JP3900448B2

JP3900448B2 - Corrugated pipe fitting

Info

Publication number: JP3900448B2
Application number: JP31078698A
Authority: JP
Inventors: 正造藤沢; 慎介高橋; 純一倉谷; 橋本　　猛
Original assignee: Osaka Gas Co Ltd
Current assignee: Osaka Gas Co Ltd
Priority date: 1998-10-30
Filing date: 1998-10-30
Publication date: 2007-04-04
Anticipated expiration: 2018-10-30
Also published as: JP2000130670A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コルゲート管を接続するためのコルゲート管用継手に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ガス、水道水等を通すためにコルゲート管が広く用いられ、コルゲート管を接続するために、種々の形態のコルゲート管用継手が提案され、実用に供されている。このコルゲート管用継手の一例として、例えば、特許第２６８６２３７号、特許第２７２６３８０号公報に開示されたものがある。かかる公知の継手は、継手本体と、この継手本体に螺合される締付部材と、締付部材に回転自在に係合されたリテーナとを備えている。継手本体には接続孔が形成され、締付部材には貫通孔が形成され、接続すべきコルゲート管の一端部は、締付部材の貫通孔を通して継手本体の接続孔に挿入される。また、リテーナは複数個の係合突起を有し、これら係合突起は拡開してコルゲート管の山部を乗越え、縮小してコルゲート管の谷部に係合する。
【０００３】
この公知のコルゲート管用継手においては、コルゲート管を締付部材の貫通孔を通して挿入した後締付部材を締付けることによって、コルゲート管が接続される。即ち、コルゲート管の先端部を締付部材の貫通孔を通して挿入すると、リテーナの複数個の係合突起は、コルゲート管の先端部の約１山に続く谷部に係合する。そして、このような状態において締付部材を締付けると、締付部材の作用によってリテーナが継手本体の肩部に向けて移動し、継手本体の肩部及びリテーナによって、リテーナから突出するコルゲート管の約１山が押潰され、かくしてコルゲート管の一端部が所要の通りに接続される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
このような継手では、コルゲート管の先端部の約１山を押潰すようにするには、継手本体と締付部材とを所定の位置関係に保持することが重要である。更に詳述すると、締付部材の貫通孔を通して挿入されるコルゲート管の先端は、継手本体の肩部に当接し、この肩部に当接することによってその挿入が阻止される。それ故に、継手本体の肩部からリテーナの係合突起までの距離をコルゲート管の約１山に設定することによって、コルゲート管の先端部の約１山を確実にリテーナの係合突起から突出させることができ、これによってコルゲート管の先端部の約１山を押潰して接続することができる。
【０００５】
継手本体の肩部とリテーナの係合突起との距離をこのよう設定するためには、例えば、リテーナが係合する締付部材と継手本体との間にスペーサを設ける必要があり、このことに関連して継手全体の構成が複雑になり、その構成部品も多くなる問題がある。
【０００６】
このような問題を解消するために、本出願人は、新しい形態のコルゲート管を提案した（特願平１０−２２６６６１号）。この提案したコルゲート管は、接続孔を有する継手本体と、貫通孔を有する締付部材と、拡開、縮小可能な複数個の係合爪部を有するリテーナとを備え、リテーナが継手本体の接続孔に離脱可能に装着されている。このコルゲート管においては、リテーナが継手本体に装着されるので、継手本体と締付部材とを正確に所定の位置関係に保持する必要はなく、従来必要であったスペーサを省略することができる。
【０００７】
しかし、このようなコルゲート管において、リテーナ全体を例えば金属材料から形成した場合、次のような問題が新たに発生する。即ち、締付部材の貫通孔を通してコルゲート管の先端部を挿入すると、このコルゲート管の山部が通過する際に複数個の係合爪部が拡開してこの山部を乗越えるが、山部を乗越えた後に充分に縮小せず、複数個の係合爪部が拡開した状態に維持される。このように拡開した状態に保たれると、複数個の係合爪部が挿入したコルゲート管の谷部に係合せず、挿入したコルゲート管を容易に引き抜くことができ、コルゲート管の接続が不安定になるおそれがある。
【０００８】
本発明の目的は、コルゲート管の挿入によって拡開した複数個の係合爪部を確実に縮小させてコルゲート管の谷部に係合させることができるコルゲート管用継手を提供することである。
また、本発明の他の目的は、スペーサ等を用いることなく、リテーナから突出するコルゲート管の山数を設定することができるコルゲート管用継手を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、軸線方向に延びる接続孔を有する継手本体と、軸線方向に延びる貫通孔を有する締付部材と、前記締付部材の前記貫通孔を通して挿入されるコルゲート管に係合するリテーナとを具備し、前記継手本体と前記締付部材とが相互に螺合されるコルゲート管用継手であって、
前記リテーナは、ベース部と、前記ベース部の一端部に周方向に間隔をおいて設けられた複数個の係合爪部とを有し、前記複数個の係合爪部は拡開、縮小自在であり、
前記継手本体には、前記リテーナの前記複数個の係合爪部に対応して環状弾性部材が設けられ、前記環状弾性部材は、弾性変形して前記複数個の係合爪部の拡開を許容し、
前記締付部材は、前記リテーナの前記ベース部又は前記複数個の係合爪部に作用する押圧部を有し、
前記継手本体は、更に、前記締付部材側に向いた肩部と、前記肩部に隣接して設けられた、前記リテーナの前記複数個の係合爪部が嵌まり込む嵌合内面と、前記嵌合内面の前記締付部材側に設けられた環状突起とを有し、
前記リテーナには、更に、前記ベース部に半径方向外方に突出する環状係合突部が設けられ、
前記リテーナは、前記ベース部の前記環状係合突部が前記継手本体の前記環状突起に当接し且つ前記ベース部の外周面が前記環状突起の周面に保持されるように前記継手本体の前記接続孔に離脱自在に装着され、この装着状態において、前記複数個の係合爪部は前記環状弾性部材の半径方向内側に位置し、
前記コルゲート管を前記締付部材の前記貫通孔を通して挿入すると、前記リテーナの前記複数個の係合爪部は、拡開して前記コルゲート管の山部を乗越え、前記環状弾性部材の弾性復元作用によって、縮小して前記コルゲート管の谷部に係合し、
前記締付部材を締め付けると、前記締付部材の前記押圧部が前記リテーナの前記ベース部又は前記複数個の係合爪部に作用し、これによって、前記リテーナの前記環状係合突部は前記継手本体の前記環状突起から離脱し、前記継手本体に対して相対的に軸線方向に移動して前記嵌合内面に嵌入されることを特徴とする。
【００１０】
本発明に従えば、継手本体には、リテーナの複数個の係合爪部に対応して環状弾性部材が設けられているので、締付部材の貫通孔を通してコルゲート管を挿入すると、環状弾性部材が弾性変形することによって、リテーナの複数個の係合爪部の拡開が許容され、複数個の係合爪部は拡開してコルゲート管の山部を乗越え、また環状弾性部材が元に戻ることによって、リテーナの複数個の係合爪部は縮小してコルゲート管の谷部に係合する。このように環状弾性部材がリテーナの複数個の係合爪部に作用するので、複数個の係合爪部は確実に縮小され、コルゲート管の谷部に係合する。また、リテーナのベース部の環状係合突部が継手本体の接続孔の環状突起に当接するように離脱自在に装着されるので、継手本体の肩部からリテーナの係合爪部までの距離は一定に保たれる。従って、締付部材の貫通孔を通してコルゲート管を挿入すると、継手本体の肩部から複数個の係合爪部までの距離に対応するコルゲート管の所定山数がこれら係合爪部から突出し、締付部材の位置に実質上関係なく、リテーナの係合爪部から突出するコルゲート管の山数を一定にすることができる。更に、リテーナのベース部の外周面が継手本体の環状突起の周面に保持されるので、リテーナを継手本体の接続孔に対して同心状に保持することができる。更にまた、締付部材は、リテーナのベース部又は複数個の係合爪部に作用する押圧部を有しているので、締付部材を締め付けると、この押圧部がリテーナのベース部又は複数個の係合爪部に作用し、これによって、リテーナが継手本体から離脱し、軸線方向に移動して継手本体の嵌合内面に嵌入され、かくして、コルゲート管の山部を押し潰して継手本体に接続することができる。
【００１１】
また、本発明では、前記環状弾性部材は、前記継手本体の内周面に装着された弾性スリーブから構成され、前記弾性スリーブが、前記継手本体の前記環状突起に装着された前記リテーナの前記複数個の係合爪部の外周面まで延びていることを特徴とする。
本発明に従えば、継手本体の内周面に装着された弾性スリーブの一端部がリテーナの係合爪部の外周面まで延びているので、拡開したときに弾性スリーブが複数個の係合爪部に作用するようになる。従って、上述した簡単な構成でもって、リテーナの複数個の係合爪部の拡開を許容するとともに、拡開した係合爪部を確実に縮小させることができる。
【００１２】
また、本発明では、前記継手本体の内周面には、前記継手本体の前記環状突起に装着された前記リテーナの前記複数個の係合爪部に対応して環状取付凹部が設けられ、前記環状弾性部材は弾性リング又はコイルばねから構成され、前記弾性リング又はコイルばねが前記環状凹部に取り付けられていることを特徴とする。
【００１３】
本発明に従えば、環状弾性部材が弾性リング又はコイルばねから構成され、かかる弾性リング又はコイルばねがリテーナの係合爪部に対応して設けられた環状取付凹部に取付けられている。従って、このような構成でも、弾性変形してリテーナの複数個の係合爪部の拡開を許容するとともに、弾性復元作用によって拡開したリテーナの係合爪部を確実に縮小することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に従うコルゲート管用継手の種々の実施形態について説明する。
