補い、チョッパ回路を安定発振させるだけの容量に低く抑えることができるので、コンデンサの小型化、省スペース化ができるとともに、等価直列抵抗が高く、使用雰囲気温度による特性変化を有する電解コンデンサを使用しなくても、長寿命で等価直列抵抗が低く、使用雰囲気温度による特性変化が極めて小さいポリマーコンデンサや、フィルムコンデンサや、セラミックコンデンサが使用可能となるため、大幅な小型化、温度特性の変化がないなどの高品質化、長寿命化ができる交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られる。
また、低圧直流電圧変換手段8が略平坦かつ略一定な低圧直流電圧にするので、交流電源の電圧変動が生じても、特性変化のない交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られる。
また、平滑コンデンサ18の容量が少なくても、供給電流値制御手段22がインバータ回路6に供給する電流を略一定に制御するので、トルクリップルや回転むらを抑えた交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られる。そして、ファン駆動用に使用しても送風量の安定化が実現できる。ここで、低圧直流電圧変換手段8に使用する2次側平滑コンデンサの容量が少なくても同様の作用効果がある。
また、低圧直流電圧変換手段8にて生成した低圧直流電圧をデューティ指示電圧生成手段23にて減圧してPWM制御手段24のON/OFFデューティとすることによって、特性調整が可能となるので、巻線仕様の変更等の大幅な仕様調整が必要なくなるため、交流電源直結型ブラシレスDCモータ1の特性調整が簡素化できる。
また、駆動ロジック制御手段5が3相全波駆動することにより、死点を考慮する必要がなくなるうえ、トルクリップルやトルク変化率を小さくでき、駆動電流を小さくできるとともに、高出力領域での銅損を削減できるため、騒音・振動の発生を抑制し、使用可能な負荷トルクの範囲が広く、高出力領域であっても低消費電力を実現できる交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られる。
また、磁束密度分布検知手段4の検知する波形が極異方性磁石3aによって駆動コイル2に誘起される誘起電圧波形と略相似となるように磁束密度分布検知手段4と磁石の空隙を設定して配置し、電流波形制御手段7は磁束密度分布検知手段4が検知した磁束密度分布波形に略相似形の電流を駆動コイル2に流すことにより、誘起電圧波形と電流波形が略相似となるので、トルクリップルおよびトルク変化率を一層低く抑えることができるとともに、モータ効率が大幅に向上するため、低騒音化、高効率化を実現した交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られる。
また、磁石回転子3の主磁極部を極異方性磁石3aとすることにより、誘起電圧波形も電流波形もともに正弦波となることから、トルクリップルおよびトルク変化率をより一層低く抑えることができるとともに、モータ効率も大幅に向上するので、静音化、高効率化を実現した交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られる。
また、磁束密度分布波形合成手段12が、磁束密度分布検知手段4が検知したu相、v相、w相の波形を合成することにより、各相の磁束密度分布検知手段4のばらつきの影響が小さくなるとともに、u相、v相、w相各相の磁束密度分布波形は、基本的には位相が単にずれただけの波形であることから、2相を減算合成することにより、検知した磁束密度分布波形に含まれた高調波成分が除去されるので、回転むらの発生が抑制できるとともに、トルクリップルおよびトルク変化率をさらに低く抑えることができるため、高品質化を実現した交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られる。
また、熱硬化性樹脂28にて一体的にモールドするので、平滑コンデンサ18においては吸湿劣化等の構造上の対策が簡素化できるうえ、低圧直流電圧変換手段8を構成するスイッチング素子、ダイオード、コイル等の発熱部品の温度上昇を抑制できることから、一層の小型化、低コスト化が実現できることとなる。
