JP3900835B2 - ポイント集計システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特典供与のためのポイント値を累算するポイント集計システムに係り、特に導入コストを低減でき、操作が容易なポイント集計システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報通信技術の発展に伴って、店舗等でのサービスも多様化しつつある。その中で、顧客の購入金額に応答したポイント値を累算し、所定ポイント値になったときに、何らかの特典を供与したり、当該ポイント値自体を金券として利用して、値引サービスを提供する場合がある。
【0003】
従来、このようなサービス提供に配慮して、レジスタであるPOS(Point of Sales)端末の高機能化が図られている。すなわち、従来のポイント集計システムは、POS端末を利用しており、図7に示すように、店舗側に配置されたPOS端末1と、このPOS端末1にネットワークを介して接続され、センタ側に配置されたデータベースシステム2とを含む。また、データベースシステム2は、顧客データベース5と、制御部6と、通信部7とを含む。
【0004】
POS端末1は、スキャナを備え、このスキャナにより、事前に顧客に配付したポイントカード上に記述された顧客識別子を読取って記憶し、引続いて商品識別子を読取り、当該商品識別子に関連づけれられた金額情報を取得して、この金額を累算して合計金額を表示する。また、この合計金額に対する支払が完了したことを示す操作が行われると、取引を完了するとともに、当該合計金額の情報と、記憶した顧客識別子とをネットワークを介してデータベースシステム2に対して送信する。
【0005】
データベースシステム2の顧客データベース5には、顧客識別子と、その顧客に対して付与された累計ポイント値とが関連づけて蓄積されている。制御部6は、通信部7が受信した合計金額の情報と顧客識別子との入力を受けて、当該顧客識別子に対応する現在の累計ポイント値を顧客データベース5から取得する。そして、この累計ポイント値に、合計金額の情報に基づいて決定した獲得ポイント値を加算して、累計ポイント値を更新し、顧客データベース5に上書して蓄積する。
【0006】
このようなサービスは、旧来行われてきたような、支払金額に応じた枚数のシールやスタンプを顧客に提供する場合と異なり、単に顧客にポイントカードの提示を求めてスキャンすればよく、顧客を待たせることなく会計処理とサービスとをスムーズに行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記従来のポイント集計システムは、金額情報を取得する手段として高機能なPOSシステムを利用する。しかし、一般にこのようなPOSシステムは高価になり、特に中小の店舗ではその導入コストの負担が難しい。
【0008】
そこで、このような店舗では、例えば各レジスタ(会計端末)の近傍にポイント値を集計するための専用のコンピュータを配し、これらのコンピュータをネットワークで接続しておき、店員が顧客の識別子と当該顧客の購入価格の合計値とをこのコンピュータに入力して、ネットワークを介してサーバ側でこの合計値を受信し、ポイント値を集計することも考えられる。しかし、このようにすると、店員はレジスタのほかにテンキーを操作して価格入力やその確認の作業を行う必要があり、操作が煩雑になる。ここで通常の取引形態を想定すると、合計価格が提示され、店員が例えば「5000円ちょうだいします」などと請求額を伝達してから、顧客がその分の金銭を準備することが通常であるが、顧客を待たせることなく、スムーズにサービスを提供できるようにするには、この金銭の準備時間内のごく短時間に顧客識別子や金額を入力する操作を完了しなければならない。
【0009】
本発明は、上記実情に鑑みて為されたもので、導入コストが低く、かつ容易な操作でポイントを利用したサービスを提供できるポイント集計システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、ポイント集計システムにおいて、顧客ごとの累計ポイント値を管理する手段と、価格帯ごとに、各価格帯の識別子を表すコンピュータ読取り可能な価格帯ラベルと、前記価格帯ラベルのうち、顧客の購入価格に応じた価格帯ラベルを読み取る操作を受けて、当該価格帯ラベルの表す価格帯識別子を読取るスキャナと、前記読取られた価格帯識別子を認識し、当該価格帯に応じた獲得ポイント値を演算する手段と、前記蓄積されている顧客の累計ポイント値に前記獲得ポイント値を加算し、当該累計ポイント値を更新する手段と、を含むことを特徴としている。