第１の実施形態
まず、図１〜図４を参照して、本発明に従うコルゲート管用継手の第１の実施形態について説明する。図１は、本発明に従うコルゲート管の第１の実施形態の上半分の断面図であり、図２は、図１のコルゲート管用継手のリテーナを示す半断面図であり、図３は、図１のコルゲート管用継手においてコルゲート管の一部を挿入した状態の上半分を示す断面図であり、図４は、図１のコルゲート管用継手においてコルゲート管を接続した状態の一部を示す部分断面図である。
【００１７】
図１を参照して、第１の実施形態のコルゲート管用継手は、継手本体２と、この継手本体２に螺合される締付部材４と、継手本体２に装着されたリテーナ６から構成されている。継手本体２の一端側（図１において左端側）には、軸線方向（図１において左右方向）に延びる通孔８が形成され、またその他端側（図１において右端側）には、上記軸線方向に延びる接続孔１０が形成され、通孔８及び接続孔１０が相互に連通されている。この継手本体２では、その接続孔１０の奥部に環状の肩部１２が設けられ、この肩部１２は締付部材４側に、即ち図１において右側に向いて設けられている。この肩部１２には、収容凹部１４が設けられ、かかる収容凹部１４にリング状の耐熱ガスケット１６が装着され、この耐熱ガスケット１６は、後述するとおり、コルゲート管１８の先端部と継手本体２との間をシールする。なお、肩部１２の内周部には、軸線方向に締付部材４側に向けて延びる環状突起２０が一体的に設けられており、かかる環状突起２０は、挿入されるコルゲート管１８の一端部の内周面に作用してこれを同心状に保持する。
【００１８】
この継手本体２の接続孔１０には、上記肩部１２に隣接して嵌合内面２２が設けられている。この嵌合内面２２は、矢印２３で示すコルゲート管１８の挿入方向に向けてその内径がテーパ状に漸減されている。また、嵌合内面２２の右方に隣接して環状凹部２４が設けられている。更に、この環状凹部２４の右方に隣接して環状突起２６が設けられている。この環状突起２６は半径方向内方に突出し、その先端部内面（図１において左面）は、環状凹部２４側に向けて半径方向外方にテーパ状に傾斜して延びている。この環状突起２６の右方に隣接して雌ねじ部２８が設けられおり、雌ねじ部２８は継手本体２の他端まで設けられている。なお、継手本体２の中間部の外周部２９は六角状に形成されており、また、その一端部の外周面には雄ねじ部３０が設けられている。この実施形態では、継手本体２の環状凹部２４の軸線方向中間部には、更に、環状取付凹部３１が設けられ、この環状取付凹部３１に環状弾性部材としての弾性リング３３が装着されている。この弾性リング３３は、例えば硬質の合成ゴム等から形成することができる。このような継手本体２は、例えば黄銅等の金属材料から形成される。
【００１９】
リテーナ６は、この継手本体２の接続孔１０内に予め装着されている。図２も参照して、このリテーナ６は、環状に連続したベース部３２と、環状のベース部３２の一端部（図１において左端部）に周方向に間隔を置いて設けられた複数個（図示の形態では６個）の係合爪部３４とを有し、隣接する係合爪部３４の間には軸線方向に延びるスリット３５が形成されている。各係合爪部３４はベース部３２の一端から軸線方向に延び、その先端部に半径方向内方に突出する爪３６を有している。これら係合爪部３４の爪３６の先端によって規定される円は、挿入されるコルゲート管１８の山部１８ａの外径よりも小さく、その谷部１８ｂの外径よりも大きく設定される。かかる係合爪部３４はスリット３５により別れているので、それ自体の弾性でもって、その基部、即ちベース部３２との接続部位を支点として半径方向外方に拡開する、また半径方向内方に縮小することができる。
【００２０】
このようなリテーナ６は、例えば黄銅等の金属材料、合成樹脂材料等から形成することができ、また、係合爪部３４を金属材料とし、ベース部３２を合成樹脂材料とする複合材料から形成することもできる。
このリテーナ６は、図１に示すように継手本体２に装着される。リテーナ６のベース部３２の他端部には、半径方向外方に突出する環状係合突部３８が一体的に設けられている。このリテーナ６は、継手本体２の接続孔１０に挿入してベース部３２の係合突部３８を環状突起２６に当接させることによって、継手本体２に離脱自在に装着される。リテーナ６の装着状態においては、図１に示す通り、リテーナ６の係合爪部３４の爪３６が継手本体２の環状凹部２４に対向して半径方向内側に位置するので、これら爪３６の半径方向外方への移動が許容され、係合爪部３４は拡開することができる。また、継手本体２に装着された弾性リング３３は、これら係合爪部３４の半径方向外側に位置し、係合爪部３４が拡開したときそれらの外周面に作用する（図３参照）。なお、継手本体２の環状突起２６の先端部内面がテーパ状に形成されているので、係合爪部３４のより大きな拡開が許容される。この形態では、継手本体２に環状凹部２４を設けてリテーナ６の係合爪部３４の拡開を許容しているが、環状凹部２４と同様の機能を持たせるために、継手本体２の接続孔１０の内径を全長に渡って大きくするようにすることもできる。
【００２１】
この実施形態では、環状突起２６の先端面は短円筒状に形成されている。このように構成することによって、この先端面４０の周面にリテーナ６のベース部３２の外周面が装着され、両周面が軸線方向に所定範囲に渡って接触するので、リテーナ６を接続孔１０に対して同心状に保持することができる。
【００２２】
このリテーナ６は、環状係合突部３８が継手本体２の環状突起２６に当接するので、小さい押圧力（例えば締付部材４を手で締付けたときに作用する程度の力、またコルゲート管１８を挿入したときに作用する程度の力）が作用しても継手本体２から離脱することはないが、大きな押圧力（例えば締付部材４を締付工具を用いて締付けたときに作用する程度の力）が作用すると、リテーナ６の環状係合突部３８が弾性変形（又は塑性変形）して継手本体２の環状突起２６を乗越え、かく乗越えることによって継手本体２から離脱する。なお、小さい押圧力でもって係合突部３８が継手本体２の環状突起２６を乗越えるおそれがある場合、リテーナ６のベース部３２を例えば接着剤又は圧入によって、小さい押圧力では離脱しないように環状突起２６に固定することができる。一方、係合突部３８の環状突起２６の乗越えを容易にする場合、例えば、係合突部３８に矢印２３で示す挿入方向に向けて半径方向内方に傾斜するテーパ面を設けることができる。
【００２３】
再び図１を参照して、締付部材４は例えばナットから構成されており、この締付部材４には、これを貫通して軸線方向（図１において左右方向）に延びる貫通孔４２が形成されており、接続すべきコルゲート管１８は、かかる貫通孔４２を通して継手本体２の接続孔１０に挿入される。締付部材４の一端部近傍の外周面には雄ねじ部４４が設けられている。締付部材４の雄ねじ部４４は継手本体２の雌ねじ部２８に螺合され、継手本体２と締付部材４とが相互に螺合される。また、締付部材４の一端部には、軸線方向に継手本体２側に延びる押圧部４６が設けられている。この押圧部４６は、この形態では環状に設けられているが、周方向に間隔を置いて複数個設けるようにすることもできる。この押圧部４６は、リテーナ６のベース部３２に対応して設けられ、締付部材４を後述する通りに締付けたときリテーナ６のベース部３２の端面に作用する。この形態では、押圧部４６の先端面内周部には、軸線方向に突出する環状突部４７が設けられ、この環状突部４７は締付部材４に対してリテーナ６をい同心状に保持する作用をする。
【００２４】
締付部材４の他端部４９の外周面は六角状に形成され、また、締付部材４の六角状端部の内面側には環状凹部が形成され、この環状凹部に断面矩形の選択透過性シール部材４８が装着されている。この選択透過性シール部材４８は、例えば多孔質ポリエチレンで作られており、外部から継手内部に水等が侵入することを防止するが、この継手内部のシール部からガスが漏れたとき、又は保護チューブ５４とコルゲート管１８の間からガスが漏れたとき、漏れたガスがこのシール部材４８を透過して外部へリークすることを許容する。後者のリークは、コルゲート管１８等の一部に孔があいたときに起こる。石鹸水塗付、ガス検知器等のリーク検知手段で、このリーク部から外部にリークがないことを確認することにより、配管系の健全性を確認できる。更に、締付部材４の他端部４９の内周面には環状凹部５０が形成され、かかる環状凹部５０に、断面形状が略Ｔ字状の環状シール５２が装着されている。この環状シール５２は、コルゲート管１８を覆う保護チューブ５４と締付部材４との間をシールする。この締付部材４は、例えば黄銅から形成される。
【００２５】
次に、図１、図３及び図４を参照して、上述したコルゲート管用継手を用いたコルゲート管１８の接続方法について説明する。図１に示すように、コルゲート管１８は波状に形成され、山部１８ａと谷部１８ｂとが交互に設けられており、その全長に渡って合成樹脂製の保護チューブ５４によって覆われている。コルゲート管１８を接続するに際し、まず、コルゲート管１８の一端部を覆っている保護チューブ５４の一部を除去し、コルゲート管１８の一端から数山、例えば４〜６山を露出させる。また、継手本体２と締付部材４とを予め螺合させた状態にする。この形態では、リテーナ６が継手本体２に装着されているので、締付部材４と継手本体２とを所定の位置関係に保持する必要はなく、単に螺合するのみでよく、両者を所定位置に保持するためのスペーサは不要である。
【００２６】
次いで、継手本体２及び締付部材４の螺合状態において、コルゲート管１８の一端部（保護チューブ５４が除去された端部）を締付部材４の貫通孔４２を通して図１において左方に矢印２３で示す方向に挿入する。かく挿入すると、図３に示すように、コルゲート管１８の山部１８ａがリテーナ６の係合爪部３４の爪３６を通過するとき、これらの係合爪部３４は拡開して上記山部１８ａを乗越える。このとき、係合爪部３４の外側に位置する弾性リング３３は弾性変形し、弾性変形することによって、係合爪部３４の拡開が許容される。そして、コルゲート管１８の谷部１８ｂが係合爪部３４の爪３６を通過するとき、これら係合爪部３４は縮小してこの谷部１８ｂに係合する。このとき、係合爪部３４の拡開によって弾性変形した弾性リング３３は元の状態に戻り、この弾性復元作用によって係合爪部３４は確実に縮小される。
【００２７】
