JP3901082B2 - A/d変換器制御装置 - Google Patents

A/d変換器制御装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電磁弁や電磁式のアクチュエータには、例えばその動力源としてリニアソレノイドが設けられており、電磁弁の開度やアクチュエータの変位量を調整する際には、その変位量を検出し、その検出変位量が目標変位量となるようにフィードバック制御が行われる。この変位量はリニアソレノイドを流れる電流値に基づいて検出することができるため、リニアソレノイドの通電電流値を検出し、その通電電流値が目標変位量に応じた目標電流値となるようにフィードバック制御が行われるようになっている。
【0003】
このような誘導性負荷に流れる電流をフィードバック制御する技術として、例えば特許文献1に示される制御装置が提案されている。この制御装置は、自動車に搭載された電磁弁に組み込まれたリニアソレノイド制御装置である。このリニアソレノイド制御装置において、制御CPUは例えばホストCPUから入力される目標電流値とリニアソレノイドに実際に流れた実電流値(検出電流値)との偏差に基づき、リニアソレノイドをデューティ駆動するためのデューティ比を算出するフィードバック演算を実行する。PWM信号出力回路は、制御CPUによって算出されたデューティ比に対応したPWM信号を所定の一定周期にて出力することで、スイッチング素子をデューティ駆動することによりリニアソレノイドを通電駆動する。また、リニアソレノイドの通電経路に設けられた電流検出用抵抗の両端電圧はA/D変換器にてA/D変換され、リニアソレノイドに流れた電流を表す検出電流値として、A/Dデータ受渡用RAMに入力される。制御CPUはPWM信号出力回路から出力されるPWM信号の一定周期よりも短い周期毎にA/D変換器を起動させる。そして、制御CPUは、A/Dデータ受渡用RAMからPWM信号のm周期時間(mは整数)分の複数の検出電流値を取り込み、該取り込んだ検出電流値を算術平均することにより、m周期時間内の平均電流値を算出する。この後、制御CPUは、前記PWM信号の一定周期よりも長い所定周期毎に平均電流値と目標電流値とに基づきフィードバック演算を行い、PWM信号用のデューティ比を算出する。そして、このように算出された最新のデューティ比がPWM信号出力回路の各出力周期に反映されてそのデューティ比に応じたPWM信号が出力され、リニアソレノイドが通電駆動されることとなる。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−308107号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の制御方法において、リニアソレノイドの制御精度を向上させるためには、正確な平均電流値を得ることが必要となり、そのためには、検出電流値のA/D変換の周期を均一にする、すなわち、制御CPUによるA/D変換器の起動周期を均一にすることが必要とされる。制御CPUはA/D変換完了に伴ってA/D変換器から出力される割込信号に基づいて、A/D変換された検出電流値のA/Dデータ受渡用RAMへの取り込み処理、及び複数の検出電流値に基づく平均電流値の算出処理等のA/D割込処理を実行する。このA/D割込処理の後、制御CPUは、前回の起動時刻に対して、A/D変換の周期時間を加えることにより次回のA/D変換器の起動時刻を設定する。ここで、制御CPUはリニアソレノイドの制御以外の他の優先度の高い割込制御を実行するものとする。すると、例えば、制御CPUによるA/D割込処理の実行中に、他の優先度の高い割込制御のための割込が発生すると、制御CPUはA/D割込処理を途中で中断する。そして、制御CPUは、その優先度の高い割込処理を実行した後、前記中断したA/D割込処理を再実行してそれが完了すると、A/D変換器の起動時刻の設定を行う。そのため、このように他の優先度の高い割込処理の割込が発生すると、A/D変換器の起動時刻の設定時期がA/D変換周期の終端側に遅れることとなる。A/D変換器の起動時刻の設定処理にも所定の時間を要するため、起動時刻の設定開始時期が前記A/D変換周期の終端時期よりも前の時刻であったとしても、その設定終了時期が前記A/D変換周期の終端時期よりも後の時刻となることがある。この場合には次回のA/D変換の起動時刻において制御CPUがA/D変換を起動することができず、A/D変換周期の1周期分における検出電流値を取得することができなくなる。その結果、正確な平均電流値を得られなくなり、リニアソレノイドの制御精度が低下するという問題がある。