【0011】
このように、高価なPOS端末を用いることなく、しかも、価格帯ごとの識別子が記述された価格帯ラベルを利用して、スキャナにて操作を行うことで、短時間に簡便な操作でポイント値の累算作業が完了でき、導入コストを低減でき、かつ容易な操作でポイントを利用したサービスの提供が可能となる。
【0012】
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、ポイント集計システムにおいて、顧客ごとに、当該顧客を識別する情報と、当該顧客に付与された累計ポイント値とを対応づけて管理する手段と、価格帯ごとに、各価格帯の識別子と、顧客を識別する情報とを一体に含んでなるコンピュータ読み取り可能なラベルと、前記ラベルのうち、顧客の購入価格に応じたラベルを読み取る操作を受けて、当該ラベルに一体に含まれる価格帯識別子と顧客を識別する情報とを読み取るスキャナと、前記読み取られた価格帯識別子を認識し、当該価格帯に応じた獲得ポイント値を演算する手段と、前記顧客を識別する情報に関連づけて前記データベースに蓄積された累計ポイント値に対し、前記獲得ポイント値を加算し、当該累計ポイント値を更新する手段と、を含むことを特徴とする。
【0013】
このように、高価なPOS端末を用いることなく、しかも、価格帯ごとに、その価格帯の識別子及び顧客の識別情報が一体に記述されたラベルを利用して、スキャナにて操作を行うことで、1回の操作で、価格帯及び顧客の識別子が入力でき、短時間に簡便な操作でポイント値の累算作業が完了でき、低コストかつ容易な操作でポイントを利用したサービスの提供が可能となる。
【0014】
ここでさらに、前記更新後の累計ポイント値を記述したポイントシートを顧客用に印字する手段を含むことも好ましい。また、顧客を識別する情報をこのポイントシートにコンピュータ読み取り可能に記述してもよい。さらに、顧客を識別する情報と価格帯の識別情報とが一体となったラベルを価格帯ごとに複数、このポイントシート上に配列しておいてもよい。
【0015】
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、ポイント集計方法において、価格帯ごとに、各価格帯を識別する価格帯識別子を表すコンピュータ読取り可能な価格帯ラベルと、顧客ごとに、当該顧客の累計ポイント値を関連づけて管理するデータベースとを用い、価格帯ラベルのうち、顧客の購入価格に対応する価格帯ラベルを読取るべき指示を受けて、当該価格帯ラベルを読取る工程と、前記読取られた価格帯ラベルの表す価格帯に応じて決定される獲得ポイント値を、当該顧客の累計ポイント値に加算し、当該累計ポイント値を更新する工程と、を含むことを特徴としている。
【0016】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、価格帯シートにおいて、購入金額を集計するレジスタ近傍に配備され、価格帯ごとに、各価格帯を識別する価格帯ラベルがコンピュータ読取り可能に配列されてなることを特徴としている。
【0017】
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、顧客側に譲渡され、次回来店時に顧客側から回収するポイントシートであって、価格帯ごとに、各価格帯を識別する価格帯識別子と前記譲渡対象の顧客の識別子とが一体的にコンピュータ読取り可能に記述されたラベルが配列されてなることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
本発明の第1の実施の形態に係るポイント集計システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態のポイント集計システムは、図1に示すように、複数の端末装置10と、サーバ20と、印刷端末30と、データベース40とから構成され、これらの各部は互いにネットワークを介して接続されている。端末装置10は、それぞれレジスタ近傍に配置され、スキャナ11と、制御部12とから基本的に構成されている。印刷端末30は、スキャナ31と、制御部32と、プリンタ33とを含んでなる。また、各レジスタ近傍には、価格帯ごとに、各価格帯の識別子(価格帯識別子)を表すラベルが配列されてなる価格帯シート50が置かれている。さらに、顧客側には、当該顧客の識別子を表すバーコードが記述されたシート(会員証や後に説明するポイントシートなど)が配布されている。
【0019】