なお、本実施の形態1では電流値指示手段19が回転信号出力手段17の出力信号に応じて、インバータ回路6に供給する電流を基準設定値に対して非線形変化(高次式比例)させて指示する構成としたが、線形変化(1次比例)させる構成でも良く、ファン負荷などの負荷量から、トルク−回転数特性の特性カーブの最適な傾きとなるように適宜設定することによって同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では回転信号出力手段17はパルス状の波形を出力して、その周波数から回転数を把握する構成としたが、抵抗とコンデンサを用いて平坦な電圧を出力し、その電圧値から回転数を把握する構成としても良く、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態1では回転信号出力手段17は磁束密度分布検知手段4から回転数を把握したが、駆動コイル2への通電切り替えタイミングを利用したり、ホールIC等の磁極検知素子を別途設ける構成でも良く、回転数に応じて供給電流を変化させることによる作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態1では駆動コイル2に供給される電流波形を、誘起電圧波形に略相似形となるように構成したが、用途、商品の要求される騒音レベルに応じて、120度矩形波通電や、140度、150度通電のように広角通電方式としても良く、モータのトルク−回転数特性は回転数が上昇するにしたがって軸トルクが一段と大きくなる特性が得られるとともに、全波整流後の平滑コンデンサの容量を低く抑え、回転むらを抑制し、高出力領域での銅損の削減による、大幅な小型化、高品質化、長寿命化、使用可能な負荷トルクの範囲が広く、高出力領域であっても低消費電力を実現できる交流電源直結型のブラシレスDCモータが得られることに差異は生じない。
また、本実施の形態1では磁束密度分布検知手段4を用いた構成としたが、非通電相に誘起される誘起電圧や、電流を検知して磁石回転子に対する通電位相を決める方式としても良く、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態1では下段側スイッチング素子Q2、Q4、Q6をPWM制御したが、上段側スイッチング素子Q1、Q3、Q5をPWM制御しても良く、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態1では電流検出手段21をGND側に設けたが、電源側に設けても良く、その作用効果に差異を生じない。
(実施の形態2)
図7および図8に示すように、36は遠心型送風機37と、この遠心型送風機37のシロッコファンを回転させる交流電源直結型ブラシレスDCモータ32を搭載した換気装置の一種である天井埋め込み型の換気装置である。33は低圧直流電圧変換手段8にて生成した低圧直流電圧をブラシレスDCモータ32外部に導出する低圧直流電圧導出端子で、この低圧直流電圧導出端子33より導出した低圧電源をブラシレスDCモータ32外部に近接した抵抗分圧回路などにて形成した減圧手段34にて減圧して、供給電流値指示電圧に変換し、この供給電流値指示電圧を供給電流設定値入力手段35よりブラシレスDCモータ32内部に導入し、この供給電流値指示電圧の大きさに応じて供給電流設定値変更手段20がインバータ回路6に供給する電流の基準設定値を変更し、電流値指示手段19は回転信号出力手段17より出力されるパルス波形をF/V変換した後の電圧値の大きさに応じて、インバータ回路6に供給する電流を基準設定値に対して非線形変化(高次式比例)させて指示する構成であり、その他の整流手段9、小容量平滑コンデンサ18、低圧直流電圧変換手段8、磁束密度分布検知手段4、磁束密度分布波形合成手段12、駆動ロジック制御手段5、インバータ回路6、電流波形制御手段7、固定子10、磁石回転子3、交流電源接続手段15、PWM制御手段24、およびデューティ指示電圧生成手段23などの構成については実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
このような本発明の交流電源直結型のブラシレスDCモータ32によれば、低圧直流電圧変換手段8によって生成された低圧直流電圧をブラシレスDCモータ32外部に導出する低圧直流電圧導出端子33と、この低圧直流電圧導出端子33より導出された低圧直流電圧を減圧した低圧直流電圧をブラシレスDCモータ32内部に導入する供給電流設定値入力手段35を設け、この供給電流設定値入力手段35より導入した低圧直流電圧の大きさに応じて供給電流設定値変更手段20がインバータ回路6に供給する電流の基準設定値を変更する構成とすることによって、ブラシレスDCモータ32外部に簡単な減圧手段34を近設することにより、モータのトルク−回転数特性は回転数が上昇するにしたがって軸トルクが一段と大きくなる特性が無段階で任意に得られることとなり、この特性によって、遠心型送風機37を搭載する換気装置36では、外風圧やダクト長さなどの圧力損失が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性が無段階で任意に得られる。ここで、非線形変化(高次式比例)における変化量はファン負荷などの負荷量から、トルク−回転数特性の特性カーブの最適な傾きとなるように適宜設定すれば良い。