この形態では、図１に示す通り、継手本体２の肩部１２からリテーナ６の係合爪部３４の爪３６までの距離がコルゲート管１８の約１山分の長さに設定されている。従って、上述したようにコルゲート管１８を挿入すると、コルゲート管１８の先端から１山目の山部１８ａはリテーナ６の爪３６を通過するが、その先端から２山目の山部１８ａは、コルゲート管１８の先端が継手本体２の肩部１２に当接するので、爪３６を通過することができず、リテーナ６の係合爪部３４の爪３６は、その先端から１山目の山部１８ａの次の谷部１８ｂに係合する。このように、コルゲート管１８の先端から１山目の山部１８ａの次の谷部１８ｂに係合爪部３４が係合するように構成することによって、挿入確認機能を持たせることができる。即ち、コルゲート管１８が所要の通りに挿入されている場合、リテーナ６の係合爪部３４がコルゲート管１８の谷部１８ｂに係合しており、従ってコルゲート管１８を引抜こうとしても引抜くことができない。特に、弾性リング３３の作用によって係合爪部３４が縮小されるので、係合爪部３４の爪３６はコルゲート管１８の谷部１８ｂに確実に係合し、上述した抜けが防止される。これに対して、コルゲート管１８が所要の通りに挿入されていない場合、リテーナ６の係合爪部３４がコルゲート管１８の谷部１８ｂに係合しておらず、従ってコルゲート管１８を引抜こうとすれば容易に引抜くことができる。このようなことから、コルゲート管１８を引抜くことができるか否かによって、コルゲート管１８の挿入確認を行うことができる。また、このように、コルゲート管１８の１山分をリテーナ６の係合爪部３４から突出させることによって、コルゲート管１８の潰す山数も少なくなり、継手全体の軸線方向の長さを小さくすることができる。なお、この実施形態では、継手本体２の肩部１２からリテーナ６の係合爪部３４の爪３６までの距離をコルゲート管１８の約１山分の長さに設定しているが、この距離をコルゲート管１８の複数山分、例えば２〜５山分の長さに設定することもでき、かかる山数分が押潰す山数に対応する。
【００２８】
しかる後、締付部材４を締付工具（図示せず）を用いて締付ける。締付工具を用いて締付部材４を締付けると、締付部材４の押圧部４６がリテーナ６のベース部３２に当接し、更なる締付部材４の締付けによって大きな押圧力が作用してリテーナ６が継手本体２から離脱する。そして、締付部材４を更に締付けると、締付部材４の押圧部４６は、コルゲート管１８の谷部１８ｂに係合した状態のリテーナ６を継手本体２の肩部１２に向けて移動し、リテーナ６の係合爪３６の先端外周部は継手本体２の嵌合内面２２に嵌入され、このように嵌入することによってリテーナ６の係合爪部３４の拡開が確実に阻止され、これら係合爪部３４の爪３６はコルゲート管１８の谷部１８ｂに食込むように作用し、リテーナ６から突出するコルゲート管１８の山部１８ａを継手本体２の肩部１２に向けて確実に移動することができる。なお、容易に理解されるとおり、継手本体２の嵌合内面２２は内径を軸線方向にテーパ状に漸減しているが、この内径を軸線方向に同一の大きさにしてもよい。
【００２９】
このようにして締付部材４を所要の通りに締付けると、図４に示す通り、リテーナ６の係合爪部３４から突出するコルゲート管１８の山部１８ａは、上記肩部１２及びリテーナ６に挟まれて押潰され、押潰された山部１８ａの先端が継手本体２の肩部１２の耐熱ガスケット１６に圧接され、コルゲート管１８の先端部と継手本体２との間が耐熱ガスケット１６によって確実にシールされる。
【００３０】
以上の通りであるので、継手本体２と締付部材４との螺合状態において、コルゲート管１８の一端部を締付部材４の貫通孔４２を通して挿入した後、締付部材４を締付工具を用いて締付けるという簡単な操作でもって、コルゲート管１８の接続を行うことができる。
【００３１】
第２の実施形態
次に、図５及び図６を参照して、本発明に従うコルゲート管用継手の第２の実施形態について説明する。図５は、本発明に従うコルゲート管の第２の実施形態の上半分の断面図であり、図６は、図５のコルゲート管用継手の弾性スリーブを示す半断面図である。尚、以下の説明において、第１の実施形態と実質上同一の部材には同一の番号を付し、その説明を省略する。
【００３２】
図５及び図６において、この実施形態では、環状弾性部材が弾性スリーブ６２から構成されている。図示の弾性スリーブ６２は環状取付部６４を有し、この環状取付部６４の一端部には周方向に間隔を置いて複数個（この形態では１０個）の作用片部６６が設けられ、これら作用片部６６は軸線方向に延びている。この弾性スリーブ６２は、例えば合成樹脂から形成することができる。
【００３３】
弾性スリーブ６２は、図５に示すように、継手本体２Ａの接続孔１０に装着される。この形態では、継手本体２Ａの嵌合内面２２は、矢印２３で示す挿入方向奥側に位置する（収容凹部１４に隣接して位置する）円筒状内面と上記挿入方向手前側に位置する（環状凹部２４に隣接して位置する）テーパ用内面とを有し、嵌合内面２２の円筒状内面に、例えば圧入の如き手段によって弾性スリーブ６２の取付部６４が装着されている。かく弾性スリーブ６２を装着した状態では、その作用片部６６の先端部は、継手本体２Ａの環状凹部２４に延び、継手本体２Ａに装着されたリテーナ６の複数個の係合爪部３４の半径方向外側に位置する。この第２の実施形態のその他の構成は、上記第１の実施形態と実質上同一である。
【００３４】
この第２の実施形態において、コルゲート管１８の一端部（保護チューブ５４が除去された端部）を締付部材４の貫通孔４２を通して矢印２３で示す方向に挿入すると、コルゲート管１８の山部１８ａがリテーナ６の係合爪部３４の爪３６を通過するとき、これらの係合爪部３４は拡開して上記山部１８ａを乗越える。このとき、係合爪部３４の外側に位置する弾性スリーブ６２の作用片部６６は半径方向外側に弾性変形し、かく弾性変形することによって、係合爪部３４の拡開が許容される。そして、コルゲート管１８の谷部１８ｂが係合爪部３４の爪３６を通過するとき、これら係合爪部３４は縮小してこの谷部１８ｂに係合する。このとき、係合爪部３４の拡開によって弾性変形した弾性スリーブ６２の作用片部６６は元の状態に戻り、この弾性復元作用によって係合爪部３４は確実に縮小され、かくして上述した第１の実施形態と同様の作用効果が達成される。
【００３５】
第３の実施形態
次いで、図７を参照して、本発明に従うコルゲート管用継手の第３の実施形態について説明する。図７は、本発明に従うコルゲート管の第３の実施形態の上半分の断面図である。
図７において、この実施形態では、環状弾性部材がコイルばね７２から構成されている。このコイルばね７２は、図１と図７とを比較することによって容易に理解される通り、第１の実施形態における弾性リング３３に代えて、継手本体２の環状凹部２４に形成された環状取付凹部３１に装着される。この第３の実施形態のその他の構成は、上記第１の実施形態と実質上同一である。
【００３６】
この第３の実施形態においても、コルゲート管１８の山部１８ａがリテーナ６の係合爪部３４の爪３６を通過するとき、これらの係合爪部３４は拡開して上記山部１８ａを乗越える。このとき、コイルばね７２は半径方向外側に弾性変形して係合爪部３４の拡開が許容される。そして、コルゲート管１８の谷部１８ｂが係合爪部３４の爪３６を通過するとき、これら係合爪部３４は縮小してこの谷部１８ｂに係合する。このとき、係合爪部３４の拡開によって弾性変形したコイルばね７２が元の状態に戻り、この弾性復元作用によって係合爪部３４は確実に縮小され、かくして上述したと同様の作用効果が達成される。
【００３７】
以上、本発明に従うコルゲート管用継手の種々の実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば図示の実施形態では、リテーナ６のベース部３２を連続した環状に形成しているが、これに限定されず、一部を切欠いた略Ｃ字状に形成することもできる。このように構成した場合、ベース部自体も拡開、縮小可能となる。
【００３８】
また、図示の実施形態では、継手本体２(２Ａ）に装着されたリテーナ６が離脱する構成であるが、これに代えて、リテーナ６に大きな押圧力が作用したときベース部３２の一部、例えば係合突部３８の基部が切断されるように構成することもできる。このように構成しても、リテーナ６が継手本体２（２Ａ）から離れて継手本体２の嵌合内面２２に嵌入され、上述したと同様してコルゲート嵌１８を接続することができる。
【００３９】
また、図示の実施形態では、締付部材４の押圧部４６がリテーナ６のベース部３２に作用する構成であるが、これに代えて、締付部材４の押圧部４６がリテーナ６の係合爪部３４に作用するように構成することができる。
更に、図示の実施形態では、継手本体２（２Ａ）にリテーナ６が離脱可能に装着される形態のものに適用して説明したが、これに限定されることなく、締付部材にリテーナが回転自在に装着され、締付部材を締付けることによって、締付部材とともにリテーナが軸線方向に移動される形態にも同様に適用することができる。
【００４０】
本発明の請求項１のコルゲート管用継手によれば、継手本体に装着された環状弾性部材がリテーナの複数個の係合爪部に作用するので、複数個の係合爪部は確実に縮小され、コルゲート管の谷部に係合する。また、リテーナのベース部材の環状係合突部が継手本体の環状突起に当接するように離脱自在に装着されるので、継手本体の肩部からリテーナの係合爪部までの距離は一定に保持され、締付部材の位置に実質上関係なく、リテーナの係合爪部から突出するコルゲート管の山数を一定にすることができる。更に、リテーナのベース部の外周面が継手本体の環状突起の周面に保持されるので、リテーナを継手本体の接続孔に対して同心状に保持することができる。更にまた、締付部材は、リテーナのベース部又は複数個の係合爪部に作用する押圧部を有しているので、締付部材を締め付けると、リテーナの環状係合突部は継手本体の環状突起から離脱し、軸線方向に移動して継手本体の嵌合内面に嵌入され、コルゲート管の山部を押し潰して継手本体に接続することができる。
【００４１】
また、本発明の請求項２のコルゲート管用継手によれば、継手本体の内周面に装着した弾性スリーブの一端部がリテーナの係合爪部の外周面まで延びているので、拡開したときに弾性スリーブが複数個の係合爪部に作用するようになり、弾性スリーブが弾性変形することによって、リテーナの複数個の係合爪部の拡開を許容するとともに、弾性変形した弾性スリーブが元の状態に戻ることによって、拡開した係合爪部を確実に縮小させることができる。