また、データベース40は、図2に示すように、顧客を識別する情報(顧客識別子)(A)をキーとして、各顧客の電話番号や氏名、住所、購入対象物に対する嗜好に関する情報、購入商品の履歴情報が顧客情報(B)として蓄積されている。また、このデータベース40は、顧客識別子に対応づけて、各顧客の累積ポイント値(C)が管理されている。さらに、このデータベース40は、広告データが複数格納されている。また、各広告データには、「食品」、「日用品」などの掲載商品に関する情報及び提供時刻情報(「16時以降に提供開始」等の情報)等が関連づけられて蓄積されている。
【0020】
価格帯シート50には、図3に示すように、「0〜999円」、「1000〜1999円」等の価格帯を示す文字列と、各価格帯に対応する価格帯識別子を表すラベルとしてのバーコードとが配列されている。
【0021】
端末装置10のスキャナ11は、好ましくはハンディスキャナであり、価格帯シート50上に配列されたバーコードのいずれか一つを読み取る操作が行われると、当該バーコードを読み取って、その情報を制御部12に出力する。また、このスキャナ11は、顧客側に配布されているシートから顧客の識別子を読み取って、制御部12に出力する。
【0022】
制御部12は、スキャナ11から入力されるバーコードの情報に基づいて価格帯識別子を取得し、また、スキャナ11から顧客の識別子の情報の入力を受けると、この顧客の識別子をキーとしてデータベース40を検索し、累積ポイント値を取得する。また、制御部12は、取得した価格帯に応じて事前に設定されている獲得ポイント値をこの累積ポイント値に加算し、データベース40の累積ポイント値を上書きする。
【0023】
サーバ20は、時計を備え、印刷端末30からの指示に従って、データベース40から指示された顧客識別子に対応する顧客情報及び累積ポイント値の情報を印刷端末30に提供する。また、このサーバ20は、印刷端末30から商品種別の情報と共に広告データの要求を受信すると、データベース40に蓄積されている広告データから、当該商品種別の情報に一致する掲載商品を有する広告データを取得して印刷端末30に提供する。ここで、提供する広告データに提供時刻情報が関連づけられているときには、図示しない時計を参照して、現在時刻を取得し、提供開始時刻にある広告データを選択して提供する。
【0024】
印刷端末30のスキャナ31は、顧客識別子がバーコードに表されたシートを読み取って、そのバーコードの画像情報を制御部32に出力する。制御部32は、顧客識別子を認識すると、図4に示すようなポイントシートを生成する処理を開始する。つまり、制御部32は、スキャナ31からバーコードの画像情報が入力されると、図4に示す処理を開始し、当該バーコードの画像情報から顧客識別子を認識する(S1)。そして、当該顧客識別子に対応する顧客情報及び累積ポイント値をサーバ20に要求する(S2)。サーバ20から顧客情報と累積ポイント値が受信されると、当該顧客情報を参照し、嗜好に関する情報や過去の購入履歴などに基づいて、購入している商品の種別(「食品」等)を判断する(S3)。そして、この種別の情報に関連する広告データをサーバ20に要求し(S4)、広告データを受信すると、この広告データ(P)と、累積ポイント値の情報(Q)と、顧客識別子(R)とを記述したポイントシート(図5(a))を印刷する指示をプリンタ33に出力して(S5)、処理を終了する。
【0025】
次に、本実施の形態のポイント集計システムの動作について説明する。レジスタ担当者は、顧客の購入商品の会計処理を行い、会計完了後に、会員証やポイントシートなど、顧客識別子を表すラベルの提示を「会員証かポイントシートをお持ちですか?」のようにして求める。顧客がこのラベルを提示すると、購入価格に応じた金額を顧客に「5000円頂戴します」のように求める。顧客がこの額の金銭を用意している間に、レジスタ担当者は、提示されたラベルと、価格帯シート50の5000円が含まれている価格帯に対応したラベルとを続けて端末装置10のスキャナ11を用いて読み取る。
【0026】
制御部12は、スキャナ11で読み取られた顧客識別子と価格帯識別子とを用いて、データベース40に当該顧客識別子に関連づけて管理されている累積ポイント値に価格帯識別子に応じて決定される獲得ポイント値を換算して、累積ポイント値を上書きしてデータベース40に蓄積する。このように、本実施の形態のポイント集計システムでは、2回のスキャナ操作のみでポイントの集計が可能となり、簡便な操作で短時間にポイント集計を完了できる。また、端末装置10は、通常のパーソナルコンピュータとスキャナとの組み合わせで済み、ネットワークは通常のLANでよいし、サーバ20も通常のサーバ用OSをインストールしたパーソナルコンピュータとすることができ、データベース40は、ORACLE(商標)等のデータベースを利用して構築できるので、低いコストで導入できる。