なお、実施の形態1と同様の構成における作用効果に差異は生じない。
また、本実施の形態2では供給電流設定値入力手段35から導入した低圧直流電圧の大きさに応じて、インバータ回路6に供給する電流の基準設定値を変更したが、低圧直流電圧変換手段8にて生成した低圧直流電圧と供給電流設定値入力手段35から導入した低圧直流電圧の比に応じて変更する構成でも良く、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態2では電流値指示手段19が回転信号出力手段17の出力信号に応じて、インバータ回路6に供給する電流を基準設定値に対して非線形変化(高次式比例)させて指示する構成としたが、線形変化(1次比例)させる構成でも良く、ファン負荷などの負荷量から、トルク−回転数特性の特性カーブの最適な傾きとなるように適宜設定することによって同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施の形態2では、低圧直流電圧変換手段8にて生成した低圧直流電圧をそのまま低圧直流電圧導出端子33よりブラシレスDCモータ32外部へ導出したが、低圧直流電圧変換手段8にて生成した低圧直流電圧を減圧してから導出しても良く、その作用効果に差異を生じない。
(実施の形態3)
図9〜図12に示すように、43は遠心型送風機44と、この遠心型送風機44のシロッコファンを回転させる交流電源直結型ブラシレスDCモータ38を内蔵した換気装置であり、交流電源直結型ブラシレスDCモータ38には、整流手段9、小容量平滑コンデンサ18、低圧直流電圧変換手段8、磁束密度分布検知手段4、磁束密度分布波形合成手段12、回転信号出力手段17、駆動ロジック制御手段5、インバータ回路6、電流波形制御手段7、PWM制御手段24、速度調節指示検知手段13,電流検出手段21、供給電流値制御手段42、供給電流設定値変更手段41、回転数範囲判別手段39、電流値指示手段40を同一のプリント基板上に実装した上でブラシレスDCモータ38内に内蔵している。磁石回転子3の回転数域を分類判別する回転数範囲判別手段39は、回転信号出力手段17から出力されるパルス波形をF/V変換した後の電圧値の電圧範囲を判別する。供給電流値制御手段42は電流検出手段21にて検出するインバータ回路6に供給される平均電流値が電流値指示手段19によって指示された電流値と同等になるように、デューティ指示電圧生成手段23を制御することにより、PWM制御手段24のON/OFFデューティを可変しながらフィードバック制御する。そして、電流値指示手段40は回転数範囲判別手段39によって判別された回転数域に応じて、インバータ回路6に供給する電流を基準設定値に対して段階的に変化させて指示する。この時、インバータ回路6の許容消費電力を考慮した上でインバータ回路6に供給する電流に上限を設け、回転数が上昇しても電流を制御することがないよう、そのポイントにてPWM制御におけるONデューティが100%になるよう設定するとともに、ONデューティ100%で一定運転する区間を設けている。15は商用交流電源を接続する交流電源接続手段で、15aは強出力接続端子、15bは弱出力接続端子、15cは共通接続端子である。25は外部スイッチで、強出力接続端子15aまたは弱出力接続端子15bのどちらかに接続する構成であり、速度調節指示検知手段13は外部スイッチ25が強出力接続端子15aまたは弱出力接続端子15bのどちらに接続されているのかを検知し、供給電流設定値変更手段41が速度調節指示検知手段13の出力信号を受けてインバータ回路6に供給する電流の基準設定値を変更する構成である。そして、図9において一点鎖線にて囲まれた電子部品の内、平滑コンデンサ18と、低圧直流電圧変換手段8を構成する部品の一つとなるコイル、2次側平滑コンデンサ(図示せず)を除いて、アルミナ製基板の上に実装、配線接続して形成したワンチップIC45の構成になっている。その他の磁石回転子3、固定子10などの構成は実施の形態1と同じであり、同一部分には同一番号を付して詳細な説明は省略する。