【００４２】
また、本発明の請求項３のコルゲート管によれば、環状弾性部材としての弾性リング又はコイルばねが弾性変形することによって、リテーナの複数個の係合爪部の拡開を許容するとともに、弾性変形した弾性リング又はコイルばねが元の状態に戻ることによって、拡開した係合爪部を確実に縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に従うコルゲート管用継手の第１の実施形態の上半分の断面図である。
【図２】図１のコルゲート管用継手のリテーナを示す半断面図である。
【図３】図１のコルゲート管用継手にコルゲート管の一部を挿入したときの状態の上半分を示す断面図である。
【図４】図１のコルゲート管用継手においてコルゲート管を接続した状態の一部を示す部分断面図である。
【図５】本発明に従うコルゲート管用継手の第２の実施形態の上半分の断面図である。
【図６】図５のコルゲート管用継手の弾性スリーブを示す半断面図である。
【図７】本発明に従うコルゲート管用継手の第３の実施形態の上半分の断面図である。
【符号の説明】
２，２Ａ継手本体
４締付部材
６リテーナ
１０接続孔
１２肩部
１８コルゲート管
１８ａ山部
１８ｂ谷部
２２嵌合内面
２４環状凹部
２６環状突起
２８雌ねじ部
３２ベース部
３３弾性リング
３４係合爪部
３６爪
３８係合突部
４２貫通孔
４４雄ねじ部
４６押圧部
６２弾性スリーブ
７２コイルばね[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a corrugated pipe joint for connecting corrugated pipes.
[0002]
[Prior art]
Corrugated pipes are widely used for passing gas, tap water, and the like, and various forms of corrugated pipe joints have been proposed and put into practical use for connecting corrugated pipes. Examples of the corrugated pipe joint include those disclosed in Japanese Patent No. 2686237 and Japanese Patent No. 2726380. Such a known joint includes a joint body, a fastening member screwed into the joint body, and a retainer rotatably engaged with the fastening member. A connection hole is formed in the joint body, a through hole is formed in the tightening member, and one end portion of the corrugated pipe to be connected is inserted into the connection hole of the joint body through the through hole of the tightening member. Further, the retainer has a plurality of engaging protrusions, and the engaging protrusions expand to get over the peak portion of the corrugated tube, and contract to contract with the valley portion of the corrugated tube.
[0003]
In this known joint for corrugated pipe, the corrugated pipe is connected by tightening the fastening member after inserting the corrugated pipe through the through hole of the fastening member. That is, when the distal end portion of the corrugated tube is inserted through the through hole of the tightening member, the plurality of engaging projections of the retainer are engaged with a valley portion that continues to about one peak of the distal end portion of the corrugated tube. When the tightening member is tightened in such a state, the retainer moves toward the shoulder of the joint main body by the action of the tightening member, and the corrugated pipe protruding from the retainer by the shoulder of the joint main body and the retainer is reduced. One pile is crushed and thus one end of the corrugated tube is connected as required.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In such a joint, it is important to hold the joint body and the fastening member in a predetermined positional relationship in order to crush about one peak of the tip of the corrugated pipe. More specifically, the tip of the corrugated tube inserted through the through hole of the tightening member abuts against the shoulder portion of the joint body, and the insertion is prevented by abutting against the shoulder portion. Therefore, by setting the distance from the shoulder portion of the joint body to the engaging projection of the retainer to about one mountain of the corrugated tube, about one mountain of the tip portion of the corrugated tube is surely projected from the engaging projection of the retainer. Thus, about one peak of the tip of the corrugated tube can be crushed and connected.
[0005]
In order to set the distance between the shoulder of the joint body and the engaging projection of the retainer in this way, for example, it is necessary to provide a spacer between the tightening member with which the retainer engages and the joint body. Relatedly, there is a problem in that the configuration of the entire joint becomes complicated and the number of components increases.
[0006]
In order to solve such a problem, the present applicant has proposed a new type of corrugated tube (Japanese Patent Application No. 10-226661). The proposed corrugated pipe includes a joint body having a connection hole, a tightening member having a through hole, and a retainer having a plurality of engaging claws that can be expanded and contracted, and the retainer is connected to the joint body. Removably attached to the hole. In this corrugated pipe, since the retainer is mounted on the joint body, it is not necessary to accurately maintain the joint body and the fastening member in a predetermined positional relationship, and the conventionally required spacer can be omitted.