【0027】
また、顧客は累積ポイント値がどれだけになったかをレジスタ担当者から聞いてもよいし(レジスタ担当者は、端末装置10にて獲得ポイント値加算後の累積ポイント値を表示させることにより、当該顧客のポイント値を知ることができる)、顧客識別子が掲載された会員証又はポイントシートを印刷端末30のスキャナ31でスキャンし、新たなポイントシートの発行を受けることによっても知ることができる。
【0028】
印刷端末30は、スキャナ31で読み込まれた顧客識別子に基づいてデータベース40から顧客情報と累積ポイント値とを取得し、顧客情報を参照して、購入履歴や嗜好の情報などをキーとして広告データを選択的に取得する。そして、この広告データと累積ポイント値と顧客識別子を表すラベルとをレイアウトして印刷する。
【0029】
顧客は、このポイントシートにより、現在の累積ポイント値を知ることができ、また、次回の来店時にこのポイントシートを持参することで、顧客識別子をレジスタ担当者に提示することができるようになる。
【0030】
[実施形態2]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態のポイント集計システムは、価格帯識別子と顧客識別子とが一体的に含まれるラベルが価格帯ごとに配列されたシートが顧客側に配布され、このラベルのうち、購入価格帯に対応するものをレジスタ担当者がスキャン操作することで、1回の操作で価格帯識別子と顧客識別子との読み取りを可能とするものである。
【0031】
すなわち、本実施の形態のポイント集計システムは、図1に示した第1の実施の形態のポイント集計システムと同様の構成をとるものであるが、制御部12が、スキャナ11で読み取られたラベルから顧客識別子と価格帯識別子との双方を認識し、これによって、当該顧客識別子に関連づけてデータベース40で管理されている累積ポイント値を更新することと、印刷端末30における処理とが異なる。
【0032】
本実施の形態の印刷端末30は、第1の実施の形態におけるのと同様に、データベース40から当該顧客の過去の購入履歴や嗜好の情報に基づいて選択される広告データ(P)と、累積ポイント値の情報(Q)と、顧客識別子及び価格帯識別子を一体に含んでなる複数のラベル(S)とを記述したポイントシート(図5(b))を印刷する。
【0033】
尚、このように価格帯識別子を含むラベルを顧客側に配布することにより、悪意の利用者がこのラベルを意図的に並べ替えて、例えば1〜999円の価格帯があるべき位置に10001円〜19999円の価格帯のラベルを張り付けたシートを作成して不正にポイント値を獲得することを防止するため、ラベル(S)として、背景画像データのピクセル配列位置に所定の変調を加える方法で識別子を埋め込むことが好ましい。この埋め込みの技術は、特許第2958396号「画像形成装置」に開示されたものを利用することができる。
【0034】
また、本実施の形態においてはデータベース40で顧客識別子に関連づけて管理されている顧客情報に、当該顧客の層別(優待客・一般客・得意客の別など)を含めておき、制御部12が、スキャナ11で読み取られた価格帯識別子に対応する獲得ポイント値を演算する際に、この層別の情報を参照して、各層別に応じて獲得ポイント値を調整することも好ましい。つまり、この場合には、図6に示すように、データベース40に各顧客の層別に応じて各価格帯ごとにどれだけの獲得ポイント値とするかを決定するテーブルを格納しておき、このテーブルを参照して、顧客の層別、購入価格帯に応じて獲得ポイント値を決定する。これにより、例えば、優待顧客に対してより多くのポイント値を還元するなどのサービス提供が可能となる。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、レジスタとは別体に設けられたポイント集計システムであって、価格帯ごとに用意されたコンピュータ読み取り可能なラベルを用いることで、簡便かつ、短時間でポイント集計操作を完了させることができる。尚、顧客の識別子も同様にコンピュータ読み取り可能なラベルとしておくことで、顧客識別子及び価格帯の識別子の読み取り操作が同じ様式で為されることとなり、ポイント集計操作をより簡便にできる。
【0036】
また、本発明によれば、顧客識別子及び価格帯識別子を一体的に含むラベルを価格帯ごとに設けておくことで、顧客識別子と価格帯識別子とを一度のスキャン操作で入力でき、より簡便かつ迅速にポイント集計操作を完了できる。