【0006】
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、A/D変換器を所定周期にて起動させることができるA/D変換器制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、入力信号を取り込んでデジタル値に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器の変換完了に伴い、前記A/D変換器の前回の起動時刻に所定の変換周期時間を加算して次回の起動時刻の設定処理を行うとともに、その設定された起動時刻となった時に前記A/D変換器を起動させる制御部とを備え、前記A/D変換器に所定の変換周期にてA/D変換を行わせるようにしたA/D変換器制御装置において、前記制御部は、前記設定処理の開始時刻が次回の起動時刻以降の時間であるときには前記A/D変換器を強制的に起動させることを特徴とする。
【0008】
A/D変換器制御装置において、A/D変換器の変換完了に伴う割込が発生しても、他の優先度の高い割込処理が発生すると、その優先度の高い割込処理が実行された後、起動時刻の設定処理が実行される。そのため、このように他の優先度の高い割込処理が発生すると、起動時刻の設定時期がA/D変換の変換周期の終端側に遅れることとなる。この設定処理の開始時刻が次回の起動時刻以降である場合には、その次回の起動時刻にてA/D変換器を起動することができず、A/D変換の検出電流値の取りこぼしが発生することとなる。
【0009】
この構成によれば、A/D変換器の変換完了に伴う起動時刻の設定処理の開始時刻が次回の起動時刻以降の時間であるときにはA/D変換器を強制的に起動される。そのため、A/D変換器をほぼ所定の変換周期にて連続して起動させることができ、A/D変換の検出電流値のとりこぼしをなくすことができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のA/D変換器制御装置において、前記制御部は、前記設定処理の開始時刻が次回の起動時刻よりも前の所定時間以内の時刻であるときには前記A/D変換器を強制的に起動させることを特徴とする。
【0011】
A/D変換器の起動時刻の設定処理にも所定の時間を要するため、起動時刻の設定処理の開始時刻が変換周期の終端時期よりも前の時刻であったとしても、設定処理の終了が変換周期の終端時期よりも後の時刻となることがある。この場合にも次回の起動時刻にてA/D変換器を起動することができず、A/D変換の検出電流値の取りこぼしが発生することとなる。
【0012】
この構成によれば、A/D変換器の変換完了に伴う起動時刻の設定処理の開始時刻が次回の起動時刻よりも前の所定時間以内の時刻であるときにはA/D変換器を強制的に起動させる。そのため、A/D変換器をほぼ所定の変換周期にて連続して起動させることができ、A/D変換の検出電流値のとりこぼしをなくすことができる。
【0013】
請求項3に記載の発明のように、所定時間として少なくとも起動時間の設定処理に要する時間を含むようにしてもよい。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のA/D変換器制御装置において、前記制御部は、前記A/D変換器の強制起動が連続して所定回数以上行われたときには、前回の起動時期として現在時刻を設定することを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、A/D変換器の強制起動が連続して所定回数以上行われると、A/D変換の変換周期は本来の変換周期から大きくずれるおそれがある。この構成によれば、A/D変換器の強制起動が連続して所定回数以上行われたときには、前回の起動時期として現在時刻が設定されるので、A/D変換の変換周期を本来の変換周期にすることができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明が適用されたA/D変換器制御装置10の構成を表すブロック図である。