このような本発明の交流電源直結型のブラシレスDCモータ38によれば、電流値指示手段40が回転数範囲判別手段39によって判別された回転数域に応じて、インバータ回路6に供給する電流を基準設定値に対して段階的に変化させて指示するので、回転数が高くなれば供給電流も大きくなり、逆に回転数が低くなれば供給電流も小さくなるため、図11に示すように、モータのトルク−回転数特性は回転数が上昇するにしたがって軸トルクが段階的に大きくなる特性が得られることとなり、この特性によって、遠心型送風機44を搭載する換気装置43では、図12に示すように、外風圧やダクト長さなどの圧力損失が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性が得られる。ここで、電流値指示手段40がインバータ回路6に供給する電流を基準設定値に対して段階的に変化させる変化量はファン負荷などの負荷量から、トルク−回転数特性の特性カーブの最適な傾きとなるように適宜設定すれば良い。図11において、破線部は回転数が下降した場合と、回転数が上昇した場合にヒステリシスを持たして制御する部分であり、ヒステリシスの度合いはハンチング等の不具合が生じないように適宜設定すれば良い。
なお、実施の形態1と同様の構成における作用効果に差異は生じない。
また、強出力接続端子15a、弱出力接続端子15b、速度調節指示検知手段13に替えて、実施の形態2に示した低圧直流電圧変換手段によって生成された低圧直流電圧をブラシレスDCモータ外部に導出する低圧直流電圧導出端子と、この低圧直流電圧導出端子より導出された低圧直流電圧を減圧した低圧直流電圧をブラシレスDCモータ内部に導入する供給電流設定値入力手段を設け、この供給電流設定値入力手段より導入した低圧直流電圧の大きさに応じて供給電流設定値変更手段がインバータ回路に供給する電流の基準設定値を変更する構成とすることによって、モータのトルク−回転数特性において、回転数が上昇するにしたがって軸トルクが段階的に大きくなる特性が無段階で任意に得られることとなり、この特性によって、遠心型送風機を搭載する換気装置では、外風圧やダクト長さなどの圧力損失が変化しても風量が大きく変化しない静圧−風量特性が無段階で任意に得られる。
以上のように、本発明にかかる交流電源直結型ブラシレスDCモータは、トルク−回転数特性において、回転数が上昇するにしたがって軸トルクが大きくなる特性が得られることから、遠心型送風機を内蔵し、静圧の変化があっても、大きな風量変化が無いことが要求される電気機器である換気装置、給湯機、エアコンなどの空気調和機、空気清浄機、除湿機、乾燥機、ファンフィルタユニットなどへの搭載が有用である。
本発明の実施の形態1における交流電源直結型ブラシレスDCモータを示すブロック図 同ブラシレスDCモータを示す断面図 同ブラシレスDCモータの整流後の電圧波形を示すグラフ 同ブラシレスDCモータのトルク−回転数特性を示すグラフ 同ブラシレスDCモータを搭載した換気装置を示す三面図 同ブラシレスDCモータを搭載した換気装置の静圧−風量特性を示すグラフ 本発明の実施の形態2における交流電源直結型ブラシレスDCモータを示すブロック図 同ブラシレスDCモータを搭載した換気装置を示す三面図 本発明の実施の形態3における交流電源直結型ブラシレスDCモータを示すブロック図 同ブラシレスDCモータのトルク−回転数特性を示すグラフ 同ブラシレスDCモータを搭載した換気装置を示す三面図 同ブラシレスDCモータを搭載した換気装置の静圧−風量特性を示すグラフ 従来のDCモータを示す回路図 同DCモータを示す断面図 同DCモータを示す斜視図 同DCモータと誘導電動機のトルク−回転数特性を比較するグラフ
符号の説明
1 ブラシレスDCモータ
2 駆動コイル
3 磁石回転子
4 磁束密度分布検知手段
5 駆動ロジック制御手段
6 インバータ回路
7 電流波形制御手段
8 低圧直流電圧変換手段
9 整流手段
10 固定子
11 インシュレータ
12 磁束密度分布波形合成手段
13 速度調節指示検知手段
14 固定子鉄心
15 交流電源接続手段
15a 強出力接続端子
15b 弱出力接続端子
15c 共通接続端子
16 ワンチップIC
17 回転信号出力手段
18 平滑コンデンサ
19 電流値指示手段
20 供給電流設定値変更手段
21 電流検出手段
22 供給電流値制御手段
23 デューティ指示電圧生成手段
24 PWM制御手段
25 スイッチ
26 ブラケット
27 軸受け
28 熱硬化性樹脂
29 シャフト
30 遠心型送風機
31 換気装置
32 ブラシレスDCモータ
33 低圧直流電圧導出端子