[0007]
However, in such a corrugated tube, when the entire retainer is formed of, for example, a metal material, the following problem newly occurs. That is, when the tip of the corrugated tube is inserted through the through-hole of the tightening member, when the corrugated tube peak portion passes, a plurality of engaging claws expand to get over the peak portion. After getting over the part, it is not sufficiently reduced, and the plurality of engaging claws are maintained in an expanded state. If maintained in such an expanded state, the plurality of engaging claws do not engage with the valleys of the inserted corrugated tube, and the inserted corrugated tube can be easily pulled out, and the corrugated tube is connected. May become unstable.
[0008]
The objective of this invention is providing the coupling for corrugated pipes which can reduce the some engaging claw part expanded by insertion of the corrugated pipe | tube, and can make it reliably engage with the trough part of a corrugated pipe | tube.
Another object of the present invention is to provide a corrugated pipe joint that can set the number of corrugated pipes protruding from the retainer without using a spacer or the like.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
  The present invention includes a joint body having a connecting hole extending in the axial direction, a fastening member having a through hole extending in the axial direction, and a retainer that engages with a corrugated pipe inserted through the through hole of the fastening member. Comprising a joint for a corrugated pipe in which the joint body and the fastening member are screwed together,
  The retainer includes a base portion and a plurality of engaging claw portions provided at one end portion of the base portion at circumferential intervals, and the plurality of engaging claw portions are expanded and contracted. Is free,
  The joint body is provided with an annular elastic member corresponding to the plurality of engaging claws of the retainer, and the annular elastic member is elastically deformed to expand the plurality of engaging claws. Allow,
  The tightening member has a pressing portion that acts on the base portion or the plurality of engaging claws of the retainer,
  The joint body isFurthermore,A fitting inner surface into which the plurality of engaging claws of the retainer are provided, which is provided adjacent to the shoulder portion facing the tightening member, and the shoulder portion.And an annular protrusion provided on the fastening member side of the fitting inner surfaceHave
  The retainer is further provided with an annular engagement protrusion that protrudes radially outward from the base part,
  The retainer is configured such that the annular engagement protrusion of the base portion abuts on the annular protrusion of the joint body, and the outer peripheral surface of the base portion is held on the peripheral surface of the annular protrusion.It is detachably mounted in the connection hole of the joint body, and in this mounted state, the plurality of engaging claws are located radially inside the annular elastic member,
  When the corrugated tube is inserted through the through-hole of the tightening member, the plurality of engaging claws of the retainer expands and climbs over the ridges of the corrugated tube, and the elastic restoring action of the annular elastic member By contracting and engaging the valley of the corrugated tube,
  When the tightening member is tightened, the pressing portion of the tightening member acts on the base portion of the retainer or the plurality of engaging claws, thereby the retainer.The annular engagement protrusionIs the joint bodyThe annular projection ofAnd is moved relative to the joint body in the axial direction so as to be fitted into the fitting inner surface.
[0010]
  According to the present invention, the joint body is provided with the annular elastic member corresponding to the plurality of engaging claws of the retainer. Therefore, when the corrugated tube is inserted through the through hole of the fastening member, the annular elastic member By elastically deforming, the plurality of engaging claws of the retainer are allowed to expand, the plurality of engaging claws expand to get over the corrugated tube peak, and the annular elastic member is based on By returning, the plurality of engaging claws of the retainer are contracted and engaged with the valleys of the corrugated tube. Since the annular elastic member acts on the plurality of engaging claws of the retainer in this way, the plurality of engaging claws are reliably reduced and engaged with the valleys of the corrugated tube. Also, the base part of the retainerAnnular engagement protrusionIs the connection hole of the fitting bodySo that it touches the annular projection ofSince it is detachably attached, the distance from the shoulder portion of the joint body to the engaging claw portion of the retainer is kept constant. Therefore, when the corrugated tube is inserted through the through hole of the tightening member, a predetermined number of corrugated tubes corresponding to the distance from the shoulder portion of the joint body to the plurality of engaging claws protrude from the engaging claws, and tighten. The number of ridges of the corrugated pipe projecting from the engaging claw portion of the retainer can be made constant regardless of the position of the attaching member.Furthermore, since the outer peripheral surface of the base portion of the retainer is held by the peripheral surface of the annular protrusion of the joint body, the retainer can be held concentrically with respect to the connection hole of the joint body. FurthermoreThe tightening member has a pressing portion that acts on the base portion of the retainer or the plurality of engaging claws, so that when the tightening member is tightened, the pressing portion becomes the base portion of the retainer or the plurality of engaging portions. Acting on the claw portion, the retainer is detached from the joint body, moved in the axial direction, and fitted into the fitting inner surface of the joint body, thus crushing the peak portion of the corrugated pipe and connecting to the joint body be able to.
[0011]
  Further, in the present invention, the annular elastic member is composed of an elastic sleeve mounted on an inner peripheral surface of the joint body, and the elastic sleeve is formed on the joint body.The annular protrusionIt extends to the outer peripheral surface of the plurality of engaging claw portions of the retainer attached to the retainer.
  According to the present invention, since one end portion of the elastic sleeve attached to the inner peripheral surface of the joint body extends to the outer peripheral surface of the engaging claw portion of the retainer, the elastic sleeve is engaged with a plurality of engagements when expanded. It comes to act on the nail part. Therefore, with the simple configuration described above, the plurality of engaging claws of the retainer can be allowed to expand, and the expanded engaging claws can be reliably reduced.
[0012]
  In the present invention, the joint body has an inner peripheral surface on the joint body.The annular projection ofAn annular mounting recess is provided corresponding to the plurality of engaging claws of the retainer attached to the retainer, the annular elastic member is formed of an elastic ring or a coil spring, and the elastic ring or coil spring is the annular recess. It is attached to.
[0013]
According to the present invention, the annular elastic member is constituted by an elastic ring or a coil spring, and the elastic ring or the coil spring is attached to an annular mounting recess provided corresponding to the engaging claw portion of the retainer. Therefore, even with such a configuration, the plurality of engaging claws of the retainer can be expanded by elastic deformation, and the engaging claws of the retainer expanded by the elastic restoring action can be reliably reduced. .
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, various embodiments of a corrugated pipe joint according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
First embodiment
First, with reference to FIGS. 1-4, 1st Embodiment of the coupling for corrugated pipes according to this invention is described. 1 is a cross-sectional view of the upper half of the first embodiment of the corrugated pipe according to the present invention, FIG. 2 is a half cross-sectional view showing the retainer of the corrugated pipe joint of FIG. 1, and FIG. FIG. 4 is a cross-sectional view showing the upper half of the corrugated pipe joint in which a part of the corrugated pipe is inserted, and FIG. 4 is a partial cross-sectional view showing a part of the corrugated pipe joint of FIG. is there.
[0017]
Referring to FIG. 1, the corrugated pipe joint according to the first embodiment includes a joint body 2, a fastening member 4 screwed into the joint body 2, and a retainer 6 attached to the joint body 2. ing. A through hole 8 extending in the axial direction (left and right direction in FIG. 1) is formed at one end side (left end side in FIG. 1) of the joint body 2, and the axis line is formed at the other end side (right end side in FIG. 1). A connecting hole 10 extending in the direction is formed, and the through hole 8 and the connecting hole 10 communicate with each other. In the joint body 2, an annular shoulder 12 is provided at the back of the connection hole 10, and the shoulder 12 is provided on the fastening member 4 side, that is, toward the right side in FIG. 1. The shoulder 12 is provided with an accommodation recess 14, and a ring-shaped heat-resistant gasket 16 is attached to the accommodation recess 14. The heat-resistant gasket 16 is connected to the tip of the corrugated pipe 18, the joint body 2, and the like as described later. Seal between. An annular protrusion 20 that extends in the axial direction toward the fastening member 4 is integrally provided on the inner peripheral portion of the shoulder portion 12, and the annular protrusion 20 is one end of the corrugated pipe 18 to be inserted. It acts on the inner peripheral surface of the part and holds it concentrically.
[0018]
The connection hole 10 of the joint body 2 is provided with a fitting inner surface 22 adjacent to the shoulder 12. The inner surface of the fitting inner surface 22 is gradually reduced in a taper shape in the insertion direction of the corrugated pipe 18 indicated by an arrow 23. An annular recess 24 is provided adjacent to the right side of the fitting inner surface 22. Further, an annular protrusion 26 is provided adjacent to the right side of the annular recess 24. The annular protrusion 26 protrudes inward in the radial direction, and the inner surface (left surface in FIG. 1) of the tip end portion extends in a tapered manner in the radially outward direction toward the annular recess 24 side. An internal thread portion 28 is provided adjacent to the right side of the annular protrusion 26, and the internal thread portion 28 is provided to the other end of the joint body 2. In addition, the outer peripheral part 29 of the intermediate part of the coupling main body 2 is formed in hexagon shape, and the external thread part 30 is provided in the outer peripheral surface of the one end part. In this embodiment, an annular mounting recess 31 is further provided in the axial direction intermediate portion of the annular recess 24 of the joint body 2, and an elastic ring 33 as an annular elastic member is attached to the annular mounting recess 31. The elastic ring 33 can be formed from, for example, hard synthetic rubber. Such a joint body 2 is formed of a metal material such as brass, for example.