【0016】
本実施形態のA/D変換器制御装置10は、自動車に搭載されたエンジンを目標状態に制御するために、エンジンに設けられたリニアソレノイド24を通電制御するとともに、A/D変換器28の起動制御、及びエンジンの燃料噴射制御及び点火制御等の制御をも実施するものである。
【0017】
A/D変換器制御装置10には制御IC12が備えられている。この制御IC12は、例えば変速機コントロール用のCPUによって算出されたリニアソレノイド24に流すべき電流を表すデータ(目標電流値)に従い、リニアソレノイド24に流れる電流をフィードバック制御する。
【0018】
制御IC12は、制御CPU14とPWM信号出力回路16とデータ受渡用RAM18とを備えている。制御CPU14は、リニアソレノイド24をPWM信号にてデューティ駆動するための制御指令値としてのデューティ比を算出し、その検出結果をPWMデータ(駆動データ)としてPWM信号出力回路16に出力する。
【0019】
PWM信号出力回路16は、制御CPU14からリニアソレノイド24に対するPWMデータを読み込み、リニアソレノイド24をデューティ駆動するための制御信号としてのPWM信号SG1を生成する。
【0020】
一方、制御対象となるリニアソレノイド24は、バッテリの正極(電源電圧Vb)からバッテリの負極(グランド)に至る電源ライン中に配設されている。電源ラインにおけるリニアソレノイド24の電源Vb側には、スイッチング手段としてのFET22が設けられている。このFET22のゲート端子にはPWM信号SG1が入力される。PWM信号SG1がHレベルであるときにFET22はオン状態となり、バッテリからリニアソレノイド24への通電経路を通電させる。逆に、PWM信号SG1がLレベルであるときにFET22はオフ状態となり、リニアソレノイド24の通電経路を遮断する。
【0021】
また、リニアソレノイド24のグランド側には、検出手段としての電流検出用抵抗26が設けられている。つまり、所定の電位差を生じる電源ライン中に、誘導性負荷としてのリニアソレノイド24およびスイッチング素子としてのFET22が直列に接続され、この直列回路に対し電流検出用抵抗26が直列に接続されている。この抵抗26は、リニアソレノイド24に流れる電流を検出するためのものである。
【0022】
電流検出用抵抗26の両端はA/D変換器(A/D変換手段)28に接続されている。A/D変換器28は、制御CPU14から一定のA/D変換周期にて出力される起動信号KSに基づいて起動される。A/D変換器28は、制御CPU14によって起動される毎に、リニアソレノイド24に流れた電流を表す電流検出信号(電圧)を順に取り込んでデジタル値に変換し、A/D変換が完了すると制御CPU14に対して割込信号WSを出力する。
【0023】
制御CPU14は、A/D変換器28から入力される割込信号WSに基づいてA/D割込処理を実行する。このA/D割込処理では、A/D変換器28によって変換されたデジタル値をデータ受渡用RAM18に順次格納するとともに、データ受渡用RAM18に格納されたPWM信号SG1の1周期時間分に相当するデジタル値を平均することによりリニアソレノイド24に流れる通電電流の平均電流値を算出する。また、制御CPU14はこの平均電流値の算出処理の後に、A/D変換器28の次回の起動時刻の設定処理を行う。更に、制御CPU14は、現在時刻Tpが次回の遅延トリガ設定時刻Tn以上のときには、A/D変換器28を強制的に起動させるようになっている。
【0024】
次に、A/D変換器制御装置10の作用を説明する。
図1に示されるように、制御CPU14での機能構成として、フィードバック(以下、F/B)演算部30と、平均値算出部32と、割込時間設定部34とを有する。
【0025】
平均値算出部32は、A/D変換器28のA/D変換完了に伴う割込信号WSに基づいて、A/D変換器28によって変換されたデジタル値をデータ受渡用RAM18に順次格納する。また、平均値算出部32は、データ受渡用RAM18に格納されたPWM信号SG1の1周期時間分に相当するデジタル値を平均することによりリニアソレノイド24に流れる平均電流値を算出する。
【0026】