34 減圧手段
35 供給電流設定値入力手段
36 換気装置
37 遠心型送風機
38 ブラシレスDCモータ
39 回転数範囲判別手段
40 電流値指示手段
41 供給電流設定値変更手段
42 供給電流値制御手段
43 換気装置
44 遠心型送風機
Q1 上段側スイッチング素子
Q2 下段側スイッチング素子
Q3 上段側スイッチング素子
Q4 下段側スイッチング素子
Q5 上段側スイッチング素子
Q6 下段側スイッチング素子

Claims (10)

  1. 交流電源に直結するブラシレスDCモータであって、固定子鉄心に絶縁体を介して駆動コイルを巻装した固定子と、永久磁石を備えた磁石回転子と、この磁石回転子の磁極位置を検知する磁極位置検出手段と、上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、前記スイッチング素子の上段または下段をPWM制御するとともに、前記磁極位置検出手段の信号を基に、前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁極位置検出手段の信号を基に前記磁石回転子の回転数信号を出力する回転信号出力手段と、前記交流電源を全波整流する整流手段と、この整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧して前記スイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段とを備え、前記回転信号出力手段の出力信号に応じて、前記電流値指示手段によって指示する平均電流値を線形あるいは非線形的に変化させ、回転数が上昇するにしたがい、軸トルクを大きくしたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータ。
  2. 交流電源に直結するブラシレスDCモータであって、固定子鉄心に絶縁体を介して駆動コイルを巻装した固定子と、永久磁石を備えた磁石回転子と、この磁石回転子の磁束密度分布を検知する磁束密度分布検知手段と、上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、前記スイッチング素子の上段または下段をPWM制御するとともに、前記磁束密度分布検知手段の信号を基に、前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁束密度分布検知手段の信号を基に前記磁石回転子の回転数信号を出力する回転信号出力手段と、前記交流電源を全波整流する整流手段と、この整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧して前記スイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、前記磁束密度分布検知手段によって検知される磁束密度分布波形が、前記磁石回転子が回転することによって前記駆動コイルに誘起される誘起電圧波形に略相似形となるよう前記磁束密度分布検知手段を配置するとともに、前記駆動ロジック制御手段は前記磁束密度分布検知手段が検出した波形に略相似形の電流を前記駆動コイルに流す電流波形制御手段とを備え、前記回転信号出力手段の出力信号に応じて、前記電流値指示手段によって指示する平均電流値を線形あるいは非線形的に変化させ、回転数が上昇するにしたがい、軸トルクを大きくしたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータ。
  3. 交流電源に直結するブラシレスDCモータであって、固定子鉄心に絶縁体を介して駆動コイルを巻装した固定子と、永久磁石を備えた磁石回転子と、この磁石回転子の磁極位置を検知する磁極位置検出手段と、上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、前記スイッチング素子の上段または下段をPWM制御するとともに、前記磁極位置検出手段の信号を基に、前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁極位置検出手段の信号を基に前記磁石回転子の回転数信号を出力する回転信号出力手段と、前記交流電源を全波整流する整流手段と、この整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧して前記スイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段とを備え、前記回転信号出力手段の出力信号を基に前記磁石回転子の回転数域を分類判別する回転数範囲判別手段を配し、この回転数範囲判別手段によって検知された回転数範囲に応じて、前記電流値指示手段によって指示する平均電流値を変更して、回転数が上昇するにしたがい、段階的に軸トルクを大きくしたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータ。