[0019]
The retainer 6 is mounted in advance in the connection hole 10 of the joint body 2. Referring also to FIG. 2, the retainer 6 includes a base portion 32 that is annularly continuous, and a plurality of (one end portion of the annular base portion 32 (the left end portion in FIG. 1) provided at intervals in the circumferential direction. 6) in the illustrated form, and a slit 35 extending in the axial direction is formed between the adjacent engaging claws 34. Each engaging claw portion 34 has a claw 36 extending in the axial direction from one end of the base portion 32 and protruding radially inward at a tip portion thereof. The circle defined by the tips of the claws 36 of the engaging claws 34 is set smaller than the outer diameter of the peak portion 18a of the corrugated pipe 18 to be inserted and larger than the outer diameter of the valley portion 18b. Since the engaging claw part 34 is separated by the slit 35, the engaging claw part 34 expands radially outward with its base part, that is, the connection part with the base part 32 as a fulcrum. Can be reduced.
[0020]
Such a retainer 6 can be formed of, for example, a metal material such as brass, a synthetic resin material, or the like, and is formed of a composite material in which the engaging claw portion 34 is a metal material and the base portion 32 is a synthetic resin material. You can also
The retainer 6 is attached to the joint body 2 as shown in FIG. At the other end of the base portion 32 of the retainer 6, an annular engagement protrusion 38 that protrudes radially outward is integrally provided. The retainer 6 is detachably mounted on the joint body 2 by inserting the retainer 6 into the connection hole 10 of the joint body 2 and bringing the engagement protrusion 38 of the base portion 32 into contact with the annular protrusion 26. In the mounted state of the retainer 6, as shown in FIG. 1, the claw 36 of the engaging claw portion 34 of the retainer 6 is positioned radially inward facing the annular recess 24 of the joint body 2. Movement outward in the direction is allowed, and the engaging claw portion 34 can be expanded. Further, the elastic ring 33 attached to the joint body 2 is located on the radially outer side of the engaging claw portions 34, and acts on the outer peripheral surfaces of the engaging claw portions 34 when the engaging claw portions 34 are expanded (see FIG. 3). . In addition, since the inner surface of the tip end portion of the annular protrusion 26 of the joint body 2 is formed in a tapered shape, a larger expansion of the engaging claw portion 34 is allowed. In this embodiment, the joint body 2 is provided with the annular recess 24 to allow the engaging claw 34 of the retainer 6 to expand. However, in order to provide the same function as the annular recess 24, the connection of the joint body 2 is possible. It is also possible to increase the inner diameter of the hole 10 over its entire length.
[0021]
In this embodiment, the tip surface of the annular protrusion 26 is formed in a short cylindrical shape. With this configuration, the outer peripheral surface of the base portion 32 of the retainer 6 is mounted on the peripheral surface of the tip surface 40, and both peripheral surfaces are in contact with each other over a predetermined range in the axial direction. 10 can be held concentrically.
[0022]
In this retainer 6, since the annular engagement protrusion 38 abuts against the annular protrusion 26 of the joint body 2, a small pressing force (for example, a force acting when the fastening member 4 is tightened by hand, or the corrugated pipe 18 is used. The force does not disengage from the joint body 2 even when a force is applied, but it acts when a large pressing force (for example, the tightening member 4 is tightened using a tightening tool). When the force (2) is applied, the annular engaging protrusion 38 of the retainer 6 is elastically deformed (or plastically deformed) to get over the annular protrusion 26 of the joint body 2 and to escape from the joint body 2 by overcoming it. If there is a possibility that the engaging projection 38 gets over the annular projection 26 of the joint body 2 with a small pressing force, the base portion 32 of the retainer 6 is not detached with a small pressing force, for example, by an adhesive or press-fitting. It can be fixed to the annular protrusion 26. On the other hand, when it is easy to get over the annular protrusion 26 of the engaging protrusion 38, for example, the engaging protrusion 38 can be provided with a tapered surface inclined inward in the radial direction toward the insertion direction indicated by the arrow 23. .
[0023]
Referring to FIG. 1 again, the fastening member 4 is made of, for example, a nut, and a through-hole 42 extending through the fastening member 4 in the axial direction (left-right direction in FIG. 1) is formed in the fastening member 4. The corrugated pipe 18 to be connected is inserted into the connection hole 10 of the joint body 2 through the through hole 42. A male screw portion 44 is provided on the outer peripheral surface in the vicinity of one end of the tightening member 4. The male threaded portion 44 of the tightening member 4 is screwed into the female threaded portion 28 of the joint body 2, and the joint body 2 and the tightening member 4 are threaded together. In addition, a pressing portion 46 that extends in the axial direction toward the joint body 2 is provided at one end of the tightening member 4. In this embodiment, the pressing portion 46 is provided in an annular shape, but a plurality of pressing portions 46 may be provided at intervals in the circumferential direction. The pressing portion 46 is provided corresponding to the base portion 32 of the retainer 6, and acts on the end surface of the base portion 32 of the retainer 6 when the tightening member 4 is tightened as described later. In this embodiment, an annular protrusion 47 protruding in the axial direction is provided on the inner peripheral portion of the front end surface of the pressing portion 46, and the annular protrusion 47 holds the retainer 6 concentrically with respect to the fastening member 4. To act.
[0024]
The outer peripheral surface of the other end 49 of the tightening member 4 is formed in a hexagonal shape, and an annular recess is formed on the inner surface side of the hexagonal end of the tightening member 4. A sealing member 48 is attached. The permselective seal member 48 is made of, for example, porous polyethylene, and prevents water or the like from entering the inside of the joint from the outside. However, when gas leaks from the seal portion inside the joint, or protection is provided. When the gas leaks from between the tube 54 and the corrugated pipe 18, the leaked gas is allowed to permeate the seal member 48 and leak to the outside. The latter leak occurs when a hole is formed in a part of the corrugated pipe 18 or the like. By confirming that there is no leak outside from this leak portion by means of leak detection such as application of soapy water or a gas detector, the soundness of the piping system can be confirmed. Further, an annular recess 50 is formed on the inner peripheral surface of the other end 49 of the fastening member 4, and an annular seal 52 having a substantially T-shaped cross section is attached to the annular recess 50. The annular seal 52 seals between the protective tube 54 that covers the corrugated pipe 18 and the fastening member 4. The fastening member 4 is made of brass, for example.
[0025]
Next, with reference to FIG.1, FIG3 and FIG.4, the connection method of the corrugated pipe | tube 18 using the coupling for corrugated pipes mentioned above is demonstrated. As shown in FIG. 1, the corrugated pipe 18 is formed in a wave shape, and crests 18 a and troughs 18 b are alternately provided and covered with a protective tube 54 made of synthetic resin over the entire length thereof. When connecting the corrugated pipe 18, first, a part of the protective tube 54 covering one end of the corrugated pipe 18 is removed, and several peaks, for example, 4 to 6 peaks are exposed from one end of the corrugated pipe 18. Further, the joint main body 2 and the tightening member 4 are screwed in advance. In this embodiment, since the retainer 6 is mounted on the joint main body 2, it is not necessary to hold the fastening member 4 and the joint main body 2 in a predetermined positional relationship. There is no need for a spacer for holding the substrate.
[0026]
Next, in a screwed state of the joint body 2 and the fastening member 4, one end portion of the corrugated pipe 18 (the end portion from which the protective tube 54 has been removed) passes through the through hole 42 of the fastening member 4, and an arrow to the left in FIG. Insert in the direction indicated by 23. When inserted, as shown in FIG. 3, when the crests 18a of the corrugated pipe 18 pass through the claw 36 of the engagement claw 34 of the retainer 6, the engagement claw 34 expands and the crest Get over 18a. At this time, the elastic ring 33 positioned outside the engaging claw 34 is elastically deformed, and the engagement claw 34 is allowed to expand by elastically deforming. And when the trough part 18b of the corrugated pipe 18 passes the claw 36 of the engaging claw part 34, these engaging claw parts 34 contract and engage with this trough part 18b. At this time, the elastic ring 33 elastically deformed by the expansion of the engaging claw 34 returns to the original state, and the engaging claw 34 is reliably reduced by this elastic restoring action.