F/B演算部30は、リニアソレノイド24の目標電流値と平均値算出部32によって算出された平均電流値とを入力し、この目標電流値と平均電流値とに基づいてリニアソレノイド24の通電電流が目標電流値となるように制御するためのデューティ比を算出する。
【0027】
割込時間設定部34は、平均値算出部32の平均電流値の算出後において、次回のA/D変換器28の起動時期を設定する。
割込時間設定部34での割込時間設定処理に関し、より詳しくは、図2に示すように、制御CPU14は、ステップ110で現在時刻Tpを取り込む。
【0028】
次のステップ120において、制御CPU14は前回の遅延トリガ設定時刻ToにA/D変換周期Aを加算することにより次回の遅延トリガ設定時刻Tnを更新する。
【0029】
この後、ステップ130において、制御CPU14は現在時刻Tpが前回(n回)の遅延トリガ設定時刻Toより大きいかどうかを判定する。現在時刻Tpが前回の遅延トリガ設定時刻To以下であると判定すると(ステップ130:NO)、ステップ200に移行する。
【0030】
一方、現在時刻Tpが前回の遅延トリガ設定時刻Toより大きいと判定すると(ステップ130:YES)、ステップ140に進む。ステップ140において、制御CPU14は現在時刻Tpが次回(n+1回)の遅延トリガ設定時刻Tnより小さいかどうかを判定する。現在時刻Tpが次回の遅延トリガ設定時刻Tn以上であると判定すると(ステップ140:NO)、ステップ200に移行する。
【0031】
一方、現在時刻Tpが次回の遅延トリガ設定時刻Tnより小さいと判定すると(ステップ140:YES)、ステップ150に進む。
ステップ150において、制御CPU14は次回の遅延トリガ設定時刻TrとしてTnを設定する。次に、制御CPU14はステップ160において、強制起動回数Mを0に設定し、続くステップ170において前回の遅延トリガ設定時刻ToをTnに更新する。
【0032】
そして、ステップ180において、時間が経過して前記ステップ150にて設定された遅延トリガ設定時刻Trになると、制御CPU14は遅延トリガを出力してA/D変換器28を起動させる。
【0033】
また、ステップ130においてNOと判定されたり、ステップ140においてNOと判定されると、変換周期が本来のA/D変換周期からずれていると考えられるため、ステップ200において、制御CPU14はA/D変換器28を強制的に起動する。そして、ステップ210では制御CPU14は強制起動回数Mをインクリメントする。
【0034】
ステップ210に続くステップ220において、制御CPU14は強制起動回数Mが3より大きいかどうかを判定する。ここで、強制起動回数Mが3以下であると判定すると(ステップ220:NO)、処理はステップ230に進み、強制起動回数Mが3より大きいと判定すると(ステップ220:YES)、処理はステップ240に進む。
【0035】
ステップ230では、制御CPU14は前回の遅延トリガ設定時刻ToをTnに更新する。
ステップ240では、前回の遅延トリガ設定時刻Toを現在時刻Tpに更新する。
【0036】
この図2の処理を図式化したのが図3及び図4である。図3に示すように、PWM信号出力回路16のPWM信号SG1の出力周期において、A/D変換器28は所定のA/D変換周期にて起動される。
【0037】
この詳細を図4に示す。A/D変換器28の変換完了に伴う割込信号WSの入力された時刻が次回の遅延トリガ設定時刻Trより小さいと、次回の遅延トリガ設定時刻Trは前回の遅延トリガ設定時刻Toに対して変換周期Aを加えた値に設定される。そして、時間が経過してその設定された起動時間になると、A/D変換器28が起動されてリニアソレノイド24の通電電流のA/D変換が実行される。
【0038】
また、図4に鎖線で示すように、A/D変換器28の変換完了に伴う割込信号WSの入力された時刻が次回の遅延トリガ設定時刻Tr以上であると、制御CPU14によってA/D変換器28は強制的に起動されてリニアソレノイド24の通電電流のA/D変換が実行される。このとき、前回の遅延トリガ設定時刻ToはTnに更新される。
【0039】
さて、本実施の形態は、以下の効果がある。
・ 制御CPU14はA/D変換器28の変換完了に伴うA/D変換器28の起動時間の設定処理の開始時刻が次回の起動時刻以降の時間であるときにはA/D変換器を強制的に起動させるようにしている。そのため、A/D変換器28をほぼ所定の変換周期Aにて連続して起動させることができ、A/D変換の検出電流値のとりこぼしをなくすことができる。