  4. 交流電源に直結するブラシレスDCモータであって、固定子鉄心に絶縁体を介して駆動コイルを巻装した固定子と、永久磁石を備えた磁石回転子と、この磁石回転子の磁束密度分布を検知する磁束密度分布検知手段と、上段と下段からなり、それぞれ複数のスイッチング素子でブリッジ接続されたインバータ回路と、前記スイッチング素子の上段または下段をPWM制御するとともに、前記磁束密度分布検知手段の信号を基に、前記駆動コイルに所定の方向と順序で順次全波通電するための駆動ロジック制御手段と、前記磁束密度分布検知手段の信号を基に前記磁石回転子の回転数信号を出力する回転信号出力手段と、前記交流電源を全波整流する整流手段と、この整流手段によって得た高圧電圧を略一定の低圧直流電圧に変換して前記インバータ回路に印加するチョッパ回路にて形成された低圧直流電圧変換手段と、この低圧直流電圧変換手段で生成した低圧直流電圧を減圧して前記スイッチング素子をPWM制御する時のON/OFFデューティを指示する指示電圧とするデューティ指示電圧生成手段と、前記インバータ回路に供給する平均電流を略一定に制御する供給電流値制御手段と、この供給電流値制御手段によって略一定に制御する平均電流値を指示する電流値指示手段と、前記磁束密度分布検知手段によって検知される磁束密度分布波形が、前記磁石回転子が回転することによって前記駆動コイルに誘起される誘起電圧波形に略相似形となるよう前記磁束密度分布検知手段を配置するとともに、前記駆動ロジック制御手段は前記磁束密度分布検知手段が検出した波形に略相似形の電流を前記駆動コイルに流す電流波形制御手段とを備え、前記回転信号出力手段の出力信号を基に前記磁石回転子の回転数域を分類判別する回転数範囲判別手段を配し、この回転数範囲判別手段によって検知された回転数範囲に応じて、前記電流値指示手段によって指示する平均電流値を変更して、回転数が上昇するにしたがい、段階的に軸トルクを大きくしたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータ。
  5. 前記磁石回転子の永久磁石は極異方性磁石としたことを特徴とする請求項2または4に記載の交流電源直結型ブラシレスDCモータ。
  6. 請求項2、4、5のいずれかに記載の交流電源直結型ブラシレスDCモータにおいて、前記磁束密度分布検知手段が検出した波形のうち2相分の波形を合成する磁束密度分布波形合成手段を設け、駆動ロジック制御手段は前記磁束密度分布波形合成手段が合成した波形に略相似形の電流を前記駆動コイルに流す駆動ロジック制御手段に置き換えたことを特徴とする交流電源直結型ブラシレスDCモータ。
  7. 前記交流電源を接続する交流電源接続手段を複数設け、この交流電源接続手段への接続箇所に応じて、前記供給電流値制御手段によって略一定に制御する電流値を変更する供給電流設定値変更手段を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずかに記載の交流電源直結型ブラシレスDCモータ。
  8. 前記低圧直流電圧変換手段によって生成された低圧直流電圧をブラシレスDCモータ外部に導出する低圧直流電圧導出端子と、この低圧直流電圧導出端子より導出された低圧直流電圧を減圧した低圧直流電圧を前記供給電流値制御手段によって略一定に制御する電流値の制御信号として、ブラシレスDCモータ内部に導入する供給電流設定値入力手段を設け、この供給電流設定値入力手段より導入した低圧直流電圧の大きさにより、前記インバータ回路に供給する平均電流値を制御することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の交流電源直結型ブラシレスDCモータ。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の交流電源直結型ブラシレスDCモータを搭載した電気機器。
  10. 請求項9記載の電気機器は換気装置、送風機、除湿機、加湿機、空気調和機、給湯機、ファンフィルタユニットのいずれかであることを特徴とする電気機器。
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