[0027]
In this embodiment, as shown in FIG. 1, the distance from the shoulder portion 12 of the joint body 2 to the claw 36 of the engaging claw portion 34 of the retainer 6 is set to the length of about one mountain of the corrugated pipe 18. Therefore, when the corrugated pipe 18 is inserted as described above, the first peak 18a from the tip of the corrugated pipe 18 passes through the claw 36 of the retainer 6, but the second peak 18a from the tip of the corrugated pipe 18 Since the tip of the tube 18 abuts against the shoulder 12 of the joint body 2, it cannot pass through the claw 36, and the claw 36 of the engaging claw 34 of the retainer 6 has a peak 18 a at the first peak from the tip. To the next valley 18b. As described above, the engagement claw portion 34 is configured to be engaged with the trough portion 18b of the first crest portion 18a from the front end of the corrugated tube 18, thereby providing an insertion confirmation function. That is, when the corrugated pipe 18 is inserted as required, the engaging claw 34 of the retainer 6 is engaged with the trough 18b of the corrugated pipe 18, and therefore the corrugated pipe 18 is pulled out even if it is to be pulled out. I can't. In particular, since the engaging claw 34 is contracted by the action of the elastic ring 33, the claw 36 of the engaging claw 34 is reliably engaged with the trough 18b of the corrugated pipe 18, and the above-described removal is prevented. On the other hand, when the corrugated pipe 18 is not inserted as required, the engaging claw 34 of the retainer 6 is not engaged with the valley 18b of the corrugated pipe 18, and therefore the corrugated pipe 18 is to be pulled out. Then, it can be easily pulled out. For this reason, the insertion of the corrugated pipe 18 can be confirmed depending on whether the corrugated pipe 18 can be pulled out. Further, in this way, by projecting one ridge of the corrugated pipe 18 from the engaging claw portion 34 of the retainer 6, the number of crushed ridges of the corrugated pipe 18 is reduced, and the axial length of the entire joint is reduced. be able to. In this embodiment, the distance from the shoulder portion 12 of the joint body 2 to the claw 36 of the engaging claw portion 34 of the retainer 6 is set to the length of about one mountain of the corrugated pipe 18. Can be set to a length of a plurality of ridges of the corrugated pipe 18, for example, 2-5 ridges, and the number of ridges corresponds to the number of crushed mountains.
[0028]
Thereafter, the tightening member 4 is tightened using a tightening tool (not shown). When the tightening member 4 is tightened using the tightening tool, the pressing portion 46 of the tightening member 4 comes into contact with the base portion 32 of the retainer 6, and a large pressing force acts by further tightening of the tightening member 4, so that the retainer. 6 is detached from the joint body 2. When the tightening member 4 is further tightened, the pressing portion 46 of the tightening member 4 moves the retainer 6 engaged with the valley portion 18b of the corrugated pipe 18 toward the shoulder portion 12 of the joint body 2, The outer peripheral portion of the front end of the engaging claw 36 of the retainer 6 is fitted into the fitting inner surface 22 of the joint body 2, and by this fitting, the expansion of the engaging claw 34 of the retainer 6 is surely prevented. The claw 36 of the joint claw portion 34 acts to bite into the valley portion 18b of the corrugated pipe 18, and reliably moves the peak portion 18a of the corrugated pipe 18 protruding from the retainer 6 toward the shoulder portion 12 of the joint body 2. be able to. As can be easily understood, the fitting inner surface 22 of the joint body 2 has its inner diameter gradually tapered in the axial direction, but this inner diameter may be the same size in the axial direction.
[0029]
When the tightening member 4 is tightened as required in this way, as shown in FIG. 4, the peak portion 18 a of the corrugated pipe 18 protruding from the engaging claw portion 34 of the retainer 6 is formed on the shoulder portion 12 and the retainer 6. The tip of the crushed crest 18a is pressed against the heat-resistant gasket 16 on the shoulder 12 of the joint body 2 and the heat-resistant gasket 16 is provided between the tip of the corrugated pipe 18 and the joint body 2. It is securely sealed.
[0030]
As described above, in a state where the joint body 2 and the tightening member 4 are screwed together, after inserting one end portion of the corrugated pipe 18 through the through hole 42 of the tightening member 4, the tightening member 4 is tightened. The corrugated pipe 18 can be connected by a simple operation of tightening using the.
[0031]
Second embodiment
Next, with reference to FIG.5 and FIG.6, 2nd Embodiment of the coupling for corrugated pipes according to this invention is described. FIG. 5 is a cross-sectional view of the upper half of the second embodiment of the corrugated pipe according to the present invention, and FIG. 6 is a half cross-sectional view showing the elastic sleeve of the corrugated pipe joint of FIG. In the following description, substantially the same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
[0032]
5 and 6, in this embodiment, the annular elastic member is composed of an elastic sleeve 62. The illustrated elastic sleeve 62 has an annular mounting portion 64, and a plurality of (10 in this embodiment) action piece portions 66 are provided at one end of the annular mounting portion 64 at intervals in the circumferential direction. The action piece portion 66 extends in the axial direction. The elastic sleeve 62 can be formed from, for example, a synthetic resin.
[0033]
As shown in FIG. 5, the elastic sleeve 62 is mounted in the connection hole 10 of the joint body 2A. In this embodiment, the fitting inner surface 22 of the joint body 2A is positioned on the back side in the insertion direction indicated by the arrow 23 (positioned adjacent to the housing recess 14) and on the front side in the insertion direction (annular) An attachment portion 64 of an elastic sleeve 62 is attached to the cylindrical inner surface of the fitting inner surface 22 by means such as press fitting, for example. Thus, in the state where the elastic sleeve 62 is mounted, the distal end portion of the action piece portion 66 extends into the annular recess 24 of the joint body 2A, and the radii of the plurality of engaging claws 34 of the retainer 6 mounted on the joint body 2A. Located outside in the direction. Other configurations of the second embodiment are substantially the same as those of the first embodiment.
[0034]
In this second embodiment, when one end of the corrugated tube 18 (the end from which the protective tube 54 has been removed) is inserted in the direction indicated by the arrow 23 through the through hole 42 of the tightening member 4, When 18a passes the claw 36 of the engaging claw part 34 of the retainer 6, these engaging claw parts 34 expand and get over the mountain part 18a. At this time, the action piece portion 66 of the elastic sleeve 62 located outside the engagement claw portion 34 is elastically deformed radially outward, so that the engagement claw portion 34 is allowed to expand. And when the trough part 18b of the corrugated pipe 18 passes the claw 36 of the engaging claw part 34, these engaging claw parts 34 contract and engage with this trough part 18b. At this time, the action piece portion 66 of the elastic sleeve 62 elastically deformed by the expansion of the engagement claw portion 34 returns to the original state, and the engagement claw portion 34 is surely reduced by this elastic restoring action, and thus the above-described first portion. The same effects as those of the first embodiment are achieved.
[0035]
Third embodiment
Next, a third embodiment of the corrugated pipe joint according to the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 7 is a cross-sectional view of the upper half of the third embodiment of the corrugated tube according to the present invention.
In FIG. 7, in this embodiment, the annular elastic member is constituted by a coil spring 72. As is easily understood by comparing FIG. 1 and FIG. 7, the coil spring 72 is an annular mounting formed in the annular recess 24 of the joint body 2 in place of the elastic ring 33 in the first embodiment. Mounted in the recess 31. Other configurations of the third embodiment are substantially the same as those of the first embodiment.
[0036]
Also in the third embodiment, when the crest portion 18a of the corrugated pipe 18 passes through the claw 36 of the engagement claw portion 34 of the retainer 6, these engagement claw portions 34 are expanded so that the crest portion 18a is expanded. Get over. At this time, the coil spring 72 is elastically deformed radially outward, and the engagement claw 34 is allowed to expand. And when the trough part 18b of the corrugated pipe 18 passes the claw 36 of the engaging claw part 34, these engaging claw parts 34 contract and engage with this trough part 18b. At this time, the coil spring 72 elastically deformed by the expansion of the engaging claw 34 returns to its original state, and the engaging claw 34 is reliably reduced by this elastic restoring action, and thus the same effect as described above can be obtained. Achieved.
[0037]
The various embodiments of the corrugated pipe joint according to the present invention have been described above. However, the present invention is not limited to these embodiments, and various changes and modifications can be made without departing from the scope of the present invention. .
For example, in the illustrated embodiment, the base portion 32 of the retainer 6 is formed in a continuous annular shape, but is not limited thereto, and may be formed in a substantially C shape with a part cut away. When configured in this manner, the base portion itself can be expanded and contracted.
[0038]
In the illustrated embodiment, the retainer 6 attached to the joint body 2 (2A) is configured to be detached. Instead, when a large pressing force is applied to the retainer 6, a part of the base portion 32, For example, the base of the engaging protrusion 38 can be cut. Even if comprised in this way, the retainer 6 leaves | separates from the coupling main body 2 (2A), and is inserted in the fitting inner surface 22 of the coupling main body 2, and the corrugated fitting 18 can be connected similarly to having mentioned above.
[0039]
In the illustrated embodiment, the pressing portion 46 of the tightening member 4 acts on the base portion 32 of the retainer 6. Instead, the pressing portion 46 of the tightening member 4 is engaged with the retainer 6. It can be configured to act on the claw portion 34.