【0037】
さらに、本発明のポイント集計システムは、汎用のコンピュータなどを用いて構成可能であり、導入コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るポイント集計システムの構成ブロック図である。
【図2】 データベース40の内容の一例を示す説明図である。
【図3】 価格帯シートの一例を示す説明図である。
【図4】 ポイントシートを印刷する処理の一例を示すフローチャート図である。
【図5】 ポイントシートの例を表す説明図である。
【図6】 価格帯と獲得ポイント値とを顧客の層別ごとに決定するテーブルの一例を表す説明図である。
【図7】 従来のポイント集計システムの構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 POS端末、2 データベースシステム、5 顧客データベース、6 制御部、7 通信部、10 端末装置、11,31 スキャナ、12,32 制御部、20 サーバ、30 印刷端末、33 プリンタ、40 データベース、50 価格帯シート。
Claims (8)
- 顧客ごとの累計ポイント値を管理する手段と、
価格帯ごとに、各価格帯の識別子を表すコンピュータ読取り可能な価格帯ラベルと、
前記価格帯ラベルのうち、顧客の購入価格に応じた価格帯ラベルを読み取る操作を受けて、当該価格帯ラベルの表す価格帯識別子を読取るスキャナと、
前記読取られた価格帯識別子を認識し、当該価格帯に応じた獲得ポイント値を演算する手段と、
前記蓄積されている顧客の累計ポイント値に前記獲得ポイント値を加算し、当該累計ポイント値を更新する手段と、
を含むことを特徴とするポイント集計システム。 - 顧客ごとに、当該顧客を識別する情報と、当該顧客に付与された累計ポイント値とを対応づけて管理する手段と、
価格帯ごとに、各価格帯の識別子と、顧客を識別する情報とを一体に含んでなるコンピュータ読み取り可能なラベルと、
前記ラベルのうち、顧客の購入価格に応じたラベルを読み取る操作を受けて、当該ラベルに一体に含まれる価格帯識別子と顧客を識別する情報とを読み取るスキャナと、
前記読み取られた価格帯識別子を認識し、当該価格帯に応じた獲得ポイント値を演算する手段と、
前記顧客を識別する情報に関連づけて前記データベースに蓄積された累計ポイント値に対し、前記獲得ポイント値を加算し、当該累計ポイント値を更新する手段と、
を含むことを特徴とするポイント集計システム。 - 請求項1または2に記載のポイント集計システムにおいて、さらに、
前記更新後の累計ポイント値を記述したポイントシートを顧客用に印字する手段を含むことを特徴とするポイント集計システム。 - 価格帯ごとに、各価格帯を識別する価格帯識別子を表すコンピュータ読取り可能な価格帯ラベルと、顧客ごとに、当該顧客の累計ポイント値を関連づけて管理するデータベースとを用い、
価格帯ラベルのうち、顧客の購入価格に対応する価格帯ラベルを読取るべき指示を受けて、当該価格帯ラベルを読取る工程と、
前記読取られた価格帯ラベルの表す価格帯に応じて決定される獲得ポイント値を、当該顧客の累計ポイント値に加算し、当該累計ポイント値を更新する工程と、
を含むことを特徴とするポイント集計方法。 - 価格帯ごとに、各価格帯を識別する価格帯識別子を表すコンピュータ読取り可能な価格帯ラベルを用い、顧客ごとに、当該顧客の累計ポイント値を関連づけて管理するデータベースに接続されたコンピュータに、
価格帯ラベルのうち、顧客の購入価格に対応する価格帯ラベルを読取るべき指示を受けて、当該価格帯ラベルを読取る工程と、
前記読取られた価格帯ラベルの表す価格帯に応じて決定される獲得ポイント値を、当該顧客の累計ポイント値に加算し、当該累計ポイント値を更新する工程と、
を実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項5に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読取り可能な記録媒体。
- 購入金額を集計するレジスタ近傍に配備され、価格帯ごとに、各価格帯を識別する価格帯ラベルがコンピュータ読取り可能に配列されてなることを特徴とする価格帯シート。
- 顧客側に譲渡され、次回来店時に顧客側から回収するポイントシートであって、
価格帯ごとに、各価格帯を識別する価格帯識別子と前記譲渡対象の顧客の識別子とが一体的にコンピュータ読取り可能に記述されたラベルが配列されてなることを特徴とするポイントシート。
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