【0040】
・ 制御CPU14はA/D変換器28の変換完了に伴う起動時刻の設定処理の開始時刻が次回の起動時刻よりも前の所定時間以内の時刻であるときにはA/D変換器28を強制的に起動させる。そのため、A/D変換器28をほぼ所定の変換周期にて連続して起動させることができ、A/D変換の検出電流値のとりこぼしをなくすことができる。
【0041】
・ 制御CPU14はA/D変換器28の強制起動が連続して所定回数以上行われたときには、前回の起動時期として現在時刻が設定されるので、A/D変換の変換周期を本来の変換周期にすることができるようになる。
【0042】
なお、実施の形態は、次のように変更してもよい。
・ 上記実施形態では、A/D変換器28の強制起動が連続して3回以上行われたときには、前回の起動時期として現在時刻を設定するようにしたが、この強制起動の回数は任意に設定してもよい。
【0043】
・ 上記実施形態では、リニアソレノイド24のフィードバック制御装置に具体化したが、これに限定されず、制御対象の動作状態を検出して目標値となるようにフィードバック制御を行うものに具体化することができる。
【0044】
次に、上記各実施形態から把握できる他の技術的思想を、以下に記載する。
・ アナログ入力信号を取り込んでデジタル値に変換するA/D変換器の変換完了に伴い、前記A/D変換器の前回の起動時刻に所定の変換周期時間を加算して次回の起動時刻を設定し、その設定された起動時刻となった時に前記A/D変換器を起動させることにより、前記A/D変換器に所定の変換周期にてA/D変換を行わせるようにしたA/D変換器制御方法において、前記次回の起動時刻の設定処理の開始時刻が次回の起動時刻以降の時間であるときには前記A/D変換器を強制的に起動させるようにしたことを特徴とするA/D変換器制御方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたA/D変換器制御装置の構成を表す機能ブロック図。
【図2】制御装置が実行する起動時間設定制御を示すフローチャート。
【図3】起動時間設定制御の実行タイミングを示す説明図。
【図4】起動時間設定制御の実行タイミングを示す説明図。
【符号の説明】
10…A/D変換器制御装置、12…制御IC、14…制御部としての制御CPU、16…PWM信号出力回路、18…データ受渡用RAM、24…リニアソレノイド、26…電流検出用抵抗、28…A/D変換器、30…フィードバック演算部、32…平均値算出部、34…割込時間設定部、A…変換周期、Tp…現在時刻、WS…割込信号。

Claims (4)

  1. 入力信号を取り込んでデジタル値に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器の変換完了に伴い、前記A/D変換器の前回の起動時刻に所定の変換周期時間を加算して次回の起動時刻の設定処理を行うとともに、その設定された起動時刻となった時に前記A/D変換器を起動させる制御部とを備え、前記A/D変換器に所定の変換周期にてA/D変換を行わせるようにしたA/D変換器制御装置において、
    前記制御部は、前記設定処理の開始時刻が次回の起動時刻以降の時間であるときには前記A/D変換器を強制的に起動させる
    ことを特徴とするA/D変換器制御装置。
  2. 請求項1に記載のA/D変換器制御装置において、
    前記制御部は、前記設定処理の開始時刻が次回の起動時刻よりも前の所定時間以内の時刻であるときには前記A/D変換器を強制的に起動させる
    ことを特徴とするA/D変換器制御装置。
  3. 請求項2に記載のA/D変換器制御装置において、
    前記所定時間は、少なくとも前記設定処理に要する時間を含むことを特徴とするA/D変換器制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のA/D変換器制御装置において、
    前記制御部は、前記A/D変換器の強制起動が連続して所定回数以上行われたときには、前回の起動時期として現在時刻を設定する
    ことを特徴とするA/D変換器制御装置。
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