Furthermore, in the illustrated embodiment, the description has been made by applying the present invention to a configuration in which the retainer 6 is detachably attached to the joint body 2 (2A). However, the present invention is not limited to this, and the retainer rotates on the tightening member. The present invention can be similarly applied to a mode in which the retainer is moved in the axial direction together with the tightening member by freely mounting and tightening the tightening member.
[0040]
  According to the corrugated pipe joint of the first aspect of the present invention, since the annular elastic member mounted on the joint body acts on the plurality of engaging claws of the retainer, the plurality of engaging claws are reliably reduced. Engage with the trough of the corrugated tube. Also, the retainer base memberAnnular engagement protrusionThe fitting bodySo that it touches the annular projection ofBecause it is detachably mounted, the distance from the joint body shoulder to the retainer engaging claw is kept constant, and the corrugated protrusion protrudes from the retainer engaging claw substantially regardless of the position of the fastening member. The number of tubes can be made constant.Furthermore, since the outer peripheral surface of the base portion of the retainer is held by the peripheral surface of the annular protrusion of the joint body, the retainer can be held concentrically with respect to the connection hole of the joint body. Furthermore,Since the tightening member has a pressing portion that acts on the base portion of the retainer or the plurality of engaging claws, when the tightening member is tightened, the retainerThe annular engagement protrusion ofFitting bodyAnnular projectionCan be moved in the axial direction to be fitted into the fitting inner surface of the joint body, and the crest portion of the corrugated pipe can be crushed and connected to the joint body.
[0041]
According to the corrugated pipe joint of claim 2 of the present invention, when the one end portion of the elastic sleeve attached to the inner peripheral surface of the joint main body extends to the outer peripheral surface of the engaging claw portion of the retainer, The elastic sleeve acts on the plurality of engaging claws, and the elastic sleeve is elastically deformed, thereby allowing the plurality of engaging claws of the retainer to expand, and the elastic sleeve that is elastically deformed By returning to the original state, the expanded engagement claw portion can be reliably reduced.
[0042]
According to the corrugated tube of claim 3 of the present invention, the elastic ring or coil spring as the annular elastic member is elastically deformed to allow the plurality of engaging claws of the retainer to be expanded and elastic. By returning the deformed elastic ring or coil spring to the original state, the expanded engagement claw portion can be reliably reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an upper half of a first embodiment of a corrugated pipe joint according to the present invention.
FIG. 2 is a half sectional view showing a retainer of the corrugated pipe joint of FIG.
3 is a cross-sectional view showing the upper half of a state when a part of the corrugated pipe is inserted into the corrugated pipe joint of FIG. 1. FIG.
4 is a partial cross-sectional view showing a part of a state in which a corrugated pipe is connected in the corrugated pipe joint of FIG. 1;
FIG. 5 is a cross-sectional view of the upper half of the second embodiment of the corrugated pipe joint according to the present invention.
6 is a half sectional view showing an elastic sleeve of the corrugated pipe joint of FIG. 5;
FIG. 7 is a cross-sectional view of the upper half of the third embodiment of the corrugated pipe joint according to the present invention.
[Explanation of symbols]
2,2A Fitting body
4 Tightening member
6 Retainer
10 Connection hole
12 shoulder
18 Corrugated tube
18a Yamabe
18b Tanibe
22 Inner surface
24 annular recess
26 Annular projection
28 Female thread
32 Base part
33 Elastic ring
34 engaging claw
36 nails
38 engagement protrusion
42 Through hole
44 Male thread
46 Pressing part
62 Elastic sleeve
72 Coil spring

Claims

軸線方向に延びる接続孔を有する継手本体と、軸線方向に延びる貫通孔を有する締付部材と、前記締付部材の前記貫通孔を通して挿入されるコルゲート管に係合するリテーナとを具備し、前記継手本体と前記締付部材とが相互に螺合されるコルゲート管用継手であって、
前記リテーナは、ベース部と、前記ベース部の一端部に周方向に間隔をおいて設けられた複数個の係合爪部とを有し、前記複数個の係合爪部は拡開、縮小自在であり、
前記継手本体には、前記リテーナの前記複数個の係合爪部に対応して環状弾性部材が設けられ、前記環状弾性部材は、弾性変形して前記複数個の係合爪部の拡開を許容し、
前記締付部材は、前記リテーナの前記ベース部又は前記複数個の係合爪部に作用する押圧部を有し、
前記継手本体は、更に、前記締付部材側に向いた肩部と、前記肩部に隣接して設けられた、前記リテーナの前記複数個の係合爪部が嵌まり込む嵌合内面と、前記嵌合内面の前記締付部材側に設けられた環状突起とを有し、
前記リテーナには、更に、前記ベース部に半径方向外方に突出する環状係合突部が設けられ、
前記リテーナは、前記ベース部の前記環状係合突部が前記継手本体の前記環状突起に当接し且つ前記ベース部の外周面が前記環状突起の周面に保持されるように前記継手本体の前記接続孔に離脱自在に装着され、この装着状態において、前記複数個の係合爪部は前記環状弾性部材の半径方向内側に位置し、
前記コルゲート管を前記締付部材の前記貫通孔を通して挿入すると、前記リテーナの前記複数個の係合爪部は、拡開して前記コルゲート管の山部を乗越え、前記環状弾性部材の弾性復元作用によって、縮小して前記コルゲート管の谷部に係合し、
前記締付部材を締め付けると、前記締付部材の前記押圧部が前記リテーナの前記ベース部又は前記複数個の係合爪部に作用し、これによって、前記リテーナの前記環状係合突部は前記継手本体の前記環状突起から離脱し、前記継手本体に対して相対的に軸線方向に移動して前記嵌合内面に嵌入されることを特徴とするコルゲート管用継手。A joint body having a connecting hole extending in the axial direction; a fastening member having a through hole extending in the axial direction; and a retainer engaged with a corrugated pipe inserted through the through hole of the fastening member, A joint for a corrugated pipe in which a joint body and the fastening member are screwed together,
The retainer includes a base portion and a plurality of engaging claw portions provided at one end portion of the base portion at circumferential intervals, and the plurality of engaging claw portions are expanded and contracted. Is free,
The joint body is provided with an annular elastic member corresponding to the plurality of engaging claws of the retainer, and the annular elastic member is elastically deformed to expand the plurality of engaging claws. Allow,
The tightening member has a pressing portion that acts on the base portion or the plurality of engaging claws of the retainer,
The joint body further includes a shoulder portion facing the tightening member, a fitting inner surface provided adjacent to the shoulder portion and into which the plurality of engagement claws of the retainer are fitted , An annular protrusion provided on the fastening member side of the fitting inner surface ,
The retainer is further provided with an annular engagement protrusion that protrudes radially outward from the base part,
The retainer is configured so that the annular engagement protrusion of the base portion abuts on the annular protrusion of the joint body, and the outer peripheral surface of the base portion is held by the peripheral surface of the annular protrusion. The connecting hole is detachably mounted, and in the mounted state, the plurality of engaging claws are located on the radially inner side of the annular elastic member,
When the corrugated tube is inserted through the through-hole of the tightening member, the plurality of engaging claws of the retainer expands and climbs over the ridges of the corrugated tube, and the elastic restoring action of the annular elastic member By contracting and engaging the valley of the corrugated tube,
When the tightening member is tightened, the pressing portion of the tightening member acts on the base portion or the plurality of engaging claws of the retainer , whereby the annular engaging protrusion of the retainer is A corrugated joint for a corrugated pipe, which is separated from the annular protrusion of the joint body, moves relative to the joint body in the axial direction, and is fitted into the fitting inner surface.

前記環状弾性部材は、前記継手本体の内周面に装着された弾性スリーブから構成され、前記弾性スリーブが、前記継手本体の前記環状突起に装着された前記リテーナの前記複数個の係合爪部の外周面まで延びていることを特徴とする請求項１に記載のコルゲート管用継手。The annular elastic member is composed of an elastic sleeve attached to the inner peripheral surface of the joint body, and the elastic sleeve is the plurality of engaging claws of the retainer attached to the annular protrusion of the joint body. The corrugated pipe joint according to claim 1, wherein the corrugated pipe joint extends to the outer peripheral surface of the corrugated pipe.

前記継手本体の内周面には、前記継手本体の前記環状突起に装着された前記リテーナの前記複数個の係合爪部に対応して環状取付凹部が設けられ、前記環状弾性部材は弾性リング又はコイルばねから構成され、前記弾性リング又はコイルばねが前記環状凹部に取り付けられていることを特徴とする請求項１に記載のコルゲート管用継手。An annular mounting recess is provided on the inner peripheral surface of the joint body corresponding to the plurality of engaging claws of the retainer attached to the annular protrusion of the joint body, and the annular elastic member is an elastic ring. Or it is comprised from a coil spring and the said elastic ring or coil spring is attached to the said annular recessed part, The coupling for corrugated pipes of Claim 1 characterized by the above-mentioned.